JP4103536B2 - 印刷装置 - Google Patents

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    • B41J3/543Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed with two or more sets of type or printing elements with multiple inkjet print heads

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に関する。特に、複数の印刷ヘッドと、該複数の印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材と、被印刷体を送るための送り機構と、を有し、前記移動部材を移動させながら前記複数の印刷ヘッドのうち所定の印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの出力装置として、数色のインクを印刷ヘッドから吐出し印刷用紙上にインクドットを形成するタイプのカラーインクジェットプリンタが普及している。また、最近では、複数の印刷ヘッドを用いて、ロール紙などの印刷用紙に印刷する比較的大型のカラーインクジェットプリンタも実現されている(例えば、特許文献1参照。)。このようなカラーインクジェットプリンタは、キャリッジを移動させながら印刷ヘッドからインクを吐出して、スマップローラが印刷用紙を送る送り量、を補正するためのドットを印刷用紙に形成する。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−158735号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
キャリッジを移動させて前記送り量を補正するためのドットを印刷用紙に形成する際には、キャリッジに振動が発生する。キャリッジには印刷ヘッドが設けられているため、当該振動は印刷ヘッドにも伝わる。
かかる状況で、印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り量を補正するためのドットを印刷用紙に形成すると、所望のドットが得られず、したがって、送り量の補正を適切に行うことができなくなる可能性がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送り量の補正を適切に行うことができる印刷装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、複数の印刷ヘッドと、該複数の印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材と、該移動部材に連結され、該移動部材を駆動させるための駆動部材と、被印刷体を送り方向へ送るための送り機構と、を有し、前記駆動部材により前記移動部材を移動させながら前記複数の印刷ヘッドのうち所定の印刷ヘッドからインクを吐出して第一テストパターンを前記被印刷体に形成し、前記送り機構が前記被印刷体を前記送り方向へ送ってから、前記駆動部材により前記移動部材を移動させながら前記所定の印刷ヘッドからインクを吐出して第二テストパターンを前記被印刷体に形成し、前記第一テストパターンと前記第二テストパターンの前記送り方向における距離に基づいて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するための補正値を求める印刷装置において、前記所定の印刷ヘッドは、前記複数の印刷ヘッドの中で前記移動部材と前記駆動部材の連結部に最も近い印刷ヘッド、であることを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。 複数の印刷ヘッドと、該複数の印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材と、被印刷体を送るための送り機構と、を有し、前記移動部材を移動させながら前記複数の印刷ヘッドのうち所定の印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成する印刷装置において、前記所定の印刷ヘッドは、前記複数の印刷ヘッドのうち、前記移動部材を移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッドであることを特徴とする印刷装置。
前記所定の印刷ヘッドは、前記複数の印刷ヘッドのうち、前記移動部材を移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッドであることにより、送り量の補正を適切に行うことができる
また、前記移動部材に連結され、前記移動部材を駆動させるための駆動部材を有し、前記所定の印刷ヘッドは、前記移動部材と前記駆動部材の連結部に最も近い印刷ヘッドであることとしてもよい。
このようにすれば、振動を最も受けにくい印刷ヘッドをより簡易に選別することが可能となる。
【0007】
また、前記移動部材を移動させながら前記複数の印刷ヘッドのうち所定の印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体の両端部に形成することとしてもよい。
このようにすれば、より正確な補正量を求めることが可能となり、したがって、より適切な補正を実施することができる。
【0008】
また、前記所定の印刷ヘッドに備えられた所定のノズルからインクを吐出して、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することとしてもよい。
このようにすれば、インクを吐出するノズルを変えることによる誤差を生じさせないというメリットが生じる。
【0009】
また、前記被印刷体を支持するための支持部材と、前記被印刷体を該支持部材方向へ吸引するための吸引手段と、該吸引手段により前記被印刷体を吸引する力を検出するための検出手段を有し、該検出手段の出力値に応じて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成するかどうかを決定することとしてもよい。
このようにすれば、適切なタイミングで、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することができる。
【0010】
また、該印刷装置の周囲の温度又は湿度の少なくともいずれか一方の値に応じて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成するかどうかを決定することとしてもよい。
このようにすれば、適切なタイミングで、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することができる。
【0011】
また、前記印刷装置に電力が供給された際に、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することとしてもよい。
このようにすれば、適切な補正の実施を担保することができる。
【0012】
また、前記印刷装置の印刷動作中に、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することとしてもよい。
このようにすれば、効率的に前記ドットを被印刷体に形成することができる。
【0013】
また、前記被印刷体が交換された際に、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することとしてもよい。 このようにすれば、適切な補正の実施を担保することが可能となる。
【0014】
また、前記被印刷体が交換されたどうかを検知するための検知手段を有し、該検知手段により、前記被印刷体が交換されたことが検知された際に、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することとしてもよい。
このようにすれば、簡易な方法で、被印刷体が交換されたかどうかを検知することができる。
【0015】
また、前記印刷装置の印刷モードが変更された際に、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成することとしてもよい。
このようにすれば、適切な補正の実施を担保することが可能となる。
【0016】
また、前記被印刷体に形成された前記ドットに基づいて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するための補正量を複数求め、求められた複数の該補正量の平均値に基づいて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正することとしてもよい。
このようにすれば、より正確な補正を実施することができることとなる。
【0017】
また、複数の印刷ヘッドと、該複数の印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材と、被印刷体を送るための送り機構と、を有し、前記移動部材を移動させながら前記複数の印刷ヘッドのうち所定の印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体の両端部に形成する印刷装置において、前記所定の印刷ヘッドは、前記複数の印刷ヘッドのうち、前記移動部材を移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッドであり、前記移動部材に連結され、前記移動部材を駆動させるための駆動部材を有し、前記所定の印刷ヘッドは、前記移動部材と前記駆動部材の連結部に最も近い印刷ヘッドであり、前記被印刷体を支持するための支持部材と、前記被印刷体を該支持部材方向へ吸引するための吸引手段と、該吸引手段により前記被印刷体を吸引する力を検出するための検出手段を有し、該検出手段の出力値に応じて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成するかどうかを決定し、前記印刷装置の周囲の温度又は湿度の少なくともいずれか一方の値に応じて、前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するためのドットを前記被印刷体に形成するかどうかを決定することを特徴とする印刷装置も実現可能である。
このようにすれば、既述の殆どの主要な効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
【0018】
===印刷装置の概略例===
図1及び図2は、印刷装置の一例としてのカラーインクジェットプリンタ20の概略を示す斜視図である。このカラープリンタ20は、例えばロール紙やJIS規格のA列0番用紙やB列0番用紙といった比較的大型の印刷用紙に対応しており、図1及び図2の例においては、当該カラープリンタ20にロール紙が備えられている。なお、図1に示すカラーインクジェットプリンタ20と、図2に示すカラーインクジェットプリンタ20とでは、後述するキャリッジの位置が異なっている。
【0019】
図1及び図2に示すカラーインクジェットプリンタ20は、紙送りモータ31と、紙送りモータ31で駆動され被印刷体としてのロール紙Pを紙送り方向(以下、副走査方向とも呼ぶ)へ送る送り機構の一例としてのスマップローラ24と、ロール紙Pをセット可能なロール紙ホルダ27と、ロール紙Pを前記スマップローラ24に押圧するための紙押さえローラ29と、ロール紙Pを支持可能な支持部材の一例としてのプラテン26と、多数のノズルを備えた印刷ヘッド36と、複数の印刷ヘッド36を備え主走査方向に移動可能な移動部材の一例としてのキャリッジ28と、キャリッジモータ30と、キャリッジモータ30によって動かされ、かつ、キャリッジ28に所定の連結部37にて連結され、キャリッジ28を駆動させるための駆動部材の一例としての牽引ベルト32と、キャリッジ28を案内するためのガイドレール34と、キャリッジ28に設けられ、印刷ヘッド36からインクが吐出されることによりロール紙Pに形成されたドットを撮像するためのCCDカメラ40と、カラーインクジェットプリンタ20の周囲の温度を計るための温度計202と、カラーインクジェットプリンタ20の周囲の湿度を計るための湿度計204と、を備えている。
【0020】
ロール紙Pは、ロール紙ホルダ27にセットされる。ロール紙Pは、紙押さえローラ29によりスマップローラ24に押圧され、スマップローラ24が回転することでプラテン26の表面上を紙送り方向へ送られる。キャリッジ28は、牽引ベルト32により駆動されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動する。そして、ロール紙Pを紙送り方向に送りつつ、キャリッジ28を主走査方向に移動させて、キャリッジ28に備えられた複数の印刷ヘッド36からインクを吐出して印刷を行う。
【0021】
また、プラテン26は、図3に示すように、その上面に多数の吸引孔302を有すると共に、その内部に当該吸引孔302に連なるチャンバ304を備えている。図3は、プラテン26と後述する吸引機構16を表す概念図である。多数の吸引孔302は、プラテン26の上面淵部に沿って環状に設けられており、これらの多数の吸引孔302はチャンバ304を介して吸引手段の一例としての吸引機構16に連通している。また、チャンバ304は、その中に検出手段の一例としての圧力センサ306を有しており、チャンバ304内の圧力を検出する。
【0022】
吸引機構16は、チャンバ304内のエアーを吸引してこれを負圧にする吸引ブロワ310と、吸引ブロワ310とチャンバ304とを接続するホース308と、ホース308に介設した切替バルブ312と、を有している。切替バルブ312は、大気開放口を有する電磁三方弁で構成されている。
【0023】
吸引ブロワ310を駆動すると、チャンバ304内の圧力が下がり、プラテン26に支持されたロール紙Pは、多数の吸引孔302を介して吸引される。また、この状態で切替バルブ312を切り替えることで、チャンバ304内に、大気を開放させることができる。
【0024】
すなわち、吸引ブロワ310と切替バルブ312を制御することにより、チャンバ内を適切な圧力に設定して、ロール紙Pを吸引させる。このことにより、ロール紙Pに撓みを生じさせず、ロール紙Pを平坦な状態に維持させることが可能となる。
【0025】
なお、上記においては、多数の吸引孔302は、プラテン26の上面淵部に沿って環状に設けられていることとしたが、プラテン26の全面に、例えば等間隔で設けられていることとしてもよい。このような場合には、ロール紙Pが適切に吸着され、コックリング等が発生しにくくなるというメリットが生じる。
【0026】
===印刷ヘッドの構成===
次に、前記印刷ヘッド36の構成について、図4を用いて説明する。図4は、印刷ヘッド36を説明するための説明図である。
印刷ヘッド36は、図4に示すとおり、副走査方向に沿った一直線上にそれぞれ配列されたブラックノズル列、シアンノズル列、ライトシアンノズル列、マゼンタノズル列、ライトマゼンタノズル列、イエローノズル列と、を有している。
【0027】
ブラックノズル列は、180個のノズル#1〜#180を有している。ブラックノズル列のノズル#1、・・・、#180は、副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・Dで配置されている。ここで、Dは副走査方向のドットピッチであり、kは整数である。副走査方向のドットピッチDは、主走査ライン(ラスタライン)のピッチとも等しい。以下では、ノズルピッチk・Dを表す整数kを、単に「ノズルピッチk」と呼ぶ。図4の例では、ノズルピッチkは4ドットである。但し、ノズルピッチkは、任意の整数に設定することができる。
【0028】
また、上述した事項は、シアンノズル列、ライトシアンノズル列、マゼンタノズル列、ライトマゼンタノズル列、イエローノズル列についても、同様である。すなわち、各ノズル列は、180個のノズル#1〜#180を有し、副走査方向に沿って一定のノズルピッチk・Dで配置されている。
【0029】
そして、印刷時には、キャリッジ28とともに印刷ヘッド36が主走査方向に一定速度で移動している間に、各ノズルからインク滴が吐出される。但し、印刷方式によっては、すべてのノズルが常に使用されるとは限らず、一部のノズルのみが使用される場合もある。
【0030】
なお、図4においては、各列のインク色は、図面左側から、ブラックノズル列、シアンノズル列、ライトシアンノズル列、マゼンタノズル列、ライトマゼンタノズル列、イエローノズル列としたが、これに限定されるものではなく、各列のインク色は、他の並び順で並んでいてもよい。
【0031】
===印刷システムの全体構成例===
次に印刷システムの全体構成例について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、前述したカラーインクジェットプリンタ20を備えた印刷システムの構成を示すブロック図である。図6は、画像処理部38の構成を示すブロック図である。
【0032】
この印刷システムは、コンピュータ90と、印刷装置の一例としてのカラーインクジェットプリンタ20と、を備えている。なお、カラーインクジェットプリンタ20とコンピュータ90とを含む印刷システムは、広義の「印刷装置」と呼ぶこともできる。また、図示はしないが、上記コンピュータ90、上記カラーインクジェットプリンタ20、CRT21や液晶表示装置等の表示装置、キーボードやマウス等の入力装置、フレキシブルドライブ装置やCD−ROMドライブ装置等のドライブ装置等から、印刷システムが構築されている。
【0033】
コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91が組み込まれており、画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ91を介してCRT21に画像を表示している。
【0034】
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、カラーインクジェットプリンタ20に設けられた画像処理部38が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これを印刷データPDに変換する。図6に示すように、画像処理部38の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100と、UIプリンタインターフェースモジュール102と、ラスタデータ格納部103と、色変換ルックアップテーブルLUTと、補正用テストパターン供給モジュール104と、バッファメモリ50と、イメージバッファ52が備えられている。
【0035】
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95で形成されたカラー画像データの解像度を、印刷解像度に変換する役割を果たす。こうして解像度変換された画像データは、まだRGBの3つの色成分からなる画像情報である。色変換モジュール98は、色変換ルックアップテーブルLUTを参照しつつ、各画素毎に、RGB画像データを、カラーインクジェットプリンタ20が利用可能な複数のインク色の多階調データに変換する。
【0036】
色変換された多階調データは、例えば256階調の階調値を有している。ハーフトーンモジュール99は、いわゆるハーフトーン処理を実行してハーフトーン画像データを生成する。このハーフトーン画像データは、ラスタライザ100により所望のデータ順に並べ替えられ、最終的な印刷データPDとして、各種コマンドCOMと共にラスタデータ格納部103に対して出力される。
【0037】
また、補正用テストパターン供給モジュール104は、スマップローラ24がロール紙Pを送る送り量、を補正するためのドットをロール紙Pに形成する動作を実行する際に用いられる印刷データPDをバッファメモリ50に対して出力する機能を有する。当該印刷データPDは、各主走査時のドットの形成状態を示すラスタデータと、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
【0038】
一方、コンピュータ90に備えられたユーザインターフェース表示モジュール101は、印刷に関係する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示する機能と、それらのウィンドウ内におけるユーザの入力を受け取る機能とを有している。例えば、ユーザは、印刷用紙の種類、サイズ、ドット記録モード等をユーザインターフェース表示モジュール101に指示することが可能である。
【0039】
また、UIプリンタインターフェースモジュール102は、ユーザインターフェース表示モジュール101とカラーインクジェットプリンタ20間のインターフェースを取る機能を有している。ユーザがユーザインターフェースにより指示した命令を解釈して、バッファメモリ50等へ各種コマンドCOMを送信したり、逆に、バッファメモリ50等から受信したコマンドCOMを解釈して、ユーザインターフェースへ各種表示を行ったりする。例えば、ユーザインターフェース表示モジュール101により受け取られた印刷用紙の種類、サイズ等に係る前記指示は、UIプリンタインターフェースモジュール102へ送られ、UIプリンタインターフェースモジュール102は、指示された命令を解釈してバッファメモリ50へコマンドCOMを送信する。
【0040】
また、UIプリンタインタフェースモジュール102は、印刷モード設定部としての機能も有する。すなわち、UIプリンタインタフェースモジュール102は、ユーザインターフェース表示モジュール101により受け取られたドット記録モードに係る情報と、ラスタライザ100から出力された印刷データPDの情報に基づいて、印刷モードを決定する。
【0041】
より具体的には、ドット記録モードとして、高画質モードと高速モードとが用意され、ユーザがそのどちらかを選択する。例えば、高画質モードとは、いわゆるオーバーラップ方式を用いてドットを記録するモードであり、高速モードとは、当該方式を用いないでドットを記録するモードである。そして、UIプリンタインタフェースモジュール102は、選択されたドット記録モードと印刷データPDに備えられた解像度の情報とから、印刷モードを決定する。そして、UIプリンタインタフェースモジュール102は、決定された印刷モードに応じて、印刷に使用するノズルに係る情報と副走査送り量を示すデータに係る情報をラスタデータ格納部103へ出力する。
【0042】
ラスタデータ格納部103は、最終的な印刷データPDを、各種コマンドCOMと共にバッファメモリ50に対して出力する。印刷データPDは、各主走査時のドットの形成状態を示すラスタデータと、印刷に使用するノズルに係る情報と、副走査送り量を示すデータと、を含んでいる。
【0043】
ラスタデータ格納部103や補正用テストパターン供給モジュール104により出力された印刷データPDや各種コマンドCOM、及び、UIプリンタインターフェースモジュール102により出力されたコマンドCOMは、一旦、バッファメモリ50に蓄えられる。カラーインクジェットプリンタ20は、これらを、バッファメモリ50により受信した後に、イメージバッファ52又はシステムコントローラ54へ送信する。イメージバッファ52には、バッファメモリ50で受信された複数の色成分の印刷データPDが格納される。
【0044】
カラーインクジェットプリンタ20は、前述した画像処理部38の他に、カラーインクジェットプリンタ20全体の動作を制御するシステムコントローラ54と、メインメモリ56と、EEPROM58とを備えている。システムコントローラ54には、さらに、キャリッジモータ30を駆動する主走査駆動回路61と、紙送りモータ31を駆動する副走査駆動回路62と、印刷ヘッド36を制御するヘッド制御回路63と、前述したCCDカメラ40により撮像された像を処理する撮像処理部42と、前述した圧力センサ306と、当該圧力センサ306の出力値に応じて前述した吸引機構16を制御する圧力制御回路314と、前述した温度センサ312と、前述した湿度センサ314と、が接続されている。
【0045】
カラーインクジェットプリンタ20内では、システムコントローラ54が、バッファメモリ50から印刷データの中から必要な情報を読み取り、これに基づいて、主走査駆動回路61、副走査駆動回路62、ヘッド制御回路63等に対して制御信号を送る。また、ヘッド制御回路63は、システムコントローラ54からの制御信号に従って、イメージバッファ52から各色成分の印刷データを読出し、これに応じて印刷ヘッド36に設けられた各色のノズルを駆動する。
【0046】
また、システムコントローラ54は、圧力制御回路314により、吸引ブロワ310と切替バルブ312の制御を圧力センサ306の出力値に応じて行う。このことにより、チャンバ内の圧力は所望の圧力に維持され、ロール紙Pの適切な吸引が実現される。
【0047】
===印刷システムの動作===
次に、上述した印刷システムの動作について、図7を用いて説明する。図7は印刷システムの動作を示す遷移図である。
先ず最初に、ユーザは印刷システムに電力を供給するために、コンピュータ90とカラーインクジェットプリンタ20の電源をONする(ステップS2)。 かかる電力供給が印刷システムに成された後に、カラーインクジェットプリンタ20は、ロール紙Pへの画像の印刷に先だって、スマップローラ24がロール紙Pを送る送り量を補正するためのドットをロール紙Pに形成する動作を実行する(ステップS4)。そして、カラーインクジェットプリンタ20は、ロール紙Pに形成されたドットの集合である補正用テストパターンに基づいて、ロール紙Pを送る送り量、を補正するための補正量を求める動作を実行する(ステップS6)。以下、このステップS4及びステップS6に係る動作を補正量取得動作とも呼ぶ。
【0048】
図8及び図9を用いてステップS4の動作について説明する。図8は、キャリッジ28を移動させる際に発生する振動の様子を表した概念図である。図9は、補正用テストパターンの一例を示した概念図である。
【0049】
先ず、カラーインクジェットプリンタ20は、前述した電源ONの指令を受けて、補正用テストパターン供給モジュール104から補正用テストパターンに係る印刷データPDを、各種コマンドCOMと共にバッファメモリ50に送信する。画像処理部38は、印刷データPDを、バッファメモリ50により受信した後に、イメージバッファ52へ送信する。
【0050】
また、画像処理部38は、上述したコマンドCOMを、バッファメモリ50により受信した後に、システムコントローラ54へ送信する。システムコントローラ54は、画像処理部38内のバッファメモリ50から受け取った情報に基づいて、主走査駆動回路61、副走査駆動回路62、及び、ヘッド制御回路63に対して制御信号を送る。
【0051】
また、ヘッド制御回路63は、システムコントローラ54からの制御信号に従って、画像処理部38内のイメージバッファ52から印刷データPDを読み出す。そして、ヘッド制御回路63は、当該読み出されたデータに応じて、印刷ヘッド36を制御する。
【0052】
そして、前記副走査駆動回路62により紙送りモータ31を制御してロール紙Pを送りつつ、前記主走査駆動回路61によりキャリッジモータ30を制御してキャリッジ28を主走査方向に移動させて、ヘッド制御回路63により制御された印刷ヘッド36からインクを吐出して、ロール紙Pを送る送り量を補正するためのドットをロール紙Pに形成する。
【0053】
なお、この際に、カラーインクジェットプリンタ20に備えられた複数の印刷ヘッド36のうち、キャリッジ28を移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッド36を、前記ドットをロール紙Pに形成する際に使用する印刷ヘッド36として使用する。
【0054】
本実施の形態において、このような印刷ヘッドは、キャリッジ28と牽引ベルト32の連結部37に最も近い印刷ヘッドである。図8を用いて説明する。
図8において、キャリッジ37は、ガイドレール34に案内されて、主走査方向(図中、白矢印で示す)に移動する。この際に、キャリッジ37には、図中黒矢印で示した方向の振動が発生する。また、キャリッジ37が牽引ベルト32により駆動されることから、図に示すとおり、主走査方向に対して垂直な方向へ前記連結部37から遠ざかる位置ほど、当該振動は大きくなる。
【0055】
したがって、本例においては、図1又は図2に示すように、印刷ヘッド36cが、上記条件に合致した印刷ヘッドとなり、当該印刷ヘッド36cからインクを吐出して、ロール紙Pを送る送り量を補正するためのドットをロール紙Pに形成する。なお、図8においては、図を解りやすくするために、印刷ヘッド36の記述を省略している。
【0056】
上述したとおり、カラーインクジェットプリンタ20は、ロール紙Pを送りつつ、キャリッジ28を主走査方向に移動させて印刷ヘッド36からインクを吐出して、ロール紙Pを送る送り量を補正するためのドットをロール紙Pに形成する。そして、ロール紙P上に形成されたドットの集合は、補正用のテストパターンとしての機能を果たす。形成された当該ドットの一例を図9に示す。図9においては、ロール紙Pの両端部に補正用のテストパターンとして四つの横線L1、L2、L3、L4が示されているが、これらは、主走査方向に並んだドットの集合により構成されている。
【0057】
ここで、これらの横線L1、L2、L3、L4を形成する手順について説明する。先ず、キャリッジ28を主走査方向に移動させながら、印刷ヘッド36の所定のノズルからインクを吐出して横線L1が形成される。そして、キャリッジ28が所定位置に到達した際に、インクの吐出が一旦止められる。インクの吐出を止めた状態でキャリッジ28を主走査方向にさらに移動させ、キャリッジ28が所定位置に到達した際に、インクの吐出が再開され横線L2が形成される。
【0058】
横線L2の形成後、ロール紙Pが、送り量yだけ紙送り方向に送られる。そして、キャリッジ28を主走査方向に移動させながら、横線L1及びL2を形成した前記ノズルからインクを吐出して横線L3が形成される。そして、キャリッジ28が所定位置に到達した際に、インクの吐出が一旦止められる。インクの吐出を止めた状態でキャリッジ28を主走査方向にさらに移動させ、キャリッジ28が所定位置に到達した際にインクの吐出が再開される。そして、横線L4が形成される。
次に、カラーインクジェットプリンタ20は、ロール紙Pに形成された補正用テストパターンに基づいて、スマップローラ24がロール紙Pを送る送り量を補正するための補正量を求める動作を実行する(ステップS6)。
【0059】
以下、かかる動作について説明する。先ず、カラーインクジェットプリンタ20は、キャリッジ28を主走査方向に移動させて、CCDカメラ20により前述した横線L1、横線L3の双方を撮像可能な位置にキャリッジ28を位置決めする。そして、CCDカメラ20により、横線L1、横線L3の双方が撮像される。引き続いて、カラーインクジェットプリンタ20は、キャリッジ28を主走査方向に移動させて、CCDカメラ20により前述した横線L2、横線L4の双方を撮像可能な位置にキャリッジ28を位置決めし、横線L2、横線L4の双方が撮像される。
【0060】
このようにして撮像された二つの像は、撮像処理部42に送られ、それぞれの像に対し画像処理が行われる。そして、かかる画像処理の結果、横線L1と横線L3間の距離が、送り量Y1として、また、横線L2と横線L4間の距離が、送り量Y2として、求められる。
【0061】
求められた送り量Y1及びY2に係る情報は、システムコントローラ34に送られる。そして、システムコントローラ34は、Y1とY2の平均値Yを算出し、当該平均値Yから前述した送り量yを減算することにより、スマップローラ24がロール紙Pを送る送り量を補正するための補正量C(C=Y−y)を得る。そして、当該補正量は、カラーインクジェットプリンタ20のEEPROM58内に設定される。
【0062】
なお、上述した補正量取得動作と平行して、又は、当該動作の開始前若しくは終了後に、システムコントローラ54は、圧力センサ306、温度センサ312、湿度センサ314から、それぞれ、チャンバ304内の圧力、カラーインクジェットプリンタ20の周囲の温度、湿度に係るデータを取得する。取得されたこれらのデータは、前記補正量と共に、カラーインクジェットプリンタ20のEEPROM58内に設定される。
【0063】
上記ステップS4及びステップS6に係る補正量取得動作の終了後、カラーインクジェットプリンタ20は待機状態に入る(ステップS8)。本実施形態において、待機状態とは、電源がONされている状態で、補正量取得動作や印刷動作が実行されていない状態をいう。
【0064】
そして、待機状態においては、システムコントローラ54は、圧力センサ306、温度センサ312、湿度センサ314から、それぞれ、チャンバ304内の圧力、カラーインクジェットプリンタ20の周囲の温度、湿度に係るデータを、随時、取得する。取得されたこれらのデータは、既にEEPROM58内に格納されている圧力、温度、湿度に係るデータと比較され、その差分が求められる。そして、求められた圧力に係る差分と、求められた温度に係る差分と、求められた湿度に係る差分のうち一つでも、それぞれに対して予め定められた閾値を超えた場合には、カラーインクジェットプリンタ20は前述した補正量取得動作を実行する。
なお、本実施の形態では、ステップS8にて、補正量取得動作が実行されなかったものとして、説明を続ける。
【0065】
次に、ユーザがアプリケーションプログラム95等において印刷を行う旨を指示すると、カラーインクジェットプリンタ20は印刷動作を実行する(ステップS10)。以下、当該印刷動作について説明する。
【0066】
印刷を行う旨の指示を受け取ったアプリケーションプログラム95が、印刷命令を発すると、前述した画像処理部38が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これらを印刷データPDに変換後、各種コマンドCOMと共にバッファメモリ50に送信する。画像処理部38は、印刷データPDを、バッファメモリ50により受信した後に、イメージバッファ52へ送信する。
【0067】
また、画像処理部38は、上述したコマンドCOMを、バッファメモリ50により受信した後に、システムコントローラ54へ送信する。システムコントローラ54は、画像処理部38内のバッファメモリ50から受け取った情報に基づいて、主走査駆動回路61、副走査駆動回路62、及び、ヘッド制御回路63に対して制御信号を送る。
【0068】
また、ヘッド制御回路63は、システムコントローラ54からの制御信号に従って、画像処理部38内のイメージバッファ52から各色成分の印刷データを読み出す。そして、ヘッド制御回路63は、当該読み出されたデータに応じて、複数の印刷ヘッド36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36hを制御する。
【0069】
そして、前記副走査駆動回路62により紙送りモータ31を制御してロール紙Pを送りつつ、前記主走査駆動回路61によりキャリッジモータ30を制御してキャリッジ28を主走査方向に移動させて、ヘッド制御回路63により制御された複数の印刷ヘッド36a、36b、36c、36d、36e、36f、36g、36hからインクを吐出して、ロール紙Pに印刷を行う。なお、かかる際に、紙送りモータ31の動作は、EEPROM58内に格納されている、換言すれば、ステップS6でEEPROM58に設定された前記補正量に基づいて補正される。
【0070】
カラーインクジェットプリンタ20による印刷動作を終了すると、カラーインクジェットプリンタ20は待機状態に入る(ステップS12)。
【0071】
そして、前述したとおり、待機状態においては、システムコントローラ54は、圧力センサ306、温度センサ312、湿度センサ314から、それぞれ、チャンバ304内の圧力、カラーインクジェットプリンタ20の周囲の温度、湿度に係るデータを、随時、取得する。取得されたこれらのデータは、既にEEPROM58内に格納されている圧力、温度、湿度に係るデータと比較され、その差分が求められる。そして、求められた圧力に係る差分と、求められた温度に係る差分と、求められた湿度に係る差分のうち一つでも、それぞれに対して予め定められた閾値を超えた場合には、カラーインクジェットプリンタ20は前述した補正量取得動作を実行する。
【0072】
なお、本実施の形態では、ステップS12にて、印刷用紙の種類が変更された結果、補正量取得動作への移行が行われたものとする。当該状況について、以下に詳説する。
【0073】
ユーザは、ステップS12の待機状態において、ユーザインターフェース表示モジュール101にて、印刷用紙の種類を変更する。ユーザインターフェース表示モジュール101により受け取られたこれらの指示は、画像処理部38に備えられたUIプリンタインターフェースモジュール102へ送られ、UIプリンタインターフェースモジュール102は、指示された命令を解釈してバッファメモリ50へコマンドCOMを送信する。画像処理部38は、当該コマンドCOMを受信した後に、システムコントローラ54へ送信する。
【0074】
システムコントローラ54は、印刷用紙の種類が変更されたことを解釈し、ロール紙Pを平坦な状態に維持させるという観点から、変更後の印刷用紙の種類に適切なチャンバ304内の圧力値、を圧力センサ制御回路314に設定し、圧力センサ制御回路314は、チャンバ304内の圧力が当該圧力値となるように吸引機構16を制御する。
【0075】
当該制御の結果として、圧力センサの出力値が変化し、当該変化が大きい場合には、カラーインクジェットプリンタ20は補正量取得動作の実行を開始する。そして、当該補正量取得動作においては、ステップS4及びステップS6で説明した動作と同様の動作(ステップS14及びステップS16)が実行され、新規の補正量がEEPROM58に設定される。新規に設定された補正量は、次に実施される印刷動作において紙送りモータ31の動作を制御する際に用いられる。
【0076】
このように、複数の印刷ヘッドのうちキャリッジを移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッド、からインクを吐出して、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを、キャリッジを移動させながらロール紙に形成することにより、送り量の補正を適切に行うことができる。
【0077】
すなわち、発明が解決しようとする課題の項で説明したとおり、キャリッジを移動させて前記送り量を補正するためのドットをロール紙に形成する際には、キャリッジに振動が発生する。キャリッジには印刷ヘッドが設けられているため、当該振動は印刷ヘッドにも伝わる。
【0078】
かかる状況で、印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り量を補正するためのドットを印刷用紙に形成すると、所望の補正用テストパターンが得られず、したがって、当該補正用テストパターンに基づいて求めた補正量が不正確となる可能性がある。そして、当該補正量に基づいて送り量の補正を行うと、適切な補正を実施することができなくなる。
【0079】
そこで、このように、複数の印刷ヘッドのうちキャリッジを移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッド、からインクを吐出して、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを、キャリッジを移動させながらロール紙に形成することとする。
【0080】
このように、キャリッジを移動させることによる振動を最も受けにくい印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り量を補正するためのドットを印刷用紙に形成する場合には、振動による影響が軽減されるため、所望の補正用テストパターンが得られ、したがって、当該補正用テストパターンに基づいて求めた補正量が正確となる。そして、当該補正量に基づいて送り量の補正を行うと、適切な補正を実施することができることとなる。
【0081】
なお、上記においては、印刷ヘッドの数を8個としたが、これに限定されるものではなく、複数であれば何個でも構わない。
【0082】
また、上記においては、ロール紙に形成された補正用テストパターンをCCDカメラで撮像し、画像処理を行って適切な補正量を得たが、これに限定されるものではなく、例えば、ロール紙に補正用テストパターンを複数形成し、この中からユーザに適切な補正用テストパターンを選択させることにより、適切な補正量を得てもよい。
【0083】
また、上記においては、印刷ヘッドからインクを吐出して補正用テストパターンをロール紙に形成し終えた後に、CCDカメラで当該補正用テストパターンを撮像したが、これに限定されるものではなく、例えば、印刷ヘッドからインクを吐出して補正用テストパターンをロール紙に形成させながら、当該印刷ヘッドに隣接するCCDカメラで当該補正用テストパターンを撮像してもよい。
【0084】
また、上記においては、画像処理手段の一つの例として、図6に示す画像処理部を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、ヘッド制御回路に印刷データを送りだす等のために、アプリケーション等から出力された画像を処理するものであればどのようなものでも構わない。例えば、色変換モジュールにより色変換を行う際に必ずしも色変換テーブルを参照する必要はないし、画像処理を行う際のハーフトーン処理は必ずしも実行される必要は無い。また、画像処理手段にUIプリンタインターフェースモジュールのようなユーザーインターフェイスに係る機能が含まれていなくてもよい。
【0085】
また、上記においては、選択されたドット記録モードと印刷データPDに備えられた解像度の情報とから、印刷モードを決定することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ドット記録モードと解像度のどちらか片方から印刷モードを決定することとしてもよい。また、上記においては、ドット記録モードとして高画質モードと高速モードを挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
【0086】
また、上記においては、主走査方向に並んだドットの集合により構成されている補正用のテストパターンを示したが、当該補正用のテストパターンをドットで構成してもよい。
【0087】
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき本発明に係る印刷装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【0088】
なお、上記実施の形態においては、被印刷体として印刷用紙を例にとって説明したが、被印刷体として、フィルム、布、金属薄板等を用いてもよい。また、印刷用紙として、ロール紙を例にとって説明したが、印刷用紙として、A列0番用紙やB列0番用紙等を用いてもよい。
【0089】
また、上記実施の形態では、カラーインクジェットプリンタについて説明したが、本発明は、モノクロインクジェットプリンタにも適用可能である。
【0090】
また、上記実施の形態においては、キャリッジと牽引ベルトの連結部に最も近い印刷ヘッドからインクを吐出して、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを、キャリッジを移動させながらロール紙に形成することとすることとしたが、これに限定されるものではない。
ただし、かかる場合には、振動を最も受けにくい印刷ヘッドを複数の印刷ヘッドの中からより簡易に選別することが可能となる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
【0091】
また、上記実施の形態では、キャリッジを移動させながら印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り量を補正するためのドットをロール紙の両端部に形成することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、キャリッジを移動させながら印刷ヘッドからインクを吐出して、前記送り量を補正するためのドットをロール紙の片端部に形成することとしてもよい。
ただし、かかる場合には、二組の補正用テストパターンを得ることができるため、より正確な補正量を求めることが可能となり、したがって、より適切な補正を実施することができることとなる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
【0092】
また、上記実施の形態では、前記所定の印刷ヘッドに備えられた所定のノズルからインクを吐出して、前記送り量を補正するためのドットをロール紙に形成することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記送り量を補正するためのドットをロール紙に形成する際に、インクを吐出するノズルを変えてもよい。
ただし、インクを吐出するノズルを変えることによる誤差を生じさせない点で、上記実施の形態の方が望ましい。
【0093】
また、上記実施の形態では、圧力センサの出力値に応じて、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットをロール紙に形成するかどうかを決定することとしたが、これに限定されるものではない。
【0094】
吸引機構によりロール紙を吸引する力、が変動すると、ロール紙のプラテンに対する摩擦力が変動し、したがって、送り量の補正を行うために適切な前記補正量が変化する可能性が高くなる。
【0095】
したがって、適切なタイミングで、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットをロール紙に形成することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0096】
また、上記実施の形態においては、カラーインクジェットプリンタの周囲の温度又は湿度の少なくともいずれか一方の値に応じて、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットをロール紙に形成するかどうかを決定することとしたが、これに限定されるものではない。
【0097】
カラーインクジェットプリンタの周囲の温度や湿度が変動すると、ロール紙が伸縮したり、前述した摩擦力が変動したりするため、送り量の補正を行うために適切な前記補正量が変化する可能性が高くなる。
したがって、適切なタイミングで、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットをロール紙に形成することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0098】
また、上記実施の形態においては、カラーインクジェットプリンタに電力が供給された際に、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットをロール紙に形成することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、カラーインクジェットプリンタに電力が供給された際に、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットをロール紙に形成しないこととしてもよい。
ただし、適切な補正の実施を担保することができる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0099】
また、カラーインクジェットプリンタの印刷動作中に、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを印刷用紙に形成することとしてもよい。
例えば、印刷動作中の改ページの際に当該ドットを印刷用紙に形成したり、また、複数枚数の印刷用紙に連続印刷する場合に、所定枚数の印刷用紙への印刷が終了する毎に前記ドットを印刷用紙に形成することとしてもよい。
このようにすれば、効率的に前記ドットを印刷用紙に形成することができる。
【0100】
また、印刷用紙を交換した際に、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを印刷用紙に形成することとしてもよい。
このようにすれば、適切な補正の実施を担保することが可能となる。
【0101】
また、カラーインクジェットプリンタに、印刷用紙が交換されたどうかを検知するための検知手段を設けて、当該検知手段により印刷用紙が交換されたことが検知された際に、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを印刷用紙に形成することとしてもよい。
【0102】
例えば、当該検知手段としては、反射型光学センサを利用することが可能である。そして、当該反射型光学センサから印刷用紙に向けて発せられた光が、印刷用紙で反射され、この反射光の強さを測定することにより、印刷用紙が交換されたかどうかを検知することができる。
このようにすれば、簡易な方法で、印刷用紙が交換されたかどうかを検知することができる。
【0103】
また、カラーインクジェットプリンタの前述した印刷モードが変更された際に、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するためのドットを印刷用紙に形成することとしてもよい。
前記紙送り量は、印刷モード毎に異なるため、このようにすれば、適切な補正の実施を担保することが可能となる。
【0104】
また、上記実施の形態においては、ロール紙に形成されたドットに基づいて、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するための補正量を複数求め、求められた複数の該補正量の平均値に基づいて、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ロール紙に形成されたドットに基づいて、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正するための単一の補正量を求め、求められた補正量に基づいて、スマップローラがロール紙を送る送り量、を補正することとしてもよい。
ただし、かかる場合には、より正確な補正を実施することができることとなる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
【0105】
【発明の効果】
本発明によれば、送り量の補正を適切に行うことができる印刷装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーインクジェットプリンタ20の概略を示す斜視図である。
【図2】カラーインクジェットプリンタ20の概略を示す斜視図である。
【図3】プラテン26と吸引機構16を表す概念図である。
【図4】印刷ヘッド36を説明するための説明図である。
【図5】カラーインクジェットプリンタ20を備えた印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図6】画像処理部38の構成を示すブロック図である。
【図7】印刷システムの動作を示す遷移図である。
【図8】キャリッジ28を移動させる際に発生する振動の様子を表した概念図である。
【図9】補正用テストパターンの一例を示した概念図である。
【符号の説明】
16 吸引機構 20 カラーインクジェットプリンタ
21 CRT 24 スマップローラ
26 プラテン 27 ロール紙ホルダ
28 キャリッジ 29 紙押さえローラ
30 キャリッジモータ 31 紙送りモータ
32 牽引ベルト 34 ガイドレール
36 印刷ヘッド 37 連結部
38 画像処理部 40 CCDカメラ
42 撮像処理部 50 バッファメモリ
52 イメージバッファ 54 システムコントローラ
56 メインメモリ 58 EEPROM
61 主走査駆動回路 62 副走査駆動回路
63 ヘッド制御回路 90 コンピュータ
91 ビデオドライバ 95 アプリケーションプログラム
97 解像度変換モジュール 98 色変換モジュール
99 ハーフトーンモジュール 100 ラスタライザ
101 ユーザインターフェース表示モジュール
102 UIプリンタインターフェースモジュール
103 ラスタデータ格納部
104 補正用テストパターン供給モジュール
202 温度センサ 204 湿度センサ
302 吸引孔 304 チャンバ
306 圧力センサ 308 ホース
310 吸引ブロア 312 切替バルブ
314 圧力制御回路 COM コマンド
LUT 色変換ルックアップテーブル P ロール紙
PD 印刷データ L1 第一横線
L2 第一横線 L3 第三横線
L4 第四横線

Claims (10)

  1. 複数の印刷ヘッドと、
    該複数の印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材と、
    該移動部材に連結され、該移動部材を駆動させるための駆動部材と、
    被印刷体を送り方向へ送るための送り機構と、を有し、
    前記駆動部材により前記移動部材を移動させながら前記複数の印刷ヘッドのうち所定の印刷ヘッドからインクを吐出して第一テストパターンを前記被印刷体に形成し、
    前記送り機構が前記被印刷体を前記送り方向へ送ってから、前記駆動部材により前記移動部材を移動させながら前記所定の印刷ヘッドからインクを吐出して第二テストパターンを前記被印刷体に形成し、
    前記第一テストパターンと前記第二テストパターンの前記送り方向における距離に基づいて、
    前記送り機構が前記被印刷体を送る送り量、を補正するための補正値を求める印刷装置において、
    前記所定の印刷ヘッドは、前記複数の印刷ヘッドの中で前記移動部材と前記駆動部材の連結部に最も近い印刷ヘッド、であることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記被印刷体を支持するための支持部材と、前記被印刷体を該支持部材方向へ吸引するための吸引手段と、該吸引手段により前記被印刷体を吸引する力を検出するための検出手段を有し、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成するかどうかを、
    該検出手段の出力値に応じて、決定することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成するかどうかを、
    該印刷装置の周囲の温度又は湿度の少なくともいずれか一方の値に応じて、決定することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
    該印刷装置に電力が供給された際に、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置において、
    該印刷装置の印刷動作中に、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記被印刷体が交換された際に、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記被印刷体が交換されたどうかを検知するための検知手段を有し、
    該検知手段により、前記被印刷体が交換されたことが検知された際に、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成することを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷装置の印刷モードが変更された際に、
    前記補正値を求めるために、前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成することを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記第一テストパターン及び前記第二テストパターンを前記被印刷体に形成し、前記第一テストパターンと前記第二テストパターンの前記送り方向における距離を複数求め、
    求められた複数の該距離の平均値に基づいて、前記補正値を求めることを特徴とする印刷装置。
  10. 複数の印刷ヘッドを備え移動可能な移動部材を、該移動部材に連結され該移動部材を駆動させるための駆動部材により移動させながら、
    前記複数の印刷ヘッドの中で前記移動部材と前記駆動部材の連結部に最も近い所定の印刷ヘッド、からインクを吐出して第一テストパターンを被印刷体に形成するステップと、
    前記被印刷体を送り方向へ送るステップと、
    前記移動部材を前記駆動部材により移動させながら、前記所定の印刷ヘッドからインクを吐出して第二テストパターンを前記被印刷体に形成するステップと、
    前記第一テストパターンと前記第二テストパターンの前記送り方向における距離に基づいて、
    前記被印刷体を送る送り量、を補正するための補正値を求めるステップと、
    を有することを特徴とする補正値取得方法。
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