JP2000151730A - 擬似エラー付加回路 - Google Patents
擬似エラー付加回路Info
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Abstract
加する擬似エラー付加回路を提供する。 【解決手段】 指定ビットエラーレートに基づく値がロ
ードされクロック信号をカウンタ11で計数し、カウン
タ11のキャリーにてPNデータ発生器21からの出力
をシフトレジスタ22に蓄積し、蓄積データとカウンタ
11の計数値との一致時におけるPN比較回路3の出力
をエラーパルスとし、エラーパルスを受けて、PNデー
タ発生器41からの出力に基づいてビットセレクタ40
にてPSK変調シンボルデータ中でのエラーを付加する
ビットを無作為にビットエラーレートに基づく間隔で選
択し、インターリーブ後のPSK変調シンボルデータ中
の選択されたビットをビット反転回路5にて反転して出
力することより、エラーを付加する。
Description
に関し、さらに詳細には、伝送路途中において生ずるビ
ットエラーを擬似的に発生させてPSK変調信号を復号
する復号器の性能チェックなどの利用することができる
擬似エラー付加回路に関する。
Nの異なる複数の伝送方式を組み合わせて伝送する階層
化伝送方式として、m相位相変調の時分割多重による階
層化伝送方式が知られている。しかるに放送信号は伝送
路中におけるノイズの影響を受ける。
送受信機における復号器の性能を試験するために、伝送
路中において生ずるエラーを擬似的に発生させ、擬似的
に発生させた擬似エラーが付加されたPSK変調シンボ
ルデータを復号器に供給して復号器の誤り訂正能力など
が充分な特性を備えているか否かを試験するための擬似
エラー付加回路が望まれている。しかしながら、従来こ
のような擬似エラー付加回路はなかった。
似エラーを付加する擬似エラー付加回路を提供すること
を目的とする。
回路は、インターリーブ後のPSK変調シンボルデータ
にビットエラーを付加することを特徴とする。
ンターリーブ後のPSK変調シンボルデータにビットエ
ラーが付加されるため、復号器に供給することによって
復号器の性能をチェックすることができる。
ビットエラーレートに基づく割合でエラーパルスを無作
為に発生するエラーパルス発生手段を備え、エラーパル
スに基づいてビットエラーを付加することを特徴とす
る。
定したビットエラーレートに基づく割合でエラーパルス
が無作為に発生させられ、エラーパルスに基づいてPS
K変調シンボルデータにビットエラーが付加されるた
め、伝送路中におけるビットエラーを模擬することがで
きる。
調シンボルデータ中のビットからエラーを付加するビッ
トをビットエラーレートに基づく割合で、無作為に選択
するビット選択手段を手段を備えたことを特徴とする。
ラーが付加されるPSK変調シンボルデータ中のビット
がビットエラーレートに基づく割合で、無作為に選択さ
れるために、種々の伝送路中におけるビットエラーを模
擬することができる。
付加回路を実施の形態によって説明する。
エラー付加回路の構成を示すブロック図であり、本発明
の実施の一形態にかかる擬似エラー付加回路は8PSK
変調、QPSK変調、BPSK変調の場合に対応するよ
うに構成した場合を例示している。
付加回路は、外符号化である誤り訂正符号が付加され、
インターリーブされ、かつ内符号化である畳み込み符号
化がされて、PSK変調シンボルデータ(PSK変調シ
ンボルデータを単にシンボルデータとも記す)が入力さ
れて、無作為に擬似エラーを付加して出力する。
付加回路は、クロック信号とビットエラーレート選択信
号を受けてビットエラーレートに基づくカウント値およ
びキャリーを送出するビットエラーレート指示回路1
と、ビットエラーレート指示回路1から出力されるキャ
リーを受けてPNデータを送出するPNデータ発生回路
2と、ビットエラーレート指示回路1から出力されるカ
ウント値とPNデータ発生回路2から出力されたPNデ
ータとを比較してエラーパルスを出力するPN比較回路
3とを備えている。
似エラー付加回路は、エラーパルスを受けて指示された
変調モードに基づく反転指示信号を送出する変調モード
選択回路4と、反転指示信号とシンボルデータとを受け
てシンボルデータを選択的にビット反転させて擬似エラ
ーを加えるビット反転回路5とを備えている。
れたビットエラーレートに基づく値がプリセットされ
て、プリセット値までクロックパルスのアップカウント
を行うカウンタ11と、カウンタ11から出力されるキ
ャリー出力を入力して、選択されたビットエラーレート
に基づいて入力を選択するマルチプレクサ12とを備
え、マルチプレクサ12の出力をカウンタ11に供給し
て選択されたビットエラーレートに基づくプリセットデ
ータをロードする。
1では、例えばビットエラーレートとして10の−3乗
のビットエラーレートが選択指示されているときは、0
〜999までの計数を行ない、カウンタ11の計数値が
PN比較回路3へ送出されると共に、計数値が999に
達するとキャリーがマルチプレクサ12から出力され
て、プリセットデータ999がプリセットされて、また
計数が繰り返されることになる。
21と、ビットエラーレート指示回路1のカウンタ11
から出力されるキャリー出力でイネーブルされてPNデ
ータ発生器21から出力されるPNデータを蓄えるシフ
トレジスタ22とを備え、シフトレジスタ22に蓄えら
れているPNデータをPN比較回路3へ送出する。
トレジスタ22では、ビットエラーレート指示回路1か
ら出力されるキャリー出力が入力されるまでは、そのキ
ャリー出力が入力される前までに蓄えられているPNデ
ータがPN比較回路3へ送出される。そこで、上記の例
ではシフトレジスタ22はカウンタ11が999を計数
したときから、前に蓄えたPNデータに代わって新たに
PNデータ発生器21から出力されるPNデータを新た
に蓄えていくことになる。
示回路1のカウンタ11から出力される計数値とPNデ
ータ発生回路2のシフトレジスタ22から出力されるP
Nデータとを比較する比較器31、32、33、…、3
nと、比較器31、32、33、…、3nの比較出力を
ビットエラーレート選択指示信号に基づいて選択するマ
ルチプレクサ30とを備え、選択されたビットエラーレ
ートに基づく比較器からの一致出力をエラーパルスとし
てマルチプレクサ30から出力を送出する。
10の−3乗に設定されているときにおいて、シフトレ
ジスタ22に蓄えられているPNデータが791の場
合、カウンタ11から出力される計数値が791(99
9未満の値である)になったときに、PN比較回路3か
らエラーパルスが出力されることになる。このように0
〜999までの間に1回エラーパルスが無作為に出力さ
れる。
10の−3乗に対して10の3乗回に1つのエラーパル
スが発生することを意味している。他のビットエラーレ
ートが選択されている場合も同様であって、ビットエラ
ーレートが10の−5乗に設定されているときは、10
の5乗回(0〜99999)に1回エラーパルスが無作
為に出力される。
1、PNデータ発生回路2およびPN比較回路3は指定
されたビットエラーレートに基づく割合でエラーパルス
を無作為に発生するエラーパルス発生手段を構成してい
ることになる。
に、エラーパルスを受けてPNデータであるエラー付加
ビット選択信号(エラー付加ビット選択信号をPNSE
L1およびPNSEL0とも記し、2ビットを利用する
場合を例示する)を出力させるPNデータ発生器41
と、PNデータ発生器41からの出力PNデータを受け
てエラーを付加するビットを無作為にセレクトするビッ
トセレクタ40と、エラーパルスとビットセレクタ40
からの出力を入力とするアンドゲート46a、46bお
よび46cとから構成されている。
選択信号PNSEL0を論理反転させるインバータ42
a、エラー付加ビット選択信号PNSEL1を論理反転
させるインバータ42b、エラー付加ビット選択信号P
NSEE1を論理反転させるインバータ42c、インバ
ータ42aの出力とインバータ42bの出力との論理積
演算をするアンドゲート43aと、エラー付加ビット選
択信号PNSEL0とインバータ42cの出力との論理
積演算をするアンドゲート43bとを備えている。
選択信号(8PSK選択信号を8PSKSELとも記
す)とアンドゲート43aの出力とを論理積演算するア
ンドゲート44aと、エラー付加ビット選択信号PNS
EL0とQPSK選択信号(QPSK選択信号をQPS
KSELとも記す)とを論理積演算するアンドゲート4
4bおよび44dと、8PSK選択信号とアンドゲート
43bの出力とを論理積演算するアンドゲート44c
と、エラー付加ビット選択信号PNSEL1と8PSK
選択信号とを論理積演算するアンドゲート44eとを備
えている。
ドゲート44aの出力とアンドゲート44bの出力とB
PSK選択信号(BPSK選択信号をBPSKSELと
も記す)との論理和演算をするオアゲート45aと、ア
ンドゲート44cの出力とアンドゲート44dの出力と
の論理和演算をするオアゲート45bとを備え、オアゲ
ート45aの出力はアンドゲート46aへ送出し、オア
ゲート45bの出力はアンドゲート46bへ送出し、ア
ンドゲート44eの出力はアンドゲート46cへ送出し
て、ゲートが開かれたアンドゲート46a、46b、4
6cからエラーパルスを出力させる。
は図3に示すようになる。すなわち変調モード選択信号
によって8PSKSELが選択されているときにおい
て、エラー付加ビット選択信号PNSEL1、PNSE
L0が〃00〃のときには、8PSKシンボルデータの
LSBにエラーが付加される場合であって、オアゲート
45aの出力が高電位になり、オアゲート45bの出力
が低電位になり、アンドゲート44eの出力が低電位に
なり、アンドゲート46aのみがゲートが開かれた状態
となり、8PSKシンボルデータのLSBが選択された
状態になってエラーパルスがアンドゲート46aから出
力される。
Lが選択されているときにおいて、エラー付加ビット選
択信号PNSEL1、PNSEL0が〃01〃のときに
は、8PSKシンボルデータの2ビット目にエラーが付
加される場合であって、オアゲート45aの出力が低電
位になり、オアゲート45bの出力が高電位になり、ア
ンドゲート44eの出力が低電位になり、アンドゲート
46bのみがゲートが開かれた状態となり、8PSKシ
ンボルデータの2ビット目が選択された状態になってエ
ラーパルスがアンドゲート46bから出力される。
Lが選択されているときにおいて、エラー付加ビット選
択信号PNSEL1、PNSEL0が〃1x〃(xは〃
0〃、〃1〃の何れでもよい)のときには、8PSKシ
ンボルデータのMSBにエラーが付加される場合であっ
て、オアゲート45aの出力が低電位になり、オアゲー
ト45bの出力が低電位になり、アンドゲート44eの
出力が高電位になり、アンドゲート46cのみがゲート
が開かれた状態となり、8PSKシンボルデータのMS
Bが選択された状態になってエラーパルスがアンドゲー
ト46cから出力される。
Lが選択されているときにおいて、エラー付加ビット選
択信号PNSEL1、PNSEL0が〃x0〃のときに
は、QPSKシンボルデータのLSBにエラーが付加さ
れる場合であって、オアゲート45aの出力が高電位に
なり、オアゲート45bの出力が低電位になり、アンド
ゲート44eの出力が低電位になり、アンドゲート46
aのみがゲートが開かれた状態となり、QPSKシンボ
ルデータのLSBが選択された状態になってエラーパル
スがアンドゲート46aから出力される。
択されているときにおいて、エラー付加ビット選択信号
PNSEL1、PNSEL0が〃x1〃のときには、Q
PSKシンボルデータのMSBにエラーが付加される場
合であって、オアゲート45aの出力が低電位になり、
オアゲート45bの出力が高電位になり、アンドゲート
44eの出力が低電位になり、アンドゲート46bのみ
がゲートが開かれた状態となり、QPSKシンボルデー
タのMSBが選択された状態になってエラーパルスがア
ンドゲート46bから出力される。
Lが選択されているときにおいて、エラー付加ビット選
択信号PNSEL1、PNSEL0が〃xx〃のときに
は、オアゲート45aの出力が高電位になり、オアゲー
ト45bの出力が低電位になり、アンドゲート44eの
出力が低電位になり、アンドゲート46aのみがゲート
が開かれた状態となり、エラーパルスがアンドゲート4
6aから出力される。
ら反転指示信号が出力される。この反転指示信号はPN
データ発生器41から出力されるPNデータに基づいて
エラーが付加されるビットが無作為に指示され、該指示
されたビットに対してエラーパルスが出力されることに
なる。
Nデータ発生器41から出力されるPNデータに基づい
て、選択した変調モードに基づくシンボルデータ中のビ
ットから、エラーを付加するビットをビットエラーレー
トに基づく間隔で、無作為に選択するビット選択手段を
構成していることになる。
シンボルデータが供給され、かつアンドゲート46aか
らの出力、アンドゲート46bからの出力、アンドゲー
ト46cからの出力が各別に入力される排他論理和回路
51a、51b、51cを備え、排他論理和回路51
a、51b、51cの出力をワイヤドオアされ、1ビッ
トだけ反転されてエラーが付加されたエラー付加シンボ
ルデータが出力される。
エラー付加回路において、シンボルデータである8PS
K変調のベースバンド信号は位相面で、図4(a)に示
すようにマッピングされていて、シンボルを構成するビ
ットの組み合わせは(0、0、0)、(0、0、1)〜
(1、1、1)の8とおりであり、I−Q平面上におい
て信号点配置0〜7に変換されている。同様に、図4
(b)はQPSK変調のベースバンド信号の信号点配置
を示し、シンボルを構成するビットの組み合わせは
(0、0)、(0、1)、(1、0)、(1、1)の4
とおりであり、I−Q平面上において信号点配置0〜3
に変換されている。同様に、図4(c)はBPSK変調
のベースバンド信号の信号点配置を示し、シンボルを構
成するビットの組み合わせは(0)、(1)であり、信
号点配置0、1に変換されている。
ンボルデータ〃101〃が入力されてくる場合を例に説
明する。この状態で、エラー付加ビット選択信号PNS
EL1、PNSEL0が〃1x〃、すなわちMSBが選
択されている場合は、シンボルデータ〃101〃のMS
Bが反転されて〃001〃に1ビット誤らされる。ま
た、エラー付加ビット選択信号PNSEL1、PNSE
L0が〃01〃、すなわち2ビット目が選択されている
場合は、シンボルデータ〃101〃の2ビット目が反転
されて〃111〃に1ビット誤らされる。エラー付加ビ
ット選択信号PNSEL1、PNSEL0が〃00〃、
すなわちLSBが選択されている場合は、シンボルデー
タ〃101〃のLSBが反転されて〃100〃に1ビッ
ト誤らされる。他のシンボルデータが入力されてきた場
合も同様に類推されよう。
ンボルデータ〃01〃が入力される場合を例に説明す
る。この状態で、エラー付加ビット選択信号PNSEL
1、PNSEL0が〃x1〃、すなわちMSBが選択さ
れている場合は、シンボルデータ〃01〃のMSBが反
転されて〃11〃に1ビット誤らされる。また、エラー
付加ビット選択信号PNSEL1、PNSEL0が〃x
0〃、すなわちLSBが選択されている場合は、シンボ
ルデータ〃01〃のLSBが反転されて〃00〃に1ビ
ット誤らされる。他のシンボルデータが入力されてきた
場合も同様に類推されよう。
ンボルデータ〃1〃が入力されてくる場合を例に説明す
る。この状態で、エラー付加ビット選択信号PNSEL
1、PNSEL0が〃xx〃に選択されている場合は、
シンボルデータ〃1〃が反転されて〃0〃に1ビット誤
らされる。また、シンボルデータ〃0〃が入力されてく
る場合は、シンボルデータ〃0〃が反転されて〃1〃に
1ビット誤らされる。
態にかかる擬似エラー付加回路によれば、直接変調をせ
ずに、設定したビットエラーレートに基づく割合で、ベ
ースバンド信号上で無作為に選定したビットに、無作為
に擬似エラーが付加される。擬似エラーが付加されたシ
ンボルデータを復号器に供給して復号させることによっ
て、復号器の性能をチェックすることができる。この結
果、受信機の開発時に効果的な設計が行なえることにな
る。
エラー付加回路は、携帯電話機の場合にも利用できるこ
とは勿論である。
エラー付加回路によれば、設定したビットエラーレート
に基づく割合で、ベースバンド信号上で擬似エラーを無
作為に選択されたビットに加えることができて、復号器
の性能チェックに使用することができる。
回路の構成を示すブロック図である。
回路中における変調モード選択回路およびビット反転回
路の構成を示すブロック図である。
回路中における変調モード選択回路の真理値表である。
回路に印加されるシンボルデータの信号点配置説明図で
ある。
回路の作用の説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】インターリーブ後のPSK変調シンボルデ
ータにビットエラーを付加することを特徴とする擬似エ
ラー付加回路。 - 【請求項2】請求項1記載の擬似エラー付加回路におい
て、指定したビットエラーレートに基づく割合でエラー
パルスを無作為に発生するエラーパルス発生手段を備
え、エラーパルスに基づいてビットエラーを付加するこ
とを特徴とする擬似エラー付加回路。 - 【請求項3】請求項1記載の擬似エラー付加回路におい
て、PSK変調シンボルデータ中のビットからエラーを
付加するビットをビットエラーレートに基づく割合で、
無作為に選択するビット選択手段を備えたことを特徴と
する擬似エラー付加回路。
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