JP2009078533A - 表皮材被覆樹脂製品の製造方法 - Google Patents

表皮材被覆樹脂製品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄膜状の表皮材を金型に確実に保持させ、表皮材の角部を曲げ形状にし、見栄えがよく、高品質の表皮材被覆樹脂製品の製造方法を提供すること。
【解決手段】所定形状にトリミングされた表皮材であるフィルム3を、端部を金型分割面より張り出した張出し端部を有するように第1金型1の金型面に位置決めをして接置させ、第1金型1に第2金型2をPL面Bを介して合わせ型締めする。第1金型と第2金型で構成されたキャビティに熱可塑性樹脂を射出する。熱可塑性樹脂が硬化した後、金型を開放して成形品を取り出すことで、表皮材被覆樹脂製品を製造できる製造方法である。表皮材は、厚さ0.05〜0.5mmのフィルムであるとよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子部品等に使用される表皮材被覆樹脂製品の製造方法に関する。更に詳しくは、見栄えがよく、高品質の表皮材被覆樹脂製品を製造できるようにした表皮材被覆樹脂製品の製造方法に関する。
合成樹脂製等で作られた表皮材で被覆した樹脂製品あるいは金属製品は、自動車の内装等の種々の製品分野に使用されている。この表皮材被覆製品は、例えば表皮材を透明なものとし内部の模様、図案、文字等を外部から見えるようにしたもの、あるいは表皮材をソフトな素材で作り柔軟な構成にし、手触り感をよくしたもの等、様々なものが使用目的に応じて開発提案されている。このような例は、自動車の内装部品に多く適用されている。例えば自動車のサンバイザーにおいては、構造部材の表面に表皮部材を接合した構成のものが知られており、しかもこの構成がヒンジ部を介して折り曲げのできるようになっているものである(例えば、特許文献1参照)。
ここで使用されている表皮材は主に樹脂体に被覆されるものであるが、合成繊維製の布より構成されており、外観を良くするためのものである。サンバイザーは日光を遮るために使用され、一般的な電子部品とは異なるものである。別な例として、発泡剤を含んだ樹脂の場合であるが、気泡の存在しない表面の層と、内部の発泡層とを有する2層構造の製造技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
気泡の存在しない表面層がいわゆる表皮材となるが、この製造技術も表皮材がヒンジをなして分割折り曲げ可能な平板形状を有するものである。このように特に自動車関連においては表皮材を構成する製品、技術については公知であり多用されている。このような自動車製品に使用される表皮材を含む製品は、金型により射出成形されるものであるが、この表皮材を金型に設置する際、表皮材にたるみの生じないようにする技術も提案されている。
一方、電子部品の例として、メモリーカードの筐体において、このメモリーカードのカバー表面に表皮材が被覆されたものは一般によく知られている。電子部品においては、表皮材はその特有な性質を有する部品として、薄膜状の部品の扱いが問題であり、その扱いに関わる技術が提案されている(例えば、特許文献3,4,5参照)。
例えば、金型に供給されたラベルをキャビティ内壁に接触させ配置させるため弾性変形可能な材料で、ラベル吸着面にラベル全体を吸着させる空気吸引孔を有しているフィンガーを利用した吸着方法も知られている。このようにラベル等の薄形状の部品の金型への設置技術は、後工程で樹脂の射出によって外皮としての機能を失わないように行われる技術である。
特開平9−20139号公報 特開2001−158032号公報 特公平8−13500号公報 特許第3661381号公報 特許第2688878号公報
以上説明したように、樹脂製品で表皮材を伴なう製造技術は公知である。しかし、実際に適用されている表皮材の肉厚は、比較的薄いものであり、特に電子部品等の場合はフィルムは薄いことが多い。これは金型内への正確なインサートの困難さに加え、薄いが故に射出圧により皺、癒着、変形等が発生し、射出成形上での問題点も多く抱えているからである。即ち、金型のキャビティ内に表皮材が所定どおり配置されたとしても、射出する際に薄形状部品であるが故に、その接置状態を維持し成形後に均等に接合されているかどうかは疑問であり、その点での確認のための有効な手立てはなされていない。
さらに、薄形状部品を表皮材として構成した場合に、角部は端材の形で残ることが多い。この端材は成形後の製品において部分的に凹凸状に張り出している。この状態で相対する相手部品と合わせると、その合わせ部分がスムースにならない不具合が生じる。このため従来は表皮材を有する射出成形品は端材を除去する目的で平坦にするための修正加工を施していた。
この加工は特に大量生産を行う場合に、非常にコストアップの要因になっている。本発明は、このような従来の技術背景のもとに開発されたものであり、次の目的を達成する。
本発明の目的は、薄膜状の表皮材を金型に確実に保持させるとともに、表皮材の角部を所定の形状にしてキャビティを構成し、このキャビティに射出を行うことにより、高品質で見栄えがよく、成形後に修正加工を施すことがない表皮材被覆樹脂製品の製造方法を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
即ち、本発明1の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、
所定形状にトリミングされた表皮材を、端部を金型分割面より張り出した張出し端部を有するように第1金型のキャビティ面に位置決めする工程と、位置決めされた前記表皮材を前記キャビティ面に接置させる工程と、前記第1金型に前記金型分割面を一致させて第2金型を型締めし、前記張出し端部を前記第2金型の前記キャビティ面に沿って挿入するとともに成形品のキャビティを形成する工程と、前記第2金型に設けられたゲートより熱可塑性樹脂を前記キャビティに射出し、前記表皮材と前記熱可塑性樹脂とを一体化する工程と、前記キャビティの熱可塑性樹脂が硬化した後、前記第1金型及び前記第2金型を開放して前記成形品を取り出し製品とする工程とからなる。
本発明2の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、
トリミングされた表皮材を、金型に挿入した際に金型分割面から張り出す張出し端部内の所定の位置で、所定の方向に先端を折り曲げ、折り曲げ形状にする工程と、折り曲げ形状にされた表皮材を、第1金型のキャビティ面に位置決めする工程と、位置決めされた前記表皮材を前記キャビティ面に接置させる工程と、前記第1金型に前記金型分割面を一致させて第2金型を型締めし成形品のキャビティを形成する工程と、前記第2金型に設けられたゲートより熱可塑性樹脂を前記キャビティに射出し、前記熱可塑性樹脂の流入により前記表皮材を前記第2金型に押圧させながら、前記熱可塑性樹脂と前記表皮材とを一体化する工程と、前記キャビティの熱可塑性樹脂が硬化した後、前記第1金型及び前記第2金型を開放して前記成形品を取り出し製品とする工程とからなる。
本発明3の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明1又は2において、前記表皮材は、厚さ0.05〜0.5mmのフィルムであることを特徴とする。
本発明4の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明1から3において、
前記位置決めする工程は、搬送装置により、前記表皮材を前記第1金型に搬送後、行う工程であることを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
本発明5の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明1から3において、
前記接置する工程は、前記表皮材を前記第1金型のキャビティ面に、真空圧により吸引させて接置する工程であることを特徴とする。
本発明6の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明1又は3において、
前記張出し端部の前記金型分割面からの長さは、前記成形品の肉厚より短く設定されていることを特徴とする。
本発明7の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明1又は3において、
前記第2金型の端部は、前記表皮材の前記張出し端部を所定の形状とするための凹部形状を構成していることを特徴とする。
本発明8の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明7において、
前記所定の形状は、前記成形品側にR形状を構成していることを特徴とする。
本発明9の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明1又は3において、
前記ゲートは、前記成形品の中央部近傍に設けられる主ゲートと、前記成形品の角部近傍に設けられた副ゲートとからなることを特徴とする。
本発明10の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明9において、
前記副ゲートの射出量は、前記主ゲートの射出量よりも相対的に少なくしていることを特徴とする。
本発明11の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明9において、
前記副ゲートは、前記主ゲートより所定の時間早く射出することを特徴とする。
本発明12の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明2又は3において、
前記折り曲げ形状にする工程の折り曲げ位置は、前記成形品になったときの裏側角部位置と前記張出し端部先端位置との間にあることを特徴とする。
本発明13の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明12において、
前記張出し端部は、前記成形品の端部が均等に角部を構成するトリミング形状になっていることを特徴とする。
本発明14の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、本発明12において、
前記張出し端部は、前記成形品の端部が均等にR部を構成するトリミング形状になっていることを特徴とする。
本発明の表皮材被覆樹脂製品の製造方法は、表皮材を成形品の角部に相当する箇所を、射出成形金型内で射出時の溶融熱、及び圧力により所定の曲げ形状に固着させる構成にできた。この結果、成形品の端部の相手合わせ面は平坦になり、かつ表皮材の角部は自然の丸みをおびる。このために成形後に修正加工を施すことなく製品化できるので、修正加工の必要性がなく、見栄えがよい表皮材被覆樹脂製品を製造できるようになった。即ち、高品質の表皮材被覆樹脂製品を安定して製造できるようになった。
表皮材被覆樹脂製品の厚さと表皮材の張出し端部の長さに関係なく、表皮材の被覆を容易に行うことができるようになった。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。本発明の理解を容易にするため、従来の構成を比較例として先に説明する。図6は従来の金型構成を示す断面図である。図6は上金型51と下金型52が型締めされ、表皮材53が接着された熱可塑性樹脂54の成形品形態を示している。上金型51と下金型52の分割面(パーティングライン:以下「PL面」と称す)はAで示される。
表皮材53は上金型51に図示しない真空吸着装置を備えた搬送装置で位置決め、取り付けが施されるが、表皮材53の端部55は必ずしもPL面Aに一致しているわけではない。その端部55は部分的に凹凸状態になっていて、段差の高さ方向がPL面Aより長いとキャビティ側にめくれ、逆にPL面より短いと表皮材53は部分的に浮き上がり、上金型51との間に空間が生じる。
従って、射出成形されたとき成形品は見栄えが良くなく、端面も不揃いで表皮材53が安定した状態の被覆構成にはなっていない。すなわち、品質のよくない成形品となってしまう。このため、図示していないが射出成形後に成形品を金型から取り出した後、成形品の端部を修正加工して表皮材53が成形品に均等に被覆している状態になるようにしていた。本発明はこのような従来の問題点を解消するものである。次に本発明の実施の形態について説明する。
〔実施の形態1〕
図1は本発明の実施の形態1の金型構成を示し、図6と同様に上金型1と下金型2によりPL面Bを合わせ型締めした状態を示している。上金型1は略従来と同じ構成であり、表皮材として薄膜のフィルム3を適用したもので説明を行う。このフィルム3は厚さ0.05〜0.5mmのものであり、PVC、ウレタンシート、軟質塩ビシート、ABS等から作られた単層、又は積層体からなるものである。このフィルム3の表面には、印刷等により木目等が印刷されているとよい。フィルム3は、図2及び3に示すように、張出し端部4をPL面Bから下方(図示上)に張り出し、キャビティ内壁面に貼り付け状態で取り付けられている。このフィルム3は薄膜状のものなので、切断、曲げ等の機械的な操作で処理するのは困難である。
従って、従来と同様な構成の真空装着装置を備えた搬送装置によって、射出成形金型への移動、取り付けが行われる。例えば、図7に示すように、複数の吸引孔5を有する真空吸着装置6により真空圧でフィルム3を吸着し、搬送装置(図示せず)による所定の移動工程に従い真空吸着装置6が移動し、上金型1のキャビティ内壁面に位置決めされる。位置決めされると上金型1に設けられた複数の吸引孔7による真空圧により、フィルム3はキャビティ内壁面に押圧され貼り付けられる。このとき同時に真空吸着装置6の吸引状態は解除され、その後、真空吸着装置6、搬送装置は上金型1から退避する。
フィルム3は図2に示すように上金型1に吸着保持されているが、その張出し端部4は上金型1のPL面Bより下方の外方に張り出している。図示していないがこの上金型1には、空気吸引装置が付随して設けられており、これは公知の手段であるので吸引に関する詳細な説明は省略する。空気吸引装置は、フィルム3は吸着する過程でカールしたり、皺が生じたりするので、均等に保持しなければならない。張出し端部4の金型のPL面Bより、長さLだけ張り出している。この長さLは、成形品10の肉厚寸法である厚さSより短い。即ち、寸法としては、S>Lの関係にある。
図4の断面図に示すようなフィルム3の張出し端部4の形状になると、フィルム3により角が丸くなり、外観を良くするために機械加工等の仕上加工が必要なくなり、かつ外からフィルム3の肉厚の側面である熱可塑性樹脂9が見えにくい。
一方、下金型2は、端部がPL面Bに対して溝状に凹み状態にある凹部8を形成されている。この凹部8の形状は、外側が側面と底面がR状に跨って形成されている。この凹部8は、前述したフィルム3の張出し端部4を挿入可能とするためのものである。射出成形金型が開いた図2の状態で示すように、フィルム3の張出し端部4は下金型2の凹部8に対向している。下金型2には成形品の母体をなす熱可塑性樹脂9の射出用のゲートが設けられている。
この熱可塑性樹脂9は、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ABS等の一般用樹脂、又はエンジニアリングプラスチック、或いは熱可塑性エラストマー等のように、一般に使用されるものは全て適用される。ゲートは、図1に示すように成形品10の中央部に位置する主ゲート11と、凹部8(図2参照)側に位置するサブ(副)ゲート12とから構成されている。このサブゲート12は図5に示すように、成形品10の角部に相当する位置に複数個設けられているとよい。本発明に関わる金型構成は以上のようになっている。
次に、フィルム3を被覆する成形品10の製造方法について説明する。前述のように成形品10が構成される前のフィルム3の取り付けられた金型構成は、図2に示すようになっている。この状態のフィルム3の張出し端部4は、上金型1のPL面Bより外方に張り出しているが、その張出し端部4はやや内側、即ちキャビティ側に寄っている。特に図5に示すような角部のフィルム3の張出し端部4は、強制的に絞られた状態にあり皺状になって構成されキャビティ側に寄せられている。
なお、この皺はフィルム3の材質によっては、射出成形時の熱可塑性樹脂9の溶融熱により塑性変形して皺がよることはないが、仮に皺が発生したとしても、フィルム3の表面の皮革等の絵柄によっては、自然な皺の外観を呈するのでむしろ好ましい。皺が必要ないときは、予めフィルム3のその角部に切込み、又は切断しておくと良い。
この状態で上金型1及び下金型2の相対動作で閉じ型締めすると、図1に示す状態となり、このときフィルム3の張出し端部4は下金型2の凹部8に挿入される。この凹部8に挿入された張出し端部4は、先端側が凹部8のR形状13の面に沿って変形して接置、例えばR形状に曲げられて接置される。次にこの状態で成形品10の母体をなす熱可塑性樹脂9を主ゲート11及びサブゲート12より射出させる。
フィルム3は薄い表皮材であり、成形状態は射出条件により左右される。射出された熱可塑性樹脂9の温度変化あるいは射出流速が大きいと、射出に伴なってフィルム3が変形し歪むおそれがある。特に表面の広いカバー等の成形品であると、フィルム3の表面積も大きくなり射出のとき歪むおそれが大となる。このため特定された主ゲート11のみであると、熱可塑性樹脂9の溶融樹脂は、主ゲート11から凹部8側に流れフィルム3面上を流れるとともに歪みが生じやすく、一部は伸びて曲げ形状部分がたるむようなことをおこすおそれがある。このようにして固化した成形品10は不良品となる。
本実施の形態1においては、サブゲート12をこのような位置に設け、主ゲート11と合わせ射出させ成形するようにした。サブゲート12からの射出量は主ゲート11からの射出量に比し少なくしている。即ち、角部のフィルム3に対して、射出と同時にその形態を安定化させるためである。主ゲート11からの射出された熱可塑性樹脂9が曲げ形状部に到達する前に、サブゲート12から射出される小量の熱可塑性樹脂9でフィルム3の皺状の張出し端部4を瞬時に押圧させる。続いて主ゲート11からの熱可塑性樹脂9でキャビティを充填させる。このようにすることで、フィルム3を上金型1のキャビティ内壁面に均等に射出溶融状態で押圧する。フィルム3と熱可塑性樹脂9とが一体化し成形品10が製造される。熱可塑性樹脂9が冷却し硬化した後、上金型1と下金型2とを開放し成形品10を取り出す。
図4は、金型より取り出された成形品10の部分断面図である。前述のように、特に角部のフィルム3は構造的に複雑に皺状に寄ってしまう形態である。従ってこの近傍位置にサブゲート12を設け、早めの射出によりフィルム3を上金型の内壁面に密着させると、フィルム3は軟化し均等に一体化接合されようになる。この角部のフィルム3は、予備加熱され引っ張り応力、伸び等を一瞬の間に調整する。
主ゲート11からの射出とサブゲート12からの射出は見かけ上瞬時に行われるが、その曲げ形状部に主ゲート11からの射出とサブゲート12からの射出に時間差を設けることで、曲げ形状部は早めに均等に軟化し、その後主ゲート11から射出される熱可塑性樹脂9で充填される。結果的に安定したR形状の曲げ形状部が形成された、即ち安定した成形品が得られることになる。
フィルム3の張り出した部分である張出し端部4はR形状をなして、熱可塑性樹脂9にR状に変形された状態で接着している。図2〜4に示すように、PL面A(図6参照)に相当する成形品10の曲げ形状部分は、PL面Bより下部に位置し、フィルム3の張出し端部4が全て平坦になっており、かつ角部は丸く形成される。従って、この成形品10を相手部品とカバー突合せを行っても、外見上は何ら不具合のない構成となる。即ち、この成形品10は後工程で修正加工することなく、そのまま製品とすることができるのである。
〔実施の形態2〕
本発明の実施の形態2を図8から図12にもとづき説明する。
実施の形態1では、S(成形品の肉厚寸法である厚さ)>L(張出し端部の長さ)の関係にある場合に好適な形態を説明した。
実施の形態2は、寸法、S=L又はS≒Lの関係にある場合に好適な形態である。
図8は、実施の形態2のフィルムを取り付けた上金型と下金型を型締めし後、射出した状態を説明するための金型構成の部分断面図、図11は、フィルムを取り付けた上金型と下金型を型締めする前の構成を示す金型構成の部分断面図、図12は、上金型と下金型を型締めした状態(射出前の状態)を説明するための金型構成を示す部分断面図である。図9は、この実施の形態2の製造方法で製造した成形品を示す部分断面図である。図10は、トリミングした後の折り曲げ位置等を示すフィルムの部分平面図である。
図8に、実施の形態2の金型構成を示している。すなわち、上金型101と下金型102によりPL面B1を合わせ型締めし、成形品109を成形した状態を示している。上金型101は従来と略同じ構成であり、表皮材として薄膜のフィルム103を適用したもので説明を行う。この実施の形態2の対象となる表皮材は、薄膜フィルムに限定されるものではなく、例えば、自然素材等の質感を有する表皮材で自動車部品、バッグ、壁の内装材等への適用が可能なものであってもよい。
このフィルム103は、例えば、厚さ0.05〜0.5mmのものであるとよい。フィルム103は張出し端部104を折り曲げ形状にして、キャビティ115(図12参照)の内壁面に上金型101に貼り付け状態で取り付けられている。このフィルム103は、予め所定形状にトリミングされている。このトリミングの形状は、成形品の形状に応じて変わることはいうまでもない。
図10に、四角形成形品に対するフィルム103のトリミング形状の例を示している。この実施の形態2では、四角形成形品の表面部から側方の端部への角度が90度となっている。従って、成形品10に被覆されるフィルム103は、この成形品110に沿った角度形状になっている。図10は、フィルム103の展開図であり、成形品に被覆する場合にフィルム103が重複しないように理論的にカットした形状を示すトリミング図である。
図8、9に示した表側角部a,裏側角部bは、図10に示した想像線a,bの位置に該当する。上金型101へ取り付けるときの張出し端部104の折り曲げ形状は、前述のとおり図10に示したものをベースにしているが、図11、12に示すフィルム103の張出し端部104の折り曲げ形状は、図10の想像線b(成形品になったときの裏側角部b位置)の位置と張出し端部104の先端位置との間の位置である中間位置cで折り曲げられた状態のものである。この折り曲げにより張出し端部104の先端は確実にキャビティ115内に位置決めされる。言い換えると、上金型101にフィルム103が位置決めされたとき、フィルム103の張出し端部104の折り曲げられた端部は、上金型101のPL面B1より所定量下方に位置するようになっている。
トリミング形状は、理論上、前述した説明のようになるが、実際は若干のよじれ等があり、成形品の被覆状態は必ずしも理論のとおりになるとは限らない。このため、ある程度の実施テストを繰り返し修正して最適な形状を定める必要がある。このフィルム103は薄膜の状態にあるので、機械的な操作で処理するのは困難である。
実施の形態2の場合も、従来と同様な構成の真空装着装置を備えた搬送装置によって取り付けが行われる。例えば、図7に示すように、複数の吸引孔5を有する真空吸着装置6により真空圧でフィルム103を吸着し、搬送装置が所定の工程に従い移動し、上金型101の金型内壁面に位置決めされる。位置決めされると上金型101に設けられた複数の吸引孔7による真空圧により、フィルム103は金型内壁面に吸着保持される。このとき同時に真空吸着装置6の吸引状態は解除され、真空吸着装置6、搬送装置(図示せず)は上金型101から退避する。
フィルム103は図11に示すように上金型101に吸着保持されているが、その張出し端部104は上金型101のPL面B1近傍に位置している。図示していないがこの上金型101には、真空発生装置等が付随して設けられているが、これは公知の手段であるので真空発生、吸引等に関する詳細説明は省略する。フィルム103は扱う過程でカールしたり皺が生じたりするので、均等に、保持しなければならない。この保持されるフィルム103は、前述のように、予めトリミングして折り曲げられた構成になっている。
フィルム103は、図10の中間位置cで折り曲げられた形状で上金型101に位置決めされる。従って、張出し端部104の先端は、折り曲げられた後内側に寄り、上金型101の外方へはみ出すことはない。一方、下金型102は、端部がPL面B1に対して成形品110の端部形状を構成する形で形成されている。射出前の状態である図11に示すように、フィルム103の張出し端部104は下金型102のPL面B1に対向している。下金型102には成形品110の母体をなす熱可塑性樹脂109の射出用のゲート111が設けられている。
この熱可塑性樹脂109は、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ABS等であり、あるいは熱可塑性エラストマーであってもよく、一般に使用されるものは全て適用可能である。ゲート111は、図11に示すように成形品110の中央、中央近傍の位置している。本実施の形態2の金型構成は以上のようになっている。
次にフィルム103が被覆された成形品110の製造方法について説明する。前述のように成形品110が構成されるため、フィルム103の取り付けられた金型構成は、図11のようになっている。この状態のフィルム103の張出し端部104は上金型101のPL面B1に位置しているが、その張出し端部104の先端は前述のように、内側、即ちゲート111側に寄っている。特に図10に示す例のような角部のフィルム103の張出し端部104は、カット部の突合せで結合する構成になっている。フィルム103は、トリミングにより所定形状に切断されており、且つ上金型101に位置決めされるときは、図10に示した中間位置cで折り曲げられた状態になっている。
この折り曲げられた状態のフィルム103を上金型101に位置決めし、この状態で上金型101及び下金型102の相対動作で閉じ型締めすると、図12に示す構成となる。すなわち、上金型101と下金型102とでキャビティ115が構成される。このときフィルム103の張出し端部104は、まず下金型102の面fと当接し持ち上げられるように変形しながら、張出し端部104の先端が下金型102の側面eと当接するようになる。次に、この状態で成形品110の母体をなす熱可塑性樹脂109をゲート111よりキャビティ115内に射出させる。熱可塑性樹脂109は、図12の矢印で示す流れとなり、フィルム103の端部104を上金型101及び下金型102に跨ってそのキャビティ115の内壁面に押し付ける。
フィルム103は薄い表皮材であり、成形状態は射出条件により左右される。熱可塑性樹脂の温度変化、あるいは、射出された熱可塑性樹脂の流速が大きいと、射出に伴なってフィルム103が変形し歪むおそれがある。特に、表面積の大きいカバー等の成形品であると、フィルム103の表面積も大きくなり射出のとき歪むおそれが大となる。このためゲート111は最適な位置に設定されなければならない。ゲート111からの熱可塑性樹脂109をキャビティ115に充填させることで、フィルム103を上金型101及び下金型102のキャビティ115内壁面に均等に射出溶融状態で押圧する。フィルム103と熱可塑性樹脂109とが一体化し、成形品110が製造される。熱可塑性樹脂109が冷却し硬化した後、上金型101と下金型102とを開放し成形品110を取り出す。
図9は、金型より取り出された成形品110の部分断面図である。表側角部、裏側角部等を有するフィルム103は、予備加熱され引っ張り応力、伸び等を一瞬の間に調整する。フィルム103の張出し端部104は熱可塑性樹脂109の圧力により折り曲げられた状態で一体化接合している。PL面B1の位置に相当する成形品110の折り曲げ部分は、成形品110の側方の端面から約90度の角度で折り曲げられた構成になっているので、フィルム103の張出し端部104が全て平坦になっている。
従って、この成形品110を相手部品とカバー突合せを行っても、又オーバーハングして相手部品と重ね合わせられても、外見上は何ら不具合のない構成となる。即ち、この成形品110は後工程で修正加工することなく、そのまま製品とすることができるのである。
この実施の形態2では、フィルムをあらかじめ中間位置cで折り曲げておくことで、好適な成形品(表皮材皮膜樹脂製品)を製造することができる。すなわち、簡素な金型構成で成形品(表皮材皮膜樹脂製品)を製造することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、前述した実施の形態では、表皮材としてフィルムを用いたが、このフィルムに限定されることはなく、人工皮革のような合成樹脂製のシート、天然皮革、合成繊維からなる織布、天然素材の織布等であっても良い。ただし、好ましくは、これらのフィルム、シート等の素材は、射出成形される素材である熱可塑性合成樹脂の素材と接合、又は固着性が高いものが好ましい。
図1は、本発明の実施の形態1のフィルムを取り付けた上金型と下金型を型締めした構成を示す金型構成の部分断面図である。 図2は、実施の形態1のフィルムを取り付けた上金型と下金型を型締めする前の構成を示す金型構成の部分断面図である。 図3は、実施の形態1の張出し端部の拡大図である。 図4は、実施の形態1の製造方法で製造した成形品を示す部分断面図である。 図5は、図1のX−X断面を示す角部の部分断面図である。 図6は、従来の金型構成を示す部分断面図である。 図7は、従来のフィルムを真空吸着により上金型へ取り付ける構成を示す部分断面図である。 図8は、実施の形態2のフィルムを取り付けた上金型と下金型を型締めし後、射出した状態を説明するための金型構成の部分断面図である。 図9は、実施の形態2の製造方法で製造した成形品を示す部分断面図である。 図10は、トリミングした後の折り曲げ位置を示すフィルムの部分平面図である。 図11は、実施の形態2のフィルムを取り付けた上金型と下金型を型締めする前の構成を示す金型構成の部分断面図である。 図12は、実施の形態2の上金型と下金型を型締めした状態を説明するための金型構成を示す部分断面図である。
符号の説明
1,101…上金型
2,102…下金型
3,103…フィルム
4,104…張出し端部
5…吸引孔
6…真空吸着装置
7…吸引孔
8…凹部
9,109…熱可塑性樹脂
10,110…成形品
11…主ゲート
12…サブゲート
13…R形状
111…ゲート
115…キャビティ

Claims (14)

  1. 所定形状にトリミングされた表皮材を、端部を金型分割面より張り出した張出し端部を有するように第1金型のキャビティ面に位置決めする工程と、
    位置決めされた前記表皮材を前記キャビティ面に接置させる工程と、
    前記第1金型に前記金型分割面を一致させて第2金型を型締めし、前記張出し端部を前記第2金型の前記キャビティ面に沿って挿入するとともに成形品のキャビティを形成する工程と、
    前記第2金型に設けられたゲートより熱可塑性樹脂を前記キャビティに射出し、前記表皮材と前記熱可塑性樹脂とを一体化する工程と、
    前記キャビティの熱可塑性樹脂が硬化した後、前記第1金型及び前記第2金型を開放して前記成形品を取り出し製品とする工程と
    からなる表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  2. トリミングされた表皮材を、金型に挿入した際に金型分割面から張り出す張出し端部内の所定の位置で、所定の方向に先端を折り曲げ、折り曲げ形状にする工程と、
    折り曲げ形状にされた表皮材を、第1金型のキャビティ面に位置決めする工程と、
    位置決めされた前記表皮材を前記キャビティ面に接置させる工程と、
    前記第1金型に前記金型分割面を一致させて第2金型を型締めし成形品のキャビティを形成する工程と、
    前記第2金型に設けられたゲートより熱可塑性樹脂を前記キャビティに射出し、前記熱可塑性樹脂の流入により前記表皮材を前記第2金型に押圧させながら、前記熱可塑性樹脂と前記表皮材とを一体化する工程と、
    前記キャビティの熱可塑性樹脂が硬化した後、前記第1金型及び前記第2金型を開放して前記成形品を取り出し製品とする工程と
    からなる表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記表皮材は、厚さ0.05〜0.5mmのフィルムである
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記位置決めする工程は、搬送装置により、前記表皮材を前記第1金型に搬送後、行う工程である
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記接置する工程は、前記表皮材を前記第1金型のキャビティ面に、真空圧により吸引させて接置する工程である
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  6. 請求項1又は3に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記張出し端部の前記金型分割面からの長さは、前記成形品の肉厚より短く設定されている
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  7. 請求項1又は3に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記第2金型の端部は、前記表皮材の前記張出し端部を所定の形状とするための凹部形状を構成している
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  8. 請求項7に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記所定の形状は、前記成形品側にR形状を構成している
    ことを特徴とする。
  9. 請求項1又は3に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記ゲートは、前記成形品の中央部近傍に設けられる主ゲートと、前記成形品の角部近傍に設けられた副ゲートとからなる
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  10. 請求項9に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記副ゲートの射出量は、前記主ゲートの射出量よりも相対的に少なくしている
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  11. 請求項9に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記副ゲートは、前記主ゲートより所定の時間早く射出する
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  12. 請求項2又は3に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記折り曲げ形状にする工程の折り曲げ位置は、前記成形品になったときの裏側角部位置と前記張出し端部先端位置との間にある
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  13. 請求項12に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記張出し端部は、前記成形品の端部が均等に角部を構成するトリミング形状になっている
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
  14. 請求項12に記載の表皮材被覆樹脂製品の製造方法において、
    前記張出し端部は、前記成形品の端部が均等にR部を構成するトリミング形状になっている
    ことを特徴とする表皮材被覆樹脂製品の製造方法。
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