JPH10329169A - 薄膜アクリルインサート成形品とその製造方法 - Google Patents

薄膜アクリルインサート成形品とその製造方法

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JPH10329169A
JPH10329169A JP15805797A JP15805797A JPH10329169A JP H10329169 A JPH10329169 A JP H10329169A JP 15805797 A JP15805797 A JP 15805797A JP 15805797 A JP15805797 A JP 15805797A JP H10329169 A JPH10329169 A JP H10329169A
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thin
acrylic
resin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形品上のインサートフィルムの箔バリ
を簡単に除去することができる薄膜アクリルインサート
成形品の製造方法と、アクリルフィルム表面の艶が損な
われないアクリルインサート成形品を提供する。 【解決手段】 保護フィルム上1に、保護フィルム1か
ら剥離可能で厚み10μm〜100μmの薄膜アクリル
フィルム2が積層され、その上に印刷によって形成され
た絵柄層が少なくとも積層された多層フィルム4を可動
型5と固定型6との間に送り込み、型閉めしてキャビテ
ィに成形樹脂を射出し、樹脂成形品の成形と同時に多層
フィルム4の絵柄層側に成形樹脂を一体化接着させて、
樹脂成形品からはみ出た多層フィルムを有するインサー
ト成形品を得、多層フィルム4のはみ出た部分において
保護フィルム1を剥離した後、薄膜アクリルフィルム2
のはみ出た部分を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンソールパネ
ル、センタークラスター、スイッチベース等の自動車内
装部品、塗装模様のサイドマットガード、バンパー、ホ
イルキャップやモール等の自動車外装部品等の用途に用
いられる薄膜アクリルインサート成形品とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインサート成形品を製造するに
は、次のようにしていた。約200μm〜300μmの
厚膜アクリルフィルム上に、絵柄層等の印刷層が積層さ
れたインサートフィルムを加熱し、真空吸引等により射
出成形用の金型のキャビティ形成面に密着させて三次元
形状に加工した後、型閉めしてキャビティに成形樹脂を
射出し、樹脂成形品の成形と同時に印刷層を挟んでイン
サートフィルムと成形樹脂を一体化接着させて、樹脂成
形品からはみ出たインサートフィルムを有するインサー
ト成形品を得、インサートフィルムのはみ出た部分(こ
の部分のことを「箔バリ」ともいう。)を除去する。厚
膜アクリルフィルムを用いる理由は印刷適性の点にあ
る。つまり、インサートフィルムの印刷層の形成は、印
刷用紙としてのアクリルフィルムをロール状に巻き取っ
たものを適用する輪転印刷機等にて行なわれる。輪転印
刷機によれば、テンションがかかった状態のアクリルフ
ィルムがロールから巻き出されて別のロールに巻き取ら
れる。巻き出しから巻き取りまでの間にアクリルフィル
ムに印刷が施され、印刷層の乾燥や冷却を経てインサー
トフィルムが作成される。前記テンションのため、印刷
用紙としてのアクリルフィルムが薄すぎると無用な延伸
や熱シワ、見当不良や切断等が起こってしまう。よっ
て、従来のインサートフィルムのアクリルフィルムは、
約200μm〜300μmの厚膜でないと対応できない
場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来は
インサートフィルムのアクリルフィルムが厚膜であるた
め、次のような問題があった。 (a)完成品の歩留りが悪かった。アクリルフィルムが
厚膜であるとフィルム自体簡単に切断できないめ、イン
サートフィルムのはみ出た部分の除去の際、樹脂成形品
に接着している部分(剥離されては困る部分)のアクリ
ルフィルムも一緒に除去されてしまい不良品となりやす
いからである。また、印刷適性を充たす限りでアクリル
フィルムを薄膜にすることも考えられるが、かえってア
クリルフィルムの変形性が良くなりすぎ、射出成形用の
金型のキャビティ形成面に直接密着させる際の加熱や真
空吸引によって、アクリルフィルムにシワや膜厚のム
ラ、破れが発生しやすくなるからである。
【0004】(b)インサート成形品の生産コストが大
きかった。アクリルフィルムが厚膜であるときれいに切
断するのに鋭い刃物や強い切断力を発生する高出力のレ
ーザー光線処理装置等が必要となり、インサート成形品
の完成品を生産するのに手間と時間、コストがかかるか
らである。また、アクリルフィルムは材質上高価である
ため、膜厚が大きいほど材料コストが高くつくからであ
る。
【0005】(c)インサート成形品のリサイクル効率
の低下を招いていた。アクリルフィルムとは質の異なる
成形樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂等)を用いる場
合は、得られたインサート成形品をリサイクルする際、
アクリルフィルムの膜厚が大きいほど、成形樹脂のリサ
イクルの妨害物質比率が高くなるからである。
【0006】(d)アクリル表面本来の艶が損なわれた
インサート成形品が発生し易くなる。アクリルフィルム
はデリケートな材質であるため、射出成形用の金型のキ
ャビティ形成面に直接密着させると、キャビティ形成面
の微細な凹凸の跡形や擦傷が付く等してアクリルフィル
ムに微細な凹凸や傷等が付くからである。
【0007】この発明は上記の欠点を解決し、樹脂成形
品上のインサートフィルムの箔バリを簡単に除去するこ
とができる薄膜アクリルインサート成形品の製造方法
と、アクリルフィルム表面の艶が損なわれないアクリル
インサート成形品を提供することを目的とする。
【0008】この発明の薄膜アクリルインサート成形品
の製造方法は、上記目的を達成するために、保護フィル
ム上に、保護フィルムから剥離可能で厚み10μm〜1
00μmの薄膜アクリルフィルムが積層され、その上に
印刷によって形成された絵柄層が少なくとも積層された
多層フィルムを射出成形用の金型内に送り込み、型閉め
してキャビティに成形樹脂を射出し、樹脂成形品の成形
と同時に多層フィルムの絵柄層側に成形樹脂を一体化接
着させて、樹脂成形品からはみ出た多層フィルムを有す
るインサート成形品を得、多層フィルムのはみ出た部分
において保護フィルムを剥離した後、薄膜アクリルフィ
ルムのはみ出た部分を除去することを特徴とするもので
ある。また、上記発明において、金型内に送り込む前の
多層フィルムを、射出成形用の金型外において、射出成
形用の金型のキャビティ形成面に合致する三次元形状に
加工するようにしてもよい。あるいは、金型内に送り込
まれた多層フィルムを射出成形用の金型のキャビティ形
成面に密着させて三次元形状に加工した後、型閉めする
ようにしてもよい。この発明の薄膜アクリルインサート
成形品は、上記目的を達成するために、印刷によって絵
柄層が形成された厚み10μm〜100μmの薄膜アク
リルフィルムが、三次元形状の樹脂成形品表面に一体化
接着されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明についてさらに詳
しく説明する。この発明の薄膜アクリルインサート成形
品の製造方法は、保護フィルム上に、保護フィルムから
剥離可能で厚み10μm〜100μmの薄膜アクリルフ
ィルムが積層され、その上に印刷によって形成された絵
柄層が少なくとも積層された多層フィルムを射出成形用
の金型内に送り込み、型閉めしてキャビティに成形樹脂
を射出し、樹脂成形品の成形と同時に多層フィルムの絵
柄層側に成形樹脂を一体化接着させて、樹脂成形品から
はみ出た多層フィルムを有するインサート成形品を得、
多層フィルムのはみ出た部分において保護フィルムを剥
離した後、薄膜アクリルフィルムのはみ出た部分を除去
するものである。
【0010】この製造方法に適用する多層フィルムを説
明する。多層フィルム4は、保護フィルム1上に、保護
フィルム1から剥離可能で厚み10μm〜100μmの
薄膜アクリルフィルム2が積層され、その上に印刷によ
って形成された絵柄層が少なくとも積層されたものがあ
る(図1等参照)。
【0011】保護フィルム1は、熱によって伸縮しにく
いフィルムであり、後述する射出成形用の金型のキャビ
ティ形成面7の三次元形状に成形しやすいものである。
例えば、20〜500μmのポリ塩化ビニルフィルム、
非晶性または低結晶性のポリエステルフィルム、非晶性
または低結晶性のポリプロピレンフィルム、ポリブチレ
ンテレフタレートフィルム、未延伸または低延伸性のエ
チレンビニルアルコールフィルム等がある。保護フィル
ム1は、後述する薄膜アクリルフィルム2に粘着してラ
ミネートされ、薄膜アクリルフィルム2との積層物とし
てロールに巻かれて印刷原反として使用されるフィルム
ロールとなり、印刷原反の表面に絵柄層等を印刷する際
のフィルムロール間のテンションと乾燥時の熱とによっ
て薄膜アクリルフィルム2の表面が伸縮しないようにす
るためのものである。保護フィルム1は、後述する薄膜
アクリルフィルム2と剥離可能とするために低粘着処理
されたものでもよい。低粘着処理された保護フィルム1
は、たとえば、保護フィルム1として、ロジン系、テン
ペル系、石油系等の粘着付与樹脂とポリオレフィン、ポ
リスチレン等のホットメルト樹脂とが混入されたものを
用いることによって、保護フィルム1自体が低粘着性樹
脂からなるものがある。低粘着処理は低粘着層を形成す
ることによって行ってもよい。低粘着層は、天然ゴム
系、合成ゴム系、シリコーン系、アクリル系等のホット
メルト樹脂からなる粘着剤をリバースコート、ロールコ
ート、グラビア印刷等で保護フィルム1上に形成する方
法がある。低粘着処理によって、印刷時には、保護フィ
ルム1と後述する薄膜アクリルフィルム2とは粘着され
ているが、1cm幅あたり1g重〜100g重の力をか
けると、保護フィルム1と後述する薄膜アクリルフィル
ム2とを剥離することができるようになる。保護フィル
ム1と薄膜アクリルフィルム2とは、全面に渡って剥離
可能であってもよいし、一部のみ剥離可能であってもよ
い。
【0012】薄膜アクリルフィルム2は、10μm〜1
00μmの厚みを有する。薄膜アクリルフィルム2は、
後述する射出成形用の金型のキャビティ形成面7の三次
元形状に成形しやすく、前記保護フィルム1から剥離可
能で、切断しやすい薄手のフィルムのことである。薄膜
アクリルフィルム2は、保護フィルム1上の全面または
部分的に積層されたものである。薄膜アクリルフィルム
2は、例えば、ポリメチルメタクリレート80〜90重
量部と、ポリブチルアクリレート20〜5重量部と添加
剤(紫外線吸収剤等)0〜5重量部とからなる厚さ30
〜80μmのものがある。または、ポリメチルメタクリ
レート50〜80重量部と、ポリブチルアクリレート1
5〜50重量部と添加剤(紫外線吸収剤等)0〜5重量
部とからなる厚さ50〜100μmのものがある。
【0013】薄膜アクリルフィルム2は耐候性を有して
もよい。薄膜アクリルフィルム2の耐候性は、薄膜アク
リルフィルム2にもともと備わっている場合もある。こ
の場合は、紫外線吸収剤が混入された樹脂等からなるフ
ィルムを用いる。薄膜アクリルフィルム2の耐候性は、
薄膜アクリルフィルム2上に耐候性層を形成することに
よって得る場合がある。耐候性層は、フッ素またはアク
リル樹脂からなる低温乾燥性の透明コート剤をロールコ
ート、リバースコート、オフセット印刷、グラビア印刷
等で薄膜アクリルフィルム2上に形成するものである。
また、薄膜アクリルフィルム2は、保護フィルム1剥離
後のアクリルフィルムの表面摩擦強度を高めるためにオ
ーバーコート層やオーバーコートフィルムを形成するこ
ともある。オーバーコート層やオーバーコートフィルム
は、ハードコート層やハードコートフィルムであっても
よい。また、薄膜アクリルフィルム2は、保護フィルム
1剥離後の薄膜アクリルフィルム2の表面が塩化ビニル
フィルムとの接触によって可塑化し固着されてしまうの
を防止するための耐可塑剤保護層や耐可塑剤保護フィル
ムを形成することもある。これらのオーバーコート層や
オーバーコートフィルム、あるいは耐可塑剤保護層や耐
可塑剤保護フィルムが低粘着機能を有するようにしても
よい。保護フィルム1と薄膜アクリルフィルム2とは、
低粘着層を介してラミネート法等により積層するとよ
い。積層した後に薄膜アクリルフィルム2には、ミシン
目等を入れておいてもよい。
【0014】絵柄層は、薄膜アクリルフィルム2の表面
の全面または部分に印刷によって形成される。この絵柄
層は、インサート成形品表面に文字や図形、記号等を表
したり、着色表面を表したりするためのものである。な
お、文字や図形、記号等を表したり、着色表面を表した
りすることは、蒸着膜からなる金属蒸着層によってもで
きる。絵柄層は、顔料と樹脂バインダーからなる顔料イ
ンキ層、パール顔料と樹脂バインダーからなる光輝性顔
料層、染料と樹脂バインダーからなる染料インキ層の群
から選ばれる少なくとも一層によって構成される。な
お、この発明において使用する多層フィルムは、絵柄層
以外に、例えば接着層が印刷により形成される。このよ
うに、印刷により形成される層を総称するときは、以下
印刷層と称する。接着層は、後述する成形樹脂10つま
り樹脂成形品12との接着性を向上させるため層であ
る。接着層は、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹
脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂等からなっていて
もよい。印刷層3は、オフセット印刷法、グラビア印刷
法、スクリーン印刷法等の通常の印刷法や、ロールコー
ト法、スプレーコート法等のコート法等により形成する
とよい。
【0015】この発明の薄膜アクリルインサート成形品
の製造方法は、以上説明した多層フィルム4を射出成形
用の金型内に送り込み、型閉めしてキャビティに成形樹
脂10を射出し、樹脂成形品12の成形と同時に絵柄層
などの印刷層3を挟んで多層フィルム4と成形樹脂10
とを一体化接着させて、樹脂成形品12からはみ出た多
層フィルム4を有するインサート成形品を得、多層フィ
ルム4のはみ出た部分において保護フィルム1を剥離し
た後、薄膜アクリルフィルム2のはみ出た部分を除去す
るものである。
【0016】まず、前記多層フィルム4を射出成形用の
金型内に送り込む(図1参照)。送り込みの具体例とし
ては、射出成形用の金型上部のロール軸に長尺の多層フ
ィルム4を一旦巻き取ってロール状巻物とし、ロール状
巻物から多層フィルム4を巻き出しながら、金型内を通
過させ、射出成形用の金型上部の多層フィルム巻き取り
手段のロール軸により多層フィルム4を巻き取るように
するとよい。別の例としては、多層フィルムの端部が樹
脂成形品12からはみ出るような大きさの枚葉の多層フ
ィルム4を用いてもよい。射出成形用の金型は、樹脂を
射出するゲート部9を有する固定型6と可動型5等から
なり、固定型6と可動型5とが型閉めされることによっ
て、固定型6および可動型5のキャビティ形成面7によ
って囲まれた単数あるいは複数のキャビティが形成され
るものがある。キャビティは樹脂成形品12に孔部を形
成するものであってもよい。キャビティを形成する凹部
は固定型6あるいは可動型5のいずれに形成されていて
もよい。金型は、凹部の周囲で多層フィルム4を固定す
るクランプ部材8を有してもよい(図1〜3参照)。ク
ランプ部材8は固定型6あるいは可動型5に設置されて
もよい。多層フィルム4は、その印刷層3側が固定型6
のキャビティ形成面7に対向するように送り込んでもよ
いし、その印刷層3側が可動型5のキャビティ形成面7
に対向するように送り込んでもよい。
【0017】多層フィルム4は、射出成形用の金型内に
送り込まれる前に、射出成形用の金型とは別の金型にお
いて、射出成形用の金型のキャビティ形成面7に合致す
る三次元形状に加工しておいてもよい。この加工は、一
般の真空成形法等によって行うとよい。一般の真空成形
法とは、フィルムまたはシートを軟化点以上に加熱して
軟化させ、型内の空気を排気して減圧にし、フィルムま
たはシートを型に密着させて希望の型に成形する方法で
ある。
【0018】多層フィルム4は、射出成形用の金型内に
送り込まれた後、多層フィルム4を射出成形用の金型の
キャビティ形成面7に密着するように三次元形状に加工
してもよい(図2参照)。多層フィルム4を三次元形状
に加工するためには、多層フィルム4を加熱し軟化さ
せ、金型のキャビティ形成面7に密着させるとよい。加
熱は、多層フィルム4の熱分布が均一となり全体がまん
べんなく軟化するようにおこなうとよい。また、キャビ
ティ形成面7に形成された真空吸引孔13から多層フィ
ルム4を真空吸引してもよい。真空吸引する前に、キャ
ビティ形成面7の周囲でクランプ部材8等により多層フ
ィルム4を固定して、キャビティ形成面7と多層フィル
ム4との間を密閉してもよい。多層フィルム4が長尺で
ある場合は、クランプ部材8でクランプする際、あるい
は、クランプした後真空吸引する前に、多層フィルム4
の端部が樹脂成形品12からはみ出るような大きさに多
層フィルム4を切断するとよい。多層フィルム4は、熱
によって伸縮しにくい保護フィルム1と、薄膜アクリル
フィルム2との積層物である。薄膜アクリルフィルム2
単体では強すぎる加熱である場合でも、多層フィルム4
すなわち薄膜アクリルフィルム2が必要以上に変形する
ことがない。また、保護フィルム1の存在により、薄膜
アクリルフィルム2が金型のキャビティ形成面7に直接
接触することを回避しているので、金型表面の微細な凹
凸や跡形が薄膜アクリルフィルム2に付くことはない。
【0019】次に、型閉めしてキャビティに成形樹脂1
0を射出し、樹脂成形品12の成形と同時に印刷層3を
挟んで多層フィルム4と成形樹脂10とを一体化接着さ
せる(図3参照)。成形樹脂10としては、ポリプロピ
レン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、
ポリスチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ナイロン樹脂等がある。多層フィルムを
三次元形状に加工していない場合は、成形樹脂10の射
出圧等によって、多層フィルムを金型のキャビティ形成
面7に密着させることになる。樹脂成形品12を冷却し
た後、型開きして樹脂成形品12からはみ出た多層フィ
ルム4を有するインサート成形品を取り出す(図4、5
参照)。
【0020】次に、多層フィルム4のはみ出た部分にお
いて保護フィルム1を剥離した後(図5参照)、薄膜ア
クリルフィルム2のはみ出た部分を除去する(図6参
照)。はみ出た部分とは、例えば樹脂成形品の外周部に
おいて樹脂成形品に接着せずにベロ状となった部分や、
樹脂成形品の孔部を覆った部分等がある。除去は、例え
ば、前記型開きの時に、保護フィルム1だけを可動型側
に引っ張って、樹脂成形品12からはみ出た部分11に
おいて保護フィルム1と薄膜アクリルフィルム2の不要
部を剥離してもよい。あるいは、型開きの後に、樹脂成
形品12からはみ出た部分11において保護フィルム1
と薄膜アクリルフィルム2の不要部を剥離してもよい。
薄膜アクリルフィルム2のはみ出た部分の除去は、手で
はぎ取る方法、粘着テープ法、バリ吸引装置等、簡単な
装置、小さい力で除去できる。レーザー光線処理なら極
めて短時間、低出力での処理が可能である。得られた薄
膜アクリルインサート成形品は、印刷によって形成され
た絵柄層が積層された厚み10μm〜100μmの薄膜
アクリルフィルムが、三次元形状の樹脂成形品表面に一
体化接着されたものである。なお、この発明の製造方法
において薄膜アクリルフィルムを真空成形等によって三
次元形状に加工する場合は、フィルムの伸びのために膜
厚が小さく変化した部分を有する薄膜アクリルフィルム
が樹脂成形品に一体接着される場合もあるが、その薄膜
アクリルフィルムの膜厚は、10μm〜100μmの範
囲より大きくなることはない。
【0021】
【実施例】
実施例1 以下の条件で、自動車外装部品用のモールを製造した。
多層フィルムの保護フィルムは、ウレタン樹脂により低
粘着処理された厚さ200μmの非晶質ポリエチレンテ
レフタレートフィルムを用いた。薄膜アクリルフィルム
は、厚さ30μmの三菱レイヨン社製HBS006(エ
ッチビーエスゼロゼロロク)を用いた。多層フィルム上
に、金属蒸着層、光輝性顔料層、接着層を形成した。金
属蒸着層は、厚さ400Åのクロム蒸着膜とした。光輝
性顔料層は、アルミ顔料入りアクリル樹脂系インキを用
いてグラビア印刷法で形成した。接着層は、塩素化ポリ
プロピレン樹脂系インキを用いてグラビア印刷法で形成
した。印刷においては、100℃の温度で乾燥後常温に
冷却した。この多層フィルムをロール軸に一旦巻き取っ
てロール状巻物とした。このロール状巻物を、射出成形
用の金型の上部に設置した。次に、ロール状巻物から多
層フィルムを巻き出し、連続して多層フィルムを前記金
型の可動型のキャビティ形成面の正面に挿入した。次
に、キャビティ形成面の周囲でクランプ部材により多層
フィルムを固定して、この多層フィルムを三次元形状に
真空成形加工し金型のキャビティ形成面に密着させた
後、多層フィルムをヒートカッターで分断して、ロール
状巻物の多層フィルムから切り離した。真空成形加工
は、250℃のヒーターで多層フィルムを160度程度
に加熱しながら、1.5気圧の真空吸引力でセンターオ
ーナメントの表面形状に真空成形で行った。次に固定型
と可動型とを型閉めして形成されたキャビティに、成形
温度220℃〜240℃、金型温度30℃〜50℃で、
ポリプロピレン樹脂を成形樹脂として射出成形した。ポ
リプロピレン樹脂成形品を冷却した後、保護フィルムお
よび低粘着層と、薄膜アクリルフィルムおよび印刷層と
の剥離を行った。ポリプロピレン樹脂成形品の外周のベ
ロ状となった薄膜アクリルフィルムを手で切除した。薄
膜アクリルフィルムから保護フィルムを剥離する力は、
1cm幅あたり50g重と非常に弱い力で設定した。ま
た、薄膜アクリルフィルムを切除する力は、1cm幅あ
たり20g重と非常に弱い力でできた。これは、同種2
00μm厚のアクリルフィルム(約1.1Kg重)の約
10分の1の力であった。高温加熱にも拘らず薄膜アク
リルフィルムには伸縮が発生しなかった。薄膜アクリル
フィルム表面は傷一つ無かった。これにより、金属色の
薄膜アクリルフィルムが最表面に現れた15mm厚のモ
ールを得た。
【0022】実施例2 以下の条件で、木目柄のコンソーラを製造した。多層フ
ィルムの低粘着処理された保護フィルムは、厚さ25μ
mの低延伸エチレンビニルアルコールフィルムを用い
た。薄膜アクリルフィルムは、厚さ50μmの三菱レイ
ヨン社製HBS006(エッチビーエスゼロゼロロク)
を用いた。多層フィルム上に木目導管柄層、木目下地
層、接着層を形成した。木目導管柄層は、カーボンブラ
ック入りアクリル樹脂系インキを用いてグラビア印刷法
で形成した。木目下地層は、ベンガラ入りアクリル樹脂
系インキを用いてスクリーン印刷法で形成した。接着層
は、ビニル樹脂系インキを用いてスクリーン印刷法で形
成した。印刷においては、105℃の温度で乾燥後常温
に冷却した。この多層フィルムをロール軸に一旦巻き取
ってロール状巻物とした。このロール状巻物を、射出成
形用の金型の上部に設置した。次に、ロール状巻物から
多層フィルムを巻き出し、連続して多層フィルムを前記
金型の可動型のキャビティ形成面の正面に挿入した。次
に、キャビティ形成面の周囲でクランプ部材により多層
フィルムを固定する際に、多層フィルムをヒートカッタ
ーで分断し、この多層フィルムを三次元形状に真空成形
加工し金型のキャビティ形成面に密着させた。真空成形
加工は、250℃のヒーターで多層フィルムを加熱しな
がら、1.5気圧の真空吸引力でコンソーラの表面形状
に真空成形で行った。次に固定型と可動型とを型閉めし
て形成されたキャビティに、成形温度255℃〜285
℃、金型温度40℃〜70℃で、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン樹脂を成形樹脂として射出成形した。ア
クリロニトリルブタジエンスチレン樹脂成形品を冷却し
た後、保護フィルムを剥離した。薄膜アクリルフィルム
から保護フィルムを剥離する力は、1cm幅あたり50
g重と非常に弱い力で設定した。アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン樹脂成形品の外周のベロ状となった薄膜
アクリルフィルムを手で剥がした。このとき手で剥がす
力は、1cm幅あたり100〜200g重と非常に弱い
力でできた。高温加熱にも拘らず薄膜アクリルフィルム
には伸縮が発生しなかった。薄膜アクリルフィルム表面
は傷一つ無かった。これにより、木目柄の薄膜アクリル
フィルムが最表面に現れた8mm厚のコンソーラを得
た。
【0023】実施例3 以下の条件で、シルバー色のサイドマットガードを製造
した。多層フィルムの保護フィルムは、低粘着処理され
た厚さ200μmの塩化ビニルフィルムを用いた。薄膜
アクリルフィルムは、厚さ75μmの三菱レイヨン社製
HBX-N-47を用いた。多層フィルム上に光輝性顔料
層、下地顔料層、接着層を形成した。光輝性顔料層は、
アルミ顔料入りウレタン樹脂系インキを用いてリバース
コート法で形成した。下地顔料層は、グレー色のウレタ
ン樹脂に、酸化チタン10部/カーボンブラック1部の
割合で混ぜ合わせたインキを用いてリバースコート法で
形成した。接着層は、塩素化ポリプロピレン樹脂系イン
キを用いてリバースコート法で形成した。印刷において
は、85℃の温度で乾燥後常温に冷却した。この多層フ
ィルムをロール軸に一旦巻き取ってロール状巻物とし
た。このロール状巻物を、射出成形用の金型の上部に設
置した。次に、ロール状巻物から多層フィルムを巻き出
し、連続して多層フィルムを前記金型の可動型のキャビ
ティ形成面の正面に挿入した。次に、キャビティ形成面
の周囲でクランプ部材により多層フィルムを固定して、
この多層フィルムを三次元形状に真空成形加工し金型の
キャビティ形成面に密着させた後、多層フィルムをヒー
トカッターで分断した。真空成形加工は、250℃のヒ
ーターで多層フィルムを130度程度に加熱しながら、
1.5気圧の真空吸引力でセンターオーナメントの表面
形状に真空成形で行った。成形加工時間は約10秒であ
った。次に固定型と可動型とを型閉めして形成されたキ
ャビティに、成形温度220℃〜240℃、金型温度3
0℃〜50℃で、ポリプロピレン樹脂を成形樹脂として
射出成形した。ポリプロピレン樹脂成形品を冷却した
後、ポリプロピレン樹脂成形品の外周のベロ状となった
部分の保護フィルムを手で剥がした。薄膜アクリルフィ
ルムから保護フィルムを剥離する力は、1cm幅あたり
100g重と非常に弱い力で設定した。このとき手で剥
がす力は、1cm幅あたり200〜500g重であっ
た。これは、同種200μm厚のアクリルフィルムの約
3分の1の弱い力であった。高温加熱にも拘らず薄膜ア
クリルフィルムには伸縮が発生しなかった。薄膜アクリ
ルフィルム表面は傷一つ無かった。これにより、シルバ
ー色の薄膜アクリルフィルムが最表面に現れた大きさが
0.7平方メートルのサイドマットガードを得た。
【0024】以上のいずれの実施例でも、多層フィルム
の印刷時には、薄膜アクリルフィルムに絵柄の伸縮や見
当不良、熱シワ等は見受けられなかった。また、多層フ
ィルムが金型に接触しても、金型表面の微細な凹凸や跡
形は保護フィルムが吸収したため薄膜アクリルフィルム
には影響が及ばなかった。多層フィルムの加熱は保護フ
ィルムが吸収するため、高温加熱となっても薄膜アクリ
ルフィルムが伸縮することはなかった。また、薄膜アク
リルフィルムの除去は、保護フィルムが除去された後に
行ったので、薄膜のアクリルフィルムは切断しやすかっ
た。
【0025】
【発明の効果】この発明の製造方法は、保護フィルム上
に、保護フィルムから剥離可能で厚み10μm〜100
μmの薄膜アクリルフィルムが積層され、その上に印刷
によって形成された絵柄層が少なくとも積層された多層
フィルムを射出成形用の金型内に送り込み、型閉めして
キャビティに成形樹脂を射出し、樹脂成形品の成形と同
時に多層フィルムの絵柄層側に成形樹脂を一体化接着さ
せて、樹脂成形品からはみ出た多層フィルムを有するイ
ンサート成形品を得、多層フィルムのはみ出た部分にお
いて保護フィルムを剥離した後、薄膜アクリルフィルム
のはみ出た部分を除去するものである。また、この発明
の薄膜アクリルインサート成形品は、印刷によって形成
された絵柄層が少なくとも積層された厚み10μm〜1
00μmの薄膜アクリルフィルムが、三次元形状の樹脂
成形品表面に一体化接着されていることを特徴とする。
【0026】(a)完成品の歩留りが良くなる。つま
り、樹脂成形品からはみ出た部分が薄膜であるため、軽
い力で簡単にきれいに切断できる。また、切断が軽い力
で済むため、樹脂成形品に接着している部分(剥離され
ては困る部分)のアクリルフィルムも一緒に除去されて
しまうことはない。保護フィルムと薄膜アクリルフィル
ムとの多層フィルムであるため、射出成形用の金型のキ
ャビティ形成面に直接密着させる際の加熱や真空吸引に
よって、薄膜アクリルフィルムにシワや膜厚のムラ、破
れが発生することが無くなる。
【0027】(b)インサート成形品の生産コストが抑
えられる。つまり、樹脂成形品からはみ出た部分が薄膜
であるので、切断するのに鋭い刃物や強い切断力を発生
する高出力のレーザー光線処理装置等が不要となり、イ
ンサート成形品の完成品を生産するのに手間と時間、コ
ストが抑えられる。また、アクリルフィルムは材質上高
価であるが、薄膜であるため材料コストも低く抑えられ
る。
【0028】(c)インサート成形品のリサイクル効率
が向上する。つまり、アクリルフィルムとは質の異なる
成形樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂等)を用いる場
合は、得られたインサート成形品をリサイクルする際で
も、アクリルフィルムの膜厚が小さく少量で済むため、
成形樹脂のリサイクルの妨害物質比率が低く抑えられ
る。
【0029】(d)アクリルフィルム表面本来の艶が損
なわれないインサート成形品を得やすくなる。つまり、
アクリルフィルムはデリケートな材質であるが、保護フ
ィルムによって、アクリルフィルムと金型との直接密着
を避けることができるため、薄膜アクリルフィルムであ
っても、金型面の微細な凹凸による跡形や傷が付くこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の薄膜アクリルインサート成形品の製
造方法の工程の一つを示す断面図である。
【図2】この発明の薄膜アクリルインサート成形品の製
造方法の工程の一つを示す断面図である。
【図3】この発明の薄膜アクリルインサート成形品の製
造方法の工程の一つを示す断面図である。
【図4】この発明の薄膜アクリルインサート成形品の製
造方法の工程の一つを示す断面図である。
【図5】この発明の薄膜アクリルインサート成形品の製
造方法の工程の一つを示す断面図である。
【図6】この発明の薄膜アクリルインサート成形品の製
造方法の工程の一つを示す断面図である。
【符号の説明】
1 保護フィルム 2 薄膜アクリルフィルム 3 印刷層 4 多層フィルム 5 可動型 6 固定型 7 キャビティ形成面 8 クランプ部材 9 ゲート部 10 成形樹脂 11 樹脂成形品からはみ出た部分 12 樹脂成形品 13 真空吸引孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護フィルム上に、保護フィルムから剥
    離可能で厚み10μm〜100μmの薄膜アクリルフィ
    ルムが積層され、その上に印刷によって形成された絵柄
    層が少なくとも積層された多層フィルムを射出成形用の
    金型内に送り込み、型閉めしてキャビティに成形樹脂を
    射出し、樹脂成形品の成形と同時に多層フィルムの絵柄
    層側に成形樹脂を一体化接着させて、樹脂成形品からは
    み出た多層フィルムを有するインサート成形品を得、多
    層フィルムのはみ出た部分において保護フィルムを剥離
    した後、薄膜アクリルフィルムのはみ出た部分を除去す
    ることを特徴とする薄膜アクリルインサート成形品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 金型内に送り込む前の多層フィルムを、
    射出成形用の金型外において、射出成形用の金型のキャ
    ビティ形成面に合致する三次元形状に加工する請求項1
    に記載の薄膜アクリルインサート成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 金型内に送り込まれた多層フィルムを射
    出成形用の金型のキャビティ形成面に密着させて三次元
    形状に加工した後、型閉めする請求項1に記載の薄膜ア
    クリルインサート成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 印刷によって絵柄層が形成された厚み1
    0μm〜100μmの薄膜アクリルフィルムが、三次元
    形状の樹脂成形品表面に一体化接着されていることを特
    徴とする薄膜アクリルインサート成形品。
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