JP3319641B2 - インサートシートとインサート成形品の製造方法 - Google Patents
インサートシートとインサート成形品の製造方法Info
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Description
ネル、自動車の計器パネル、各種ボタンなどに用いられ
る成形品の表面に形成されるインサートシートとインサ
ート成形品の製造方法に関する。
絵柄層がインキによって形成されたインサートシート
と、型閉めされることによって所望の形状の成形品を得
ることができるキャビティを形成する一対の射出成形金
型とを用い、まず、所望の成形品の表面形状に沿うよう
にインサートシートを加熱プレフォームし、インサート
シートの絵柄層側に溶融樹脂が射出されるようにインサ
ートシートを射出成形金型内に装着し、射出成形金型を
型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂
の冷却固化後、インサート成形品を射出成形金型より取
り出す、いわゆるインサート成形法がある。
ンサートシートとして、(1)インキ乾燥時に変形する
低温熱変形性樹脂、たとえばアクリルゴムなどからなる
基材シート上に、絵柄層や接着層を印刷インキによって
形成したもの、あるいは、(2)加熱プレフォーム時の
加熱温度では変形するが、印刷インキの加熱乾燥時およ
び射出成形時には変形しない高温熱変形性樹脂、たとえ
ばポリカーボネート樹脂などからなる基材シート上に、
絵柄層や接着層を印刷インキによって形成したものがあ
る。
シートがインキ乾燥時に熱変形するため、ロールで巻き
取ると基材シートの寸法安定性がなくなり、絵柄層の絵
柄が歪んだり、切れたり、位置ずれしたりしてしまう。
そこで、この問題を解決するためには、絵柄層や接着層
の膜厚を薄くして短時間でインキを乾燥させる方法と、
長時間かけてインキを乾燥させる方法とが考えられる。
前者の場合、グラビア印刷法によって絵柄層を設けるこ
とになるが、ボリューム感のある絵柄層や接着層になら
ないという問題点がある。逆に、後者の場合、スクリー
ン印刷法によって絵柄層や接着層を設けることになる
が、枚葉印刷となり生産効率が悪くなるという問題点が
ある。
ートは、加熱プレフォーム時には比較的高温で十分な時
間をかけて加熱されるので、大雑把な形状に沿った熱変
形はするが、金型の微小凹凸形状に沿った熱変形はしな
い。溶融樹脂射出時には溶融樹脂が比較的高温で一瞬だ
けインサートシートが加熱されるが、すぐに冷却される
ので、基材シートが金型の微小凹凸に沿った形状に熱変
形されない。そのため、金型の微小凹凸に沿った形状に
基材シートを熱変形させることは困難であった。
射出成形金型のシボなどの微小凹凸が容易に形成される
インサートシートとインサート成形品の製造方法とを提
供することにある。
めに、この発明のインサートシートは、基材シート上に
少なくとも絵柄層がインキによって形成されたインサー
トシートと、型閉めされることによって所望の形状の成
形品を得ることができるキャビティを形成するととも
に、キャビティを形成する面にシボなどの微小凹凸が形
成された一対の射出成形金型を用い、インサートシート
の絵柄層側に溶融樹脂が射出されるようにインサートシ
ートが射出成形金型内に装着され、射出成形金型を型閉
めすることによって形成されたキャビティ内に溶融樹脂
が射出され、溶融樹脂が冷却固化された後、インサート
成形品を射出成形金型より取り出すインサート成形法で
使用されるインサートシートにおいて、溶融樹脂射出時
に射出成形金型の微小凹凸に沿って熱変形可能であるが
単体ではインキ乾燥時に熱変形するおそれのあるもので
ある低温熱変形性樹脂層と単体でもインキ乾燥時に変形
するおそれはないが溶融樹脂射出時に金型の微小凹凸に
沿った形状には熱変形されないものである高温熱変形性
樹脂層との積層体からなる基材シートの高温熱変形性樹
脂層上に、少なくとも絵柄層が積層されるように構成し
た。
材シートが、低温熱変形性樹脂層の高温熱変形性樹脂層
を積層した面とは反対面に、低温熱変形性樹脂層よりも
高い硬度を有する高硬度樹脂層が積層されたものであっ
てもよい。
は、前記この発明のインサートシートと、型閉めされる
ことによって所望の形状の成形品を得ることができるキ
ャビティを形成するとともに、キャビティを形成する面
にシボなどの微小凹凸が形成された一対の射出成形金型
とを用い、まず、インサートシートの絵柄層側に溶融樹
脂が射出されるようにインサートシートを射出成形金型
内に装着し、射出成形金型を型閉めし、キャビティ内に
溶融樹脂を射出し、溶融樹脂の冷却固化後、インサート
成形品を射出成形金型より取り出すように構成した。
に説明する。この発明のインサートシート1は、低温熱
変形性樹脂層10と高温熱変形性樹脂層11とが積層さ
れたものを基材シートとし、高温熱変形性樹脂層11上
に絵柄層12、接着層13が順次形成されている(図1
参照)。絵柄層12が接着性を有するときは、接着層1
3は必要ない。絵柄層12、接着層13は、印刷法や塗
布法などによって形成する。
時に射出成形金型の微小凹凸に沿って熱変形可能である
が単体ではインキ乾燥時に熱変形するおそれのある熱可
塑性樹脂よりなるシート状、フィルム状のものである。
インサートシートがキャビティ内に溶融樹脂を射出する
前に所望の成形品の表面形状に沿うように加熱プレフォ
ームして用いるものであるときは、低温熱変形性樹脂層
10は、加熱プレフォーム時にも変形するものである。
低温熱変形性樹脂層は、アクリルゴム、スチレン樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ナイロン樹脂、ABS樹脂などがあり、熱変形温度
が約100℃以下のものがよい。
キ乾燥時に変形するおそれはないが溶融樹脂射出時に金
型の微小凹凸に沿った形状には熱変形されない熱可塑性
樹脂よりなるシート状、フィルム状のものである。イン
サートシートがキャビティ内に溶融樹脂を射出する前に
所望の成形品の表面形状に沿うように加熱プレフォーム
して用いるものであるときは、高温熱変形性樹脂層11
は、加熱プレフォーム時にも変形するものである。高温
熱変形性樹脂層は、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニ
レンエーテル樹脂、アセテート樹脂、ポリアクリレート
樹脂などの熱可塑性樹脂があり、熱変形温度が約100℃
以上のものがよい。
脂層11との積層は、各種接着剤や溶着によって接着す
るとよい。
変形性樹脂層10上に、低温熱変形性樹脂層10よりも
高い硬度の高硬度樹脂層20が形成されていてもよい。
高硬度樹脂は、メチルメタアクリレート樹脂などの鉛筆
硬度1H以上のものがある。高硬度樹脂層20は、単体
ではシート状やフィルム状になりにくい硬度の高い樹脂
であり、シート状やフィルム状にするときは、通常は、
前記低温熱変形性樹脂とともに共押し出し法によって成
形され、積層物の一構成層として存在することになる。
明する。
シート1と、型閉めされることによって所望の形状の成
形品を得ることができるキャビティ40を形成するとと
もに、キャビティ40を形成する面に微小凹凸41が形
成された一対の射出成形金型4とを用意する(図3参
照)。微小凹凸41とは、彫刻などで射出成形金型表面
に形成されたシボに代表される凹凸のことである。
状に沿うようにインサートシート1を加熱プレフォーム
する。加熱プレフォームするには、凸部を有するコア型
と、凸部と嵌まり合う凹部を有するキャビティ型とから
なるプレス金型を用いた加熱プレス成形装置、あるい
は、加熱真空成形装置、加熱圧空成形装置など、通常の
樹脂シートを所望の立体形状に成形する加熱プレフォー
ム手段を用いるとよい。キャビティ型の凹部は、後述す
る所望の成形品を射出成形するための射出成形金型4の
凹部と全く同じ内面形状である。インサートシート1の
プレフォーム形状は、後述する射出成形金型の凹部の内
面形状に密着して合致する形状にする。加熱温度は、イ
ンサートシート1の基材シートの材質にもよるが、150
〜180℃が適当である。加熱プレフォームは、射出成形
金型4内で行ってもよい。
る。インサートシート1の不要部分を切断除去するに
は、ナイフあるいは切断刃を有するプレス切断装置、一
方の金型の凸部の周縁と他方の金型の凹部の周縁とで断
裁をおこなう摺動切断金型、あるいは加熱切断装置、レ
ーザー切断装置など、通常の樹脂シートの切断手段を用
いるとよい。
切断除去とは、どちらを先に行ってもよい。あるいは切
断刃付きプレフォームプレス金型を用いることによっ
て、同時に行うこともできる。
型4内に装着し(図4参照)、射出成形金型4を型閉め
し、キャビティ40内に溶融樹脂5を射出する(図5参
照)。インサートシート1の絵柄層13側に溶融樹脂が
射出されるようにインサートシート1を射出成形金型4
内に装着する。
チレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂などがある。
温熱変形性樹脂層10と高温変形性樹脂層11とが積層
されたもの(図1参照)を用いた場合、溶融樹脂5の熱
と圧力とによって、低温熱変形性樹脂層10のみが、射
出成形金型4の微小凹凸41に沿って熱変形する。
硬度樹脂層20、低温熱変形性樹脂層10、高温変形性
樹脂層11が積層されたもの(図2参照)を用いた場合
は、つぎのようになる。すなわち、射出成形金型4の微
小凹凸41の凹凸の高低差が小さいときは、高硬度樹脂
層20のみが、射出成形金型4の微小凹凸41に沿って
熱変形する。微小凹凸41の凹凸の高低差が大きいとき
は、高硬度樹脂層20と低温熱変形性樹脂層10とが、
射出成形金型4の微小凹凸41に沿って熱変形する。
金型4の型開きを行い、成形品50の表面がインサート
シート1で覆われたインサート成形品を射出成形金型4
より取り出す(図6参照)。
ルムと、高温熱変形性樹脂層として130μm厚のポリカ
ーボネート樹脂フィルムとを積層して基材シートとし、
ポリカーボネート樹脂フィルムにシルクスクリーン印刷
によって絵柄層、接着層を形成し、110℃で5秒間、強制
的にインキ乾燥を行い、プレフォーム用インサートシー
トとした。強制的にインキ乾燥しても、このプレフォー
ム用インサートシートは絵柄層の絵柄は歪んだり、切れ
たり、位置ずれしたりせず、寸法安定性が良好であっ
た。
ト樹脂フィルムに、低温熱変形性樹脂層として40μm厚
のアクリルゴム樹脂と高硬度樹脂層として10μm厚で硬
度2Hのメチルメタアクリレート樹脂とを共押出しで積
層して基材シートとし、ポリカーボネート樹脂フィルム
表面に、印刷によって絵柄層を形成し、プレフォーム用
インサートシートとした。このプレフォーム用インサー
トシートを150〜180℃で吸引しながら加熱プレフォーム
した後、キャビティを形成する面に微小凹凸が形成され
た射出成形金型に装着し、アクリロニトリルスチレンか
らなる溶融樹脂を射出して、インサート成形品を得た。
強制的にインキ乾燥しても、このプレフォーム用イン
サートシートは絵柄層の絵柄は歪んだり、切れたり、位
置ずれしたりせず、寸法安定性が良好であった。射出成
形時の微小凹凸の形成も良好で、得られたインサート成
形品も表面硬度の高いものとなった。また、射出成形金
型の微小凹凸は、高硬度樹脂層および低温熱変形性樹脂
層にきれいに形成された。
トのインキ乾燥時には、高温熱変形性樹脂層が低温熱変
形性樹脂層の熱変形を抑制するので、インキ乾燥時のイ
ンサートシートの寸法安定性はよくなる。また、プレフ
ォーム時には、高温熱変形性樹脂層も熱変形し、所望の
成形品の表面形状に沿うように変形する。また、低温熱
変形性樹脂層は熱を十分に吸収するものであるので、溶
融樹脂射出時には、溶融樹脂の接触時間が瞬時であった
としてもよく変形する。
るので、次の効果が得られる。すなわち、プレフォーム
用インサートシートは、基材シートの構成として高温熱
変形性樹脂層を含んでいるため、インサートシートのイ
ンキ乾燥時の寸法安定性がよくなる。したがって、イン
キ乾燥時に絵柄層の絵柄などが歪んだり、切れたり、位
置ずれしたりしない。その結果、薄い膜厚のインキでも
厚い膜厚のインキでも絵柄の表現ができるので、印刷法
を自由に選ぶことができるとともに、ボリューム感のあ
る絵柄層や接着層の場合でも高温乾燥で短時間に乾燥さ
せることができ、生産効率がよくなる。
トシートは、基材シートとして低温熱変形性樹脂層を含
んでいるためよく変形する。したがって、射出成形金型
の微小凹凸が基材シート表面に形成できる。
す断面図である。
す断面図である。
実施例の一工程を示す断面図である。
実施例の一工程を示す断面図である。
実施例の一工程を示す断面図である。
って得られるインサート成形品を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材シート上に少なくとも絵柄層がイン
キによって形成されたインサートシートと、型閉めされ
ることによって所望の形状の成形品を得ることができる
キャビティを形成するとともに、キャビティを形成する
面にシボなどの微小凹凸が形成された一対の射出成形金
型を用い、インサートシートの絵柄層側に溶融樹脂が射
出されるようにインサートシートが射出成形金型内に装
着され、射出成形金型を型閉めすることによって形成さ
れたキャビティ内に溶融樹脂が射出され、溶融樹脂が冷
却固化された後、インサート成形品を射出成形金型より
取り出すインサート成形法で使用されるインサートシー
トにおいて、溶融樹脂射出時に射出成形金型の微小凹凸
に沿って熱変形可能であるが単体ではインキ乾燥時に熱
変形するおそれのあるものである低温熱変形性樹脂層と
単体でもインキ乾燥時に変形するおそれはないが溶融樹
脂射出時に金型の微小凹凸に沿った形状には熱変形され
ないものである高温熱変形性樹脂層との積層体からなる
基材シートの高温熱変形性樹脂層上に、少なくとも絵柄
層が積層されていることを特徴とするインサートシー
ト。 - 【請求項2】 基材シートが、低温熱変形性樹脂層の高
温熱変形性樹脂層を積層した面とは反対面に、低温熱変
形性樹脂層よりも高い硬度を有する高硬度樹脂層が積層
されたものである請求項1記載のインサートシート。 - 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2記載のインサ
ートシートと、型閉めされることによって所望の形状の
成形品を得ることができるキャビティを形成するととも
に、キャビティを形成する面にシボなどの微小凹凸が形
成された一対の射出成形金型とを用い、まず、インサー
トシートの絵柄層側に溶融樹脂が射出されるようにイン
サートシートを射出成形金型内に装着し、射出成形金型
を型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹
脂の冷却固化後、インサート成形品を射出成形金型より
取り出すことを特徴とするインサート成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34064093A JP3319641B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | インサートシートとインサート成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34064093A JP3319641B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | インサートシートとインサート成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156196A JPH07156196A (ja) | 1995-06-20 |
JP3319641B2 true JP3319641B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18338914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34064093A Expired - Lifetime JP3319641B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | インサートシートとインサート成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3319641B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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KR100424352B1 (ko) * | 2001-07-20 | 2004-03-24 | 주식회사 모던테크 | 인서트 몰딩용 필름 제조방법 |
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JP6893329B2 (ja) * | 2018-02-08 | 2021-06-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インモールド加飾成形品の製造方法 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP34064093A patent/JP3319641B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07156196A (ja) | 1995-06-20 |
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