JP2000162948A - 体積型ホログラム積層体 - Google Patents

体積型ホログラム積層体

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JP2000162948A
JP2000162948A JP10337762A JP33776298A JP2000162948A JP 2000162948 A JP2000162948 A JP 2000162948A JP 10337762 A JP10337762 A JP 10337762A JP 33776298 A JP33776298 A JP 33776298A JP 2000162948 A JP2000162948 A JP 2000162948A
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volume hologram
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Hiroyuki Otaki
浩幸 大滝
Kenji Ueda
健治 植田
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Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保管時等の加温及び/又は加圧された状態で
の保存によっても体積型ホログラム層に斑状のホログラ
ム欠陥が生じることの少ない体積型ホログラム積層体の
提供。 【解決手段】 透明なホットメルト接着剤層を介して表
面に透明保護シートが積層されているホログラム層から
なることを特徴とする体積型ホログラムシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫等における保
管や輸送等における保存安定性、特に加温時又は加圧時
に優れた保存安定性を有する体積型ホログラム積層体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体積型ホログラム積層体は、一般
に、基材上に粘着剤層、体積型ホログラム層、粘着剤
層、透明保護フィルムの順に積層された構成を有し、基
材として身分証明書、受験票、IDカード、パスポート
のような小冊子等、さまざまな物品に貼着されたものが
開発されているが、ホログラム記録材料としてマトリッ
クスポリマー及び光重合可能な化合物からなる記録材料
を乾式の体積位相型ホログラム記録材料とするものが、
例えば、本等の如く輸送時や倉庫等で重ねられたり、
又、加温或いは加圧された状態で保存されると、斑状の
ホログラム欠陥が生じることが問題となっている。
【0003】この斑状のホログラム欠陥は、ホログラム
記録層を観察する際に判明するもので、斑の大きさは長
径が0.2〜2mm、短径が0.1〜1.5mm程度の
楕円形状、又は半径0.1〜2mm程度の円形状のもの
で規則的に配列して発生する。このホログラム欠陥は、
光源や見る角度に依存することから、体積型ホログラム
層中の気泡や異物の混入によるものではなく、ホログラ
フィックな欠陥と考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
ホログラム欠陥のない体積型ホログラム積層体の提供を
課題とし、保管時等の加温及び/又は加圧された状態で
の保存によっても、斑状のホログラム欠陥が生じること
の少ない体積型ホログラム積層体の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、透明なホット
メルト接着剤層を介して表面に透明保護フィルムが積層
されているホログラム層からなることを特徴とする体積
型ホログラムシートを提供する。
【0006】本発明は、体積型ホログラム積層体におけ
るホログラム欠陥が、体積型ホログラム層の硬さと、体
積型ホログラム層と透明保護フィルム間に設けられる接
着剤との相関により生じるものであり、該接着剤として
ある程度の温度まで固体であるホットメルト接着剤を使
用することによって前記課題が解決されることを突き止
め、本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳細に説明する。本発明の体積型ホログラ
ム積層体の基本的形態を、図1に断面図で示す。図1に
示すように本発明の体積型ホログラム積層体Aは、透明
なホットメルト接着剤層2を介して表面に透明保護フィ
ルム3が積層されているホログラム層1からなることを
特徴としており、透明保護フィルム3のホログラム層1
への貼着をホットメルト接着剤2を用いて行なうことに
より、加温・加圧時等における体積型ホログラム積層体
の保存安定性が向上する。
【0008】図2に示す形態は、体積型ホログラム積層
体Aのホログラム層1の裏面に透明又は着色粘着剤層4
及び基材5を順次積層した構成であり、基材5としては
後述の通りであり、この形態はプレミアム賞品やIDカ
ード等の様々なものに有用であり、例えば、ホログラム
層1の裏面に黒く着色した粘着剤層4を用いれば、コン
トラストの向上によりホログラム像が見易くなるという
効果がある。又、ホログラム層1の裏面に透明粘着剤層
4を用いれば、貼り付けた基材上の絵柄や顔写真等の画
像の識別が可能となり、いっそう意匠性が向上する。
又、裏面にホットメルト接着剤層4を用いれば、基材5
を剥離して体積型ホログラム積層体Aを紙や衣類等の他
の物品にアイロンプリントすることが可能である。
【0009】図3に示す形態は、体積型ホログラム積層
体Aのホログラム層1の裏面に粘着剤層4、透明又は着
色フィルム6、粘着剤層又はホットメルト接着剤層7及
び基材5を順次積層した構成であり、図2に示す形態が
有する効果を有することに加えて、更に粘着剤層4と粘
着剤層又はメルト接着剤層7との間にフィルム6を介す
ることで、積層体全体の強度を上げるという効果を有
し、又、基材側の粘着剤又はホットメルト接着剤層7を
自由に選択することができるという利点がある。
【0010】図4に示す形態は、体積型ホログラム積層
体Aのホログラム層1の裏面に粘着剤層4及び透明又は
着色フィルム6を順次積層した構成であり、他の物品へ
の貼り付けを目的とせず、主にトレーディングカード等
として使用され、又、図2及び図3の形態と一部同様な
効果を有する。
【0011】尚、図2〜3における基材5を離型性フィ
ルムとすることにより、ラベルタイプの体積型ホログラ
ム積層体とし、この離型フィルム5を剥離して体積型ホ
ログラム積層体Aを他の物品、例えば、紙、布、プラス
チック成形品、金属製品等に体積型ホログラム積層体A
又は図2に示す層4と6とを含む層Aを容易に貼着する
ことができる。
【0012】図2に示す本発明の体積型ホログラム積層
体における基材5は、紙、合成紙、合成樹脂や金属から
なるフィルムやシートを用いることができ、受験票の如
きシート状、又、IDカードのようなカード形状、又、
パスポートのような小冊子等さまざまな形態をとること
ができ、顔写真、風景等を単色又はフルカラーでホログ
ラム記録した体積型ホログラム積層体Aを貼着する基材
とすることができる。又、液晶表示素子のカラーフィル
タとする場合には、液晶セルにおけるガラス基板や電極
層が基材となる。
【0013】又、図2に示す形態の本発明の体積型ホロ
グラム積層体は、基材5上に粘着剤層4を介して体積型
ホログラム積層体Aを積層した構成であるが、基材5上
に上記体積型ホログラム積層体Aを両面粘着テープを介
して積層した構造としてもよく、この場合には、図3に
示すように、基材5上に粘着剤層7、透明又は着色ポリ
エチレンテレフタレートフィルム等のプラスチックフィ
ルム6を介して、粘着剤層4、体積型ホログラム層1、
ホットメルト接着剤層2及び透明保護フィルム3を順次
積層したものであってもよい。
【0014】体積型ホログラム層1は、支持体フィルム
上に体積型ホログラム記録材料を塗布した後、物体から
の光の波面に相当する干渉縞が透過率変調、屈折率変調
の形で層内に記録されたもので、複製に際しても、体積
型ホログラム原版を密着させて露光現像することにより
容易に作製できるものである。体積型ホログラム層は、
マトリックスポリマー、光重合可能な化合物、光重合開
始剤、増感色素、及び必要に応じて添加される可塑剤か
らなる乾式の体積位相型ホログラム記録用途の感光性材
料である。
【0015】光重合可能な化合物としては、後述するよ
うな1分子中に少なくとも1個のエチレン性不飽和結合
を有する光重合、光架橋可能なモノマー、オリゴマー、
プレポリマー、及びそれらの混合物が挙げられ、例え
ば、不飽和カルボン酸及びその塩、不飽和カルボン酸と
脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カル
ボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド結合物が挙
げられる。
【0016】不飽和カルボン酸のモノマーの具体例とし
てはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、イソクロトン酸、マレイン酸、及びそれらのハロゲ
ン置換不飽和カルボン酸、例えば、塩素化不飽和カルボ
ン酸、臭素化不飽和カルボン酸、フッ素化不飽和カルボ
ン酸等が挙げられる。不飽和カルボン酸の塩としては前
述の酸のナトリウム塩及びカリウム塩等がある。
【0017】又、脂肪族多価アルコール化合物と不飽和
カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例としては、
アクリル酸エステルとして、エチレングリコールジアク
リレート、トリエチレングリコールジアクリレート、
1,3−ブタンジオールジアクリレート、テトラメチレ
ングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)
エーテル、トリメチロールエタントリアクリレート、ヘ
キサンジオールジアクリレート、1,4−シクロヘキサ
ンジオールジアクリレート、テトラエチレングリコール
ジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールジアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ソル
ビトールトリアクリレート、ソルビトールテトラアクリ
レート、ソルビトールペンタアクリレート、ソルビトー
ルヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオキシエチ
ル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレートオリ
ゴマー、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フェ
ノキシエチルメタクリレート、フェノールエトキシレー
トモノアクリレート、2−(p−クロロフェノキシ)エ
チルアクリレート、p−クロロフェニルアクリレート、
フェニルアクリレート、2−フェニルエチルアクリレー
ト、ビスフェノールAの(2−アクリルオキシエチル)
エーテル、エトキシ化されたビスフェノールAジアクリ
レート、2−(1−ナフチルオキシ)エチルアクリレー
ト、o−ビフェニルメタクリレート、o−ビフェニルア
クリレートなどである。
【0018】メタクリル酸エステルとしては、テトラメ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、トリメチロールエタントリメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオ
ールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタ
エリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジ
メタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタク
リレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビト
ールテトラメタクリレート、ビス−〔p−(3−メタク
リルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジ
メチルメタン、ビス−〔p−(アクリルオキシエトキシ
フェニル〕ジメチルメタン、2,2−ビス(4−メタク
リロイルオキシフェニル)プロパン、メタクリル酸−2
−ナフチル等がある。
【0019】イタコン酸エステルとしてはエチレングリ
コールジイタコネート、プロピレングリコールジイタコ
ネート、1,3−ブタンジオールジイタコネート、1,
4−ブタンジオールジイタコネート、テトラメチレング
リコールジイタコネート、ペンタエリスリトールジイタ
コネート、ソルビトールテトライタコネート等が挙げら
れる。クロトン酸エステルとしては、エチレングリコー
ルジクロトネート、テトラメチレングリコールジクロト
ネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、ソルビ
トールテトラクロトネート等が挙げられる。イソクロト
ン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロ
トネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、
ソルビトールテトライソクロトネート等が挙げられる。
【0020】マレイン酸エステルとしては、エチレング
リコールジマレート、トリエチレングリコールジマレー
ト、ペンタエリスリトールジマレート、ソルビトールテ
トラマレート等が挙げられる。ハロゲン化不飽和カルボ
ン酸としては、2,2,3,3−テトラフルオロプロピ
ルアクリレート、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカ
フルオロデシルアクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピルメタクリレート、1H,1H,2H,
2H−ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート、メタ
クリル酸−2,4,6−トリブロモフェニル、ジブロモ
ネオペンチルジメタクリレート(商品名:NKエステル
DBN、新中村化学工業(株)製)、ジブロモプロピル
アクリレート(商品名:NKエステルA−DBP、新中
村化学工業(株)製)、ジプロモプロピルメタクリレー
ト(商品名:NKエステルDBP、新中村化学工業
(株)製)、メタクリル酸クロライド、メタクリル酸−
2,4,6−トリクロロフェニル、p−クロロスチレ
ン、メチル−2−クロロアクリレート、エチル−2−ク
ロロアクリレート、n−ブチル−2−クロロアクリレー
ト、トリブロモフェノールアクリレート、テトラブロモ
フェノールアクリレート等が挙げられる。
【0021】又、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン
化合物とのアミドのモノマーの具体例としてはメチレン
ビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、
1,6−ヘキサメチレンビスアクリルアミド、1,6−
ヘキサメチレンビスメタクリルアミド、ジエチレントリ
アミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアクリル
アミド、キシリレンビスメタクリルアミド、N−フェニ
ルメタクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等が
挙げられる。
【0022】その他の例としては、特公昭48−417
08号公報に記載された一分子に2個以上のイソシアネ
ート基を有するポリイソシアネート化合物、下記一般式 (式中R、R’は水素或いはメチル基を表す。)で示さ
れる水酸基を含有するビニルモノマーを付加させた1分
子中に2個以上の重合性ビニル基を含有するビニルウレ
タン化合物等が挙げられる。
【0023】又、特開昭51−37193号公報に記載
されたウレタンアクリレート類、特開昭48−6418
3号公報、特公昭49−43191号公報、特公昭52
−30490号公報にそれぞれ記載されているようなポ
リエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)ア
クリル酸等の多官能性のアクリレートやメタクリレート
を挙げることができる。
【0024】更に、日本接着協会誌Vol.20、No
7、300〜308頁に光硬化性モノマー及びオリゴマ
ーとして紹介されているものも使用することができる。
【0025】その他、燐を含むモノマーとしてはモノ
(2−アクリロイロキシエチル)アシッドフォスフェー
ト(商品名:ライトエステルPA、共栄社油脂化学工業
(株)製)、モノ(2−メタクリロイキエチル)アシッ
ドフォスフェート(商品名:ライトエステルPM、共栄
社油脂化学工業(株)製)が挙げられ、又エポキシアク
リレート系である商品名:リポキシVR−60(昭和高
分子(株)製)、商品名:リポキシVR−90(昭和高
分子(株)製)等が挙げられる。又、商品名:NKエス
テルM−230G(新中村化学工業(株)製)、商品
名:NKエステル23G(新中村化学工業(株)製)も
挙げられる。
【0026】更に、下記の構造式を有するトリアクリレ
ート類、
【0027】 又、2,2′−ビス(4-アクリロキシ・ジエトキシフェ
ニル) プロパン(新中村化学 (株)製、商品名、NKエ
ステル A-BPE-4 )、テトラメチロールメタンテトラア
クリレート(新中村化学 (株)製、商品名、NKエステ
ル A-TMMT)等が挙げられる。
【0028】又、必要に応じて添加される可塑剤として
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン等の多価アルコール類、フタル酸ジメチル(DM
P)、フタル酸ジエチル(DEP)、フタル酸ジブチル
(DBP)、フタル酸ヘプチルノニル(HNP)、フタ
ル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、フタル酸ジ−
n−オクチル(DNOP)、フタル酸ジ−i−オクチル
(DCapP)、フタル酸(79アルキル)(D79
P)、フタル酸ジ−i−デシル(DIDP)、フタル酸
ジトリデシル(DTDP)、フタル酸ジシクロヘキシル
(DCHP)、フタル酸ブチルベンジル(BDP)、エ
チルフタリルエチルグリコレート(EPEG)、ブチル
フタリルブチルグリコレート(BPBG)等のフタル酸
エステル系可塑剤、アジピン酸−ジ−2−エチルヘキシ
ル(DOA)、アジピン酸−ジ−(メチルシクロヘキシ
ル)、アジピン酸ジイソデシル(DIDA)、アゼライ
ン酸−ジ−n−ヘキシル(DNHZ)、アゼライン酸−
ジ−2−エチルヘキシル(DOZ)、セバシン酸ジブチ
ル(DBS)、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル(D
OS)等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤、クエン酸
トリエチル(TEC)、クエン酸トリブチル(TB
C)、アセチルクエン酸トリエチル(ATEC)、アセ
チルクエン酸トリブチル(ATBC)等のクエン酸エス
テル系可塑剤、エポキシ化大豆油等のエポキシ系可塑
剤、リン酸トリブチル(TBP)、リン酸トリフェニル
(TPP)、リン酸トリクレジル(YCP)、リン酸ト
リプロピレングリコール等のリン酸エステル系可塑剤が
挙げられる。
【0029】次に、開始剤系における光重合開始剤とし
ては、1,3−ジ(t−ブチルジオキシカルボニル)ベ
ンゾフェノン、3,3′,4,4′−テトラキス(t−
ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、N−フェ
ニルグリシン、2,4,6−トリス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、3−フェニル−5−イソオキサ
ゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、又、イミ
ダゾール二量体類等が例示される。光重合開始剤は、記
録されたホログラムの安定化の観点から、ホログラム記
録後に分解処理されるのが好ましい。例えば有機過酸化
物系にあっては紫外線照射することにより容易に分解さ
れるので好ましい。
【0030】増感色素としては、350〜600nmに
吸収光を有するチオピリリウム塩系色素、メロシアニン
系色素、キノリン系色素、スチリルキノリン系色素、ケ
トクマリン系色素、チオキサンテン系色素、キサンテン
系色素、オキソノール系色素、シアニン染料、ローダミ
ン染料、チオピリリウム塩系色素、ピリリウムイオン系
色素、ジフェニルヨードニウムイオン系色素等が例示さ
れる。尚、350nm以下、又は600nm以上の波長
領域に吸収光を有する増感色素であってもよい。
【0031】マトリックス・ポリマーとしては、ポリメ
タアクリル酸エステル又はその部分加水分解物、ポリ酢
酸ビニル又はその加水分解物、ポリビニルアルコール又
はその部分アセタール化物、トリアセチルセルロース、
ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、
シリコーンゴム、ポリスチレン、ポリビニルブチラー
ル、ポリクロロプレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ−N−ビニルカル
バゾール又はその誘導体、ポリ−N−ビニルピロリドン
又はその誘導体、スチレンと無水マレイン酸の共重合体
又はその半エステル、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリルア
ミド、アクリルニトリル、エチレン、プロピレン、塩化
ビニル、酢酸ビニル等の共重合可能なモノマー群の少な
くとも1つを重合成分とする共重合体等、又はそれらの
混合物が用いられる。好ましくはポリイソプレン、ポリ
ブタジエン、ポリクロロプレン、ポリビニルアルコー
ル、又ポリビニルアルコールの部分アセタール化物であ
るポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等、又はそれらの混合物が挙げ
られる。
【0032】記録されたホログラムの安定化工程として
加熱によるモノマー移動の工程があるが、そのためには
これらのマトリックス・ポリマーは、好ましくはガラス
転移温度が比較的低く、モノマー移動を容易にするもの
であることが必要である。光重合可能な化合物は、バイ
ンダー樹脂100重量部に対して10重量部〜1000
重量部、好ましくは10重量部〜100重量部の割合で
使用される。
【0033】光重合開始剤は、バインダー樹脂100重
量部に対して1重量部〜10重量部、好ましくは5重量
部〜10重量部の割合で使用される。増感色素は、バイ
ンダー樹脂100重量部に対して0.01重量部〜1重
量部、好ましくは0.01重量部〜0.5重量部の割合
で使用される。その他、感光性材料成分としては、各種
の非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、陰イ
オン系界面活性剤が挙げられる。
【0034】これらのホログラム記録材料は、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ルベンゼン、テトラヒドロフラン、メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチ
ルセロソルブアセテート、酢酸エチル、1,4−ジオキ
サン、1,2−ジクロロエタン、ジクロルメタン、クロ
ロホルム、メタノール、エタノール、イソプロパノール
等、又はそれらの混合溶剤を使用し、固型分15%〜2
5%の塗布液とされる。ホログラム記録層の厚みとして
は、0.1μm〜50μm、好ましくは5μm〜20μ
mである。このような、ホログラム記録材料としては、
例えばテュポン社製のオムニデックス352、706が
挙げられる。
【0035】又、本発明における体積型ホログラム層
は、記録光としては、例えば、クリプトンレーザー
(1.5W)における337.5nm、350.7n
m、356.4nmの波長光、又、アルゴンレーザー
(40mW)における351.1nm、368.8nm
の波長光、又ネオンレーザー(50mW)における33
2.4nmの波長光、カドミウムレーザー(15mW)
における325.0nmの波長光、更に、可視領域であ
るアルゴンレーザーにおける514.5nm、488n
m、457.9nmの波長光、又、クリプトンレーザー
における647.1nm、568.2nm、520.8
nmの波長光等が例示され、このうちの一波長取りだし
て光重合開始剤を励起可能とする波長を露光してホログ
ラム記録される単色ホログラム、カラーホログラムであ
る。
【0036】本発明における体積型ホログラム層(以
下、体積型ホログラム層を種々の物性で規定する場合、
ホログラム記録された状態の体積型ホログラム層を意味
する)は、ガラス転移点が30℃〜70℃、好ましくは
35℃〜60℃のものである。又、本発明における体積
型ホログラム層における動的貯蔵弾性率は、体積型ホロ
グラム層の硬度を反映する物性の一つであり、下記の測
定装置及び測定方法を採用するものである。
【0037】測定用試料:ホログラム記録フィルム:P
ETフィルム/体積型ホログラム層/ポリ塩化ビニルフ
ィルム又はPETフィルムの積層フィルムにホログラム
記録した後、PETフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム
又はPETフィルムを剥離した体積型ホログラムフィル
ム 測定装置: 固体粘弾性アナライザーRSA−II レオ
メトリックス製 測定アタッチメント(モード): フィルム引っ張り 測定周波数: 6.28rad/s 測定温度: −50℃〜100℃ 測定方法: サンプルをフィルム引っ張り測定用治具にセットす
る。 −50℃〜100℃の温度領域で6.28rad/
sでの温度依存性を測定し、温度依存性のデータから、
25℃及び50℃での動的貯蔵弾性率(E′、Pa)を
求める。尚、室温状態での硬度の対比の観点から25℃
を選択し、又、夏期での倉庫等での保存状態での硬度の
対比の観点から50℃を選択した。本発明における体積
型ホログラム層は、50℃での動的貯蔵弾性率が5×1
5Pa〜5×107Paのものである。
【0038】又、本発明の体積型ホログラム層に記録さ
れた体積型ホログラムの回折光の半値幅が30nm以下
のものである。カラーチューニングフィルムを使用して
記録され、体積型ホログラムの回折光の半値幅が30n
mを越える体積型ホログラムにあっては、その詳細な理
由は不明であるが、参考例で後述するように、加圧状態
における斑状のホログラム欠陥は生じにくい。本発明に
おいては、特に、体積型ホログラムの回折光の半値幅が
30nm以下のカラーリップマンホログラムや単色ホロ
グラムにおいて有効である。
【0039】本発明で使用するホットメルト接着剤とし
ては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、
エチレン−イソブチルアクリレート共重合体樹脂、ブチ
ラール樹脂、ポリ酢酸ビニル及びその共重合体樹脂、セ
ルロース系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂、ポ
リビニルエーテル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、SBS、SIS、SEBS、SEPS等
の熱可塑性樹脂が挙げられ、これらのホットメルト接着
剤からなる層の厚みは2〜30μm、好ましくは5〜2
0μmである。又、このヒートシール剤層を利用してヒ
ートシールする温度は90〜180℃程度が良い。ホロ
グラム層1と透明保護フィルム3との積層にホットメル
ト接着剤を使用することで、得られる体積型ホログラム
積層体Aは倉庫内等の加圧状態での保存において、班状
のホログラム欠陥が生じにくくなる。この原因として
は、ホットメルト接着剤のガラス転移温度が比較的高
く、ホットメルト接着剤層2が常温において硬いという
性質を有し、上部からの圧力の影響が硬いホットメルト
接着剤層2によりホログラム層1にまで伝わらないこと
によるものと考えられる。この観点から見ると、ホット
メルト接着剤のガラス転移点はヒートシール温度を超え
ない範囲でできるだけ高いことが望ましい。
【0040】次に、粘着剤層4、7について説明する。
この粘着剤層は前記ホットメルト接着剤であってもよ
い。粘着剤層としては、アクリル樹脂、アクリル酸エス
テル樹脂、又はこれらの共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエ
ステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系
樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シ
リコーン樹脂等、又、アルファ−シアノアクリレート
系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリ
オレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル
系粘着剤が挙げられる。又、粘着剤層が、使用時にイソ
シアネート系架橋剤、金属キレート系架橋剤等を添加し
て架橋する、所謂二液架橋型粘着剤を使用して形成され
ることもできる。粘着剤層の厚みとしては、4μm〜2
0μmとするとよい。
【0041】次に、本発明の体積型ホログラム積層体に
おける透明保護フィルム3は、透明性を有し、ポリエチ
レンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ弗化エチ
レン系フィルム、ポリ弗化ビニリデンフィルム、ポリ塩
化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、エチ
レン−ビニルアルコールフィルム、ポリビニルアルコー
ルフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、ポリ
エーテルスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケト
ンフィルム、ポリアミドフィルム、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合フィ
ルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエ
ステルフィルム、ポリイミドフィルム等の樹脂が例示さ
れ、膜厚としては2μm〜200μm、好ましくは10
μm〜50μmである。
【0042】尚、図示はしないが、透明保護フィルム上
には、透明保護フィルム表面の保護性を高める目的で、
必要に応じてハードコート処理が施されてもよい。ハー
ドコート処理は、例えばシリコーン系、含フッ素シリコ
ーン系、メラミンアルキッド系、ウレタン−アクリレー
ト系(紫外線硬化型)等をディッピング塗布、スプレー
塗布、ロールコート塗布法により、膜厚1μm〜50μ
m、好ましくは3μm〜25μmに塗布するとよい。更
に、同様に図示しないが、透明保護フィルム3表面又は
ハードコート処理面には、離型処理が施されていてもよ
い。離型処理は、フッ素系離型剤、シリコーン系離型
剤、ステアリン酸塩系離型剤、ワックス系離型剤等をデ
ィッピング塗布、スプレー塗布、ロールコート塗布法に
より行なうとよい。
【0043】次に、本発明の体積型ホログラム積層体を
ラベルとして使用する場合には、前記基材として離型紙
又は剥離性シートを使用する。その断面の層構成は、図
2及び図3に示す如くである。図中、5は剥離紙(基
材)であり、図1と同一符号は同一内容を示す。本発明
のラベルタイプの体積型ホログラム積層体は、図2に示
す如く、剥離紙5上に粘着剤層4、体積型ホログラム層
1、ホットメルト接着剤層2、透明保護フィルム3を積
層したものである。
【0044】又、本発明のラベルタイプの体積型ホログ
ラム積層体は、図3に示す如く離型紙5上に体積型ホロ
グラム積層体Aを両面粘着テープを介して積層した構造
としてもよく、この場合には、離型紙5上に、粘着剤層
7、透明又は着色ポリエチレンテレフタレートフィルム
等のプラスチックフィルム層6、粘着剤層4、体積型ホ
ログラム層1、ホットメルト接着剤層2、透明保護フィ
ルム3を順次積層したものであってもよい。
【0045】離型紙5としては、通常使用される剥離紙
の他に、ポリエチレンテレフタレートフィルム表面をフ
ッ素系離型剤、シリコーン系離型剤により離型処理した
離型性フィルムを使用してもよく、又、剥離紙の粘着剤
層側でない面には、ラベルの横からはみ出した粘着剤に
よるブロッキングを避けるために剥離処理を施しておく
とよい。又、積層体を適宜の大きさで剥離紙から剥離で
きるように、積層体は所謂「半抜き加工」されていても
よく、又、剥離紙にミシン目等の切れ目を入れておいて
もよい。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 実施例1 (ホログラム記録層の作製)PETフィルム/ホログラ
ム記録材料/PETフィルムからなるホログラム記録フ
ィルム(HRF800×001;デュポン社製)に、4
76nm、532nm及び647nmのそれぞれの波長
を有するレーザーでカラーリップマンホログラムを記録
した後、PETフィルムを剥し、この剥離面に再剥離性
粘着剤(H225E;サンエー化研(株)製)をラミネ
ートし、120℃で24分間加熱した。
【0047】(ホログラム積層体の作製)上記で得られ
たホログラム記録層から再剥離性粘着剤を剥離し、アク
リル系両面粘着剤(リンテック製;PET50(w)P
L シン PET38)の一方のセパレータを剥離して
両者をラミネートして、「PET/ホログラム層/黒P
ET/粘着剤層/セパレータ」を得た。この積層体から
PETフィルムを剥離し、ホットメルト接着剤フィルム
(ヒロダイン;PET38/7504)を120℃でラ
ミネートして、「PET/ホットメルト接着剤層/ホロ
グラム層/粘接着剤層/黒PET/粘接着剤層/セパレ
ータ」からなるホログラム積層体を得た。このホログラ
ムの分光特性を評価したところ、それぞれの回折ピーク
における半値幅は、13〜17nmであった。上記で得
られたホログラム積層体のシリコーンセパレータを剥離
し、紙基材上に貼り付けた。これを50℃、0.2kg
/cm2の条件下で三日間保存試験し、三輝線蛍光管
(ハイルミックN FL4EX−N−PK、日立製作所
製)の下で最も欠陥が濃く見える角度で、そのホログラ
ム欠陥の目視評価を行なったところ、ホログラムの欠陥
レベルは0.2であり、保存安定性に優れていた。
【0048】(ホログラム記録フィルムの作製)ポリエ
チレンテレフタレートフィルム(PETフィルム:50
μm)/ホログラム記録材料層(膜厚15μm)/PE
Tフィルムの積層体からなるホログラム記録フィルム
(HRF800x001;デュポン社製)に、476n
m、532nm、647nmのそれぞれの波長を有する
レーザーでカラーリップマンホログラムを記録した後、
PETフィルムを剥離し、再剥離系粘着剤層を有する粘
着シート(サンエー化研(株)製、H225E)をラミ
ネートし、120℃で24分間加熱処理した。この体積
型ホログラム層のガラス転移点は、46℃であり、又、
6.28rad/s測定における50℃での動的貯蔵弾
性率は6.28×106Paであった。
【0049】
【発明の効果】本発明の体積型ホログラム積層体は、保
管時等の加熱・加圧された状態での保存によっても体積
型ホログラム層に斑状のホログラム欠陥が生じることの
少ないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の体積型ホログラム積層体の断面図を
説明する図。
【図2】 本発明の体積型ホログラム積層体の断面図を
説明する図。
【図3】 本発明の体積型ホログラム積層体の断面図を
説明する図。
【図4】 本発明の体積型ホログラム積層体の断面図を
説明する図。
【符号の説明】
A:体積型ホログラム積層体の基本的形態 1:ホログラム層 2:ホットメルト接着剤層 3:透明保護フィルム 4:粘着剤層 5:基材(離型性フィルム) 6:透明又は着色フィルム 7:粘着剤層又はホットメルト接着剤層
フロントページの続き Fターム(参考) 2K008 AA13 DD13 EE04 FF17 4F100 AK01C AK25G AK42 AT00E BA03 BA05 BA07 BA10B BA10C BA10E CB03A CB03E CB05D CB05E EJ91 HB08C JA05C JK07C JL10D JL10E JL13D JL13E JL14E JN01A JN01B JN01E YY00C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なホットメルト接着剤層を介して表
    面に透明保護フィルムが積層されているホログラム層か
    らなることを特徴とする体積型ホログラムシート。
  2. 【請求項2】 ホログラム層の裏面に透明又は着色粘着
    剤層及び基材が順次積層されている請求項1に記載の体
    積型ホログラム積層体。
  3. 【請求項3】 ホログラム層の裏面に粘着剤層、透明又
    は着色フィルム、粘着剤層又はホットメルト接着剤層及
    び基材が順次積層されている請求項1に記載の体積型ホ
    ログラム積層体。
  4. 【請求項4】 ホログラム層の裏面に粘着剤層又はホッ
    トメルト接着剤層、透明又は着色フィルムが順次積層さ
    れている請求項1に記載の体積型ホログラム積層体。
  5. 【請求項5】 基材が離型性フィルムである請求項2又
    は3に記載の体積型ホログラムシート。
  6. 【請求項6】 体積型ホログラム層の回折光の半値幅
    が、30nm以下である請求項1〜5の何れか1項に記
    載の体積型ホログラム積層体。
  7. 【請求項7】 ホログラム形成層樹脂のガラス転移点
    が、30〜70℃である請求項1〜6の何れか1項に記
    載の体積型ホログラム積層体。
  8. 【請求項8】 ホログラム形成層樹脂の1Hz測定にお
    ける25℃での動的貯蔵弾性率が、108〜1010
    a、又は50℃での動的貯蔵弾性率が5×105〜5×
    107Paである請求項1〜7の何れか1項に記載の体
    積型ホログラム積層体。
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