JP2002273956A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2002273956A
JP2002273956A JP2001075914A JP2001075914A JP2002273956A JP 2002273956 A JP2002273956 A JP 2002273956A JP 2001075914 A JP2001075914 A JP 2001075914A JP 2001075914 A JP2001075914 A JP 2001075914A JP 2002273956 A JP2002273956 A JP 2002273956A
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transport
paper
test pattern
amount
recording
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Keiji Izumi
恵治 泉
Kenichi Okawa
研一 大川
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • B41J11/46Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering by marks or formations on the paper being fed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】効率的に用紙搬送量誤差を求め、適正な補正値
を算出することができるインクジェットプリンタを提供
する。 【解決手段】本発明のインクジェットプリンタは、記録
媒体を搬送する搬送ローラ5と、この搬送ローラ5の1
周分の媒体搬送量に相当する媒体上の領域に、用紙2を
複数回搬送すると共に、その搬送毎にテストパターンを
記録する記録ヘッド10と、この複数のテストパターン
を読み取るCCD37と、先に記録されたテストパター
ンとその用紙搬送後に記録されたテストパターンとの間
隔を算出し、当該間隔と所定の間隔とのずれ量を前記全
ての複数のテストパターンから算出し、その平均値を算
出する制御部34と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に係り、
特に所定のテストパターンを用いて用紙搬送量誤差を補
正することが可能なインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のノズルを有する記録ヘッド
からインクを吐出して記録を行うタイプのインクジェッ
トプリンタでは、記録用紙を間欠的に搬送しながら、記
録ヘッドを記録用紙上の主走査方向に沿って往復移動さ
せて画像を形成していく、シリアルタイプが主流である
が、かかるシリアルタイプでは、記録紙の送り量の精度
によっては、行間の隙間や重なりが生じ、問題となって
いた。
【0003】このような紙送りの精度を高めるために
は、記録紙の搬送機構の部品精度や組立て精度を高める
ことが一案として考えられるが、それには検査や管理が
より要求されることになる。つまり、インクジェットプ
リンタの紙送りの精度を機械的に高めようとすると、製
品のコストアップをもたらしてしまう。
【0004】このような問題を解決するものとして、特
開平5−96796号公報では、テストパターンを記録
用紙に印字し、そのテストパターンを読み取り部により
読み取り、その結果に基づいて用紙搬送量誤差を算出
し、該誤差に係る補正値に基づいて用紙を搬送する「記
録方法及び装置」に関する技術が開示されている。
【0005】即ち、この技術では、複数の垂直線(テス
トパターン)を副走査方向に沿って印字し、読み取り部
で各垂直線の先端アドレスと後端アドレスとを読み取
り、注目する垂直線の先端アドレスSと、その前の垂直
線の後端アドレスEとの差(E−S)を求める。そし
て、この差(E−S)に対応した用紙搬送量誤差を補正
し、その補正した用紙搬送量をメモリに記憶させる。
【0006】実際に画像記録を行う際には、当該メモリ
から各改行位置に応じた用紙搬送量誤差を参照して、用
紙搬送モータに当該用紙搬送量誤差に基づいた駆動信号
を印加する。これにより、記録用紙前面に亘って精度よ
く記録用紙を搬送することが可能となる、というもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5−96796号公報により開示された技術で
は、用紙搬送量誤差に係る補正値を算出するために、テ
ストパターンである垂直線をA4サイズの記録紙の縦方
向に亘って70個も印字し、それを逐一読み取り部でも
って読み取っている。つまり、画像を記録すべき記録紙
全面に亘って、画像を記録する際に必要な用紙搬送回数
に相当する回数分だけ垂直線を印字し、A4サイズの記
録紙全面に亘って所定の用紙搬送量に対するずれ量を読
み取り、1回の搬送量毎の用紙搬送量誤差に係る補正値
を算出している。かかる方法は、A4サイズの記録紙な
らばともかく、更に大きな記録紙やロール状の記録紙に
対しては、処理に長時間を要することから有効な方法と
は言い難い。
【0008】一方、インクジェットプリンタに使用され
る用紙には種々のものがあり、その厚さが厚いもの、薄
いもの、摩擦係数が高いもの、低いもの、様々ある。こ
こで問題になるのは、厚さの厚い媒体と厚さの薄い媒
体、摩擦係数の高い媒体と低い媒体とでは、用紙搬送モ
ータに供給する用紙搬送パルスが一定であっても、その
搬送量に違いが出るという事である。この点、上記先行
技術においては、このような不具合があっても、用紙全
体に亘って試験データを記録し用紙搬送量誤差に係る補
正値を算出することとなり、その結果、処理に長時間を
要する。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、用紙全体に亘って試験デ
ータの記録及びその読み取りを行うことなく、効率的に
用紙搬送量誤差を求め、適正な補正値を算出することが
できるインクジェットプリンタを提供することにある。
更には、異なる厚さの用紙が使用可能であって、該用紙
の厚さ、摩擦係数毎の適切な用紙搬送量誤差を求め、適
正な補正値を容易且つ迅速に算出できるインクジェット
プリンタを提供することにある。
【0010】より詳細には、本発明では、搬送ローラ1
周分の搬送量に相当する長さを、用紙搬送量誤差を測定
する際の測定範囲とすることで、用紙搬送量誤差を測定
する際の時間、インク量、用紙の無駄な消費を省くこと
を目的とする。
【0011】また、上記用紙搬送量誤差をもたらす1つ
の要素である搬送量ずれを補正するための用紙搬送倍率
を単独で算出することを可能とし、各記録モードに応じ
た用紙搬送倍率を算出することを可能とすることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインクジェットプリンタは、記録媒体を搬
送する搬送ローラと、前記搬送ローラを駆動させる搬送
モータと、少なくとも前記搬送ローラの1周分の媒体搬
送量に相当する媒体上の領域に、記録媒体を複数回搬送
すると共に、その搬送毎にテストパターンを記録する記
録手段と、前記複数のテストパターンを読み取るセンサ
手段と、先に記録されたテストパターンとその用紙搬送
後に記録されたテストパターンとの間隔を算出し、当該
間隔と所定の間隔とのずれ量を前記全ての複数のテスト
パターンから算出し、その平均値を算出する演算手段
と、を有することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のインクジェットプリンタ
では、前記記録手段は、当該インクジェットプリンタに
おいて設定されている記録モードに応じてテストパター
ンを記録し、前記演算手段は、当該各記録モードに応じ
たずれ量の平均値をそれぞれ算出するものであって、前
記演算手段によって算出された各記録モード毎のズレ量
の平均値を記憶する記憶手段を更に有することを特徴と
する。
【0014】そして、本発明のインクジェットプリンタ
では、実際の記録に起因する記録モードに応じた前記ズ
レ量の平均値を、前記記憶手段に記憶された複数のズレ
量の平均値から選択する選択手段を更に有することを特
徴とする。
【0015】さらに、本発明のインクジェットプリンタ
では、前記テストパターンは、用紙搬送方向に沿って所
定間隔毎に配置される複数の水平線から構成され、前記
記録手段は、先に記録されるテストパターンと、その用
紙搬送後に記録されるテストパターンとを互いに主走査
方向にずらして記録することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0017】先ず、図1には本発明の実施の形態に係る
インクジェットプリンタの要部の構成を示し、図2には
該インクジェットプリンタについてプラテン10側から
キャリッジ17を見た様子を示し、これらを詳述する。
【0018】この図1において、実施の形態に係るイン
クジェットプリンタは、支持フレーム1の上部でその前
後方向に離間した2つの位置に、各々がロール状に巻装
された2本の用紙2を保持している。ロール状の各用紙
2の両端には、1対の円板状の紙管ホルダ3が同心的に
取り付けられていて、1対の紙管ホルダ3が支持フレー
ム1の上部の前後方向の2つの位置において設けられた
1対のロール紙支持ローラ4a,4b上に回転自在に載
置されている。
【0019】支持フレーム1において、2本のロール状
の用紙2の間の下方には、搬送ローラ5と搬送ピンチロ
ーラ6とのニップ点が配置されている。搬送ローラ5
は、用紙2の幅よりも僅かに長い1本のローラにより構
成されていて、不図示のモータの如き公知の駆動手段に
より所定の方向に所定の速度で回転する。
【0020】また、搬送ピンチローラ6は、搬送ローラ
5の長手方向において、相互に所定の間隔で離間してい
る複数の自由回転ローラにより構成されており、搬送ロ
ーラ5に向かって、不図示の付勢手段により付勢されて
いる。
【0021】前方、即ち図1の左側方向のロール状の用
紙2は、前方給紙ローラ7と前方ピンチローラ8とのニ
ップ点、及び前方用紙案内路9を介して、搬送ローラ5
と搬送ピンチローラ6とのニップ点まで引き出されてい
る。
【0022】そして、前方給紙ローラ7は、不図示のモ
ータの如き公知の駆動手段により所定の方向に所定の速
度で回転する。
【0023】支持フレーム1には、また、搬送ローラ5
と搬送ピンチローラ6とのニップ点の下方で後方側、即
ち図1の右側に、用紙支持手段として機能するプラテン
10が配置されている。このプラテン10の前面12
は、用紙搬送方向と用紙幅方向とに2次元的に広がって
いる。そして、このプラテン10を固定するプラテンス
テー1aには、プラテンチャンバー11bを負圧にする
為の吸引手段として機能する吸引ファン13が設けられ
ている。
【0024】このプラテンステー1aの下端部には用紙
カッター14が取り付けられ、この用紙カッター14の
下方には支持フレーム1に固定されている排紙ローラ1
5と排紙ピンチローラ16とのニップ点が配置されてい
る。
【0025】そして、第1の実施の形態においては、前
方給紙ローラ7と前方ピンチローラ8との組み合わせ、
搬送ローラ5と搬送ピンチローラ6との組み合わせ、そ
して排紙ローラ15と排紙ピンチローラ16との組み合
わせが、前方のロール状の用紙11を所定の方向に搬送
する為の用紙搬送手段を構成している。
【0026】支持フレーム1において、プラテン10の
前方には、画像記録手段として、異なるの濃度の複数種
類のインクを噴出する複数のインクジェットヘッドが搭
載されているキャリッジ17が配置されている。
【0027】キャリッジ17の上下には、相互に平行な
状態で水平に延出している2本の移動案内棒18が配置
されており、2本の移動案内棒18は支持フレーム1に
固定されている。この2本の移動案内棒18は、プラテ
ン10の前面に対しても平行であり、キャリッジ17が
プラテン10に対して平行に往復移動できるように案内
するものである。キャリッジ17と上方の移動案内棒1
8との間には、キャリッジ17の用紙幅方向における位
置を検出する為のリニアエンコーダ19が介在されてい
る。キャリッジ17は、不図示の公知の往復駆動手段に
より所定の範囲で、2本の移動案内棒18に沿い往復移
動可能である。この所定の範囲は、キャリッジ17のホ
ームポジションから往復移動の際の反転位置の間であ
る。
【0028】図2において、この実施の形態に係るイン
クジェットプリンタでは、フルカラーにより画像を形成
する為に、キャリッジ17上には、ブラック(K)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ライトシアン(LC)、
ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)のインクを噴
出する6個のインクジェットヘッド30K,30C,3
0M,30LC,30LM,30Yが搭載されている。
【0029】そして、先の3個のインクジェットヘッド
30K,30C,30Mは、プラテン10に対面するキ
ャリッジ17の表面において、用紙搬送方向に相互に重
ならないよう、下方に向かうに連れてプラテン10の用
紙幅方向の一方にも順次ずれて配置されている。さら
に、後の3個のインクジェットヘッド30LC,30L
M,30Yは、先の3個のインクジェットヘッドK,
C,Mの下方で、先の3個の記録ヘッドK,C,Mのよ
うに配置されている。
【0030】これら6個のインクジェットヘッドの各々
は、用紙搬送方向に相互に同じ所定の間隔で配置された
所定の数のノズルによるノズル列Lを有しており、各々
のノズル列Lは、用紙幅方向にずれてはいるが、用紙搬
送方向のみに注目すれば、相互に同じ所定の間隔で配置
されている。
【0031】インクジェット記録装置の不図示の固定フ
レームに搭載されている黒色インク、シアン色インク、
マゼンタ色インク、ライトシアン色インク、ライトマゼ
ンタ色インク、そしてイエロー色インクを収容したメイ
ンインクボトルから不図示のインク供給ポンプにより不
図示の可撓性を有した柔軟なインク供給チューブを介し
て対応する色のインクの供給を受けている。
【0032】キャリッジ17は、第1の方向としての主
走査方向、即ち図2において左右方向に沿って延出して
いる1対の案内棒33a,33bによって、所定の範囲
を移動可能に支持されている。より具体的に説明する
と、この実施形態において1対の案内棒33a,33b
は第2の方向としての副走査方向、即ち図2において上
下方向に離間しており、キャリッジ17は上下に設けら
れた複数からなるローラ32b,32aによって、上方
および下方の案内棒33a,33bに沿って主走査方向
に移動可能に支持されている。
【0033】キャリッジ17は四角な枠形状をしてお
り、その中央の空間には、6個の記録ヘッドを保持する
ヘッド保持体31が配置されている。
【0034】このヘッド保持体31には、更に記録媒体
35に対向するよう光学的な画像読み取り手段37が搭
載されているとともに、画像読み取り手段37の焦点F
に向かい光を照射する光源LSが搭載されている。
【0035】この実施の形態において、画像読み取り手
段37はCCD(Charge CoupledDevice)により構成
されていて、光源LSは小型で省電力な発光素子により
構成されている。以下では、符号37をCCDとして説
明を進める。
【0036】キャリッジ17は公知の駆動手段36によ
り駆動され、1対の案内棒33a,33bに支持されて
主走査方向に沿って往復移動可能である。
【0037】この公知の駆動手段36は、主走査方向両
端にそれぞれ設けられた1対の不図示のプーリと、1対
のプーリに掛け渡されたキャリッジ17に固定された不
図示のタイミングベルトと、1対のプーリの一方を駆動
する図示しないパルスモータと、により構成されてい
る。この駆動手段36のパルスモータも制御部34に接
続され、制御部34によって駆動を制御される。各記録
ヘッド30の前方には、記録媒体35を支持する平坦な
プラテン10が配置されている。
【0038】尚、請求項記載の搬送ローラは例えば上記
搬送ローラ5に相当し、請求項記載の記録手段は例えば
上記インクジェットヘッド30K,30C,30M,3
0LC,30LM,30Yに相当し、請求項記載のセン
サ手段は例えばCCD37に相当し、演算手段は制御部
34に相当する。さらに、請求項記載の記憶手段は例え
ば制御部34に内蔵されるメモリに相当するものであ
る。
【0039】ここで、一般に、目標とする用紙搬送量に
対する用紙搬送量誤差は、主に搬送ローラ5の偏心によ
って生じる所謂「搬送ムラ」と、搬送ローラ5の搬送面
の膨張・収縮(摩耗)、用紙の厚さや摩擦係数の違いに
よって発生する所謂「搬送量ずれ」の影響により生じ
る。以下では、この搬送ムラと搬送量ずれにより生じる
誤差を用紙搬送量誤差と称し、上記搬送量ずれの影響を
軽減するための補正値たる係数を用紙搬送倍率と称し、
説明を進める。
【0040】いま、図3には、搬送回数と搬送量の関係
を示し、「搬送ムラ」、「搬送量ずれ」の影響を説明す
る。尚、この図3において、Aは搬送ムラと搬送ローラ
5の摩耗等による搬送量ずれが同時に発生した場合の搬
送量を示し、Bは搬送ローラ5の搬送面の収縮(摩耗)
等による搬送量ずれが発生した場合の搬送量を示し、C
は搬送ムラのみが発生した場合の搬送量を示し、Dは理
想的(搬送ムラ、搬送量ずれの影響なし)場合の搬送量
を示している。
【0041】この図3より、搬送ローラ5の搬送面が収
縮した場合の搬送量(B)は、理想の搬送量(D)に対
して、一定の割合で傾きが減少しているにすぎないこと
が判る。従って、この点に着目し、両者の傾きの違いを
係数として算出し、該係数、即ち用紙搬送倍率を搬送ロ
ーラ5を駆動させるための不図示の搬送モータに供給す
る、理想の搬送量に相当する駆動パルス数に乗じること
で、搬送ローラ5の搬送面が収縮したことによる搬送量
ずれを補正することが可能となる。
【0042】また、搬送ローラ5の偏心によって生じる
搬送ムラが生じても、搬送ローラ5の1周分の搬送量は
理想の搬送量の場合と変わらない。従って、テストパタ
ーンを印字して、それを読み取って補正値を算出すると
しても、テストパターンの印字及びその読み取りは、搬
送ローラ5の1周分に相当する搬送量分を測定範囲とし
て行えば良い。このことから、搬送ローラ5の搬送面長
さが変わった場合に生じる搬送量ずれ、搬送ローラ5の
偏心によって生じる搬送ムラをそれぞれ測定する場合に
は、その測定範囲は搬送ローラ5の1周分の長さで十分
となる。
【0043】以上に鑑みて、本実施の形態では、上述し
たところの係数、即ち「用紙搬送倍率」を算出すること
により、搬送量ずれを補正するものである。この用紙搬
送倍率を、用紙の異なる厚さ毎に、また、異なる摩擦係
数毎に、さらには記録モード(1パスやマルチパス)毎
に予め算出しておくことで、容易にしかも効率的に搬送
量ずれを補正することが可能となる。以下、更に詳述す
る。
【0044】先ず、1パス印字を考慮した場合の、搬送
ムラの補正値の算出、及び搬送量ずれの補正値、即ち用
紙搬送倍率の算出について説明する。
【0045】図4には、実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタが採用するテストパターンの一例を示し、該
テストパターンの印字について説明する。使用する印字
ヘッドは10個のノズルを有しているものとし、テスト
パターンの画像情報は予め制御部34に内蔵されている
不図示のメモリ内に格納されているものとする。
【0046】また、テストパターンを印字する際には、
該メモリからデータを読み出して記録ヘッドを駆動して
印字を行うものとする。
【0047】ここで採用するテストパターンは、パター
ンAとパターンBとで構成されている。すなわち、パタ
ーンAは奇数回目の主走査で印字するパターンであり、
パターンBは偶数回目の主走査で印字するパターンであ
る。より詳細には、パターンAは、用紙の左端側に向か
って開口するコの字状の画像であり、パターンBは、用
紙の右端側に向かって開口するコの字状の画像である。
【0048】ここでは、双方ともに、主走査方向に延び
る水平線の長さを5ドット分、副走査方向に延びる垂直
線の長さを10ドット分に設定している。いずれのパタ
ーンA,Bについても、水平線部分を第1ノズルと第1
0ノズルで印字し、垂直線部分を全てのノズルを使って
印字することとしている。
【0049】以下、印字の過程を説明する。先ず、記録
用紙上の所定の位置から最初にパターンAを印字する。
そして、パターンAを印字したならば、記録ヘッドの1
0ノズルピッチ分に相当する長さの用紙を搬送する。不
図示の用紙搬送モータに供給する駆動パルスは、1ノズ
ルピッチに対して4パルスであるので、ここでは40パ
ルスの駆動パルスを用紙搬送モータに供給することにな
る。
【0050】次いで、40パルスに相当する分だけ用紙
を搬送したならば、次にパターンBを印字する。このパ
ターンBの印字が終了したならば、上記同様に40パル
スの駆動パルスを不図示の用紙搬送モータに供給し、用
紙を搬送する。
【0051】以降、パターンAの印字、40パルス分の
用紙搬送、パターンBの印字、40パルスの用紙搬送を
繰り返し、総搬送量が搬送ローラ1周分の搬送量に達す
るまで続ける。この結果、パターンA,Bそれぞれ5個
ずつ、計10個のパターンが印字されることになる。こ
の後、更に40パルス分の用紙搬送を行い、最後にパタ
ーンAを印字してテストパターンの印字を終了する。
【0052】上述したように印字されたテストパターン
の読み取りについてはCCD37により行われる。即
ち、CCD37は、キャリッジ17上に搭載されてお
り、該キャリッジ17を所定の位置に停止させた状態
で、用紙を搬送することでテストパターンを読み取る。
該CCD37は、その撮像素子の配列方向に沿って読み
取り機能別に分割されており、中央領域にてパターン
A,Bの垂直線部分を読み取り可能に構成されている。
また、CCD37の左側領域でパターンAの水平線部分
を、右側領域でパターンBの水平線部分を読み取り可能
としている。
【0053】以下、実際の「読み取り手順」につき、搬
送ムラや搬送量ずれの影響なく上述したようなテストパ
ターンが印字された理想的な場合を想定して、説明す
る。
【0054】先ず、CCD37を初期位置に移動させ
る。即ち、主走査方向に関してはキャリッジ17を移動
させることにより、また副走査方向に関しては不図示の
用紙搬送モータで用紙を搬送させることにより、両者を
一致させる。
【0055】次いで、用紙搬送モータのみを駆動させて
基準位置とCCD37の位置とを一致させる。この例で
は、最も上方に印字されたパターンA1の上側水平線を
基準位置としている。そして、不図示の用紙搬送モータ
に対して1パルスずつ駆動パルスを供給して用紙を搬送
させつつ、CCD37からの出力値を読み取る。
【0056】尚、各テストパターンの上側の水平線が検
出されたところで、約35パルス程度の連続搬送を行っ
ても良いことは勿論である。これは、主にテストパター
ンの垂直部分は検出しても無意味だからである。理想的
な条件下で印字されたテストパターンの場合、36パル
ス分用紙を搬送したところで、パターンA1の下側水平
線がCCD37の左側領域の素子列によって検出され
る。
【0057】ここでは、CCD37の左側領域の撮像素
子から出力値が得られた場合に、読み取った水平線がパ
ターンAのものだと認識するようにしている。このパタ
ーンA1の下側水平線と、それが検出されたときの位置
(実際には累積パルス数(ここでは36))を関連付け
てメモリに格納するようにしている。
【0058】理想の状態であれば、パターンA1の下側
水平線とパターンB1の上側水平線の間隔は1ノズルピ
ッチ分、即ち4パルスである。よって、パターンA1の
下側水平線が検出された後に4パルス分用紙を搬送する
と、パターンB1の上側水平線が検出されることにな
る。この例では、CCD37の右側領域の撮像素子から
小さな出力値(白:高レベル、黒:低レベル)が得られ
た場合、読み取った水平線がパターンBのものだと認識
するようにしている。
【0059】実際には、このパターンB1の水平線が検
出されたときのその位置(実際には累積パルス数(ここ
では40))をメモリに記憶しておく。
【0060】このように用紙を搬送させていき、CCD
37のどちらの撮像素子から水平線を検出したかで、パ
ターンAとパターンBを判別し、検出したパターンと検
出した際の用紙搬送パルスとを関連づけてメモリに格納
する。
【0061】以上の処理を、パターンA6の上側水平線
を検出するまで行うか、所定の搬送距離を搬送するまで
行うことになる。
【0062】次に各種補正値の算出について説明する。
【0063】先ず、第1に、搬送ローラ5の搬送面長さ
の変位に起因する搬送量ずれを補正するための補正値の
算出について説明する。
【0064】図4において、図中左側には搬送量ずれが
ない理想的な状態で印字されたテストパターンを示して
おり、図中右側には搬送ローラ5の搬送面長さの変位に
起因する搬送量ずれのみが発生した場合のテストパター
ンを示している。
【0065】ここで、メモリに取り込まれた各水平線の
間隔ΔDAの総和DAを、 DA=ΔDA1+ΔDA2+……+ΔDA10 より算出する。図4のテストパターンにおいては、この
間隔の総和DAは30パルスとなる。これに対して、理
想的の状態では、各水平線間の間隔ΔDが全て4パルス
であり、これに測定回数が10回であるため、間隔の総
和Dは40パルスとなる。この理想の状態におけるΔD
=4パルスという値は予めメモリに格納されており、こ
の数値に測定回数を乗算した値を基準値Dとしている。
【0066】次に、各間隔ΔDAnの総和DAと基準値
Dを比較し、その差DBを算出する。
【0067】DB=D−DA この例では、D=40、DA=30であるので、DBは
10パルスとなり、搬送ローラ5の1周分の搬送量に対
して、実際の搬送ローラ5の1周分の搬送量は、10パ
ルス分少ないということが判る。
【0068】つまり、テストパターンのパターンA及び
パターンBのそれぞれの上側水平線と下側水平線の間の
長さ(10ノズル分:40パルス)は、用紙の搬送量ず
れの有無、大小に関わらず常に一定であるため、上記差
DBの10パルスは、そのまま搬送ローラ5の1周分の
搬送量誤差となる。
【0069】次にΔDBの平均値ΔDBmeanを求める。
【0070】ΔDBmean=DB/n 尚、nは測定回数を意味している。ここでは、n=10
であるので、ΔDBmeanは+1(パルス)となる。この
平均値ΔDBmeanは、搬送ローラ5の1周分の搬送量ず
れを搬送毎に振り分ける補正値に相当する。
【0071】次に、このΔDBmeanをΔDAnに加算す
ることで、第1次の補正値ΔDCを次式により算出す
る。尚、ΔDCnは、基準パルス(40パルス)に対す
る1次補正パルス値を意味する。
【0072】ΔDCn=ΔDAn+ΔDBmean この演算により、ΔDCn(n=1〜10)がそれぞれ
算出されたならば、それが全て理想の状態での間隔ΔD
(4パルス)に一致するかどうか判別する。
【0073】この例では、全ての間隔ΔDAnが3パル
スであり、これにΔDBmeanの1パルスが足されること
で、ΔDCnは全て4パルスとなりΔDと一致する。
【0074】このように、ΔDCn=4が成り立った場
合には、ΔDBmean(1パルス)が最終補正値としてメ
モリに記憶されることになる。
【0075】ここで、図4中のかっこ内の数値がΔDB
meanであり、搬送ローラ5の搬送面長さの変位に起因す
る搬送量ずれを補正するための補正値となる。
【0076】つまり、前のスキャンで印字されたパター
ンの下側水平線と対象としているパターンの上側水平線
との間の間隔は、本来4パルス必要であるのに対し、こ
こで測定された実際の状態1においては各間隔において
3パルスしかなく、搬送量に不足が生じている。このた
め、不足分の1パルスを、各1パス分の搬送量に相当す
る搬送パルスである40パルスに一律に加えることで、
理想の間隔4パルスを得ようとしている。
【0077】尚、各パターンの上側水平線と下側水平線
の間の長さは、10個のノズルで印字されたものである
ため、搬送モータのパルス数に換算すると40パルス分
になる。この長さは、搬送量ずれの有無に関係なく一定
である。よって、用紙搬送量誤差として用紙上に顕れる
とすれば、それは対象にしているパターンの上側水平線
と前のパターンの下側水平線との間の間隔のずれとして
顕れる。
【0078】図4の例では、各間隔ΔDAnは一律の値
になっているものの、搬送ローラ5が1周した際の搬送
量が理想の状態に比べて10パルス分少ない。10回の
測定で10パルス少ないので、1回につき不足分の1パ
ルスを搬送パルスである40パルスに加えることで、搬
送ローラ1周分の搬送量が理想の場合と同じになる。
【0079】また、各間隔ΔDAnは、いずれも4パル
スずつとなり、理想の場合と同じになり、搬送量ずれが
補正されることになる。このように、搬送量ずれの算出
が搬送ローラ1周分の長さの範囲で可能となる。
【0080】また、上述したような、各搬送時に基準搬
送パルス(40パルス)に加算減算する補正値(1パル
ス)をメモリするのではなく、次式で求められる用紙搬
送倍率Magをメモリに格納し、この用紙搬送倍率Ma
gを各搬送時の基準搬送パルス(40パルス)に乗算し
ても良い。
【0081】Mag=(Davg/F)*100% ここで、Davgは各間隔測定値ΔDAnと理想(設
計)上の間隔ΔDmeanとの差の平均、Fは1回の搬送量
40パルスである。この例では、ΔDAnは全て3パル
スである為、Davgは1である。
【0082】よって、 Mag=1/40*100% =2.5% となる。実際に画像を印字する際には、この用紙搬送倍
率Magを基準搬送パルスに乗算することで、次式によ
り適正な用紙搬送量FCを算出する。
【0083】FC=F+F*Mag 次に、図5を参照して、搬送ローラ5の偏心に起因する
搬送ムラを補正するための補正値の算出について説明す
る。
【0084】この図5において、図中左側には、図4と
同様に理想の状態で印字されたテストパターンが示され
ており、図中右側には、搬送ローラ5の偏心に起因する
搬送量ずれ(搬送ムラ)のみが発生した場合のテストパ
ターンを示している。
【0085】先ず、メモリに取り込まれた各水平線の間
隔ΔDAの総和DAを算出する。
【0086】DA=ΔDA1+ΔDA2+……+ΔDA
9+ΔDA10 この図5のように印字されたテストパターンにおいて
は、総和DAは40パルスとなり、理想の状態と同じパ
ルス数となる。
【0087】次に、間隔の総和の実測値DAと基準値D
との差DBを算出する。
【0088】DB=D−DA 先にも説明したように、ここではD=DA=40パルス
であるため、DBが0パルスとなり、搬送ローラ5の1
周分の搬送量に対して、実際の搬送ローラ5の1周分の
搬送量は、同じ(0パルス分少ない)ということが解
る。
【0089】つまり、搬送ローラ5の1周分の搬送量が
理想の場合と同じであることから、搬送ローラ5の搬送
面長さに変位がないことが解る。
【0090】このため、ΔDBの平均値ΔDBmeanにつ
いても0となる。
【0091】ΔDBmean=DB/n ここで、nは測定回数であり、この例ではn=10であ
る。
【0092】要するに、搬送ローラ5の1周分の搬送量
についての搬送量ずれが理想の場合と同じであるので、
補正する必要がないためΔDBmean=0となる。
【0093】即ち、用紙搬送倍率は1.0となる。
【0094】次に、このΔDBmeanをΔDAnに加算し
て、用紙搬送倍率を考慮した間隔ΔDCnを算出する。
【0095】ΔDCn=ΔDAn+ΔDBmean 尚、ここではΔDBmeanが0であるため、ΔDCn=Δ
DAnとなる。このため、ΔDCnは全て4パルスに一
致しない。
【0096】ΔDCn=4パルスでないため、次に搬送
ムラを補正するための補正値ΔDDnを算出する。この
搬送ムラの補正値ΔDDnは、各間隔ΔDCn(=ΔD
An)を理想の間隔ΔDmean(4パルス)にするための
値にする必要があるため、以下の式により算出される。
【0097】ΔDDn=−ΔDCn+ΔDmean ここで、搬送ローラ5の1周分の搬送量ずれを補正する
ための各搬送時における補正値ΔDBmeanと、搬送ムラ
による搬送量ずれを補正するための各搬送時に補正値Δ
DDnとを加算することで、最終的に用紙搬送倍率及び
搬送ローラ偏心を加味した補正値ΔDEnを算出する。
【0098】ΔDEn=ΔDBmean+ΔDDn しかし、ここではΔDBmeanが0であるため、ΔDEn
=ΔDDnとなる。
【0099】このΔDEnは制御部34内の不図示のメ
モリに格納され、この値を搬送モータへ供給する搬送パ
ルス数(40パルス)に加えることで、理想の搬送量に
近づくことになる。尚、用紙搬送倍率の補正値は0とし
てメモリに格納される。
【0100】次に、図6を参照して、搬送ローラ5の搬
送面長さの変位に起因する搬送量ずれと、搬送ローラ5
の偏心に起因する搬送ムラが同時に発生した場合の用紙
搬送量誤差を補正するための補正値の算出について説明
する。尚、基本的な手順は、前述した図5に係る補正値
の算出法と同様である。
【0101】この図6において、図中左側には、図4と
同様に理想の状態で印字されたテストパターンが示され
ており、図中右側には、搬送ローラ5の搬送面長さの変
位に起因する搬送量ずれと、搬送ローラ5の偏心に起因
する搬送ムラが同時に発生した場合のテストパターンを
示している。
【0102】先ず、メモリに取り込まれた各水平線の間
隔ΔDAの総和DAを算出する。
【0103】DA=ΔDA1+ΔDA2+……+ΔDA
9+ΔDA10 図6のように印字されたテストパターンにおいては、総
和DAは20パルスとなる。これに対して理想の状態で
は、各水平線間の間隔ΔDが全て4パルスであり、これ
に測定回数が10回であるため、Dは40パルスとな
る。この理想の状態におけるΔD=4パルスという値
は、予めメモリに格納されており、この数値に測定回数
を乗算した値を基準値Dとしている。
【0104】次に、実測値DAと基準値Dとの差DBを
算出する。
【0105】DB=D−DA この結果、DBが20パルスとなり、搬送ローラ1周分
の搬送量に対して、実際の搬送ローラ1周分の搬送量
は、20パルス分少ないということが解る。
【0106】つまり、テストパターンのパターンA及び
パターンBのそれぞれの上側水平線と下側水平線の間の
長さ(10ノズル分:40パルス)は、用紙搬送のずれ
に関わらず常に一定であるため、搬送ローラ5の1周分
の搬送量における各水平線の間隔の総和DAと基準値D
との差が、そのまま搬送ローラ5の1周分の搬送量誤差
となる。
【0107】次に、総和の差DBの平均値ΔDBmeanを
求める。
【0108】ΔDBmean=DB/n ここで、nは測定回数を意味しており、この例ではn=
10である。
【0109】この結果、ΔDBmeanは+2(パルス)と
なる。
【0110】この平均値ΔDBmeanは、搬送ローラ5の
1周分の搬送量ずれを搬送毎に振り分ける補正値、即ち
用紙搬送倍率に相当する。
【0111】次に、このΔDBmeanをΔDAnに加算す
ることで、1次補正(用紙搬送倍率補正)後の間隔ΔD
Cnを算出する。
【0112】ΔDCn=ΔDAn+ΔDBmean ΔDCn(n=1〜10)がそれぞれ算出されたなら
ば、それが全て理想の状態での間隔ΔD(4)に一致す
るかどうか判別する。
【0113】この例では、10個のΔDC全てにおいて
ΔD(4)と一致していないので、次のステップに移行
する(例えば、図7の例では、ΔDC1は+5、ΔDC
2は+10…となっている)。
【0114】先のステップにおいて、ΔDCnがΔDに
一致しないということは、搬送ムラによる用紙搬送量誤
差が発生しているものと認識し、各間隔ΔDCnとΔD
meanとの差ΔDDnを更に算出する。つまり、ΔDAn
にΔDBmeanが付加され搬送ローラ5の1周分の搬送量
ずれが補正された間隔ΔDCnの場合、理想値ΔDmean
との差がどれほどあるかを算出することで、搬送ローラ
1周分の搬送量ずれを無視した搬送ムラによる各搬送時
の搬送量ずれを算出することができる。
【0115】ΔDDn=ΔDmean−ΔDCn ΔDDn:搬送ムラの補正値 ここで、搬送ローラ5の1周分の搬送量ずれを補正する
ための各搬送時における補正値ΔDBmeanと、搬送ムラ
による搬送量ずれを補正するための各搬送時に補正値Δ
DDnとを加算することで、最終的な用紙搬送倍率及び
搬送ローラ偏心を加味した補正値ΔDEnを算出する。
【0116】ΔDEn=ΔDBmean+ΔDDn このΔDEnが最終的な補正値となり、この値がメモリ
に格納される。
【0117】なお、実際に画像を1パスで記録する際に
は、例えば、パターンA1の印字後からパターンB1の
印字に切り替わる際の用紙搬送量補正値ΔDE1は、Δ
DBmeanは+2パルス、ΔDD1は−1パルスであるた
め+1となる。つまり、最初の用紙搬送量は基準パルス
数の40に1プラスされて41パルスとなる。
【0118】また、次式で用紙搬送倍率Magを算出し
ても良い。
【0119】Mag=(Davg/F)*100% ここで、Davgは各間隔測定値ΔDAnと理想(設
計)上の間隔ΔDmeanとの差の平均、Fは1回の搬送量
で40パルスである。
【0120】この例では、Davgは2パルスであるた
め、 Mag=2/40*100% =5% このMag=5%をメモリに記憶しておき、実際に画像
を印字する際の基準用紙搬送量40パルスに、この補正
値Magを乗算することで、用紙搬送倍率を補正するこ
とができる。尚、この用紙搬送倍率による補正後に、搬
送ローラ5の偏心によって生じる搬送ムラ分の用紙搬送
量誤差を補正する必要がある。
【0121】次に図6を参照して、マルチパス印字を考
慮した場合の、用紙搬送倍率の算出及び搬送ムラの補正
値の算出について説明する。
【0122】先ず、テストパターンの印字について説明
する。
【0123】ここで使用する記録ヘッドは248個のノ
ズルを有している。1回の用紙搬送量は124ドット分
である。以下では、1ノズルピッチ=1ドットピッチと
して説明を進める。テストパターンは、1回のスキャン
毎に8ドット間隔で31本の水平線を印字し、それを複
数回繰り返すことで形成される。この印字は、用紙搬送
量が搬送ローラ5の1周分の搬送量に達するまで繰り返
される。
【0124】図8では、第3スキャンまで印字したとこ
ろまでを図示している。
【0125】第1スキャン及び第3スキャンで印字され
る水平線は、主走査方向の位置を一致させるように印字
され、第2スキャンで印字される水平線は、第1又は第
3スキャンで印字される水平線と主走査方向において隣
接して印字される。
【0126】第1スキャンで印字された水平線と第2ス
キャンで印字された水平線との間隔、更には第2スキャ
ンで印字された水平線と第3スキャンで印字された水平
線との間隔を測定することで、用紙搬送ずれを算出する
ものである。
【0127】ここでは、用紙搬送モータに供給する搬送
パルスを1パルス=1ドットピッチ(=1ノズルピッ
チ)として説明する。なお、記録ヘッドとしては、36
0dpi用のものを採用しているが、これに限定される
ことはない。
【0128】次に、テストパターンの読み取りについて
説明する。
【0129】CCD37は、その撮像素子の配列方向に
沿って読み取り機能別に分割されている。即ち、左側領
域で第1スキャン及び第3スキャンで印字された水平線
を読み取り、右側領域で第2スキャンで印字された水平
線を読み取るように構成されている。このCCD37は
キャリッジ17上に搭載されており、用紙を搬送するこ
とによってテストパターンを読み取る。
【0130】以下、実際のテストパターンの読み取り手
順について説明する。
【0131】先ず、CCD37を初期位置に移動させ
る。主走査方向に関してはキャリッジ17を移動させる
ことにより、また副走査方向に関しては用紙搬送モータ
で用紙を搬送させることによりCCD37を初期位置に
移動させる。
【0132】続いて、テストパターンの水平線の読み取
りを開始する。CCDが図8の状態から相対的に図中下
方に移動する。実際には、CCDが固定され用紙が図中
上方に向かって搬送されることにより水平線が読み取ら
れる。
【0133】次いで、CCD37の左側領域の素子によ
って、第1スキャンによって印字された水平線V11が
検出される。検出された水平線の位置データに相当する
用紙搬送モータのパルス数は、メモリに記憶される。
【0134】こうして、更に用紙が搬送され、CCD3
7の左側領域の素子によって、水平線V12がV11に
続いて検出された場合、第1スキャンによる水平線が連
続して検出されたということで、先に検出された水平線
V11の位置データに換えて水平線V12の位置データ
をメモリに記憶する。
【0135】CCD37により水平線V1aが検出され
ると、先に検出された水平線の位置データに換えて、水
平線V1aの位置データがメモリに記憶される。
【0136】こうして、更に用紙が搬送されると、CC
D37の右側領域の素子によって水平線V21が検出さ
れる。ここで、この第2スキャンによって印字された水
平線V12の位置データをメモリに格納する。これ以
降、CCD37の左側領域の素子による第1スキャンに
よる水平線、CCD37の右側領域の素子による第2ス
キャンによる水平線が交互に検出され、検出される毎に
その検出した際の位置データに相当する搬送モータに供
給するパルス数をメモリに記憶する。
【0137】また、第1スキャンによって印字された水
平線の検出が終了した後は、第3スキャンによって印字
された水平線V31の検出が開始され、同様に水平線が
検出された際のその水平線の位置データがメモリに記憶
される。
【0138】以上の処理は、用紙を所定量搬送したにも
関わらず、CCD37の右側領域の素子から第2スキャ
ンによって印字された水平線が検出されない状態が続い
た場合が生じるまで行われることになる。
【0139】次に、補正値の算出について説明する。
【0140】先ず、第1スキャンによる水平線V1aの
位置データと、当該水平線V1aの検出直後に検出され
た第2スキャンによる水平線V21の位置データとを比
較し、その位置間隔L11を算出し、メモリに記憶す
る。
【0141】次に、第1スキャンによる水平線V1bの
位置データと、当該水平線V1bの検出直後に検出され
た第2スキャンによる水平線V22の位置データとを比
較し、その位置間隔L12を算出し、メモリに記憶す
る。
【0142】以降、同様に位置間隔L1nを算出するま
で位置間隔の算出を継続する。
【0143】次に、第2スキャンによる水平線V2cの
位置データと、当該水平線V2cの検出直後に検出され
た第3スキャンによる水平線V31の位置データとを比
較し、その位置間隔L21を算出し、メモリに記憶す
る。
【0144】続いて、第2スキャンによる水平線V2d
の位置データと、当該水平線V2dの検出直後に検出さ
れた第3スキャンによる水平線V32の位置データとを
比較し、その位置間隔L22を算出し、メモリに記憶す
る。
【0145】以降、第2スキャンで一番下方に印字され
た水平線V2nと、第3スキャンで印字された水平線V
3dとの間隔が算出されるまで、第2スキャンによる水
平線と第3スキャンによる水平線との位置間隔を算出
し、それをメモリに記憶する。
【0146】さらに、図6には図示していないが、第4
スキャン以降の各スキャンにおいて印字された水平線の
間隔についても、その位置間隔を算出する。
【0147】次に、この算出された各位置間隔データL
11〜L2nを理想(設計)値である4ドットと比較
し、その差がどれだけあるかを各位置間隔データについ
て算出する。全ての位置間隔データについて算出された
ならば、次にその平均値Dvagを算出する。この平均
値Dvagが0でないとすると、搬送ローラ1周分の理
想の搬送量からずれていることになる。即ち、用紙搬送
倍率Mag=1.0でないことになる。
【0148】ここで、用紙搬送倍率Magは、次式で求
められる。
【0149】Mag=(Davg/F)*100% この式において、Fは水平線を印刷する際の1回の搬送
量(124*25.4/360mm)である。例えば、
左右の各水平線の全ての間隔を算出し、その平均値Dv
agが−0.104であったとする。この場合、上式よ
り用紙搬送倍率Magが−1.18%が算出される。
【0150】この用紙搬送倍率Magをメモリに格納し
ておき、実際の画像記録を行う際の用紙搬送時に、基準
の用紙搬送量124ドット分に当該用紙搬送倍率を乗算
することで、適切な用紙搬送が行われる。
【0151】更に、搬送ローラ5の偏心に起因する搬送
ムラを補正するための用紙搬送量誤差の補正値の算出に
ついては、基本的には前述した1パス印字の場合と同様
であるが、ここでは、既に用紙搬送倍率が算出されてい
るものとして説明する。
【0152】以下の説明において、ΔDmeanは理想の状
態の各水平線の間隔の平均値(4ドット)を意味し、D
はΔDの総和を意味する。DAはΔDA1とΔDA2…
の総和を意味し、ΔDBmeanはDとDAとの差の平均値
(=0)を意味する。
【0153】更に、ΔDA1は第1スキャンの各水平線
と第2スキャンの各水平線との間隔の平均値を意味し、
ΔDA2は第2スキャンの各水平線と第3スキャンの各
水平線との間隔の平均値を意味する。そして、ΔDCn
は用紙搬送倍率の補正がなされた後の各水平線間の間隔
(ΔDAn+ΔDmean)を意味する。
【0154】先ず、用紙搬送倍率による補正がなされた
各水平線間の間隔ΔDCnが、全てΔDに一致するかど
うか判別する(ここでは一致しないものと仮定する)。
【0155】この例では、全てのΔDCnがΔDに一致
しないので、次に搬送ムラを補正するための補正値ΔD
Dnを算出する。即ち、ΔDCnが理想の間隔値からど
れだけズレているか、そのズレ量を次式より算出する。
【0156】ΔDDn=ΔDmean−ΔDCn そして、用紙搬送倍率に係る補正するための各搬送時に
おける補正値ΔDBmeanと、搬送ムラを補正するための
各搬送時における補正値ΔDDnとを加算することで、
最終的な補正値ΔDEnを算出する。
【0157】ΔDEn=ΔDDn+ΔDBmean ただし、ΔDBmeanは用紙搬送倍率1.0のため0とな
る。
【0158】このΔDEnが最終的な補正値となり、こ
の値がメモリに格納される。
【0159】実際に画像を記録する際の、第1スキャン
から第2スキャンの印字に切り替わる際の用紙搬送量は
124+ΔDE1ドット、第2スキャンから第3スキャ
ンの印字に切り替わる際の用紙搬送量は124+ΔDE
2ドットとなる。
【0160】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、マルチパス印字の場合には、1スキャンにおいて
複数本の水平線を印字し、前スキャンと本スキャンにお
ける複数の水平線の間隔を算出しているため、複数の水
平線を印字する複数のノズルのうち一部のノズルに噴射
特性の狂いがあったとしても、それが平均化されるの
で、用紙搬送倍率算出にあまり影響しない。
【0161】例えば、1パス印字の場合には、水平線を
印字する特定ノズル(2つしかない)のうち1つに噴射
特性に狂いがあったとすると、測定される間隔に大きく
狂いが生じてしまい算出される用紙搬送倍率が大きく変
わってしまうが、マルチパス印字の場合には、そのよう
なことがない。
【0162】つまり、1パス印字の場合とマルチパス印
字の場合とでは、用紙搬送倍率がもつ意味が若干異な
り、1パス印字の場合では、先のスキャンの下側水平線
と、その後のスキャンの上側水平線との間の間隔が所定
の間隔に合わせるためのものであり、マルチパス印字の
場合では、先のスキャンで印字された複数の水平線と、
その後のスキャンで印字された複数の水平線が、互いに
バランス良く印字するためのものとなっている。
【0163】よって、同一プリンタ、同一用紙であって
も、1パスでテストパターンを印字して算出される用紙
搬送倍率と、マルチパスでテストパターンを印字して算
出される用紙搬送倍率とでは、その値が異なることに留
意すべきである。
【0164】このため用紙搬送倍率の算出は、当該プリ
ンタが具備する各記録モード毎に行うことが好ましい。
例えば、記録モードとして1パス記録、2パス記録、4
パス記録、8パス記録が設定されているプリンタの場
合、実際の記録を始める前に、各記録モード毎に用紙搬
送倍率を算出し、それぞれをメモリに格納しておく。そ
して、実際の記録を4パス記録で行おうとする場合に
は、その記録の開始に先立って当該メモリに格納されて
いる4パス記録に応じた用紙搬送倍率を読み出し、その
値を考慮して用紙搬送量を算出し、設定するようにす
る。
【0165】また、上記実施形態では、テストパターン
を印字するに当たって、その用紙搬送量が用紙搬送ロー
ラ1周分の用紙搬送量と一致させるようにしたが、より
好ましくは、この用紙搬送ローラ1周分の用紙搬送量の
倍数とし、その平均値をとることがより精度の高い用紙
搬送倍率を算出する上で好ましい。
【0166】また、上記実施の形態では、テストパター
ンを記録する際の1回の用紙搬送量が、1パス印字の場
合よりも小さいため、搬送ローラ1周分に相当する用紙
搬送量における用紙搬送ムラの測定数は1パスの場合よ
りも多い。つまり、用紙搬送ムラを検出し、そのプロフ
ァイルを作成しようとする場合、マルチパス印字のほう
が1パス印字の場合に比べて、より詳細な、より細かな
搬送量単位で搬送ムラのプロファイルを作成することが
可能である。
【0167】このような背景により、1パス印字での用
紙搬送ムラの補正値を算出する場合には、このマルチパ
ス印字したテストパターンに基づいて作成した用紙搬送
ムラのプロファイルに基づいて算出することで、より細
かく高い精度での用紙搬送ムラの補正値を得ることが可
能となるばかりか、1パス印字用のテストパターンの印
字及びそれを読み取るための工数が削減される。
【0168】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を
逸脱しない範囲で種々の改良、変更が可能であることは
勿論である。
【0169】
【発明の効果】本発明によれば、用紙全体に亘って試験
データの記録及びその読み取りを行うことなく、効率的
に用紙搬送量誤差を求め、適正な補正値を算出すること
ができるインクジェットプリンタを提供することができ
る。
【0170】更には、異なる厚さの用紙が使用可能であ
って、該用紙の厚さ、摩擦係数毎の適切な用紙搬送量誤
差を求め、適正な補正値を容易且つ迅速に算出できるイ
ンクジェットプリンタを提供することができる。
【0171】より詳細には、本発明では、搬送ローラ1
周分の搬送量に相当する長さを、用紙搬送量誤差を測定
する際の測定範囲とすることで、用紙搬送量誤差を測定
する際の時間、インク量、用紙の無駄な消費を省くこと
が可能なインクジェットプリンタを提供することができ
る。
【0172】また、搬送量ずれを補正するための用紙搬
送倍率を単独で算出することを可能とし、各記録モード
に応じた用紙搬送倍率を算出することを可能とするイン
クジェットプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るインクジェットプリンタの要
部の構成を示す図である。
【図2】インクジェットプリンタについてプラテン10
側からキャリッジ17を見た様子を示す図である。
【図3】搬送回数と搬送量の関係を示す図である。
【図4】実施の形態に係るインクジェットプリンタが採
用する1パス印字の場合のテストパターンの一例を示す
図である。
【図5】実施の形態に係るインクジェットプリンタが採
用する1パス印字の場合のテストパターンの一例を示す
図である。
【図6】実施の形態に係るインクジェットプリンタが採
用する1パス印字の場合のテストパターンの一例を示す
図である。
【図7】図6のテストパターンに係る補正値の演算過程
を示す図である。
【図8】実施の形態に係るインクジェットプリンタが採
用するマルチパス印字の場合のテストパターンの一例を
示す図である。
【符号の説明】
5 搬送ローラ 10K,10C,10M,10LC,10LM,10Y
記録ヘッド 17 キャリッジ 34 制御部 36 キャリッジ駆動部 37 CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB15 AC07 AC17 AE04 GA02 2C060 BA03 BC03 BC04 BC12 BC15 BC84 3F103 AA02 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する搬送ローラと、 前記搬送ローラを駆動させる搬送モータと、 少なくとも前記搬送ローラの1周分の媒体搬送量に相当
    する媒体上の領域に、記録媒体を複数回搬送すると共
    に、その搬送毎にテストパターンを記録する記録手段
    と、 前記複数のテストパターンを読み取るセンサ手段と、 先に記録されたテストパターンとその用紙搬送後に記録
    されたテストパターンとの間隔を算出し、当該間隔と所
    定の間隔とのずれ量を前記全ての複数のテストパターン
    から算出し、その平均値を算出する演算手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、当該インクジェットプ
    リンタにおいて設定されている記録モードに応じてテス
    トパターンを記録し、前記演算手段は、当該各記録モー
    ドに応じたずれ量の平均値をそれぞれ算出するものであ
    って、 前記演算手段によって算出された各記録モード毎のズレ
    量の平均値を記憶する記憶手段を更に有する、ことを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 実際の記録に起因する記録モードに応じ
    た前記ズレ量の平均値を、前記記憶手段に記憶された複
    数のズレ量の平均値から選択する選択手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記テストパターンは、用紙搬送方向に
    沿って所定間隔毎に配置される複数の水平線から構成さ
    れ、 前記記録手段は、先に記録されるテストパターンと、そ
    の用紙搬送後に記録されるテストパターンとを互いに主
    走査方向にずらして記録することを特徴とする請求項1
    に記載のインクジェットプリンタ。
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