JP2000163611A - 料金収受システム及び料金収受方法 - Google Patents

料金収受システム及び料金収受方法

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JP2000163611A
JP2000163611A JP33620498A JP33620498A JP2000163611A JP 2000163611 A JP2000163611 A JP 2000163611A JP 33620498 A JP33620498 A JP 33620498A JP 33620498 A JP33620498 A JP 33620498A JP 2000163611 A JP2000163611 A JP 2000163611A
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toll
vehicles
group
input
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Shingo Nakamura
慎吾 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路の料金所ゲート等をグループで通過
しようとする車両から迅速に通行料金を収受すること
で、料金所ゲート付近の混雑を緩和する。 【解決手段】 料金所ゲートへ向かいグループで走行す
る先頭車両の車種を判別する車種判別装置1と、グルー
プの全車両の台数を入力するための車両台数入力釦14
と、先頭車両の運転者の有する通行券に記録された入口
インタ番号を読出す通行券処理部9と、先頭車両の車
種、入口インタ番号、及び入力された車両の台数に基づ
いて、グループの全車両の通行料金の総額を算出する演
算部10と、グループ特有の暗証番号を入力するための
暗証番号入力釦16と、入力された暗証番号と算出され
た全車両の通行料金とを関連付けて記憶する記憶部12
等とを具備する料金収受システムを提供し、料金所ゲー
トをグループで通過する車両から迅速に通行料金を収受
することで、料金所ゲート付近の混雑を緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路を走行す
る車両側から通行料金を収受するための料金収受システ
ム及び料金収受方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路を利用する車両の運転者から通
行料金を徴収するための料金収受システムとしては、主
に、料金の精算のために設けられているチェックポイン
トが1か所だけの、いわゆるオープン方式と、チェック
ポイントが最低2か所以上ある、いわゆるクローズ方式
とが採用されている。
【0003】すなわち、クローズ方式は、長距離に渡っ
て設けられた高速道路等に適用され、車両が高速道路へ
入る際に通過する入口料金所ゲートで通行券を発行し、
一方、高速道路を走行した車両が一般道へ出る際に通過
する出口料金所ゲートで、高速道路における車両の走行
距離及び車両種別に応じた通行料金を徴収する方式であ
る。また、オープン方式は、首都圏近郊の首都高速、或
は有料橋等に適用され、車両が有料道路へ入る際に通過
する入口料金所ゲートで一定の通行料金を徴収し、有料
道路の出口には料金所ゲートを設けず、車両をそのまま
通過させる方式である。
【0004】上述したクローズ方式の料金収受システム
の具体例として、磁気カード式の料金収受システムがあ
る。この磁気カード式の料金収受システムは、車両が有
料道路の走行を開始したインターチェンジの入口料金所
ゲートにおいて、通行券自動発行装置が、この入口料金
所ゲートを特定するための入口ゲート番号が記録された
磁気カードを通行券として発行する。また、このシステ
ムは、車両が一般道へ出る際に通過する出口料金所ゲー
トにおいて、車両の運転者が所持していた通行券を通行
券読取機に通し、さらに通行券に磁気記録された入口ゲ
ート番号を読出して通行料金を算出するとともに、その
金額をドライバに提示し、現金、又はプリペイドカード
等による通行料金の徴収を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の料金収受システムでは、特に磁気カード式の
システムの場合、入口料金所ゲートでは、通行券自動発
行装置から通行券を受取るだけの手続きであるため、さ
ほどゲート付近は混雑しないものの、出口料金所ゲート
では、通行券及び領収書の受渡しや通行料金の収受とい
った人為的な作業が極めて多いことから、有料道路を利
用する車両台数が多くなるとゲート付近が混雑してしま
うという課題を抱えていた。
【0006】そこで、少しでもゲート付近の混雑を緩和
させるため、同一の目的地に向かうことから通行料金が
同額となることの多い例えば観光バス等の団体車両から
は、全車両の通行料金を一度にまとめて徴収すること等
が考えられる。この場合、料金所ゲートを通過する先頭
の観光バス等から、料金を一括で徴収すること等が提案
されるが、グループの車両の間に一般の他の車両が割込
んでしまうこと等を想定すると、通行料金の徴収が実質
的に済んだことになるグループの後続の車両と通行料金
の徴収の済んでいない一般の他の車両とを区別すること
に課題があった。また、このような事情を踏まえて先頭
の車両から徴収する通行料金を如何にして決定すべきか
という問題もあった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、有料道路の料金所ゲート等をグ
ループで通過しようとする車両から迅速に通行料金を収
受することで、料金所ゲート付近の混雑を緩和すること
のできる料金収受システム及び料金収受方法を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の料金収受システムは、請求項1に記載され
ているように、走行する車両の車種を判別する車種判別
手段と、前記車種判別手段にて車種を判別された前記車
両を含みグループで走行する全車両の台数を入力する入
力手段と、前記車種判別手段により判別された前記車両
の車種と前記入力手段で入力された前記全車両の台数と
に基づいて、前記グループで走行する全車両の通行料金
の総額を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出さ
れた前記全車両の通行料金の総額を、前記車種判別手段
にて車種を判別された前記車両から収受する手段とを具
備することを特徴とする。
【0009】本発明の料金収受システムは、請求項2に
記載されているように、グループで走行する先頭車両の
車種を判別する車種判別手段と、前記グループの全車両
の台数を入力するための入力手段と、前記車種判別手段
により判別された前記先頭車両の車種と前記入力手段を
通じて入力された前記全車両の台数とに基づいて、前記
グループの全車両の通行料金の総額を算出する算出手段
と、前記算出手段にて算出された前記全車両の通行料金
の総額を前記先頭車両から収受する手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の料金収受システムは、請求項3に
記載されているように、グループで走行する車両の車種
を判別する車種判別手段と、前記車種判別手段にて車種
を判別された前記車両の有する通行券に記録された通行
料金情報を読出す通行券処理手段と、前記グループの全
車両の台数を入力するための入力手段と、前記車種判別
手段により判別された前記車両の車種、前記通行券処理
手段にて読出された通行券に記録されている前記通行料
金情報、及び前記入力手段を通じて入力された前記全車
両の台数に基づいて、前記グループで走行する全車両の
通行料金の総額を算出する算出手段と、前記算出手段に
て算出された前記全車両の通行料金の総額を前記先頭車
両から収受する手段とを具備することを特徴とする。
【0011】本発明の料金収受システムは、請求項4に
記載されているように、請求項3記載の料金収受システ
ムにおいて、前記グループの先頭車両の車種と該先頭車
両の後続の全ての車両の車種とを比較する第1の比較手
段と、前記先頭車両の有する通行券に記録された通行料
金情報と該先頭車両の後続の全ての車両の有する通行券
に記録された通行料金情報とを比較する第2の比較手段
と、前記第1又は前記第2の比較手段による比較結果が
不一致であったとき、前記グループの最後尾の車両に対
し追加料金の請求、又は返金を行う手段とをさらに具備
することを特徴とする。
【0012】本発明の料金収受システムは、請求項5に
記載されているように、請求項1乃至4記載の料金収受
システムにおいて、暗証番号を登録するための暗証番号
登録手段と、前記暗証番号登録手段に登録された前記暗
証番号と照合される暗証番号を新たに入力するための暗
証番号入力手段と、前記暗証番号登録手段を通じて登録
された暗証番号と前記暗証番号入力手段を通じて入力さ
れた暗証番号との照合結果に基づいて、前記グループの
各車両における前記ゲートの通過を規制する手段とをさ
らに具備することを特徴とする。
【0013】本発明の料金収受システムは、請求項6に
記載されているように、請求項5記載の料金収受システ
ムにおいて、前記暗証番号登録手段によって登録された
暗証番号と前記暗証番号入力手段によって入力された暗
証番号との照合結果に基づいて、警告を発生する警告発
生手段をさらに具備することを特徴とする。
【0014】本発明の料金収受方法は、請求項7に記載
されているように、走行する車両の車種を判別し、前記
車種を判別された前記車両を含みグループで走行する全
車両の台数を入力し、前記判別された車両の車種と前記
入力された全車両の台数とに基づいて、前記グループで
走行する全車両の通行料金の総額を算出し、前記算出さ
れた前記全車両の通行料金の総額を、前記車種を判別さ
れた前記車両から収受することを特徴とする。
【0015】本発明の料金収受方法は、請求項8に記載
されているように、グループで走行する車両の車種を判
別し、前記車種を判別された前記車両の有する通行券に
記録された通行料金情報を読出し、前記グループで走行
する全車両の台数を入力し、前記判別された車両の車
種、前記読出された通行券に記録されている通行料金情
報、及び前記入力された全車両の台数に基づいて、前記
グループで走行する全車両の通行料金の総額を算出し、
前記算出された前記全車両の通行料金の総額を前記先頭
車両から収受することを特徴とする。
【0016】本発明の料金収受システム又は料金収受方
法によれば、例えば有料道路の料金所ゲートをグループ
で通過しようとする複数の車両において、グループの先
頭車両の車種、グループの車両の台数、及び通行券に記
録された通行料金情報等に基づいて、グループの全車両
の通行料金の総額を算出し、算出した通行料金の総額を
まとめてグループの先頭車両の運転者等から徴収するこ
とができる。また、本発明によれば、通行料金の徴収を
行ったグループの先頭の車両と、この先頭車両と同一グ
ループの後続の車両とを、暗証番号を通じて関連づける
ことができるので、料金所ゲートに向かうグループの車
両の間に、例えば一般の他の車両が割込んでしまった場
合でも、通行料金の徴収が実質的に済んだことになるグ
ループの後続の車両と、通行料金を徴収すべき一般の他
の車両とを確実に区別することができる。
【0017】さらに、本発明によれば、例えばグループ
の先頭の車両が登録した暗証番号と新たに他の車両から
入力された暗証番号との照合結果に基づいて、警告を発
生させることができるので、例えば登録されていない暗
証番号等が入力されたとき等に警告を発生させるように
設定することで、料金の支払いにおける不正行為を抑制
することができる。また、本発明によれば、グループの
先頭の車両の車種又は先頭の車両の有する通行券に記録
された通行料金情報に対し、同一のグループの後続の車
両の車種又は後続の車両の有する通行券に記録された通
行料金情報が異なっている場合には、先頭の車両からま
とめて徴収した通行料金が実際にグループ全体から徴収
すべき通行料金と異なることになるので、この場合、料
金所ゲート等に向かうグループの最後尾の車両に対し追
加料金の請求、又は返金を行うことができる。
【0018】したがって、本発明によれば、有料道路の
料金所ゲート等をグループで通過しようとする車両から
まとめて通行料金を収受することが可能なので、グルー
プで走行する車両は、料金所ゲートを迅速に通過できる
こととなり、料金所ゲート付近の混雑を緩和することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0020】図1は本発明の実施形態にかかる料金収受
システムが設けられた有料道路の料金所ゲートを概略的
に示す図、図2はそのブロック図である。
【0021】この料金収受システムは、クローズ方式を
採る有料道路、すなわち車両の走行距離に応じた通行料
金を徴収する有料道路の出口料金所ゲート、若しくはオ
ープン方式を採る有料道路、つまり車両の走行した距離
に拘らず均一の通行料金を徴収する有料道路の入口料金
所ゲート等に設けられており、図1、図2に示すよう
に、料金所ゲートに進入してくる車両を検知するととも
に、検知した車両の車高、車幅、又は車長等から普通
車、大型車といった車種を判別する車種判別装置1と、
車種判別装置1により車種の判別等が行われた車両の通
行料金を表示する路側表示器2と、車両側に対し通行料
金の支払い等を音声により促す音声出力器3と、車両側
から支払われた通行料金の処理等を行うための料金徴収
装置4と、通行料金の収受が終了するまでの間、車両の
直進を規制する発進規制バー5と、車両側から1台ずつ
確実に料金収受を行えるようにするため、通行料金の収
受が終了し料金所ゲートから発進する車両を検知する車
両発進検知器6とから主に構成されている。
【0022】料金徴収装置4には、図2に示すように、
通行料金として支払われた現金を処理する現金処理部7
と、通行料金の支払いの際に現金の代わりとなるプリペ
イドカードを処理するプリペイドカード処理部8と、ク
ローズ方式を採る有料道路において車両が走行を開始し
たインターチェンジの入口インタ番号等の通行料金情報
が記憶された通行券を処理する通行券処理部9と、車両
の車種、又は通行券処理部9を通じて読出された通行券
の入口インタ番号等に基づき通行料金を算出する演算部
10と、車両側からの通行料金の支払いに関する情報が
入力される料金情報入力部11と、料金情報入力部11
を通じて入力された情報又は演算部10にて算出された
通行料金等を記憶する記憶部12と、これら装置6内の
各処理部を統括して制御するとともに、前述した車種判
別装置1、車両発進検知器6等の外部機器を制御する制
御部13とが設けられている。
【0023】ここで、本実施形態にかかる料金収受シス
テムにおいて、グループで走行する車両側から迅速に通
行料金を収受するめに料金情報入力部12に特別に設け
られた構成について詳述する。
【0024】料金情報入力部12には、複数の車両の通
行料金をまとめて支払うことを可能とする車両台数入力
釦14、及びまとめて料金を支払う車両の台数を入力す
るためのテンキー15が設けられており、この車両台数
入力釦14を押下した後、テンキー15から所定の車両
台数を入力すると、車両台数の入力が行われる直前に車
種を判別された車両、例えばグループで走行する先頭の
車両についての車種と、入力された車両台数等から、通
行料金の総額が演算部10にて算出される。さらに、料
金情報入力部12には、任意に決めたグループ特有の暗
証番号を入力するための暗証番号入力釦16が設けられ
ており、例えばグループで走行する先頭の車両の運転者
が、車両台数入力釦14が押下し、テンキー15を通じ
て車両台数を入力した後、さらに、この暗証番号入力釦
16を押下し、テンキー16を通じて暗証番号を入力す
ると、この暗証番号と支払った通行料金等が関連づけら
れて記憶部12に記憶される。これらの構成により、グ
ループで走行する複数の車両の通行料金を先頭の車両が
一括して支払うことができるとともに、先頭車両以下の
後続の車両は、暗証番号を単に入力するだけで、料金所
ゲートを通過することが可能となる。
【0025】また、料金情報入力部12には、料金収受
処理を確定させるための支払確定釦17が設けられてお
り、この支払確定釦17が押下されると、支払われた通
行料金、又は支払確定釦17が押下される前に入力され
た情報が適当なものであると制御部13にて判断される
と、発進規制バー5が上昇するようになっている。
【0026】次に、このように構成された料金収受シス
テムが、オープン方式を採る有料道路の入口料金所ゲー
トで用いられる場合について、図3に示すフローチャー
トにより説明する。
【0027】まず、入口料金所ゲートに進入した車両の
車種が車種判別装置1によって判別されると(S1)、
車両台数入力釦14が押下されたか否かが問われる(S
2)。車両台数入力釦が押下された場合には、グループ
で走行する複数の車両が存在し、このグループの先頭の
車両が進入してきたと制御部13によって判断され、路
側表示器2又は音声発生器3により車両台数の入力が促
される。グループの先頭車両の運転者等から、先頭の車
両を含むグループで走行する車両の総台数がテンキー1
5を通じて入力されると(S3)、暗証番号の入力が路
側表示器2又は音声発生器3により促される。続いて、
先頭車両の運転者が、暗証番号入力釦16を押下し(S
4)、グループで任意に取決めた暗証番号がテンキー1
5を通じて入力されると(S5)、車種判別装置1によ
って判別されたグループの先頭車両の車種と入力された
車両台数とから、グループで走行する複数の車両の全通
行料金が演算部10によって算出される(S6)。
【0028】算出された全通行料金、入力された車両台
数、暗証番号、判別された先頭車両の車種は記憶部12
に記憶される(S7)。その後、算出された通行料金の
総額が路側表示器10に表示されるとともに、全通行料
金の支払いが音声により促される(S8)。先頭車両の
運転者が、現金処理部7へ全通行料金を支払い(S
9)、支払確定釦17を押下すると(S10)、記憶部
12に記憶された情報から、先頭車両、1台分の通行料
金及び車両台数が減算され、新たに残車両台数、及び残
金額が記憶部12に記憶される(S12)。残車両台数
及び残金額が、記憶部12に記憶されると、発進規制バ
ー5が上昇し(S13)、先頭車両は入口料金所ゲート
を発進することが可能となる。この後、発進車両検知器
6によって、車両の発進が検知されると(S14)、料
金徴収装置4、及び車種判別装置1等からなる料金収受
システムは、後続車両の進入待ち状態となる。
【0029】前述したステップ2(S2)において、車
両台数入力釦14が押下されなかった場合には、さら
に、暗証番号入力釦16が押下されたか否かが問われる
(S15)。車両台数入力釦14が押下されず、暗証番
号入力釦16も押下されなかった場合には、通常の料金
収受、すなわち1台分の通行料金の表示、及びその支払
いが音声案内により促される(S16)。車両の運転者
によって、現金処理部7へ1台分の通行料金が支払われ
るとともに(S17)、支払確定釦17が押下され(S
18)、支払われた通行料金が制御部13によって適当
であると判断されると、発進規制バー5が上昇する(S
19)。車両が入口料金所ゲートを発進し、発進車両検
知器6によって、車両の発進が検知されると(S2
0)、料金収受システムは車両の進入待ち状態に戻る。
【0030】また、ステップ2(S2)において、車両
台数入力釦14が押下されず、暗証番号入力釦16が押
下された場合には、グループで走行する先頭車両に続い
てグループの後続車両が進入してきたと制御部13によ
って判断され、路側表示器2又は音声発生器3により暗
証番号の入力が促される。上記後続車両の運転者等か
ら、グループで任意に取決められた暗証番号がテンキー
15を通じて入力されると(S21)、前述した先頭車
両の暗証番号と上記後続車両の暗証番号とが一致してい
るか否かが問われる(S22)。暗証番号が一致しない
場合には、テンキー15の押し間違い等を考慮して例え
ば3回まで入力を可能に設定してあるものの、入力回数
が3回を超えた場合には(S23)、不正行為の可能性
があるとして音声発生器3から警告が発生させられる
(S24)。暗証番号が一致した場合には、記憶部12
に記憶された情報から、さらに1台分の通行料金及び車
両台数が減算される(S25)。これにより、入口料金
所ゲートに向かうグループの車両の間に、例えば一般の
他の車両が割込んでしまった場合でも、通行料金の徴収
が実質的に済んだことになるグループの後続の車両と、
通行料金を徴収すべき一般の他の車両とを確実に区別す
ることができる。
【0031】次に、記憶部12に記憶されているグルー
プの先頭車両の車種とこの後続車両が車種判別装置1に
よって判別された車種とが一致しているか否かが問われ
る(S26)。車種が一致しない場合には、当該後続車
両の車種が記憶部12に記憶され(S27)、さらに1
台分の通行料金及び車両台数が減算された、新たな残車
両台数、及び残金額が記憶部12に記憶される(S2
8)。車種が一致した場合には、単に残車両台数、及び
残金額が記憶部12に記憶され、次いで記憶部12に記
憶されている車両台数が0になったか否かが制御部13
によって判断される(S29)。制御部13によって、
記憶部12に記憶された車両台数が0台になっていない
ことが確認された場合、すなわち制御部13が、グルー
プで走行する車両がさらに存在することを認識した場合
には、単に発進規制バー5が上昇し(S30)、車両が
入口料金所ゲートを発進し、発進車両検知器6によっ
て、車両の発進が検知されると(S31)、料金収受シ
ステムはグループで走行する、さらに後続車両の入口料
金所ゲート内への進入待ち状態となる。
【0032】ステップ29(S29)において、記憶部
12に記憶された車両台数が0台になっていることが制
御部13によって確認された場合には、グループで料金
を支払う後続車両が存在しなくなったと判断できること
から、記憶部12に記憶された暗証番号等が消去され
(S32)、さらに記憶部12に記憶されている残額が
0であるか否かが問われる(S33)。記憶部12に記
憶されている残額が0でない場合には、先頭車両との車
種の違いにより、料金不足、或は料金を過剰に請求した
ことになるので、グループの最後尾の車両に対し、音声
出力器3及び路側表示器を通じての料金の調整、つまり
追加料金の請求又は返金が行われる(S34)。この
後、最後尾の車両の運転者が支払確定釦17を押下する
ことによって料金収受処理が確定する(S35)。さら
に、これらの処理が制御部13によって適当であると判
断されると、発進規制バー5が上昇する(S19)。車
両が入口料金所ゲートを発進し、発進車両検知器6によ
って、車両の発進が検知されると(S20)、料金収受
システムは他の車両の入口料金所内への進入待ち状態と
なり、以ってグループ走行を行う車両の入口料金所ゲー
トでの料金収受処理が終了したこととなる。
【0033】さらに、本実施形態の料金収受システム
が、クローズ方式を採る有料道路の出口料金所ゲートで
利用される場合について、図4に示すフローチャートに
より説明する。なお、図3を用いて説明したオープン方
式の料金収受と重複する部分については説明を省略す
る。
【0034】まず、出口料金所ゲートに進入した車両の
車種が車種判別装置1によって判別され(S41)、車
種を判別された例えばグループの先頭車両の運転者が所
持していた通行券の入口インタ番号、すなわち当該車両
が有料道路の走行を開始したインターチェンジの番号が
通行券処理部9を通じて読出される(S42)。読出さ
れた入口インタ番号、判別された車種、入力された車両
台数に基づいて、グループで走行する全車両の通行料金
が演算部13によって算出される(S47)。また、入
口インタ番号、車種及び車両台数は、演算部13によっ
て算出された全車両の通行料金に関連づけられて記憶部
12に記憶される(S48)。
【0035】ステップ67(S67)において、グルー
プの先頭車両に対する後続車両の車種及び後続車両の運
転者の通行券の入口インタ番号が、記憶部12に記憶さ
れているものと一致しているか否かが問われる。入口イ
ンタ番号又は車種が一致しない場合には、一致しなかっ
た項目がが記憶部12に記憶される(S68)。
【0036】先頭車両と後続の車両とにおける入口イン
タ番号又は車種の違いにより、グループ全体の通行料金
の不足、或は料金の過剰徴収が発生した場合には、ステ
ップ75(S75)において、音声出力器3及び路側表
示器2により、グループの最後尾の車両に対し、料金の
調整が促される。つまり追加料金の請求又は返金が行わ
れ、以って、グループで走行する車両から出口料金所ゲ
ートにおいて料金収受処理が行われる。
【0037】このように、本実施形態の料金収受システ
ムによれば、有料道路の料金所ゲートをグループとして
通過しようとする複数の車両において、グループの先頭
車両の車種、グループの車両の台数、及び通行券に記録
された入口インタ番号等に基づいて、グループの全車両
の通行料金の総額を算出し、算出した通行料金の総額を
まとめてグループの先頭車両の運転者等から徴収するこ
とができる。また、本実施形態の料金収受システムによ
れば、通行料金の徴収を行ったグループの先頭の車両
と、この先頭車両と同一グループの後続の車両とを、暗
証番号を通じて関連づけることができるので、料金所ゲ
ートに向かうグループの車両の間に、例えば一般の他の
車両が割込んでしまった場合でも、通行料金の徴収が実
質的に済んだことになるグループの後続の車両と、通行
料金を徴収すべき一般の他の車両とを確実に区別するこ
とができる。
【0038】さらに、本実施形態の料金収受システムに
よれば、例えばグループの先頭の車両が登録した暗証番
号と新たに他の車両から入力された暗証番号との照合結
果に基づいて、警告を発生させることができるので、例
えば登録されていない暗証番号等が入力されたとき等に
警告を発生させるように設定することで、料金の支払い
における不正行為を抑制することができる。また、本実
施形態の料金収受システムによれば、グループの先頭の
車両の車種、又は先頭の車両の運転者の所持する通行券
の入口インタ番号に対し、同一のグループの後続の車両
の車種又は後続の車両の運転者の所持する通行券の入口
インタ番号が異なっている場合には、先頭の車両からま
とめて徴収した通行料金が実際にグループ全体から徴収
すべき通行料金と異なることになるので、この場合、料
金所ゲート等に向かうグループの最後尾の車両に対し追
加料金の請求又は返金を行うことができる。
【0039】したがって、本発明によれば、有料道路の
料金所ゲート等をグループで通過しようとする車両から
まとめて通行料金を収受することが可能なので、グルー
プで走行する車両は、料金所ゲートを迅速に通過できる
こととなり、料金所ゲート付近の混雑を緩和することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の料金収受
システムによれば、本発明の料金収受システム又は料金
収受方法によれば、例えば有料道路の料金所ゲートをグ
ループとして通過しようとする複数の車両において、グ
ループの先頭車両の車種、グループの車両の台数、及び
通行券に記録された通行料金情報等に基づいて、グルー
プの全車両の通行料金の総額を算出し、算出した通行料
金の総額をまとめてグループの先頭車両の運転者等から
徴収することができる。また、本発明によれば、通行料
金の徴収を行ったグループの先頭の車両と、この先頭車
両と同一グループの後続の車両とを、暗証番号を通じて
関連づけることができるので、料金所ゲートに向かうグ
ループの車両の間に、例えば一般の他の車両が割込んで
しまった場合でも、通行料金の徴収が実質的に済んだこ
とになるグループの後続の車両と、通行料金を徴収すべ
き一般の他の車両とを確実に区別することができる。
【0041】したがって、本発明によれば、有料道路の
料金所ゲート等をグループで通過しようとする車両から
まとめて通行料金を収受することが可能なので、グルー
プで走行する車両は、料金所ゲートを迅速に通過できる
こととなり、料金所ゲート付近の混雑を緩和することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる料金収受システムを
示す斜視図。
【図2】図1の料金収受システムを示すブロック図。
【図3】図1の料金収受システムが、オープン方式を採
る有料道路の入口料金所ゲートで用いられる場合を示す
フローチャート。
【図4】図1の料金収受システムが、クローズ方式を採
る有料道路の出口料金所ゲートで用いられる場合を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1……車種判別装置 2……路側表示器 3……音声出力器 4……料金徴収装置 5……発進規制バー 6……車両発進検知器 7……現金処理部 8……プリペイドカード処理部 9……通行券処理部 10……演算部 11……料金情報入力部 12……記憶部 13……制御部 14……車両台数入力釦 15……テンキー 16……暗証番号入力釦 17……支払確定釦

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する車両の車種を判別する車種判別
    手段と、 前記車種判別手段にて車種を判別された前記車両を含み
    グループで走行する全車両の台数を入力する入力手段
    と、 前記車種判別手段により判別された前記車両の車種と前
    記入力手段で入力された前記全車両の台数とに基づい
    て、前記グループで走行する全車両の通行料金の総額を
    算出する算出手段と、 前記算出手段にて算出された前記全車両の通行料金の総
    額を、前記車種判別手段にて車種を判別された前記車両
    から収受する手段とを具備することを特徴とする料金収
    受システム。
  2. 【請求項2】 グループで走行する先頭車両の車種を判
    別する車種判別手段と、 前記グループの全車両の台数を入力するための入力手段
    と、 前記車種判別手段により判別された前記先頭車両の車種
    と前記入力手段を通じて入力された前記全車両の台数と
    に基づいて、前記グループの全車両の通行料金の総額を
    算出する算出手段と、 前記算出手段にて算出された前記全車両の通行料金の総
    額を前記先頭車両から収受する手段とを具備することを
    特徴とする料金収受システム。
  3. 【請求項3】 グループで走行する車両の車種を判別す
    る車種判別手段と、 前記車種判別手段にて車種を判別された前記車両の有す
    る通行券に記録された通行料金情報を読出す通行券処理
    手段と、 前記グループの全車両の台数を入力するための入力手段
    と、 前記車種判別手段により判別された前記車両の車種、前
    記通行券処理手段にて読出された通行券に記録されてい
    る前記通行料金情報、及び前記入力手段を通じて入力さ
    れた前記全車両の台数に基づいて、前記グループで走行
    する全車両の通行料金の総額を算出する算出手段と、 前記算出手段にて算出された前記全車両の通行料金の総
    額を前記先頭車両から収受する手段とを具備することを
    特徴とする料金収受システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の料金収受システムにおい
    て、 前記グループの先頭車両の車種と該先頭車両の後続の全
    ての車両の車種とを比較する第1の比較手段と、 前記先頭車両の有する通行券に記録された通行料金情報
    と該先頭車両の後続の全ての車両の有する通行券に記録
    された通行料金情報とを比較する第2の比較手段と、 前記第1又は前記第2の比較手段による比較結果が不一
    致であったとき、前記グループの最後尾の車両に対し追
    加料金の請求、又は返金を行う手段とをさらに具備する
    ことを特徴とする料金収受システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の料金収受システム
    において、 暗証番号を登録するための暗証番号登録手段と、 前記暗証番号登録手段に登録された前記暗証番号と照合
    される暗証番号を新たに入力するための暗証番号入力手
    段と、 前記暗証番号登録手段を通じて登録された暗証番号と前
    記暗証番号入力手段を通じて入力された暗証番号との照
    合結果に基づいて、前記グループの各車両における前記
    ゲートの通過を規制する手段とをさらに具備することを
    特徴とする料金収受システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の料金収受システムにおい
    て、 前記暗証番号登録手段によって登録された暗証番号と前
    記暗証番号入力手段によって入力された暗証番号との照
    合結果に基づいて、警告を発生する警告発生手段をさら
    に具備することを特徴とする料金収受システム。
  7. 【請求項7】 走行する車両の車種を判別し、 前記車種を判別された前記車両を含みグループで走行す
    る全車両の台数を入力し、 前記判別された車両の車種と前記入力された全車両の台
    数とに基づいて、前記グループで走行する全車両の通行
    料金の総額を算出し、 前記算出された前記全車両の通行料金の総額を、前記車
    種を判別された前記車両から収受することを特徴とする
    料金収受方法。
  8. 【請求項8】 グループで走行する車両の車種を判別
    し、 前記車種を判別された前記車両の有する通行券に記録さ
    れた通行料金情報を読出し、 前記グループで走行する全車両の台数を入力し、 前記判別された車両の車種、前記読出された通行券に記
    録されている通行料金情報、及び前記入力された全車両
    の台数に基づいて、前記グループで走行する全車両の通
    行料金の総額を算出し、 前記算出された前記全車両の通行料金の総額を前記先頭
    車両から収受することを特徴とする料金収受方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004094780A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Denso Corp 隊列走行システム
JP2006107064A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Toshiba Corp 料金収受システム、車線制御装置、料金収受機
CN106355884A (zh) * 2016-11-18 2017-01-25 成都通甲优博科技有限责任公司 一种基于车型分类的高速公路车辆引导系统及方法

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