JP3222300B2 - プレフォーム用インサートシートとインサート成形品の製造方法 - Google Patents
プレフォーム用インサートシートとインサート成形品の製造方法Info
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- sheet
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、AV機器のフロントパ
ネル、自動車の計器パネル、各種ボタンなどに用いられ
る成形品の表面に形成されるプレフォーム用インサート
シートとインサート成形品の製造方法に関する。
ネル、自動車の計器パネル、各種ボタンなどに用いられ
る成形品の表面に形成されるプレフォーム用インサート
シートとインサート成形品の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、基材シート上に、少なくとも
絵柄層がインキによって形成されたプレフォーム用イン
サートシートと、型閉めされることによって所望の形状
の成形品を得ることができるキャビティを形成する一対
の射出成形金型とを用い、まず、所望の成形品の表面形
状に沿うようにインサートシートを加熱プレフォーム
し、インサートシートの絵柄層側に溶融樹脂が射出され
るようにインサートシートを射出成形金型内に装着し、
射出成形金型を型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射
出し、溶融樹脂の冷却固化後、インサート成形品を射出
成形金型より取り出す、いわゆるインサート成形法があ
る。
絵柄層がインキによって形成されたプレフォーム用イン
サートシートと、型閉めされることによって所望の形状
の成形品を得ることができるキャビティを形成する一対
の射出成形金型とを用い、まず、所望の成形品の表面形
状に沿うようにインサートシートを加熱プレフォーム
し、インサートシートの絵柄層側に溶融樹脂が射出され
るようにインサートシートを射出成形金型内に装着し、
射出成形金型を型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射
出し、溶融樹脂の冷却固化後、インサート成形品を射出
成形金型より取り出す、いわゆるインサート成形法があ
る。
【０００３】このインサート法に用いる従来のプレフォ
ーム用インサートシートとして、低硬度樹脂、たとえば
アクリルゴムなどからなる基材シート上に、絵柄層や接
着層を印刷インキによって形成したものがある。
ーム用インサートシートとして、低硬度樹脂、たとえば
アクリルゴムなどからなる基材シート上に、絵柄層や接
着層を印刷インキによって形成したものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】基材シートは、ロール
に巻き取られて使用されるために柔軟性を必要とするの
で、すべて低硬度樹脂からなるものである。しかし、低
硬度樹脂からなる基材シートは、柔らかくてすぐに傷が
ついてしまう。したがって、このような基材シートを用
いたインサートシートを用いてインサート成形して得ら
れる得られるインサート成形品も、表面硬度が低くて傷
が付きやすく、製品の装飾効果の耐久性がないものであ
った。
に巻き取られて使用されるために柔軟性を必要とするの
で、すべて低硬度樹脂からなるものである。しかし、低
硬度樹脂からなる基材シートは、柔らかくてすぐに傷が
ついてしまう。したがって、このような基材シートを用
いたインサートシートを用いてインサート成形して得ら
れる得られるインサート成形品も、表面硬度が低くて傷
が付きやすく、製品の装飾効果の耐久性がないものであ
った。
【０００５】なお、傷がつきにくい硬度を有する高硬度
樹脂、たとえばメチルメタアクリレート樹脂などを、イ
ンサートシートの基材シートとして用いることも考えら
れる。しかし、樹脂をシート状あるいはフィルム状、つ
まり数μｍから数百μｍの厚みの状態に成形するには、
加熱されて柔らかくなった樹脂をゆっくり引っ張ること
によって行うが、鉛筆硬度2H以上の高硬度樹脂は硬度が
高くて柔軟性がほとんどないため、引っ張りの力を吸収
することができずに割れてしまう。したがって、高硬度
樹脂においては、インサートシートの基材シートとする
こと自体が不可能であり、インサートシートの基材シー
トには高硬度樹脂を用いることは不可能であった。
樹脂、たとえばメチルメタアクリレート樹脂などを、イ
ンサートシートの基材シートとして用いることも考えら
れる。しかし、樹脂をシート状あるいはフィルム状、つ
まり数μｍから数百μｍの厚みの状態に成形するには、
加熱されて柔らかくなった樹脂をゆっくり引っ張ること
によって行うが、鉛筆硬度2H以上の高硬度樹脂は硬度が
高くて柔軟性がほとんどないため、引っ張りの力を吸収
することができずに割れてしまう。したがって、高硬度
樹脂においては、インサートシートの基材シートとする
こと自体が不可能であり、インサートシートの基材シー
トには高硬度樹脂を用いることは不可能であった。
【０００６】この発明の目的は、表面硬度の高いインサ
ート成形品を得るためのプレフォーム用インサートシー
トとインサート成形品の製造方法を提供することにあ
る。
ート成形品を得るためのプレフォーム用インサートシー
トとインサート成形品の製造方法を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のプレフォーム用インサートシートは、
所望の成形品の表面形状に沿うように加熱プレフォーム
されたインサートシートが射出成形金型内に装着され、
射出成形金型を型閉めすることによって形成されたキャ
ビティ内に溶融樹脂が射出され、溶融樹脂が冷却固化さ
れた後、インサート成形品を射出成形金型より取り出す
インサート成形法で使用されるプレフォーム用インサー
トシートにおいて、高硬度樹脂層と低硬度樹脂層との積
層体からなる基材シートの低硬度樹脂層上に、少なくと
も絵柄層が積層された構成である。
めに、この発明のプレフォーム用インサートシートは、
所望の成形品の表面形状に沿うように加熱プレフォーム
されたインサートシートが射出成形金型内に装着され、
射出成形金型を型閉めすることによって形成されたキャ
ビティ内に溶融樹脂が射出され、溶融樹脂が冷却固化さ
れた後、インサート成形品を射出成形金型より取り出す
インサート成形法で使用されるプレフォーム用インサー
トシートにおいて、高硬度樹脂層と低硬度樹脂層との積
層体からなる基材シートの低硬度樹脂層上に、少なくと
も絵柄層が積層された構成である。
【０００８】また、この発明のインサート成形品の製造
方法は、この発明のプレフォーム用インサートシート
と、型閉めされることによって所望の形状の成形品を得
ることができるキャビティを形成する一対の射出成形金
型とを用い、まず、所望の成形品の表面形状に沿うよう
にインサートシートを加熱プレフォームし、インサート
シートの絵柄層側に溶融樹脂が射出されるようにインサ
ートシートを射出成形金型内に装着し、射出成形金型を
型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂
の冷却固化後、インサート成形品を射出成形金型より取
り出す構成である。
方法は、この発明のプレフォーム用インサートシート
と、型閉めされることによって所望の形状の成形品を得
ることができるキャビティを形成する一対の射出成形金
型とを用い、まず、所望の成形品の表面形状に沿うよう
にインサートシートを加熱プレフォームし、インサート
シートの絵柄層側に溶融樹脂が射出されるようにインサ
ートシートを射出成形金型内に装着し、射出成形金型を
型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、溶融樹脂
の冷却固化後、インサート成形品を射出成形金型より取
り出す構成である。
【０００９】また、この発明のインサート成形品の製造
方法は、加熱プレフォームが、射出成形金型内で行われ
るように構成してもよい。
方法は、加熱プレフォームが、射出成形金型内で行われ
るように構成してもよい。
【００１０】以下、この発明を図面を参照しながら詳細
に説明する。この発明のインサートシート１は、高硬度
樹脂層１０と低硬度樹脂層１１とが積層されたものを基
材シートとし、低硬度樹脂層１１上に絵柄層１２、接着
層１３が順次形成されている（図１参照）。絵柄層１２
が接着性を有するときは、接着層１３は必要ない。絵柄
層１２、接着層１３は、印刷法や塗布法などによって形
成する。
に説明する。この発明のインサートシート１は、高硬度
樹脂層１０と低硬度樹脂層１１とが積層されたものを基
材シートとし、低硬度樹脂層１１上に絵柄層１２、接着
層１３が順次形成されている（図１参照）。絵柄層１２
が接着性を有するときは、接着層１３は必要ない。絵柄
層１２、接着層１３は、印刷法や塗布法などによって形
成する。
【００１１】高硬度樹脂層１０は、シート状あるいはフ
ィルム状に成形できない硬度を有する樹脂からなる。高
硬度樹脂層１０は、たとえば、メチルメタアクリレート
樹脂、など、鉛筆硬度H以上の樹脂を用いて、後述する
低硬度樹脂層１１とともに、共押し出し法によって形成
する。具体的には、低硬度樹脂層１１のフィルム状ある
いはシート状への成形と同時に、低硬度樹脂層１１の表
面に高硬度樹脂層１０をフィルム状あるいはシート状に
成形するとよい。
ィルム状に成形できない硬度を有する樹脂からなる。高
硬度樹脂層１０は、たとえば、メチルメタアクリレート
樹脂、など、鉛筆硬度H以上の樹脂を用いて、後述する
低硬度樹脂層１１とともに、共押し出し法によって形成
する。具体的には、低硬度樹脂層１１のフィルム状ある
いはシート状への成形と同時に、低硬度樹脂層１１の表
面に高硬度樹脂層１０をフィルム状あるいはシート状に
成形するとよい。
【００１２】低硬度樹脂層１１は、シート状あるいはフ
ィルム状に成形しやすいものである。低硬度樹脂は、ポ
リカーボネイト樹脂、アクリルゴム、スチレン樹脂、塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ナイロン樹脂、ＡＢＳ樹脂などがあり、一般に鉛筆
硬度は約HB以下である。
ィルム状に成形しやすいものである。低硬度樹脂は、ポ
リカーボネイト樹脂、アクリルゴム、スチレン樹脂、塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ナイロン樹脂、ＡＢＳ樹脂などがあり、一般に鉛筆
硬度は約HB以下である。
【００１３】つぎに、インサート成形品の製造方法を説
明する。
明する。
【００１４】まず、前記したプレフォーム用インサート
シート１と、型閉めされることによって所望の形状の成
形品を得ることができるキャビティ４０を形成する一対
の射出成形金型４とを用意する（図２参照）。
シート１と、型閉めされることによって所望の形状の成
形品を得ることができるキャビティ４０を形成する一対
の射出成形金型４とを用意する（図２参照）。
【００１５】射出成形金型４は、キャビティ４０を形成
する面に微小凹凸４１が形成されたものでもよい。微小
凹凸４１とは、彫刻などで射出成形金型表面に形成され
たシボに代表される凹凸のことである。
する面に微小凹凸４１が形成されたものでもよい。微小
凹凸４１とは、彫刻などで射出成形金型表面に形成され
たシボに代表される凹凸のことである。
【００１６】そして、所望の成形品の表面形状に沿うよ
うにプレフォーム用インサートシート１を加熱プレフォ
ームする。加熱プレフォームするには、凸部を有するコ
ア型と、凸部と嵌まり合う凹部を有するキャビティ型と
からなるプレス金型を用いた加熱プレス成形装置、ある
いは、加熱真空成形装置、加熱圧空成形装置など、通常
の樹脂シートを所望の立体形状に成形する加熱プレフォ
ーム手段を用いるとよい。キャビティ型の凹部は、後述
する所望の成形品を射出成形するための射出成形金型４
の凹部と全く同じ内面形状である。インサートシート１
のプレフォーム形状は、後述する射出成形金型の凹部の
内面形状に密着して合致する形状にする。加熱温度は、
インサートシート１の基材シートの材質にもよるが、15
0〜180℃が適当である。加熱プレフォームは、射出成形
金型４内で行ってもよい。
うにプレフォーム用インサートシート１を加熱プレフォ
ームする。加熱プレフォームするには、凸部を有するコ
ア型と、凸部と嵌まり合う凹部を有するキャビティ型と
からなるプレス金型を用いた加熱プレス成形装置、ある
いは、加熱真空成形装置、加熱圧空成形装置など、通常
の樹脂シートを所望の立体形状に成形する加熱プレフォ
ーム手段を用いるとよい。キャビティ型の凹部は、後述
する所望の成形品を射出成形するための射出成形金型４
の凹部と全く同じ内面形状である。インサートシート１
のプレフォーム形状は、後述する射出成形金型の凹部の
内面形状に密着して合致する形状にする。加熱温度は、
インサートシート１の基材シートの材質にもよるが、15
0〜180℃が適当である。加熱プレフォームは、射出成形
金型４内で行ってもよい。
【００１７】つぎに、必要により不要部分を切断除去す
る。インサートシート１の不要部分を切断除去するに
は、ナイフあるいは切断刃を有するプレス切断装置、一
方の金型の凸部の周縁と他方の金型の凹部の周縁とで断
裁をおこなう摺動切断金型、あるいは加熱切断装置、レ
ーザー切断装置など、通常の樹脂シートの切断手段を用
いるとよい。
る。インサートシート１の不要部分を切断除去するに
は、ナイフあるいは切断刃を有するプレス切断装置、一
方の金型の凸部の周縁と他方の金型の凹部の周縁とで断
裁をおこなう摺動切断金型、あるいは加熱切断装置、レ
ーザー切断装置など、通常の樹脂シートの切断手段を用
いるとよい。
【００１８】インサートシート１の加熱プレフォームと
切断除去とは、どちらを先に行ってもよい。あるいは切
断刃付きプレフォームプレス金型を用いることによっ
て、同時に行うこともできる。
切断除去とは、どちらを先に行ってもよい。あるいは切
断刃付きプレフォームプレス金型を用いることによっ
て、同時に行うこともできる。
【００１９】つぎに、インサートシート１を射出成形金
型４内に装着し（図３参照）、射出成形金型４を型閉め
し、キャビティ４０内に溶融樹脂５を射出する（図４参
照）。インサートシート１の絵柄層１３側に溶融樹脂５
が射出されるようにインサートシート１を射出成形金型
４内に装着する。
型４内に装着し（図３参照）、射出成形金型４を型閉め
し、キャビティ４０内に溶融樹脂５を射出する（図４参
照）。インサートシート１の絵柄層１３側に溶融樹脂５
が射出されるようにインサートシート１を射出成形金型
４内に装着する。
【００２０】溶融樹脂５としては、アクリロニトリルス
チレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂などがある。
チレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂などがある。
【００２１】射出成形金型４として微小凹凸４１を有す
るものを用いた場合、射出成形金型４の微小凹凸４１の
凹凸の高低差が小さいと、高硬度樹脂層１０のみが射出
成形金型４の微小凹凸４１に沿って熱変形する。微小凹
凸４１の凹凸の高低差が大きいと、高硬度樹脂層１０と
低硬度樹脂層１１とが射出成形金型４の微小凹凸４１に
沿って熱変形する。
るものを用いた場合、射出成形金型４の微小凹凸４１の
凹凸の高低差が小さいと、高硬度樹脂層１０のみが射出
成形金型４の微小凹凸４１に沿って熱変形する。微小凹
凸４１の凹凸の高低差が大きいと、高硬度樹脂層１０と
低硬度樹脂層１１とが射出成形金型４の微小凹凸４１に
沿って熱変形する。
【００２２】最後に、溶融樹脂の冷却固化後、射出成形
金型４の型開きを行い、成形品５０の表面がインサート
シート１で覆われたインサート成形品を射出成形金型４
より取り出す（図５参照）。
金型４の型開きを行い、成形品５０の表面がインサート
シート１で覆われたインサート成形品を射出成形金型４
より取り出す（図５参照）。
【００２３】
【作用】この発明のプレフォーム用インサートシート
は、高硬度樹脂層が低硬度樹脂層を覆っているので、得
られるインサート成形品は表面硬度が高いものとなる。
この発明のプレフォーム用インサートシートは、低硬度
樹脂層と高硬度樹脂層とを積層させて基材シートとした
ので、高硬度樹脂を基材シートとすることが可能であ
る。
は、高硬度樹脂層が低硬度樹脂層を覆っているので、得
られるインサート成形品は表面硬度が高いものとなる。
この発明のプレフォーム用インサートシートは、低硬度
樹脂層と高硬度樹脂層とを積層させて基材シートとした
ので、高硬度樹脂を基材シートとすることが可能であ
る。
【００２４】
【実施例】高硬度樹脂層として50μｍ厚で鉛筆硬度2Hの
メチルメタアクリレート樹脂フィルムと、低硬度樹脂層
として100μｍ厚で鉛筆硬度HBのポリカーボネート樹脂
フィルムとを、共押し出し法で積層して基材シートと
し、ポリカーボネート樹脂フィルムにシルクスクリーン
印刷によって絵柄層、接着層を形成しプレフォーム用イ
ンサートシートとした。このプレフォーム用インサート
シートを150〜180℃で吸引しながら加熱プレフォームし
た後、射出成形金型に装着し、アクリロニトリルスチレ
ンからなる溶融樹脂を射出して、インサート成形品を得
た。得られたインサート成形品も表面硬度の高く耐擦傷
性の強いものとなった。
メチルメタアクリレート樹脂フィルムと、低硬度樹脂層
として100μｍ厚で鉛筆硬度HBのポリカーボネート樹脂
フィルムとを、共押し出し法で積層して基材シートと
し、ポリカーボネート樹脂フィルムにシルクスクリーン
印刷によって絵柄層、接着層を形成しプレフォーム用イ
ンサートシートとした。このプレフォーム用インサート
シートを150〜180℃で吸引しながら加熱プレフォームし
た後、射出成形金型に装着し、アクリロニトリルスチレ
ンからなる溶融樹脂を射出して、インサート成形品を得
た。得られたインサート成形品も表面硬度の高く耐擦傷
性の強いものとなった。
【００２５】
【発明の効果】この発明のプレフォーム用インサートシ
ートは表面硬度が高いものとなり、このインサートシー
トを用いたインサート成形品の製造方法は、表面硬度が
高くて傷が付きにくく、製品の装飾効果の耐久性のある
ものが得られる。
ートは表面硬度が高いものとなり、このインサートシー
トを用いたインサート成形品の製造方法は、表面硬度が
高くて傷が付きにくく、製品の装飾効果の耐久性のある
ものが得られる。
【図１】 この発明のプレフォーム用インサートシート
の一実施例を示す断面図である。
の一実施例を示す断面図である。
【図２】 この発明のインサート成形品の製造方法の一
実施例の一工程を示す断面図である。
実施例の一工程を示す断面図である。
【図３】 この発明のインサート成形品の製造方法の一
実施例の一工程を示す断面図である。
実施例の一工程を示す断面図である。
【図４】 この発明のインサート成形品の製造方法の一
実施例の一工程を示す断面図である。
実施例の一工程を示す断面図である。
【図５】 この発明のインサート成形品の製造方法によ
って得られるインサート成形品を示す断面図である。
って得られるインサート成形品を示す断面図である。
１ プレフォーム用インサートシート １０ 高硬度樹脂層 １１ 低硬度樹脂層 １２ 絵柄層 １３ 接着層 ４ 射出成形金型 ４０ キャビティ ４１ 微小凹凸 ５ 溶融樹脂 ５０ 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−47632（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−137716（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−212107（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−114638（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−176530（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−111512（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−2000（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−80008（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−325215（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−201214（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−1537（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−293849（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−106562（ＪＰ，Ａ) 特公 昭48−4618（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84 B32B 27/00 - 27/42 G09F 3/04
Claims (3)
- 【請求項１】 所望の成形品の表面形状に沿うように加
熱プレフォームされたインサートシートが射出成形金型
内に装着され、射出成形金型を型閉めすることによって
形成されたキャビティ内に溶融樹脂が射出され、溶融樹
脂が冷却固化された後、インサート成形品を射出成形金
型より取り出すインサート成形法で使用されるプレフォ
ーム用インサートシートにおいて、高硬度樹脂層と低硬
度樹脂層との積層体からなる基材シートの低硬度樹脂層
上に、少なくとも絵柄層が積層されていることを特徴と
するプレフォーム用インサートシート。 - 【請求項２】 請求項１記載のプレフォーム用インサー
トシートと、型閉めされることによって所望の形状の成
形品を得ることができるキャビティを形成する一対の射
出成形金型とを用い、まず、所望の成形品の表面形状に
沿うようにインサートシートを加熱プレフォームし、イ
ンサートシートの絵柄層側に溶融樹脂が射出されるよう
にインサートシートを射出成形金型内に装着し、射出成
形金型を型閉めし、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、
溶融樹脂の冷却固化後、インサート成形品を射出成形金
型より取り出すことを特徴とするインサート成形品の製
造方法。 - 【請求項３】 加熱プレフォームが、射出成形金型内で
行われる請求項２記載のインサート成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34064193A JP3222300B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | プレフォーム用インサートシートとインサート成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34064193A JP3222300B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | プレフォーム用インサートシートとインサート成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07156197A JPH07156197A (ja) | 1995-06-20 |
| JP3222300B2 true JP3222300B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=18338923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34064193A Expired - Lifetime JP3222300B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | プレフォーム用インサートシートとインサート成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222300B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0009402D0 (en) * | 2000-04-18 | 2000-06-07 | Long Port Investments Ltd | Carpet gripper |
| JP4542667B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2010-09-15 | 日本写真印刷株式会社 | 光輝性加飾シートと光輝性加飾成形品の製造方法 |
| JP6128854B2 (ja) * | 2013-01-08 | 2017-05-17 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 空気圧成形品の製造法 |
| US10239297B2 (en) | 2013-10-11 | 2019-03-26 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Scratch-resistant polycarbonate resin laminate |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP34064193A patent/JP3222300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07156197A (ja) | 1995-06-20 |
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