JP4786352B2 - 料金処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、有料道路の料金を処理するシステムに関する。
有料道路の利用料金を処理するために、車両に搭載された車載器と無線通信を行うことによりノンストップで料金処理を行うETCシステムが用いられている。ETCシステムは、今後いっそう普及が進むと考えられる。
ETCシステムの普及が今より進んだ場合でも、ETCシステムを用いずに有料道路を利用する人の需要に対応することが望まれている。そのような利用者による料金所での混雑を低減することが望まれている。更に、料金所で一旦停車して精算する人が今よりも減少することに応じて、料金所の料金収受員の負担が少なく抑えられることが望まれている。
特許文献1には、入口料金所、出口料金所、及び入口料金所と出口料金所との間の規定通行料金が対応して記憶された通行料金記憶部と、通行券の挿入を受け付ける通行券挿入受付部と、利用者により出口料金所の入力を受け付ける入力受付部と、通行券から読み出した入口料金所と、出口料金所とに対応する規定通行料金を通行料金記憶部から読み出し、規定通行料金が閾値よりも高いか否かを判定し、高いと判定した場合、規定通行料金から閾値よりも安い割引金額を減算して割引後の通行料金を算出する制御部とを備えて構成された通行料金割引装置が記載されている。
特開2004‐280448号公報
本発明の目的は、出口料金所の混雑を低減する料金処理システムを提供することである。
本発明の他の目的は、料金所の料金収受員の負担を軽減する料金処理システムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による料金処理システムは、以下の構成を備える。[a]有料道路(16)の入口料金所(8)を識別するための入口料金所ID(138)を取得する入口料金所取得部(48、82)と、有料道路(16)の出口料金所(22)を識別するための出口料金所ID(148)を入力装置(34、66)を介して取得する出口料金所取得部(50、84)と、入口料金所ID(138)と出口料金所ID(148)とに基づいて利用料金を算出する利用料金算出部(52、86)と、クレジットカードからカード情報を読み取るカード処理部(42、74)と、カード情報を用いて利用料金の精算処理を行う精算部(54、88)と、出口料金所ID(148)が書き込まれた精算券(144)を発行する発行部(44、76)とを備える事前精算機(6、20)。[b]有料道路(16)の出口料金所(22)に設置され、精算券(144)から出口料金所ID(148)を読み取る精算券読取部(114)。[c]精算券読取部(114)が読み取った出口料金所ID(148)が出口料金所(22)よりも近距離に対応するときに、カード情報を用いて差額の精算処理を行う差額精算部(120、128)。
本発明による料金処理システムは、入口料金所(8)に設置され、入口料金所ID(138)が記録された通行券(136)を発行する通行券発行機(12)を備える。事前精算機(20)は有料道路(16)の駐車施設(18)に設置される。入口料金所取得部(82)は、通行券(136)から入口料金所ID(138)を取得する。
本発明による料金処理システムにおいて、発行部(44、76)は、通行券(136)と独立に供給される媒体に出口料金所ID(148)を書き込むことにより精算券(144)を発行する。
本発明による料金処理システムにおいて、事前精算機(6)は有料道路(16)の外部に設置される。入口料金所取得部(48)は、入力装置(34)を介して入口料金所IDを取得する。
本発明による料金処理システムにおいて、事前精算機(6、20)は現金が投入される現金処理部(40、72)を備える。精算部(54、88)は、現金処理部(40、72)に投入された現金の額を用いて利用料金の精算処理を行う。料金処理システムは更に、精算券読取機(114)が読み取った出口料金所ID(148)が出口料金所(22)と一致したとき車両の発進を許可し且つ不一致のとき車両の発進を妨げるように発進制御機(28)に信号を送信する精算券処理部(116)を備える。
本発明による料金処理システムは、有料道路(16)を走行する車両の車載器と無線通信を行うことによりノンストップで料金処理を行うETCシステム(10、24)を備える。
本発明による料金処理システムにおいて、発行部(44、76)は、精算券(144)を個別に識別するための受付番号(145)を精算券(144)に書き込み且つクレジットカードのカード番号を精算券(144)に書き込まない。料金処理システムは、カード番号を受付番号(145)と対応づけて記憶するカード番号履歴保存部(55、89、129)を備える。差額精算部(120、128)は、精算券読取部(114)が読み取った受付番号(145)を用いてカード番号履歴保存部(55、89、129)を検索してカード番号を抽出し、抽出されたカード番号を用いて差額の精算処理を行う。
本発明による料金処理システムにおいて、事前精算機(6、20)は、遠隔地に設置される上位機器(32)と通信回線(30)を通じて接続される。発行部(44、76)が利用料金の精算処理を行うために使用する料金テーブル(58、92)は、上位機器(32)に対する入力操作に応答して更新される。
本発明によれば、出口料金所の混雑を低減する料金処理システムが提供される。
更に本発明によれば、料金所の料金収受員の負担を軽減する料金処理システムが提供される。
以下、本発明による料金処理システムを実施するための最良の形態について詳細に説明する。図1は、料金処理システムが適用される道路設備の構成を示す。一般道路2にはコンビニ4が存在している。コンビニ4の内部には事前精算機6が設置される。一般道路2は入口料金所8を介して有料道路16に接続される。入口料金所8にはETCシステム10、通行券発行機12及び発進制御機14が設置される。入口料金所8には更に、図示しない車種判別装置が設置される。車種判別装置は、車両のサイズやナンバープレートの情報を取得し、その情報に基づいて、車両の車種を示す情報を生成する。図1には1箇所の入口料金所8が示されているが、有料道路16は複数の入口料金所を備えていてもよい。
有料道路16には、パーキングエリア18が設けられる。パーキングエリア18は、サービスエリア等の駐車施設であってもよい。パーキングエリア18に建てられる建造物の内部に、事前精算機20が設置される。有料道路16は、出口料金所22を介して一般道路2と接続される。出口料金所22には、ETCシステム24、精算券処理機26及び発進制御機28が設置される。図1には1箇所の出口料金所22が示されているが、有料道路16は複数の出口料金所を備えていてもよい。事前精算機6、通行券発行機12、事前精算機20、精算券処理機26は通信ネットワーク30を介して上位機器32と接続される。
図2は、事前精算機6の構成を示す。事前精算機6は、演算処理装置30、記憶装置32、入力装置34、表示装置36及び通信装置38を備えるコンピュータシステムを含む。入力装置34は、表示装置36の表示パネルに対して接触することで入力を行うタッチパネルと、押下するためのボタンとを含む。事前精算機6は更に、演算処理装置30によって制御される現金処理装置40、カード処理装置42及び発行装置44を含む。現金処理装置40は現金の投入を受け付け、釣銭を払い出す。カード処理装置42は、クレジットカードサイズの記録媒体上に設置された磁気ストライプ又はICチップに対して情報の読み取り/書き込み動作を行う。発行装置44は、紙、プラスチック等の媒体の上に磁気的にあるいはICチップを用いて情報が書き込まれた精算券を発行する。
図3は、記憶装置32に格納される情報を示す。記憶装置32には、演算処理装置30によって読み出され実行されるプログラム46が格納される。プログラム46は、入口料金所取得部48、出口料金所取得部50、利用料金算出部52、精算部54、クレジットカード情報履歴保存部55及び更新部56を含む。記憶装置32は更に、料金テーブル58と支払情報テーブル60とを格納する。料金テーブル58は、後述する入口料金所ID98と出口料金所ID100と、料金とを対応づけて格納する。料金テーブル58には更に、入口料金所ID98によって識別される入口料金所の名称と、出口料金所ID100によって識別される出口料金所の名称と、有料道路16の交通流路における入口料金所と出口料金所との位置関係とが格納される。
図4は、事前精算機20の構成を示す。事前精算機20は、事前精算機6と同様の演算処理装置62、記憶装置64、入力装置66、表示装置68、通信装置70、現金処理装置72、カード処理装置74、発行装置76を備える。事前精算機20は更に、通行券読取装置78を備える。通行券読取装置78は、演算処理装置72に制御されて、通行券発行機12が発行する通行券に設けられた磁気ストライプ、ICチップ等の記憶媒体に記録された情報を読み取る。
図5は、記憶装置64に格納される情報を示す。記憶装置64には、事前精算機6の記憶装置32と同様にプログラム80、料金テーブル92及び支払情報テーブル94が格納される。プログラム80は入口料金所取得部82、出口料金所取得部84、利用料金算出部86、精算部88、クレジットカード情報履歴保存部89及び更新部90を含む。
図6は、事前精算機20の支払情報テーブル94の構成を示す。支払情報テーブル94は、受付番号96と、入口料金所ID98と、出口料金所ID100と、支払区分102とを対応づけて格納する。入口料金所ID98は、入口料金所8を個別に特定するための識別子である。出口料金所ID100は、出口料金所22を個別に特定するための識別子である。支払区分102は、有料道路の料金の支払に使用された手段あるいは媒体の種類(例示:現金、クレジットカード)を示す。事前精算機6の支払情報テーブル60も同じ構成である。
図7は、精算券処理機26の構成を示す。精算券処理機26は、演算処理装置104、記憶装置106、入力装置108、表示装置110及び通信装置112を備えるコンピュータシステムを含む。精算券処理機26は更に、精算券読取装置114を備える。精算券読取装置114は、演算処理装置104に制御されて、事前精算機6又は事前精算機20が発行する精算券に設けられた磁気ストライプ、ICチップ等の記憶媒体に格納された情報を読み取る。
図8は、記憶装置106に格納される情報を示す。記憶装置106には、演算処理装置104によって読み取られ実行されるプログラム115が格納される。プログラム115は、精算券処理部116、通行許可判定部118及びクレジットカード精算処理部120を含む。記憶装置106には更に、料金テーブル121と出口料金所ID122とが格納される。料金テーブル121の構成は、事前精算機6に格納される料金テーブル58と同じである。出口料金所ID122には、精算券処理機26が設置されている出口料金所22を識別するための識別子が設定される。
図9は、上位機器32の構成を示す。上位機器32は、演算処理装置124、記憶装置126、入力装置130、出力装置132及び通信装置134を備えるコンピュータシステムである。記憶装置126には、事前精算機6に格納される料金テーブル58と同じ構成を備える料金テーブル127と、演算処理装置124によって読み取られ実行されるコンピュータプログラムである差額精算プログラム128と、カード情報リスト129とが格納される。
図10は、通行券発行機12が発行する通行券136と、事前精算機20が発行する精算券144とに記録される情報を示す。通行券136は磁気ストライプ、ICチップ等の記憶媒体を備え、その記憶媒体には受付番号137、入口料金所ID138、入口時刻140及び車種142が格納される。精算券144は磁気ストライプ、ICチップ等の記憶媒体を備え、その記憶媒体には受付番号145、入口料金所ID146、出口料金所ID148、入口時刻150、車種152及び支払区分154が格納される。精算券144は、通行券136と質感や色が異なることが好ましい。精算券144は、通行券136とサイズが異なることが更に好ましい。事前精算機6が発行する精算券の構成は、事前精算機20が発行する精算券と同じである。
図11を参照して、料金処理システムの動作について説明する。以下の説明において、演算処理装置が記憶装置に格納されているプログラムを読み取り、そのプログラムに記述されている手順に従って実行する動作は、便宜上プログラム自身が行う動作として記載される。
ステップS2:有料道路の利用者は、コンビニ4の事前精算機6あるいはパーキングエリア18の事前精算機20を利用する。まず、パーキングエリア18の事前精算機20が利用される場合について説明する。利用者は、一般道路2の側から入口料金所8に到着する。図示しない車種判別装置は、車両の外形を計測して得られた外形情報等に基づいて車種を示す情報を生成する。
ステップS4:利用者の車両がETC車載器を搭載していない、ETCカードを挿入していない等によりETCシステムに対応していない場合、発進制御機14は車両の進行を妨げる。利用者は一旦停車して、通行券発行機12から通行券136を受け取る。各々の通行券136には、個別に受付番号137が記録される。通行券136には、入口料金所ID98と、その通行券136が通行券発行機12から抜き取られた時刻を示す入口時刻140と、車種判別装置が生成した情報である車種142とが記録される。利用者が通行券136を受け取ると、発進制御機14は車両の通行を許可する開状態になる。
利用者の車両がETCシステムに対応している場合、ETCシステム10は料金収受を行うためにETCシステムと情報の送受信を行い、車両はノンストップで入口料金所8を通過する。
ステップS6:車両は有料道路16に進入して走行する。
ステップS8:車両はパーキングエリア18に進入して停車する。
ステップS10:利用者は車両から降りて事前精算機20のある場所に向かう。利用者は、通行券136を通行券読取装置78のスリットに挿入する。通行券読取装置78は、通行券136に記録されている受付番号137、入口料金所ID138、入口時刻140及び車種142を読み取って記憶装置64に記録する。入口料金所取得部82は、読み取られた受付番号137と入口料金所ID138とを支払情報テーブル94に受付番号96と入口料金所ID98として登録する。
出口料金所取得部84は、入口料金所ID98に基づいて、車両が有料道路16から退出する可能性のある出口料金所22の名称を料金テーブル92からすべて抽出する。利用料金算出部86は、入口料金所ID98に示される入口料金所8からそれらの出口料金所22までの利用料金を料金テーブル92から抽出する。出口料金所取得部84は、抽出した出口料金所22の名称と利用料金とを対応づけて表示装置68により表示し、利用者による入力操作を待つ。利用者は、表示画面を参照して目的とする出口料金所22を選択し、入力装置66から入力する。出口料金所取得部84は、入力された出口料金所22を識別するための出口料金所ID100を支払情報テーブル94に登録する。
ステップS12:精算部88は、利用者による精算処理を待つ。利用者は、現金を現金処理装置72に投入するか、クレジットカードをカード処理装置74に挿入する。精算部88は、利用者が投入した現金を用いて、またはクレジットカードからクレジットカード番号を含むカード情報を読み取って精算処理を行う。精算部88は、利用者が現金を使って精算したかクレジットカードを使って精算したかを示す情報を支払区分102として支払情報テーブル94に登録する。クレジットカード情報履歴保存部89は、クレジットカードで精算が行われた場合、受付番号137とカード情報とを対応づけて上位機器32に送信し、カード情報リスト129に登録する。
ステップS14:精算部88は、通行券136の受付番号137、入口料金所ID138、入口時刻140及び車種142を精算券144に受付番号145、入口料金所ID146、入口時刻150及び車種152として書き込む。精算部88は更に、支払情報テーブル94に新たに登録された出口料金所ID100と支払区分102とを精算券144に出口料金所ID148と支払区分154として書き込む。精算部88は、カード情報のうちカード番号に例示される個人情報を精算券144に書き込まない。そのため、クレジットカードの個人情報が精算券144から流出することがなく安全である。精算部88は発行装置76から精算券144を発行する。利用者は精算券144を受け取る。
精算券144は、通行券136の記憶媒体に上書きしたものでもよい。その場合、発行装置76は、通行券読取装置78に挿入された通行券136の受付番号137、入口料金所ID138、入口時刻140及び車種142を精算券144の受付番号145、入口料金所ID148、入口時刻150及び車種152として流用し、更に出口料金所ID148と支払区分154とを書き込む。
精算券144は、通行券136とは独立に供給される記憶媒体を用いたものでもよい。その場合、精算券144は通行券136と外形的な特徴(例示:質感・色・サイズ)が異なると、利用者は自分が保有している券の種類を識別しやすく好ましい。特にサイズが異なっていると、安価なモノクローム印刷であっても券の種類が識別しやすく好ましい。利用者は、自分が保有している券が通行券136ではなく精算券144であると直感的に認識することができ、出口料金所22ですばやく精算券144を取り出すことができる。更に、何らかのトラブルが発生して出口料金所22の係員が利用者とコミュニケーションを取る場合に、精算券144が通行券136と明確に異なる外観をしていると、コミュニケーションが円滑に行われ、係員が対応しやすい。
ステップS16:車両はパーキングエリア18から有料道路16に戻って走行する。
ステップS18:車両が出口料金所22に到着する。通常は利用者は事前精算機20に対して入力した出口料金所において有料道路16から退出するが、都合によりその出口料金所よりも近い、あるいは遠い出口料金所22から退出することもある。
ステップS20:利用者の車両がETCシステムに対応している場合、ETCシステム24は車載器と無線通信を行うことによって料金処理を行い、車両はノンストップで出口料金所22を通過して一般道路2に降りる。利用者の車両がETCシステムに対応していない場合、利用者は車両を一旦停車して、精算券処理機26の精算券読取装置114の挿入口に精算券144を挿入する。精算券処理部116は、精算券144に記録されている情報を読み取る。
ステップS22:ここで言葉の定義をする。料金テーブル121において入口料金所ID146に示される入口料金所8から精算券144に記録された出口料金所ID148に示される出口料金所22までの料金を「支払い済み料金」と呼ぶことにする。入口料金所ID146に示される入口料金所8から精算券処理機26に設定された出口料金所ID122に示される出口料金所22までの料金を「実際の料金」と呼ぶことにする。通行許可判定部118は、支払い済み料金と実際の料金とを比較し、一致したときは料金の支払いが正しく済んでいると判定してステップS34に移行する。不一致のときはステップS24に移行する。
ステップS24:通行許可判定部118は、精算券144から読み出された支払区分154がクレジットカードを示していたとき処理をステップS26に移行し、現金を示していたときステップS28に移行する。
ステップS26:クレジットカード精算処理部120は、精算券144から読み取った受付番号145、入口料金所ID148及び出口料金所ID148並びに精算券処理機26に格納された出口料金所ID122を上位機器32に送信する。上位機器32がそれを受信すると、差額精算プログラム128は、受信した受付番号145を検索キーとしてカード情報リスト129を検索してカード情報を読み出す。差額精算プログラム128は、受信した入口料金所ID148、出口料金所ID148及び出口料金所ID122と、料金テーブル127とを用いて、支払い済み料金と実際の料金との差額を算出する。差額は、正の場合も負の場合もある。差額精算プログラム128は、カード情報リスト129から読み出されたカード情報を用いて、差額の精算処理を行う。差額精算プログラム128は、支払い済み料金が実際の料金よりも少ないときだけ差額精算処理を行うように構成することも可能である。
ステップS28:通行許可判定部118は、支払い済み料金が実際の料金よりも多いときは、ステップS34に移行する。支払い済み料金が実際の料金よりも少ないときは、ステップS30に移行する。
ステップS30:通行許可判定部118は、表示装置110又は回転灯、スピーカ等を用いて、料金が不足していることを利用者に対して警告する。それと共に、出口料金所22に待機している係員に対して、料金が不足している利用者がいることを通知する。
ステップS32:係員は利用者のところに出向き、差額を徴収する。
ステップS34:精算券処理部116は車両の発進を許可する。発進制御機28がバーを挙げる。車両は出口料金所22を通り抜けて一般道路2に降りる。
こうした動作を行う料金処理システムは、ETCシステムと共に用いられることが好ましい。ETCシステムを用いた料金収受が今後いっそう普及したとき、ETCシステムを利用しない利用者が本発明の料金処理システムで精算券144を出口料金所22よりも手前で購入することにより、出口料金所22に配置される料金収受員の負担が低減し、省人化が可能になる。
以上に説明した場合の他に、利用者は有料道路16に入る前に精算券144を購入することもできる。こうした利用に対応するために、精算券処理機26は通行券136を読み取る読取装置を備えていることが好ましい。利用者は、コンビニ4に設置された事前精算機6を利用する。利用者が利用したい有料道路16の名称を選択して入力装置34から入力すると、事前精算機6の表示装置36に入口料金所8と出口料金所22のリストが表示される。利用者はそのリストを参照して利用したい入口料金所8と出口料金所22を選択し、車両の車種と共に入力装置34から入力する。その後はステップS12と同じ動作により精算処理が行われ、利用者は精算券144を受け取る。この精算券144には、入口時刻150は書き込まれていない。利用者は、入口料金所8で通行券発行機12から通行券136を受け取る。利用者は、出口料金所22で通行券136と精算券144とを精算券処理機26に挿入する。精算券処理機26は、ステップS18〜S32で説明した処理を行う。更に、ステップS22において通行券136の入口料金所ID138と精算券144の入口料金所ID136との照合を行い、結果が一致したときは差額発生せずと判定し、不一致のときは差額発生と判定する。
有料道路16の利用料金の改定が実施されるとき、オペレータは上位機器32の入力装置130を介して利用料金の改定情報を料金テーブル127に書き込む。演算処理装置124は通信装置134を制御して、改定情報を通信ネットワーク30を経由して事前精算機6及び20、精算券処理機26に送信する。改定情報を受信した事前精算機6及び20、精算券処理機26は、料金テーブル58、92、121を更新する。
図1は、料金処理システムが適用される道路設備の構成を示す。 図2は、コンビニに設置される事前精算機の構成を示す。 図3は、事前精算機の記憶装置に格納される情報を示す。 図4は、パーキングエリアに設置される事前精算機の構成を示す。 図5は、事前精算機の記憶装置に格納される情報を示す。 図6は、支払情報テーブルの構成を示す。 図7は、精算券処理機の構成を示す。 図8は、精算券処理機の記憶装置に格納される情報を示す。 図9は、上位機器の構成を示す。 図10は、通行券と精算券とを示す。 図11は、料金処理システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2…一般道路
4…コンビニ
6…事前精算機
8…入口料金所
10…ETCシステム
12…通行券発行機
14…発進制御機
16…有料道路
18…パーキングエリア
20…事前精算機
22…出口料金所
24…ETCシステム
26…精算券処理機
28…発進制御機
30…演算処理装置
32…記憶装置
34…入力装置
36…表示装置
38…通信装置
40…現金処理装置
42…カード処理装置
44…発行装置
46…プログラム
48…入口料金取得部
50…出口料金取得部
52…利用料金算出部
54…精算部
56…更新部
58…料金テーブル
60…支払情報テーブル
62…演算処理装置
64…記憶装置
66…入力装置
68…表示装置
70…通信装置
72…現金処理装置
74…カード処理装置
76…発行装置
78…通行券読取装置
80…プログラム
82…入口料金所取得部
84…出口料金所取得部
86…利用料金算出部
88…精算部
90…更新部
92…料金テーブル
94…支払情報テーブル
96…受付番号
98…入口料金所ID
100…出口料金所ID
102…支払区分
104…演算処理装置
106…記憶装置
108…入力装置
110…表示装置
112…通信装置
114…精算券読取装置
116…精算券処理部
118…通行許可判定部
120…クレジットカード精算処理部
121…料金テーブル
122…出口料金所ID
124…演算処理装置
126…記憶装置
128…差額精算プログラム
130…入力装置
132…出力装置
134…通信装置
136…通行券
137…受付番号
138…入口料金所ID
140…入口時刻
142…車種
144…精算券
145…受付番号
146…入口料金所ID
148…出口料金所ID
150…入口時刻
152…車種
154…支払区分

Claims (7)

  1. 有料道路の外部に設置される事前精算機を具備し、
    前記事前精算機は、
    有料道路の入口料金所を識別するための入口料金所IDを入力装置を介して取得する入口料金所取得部と、
    前記有料道路の各出口料金所を識別するための出口料金所IDを入力装置を介して取得する出口料金所取得部と、
    前記入口料金所IDと前記出口料金所IDとに基づいて利用料金を算出する利用料金算出部と、
    前記利用料金の精算処理を行う精算部と、
    前記入口料金所IDと前記出口料金所IDとが書き込まれた精算券を発行する発行部とを備え、
    更に、各々の入口料金所に設置され、設置された入口料金所を示す入口料金所IDが記録された通行券を発行する通行券発行機と、
    前記有料道路の各出口料金所に設置され、前記精算券から読み取った前記入口料金所ID及び前記出口料金所IDと、前記通行券から読み取った前記入口料金所IDとに基づいて精算処理を行う精算券処理機と、
    前記精算券から読み取られた前記入口料金所IDと前記通行券から読み取られた前記入口料金所IDとが不一致のときは差額発生と判定する差額精算部
    とを具備する料金処理システム。
  2. 請求項1に記載された料金処理システムであって、
    前記事前精算機は前記有料道路の駐車施設にも設置される
    料金処理システム。
  3. 請求項2に記載された料金処理システムであって、
    前記発行部は、前記通行券と独立に供給される媒体に前記出口料金所IDを書き込むことにより前記精算券を発行する
    料金処理システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載された料金処理システムであって、
    前記事前精算機は更に、
    現金が投入される現金処理部
    を備え、
    前記精算部は、前記現金処理部に投入された現金の額を用いて前記利用料金の精算処理を行い、
    更に、前記精算券処理機が読み取った前記出口料金所IDが前記精算券処理機の設置された前記出口料金所と一致したとき車両の発進を許可し且つ不一致のとき車両の発進を妨げるように発進制御機に信号を送信する精算券処理部
    を具備する
    料金処理システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された料金処理システムであって、
    更に、前記有料道路を走行する車両の車載器と無線通信を行うことによりノンストップで料金処理を行うETCシステム
    を具備する
    料金処理システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された料金処理システムであって、
    更に、クレジットカードからカード情報を読み取るカード処理部と、
    前記有料道路の出口料金所に設置され、前記精算券から前記出口料金所IDを読み取る読取券精算部とを具備し、
    前記発行部は、前記精算券を個別に識別するための受付番号を前記精算券に書き込み且つ前記クレジットカードのカード番号を前記精算券に書き込まず、
    更に、前記カード番号を前記受付番号と対応づけて記憶するカード番号履歴保存部
    を具備し、
    前記差額精算部は、前記精算券読取部が読み取った前記受付番号を用いて前記カード番号履歴保存部を検索して前記カード番号を抽出し、抽出された前記カード番号を用いて前記差額の精算処理を行う
    料金処理システム。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載された料金処理システムであって、
    前記事前精算機は、遠隔地に設置される上位機器と通信回線を通じて接続され、
    前記発行部が前記差額の精算処理を行うために使用する料金テーブルは、前記上位機器に対する入力操作に応答して更新される
    料金処理システム。
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