JP2665678B2 - プラスチックモールの製造方法 - Google Patents

プラスチックモールの製造方法

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JP2665678B2 JP63323991A JP32399188A JP2665678B2 JP 2665678 B2 JP2665678 B2 JP 2665678B2 JP 63323991 A JP63323991 A JP 63323991A JP 32399188 A JP32399188 A JP 32399188A JP 2665678 B2 JP2665678 B2 JP 2665678B2
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    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • B29C48/08Flat, e.g. panels flexible, e.g. films

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の本体装飾用または保護用として
使用するプラスチックモールの製造方法に関する。
(従来の技術) 近年自動車の車体側面、窓枠或はバンパ表面等には車
体の保護兼装飾用として各種形状のプラスチックモール
が使用されており、その多くはプラスチックの押出成形
品を主体としたものからなる。
このプラスチックモールは前述の如く車体等の保護機
能の他に装飾機能を合わせ持つのが好ましいため、その
表面可視部、特にはその長手方向にステンレススチール
等の金属箔またはアルミニウム、クロム等の金属を蒸着
したプラスチックフィルム若しくは所望の色に着色した
プラスチックフィルム等(以下これら装飾用金属箔およ
びプラスチックフィルム等を総称して装飾用テープとい
う。)を貼着したものが多用されている。またこのよう
な装飾用テープを可視部表面に有するモールであって
も、多彩な車体等の色と調和を図るため装飾用テープの
可視部を除く地のモール本体部分、すなわち押出成形品
表面を塗装により着色し、更に装飾性を高めたモールが
好まれている。
従来このようなプラスチックモールを製造するには、
長尺品を得易いプラスチックの異形(プロファイル)押
出成形法が多用されている。またそのプラスチックモー
ルに装飾用テープを被覆貼着するには、予め装飾用テー
プの片面に押出成形されるプラスチックと接着性または
相溶性のある接着剤層を設けた装飾用テープを用意し、
該装飾用テープを前記異形押出成形時の押出直後の押出
成形品表面に前記装飾用テープの接着剤層表面を対接さ
せながらロール等で圧着する方法(ラミネート法)、ま
たは前記異形押出成形時に装飾用テープを押出成形ダイ
中に供給し、溶接プラスチック上に貼着しながら一体に
押出成形する方法(複合押出成形法)が多用されてい
る。これらは押し出される溶融プラスチックおよび/ま
たはダイの保有する熱を利用して前記接着剤層を活性化
し装飾用テープを押出成形品表面に接着若しくは溶着に
より一体に被覆貼着するものである。
このとき装飾用テープの押出成形品に対する接着強度
を向上させるため、多くは装飾用テープの側縁をモール
本体となる押出成形品中に埋設することが行われる。
また前述のようにプラスチックモールの本体部分を塗
装するには、これら装飾用テープが一体に被覆貼着され
た押出成形品(モール素材)の該装飾用テープの可視部
上にマスキングテープを貼着し、その上から所望の塗料
を塗装し、しかる後前記マスキングテープを剥離するこ
とにより所望の地色を有するモールが製造される。
ところで、このマスキングテープの貼着は、モール素
材が押出成形品であることから、その押出成形工程中に
おいて装飾用テープの被覆貼着後、引続きその装飾用テ
ープの可視部上に連続的に貼着したり、或は押出成形後
所定の長さに切断したモール素材上に手で貼着すること
が行われる。またそのマスキングは通常装飾用テープの
可視部表面部分のみをマスキングすることが行われる。
(発明が解決しようとする課題) しかしモール素材の押出成形時、モール素材ほ押出機
または引取機等の駆動源から生ずる振動等により細かく
揺動したりするため、マスキングテープを連続的に装飾
用テープの露出表面上に貼着することは極めて難い問題
がある。他方所定長に切断したモール素材に手でマスキ
ングテープを貼着することは、その作業性に劣るきらい
がある。
なお特開昭53−111928号には予め装飾用テープ上に保
護フィルムを貼着し、押出成形時に保護フィルム共々装
飾用テープを押出成形品に被覆貼着する方法が開示され
ているが、この方法においては保護フィルムの側縁も押
出成形品中に埋設されるため、保護フィルムを剥離する
には、同公報に記載されているように埋設された保護フ
ィルム上の被覆プラスチックにその表面からナイフ等で
保護フィルムに至る切込みを2条長手方向に入れ、しか
る後切込み間の被覆プラスチック部分および保護フィル
ムを剥離する必要がある。このとき装飾用テープがステ
ンレススチール等の硬い金属箔の場合にあっては、ナイ
フの切っ先を装飾用テープであるステンレススチール箔
表面に達するよう被覆プラスチック中に圧入することに
より装飾用テープ上の被覆プラスチックおよび保護フィ
ルム双方を切断することが可能であるが、装飾用テープ
がアルミニウム箔等の軟らかい金属箔若しくは金属蒸着
を施したプラスチックフィルム等からなる場合にあって
は、前記切込みを入れる際、該装飾用テープをも同時に
切断しやすく、装飾用テープの側縁を押し出しプラスチ
ック中に埋設する効果が損なわれるきらいがある。
(課題を解決するための手段) よってこの発明は、前記の課題を解決した新規なプラ
スチックモールの製造方法を提供しようとするものであ
って、その要旨とするところは、プラスチックを所定の
形状に押出成形するとともに装飾用テープをその側縁が
前記押出成形品の中に埋設されるように一体に被覆貼着
するプラスチックモールの製造方法において、予め装飾
用テープの可視面となる側に前記押出成形品を構成する
プラスチックと非相溶性のプラスチックからなり、且つ
少なくともその長手方向と直角方向に延伸処理を施した
保護フィルムを貼着し、プラスチックモールの押出成形
時装飾用テープを加熱することにより前記保護フィルム
をその長手方向と直角方向に収縮させ、装飾用テープの
側縁に保護フィルムを有しないに露出部を形成しながら
該装飾用テープを押出成形品に被覆貼着または埋設する
ことを特徴とするプラスチックモールの製造方法にあ
る。
(作用) 装飾用テープはその側縁が押出成形品中に埋設される
ようにして押出成形品表面に被覆貼着される。その際、
装飾用テープは押し出されるプラスチックと熱接着また
は熱溶着させるためダイの案内溝等によって保護フィル
ム共々ほぼ押し出されるプラスチックと略一の温度に加
熱される。そのとき装飾用テープは延伸されていないこ
とから何等収縮しないが、保護フィルムは延伸処理が施
されているため、その加熱による熱作用は保護フィルム
の延伸を解除するように作用する。すなわち保護フィル
ムは当初施された延伸方向と逆方向に収縮しようとす
る。このとき保護フィルムは装飾用テープに粘着剤によ
って貼着されているものの、テープの幅方向においては
貼着面積が小であるため、収縮力が貼着による接着(粘
着)力に優り、保護フィルムはその両側端が保護フィル
ムの中央部に引張られるようにして収縮する。すなわち
その幅方向中央部が支点のように働き保護フィルム両側
端は装飾用テープ上を滑動するようにして収縮し、装飾
用テープの両側縁に保護フィルムを有しない露出部を形
成する。
一方その長手方向においては、保護フィルムの貼着面
積が大であるため、貼着による接着(粘着)力が収縮力
に優り、殆ど収縮することなく装飾用テープ上に残るこ
ととなる。なお保護フィルムが長手方向に延伸処理を施
されていない場合は勿論長手方向の収縮は生じない。
これによって、装飾用テープはその長手方向中央部が
狭小となった所定幅の保護フィルムによって被覆され、
その両側縁表面は所定幅露出した状態となる。
そしてその状態で装飾用テープは、少なくともその側
縁が溶融プラスチック中に埋設されるように押出成形品
に被覆貼着または埋設される。このとき装飾用テープ上
に貼着されている保護フィルムは前述のように装飾用テ
ープにより狭幅となっているため、保護フィルムが被っ
ていないテープ側縁は緊密に押出成形品中に埋設固着さ
れる。なお装飾用テープ全体を保護フィルム共々押出成
形品中に埋設した場合であっても、前述のように保護フ
ィルムは押し出されるプラスチックと非相溶性であるた
め、両者は溶着等しなく層間剥離可能となっている。そ
のため装飾用テープ両側の保護フィルムを有しない露出
部上の被覆プラスチックに薄肉部を形成しておけば、保
護フィルム上の被覆プラスチックは容易に剥離すること
ができる。この場合、薄肉部は装飾用テープ上において
保護フィルムの側縁に近傍して設けられる。
このように装飾用テープは、その中央可視部分のみが
保護フィルムによって保護(マスキング)された状態で
押出成形品に被覆貼着される。従って、モールの地の部
分、すなわち装飾用テープ可視部を除く押出成形品表面
を塗装したモールを得るに際して、そのまま好便に塗装
を施し、その後保護フィルムを剥離することによって装
飾用テープ可視部分が本来の光沢、色彩等を発揮するモ
ールを得ることができる。またその保護フィルムを装飾
用テープから剥離するに際しても、保護フィルム側縁は
被覆プラスチック下に入り込んでいないため、従来のよ
うに被覆プラスチック共々保護フィルムの側縁を切断す
る等の工程も必要ないこととなる。従って、従来装飾用
テープとしてステンレススチール等の硬い金属箔しか使
えなかったプラスチックモールにおいても、金属蒸着フ
ィルム等の軟らかいプラスチックフィルムの装飾用テー
プ等が使用できることとなり、プラスチックモールの軽
量化、コストダウン等を図ることも可能となる。
(実施例) 以下本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明実施例における使用前の保護フィルム
を貼着した装飾用テープの拡大断面図であり、第2図、
第3図はそれをプラスチックモールに被覆貼着する方法
を示す押出成形工程の説明図およびダイの要部断面図で
ある。第4図は押出成形された押出成形品(モール素
材)例の断面図である。また第5図〜第7図は第3図に
おける装飾用テープおよびそれを押出成形されるプラス
チックに被覆貼着したときの夫々A−A、B−B、C−
Cにおける装飾用テープを中心とした要部拡大断面図で
ある。
装飾用テープ10は第1図に示すように、その可視部側
となる面に保護フィルム11が貼着され、他面に接着剤層
12が設けられている。装飾用テープ10は前述の如く押出
成形品20に貼着されて所望の色彩、光沢等を付与するも
のであるから、ステンレススチール、アルミニウム等の
金属箔、または各種プラスチックフィルムに金属蒸着を
施した積層フィルム若しくはそれ自身着色されたプラス
チックフィルム等から所望に応じた任意に選択して使用
される。この装飾用テープ10の下面、すなわち押出成形
品20に貼着される側には押出成形品を構成するプラスチ
ックと熱接着性または相溶性のある接着剤層12が設けら
れる。ただし装飾用テープ10が複数の箔またはプラスチ
ックシート(フィルム)の積層体からなる場合にあって
は、その最下層を押出成形品20を構成するプラスチック
と熱接着性または相溶性のあるプラスチックから構成し
接着剤層とするのが好ましい。他方装飾用テープ10の可
視面となる側に貼着される保護フィルム11は、押出成形
されるプラスチックと非相溶性の、すなわち熱溶着しな
い材質のプラスチックからなり、かつ少なくとも装飾用
テープ10の長手方向と直角方向、換言すればテープの幅
方向に予む延伸処理が施されたものからなる。一例を挙
げると、押出成形品20が塩化ビニル樹脂からなるとき
は、保護フィルム11としてポリエチレンテレフタレー
ト、ポリオレフィン等の一軸延伸または二軸延伸フィル
ムが使用される。なおその延伸処理はプラスチックが押
出成形されるときの成形温度でもってその延伸が解除さ
れるように設定される。またその装飾用テープ10への貼
着に際しては、保護フィルム11が装飾用テープ10上にお
いて収縮等による容易に滑動しうるようゴム系等の粘着
剤によって貼着される。
そしてこの保護フィルム11を片面に有する装飾用テー
プ10は、第2図に示すように押出機31の先端に取り付け
られたダイ32に挿通されるように供給され、押出機31に
より可塑化溶融された塩化ビニル樹脂等の溶融プラスチ
ック20aにダイ32中において被覆貼着される。ダイ32に
入る前の保護フィルム11は5図に示すように装飾用テー
プ10の片面全面を覆うように貼着されているが、ダイ32
が加熱されているため、その案内溝33を通るとき接触に
より加熱され、その施されている延伸が解除され収縮す
る。このとき保護フィルム11は装飾用テープ10に粘着剤
によって貼着されているとはいえ、幅方向においては貼
着(粘着)面積が小であるため、収縮力が貼着力に優
り、第5図矢印のようにその両側縁が中央部に引っ張ら
れるようにして収縮する。他方長手方向においては貼着
面積が大であるため、貼着(粘着)力による保護フィル
ム11の接着力が収縮力に優り、殆ど収縮しない。そして
この収縮がプラスチックの押出に連れて順次供給される
装飾用テープ10上の保護フィルム11に連続的に起き、第
6図に示すように、装飾用テープ10の両側縁長手方向に
保護フィルム11を有しない所定の幅の露出部13、14が形
成される。なおその露出幅は保護フィルム11の延伸度お
よびその収縮前の幅等によって決定されるものであり、
所望に応じて適宜設計するものである。
またこのとき装飾用テープ10が加熱されることによっ
て他面の接着剤層12が活性化される。
その後装飾用テープ10は案内溝33を通って、第7図に
示すように装飾用テープ10両側端の前記露出部13、14が
押出成形品20中に埋設されるように押し出される溶融プ
ラスチック20a上に被覆貼着若しくは第8図に示すよう
に埋設され、前記活性化された接着剤層12によって前記
プラスチック20aに接着または溶着される。このとき装
飾用テープ10が保護フィルム11共々溶融プラスチック20
a中に埋設されるように押し出されても、保護フィルム1
1は前述のように該溶融プラスチックと非相溶性である
ため、保護フィルム11はその上に被覆されるプラスチッ
ク部分20bと接着等しないことは云うまでもない。なお
第8図に示すように保護フィルム11上をプラスチック20
bにて覆うように押出成形するときは、保護フィルム11
端縁に近接するテープ10の露出部13、14上に薄肉部21を
形成しておくものである。
次いでこのようにして装飾用テープ10が被覆貼着され
た押出成形品20は図示するように引き取り装置50によっ
て引っ張られ、水槽40等の冷却装置を通ることにより冷
却されて形状が固定される。またその後カッター60によ
り所望の長さに切断され、所定の二次加工例えば端末キ
ャップ等が付され、更には塗装等の工程に送られて製品
(プラスチックモール)とされる。なお塗装に際して、
第7図に示すように保護フィルム11上にプラスチックが
被覆されないものにあっては、保護フィルム11がそのま
まマスキングフィルムの役目を果たすため、第9図に示
すようにモール表面全面に塗装が施され、しかる後保護
フィルム11が剥離されて第10図に示すようにプラスチッ
クの押出成形品表面に塗膜70を有するモールが製造され
る。他方第8図に示すように保護フィルム11上にプラス
チック20bを被覆したものにあっては、薄肉部21を剥離
ラインとして塗装前に該被覆プラスチック部分20bが保
護フィルム11上から除去される。何となれば塗装後該被
覆プラスチック部分を除去したとき、連続部であった薄
肉部21において押出成形品20の地色が看取るされるから
である。なお保護フィルム11上にプラスチックを被覆す
るかしないかは、押出成形品の断面形状、装飾用テープ
の幅、貼着位置等押出成形技術上の難易度によって決定
するものである。
前記は、複合押出成形を例にとった実施例であるが、
従来技術において述べたラミネート法によっても同様に
実施できることは容易に理解されるであろう。但し、そ
の場合は装飾用テープを押出成形品にロールで圧着する
前に、加熱オーブン(図示せず。)等を通し、保護フィ
ルムを幅方向に所定量収縮させることとなる。
(効果) 本発明は以上のような、モール素材である押出成形品
上に装飾用テープをその側縁が押出成形品中に埋設され
るように被覆貼着するに際して、予め装飾用テープ上に
押出成形品を構成するプラスチックと非相溶性のプラス
チックからなり、且つ少なくともその長手方向と直角方
向に延伸処理を施した保護フィルムを貼着し、押出成形
時に連続的に保護フィルムを加熱収縮させながら押出成
形品に被覆貼着するものであるから、保護フィルムの側
縁は装飾用テープ上においてその側縁から所定幅おいた
内側に位置することとなる。これにより装飾用テープの
量側縁は所定幅保護フィルムを有しないものとなるか
ら、その量側縁がプラスチックによって緊密に被覆され
ると共に装飾用テープ可視部は保護フィルムによってマ
スキングされた構成となる。従ってこの押出成形品に塗
装を施すに、前記保護フィルムは好適に装飾用テープの
マスキングフィルムとして作用し、塗装の見切りライン
が装飾用テープを被覆する保護フィルムの端縁に沿って
形成されることとなる。また保護フィルムの端縁は被覆
プラスチック下に入っていないものであるから、従来の
ように被覆プラスチック共々保護フィルムを切断する必
要もなく、工程が簡略化されると共に保護フィルムの剥
離が容易である利点を有する。更には装飾用テープとし
て種々のものが使用できる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の装飾用テープと保護フィルムの
粘着状態の拡大断面図、第2図はプラスチックモールの
押出成形工程の説明図、第3図はダイの要部拡大断面
図、第4図は押出成形されたモール素材例の断面図、第
5図ないし第7図は装飾用テープ被覆貼着時の第3図の
A−A、B−B、C−Cにおける装飾用テープを中心と
した要部断面図、第8図は保護フィルム上にもプラスチ
ックを被覆したときの第7図と同様の要部断面図、第9
図および第10図は塗装前後の要部断面図である。 記号の簡単な説明 10……装飾用テープ、11……保護フィルム、12……接着
剤層、13、14……露出部、20……押出成形品、20a……
溶融プラスチック、21……薄肉部、31……押出機、32…
…ダイ、33……案内溝、40……水槽、50……引き取りロ
ール、60……カッター、70……塗膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックを所定の形状に押出成形する
    とともに装飾用テープを少なくともその側縁が前記押出
    成形品の中に埋設されるように一体に被覆貼着するプラ
    スチックモールの製造方法において、予め装飾用テープ
    の可視面となる側に前記押出成形品を構成するプラスチ
    ックと非相溶性のプラスチックからなり、且つ少なくと
    もその長手方向と直角方向に延伸処理を施した保護フィ
    ルムを貼着し、プラスチックモールの押出成形時該装飾
    用テープを加熱することにより前記保護フィルムをその
    長手方向と直角方向に収縮させ、装飾用テープの側縁に
    露出部を形成しながら該テープを押出成形品に被覆貼着
    または埋設することを特徴とするプラスチックモールの
    製造方法。
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