JP3180851B2 - インサート成形金型とインサート成形品の製造方法 - Google Patents
インサート成形金型とインサート成形品の製造方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形により成形
品を得ると同時にその成形品の表面にインサートシート
を一体的に付着させたインサート成形品を製造する際に
用いるインサート成形金型およびこのインサート成形金
型を用いたインサート成形品の製造方法に関する。
品を得ると同時にその成形品の表面にインサートシート
を一体的に付着させたインサート成形品を製造する際に
用いるインサート成形金型およびこのインサート成形金
型を用いたインサート成形品の製造方法に関する。
【０００２】この発明は、各種インサート成形品の製造
に適用されるが、インサート成形品として、家電製品の
入力部に用いられるメンブレンスイッチ部材を例にとっ
て説明する。
に適用されるが、インサート成形品として、家電製品の
入力部に用いられるメンブレンスイッチ部材を例にとっ
て説明する。
【０００３】
【従来の技術】従来、メンブレンスイッチ部材の製造方
法としては、メンブレンスイッチ部材の支持体となる成
形品を予め射出成形して得、別に必要部分だけ打ち抜き
加工あるいは切り抜き加工したメンブレンシートを用意
し、メンブレンシートを成形品に一つ一つ人の手で貼り
付ける方法がある。
法としては、メンブレンスイッチ部材の支持体となる成
形品を予め射出成形して得、別に必要部分だけ打ち抜き
加工あるいは切り抜き加工したメンブレンシートを用意
し、メンブレンシートを成形品に一つ一つ人の手で貼り
付ける方法がある。
【０００４】また、別の製造方法として、一対のインサ
ート成形金型間に、連続したメンブレンシートを挟み込
んで、インサート成形金型間に溶融樹脂を射出すること
によって成形品とメンブレンシートとを一体化し、メン
ブレンシートにメンブレンスイッチ部材を付着させたま
ま、メンブレンシートの間欠送りとともにインサート成
形金型間から引き出す方法がある。
ート成形金型間に、連続したメンブレンシートを挟み込
んで、インサート成形金型間に溶融樹脂を射出すること
によって成形品とメンブレンシートとを一体化し、メン
ブレンシートにメンブレンスイッチ部材を付着させたま
ま、メンブレンシートの間欠送りとともにインサート成
形金型間から引き出す方法がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の製造方
法では、メンブレンスイッチ部材の支持体となる成形品
の射出成形と、メンブレンシートの切り抜きとを別々に
行わなくてはならないので時間がかかる。また、成形品
とメンブレンシートとの貼り付けに時間と手間がかか
る。したがって、メンブレンスイッチ部材の生産効率が
悪かった。
法では、メンブレンスイッチ部材の支持体となる成形品
の射出成形と、メンブレンシートの切り抜きとを別々に
行わなくてはならないので時間がかかる。また、成形品
とメンブレンシートとの貼り付けに時間と手間がかか
る。したがって、メンブレンスイッチ部材の生産効率が
悪かった。
【０００６】また、後者の製造方法では、メンブレンス
イッチ部材がメンブレンシートに付着したままの状態
で、インサート成形金型から引き出されるので、成形品
が邪魔になって、メンブレンシートをロール状の巻き取
り装置で巻き取ることができなかった。あるいは、金型
間から引き出した後、メンブレンシートを巻き取るまで
の間に成形品を切り取る必要があるので、時間と手間が
かかり生産効率が悪かった。
イッチ部材がメンブレンシートに付着したままの状態
で、インサート成形金型から引き出されるので、成形品
が邪魔になって、メンブレンシートをロール状の巻き取
り装置で巻き取ることができなかった。あるいは、金型
間から引き出した後、メンブレンシートを巻き取るまで
の間に成形品を切り取る必要があるので、時間と手間が
かかり生産効率が悪かった。
【０００７】この発明の目的は、上記のような問題を解
決することにあり、生産効率のよいインサート成形型と
これを用いたインサート成形品の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
決することにあり、生産効率のよいインサート成形型と
これを用いたインサート成形品の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のインサート成形金型は、金型Ａと、樹
脂射出口を有する金型Ｂとからなり、連続したインサー
トシートを間に挟んで金型Ａと金型Ｂとが型閉めされる
ことによってキャビティが形成されるインサート成形金
型において、キャビティよりインサートシート送り方向
側に、インサートシートを枠状に切り取る切断部とイン
サート成形品を収容する凹部とが形成されているように
構成した。
めに、この発明のインサート成形金型は、金型Ａと、樹
脂射出口を有する金型Ｂとからなり、連続したインサー
トシートを間に挟んで金型Ａと金型Ｂとが型閉めされる
ことによってキャビティが形成されるインサート成形金
型において、キャビティよりインサートシート送り方向
側に、インサートシートを枠状に切り取る切断部とイン
サート成形品を収容する凹部とが形成されているように
構成した。
【０００９】また、この発明のインサート成形品の製造
方法は、この発明のインサート成形金型を用い、金型Ａ
と金型Ｂとの間に、連続したインサートシートを挟んで
型閉めしてキャビティを形成し、ついで、キャビティ内
に樹脂射出口から溶融樹脂を射出し、溶融樹脂を冷却固
化させることにより、成形品とインサートシートとが一
体化したインサート成形品を得るインサート成形品の製
造方法において、キャビティでインサート成形を行うと
同時に、一ピッチ前に成形された成形品が付着したイン
サートシートを切断部によって枠状に切り取り、成形品
とインサートシートとが一体化したインサート成形品を
凹部に収容し、型開き後にインサート成形品を取り出す
ように構成した。
方法は、この発明のインサート成形金型を用い、金型Ａ
と金型Ｂとの間に、連続したインサートシートを挟んで
型閉めしてキャビティを形成し、ついで、キャビティ内
に樹脂射出口から溶融樹脂を射出し、溶融樹脂を冷却固
化させることにより、成形品とインサートシートとが一
体化したインサート成形品を得るインサート成形品の製
造方法において、キャビティでインサート成形を行うと
同時に、一ピッチ前に成形された成形品が付着したイン
サートシートを切断部によって枠状に切り取り、成形品
とインサートシートとが一体化したインサート成形品を
凹部に収容し、型開き後にインサート成形品を取り出す
ように構成した。
【００１０】
【作用】この発明で用いるインサート成形金型は、キャ
ビティとは別に、インサートシートを枠状に切り取る切
断部とインサート成形品を収容する凹部とを有している
ので、金型Ａと金型Ｂとの一回の型閉めで、キャビティ
ではインサート成形を行い、切断部では１ピッチ前に成
形された成形品が付着したインサートシートを枠状に切
り取り、凹部では成形品とインサートシートとが一体化
したインサート成形品を収容することができる。
ビティとは別に、インサートシートを枠状に切り取る切
断部とインサート成形品を収容する凹部とを有している
ので、金型Ａと金型Ｂとの一回の型閉めで、キャビティ
ではインサート成形を行い、切断部では１ピッチ前に成
形された成形品が付着したインサートシートを枠状に切
り取り、凹部では成形品とインサートシートとが一体化
したインサート成形品を収容することができる。
【００１１】
【実施例】以下、インサートシートとしてメンブレンシ
ート２を用い、インサート成形品としてメンブレンスイ
ッチ部材２４を製造する場合の実施例を、図面を参照し
ながら説明する。まず、インサート成形金型を用意する
（図１参照）。この発明のインサート成形金型は、金型
Ａと、樹脂射出口１を有する金型Ｂとからなる。金型Ａ
と金型Ｂとは、連続したメンブレンシート２を間に挟ん
で型閉めされることによってキャビティ５が形成される
ものである。このキャビティ５内に溶融樹脂３が射出さ
れることにより、成形品４とメンブレンシート２とが一
体化されたインサート成形品が得られる。
ート２を用い、インサート成形品としてメンブレンスイ
ッチ部材２４を製造する場合の実施例を、図面を参照し
ながら説明する。まず、インサート成形金型を用意する
（図１参照）。この発明のインサート成形金型は、金型
Ａと、樹脂射出口１を有する金型Ｂとからなる。金型Ａ
と金型Ｂとは、連続したメンブレンシート２を間に挟ん
で型閉めされることによってキャビティ５が形成される
ものである。このキャビティ５内に溶融樹脂３が射出さ
れることにより、成形品４とメンブレンシート２とが一
体化されたインサート成形品が得られる。
【００１２】また、金型Ａおよび／または金型Ｂには、
キャビティ５よりメンブレンシート２送り方向側に、切
断部６と凹部７とが形成されている。
キャビティ５よりメンブレンシート２送り方向側に、切
断部６と凹部７とが形成されている。
【００１３】切断部６は、メンブレンシート２の不要部
分を切り取る部分である。切断部６は、金型Ａに設けら
れた凸部の周縁と、凹部７の周縁とで断裁をおこなうよ
うにしたものでもよいし（図１参照）、あるいは、金型
Ａおよび／または金型Ｂに、ナイフあるいは切断刃２１
あるいは加熱切断装置、レーザー切断装置が取り付けら
れたものでもよい。
分を切り取る部分である。切断部６は、金型Ａに設けら
れた凸部の周縁と、凹部７の周縁とで断裁をおこなうよ
うにしたものでもよいし（図１参照）、あるいは、金型
Ａおよび／または金型Ｂに、ナイフあるいは切断刃２１
あるいは加熱切断装置、レーザー切断装置が取り付けら
れたものでもよい。
【００１４】凹部７は、切り取られたメンブレンシート
２と成形品とが一体となったメンブレンスイッチ部材２
４を収容する部分である。凹部７の大きさは、切り取ら
れたメンブレンシート２と成形品とが一体となったメン
ブレンスイッチ部材２４が入り込む空間があればよい。
２と成形品とが一体となったメンブレンスイッチ部材２
４を収容する部分である。凹部７の大きさは、切り取ら
れたメンブレンシート２と成形品とが一体となったメン
ブレンスイッチ部材２４が入り込む空間があればよい。
【００１５】金型Ｂには、金型Ａと金型Ｂとが型閉めさ
れることによって、メンブレンシート２を挟んで金型Ａ
の表面に当接するような突出部８がキャビティ５の中に
設けられていてもよい。
れることによって、メンブレンシート２を挟んで金型Ａ
の表面に当接するような突出部８がキャビティ５の中に
設けられていてもよい。
【００１６】つぎに、この発明のインサート成形金型間
に、メンブレンシート２を間欠送りして位置決めする
（図１参照）。
に、メンブレンシート２を間欠送りして位置決めする
（図１参照）。
【００１７】メンブレンシート２は、基体フィルム上
に、図柄層、接着層などからなる絵付け層２０が形成さ
れたものである。基体フィルムは、通常のインサートシ
ートの基体フィルムとして使用されるものであり、ポリ
エチレンテレフタレートなどのプラスチックフィルムな
どがある。図柄層は、成形品表面に、模様、絵画、ロ
ゴ、文字、記号などを形成するために、印刷などの通常
の形成方法で形成される。図柄層は、真空蒸着によって
形成された金属層を有していてもよい。接着層は、成形
品の成形と同時に成形品表面にメンブレンシート２を接
着させるためのものであり、成形品を構成する樹脂と同
系の樹脂を用いて、印刷などの通常の形成方法で形成さ
れる。
に、図柄層、接着層などからなる絵付け層２０が形成さ
れたものである。基体フィルムは、通常のインサートシ
ートの基体フィルムとして使用されるものであり、ポリ
エチレンテレフタレートなどのプラスチックフィルムな
どがある。図柄層は、成形品表面に、模様、絵画、ロ
ゴ、文字、記号などを形成するために、印刷などの通常
の形成方法で形成される。図柄層は、真空蒸着によって
形成された金属層を有していてもよい。接着層は、成形
品の成形と同時に成形品表面にメンブレンシート２を接
着させるためのものであり、成形品を構成する樹脂と同
系の樹脂を用いて、印刷などの通常の形成方法で形成さ
れる。
【００１８】メンブレンシート２をインサート成形金型
間に間欠送りして位置決めするには、メンブレンシート
２がロール状に巻き取られたメンブレンシート送り出し
装置２２と、送り出し装置２２から送り出されたメンブ
レンシートを巻き取るメンブレンシート巻き取り装置２
３とを、インサート成形金型を挟んで配置し、送り出し
と巻き取りの駆動を、位置決めセンサーなどを利用して
オン・オフさせ、メンブレンシート２をインサート成形
金型に対して正確な位置でストップさせるとよい。
間に間欠送りして位置決めするには、メンブレンシート
２がロール状に巻き取られたメンブレンシート送り出し
装置２２と、送り出し装置２２から送り出されたメンブ
レンシートを巻き取るメンブレンシート巻き取り装置２
３とを、インサート成形金型を挟んで配置し、送り出し
と巻き取りの駆動を、位置決めセンサーなどを利用して
オン・オフさせ、メンブレンシート２をインサート成形
金型に対して正確な位置でストップさせるとよい。
【００１９】つぎに、金型Ａと金型Ｂとを型閉めし、金
型Ａと金型Ｂとの間にキャビティ５を形成する（図２参
照）。
型Ａと金型Ｂとの間にキャビティ５を形成する（図２参
照）。
【００２０】つぎに、樹脂射出口１からキャビティ５内
に溶融樹脂３を射出し、溶融樹脂３を冷却固化させるこ
とにより、成形品４とメンブレンシート２とが一体化す
る（図３参照）。成形品４は、メンブレンシート２の支
持体の役目をするものである。このとき、突出部８を有
する金型Ｂを用いると、突出部８には溶融樹脂３が流れ
込なまいので、開口部を有する成形品が得られ、その開
口部を覆うようにメンブレンシート２と成形品とが一体
化する（図４参照）。溶融樹脂３を射出する時の樹脂の
熱によって、メンブレンシート２の接着層が溶融し、溶
融樹脂の冷却固化にともなって、接着層が成形品４表面
に接着する。溶融樹脂３としては、アクリロニトリルス
チレン樹脂や、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などがある。
に溶融樹脂３を射出し、溶融樹脂３を冷却固化させるこ
とにより、成形品４とメンブレンシート２とが一体化す
る（図３参照）。成形品４は、メンブレンシート２の支
持体の役目をするものである。このとき、突出部８を有
する金型Ｂを用いると、突出部８には溶融樹脂３が流れ
込なまいので、開口部を有する成形品が得られ、その開
口部を覆うようにメンブレンシート２と成形品とが一体
化する（図４参照）。溶融樹脂３を射出する時の樹脂の
熱によって、メンブレンシート２の接着層が溶融し、溶
融樹脂の冷却固化にともなって、接着層が成形品４表面
に接着する。溶融樹脂３としては、アクリロニトリルス
チレン樹脂や、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などがある。
【００２１】つぎに、金型Ａと金型Ｂとを型開きし、成
形品４をメンブレンシート２に付着させたまま、キャビ
ティ５から取り出す。（図４参照）。
形品４をメンブレンシート２に付着させたまま、キャビ
ティ５から取り出す。（図４参照）。
【００２２】つぎに、成形品４を付着させたままメンブ
レンシート２を間欠送りし（図６参照）、凹部７上に成
形品４を位置決めする（図１参照）。
レンシート２を間欠送りし（図６参照）、凹部７上に成
形品４を位置決めする（図１参照）。
【００２３】つぎに、金型Ａと金型Ｂとを型閉めして、
キャビティ５よりメンブレンシート２送り方向側の切断
部６によって、メンブレンシート２の不要部分を切り取
り、切り取られたメンブレンシート２と成形品４とが一
体となったメンブレンスイッチ部材２４を、凹部７に収
容する（図２参照）。この型閉めと同時に、メンブレン
シート２の送り方向とは反対側にキャビティ５を形成し
（図２参照）、キャビティ５内に溶融樹脂３を射出し、
溶融樹脂を冷却固化させ、成形品４とメンブレンシート
２とを一体化する（図３参照）。
キャビティ５よりメンブレンシート２送り方向側の切断
部６によって、メンブレンシート２の不要部分を切り取
り、切り取られたメンブレンシート２と成形品４とが一
体となったメンブレンスイッチ部材２４を、凹部７に収
容する（図２参照）。この型閉めと同時に、メンブレン
シート２の送り方向とは反対側にキャビティ５を形成し
（図２参照）、キャビティ５内に溶融樹脂３を射出し、
溶融樹脂を冷却固化させ、成形品４とメンブレンシート
２とを一体化する（図３参照）。
【００２４】つぎに、金型Ａと金型Ｂとを型開きし、連
続したメンブレンシート２をメンブレンシート巻き取り
装置２３で１ピッチ分巻き取ると、連続したメンブレン
シート２から枠状に切り取られたメンブレンシート２と
成形品４とが一体となったメンブレンスイッチ部材２４
が分離し、メンブレンスイッチ部材２４だけが凹部７に
残留する（図４参照）。巻き取られるメンブレンシート
２には抜け殻部２１が形成されている（図５、図６参
照）。この巻き取りのときに、メンブレンシート２の、
インサート成形金型のキャビティ５に対する位置決めを
行う。なお、メンブレンスイッチ部材２４を凹部７に確
実に残留させるには、金型Ａにイジェクタピンを設けて
おき、切り取られたメンブレンシート２を成形品４ごと
金型Ｂ側に押し出すようにするとよい。凹部７に残され
たメンブレンスイッチ部材２４は、吸盤付の可動アーム
が支柱に回動自在に取付けられたメンブレンスイッチ部
材取り出し装置３０（図５参照）など適宜の手段によっ
て、次の型閉めまでに、金型内から取り出しておく。
続したメンブレンシート２をメンブレンシート巻き取り
装置２３で１ピッチ分巻き取ると、連続したメンブレン
シート２から枠状に切り取られたメンブレンシート２と
成形品４とが一体となったメンブレンスイッチ部材２４
が分離し、メンブレンスイッチ部材２４だけが凹部７に
残留する（図４参照）。巻き取られるメンブレンシート
２には抜け殻部２１が形成されている（図５、図６参
照）。この巻き取りのときに、メンブレンシート２の、
インサート成形金型のキャビティ５に対する位置決めを
行う。なお、メンブレンスイッチ部材２４を凹部７に確
実に残留させるには、金型Ａにイジェクタピンを設けて
おき、切り取られたメンブレンシート２を成形品４ごと
金型Ｂ側に押し出すようにするとよい。凹部７に残され
たメンブレンスイッチ部材２４は、吸盤付の可動アーム
が支柱に回動自在に取付けられたメンブレンスイッチ部
材取り出し装置３０（図５参照）など適宜の手段によっ
て、次の型閉めまでに、金型内から取り出しておく。
【００２５】以上のようにして、インサート成形品の製
造方法の一サイクルが終了する。
造方法の一サイクルが終了する。
【００２６】
【発明の効果】この発明では、以上のような構成および
作用からなるので、次の効果が得られる。すなわち、イ
ンサート成形金型の一回の型閉めで、インサート成形と
１ピッチ前にインサート成形されたインサートメンブレ
ンシートの切り取りとインサート成形品の収容とを同時
に行うことができるので、時間や手間がかからず生産効
率がよい。
作用からなるので、次の効果が得られる。すなわち、イ
ンサート成形金型の一回の型閉めで、インサート成形と
１ピッチ前にインサート成形されたインサートメンブレ
ンシートの切り取りとインサート成形品の収容とを同時
に行うことができるので、時間や手間がかからず生産効
率がよい。
【００２７】また、連続したインサートシートは、イン
サート成形品がすでに切り取られた状態で、インサート
成形金型から引き出されるので、インサートシートをロ
ール状の巻き取り装置で容易に巻き取ることができ、時
間や手間がかからず生産効率がよい。
サート成形品がすでに切り取られた状態で、インサート
成形金型から引き出されるので、インサートシートをロ
ール状の巻き取り装置で容易に巻き取ることができ、時
間や手間がかからず生産効率がよい。
【図１】 この発明のインサート成形金型とメンブレン
スイッチ部材の製造方法を示す断面図である。
スイッチ部材の製造方法を示す断面図である。
【図２】 この発明のインサート成形金型とメンブレン
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図３】 この発明のインサート成形金型とメンブレン
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図４】 この発明のインサート成形金型とメンブレン
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図５】 この発明のインサート成形金型とメンブレン
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図６】 この発明のインサート成形金型とメンブレン
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
スイッチ部材の製造方法の一工程を示す断面図である。
【符号の説明】 Ａ 金型 Ｂ 金型 １ 樹脂射出口 ２ メンブレンシート ３ 溶融樹脂 ４ 成形品 ５ キャビティ ６ 切断部 ７ 凹部 ８ 突出部 ２０ 絵付け層 ２１ 抜け殻部 ２２ メンブレンシート送り出し装置 ２３ メンブレンシート巻き取り装置 ２４ メンブレンスイッチ部材 ３０ メンブレンスイッチ部材取り出し装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−126711（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−283849（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76
Claims (5)
- 【請求項１】 金型Ａと、樹脂射出口を有する金型Ｂと
からなり、連続したインサートシートを間に挟んで金型
Ａと金型Ｂとが型閉めされることによってキャビティが
形成されるインサート成形金型において、キャビティよ
りインサートシート送り方向側に、インサートシートを
枠状に切り取る切断部とインサート成形品を収容する凹
部とが形成されていることを特徴とするインサート成形
金型。 - 【請求項２】 切断部が、金型Ａおよび／または金型Ｂ
に設けられた切断刃である請求項１記載のインサート成
形金型。 - 【請求項３】 切断部が、金型Ａおよび／または金型Ｂ
に設けられた凸部の周縁と、金型Ａおよび／または金型
Ｂに設けられた凹部の周縁とからなる請求項１記載のイ
ンサート成形金型。 - 【請求項４】 金型Ｂのキャビティ形成表面に突出部が
設けられており、金型Ａと金型Ｂとが型閉めされること
によって、突出部がインサートシートを挟んで金型Ａの
表面に当接する請求項１〜３のいずれかに記載のインサ
ート成形金型。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかに記載のインサ
ート成形金型を用い、金型Ａと金型Ｂとの間に、連続し
たインサートシートを挟んで型閉めしてキャビティを形
成し、ついで、キャビティ内に樹脂射出口から溶融樹脂
を射出し、溶融樹脂を冷却固化させることにより、成形
品とインサートシートとが一体化したインサート成形品
を得るインサート成形品の製造方法において、キャビテ
ィでインサート成形を行うと同時に、一ピッチ前に成形
された成形品が付着したインサートシートを切断部によ
って枠状に切り取り、成形品とインサートシートとが一
体化したインサート成形品を凹部に収容し、型開き後に
インサート成形品を取り出すことを特徴とするインサー
ト成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34141292A JP3180851B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | インサート成形金型とインサート成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34141292A JP3180851B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | インサート成形金型とインサート成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06166054A JPH06166054A (ja) | 1994-06-14 |
| JP3180851B2 true JP3180851B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=18345876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34141292A Expired - Fee Related JP3180851B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | インサート成形金型とインサート成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3180851B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP34141292A patent/JP3180851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06166054A (ja) | 1994-06-14 |
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