JP2000158487A - インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品 - Google Patents

インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品

Info

Publication number
JP2000158487A
JP2000158487A JP10333750A JP33375098A JP2000158487A JP 2000158487 A JP2000158487 A JP 2000158487A JP 10333750 A JP10333750 A JP 10333750A JP 33375098 A JP33375098 A JP 33375098A JP 2000158487 A JP2000158487 A JP 2000158487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
insert member
insert
molded
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10333750A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Hasegawa
英輝 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP10333750A priority Critical patent/JP2000158487A/ja
Publication of JP2000158487A publication Critical patent/JP2000158487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】成形時の溶融樹脂の流圧によるインサート部材
への影響をできるだけ防いだインサート射出成形用金型
およびこの金型で射出成形された成形品を提供する。 【解決手段】前もってシート状のインサート部材30を雌
型又は雄型のいずれかの金型面に仮固定して成形するイ
ンサート射出成形用金型10において、インサート部材を
仮固定する金型面のインサート部材の外周の外側近傍
に、キャビティ11内に突出する土手状突起12を設け、こ
の金型を用いてインサート部材30の周辺部に成形品本体
21の端部22が位置し、この端部の外周部に凹部23を形成
する成形品20を射出成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状のインサ
ート部材を前もって金型内に仮固定して成形するインサ
ート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成
形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状のインサート部材を前も
って金型内に仮固定して、成形品を射出成形すると同時
に、インサート部材を熱融着したインサート射出成形品
が、容器、蓋、一般雑貨品などに広く用いられていた。
このインサート射出成形に用いられるインサート射出成
形用金型(10)は、例えば図2(a)に示すように、
金型面に前もってインサート部材(30)を仮固定し
て、溶融した熱可塑性樹脂をキャビティ(11)(雌型
と雄型の間の空間)内に射出して、図2(b)に示すよ
うに、インサート部材(30)を成形品本体(21)に
熱融着して一体化し、成形品(20)を作製するもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のインサート射出成形用金型において、金型のキャ
ビティ内に射出された溶融樹脂の流圧によって、インサ
ート部材の成形品本体への熱融着状態に問題を生ずるこ
とがあった。例えば図2(a)に示すように、シート状
のインサート部材(30)の外周側面に水平方向(矢
印)の溶融樹脂の流圧を受ける場合には、図3(a)に
示すように、インサート部材(30)の外周縁部(3
1)が成形品本体(21)の内側へ潜り込んで成形品
(20)の外観の意匠性を極めて損なうことがあり、ま
た、図3(b)に示すように、溶融樹脂の流圧によって
インサート部材(30)が位置ずれを起こして成形品本
体(21)に熱融着し、インサート部材(30)に皺
(32)や歪みを発生して、成形品(20)の外観の意
匠性を極めて損なうことなどがあった。
【0004】本発明は、上述の従来のインサート射出成
形用金型の問題を解決するものであり、成形時の溶融樹
脂の流圧によるインサート部材への影響をできるだけ防
いだインサート射出成形用金型およびこの金型で射出成
形された成形品を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
前もってシート状のインサート部材を雌型又は雄型のい
ずれかの金型面に仮固定して成形するインサート射出成
形用金型において、前記インサート部材を仮固定する金
型面のインサート部材の外周の外側近傍に、キャビティ
内に突出する土手状突起を設けたことを特徴とするイン
サート射出成形用金型である。
【0006】そして、本発明の第2の発明は、インサー
ト部材の周辺部に成形品本体の端部が位置する成形品に
おいて、前記端部の外周部に凹部を形成したことを特徴
とする射出成形された成形品である。
【0007】
【作用】本発明のインサート射出成形用金型において
は、成形時にゲートからキャビティ内へ射出された溶融
樹脂の流れが、インサート部材の手前に設けられている
土手状突起を越えたところで、インサート部材に平行方
向の流れが垂直方向へも別れるため、溶融樹脂の流れの
流圧によるインサート部材への影響をできるだけ防ぐこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のインサート射出成形用金
型を一実施形態に基づいて、次に、図を用いて詳細に説
明する。
【0009】本発明のインサート射出成形用金型(1
0)の構造は、図1(a)に示すように、前もってシー
ト状のインサート部材(30)を雌型又は雄型のいずれ
かの金型面に仮固定し、このインサート部材を仮固定す
る金型面のインサート部材の外周の外側近傍に、キャビ
ティ(11)内に突出する土手状突起(12)を設ける
ものである。
【0010】射出成形樹脂としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの熱可塑性樹脂が使用でき、インサート部材と
しては、使用する射出成形樹脂と熱融着する単層及び積
層のプラスチックシート、合成紙、感熱接着層を形成す
る紙などが使用でき、また、これらのインサート部材の
金型内の仮固定は、バキューム吸引法、静電気接着法、
接着剤法などにより行うものである。
【0011】そして、射出成形機に取り付けた本発明の
インサート射出成形用金型(10)は、図1(a)に示
すように、シート状のインサート部材(30)を金型内
の所定の位置に仮固定し、型締めして射出装置よりゲー
トからキャビティ(11)内に溶融樹脂を射出し、この
キャビティ内を流れる溶融樹脂がインサート部材の手前
に設けられている土手状突起(12)を越えたところ
で、インサート部材に平行方向の流れ(矢印で示す)が
垂直方向へも別れ、溶融樹脂の流れの流圧によるインサ
ート部材への影響を弱めるものである。この金型で射出
成形された成形品(20)は、図1(b)に示すよう
に、インサート部材(30)の周辺部に成形品本体(2
1)の端部(22)が位置し、この端部の外周部に凹部
(23)を形成するものである。なお、従来インサート
射出成形用金型(10)においては、図2(a)に示す
ように、インサート部材が溶融樹脂の平行方向の流れ
(矢印で示す)の流圧を強く受けるため、インサート部
材への影響が大きくなる。
【0012】
【発明の効果】本発明のインサート射出成形用金型は、
成形時の溶融樹脂の流圧によるインサート部材への影響
をできるだけ防いだ金型構造を有しているため、成形時
の溶融樹脂の流圧によって、インサート部材の外周縁部
が成形品本体の内側へ潜り込んだり、インサート部材が
位置ずれを起こして皺や歪みを発生するなどして、成形
品の外観の意匠性を損なうことが極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態のインサート射
出成形用金型の構造の要部を示す断面図であり、(b)
は、その金型による成形品の要部を示す断面図である。
【図2】(a)は、従来の一例のインサート射出成形用
金型の構造の要部を示す断面図であり、(b)は、その
金型による成形品の要部を示す断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、従来のインサート射出成
形用金型による成形品のインサート部材の不良状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
10……インサート射出成形用金型 11……キャビティ 12……土手状突起 20……成形品 21……成形品本体 22……端部 23……凹部 30……インサート部材 31……外周縁部 32……皺

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前もってシート状のインサート部材を雌型
    又は雄型のいずれかの金型面に仮固定して成形するイン
    サート射出成形用金型において、前記インサート部材を
    仮固定する金型面のインサート部材の外周の外側近傍
    に、キャビティ内に突出する土手状突起を設けたことを
    特徴とするインサート射出成形用金型。
  2. 【請求項2】インサート部材の周辺部に成形品本体の端
    部が位置する成形品において、前記端部の外周部に凹部
    を形成したことを特徴とする射出成形された成形品。
JP10333750A 1998-11-25 1998-11-25 インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品 Pending JP2000158487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333750A JP2000158487A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333750A JP2000158487A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000158487A true JP2000158487A (ja) 2000-06-13

Family

ID=18269550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10333750A Pending JP2000158487A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000158487A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101142301B1 (ko) 2009-12-29 2012-05-02 (주)엠코리아 인서트삽입형 발포성형물 금형장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101142301B1 (ko) 2009-12-29 2012-05-02 (주)엠코리아 인서트삽입형 발포성형물 금형장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4618581B2 (ja) 樹脂製収納容器及びその製造方法
JP2007144985A (ja) 容器の蓋並びにその成形方法
JP2001038766A (ja) 射出成形型のフィルム又はシート保持装置
JP5093487B2 (ja) 射出発泡成形品、射出発泡成形型、および射出発泡成形品の製造方法
JP2000158487A (ja) インサート射出成形用金型およびこの金型で射出成形された成形品
JP2014504973A (ja) 溶融プラスティックでのプラスティックフィルムのインサート成型用金型
JP2003266494A (ja) 射出成形用金型と射出成形品の製造方法
JP3966038B2 (ja) 樹脂部品のインサート材セット構造およびこの構造による成形方法
JP2009078533A (ja) 表皮材被覆樹脂製品の製造方法
JPH04331132A (ja) 発泡成形容器の絵付け方法
JP2527619B2 (ja) 外面が非平滑状の合成樹脂製容器とその製造方法
JPH05278066A (ja) ガスバリヤ−性の優れた容器及びその製法
JP3875541B2 (ja) 車両用内装品の成形方法
JP3059364B2 (ja) インモールド成形用金型
JP3605286B2 (ja) 複合成形品の製造方法
JP2003173144A (ja) インモールド容器用ラベル
JPH11314628A (ja) 容 器
JPH06144452A (ja) ポリエチレン射出のインモールド成形用ラベル
US6488883B1 (en) Process and apparatus for producing a plastic blow-molded part
JPH0825411A (ja) プラスチック成形品の製造方法および金型
JP3150804B2 (ja) インサート成形金型とインサート成形品の製造方法
JPH03240513A (ja) プラスチック成形方法及びその方法に使用する金型
JP3180851B2 (ja) インサート成形金型とインサート成形品の製造方法
JP2001080677A (ja) 複合容器
JPH07329178A (ja) 真空成形品