JPH1053676A - 低溶出性成形品 - Google Patents

低溶出性成形品

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JPH1053676A
JPH1053676A JP22758396A JP22758396A JPH1053676A JP H1053676 A JPH1053676 A JP H1053676A JP 22758396 A JP22758396 A JP 22758396A JP 22758396 A JP22758396 A JP 22758396A JP H1053676 A JPH1053676 A JP H1053676A
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JP
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polypropylene
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group
weight
compound
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JP22758396A
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English (en)
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Hirohisa Ishii
弘久 石井
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透明性に優れ、低溶出性の結晶性ポリプロピレ
ン若しくは結晶性ポリオレフィン系組成物の容器等の成
形品にを提供する。 【解決手段】 基材樹脂(A)としてポリプロピレン重
合体若しくはプロピレンとα-オレフィンとのランダム
共重合体であって結晶融点(Tm)120〜165℃の
ポリプロピレン系重合体100重量部に対し、下記化学
式で示されるフォスフェート系化合物(B)および下
記化学式で示されるリチウムアルミニウム複合水酸化
物塩(C)をそれぞれ0.01〜1重量部配合してなる
MFR(230℃;21.18N)が0.1〜60g/10minのポ
リプロピレン系組成物(D)を用いて成形することを特
徴とする低溶出性成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明性に優れ、低溶
出性の結晶性ポリプロピレン若しくは結晶性ポリオレフ
ィン系組成物の容器等の成形品に関する。詳しくはプロ
ピレン系重合体に特定の構造を有するフォスフェート系
化合物およびリチウムアルミニウム複合水酸化物塩をそ
れぞれ特定量配合してなる透明性に極めて優れ、臭気を
伴わず良好な成形性、光沢感を備えると共に溶出性が改
良された射出成形品及び中空成形品に関する。
【従来の技術】
【0002】ポリプロピレン製の中空容器は剛性、衝撃
性及び耐薬品性等の種々の優れた特性を有するので射出
成形品、中空成形品、フィルム、シート繊維など各種の
用途に使用されている。しかしながら結晶性ポリプロピ
レンは優れた機械的性質を有する反面、該結晶性ポリプ
ロピレンの高結晶性に起因して透明性の点で用途に制限
を受けるといった問題を残していた。特に食品容器、化
粧品容器、医薬品容器等の分野に於いては内容物の確認
のみならず安全性の面からもこれらの特性は必須となっ
ている。このため、従来から結晶性ポリプロピレンの透
明性を改善する目的で、各種の造核剤すなわち安息香酸
ナトリウム、一塩基性4-t-ブチル安息香酸アルミニウム
塩、アジピン酸ナトリウムなどのカルボン酸金属塩、ナ
トリウム-ビス(4-t-ブチルフェニル)フォスフェー
ト、ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチル
フェニル)フォスフェートなどの酸性リン酸エステル金
属塩、1・3,2・4-ジベンジリデンソルビトール、1・3,2・4-
ビス(4-メチルベンジリデン)ソルビトールなどの多価
アルコール誘導体などが用いられている。
【0003】これらの化合物の中でも、特開昭58−1736
号公報、特開昭59−184252号公報などに記載されたアル
キリデンビスフェノール類の環状リン酸エステルの金属
塩はその効果が大きく、かつベンズアルデヒド臭の如き
臭気も発生しないので広く用いられている。
【0004】また、これらのアルキリデンビスフェノー
ル類の環状リン酸エステルの金属塩化合物もしくはその
誘導体と他の金属化合物とを併用することによってその
効果の改善を図ろうとする試みも行われており、たとえ
ば、特開昭63−69853号公報には、芳香族リン酸金属塩
系増核剤とステアリン酸カルシウムなどのアルカリ土類
金属カルボン酸塩とを併用した場合の剛性の低下を防止
するために、アルカリ土類金属カルボン酸塩に代えてハ
イドロタルサイト類またはアルカリ金属カルボン酸塩を
用いる方法が提案され、本出願人の出願にかかわる特開
平1−129050号公報および特開平1−129051号公報には
環状有機リン酸エステル金属塩と脂肪族カルボン酸の周
期律表第II族金属塩とを併用する方法が提案されてい
る。また、特開平3−79649号公報および特開平3−813
68号公報には酸性有機リン酸エステル化合物と脂肪族カ
ルボン酸金属塩を併用する方法が提案され、該公報に
は、付加的成分として中和剤、充填剤などを添加するこ
とができると記載されている。さらに、特開平3−4343
7号公報には環状ジアリールホスフェート金属塩を用い
た場合における放射線照射後の熱水浸漬時のPHの低下
を防止するために、アルカリ金属、アルカリ土類または
アルミニウム族金属の水酸化物を併用することが提案さ
れている。
【0005】しかしながら、これらの組み合わせによる
改善効果は、実用上はいまだ満足できるものではなく、
特に、結晶性ポリプロピレンの透明性の改善という観点
からは更に改良が求められていた。
【0006】さらに、本出願人は高剛性プロピレン系重
合体の剛性および耐熱剛性を改良するために、特開平1
−101356号公報、特開平1−104638号公報、特開平1−
104639号公報および特開平1−104647号公報において、
芳香族リン酸ジエステルの一塩基性アルミニウム塩を用
いることを提案し、またこれら公報の比較例には環状芳
香族リン酸ジエステルの一塩基性アルミニウム塩を用い
た組成物が記載されている。しかしながら、これらのよ
うな2種の一塩基性アルミニウム塩をそれぞれ用いた場
合には透明性改良効果はほとんど認められず、このよう
な一塩基性多価金属塩化合物は結晶性ポリプロピレンの
透明性改善効果には効果が乏しいものと考えられてい
た。
【0007】このため、特開平5−140466号公報、特開
平5−156078号公報および特開平7−48473号公報には
結晶性ポリオレフィンなどの結晶性合成樹脂に、アルカ
リ金属有機カルボン酸塩、アルカリ金属β-ジケトナー
トもしくはアルカリ金属β-ケト酢酸エステル塩ならび
に環状有機リン酸エステル多価金属塩もしくは環状有機
リン酸エステル塩基性多価金属塩を添加することによ
り、該樹脂の透明性を大幅に改善し、しかも機械的強度
をも増大させた結晶性合成樹脂組成物が提案されてお
り、該公報には該結晶性合成樹脂組成物には、必要に応
じてハイドロタルサイト類を加えることができると記載
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら造核剤を
用いると透明性及び光沢に優れたポリプロピレン樹脂の
成形品が得られるが造核剤を添加することには下記の諸
問題が伴う: ◆造核剤等の添加剤には成形条件に曝されると極めて不
快な臭気を発するものが散見される。 ◆造核剤の種類によってはブルーミングの発生が見られ
る。 これらの臭気及びブルーミング物は水若しくは熱水等に
移行若しくは溶出するため容器類では好まれない。特に
医薬品類及び食品関係ではこれらの問題が解決されなけ
れば実用化できるレベルに達したとは言えない状況とな
っていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は特開平5−14
0466号公報、特開平5−156078号公報および特開平7−
48473号公報に提案された結晶性合成樹脂組成物に満足
することなく、さらに透明性の改善された成形品を与え
る結晶性ポリプロピレン組成物を得るべく鋭意研究した
結果、結晶性ポリプロピレンに特定の構造を有するフォ
スフェート系化合物およびリチウムアルミニウム複合水
酸化物塩をそれぞれ特定量配合してなる結晶性ポリオレ
フィン組成物から成形された容器等の成形品は透明性に
優れ、不快な臭気及び溶出性が少なく、成形性に優れた
射出成形品及び中空成形品が得られることを見いだし、
それに基づいて本発明を完成した。すなわち本発明は下
記の「基本構成」及び「改良構成」に要約される。
【0010】[基本構成]基材樹脂(A)としてポリプ
ロピレン重合体若しくはプロピレンとα-オレフィンと
の共重合体であって結晶融点(Tm)120〜165℃
のポリプロピレン系重合体100重量部に対し、下記化
学式で示されるフォスフェート系化合物(以下化合物
Bと略す)および下記化学式で示されるリチウムアル
ミニウム複合水酸化物塩(以下化合物Cと略す)をそれ
ぞれ0.01〜1重量部配合してなるMFR(230℃;
21.18N)が0.1〜60g/10minのポリプロピレン系組成
物(D)を用いて成形することを特徴とする低溶出性成
形品。
【0011】
【化2】
【0012】 [Al2Li(OH)6]hE・kH2O 化学式 (ただし、式中Rは炭素数1〜4のアルキリデン基を、
Ar1およびAr2はアリーレン基もしくはアルキルアリー
レン基を、Mは周期律表第II族〜第IV族の金属原子をそ
れぞれ示し、Mが周期律表第II族の金属原子を示す場合
には、mは2を、nは0をそれぞれ示し、Mが周期律表
第III族の金属原子を示す場合には、mは3を、nは0
をそれぞれ示すか、またはmは2を、nは1を、もしく
はmは1を、nは2を、XはOHをそれぞれ示し、Mが
周期律表第IV族の金属原子を示す場合には、mは2を、
nは1を、Xは=Oもしくは(OH)2をそれぞれ示す。
また、Eは無機または有機のアニオンを、hはアニオン
Eの価数を、kは3以下の正数もしくは0をそれぞれ示
す。)
【0013】「改良構成1」基本構成に記載されたポリ
プロピレン系組成物(D)100重量%に直鎖状低密度
ポリエチレン15〜0.1重量%若しくは低密度ポリエ
チレンまたは高密度ポリエチレン2〜0.1重量%を配
合してなるオレフィン重合体組成物(E)を用いて成形
することを特徴とする低溶出性成形品。
【0014】「改良構成2」「基本構成」若しくは「改
良構成1」に示された結晶性ポリプロピレン系組成物
(D)若しくはポリオレフィン組成物(E)のMFR
(230℃;21.18N)が3〜60g/10minの材料を射出成
形してなることを特徴とする低溶出性容器。
【0015】「改良構成3」「基本構成」若しくは「改
良構成1」に示された結晶性ポリプロピレン系組成物
(D)若しくはポリオレフィン組成物(E)のMFR
(230℃;21.18N)が0.1〜5g/10minの材料を中空
成形してなることを特徴とする低溶出性容器。
【0016】
【発明の実施形態】本発明で基材樹脂として用いられる
ポリプロピレン系重合体とはプロピレンの単独重合体、
若しくはプロピレンを主成分とするエチレン、更には1-
ブテン及び又は1-ヘキセン等を共重合成分として含有す
る2元系以上のポリプロピレン系共重合体である。この
ポリプロピレン系重合体のMFR(230℃;21.18N)
が0.1〜60g/10min、好ましくは0.3〜50g/1
0minであり、MFRがこれらの範囲を外れた材料は成形
性若しくは衝撃性等が低下するなどの問題がある。な
お、射出成形では3〜60g/10min、好ましくは5〜5
0g/10minが好適である。また、中空成形に於いては0.
1〜5g/10min、好ましくは0.3〜3g/10minが好適で
ある。このポリプロピレン系重合体とは具体的には、結
晶融点(Tm)が165〜120℃のホモポリプロピレ
ン若しくはプロピレンとα-オレフィンとのランダム共
重合体と称されるものである。その中でも好ましいもの
は結晶融点(Tm)が160℃〜125℃、特に好まし
くは155℃〜130℃のプロピレン−α-オレフィン
ランダム共重合体等である。結晶融点(Tm)が120
℃を下回る材料では剛性、若しくは耐熱形状保持性が低
下し容器等の成形品には適さない。また、本発明のポリ
プロピレン系重合体は結晶融点(Tm)が異なる2種類
以上のポリプロピレン系重合体を配合した組成物でもよ
い。
【0017】このホモポリプロピレンあるいはプロピレ
ンとα-オレフィンとからなる特定のポリプロピレン系
共重合体はプロピレンの単独重合、若しくは主モノマー
であるプロピレンとコモノマーであるα-オレフィンと
をランダムに共重合させる際に例えば、チグラー・ナッ
タ系触媒の様な配位化合物触媒系、公知の還元型又は担
持型等の高活性触媒を用いて比較的高い水素濃度、比較
的低い温度条件における溶液重合又は気相重合等の重合
方式を採用して得ることができる。
【0018】本発明のポリプロピレン系重合体に配合さ
れるフォスフェート系化合物(化合物B)としては前記
一般式(1)において、Rで示される炭素数1〜4のアル
キリデン基としては、メチレン、エチリデン、プロピリ
デン、ブチリデンなどがあげられ、Ar1およびAr2で示
されるアリーレン基もしくはアルキルアリーレン基とし
ては、フェニレン、アルキルフェニレン(アルキル基と
しては、メチル、エチル、プロピル、i-プロピル、ブチ
ル、S-ブチル、t-ブチル、アミル、t-アミル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、i-オクチル、t-オクチル、2-
エチルヘキシル、ノニル、i-ノニル、デシル、i-デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、t-ドデシル)などがあげら
れる。また、Mで示される周期律表第II族〜第IV族の金
属原子としては、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、バリウム、亜鉛、アルミニウム、ガリウム、ゲ
ルマニウム、錫、チタン、ジルコニウム、ハフニウムな
どがあげられ、特にアルミニウムが好ましい。
【0019】従って、化合物(B)としては、カルシウ
ム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フ
ォスフェート、マグネシウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6
-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、ジンク-2,2'-
メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェ
ート、アルミニウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブ
チルフェニル)フォスフェート、カルシウム-2,2'-メチ
レン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェ
ート、カルシウム-2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブ
チルフェニル)フォスフェート、アルミニウムヒドロオ
キシ-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)
フォスフェート、チタンジヒドロオキシ-2,2'-メチレン
-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、チ
ンジヒドロオキシ-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチ
ルフェニル)フォスフェート、ジルコニウムオキシ-2,
2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォス
フェート、アルミニウムヒドロオキシ-2,2'-メチレン-
ビス(4-メチル-6-t-ブチルフェニル)フォスフェー
ト、アルミニウムヒドロオキシ-2,2'-エチリデン-ビス
(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、アルミ
ニウムジヒドロオキシ-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-
ブチルフェニル)フォスフェート、アルミニウムジヒド
ロオキシ-2,2'-メチレン-ビス(4-メチル-6-t-ブチルフ
ェニル)フォスフェートおよびアルミニウムジヒドロオ
キシ-2,2'-エチリデン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニ
ル)フォスフェートなどを例示でき、特にカルシウム-
2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォ
スフェート、アルミニウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-
ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート、アルミニウム
ヒドロオキシ-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフ
ェニル)フォスフェート、アルミニウムジヒドロオキシ
-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォ
スフェートが好ましい。
【0020】化合物Bは前記特開平5−140466号公報、
特開平5−156078号公報もしくは特開平7−48473号公
報に記載の製造方法によって得ることができる。すなわ
ち、オキシ塩化リンと2,2'-アルキリデンビスフェノー
ルとを反応させたのち、多価金属の酸化物、水酸化物と
反応させるか、もしくは、アルカリ金属塩としたのち、
上記多価金属のハロゲン化物と反応させることにより、
または、酸性環状有機リン酸エステルのアルカリ金属塩
と多価金属ハロゲン化物もしくは(水)酸化多価金属ハ
ロゲン化物とを反応させ、その後必要に応じて加水分解
する方法、酸性環状有機リン酸エステルと多価金属アル
コキサイドを反応させ、その後必要に応じて加水分解す
る方法などにより容易に製造することができる。また、
化合物Bは、その粒径についても特に制限を受けず、た
とえば、平均粒径0.01〜50μmのものを用いることがで
きるが、均一な分散を図るためには、平均粒径が10μm
以下、特に3μm以下の微粒子に粉砕して用いることが
好ましい。該化合物Bの単独使用はもちろんのこと、2
種以上の化合物Bを併用することもできる。該化合物B
の配合割合は、基材樹脂(A)100重量部に対して0.01
〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量部である。0.01
重量部未満の配合では透明性の改善効果が充分に発揮さ
れず、また1重量部を超えても構わないが、それ以上の
透明性の改善効果が期待できず実際的でないばかりでな
くまた不経済である。
【0021】本発明で用いられる化合物Cは前記化学式
で示される通り、化学量論的にほぼ一定の組成を示
す。化合物Cの無機または有機のアニオンとしては、炭
酸、硫酸、塩素のオキシ酸(たとえば過塩素酸)、リン
のオキシ酸(たとえばリン酸、亜リン酸、メタリン酸、
フォスフォン酸、亜フォスフォン酸、フォスフィン酸、
亜フォスフィン酸)などの1種または2種以上の組み合
わせが好ましいが、酢酸、プロピオン酸、アジピン酸、
安息香酸、フタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、コハク酸、p-オキシ安息香酸、サリチル酸、ピク
リン酸などを挙げることができる。特にアニオンとして
は炭酸が好ましい。炭酸塩型の化合物Cは前記特開平5
−179052号公報に記載の製造方法によって得ることがで
きる。すなわち、水溶性リチウム塩もしくは水酸化リチ
ウムと水溶性アルミニウム塩とを、水溶性炭酸塩および
アルカリの存在下に反応させることにより得られる。水
溶性リチウム塩としては、塩化リチウム、硝酸リチウ
ム、硫酸リチウム、炭酸リチウムなどを挙げることがで
きる。水溶性アルミニウム塩としては、塩化アルミニウ
ム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウムなどを挙げる
ことができる。また、水溶性炭酸塩としては、炭酸ナト
リウムが一般的に使用され、アルカリとしては水酸化ナ
トリウムが一般的に使用されるが、水酸化リチウムを使
用するときにはもちろん水酸化ナトリウムの添加は省略
してよい。これらの各成分は、Al/Liの原子比が約2
となるように、またCO3/Liのモル比が0.5以上とな
るように用いるのがよい。これら化合物Cの単独使用は
もちろんのこと、2種以上の化合物Cを併用することも
できる。該化合物Cの配合割合は、基材樹脂(A)100
重量部に対して0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5
重量部である。0.01重量部未満の配合では透明性の改善
効果が充分に発揮されず、また1重量部を超えても構わ
ないが、それ以上の透明性の改善効果が期待できず実際
的でないばかりでなくまた不経済である。
【0022】本発明に使用する直鎖状低密度ポリエチレ
ンは、当業者が(Linear Low DensityPolyethylene:LLD
PE)と称するものをいい、エチレンを主成分としブテン
ー1、ヘキセンー1などのα-オレフィンをチーグラー
・ナッタ触媒などを用い共重合させたポリエチレン共重
合体であり、なかでも密度0.915〜0.935g/cm3
でMFR(190℃;21.18N)が0.5〜50g/10minの
ものが好ましい。直鎖状低密度ポリエチレンの配合量は
組成物全体に対して0.1〜15重量部の範囲、好まし
くは0.2〜5重量部特に好ましくは0.3〜2重量部の
範囲である。0.1重量部未満では透明性が化合物B及
び化合物Cとの相乗効果に欠け、15重量部を越えると
直鎖状低密度ポリエチレンの有する白色感が増し、本発
明の透明容器として好ましくない。
【0023】また、本発明に用いられる低密度ポリエチ
レンはエチレンを高圧ラジカル重合法によって製造され
た密度0.915〜0.935g/cm3のものが好ましく、
特にMFR(190℃;21.18N)0.5〜30g/10min、
密度0.915〜0.925g/cm3が好ましい。本発明で
用いられる高密度ポリエチレンはエチレンを主成分にプ
ロピレン、ブテンー1等のα-オレフィンをチーグラー
・ナッタ系触媒若しくは公知の還元ないし胆持型等の高
活性触媒を用いて中低圧で製造されたもので密度が0.
945〜0.970g/cm3のものが好ましく、特にMFR
(190℃;21.18N)が0.5〜30g/10minのものが好
ましい。低密度ポリエチレン若しくは高密度ポリエチレ
ンの配合量は、それぞれ組成物全体に対して0.1〜2
重量部の範囲、好ましくは0.1〜1重量部の範囲であ
り0.1重量部未満では透明性が化合物B及び化合物C
との相乗効果に欠ける。また、2重量部を越えると低密
度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンが有する白濁感
が増し透明容器として好ましくない。
【0024】本発明の組成物(D)及び(E)はポリプ
ロピレン系共重合体に、前記のフォスフェート系化合物
(B)およびリチウムアルミニウム複合水酸化物塩
(C)、若しくは、また直鎖状低密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンの配合系を基本
とし、ならびに通常ポリプロピレン系樹脂に添加される
酸化防止剤、中和剤、耐候剤、紫外線吸収剤、耐電防止
剤、着色剤、有機系造核剤及び無機系造核剤又はタルク
等の公知の各種配合剤を本発明の効果を実質的に損なわ
ない範囲内で通常の混合装置たとえばヘンシェルミキサ
ー(商品名)、スーパーミキサー(商品名)等の高速攪
機付混合機、リボンブレンダー、タンブラーミキサー等
の混合装置を使用することができる。また、混合の際に
溶融混練を必要する場合には溶融混練手段として通常の
単軸押出機又は二軸押出機等が使われ得る。溶融混練温
度は一般的には180〜300℃、好ましくは230〜
270℃で溶融混練ペレタイズすることにより得ること
ができる、なおペレタイズ工程は酸化劣化を防止するた
め混合原料系は窒素シール若しくは窒素置換した原料を
押出機に供給することが好ましい。得られた組成物
(D)、(E)は射出成形法、押出成形法、ブロー成形
法などの各種成形法により目的とする成形容器の製造に
供され、医療用容器、薬品容器若しくは食品包装容器な
どに用いることができる。
【0025】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物、あ
るいはポリオレフィン系樹脂組成物を用いて容器を成形
する方法としては、好適な成形性を確保するため成形方
法に対応したMFR(230℃;21.18N)を選定するこ
とが好ましい。射出成形方法ではMFR(230℃;21.
18N)が3〜60g/10minの樹脂を180〜250℃に溶
融し目的の形状が確保された金型内に10〜30Mpa
の圧力で充填、冷却固化させる方法、若しくはMFR
(230℃;21.18N)が0.3〜5g/10minの樹脂を押出
機から180〜220℃の溶融パリソンを押出し50℃
以下に保たれた金型間にパリソンを装着してパリソンの
内部に加圧空気(0.5〜1Mpa)を吹き込むことに
より、所定形状まで膨らませるブロー成形方法、このほ
か射出ブロー(インジェクションブロー)、射出延伸ブ
ロー、押出ストレッチブロー、二軸延伸ブロー、有底パ
リソンストレッチブロー又は2段ブロー等と呼ばれる方
式の成形法を用いることができる。上記、組成物
(D)、(E)を用いてこれらの方法で得られた容器は
透視性、低臭気性及び溶出性に優れた長所を活かした食
品容器及び医薬容器等の各種の用途に使用できる。しか
も、本発明の容器はそれを成形する為の樹脂組成物がホ
モポリプロピレン若しくはプロピレンとα-オレフィン
ランダム共重合体組成物の特性である白濁化抑制(不透
明感解消)及びレトルト処理による失透抑止性を活用し
たもので、極めて透視性に優れた容器である。
【0026】
【実施例】以下に実施例及び比較例によって本発明を更
に具体的に説明するが、本発明はこれらの具体例により
制約されるものではない。なお以下の実施例及び比較例
で用いた特性の評価は下記の方法で行なった。 (1)結晶融点(略号「Tm」):JIS K7121に
基づいて測定。 (2)230℃メルトフローレート(略号:MFR-):J
IS K7210(1976)の試験条件14(230℃21.18N)に基づく測
定値;単位:g/10min。 (3)190℃メルトフローレート(略号:MFR-):J
IS K7210(1976)の試験条件7(190℃21.18N)に基づく測定
値;単位:g/10min。 (4)曲げ弾性率 :JIS K7203の試験方法に基ずく測定
値;単位:MPa。 (5)透明性[ヘイズ値(%)]:ASTM D1003により射出
成形品若しくは中空成形品から試料(肉厚1.0mm)を
切取ってそのヘイズ値(%)を測定した。この値が小さい
方が透明性に優れる。 (6)密度(g/cm3): JIS K7112(1980)に規定された試
験条件のD法(密度勾配管法)に基づいて測定した。 (7)輸液用プラスチック容器試験法(第12改正 日
本薬局方一般試験法) 過マンガン酸カリウム還元物質・空試験液との0.0
1Nの過マンガン酸カリウム液の消費量の差は1.0ml
以下。 紫外吸収:空試験液を対照とした吸光度差・波長2
20以上241nm未満は0.08以下、・241以上
350nm以下は0.05以下。 PH:空試験液との差は1.5以下。
【0027】表に示される本発明にかかわる基材樹脂、
化合物および添加剤は下記の通りである。 基材樹脂A(ポリプロピレン系重合体) PP−1:MFR-8.5g/10min、エチレン 2.5wt
%、「Tm」151℃。 PP−2:MFR-26g/10min、 エチレン 3.2wt
%、1-ブテン2.5wt%「Tm」142℃。 PP−3:プロピレン単独重合体、MFR-5.5g/10
min、「Tm」165℃。 PP−4:MFR-3.3g/10min、エチレン 5.2wt
%、1-ブテン1.7wt%、「Tm」127℃。 化合物B
【0028】[1]:アルミニウムヒドロオキシ-2,2'-
メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェ
ート。 [2]:アルミニウムジヒドロオキシ-2,2'-メチレン-
ビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)フォスフェート。 化合物C [1]:塩基性アルミニウム-リチウム-ヒドロキシ-カ
ーボネート-ハイドレート (Al4Li2(OH)12
3・1.6H2O)。 [2]:塩基性アルミニウム-リチウム-ヒドロキシ-サ
ルフェート-ハイドレート (Al4Li2(OH)12
4・1.2H2O)。 中和剤 ハイドロタルサイト(Mg4.5Al2(OH)13CO3・3.5H2
O)[協和化学工業(株)製 DHT−4A]。
【0029】フェノール系酸化防止剤 [1]:テトラキス[メチレン-3-(3',5'-ジ-t-ブチル-
4'-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン。 [2]:1,3,5,-トリメチル-2,4,6,-トリス(3,5-ジ-t-
ブチル-4-ヒドロキシベンジル)ベンゼン。
【0030】リン系酸化防止剤 [1]:ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェニル)-ペ
ンタエリスリト-ル-ジ-フォスファイト。 [2]:テトラキス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)-4,4'-
ビフェニレン-ジ-フォスフォナイト。 造核剤 [1]:ナトリウム-2,2'-メチレン-ビス(4,6-ジ-t-ブ
チルフェニル)フォスフェート。 [2]:1・3,2・4-ジベンジリデンソルビトール。 ポリエチレン PE−1:高密度ポリエチレン、MFR− 5g/10mi
n、「Tm」135℃、密度0.962g/cm3。 PE−2:低密度ポリエチレン、MFR− 7g/10mi
n、「Tm」110℃、密度 0.923g/cm3。 PE−3:直鎖状低密度ポリエチレン、1-ブテン4.6
wt%、MFR− 8g/10min、「Tm」122℃、密度
0.920g/cm3
【0031】表1に記載の実施例および比較例は、ポリ
プロピレン系重合体としてMFR(230℃;21.18N)
が8.5g/10min、エチレン含有量が2.5wt%、結晶融点
(Tm)151℃のプロピレンーエチレンランダム共重
合体(PP−1)を用いた射出成形品に於ける結果であ
る。表1からわかるように、実施例1〜5は本発明にか
かわる化合物Bおよび化合物Cを配合したものであり、
比較例1(化合物Bおよび化合物Cを配合しないもの)
とを比べてみると実施例1〜5は透明性及び剛性(曲げ
弾性率)に優れ、しかも溶出性試験に於いて優れた特性
を有していることがわかる。また、化合物Bのみを配合
した比較例2は比較例1とくらべても明らかなようにあ
る程度の改善は認められるものの実施例1〜5よりも著
しく劣っている。同様に、化合物Cのみを配合した比較
例3は比較例1と同等レベルであり、透明性の改善効果
はほとんどないことがわかる。また、比較例4は比較例
2の化合物Bをその非環状有機リン酸エステル多価金属
塩すなわち造核剤「1」に替えたものである、これを比
較例2及び実施例1〜5と比べて見ると、比較例4の透
明性改善効果は比較例2よりも若干優れるものの実施例
1〜5よりも著しく劣っている。比較例5は透明性の向
上を目的に化合物Bと化合物Cの配合をソルビトール系
の造核剤「2」に替えたものである。透明性は本発明の
実施例1〜5と比べても劣ることはないが溶出性試験に
於いて過マンガン酸カリウム還元物質の値が高いこと、
更に紫外吸収に於ける吸光度差が大幅に高い。これ以外
に比較例5は不快臭を有する。第1表の結果が示すよう
に本発明のポリプロピレン系組成物からなる成形容器は
透明性、溶出性及び剛性が優れる。本発明外の組成物か
らなる比較例は透明性の不足、若しくは透明性の改善が
得られても溶出性で劣る、若しくは不快臭があり本発明
の目的に適さない。
【0032】第2表は本発明の組成物にポリエチレン樹
脂を少量併用したオレフィン重合体組成物を用いて射出
成形したものである。実施例6〜9は第1表の実施例1
〜5に対して透明性を更に向上し、剛性及び溶出性は実
施例1〜5と同等の性能を確保できる。比較例6〜7は
本発明の請求範囲を越えるポリエチレン樹脂を配合した
物で透明性が大幅に劣る。第3表は本発明の組成物であ
る基材樹脂Aとして結晶性エチレン-プロピレン-1-ブ
テン からなる3元共重合体(PPー2)、結晶性プロ
ピレン単独重合体(PP−3)、および結晶性エチレン
-プロピレン共重合体(PP−1)との混合物を用いた
ものであり、これらについても上述と同様の効果が確認
された。
【0033】第4表は本発明の組成物である基材樹脂A
として結晶性エチレン-プロピレン-1-ブテンからなる
3元共重合体(PPー3)を用いて中空成形したもので
ある。これらについても上述と同様の効果が確認され
た。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】
【発明の効果】本発明の射出成形品及び中空成形品はポ
リプロピレン系重合体に特定の配合剤を添加することに
よって得られたポリプロピレン系組成物若しくはポリオ
レフィン系組成物を用いて成形したものであり、透明
性、溶出性、剛性及び臭気性に極めて優れており食品包
装容器、医薬品容器、医療用器具、理化学実験器具、理
化学薬品容器等に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:04) B29K 23:00 B29L 22:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材樹脂(A)としてポリプロピレン重
    合体若しくはプロピレンとα-オレフィンとのランダム
    共重合体であって結晶融点(Tm)120〜165℃の
    ポリプロピレン系重合体100重量部に対し、下記化学
    式で示されるフォスフェート系化合物(B)および下
    記化学式で示されるリチウムアルミニウム複合水酸化
    物塩(C)をそれぞれ0.01〜1重量部配合してなる
    MFR(230℃;21.18N)が0.1〜60g/10minのポ
    リプロピレン系組成物(D)を用いて成形することを特
    徴とする低溶出性成形品。 【化1】 [Al2Li(OH)6]hE・kH2O 化学式 (ただし、式中Rは炭素数1〜4のアルキリデン基を、
    Ar1およびAr2はアリーレン基もしくはアルキルアリー
    レン基を、Mは周期律表第II族〜第IV族の金属原子をそ
    れぞれ示し、Mが周期律表第II族の金属原子を示す場合
    には、mは2を、nは0をそれぞれ示し、Mが周期律表
    第III族の金属原子を示す場合には、mは3を、nは0
    をそれぞれ示すか、またはmは2を、nは1を、もしく
    はmは1を、nは2を、XはOHをそれぞれ示し、Mが
    周期律表第IV族の金属原子を示す場合には、mは2を、
    nは1を、Xは=Oもしくは(OH)2をそれぞれ示す。
    また、Eは無機または有機のアニオンを、hはアニオン
    Eの価数を、kは3以下の正数もしくは0をそれぞれ示
    す。)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたポリプロピレン系
    組成物(D)100重量%に直鎖状低密度ポリエチレン
    15〜0.1重量%又は低密度ポリエチレン若しくは高
    密度ポリエチレン2〜0.1重量%を配合してなるオレ
    フィン重合体組成物(E)を用いて成形することを特徴
    とする低溶出性成形品。
  3. 【請求項3】請求項1若しくは請求項2に示されたポリ
    プロピレン系組成物(D)若しくはポリオレフィン組成
    物(E)のMFR(230℃;21.18N)が3〜60g/10m
    inの材料を射出成形してなることを特徴とする低溶出性
    容器。
  4. 【請求項4】請求項1あるいは請求項2に示されたポリ
    プロピレン系組成物(D)若しくはポリオレフィン組成
    物(E)のMFR(230℃;21.18N)が0.1〜5g/10
    minの材料を中空成形してなることを特徴とする低溶出
    性容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6535515B1 (en) 1998-05-25 2003-03-18 Kdd Corporation TCP communication speed improving system
WO2006022095A1 (ja) * 2004-08-27 2006-03-02 Coki Engineering Inc. 医療用容器成形材料及び医療用容器
JP2007119747A (ja) * 2005-09-27 2007-05-17 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリプロピレン系樹脂組成物および、それからなるシートおよび容器
JP2009149724A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Japan Polypropylene Corp プロピレン・エチレン系樹脂組成物およびそれからなる容器
CN106103090A (zh) * 2014-03-10 2016-11-09 麒麟株式会社 被覆聚丙烯系成型体

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