JPH107875A - プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およびその成形体 - Google Patents
プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およびその成形体Info
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- JPH107875A JPH107875A JP16640396A JP16640396A JPH107875A JP H107875 A JPH107875 A JP H107875A JP 16640396 A JP16640396 A JP 16640396A JP 16640396 A JP16640396 A JP 16640396A JP H107875 A JPH107875 A JP H107875A
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- Japan
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- propylene
- block copolymer
- olefin block
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性、光沢等の光学特性および耐衝撃性に
優れ、押出成形性も良好なプロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体組成物およびその成形体を提供する。 【解決手段】 (A)(a)ポリプロピレンブロック
30〜70重量%および(b)プロピレンと炭素数2〜
12(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの共重合
体エラストマーブロック 70〜30重量%からなるプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体100重量
部に対して、(B)アルミノシリケート化合物0.01
〜4重量部を配合して得られる。
優れ、押出成形性も良好なプロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体組成物およびその成形体を提供する。 【解決手段】 (A)(a)ポリプロピレンブロック
30〜70重量%および(b)プロピレンと炭素数2〜
12(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの共重合
体エラストマーブロック 70〜30重量%からなるプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体100重量
部に対して、(B)アルミノシリケート化合物0.01
〜4重量部を配合して得られる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性、光沢等の
光学特性および耐衝撃性に優れ、押出成形性も良好なプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およ
びその成形体に関する。
光学特性および耐衝撃性に優れ、押出成形性も良好なプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およ
びその成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塩化ビニル樹脂に替わる材料とし
て、オレフィン系熱可塑性エラストマーが提案されてい
る。具体的には、例えば、特開平5−331326号公
報、特開平6−57065号公報、特開平6−2565
38号公報、特開平6−287323号公報、特開平6
−287377号公報、特開平7−179624号公報
などが挙げられる。しかし、これらのエラストマーは、
いずれも透明性、光沢等の光学特性、リサイクル性およ
び軟化剤などのブリードアウトにより外観が損なわれる
という問題があった。また、製造工程が煩雑であるた
め、経済性に劣るという問題があった。そこで、これを
改良する方法として、多段重合法を用いて、エラストマ
ー成分が多量に導入された軟質プロピレン−α−オレフ
ィンブロック共重合体が提案されている。すなわち、第
1段の反応器でプロピレン及び/またはプロピレン−α
−オレフィン共重合体を重合した後、第2段以降の反応
でプロピレンとα−オレフィンとの共重合を行う方法で
あり、例えば、特開平3−97747号公報、特開平3
−205439号公報、特開平4−153203号公
報、特開平5−93024号公報、特開平4−2614
23号公報などに開示されている。
て、オレフィン系熱可塑性エラストマーが提案されてい
る。具体的には、例えば、特開平5−331326号公
報、特開平6−57065号公報、特開平6−2565
38号公報、特開平6−287323号公報、特開平6
−287377号公報、特開平7−179624号公報
などが挙げられる。しかし、これらのエラストマーは、
いずれも透明性、光沢等の光学特性、リサイクル性およ
び軟化剤などのブリードアウトにより外観が損なわれる
という問題があった。また、製造工程が煩雑であるた
め、経済性に劣るという問題があった。そこで、これを
改良する方法として、多段重合法を用いて、エラストマ
ー成分が多量に導入された軟質プロピレン−α−オレフ
ィンブロック共重合体が提案されている。すなわち、第
1段の反応器でプロピレン及び/またはプロピレン−α
−オレフィン共重合体を重合した後、第2段以降の反応
でプロピレンとα−オレフィンとの共重合を行う方法で
あり、例えば、特開平3−97747号公報、特開平3
−205439号公報、特開平4−153203号公
報、特開平5−93024号公報、特開平4−2614
23号公報などに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記軟
質プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体は、生
産性および耐衝撃性付与のため、エラストマー成分は比
較的高分子量であるのが一般的である。このため、フィ
ルム・シートなどに成形した場合、滑らかな表面を得る
ことが困難で、表面が凹凸になり、透明性および光沢な
どの光学特性が劣るという問題があった。本発明は、か
かる状況に鑑みてなされたものであり、透明性、光沢等
の光学特性および耐衝撃性に優れ、押出成形性も良好な
プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物を
提供することを目的とする。
質プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体は、生
産性および耐衝撃性付与のため、エラストマー成分は比
較的高分子量であるのが一般的である。このため、フィ
ルム・シートなどに成形した場合、滑らかな表面を得る
ことが困難で、表面が凹凸になり、透明性および光沢な
どの光学特性が劣るという問題があった。本発明は、か
かる状況に鑑みてなされたものであり、透明性、光沢等
の光学特性および耐衝撃性に優れ、押出成形性も良好な
プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、アルミノシリケート化合物を配合するこ
とにより上記目的を達成しうることを見いだし、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、(A)(a)ポリプロピレンブロック 30〜
70重量%および(b)プロピレンと炭素数2〜12
(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの共重合体エ
ラストマーブロック 70〜30重量%からなるプロピ
レン−α−オレフィンブロック共重合体100重量部に
対して、(B)アルミノシリケート化合物0.01〜4
重量部を配合してなるプロピレン−α−オレフィンブロ
ック共重合体組成物を提供するものである。
を重ねた結果、アルミノシリケート化合物を配合するこ
とにより上記目的を達成しうることを見いだし、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、(A)(a)ポリプロピレンブロック 30〜
70重量%および(b)プロピレンと炭素数2〜12
(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの共重合体エ
ラストマーブロック 70〜30重量%からなるプロピ
レン−α−オレフィンブロック共重合体100重量部に
対して、(B)アルミノシリケート化合物0.01〜4
重量部を配合してなるプロピレン−α−オレフィンブロ
ック共重合体組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における(A)プロピレン
−α−オレフィンブロック共重合体(以下「BPP」と
略す)は、ホモポリプロピレンまたはプロピレンと炭素
数2〜12(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの
ランダム共重合体からなるポリプロピレンブロック
(a)と、プロピレンと炭素数2〜12(ただし、3を
除く)のα−オレフィンとの共重合体エラストマーブロ
ック(b)からなるブロック共重合体である。上記α−
オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デ
セン−1等が挙げられる。これらのα−オレフィンは1
種でもよく、2種以上を混合して用いてもよい。これら
の中でも、特にエチレン、ブテン−1およびオクテン−
1が好ましい。 (a)ポリプロピレンブロックにおけるα−オレフィン
の共重合割合は、通常多くとも20重量%であり、18
重量%以下が好ましく、特に15重量%以下が好適であ
る。
−α−オレフィンブロック共重合体(以下「BPP」と
略す)は、ホモポリプロピレンまたはプロピレンと炭素
数2〜12(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの
ランダム共重合体からなるポリプロピレンブロック
(a)と、プロピレンと炭素数2〜12(ただし、3を
除く)のα−オレフィンとの共重合体エラストマーブロ
ック(b)からなるブロック共重合体である。上記α−
オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デ
セン−1等が挙げられる。これらのα−オレフィンは1
種でもよく、2種以上を混合して用いてもよい。これら
の中でも、特にエチレン、ブテン−1およびオクテン−
1が好ましい。 (a)ポリプロピレンブロックにおけるα−オレフィン
の共重合割合は、通常多くとも20重量%であり、18
重量%以下が好ましく、特に15重量%以下が好適であ
る。
【0006】一方、(b)エラストマーブロック中のα
−オレフィンの共重合割合は、通常30〜70重量%で
あり、35〜68重量%が好ましく、とりわけ40〜6
5重量%が好適である。α−オレフィンの共重合割合が
30重量%未満になると柔軟性、光学特性改良効果が低
下する。一方、70重量%を超えると剛性、耐熱性が低
下する傾向にある。
−オレフィンの共重合割合は、通常30〜70重量%で
あり、35〜68重量%が好ましく、とりわけ40〜6
5重量%が好適である。α−オレフィンの共重合割合が
30重量%未満になると柔軟性、光学特性改良効果が低
下する。一方、70重量%を超えると剛性、耐熱性が低
下する傾向にある。
【0007】上記のBPPの中でも、さらに、下記
(1)および(2)の物性を有するものが好ましい。 (1)示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定される
主結晶化ピーク温度:90〜115℃ (2)X線回折法により測定される結晶化度:10〜2
5% (1)主結晶化ピーク温度(以下「Tcp」という)は
示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定される温度
で、91〜114℃が好ましく、特に92℃〜113℃
が好適である。また、(2)結晶化度(以下「Xc」と
いう)は13〜24%が好ましく、特に15〜23%が
好適である。本発明のBPPの結晶化温度曲線の例を図
3に示す。さらに、本発明のBPPとしては、(a)ポ
リプロピレンブロックがマトリックス相を形成し、該マ
トリックス相に(b)エラストマーブロックが分散した
状態で存在し、かつ、分散粒子の数平均粒子径(以下
「DN 」という)が1.0μm以下であり、面積平均粒
子径(以下「DS 」という)が1.5μm以下であるも
のが透明性に優れるので好ましい。DN としては0.8
μm以下が好ましく、特に0.5μm以下が好適であ
る。DS としては1.0μm以下が好ましく、特に0.
8μm以下が好適である。
(1)および(2)の物性を有するものが好ましい。 (1)示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定される
主結晶化ピーク温度:90〜115℃ (2)X線回折法により測定される結晶化度:10〜2
5% (1)主結晶化ピーク温度(以下「Tcp」という)は
示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定される温度
で、91〜114℃が好ましく、特に92℃〜113℃
が好適である。また、(2)結晶化度(以下「Xc」と
いう)は13〜24%が好ましく、特に15〜23%が
好適である。本発明のBPPの結晶化温度曲線の例を図
3に示す。さらに、本発明のBPPとしては、(a)ポ
リプロピレンブロックがマトリックス相を形成し、該マ
トリックス相に(b)エラストマーブロックが分散した
状態で存在し、かつ、分散粒子の数平均粒子径(以下
「DN 」という)が1.0μm以下であり、面積平均粒
子径(以下「DS 」という)が1.5μm以下であるも
のが透明性に優れるので好ましい。DN としては0.8
μm以下が好ましく、特に0.5μm以下が好適であ
る。DS としては1.0μm以下が好ましく、特に0.
8μm以下が好適である。
【0008】さらに、押出成形性に優れるBPPとして
は、下記(3)および/または(4)の特性を有するも
のが好ましい。すなわち、(3)温度25℃におけるパ
ラキシレン不溶分が25〜65重量%であり、および/
または(4)温度25℃におけるパラキシレン可溶分
は、(i)2サイトモデルによる平均のプロピレン含量
(FP)が20〜80モル%、(ii)2サイトモデルに
おいてプロピレンを優先的に重合する活性点で生成する
共重合体(PH )のプロピレン含量(PP )が65〜9
0モル%および(iii )PH が共重合体に占める割合
(Pf1)が、0.60〜0.90である。(3)パラキ
シレン不溶分とは、BPPを温度130℃でパラキシレ
ンに約1重量%溶解した後、25℃まで冷却したときに
析出する不溶分であり、特に30〜60重量%が好適で
ある。また、(4)パラキシレン可溶分は上記操作によ
り溶解した成分であり、2サイトモデルにより求められ
る性状が上記範囲にあることが好ましい。具体的には、
BPPの温度25℃でのパラキシレンに可溶した成分
を、1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼ
ンの混合溶媒にポリマー濃度が10重量%となるように
温度120℃で加温して溶解する。この溶液を10mm
φガラス製試料管に入れ、13C−NMRスペクトルを測
定する。
は、下記(3)および/または(4)の特性を有するも
のが好ましい。すなわち、(3)温度25℃におけるパ
ラキシレン不溶分が25〜65重量%であり、および/
または(4)温度25℃におけるパラキシレン可溶分
は、(i)2サイトモデルによる平均のプロピレン含量
(FP)が20〜80モル%、(ii)2サイトモデルに
おいてプロピレンを優先的に重合する活性点で生成する
共重合体(PH )のプロピレン含量(PP )が65〜9
0モル%および(iii )PH が共重合体に占める割合
(Pf1)が、0.60〜0.90である。(3)パラキ
シレン不溶分とは、BPPを温度130℃でパラキシレ
ンに約1重量%溶解した後、25℃まで冷却したときに
析出する不溶分であり、特に30〜60重量%が好適で
ある。また、(4)パラキシレン可溶分は上記操作によ
り溶解した成分であり、2サイトモデルにより求められ
る性状が上記範囲にあることが好ましい。具体的には、
BPPの温度25℃でのパラキシレンに可溶した成分
を、1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼ
ンの混合溶媒にポリマー濃度が10重量%となるように
温度120℃で加温して溶解する。この溶液を10mm
φガラス製試料管に入れ、13C−NMRスペクトルを測
定する。
【0009】ここで、プロピレン−α−オレフィンの2
サイトモデルについて、プロピレン−エチレン共重合体
の同位体炭素による核磁気共鳴(13C−NMR)スペク
トルの例を図1に示す。該スペクトルは連鎖分布(エチ
レンとプロピレンの並び方)の違いで(1)〜(10)
に示す10個のピークが現れる。この連鎖の名称は、Ca
rman.C.J,et al;Macromolecules,Vol.10,p536-544(197
7) に記載があり、その名称を図2に示す。このような
連鎖は、共重合の反応機構を仮定すると反応確率(P)
として表すことができ、全体のピーク強度を1としたと
きの各(1)〜(10)のピークの相対強度はPをパラ
メータとしたベルヌーイ統計による確率方程式として表
すことができる。例えば、(1)のSααの場合、プロ
ピレン単位をp、エチレン単位を記号eとすると、これ
をとりうる連鎖は[pppp]、[pppe]、[ep
pe]の3通りであり、これらをそれぞれ反応確率
(P)で表し、足し合わせる。残りの(2)〜(10)
のピークについても同様な方法で式を立て、これら10
個の式と実際に測定したピーク強度が最もちかくなるよ
うにPを最適化することにより求めることができる。
サイトモデルについて、プロピレン−エチレン共重合体
の同位体炭素による核磁気共鳴(13C−NMR)スペク
トルの例を図1に示す。該スペクトルは連鎖分布(エチ
レンとプロピレンの並び方)の違いで(1)〜(10)
に示す10個のピークが現れる。この連鎖の名称は、Ca
rman.C.J,et al;Macromolecules,Vol.10,p536-544(197
7) に記載があり、その名称を図2に示す。このような
連鎖は、共重合の反応機構を仮定すると反応確率(P)
として表すことができ、全体のピーク強度を1としたと
きの各(1)〜(10)のピークの相対強度はPをパラ
メータとしたベルヌーイ統計による確率方程式として表
すことができる。例えば、(1)のSααの場合、プロ
ピレン単位をp、エチレン単位を記号eとすると、これ
をとりうる連鎖は[pppp]、[pppe]、[ep
pe]の3通りであり、これらをそれぞれ反応確率
(P)で表し、足し合わせる。残りの(2)〜(10)
のピークについても同様な方法で式を立て、これら10
個の式と実際に測定したピーク強度が最もちかくなるよ
うにPを最適化することにより求めることができる。
【0010】2サイトモデルは、この反応機構を仮定す
るモデルであり、H.N.CHENG;Jounalof Applied Polymer
Sience,Vol.35 p1639-1650(1988)に記載がある。すな
わち、触媒を用いてプロピレンとエチレンを共重合する
モデルにおいて、プロピレンを優先的に重合する活性点
で生成する共重合体(PH )のプロピレン含量(PP)
とエチレンを優先的に重合する活性点で生成する共重合
体のプロピレン含量(P’P )の2つを仮定し、さらに
PH が共重合体に占める割合(Pf1)をパラメータとす
ると表1に示す確率方程式が得られる。そして、先に述
べた13C−NMRスペクトルの相対強度と、表1に示す
確率方程式が一致するようにPP 、P’P およびPf1の
3個のパラメータを最適化することにより求められる。
るモデルであり、H.N.CHENG;Jounalof Applied Polymer
Sience,Vol.35 p1639-1650(1988)に記載がある。すな
わち、触媒を用いてプロピレンとエチレンを共重合する
モデルにおいて、プロピレンを優先的に重合する活性点
で生成する共重合体(PH )のプロピレン含量(PP)
とエチレンを優先的に重合する活性点で生成する共重合
体のプロピレン含量(P’P )の2つを仮定し、さらに
PH が共重合体に占める割合(Pf1)をパラメータとす
ると表1に示す確率方程式が得られる。そして、先に述
べた13C−NMRスペクトルの相対強度と、表1に示す
確率方程式が一致するようにPP 、P’P およびPf1の
3個のパラメータを最適化することにより求められる。
【0011】
【表1】
【0012】本発明のBPPにおけるパラキシレン可溶
分の(i)平均プロピレン含量(FP)は、上記3個の
パラメーターを用いて次式で求められる。 FP=PP ×Pf1+PP ’×(1−Pf1) (モル%) 上記式で求められるFPは20〜80モル%であり、さ
らに好ましくは30〜70モル%である。また、上記パ
ラメーターのうち(ii)PP は65〜90モル%が好ま
しく、とりわけ70〜85モル%が好適である。さら
に、(iii )Pf1は0.40〜0.90が好ましく、と
りわけ0.48〜0.82が好適である。
分の(i)平均プロピレン含量(FP)は、上記3個の
パラメーターを用いて次式で求められる。 FP=PP ×Pf1+PP ’×(1−Pf1) (モル%) 上記式で求められるFPは20〜80モル%であり、さ
らに好ましくは30〜70モル%である。また、上記パ
ラメーターのうち(ii)PP は65〜90モル%が好ま
しく、とりわけ70〜85モル%が好適である。さら
に、(iii )Pf1は0.40〜0.90が好ましく、と
りわけ0.48〜0.82が好適である。
【0013】本発明のBPPは、ヘキサン、ヘプタン、
灯油などの不活性炭化水素またはプロピレンなどの液化
α−オレフィン溶媒の存在下で行うスラリー重合法、無
溶媒下の気相重合法などの方法により得られる。重合時
の温度条件としては一般に室温〜130℃、好ましくは
50〜90℃であり、圧力は2〜50Kg/cm2 の条
件で行われる。重合工程における反応器としては、例え
ば撹拌槽型反応器、流動床型反応器、循環式反応器など
当該技術分野で通常用いられる反応器が適宜使用でき、
連続式、反回分式、回分式などいずれの重合方法を用い
ても良い。具体的には、前記の公知の多段重合法を用い
て得られる。得られるBPPのJIS K7210に準
拠した温度230℃、荷重2.16Kgで測定したメル
トフロレート(以下「MFR」という)は、一般に2g
/10分以下である。
灯油などの不活性炭化水素またはプロピレンなどの液化
α−オレフィン溶媒の存在下で行うスラリー重合法、無
溶媒下の気相重合法などの方法により得られる。重合時
の温度条件としては一般に室温〜130℃、好ましくは
50〜90℃であり、圧力は2〜50Kg/cm2 の条
件で行われる。重合工程における反応器としては、例え
ば撹拌槽型反応器、流動床型反応器、循環式反応器など
当該技術分野で通常用いられる反応器が適宜使用でき、
連続式、反回分式、回分式などいずれの重合方法を用い
ても良い。具体的には、前記の公知の多段重合法を用い
て得られる。得られるBPPのJIS K7210に準
拠した温度230℃、荷重2.16Kgで測定したメル
トフロレート(以下「MFR」という)は、一般に2g
/10分以下である。
【0014】本発明に好適に用いられるBPPの市販品
としては、モンテル社「商品名:キャタロイ」、トクヤ
マ社「商品名:P.E.R」、チッソ社「商品名:ニュ
ーコン」および出光石油化学社「商品名:TPO」があ
る。
としては、モンテル社「商品名:キャタロイ」、トクヤ
マ社「商品名:P.E.R」、チッソ社「商品名:ニュ
ーコン」および出光石油化学社「商品名:TPO」があ
る。
【0015】一方、本発明における(B)アルミニウム
シリケート化合物は、天然物および合成物のいずれも使
用できる。例えば、チョウ石、ウンモ、カオリン、ゼオ
ライト等の鉱物を用いることができる。これらのなかで
も特にゼオライトが好適である。上記のアルミニウムシ
リケート化合物は、イオン交換処理、酸処理および加熱
処理したものも使用できる。また、これらは結晶性であ
っても非晶性であってもよい。
シリケート化合物は、天然物および合成物のいずれも使
用できる。例えば、チョウ石、ウンモ、カオリン、ゼオ
ライト等の鉱物を用いることができる。これらのなかで
も特にゼオライトが好適である。上記のアルミニウムシ
リケート化合物は、イオン交換処理、酸処理および加熱
処理したものも使用できる。また、これらは結晶性であ
っても非晶性であってもよい。
【0016】代表的な、非晶性のアルミノシリケート化
合物を得る方法としては、例えば、特公昭61−368
66号公報、特公平5−42367号公報、特公平5−
69865号公報、特公平6−17217号公報、特開
昭64−36631号公報、特開昭64−36632号
公報および特開昭63−256512号公報等を挙げる
ことができる。好適な市販品の非晶性のアルミノシリケ
ート化合物としては、水沢化学工業社製「商品名:シル
トンAM系シリーズ、シルトンAMT系シリーズ、シル
トンJC系シリーズおよびAMT−シリカ系シリーズ」
があり、これらを用いることができる。
合物を得る方法としては、例えば、特公昭61−368
66号公報、特公平5−42367号公報、特公平5−
69865号公報、特公平6−17217号公報、特開
昭64−36631号公報、特開昭64−36632号
公報および特開昭63−256512号公報等を挙げる
ことができる。好適な市販品の非晶性のアルミノシリケ
ート化合物としては、水沢化学工業社製「商品名:シル
トンAM系シリーズ、シルトンAMT系シリーズ、シル
トンJC系シリーズおよびAMT−シリカ系シリーズ」
があり、これらを用いることができる。
【0017】ゼオライトは、一般に三次元骨格構造を有
するアルミノシリケートであり、一般式として、XM2
/nO・Al2 03 ・YSiO2 ・ZH2 Oで表示され
る。ここで、Mはイオン交換可能なイオンを表し通常は
1または2価の金属のイオンである。nは(金属)イオ
ンの原子価である。XおよびYはそれぞれの金属酸化
物、シリカの係数、Zは結晶水の数を表す。ゼオライト
の具体例としては、A型ゼオライト、X型ゼオライト、
Y型ゼオライト、T型ゼオライト、高シリカゼオライ
ト、ソーダライト、モルデナイト、アナルサイム、クリ
ノブチロライト、チャバサイト、エリオナイト等を挙げ
ることができる。これらのゼオライトは、ナトリウム
型、カリウム型、カルシウム型、マグネシウム型、亜鉛
型、バリウム型、銅型、錫型、鉄型、ニッケル型、クロ
ム型、アンモニウム型あるいはこれらの組み合わせであ
ってもよい。通常、M2 /nOとSiO2 の組成比(モ
ル比)は、0.05〜10であり、好ましくは0.1〜
5がよい。SiO2 とAl2 03 の組成比(モル比)
は、0.5〜20、好ましくは1〜15がよい。H2 O
とM2 /nOの組成比(モル比)は、1〜300、好ま
しくは2〜280がよい。ゼオライトの平均粒子径は、
コールターカウンター法による平均粒径が、通常0.2
〜10μmであり、好ましくは、0.5〜8μmのもの
がよい。
するアルミノシリケートであり、一般式として、XM2
/nO・Al2 03 ・YSiO2 ・ZH2 Oで表示され
る。ここで、Mはイオン交換可能なイオンを表し通常は
1または2価の金属のイオンである。nは(金属)イオ
ンの原子価である。XおよびYはそれぞれの金属酸化
物、シリカの係数、Zは結晶水の数を表す。ゼオライト
の具体例としては、A型ゼオライト、X型ゼオライト、
Y型ゼオライト、T型ゼオライト、高シリカゼオライ
ト、ソーダライト、モルデナイト、アナルサイム、クリ
ノブチロライト、チャバサイト、エリオナイト等を挙げ
ることができる。これらのゼオライトは、ナトリウム
型、カリウム型、カルシウム型、マグネシウム型、亜鉛
型、バリウム型、銅型、錫型、鉄型、ニッケル型、クロ
ム型、アンモニウム型あるいはこれらの組み合わせであ
ってもよい。通常、M2 /nOとSiO2 の組成比(モ
ル比)は、0.05〜10であり、好ましくは0.1〜
5がよい。SiO2 とAl2 03 の組成比(モル比)
は、0.5〜20、好ましくは1〜15がよい。H2 O
とM2 /nOの組成比(モル比)は、1〜300、好ま
しくは2〜280がよい。ゼオライトの平均粒子径は、
コールターカウンター法による平均粒径が、通常0.2
〜10μmであり、好ましくは、0.5〜8μmのもの
がよい。
【0018】本発明の組成物は、(A)成分100重量
部に対し、(B)成分を0.01〜4重量部、好ましく
は0.02〜3重量部、好適には0.03〜1重量部配
合したものである。(B)成分の配合割合が0.01重
量部未満では透明性、光沢などの光学特性および押出成
形性が劣る。一方、4重量部を超えると光学特性改良効
果が劣るので好ましくない。
部に対し、(B)成分を0.01〜4重量部、好ましく
は0.02〜3重量部、好適には0.03〜1重量部配
合したものである。(B)成分の配合割合が0.01重
量部未満では透明性、光沢などの光学特性および押出成
形性が劣る。一方、4重量部を超えると光学特性改良効
果が劣るので好ましくない。
【0019】本発明の組成物は、上記各成分をタンブラ
ーやミキサーなどの混合機を用いて混合し、次に、バン
バリーミキサー、ニーダーなどの混合機、あるいは押出
機などを用いて混練する方法が挙げられる。また、オー
プンロールなどで配合してもよい。混合温度としては一
般に160℃〜300℃であり、180℃〜280℃が
好ましい。こうして調製されるBPP組成物のメルトフ
ロレート(JIS K7210に準拠し、温度230
℃、荷重2.16Kgの条件で測定、以下「MFR」と
いう)は、通常1〜300g/10分であり、2〜25
0g/10分が好ましく、とりわけ3〜200g/10
分が好適である。
ーやミキサーなどの混合機を用いて混合し、次に、バン
バリーミキサー、ニーダーなどの混合機、あるいは押出
機などを用いて混練する方法が挙げられる。また、オー
プンロールなどで配合してもよい。混合温度としては一
般に160℃〜300℃であり、180℃〜280℃が
好ましい。こうして調製されるBPP組成物のメルトフ
ロレート(JIS K7210に準拠し、温度230
℃、荷重2.16Kgの条件で測定、以下「MFR」と
いう)は、通常1〜300g/10分であり、2〜25
0g/10分が好ましく、とりわけ3〜200g/10
分が好適である。
【0020】また、MFR調製のために有機過酸化物を
用いてビスブレーク処理をしてもよい。有機過酸化物と
しては、特に制限されるものではないが、BPPの融解
温度における分解速度が半減期で1秒より長く、300
℃での分解速度が10分以下のものが好ましい。具体的
には、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン、ベンゾイルパーオキサイド、メ
チルイソブチルケトンパーオキサイド、t−ブチルパー
ベンゾエート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ビニルトリス(t−ブチルパーオキシ)シラン等が
挙げられる。これら有機過酸化物の配合割合は、BPP
100重量部に対して、通常0.005〜0.5重量部
であり、0.01〜0.45重量部が好ましく、特に
0.015〜0.40重量部が好適である。
用いてビスブレーク処理をしてもよい。有機過酸化物と
しては、特に制限されるものではないが、BPPの融解
温度における分解速度が半減期で1秒より長く、300
℃での分解速度が10分以下のものが好ましい。具体的
には、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン、ベンゾイルパーオキサイド、メ
チルイソブチルケトンパーオキサイド、t−ブチルパー
ベンゾエート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、ビニルトリス(t−ブチルパーオキシ)シラン等が
挙げられる。これら有機過酸化物の配合割合は、BPP
100重量部に対して、通常0.005〜0.5重量部
であり、0.01〜0.45重量部が好ましく、特に
0.015〜0.40重量部が好適である。
【0021】更に、本発明の樹脂組成物に対しては、熱
可塑性樹脂に慣用の他の添加剤(例えば、酸化防止剤、
耐候性安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロックキング防止
剤、防曇剤、染料、顔料、オイル、ワックス等)を本発
明の目的を損なわない範囲で適宜量配合できる。このよ
うな添加剤の例としては、例えば、酸化防止剤として
2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール、4,4’−チオビス−
(6−t−ブチルフェノール)、2,2−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、オクタ
デシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−1’−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート、4,4’−チオビ
ス−(6−ブチルフェノール)、紫外線吸収剤としては
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレー
ト、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、可塑剤としてフタル酸ジメチル、フタル
酸ジエチル、ワックス、流動パラフィン、りん酸エステ
ル、帯電防止剤としてはペンタエリスリットモノステア
レート、ソルビタンモノパルミテート、硫酸化オレイン
酸、ポリエチレンオキシド、カーボンワックス、滑剤と
してエチレンビスステアロアミド、ブチルステアレート
等、着色剤としてカーボンブラック、フタロシアニン、
キナクリドン、インドリン、アゾ系顔料、酸化チタン、
ベンガラ等、充填剤としてグラスファイバー、アスベス
ト、マイカ、ワラストナイト、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、又、他の多くの高分
子化合物も本発明の作用効果が阻害されない程度にブレ
ンドすることもできる。
可塑性樹脂に慣用の他の添加剤(例えば、酸化防止剤、
耐候性安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロックキング防止
剤、防曇剤、染料、顔料、オイル、ワックス等)を本発
明の目的を損なわない範囲で適宜量配合できる。このよ
うな添加剤の例としては、例えば、酸化防止剤として
2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール、4,4’−チオビス−
(6−t−ブチルフェノール)、2,2−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、オクタ
デシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−1’−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート、4,4’−チオビ
ス−(6−ブチルフェノール)、紫外線吸収剤としては
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレー
ト、2−(2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、可塑剤としてフタル酸ジメチル、フタル
酸ジエチル、ワックス、流動パラフィン、りん酸エステ
ル、帯電防止剤としてはペンタエリスリットモノステア
レート、ソルビタンモノパルミテート、硫酸化オレイン
酸、ポリエチレンオキシド、カーボンワックス、滑剤と
してエチレンビスステアロアミド、ブチルステアレート
等、着色剤としてカーボンブラック、フタロシアニン、
キナクリドン、インドリン、アゾ系顔料、酸化チタン、
ベンガラ等、充填剤としてグラスファイバー、アスベス
ト、マイカ、ワラストナイト、ケイ酸カルシウム、ケイ
酸アルミニウム、炭酸カルシウム、又、他の多くの高分
子化合物も本発明の作用効果が阻害されない程度にブレ
ンドすることもできる。
【0022】以上のようにして得られたBPP樹脂組成
物は、公知のTダイ成形法、インフレーション成形法、
射出成形法、中空成形法、カレンダー成形法などの各種
成形法により成形体を得ることができる。フィルム・シ
ート成形においては、Tダイフィルム・シート成形の場
合、通常押出機の温度は、180℃〜300℃、好まし
くは200℃〜290℃、特に好ましくは220℃〜2
80℃の範囲で成形するとよい。また、冷却ロールの温
度は、10℃〜80℃、好ましくは20℃〜70℃、特
に好ましくは30℃〜60℃で行うとよい。インフレー
ションフィルム成形の場合は、押出機の温度150℃〜
250℃、好ましくは160℃〜230℃、特に好まし
くは170℃〜220℃、およびブローアップ比1.5
〜8の範囲で行うとよい。射出成形の場合は、温度15
0℃〜300℃、好ましくは160℃〜280℃、特に
好ましくは170℃〜260℃で行うとよい。中空成形
にあっては、押出機の温度150℃〜250℃、好まし
くは160℃〜230℃、特に好ましくは170℃〜2
20℃で行うとよい。カレンダー成形法は、温度150
℃〜230℃、好ましくは160℃〜210℃、特に好
ましくは170℃〜200℃で行うとよい。また、本発
明の成形体は、単体での使用および各種ラミネート法お
よび各種共押出し成形法を用い他の材料を積層してもよ
い。
物は、公知のTダイ成形法、インフレーション成形法、
射出成形法、中空成形法、カレンダー成形法などの各種
成形法により成形体を得ることができる。フィルム・シ
ート成形においては、Tダイフィルム・シート成形の場
合、通常押出機の温度は、180℃〜300℃、好まし
くは200℃〜290℃、特に好ましくは220℃〜2
80℃の範囲で成形するとよい。また、冷却ロールの温
度は、10℃〜80℃、好ましくは20℃〜70℃、特
に好ましくは30℃〜60℃で行うとよい。インフレー
ションフィルム成形の場合は、押出機の温度150℃〜
250℃、好ましくは160℃〜230℃、特に好まし
くは170℃〜220℃、およびブローアップ比1.5
〜8の範囲で行うとよい。射出成形の場合は、温度15
0℃〜300℃、好ましくは160℃〜280℃、特に
好ましくは170℃〜260℃で行うとよい。中空成形
にあっては、押出機の温度150℃〜250℃、好まし
くは160℃〜230℃、特に好ましくは170℃〜2
20℃で行うとよい。カレンダー成形法は、温度150
℃〜230℃、好ましくは160℃〜210℃、特に好
ましくは170℃〜200℃で行うとよい。また、本発
明の成形体は、単体での使用および各種ラミネート法お
よび各種共押出し成形法を用い他の材料を積層してもよ
い。
【0023】
【実施例】以下、実施例によって本発明の内容を具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定され
るものではない。なお、本実施例に用いた測定方法を以
下に示す。 パラキシレン不溶分および可溶分 温度130℃でポリマーを濃度約1重量%になるように
パラキシレンにいったん溶解し、その後温度25℃まで
冷却し、析出したものをパラキシレン不溶分とし、析出
しないものをパラキシレン可溶分とし、その重量割合を
求めた。13 C−NMRスペクトル 測定機 :日本電子(株)製 JNM−GSX400 測定モード :プロトンデカップリング法 パルス幅 :8.0μs パルス繰返時間:5.0μs 積算回数 :20000回 溶媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼンの 混合溶媒(75/25容量%) 内部標準 :ヘキサメチルジシロキサン 試料濃度 :300mg/3.0ml溶媒 測定温度 :120℃
に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定され
るものではない。なお、本実施例に用いた測定方法を以
下に示す。 パラキシレン不溶分および可溶分 温度130℃でポリマーを濃度約1重量%になるように
パラキシレンにいったん溶解し、その後温度25℃まで
冷却し、析出したものをパラキシレン不溶分とし、析出
しないものをパラキシレン可溶分とし、その重量割合を
求めた。13 C−NMRスペクトル 測定機 :日本電子(株)製 JNM−GSX400 測定モード :プロトンデカップリング法 パルス幅 :8.0μs パルス繰返時間:5.0μs 積算回数 :20000回 溶媒 :1,2,4−トリクロロベンゼン/重水素化ベンゼンの 混合溶媒(75/25容量%) 内部標準 :ヘキサメチルジシロキサン 試料濃度 :300mg/3.0ml溶媒 測定温度 :120℃
【0024】透明性(Haze) JIS K7105に準拠し、全Hazeを測定した。 透視性(クラリティー) 村上色彩技術研究所製クラリティーメーターを用い、ス
リット幅1mmで測定した。 光沢(グロス) フィルムの表面光沢(グロス)をJIS Z8741に
準拠し、日本電色工業社製VG−1D型グロスメーター
を用いて測定した。 押出圧力 Tダイフィルム成形時、ダイス部分の押出圧力を測定し
た。 主結晶化ピーク温度(Tcp) 装 置:PERKIN−ELMER社製DSC7型 試料重量:約3〜5mg 測定方法:試料を0℃〜230℃まで昇温し、5分間保
持した後、20℃/分の速度で0℃まで降温し結晶化温
度曲線を得た。得られた結晶化温度曲線より主結晶化ピ
ーク温度(Tcp)を求めた。 結晶化度(Xc) リガク社製RU200型X線回折装置を用いた。
リット幅1mmで測定した。 光沢(グロス) フィルムの表面光沢(グロス)をJIS Z8741に
準拠し、日本電色工業社製VG−1D型グロスメーター
を用いて測定した。 押出圧力 Tダイフィルム成形時、ダイス部分の押出圧力を測定し
た。 主結晶化ピーク温度(Tcp) 装 置:PERKIN−ELMER社製DSC7型 試料重量:約3〜5mg 測定方法:試料を0℃〜230℃まで昇温し、5分間保
持した後、20℃/分の速度で0℃まで降温し結晶化温
度曲線を得た。得られた結晶化温度曲線より主結晶化ピ
ーク温度(Tcp)を求めた。 結晶化度(Xc) リガク社製RU200型X線回折装置を用いた。
【0025】(A)成分のBPPの種類 BPPとして多段重合法により得られた次の種類のもの
を用いた。 BPP1:ポリプロピレンブロック(エチレン含有量が
12重量%であるエチレン−プロピレンランダム共重合
体)34.2重量%と、エラストマーブロック(エチレ
ン共重合割合が33.5モル%であるエチレン−プロピ
レン共重合体)65.8重量%からなる共重合体 BPP2:ポリプロピレンブロック(ホモポリプロピレ
ン)41.4重量%と、エラストマーブロック(エチレ
ン共重合割合が34.5モル%であるエチレン−プロピ
レン共重合体)58.6重量%からなる共重合体 BPP3:ポリプロピレンブロック(ホモポリプロピレ
ン)80.5重量%と、エラストマーブロック(エチレ
ン共重合割合が56.8モル%であるエチレン−プロピ
レン共重合体)19.5重量%からなる共重合体 上記BPP1〜BPP3の性状を表2に示す。
を用いた。 BPP1:ポリプロピレンブロック(エチレン含有量が
12重量%であるエチレン−プロピレンランダム共重合
体)34.2重量%と、エラストマーブロック(エチレ
ン共重合割合が33.5モル%であるエチレン−プロピ
レン共重合体)65.8重量%からなる共重合体 BPP2:ポリプロピレンブロック(ホモポリプロピレ
ン)41.4重量%と、エラストマーブロック(エチレ
ン共重合割合が34.5モル%であるエチレン−プロピ
レン共重合体)58.6重量%からなる共重合体 BPP3:ポリプロピレンブロック(ホモポリプロピレ
ン)80.5重量%と、エラストマーブロック(エチレ
ン共重合割合が56.8モル%であるエチレン−プロピ
レン共重合体)19.5重量%からなる共重合体 上記BPP1〜BPP3の性状を表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】また、比較用としてMFRが4.2g/1
0分であるホモポリプロピレン(以下「PP」という)
を用いた。 (B)成分の種類 Z−1:和光純薬社製「合成ゼオライト3A」 Z−2:水澤化学社製「商品名:シルトンAMT−0
8」平均粒径=0.85μm Z−3:水澤化学社製「商品名:シルトンAMT−3
0」平均粒径=3.0μm Z−4:水澤化学社製「商品名:シルトンJC−30」
平均粒径=3.0μm
0分であるホモポリプロピレン(以下「PP」という)
を用いた。 (B)成分の種類 Z−1:和光純薬社製「合成ゼオライト3A」 Z−2:水澤化学社製「商品名:シルトンAMT−0
8」平均粒径=0.85μm Z−3:水澤化学社製「商品名:シルトンAMT−3
0」平均粒径=3.0μm Z−4:水澤化学社製「商品名:シルトンJC−30」
平均粒径=3.0μm
【0028】実施例1〜10、比較例1〜5 表3に種類および配合量が示された各成分、ならびに、
添加剤として、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)]プロピオネート0.1重量部、トリス(2,4−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト0.1重量部
およびステアリン酸カルシウム0.05重量部を混合
し、(株)神戸製鋼所製同方向二軸押出機(KTX−3
7型)を用いて、温度160〜210℃でペレットにし
た。得られた各ペレットを吉井鉄工社製25mmφTダ
イフィルム成形機を用いて、ダイス温度250℃、冷却
ロール温度30℃の条件で厚み60μmのフィルムを成
形した。得られた各フィルムの光学特性および成形時の
押出圧力の結果を表3に示す。
添加剤として、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)]プロピオネート0.1重量部、トリス(2,4−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト0.1重量部
およびステアリン酸カルシウム0.05重量部を混合
し、(株)神戸製鋼所製同方向二軸押出機(KTX−3
7型)を用いて、温度160〜210℃でペレットにし
た。得られた各ペレットを吉井鉄工社製25mmφTダ
イフィルム成形機を用いて、ダイス温度250℃、冷却
ロール温度30℃の条件で厚み60μmのフィルムを成
形した。得られた各フィルムの光学特性および成形時の
押出圧力の結果を表3に示す。
【0029】実施例11〜13、比較例6〜8 表4に種類および配合量が示された各成分、ならびに上
記各添加剤を配合して同様の操作を行いペレットを得
た。各ペレットを東芝機械社製射出成形機(IS−17
0FII)を用いて、温度220℃、金型冷却温度50℃
でプレート(幅11cm×長さ15cm×厚み2mm)
を作製した。得られた各プレートの光学特性の測定結果
を表4に示す。
記各添加剤を配合して同様の操作を行いペレットを得
た。各ペレットを東芝機械社製射出成形機(IS−17
0FII)を用いて、温度220℃、金型冷却温度50℃
でプレート(幅11cm×長さ15cm×厚み2mm)
を作製した。得られた各プレートの光学特性の測定結果
を表4に示す。
【0030】また、上記各ペレットを、日本製鋼所社製
JB105型中空成形機を用いて、温度200℃、金型
温度30℃で円筒容器(内容量300cc、外径55m
m、厚み1mm)を成形した。得られた各容器に胡椒粉
を充填し、透明性を目視により次の3段階で評価した。 ○・・・充填物の粒が良く見え、透明性に優れる。 △・・・透明性が若干劣るが問題ない。 ×・・・充填物の粒が見にくく、透明性が著しく劣る。
JB105型中空成形機を用いて、温度200℃、金型
温度30℃で円筒容器(内容量300cc、外径55m
m、厚み1mm)を成形した。得られた各容器に胡椒粉
を充填し、透明性を目視により次の3段階で評価した。 ○・・・充填物の粒が良く見え、透明性に優れる。 △・・・透明性が若干劣るが問題ない。 ×・・・充填物の粒が見にくく、透明性が著しく劣る。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【発明の効果】本発明のプロピレン−α−オレフィン共
重合体組成物は、透明性、光沢などの光学特性に優れ、
且つ成形時の押出圧力が低く成形性に優れ、衝撃強度
(特に低温における耐衝撃性)、柔軟性、耐熱性等に優
れリサイクル利用可能なので、自動車、家電分野等の工
業用材料、工業用包装材料、食品包装材料、医療器具材
料、医薬品包装材料、化粧品包装材料等として有用であ
る。
重合体組成物は、透明性、光沢などの光学特性に優れ、
且つ成形時の押出圧力が低く成形性に優れ、衝撃強度
(特に低温における耐衝撃性)、柔軟性、耐熱性等に優
れリサイクル利用可能なので、自動車、家電分野等の工
業用材料、工業用包装材料、食品包装材料、医療器具材
料、医薬品包装材料、化粧品包装材料等として有用であ
る。
【図1】エチレン−プロピレン共重合体の同位体炭素に
よる核磁気共鳴スペクトルの例である。
よる核磁気共鳴スペクトルの例である。
【図2】ポリオレフィンにおける連鎖分布由来の各炭素
の名称を示す図である。
の名称を示す図である。
【図3】本発明のプロピレン−エチレンブロック共重合
体の結晶化ピーク曲線の例である。
体の結晶化ピーク曲線の例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00
Claims (8)
- 【請求項1】 (A)(a)ポリプロピレンブロック
30〜70重量%および(b)プロピレンと炭素数2〜
12(ただし、3を除く)のα−オレフィンとの共重合
体エラストマーブロック 70〜30重量%からなるプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体100重量
部に対して、(B)アルミノシリケート化合物0.01
〜4重量部を配合してなるプロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体組成物。 - 【請求項2】 上記(A)プロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体が下記(1)および(2)の物性を有
する請求項1記載のプロピレン−α−オレフィンブロッ
ク共重合体組成物。 (1)示差走査型熱量計(DSC)を用いて測定される
主結晶化ピーク温度:90〜115℃ (2)X線回折法により測定される結晶化度:10〜2
5% - 【請求項3】 上記(A)プロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体が、(a)ポリプロピレンブロックマ
トリックス相に(b)エラストマーブロックが分散した
状態で存在し、かつ、分散粒子の数平均粒子径が1.0
μm以下であり、面積平均粒子径が1.5μm以下であ
ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプロ
ピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物。 - 【請求項4】 上記(A)プロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体は、(3)温度25℃におけるパラキ
シレン不溶分が25〜65重量%であることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロピレン−α
−オレフィンブロック共重合体組成物。 - 【請求項5】 上記(A)プロピレン−α−オレフィン
ブロック共重合体が下記(4)の物性を有するものであ
る請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロピレン−α
−オレフィンブロック共重合体組成物。 (4)温度25℃におけるパラキシレン可溶分は、
(i)2サイトモデルによる平均のプロピレン含量(F
P)が20〜80モル%、(ii)2サイトモデルにおい
てプロピレンを優先的に重合する活性点で生成する共重
合体(PH )のプロピレン含量(PP )が65〜90モ
ル%および(iii)PH が共重合体に占める割合(Pf1)
が、0.60〜0.90 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物を成
形して得られるフィルムまたはシート。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物を成
形して得られる射出成形体。 - 【請求項8】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物を成
形して得られる中空成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16640396A JPH107875A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およびその成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16640396A JPH107875A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およびその成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107875A true JPH107875A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15830780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16640396A Pending JPH107875A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体組成物およびその成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107875A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-06-26 JP JP16640396A patent/JPH107875A/ja active Pending
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CN114728734B (zh) * | 2019-11-29 | 2023-04-11 | 工程吸气公司 | 用于胺控制或去除的食品包装 |
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