JP2008290268A - 測色手段を備えた記録装置、同記録装置の被記録材の送り量確定方法及び測色光スポットの移動量確定方法 - Google Patents

測色手段を備えた記録装置、同記録装置の被記録材の送り量確定方法及び測色光スポットの移動量確定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単位パッチのサイズを大きくすることなく、測色光スポットを確実に各単位パッチの範囲内に、はみ出ること無く照射することができる測色手段を備えた記録装置を提供すること。
【解決手段】記録実行部81より被記録材送り方向の下流側に位置する測色手段1と、測色位置82までの送り量を確定する送り量確定手段83とを備え、前記送り量確定手段83は、送り量確定用パッチ84としての第1単位パッチ86を複数、被記録材送り方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、被記録材送り手段80により送り量確定用パッチ84が測色位置82に到達するように第1設定送り量で送り、測色手段1によって送り量確定用パッチに対して測色を実行し、第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの位置情報と第1設定送り量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記送り量を確定する。
【選択図】図16

Description

本発明は、被記録材を送る被記録材送り手段と、前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段とを備えた記録装置に関する。
測色装置を記録実行部に対して被記録材送り方向おいて離れて備える記録装置がある(例えば特許文献1)。この記録装置は、記録実行部でカラーパッチチャートを作成し、該カラーパッチチャートをパルスモータを動力源とする搬送手段で送り、各単位パッチを測色装置による測色位置に停止させ、該単位パッチに対して測色を実行するようになっている。
前記搬送手段による前記測色位置までの送り量は、パルスモータのパルス数で規定されている。しかし、各単位パッチのサイズは、搬送系のすべり等の誤差を考慮して、実際の測色に必要なサイズよりも大きめに設定されている。即ち、各単位パッチのサイズは、前記測色光スポットの照射位置が前記搬送系の前記送り誤差等に起因して変動しても、その影響を受けないように、測色光スポット径のサイズに対して、安全サイドでかなり大きく設定され、測色光スポットが測色対象の単位パッチの位置(範囲)から簡単には外れないように構成されている。
しかし、各単位パッチのサイズが大きく設定されているため、カラーパッチチャートの作成(印刷)に要するインクの使用量が増大し、又被記録材の使用量も増大する問題があった。特に、カラーマネージメントのプロファイル作成用のカラーパッチチャートは、1列が50パッチの30ラインで、全体で1500パッチにもなり、前記単位パッチの大サイズ化によるインク等の無駄は大きな問題である。この無駄は、特に大型プリンタの場合には桁違いである。
特開2001−324387号公報
本発明は、このような背景技術の下になされたものであって、単位パッチのサイズを大きくすることなく、測色光スポットを確実に各単位パッチの範囲内に、はみ出ること無く照射することができる測色手段を備えた記録装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る測色手段を備えた記録装置は、被記録材を送る被記録材送り手段と、前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段と、前記被記録材の前記測色手段による測色位置までの送り量を確定する送り量確定手段とを備え、前記送り量確定手段は、前記記録実行部により送り量確定用パッチとしての第1単位パッチを複数、被記録材送り方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、前記被記録材送り手段により、当該被記録材を前記送り量確定用パッチが前記測色位置に到達するように第1設定送り量で送り、前記測色手段によって前記送り量確定用パッチに対して測色を実行し、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記送り量を確定する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記測色手段によって前記送り量確定用パッチに対して測色を実行し、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記送り量を確定するので、正規の測色を実行する際の被記録材送り手段による被記録材の送りの高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材を被記録材送り手段で送り、測色光スポットの照射位置である測色位置に前記測色対象の各単位カラーパッチを高精度で位置させることが可能となる。
従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。この効果は測色手段を備えた大型プリンタにおいて顕著である。
本発明の第2の態様に係る測色手段を備えた記録装置は、第1の態様の測色手段を備えた記録装置において、前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する移動量確定手段を備え、前記移動量確定手段は、前記測色手段の測色光スポットを移動させて前記第1単位パッチに対して測色を実行し、該第1単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記検出された第1単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定することを特徴とするものである。
本態様によれば、前記移動量確定手段は、前記測色手段の測色光スポットを移動させて前記第1単位パッチに対して測色を実行し、該第1単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記検出された第1単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定するので、前記測色手段の測色光スポットを、被記録材の幅方向における測色対象パッチの位置まで移動する移動量についても高精度化することが可能になる。従って、前記検出された第1単位パッチによって被記録材の送り方向における送りの高精度化だけでなく、被記録材の幅方向おける測色光スポットの移動(位置決め)の高精度化を実現できる。
前記第1の態様又は第2の態様の測色手段を備えた記録装置において、前記第1単位パッチは四角形状であると次に記す作用効果が得られる。前記測色光スポットの形状は通常円形又は楕円形である。前記第1単位パッチは四角形状であるので、前記測色光スポットの形状との関係において、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの特定を簡単に行うことができる。
本発明の第3の態様に係る測色手段を備えた記録装置は、第1の態様又は第2の態様の測色手段を備えた記録装置において、前記送り量確定用パッチは被記録材の幅方向に一定の段差で前記第1単位パッチが配列されることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記送り量確定用パッチは被記録材の幅方向に一定の段差で前記第1単位パッチが配列されている。すなわち、一定の段差で階段状に第1単位パッチが配列されて前記送り量確定用パッチの全体形状が形成されているので、測色光スポットを前記送り量確定用パッチの一端側から他端側に移動させて各第1単位パッチの測色を行うことにより、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチを簡単に特定することができる。
本発明の第4の態様に係る測色手段を備えた記録装置は、第1の態様から第3の態様のいずれか一つの測色手段を備えた記録装置において、前記送り量確定手段による前記送り量の確定は、被記録材の種類毎に実行されることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記送り量確定手段による前記送り量の確定は、被記録材の種類毎に実行されるので、同種類の被記録材については重複した送り量確定工程を避けることができる。ここで、「被記録材の種類毎に実行」とは、一例として、被記録材の材質、大きさ(サイズ)、厚さ、表面性状の少なくとも一つが異なる種類毎に実行されることを意味する。
本発明の第5の態様に係る測色手段を備えた記録装置は、被記録材を送る被記録材送り手段と、前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段と、前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する移動量確定手段とを備え、前記移動量確定手段は、前記記録実行部により、第2単位パッチを前記被記録材に記録し、前記被記録材送り手段により、当該被記録材を前記第2単位パッチが前記測色手段の測色位置に到達するように第2設定送り量で送り、前記測色手段の前記測色光スポットを移動させて前記第2単位パッチに対して測色を実行し、該第2単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記第2単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、測色手段の前記測色光スポットを移動させて前記第2単位パッチに対して測色を実行し、該第2単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記第2単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定するので、正規の測色を実行する際の測色手段における測色光スポットの移動の高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材の当該測色対象である前記各単位カラーパッチに対して、測色光スポットの照射位置(測色位置)を被記録材の幅方向において高精度で位置させることが可能となる。
従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。この効果は測色手段を備えた大型プリンタにおいて顕著である。
本発明の第6の態様に係る測色手段を備えた記録装置は、被記録材を送る被記録材送り手段と、前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段と、前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する移動量確定手段とを備え、前記移動量確定手段は、前記記録実行部により移動量確定用パッチとしての第3単位パッチを複数、被記録材の幅方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで設定移動量で移動して停止させ、前記被記録材送り手段により、前記移動量確定用パッチを、前記測色光スポットの位置を通過させて測色を実行し、前記第3単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチの位置情報と前記設定移動量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで設定移動量で移動して停止させ、前記被記録材送り手段により、前記移動量確定用パッチを、前記測色光スポットの位置を通過させて測色を実行し、前記第3単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチの位置情報と前記設定移動量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定するので、正規の測色を実行する際の測色手段における測色光スポットの移動の高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材の当該測色対象である前記各単位カラーパッチに対して、測色光スポットの照射位置(測色位置)を被記録材の幅方向において高精度で位置させることが可能となる。
従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。この効果は測色手段を備えた大型プリンタにおいて顕著である。
本発明の第7の態様に係る測色手段を備えた記録装置の被記録材の送り量確定方法は、記録実行部により送り量確定用パッチとしての第1単位パッチを複数、被記録材送り方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、被記録材送り手段により、当該被記録材を前記送り量確定用パッチが測色手段による測色位置に到達するように第1設定送り量で送り、前記測色手段によって前記送り量確定用パッチに対して測色を実行し、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際における前記被記録材の前記測色手段による測色位置までの送り量を確定する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記第1の態様と同様に、正規の測色を実行する際の被記録材送り手段による被記録材の送りの高精度化を実現できる。従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。
本発明の第8の態様に係る測色手段を備えた記録装置の測色光スポットの移動量確定方法は、記録実行部により、第2単位パッチを被記録材に記録し、被記録材送り手段により、当該被記録材を前記第2単位パッチが測色手段の測色位置に到達するように第2設定送り量で送り、前記測色手段の測色光スポットを移動させて前記第2単位パッチに対して測色を実行し、該第2単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記第2単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際における前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記第5の態様と同様に、正規の測色を実行する際の測色手段における測色光スポットの移動の高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材の当該測色対象である前記各単位カラーパッチに対して、測色光スポットの照射位置(測色位置)を被記録材の幅方向において高精度で位置させることが可能となる。従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。
本発明の第9の態様に係る測色手段を備えた記録装置の測色光スポットの移動量確定方法は、記録実行部により移動量確定用パッチとしての第3単位パッチを複数、被記録材の幅方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、測色手段の測色光スポットを測色位置まで設定移動量で移動して停止させ、被記録材送り手段により、前記移動量確定用パッチを、前記測色光スポットの位置を通過させて前記測色手段により測色を実行し、前記第3単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチの位置情報と前記設定移動量に基づいて正規の測色の際における前記測色光スポットの前記測色位置までの移動量を確定する、ことを特徴とするものである。
本態様によれば、前記第6の態様と同様に、正規の測色を実行する際の測色手段における測色光スポットの移動の高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材の当該測色対象である前記各単位カラーパッチに対して、測色光スポットの照射位置(測色位置)を被記録材の幅方向において高精度で位置させることが可能となる。従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。
以下、本願発明に係る測色手段を備えた記録装置について説明する。最初に本願発明の記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構造の概略を図面に基づいて説明する。尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えばA3プラス(ノビ)サイズ以上のシート状の大判の被記録材P(以下単票紙Pともいう)やA1プラス(ノビ)サイズやB0プラス(ノビ)サイズといったロール状の大判の被記録材R(ロール紙Rともいう)に対して記録を実行することができる大型のインクジェットプリンタである。
図1は本体カバーを装着した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2は本体カバーを装着した状態のインクジェットプリンタの外観を示す側面図である。また図3は本体カバーを取り外した状態のインクジェットプリンタを示す斜視図、図4は本体カバーを取り外した状態のインクジェットプリンタを示す側面図である。
図示のインクジェットプリンタ100は、図3及び図4に示すように、記録装置本体の一例であるプリンタ本体3を備えており、該プリンタ本体3は、図1及び図2に示すようにプリンタ本体3を覆い隠すことのできる本体カバー2によって覆われている。また、上記プリンタ本体3の後部寄りの上部には、ロール紙Rを保持することのできるスピンドルと、一対のフランジ状のロール紙押さえとによって構成されているロール紙ホルダ5が設けられている。また、プリンタ本体3の前面の一例として左端寄りの部分には各色のインクカートリッジを個別に収容することができる複数のカートリッジスロットを備えたカートリッジホルダ8が設けられている。
また、インクジェットプリンタ100の前面の、一例として右端寄りの部分には、各種の操作指令を司る操作パネル9が適宜のブラケットによって支持されて設けられている。また、プリンタ本体3には約60°の前下がり傾斜姿勢で搬送案内板11が設けられており、該搬送案内板11はロール紙ホルダ5によって保持されているロール紙Rと単票紙Pを搬送方向Aとなる前部下方に向けて案内している。また、ロール紙Rと単票紙Pの搬送経路の上流位置には、一対のニップローラによって構成されている図示しない搬送用ローラが設けられている。搬送用ローラの下流にはキャリッジ10によってプリンタ本体3の幅方向に往復移動可能に保持されている記録ヘッド13と、記録ヘッド13の下方にギャップを隔てて位置するプラテン28とが設けられている。
また、搬送案内板11のロール紙Rと単票紙Pの搬送方向における下流位置の領域には、次に詳述する測色手段1が設けられている。そして、該測色手段1には、図1及び図2に示すようなフード状のユニットカバー30が取り付けられている。
[測色手段の説明]
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンタ100に対して装着されている測色手段1について図面に基づいて具体的に説明する。
図5は測色手段の主要な内部構造を示す斜視図、図6はホームポジション近傍に位置する測色手段の測色器及び測色器ホルダ周辺を拡大して示す正面図である。図7は測色器と押さえ部材とプロファイル作成用のカラーパッチとの位置関係を示す側断面図、図8は測色器と測色器ホルダを示す分解斜視図である。図9は測色器と測色器ホルダと、測色器用キャリッジと、測色器ホルダとキャリッジとの間に設けられる追従機構とを示す斜視図である。図10は押さえ部材を示す平面図、図11は図10中のA−A断面図である。図12は図10中のB−B断面図、図13は押さえ部材が被記録材の表面に当接した瞬間(a)と、被記録材の表面に密着した測色時の状態(b)を示す側断面図である。また図14は押さえ部材を示す底面図である。
この測色手段1は、測色器31を保持する測色器ホルダ32と、キャリッジ往復動手段33と、押さえ部材34と、回動シフト手段35と、キャリブレーション手段4を構成するホワイトタイル36及びタイルホルダ37と、を一体のユニットとして備えることによって基本的に構成されている。
測色器31は、ロール紙Rや単票紙Pに記録された測色用パターンB(以下カラーパッチBともいう)に対して光を照射し、カラーパッチBに反射して戻って来た光に基づいて色情報を測定して色校正用の補正値等を得るための測定機器であり、図8に示すような角箱状の外観形状を有している。尚、本実施例の測色器31には、コネクタ配線38を接続するためのソケット39と、次に述べる測色器ホルダ32に係止するための係止ピン40が2本設けられている。
尚、上記色情報としては、ホワイトバランス、色度、明度(L*)によってカラー値を定義するLabカラーモードに基づく色情報が一例として使用できる。また、モニタ側ではRGBカラーモードが、インクジェットプリンタ100側ではCMYKカラーモードがそれぞれ使用されるから、測色器31によって測定したLabカラーモードに基づく色情報をそれぞれRGBカラーモードまたはCMYKカラーモードに変換してモニタ側ないしインクジェットプリンタ100側の補正値を算出して適用することができる。
測色器ホルダ32は、その前面、上面、底面が開放されたホルダーケース41と、該ホルダーケース41の上面を覆うケースカバー42とを備えた上記測色器31用の保持部材である。ホルダーケース41には、上記測色器31側の2本の係止ピン40と嵌合する2つの係止穴43と、後述する追従機構44の4本のリンク45の一端とそれぞれ回動自在に接続される4つの回動支点46が設けられている。また、測色器ホルダ32の下面には、一例としてベアリングによって構成されている4個の走行車輪47が遊転自在に取り付けられている。
尚、上記走行車輪47は、後述する押さえ部材34における押さえ板48に対して長手方向に、すなわち後述する測色パターンの作る列方向(被記録材の幅方向)Cに延びるように形成されている長穴状の長孔49を跨ぐようにして、押さえ板48の表面(上面)の一部に当接して転がり接触する。一方、ケースカバー42の裏面には、屈曲形状の板バネによって構成されている押さえバネ50が設けられており、該押さえバネ50による下方への付勢力と、上記係止ピン40と係止穴43とによる係止作用によって、図8中、矢印で示すように、測色器31は手前側からワンタッチで測色器ホルダ32に取り付けることができ、測色器ホルダ32からワンタッチで取り外すことができるようになっている。
キャリッジ往復動手段33は、上記測色器ホルダ32によって保持されている測色器31を測色パターンの作る列方向Cに往復移動させる手段である。具体的には、追従機構44を介して測色器ホルダ32に接続され、測色器31と共に往復移動する測色器用キャリッジ51と、該測色器用キャリッジ51を案内する主軸52と副軸53とによって構成されている2本のガイド軸と、上記測色器用キャリッジ51を往復移動させる際の駆動源となるリターンポジション側に配置されるキャリッジ駆動モータ54と、該キャリッジ駆動モータ54の出力軸に取り付けられているピニオンギヤ55と、該ピニオンギヤ55と噛み合う伝達ギヤ56と、伝達ギヤ56と一体の駆動プーリ57と、ホームポジション側に設けられる従動プーリ58と、上記駆動プーリ57と従動プーリ58との間に巻回され、その一部が上記測色器用キャリッジ51に係止されている無端帯状のタイミングベルト59とを備えることによってキャリッジ往復動手段33は構成されている。
追従機構44は、上記測色器ホルダ32の下面に設けられている走行車輪47が後述する押さえ板48上に常に接地して走行できるようにするための機構で、後述するキャリブレーション手段4を構成するタイルホルダ37と、前記押さえ板48間の移動を円滑にする役割も有している。具体的には、上記測色器ホルダ32側の回動支点46と、測色器用キャリッジ51側の回動支点60とを接続する4本のリンク45によって構成されている平行リンク機構と、測色器ホルダ32と測色器用キャリッジ51との間に設けられる加圧用の捩りコイルバネ61とによって追従機構44は構成されている。
押さえ部材34は、測色時にカラーパッチBが記録されたロール紙Rや単票紙Pの表面を押さえる押圧姿勢(図5の実線位置)をとり、非測色時に上方に跳ね上がってロール紙Rや単票紙Pの搬送を可能にする退避姿勢(図5の仮想線位置)をとるように回動する部材である。具体的には、一体に設けられる回動軸62を中心にして約90°の範囲に亘って回動する回動レバー63と、該回動レバー63の回動自由端に対して回動ピン64を介して回動自在に接続される上述した押さえ板48と、上記回動レバー63と押さえ板48との間に設けられる押さえ板支持バネ65と、押さえ板加圧バネ66とを備えることによって押さえ部材34は構成されている。
回動レバー63は、測色パターンの作る列方向Cに長い、湾曲した板状のレバーで、回動基端側に左右外方に突出するように上記回動軸62が一体に形成されている。また、左右の回動軸62には、約90°の範囲に亘って歯が形成されている扇形ギヤ67が設けられている。押さえ板48は、測色パターンの作る列方向Cに長い平板状の部材で、押さえ板48の上面中央には測色パターンの作る列方向Cに延びる上述した長孔49が押さえ板48の押圧面(下面)にかけて貫通するように形成されている。
また、押さえ板48の下面には、図7及び図14に示すように、上記長孔49の周囲と、押さえ板48の周囲のみを下方にリブ状に突出させた押圧凸条部68が設けられている。因みに、このような位置に押圧凸条部68を設けることによって測色パターンの作る列方向Cに並設されている複数のカラーパッチBが互いの離間部である空白部Dを介して搬送方向Aに多段に亘って配列されているプロファイル作成用の各列のカラーパッチBに当接することなく、ロール紙Rや単票紙Pの表面を押圧することが可能になる。
図12に示したように、押さえ板支持バネ65は、押さえ板48の先端部69が下がらないように付勢支持する捩りコイルバネによって構成されている。一方、図11に示したように、押さえ板加圧バネ66は、押さえ板48の先端部69が逆に持ち上がらないように付勢支持する捩りコイルバネによって構成されている。
押さえ板支持バネ65と押さえ板加圧バネ66の両者の付勢力は、押さえ板加圧バネ66の方が押さえ板支持バネ65よりも大きくなるように設定されている。そして、上記押さえ板支持バネ65と押さえ板加圧バネ66との作用により、押さえ板48の先端部69がロール紙Rや単票紙Pの表面に当接しない無負荷の状態では、互い相反する方向に付勢力を作用させることによって押さえ板48は回動レバー63と平行な伸張状態を維持している。
一方、図13(a)に示すように、押さえ板48の先端部69がロール紙Rや単票紙Pの表面に当接すると、押さえ板加圧バネ66(図11)を拡げる方向に力が作用するようになる。このように、押さえ板加圧バネ66を拡げる方向に弾性変形させて押さえ板48を図13中、時計方向に回動させ、図13(b)に示すように、押さえ板48の下面の全面をロール紙Rや単票紙Pの表面にしっかり密着させる。この時、押さえ板48には押さえ板加圧バネ66が元の形状に戻ろうとする反力が作用するからロール紙Rや単票紙Pの表面は強い押圧力によって確実に保持されるようになる。
回動シフト手段35は、上記押さえ部材34の押圧姿勢と退避姿勢とを切り替えるための手段である。具体的には、駆動源である押さえ部材用駆動モータ70と、該押さえ部材用駆動モータ70の回転を上記扇形ギヤ67に伝達するためのギヤ輪列71とを備えることによって回動シフト手段35は構成されている。
キャリブレーション手段4は、ホワイトタイル36を保持したタイルホルダ37で構成されている。ホワイトタイル36は非測色時に上記測色器31のキャリブレーションを実行するためのセラミックス製のタイルである。そして上記ホワイトタイル36は着脱可能な状態でタイルホルダ37によって保持されている。
また、上記ホワイトタイル36を保持したタイルホルダ37はカラーパッチBが記録されたロール紙Rや単票紙Pが通る搬送経路側方の上記キャリッジ往復動手段33のホームポジション領域に設けられている。そして、測色器用キャリッジ51がホームポジションに位置する非測色時には、上記測色器31によって上記ホワイトタイル36の上面を被覆してホワイトタイル36の上面への埃等の付着を防止している。
次に、このようにして構成される測色手段1の(1)測色時の作動態様と、(2)非測色時の作動態様を説明する。
(1)測色時の作動態様
測色時には測色器31を手前から挿入するようにして測色器ホルダ32にセットする。この場合、測色器ホルダ32内に挿入された測色器31は、上記係止ピン40と係止穴43との係止作用と押さえバネ50の下方への付勢力とによって測色器ホルダ32に保持される。そして、測色器31のソケット39にコネクタ配線38を接続する。次に、カラーパッチBが記録されたロール紙Rや単票紙Pを搬送方向Aの上流位置から下流位置に向けて搬送し、所定の測色位置に到達したところで停止させる。
この状態で所定の起動スイッチを操作して測色手段1を起動させると、押さえ部材用駆動モータ70が正転方向に回転して押さえ部材34を図5中、実線で示す押圧姿勢にする。尚、この状態では上述した押さえ板支持バネ65と押さえ板加圧バネ66との作用によって押さえ板48はカラーパッチBが記録されていないロール紙Rや単票紙Pの表面に密着状態で当接し押圧している。また、長孔49の下方には測色するカラーパッチBが位置している。
次に、キャリッジ駆動モータ54が回転を開始し、タイミングベルト59を駆動させて測色器用キャリッジ51をホームポジション領域から測色領域に移動させ、走行車輪47を押圧姿勢の押さえ板48の上面に接地させた状態にする。タイミングベルト59はそのまま駆動を続け、測色器用キャリッジ51と共に測色器ホルダ32によって保持された測色器31は、ホームポジション寄りに位置するカラーパッチBから順番にリターンポジションに向けて移動を開始する。そして、本実施例では、測色器31によって測定された色情報は、図示しない処理装置に送られ、モニタに映し出されている画像の色情報と比較して補正値を算出して、インクジェットプリンタ100のプリンタドライバに供給され、以後の記録の実行に反映される。
(2)非測色時の作動態様
測色器31がすべてのカラーパッチBの色情報を測定すると、キャリッジ駆動モータ54は逆転方向に回転するようになり、リターンポジションに位置していた測色器31はホームポジションに向けて移動を開始する。そして測色器31がホームポジションに到達すると、ホワイトタイル36の上面を測色器31によって覆った状態になり、ホワイトタイル36上面への埃等の付着を防止する。次に、押さえ部材用駆動モータ70が逆転方向に回転するようになり、ギヤ輪列71と扇形ギヤ67を介して押さえ部材34に回転が伝達されて、押さえ部材34を上方に回動させて、図5中、仮想線で示す上方に跳ね上がった退避姿勢にする。尚、この状態ではロール紙Rや単票紙Pは搬送方向Aに搬送可能であるので、空白部Dを介して搬送方向Aの上流に位置する上の列のカラーパッチBを測色位置まで移動させたり、インクジェットプリンタ100による本来の記録実行に伴うロール紙Rや単票紙Pの搬送が実行できるようになる。
[送り量確定手段の説明]
[実施例1]
次に、図15から図18に基づいて、被記録材送り手段により被記録材P,Rを前記測色手段1による測色位置まで送る際の送り量を確定する送り量確定手段の構成と動作について説明する。図15は本発明の実施例1に係る測色手段を備えた記録装置の概略構成図であり、図16は送り量確定用パッチの構成と測色動作を説明する平面図、図17は送り量確定手段の制御動作を説明するフローチャート、図18は前記送り量確定用パッチに対して測色を実行した測色結果を示す図である。
実施例1の記録装置は、被記録材P,Rを送る被記録材送り手段(搬送用ローラ)80と、前記被記録材P,Rに記録を実行する記録実行部81と、前記記録実行部81より前記被記録材の送り方向の下流側に離れて位置する既述の測色手段1と、前記被記録材P,Rの前記測色手段1による測色位置82までの送り量を確定する送り量確定手段83とを備えている。
被記録材送り手段80は、駆動ローラ80aと従動ローラ80bとの対で構成されるニップローラである。該被記録材送り手段80による被記録材P,Rの送り量は、本実施例では、前記駆動ローラ80aの駆動源(図示せず)のステップ数によって設定される。
前記送り量確定手段83は、前記被記録材送り手段80、記録実行部81および測色手段1の動作を制御して、搬送系の送り誤差を補正して前記送り量を確定するように構成されている。
すなわち、送り量確定手段83は、図17のステップS1に示したように、先ず前記記録実行部81により送り量確定用パッチ84を被記録材P,Rに記録する。ここで、送り量確定用パッチ84は、本実施例では図16に示したように、測色手段1における楕円形状の測色光スポット85のスポット径の被記録材送り方向(搬送方向)AにおけるサイズL(この実施例ではL=3.2mm)と同じサイズで四角形状の第1単位パッチ86を複数、被記録材送り方向Aにおける位置を一定の段差(この実施例では段差=0.2mm)をもって異ならせて位置させたものである。各第1単位パッチ86の記録位置(被記録材の送り方向及び幅方向)は該送り量確定手段83において記憶される。
尚、測色光スポット85のスポット径の前記サイズLと第1単位パッチ86の前記サイズLは同じ寸法に設定されているが、その「同じ」の程度は、厳密さは要求されない。すなわち、各第1単位パッチ86の前記段差に基づいて、その色を最も強く検出した位置の当該第1単位パッチ86を他と区別して特定できるものであればよい。
この実施例では、当該送り量確定用パッチ84は黒色で記録されており、第1単位パッチ86を29個、隣同士が隙間の無い連続配置で階段状に配列して構成されている。そして、各第1単位パッチ86には番号付けされており、配列の中央に位置する15番の第1単位パッチ86cが、搬送系のすべり等の送り誤差がないときに前記被記録材送り手段80によって所定の送り量で送られて前記測色位置82に停止するように設定されている。この所定の送り量が後述する第1設定送り量である。
送り量確定手段83は、図17のステップS2に示したように、前記送り量確定用パッチ84が記録された被記録材P,Rを被記録材送り手段80により、当該送り量確定用パッチ84が前記測色位置82に到達するように前記第1設定送り量で送り、その位置に停止する。そして、前記測色手段1によって前記送り量確定用パッチ84に対して測色を実行する(図17のS3)。測色は測色器31を被記録材の幅方向、すなわち送り量確定用パッチ84の配列方向に移動させて行う。本実施例では測色として明度(L*)を測定した。
図18はその測色結果を示す。図18において横軸は測色位置であり、その左端は図16において送り量確定用パッチ84の左端(上流側の位置)に対応し、右端は図16において送り量確定用パッチ84の右端(下流側の位置)に対応する。従って、横軸は前記番号付けされた各第1単位パッチ86の位置に対応する。
図18の測色結果に基づいて、第1単位パッチ86の黒色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチ86を特定する(図17のS4)。本実施例では黒色を強く検出することは、明度(L*)としては小さくなることに相当する。よって、明度(L*)が最小となる位置にある11番の第1単位パッチ86が当該特定の対象である。
続いて、送り量確定手段83は、図17のステップS5に示したように、特定された第1単位パッチ86の位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記送り量を確定する。具体的には、15番の第1単位パッチ86に対する11番の第1単位パッチ86の被記録材送り方向における位置の差が前記搬送系のすべり等に起因する送り誤差を解消するための補正量になる。この補正量は以下の計算式で求まる。

補正量=(15−特定された第1単位パッチの位置)×段差
=(15−11)×0.2mm
=0.8mm

従って、前記第1設定送り量に0.8mmの補正量を加えた送り量が求める送り量であり、正規の測色の際の測色位置82までの送り量と言うことになる。
本実施例1の作用を説明する。本実施例1の構成によれば、測色手段1によって送り量確定用パッチ84に対して測色を実行し、前記第1単位パッチ86の色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチ86の位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置82までの前記送り量を確定するので、正規の測色を実行する際の被記録材送り手段80による被記録材P,Rの送りの高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材P,Rを被記録材送り手段80で送り、測色光スポット85の照射位置である測色位置82に前記測色対象の各単位カラーパッチを高精度で位置させることが可能となる。従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。
本実施例において、前記送り量確定手段83による前記送り量の確定は、被記録材の種類毎に実行されるように構成されている。これにより、前記送り量確定手段83による前記送り量の確定は、被記録材の種類毎に実行されるので、同種類の被記録材については重複した送り量確定工程を避けることができる。ここで、「被記録材の種類毎に実行」とは、一例として、被記録材の材質、大きさ(サイズ)、厚さ、表面性状の少なくとも一つが異なる種類毎に実行されることを意味する。
[実施例2]
図19に基づいて本発明の実施例2について説明する。図19は実施例2の送り量確定用パッチの構成を示す平面図である。実施例2において、前記送り量確定手段83は、前記測色手段1の測色光スポット85を測色位置82まで移動する移動量を確定する移動量確定手段の機能も備えている。該移動量確定手段83は、測色手段1の測色光スポット85を移動させて前記第1単位パッチ89に対して測色を実行し、該第1単位パッチ89の色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポット85の移動量と前記検出された第1単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置82までの前記移動量を確定するように構成されている。
具体的には、本実施例の送り量確定用パッチ88は、その構成要素である複数の第1単位パッチ89は前記測色光スポット85のスポット径の被記録材の幅方向におけるサイズWとも同じサイズに形成されている。そして、各第1単位パッチ89は隣同士が一定間隔で離間して配列されている。各第1単位パッチ89の記録位置(被記録材の送り方向及び幅方向)は該移動量確定手段83において記憶される。その他の構成は実施例1の第1単位パッチ86と同様なのでその説明は省略する。尚、測色光スポット85のスポット径の前記サイズWと第1単位パッチ89の前記サイズWは同じ寸法に設定されているが、その「同じ」の程度は、厳密さは要求されない。すなわち、その色を最も強く検出した位置の当該第1単位パッチ89を他と区別して特定できるものであればよい。
本実施例2の構成によれば、前記第1単位パッチ89は、前記測色光スポット85のスポット径の被記録材の幅方向におけるサイズWとも同じサイズであるので、被記録材P,Rの幅方向において前記第1単位パッチ89の色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチ89の位置情報を得ることができる。これにより、前記測色手段1の測色光スポット85を、送り量確定手段兼移動量確定手段83により被記録材の幅方向における測色対象パッチの位置まで移動する移動量についても高精度化することが可能になる。従って、同じ第1単位パッチ89によって被記録材P,Rの送り方向における送りの高精度化だけでなく、被記録材P,Rの幅方向おける測色光スポット85の移動(位置決め)の高精度化も実現できる。
[実施例3]
図20から図22に基づいて本発明の実施例3について説明する。図20は本発明の実施例3に係る測色手段を備えた記録装置の概略構成図であり、図21は第2単位パッチの構成と測色動作を説明する平面図、図22は移動量確定手段の制御動作を説明するフローチャートである。
実施例3の記録装置は、被記録材P,Rを送る被記録材送り手段80と、前記被記録材P,Rに記録を実行する記録実行部81と、前記記録実行部81より前記被記録材の送り方向の下流側に離れて位置する測色手段1と、前記測色手段P,Rの測色光スポット85を測色位置82まで移動する移動量を確定する移動量確定手段90とを備えている。
前記移動量確定手段90は、前記被記録材送り手段80、記録実行部81および測色手段1の動作を制御して、測色器31の移動の誤差を補正して前記移動量を確定するように構成されている。
すなわち、移動量確定手段90は、図22のステップS31示したように、先ず前記記録実行部81により第2単位パッチ91を被記録材P,Rに1つ記録する。その記録位置(被記録材の送り方向及び幅方向)は移動量確定手段90において記憶される。ここで、第2単位パッチ91は、図21に示したように、測色手段1における円形状の測色光スポット85のスポット径の被記録材の幅方向(走査方向)CにおけるサイズWと同じサイズで、且つ縦長の長方形である。尚、測色光スポット85のスポット径の前記サイズWと第2単位パッチ91の前記サイズWは同じ寸法に設定されているが、その「同じ」の程度は、厳密さは要求されない。すなわち、その色を最も強く検出した位置を特定できるものであればよい。
移動量確定手段90は、図22のステップS32に示したように、前記第2単位パッチ91が記録された被記録材P,Rを被記録材送り手段80により、当該第2単位パッチ91が前記測色位置82に到達するように第2設定送り量で送り、その位置に停止する。そして、前記測色手段1によって前記第2単位パッチ91に対して測色を実行する(図22のS33)。測色は、図21(a)〜(c)に示したように、測色器31を被記録材の幅方向に移動させて行う。本実施例でも実施例1と同じく測色として明度(L*)を測定した。
移動量確定手段90は、測色結果に基づいて、第2単位パッチ91の黒色を最も強く検出した位置までの測色光スポット85の移動量を特定する(図22のS34)。本実施例で図21(c)の位置までの測色光スポット85の移動量が当該特定の対象である。
続いて、移動量確定手段90は、図22のステップS35に示したように、測色光スポット85の特定された移動量と第2単位パッチ91の位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの測色光スポット85の前記移動量を確定する。
第2単位パッチ91の位置情報は、被記録材への記録位置(被記録材の送り方向及び幅方向)であり、上記の通り移動量確定手段90において記憶されている。従って、測色光スポット85の特定された移動量と第2単位パッチ91の記憶されている前記記録位置(被記録材の幅方向における位置)との差が前記測色器31の移動に際してのすべり等に起因する誤差を解消するための補正量になる。前記第2単位パッチ91の前記記憶されている記録位置に当該補正量を加えた移動量が求める移動量であり、正規の測色の際の測色位置82までの測色光スポット85の移動量と言うことになる。その他の構成は実施例1と同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例3の構成によれば、測色手段1の測色光スポット85を移動させて第2単位パッチ91に対して測色を実行し、該第2単位パッチ91の色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポット85の移動量と前記第2単位パッチ91の位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置82までの前記移動量を確定するので、正規の測色を実行する際の測色手段1における測色光スポット85の移動の高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材の当該測色対象である前記各単位カラーパッチに対して、測色光スポット85の照射位置(測色位置)を被記録材の幅方向において高精度で位置させることが可能となる。
従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。
[実施例4]
図23から図25に基づいて本発明の実施例4について説明する。図23は本発明の実施例4に係る測色手段を備えた記録装置の概略構成図であり、図24は移動量確定用パッチの構成と測色動作を説明する平面図、図25は移動量確定手段の制御動作を説明するフローチャートである。
実施例4の記録装置は、被記録材P,Rを送る被記録材送り手段80と、前記被記録材P,Rに記録を実行する記録実行部81と、前記記録実行部81より前記被記録材の送り方向の下流側に離れて位置する測色手段1と、前記測色手段P,Rの測色光スポット85を測色位置82まで移動する移動量を確定する移動量確定手段92とを備えている。
前記移動量確定手段92は、前記被記録材送り手段80、記録実行部81および測色手段1の動作を制御して、測色器31の移動の誤差を補正して前記移動量を確定するように構成されている。
すなわち、移動量確定手段92は、図25のステップS41に示したように、先ず前記記録実行部81により移動量確定用パッチ93を被記録材P,Rに記録する。ここで、移動量確定用パッチ93は、図24に示したように、測色手段1における円形状の測色光スポット85のスポット径の被記録材の幅方向CにおけるサイズWと同じサイズで四角形状の第3単位パッチ94を複数、被記録材の幅方向Cにおける位置を一定の段差をもって異ならせて位置させたものである。各第3単位パッチ94の記録位置(被記録材の送り方向及び幅方向)は移動量確定手段92において記憶される。
尚、測色光スポット85のスポット径の前記サイズWと第3単位パッチ94の前記サイズWは同じ寸法に設定されているが、その「同じ」の程度は、厳密さは要求されない。すなわち、その色を最も強く検出した位置の当該第1単位パッチ94を他と区別して特定できるものであればよい。
この実施例では、当該移動量確定用パッチ93は黒色で記録されており、第3単位パッチ94を11個、隣同士が隙間の無い連続配置で階段状に配列して構成されている。そして、各第3単位パッチ94には番号付けされており、配列の中央に位置する6番の第3単位パッチ94が、前記測色器31の移動に際してのすべり等に起因する誤差がないときに前記測色光スポット85が所定の移動量で移動されて前記測色位置82に停止するように設定されている。この所定の移動量が後述する設定移動量である。
移動量確定手段92は、図25のステップS42に示したように、前記測色光スポット85を設定移動量で移動し、その位置に停止する。そして、前記移動量確定用パッチ93に対して測色を実行する(図25のS43)。測色は、前記移動量確定用パッチ93を、前記測色光スポット85の位置を通過させて実行する。本実施例でも実施例1と同じく測色として明度(L*)を測定した。
移動量確定手段92は、測色結果に基づいて、第3単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチ94の位置を特定する(図25のS44)。本実施例では黒色を強く検出する位置にある4番の第3単位パッチ94が当該特定の対象である。
続いて、移動量確定手段92は、図25のステップS45に示したように、特定された第3単位パッチ94の位置情報と前記設定移動量に基づいて、正規の測色の際の前記測色位置82までの測色光スポット85の前記移動量を確定する。
第3単位パッチ94の位置情報は、被記録材への記録位置(被記録材の送り方向及び幅方向)であり、上記の通り移動量確定手段92において記憶されている。従って、特定された第3単位パッチ94の記憶されている前記記録位置(被記録材の幅方向における位置)と前記設定移動量との差が前記測色器31の移動に際してのすべり等に起因する誤差を解消するための補正量になる。前記第設定移動量に当該補正量を加えた移動量が求める移動量であり、正規の測色の際の測色位置82までの測色光スポット85の移動量と言うことになる。その他の構成は実施例1と同様なので、同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例4によれば、前記測色手段1の測色光スポット85を測色位置82まで設定移動量で移動して停止させ、前記被記録材送り手段80により、前記移動量確定用パッチ93を、前記測色光スポット85の位置を通過させて測色を実行し、前記第3単位パッチ94の色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチ94の位置情報と前記設定移動量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置82までの前記移動量を確定するので、正規の測色を実行する際の測色手段1における測色光スポット85の移動の高精度化を実現できる。すなわち、正規の測色に際して、測色対象のカラーパッチが記録された被記録材の当該測色対象である前記各単位カラーパッチに対して、測色光スポット85の照射位置(測色位置)を被記録材の幅方向において高精度で位置させることが可能となる。
従って、前記測色対象の各単位カラーパッチを大サイズ化する必要がないので、カラーパッチチャートの作成に要するインクの使用量を低減でき、又被記録材の使用量も低減することができる。この効果は測色手段を備えた大型プリンタにおいて顕著である。
[他の実施例]
本願発明に係る測色手段1を備えた記録装置100は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。
例えば、実施例1の測色手段を備えた記録装置において、実施例3又は実施例4における移動量確定手段を備えるように構成することが可能である。これにより、被記録材の送り方向における送り量の高精度化だけでなく、被記録材の幅方向おける測色光スポットの移動量(位置決め)の高精度化を実現できる。
また、前記実施例のような大型のインクジェットプリンタ100に限らず、小型、中型のインクジェットプリンタやレーザプリンタあるいは複写機等の他の記録装置に対して本発明を適用することも可能である。
本体カバー装着時のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 本体カバー装着時のインクジェットプリンタの外観を示す側面図。 本体カバー取外し時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 本体カバー取外し時のインクジェットプリンタを示す側面図。 ユニットカバーを取り外した測色装置ユニットの内部構造を示す斜視図。 測色器及び測色器ホルダ周辺部位を拡大して示す正面図。 測色器と押さえ部材とカラーパッチの関係位置を示す側断面図。 測色器と測色器ホルダを示す分解斜視図。 測色器ホルダと測色器用キャリッジとの接続状態を示す斜視図。 押さえ部材を示す平面図。 図10中のA−A断面図。 図10中のB−B断面図。 押さえ部材の作動態様を示す側断面図。 押さえ部材を示す底面図。 本発明の実施例1に係る測色手段を備えた記録装置の概略構成図。 実施例1の送り量確定用パッチの構成と測色動作を説明する平面図 実施例1の送り量確定手段の制御動作を説明するフローチャート 実施例1の送り量確定用パッチに対して測色した測色結果を示す図。 実施例2の送り量確定用パッチの構成を示す平面図。 本発明の実施例3に係る測色手段を備えた記録装置の概略構成図。 実施例3の第2単位パッチの構成と測色動作を説明する平面図。 実施例3の移動量確定手段の制御動作を説明するフローチャート。 本発明の実施例4に係る測色手段を備えた記録装置の概略構成図。 実施例4の移動量確定用パッチの構成と測色動作を説明する平面図。 実施例4の移動量確定手段の制御動作を説明するフローチャート。
符号の説明
1 測色手段、2 本体カバー、3 プリンタ本体(記録装置本体)、4 キャリブレーション手段、5 ロール紙ホルダ、8 カートリッジホルダ、9 操作パネル、10 キャリッジ、11 搬送案内板、13 記録ヘッド、28 プラテン、30 ユニットカバー、31 測色器、32 測色器ホルダ、33 キャリッジ往復動手段、34 押さえ部材、35 回動シフト手段、36 ホワイトタイル、37 タイルホルダ、38 コネクタ配線、39 ソケット、40 係止ピン、41 ホルダーケース、42 ケースカバー、43 係止穴、44 追従機構、45 リンク、46 回動支点、47 走行車輪、48 押さえ板、49 長孔、50 押さえバネ、51 測色器用キャリッジ、52 主軸(ガイド軸)、53 副軸(ガイド軸)、54 キャリッジ駆動モータ、55 ピニオンギヤ、56 伝達ギヤ、57 駆動プーリ、58 従動プーリ、59 タイミングベルト、60 回動支点、61 捩りコイルバネ、62 回動軸、63 回動レバー、64 回動ピン、65 押さえ板支持バネ、66 押さえ板加圧バネ、67 扇形ギヤ、68 押圧凸条部、69 先端部、70 押さえ部材用駆動モータ、71 ギヤ輪列、80 被記録材送り手段、81 記録実行部、82 測色位置、83 送り量確定手段、84 送り量確定用パッチ、85 測色光スポット、86 第1単位パッチ、88 送り量確定用パッチ、89 第1単位パッチ、90 移動量確定手段、91 第2単位パッチ、92 移動量確定手段、93 移動量確定用パッチ、94 第3単位パッチ、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、P 単票紙(被記録材)、R ロール紙(被記録材)、A 搬送方向、B カラーパッチ(測色用パターン)、C 走査方向、D 空白部

Claims (9)

  1. 被記録材を送る被記録材送り手段と、
    前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、
    前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段と、
    前記被記録材の前記測色手段による測色位置までの送り量を確定する送り量確定手段とを備え、
    前記送り量確定手段は、
    前記記録実行部により送り量確定用パッチとしての第1単位パッチを複数、被記録材送り方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、
    前記被記録材送り手段により、当該被記録材を前記送り量確定用パッチが前記測色位置に到達するように第1設定送り量で送り、
    前記測色手段によって前記送り量確定用パッチに対して測色を実行し、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記送り量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置。
  2. 請求項1に記載の測色手段を備えた記録装置において、
    前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する移動量確定手段を備え、
    前記移動量確定手段は、前記測色手段の測色光スポットを移動させて前記第1単位パッチに対して測色を実行し、該第1単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記検出された第1単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置。
  3. 請求項1又は2に記載の測色手段を備えた記録装置において、前記送り量確定用パッチは被記録材の幅方向に一定の段差で前記第1単位パッチが配列されることを特徴とする測色手段を備えた記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の測色手段を備えた記録装置において、前記送り量確定手段による前記送り量の確定は、被記録材の種類毎に実行されることを特徴とする測色手段を備えた記録装置。
  5. 被記録材を送る被記録材送り手段と、
    前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、
    前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段と、
    前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する移動量確定手段とを備え、
    前記移動量確定手段は、
    前記記録実行部により、第2単位パッチを前記被記録材に記録し、
    前記被記録材送り手段により、当該被記録材を前記第2単位パッチが前記測色手段の測色位置に到達するように第2設定送り量で送り、
    前記測色手段の前記測色光スポットを移動させて前記第2単位パッチに対して測色を実行し、該第2単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記第2単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置。
  6. 被記録材を送る被記録材送り手段と、
    前記被記録材に記録を実行する記録実行部と、
    前記記録実行部より前記被記録材送り方向の下流側に離れて位置する測色手段と、
    前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する移動量確定手段とを備え、
    前記移動量確定手段は、
    前記記録実行部により移動量確定用パッチとしての第3単位パッチを複数、被記録材の幅方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、
    前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで設定移動量で移動して停止させ、
    前記被記録材送り手段により、前記移動量確定用パッチを、前記測色光スポットの位置を通過させて測色を実行し、前記第3単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチの位置情報と前記設定移動量に基づいて正規の測色の際の前記測色位置までの前記移動量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置。
  7. 記録実行部により送り量確定用パッチとしての第1単位パッチを複数、被記録材送り方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、
    被記録材送り手段により、当該被記録材を前記送り量確定用パッチが測色手段による測色位置に到達するように第1設定送り量で送り、
    前記測色手段によって前記送り量確定用パッチに対して測色を実行し、前記第1単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第1単位パッチの位置情報と前記第1設定送り量に基づいて正規の測色の際における前記被記録材の前記測色手段による測色位置までの送り量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置の被記録材の送り量確定方法。
  8. 記録実行部により、第2単位パッチを被記録材に記録し、
    被記録材送り手段により、当該被記録材を前記第2単位パッチが測色手段の測色位置に到達するように第2設定送り量で送り、
    前記測色手段の測色光スポットを移動させて前記第2単位パッチに対して測色を実行し、該第2単位パッチの色を最も強く検出する位置までの前記測色光スポットの移動量と前記第2単位パッチの位置情報に基づいて正規の測色の際における前記測色手段の測色光スポットを測色位置まで移動する移動量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置の測色光スポットの移動量確定方法。
  9. 記録実行部により移動量確定用パッチとしての第3単位パッチを複数、被記録材の幅方向における位置を異ならせて前記被記録材に記録し、
    測色手段の測色光スポットを測色位置まで設定移動量で移動して停止させ、
    被記録材送り手段により、前記移動量確定用パッチを、前記測色光スポットの位置を通過させて前記測色手段により測色を実行し、前記第3単位パッチの色を最も強く検出した位置にある第3単位パッチの位置情報と前記設定移動量に基づいて正規の測色の際における前記測色光スポットの前記測色位置までの移動量を確定する、ことを特徴とする測色手段を備えた記録装置の測色光スポットの移動量確定方法。
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