JP2000153660A - シリアルプリンタの記録ずれ調整方法 - Google Patents

シリアルプリンタの記録ずれ調整方法

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JP2000153660A
JP2000153660A JP10329193A JP32919398A JP2000153660A JP 2000153660 A JP2000153660 A JP 2000153660A JP 10329193 A JP10329193 A JP 10329193A JP 32919398 A JP32919398 A JP 32919398A JP 2000153660 A JP2000153660 A JP 2000153660A
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    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ラインを同時に記録できる記録ヘッドを
記録紙の送り方向に直交させて走査し、記録を行うこと
で、記録紙の送り量のずれにより記録ずれを簡単な手法
にて調整する。 【解決手段】 複数ラインを記録する記録ヘッドを用い
て、1走査時に記録ヘッドの特定の記録部を用いて決め
られた形状の複数のパターンPaを所定の間隔で記録し
てなる第1のテストパターンP1と、第1のテストパタ
ーンP1の各パターンPaに対応させた形状で、一つの
パターンを基準パターンPbとし、この基準パターンに
相前後させて所定の量毎にずらた記録する記録パターン
Pb−n,Pb+nからなる第2のテストパターンと
を、記録紙Sの所定量の送りを交えて、記録紙S上に記
録する。第1及び第2のテストパターンP1,P2の記
録結果を、目視し第2のテストパターンP2の一つの基
準パターンを含む他の記録パターンの一つが、第1のテ
ストパターンP1に一致する位置を確認することでずれ
量を認識し、そのずれ量に応じて以後の記録紙送りを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、1走査において複
数ラインを同時に記録することができる記録ヘッドを記
録紙の送り方向と直交する方向に走査させることで、記
録を行うシリアルプリンタにかかり、特に記録ヘッドの
走査による先の行の記録と次の行の記録時の記録ずれを
なくすように調整してなる調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタは、例えば記録紙の送
り方向と直交する方向に記録ヘッドを走査させること
で、その走査による1本又は複数ラインを同時に記録紙
に記録しており、次のライン(次の行)に対応する記録
のために記録紙を同様に記録したラインに応じた量だけ
送るようにしている。この動作を多数回繰り返し行うこ
とで、先の行の記録と次の行の記録をつなぎ合わせて、
記録紙全体の1ページ分の記録を行うようにしている。
【0003】例えばシリアルプリンタとしては、多チャ
ンネルヘッドによって記録する高速インクジェットプリ
ンタ等が存在する。このインクジェットプリンタは、イ
ンクを画像データに応じて吐出させ、この吐出されたイ
ンク粒子(滴)を記録紙に到達させて、インク色に応じ
た再生画像を記録するようにしたものである。そのた
め、多チャンネルヘッドとは、多数のインクを1走査時
に吐出させるノズルを記録紙送り方向と同一方向に設け
て構成されており、上記記録紙の送り方向と直交する方
向に移動(走査)させることで、ノズルの個数分のライ
ンによる記録を同時に行うようにしている。
【0004】そのため、上記多チャンネルヘッドを1走
査させることで、記録紙を多チャンネルヘッドによる記
録ライン数に応じた量だけ送り、停止させた後、再度次
の走査を行い、これを繰り返し行うことになる。上記記
録紙の送り、つまり搬送は、記録紙をローラ等に挟持さ
せて搬送するようにしている。
【0005】ここで、記録紙を搬送する搬送ローラの径
が12.00mmの場合、120.01の場合におい
て、600dpiの記録密度(解像度)で、960個の
多チャンネルヘッドにて記録を行う場合、両者の用紙の
搬送量としは、1.5ドット分のずれ、つまり誤差が生
じる。特に、インクジェットプリンタ等において、記録
紙を送る搬送ローラ等は、決められた径で精度よく形成
することは非常に困難である。そのため、搬送ローラ等
を交換した時、予め決められた搬送量で、搬送ローラ等
を駆動制御した場合、上述したような僅かな径の違いに
より、送り量が大きく変化し、記録ずれは生じる。
【0006】例えば、図10(a)乃至(c)には、多
チャンネルヘッドによる2走査分における記録状態を示
すものであって、記録紙の搬送量が決められた量より多
い時には、(a)に示すように先の行の記録と次の行の
記録の間に白抜けが生じる。そして、記録紙の搬送量が
少ない時には(b)に示すように、2走査時の行の後端
と先端とが2重記録される濃い筋が生じる。そして、搬
送量が正常に行われていれば、(c)に示すように最初
の走査による記録と、次の走査による記録とが離間又は
重畳されることなく正常に記録される。
【0007】そこで、上述したような記録紙による搬送
量の違いによる記録不良を解消する方法、特に記録紙の
搬送量のずれを調整する方法として、例えば特開平8−
85242号公報に記載の技術が提案されている。これ
は、記録紙の搬送量を決定するために、標準パターンを
記録紙に記録し、その記録結果をイメージセンサを用い
て読取り、読取ったデータと装置が予め設定している記
録紙の搬送量のテーブルとを比較演算することによって
最適搬送量を算出している。そして、その算出結果に応
じて、今後の記録のための記録紙の送り制御を行うよう
にしている。
【0008】上述した公報記載の技術によれば、例えば
複数の走査において記録した結果が図10に示すような
状態において、その結果をイメージセンサで読取り、い
ずれの状態にあるかを判断する。例えば、図10(a)
の記録結果をイメージセンサにて読取れば、記録紙の送
り量が大過ぎると判断し、その量を少なくするように調
整制御することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記公
報記載の技術によれば、実際に記録紙に標準パターンを
記録し、その記録結果をイメージセンサで読取ること
で、実際の記録状態が、例えば図10(a),(b),
(c)の何れかを簡単に認識でき、その認識に基づい
て、記録紙の搬送量を制御できる。そのため、図10
(c)の記録状態で記録再生できるように制御できる。
【0010】この場合、シリアルプリンタにおいてマル
チヘッドを搭載し、走査させるためのキャリッジにイメ
ージセンサを別途設ける必要がある。そのため、記録紙
の搬送量を調整制御するための構成が複雑になり、かつ
シリアルプリンタのコストが大幅に高くなる。
【0011】しかも、キャリッジには上記イメージセン
サを含め記録紙を照明する光源等が合わせて搭載される
ため、キャリッジを走査させるための駆動負荷が増し、
駆動用モータの負担が大きくなる。これは、駆動モータ
として駆動トルク等の大きなものが必要となり、コスト
アップの要因になる。また、イメージセンサの引き出し
線、光源の引き出し線等、多くの引き出し線が必要とな
り、そのキャリッジを走査駆動するための構造を非常に
複雑になる。
【0012】さらに、上記公報記載の記録ずれの調整に
おいては、記録紙の送り量にて生じる記録ずれのみであ
り、記録ヘッドの記録タイミングによる走査方向での記
録ずれについては対処することはできない。
【0013】本発明は、上述の問題点、特にシリアルプ
リンタのコストアップを抑え、記録紙の送り量を簡単に
手法を用いて図10(c)のような記録結果を簡単に得
ることができる調整方法を提供することを目的としてい
る。
【0014】つまり本発明の目的は、イメージセンサ等
を用いることなく、簡単に標準のテイトパターンを記録
することで、その記録結果により簡単に記録ずれを簡単
に把握できるようにし、そのずれ量を入力することで記
録ずれの調整を行うようにした調整方法を提供する。
【0015】また、本発明は、記録紙の送り量のずれに
よる記録ずれだけでなく、記録ヘッドによる記録タイミ
ングのずれによる生じる記録ずれを簡単に認識し、その
調整を行うことができる方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、請求項1記載の発明は、複数ライン
を1度の走査による同時に記録する記録ヘッドを備え、
1走査による1行分の記録後に記録紙を1行分に応じた
量だけ送り、次の行の走査を行い、先の行と次の行とを
順次つないで所望の画像を再生記録してなるシリアルプ
リンタにおいて、一定間隔を隔てて記録され複数の線パ
ターンからなる第1のテストパターンと、上記第1のテ
ストパターンの各線パターンに対応させて決められた量
に応じてずさせて記録される複数の記録パターンからな
る第2のテストパターンとを、同一の記録紙に記録する
ために、上記記録紙に上記記録ヘッドを用いて第1又は
第2のテストパターンに記録し、この記録後に上記記録
紙を決められた量だけ送り、第2のテストパターン又は
第1のテストパターンの記録を行い、上記第1及び第2
のテストパターンの記録結果による第2のテストパター
ンによる一つの記録パターンが第1のテストパターンに
一致する位置をずれ量として入力し、入力されたずれに
応じて記録ずれによる調整制御を行うようにしたことを
特徴とする。
【0017】このような構成において、例えば図1に示
すように第1のテストパターンP1と第2のテストパタ
ーンP2とを記録紙Sの送りを交えて互いが重なるよう
に記録する。この時、図1(a)に示すように第2のテ
ストパターンP2の記録パターンPb−2が、第1のテ
ストパターンP1の線パターンPaの間に記録される。
この時、基準パターンPbが記録紙Sの送り量にずれが
ない場合において線パターンPaの間に記録されること
になる。しかし、記録紙Sの送り量のずれが生じていれ
ば、上記基準パターンPbが第1のテストパターンP1
に一致することなく、この基準パターンPbに相前後し
て記録される予め決められたずれ量にて記録される記録
パターンの一つが一致すれば、その位置でのずれ量が簡
単に認識できる。そのずれ量を入力することで、今後の
画像データの再生記録を行う時の記録紙Sの送り量を記
録ずれが生じることなく正確な送り制御を行える。
【0018】上述した構成を特徴とするシリアルプリン
タの記録ずれ調整方法において、請求項2記載の発明に
よれば、上記第2のテストパターンの各記録パターン
は、第1のテストパターンによる線パターンとのずれ量
をなくした一つの記録パターンを基準パターンに設定
し、この基準パターンに対して相前後する記録パターン
のずらせ量を順次変えて記録されるようにしたことを特
徴とする。例えば、第1及び第2のテストパターンP
1,P2は図1に示すようにそれぞれ線パターンからな
り、第1のテストパターンP1は決められた間隔(ピッ
チ)aで、一定幅b(a=2bの関係)で線パターンP
aを記録するもので、第2のテストパターンP2は第1
のテストパターンP1の各線パターンPaの非記録位置
に対応させるか、あるいは図4に示すように各線パター
ンPaに一致する位置に記録パターンPb−n〜Pb+
nを記録するものである。しかも、第1のテストパター
ンP2の各記録パターンは、例えば記録ドット間隔、つ
まり1ドット間隔で副走査方向、特に記録紙Sの送り方
向に順次ずれるようにして記録され、特に中心の記録パ
ターンPbを基準パターンとして設定し、この基準パタ
ーンPbに相前後する各記録パターンを順次決められた
ずれ量で記録するようにしている。
【0019】そのため、基準パターンPbが第1のテス
トパターンP1の線パターンPaに一致する状態で記録
紙Sの送り量を行い、その送り量にずれが生じた場合に
は、他の記録パターンの一つが第1のテストパターンP
1の線パターンPaの記録位置又は非記録位置に記録さ
れる。例えば、図1(a)においては記録パターンPb
−2が一致するため、記録紙Sの送り量のずれが2ドッ
ト分に対応することが簡単に目視できる。
【0020】また、上述した構成を特徴とするシリアル
プリンタの記録ずれ調整方法において、請求項3記載の
発明によれば、上記記録ずれの調整は、記録紙の送り量
のずれによる生じる記録ずれの調整であり、第2のテス
トパターンは第1のテストパターンの各線パターンの非
記録位置に対応させて記録パターンを記録するか、各線
パターンに一致させるようにした記録パターンを記録す
るものであって、少なくとも記録ドットの間隔で記録パ
ターンをずらせていることを特徴とする。これは、図1
(b)又は図4(b)に示す通りであり、第2のテスト
パターンP2の記録パターンPb−2が第1のテストパ
ターンP1の線パターンPaに一致することで、記録紙
の送り量が第1及び第2のテストパターン記録を行う時
の所定量の送りが、例えば2ドット分であることが簡単
に認識できる。そして、記録ヘッドを走査させて所定ラ
インによる1行分の記録を行う時の記録紙Sの送りの時
のずれ量を簡単に上述の認識結果が算出することでき
る。
【0021】また、上述した構成を特徴とするシリアル
プリンタの記録ずれ調整方法において、請求項4記載の
発明によれば、上記第2のテストパターンの各記録パタ
ーンは、基準パターンに対してそのずれ量の位置に合わ
せてそれぞれの記録パターンの形態が異なるように設定
すると、図4に示すように基準パターンPbからいずれ
の方向にどれだけずれたかを正確に、かつ間違いなく簡
単に認識することができる。
【0022】さらに、上述した構成を特徴とするシリア
ルプリンタの記録ずれ調整方法において、請求項5記載
の発明によれば、上記記録紙の送り量の調整は、記録紙
の送りの状態の違いに応じてそれぞれの状態での調整を
第1及び第2のテストパターンの記録によりそれぞれ行
うようにすることもできる。例えば図7に示すように、
記録紙Sは、記録ヘッド(8)に対応する記録位置へと
搬送ローラ(5)及び排紙ローラ(6)の協同により搬
送される。この時、記録紙Sは記録位置においてたわみ
が生じないようにするために、わずかに排紙ローラ
(6)の搬送速度を速くしている。したがって、図7
(a)のように搬送ローラ(5)のみで搬送する時に記
録を行う時の状態、(b)のように搬送ローラ(5)及
び排紙ローラ(6)にて搬送される時に記録を行う時の
状態、(c)のように排紙ローラ(6)のみの搬送にて
記録を行う状態、さらに(d)に示すように搬送ローラ
(5)及び排紙ローラ(6)の協同と共に所定量の記録
紙の送りを行うために排紙ローラ(6)のみにて搬送し
て記録を行う状態の4つの異なる状態が生じる。それぞ
れの状態での記録ずれを解消するためにも、そのぞれの
状態で第1及び第2のテストパターンP1,P2を記録
し、そのずれ量を把握して、搬送ローラ及び排紙ローラ
による送り量の制御を行うことができる。
【0023】また、上述した構成を特徴とするシリアル
プリンタの記録ずれ調整方法において、請求項6記載の
発明によれば、上記記録ずれの調整は、記録ヘッドによ
る記録タイミングのずれによる記録ずれの調整であり、
第1のテストパターンは複数の記録部を用いて走査方向
に所定間隔毎に記録される縦パターンからなり、第2の
テストパターンは第1のテストパターンの各縦パターン
につながるように基準パターンに相前後させて決められ
たタイミングをずらせて記録される縦記録パターンから
なることを特徴とする。これは、図8に示すように、第
1のテストパターンP1を記録ヘッドの決められた個数
の記録部で記録紙搬送方向に縦パターンPaを一点間
隔、特に期間t毎に記録する。そして第2のテストパタ
ーンP2については、基準パターンP0に対して上記期
間tより相前後して記録ヘッドの走査方向に対する記録
タイミングをずれせて、例えば短くするように記録パタ
ーンP0−n〜P0+nを記録する。この時、同様に記
録紙Sを所定量送り、第1又は第2のテストパターンP
1又はP2を記録することで、図8(b)のように記録
紙Sの送り方向に第1及び第2のテストパターンが揃う
位置を確認すれば、基準パターンP0からのずれ位置を
簡単に把握でき、記録ヘッドにより記録開始のタイミン
グのずれを簡単に調整できる。
【0024】さらに、上述した構成を特徴とするシリア
ルプリンタの記録ずれ調整方法において、請求項7記載
の発明によれば、上記記録ヘッドを往復走査する時にそ
れぞれでの記録を行い、その往動時と復動時の記録ずれ
の調整を行うようにすることもできる。つまり、図9に
示すように記録ヘッド(8)を往復走査(F及びR方向
の走査)において記録を行う時、インク滴を吐出させる
同一ポイントpに記録する時には、記録ヘッド(8)の
走査位置にずれが生じる。そのようなずれの調整におい
ても、図8に示す第1のテストパターン及び第2のテス
トパターンを記録紙の送りを交えて行うことで、記録す
ればそのずれ量を簡単に把握でき、例えば復動時に走査
においての記録開始位置を簡単に調整でき、図9におい
て同一ポイントpに記録を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
るシリアルプリンタにおける記録ずれを簡単な手法で認
識し、そのずれを解消し、良好なる記録を可能にしてな
る調整方法を説明する。
【0026】図1は、本発明による第1の実施形態にお
ける記録ずれ、特に記録紙の搬送量のずれによる記録ず
れをなくす調整方法の原理を説明するためのもので、本
発明における基準となるテストパターンの一例を示すも
のである。特に図1(a)は2種の本発明における第1
及び第2のテストパターンを示し、図1(b)は2種の
第1及び第2のテストパターンによる記録形態を、記録
紙の送りを交えて記録した状態を示している。また、図
2は、図1に示すテストパターンを記録するための記録
ヘッドとの関係を示す図である。さらに、図3は本発明
にかかるマルチヘッドによる記録ヘッドを備え、該記録
ヘッドを走査させて記録を行うシリアルプリンタの一例
を示す概略構成図であり、インクジェットプリンタを例
に示している。
【0027】本発明においては、以下にインクジェット
プリンタを例に説明するが、このよなプリンタに限るも
のではなく、1走査において複数ラインを同時に記録す
る記録ヘッドを備えるもの全て、例えばサーマルプリン
タ、ワイヤドットプリンタ等に利用できることは勿論で
ある。
【0028】まず、図3を参照して、本発明にかかるシ
リアルプリンタであるインクジェットプリンタを例にそ
の構造を説明する。
【0029】図3において、記録紙Sは、給紙トレイ1
上に載置され、その給紙トレイ1の給紙先端部分に対応
して配置されている半月形状の給紙ローラ2にて1枚給
紙される。給紙ローラ2は、1枚の記録紙を給紙するた
めに1回転駆動され、その弦の部分が、給紙トレイ1と
対向しており、1回転駆動により円弧部分で記録紙Sの
給紙を行うようにしている。
【0030】上記給紙トレイ1の給紙方向前方には、記
録紙Sを所望の位置へと送り込むための給送ローラ3が
配置されている。給送ローラ3は、上部が記録紙Sを送
る方向に回転駆動され、下部が記録紙Sを給紙トレイ1
側へと送り戻す方向に回転駆動される分離ローラとから
構成されている。したがって、給送ローラ3の位置にて
記録紙Sの1枚給紙を行うようにしている。
【0031】記録紙Sは、上記給送ローラ3を介して送
り出されることで、本発明にかかる記録ヘッドが位置す
る記録位置への案内される。その案内経路としては、反
転経路4を経て搬送ローラ5へと案内される。搬送ロー
ラ5は、例えば下のローラの駆動ローラであり、上部が
従動ローラにて構成されており、記録紙Sを一定速度で
搬送する。搬送ローラ5の記録紙Sの搬送方向下流側に
は、排紙ローラ6が設けられている。
【0032】この搬送ローラ5と排紙ローラ6との間
に、記録位置がくるように設けられている。この記録位
置には、記録紙Sの背面を支えるためのプラテン7が設
けられており、そのプラテン7に対向してインク滴を画
像データに応じて吐出する記録ヘッド8が設けられてい
る。記録ヘッド8は、例えば記録紙Sの送り方向に多数
の吐出ノズル(吐出口/オリフィス)が配列されてお
り、この配列方向と直交する方向に往復走査されるよう
に構成されている。そのため、記録ヘッド8は、図示し
ないキャリッジ等に搭載されており、該キャリッジは、
記録紙Sの送り方向と直交する方向に設けられた2本の
平行なスライド軸9に沿って走行駆動されるように構成
されている。
【0033】記録紙S上に画像データに応じた再生画像
が形成されると、該記録紙Sは、排紙ローラ6の作用に
より、プリンタ外部に突出して設けられている排紙トレ
イ10へと排出される。
【0034】記録紙Sへの記録は、給紙ローラ2の1回
転駆動により給紙され、給送ローラ3へと経て搬送ロー
ラ5へと送り込まれる。搬送ローラ5は、給送された記
録紙Sを一旦停止させ、記録紙Sの先端を搬送ローラ5
のニップ部にて揃えた後、記録ヘッド8による記録可能
な状態になった時に同期させて搬送を開始させる。そし
て、記録紙Sが搬送ローラ5を介して搬送され、決めら
れた量の搬送を行った後、上記記録ヘッド8がホームポ
ジションから記録方向に走査(往動)され、複数ライン
分の同時記録を行う。その記録後に記録紙Sは、1走査
による記録ライン分に応じた量だけ搬送ローラ5等を介
して搬送され、停止制御される。その間に記録ヘッド8
は元も走査開始位置(上記ホームポジション)へと復動
され、停止状態の記録紙8に対して次の走査を行い、次
の行の記録を行う。
【0035】上述したように記録紙8の決められ搬送量
と、記録ヘッド8の各走査を順次繰り返して行うこと
で、画像データに応じた1頁分の画像が記録紙8上に再
現記録される。1頁の画像が再現記録されると、記録紙
8は排紙ローラ6を介して排紙トレイ10へと排出処理
される。このようにして、記録紙8への再生記録が行わ
れる。
【0036】この記録動作において、記録ヘッド8が多
数回の走査により先の記録ラインの行と、次の記録ライ
ンとの行のつなぎが正常でなければ、図10(a)又は
(b)の記録結果となる。これは、記録紙Sを予め決め
られた量での送りを行うことで調整するようにしている
が、記録紙Sの材質の違いや、記録紙Sの厚さ等に応じ
て微妙に、その送り量が変化する。この変化は、搬送ロ
ーラ5の交換時の径の違い、経時変化によるスリップ等
の量の変化等により生じる。
【0037】これを解消するための記録紙Sの送り制御
にかかる本発明の調整方法を以下に詳細に説明する。
【0038】(第1の実施形態)本発明におていは、記
録紙Sの送り量を調整制御するために、記録紙Sに予め
決められテストパターンを記録する。そのテストパター
ンは、図1に示すように第1のテストパターンP1と、
第2のテストパターンP2であり、これを同一の記録紙
S上に記録し、記録紙S上で、互いのテストパターンの
重なる形態による記録ずれを容易に認識できるようにし
ている。
【0039】そこで、第1のテストパターンP1を先に
記録した後、記録紙Sを決められた量(長さ)の搬送を
行い、第2のテストパターンP2を記録する。その記録
結果の一例を、図1(b)に示している。
【0040】本発明の第1の実施形態において、図1
(a)に示す第1のテストパターンP1は、一定間隔
(ピッチ)aで、また所定幅(長さ)bで記録される複
数の線状パターンPaから構成されている。この第1の
テストパターンP1は、図2に示す記録ヘッド8の特定
の記録ノズルNaを用いて記録される。そのため、記録
ヘッド8を、記録紙Sに対して図に示す右方向に走査さ
れる途中で、所定のタイミングに合わせてインクの吐出
制御を行うことで記録する。上記間隔(ピッチ)aに対
して、幅bはa=2bの関係にしている。これは限定さ
れることなく、いずれかを多少大きくするよにしてもよ
い。
【0041】そして、第2のテストパターンP2は、第
1のテストパターンP2の線状パターンPaと同一形状
で同一ピッチaで、かつ同一幅bの記録パターンP群か
らなり、各記録パターンPにおいては1ドット間隔d毎
に記録紙搬送方向にずらせて記録するようにしている。
この第2のテストパターンP2を記録するために、図2
に示す記録ヘッド8の特定の記録ノズルNaから所定個
数(2以上)離れた記録ノズルNbを中心に、それに相
前後するようにして複数のノズルNb−nからNb+n
を利用して上述したような関係で記録する。この時の第
2のテストパターンP2の各記録パターンPは、第1の
テストパターンP1の線状パターンPaの非記録位置に
記録するように記録ヘッド8の走査方向にずらせて記録
できるように制御している。
【0042】図1(b)に示すように第2のテストパタ
ーンP2は、それぞれの記録パターンPb−n〜Pb+
nは、1ドット分に対応する記録紙送り方向にずれに対
応するよに記録されている。図1の例では、第2のテス
トパターンP2を形成する記録ヘッド8のノズルは、図
2に示すとおり記録ノズルNbを中心に前後で3個のノ
ズルを含む7個の連続するノズルを利用して記録し、記
録パターンPbが基準パターンに設定されている。そし
て、その基準パターンPbに対し、それに相前後させて
それぞれ1ドット送り量に対応させて記録パターンPが
記録されるようになっている。
【0043】そこで、本発明においては、まず第1のテ
ストパターンP1を形成するために、記録紙Sを搬送ロ
ーラ5を介して送り、記録できる状態に搬送して停止さ
せる。この状態で停止している記録紙Sに対して、図2
に示すように記録ヘッド8を矢印方向に走行させて、記
録ヘッド8の走行位置、つまりキャリッジの位置に応じ
て、記録ヘッド8のノズルNaを用いてインクの吐出制
御を行う。これにより、図1(a)に示すような第1の
テストパターンP1が記録される。
【0044】この第1のテストパターンP1の記録後
に、記録ヘッド8をホームポジションへと戻し、この間
に記録紙Sを所定量搬送して停止させる。この所定量と
しては、上記記録ヘッド8のノズルNaから記録ノズル
Nbまでに記録するドット数、つまりノズルの数に相当
した長さである。例えば、1ドット間隔を100μm
(単純にドット径を100μm)とし、ノズルNaから
記録ノズルNbまでのドット数を50とした場合、5m
m分の記録紙Sの送りを行う。
【0045】上記送りを終了した状態で、ホームポジシ
ョンに復帰している記録ヘッド8を再度矢印方向に走行
させて、第2のテストパターンP2を記録すべく、記録
ノズルNb−n〜Nb+nを用いて、順次記録パターン
Pb−n〜Pb+nの記録が行われる。
【0046】よって、図1(b)に示すように、第1の
テストパターンP1の各線状パターンPaの非記録位置
に対応して、第2のテストパターンP2の各記録パター
ンPb−n〜Pb+nが重なるようにて記録される。こ
の図1(b)に示す記録結果によれば、第2のテストパ
ターンP2によるパターンPb−2、つまり基準パター
ンPbより2個前の記録パターンが、第1のテストパタ
ーンP1による非記録部の位置に記録されている。
【0047】この場合、記録紙Sによる所定量の送りを
行った時に、その送り量のずれがなく、正確であれば、
基準パターンPbが、第1のテストパターンP1の線状
パターンPa間の非記録部に記録され、3つのパターン
が連続する結果になるはずである。しかし、図1(b)
に示すようなテストパターンによる記録結果になれば、
2ドット分に相当する記録紙Sの送り量のずれ(遅れ)
が生じており、図10(b)の記録状態に示す結果とな
る。
【0048】そのため、上述の例を考えれば、搬送ロー
ラ5による送り量としては、記録ヘッド8の全ノズル
数、例えば100個とした場合、基準ノズルNaから中
央ノズルNbまでのノズル数が50個の場合を考えれ
ば、1走査が完了し、記録紙Sを搬送した時のずれ量
は、全体で4ドット分以上のずれとして発生する。よっ
て、上記搬送ローラ5がステップモータ等にて駆動制御
されているとき、1ドットに相当する記録紙の送りを2
ステップにて行うような場合、4ドット分以上のずれを
解消すべく、8ステップ分以上を追加する送り調整を行
うようにすれあばよい。正確には、図6のフローチャー
トにおけるステップS7による演算を行えばよい。
【0049】また、図1において第1のテストパターン
P1を記録し、記録紙Sを所定量の搬送を行った後、第
2のテストパターンP2を記録した結果、基準パターン
Pbより右側の記録パターンPb+nが第1のテストパ
ターンP1に一致するような場合には、図10(a)の
ような結果であり、よって記録紙Sの送り過ぎであるた
め、ステップモータの駆動パルス数を減じるように調整
制御すればよい。そして、基準パターンPbが第1のテ
ストパターンP1に一致するように記録されれば、その
送り量が正確であり、以後のプリントにおいてはその送
り量をそのまま用いて送り制御を実行すればよい。
【0050】図1の例では、第1のテストパターンP1
に対して第2のテストパターンP2を第1のテストパタ
ーンP1の非印字位置に対応する領域に線状のパターン
を記録するようにしているが、図4に示すように第2の
テストパターンP2の記録パターンを、第1のテストパ
ターンP1の記録位置に対応(一致)して記録させるよ
うにしてもよい。この場合には、第1のテストパターン
P1の特定の線状パターンPaに、第2のテストパター
ンP2の一つの記録パターンが重なるようにして記録さ
れる結果となる。
【0051】なお、上述した実例では、第1のテストパ
ターンP1を先に記録し、記録紙Sを所定量送った後、
第2のテストパターンP2の記録を行うようにしてい
る。そのため、記録ヘッド8における基準ノズルNaと
しては、上流側を選択している。しかし、第2のテスト
パターンP2を先に記録し、記録紙Sの所定量の送りを
行った後、第1のテストパターンP1を記録するように
することもできる。そのため、記録ヘッド8の下流側
(記録紙Sの送り方向の下流側)に特定ノズルNaを設
定し、上流側にノズルNbを含む相前後する第2のテス
トパターンP2用のノズル群を設定すればよい。
【0052】また、第2のテストパターンP2において
は、第1のテストパターンP1を同様の線状パターンに
よる記録であるが、ノズルNbによる基準パターンPb
を特定することが面倒で、間違うようなことが懸念され
るような場合には、基準パターンPbのみを破線で記録
するようにしてもよい。あるいは、図4(a)に示すよ
うに基準パターンPbのみ線状で、他のパターンPb−
n〜Pb+n等については破線で記録するようにしても
よい。最も最適なパターンとしては、中央パターンPb
の前後する各パターンPb−1,Pb+1を2つの破線
で、Pb−2,Pb+2を3つの破線でといったよう
に、中央から離れるパターンの線の破線の数を多くする
ようにしておけば、中央から何ドット分ずれているかを
容易に認識できる。
【0053】このような形態を図4において実施する場
合、第1のテストパターンP1の一つに第2のテストパ
ターンP2の一つが重なっても、前後するパターンの記
録形態にて簡単に認識することができる。
【0054】以上説明したように、第1及び第2のテス
トパターンP1及びP2の記録により、ずれ量を調整す
る原理を説明したが、以下に実際にそのずれ量を調整す
るための方法を説明する。
【0055】(第1の実施形態による実施例)上述した
ように図1に示すような第1及び第2のテストパターン
P1,P2を記録し、記録紙Sの送り量のずれが簡単に
認識でき、その認識結果による送り量の補正を行う調整
制御についての一具体例を説明する。
【0056】インクジェットプリンタは、図3に示すよ
うの構成されており、そのプリンタ本体を制御する制御
回路構成を図5に示している。図5において、プリンタ
は、制御回路(CPU)11により、プログラムROM
12のプログラムに従って記録制御を実行する。また、
CPU11は記録のための制御情報等を記憶するRAM
13を有している。このRAM13には、入力されてく
る画像データを含めて記憶するようにしており、特に記
録ヘッド8が1走査される時の記録データ(1行デー
タ)の複数行分、あるいは1ページ分の記憶を行うこと
ができる。
【0057】上記CPU11には、記録(印刷)制御回
路14、キャリッジ駆動回路15、記録紙送り駆動回路
16が接続されており、それらを制御している。記録制
御回路14は、記録ヘッド8による各ノズルからのイン
クの吐出制御を行うものであって、RAM13に一旦記
憶されたデータに応じて吐出タイミング等の制御を、記
録ヘッド8の位置に対応させて実行する。そのため、ヘ
ッド駆動回路17を介して実行される。
【0058】また、キャリッジ駆動回路15は、記録紙
Sが正規の位置に搬送され、記録開始指令により記録ヘ
ッド8を搭載したキャリッジを主走査方向に走行駆動制
御する。そのために、駆動モータ18を駆動制御してお
り、キャリッジを走行させ、この走行により上記キャリ
ッジの位置、特に記録ヘッド8の位置が確認され、その
確認に応じて上述した記録制御回路14にてインクの吐
出タイミング制御が行われ、記録紙Sの所望位置にイン
クを吐出させて記録を行う。キャリッジの位置等におい
ては、駆動モータ18からのエンコーダより出力される
位置信号により走行位置を認識できる。
【0059】そして、記録紙送り駆動回路16は、キャ
リッジ駆動回路15によるキャリッジの主走査方向の終
了位置への走行完了に伴い、その信号を受けて記録紙S
の所定量送りために、駆動モータ19の駆動を制御す
る。つまり1行分記録に相当する長さ分の記録紙送りを
実行させる。駆動モータ19としては、例えばパスルモ
ータ等が利用され、所定のステップ数の駆動により決め
られた量の記録紙の送りを可能にしている。そして、そ
の駆動モータ19による駆動ステップ数は、CPU11
の制御に従って実行される。
【0060】以上の制御を順次実行させることで、記録
紙Sに1頁分の画像が再現される。このプリンタ、つま
り図3に示すような構成のプリントには、ホストコンピ
ュータとして、例えばパーソナルコンピュータ等の情報
入力手段が通信手段を介して接続されている。そのた
め、パーソナルコンピュータからの入力される画像デー
タをプリンタ側にて再生出力することができる。
【0061】パーソナルコンピュータは、周知の通信手
段を介してプリントと接続され、作成した画像のデータ
を一時記憶してなるメモリ21を備え、該メモリ21の
画像データ、例えば文書や図形、ブラフ、写真等の編
集、画像処理等を行い作成した画像データをプリンタ側
へと通信用インターフェイス22を介して転送する。ま
た、パーソナルコンピュータは、画像データをプリンタ
にて再生出力させるためのプリント条件、例えばプリン
タ制御情報等を画像データの転送に合わせて転送するよ
うにしている。
【0062】上記プリンタを制御するための制御情報と
しては、先に説明したように記録紙の送り量の情報等で
あり、その他に記録すべきデータをユーザの指定する記
録品位(印字品位)、例えば高品位記録、普通記録、ド
ラフト記録等を任意に選択し、その選択した情報、白黒
又はカラーの何れかを指示する情報、濃度指定の情報、
記録ヘッド8による往動時の記録又は往復移動時の記録
の指示情報等がある。このような情報は、ハードディス
ク23の所望の領域に記憶され、それが画像データと共
にプリンタ側へと転送される。
【0063】上記ハードディスク23には、上述したプ
リンタの各種情報を記憶する記憶領域24,25,26
・・・を有している。この記憶領域による情報は、ユー
ザ側でパーソナルコンピュータの表示画面に従って指
示、選択され、その指示、選択されたプリンタの制御情
報を記憶している。その情報の中に、本発明にかかる上
述した記録紙Sの送り制御、特に送り量の調整値(補正
値)も含まれる。
【0064】そして、プリンタ側へ、パーソナルコンピ
ュータから転送されてくる画像データをRAM13に記
憶させる一方、合わせて転送されてくるハードディスク
23の記憶領域24,25,26・・からの制御情報に
基づいて、RAM13への画像データの記録制御、キャ
リッジの走行制御、用紙送り量制御等をCPU11を介
してそれぞれの駆動回路が実行する。例えば、記録(印
刷)制御回路14を介して記録ヘッド8によるインクの
吐出制御を実行する。また、カラー画像の指示に従っ
て、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの記録ヘッ
ド8を用いて記録制御を実行する。
【0065】そこで、図6を参照して、本発明による記
録紙Sの送り調整及びその制御にかかる図5における制
御手順を説明する。
【0066】記録紙Sの送り調整を行い、図10(c)
に示す結果が得られる調整制御について説明すれば、ま
ず図1に示した第1及び第2のテストパターンP1,P
2を記録紙Sを搬送し、記録する。そこで、ステップS
1にて、記録紙Sの送り調整を行うための指示をパーソ
ナルコンピュータを介してユーザ、またサービスマンが
行う。この指示がプリンタ側に転送され、プリンタ側で
は調整モードとなり、記録紙Sを記録位置へと送り込む
制御実行する。
【0067】この時、プリンタドライバの記憶領域2
4,25,26・・のいずれか、例えば記録領域26よ
り、記録紙Sの調整のための送り量が合わせて転送され
る。そして、プリンタ側で、記録紙Sを記録ヘッド8に
て第1のテストパターンP1を記録できる位置に送り込
む。特にパーソナルコンピュータ側では、図6のステッ
プS1にて対応して図示したような表示がなされ、開始
指示を行えば上述した通り、プリンタ側での記録紙Sの
搬送が実行される。
【0068】そして、ステップS2に移り、第1のテス
トパターンP1の記録が実行される。この第1のテスト
パターンP1の記録終了後に、記録ヘッド8をホームポ
ジションに戻すと同時に、ステップS3にて上述したパ
ーソナルコンピュータから転送されてくる調整による決
められた記録紙Sの送り量の制御が実行される(S
3)。
【0069】次にステップS4に進み、記録ヘッド8を
走査し、第2のテストパターンP2の記録を実行する。
この第2のテストパターンP2の記録完了後に、記録紙
Sは排紙ローラ6を介して排紙トレイ10に排出され
る。排紙された記録紙Sに記録されたテストパターンP
1,P2をユーザが目視し、その目視した状態を入力す
る画面の表示をパーソナルコンピュータ側で行う。これ
は、出力完了の信号を通信回線(20,22)を介して
入力することで表示(S5)する。そこで、例えば図1
(b)に示すように第2のテストパターンP2によるパ
ターンPb−2がテストパターンP1の線状パターンP
aの間に記録される最も近い状態として入力(S6)す
る。
【0070】上記入力を受けパーソナルコンピュータ側
では、ステップS7の演算を行い、記録ヘッド8による
全チャンネルによる記録に応じた1行分に対応する記録
紙Sの送り量(調整値又は補正値)を求める。つまり、
駆動モータ19にて搬送ローラ5を介して搬送される記
録紙Sを1行分送るパルス数(Npf)を求め、それ
を、パーソナルコンピュータ側のハードデスク23の例
えば記録領域26に記憶保持する(S8)する。
【0071】上述した調整制御を完了ずれば、プリンタ
側では、パーソナルコンピュータからのプリント指令に
より上述して調整された記録紙Sの送り量を、画像デー
タと共に受信し、それに応じた記録制御を実行する。こ
れにより、図10(c)に示すように、先の行の記録と
次の行による記録ずれが解消され、良好なる記録を行え
る。
【0072】なお、上記ステップS7の記録紙Sの送り
量(Npf)は、記録ヘッド8の全チャンネル数、つま
りインクの吐出ノズルNの個数(Nch)と、第1のテ
ストパターンP1を記録する基準ノズルNaと第2のテ
ストパターンP2を記録する中央ノズルNb間に相当す
る記録紙Sを搬送した駆動モータ19の駆動量(駆動パ
ルス数/ステップ数npf)とを乗算し、その乗算値を
第1のテストパターンP1に一致する第2のテストパタ
ーンP2のパターン(例えばPb−2)に対応するノズ
ルNb−2の間のチャンネル数(ノズル数)で除算した
ものである。
【0073】以上は、パーソナルコンピュータによる記
録紙送り制御にかかる事例を説明した。このような具体
例に限らず、プリンタ側で上述した調整、その調整ため
の記録紙Sの送り量を記憶し、その記憶情報に基づいて
記録紙Sの送り制御を行うようにすることもできる。
【0074】そのため、図5に示すように、プリンタ側
において、表示部30及び入力部31を備えている。こ
のプリンタを用いて外部より通信用インターフェイス2
0を介して入力される画像データを記録する時に図10
(c)のような記録を行える記録紙Sの搬送量を調整制
御することができる。入力部31にて、プリンタを調整
モードに設定する。そのモード設定は、調整モード設定
キーを操作するようにする。これにより、プリンタによ
る調整モードが設定されたことを表示部30にて表示さ
せる。
【0075】そして、調整モードになれば、プリンタ側
では、記録紙Sを給紙ローラ2等を介して給送し搬送ロ
ーラ5を介して記録位置へと送り込む。この状態で、図
1に示した第1のテストパターンP1(又は第2のテス
トパターンP2)が記録され、所定量の記録紙Sの送り
を行った後、第2のテストパターンP2(第1のテスト
パターンP1)を記録する。この記録により、図1
(b)に示すような記録結果を得ることができる。
【0076】テストパターンが記録され排紙された記録
紙Sをユーザが目視し、第2のテストパターンP2のパ
ターンPbの記録状態が第1のテストパターンP1の各
線状パターンPaに対してどのような位置関係かを確認
する。この確認によりユーザが一致するパターン位置、
例えば図1の状態では基準パターンPbより2個前のパ
ターンPb−2が一致していることを、入力部31を介
して入力する。その結果は、図6にて説明したように、
ステップS7による式にて、1行記録に対応する記録紙
Sの送り量Npfを求める。この求めた送り量(調整
値)Npfは、RAM13に記憶保持される。
【0077】そして、プリンタをプリントモードに入力
部31にて設定すれば、プリント開始により上述したR
AM13に記憶された記憶内容に従って、プリンタによ
る記録紙Sの送り量制御が行われる。これにより、図1
0(c)に示す良好なる記録を行うことができる。
【0078】(第1の実施形態によるその他の形態)上
述の記録紙Sにおては、搬送ローラ5にて常に一定量の
搬送を行うこととしている。特に図3の構成によれば、
記録ヘッド8が走査される記録位置へと記録紙Sを搬送
するために、搬送ローラ5を設けている。この搬送ロー
ラ5等においては、記録紙の送りにおいてスリップ等が
生じることはない。しかし、記録後に記録紙Sを排紙す
る排紙ローラ6を介して搬送するようにしている。
【0079】そのため、図7に示すように、記録紙S
は、記録位置、特に記録ヘッド8と対向する記録位置へ
と搬送ローラ5を介して搬送されるが、記録位置に所定
量搬送されて停止させる時の形態として4種類が異なる
形態が考えられる。まず、図7(a)に示すように、搬
送ローラ5のみにて搬送される状態。図7(b)に示
す、排紙ローラ6と搬送ローラ5に記録紙Sが跨がり、
両者により搬送される状態。図7(c)に示すように、
記録紙S後端が搬送ローラ5を通過し、排紙ローラ6に
のみ搬送される状態。そして、図7(b)と同様に排紙
ローラ6と搬送ローラ5にて同時に搬送を行う場合、搬
送ローラ5の挟持位置から記録紙Sの後端までの距離b
が、記録ヘッド8の1走査時に記録できる1行分記録幅
(副走査方向の1行分の幅)aに対してa>bの関係と
なる状態である。
【0080】記録紙Sは、記録位置にてたるみが生じな
いように張架されるように搬送される。そのため、通常
は搬送ローラ5の搬送速度より排紙ローラ6の搬送速度
を多少早く設定している。なお、図7において排紙ロー
ラ6の上部の従動ローラは、星型形状のローラとなって
いる。これは、記録紙Sに付着したインクが乾燥されな
い時、ローラに付着しこれが再度記録紙Sに転写される
オフセットを解消するためで、記録紙Sの記録面との接
触位置を点で行うようにしている。そのため、インクが
速乾性のものでれば、ロール形状にて構成できる。
【0081】そこで、図7(a)の状態による記録紙S
の搬送量は、搬送ローラ5の搬送速度にて決定される。
また図7(c)における記録紙Sの搬送量は、排紙ロー
ラ6のみの搬送速度により決定される。さらに、図7
(b)は、搬送ローラ5及び排紙ローラ6のスリップ現
象によって決まる搬送量となる。この場合、排紙ローラ
6の搬送力と、給紙ローラの搬送力との差で左右され、
何れかのローラによるスリップによりその搬送量が決ま
ってくる。また、図7(d)においては、aの距離分の
搬送においては、図7(b)と同様となるが、それ以後
はa−bにおいては排紙ローラ6の搬送速度にて、全体
での搬送量が決まる。
【0082】そのため、上述した4種類の搬送状態にお
いても、搬送ローラ5等による搬送量の調整制御を行う
こともできる。つまり、上述した4種類での搬送状態を
確認するために、図1に示す第1及び第2のテストパタ
ーンP1,P2をそれぞれに記録し、それぞれの状態を
確認できる。この場合、記録紙Sの1枚に図7(a)〜
(d)の状態での記録を行う。この記録結果に応じて、
ずれ量を確認し、そのずれ量を入力すれば、図6のステ
ップS7の式にて図10(c)の正常な状態での記録が
可能となる記録紙Sの送り量Npfを求めることができ
る。
【0083】従って、1枚の記録紙Sに記録を行う時
に、上述した4種類の状態でのそれぞれの記録紙Sの送
り量による制御を行うことで、より正確な記録が可能と
なる。
【0084】(第2の実施形態)上述に説明した第1の
実施形態によれば、記録ヘッド8を走査させて1行分ず
つ記録を行い、1頁分の画像を再生記録させる時の記録
紙Sの送り量によるすれにて生じる記録ずれの調整制御
の形態である。
【0085】そこで、上述した記録ずれを無くすための
調整制御を行う時点としては、搬送ローラ5等を交換し
た時点、またプリンタの出荷時点、決められた回数の記
録を行った後の時点、さらにプリンタに電源投入した初
期時点で行うようにできる。この時、ユーザ側で第1及
び第2のテストパターンP1,P2の記録状態、特に記
録ずれ量を入力し、ずれが生じない記録紙Sの搬送量を
記憶し、これから画像データの記録に利用されるもので
ある。
【0086】これとは別に、記録ヘッド8、特にカラー
記録を行う場合、複数の記録ヘッド8を用いて記録を行
う必要がある。つまり、イエロー、マゼンタ、シアン、
さらにブラックとした複数の記録ヘッド8が、同一のキ
ャリッジ上に搭載されており、該キャリッジを走査させ
ることで、記録紙Sに所望の色のインクの吐出制御を行
うことで、カラー画像を再生できる。
【0087】そのため、記録ヘッド8においても、その
配置位置のバラツキによる記録ずれが生じる。つまり、
記録ヘッド8によるインクの吐出タイミングのずれによ
る記録ずれが生じる。そのずれ量を調整するためにも、
本発明の第1の実施形態において説明した第1及び第2
のテストパターンP1,P2のようなテストパターンを
記録することで調整制御を行う事例を以下に説明する。
つまり、この第2の実施形態においては、主走査方向に
よるずれ量を調整するためのものである。
【0088】図8(a)に示すように、カラー画像を形
成するためには、キャリッジには複数の異なる色の記録
ヘッド8a,8b・・が搭載されている。
【0089】そこで、本実施形態においては、記録ヘッ
ド8a,8bの走査方向(主走査方向)のずれを確認す
べく、隣接して搭載されている記録ヘッド8a,8bを
対象に行う事例を説明する。まず、記録ヘッド8aを用
いて第1のテストパターンP1を図8(b)に示すよう
に記録紙S上に記録する。この第1のテストパターンP
1は、記録ヘッド8aの特定ノズル、図8(a)におい
て●印しで示しているノズルを用いて記録する。この
時、キャリッジが1走査を行う時に、上記記録ヘッド8
aの特定ノズルを用いて、決められた間隔、例えば10
μsec毎にインクを吐出させて第1のテストパターン
P1を記録する。
【0090】上記第1のテストパターンP1は、図8
(b)にしめすように、所定間隔、つまり期間t毎に複
数の縦パタンPaから構成されている。この期間tとし
ては例えば10μsecとしている。そして、記録紙S
に左側より記録を開始し、最初の縦パターンPaを決め
られたタイミングで記録し、10μsecの間隔で順次
縦パターンPaを記録し、第1のテストパターンP1を
記録紙Sに記録する。
【0091】この第1のテストパターンP1を記録した
後、キャリッジを復帰させる動作に応じて、記録紙Sを
上述した記録ヘッド8aにて第1のテストパターンP1
を記録するノズルの間隔dに対応する量の送りを行う。
そして、隣接する記録ヘッド8bにて第2のテストパタ
ーンP2の記録を行う。この記録においては、先の第1
のテストパターンP1の記録位置に一致するタイミング
で記録を行うが、それに相前後させて1μsec毎に変
化させた状態で記録を行う。
【0092】例えば、第2のテストパターンP2におい
て、中心を基準パターンP0に設定しており、その基準
パターンP0に対してそれぞれ時間をずらせて記録パタ
ーンを記録するようにしている。そこで、上記基準パタ
ーンP0おいては、図8(a)に示すように隣接する記
録ヘッド8a,8bのインクヘッド間隔eを考慮し、第
1のテストパターンP1に対応する縦パターンPaと記
録紙の送り方向で一致する正規のタイミングで記録する
ようにしている。これに前後して、記録パターンP0−
1,P0+1については、t−1の期間で記録するよう
にしている。例えばt=10μsecとした時には、9
μsecと短い間隔で記録するようにしている。さら
に、P0−2,P0+2は、上記記録パターンP0−
1,P0+1に対して−1だけ短い間隔の記録タイミン
グで記録するようにしている。
【0093】ここで、第2のテストパターンP2におけ
る基準パターンP0が、正規の記録タイミングで記録
し、ずれがなければ、第1のテストパターンP1の一つ
に縦パターンPaに副走査方向(記録紙の送り方向)に
おいて一直線につながる。しかし、図8(b)の記録結
果においては、第2のテストパターンP1による記録パ
ターンP0−1が第1のテストパターンP1の一つの縦
パターンPaにつながっている。従って、記録ヘッド8
bによる記録開始のタイミングのみ1μsec遅めに吐
出させ、以後は決められた吐出タイミングで制御を行え
ば主走査方向での記録ずれが解消でき、複数ヘッドによ
り記録ずれが解消できる。
【0094】この場合において、当然第2のテストパタ
ーンP2を先に記録し、第1のテストパターンP1を記
録するようにしてもよいことは当然である。また、図8
の例では隣接する2組の記録ヘッド8a,8bによるず
れの調整を行うように説明したが、それ以上の記録ヘッ
ド8c,8d等においても、同様に第1及び第2のテス
トパターンP1,P2を記録することで調整できること
は勿論である。
【0095】(第2の実施形態における他の形態)上述
した第2の実施形態においては、特に記録ヘッド8を一
方向に走査(往動走査)する時にのみ記録を行う場合で
の、記録ヘッド間でのずれの調整について説明した。し
かし、記録ヘッド8においては、一方向への走査、つま
り往動時の記録のみでなく、復動時にも記録することが
可能である。このように往復移動において記録を行うこ
とで、記録速度を約2倍にできる。
【0096】ここで、記録ヘッド8を往復走査させる時
に、それぞれの走査で記録を行う場合、往動時と、復動
時とでシリアルプリンタとして特にインクジェットプリ
ンタにおいては、吐出されるインク滴の記録紙Sへの到
達位置が異なる。つまり、図9に示すように、記録ヘッ
ド8が往動(矢印F)時と、復動(矢印R)時におい
て、インク滴を同一ポイントpに吐出タイミング、特に
記録ヘッド8の位置が異なる。これは、記録ヘッド8の
移動することで、吐出されるインク滴は、記録ヘッド8
の移動方向へのベクトルが作用する。その結果、図9に
示すように往復走査において記録させる時に、同一ポイ
ントpにインク滴を到達付着させる吐出タイミング、つ
まり記録ヘッド8の位置等の調整を行う必要がある。
【0097】従来においては、事前に往復走査時に記録
を行う時に、図9に示すタイミング設定が予め行われて
いる。しかし、経時変化や、インク粘度の変化、記録ヘ
ッド8の交換等において、そのタイミングがずれること
が考えられる。その記録ずれを調整するために、第2の
実施形態において説明した第1及び第2のテストパター
ンP1,P2を記録することで、タイミングの調整を簡
単に行える。
【0098】そのため、記録ヘッド8による往復走査時
に記録を行う時の記録ずれの調整について説明する。ま
ず記録紙Sが記録位置に停止されれば、その状態で記録
ヘッド8を往動させて、第1のテストパターンP1を決
められたタイミング毎、つまり一定期間t毎に記録す
る。この記録は、図8(b)に示す通りである。そし
て、記録ヘッド8を一時停止させ、記録紙Sを所定量送
り停止させる。この所定量の送りは、先に説明した通り
であり、記録ヘッド8にて第1のテストパターンP1の
一つを記録する時の記録幅に応じた量である。
【0099】そして、上記記録紙Sの所定量の送りが完
了すれば、該記録紙Sを停止させ、記録ヘッド8を復動
させる。この時、予め決められた吐出タイミングを基準
にして、それに前後させて例えば1μsec毎にずられ
てインクの吐出制御を行い、第2のテストパターンP2
を図8(b)に示すように記録する。この時、基準パタ
ーンP0が、第1のテストパターンP1の一つに一致し
て記録紙の送り方向に一直線につながれば、復動時の吐
出タイミングについては、予め決められたタイミングで
吐出させればよい。
【0100】しかし、図8(b)に示すように、第2の
テストパターンP0−1が第1のテストパターンP1の
一つの縦パターンPaに一致し、一直線になれば、復動
時の吐出の開始タイミングを1μsecだけ速めにする
ようにし、それ以後は決まったタイミングに吐出制御さ
せれば、往復走査での記録においてずれが生じることな
く良好なる記録を行える。
【0101】この第2の実施形態においても、ユーザ側
で簡単に調整を行うことができる。つまり、図5に示す
制御回路構成において、パーソナルコンピュータを用い
る場合、いずれの調整、つまり記録ヘッド8による走査
方向におけるインクの吐出タイミングのずれによる記録
ずれの調整、あるいは記録紙Sの送り量のずれの調整を
行うかを選択し、プリンタをいずれかの調整モードに設
定する。該調整モードに応じて、インクの吐出タイミン
グの調整を行う場合、パーソナルコンピュータのハード
デスク23のプリンタの情報を記憶したドライバ24,
25,26・・から記録ヘッド8におけるインクの吐出
タイミングを含めてプリンタ側に送られる。
【0102】そして、プリンタ側では、記録紙Sを記録
位置に搬送し、所定のタイミングで図8(b)のように
第1のテストパターンP1を記録し、所定量の記録紙S
の送りを行い第2のテストパターンP2を決められたタ
イミングで記録する。記録された記録紙Sをユーザが目
視し、そのタイミング情報を入力することで、この後の
記録制御のために、所望のプリンタ情報の記憶領域2
4,25,・・のいずれかに記憶保持される。
【0103】また、プリンタ側での調整においては、上
述したように入力部31にて調整モードを選択指示すれ
ば、表示部30の調整モードの形態が表示される。そし
て、記録された第1及び第2のテストパターンP1,P
2の記録結果を目視し、入力部31を介して入力すれ
ば、その調整後の記録タイミングがRAM13に記憶保
持され、次回からの記録制御に利用される。
【0104】以上説明したように、本発明によれば、マ
ルチチャンネルによる記録ヘッドを用いて、1行分毎に
記録を行い、その1行分に応じた量の記録紙の送りを行
うようにして記録を行うシリアルプリンタにおいて、記
録ヘッドの走査方向の記録タイミングのずれ、あるいは
記録紙の送り方向でのずれを、記録紙に第1及び第2の
テストパターンP1,P2を記録し、ユーザ側で簡単に
目視できるようにした。その目視の結果を基に、記録ヘ
ッドによる記録タイミングの調整制御、あるいは記録紙
の送り量の調整制御を行うようにしている。
【0105】また、上記第1及び第2のテストパターン
は、単純なパターンの組み合わせによるもので、ずれ量
を簡単に認識できる。しかも、第2のテストパターンP
2によれば、正規の基準パターン(Pb又はP2−0)
に対して、前後に所定の量をずれせて記録させるように
したもので、これにより基準パターンからのずれ量を容
易に認識でき、その認識結果によるずれ量の調整制御を
簡単に行える。
【0106】
【発明の効果】本発明の記録位置の調整方法によれば、
記録紙に一定間隔毎に決まった複数のパターンからなる
第1のテストパターンと、この第1のテストパターンに
対応しておりその中の一つを基準パターンとし、この基
準パターンに対して記録ずれを認識するようにずれ量を
種々変えた第2のテストパターンとを記録紙の送りを交
えて順次記録し、第1及び第2のテストパターンの基準
パターンを含めた他のパターンの重なり具合によるずれ
量を認識し、その認識結果に応じたずれ量の調整を行う
ようにしたことで、ユーザ側でも簡単に記録ずれの調整
を行うことができ、記録ヘッドのそれぞれの走査におい
て、先の走査の記録に次の走査の記録を良好につなぎ合
わせて良好なる記録を行うことができる。
【0107】特に、記録紙の送り量をずれの調整するた
めに、第2のテストパターンのいずれかのパターンの重
なり状態を確認すればよく、また記録ヘッドの記録タイ
ミングの調整についても同様に第1及び第2のテストパ
ターンを記録することで行える。
【0108】また第2のテストパターンのずれ位置を示
すために、第2のテストパターンの基準パターンと異な
るパターンで記録するようにすれば、そのずれ位置の認
識が容易にかつ正確におこなえ、調整後の正確な記録が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシリアルプリンタによる記録紙
の送り量のずれにより生じる記録ずれを調整するための
第1及び第2のテストパターンの具体例を示すもので、
本発明の第1の実施形態による調整方法の原理を説明す
るための説明図である。
【図2】図1に示す第1及び第2のテストパターンを、
実際のシリアルプリンタの記録ヘッドにて記録する形態
の一例を説明するための説明図である。
【図3】本発明にかかるシリアルプリンタの一例とし
て、インクジェットプリンタの概略構成を示す構成図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態による第1及び第2の
テストパターンの他の具体例を示す図である。
【図5】本発明による記録ずれによる調整を行うための
制御回路構成を示すブロック図である。
【図6】図5による記録ずれによる調整制御のための制
御手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態における記録紙を記録
位置へと搬送する時の各種の異なる状態を説明するため
の図である。
【図8】本発明にかかるシリアルプリンタによる記録ヘ
ッドによる走査方向の記録ずれを調整するための第2の
実施形態を説明するためのもので、調整にかかる第1及
び第2のテストパターンの具体例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態において、記録ヘッド
の往復走査時に記録する時の記録ずれ状態を説明するた
めの図である。
【図10】本発明にかかる記録紙の送り量のずれにより
生じる記録ずれ状態を示すもので、(a)は送り量が多
く白抜け状態を示す図、(b)は送り量が少なくて黒筋
が記録される状態を示す図、(c)は送り量が正常で記
録ずれが生じない正常記録状態を示す図である。
【符号の説明】
5 搬送ローラ 6 排紙ローラ 8 記録ヘッド S 記録紙 N インク吐出用のノズル Na 第1のテストパターンを記録するノズル Nb 第2のテストパターンを記録するノズル P1 第1のテストパターン P2 第2のテストパターン Pa 第1のテストパターンの線状パターン Pb 第2のテストパターンの基準パターン Pb−n 基準パターンに対し所定のずれ状態での記録
パターン Pb+n 基準パターンに対し所定のずれ状態での記録
パターン 8a 第1の記録ヘッド 8b 第2の記録ヘッド P2−0 第2のテストパターンの基準パターン P2−n 基準パターンに対し所定のずれ状態での記録
パターン P2+n 基準パターンに対し所定のずれ状態での記録
パターン 11 CPU(制御回路) 13 RAM(調整量の記録用) 14 記録制御回路 15 キャリッジ駆動回路 16 記録紙の送り駆動回路 17 ヘッド駆動回路 19 搬送ローラの駆動モータ 23 ハードデスク 24・・ プリンタの制御情報の記録領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤川 雄飛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小山 和弥 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 梅谷 佳伸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 越智 教博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB15 AB17 AC07 AD01 AE02 GA02 GB07 GB20 GB43 GC06 2C061 AQ05 KK04 KK12 KK18 KK26 3F048 AA05 AB01 BA05 BB02 DA06 DC06 EB30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ラインを1度の走査による同時に記
    録する記録ヘッドを備え、1走査による1行分の記録後
    に記録紙を1行分に応じた量だけ送り、次の行の走査を
    行い、先の行と次の行とを順次つないで所望の画像を再
    生記録してなるシリアルプリンタにおいて、 一定間隔を隔てて記録され複数の線パターンからなる第
    1のテストパターンと、上記第1のテストパターンの各
    線パターンに対応させて決められた量に応じてずさせて
    記録される複数の記録パターンからなる第2のテストパ
    ターンとを、同一の記録紙に記録するために、 上記記録紙に上記記録ヘッドを用いて第1又は第2のテ
    ストパターンに記録し、この記録後に上記記録紙を決め
    られた量だけ送り、第2のテストパターン又は第1のテ
    ストパターンの記録を行い、 上記第1及び第2のテストパターンの記録結果による第
    2のテストパターンによる一つの記録パターンが第1の
    テストパターンに一致する位置をずれ量として入力し、 入力されたずれに応じて記録ずれによる調整制御を行う
    ようにしたことを特徴とするシリアルプリンタの記録ず
    れ調整方法。
  2. 【請求項2】 上記第2のテストパターンの各記録パタ
    ーンは、第1のテストパターンによる線パターンとのず
    れ量をなくした一つの記録パターンを基準パターンに設
    定し、この基準パターンに対して相前後する記録パター
    ンのずらせ量を順次変えて記録されるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載のシリアルプリンタの記録ずれ
    調整方法。
  3. 【請求項3】 上記記録ずれの調整は、記録紙の送り量
    のずれによる生じる記録ずれの調整であり、 第2のテストパターンは第1のテストパターンの各線パ
    ターンの非記録位置に対応させて記録パターンを記録す
    るか、各線パターンに一致させるようにした記録パター
    ンを記録するものであって、少なくとも記録ドットの間
    隔で記録パターンをずらせていることを特徴とする請求
    項2記載のシリアルプリンタの記録ずれ調整方法。
  4. 【請求項4】 上記第2のテストパターンの各記録パタ
    ーンは、基準パターンに対してそのずれ量の位置に合わ
    せてそれぞれの記録パターンの形態が異なるように設定
    されたことを特徴とする請求項3記載のシリアルプリン
    タの記録ずれ調整方法。
  5. 【請求項5】 上記記録紙の送り量の調整は、記録紙の
    送りの状態の違いに応じてそれぞれの状態での調整を第
    1及び第2のテストパターンの記録によりそれぞれ行う
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載のシリアルプ
    リンタの記録ずれ調整方法。
  6. 【請求項6】 上記記録ずれの調整は、記録ヘッドによ
    る記録タイミングのずれによる記録ずれの調整であり、 第1のテストパターンは複数の記録部を用いて走査方向
    に所定間隔毎に記録される縦パターンからなり、 第2のテストパターンは第1のテストパターンの各縦パ
    ターンにつながるように基準パターンに相前後させて決
    められたタイミングをずらせて記録される縦記録パター
    ンからなることを特徴とする請求項2記載のシリアルプ
    リンタの記録ずれ調整方法。
  7. 【請求項7】 上記記録ヘッドを往復走査する時にそれ
    ぞれでの記録を行い、その往動時と復動時の記録ずれの
    調整を行うようにしたことを特徴とする請求項6記載の
    シリアルプリンタの記録ずれ調整方法。
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