JP2000169504A - エポキシ化脱蛋白天然ゴムおよびその製造方法 - Google Patents

エポキシ化脱蛋白天然ゴムおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2000169504A
JP2000169504A JP10348721A JP34872198A JP2000169504A JP 2000169504 A JP2000169504 A JP 2000169504A JP 10348721 A JP10348721 A JP 10348721A JP 34872198 A JP34872198 A JP 34872198A JP 2000169504 A JP2000169504 A JP 2000169504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natural rubber
rubber
deproteinized natural
epoxidized
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10348721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4102499B2 (ja
Inventor
Atsuko Ochi
敦子 越智
Yoshiaki Miyamoto
芳明 宮本
Hideo Nobuchika
英男 信近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHI KAGAKU KK
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Kao Corp
Fuji Latex Co Ltd
Original Assignee
HIGASHI KAGAKU KK
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Kao Corp
Fuji Latex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIGASHI KAGAKU KK, Sumitomo Rubber Industries Ltd, Kao Corp, Fuji Latex Co Ltd filed Critical HIGASHI KAGAKU KK
Priority to JP34872198A priority Critical patent/JP4102499B2/ja
Publication of JP2000169504A publication Critical patent/JP2000169504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4102499B2 publication Critical patent/JP4102499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレルギーフリーを実現し、伸び、弾性およ
び皮膜強さが良好で、かつ低硬度、低モジュラスであっ
て、手術用手袋等の用途に好適な天然ゴムと、その製造
方法とを提供する。 【解決手段】 本発明のエポキシ化脱蛋白天然ゴムは、
窒素含有量が0.02重量%以下で、かつエポキシ化率
が1〜10モル%であることを特徴とし、その架橋物
は、二塩基酸、ジアミン化合物およびグアニジン化合物
からなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤で架橋
したものである。かかるゴムは、窒素含有量が0.02
重量%以下の脱蛋白天然ゴムに所定量の有機過酸を配合
してエポキシ化した後、上記架橋剤をゴム100重量部
に対して1〜20重量部配合し、架橋することによって
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエポキシ化脱蛋白天
然ゴムおよびその製造方法に関し、より詳しくは、手術
用手袋、手術用マスク、各種カテーテル等の医療用具
や、授乳用具、避妊具に用いられる、アレルギーフリー
を実現した天然ゴムとその製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】天然ゴムは、伸びが大きい、弾性が高
い、皮膜の強さが良好である等の特徴を有することか
ら、手術用手袋、手術用マスク、各種カテーテル等の医
療用具や、授乳用具、避妊具等に至る幅広い分野で利用
されている。しかし近年、天然ゴム製の医療用具等を使
用したことが原因で、呼吸困難、アナフィラキシー様症
状(血管性浮腫、じんましん、虚脱、チアノーゼなど)
等のアレルギー症状が生じるという報告がなされてい
る。
【0003】天然ゴム製品によるアレルギーには、天然
ゴム製品に接触後数時間以内にかぶれ、呼吸困難等のア
ナフィラキシー様症状が発生するアレルギーであって、
天然ゴムに含まれる蛋白質が原因とされているいわゆる
即時型(I型)アレルギーと、天然ゴム製品に接触後1
〜2日経過してからかゆみ、かぶれ等の症状が発生する
アレルギーであって、硫黄系加硫剤や加硫促進剤が原因
とされているいわゆる遅延型(IV型)アレルギーとが知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即時型(I型)アレル
ギーの問題を解決することを目的として、特開平6−5
6902号公報では、天然ゴムラテックスに蛋白分解酵
素を加えて酵素処理を施すことによって、蛋白質を高度
に除去した脱蛋白天然ゴムが開示されている。しかし、
かかる脱蛋白天然ゴムを用いた加硫(架橋)ゴム製品を
作製する際には、従来と同様に硫黄系加硫剤や加硫促進
剤が用いられることから、遅延型(IV型)アレルギーの
発生を抑制することはできない。
【0005】一方、遅延型(IV型)アレルギーの問題を
解決する方法としては、例えば硫黄系加硫剤や加硫促進
剤を用いた加硫に代えて、過酸化物を用いた架橋(いわ
ゆる過酸化物加硫)を行う方法が考えられる。しかし、
一般に天然ゴムは過酸化物では架橋することができない
という問題がある。そこで本発明の目的は、即時型(I
型)アレルギーと遅延型(IV型)アレルギーの両方を防
止してアレルギーフリーを実現するとともに、天然ゴム
が本来有する伸び、弾性および皮膜強さが良好であると
いう特徴を損なうことなく、さらに低硬度、低モジュラ
スであって、手術用手袋、手術用マスク、各種カテーテ
ル等の医療用具や、授乳用具、避妊具等の用途に好適に
用いることのできる天然ゴムと、その製造方法とを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために研究を重ねていく中で、不飽和結合を
エポキシ基に置換するエポキシ化処理を施したゴムは二
塩基酸、ジアミン化合物またはグアニジン化合物ととも
に加熱することで架橋できることに着目し、さらに検討
を重ねた結果、天然ゴムにあらかじめ高度な脱蛋白処理
を施した上でエポキシ化処理を施し、次いで二塩基酸、
ジアミン化合物およびグアニジン化合物からなる群より
選ばれる少なくとも1種の架橋剤を配合して架橋すれ
ば、蛋白質に起因する即時型(I型)アレルギーのみな
らず、硫黄系加硫剤や加硫促進剤に起因する遅延型(IV
型)アレルギーを引き起こすおそれをも除去した天然ゴ
ム製品を得ることができるという事実を見出した。
【0007】しかしながら、特開平6−329702号
公報に開示の、エポキシ化率が約30モル%を超えるよ
うな改質天然ゴムに上記架橋剤を配合して架橋したとき
は、ゴムの硬度やモジュラスが高くなったり、伸びが小
さくなってしまい、その結果手術用手袋等の医療用具
や、授乳用具、避妊具等の用途に適用できなくなる。そ
こで本発明者らは、エポキシ化脱蛋白天然ゴムを用いて
も、低硬度、低モジュラスで、かつ良好な伸びを有する
ゴムを得ることができる方法についてさらに検討を重ね
た結果、高度に蛋白質が除去された脱蛋白天然ゴムをエ
ポキシ化する際、そのエポキシ化率が1〜10モル%と
なるように設定すれば、即時型(I型)と遅延型(IV
型)との両方のアレルギーを防止することができるとと
もに、低硬度、低モジュラスを実現し、良好な伸びを有
するエポキシ化脱蛋白天然ゴムを得ることができるとい
う全く新たな事実を見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明のエポキシ化脱蛋白天然
ゴムは、窒素含有量が0.02重量%以下で、かつエポ
キシ化率が1〜10モル%であることを特徴とする。上
記本発明のエポキシ化脱蛋白天然ゴムによれば、窒素含
有量が極めて低いことに示されるように、天然ゴム中の
蛋白質が高度に除去されており、即時型(I型)アレル
ギーを引き起こすおそれがない。また、天然ゴム中の不
飽和結合がエポキシ化されていることから、硫黄系加硫
剤や加硫促進剤を用いずに二塩基酸、ジアミン化合物ま
たはグアニジン化合物で架橋を行うことができ、遅延型
(IV型)アレルギーの原因となる硫黄系加硫剤や加硫促
進剤を含有しない天然ゴムの架橋物(加硫物)を得るこ
とができる。
【0009】さらに、エポキシ化率を、特開平6−32
9702号公報に開示の改質天然ゴムに比べて低く抑え
ることにより、架橋しても高度やモジュラスを低く抑え
ることができ、かつ良好な伸びを有する天然ゴム製品を
得ることができる。従って、本発明のエポキシ化脱蛋白
天然ゴムは、手術用手袋等の医療用具や、授乳用具、避
妊具等の用途に好適なアレルギーフリーの天然ゴム製品
を得ることができる。
【0010】本発明において「エポキシ化率」とは、天
然ゴム1分子中の不飽和結合がエポキシ基で置換された
割合(モル%)を示す。また、本発明の他のエポキシ化
脱蛋白天然ゴムは、上記本発明のエポキシ化脱蛋白天然
ゴムを架橋したものであって、窒素含有量が0.02重
量%以下で、かつエポキシ化率が1〜10モル%である
エポキシ化脱蛋白天然ゴムを、二塩基酸、ジアミン化合
物およびグアニジン化合物からなる群より選ばれる少な
くとも1種の架橋剤で架橋したことを特徴とする。
【0011】かかる架橋された脱蛋白天然ゴムは、低硬
度、低モジュラスで、伸びが大きいという利点を有して
おり、手術用手袋等の種々の形態を採ることにより、ア
レルギーフリーを実現した天然ゴム製品として好適に使
用することができる。本発明のエポキシ化脱蛋白天然ゴ
ムの製造方法は、上記の架橋された脱蛋白天然ゴムの製
造方法であって、窒素含有量が0.02重量%以下の脱
蛋白天然ゴムに、当該ゴム1分子中における不飽和結合
の1〜10%をエポキシ基に置換し得る量の有機過酸を
配合してエポキシ化した後、得られたエポキシ化脱蛋白
天然ゴム100重量部に対して、二塩基酸、ジアミン化
合物およびグアニジン化合物からなる群より選ばれる少
なくとも1種の架橋剤1〜20重量部添加し、架橋する
ことを特徴とする。
【0012】上記製造方法によれば、アレルギーフリー
を実現した上記脱蛋白天然ゴムからなるゴム製品を効率
よく製造することができる。なお、ゴム1分子中におけ
る不飽和結合の数は天然ゴムの分子量に応じて変動す
る。そこで、本発明においてエポキシ化処理時の有機過
酸の配合量を決定するには、使用するゴムの重量をポリ
イソプレンの1ユニット当たりの分子量である68で割
り、こうして得られた値をゴム1分子中の不飽和結合
(二重結合)の総数とみなし、その不飽和結合のうちの
1〜10%をエポキシ基に置換し得る有機過酸の量を換
算すればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のエポキシ化脱蛋白天然ゴ
ムは、窒素含有量が0.02重量%以下のレベルにまで
高度に蛋白質が除去された脱蛋白天然ゴムをエポキシ化
し、そのエポキシ化率を1〜10モル%の範囲に設定し
たものである。前記エポキシ化率は有機過酸の配合量に
よって調整することができ、窒素含有率は天然ゴムに対
する脱蛋白処理の条件によって調整することができる。
【0014】本発明のエポキシ化脱蛋白天然ゴムにおけ
るエポキシ化率が1モル%を下回ると、ゴムを充分に架
橋させることができなくなる。逆に、エポキシ化率が1
0モル%を超えると、得られるゴムの硬度やモジュラス
が高くなったり、伸びが低下してしまい、手術用手袋等
の医療用具や、授乳用具、避妊具等の用途に不適当なも
のとなるために好ましくない。
【0015】本発明において、エポキシ化脱蛋白天然ゴ
ムのエポキシ化率は、FT−IRおよび13C−NMRを
使用し、Chemical Demonstration of the Randomness o
f Epoxidized Natural Rubber, Br. Polym. J. 1984, 1
6, 134(Daveyt al.)に従って行った。本発明のエポキシ
化脱蛋白天然ゴムにおける窒素含有率が0.02重量%
を超えると、蛋白質に起因する即時型(I型)アレルギ
ーが発生するおそれを除去できなくなる。
【0016】一般に天然ゴムは、分子量がそれぞれ10
0万〜250万と10万〜20万の高分子量成分と低分
子量成分との混合体であることが知られており、高分子
量成分は、低分子量成分が天然ゴムに含まれているアブ
ノーマル基を介して相互に結合し分枝したものと推測さ
れている。本来の生合成で生成したと考えられる分子量
10万の低分子量ゴム1分子に、分子間結合に介在する
ペプチド分子が1分子、すなわち窒素原子(原子量1
4)が1原子結合したときの窒素含量は0.014%で
ある。この量に相当する窒素は脱蛋白処理を施しても除
去されずに残ると考えられる。従って、不可避的に0.
02%程度以下の窒素含量は残存するため、窒素含有率
が0.02%以下のレベルまで除去された天然ゴムは、
完全に蛋白質が除去されていると判断される。
【0017】本発明において、エポキシ化脱蛋白天然ゴ
ムの窒素含有率は、RRIM試験法(Rubber Reserch I
nstitute of Malaysia(1973). ‘SMR Bulletin No.7
’)によって分析した。以下、天然ゴムの脱蛋白処理
方法、脱蛋白天然ゴムのエポキシ化処理方法、およびエ
ポキシ化脱蛋白天然ゴムの架橋方法について詳細に説明
する。
【0018】〔天然ゴムの脱蛋白処理方法〕本発明に用
いられる窒素含有量が0.02重量%以下の脱蛋白天然
ゴムは、例えば特開平6−56902号公報に開示の方
法によって作製することができる。すなわち、天然ゴム
ラテックスに蛋白分解酵素を添加し、蛋白質を分解させ
た後、界面活性剤によって繰り返し洗浄することによっ
て得られる。洗浄は遠心分離などで行えばよい。
【0019】本発明の脱蛋白天然ゴムを得るための出発
原料となるラテックスは、天然のゴムの木から得られた
フィ−ルドラテックスを意味し、ラテックスは市販のア
ンモニア処理ラテックスでも新鮮なフィ−ルドラテック
スのいずれをも使用することができる。蛋白分解酵素と
しては従来公知のものが使用可能であり、特に限定され
ないが、例えばアルカリプロテアーゼ等が好適に用いら
れる。プロテアーゼの由来としては、細菌由来のもの、
糸状菌由来のもの、酵母由来のもの等いずれでも構わな
いが、これらの中では細菌由来のものを使用するのが好
ましい。また、リパーゼ、エステラーゼ、アミラーゼ、
ラッカーゼ、セルラーゼ等の酵素を併用してもよい。
【0020】蛋白分解酵素としてアルカリプロテアーゼ
を用いる場合、その活性は0.1〜50APU/g、好
ましくは1〜25APU/gの範囲であるのが適当であ
る。前記酵素活性は、アンソン−ヘモグロビン法(Anso
n. M. L., J. Gen. Physiol.,22, 79(1938) )の改良法
を用いて測定した。すなわち、基質として用いる尿素変
性ヘモグロビンの終濃度が14.7mg/mlとなるよ
うに調整した溶液中で、温度25℃、pH10.5にて
10分間反応させた後、反応溶液にトリクロロ酢酸を終
濃度が31.25mg/mlとなるように添加する。次
いで、トリクロロ酢酸の可溶分をフェノール試薬によっ
て呈色させ、1モルのチロシンの呈色度を1APUとし
た検量線により反応10分間当りの活性を求め、これを
1分間当りに換算することによって測定した。なお、1
APUとは、1モルのチロシンがフェノール試薬によっ
て呈色するのと同じ呈色度のトリクロロ酢酸可溶分量を
1分間に与えるプロテアーゼの量のことを示す。但し、
アルカリプロテアーゼの活性測定はこの測定方法に限定
されるものではない。
【0021】上記蛋白質分解酵素の添加量は、天然ゴム
ラテックスの固形分100重量部に対して0.0001
〜20重量部、好ましくは0.001〜10重量部であ
る。蛋白質分解酵素の添加量が前記範囲を下回ると、ラ
テックス中の蛋白質を充分に分解することができなくな
るおそれがある。一方、蛋白質分解酵素の添加量が前記
範囲を超えると、添加量が多すぎてコストアップにつな
がるとともに、酵素の活性も低下する。なお、酵素を添
加する際にpH調整剤などの他の添加剤を添加してもよ
い。
【0022】酵素による処理時間は酵素の活性に応じて
設定されるものであって、特に限定されないが、通常数
分から1週間程度処理を行うことが好ましい。また、脱
蛋白処理中のラテックスは撹拌してもよいし、静置でも
よい。また、必要に応じて温度調節を行ってもよく、適
当な温度としては、5℃〜90℃、好ましくは20℃〜
60℃ある。処理温度が90℃を超えると酵素の失活が
早く、5℃未満では酵素の反応が進行し難くなる。
【0023】界面活性剤によるラテックス粒子の洗浄方
法としては、例えば酵素処理を完了したラテックスに界
面活性剤を添加し遠心分離法する方法が好適に採用でき
る。その際、界面活性剤はラテックスに対して0.00
1〜10重量%の範囲で添加するのが適当である。ま
た、遠心分離に代えて、ラテックス粒子を凝集させて分
離する洗浄方法も採用できる。遠心分離は1回ないし数
回行えばよい。
【0024】界面活性剤としては、例えば陰イオン性界
面活性剤および/または非イオン性界面活性剤が使用可
能である。陰イオン界面活性剤には、例えばカルボン酸
系、スルホン酸系、硫酸エステル系、リン酸エステル系
等の界面活性剤が挙げられる。非イオン界面活性剤に
は、例えばポリオキシアルキレンエ−テル系、ポリオキ
シアルキレンエステル系、多価アルコ−ル脂肪酸エステ
ル系、糖脂肪酸エステル系、アルキルポリグリコシド系
等の界面活性剤が挙げられる。
【0025】なお、以上の説明では、酵素分解後、界面
活性剤を添加してラテックスを洗浄したが、酵素と界面
活性剤とは同時に添加して処理してもよい。また、本発
明の脱蛋白天然ゴムを得る方法は特に限定されるもので
はない。 〔脱蛋白天然ゴムのエポキシ化処理方法〕脱蛋白天然ゴ
ムのエポキシ化処理は、脱蛋白天然ゴムと有機過酸とを
反応させて、脱蛋白天然ゴム中の不飽和結合をエポキシ
基に置換する(エポキシ化する)ことによって行われ
る。
【0026】脱蛋白天然ゴムと有機過酸との反応による
エポキシ化は、コストや取扱い易さ等の観点から、一般
に脱蛋白処理を施した後、界面活性剤で安定化させた天
然ゴムラテックスに有機過酸を加え、12時間以上反応
を進行させることによって行われる。なお、エポキシ化
は、ラテックス状態で行うほかにも、固形ゴムやゴム溶
液の状態で行うこともできる。
【0027】天然ゴムをエポキシ化する際に用いられる
有機過酸としては、例えば過安息香酸、過酢酸、過ギ
酸、過フタル酸、過プロピオン酸、トリフルオロ過酢
酸、過酪酸等が挙げられる。これらの有機過酸は天然ゴ
ムラテックスに直接添加してもよいが、有機過酸を形成
し得る成分を添加して、ラテックス中にて有機過酸を生
成させてもよい。例えば、過ギ酸を生成させるには、ギ
酸と過酸化水素とを順次添加すればよい。過酢酸を生成
させるには、氷酢酸と過酸化水素とを順次添加すればよ
い。
【0028】有機過酸の配合量は、脱蛋白天然ゴムのエ
ポキシ化率が1〜10モル%の範囲で所望の値になるよ
うに、使用する有機過酸の種類や脱蛋白天然ゴムの分子
量等に応じて適宜設定される。例えば、過酢酸を用いる
場合は、脱蛋白天然ゴムのゴム固形分100重量部に対
して0.19〜1.93重量部程度、あるいは過ギ酸を
用いる場合は、脱蛋白天然ゴムのゴム固形分100重量
部に対して0.24〜2.37重量部程度配合すればよ
い。
【0029】〔エポキシ化脱蛋白天然ゴムの架橋方法〕
エポキシ化された脱蛋白天然ゴムの架橋は、二塩基酸、
ジアミン化合物およびグアニジン化合物からなる群より
選ばれる少なくとも1種の架橋剤を用いて行われる。二
塩基酸としては、例えばシュウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸等の有機酸;硫酸、炭酸
等の無機酸が挙げられる。
【0030】ジアミン化合物としては、例えばエチレン
ジアミン、トリメチレンジアミン、フェニレンジアミン
等が挙げられる。グアニジン化合物としては、例えば
1,3‐ジフェニルグアニジン(DPG)、ジ−O−ト
リルグアニジン(DOTG)、1−O−トリルビグアニ
ド(BG)、ジカテコールボレートのジ−O−トリルグ
アニジン塩(PR)等が挙げられる。
【0031】上記例示の架橋剤(二塩基酸、ジアミン化
合物およびグアニジン化合物)は単独で、または2種以
上を混合して用いることができる。架橋剤の配合量は、
エポキシ化脱蛋白天然ゴム100重量部に対して1〜2
0重量部に設定される。架橋剤の配合量が1重量部を下
回ると、ゴムの架橋が不十分になり、充分なモジュラス
や引張強さを有するエポキシ化脱蛋白天然ゴムが得られ
ない。逆に、架橋剤の配合量が20重量部を超えると、
モジュラスや引張強さが大きくなりすぎて、手術用手袋
等の医療用具や、授乳用具、避妊具等の用途に適さなく
なる。架橋剤の配合量は、上記範囲の中でも特に1〜5
重量部であるのが好ましく、1〜2重量部であるのがよ
り好ましい。
【0032】本発明の架橋した脱蛋白天然ゴムにおける
モジュラス、引張強さ、伸びおよび硬度としては、手術
用手袋等の医療用具や、授乳用具、避妊具等の用途に適
した値にするという観点から、以下の範囲となるように
設定される。 ・500%モジュラスM500 :0.3〜1.3MPa、
好ましくは0.5〜1.3MPa。 ・引張強さTB :2〜30MPa、好ましくは5〜25
MPa。 ・伸びEB :600〜1200%、好ましくは800〜
1200%。 ・硬度(JIS A):40〜60、好ましくは50〜
60。
【0033】なお本発明によれば、エポキシ化処理を施
すことによって、天然ゴム(脱蛋白天然ゴム)本来の優
れた強度等を維持しつつ、天然ゴム(脱蛋白天然ゴム)
では得られない優れた耐油性やガス透過性を得ることが
できるという利点もある。本発明のエポキシ化脱蛋白天
然ゴムは、即時型(I型)アレルギーと遅延型(IV型)
アレルギーの両方を防止してアレルギーフリーを実現す
るとともに、天然ゴムが本来有する伸び、弾性および皮
膜強さが良好であるという特徴を損なうことなく、低硬
度、低モジュラスな架橋(加硫)ゴムが得られることか
ら、前述のように、手術用手袋等の医療用具や、授乳用
具、避妊具等の用途に好適に用いられる。
【0034】
〔脱蛋白天然ゴムラテックスの作製〕
参考例 天然ゴムラテックス〔ソクテック社(マレーシア)製、
固形ゴム分60.2重量%〕15mlを200mlの蒸
留水で希釈し、0.12%のナフテン酸ソーダで安定化
させ、リン酸二水素ナトリウムを添加してpHを9.2
に調節した。
【0035】次いで、蛋白分解酵素(ノボノルディスク
バイオインダストリー(株)のアルカラーゼ2.0M)
0.78gを10mlの蒸留水に分散させて、上記希釈
天然ゴムラテックスに加えた。ラテックスのpHを9.
2に再度調節した後、37℃で24時間維持して脱蛋白
処理(酵素処理)を行った。脱蛋白処理を完了したラテ
ックスに対して、ノニオン系界面活性剤(東邦化学工業
社製の「Triton X−100」)を1重量%の割
合で添加し、1000rpm(重力加速度約900G)
で30分間遠心分離した。
【0036】こうして得られたクリーム状留分を1%の
「Triton X−100」(前出)を含む蒸留水2
00mlに再分散させ、再度遠心分離した。この作業を
3回繰り返した後、クリームの分散液に塩化カルシウム
を添加して脱蛋白された固形ゴムを単離した。さらに、
単離した固形ゴムを蒸留水に分散し、固形ゴム分60.
0重量%の脱蛋白天然ゴムラテックスを得た。
【0037】得られた脱蛋白天然ゴムラテックスの窒素
含有率をRRIM試験法(Rubber Reserch Institute o
f Malaysia(1973). ‘SMR Bulletin No.7 ’)にて測定
したところ、0.015%であった。 〔エポキシ化脱蛋白天然ゴムの製造方法〕 実施例1 参考例で得られた脱蛋白天然ゴムラテックス(全固形分
濃度60.0重量%)200gをイオン交換水にて固形
分濃度が30.0重量%となるように希釈して、20℃
に調整した。
【0038】この希釈ラテックスのpHが5〜6の範囲
で推移するようにアンモニア水で調整しつつ、かつ攪拌
しながら、濃度2.5mol/Lの過酢酸7.0g(エ
ポキシ化率(理論値)を1モル%に設定し得る量)をゆ
っくりと添加して、エポキシ化を行った。エポキシ化
後、メタノールを加えてゴム分のみを凝固させ、水で数
回洗浄し、乾燥して固形のエポキシ化脱蛋白天然ゴム
(未加硫)を得た。
【0039】次いで、上記未加硫のエポキシ化脱蛋白天
然ゴム100重量部に対して、グアニジン系の架橋剤で
あるジカテコールボレートのジ−o−トリルグアニジン
塩〔ノクセラー社の商品名「NOCCELER P
R」〕10重量部を添加し、190℃で90分間加硫し
た。 実施例2 過酢酸の添加量を35.8g(エポキシ化率(理論値)
を5モル%に設定し得る量)としたほかは、実施例1と
同様にしてエポキシ化脱蛋白天然ゴムを得た。
【0040】実施例3 過酢酸の添加量を70.4g(エポキシ化率(理論値)
を10モル%に設定し得る量)としたほかは、実施例1
と同様にしてエポキシ化脱蛋白天然ゴムを得た。 実施例4 架橋剤(前出のNOCCELER PR)の添加量を1
重量部としたほかは、実施例2と同様にしてエポキシ化
脱蛋白天然ゴムを得た。
【0041】実施例5 架橋剤(前出のNOCCELER PR)の添加量を2
0重量部としたほかは、実施例2と同様にしてエポキシ
化脱蛋白天然ゴムを得た。 比較例1 参考例で得られた脱蛋白天然ゴムラテックス(全固形分
濃度60.0重量%)200gをイオン交換水にて固形
分濃度が30.0重量%となるように希釈し、20℃に
調整した。
【0042】この希釈ラテックスにメタノールを加えて
ゴム分のみを凝固させ、水で数回洗浄し、乾燥して固形
の脱蛋白天然ゴム(未加硫)を得た。次いで、上記未加
硫の脱蛋白天然ゴム100重量部に対して、架橋剤(前
出のNOCCELER PR)10重量部を添加し、1
90℃で90分間加硫した。 比較例2 参考例で得られた脱蛋白天然ゴムラテックスを実施例1
と同様にして希釈した後、濃度2.5mol/Lの過酢
酸3.5g(エポキシ化率(理論値)を0.5モル%に
設定し得る量)を用いたほかは実施例1と同様にしてエ
ポキシ化を行った。
【0043】次いで、こうして得られたエポキシ化脱蛋
白天然ゴム100重量部に対して、架橋剤(前出のNO
CCELER PR)10重量部を添加し、190℃で
90分間加硫した。 比較例3 過酢酸の添加量を140.8g(エポキシ化率(理論
値)を20モル%に設定し得る量)としたほかは、比較
例3と同様にしてエポキシ化脱蛋白天然ゴムを得た。
【0044】比較例4 過酢酸の添加量を35.8g(エポキシ化率(理論値)
を5モル%に設定し得る量)とし、さらに加硫時の架橋
剤(前出のNOCCELER PR)の添加量を0.5
重量部としたほかは、比較例3と同様にしてエポキシ化
脱蛋白天然ゴムを得た。
【0045】比較例5 過酢酸の添加量を35.8g(エポキシ化率(理論値)
を5モル%に設定し得る量)とし、さらに加硫時の架橋
剤(前出のNOCCELER PR)の添加量を30重
量部としたほかは、比較例3と同様にしてエポキシ化脱
蛋白天然ゴムを得た。
【0046】比較例6 市販の天然ゴムラテックス(全固形分濃度60.0重量
%)200gに対して、陰イオン界面活性剤(ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム)を1重量
%の割合で添加し、イオン交換水で固形分濃度が30.
0重量%となるように希釈して、20℃に調整した。な
お、上記ラテックスの窒素含有率をRRIM試験法にて
測定したところ、0.32%であった。
【0047】この希釈ラテックスのpHが5〜6の範囲
で推移するようにアンモニア水で調整しつつ、かつ攪拌
しながら、濃度2.5mol/Lの過酢酸35.8g
(エポキシ化率(理論値)を5%に設定し得る量)をゆ
っくりと添加して、エポキシ化を行った。エポキシ化
後、メタノールを加えてゴム分のみを凝固させ、水で数
回洗浄し、乾燥して固形のエポキシ化天然ゴム(未加
硫)を得た。
【0048】次いで、上記未加硫のエポキシ化天然ゴム
100重量部に対して、架橋剤(前出のNOCCELE
R PR)10重量部を添加し、190℃で90分間加
硫した。 〔エポキシ化脱蛋白天然ゴムの物性評価〕上記実施例1
〜5および比較例1〜6で得られたエポキシ化脱蛋白天
然ゴムについて、エポキシ化率(モル%)、500%モ
ジュラスM500 (MPa)、引張強さTB (MPa)、
伸びEB (%)および硬さ(JISA)を測定した。
【0049】エポキシ化率は、前述のように、FT−I
Rおよび13C−NMRを使用し、Chemical Demonstrati
on of the Randomness of Epoxidized Natural Rubber,
Br.Polym. J. 1984, 16, 134(Daveyt al.)に従って行
った。500%モジュラスM500 、引張強さTB および
伸びEB は、JIS K6251「加硫ゴムの引張試験
方法」の記載に準じて測定した。
【0050】以上の結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1より明らかなように、エポキシ化率を
1〜10モル%に、かつ架橋剤の配合量をゴム固形分1
00重量部に対して1〜20重量部に設定した実施例1
〜5では、いずれも天然ゴムが本来有する伸び、弾性お
よび皮膜強さが良好であるという特徴を損なうことな
く、低硬度、低モジュラスな天然ゴムを得ることができ
た。
【0053】これに対し、エポキシ化率が低すぎた比較
例2や架橋剤の量が少なすぎた比較例4では、充分なモ
ジュラスや引張強さが得られなかった。逆に、エポキシ
化率が高すぎた比較例3や架橋剤の量が多すぎた比較例
5では、モジュラス、引張強さ、硬度がいずれも高くな
りすぎ、伸びが小さくなったため、手術用手袋等の用途
に適さなくなった。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アレルギーフリーを実現するとともに、天然ゴムが本来
有する伸び、弾性および皮膜強さが良好であるという特
徴を損なうことなく、低硬度、低モジュラスで、手術用
手袋、手術用マスク、各種カテーテル等の医療用具や、
授乳用具、避妊具等の製造に好適な天然ゴムを得ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 392029247 株式会社ヒガシ化学 大阪府八尾市若林町3丁目9番地 (72)発明者 越智 敦子 兵庫県明石市大久保町ゆりのき通1−1− 1 イーストスクエアIII番館1205 (72)発明者 宮本 芳明 兵庫県神戸市西区美賀多台1−3−2703 (72)発明者 信近 英男 兵庫県神戸市西区竜ヶ丘4−6−1県住 902号 Fターム(参考) 4J100 AS03P CA01 CA31 HA29 HA53 HA61 HC28 HC36 HC46 HC47 HD01 JA51 JA58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒素含有量が0.02重量%以下で、かつ
    エポキシ化率が1〜10モル%であることを特徴とする
    エポキシ化脱蛋白天然ゴム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエポキシ化脱蛋白天然ゴム
    を、二塩基酸、ジアミン化合物およびグアニジン化合物
    からなる群より選ばれる少なくとも1種の架橋剤で架橋
    したことを特徴とする脱蛋白天然ゴム。
  3. 【請求項3】窒素含有量が0.02重量%以下の脱蛋白
    天然ゴムに、当該ゴム1分子中における不飽和結合の1
    〜10%をエポキシ基に置換し得る量の有機過酸を配合
    してエポキシ化した後、得られたエポキシ化脱蛋白天然
    ゴム100重量部に対して、二塩基酸、ジアミン化合物
    およびグアニジン化合物からなる群より選ばれる少なく
    とも1種の架橋剤1〜20重量部配合し、架橋すること
    を特徴とする脱蛋白天然ゴムの製造方法。
JP34872198A 1998-12-08 1998-12-08 エポキシ化脱蛋白天然ゴムの架橋物、その製造方法およびその使用 Expired - Fee Related JP4102499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34872198A JP4102499B2 (ja) 1998-12-08 1998-12-08 エポキシ化脱蛋白天然ゴムの架橋物、その製造方法およびその使用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34872198A JP4102499B2 (ja) 1998-12-08 1998-12-08 エポキシ化脱蛋白天然ゴムの架橋物、その製造方法およびその使用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000169504A true JP2000169504A (ja) 2000-06-20
JP4102499B2 JP4102499B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=18398928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34872198A Expired - Fee Related JP4102499B2 (ja) 1998-12-08 1998-12-08 エポキシ化脱蛋白天然ゴムの架橋物、その製造方法およびその使用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4102499B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176013A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Nagaoka University Of Technology 液状エポキシ化天然ゴム及びその製造方法
JPWO2005082943A1 (ja) * 2004-03-01 2008-01-17 トヨタ自動車株式会社 新規高分子化合物およびその製造方法
JP2009019210A (ja) * 2008-08-26 2009-01-29 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP2009293011A (ja) * 2008-05-09 2009-12-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd 改質天然ゴムおよび改質天然ゴムラテックスの製造方法、改質天然ゴム、改質天然ゴムラテックスならびに改質天然ゴムを用いたタイヤ
JP2010248388A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Toyoda Gosei Co Ltd 改質天然ゴム及びその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57177044A (en) * 1981-04-24 1982-10-30 Denki Kagaku Kogyo Kk Rubber composition
JPH03126737A (ja) * 1989-10-11 1991-05-29 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The トレッド用ゴム組成物
JPH06329702A (ja) * 1993-05-24 1994-11-29 Kao Corp 改質天然ゴムおよびその製造方法
JPH07304902A (ja) * 1994-05-09 1995-11-21 Daicel Chem Ind Ltd 天然ゴム系組成物
JPH0881505A (ja) * 1994-09-14 1996-03-26 Kao Corp 解重合天然ゴムおよびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57177044A (en) * 1981-04-24 1982-10-30 Denki Kagaku Kogyo Kk Rubber composition
JPH03126737A (ja) * 1989-10-11 1991-05-29 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The トレッド用ゴム組成物
JPH06329702A (ja) * 1993-05-24 1994-11-29 Kao Corp 改質天然ゴムおよびその製造方法
JPH07304902A (ja) * 1994-05-09 1995-11-21 Daicel Chem Ind Ltd 天然ゴム系組成物
JPH0881505A (ja) * 1994-09-14 1996-03-26 Kao Corp 解重合天然ゴムおよびその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176013A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Nagaoka University Of Technology 液状エポキシ化天然ゴム及びその製造方法
JPWO2005082943A1 (ja) * 2004-03-01 2008-01-17 トヨタ自動車株式会社 新規高分子化合物およびその製造方法
JP4817449B2 (ja) * 2004-03-01 2011-11-16 トヨタ自動車株式会社 新規高分子化合物およびその製造方法
JP2009293011A (ja) * 2008-05-09 2009-12-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd 改質天然ゴムおよび改質天然ゴムラテックスの製造方法、改質天然ゴム、改質天然ゴムラテックスならびに改質天然ゴムを用いたタイヤ
JP2009019210A (ja) * 2008-08-26 2009-01-29 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物および空気入りタイヤ
JP2010248388A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Toyoda Gosei Co Ltd 改質天然ゴム及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4102499B2 (ja) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0584597A1 (en) Deproteinized natural rubber and process for producing the same
JPH06329702A (ja) 改質天然ゴムおよびその製造方法
JPH08143606A (ja) 脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法
US7172650B2 (en) Deproteinized natural rubber latex, method of preparing the same, rubber product using the same, and proteolytic agent for deproteinized natural rubber latex
US6239253B1 (en) Deproteinized natural rubber and process for producing the same
JP3568153B2 (ja) カチオン性脱蛋白天然ゴムラテックスとその製造方法、およびそれに用いる処理剤
EP1149902B1 (en) Deproteinizing agent, deproteinized natural rubber latex using the same, and method of producing rubber product
US6380283B1 (en) Enzyme, stabilizer and antioxidant treated natural rubber latex product and method of processing same
JP2000169504A (ja) エポキシ化脱蛋白天然ゴムおよびその製造方法
JP3560294B2 (ja) 脱タンパク天然ゴムラテックス成形体の製造方法
JP2004099696A (ja) 脱蛋白質化天然ゴムラテックスの製造方法
JP2001527593A (ja) 天然ゴムラテックスのタンパク質アレルゲンを中和する方法、それによる生成物およびそれから製造された製品
JPWO2011027739A1 (ja) 蛋白質フリー天然ゴム及びそのラテックスとそれらの製造方法
JP5364231B2 (ja) 改質天然ゴムラテックス及びその製造方法、並びに天然ゴム及びゴム組成物
JP2001122906A (ja) 脱蛋白天然ゴムラテックス
JP2004176013A (ja) 液状エポキシ化天然ゴム及びその製造方法
JP2001310902A (ja) 脱蛋白処理剤と、それを用いた脱蛋白天然ゴムラテックスおよびその製造方法
JP4504654B2 (ja) 配合脱蛋白天然ゴムラテックスとそれを用いた浸漬ゴム製品
JPH1171408A (ja) 脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法
JP2002103355A (ja) 脱蛋白天然ゴムラテックスを用いたゴム製品の製造方法
JP2000017002A (ja) ゴム製品の製造方法およびそれに用いる感熱凝固性ラテックス
JP2002028936A (ja) 脱蛋白天然ゴムラテックスを用いたゴム製品の製造方法
JP2002322202A (ja) 脱蛋白天然ゴムラテックス、その製造方法およびそれを用いたゴム製品
JPH1181014A (ja) ゴム手袋
JP2000336102A (ja) フォームラバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080324

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees