JP3003032B1 - インサートフィルムとその製造方法 - Google Patents
インサートフィルムとその製造方法Info
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Abstract
ンにも適用可能な立体形状成形品、特に深絞り成形品に
も適用できるインサートフィルムとその製造方法を提供
する。 【解決手段】 立体加工可能な基体シート1上に図柄層
2が形成されたものであって、110℃の環境温度下に
おいて、幅10mmのインサートフィルム15の試験片
20を一対のチャック間距離30mmで固定し、試験片
20の一端を100mm/分の一定速度で荷重をかけて
引張試験を実施したときの引張破断伸度が130%以上
である。
Description
ーやエアコンパネルなどの自動車内装表示部品などの複
数の色の絵柄パターンを立体形状成形品の表面に加飾す
るためなどに用いられるインサートフィルムとその製造
方法に関する。
ンサートフィルムが用いられている。すなわち、図柄が
設けられたインサートフィルムを真空成形などの方法で
立体加工し、立体加工したインサートフィルムを射出成
形用の金型内にセットし、型閉めし、成形樹脂をキャビ
ティに射出し、成形樹脂を固化させることによって、樹
脂成形品を形成すると同時にその表面にインサートフィ
ルムを一体化接着させて、樹脂成形品を装飾することが
できる。
パターンを加飾するために用いられるインサートフィル
ムには、立体加工性と絵柄パターンの見当精度が要求さ
れている。
ィルムとしては、塩化ビニルやアクリル、ポリカーボネ
ートなどの基体シート上に図柄層が形成されたものがあ
る。
体加工可能なインサートフィルムは、印刷法によって図
柄層を形成する際、基体シートに加わる張力や乾燥熱に
よって収縮しやすいため、木目柄などの見当精度の緩い
絵柄パターンにしか適用できないという問題があった。
有機溶剤により劣化し、インサートフィルムの機械的強
度が低下して破損しやすくなったり、基体シートに含ま
れる異物(フィッシュアイ)によって図柄層のパターン
にピンホールが発生したりするという問題があった。
見当精度の厳しい絵柄パターンにも適用可能な立体形状
成形品、特に深絞り成形品にも適用できるインサートフ
ィルムとその製造方法を提供することを目的とする。
成するため、以下のように構成した。
は、立体加工可能な基体シート上に図柄層が形成された
インサートフィルムであって、110℃の環境温度下に
おいて、幅10mmのインサートフィルムの試験片を一
対のチャック間距離30mmで固定し、試験片の一端を
100mm/分の一定速度で荷重をかけて引張試験を実
施したときの引張破断伸度が130%以上であるように
構成した。
ィルムの図柄層側に立体加工可能な保護シートが積層さ
れるように構成してもよい。
上限に達するまでの範囲内で、基体シートと保護シート
の伸度値における荷重の差が最大5.0kg以内である
ように構成してもよい。
60%以上伸ばされ立体形状となる部分を有するように
構成してもよい。
方法は、90℃の環境温度下における寸法変化率が0.
6%以内であるキャリアシートに図柄層を形成した後、
図柄層側に立体加工可能な基体シートを積層し、キャリ
アシートを剥離除去するように構成した。
図柄層側に、立体加工可能な保護シートを積層するよう
に構成してもよい。
トが、二軸延伸ポリエステルフィルムまたは二軸延伸ポ
リプロピレンフィルムであるように構成してもよい。
の形態について詳しく説明する。
実施例を示す断面図である。図2〜4は、本発明のイン
サートフィルムの製造方法の工程の一例を示す断面図で
ある。図5〜7は、本発明のインサートフィルムを用い
てインサート成形品を製造する方法の工程の一例を示す
断面図である。図8は、本発明のインサートフィルムを
用いて得たインサート成形品を示す断面図である。図9
は、インサートフィルムの引張破断伸度を測定する装置
を示す斜視図である。図10は、引張破断伸度を測定す
る装置の試験片を固定する部分を示す平面図である。図
11は、引張破断伸度を測定する装置の試験片を固定す
る部分を示す断面図である。
保護シート、4はキャリアシート、5は可動型、6は固
定型、7はキャビティ形成面、8はクランプ部材、9は
ゲート部、10は成形樹脂、11は樹脂成形品、12は
真空吸引孔、13はキャビティ、15はインサートフィ
ルム、20は試験片、21はネジ、22はチャック、2
3はチャック、24は可動部材である。
体加工可能な基体シート1上に図柄層2が形成されたも
のであって、110℃の環境温度下において、幅10m
mのインサートフィルム15の試験片20を一対のチャ
ック間距離30mmで固定し、試験片20の一端を10
0mm/分の一定速度で荷重をかけて引張試験を実施し
たときの引張破断伸度が130%以上であるものである
(図1参照)。
ム、アクリルフィルム、ポリカーボネートフィルムのほ
か、ポリプロピレンフィルム、低延伸性ポリエステルフ
ィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリス
チレンフィルム、アクリロニトリルブタジエンスチレン
フィルム、ナイロンフィルムなどを用いることができ
る。
る。図柄層2は、樹脂成形品11の表面に文字や図形、
記号などを表したり、着色表面を表したりするためのも
のである。また、図柄層2は、黒色やシルバーメタリッ
ク色などのパターンがない全面べた1色のものであって
もよく、あるいは、木目模様や石目模様などのパターン
がある1色または多色のものであってもよい。あるい
は、図柄層2は、透明黄色の全面べたまたはパターン層
と、シルバーメタリック色の全面べたまたはパターン層
とを積層して、金色全面ベタまたはパターン層を表現す
るようにしてもよい。図柄層2は、顔料と樹脂バインダ
ーから構成される顔料インキ層、パール顔料と樹脂バイ
ンダーから構成される光輝性顔料層、染料と樹脂バイン
ダーから構成される染料インキ層の群から選ばれる少な
くとも一層によって構成される。
るもの、あるいは、金属薄膜層と印刷層との組み合わせ
から構成されるものでもよい。金属薄膜層は、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、また
は鍍金法などで形成する。表現したい金属光沢色に応じ
て、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、
銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、または亜
鉛などの金属、またはこれらの合金若しくは化合物を使
用する。
してもよい。保護シート3としては、基体シート1と同
様のものを用いるとよい。
は、50〜2000μmが好ましい。50μmより薄い
と、成形樹脂10を射出したとき、成形樹脂10の熱圧
によりインサートフィルム15にしわが生じやすい。2
000μmを超えると、インサートフィルム15の成形
性が劣るため、インサートフィルム15を立体形状に加
工するのが困難である。特に、50〜700μmが好ま
しい。この範囲のインサートフィルム15は、インサー
トフィルム15を任意の形状に打ち抜いたり、切断した
り、成形用金型に挿入したりする作業性がよい。また、
インサートフィルム15が成形性に優れるので、インサ
ートフィルム15を立体形状に加工するのが短時間でで
きる。700μmを超えると、巻き状態のインサートフ
ィルム15とすることが困難であり、生産性が劣るもの
となる。さらに、立体形状に加工するのを射出成形用金
型の可動型5上で行う場合は、成形後にインサートフィ
ルム15の不要な部分のトリミングを行うため、やや薄
めの50〜200μmが好ましい。また、立体形状に加
工するのを射出成形用金型とは別の金型で行う場合は、
立体形状加工成形用金型に挿入する工程が必要となるの
で、インサートフィルム15に剛性が求められ、やや厚
めの300〜700μmが好ましい。
形法を取り上げ、シートを立体加工するのに適する温度
を調査した結果、シートの材質によって異なるものの、
たいていのシートは110〜180℃付近で加工するの
が適当であり、その最も低い加工温度110℃における
引張試験を調べた結果、少なくとも伸度が130%以上
になる機械的性質をもつフィルム材料は、非常に深い立
体形状の加工が可能であることが分かった。また、積層
したシートでも、この性質を満足するように材料を選択
すれば、性質の異なる2種以上の積層シートであって
も、立体加工が容易なものを得ることができることが分
かった。
0℃の環境温度下において幅10mmのインサートフィ
ルム15の試験片20を一対のチャック22、23を用
いてチャック間距離30mm(図10〜11参照)で固
定し、試験片20の一端を100mm/分の一定速度で
荷重をかけて引張試験を実施したときの引張破断伸度が
130%以上であるように構成する(図9〜11参
照)。このように構成することにより、立体形状に無理
なく形状変化させることができるインサートフィルム1
5とすることができる。
に試験する雰囲気の温度である。環境温度を110℃と
したのは、立体加工するのに適した温度である110〜
180℃の最も低い方の値である110℃を採用したも
のである。できるだけ低い加工温度で成形した方が図柄
層2のインキやインサートフィルム15の熱劣化を防ぐ
ことができる。また、試験片20を引張する速度を10
0mm/分としたのは、立体加工する場合にインサート
フィルム15が伸ばされるときの速度の最低値を採用し
たものである。
インサートフィルム15を幅10mm、一対のチャック
間距離30mmで引張試験に供することができる大きさ
に切断したものである。図9〜11において、上側の一
対のチャック22は、試験片20の上端を挟んだ状態で
ネジ21により固定される。また、下側の一対のチャッ
ク23は、試験片20の下端を挟んだ状態でネジ21に
より固定される。図9に示すように、上側の一対のチャ
ック22は試験装置に固定される一方、下側の一対のチ
ャック23は可動部材24により下向きに100mm/
分の速度で下降して試験片20に引張力を作用させる。
実際にインサート成形品を得るために製作したインサー
トフィルム15の寸法は、エアコンヒーターパネルの場
合が80mm×250mm、スピードメーター/燃料表
示パネルの場合が160mm×450mm、フロントグ
リルの場合が250mm×800mm程度であったた
め、これらのインサートフィルム15の幅と長さとの比
率がほぼ10:30であり、この比率に基づいて試験片
20を幅10mm、一対のチャック間距離30mmと設
定した。
の環境温度下において幅10mmのインサートフィルム
15の試験片20を一対のチャック間距離30mmで固
定し、試験片20の一端を100mm/分の一定速度で
荷重をかける引張試験を実施するときにおいて得られる
破断伸度、すなわち、試験片20が破断したときの伸度
をいう。いくつかのインサート成形品に対してインサー
トフィルム15の最大の伸び率を測定したところ、エア
コンヒーターパネルの場合が150〜200%、スピー
ドメーター/燃料表示パネルの場合が130〜230
%、フロントグリルの場合が150〜400%であった
ため、本発明ではこれらの値の最低限である130%以
上を引張破断伸度とした。
っては、各々の引張伸度荷重曲線がほぼ一致するものを
選定することが理想的である。しかし、これが一致して
いなくても、引張破断伸度上限に達するまでの範囲内に
おいて、積層フィルムを構成する各フィルムの伸度値に
おける荷重の差が最大5.0kg以内のものを選定すれ
ば好ましい結果が得られる。
(本発明では幅10mm、一対のチャック間距離30m
m)に荷重を与えて一定速度(本発明では100mm/
分)で引張ったときの材料の機械的性質を調べたもので
あり、縦軸に荷重、横軸に材料の伸度(試験片20の引
張り方向の増加長さを元の試験片20の引張り方向の長
さ(本発明では30mm)に対する百分率で表したも
の)をとって、材料が破断するまでの関係を描いた曲線
のことをいう。
積が160%以上伸ばされ立体形状となる部分を有して
もよい。先のインサート成形品を得た例において、イン
サートフィルム15の最大に伸びた個所の絵柄を調べた
ところ、面積比でエアコンヒーターパネルの場合が18
0%、スピードメーター/燃料表示パネルの場合が16
0%、フロントグリルの場合が240%程度であったた
め、本発明ではこれらの値のおよそ最低限である160
%以上を採用したものである。なお、ここでいう160
%とは、元の面積の1.6倍になることをいう。
環境温度下において幅10mmの試験片20を一対のチ
ャック間距離30mmで固定し、試験片20の一端を1
00mm/分の一定速度で荷重をかけて引張試験を実施
したときの引張破断伸度が130%以上であり、低い荷
重で伸度の大きな伸び挙動を示すものが好ましい。
を得る方法として、90℃の環境温度下における寸法変
化率が0.6%以内であるキャリアシート4に図柄層2
を形成した後、図柄層2を立体加工可能な基体シート1
に接着し、キャリアシート4を剥離除去する方法がある
(図1〜4参照)。
る基体シート1上または基体シート1と保護シート3と
の間に形成される(図1参照)。このような構成とする
ために、まず、キャリアシート4を印刷原反とし、その
表面に図柄層2を形成する(図2参照)。
0.6%以内であるキャリアシート4としては、二軸延
伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリイミド
フィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリ
サルフォンフィルムなどがある。キャリアシート4はイ
ンサートフィルム15の製造工程において剥離除去され
るものであるため、安価な二軸延伸ポリエステルフィル
ムや二軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いるのが好ま
しい。
に試験する雰囲気の温度である。環境温度を90℃とし
たのは、通常の多色印刷機に設置された乾燥装置内の雰
囲気温度が60〜90℃であり、この最も高い方の値で
ある90℃を採用したものである。できるだけ高い乾燥
温度で乾燥した方が絵柄インキ層に含まれる残留有機溶
剤を飛散させることができ、残留有機溶剤によるインサ
ートフィルム15の劣化を防ぐことができる。
(20℃)でのある一定の寸法の長さのシート(本発明
では80mm)を、環境温度下(本発明では90℃)に
放置したときに伸びまたは収縮して変化した寸法(本発
明では0.5mm以内)の割合(本発明では0.5/8
0即ち0.6%)をいう。
際にインサート成形品を得るために製作したインサート
フィルム15の寸法が、エアコンヒーターパネルの場合
が80mm×250mm、スピードメーター/燃料表示
パネルの場合が160mm×450mm、フロントグリ
ルの場合が250mm×800mm、程度であったた
め、これらのインサートフィルム15の最も短い寸法8
0mmに対して、少なくとも一般人が目視で見て、印刷
見当ずれに対して違和感をもたない印刷見当精度±0.
5mm以内である必要があり0.5/80即ち0.6%
以内とした。
mの範囲が好ましい。5μm未満であると印刷機の張力
によってキャリアシート4が切れやすくなるおそれがあ
り、300μmを超えると輪転印刷機に設置するのが困
難になり生産性が低下する。特に、厚さ15〜50μm
のキャリアシート4は、インサートフィルム15に貼り
合せたり剥離したりするのに作業性がよく、より好まし
い。このように、数百μmの基体シート1に直接図柄層
2を印刷形成する場合にくらべて、厚みの薄いキャリア
シート4を使用することにより、多色刷り輪転機で印刷
生産することが可能であり、量産性が向上する。
印刷法、またはスクリーン印刷法などの通常の印刷法
や、ロールコート法、またはスプレーコート法などのコ
ート法などにより形成するとよい。図柄層2の厚みとし
ては、0.1〜20μmが好ましい。通常の印刷法によ
れば、この範囲となる。
体シート1を積層し(図2参照)、キャリアシート4を
剥離除去して基体シート1に図柄層2を転写する(図3
参照)。
ト1を積層するには、基体シート1表面に離型処理を施
して図柄層2が剥離しやすいようにする。ただし、あま
り剥離しやすいようだと基体シート1上に図柄層2を保
持することが事実上できなくなるので、5〜100g重
/cm程度の適度な剥離強度を有するように調節して接
着する。具体的には、図柄層2上または基体シート1上
に、必要に応じて熱可塑性樹脂からなる接着層を形成
し、キャリアシート4と基体シート1とを積層して片面
または両面から加熱しながら圧力を加えて接着する熱ラ
ミネート法を採用するとよい。また、図柄層2上または
基体シート1上にラミネート用接着剤を塗布し、キャリ
アシート4と基体シート1とを積層して片面または両面
から圧力を加えて接着するドライラミネート法を採用し
てもよい。ドライラミネート法の場合、接着後に一定時
間エージング処理を行ってもよい。
基体シート1に図柄層2を転写することにより(図3参
照)インサートフィルム15を得ることができる。
の図柄層2側に積層してもよい(図1、4参照)。保護
シート3を積層するには、ラミネート法などの方法があ
る。
面が接着性を呈するまで加熱して他方のフィルムを貼り
合わせるいわゆる熱ラミネート法や、接着剤を介して2
枚のフィルムを貼り合わせるいわゆるドライラミネート
法などがある。また、図柄層2を形成したフィルムの上
に、図柄層2を覆うようにフィルム材料となる樹脂(特
にポリプロピレンの場合)を押出成形により被覆するい
わゆる押出コート法などもある。押出コート法の場合、
フィルム単体の引張破断伸度曲線を得るには、フィルム
材料となる樹脂単体で被覆厚さと同等の厚さで押出成形
により製膜したフィルムで代用できる。
10に接着される面の接着性を向上させるために、接着
層を設けてもよい。接着層は、ポリ塩化ビニル酢酸ビニ
ル共重合体系樹脂、アクリル系樹脂、またはウレタン系
樹脂などから構成していてもよい。
フィルム15を用いてインサート成形品を製造する方法
について説明する。
用の金型である可動型5の表面にクランプ部材8により
セットする(図5参照)。
は、ロール軸に長尺のインサートフィルム15を一旦巻
き取ってロール状巻物とし、このロール状巻物を射出成
形用の可動型5の上部に可動型5と一体的に移動可能に
載置し、ロール状巻物からインサートフィルム15を巻
き出しながら、退避した可動型5と固定型6との間を通
過させ、射出成形用の可動型5の下部に可動型5と一体
的に移動可能に設置したフィルム巻き取り手段のロール
軸によりインサートフィルム15を巻き取るようにすれ
ばよい。別の例としては、枚葉のインサートフィルム1
5を用いて、ロボットや人手により可動型5の表面にセ
ットしてもよい。インサートフィルム15の可動型5の
表面へのセットに際しては、インサートフィルム15を
可動型5の表面に配置した後、可動型5の表面に対する
インサートフィルム15の位置を位置決めセンサーなど
により決定し、インサートフィルム15を射出成形用の
可動型5の表面にクランプ部材8によって押さえ付ける
とよい。
形用の可動型5の表面にセットした後に、射出成形用の
可動型5に形成された真空吸引孔12を利用して、イン
サートフィルム15を可動型5のキャビティ形成面7に
沿わせるように真空吸引することにより、射出成形用の
可動型5の凹部すなわちキャビティ13のキャビティ形
成面7に沿うように立体形状に加工する(図6参照)。
具体例としては、可動型5と固定型6との間に挿入した
加熱板などで、可動型5の表面にセットしたインサート
フィルム15をその軟化点以上に加熱して軟化させ、射
出成形用の可動型5の凹部とインサートフィルム15と
の間の空間を密閉して真空吸引孔12から排気して真空
吸引し、射出成形用の可動型5の凹部内面(キャビティ
形成面7)にインサートフィルム15を密着させる方法
がある。立体形状に加工する際、あるいはクランプ部材
8でインサートフィルム15を押さえ付けて固定する際
に、インサートフィルム15の不要部分の打抜き加工を
してもよい。
5を射出成形用の可動型5の表面にセットする前に、射
出成形用の可動型5と固定型6とは別の立体加工成形用
型を用いてインサートフィルム15をあらかじめ所望の
形状に立体加工し、また所望の形状に打抜き加工したの
ち、射出成形用の可動型5の凹部内に、立体加工された
インサートフィルム15をはめ込むようにしてもよい。
立体形状に加工する方法としては、真空成形法や圧空成
形法、熱せられたゴムを押しつける押圧成形法、または
プレス成形法などがある。なお、立体形状に加工する際
に同時に打抜き加工をしてもよい。
して溶融状態の成形樹脂10を固定型6のゲート部9か
らキャビティ13内に射出し、成形樹脂10を固化させ
てキャビティ13内で樹脂成形品11を形成すると同時
にその表面にインサートフィルム15を一体化接着させ
る(図7参照)。
り出したのち、樹脂成形品11に接着したインサートフ
ィルム15のうち不要な部分を除去する(図8参照)。
なお、上記したようにあらかじめ所望の形状に打ち抜き
加工していた場合には、インサートフィルム15の不要
な部分を除去する作業は不要である。
型6は、上記した実施形態に特に限定されることはない
が、成形樹脂10を射出するゲート部9を有する固定型
6と可動型5から構成され、固定型6と可動型5とが型
閉めされることによって、固定型6および可動型5のキ
ャビティ形成面7によって囲まれた単数あるいは複数の
キャビティ13が形成されるものを使用すればよい。射
出成形用の可動型5と固定型6とにより形成されるキャ
ビティ13内にセットされたインサートフィルム15
は、キャビティ形成面7を覆うことになる。キャビティ
13は樹脂成形品11に孔部を形成するものであっても
よい。キャビティ13を形成する凹部は固定型6あるい
は可動型5のいずれかに形成されていてもよい。可動型
5または固定型6は、凹部の周囲でインサートフィルム
15を押さえ付けて固定するクランプ部材8を有しても
よい(図5〜7参照)。クランプ部材8は固定型6ある
いは可動型5に設置されてもよい。
い。自動車の内装部品や外装部品に用いられる代表的な
成形樹脂10としては、ポリカーボネート樹脂、アクリ
ロニトリルブタジエン樹脂、タルクを含有したポリプロ
ピレン樹脂、およびこれらのアロイなどを挙げることが
できる。
とおりであるが、竪型射出成形機の場合には、固定型6
と可動型5の関係が横型射出成形機の場合と逆になる。
また、射出成形機の金型は2枚型の場合だけでなく、3
枚型の場合にも同様に適用することができる。
ントロールパネルを製造した。
ポリエステルフィルムをキャリアシートとし、その上
に、黒、赤、青、白のアクリル樹脂系インキを用いて図
柄層を形成し、厚さ70μmのポリカーボネートフィル
ムを基体シートとして図柄層と接するよう積層し、キャ
リアシートの背面から230℃に熱したロールにより押
圧した後、冷却してキャリアシートを剥がした。
カーボネートフィルムを保護シートとして積層し、基体
シートの背面から230℃に熱したロールにより押圧し
た後冷却して、黒、赤、青、白の図柄層が形成された総
厚120μmのインサートフィルムを得た。
は、インサートフィルムの図柄層の見当精度が±0.3
mm以内という非常に高いものであった。また、インサ
ートフィルムの強度低下もなく、図柄層にピンホールな
どの不具合も生じなかった。
ルムを、射出成形用の可動型内にセットして真空成形
し、型閉め後、ポリカーボネート成形樹脂をキャビティ
内に射出し、成形樹脂を固化させて樹脂成形品を形成す
ると同時にその表面にインサートフィルムを一体化接着
させ、ポリカーボネート樹脂製自動車ヒータコントロー
ルパネルを得ることができた。
ロニトリルブタジエンスチレン樹脂製自動車フロントグ
リル成形品を製造した。
ポリエステルフィルムをキャリアシートとし、その上
に、藍色ソリッド塗装色層と厚み300Åの金属蒸着層
を図柄層として形成し、その上にビニル樹脂系インキを
用いて接着層を形成した。
ミネート接着剤を用いて、厚さ500μm厚のアクリロ
ニトリルブタジエンスチレンシートを基体シートとして
貼り合わせた後、キャリアシートを剥がすと図柄層が基
体シート側に転写して、藍色ソリッド塗装色層と厚み3
00Åの金属蒸着層が形成されたインサートフィルムを
得た。
は、インサートフィルムの図柄層の見当精度が±0.3
mm以内という非常に高いものであった。また、インサ
ートフィルムの強度低下もなく、図柄層にピンホールな
どの不具合も生じなかった。
ルムを、所望の形状に真空成形法により立体加工した
後、不要な部分をレーザー加工により切断除去した。
可動型内にセットして型閉め後、アクリロニトリルブタ
ジエンスチレン成形樹脂をキャビティに射出し、アクリ
ロニトリルブタジエンスチレン成形樹脂を固化させて樹
脂成形品を形成すると同時にその表面にインサートフィ
ルムを一体化接着させ、藍色ソリッド塗装色部と金属メ
ッキ調部からなる自動車フロントグリルを得ることがで
きた。
白の図柄層が形成されたスピードパネルを製造した。
ポリエステルフィルムをキャリアシートとし、その上
に、黒、グレー、白のアクリル樹脂系インキを用いて図
柄層を形成し、厚さ250μmのポリカーボネートフィ
ルムを基体シートとして図柄層と接するよう積層し、キ
ャリアシートの背面から230℃に熱したロールにより
押圧した後、冷却して、キャリアシートを剥がした。
しアクリルフィルムを保護シートとして積層し、基体シ
ートの背面から230℃に熱したロールにより押圧した
後冷却して、黒、グレー、白の図柄層が形成された総厚
300μmのインサートフィルムを得た。
は、インサートフィルムの図柄層の見当精度が±0.3
mm以内という非常に高いものであった。また、インサ
ートフィルムの強度低下もなく、図柄層にピンホールな
どの不具合も生じなかった。
ルムを、所望の形状に真空成形法により立体加工した
後、不要な部分をトムソン打ち抜き法により切断除去し
た。
ートフィルム側が成形樹脂と接する側になるよう射出成
形用の可動型内にセットして、型閉め後ポリカーボネー
ト成形樹脂をキャビティに射出し、ポリカーボネート成
形樹脂を固化させて樹脂成形品を形成すると同時にその
表面にインサートフィルムを一体化接着させ、黒、グレ
ー、白の絵柄部からなる自動車スピードメーターパネル
を得ることができた。
で、以下のような効果を奏する。
立体加工可能な基体シート上に図柄層が形成されたイン
サートフィルムであって、110℃の環境温度下におい
て、幅10mmのインサートフィルムの試験片を一対の
チャック間距離30mmで固定し、試験片の一端を10
0mm/分の一定速度で荷重をかけて引張試験を実施し
たときの引張破断伸度が130%以上であるように構成
したので、インサートフィルムの成形性が高く、深絞り
成形品に対して用いる場合であっても立体加工が容易に
行えるものである。
方法は、90℃の環境温度下における寸法変化率が0.
6%以内であるキャリアシートに図柄層を形成した後、
図柄層側に立体加工可能な基体シートを積層し、キャリ
アシートを剥離除去するように構成したので、図柄層を
見当精度が高く形成することができ、位置合わせが厳し
いパターンであっても正確に形成されたインサートフィ
ルムを得ることができる。
成せず、印刷インキの有機溶剤が基体シートに接するの
ではないため、基体シートとしてアクリルフィルムやポ
リカーボネートフィルムなどの有機溶剤に侵されやすい
ものを使用した場合でも、インサートフィルムの機械的
強度の低下を防ぐことができ、図柄層にピンホールが発
生することもない。
断面図である。
の一つを示す断面図である。
の一つを示す断面図である。
の一つを示す断面図である。
ト成形品を製造する方法の工程の一つを示す断面図であ
る。
ト成形品を製造する方法の工程の一つを示す断面図であ
る。
ト成形品を製造する方法の工程の一つを示す断面図であ
る。
サート成形品を示す断面図である。
装置を示す斜視図である。
する部分を示す平面図である。
する部分を示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 立体加工可能な基体シート上に図柄層が
形成されたインサートフィルムであって、110℃の環
境温度下において、幅10mmのインサートフィルムの
試験片を一対のチャック間距離30mmで固定し、試験
片の一端を100mm/分の一定速度で荷重をかけて引
張試験を実施したときの引張破断伸度が130%以上で
あることを特徴とするインサートフィルム。 - 【請求項2】 インサートフィルムが、図柄層側に立体
加工可能な保護シートが積層されたものである請求項1
に記載のインサートフィルム。 - 【請求項3】 引張破断伸度上限に達するまでの範囲内
において、基体シートと保護シートの伸度値における荷
重の差が最大5.0kg以内である請求項2に記載のイ
ンサートフィルム。 - 【請求項4】 単位面積が160%以上伸ばされ立体形
状となる部分を有する請求項1〜3のいずれかに記載の
インサートフィルム。 - 【請求項5】 90℃の環境温度下における寸法変化率
が0.6%以内であるキャリアシートに図柄層を形成し
た後、図柄層側に立体加工可能な基体シートを積層し、
キャリアシートを剥離除去することを特徴とするインサ
ートフィルムの製造方法。 - 【請求項6】 基体シートの図柄層側に、立体加工可能
な保護シートを積層する請求項5に記載のインサートフ
ィルムの製造方法。 - 【請求項7】 キャリアシートが、二軸延伸ポリエステ
ルフィルムまたは二軸延伸ポリプロピレンフィルムであ
る請求項5〜6のいずれかに記載のインサートフィルム
の製造方法。
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