JP2001146032A - 縦配列ヘッドを用いたカラー印刷 - Google Patents

縦配列ヘッドを用いたカラー印刷

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JP2001146032A
JP2001146032A JP32742699A JP32742699A JP2001146032A JP 2001146032 A JP2001146032 A JP 2001146032A JP 32742699 A JP32742699 A JP 32742699A JP 32742699 A JP32742699 A JP 32742699A JP 2001146032 A JP2001146032 A JP 2001146032A
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Toshihisa Saruta
稔久 猿田
Hiroaki Tojo
博明 東條
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦配列ヘッドを用いたカラー印刷装置におい
て印刷画質を向上させる。 【解決手段】 印刷ヘッドにおいて、複数のノズル列の
うちの少なくとも2列は、副走査方向のノズル位置が互
いにずれるように千鳥状に配列されている。更に、複数
のノズル列のうちの少なくとも1つの特定のノズル列
は、異なるインクを吐出する複数の列内ノズル群に区分
されている。そして、複数の列内ノズル群のうちの少な
くとも1色分の特定の列内ノズル群は、特定の列内ノズ
ル群と隣り合うノズル列上において、特定の列内ノズル
群の副走査方向の範囲と同一の範囲に存在するノズルと
異なるインクを吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦配列ヘッドを用
いたカラー印刷技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
数色のインクを印刷ヘッドから吐出するタイプのカラー
プリンタが普及している。このカラープリンタの印刷ヘ
ッドには、異なるインクを吐出する複数のノズル群を主
走査方向に配列したものや、副走査方向に配列したもの
(縦配列ヘッド)がある。
【0003】図18は、従来の縦配列ヘッドのアクチュ
エータに形成されたノズルの配列を示す説明図である。
なお、「アクチュエータ」とは、ノズルと、インク吐出
のための駆動素子(例えば、ピエゾ素子やヒータ)とを
含むインク吐出機構を意味する。図示したアクチュエー
タには、シアン(C),マゼンタ(M),イエロ(Y)
の3色のインクを吐出するためノズル群(同一インク吐
出ノズル群)が副走査方向に配列されている。これらの
ノズル群には、それぞれ12個のノズルがノズルピッチ
kで配列されている。
【0004】図19は、k=1[ドット]のときの図1
8に示した縦配列ヘッドの各パスにおいて各ラスタライ
ンを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示す説明
図である。ここで「パス」とは、1回の主走査のことを
意味する。各マスにおけるアルファベットは、シアン
(C),マゼンタ(M),イエロ(Y)の3色を表して
いる。また、アルファベットの後の添え字は、ノズル番
号を表している。図示した従来の縦配列ヘッドを用いた
カラープリンタにおいては、1回の副走査で1色分のノ
ズル群の長さに等しい送り量(L=12[ドット])で副
走査(いわゆるバンド送り)を行っていた。なお、本明
細書において、ノズルピッチや副走査送り量の単位とし
て用いる[ドット]は、印刷媒体上に形成し得るインク
ドットの副走査方向に沿った最小ピッチを意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の縦配
列ヘッドを用いた印刷方式においては、バンド送りされ
るノズル群の境界位置L1〜L4において、「バンディ
ング」と呼ばれる主走査方向に沿った筋状の画質劣化部
分が発生する傾向があった。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、縦配列ヘッドを用いたカラー印刷装
置において印刷画質を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
印刷媒体上に形成し得るドットの副走査方向に沿った最
小ピッチをDとしたとき、副走査方向に沿ってピッチ2
k・D(kは正の整数)でそれぞれ1列に配列された主
走査方向に並ぶ複数のノズル列を備える印刷ヘッドを主
走査および副走査しつつ印刷を行う。印刷ヘッドにおい
て、複数のノズル列のうちの少なくとも2列は、副走査
方向のノズル位置が互いにずれるように千鳥状に配列さ
れている。更に、千鳥状に配列されたノズル列のうちの
少なくとも1つの特定のノズル列は、異なるインクを吐
出する複数の列内ノズル群に区分されている。そして、
複数の列内ノズル群のうちの少なくとも1色分の特定の
列内ノズル群は、特定のノズル列と隣り合うノズル列上
に存在するノズルのうち、特定の列内ノズル群の副走査
方向の範囲と同一の範囲に存在するノズルと異なるイン
クを吐出する。なお、複数のインクを吐出するための複
数の同一インク吐出ノズル群は、それぞれ少なくとも1
つの列内ノズル群を含み、複数の同一インク吐出ノズル
群のうちの少なくとも1つは、副走査方向に沿った実質
的なピッチが2k・D以上のノズルを含む。
【0008】このようにすることにより、少なくとも1
つの同一インク吐出ノズル群についてはバンド送りを行
わずに済む。この結果、バンディングを低減し、印刷画
質を向上することができる。
【0009】なお、少なくとも1色分の同一インク吐出
ノズル群は、千鳥状に配列されている2つ以上の列に存
在する2つ以上の列内ノズル群を含むようにしてもよ
い。
【0010】こうすると、少なくとも1色分の同一イン
ク吐出ノズル群については、副走査方向のノズルピッチ
が一定にならない。従って、1回の主走査で記録対象と
なるラスタラインの位置に、ある程度の不規則性を与え
ることができる。この結果、バンディングを低減し、印
刷画質を向上することができる。
【0011】また、複数の同一インク吐出ノズル群のう
ちのイエロインクを吐出するためのイエロノズル群は、
前記印刷媒体上の任意の位置において、イエロドットが
他のインクのドットよりも後に形成されるように配列し
てもよい。
【0012】イエロドットは他のドットと比較して目立
ちにくい。従って、こうすることによって、副走査送り
の精度が比較的低くなる印刷媒体の下端近傍においても
印刷画質の劣化を緩和することができる。
【0013】更に、複数の同一インク吐出ノズル群は、
シアンインクを吐出するためのシアンノズル群と、マゼ
ンタインクを吐出するためのマゼンタノズル群とを含ん
でおり、シアンノズル群と、マゼンタノズル群は、千鳥
状に配列されている2つ以上の列に存在する2つ以上の
列内ノズル群を含むようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例に基づき以下の順で説明する。 A.印刷装置の構成: B.第1実施例: C.第2実施例: D.変形例:
【0015】A.印刷装置の構成:図1は、本発明の一
実施例としてのカラーインクジェットプリンタ20の主
要な構成を示す概略斜視図である。このプリンタ20
は、用紙スタッカ22と、図示しないステップモータで
駆動される紙送りローラ24と、プラテン板26と、キ
ャリッジ28と、ステップモータ30と、ステップモー
タ30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッ
ジ28のためのガイドレール34とを備えている。キャ
リッジ28には、多数のノズルを備えた印刷ヘッド36
が搭載されている。
【0016】印刷用紙Pは、用紙スタッカ22から紙送
りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26の
表面上を副走査方向へ送られる。キャリッジ28は、ス
テップモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽
引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動
する。主走査方向は、副走査方向に垂直である。
【0017】図2は、プリンタ20の電気的な構成を示
すブロック図である。プリンタ20は、ホストコンピュ
ータ100から供給された信号を受信する受信バッファ
メモリ50と、印刷データを格納するイメージバッファ
52と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコ
ントローラ54とを備えている。システムコントローラ
54には、キャリッジモータ30を駆動する主走査駆動
ドライバ61と、紙送りモータ31を駆動する副走査駆
動ドライバ62と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆
動ドライバ63とが接続されている。
【0018】ホストコンピュータ100のプリンタドラ
イバ(図示せず)は、ユーザの指定した印刷方式に基づ
いて、印刷動作を規定する各種のパラメータ値を決定す
る。このプリンタドライバは、さらに、これらのパラメ
ータ値に基づいて、その印刷方式で印刷を行うための印
刷データを生成して、プリンタ20に転送する。転送さ
れた印刷データは、一旦、受信バッファメモリ50に蓄
えられる。プリンタ20内では、システムコントローラ
54が、受信バッファメモリ50から印刷データの中か
ら必要な情報を読取り、これに基づいて、各ドライバ6
1,62,63に対して制御信号を送る。
【0019】イメージバッファ52には、受信バッファ
メモリ50で受信された印刷データを色成分毎に分解し
て得られた複数の色成分のイメージデータが格納され
る。ヘッド駆動ドライバ63は、システムコントローラ
54からの制御信号に従って、イメージバッファ52か
ら各色成分のイメージデータを読出し、これに応じて印
刷ヘッド36に設けられた各色のノズルアレイを駆動す
る。
【0020】B.第1実施例:図3は、第1実施例に用
いられる印刷ヘッド36の下部に設けられた有彩色イン
ク用アクチュエータ40と、ブラックインク用アクチュ
エータ41の底面に形成されたノズルの配列を示す説明
図である。
【0021】ブラックインク用アクチュエータ41は、
2列のノズル列を有している。各ノズル列は、ノズルピ
ッチ2k[ドット]で副走査方向に配列された18個の
ノズルを有している。2つのノズル列は、副走査方向の
ノズル位置が互いにずれるように千鳥状に配列されてい
る。従って、ブラックインク用アクチュエータ41のノ
ズルピッチはk[ドット]である。
【0022】有彩色インク用アクチュエータ40も、ブ
ラックインク用アクチュエータ41と同様に、2列のノ
ズル列を有しており、2つのノズル列は、ノズルピッチ
2k[ドット]で副走査方向に配列された18個のノズ
ルを有している。2つのノズル列は、副走査方向のノズ
ル位置が互いにずれるように千鳥状に配列されている。
【0023】有彩色インク用アクチュエータ40内の2
つのノズル列のうちの右列は、6つのイエロ用ノズルを
含む第1のノズル群40Yaと、6つのマゼンタ用ノズ
ルを含む第2のノズル群40Maと、6つのシアン用ノ
ズルを含む第3のノズル群40Cbとに区分されてい
る。また、左列は、6つのイエロ用ノズルを含む第1の
ノズル群40Ybと、6つのシアン用ノズルを含む第2
のノズル群40Caと、6つのマゼンタ用ノズルを含む
第3のノズル群40Mbとに区分されている。すなわ
ち、イエロ用のノズル群の全体は、右列の第1のノズル
群40Yaと左列の第1のノズル群40Ybとで構成さ
れている。また、マゼンタ用のノズル群の全体は、右列
の第2のノズル群40Maと左列の第3のノズル群40
Mbとで構成されている。シアン用のノズル群の全体
は、右列の第3のノズル群40Cbと左列の第2のノズ
ル群40Caとで構成されている。
【0024】なお、本明細書では、1列の中の1色分の
ノズル群40Ya,40Yb,40Ma,40Mb,4
0Ca,40Cbを、それぞれ「列内ノズル群」と呼
ぶ。また、1色分のノズル群の全体(例えば40Yaと
40Yb)を、「同一色インク吐出ノズル群」と呼ぶ。
図3の例では、各有彩色インクに対する同一色インク吐
出ノズル群は、それぞれ2つの列内ノズル群で構成され
ている。但し、以下では簡単のため、イエロ用の同一イ
ンク吐出ノズル群を、単に「イエロ用ノズル群」とも呼
ぶ。同様に、マゼンタ、シアン、ブラックの各同一イン
ク吐出ノズル群を、「マゼンタ用ノズル群」、「シアン
用ノズル群」、「ブラック用ノズル群」とも呼ぶ。
【0025】白黒印刷の際には、第2のアクチュエータ
41に含まれるすべてのブラックインク用ノズルが利用
可能である。一方、カラー印刷の際には、破線で示す一
部のノズル群41Ka,41Kbのみがブラックインク
の吐出に利用される。これらのノズル群41Ka,41
Kbは、シアン用ノズル群40C(40Ca+40C
b)と同じ副走査位置にあるノズルで構成されている。
この代わりに、マゼンタ用ノズル群40M(40Ma+
40Mb)と同じ副走査位置にあるブラックインク用ノ
ズルを、カラー印刷時に利用するようにしてもよい。
【0026】図示するように、イエロ用ノズル群40Y
(40Ya+40Yb)内のノズルピッチはkで一定で
ある。2つのマゼンタ用列内ノズル群40Ma,40M
bの内部におけるノズルピッチは2kであり、マゼンタ
用の2つの列内ノズル群40Ma,40Mbの間におけ
るノズルピッチは3kである。また、2つのシアン用列
内ノズル群40Ca,40Cbの内部におけるノズルピ
ッチは2kであり、シアン用の2つの列内ノズル群40
Ca,40Cbの間におけるノズルピッチはkである。
このように、シアン用ノズル群40C(40Ca+40
Cb)とマゼンタ用ノズル群40M(40Ma+40M
b)は、ノズルピッチが一定ではない。
【0027】図4は、印刷用紙Pを搬送する副走査駆動
部を示す概念図である。副走査駆動部は、給紙側に備え
られた第1の副走査駆動機構25と、排紙側に備えられ
た第2の副走査駆動機構27とを有している。第1の副
走査駆動機構25は、給紙ローラ25aと従動ローラ2
5bとで構成されている。第2の副走査駆動機構27
は、排紙ローラ27aとギザローラ27bとで構成され
る。これらのローラ25a,25b,27a,27b
は、紙送りモータ31(図2)の回転が、図示しないギ
ヤトレインを介して伝達されることによって駆動され
る。印刷の開始時には、印刷用紙Pは給紙側(図4の右
側)から第1の副走査駆動機構25のローラ25a,2
5bに挟持されて、両ローラの回転により搬送される。
印刷用紙Pの先端が第2の副走査駆動機構27のローラ
27a,27bに挟持されると、これらのローラによっ
ても排紙側に送られるようになる。また、印刷用紙Pの
後端が第1の副走査駆動機構25の挟持点(ローラ25
a,25bによって挟持される点)を通過した後は、第
2の副走査駆動機構27のみによって印刷用紙Pが搬送
される。印刷用紙Pには、プラテン26上で印刷ヘッド
36により画像が記録される。
【0028】なお、このプリンタにおいては、紙送りの
精度は、給紙側の第1の副走査駆動機構25の方が、排
紙側の第2の副走査駆動機構27よりも高い。従って、
印刷用紙Pの後端が第1の副走査駆動機構25の挟持点
を通過した後に、第2の副走査駆動機構27のみによっ
て紙送りが行われる場合には、送り量の精度が第1の副
走査駆動機構25によって搬送される場合に比べて低く
なる。
【0029】図4において、符号「40W」は、副走査
方向に沿ったノズル列の全幅を示しており、符号「WL
P」は、イエロー用ノズル群40Yの幅を示している。
なお、この幅WLPは、後述する低精度領域の幅に相当
する。符号「WB」は、第1の副走査駆動機構25の挟
持点から、ノズル列の後端までの距離を示している。な
お、本明細書において、印刷用紙やノズル列の先端と後
端は、紙送り方向(副走査方向)に従って定義されてい
る。また、紙送り方向や副走査方向は、副走査時に、印
刷用紙Pがプリンタ20に対して相対的に移動してゆく
方向として定義されている。なお、「先端」を「上端」
と呼び、また、「後端」を「下端」と呼ぶこともある。
【0030】図5は、1列内のノズルピッチ2kが2ド
ットのときの第1実施例の各パスにおいて、各ラスタラ
インにドットを記録するノズルと、副走査送りの様子と
を示す説明図である。ブラックドットについては省略し
ている。第1実施例においては、副走査送りは、送り量
L=12[ドット]の送りで行われている。図5から分
かるように、シアン用ノズル群40Cとマゼンタ用ノズ
ル群40Mについては、バンド送りが行われておらず、
いわゆるインターレース方式に従って印刷が実行されて
いる。また、シアンとマゼンタについては、ノズルピッ
チが一定ではないので、1回の主走査で記録対象となる
ラスタラインも一定のピッチで規則的に並んだものでは
ない。従って、図18,19に示した従来例と比較して
バンディングが出にくくなり、印刷画質を向上すること
ができる。なお、イエロ用ノズル群40Yはバンド送り
されているが、イエロは目立ちにくいので、画質に大き
な影響はない。
【0031】図6は、1列内のノズルピッチ2kが4ド
ットのときの各パスにおける各ラスタラインにドットを
記録するノズルと、副走査送りの様子とを示す説明図で
ある。副走査送りは、送り量L=11,13[ドット]
の送りが交互に行われている。この場合には、イエロ用
ノズル群40Yについてもバンド送りは行われておら
ず、いわゆるインターレース方式の印刷が実効されてい
る。即ち、図6では、イエロ,マゼンタ,シアンのノズ
ル群がすべてインターレース方式に従って印刷を実行す
るので、図5よりも更に印刷画質を向上することができ
る。
【0032】上述した第1実施例は、更に、印刷媒体上
の任意のラスタラインにおいて、イエロドットがシア
ン,マゼンタのドットよりも後に形成されるという特徴
がある。図4に示したように、印刷用紙Pの後端が第1
の副走査駆動機構25の挟持点(ローラ25a,25b
の接点)を通過した後では、副走査送りは比較的低精度
の第2の副走査駆動機構27のみで行われる。この結
果、以下に説明するように、イエロ用同一インク吐出ノ
ズル群40Yの幅WLPと同じ幅を有する低精度領域に
おいてイエロドットを形成する際には、副走査送りが比
較的低精度で行われることにある。
【0033】図7は、印刷用紙Pの後端に存在する低精
度領域LPAとアクチュエータ40との関係を示す説明
図である。印刷領域PAの後端に存在する低精度領域L
PAにおいてイエロドットが形成されるときには、第2
の副走査駆動機構27によって比較的低い精度で副走査
送りが行われる。ここで、「低精度領域LPA」とは、
副走査送り精度が低い領域、という意味である。なお、
低精度領域LPAの幅は、副走査方向に沿って測ったイ
エロ用ノズル群40Yの幅に等しい。
【0034】図7の時点では、低精度領域LPA内にお
けるマゼンタドットとシアンドットの形成は終了してい
る。従って、図7の時点以降では、低精度領域LPAに
おいてイエロドットのみが形成される。しかし、一般
に、イエロドットは、他の3色(シアン,マゼンタ,ブ
ラック)のドットよりも目立たないという性質がある。
このため、副走査送り精度が低く、イエロドットの位置
が多少ずれても、画質をあまり劣化させることはない。
すなわち、本実施例では、第2の副走査駆動機構27の
みによって副走査送りが行われるときに、低精度領域L
PAにおいてイエロドットのみを形成するので、低精度
領域LPAにおいても画質があまり劣化しないという利
点がある。
【0035】C.第2実施例:図8は、第2実施例に用
いられる印刷ヘッド36の下部に設けられた有彩色イン
ク用アクチュエータ40’の底面に形成されたノズルの
配列を示す説明図である。ブラックインク用アクチュエ
ータは、図3に示したものと同じなので図示が省略され
ている。有彩色インク用アクチュエータ40’は、第1
実施例の有彩色インク用アクチュエータ40と同様に、
2列のノズル列を有している。各ノズル列は、ノズルピ
ッチ2k[ドット]で副走査方向に配列された18個の
ノズルを有している。2つのノズル列は、副走査方向の
ノズル位置が互いにずれるように千鳥状に配列されてい
る。
【0036】有彩色インク用アクチュエータ40’内の
2つのノズル列のうちの右列は、12個のマゼンタ用ノ
ズルを含む第1のノズル群40’Mと、6つのイエロ用
ノズルを含む第2のノズル群40’Ybとに区分されて
いる。また、左列は、6つのイエロ用ノズルを含む第1
のノズル群40’Yaと、12個のシアン用ノズルを含
む第2のノズル群40’Cとに区分されている。すなわ
ち、イエロ用のノズル群の全体は、右列の第2のノズル
群40’Ybと左列の第1のノズル群40Yaとで構成
されている。
【0037】図示するように、2つのイエロ用列内ノズ
ル群40’Ya,40’Ybの内部におけるノズルピッ
チは2kであり、イエロ用の2つの列内ノズル群40’
Ya,40’Ybの間におけるノズルピッチは13kで
ある。また、マゼンタ用同一インク吐出ノズル群40’
M内およびシアン用同一インク吐出ノズル群40’Cの
内部におけるノズルピッチは2kである。なお、ノズル
40’Y#1,M#12,C#12はインクの吐出を行
わない不使用ノズルである。
【0038】図8では、イエロ用ノズル群40Y’(4
0Y’a+40Y’b)は、2つのノズル列に分かれて
配置されており、ノズルピッチは一定ではない。一方、
マゼンタ用ノズル群40M’とシアン用ノズル群40
C’は、1つのノズル列内において一定のノズルピッチ
で配列されている。また、各色用のノズル群はそれぞれ
11個のノズルで構成されている。
【0039】図9は、1列内のノズルピッチ2kが2ド
ットのときの第2実施例の各パスにおいて、各ラスタラ
インにドットを記録するノズルと、副走査送りの様子と
を示す説明図である。第2実施例においては、送り量L
=11[ドット]の副走査送りを行っている。図9から
分かるように、どのインクのノズル群についてもバンド
送りが行われておらず、インターレース方式に従って印
刷が実行されている。また、上述したように、ノズルピ
ッチが一定ではないので、1回の主走査で記録対象とな
るラスタラインも一定のピッチで規則的に並んだもので
はない。従って、図18,19に示した従来例と比較し
てバンディングが出にくくなり、印刷画質を向上するこ
とができる。
【0040】図10は、1列内のノズルピッチが4ドッ
トのときの各パスにおける各ラスタラインにドットを記
録するノズルと、副走査送りの様子とを示す説明図であ
る。副走査送りは、送り量L=11[ドット]の送りが
行われている。この場合にも図9に示した第2実施例と
同様に、印刷画質を向上することができる。
【0041】D.変形例: D1.変形例1:図11は、変形例1に用いられる印刷
ヘッド36の下部に設けられたシアン,マゼンタ,イエ
ロ,ブラックの4色インク用アクチュエータ42の底面
に形成されたノズルの配列を示す説明図である。4色イ
ンク用アクチュエータ42は、2列のノズル列を有して
いる。各ノズル列は、ノズルピッチ2k[ドット]で副
走査方向に配列された24個のノズルを有している。2
つのノズル列は、上述した実施例と同様に、副走査方向
のノズル位置が互いにずれるように千鳥状に配列されて
いる。
【0042】4色インク用アクチュエータ42内の2つ
のノズル列のうちの右列は、6つのシアン用ノズルを含
む第1のノズル群42Caと、6つのブラック用ノズル
を含む第2のノズル群42Kbと、6つのマゼンタ用ノ
ズルを含む第3のノズル群42Maと、6つのイエロ用
ノズルを含む第4のノズル群42Ybとに区分されてい
る。また、左列は、6つのブラック用ノズルを含む第1
のノズル群42Kaと、6つのシアン用ノズルを含む第
2のノズル群42Cbと、6つのイエロ用ノズルを含む
第3のノズル群42Yaと、6つのマゼンタ用ノズルを
含む第4のノズル群42Mbとに区分されている。すな
わち、イエロ用のノズル群の全体は、右列の第4のノズ
ル群42Ybと左列の第3のノズル群42Yaとで構成
されている。また、マゼンタ用のノズル群の全体は、右
列の第3のノズル群42Maと左列の第4のノズル群4
2Mbとで構成されている。シアン用のノズル群の全体
は、右列の第1のノズル群42Caと左列の第2のノズ
ル群42Cbとで構成されている。ブラック用のノズル
群の全体は、右列の第2のノズル群42Kbと左列の第
1のノズル群42Kaとで構成されている。
【0043】図から分かるように、各列内ノズル群内の
ノズルピッチは2kである。シアン用の2つの列内ノズ
ル群42Ca,42Cbの間およびマゼンタ用の2つの
列内ノズル群42Ma,42Mbの間におけるノズルピ
ッチは3kである。また、イエロ用の2つの列内ノズル
群42Ya,42Ybの間およびブラック用の2つの列
内ノズル群42Ka,42Kbの間におけるノズルピッ
チはkである。
【0044】図11では、どのインクのノズル群も2つ
のノズル列に分かれて配置されており、ノズルピッチは
一定ではない。
【0045】図12は、1列内のノズルピッチ2kが2
ドットのときの変形例1の各パスにおいて、各ラスタラ
インにドットを記録するノズルと、副走査送りの様子と
を示す説明図である。変形例1においては、副走査送り
は、送り量L=12[ドット]の送りが行われている。
図12から分かるように、このような変形例1において
も、どのインクのノズル群についてもバンド送りが行わ
れておらず、インターレース方式に従って印刷が実行さ
れている。また、上述したように、ノズルピッチが一定
ではないので、1回の主走査で記録対象となるラスタラ
インも一定のピッチで規則的に並んだものではない。従
って、図18,19に示した従来例と比較してバンディ
ングが出にくくなり、印刷画質を向上することができ
る。
【0046】D2.変形例2:図13は、変形例2に用
いられる印刷ヘッド36の下部に設けられたシアン,マ
ゼンタ,イエロ,ブラックの4色インク用アクチュエー
タ42’の底面に形成されたノズルの配列を示す説明図
である。4色インク用アクチュエータ42’は、2列の
ノズル列を有している。各ノズル列は、ノズルピッチ2
k[ドット]で副走査方向に配列された24個のノズル
を有している。2つのノズル列は、上述した実施例と同
様に、副走査方向のノズル位置が互いにずれるように千
鳥状に配列されている。
【0047】4色インク用アクチュエータ42’内の2
つのノズル列のうちの右列は、12個のイエロ用ノズル
を含む第1のノズル群42’Yと、12個のシアン用ノ
ズルを含む第2のノズル群42’Cとに区分されてい
る。また、左列は、12個のマゼンタ用ノズルを含む第
1のノズル群42’Mと、12個のブラック用ノズルを
含む第2のノズル群42’Kとに区分されている。
【0048】図14は、1列内のノズルピッチ2kが2
ドットのときの変形例2の各パスにおいて、各ラスタラ
インにドットを記録するノズルと、副走査送りの様子と
を示す説明図である。変形例2においては、副走査送り
は、送り量L=11,13[ドット]の送りが交互に行
われている。図14から分かるように、このような変形
例2においても、どのインクのノズル群についてもバン
ド送りが行われておらず、インターレース方式に従って
印刷が実行されている。従って、図18,19に示した
従来例と比較してバンディングが出にくくなり、印刷画
質を向上することができる。
【0049】D3.変形例3:図15は、変形例3に用
いられる印刷ヘッド36の下部に設けられたシアン,マ
ゼンタ,イエロ,ブラックの4色インク用アクチュエー
タ42”の底面に形成されたノズルの配列を示す説明図
である。4色インク用アクチュエータ42”は、2列の
ノズル列を有している。各ノズル列は、ノズルピッチ2
k[ドット]で副走査方向に配列された18個のノズル
を有している。2つのノズル列は、上述した実施例と同
様に、副走査方向のノズル位置が互いにずれるように千
鳥状に配列されている。
【0050】4色インク用アクチュエータ42”内の2
つのノズル列のうちの右列は、6つのイエロ用ノズルを
含む第1のノズル群42”Yと、6つのマゼンタ用ノズ
ルを含む第2のノズル群42”Mと、6つのシアン用ノ
ズルを含む第3のノズル群42”Cとに区分されてい
る。また、左列は、12個のブラック用ノズルを含んで
ある。
【0051】この例から分かるように、複数のノズル列
のうちの少なくとも1列のノズル列が、複数の列内ノズ
ル群に区分されていればよく、すべてのノズル列が列内
ノズル群に区分されている必要はない。
【0052】図16は、1列内のノズルピッチが2ドッ
トのときの変形例3の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。変形例3においては、副走査送りは、
送り量L=5,7[ドット]の送りが交互に行われてい
る。図16から分かるように、このような変形例3にお
いても、どのインクのノズル群についてもバンド送りが
行われておらず、インターレース方式に従って印刷が実
行されている。従って、図18,19に示した従来例と
比較してバンディングが出にくくなり、印刷画質を向上
することができる。更に、変形例3においては、変形例
1,2と異なり、各ラスタラインに対してブラックドッ
トを3回ずつ形成可能なことが分かる。このことから、
ブラックドットについては、いわゆるオーバーラップ方
式の印刷が可能である。ここで「オーバーラップ方式」
とは、印刷ヘッドの複数回の主走査によって、複数のノ
ズルを用いて各ラスタライン上におけるドットの記録を
完了する印刷方式である。
【0053】D4.変形例4:図17は、変形例4に用
いられる印刷ヘッド36の下部に設けられたシアン,マ
ゼンタ,イエロの3色有彩色インク用アクチュエータ4
3の底面に形成されたノズルの配列を示す説明図であ
る。ブラックインク用アクチュエータは、図3に示した
ものと同じなので図示が省略されている。アクチュエー
タ43は、3列のノズル列を有している。各ノズル列
は、ノズルピッチ2k[ドット]で副走査方向に配列さ
れた12個のノズルを有している。3つのノズル列は、
上述した実施例と同様に、副走査方向のノズル位置が互
いにずれるように千鳥状に配列されている。
【0054】アクチェータ43内の3つの列のうち右列
は、6つのシアン用ノズルを含む第1のノズル群43C
aと、6つのマゼンタ用ノズルを含む第2のノズル群4
3Mbとに区分されている。また、中央の列は、6つの
マゼンタ用ノズルを含む第1のノズル群43Maと、6
つのシアン用ノズルを含む第2のノズル群43Cbとに
区分されている。また、左列は、12個のイエロ用ノズ
ルを含んでいる。すなわち、マゼンタ用のノズル群の全
体は、右列の第2のノズル群43Mbと中央の列の第1
のノズル群43Maとで構成されている。また、シアン
用のノズル群の全体は、右列の第1のノズル群43Ca
と中央の列の第2のノズル群43Cbとで構成されてい
る。
【0055】図17では、シアン用ノズル群43C(4
3Ca+43Cb)とマゼンタ用ノズル群43M(43
Ma+43Mb)は、それぞれ隣り合う2列に分かれて
配置されており、ノズルピッチは一定ではない。
【0056】この例から分かるように、3列以上のノズ
ル列を有する印刷ヘッドにおいても、上述した2列のノ
ズル列を有する印刷ヘッドと同様に印刷画質を向上する
ことができる。なお、変形例4では、3列すべてを千鳥
状に配列したが、少なくとも2列が千鳥状に配列されて
いればよく、他の列は千鳥状に配列されている必要はな
い。
【0057】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明はこのような実施の形態になん
ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
内において種々なる態様での実施が可能である。例え
ば、次のような変形例も可能である。
【0058】上記実施例では、3色および4色の同一イ
ンク吐出ノズル群を配列しているが、更に多くの種類の
インクを用いてもよい。例えば、上記実施例で用いたシ
アンインクやマゼンタインクと色相がほぼ同一で濃度の
異なるインクを用いてもよい。
【0059】また、上記実施例では、比較的単純な印刷
方式を用いて説明したが、同じ印刷ヘッドを用いて、他
の種々の印刷方式を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのカラーインクジェッ
トプリンタ20の主要な構成を示す斜視図である。
【図2】プリンタ20の電気的な構成を示すブロック図
である。
【図3】第1実施例のアクチュエータ40,41の底面
に形成されたノズルの配列を示す説明図である。
【図4】印刷用紙Pを搬送する副走査駆動部を示す概念
図である。
【図5】第1実施例の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【図6】第1実施例の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【図7】印刷用紙Pの後端に存在する低精度領域LPA
とアクチュエータ40との関係を示す説明図である。
【図8】第2実施例のアクチュエータ40’の底面に形
成されたノズルの配列を示す説明図である。
【図9】第2実施例の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【図10】第2実施例の各パスにおいて、各ラスタライ
ンにドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを
示す説明図である。
【図11】変形例1のアクチュエータ42の底面に形成
されたノズルの配列を示す説明図である。
【図12】変形例1の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【図13】変形例2のアクチュエータ42’の底面に形
成されたノズルの配列を示す説明図である。
【図14】変形例2の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【図15】変形例3のアクチュエータ42”の底面に形
成されたノズルの配列を示す説明図である。
【図16】変形例3の各パスにおいて、各ラスタライン
にドットを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【図17】変形例4のアクチュエータ43の底面に形成
されたノズルの配列を説明する説明図である。
【図18】従来の縦配列ヘッドのアクチュエータの底面
に形成されたノズルの配列を示す説明図である。
【図19】従来の縦配列ヘッドの各パスにおいて各ラス
タラインを記録するノズルと、副走査送りの様子とを示
す説明図である。
【符号の説明】
20…カラーインクジェットプリンタ 22…用紙スタッカ 24…紙送りローラ 26…プラテン板 28…キャリッジ 30…キャリッジモータ 31…紙送りモータ 32…牽引ベルト 34…ガイドレール 36…印刷ヘッド 40…有彩色インク用アクチュエータ 41…ブラックインク用アクチュエータ 42…4色インク用アクチュエータ 43…3列有彩色インク用アクチュエータ 50…受信バッファメモリ 52…イメージバッファ 54…システムコントローラ 61…主走査駆動ドライバ 62…副走査駆動ドライバ 63…ヘッド駆動ドライバ 100…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA08 EA11 EC12 EC34 EC74 ED07 EE08 FA10 HA22 2C057 AF31 AF91 AG15 AG16 AM40 AN01 DA06 DA09 DB01 DB03 DC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインクを印刷媒体上に吐出して
    ドットを形成することによって印刷を行う印刷装置であ
    って、 前記印刷媒体上にドットを形成するための複数のノズル
    を有する印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドを前記印刷媒体に対して相対的に主走査
    する主走査駆動部と、 前記主走査が終わる度に前記印刷ヘッドを前記印刷媒体
    に対して相対的に副走査する副走査駆動部と、 前記各部を制御する制御部と、 を備え、 前記印刷ヘッドは、 前記印刷媒体上に形成し得るドットの副走査方向に沿っ
    た最小ピッチをDとしたとき、副走査方向に沿ってピッ
    チ2k・D(kは正の整数)でそれぞれ1列に配列され
    た主走査方向に並ぶ複数のノズル列を備え、 前記複数のノズル列のうちの少なくとも2列は、副走査
    方向のノズル位置が互いにずれるように千鳥状に配列さ
    れており、 前記千鳥状に配列されたノズル列のうちの少なくとも1
    つの特定のノズル列は、異なるインクを吐出する複数の
    列内ノズル群に区分されており、 前記複数の列内ノズル群のうちの少なくとも1色分の特
    定の列内ノズル群は、前記特定のノズル列と隣り合うノ
    ズル列上に存在するノズルのうち、前記特定の列内ノズ
    ル群の副走査方向の範囲と同一の範囲に存在するノズル
    と異なるインクを吐出し、 前記複数のインクを吐出するための複数の同一インク吐
    出ノズル群は、それぞれ少なくとも1つの列内ノズル群
    を含み、 前記複数の同一インク吐出ノズル群のうちの少なくとも
    1つは、副走査方向に沿った実質的なピッチが2k・D
    以上のノズルを含む、 印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 少なくとも1色分の同一インク吐出ノズル群は、千鳥状
    に配列されている2つ以上の列に存在する2つ以上の列
    内ノズル群を含んでいる、 印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の印刷装置であっ
    て、 前記複数の同一インク吐出ノズル群のうちのイエロイン
    クを吐出するためのイエロノズル群は、前記印刷媒体上
    の任意の位置において、イエロドットが他のインクのド
    ットよりも後に形成されるように配列されている、 印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置であって、 前記複数の同一インク吐出ノズル群は、シアンインクを
    吐出するためのシアンノズル群と、マゼンタインクを吐
    出するためのマゼンタノズル群とを含んでおり、 前記シアンノズル群と、前記マゼンタノズル群は、前記
    千鳥状に配列されている2つ以上の列に存在する2つ以
    上の列内ノズル群を含んでいる、 印刷装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008114411A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
JP2010201826A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011051356A (ja) * 2010-12-13 2011-03-17 Canon Inc インクジェット記録装置及びその方法
CN103057270A (zh) * 2009-07-28 2013-04-24 精工爱普生株式会社 流体喷射装置和流体喷射方法
US8613494B2 (en) 2012-01-13 2013-12-24 Seiko Epson Corporation Print method, print device, and program
US11368599B2 (en) 2020-07-03 2022-06-21 Seiko Epson Corporation Image processing method, apparatus, and recording system determining when to generate black dots after resolution reduction

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