JP2007058299A - 料金収受システムおよび料金収受方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】有料道路の出入口以外の施設でICカードを利用したときに料金を割引くサービスを提供する。
【解決手段】この料金収受システムは、有料道路の入口の料金所Aにおいて、ETCカード7に入口情報を記憶する入口ETCシステム15と、有料道路内のパーキングエリアBの売店Dにおいて、ETCカード7からカード情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認し、ETCカード7から読み出したカード情報に入口情報が含まれていた場合、有料道路内のパーキングエリアBの売店Dで購入した商品の代金について割引処理を行うICカード処理システム16とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】この料金収受システムは、有料道路の入口の料金所Aにおいて、ETCカード7に入口情報を記憶する入口ETCシステム15と、有料道路内のパーキングエリアBの売店Dにおいて、ETCカード7からカード情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認し、ETCカード7から読み出したカード情報に入口情報が含まれていた場合、有料道路内のパーキングエリアBの売店Dで購入した商品の代金について割引処理を行うICカード処理システム16とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば高速道路などの有料道路の料金所、サービスエリア、パーキングエリアなどに設置される料金収受システムおよび料金収受方法に関する。
近年、高速道路などの有料道路には、無線式の料金収受システム(ETCシステム:Electronic Toll Collection system)が導入されている(例えば特許文献1参照)。
従来のETCシステムは、車両情報等を記録した車載器と呼ばれる移動体通信装置に、利用者情報等を記録した接触式ICカードをセットして料金収受処理を行う。
従来のETCシステムは、車両情報等を記録した車載器と呼ばれる移動体通信装置に、利用者情報等を記録した接触式ICカードをセットして料金収受処理を行う。
高速道路では、ETCの利用率向上のためETC利用者に対する特典として料金割引サービスを実施している。
ETCシステム利用時の通行料金の割引サービスの一例としては、例えば均一料金制の道路では、例えば高速道路の入口や高速道路内のチェックバリア(チェック地点)においてICカードにバリア情報(経路をチェックするための料金所番号)を記憶し、高速道路の出口では、ICカードのバリア情報を基に予め設定された近距離区間の利用に対して通行料金を減額するという割引サービスを実施している。また、夜間などの利用時間帯や期間を限定して通行料金を減額するという割引サービスも実施している。
特許3256642号公報
このように割引サービスが実施されてはいるものの、現在のシステムでは、料金所と料金所間での料金割引でしかなく、この他、料金所以外の場所で、ETC利用者が特に特典を受けるような割引サービスは実施されていないのが現状である。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、有料道路のさまざまな場所でICカード利用者に割引サービスを提供できる料金収受システムおよび料金収受方法を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明の料金収受システムは、有料道路の入口の料金所に設置され、ICカードに入口情報を記憶する第1のカード処理手段と、前記有料道路内の施設に設置され、前記ICカードから情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認し、前記ICカードから読み出した情報に入口情報が含まれていた場合、前記有料道路内の施設を利用したときの料金について割引処理を行う第2のカード処理手段とを具備したことを特徴とする。
上記料金収受システムにおいて、第2のカード処理手段は、有料道路内の施設が利用された場合、ICカードに施設の利用を示す施設利用情報をICカードへ記憶する手段をさらに備える。
上記料金収受システムにおいて、有料道路の出口に設置され、ICカードから情報を読み出して入口情報および施設利用情報が含まれているか否かを確認し、ICカードから読み出した情報に入口情報および施設利用情報が含まれていた場合、有料道路の入口から出口までの通行料金について割引処理を行う第3のカード処理手段を備える。
上記料金収受システムにおいて、施設利用情報は、有料道路の入口、出口、その間のチェック地点と同じようにして各施設に付与された料金所番号を含むことを特徴とする。
上記料金収受システムにおいて、料金所番号は、ICカードに設けられたバリア情報記憶エリアに記憶されることを特徴とする。
上記料金収受システムにおいて、割引処理には、料金所番号毎に設定された割引率または割引料金が適用されることを特徴とする。
上記料金収受システムにおいて、有料道路の出口に設置され、ICカードから情報を読み出して入口情報および施設利用情報が含まれているか否かを確認し、ICカードから読み出した情報に入口情報および施設利用情報が含まれていた場合、有料道路の入口から出口までの通行料金について割引処理を行う第3のカード処理手段を備える。
上記料金収受システムにおいて、施設利用情報は、有料道路の入口、出口、その間のチェック地点と同じようにして各施設に付与された料金所番号を含むことを特徴とする。
上記料金収受システムにおいて、料金所番号は、ICカードに設けられたバリア情報記憶エリアに記憶されることを特徴とする。
上記料金収受システムにおいて、割引処理には、料金所番号毎に設定された割引率または割引料金が適用されることを特徴とする。
本発明の料金収受方法は、有料道路の入口の料金所において、ICカードに入口情報を記憶するステップと、前記有料道路内の施設において、前記ICカードから情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認するステップと、確認により、前記ICカードから読み出した情報に入口情報が含まれていた場合、前記有料道路内の施設を利用したときの料金について割引処理を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明では、有料道路の入口の料金所において、ICカードに入口情報を記憶しておき、有料道路内の施設が利用されたときには、ICカードから情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認し、ICカードから読み出した情報に入口情報が含まれていた場合、有料道路内の施設を利用したときの料金について割引処理を行うので、有料道路の入口・出口以外でも割引サービスを実現できる。
また、有料道路内の施設が利用された場合、ICカードに施設の利用を示す施設利用情報をICカードへ記憶しておき、有料道路の出口に設置した第3のカード処理手段が、ICカードから情報を読み出して入口情報および施設利用情報が含まれているか否かを確認することで、有料道路内の施設利用に応じた通行料金の割引サービスを実現できる。
さらに、施設利用情報として、有料道路の入口、出口、その間のチェック地点と同じようにして各施設に付与された料金所番号を用い、それをICカードの既存のバリア情報記憶エリアに記憶することで、従来のICカードの処理形態を変えることなく、割引サービスを実現できる。
また、有料道路内の施設が利用された場合、ICカードに施設の利用を示す施設利用情報をICカードへ記憶しておき、有料道路の出口に設置した第3のカード処理手段が、ICカードから情報を読み出して入口情報および施設利用情報が含まれているか否かを確認することで、有料道路内の施設利用に応じた通行料金の割引サービスを実現できる。
さらに、施設利用情報として、有料道路の入口、出口、その間のチェック地点と同じようにして各施設に付与された料金所番号を用い、それをICカードの既存のバリア情報記憶エリアに記憶することで、従来のICカードの処理形態を変えることなく、割引サービスを実現できる。
以上説明したように本発明によれば、有料道路のさまざまな場所でICカード利用者に割引サービスを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一つの実施の形態の料金収受システムが導入される有料道路の概要を示す図である。図2は有料道路に導入されている料金収受システムの制御系の構成を示す図である。
図1は本発明の一つの実施の形態の料金収受システムが導入される有料道路の概要を示す図である。図2は有料道路に導入されている料金収受システムの制御系の構成を示す図である。
有料道路の料金方式としては、通行距離(通行区間)に応じて料金が変わる対距離制の課金形態をとるものと、入口または出口で一定の料金を支払う均一料金制のものがある。
均一料金制の場合、出入口の一方、例えば入口などで一定の料金を徴収すれば、出口では料金を徴収する必要がないため、出口には無線設備やゲート設備などを設置する必要がない。
均一料金制の場合、出入口の一方、例えば入口などで一定の料金を徴収すれば、出口では料金を徴収する必要がないため、出口には無線設備やゲート設備などを設置する必要がない。
しかし、均一料金制の場合、短い区間だけで利用する場合も長い区間を利用する場合も同じ料金であるため、短い区間を利用する人からは不満の声があり、短い区間を利用した場合には、入口で徴収した料金を出口で返金するサービスが行われつつある。このようなサービスをETCシステムで実現するためには、出口にも無線設備を設置することになり、対距離制の場合と同じような設備構成となる。
以下、対距離制の有料道路の場合を例に挙げて説明するが、均一料金制の場合でも有料道路内に施設がある場合や出口に無線設備が設置されている場合は本発明を適用できる。
対距離制の有料道路の場合、図1に示すように、有料道路には、入口・出口となる料金所A,Cが設けられている。また、これら料金所A,C間にはパーキングエリアBが設置されている。パーキングエリアBには、例えば売店D、レストランEなどの店舗が設けられている。
この有料道路には、図2のように構成される料金収受システムが導入されている。
すなわち、料金収受システムは、図2に示すように、最上位のホストコンピュータ11、各料金所に設置されている料金所中央装置(入口)12および料金所中央装置(出口)14、有料道路内の施設であるサービスエリアやパーキングエリアBに設置されているエリア中央装置13、各料金所の個々の入口レーンに設置されている入口ETCシステム15、各料金所の個々の出口レーンに設置されている出口ETCシステム17、パーキングエリアBの各店舗に設置されているICカード処理システム16などを備えている。
この有料道路には、図2のように構成される料金収受システムが導入されている。
すなわち、料金収受システムは、図2に示すように、最上位のホストコンピュータ11、各料金所に設置されている料金所中央装置(入口)12および料金所中央装置(出口)14、有料道路内の施設であるサービスエリアやパーキングエリアBに設置されているエリア中央装置13、各料金所の個々の入口レーンに設置されている入口ETCシステム15、各料金所の個々の出口レーンに設置されている出口ETCシステム17、パーキングエリアBの各店舗に設置されているICカード処理システム16などを備えている。
ホストコンピュータ11は、料金所毎の料金所中央装置(入口)および料金所中央装置(出口)、有料道路内のサービスエリアおよびパーキングエリア毎に設置されているエリア中央装置13を束ねる装置であり、ホストコンピュータ11とエリア中央装置13とは通信網で接続されている。
ホストコンピュータ11は、ETCカード発行会社のコンピュータ(図示せず)に接続されている。ホストコンピュータ11は、主な機能として、各料金所中央装置12、13、14へデータの配信及び、各料金所中央装置12、13、14により処理された処理済みのデータ(課金データ)を収集し集計を行う機能、集計データをETCカード発行会社のコンピュータへ送信する機能などを有している。
ホストコンピュータ11には、データベースなどの保存部が設けられている。保存部に保存されている配信用のデータは、例えば区間毎の通行料金のデータ、有料道路の各料金所および店舗などを示す料金所番号、利用不可能なカードIDのリスト(以下ネガティブリストと称す)などである。ホストコンピュータ11は、保存部でデータが更新される毎に更新されたデータを下位装置へ配信する。ネガティブリストはETCカード発行会社のコンピュータからホストコンピュータ11に配信されるデータである。また、保存部に保存される集計データは、各料金所から各中央装置を経由して受信される各カードID毎の課金データ、利用用履歴データなどである。
料金所中央装置(入口)12は、各料金所の入口ETCシステム15を束ねる装置であり、料金所中央装置(入口)12と入口ETCシステム15とは通信網で接続されている。料金所中央装置(入口)12は、主な機能として、ホストコンピュータ11から配信されたデータをETCシステム(入口処理用)へ配信する機能及び、ETCシステム(入口処理用)で処理された処理済みのデータを収集し、ホストコンピュータ11へ送信する機能を有している。
料金所中央装置(出口)14は、各料金所の出口レーンに設置されている出口ETCシステム17を束ねる装置であり、料金所中央装置(出口)14と出口ETCシステム17とは通信網で接続されている。料金所中央装置(出口)14は、主な機能として、ホストコンピュータ11から配信されたデータをETCシステム(出口処理用)へ配信する機能及び、ETCシステム(出口処理用)で処理した処理済みのデータを収集し、ホストコンピュータ11へ送信する機能を有している。
エリア中央装置13は、パーキングエリアB内の各店舗に配置されているICカード処理システム16を束ねる装置であり、エリア中央装置13とICカード処理システム16とは通信網で接続されている。
エリア中央装置13は、主な機能として、ホストコンピュータ11から配信されたデータをICカード処理システム16へ配信する機能及び、ICカード処理システム16で処理された処理済みのデータを収集し、ホストコンピュータ11へ送信する機能などを有している。
入口ETCシステム15は、主な機能として、料金所中央装置(入口)12から配信されるデータを受信する機能及び、入口レーンに進入してきた車両に対してETC処理(入口処理)を実施し、処理データを料金所中央装置(入口)12へ送信する機能を有している。
入口ETCシステム15は、有料道路の入口の料金所Aに設置されるものであり、ICカードに入口情報を記憶する第1のカード処理手段として機能する。
入口ETCシステム15は、有料道路の入口の料金所Aに設置されるものであり、ICカードに入口情報を記憶する第1のカード処理手段として機能する。
出口ETCシステム17は、主な機能として、料金所中央装置(出口)14から配信されるデータを受信する機能及び、出口レーンに進入してきた車両に対してETC処理(出口処理)を実施し、処理データを料金所中央装置(出口)14へ送信する機能を有している。
出口ETCシステム17は、有料道路の出口の料金所Cに設置されるものであり、ICカードから情報を読み出して入口情報および施設利用情報が含まれているか否かを確認し、ICカードから読み出した情報に入口情報および施設利用情報が含まれていた場合、有料道路の入口から出口までの通行料金について割引処理を行う第3のカード処理手段として機能する。
ICカード処理システム16は、パーキングエリアB内の売店DやレストランEのレジカウンタに設置される装置であり、機器構成の詳細については図5の説明で詳述する。
ICカード処理システム16は、主な機能として、エリア中央装置13から配信されるデータを受信する機能及び、利用者が買い物や飲食を行った際の代金支払い時にICカードを利用する場合、ICカードに対してこの店舗の利用情報(時刻および料金所番号)を記憶する処理を行う機能、処理済みのデータをエリア中央装置13へ送信する機能を有している。
ICカード処理システム16は、有料道路内の、パーキングエリアBなどの施設に設置されるものであり、ICカードから情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認し、ICカードから読み出した情報に入口情報が含まれていた場合、パーキングエリアBを利用したときの料金について割引処理を行う第2のカード処理手段として機能する。
図3はこの料金収受システムにおける料金所の機器配置図、図4は料金所の制御系統図である。有料道路の料金所には、有料道路を利用する車両から利用料金、つまり通行料金を収受するための車線(レーン)が設置されている。なお、図3,4に示す機器は、主に出口レーンのものであるが、入口レーンは、ETC以外の車両のために通行券自動発行機能(通行券自動発行機と車両判別装置など)が追加される場合がある。また入口レーンは、ブース1がない場合もある。
図3,4に示すように、車線(レーン)には、ブース1が設けられている。ブース1は、収受員が待機(滞在)する場所であり、車両のドライバー等の利用者から手渡されたICカード、通行券等のカード媒体を処理するための場所である。
ブース1内には、現金や現金に相当する磁気記憶式のカード媒体(プリペイドカード、回数券、クレジットカードなど)を処理する手段としての収受機21、ブース内表示器25、車線監視制御盤26、現金や現金に相当するICカード型の電子記憶式カード媒体(ETCカードおよび非接触ICカード)の処理を行うICカードリーダ27などが備えられている。これらの機器は、通信線で接続されており連携して通行車両に対する通行料金の収受処理を行う。
収受機21は、収受員によって操作される表示操作部を備えており、現金や現金に相当するカード媒体(プリペイドカード、回数券、クレジットカードなど)での従来型システムにおける通行料金の収受処理を行う。
収受機21は、通行券、プリペイドカード等のカード媒体から情報を読み取るカード媒体情報読取機能と、カード媒体から読み取った情報を基にして通行料金を算出しプリペイドカードから引き去る機能と、領収書発行操作により領収書を発行する機能とを備えている。
車線監視制御盤26は、機器の故障等の不調をメッセージ画面上に表示してブース1内の収受員に通知(報知)したり、システムの運用形態の切り替えを行う。
ICカードリーダ27は、ETCカード、非接触ICカード等のICカードに対してリード・ライトを行うものであり、ICカードの情報を読み取って処理を行い、処理結果の情報をICカードへ書き込む。
例えば有料道路の入口では、ICカードリーダ27は、ICカード(ETCカード、非接触ICカード等)に入口情報を書き込む。有料道路の出口では、ICカードリーダ27は、車両のICカードから入口情報を含むカード情報を読み取り、カード情報とこれに含まれる入口情報を用いて料金収受処理を行う。
また、車線(レーン)には、レーンを通行する車両を検知する車両センサ類(第1センサ22a、第2センサ22b、第3センサ22c)、車線表示板23、路側表示器24、発進制御装置28、アンテナ29およびこれら機器を制御する車線制御装置20などが備えられている。これらの機器を路側機という。
車両センサ類(第1センサ22a、第2センサ22b、第3センサ22c)は、この車線に進入した車両の位置や進行方向を検知する。車線表示板23は、車線に進入してくる車両に車線状況を通知する。路側表示器24は、通行車両に対してETC処理状況および処理結果などを通知(報知)する。ブース内表示器25は、収受員に対してETC処理状況および処理結果などを通知(報知)する。
車線表示板23は、車両が進入する車線内の利用者が見やすい場所(上方の屋根等)に配置されている。車線表示板23は、車両のドライバーに対して車線の状況(進入可、不可など)を報知するためのものである。
発進制御装置28はブース1よりも車両進行方向の先に配置されている。発進制御装置28にはバーが取り付けられている。バーは車線を横切るように突出あるいはまたぎ上下に開閉自在に設置されている。バーは阻止棒または制御棒ともいう。発進制御装置28は、車線制御装置20の制御下で車両の進行(発進許可および通行阻止)をバーの開閉により制御する。
発進制御装置28の動作モードとしては、自動開閉モードと固定モードがある。自動開閉モードは通常はバーを閉じており、収受処理済みの場合にバーを開放するモードである。固定モードは、収受機21の画面で設定された開固定あるいは閉固定の各状態に固定され、ボタン操作で開閉するモードである。
なお、車線(レーン)における車両センサ類は、車線への車両の進入を検知する第1センサ22a、車両が無線通信エリアの終端位置に到達したことを検知する第2センサ22b、車両が発進制御装置28の位置を抜けきったことを検知する第3センサ22cなどに分類される。
アンテナ29は、ETCシステム用の路側アンテナと非接触ICカード用のアンテナとがある。路側アンテナは、第1センサ22aと第2センサ22bの設置範囲をカバーするように例えば3m程度の無線通信エリアを形成する。
ETCシステム用の路側アンテナは、通行車両に搭載されているETCシステム用の無線通信機である車載器と無線通信を行うことで、車載器にセットされているETCカードに対する情報の読み取り処理および書き込み処理を行う。
非接触ICカード用のアンテナは、ブース1内あるいはブース1の外壁に設けられている。ブース1の外壁に設けられたアンテナは、利用者である運転者自身が非接触ICカードをアンテナに接近または接触させてカード処理するためのアンテナである。
ブース1、路側表示器24、車線制御装置20はアイランド上に配置されている。路側表示器24は車両の進入方向から向かってブース1の先の位置のアイランド上に配置されている。第1センサ22a、第2センサ22b、第3センサ22cはアイランド上に設置されており、車線を横切るように赤外線を送受し、この赤外線を車両が遮断することで車両を検知する。
第1センサ22aは車線へ進入した車両の車載器とアンテナ29との無線通信が行われる無線通信エリアの進入位置(車両進行方向先端部分に配置されており、この第1センサ22aによる車両検知により無線通信が開始される。
第2センサ22bはアンテナ29が形成する無線通信エリアの車両退出位置(車両進行方向終端部分に配置されている。第3センサ22cは発進制御装置28の直前に配置されている。
車線制御装置20は、装置の処理を制御するCPU、制御プログラムや各種データ類を記憶する主記憶装置としてのメモリおよびハードディスクドライブ等の補助記憶装置、センサ類やアンテナ等との入出力を制御する入出力制御部、ICカードリーダ27や収受機21等の装置との通信を制御する通信制御部などから構成されている。制御プログラムは、入口または出口それぞれにおいて料金収受のための処理を行うプログラムである。
車線制御装置20は、ETC処理状況および処理結果などをブース内表示器25に表示する。ETC処理状況および処理結果などは、ブース内表示器25に表示する以外に音声で報知してもよい。出口ETCシステムの車線制御装置20のメモリには、通行料金テーブル31(図5参照)および割引率テーブル32(図6参照)などが記憶されている。
図5に示すように、通行料金テーブル31は、入口料金所番号、車種、料金の項目があり、入口の料金所から出口の料金所(この料金所)までの通行料金が車種別に登録されている。車種別とは、軽自動車、普通車、大型車、自動2輪車などといった道路事業者側の車両区分である。つまり通行料金テーブル31には、入口料金所別/車種別の通行料金が記憶されている。
この通行料金テーブル31において、入口料金所番号は、ある値、例えば「1」などから順に番号が付されている。パーキングエリアB内の各施設には、連続した番号が付与されており、番号を範囲指定することで、パーキングエリアBという場所を特定できる。
この通行料金テーブル31において、入口料金所番号は、ある値、例えば「1」などから順に番号が付されている。パーキングエリアB内の各施設には、連続した番号が付与されており、番号を範囲指定することで、パーキングエリアBという場所を特定できる。
図6に示すように、割引率テーブル32には、バリア料金所番号範囲、車種、割引率の項目があり、バリア料金所毎に車種別の割引率が登録されている。つまり割引率テーブル32には、バリア料金所別/車種別の割引率が記憶されている。この割引率テーブル32の割引率は、料金所番号毎に設定された割引率であり、割引処理に適用される。
なお、この車線には、ETCシステムや非接触ICカードの処理のための機器以外にも従来型の磁気カード処理を行う機器が混在して配置されている。
図7はパーキングエリアBの各店舗に備えられるICカード処理システム16の構成図である。
図7に示すように、ICカード処理システム16は、セキュリティ処理装置52、レジスタ装置53、ICカードリーダ54などから構成されている。カード処理システム16は、パーキングエリアB内に設置されている売店DやレストランEにおいて、商品の購入代金や飲食代金をICカード(ETCカード、非接触ICカード)にて収受処理するためのものである。なお、ICカード処理システム16は、商品の購入代金や飲食代金については現金で支払い、ICカードに利用情報を記憶するためにだけに用いることもできる。
図7に示すように、ICカード処理システム16は、セキュリティ処理装置52、レジスタ装置53、ICカードリーダ54などから構成されている。カード処理システム16は、パーキングエリアB内に設置されている売店DやレストランEにおいて、商品の購入代金や飲食代金をICカード(ETCカード、非接触ICカード)にて収受処理するためのものである。なお、ICカード処理システム16は、商品の購入代金や飲食代金については現金で支払い、ICカードに利用情報を記憶するためにだけに用いることもできる。
セキュリティ処理装置52は、ICカードに暗号化された状態で記憶されている情報が読み出されたときに復号して処理を可能とし、また処理された情報を暗号化してICカードに記憶するための装置であり、ICカードを処理する場合のセキュリティ処理をレジスタ装置53、ICカードリーダ54との間で行う。
レジスタ装置53は、POS端末などの一般的なキャッシュレジスタであり、金額や数を入力するための操作部と、集計した支払い代金などの金額を表示する表示部とを備えている。レジスタ装置53は、エリア中央装置13に接続されている。レジスタ装置53にはメモリが設けられている。メモリには、ホストコンピュータ11から配信された店舗を示す料金所番号と商品割引テーブル33(図8参照)が記憶されている。
図8に示すように、商品割引テーブル33には、入口料金所番号、商品番号、料金などの項目があり、入口料金所番号毎に商品番号と料金が登録されている。つまり商品割引テーブル33は、特定の入口料金所から来た利用者に対して特定の商品の割引を行うための入口料金所/商品別の料金テーブルである。この商品割引テーブル33の料金(割引料金)は、料金所番号毎に設定されたものであり、割引処理に適用される。
レジスタ装置53は、ICカード処理時の操作ガイダンス表示、ICカードリーダ54の制御、セキュリティ処理装置52との間でセキュリティ処理を行う。ICカードリーダ54は、レジスタ装置53によって制御されてICカードに対して情報の読み取りおよび書き込みを行う装置である。
レジスタ装置53は、店舗での代金支払いの際にICカードが提示された場合、ICカードリーダ54がICカードから読み出したカード情報に入口情報が含まれているか否かに応じて代金の収受処理を行う。
ICカードの種類としては、ETCシステム用の単独では無線通信機能を持たないICカードであるETCカード(料金後納方式のICカード)と、数10cm程度の狭い通信エリア内でカード単独での無線通信機能を有する非接触式ICカード(プリペイド方式で料金チャージ可能なICカード)がある。
本実施形態では、主にカード利用による割引処理について説明するため、パーキングエリアBのICカード処理システム16では、これらのICカードは店員に手渡されてICカード処理システム16にかけられて処理が行われるものとする。
非接触ICカードは、有料道路の料金を支払うための金額データ(残額情報)とカードID(カード識別情報)を記憶した記憶手段としてのフラッシュメモリと、ICカードリーダ54からの料金所番号、出口での処理結果の利用履歴情報、残額をチャージする際に金額データ等を受信するアンテナと、このアンテナで受信された料金所番号、利用履歴情報、金額データ等をフラッシュメモリに記憶すると共に支払い結果のデータを記憶するMPU(マイクロプロセッサユニット)とを備えている。MPUは、有料道路を利用したときのICカードリーダ54からの金額データ読み出し要求に従ってフラッシュメモリより金額データおよびカードIDを読み出してICカードリーダ54へ送信する。
図9に示すように、ETCカード7には、情報を記憶・読み出し可能なフラッシュメモリ97、車載器のインタフェース部との間でデータのやり取りを行うインタフェース部98と、このインタフェース部98およびフラッシュメモリ97を制御するCPU99とが設けられている。
CPU99は、フラッシュメモリ97からのデータの読み出しおよび書き込みを制御する。
フラッシュメモリ97には、ユーザの銀行の口座番号、身体障害者に対する割引適用の可否等を示す特殊契約情報、および契約の有効期限などの課金情報が記憶されている。また、このフラッシュメモリには、ETCカード7を特定するためのカードID(ID番号)が予め記憶されている。
フラッシュメモリ97には、ユーザの銀行の口座番号、身体障害者に対する割引適用の可否等を示す特殊契約情報、および契約の有効期限などの課金情報が記憶されている。また、このフラッシュメモリには、ETCカード7を特定するためのカードID(ID番号)が予め記憶されている。
フラッシュメモリ97には、道路の入口、出口、チェックバリアなどを通過する毎に通過を示す情報が記憶される通過情報記憶エリアが設けられている。チェックバリアは、経路分岐地点などに設けられている通過地点チェック用の料金所である。
図10に示すように、通過情報記憶エリアには、車両が入口レーンに進入したときの入口の情報(入口情報)、バリア情報、利用明細情報が記憶される。入口情報の記憶エリアには、入口料金所番号および通過時刻などが記憶される。入口情報は、入口処理を行ったICカードだけに記憶される。
バリア情報の記憶エリアには、5箇所分のバリア情報を記憶できる。道路内のチェックバリアを通過した際に、通過時刻と料金所番号がそれぞれ上のエリアから順に記憶される。バリア情報の記憶エリアは、ETCカード7には通常5箇所分しかないため、その数を超えた場合には最古のものが順に消去されるものとする。
車両が有料道路に進入したときの料金所やチェックバリアを通過する際に、通過日時、料金所を特定するための料金所番号、車両の車種等の入口情報およびバリア情報としてカードIDに関連付けられて記憶される。
ETCカード7を利用する車両には、ETCカード7がセットされる車載器が搭載されている。車載器は、ETCカード7を収容するカード収容部と、ETCカード7とのインタフェース部と、このインタフェース部を通じて読出した情報を処理すると共に、処理結果をメモリに記憶するICカード処理部と、メモリに記憶されている情報を車載器アンテナから送信すると共に車載器アンテナで受信した情報をメモリに記憶する無線制御部と、利用者に操作され、その操作内容を案内する表示操作部と、各部を統括して制御する制御部とから構成されている。
メモリには、この車載器が搭載される車両の緒元情報(車長・車高・軸数・重量・用途・特長等)に加え、車載器を他の車載器と識別するためのID番号(車載器ID)が予め記録されている。
表示操作部には、利用者に操作されるキー操作部等を備えた操作部と、操作内容を案内する文字表示およびLEDランプ等を備えた表示部と、ICカードを挿入および取り出すICカード挿入口とが備えられている。表示部は無線処理情報等の各種情報を表示し利用者(運転者等)に通知するものである。
ETCカード7は、車載器に装着されると、車載器のICカード処理部を介した制御部との信号のやり取りで車載器の正当性を確認して初めて自身のフラッシュメモリに記憶されている課金情報を車載器へ送り、車載器のメモリに記憶される。路側アンテナとの無線通信の際に、車載器のメモリに記憶された情報(カード情報を含む車載器情報)が路側機器の側へ送られる。
以下、図11、図12を参照してこの料金収受システムの動作を説明する。図11は有料道路においてETCカードを利用したときのカード処理を示すフローチャート、図12は有料道路の出口の料金所における処理を示すフローチャートである。
通常、対距離制の課金方式を採用している有料道路の場合、車両は、料金所Aで入口のチェックを受けてから有料道路内に入り、有料道路を通行した後、例えば料金所Cで、料金所Aから料金所Cまでの区間の通行料金を支払って退出する。
通常の料金収受システムでは、料金所A,C毎にユニークな番号(料金所番号)が付与されており、料金所番号によって料金所を判別することができる。料金所番号はホストコンピュータで管理されている。
この料金収受システムでは、パーキングエリアB内の各施設(売店DやレストランEなどの店舗)にも料金所A,Cと同様の店舗毎にユニークな番号を付与し、ホストコンピュータで管理している。
したがって、売店DやレストランEのICカード処理システム16にて店舗を示す料金所番号をETCカード7のバリア情報の記憶エリアに記憶することで、ETCカード7に特殊な記憶領域を設けることなく、データ上は、通常の料金所と同等の扱いで処理を行うことができる。
以下、この実施形態の動作としては、料金前納式の非接触ICカードではなく、ETCカードを利用した場合で説明する。まず、この料金収受システムでの入口料金所−パーキングエリア−出口料金所を通過する際の出口料金所という場合の割引処理について説明する。
この料金収受システムの場合、料金所Aでは、車両が有料道路に入るために入口レーンに進入すると、入口ETCシステム15の路側のアンテナ29とETCカード7がセットされた車載器との無線通信が行われて、路側機側には車載器から送られた車載器情報が取得され、ETCカード7には、通過情報記憶エリア(図10参照)の入口情報として、この料金所Aの料金所番号と通過時刻が記憶される。
このとき、路側機側で処理された情報は、入口ETCシステム15から料金所中央装置(入口)12へ送信されて、入口料金所中央装置12により収集された後、ホストコンピュータ11へ送信される。
ETCカード7などのICカードを使用しない一般車の場合は、入口レーンの入口に設置された車種判別装置と通行券自動発行機とで、車両の車種を判別し、車種情報と入口情報を記録した通行券を発行し、それを車両のドライバーが受け取ることになる。なお、通行券発行の際に、入口レーンのブース1の収受員が車種を入力する場合もある。
入口情報には、入口の料金所Aを特定する情報(入口料金所番号)、入口通過時刻等の他に、入口で判別した車両の車種、車両のナンバー(車両No)なども含まれる。つまり、料金所Aを通過した車両には、車両毎に一枚のICカードだけに入口情報が記憶されることになる。
料金所Aで入口ETCシステム15によるETC処理を行い、ETCカード7に入口情報を記憶した車両が、料金所Aから有料道路の本線に入り、有料道路を通行し、途中のパーキングエリアBに立ち寄ったものとする。
パーキングエリアBにおいて、利用者がレストランEや売店D等の施設を利用する場合、各施設に設置されているICカード処理システム16にてETCカードの処理を行う。
利用者が例えば売店Dで買い物をして、購入した商品の代金を支払う際に、入口料金所通過時に使用したICカード、この場合、ETCカード7を店員に渡す。
店員が、施設を利用したことをETCカード7に記録するため、ICカードリーダ54にETCカード7をセットすると、ICカードリーダ54は、ETCカード7のカード情報を読み取り(図11のS101)、レジスタ装置53へ送る。
店員が、施設を利用したことをETCカード7に記録するため、ICカードリーダ54にETCカード7をセットすると、ICカードリーダ54は、ETCカード7のカード情報を読み取り(図11のS101)、レジスタ装置53へ送る。
レジスタ装置53は、ICカードリーダ54から送られてきたETCカード7のカード情報に入口情報(入口料金所番号、通過時刻)が含まれているかどうかを確認する(S102)。
この確認の結果、カード情報に入口情報が含まれていた場合(S102のYes)、レジスタ装置53は、そのETCカード7を有効なものと判定し、メモリの商品割引テーブル33を参照し、入口料金所番号に対応する商品の料金を検索し(S103)、検索された商品の料金を表示部に表示する。
店員は、表示部に表示された商品の料金をどういった支払手段(現金、プリペイドカード、ETCカード等)で支払うかを利用者に尋ね、ETCカード7で支払う場合、ETCカード7での支払う操作を行うことで、レジスタ装置53は、料金を収受する処理(料金処理)を行う(S104)。
すなわち、店舗での代金の支払いは、レジスタ装置53での操作に応じて、ETCカード7だけでなく非接触ICカードやプリペイドカードで行うことも現金で支払うことも可能であり、どちらの方法で支払ったとしても、ETCカード7には、バリア情報の記憶エリアに通過時刻として支払い時の時刻、料金所番号のエリアには、利用した施設の番号である料金所番号が記憶されるので、出口の料金所Cでの割引を行う場合にも対応できる。
料金処理と共にレジスタ装置53は、予めメモリに設定されている店舗の料金所番号を読み出し、通過時刻(支払い時の時刻)と共にETCカード7へ送り、フラッシュメモリ97のバリア情報の記憶エリアに記憶する(S105)。店舗の料金所番号と支払い時刻の情報を施設利用情報という。つまり、この施設利用情報は、有料道路の入口、出口、その間のチェック地点と同じようにして各施設に付与された料金所番号を含む。
このときレジスタ装置53は、セキュリティ処理装置52と通信してICカード処理のためのセキュリティ処理を行い、ICカードリーダ54を制御してICカードの情報の読み取りおよび書き込みを行う。なお、レジスタ装置53は、表示部に操作ガイダンスの表示を行うので、店員でなく利用者自身でもETCカード7の処理は可能である。
なお、S102の確認処理の際に、カード情報に入口情報が含まれていない場合(S102のNo)、レジスタ装置53は、通常の商品価格にて料金処理を行う(S106)。
ICカードリーダ54によるETCカード7の処理(施設利用情報の書き込み処理など)が終了すると、レジスタ装置53は、ETCカード7から得たカード情報と施設利用情報とを処理済みの情報としてエリア中央装置13へ送信する。
レジスタ装置53で処理済みの情報は、ICカード処理システム16からエリア中央装置13へ送信されて、エリア中央装置13にて収集された後、所定のタイミング(一日一回などのバッチ処理)でホストコンピュータ11へ送信される。
エリア中央装置13では、売店DのICカード処理システム16から送られてきた処理済みの情報を収集した後、所定のタイミングでホストコンピュータ11へ送信する。
パーキングエリアBで利用者が買い物をした後、車両を走らせてパーキングエリアBから有料道路の本線に入り、有料道路を通行し、有料道路から退出するために料金所Cの出口レーンに進入すると、第1センサ22aにより車両の進入が検知されて、それが車線制御装置20に通知され、ETC処理が開始される。つまり車両が料金所Cに進入すると、出口ETCシステム17による料金収受処理が開始される。
出口ETCシステム17では、車載器と路側のアンテナ29との無線通信により、ETCカード7のカード情報を取得し(図12のS201)、車線制御装置20へ送る。
車線制御装置20は、車載器から取得したETCカード7のカード情報に含まれる入口情報及びバリア情報を基にして収受すべき料金を決定する。
車線制御装置20は、バリア情報の記憶エリアに店舗を示す料金所番号が含まれていた場合(S202のYes)、通行料金テーブル31と割引率テーブル32を参照して料金を決定し、料金収受処理を行う(S203)。
具体的には、車線制御装置20は、バリア情報の記憶エリアに記憶されている料金所番号をキーにして、割引率テーブル32を検索し、該当する割引率で一番高いものを採用し、通行料金テーブル31から検索した通行料金に適用して割引計算を行うことで、割り引いた通行料金を決定する。
また、車線制御装置20は、バリア情報の記憶エリアに店舗を示す料金所番号が含まれてなかった場合(S202のNo)、通常の通行料金テーブル31を参照して料金を決定し、料金収受処理を行う(S204)。
車線制御装置20のメモリに設定されている料金データは、ホストコンピュータ11から料金所中央装置(出口)14を通じてETCシステム(出口)17に配信されてきたものである。
従来のETCシステムは、通過した入口料金所と出口料金所の組み合わせだけで通行料金を決定するが、このシステムの場合は、さらにバリア情報に記憶されている有料道路内の施設の利用情報を組み合わせて収受すべき通行料金を決定する。
料金収受後、車線制御装置20は、料金収受結果、つまり処理済みの情報を料金所中央装置(出口)14へ送信する。
料金所中央装置(出口)14は、出口ETCシステム17から受信された処理済みの情報を収集した後、所定のタイミング(一日一回などのバッチ処理)でホストコンピュータ11へ送信する。
料金所中央装置(出口)14は、出口ETCシステム17から受信された処理済みの情報を収集した後、所定のタイミング(一日一回などのバッチ処理)でホストコンピュータ11へ送信する。
このようにこの実施形態の料金収受システムでは、有料道路内の施設(パーキングエリアB内の売店DやレストランE等)を料金所に見立てて、料金所番号を付与しておく。また有料道路内の各施設(パーキングエリアB内の売店DやレストランE等)にはETCカード7や非接触ICカードを処理するICカード処理システム16を設置する。
そして、利用者がパーキングエリアB内の施設を利用したときに、入口情報(入口料金所番号)が記憶されているICカード(ETCカード7など)を提示することで、施設では、提示されたETCカード7のカード情報をICカード処理システム16が読み取り、カード情報に入口料金所番号が含まれていた場合に利用料金(商品購入代金や飲食代金など)を割引く処理を行う。
つまり利用者が施設利用時に、有料道路の出入口の料金所と同様に割り当てられた店舗の料金所番号にてETCシステムと同等にICカードに対してデータ処理を行う。
具体的には施設利用時にICカードのバリア情報を記憶する通過情報記憶エリアに、施設の料金所番号および利用時刻を書き込むことで、入口料金所−出口料金所間の区間距離だけで決まっていた通行料金の算出に、新たな条件として、有料道路内の施設の利用情報を追加できるようになり、現行のETCシステムのETCカード7の仕組みを維持したままで、新たな割引サービスを利用者に提供することができる。
具体的には施設利用時にICカードのバリア情報を記憶する通過情報記憶エリアに、施設の料金所番号および利用時刻を書き込むことで、入口料金所−出口料金所間の区間距離だけで決まっていた通行料金の算出に、新たな条件として、有料道路内の施設の利用情報を追加できるようになり、現行のETCシステムのETCカード7の仕組みを維持したままで、新たな割引サービスを利用者に提供することができる。
また、施設を利用して料金を支払うときにETCカード7の通過情報記憶エリア(図10参照)に料金所番号や通過時刻などの通過情報を書き込んでおき、出口の料金所CにおいてETCカード7から読み出した通過情報の中に施設を示す料金所番号が存在した場合に通行料金を割引くようにする。
この結果、ETC利用者が、高速道路内のパーキングエリアB等の施設を利用した場合に、施設の利用料金や道路の通行料金を割引くことができ、新規ICカードを導入するなどのシステム形態を変更することなく、現行のシステムのまま新たなサービスを提供できる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記第実施形態では、対距離制のシステムについて説明したが、本発明は、均一料金制のシステムでも適用可能である。また上記実施形態では、ETCカード7を用いた場合の処理を主に説明したが、非接触ICカードでも同様の処理を行うことができる。
上記第実施形態では、対距離制のシステムについて説明したが、本発明は、均一料金制のシステムでも適用可能である。また上記実施形態では、ETCカード7を用いた場合の処理を主に説明したが、非接触ICカードでも同様の処理を行うことができる。
1…ブース、11…ホストコンピュータ、12…料金所中央装置(入口)、13…エリア中央装置、14…料金所中央装置(出口)、15…入口ETCシステム、16…ICカード処理システム、17…出口ETCシステム、20…車線制御装置、21…収受機、22a…第1センサ、22b…第2センサ、22c…第3センサ、23…車線表示板、24…路側表示器、25…ブース内表示器、26…車線監視制御盤、27…ICカードリーダ、28…発進制御装置、29…アンテナ、31…通行料金テーブル、32…割引率テーブル、33…商品割引テーブル、52…セキュリティ処理装置、53…レジスタ装置、54…ICカードリーダ、97…フラッシュメモリ、98…インタフェース、99…CPU、A,C…料金所、B…パーキングエリア、D…売店、E…レストラン。
Claims (7)
- 有料道路の入口の料金所に設置され、ICカードに入口情報を記憶する第1のカード処理手段と、
前記有料道路内の施設に設置され、前記ICカードから情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認し、前記ICカードから読み出した情報に入口情報が含まれていた場合、前記有料道路内の施設を利用したときの料金について割引処理を行う第2のカード処理手段と
を具備したことを特徴とする料金収受システム。 - 請求項1記載の料金収受システムにおいて、
前記第2のカード処理手段は、
前記有料道路内の施設が利用された場合、前記ICカードに施設の利用を示す施設利用情報を前記ICカードへ記憶する手段をさらに具備したことを特徴とする料金収受システム。 - 請求項2記載の料金収受システムにおいて、
前記有料道路の出口に設置され、前記ICカードから情報を読み出して入口情報および施設利用情報が含まれているか否かを確認し、前記ICカードから読み出した情報に入口情報および施設利用情報が含まれていた場合、前記有料道路の入口から出口までの通行料金について割引処理を行う第3のカード処理手段を具備したことを特徴とする料金収受システム。 - 請求項2,3いずれか記載の料金収受システムにおいて、
前記施設利用情報は、
前記有料道路の入口、出口、その間のチェック地点と同じようにして各施設に付与された料金所番号を含むことを特徴とする料金収受システム。 - 請求項4記載の料金収受システムにおいて、
前記料金所番号は、
前記ICカードに設けられたバリア情報記憶エリアに記憶されることを特徴とする料金収受システム。 - 請求項1,3いずれか記載の料金収受システムにおいて、
前記割引処理には、
料金所番号毎に設定された割引率または割引料金が適用されることを特徴とする料金収受システム。 - 有料道路の入口の料金所において、ICカードに入口情報を記憶するステップと、
前記有料道路内の施設において、前記ICカードから情報を読み出して入口情報が含まれているか否かを確認するステップと、
確認により、前記ICカードから読み出した情報に入口情報が含まれていた場合、前記有料道路内の施設を利用したときの料金について割引処理を行うステップと
を有することを特徴とする料金収受方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-08-22 JP JP2005239878A patent/JP2007058299A/ja not_active Withdrawn
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