JP3419484B2 - 変調器、送信器 - Google Patents

変調器、送信器

Info

Publication number
JP3419484B2
JP3419484B2 JP02007293A JP2007293A JP3419484B2 JP 3419484 B2 JP3419484 B2 JP 3419484B2 JP 02007293 A JP02007293 A JP 02007293A JP 2007293 A JP2007293 A JP 2007293A JP 3419484 B2 JP3419484 B2 JP 3419484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
selection
converting
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02007293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0621991A (ja
Inventor
隆文 山路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP02007293A priority Critical patent/JP3419484B2/ja
Priority to US08/033,750 priority patent/US5534827A/en
Publication of JPH0621991A publication Critical patent/JPH0621991A/ja
Priority to US08/379,708 priority patent/US5767750A/en
Priority to US08/462,032 priority patent/US5714916A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3419484B2 publication Critical patent/JP3419484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/36Modulator circuits; Transmitter circuits
    • H04L27/362Modulation using more than one carrier, e.g. with quadrature carriers, separately amplitude modulated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C1/00Amplitude modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C5/00Amplitude modulation and angle modulation produced simultaneously or at will by the same modulating signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/24Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers of transmitter output stages
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/331Sigma delta modulation being used in an amplifying circuit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振幅変調や振幅位相変調
などに用いられる変調器、送信器に係り、特に集積回路
に適した変調器、送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型の電話などが普及しつつあるが、
このような無線機器においては小型化、低消費電力化を
図ることは非常に重要なファクターになる。このような
状況に伴って変・復調回路にも小型化、低消費電力化が
望まれている。
【0003】図30は従来の直交変調器の一例の構成を
示すブロック図である。
【0004】この直交変調器は2系列のデジタルで与え
られる変調信号をアナログ変調信号に変換するD/Aコ
ンバータ71、72と各D/Aコンバータの出力に含ま
れるサンプリングノイズを除去するローパスフィルタ7
3、74と、ローカル信号を発生するシンセサイザ79
と、シンセサイザ79が出力するローカル信号の周波数
をπ/2移相するπ/2移相器80と、ローパスフィル
タ73の出力でπ/2移相器80の出力を振幅変調する
ミキサ77と、ローパスフィルタ74の出力でシンセサ
イザ79の出力を振幅変調するミキサ78と、各ミキサ
の出力を合成し、振幅位相変調波を出力する合成器81
とで基本的に構成される。なお、ミキサ77、78は振
幅変調器を用いることができる。
【0005】この種の直交変調器はD/Aコンバータ7
1、72以後はアナログ信号処理なので、種々の誤差と
歪みを発生する。通常、歪みを少なくするには信号に対
して十分大きいバイアス電流が必要であり、消費電流が
大きくなる問題があった。この問題はミキサを振幅変調
器として用いた場合も共通である。また、直交変調器で
は精度の高い変調をするためには、誤差補正のため補正
回路や補正信号発生回路等の補正手段が必要になるな
ど、回路規模が大きくなるという問題があった。一方、
高精度の直交変調器としては、1991年電子情報通信
学会秋季大会講演論文集B−239に見られるように、
デジタル的に信号を構成する方法も提案されているが、
この方式は、精度をよくするためには多ビットのデシタ
ル信号を高速に処理しなくてはならず、回路規模も大き
くなり、かつ消費電力も大きく、携帯用無線端末等には
不向きである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の振幅変調器あるいは直交変調器では、アナログ信号処
理を伴うものでは十分大きいバイアス電流が必要であ
り、消費電流が大きくなる問題があり、デジタル的に信
号を構成する変調器では精度をよくするためには多ビッ
トのデシタル信号を高速に処理しなくてはならず、回路
規模も大きくなり、かつ消費電力も大きくなるという問
題があった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、低消費電力かつ調整箇所が少ない変調器、送信
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、変調信号が入力され、時間平
均したときに所定のアナログ信号となるディジタルの
択信号に変換する信号変換手段と、択信号に基づき
波数が等しく位相または振幅が異なる信号のうち1つを
選択して出力する選択手段とを具備する。
【0009】
【0010】
【0011】請求項の発明は、請求項記載の変調器
において、信号変換手段が、第1の変調信号を2値の第
1の選択信号に変換する第1の信号変換手段と、第2の
変調信号を2値の第2の選択信号に変換する第2の信号
変換手段とからなり、選択手段が、前記第1および第2
の選択信号に応じて周波数が等しく位相が互いに90°
異なる4種類の信号のうち1つを振幅位相変調信号とし
て選択することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1記載の変調器
において、信号変換手段が、複数の変調信号および複数
の帰還信号を入力ベクトルとし、当該入力ベクトルを線
形変換する線形変換器と、形変換されたベクトルをベ
クトル量子化により符号化して選択信号として出力する
符号化器と、号化された出力を前記複数の帰還信号と
して復号するベクトル再生器とを具備する。また、請求
項4の発明は、請求項1記載の変調器において、信号変
換手段が、第1の変調信号を第1の選択信号に変換する
第1信号変換手段と、第2の変調信号を第2の選択信号
に変換する第2信号変換手段と、1の選択信号を反転
させる第1反転手段と、2の選択信号を反転させる第
2反転手段とを備え選択手段が、第1の選択信号
1の反転信号、第2の選択信号および第2の反転信号の
4種類の信号のうち1つを搬送波信号の周波数に基づく
クロック信号により順次選択し出力することを特徴と
する。さらに、請求項5の発明は、請求項1記載の変調
器において、信号変換手段、第1の変調信号を第1の
選択信号に変換する第1信号変換手段と、第2の変調信
号を第2の選択信号に変換する第2信号変換手段とを具
備し選択手段が、第1の選択信号第2の選択信号を
入力し、第1の制御信号と第2の制御信号を生成する手
段と、局部発振器からの信号を入力し第1の制御信号
に基づいて遅延が0である第1の位相モードもしくは遅
延が180°である第2の位相モードとの切り替えを行
う第1切り替え手段と第1切り替え手段からの出力信
号を入力し第2の制御信号に基づいて遅延が0である
第3の位相モードもしくは遅延が90°である第4の位
相モードとの切り替えを行う第2切り替え手段とを具備
する。請求項6の発明は、電力制御用として使用される
変調器において、複数の変調信号と複数の帰還信号を入
力ベクトルとし、当該入力ベクトルを線形変換する線形
変換手段と線形変換されたベクトルをベクトル量子化
により符号化して時間平均したときに所定のアナログ信
号となるディジタルの選択信号として出力する符号化器
符号化された出力を前記複数の帰還信号として出力
するベクトル再生器と、複数の信号から選択信号に応じ
た複数の信号を選択し出力する選択手段とを具備する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記
載の変調器において、選択手段からの出力信号に重畳し
た量子化雑音を除去するフィルタをさらに具備する。請
求項8の発明は、変調信号が入力され、時間平均したと
きに所定のアナログ信号となるディジタルの選択信号に
変換する信号変換手段と、選択信号に基づき周波数が等
しく位相または振幅が異なる信号のうち1つを選択して
出力する選択手段と、選択手段からの出力信号に重畳し
た量子化雑音を除去して出力するフィルタと、フィルタ
からの出力信号を線形増幅するアンプとを具備したこと
を特徴とする。請求項9の発明は、変調信号が入力さ
れ、時間平均したときに所定のアナログ信号となるディ
ジタルの選択信号に変換する信号変換手段と、選択信号
に基づき周波数が等しく位相または振幅が異なる信号の
うち1つを選択して出力する選択手段と、選択手段から
の出力信号を非線形増幅して出力するアンプと、アンプ
の出力信号から所定帯域を選択するフィルタとを具備す
る。
【0013】
【作用】本発明において、従来の直交変調器のD/Aコ
ンバータに該当するのは変調信号を2値の信号に変換す
る変換手段である。
【0014】変換手段の出力が、例えば1と−1の2値
をとるスイッチング信号で、1,−1,1,−1,・・
といった系列を出力しているとき、その出力を平均すれ
ば0となる。また、1,1,−1,1,1,−1,・・
といった系列を出力しているとき、その出力を平均すれ
ば1/3を出力しているとみなすことができる。
【0015】このように信号系列の平均が、所望のアナ
ログ信号になるように2値の信号系列を出力する変換手
段の1つにデルタシグマ変調器がある。
【0016】変調手段の信号系列を平均化するという処
理は、信号を低域通過フィルタに通すことで実現でき
る。つまり、変換手段の出力信号系列を周波数領域でみ
ると、量子化雑音等の不要信号成分は所望信号の存在す
る低周波域には少なく、高周波域に多く分布するので、
フィルタによって低周波成分のみ取り出すことで所望信
号成分を得ることができる。
【0017】本発明は、信号系列の平均が所望のアナロ
グ信号になるような2値の信号系列と、搬送波信号を掛
け合わせることによって振幅変調信号を得ることが基本
である。すなわち、変換手段の出力が1のときcosω
tを出力し、変調手段の出力が−1のとき−cosωt
を出力する手段によって、1,1,−1,1,1,−
1,・・・を入力したとき、平均すると1/3cosω
tとなる出力を得ることである。この場合の平均化する
という処理は、信号の中心角周波数がωである帯域通過
フィルタに通すことに対応する。
【0018】上述の信号処理は、直交2成分に対して行
うことによって直交変調を実現する。すなわち、第1、
および第2の変換手段のそれぞれ2値の出力に応じて,
cosωt,−cosωt,sinωt,−sinωt
を出力する手段によって直交変調を実現する。
【0019】出力信号は、所望信号のほかに量子化雑音
や高調波成分を含むが、所望信号成分は搬送波周波数付
近にあり、不要信号成分は搬送波周波数から比較的離れ
た帯域に分布する。
【0020】従来のアナログ方式の場合、アナログの乗
算回路が必要であったが、本発明の場合、変調信号、搬
送波信号、被変調信号共に振幅一定なのでスイッチング
回路を用いて、乗算や直交成分合成の信号処理を行うこ
とが可能である。また、スイッチング信号は振幅誤差や
歪の問題をアナログ回路に比べて容易に回避できるの
で、時間軸上の誤差が少ない信号を用いれば、精度の高
い振幅変調または直交変調器が実現できる。
【0021】また、アナログ回路では、ノイズの影響を
少なくするためには振幅の大きい信号が必要であり、歪
みを少なくするには信号の振幅よりも大きいバイアス電
流を流さなければならない、一方、スイッチング回路は
回路の動作速度を保証できる範囲でバイアス電流を少な
くすることが可能であり、かつ、本発明は1ビットの信
号処理で実現されるので、回路規模はアナログ回路と同
程度になり、消費電流を少なくすることができる。
【0022】なお、デルタシグマ変調方式には、量子化
雑音を低減するなどの目的で3値以上の多値出力のもの
がある。これを振幅変調器に利用するには、例えば3値
以上の場合は−1,0,1を−cosωt,0,cos
ωtに対応させると2値の場合と同様に振幅変調信号が
得られる。このように3値以上の場合も2値の場合と同
様に振幅変調器または直交変調器を構成できる。ただ
し、3値の場合は2値の場合とほぼ同等の回路規模で実
現できるが、多値になるほど従来のデジタル方式、また
はアナログ方式に近づくので、量子化雑音は小さくなる
が、回路規模が大きくなり、誤差要因が増え、消費電力
も増加する。
【0023】前述の通り、本発明によれば、振幅変調器
および直交変調器の一部、もしくは全部をスイッチング
回路で構成できるので、アナログ回路で問題となる素子
値のバラツキによる変調誤差の影響を回避できる。ま
た、基本的に1ビットの信号のみを扱っているので、従
来のデジタル方式の変調器に比べ回路規模が小さく、か
つ、スイッチング回路ではアナログ回路のような歪みの
問題がないので、スイッチング動作速度が問題にならな
い範囲で低消費電力化を図ることが可能である。また、
cosωt、cosωt、−cosωt、…という出力
を平均化することによって1/3cosωtを得られる
のと同様に、cosωt、cos(ωt+φ)、cos
ωt、cos(ωt+φ)、…という出力を平均化する
と、 1/2cosωt+1/2cos(ωt+φ) =sin(φ/2)cos(ωt+φ/2) となる。
【0024】このように、所望の信号を得るのに、必ず
しも位相差が90°である信号を基準にする必要はな
く、例えば三相交流のように120°の位相差の信号を
切り替えることによって振幅位相変調を実現することも
可能である。この場合に、周波数成分の一部が所望の信
号であり、量子化雑音が所望波の周波数帯域から離れた
周波数帯域に多く分布するように、信号を切り替える必
要がある。そのような切り替え信号を生成するのが、ベ
クトルデルタシグマ変調器である。デルタシグマ変調器
を2組用いる振幅位相変調器の出力は、振幅が等しく位
相が互いに90°づつ異なる信号である必要があった
が、ベクトルデルタシグマ変調を用いることにより、任
意の振幅、位相の組み合わせの出力とすることが可能に
なる。また、デルタシグマ変調器のループフィルタは、
スカラー信号を扱っているために、その伝達関数は実係
数の有理関数しか実現できなかった。したがって、これ
を用いた振幅位相変調器の出力の量子化雑音の分布は、
搬送周波数に対して対称になる。一方、ベクトルデルタ
シグマ変調器を用いた場合は、デルタシグマ変調器のル
ープフィルタに該当するのは線形変調器であり、見かけ
上、複素係数の伝達関数を実現可能である。したがっ
て、これを用いた振幅位相変調器の出力の量子化雑音の
分布を搬送波周波数に対して非対称にすることも可能で
ある。例えば、900MHzから910MHzまでの不
要放射電力を厳しく制限された無線システムで、901
MHzを中心周波数とする信号を送信する場合、デルタ
シグマ変調器を用いる場合は、量子化雑音の分布が中心
周波数に対して対称であるため、892MHzから91
0MHzの範囲で量子化雑音が少なくなるようにデルタ
シグマ変調器を設計しなくてはならない。一方、ベクト
ルデルタシグマ変調器は量子雑音の分布を非対称にする
ことができるので、900MHzから910MHzまで
の量子化雑音が少なくなるように設計すれば良い。つま
り、広い周波数範囲に渡ってノイズを少なくするには、
サンプリングする周波数を高くする必要があるが、一般
に高速で動作する回路はそれだけ消費電力が大きくな
る。これに対して、ベクトルデルタシグマ変調は、量子
化雑音の周波数特性の設計の自由度が大きく、サンプリ
ング周波数を下げることができるので、消費電力を小さ
くすることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0026】図1は本発明の第1の参考例である振幅変
調器の構成を示すブロック図である。 デジタルまたは
アナログで与えられる変調信号Moをデルタシグマ変調
器1によって2値の信号D1に変換する。信号D1と搬
送波信号Caとが乗算回路2に入力され、搬送波信号C
aは信号D1によって正相、または逆相に切り換えて振
幅変調波A1として出力される。乗算回路2としては、
ギルバート乗算回路、ダイオードリング変調回路などの
アナログ乗算回路を用いてもよいが排他的論理和回路を
用いることもできる。アナログ乗算回路を用いる場合で
も、入出力信号の振幅が一定なので従来の振幅変調回路
のように線形である必要は無い。
【0027】デルタシグマ変調器1に3値のものを用い
た場合、乗算回路2の出力は正相出力、出力無し、逆相
のうちの1つとなる。乗算回路2としてはアナログ乗算
回路または3値の論理回路を用いる。
【0028】図1のデルタシグマ変調器1は出力信号系
列の平均値が所望のアナログ信号になるような2値また
は3値の信号系列を出力するような他の変換回路に置き
換えることもできる。例えばスイッチングレギュレータ
等に使われるパルス幅変調器(PWM)や、その他のパ
ルス密度変調器に置換可能である。特にデジタル信号を
伝送する場合は、変換回路としてメモリーを用い、変調
信号としてメモリ番地を与え、出力として2値の信号系
列を得る回路を使用して実現することができる。 この
振幅変調器1の出力は時間軸上で見ると所望信号に量子
化雑音などの不要信号が重畳されて振幅一定の信号にな
っている。同じ信号を周波数軸上で見ると所望信号成分
は搬送波周波数付近に存在し、不要信号成分は搬送波周
波数付近には少なく、搬送波周波数から比較的離れた周
波数帯域に多く分布する。したがって、フィルタで不要
信号成分を除去することによって所望の振幅変調信号を
得ることができる。
【0029】図2は本発明の第2の参考例である直交変
調器の構成を示すブロック図である。 局部発振信号L
oを移相器3に入力し、互いに位相が90°異なる搬送
波信号Ca1とCa2を得る。変調信号Mo1,Mo2
と搬送波信号Ca1とCa2を第1の参考例で説明した
振幅変調器と同様の構成の振幅変調器4,5にそれぞれ
入力し、振幅変調信号A1,A2を得る。これをアナロ
グ信号合成器6によって合成し振幅位相変調信号APを
出力する。なお、7,8はデルタシグマ変調器を、9,
10は乗算回路を、それぞれ、示している。
【0030】図3は本発明の第の実施例である直交変
調器の構成を示すブロック図である。 局部発振信号L
oは位相器11に入力され、位相がそれぞれ0°,90
°,180°,270°である4つの搬送波信号Ca
1,Ca2,Ca3,Ca4に分配され、選択器12に
入力される。一方、2つのデルタシグマ変調器13,1
4の出力D1,D2も選択手段12に入力される。な
お、2つのデルタシグマ変調器13,14は、第1の
例で述べた、出力信号系列の平均が所望のアナログ信
号になるような2値の信号系列を出力する他の変換回路
に置き換えることができる。
【0031】選択器12では2つの入力信号D1,D2
に応じて4つの入力信号Ca1,Ca2,CA3,Ca
4より1つを選択し出力する。例えば、(D1,D2)
が(1,1)のときCa1を、(1,−1)のときCa
2を、(−1,−1)のときCa3を、(−1,1)の
ときCa4を出力することによって第2の参考例と同様
の振幅位相変調信号を得る。この振幅位相変調出力も所
望信号成分に量子化雑音などの不要信号成分が重畳され
ており、その振幅は一定である。フィルタで搬送波周波
数から比較的離れた周波数帯域に分布する不要信号成分
を除去することによって所望の振幅位相変調信号を得る
ことができる。
【0032】図4は第の実施例の選択器12の一構成
例を示す回路図である。通常、論理回路では1と0の2
値で表現するが、ここでは、1と−1の2値で説明す
る。(D1,D2)が(1,1)のときCa1を、
(1,−1)のときCa2を、(−1,−1)のときC
a3を、(−1,1)のときCa4を出力することを式
で表すと論理式1のようになる。
【0033】
【論理式1】 この論理式1をド・モルガンの定理によって変形すると
論理式2になる。
【0034】
【論理式2】 図4の論理回路は論理式2を実現したものである。
【0035】NAND回路は全ての入力が1の時に限り
−1を出力する。図4において(D1,D2)が(1,
1)のとき、Ca1が入力されている3入力NAND回
路15はCa1の反転信号を出力する。その他の3入力
NAND回路16,17,18には少なくとも1つの−
1が入力されているため、出力は必ず1である。したが
って4入力のNAND回路19はCa1の反転信号の反
転信号、すなわちCa1を出力する。同様に、(D1,
D2)が(1,−1)のときCa2を、(−1,−1)
のときCa3を、(−1,1)のときCa4を選択し出
力する。
【0036】図5は本発明の第の実施例の直交変調器
を示すブロック図である。
【0037】搬送波信号は移相手段20に入力され、0
°,90°の2つの信号に分配され、選択器21に入力
される。一方、2つのシグマデルタ変調器23,24の
出力D1,D2も選択器21に入力される。デルタシグ
マ変調器23,24は、前述の通り、出力信号系列の平
均が所望のアナログ信号になるような2値の信号系列を
出力する他の変換回路に置き換えることができる。
【0038】選択器21では2つの入力信号D1,D2
に応じて入力信号Ca1,Ca2とその反転信号より1
つを選択し出力する。例えば、(D1,D2)が(1,
1)のときCa1を、(1,−1)のときCa2を、
(−1,−1)のときCa1の反転信号を、(−1.
1)のときCa2の反転信号を出力する。これを式で表
せば論理式3となる。
【0039】
【論理式3】 図6は論理式3を実現する回路の構成例であり、3入力
のアンド回路25〜28と、4入力のオア回路29等か
ら構成される。出力は本発明の第の実施例と同様であ
る。
【0040】図7は本発明の第の実施例の直交変調器
の構成を示すブロック図である。
【0041】2つのデルタシグマ変調器30、31の出
力D1,D2と、反転器32,33によるこれらの反転
信号D3,D4を切換器34に入力する。切換器34は
搬送波周波数の4倍のクロック信号を入力し1クロック
毎に、D1,D4,D3,D2を順次選択し出力する。
結果として図8に示すように(D1,D2)が(1,
1)のときを、D1,D4,D3,D2の順で、1,−
1,−1,1を、(1,−1)のとき、1,1,−1,
−1を、(−1,−1)のとき−1,1,1,−1を、
(−1,1)のとき、−1,−1,1,1を繰り返し出
力する。したがって前述の実施例と同様の出力が得られ
る。
【0042】D1,D2が−1,0,1の3値の場合も
同様に、D1,D2とその符号反転信号D3,D4をク
ロック信号に応じて順次選択し出力することによって直
交変調器を実現できる。
【0043】図9は本発明の第の実施例の直交変調器
の構成を示すブロック図である。
【0044】2つのデルタシグマ変調器35、36の出
力D1,D2は信号変換器37によって、位相切換器の
制御信号P1,P2に変換される。一方、局部発信信号
Caは180°位相切換器38に入力され、制御信号P
1に応じて0°または180°の位相で出力される。1
80°位相切換器38の出力はさらに90°位相切換器
39に入力され、制御信号P2に応じて0°または90
°の位相で出力される。結果として出力は本発明の第
の実施例と同様となる。なお、180°位相切替器38
と90°位相切換器39は順番を入れ替えても同様の出
力を得ることができる。
【0045】図10は本発明の第の実施例の信号変換
器37の構成の一例を示す回路図であり、エクスクリュ
ーシブオア回路40から構成される。
【0046】P1,P2が1のとき、位相切換器の出力
が0°であるとすると、(D1,D2)が(1,1)の
とき、出力は0°に、(1,−1)のとき90°に、
(−1,−1)のとき180°に、(−1,1)のとき
270°になる。
【0047】図11は本発明の第の実施例の位相切換
器の構成の一例を示す回路図である。 制御信号P1に
よりスイッチ41で入出力を短絡したとき0°の出力
を、制御信号によって入出力を開放したとき、遅延線路
42の長さに応じて90°または180°位相が遅れた
信号を出力する図12は本発明の第の実施例である
振幅位相変調器の構成を示すブロック図である。変調信
号I及びQはベクトルデルタシグマ変調器43によっ
て、a,b,c,d,eの5つの記号で現される記号列
に変換され、選択信号として選択器44に入力される。
選択信号aが選択器44に入力されたとき、選択器44
は図13に示す位相平面図上のaで示した点に対応する
信号を出力する。同様に、選択器44に選択信号b,
c,d,eが入力されたとき、選択器44は図13に示
す位相平面図上のb,c,d,eの点に該当する信号を
出力する。なお、選択器44は所望の出力周波数上の4
倍の周波数4fの基準信号を入力し、分周回路(図示省
略)によって図13の位相平面図上のaからdで表され
る4つの信号を発生する。eは出力を止める状態に該当
する。このように選択器44の出力は振幅が等しく、位
相が異なる4つの信号と、出力を止める状態の5通りで
あるので、スイッチング回路で構成することができる。
【0048】図14は図12に示す振幅位相変調器のベ
クトルデルタシグマ変調器43の構成を示すブロック図
である。符号化器45の2つのスカラー入力によって現
される座標(x,y)が、図15に示す座標平面上の
a,b,c,d,eの5つのどの領域に含まれるかによ
って、符号化器45は該当する符号を出力する。符号化
器45の出力は、ベクトルデルタシグマ変調器43の出
力信号(選択信号)として出力される一方、ベクトル再
生器46に入力される。ベクトル再生器46は、選択器
44の出力の位相平面上の座標を出力する。図13の位
相平面上の各点の座標は図16に示す表のように表せ
る。同表はベクトル再生器46の入出力関係を表してい
る。
【0049】線形変換器47の入出力関係は、一般に
【0050】
【式1】 のように表せる。変換行列の各要素を
【0051】
【式2】 のようにすると、第1から第4の実施例と同様の振幅位
相変調波を得ることができる。ただし、第1から第4
実施例の場合は、位相平面上の原点に該当するeの出力
を選択することができない。したがって、eの出力を選
択できる第の実施例では、その分だけで量子化雑音が
少なくなる。
【0052】また、第1から第4の実施例の場合、量子
化雑音の周波数特性は、キャリア周波数に対して対称と
なるが、ベクトルデルタシグマ変調器では、線形変換器
の特性により、キャリア周波数に対して非対称の周波数
特性を得ることができる。
【0053】図17は本発明の第の実施例の振幅位相
変調器の出力信号のスペクトラムを計算機シミュレーシ
ョンによって求めた結果である。搬送波周波数4096
Hzに4Hzの変調信号をかけて4100Hzを出力さ
せている。デルタシグマ変調器30、31は2次のルー
プフィルタを持ち、その極は約100Hzである。この
フィルタは実係数しか許されないので、その極は実軸上
にあるか、そうでない場合は、必ず複素共役の関係にあ
る極が必要である。量子化雑音のスペクトラムはキャリ
ア周波数から±100Hz離れた、3996Hzと41
92Hzで極小となる。
【0054】図18は第の実施例の振幅位相変調器の
出力信号のスペクトラムを計算機シミュレーションによ
って求めた結果である。搬送波周波数、変調信号とも図
17の場合と同様であるが、ベクトルデルタシグマ変調
器を用いているため、線形変換器47において、複素係
数フィルタを実現できる。複素係数フィルタは極の配置
を複素共役の条件なしに決定できる。この場合は10H
zと−200Hzに極を配置した。その結果、3896
Hzと4106Hzに量子化雑音の極小点がある。
【0055】図19は本発明の第の実施例である振幅
位相変調器の構成を示すブロック図である。選択器48
に入力される基準信号は、所望の出力信号の周波数fの
3倍であり、この信号を3分周することによって、位相
が互いに120°ずつ異なる信号を発生する。
【0056】変調信号I及びQはベクトルデルタシグマ
変調回路49によって、a,b,cの3つの記号で現さ
れる記号列に変換され、選択信号として選択器48に入
力される。選択信号a,b,cの入力に対して、選択器
48はそれぞれ図20に示す位相平面図上のa,b,c
で示した点に対応する信号を出力する。この場合も、振
幅が等しい信号のみを扱うので、スイッチング回路で選
択器を構成することができる。
【0057】図19に示すベクトルデルタシグマ変調器
49は図14に示した構成と同様である。ただし、符号
化器45は2つのスカラー入力によって現される座標
が、図21に示す座標平面上のa,b,cの3つのどの
領域に含まれるかによって、該当する符号を出力する。
また、ベクトル再生器46の入出力関係は図22に示す
表のようになる。線形変換器47の入出力関係はやはり
式1のように表せる。変換行列の各要素を式2のように
すると、従来のシグマデルタ変換器を2組用いた場合と
同様の振幅位相変調波を得ることができる。この場合
は、出力が3ポイントしかないので、量子化雑音が多く
なるが、所望波の4倍の周波数は必要でなく3倍の周波
数によって正確な変調信号を得ることができる。
【0058】図23は本発明の第の実施例を説明する
ための図である。この実施例は、本発明を変調器と数学
的には同等であるが、主に電力の制御に用いられる周波
数変換装置(インバーター)として応用したものであ
る。
【0059】同図に示す選択器50には3相交流が入力
される。ベクトルデルタシグマ変調器51から出力され
る選択信号は、a,b,cの3種類である。選択信号a
が入力されたときは、図24に示す表のように、入力I
は出力1に、入力IIは出力2に、入力IIIは出力3
に接続される。選択信号bが入力されたときは、入力I
は出力2に、入力IIは出力3に、入力IIIは出力1
に、選択信号bが入力されたときは、入力Iは出力3
に、入力IIは出力1に、入力IIIは出力2に接続さ
れる。
【0060】60Hzの電力を入力し、50Hzに変換
して電力を供給する場合を例にすると、ベクトルデルタ
シグマ変調器51には、周波数が10Hzで位相が互い
に90°ずれた正弦波信号を入力する。
【0061】ベクトルデルタシグマ変調器51の構成は
の実施例と同様である。出力周波数は、入力の周波
数60Hzより10Hz低い周波数である。したがっ
て、線形変換器47の周波数特性を10Hzで量子化雑
音が最も少なくなるように設計したベクトルデルタシグ
マ変調器51を用いれば、量子化雑音の極小点を70H
zにおくことなく、50Hzにのみおくことができる。
【0062】図25は本実施例のデルタシグマ直交変調
器を用いた送信器の構成を示すブロック図である。
【0063】同図に示すように、デルタシグマ直交変調
器52からの出力はバンドパスフィルタ53で所望帯域
以外の信号が除去される。そしてバンドパスフィルタ5
3からの出力と局部発振信号がミクサ54で混合され、
この信号がバンドパスフィルタ55を通過して送信すべ
き周波数の信号が得られる。この信号が線形増幅器56
で電力増幅されて出力される。
【0064】図26は本実施例のデルタシグマ直交変調
器を用いた送信器の他の構成を示すブロック図である。
【0065】同図に示すように、デルタシグマ直交変調
器57からの出力はバンドパスフィルタ58で所望帯域
以外の信号が除去され、線形増幅器59で電力増幅され
て出力される。
【0066】図27は本実施例のデルタシグマ直交変調
器を用いた送信器の他の構成を示すブロック図である。
【0067】同図に示すように、デルタシグマ直交変調
器60からの出力は非線形増幅器61で非線形増幅され
る。デルタシグマ直交変調器60からの出力は振幅一定
なので、効率の良い非線形増幅器61が使用される。非
線形増幅器61によって非線形増幅された後は、バンド
パスフィルタ62で所定帯域のみが選択されて出力され
る。なお、無線送信機、特に移動体通信では、出力電源
を制御することが求められる。従来の送信機では可変利
得増幅器または可変減衰器を用いて出力電力制御を行っ
ていたが、出力手段としてスイッチングアンプを使用す
る方式では異なる制御方式とする必要がある。その1つ
には、振幅位相変調方式なので、変調信号そのものの振
幅を小さくする方法がある。また、図28に示すように
入力信号(選択器の出力)を出力電力に応じて間引きす
る方式によっても出力を制御することができる。つま
り、図28(b)はフルパワー時の選択器の出力を示し
ており、出力電力を1/2にする場合は図28(b)に
示すように選択器から1/2の期間だけ出力させ、出力
電力を1/4にする場合は図28(c)に示すように選
択器から1/4の期間だけ出力させる間引きをすればよ
い。また、図29はD級アンプの概念図であるが、この
アンプの出力は電源電圧VDDにほぼ比例するので、スイ
ッチングレギュレータ等の高効率の電圧制御回路で電源
電圧VDDを制御することで、出力電力が小さい場合も効
率の高いアンプとすることができる。
【0068】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば、デジ
タル回路に準する精度の良い変調器、送信器を、アナロ
グ回路と同等、またはそれ以上の低消費電力で実現でき
る。
【0069】また、基本的にスイッチング回路(論理回
路)による構成なので、マイクロコンピュータとの親和
性がよく、インターフェース回路が不要、ないしは簡略
なもので制御系が構成できる。
【0070】また、ベクトルシグマデルタ変調を用いれ
ば、量子化雑音の周波数特性の設計自由度が大きくな
り、クロック周波数を低くできることから、より消費電
力を小さくできる。
【0071】したがって、本発明による変調器、送信器
を用いることによって無線送信機全体として小形化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例である振幅変調器の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の参考例である直交変調器の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第の実施例である直交変調器の構成
を示すブロック図である。
【図4】第の実施例の選択器の一構成例を示す回路図
である。
【図5】本発明の第の実施例の直交変調器を示すブロ
ック図である。
【図6】論理式3を実現する回路の構成例である。
【図7】本発明の第の実施例の直交変調器の構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明の第の実施例の切換器の入出力の関係
を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第の実施例の直交変調器の構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明の第の実施例の信号変換回路の構成
の一例を示す回路図である。
【図11】本発明の第の実施例の位相切換器の構成の
一例を示す回路図である。
【図12】本発明の第の実施例である振幅位相変調器
の構成を示すブロック図である。
【図13】図12に示す選択器の出力を説明するための
図である。
【図14】図12に示す振幅位相変調器のベクトルデル
タシグマ変調器の構成を示すブロック図である。
【図15】図14に示す符号化器の出力を説明するため
の図である。
【図16】図14に示すベクトル再生器の出力を説明す
るための図である。
【図17】本発明の第の実施例の振幅位相変調器の出
力信号のスペクトラムを計算機シミュレーションによっ
て求めた結果である。
【図18】本発明の第の実施例の振幅位相変調器の出
力信号のスペクトラムを計算機シミュレーションによっ
て求めた結果である。
【図19】本発明の第の実施例である振幅位相変調器
の構成を示すブロック図である。
【図20】図19に示す選択器の出力を説明するための
図である。
【図21】第の実施例における符号化器の出力を説明
するための図である。
【図22】第の実施例におけるベクトル再生器の入出
力関係を示す表である。
【図23】本発明の第の実施例を説明するための図で
ある。
【図24】図23に示す選択器の出力を説明するための
図である。
【図25】本実施例のデルタシグマ直交変調器を用いた
送信器の構成を示すブロック図である。
【図26】本実施例のデルタシグマ直交変調器を用いた
送信器の構成を示すブロック図である。
【図27】本実施例のデルタシグマ直交変調器を用いた
送信器の構成を示すブロック図である。
【図28】本発明に係る出力電力制御方式を説明するた
めの波形図である。
【図29】本発明に係る出力電力制御方式を適用したD
級アンプの回路図である。
【図30】従来の直交変調器の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1、7、8、13、14…デルタシグマ変調器 2、9、10…乗算回路 3、11…移相器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 H04B 1/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調信号が入力され、時間平均したとき
    に所定のアナログ信号となるディジタルの選択信号に変
    換する信号変換手段と、 前記選択信号に基づき周波数が等しく位相または振幅が
    異なる信号のうち1つを選択して出力する選択手段とを
    具備することを特徴とする変調器。
  2. 【請求項2】 前記信号変換手段、第1の変調信号を
    2値の第1の選択信号に変換する第1信号変換手段と、
    第2の変調信号を2値の第2の選択信号に変換する第2
    信号変換手段とからなり、前記 選択手段、前記第1および第2の選択信号に応じ
    て周波数が等しく位相が互いに90°異なる4種類の信
    号のうち1つを振幅位相変調信号として選択することを
    特徴とする請求項1記載の変調器。
  3. 【請求項3】 前記信号変換手段、 複数の変調信号および複数の帰還信号を入力ベクトルと
    し、当該入力ベクトルを線形変換する線形変換器と、 前記線形変換されたベクトルをベクトル量子化により符
    号化して選択信号として出力する符号化器と、 前記符号化された出力を前記複数の帰還信号として復号
    するベクトル再生器とを具備することを特徴とする請求
    項1記載の変調器。
  4. 【請求項4】 前記信号変換手段は、第1の変調信号を
    第1の選択信号に変換する第1信号変換手段と、第2の
    変調信号を第2の選択信号に変換する第2信号変換手段
    と、前記第1の選択信号を反転させる第1反転手段と、
    前記第2の選択信号を反転させる第2反転手段とを備
    前記選択手段は、 前記第1の選択信号前記第1の反転
    信号、前記第2の選択信号および前記第2の反転信号の
    4種類の信号のうち1つを搬送波信号の周波数に基づく
    クロック信号により順次選択し出力することを特徴と
    する請求項1記載の変調器。
  5. 【請求項5】 前記信号変換手段は、 第1の変調信号を第1の選択信号に変換する第1信号変
    換手段と、 第2の変調信号を第2の選択信号に変換する第2信号変
    換手段とを具備し前記選択手段は、 前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を入力し、第
    1の制御信号と第2の制御信号を生成する手段と、 局部発振器からの信号を入力し、前記第1の制御信号に
    基づいて遅延が0である第1の位相モードもしくは遅延
    が180°である第2の位相モードとの切り替えを行う
    第1切り替え手段と、 前記第1切り替え手段からの出力信号を入力し、前記第
    2の制御信号に基づいて遅延が0である第3の位相モー
    ドもしくは遅延が90°である第4の位相モードとの切
    り替えを行う第2切り替え手段とを具備すること特徴
    とする請求項1記載の変調器。
  6. 【請求項6】 電力制御用として使用される変調器にお
    いて、 複数の変調信号と複数の帰還信号を入力ベクトルとし、
    当該入力ベクトルを線形変換する線形変換手段と、 前記線形変換されたベクトルをベクトル量子化により符
    号化して時間平均したときに所定のアナログ信号となる
    ディジタルの選択信号として出力する符号化器と、 前記符号化された出力を前記複数の帰還信号として出力
    するベクトル再生器と、 複数の信号から前記選択信号に応じた前記複数の信号を
    選択し出力する選択手段とを具備することを特徴とする
    変調器。
  7. 【請求項7】 前記選択手段の出力信号に重畳した量子
    化雑音を除去するフィルタをさらに具備したことを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の変調器。
  8. 【請求項8】 変調信号が入力され、時間平均したとき
    に所定のアナログ信号となるディジタルの選択信号に変
    換する信号変換手段と、 前記選択信号に基づき周波数が等しく位相または振幅が
    異なる信号のうち1つを選択して出力する選択手段と、 前記選択手段からの出力信号に重畳した量子化雑音を除
    去して出力するフィルタと、 前記フィルタからの出力信号を線形増幅するアンプとを
    具備したことを特徴とする送信器。
  9. 【請求項9】 変調信号が入力され、時間平均したとき
    に所定のアナログ信号となるディジタルの選択信号に変
    換する信号変換手段と、 前記選択信号に基づき周波数が等しく位相または振幅が
    異なる信号のうち1つを選択して出力する選択手段と、 前記選択手段からの出力信号を非線形増幅して出力する
    アンプと、 前記アンプの出力信号から所定帯域を選択するフィルタ
    とを具備したことを特徴とする送信器。
JP02007293A 1992-03-30 1993-02-08 変調器、送信器 Expired - Fee Related JP3419484B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02007293A JP3419484B2 (ja) 1992-03-30 1993-02-08 変調器、送信器
US08/033,750 US5534827A (en) 1992-03-30 1993-03-19 Modulator
US08/379,708 US5767750A (en) 1992-03-30 1995-01-27 Modulator
US08/462,032 US5714916A (en) 1992-03-30 1995-06-05 Modulator

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7447192 1992-03-30
JP4-74471 1992-03-30
JP02007293A JP3419484B2 (ja) 1992-03-30 1993-02-08 変調器、送信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0621991A JPH0621991A (ja) 1994-01-28
JP3419484B2 true JP3419484B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=26356961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02007293A Expired - Fee Related JP3419484B2 (ja) 1992-03-30 1993-02-08 変調器、送信器

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5534827A (ja)
JP (1) JP3419484B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9590663B2 (en) 2015-05-13 2017-03-07 Hitachi, Ltd. Radio apparatus

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08223065A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Toshiba Corp 周波数変換器
US5696795A (en) * 1995-07-19 1997-12-09 Unisys Corporation Offset quadrature phase shift keyed modulation circuit
AU5881998A (en) * 1997-02-27 1998-09-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Modulator and modulation method
US5901176A (en) * 1997-04-29 1999-05-04 Hewlett-Packard Company Delta-sigma pulse width modulator control circuit
US5933453A (en) * 1997-04-29 1999-08-03 Hewlett-Packard Company Delta-sigma pulse width modulator control circuit
US6111531A (en) * 1997-05-30 2000-08-29 Lucent Technologies Parallel architecture for a bandpass sigma-delta modulator
CA2213156A1 (en) 1997-08-15 1999-02-15 Philsar Electronics Inc. One bit digital quadrature vector modulator
DE19802001C1 (de) * 1998-01-20 1999-09-02 Siemens Ag Digital gesteuerte Schaltung zur Verringerung der Phasenmodulation eines Signals
US6205219B1 (en) * 1998-02-24 2001-03-20 Lucent Technologies, Inc. Call related information reception using sigma/delta modulation
JP3612660B2 (ja) * 1998-11-11 2005-01-19 株式会社ケンウッド 擬似エラー付加回路
GB9827363D0 (en) * 1998-12-14 1999-02-03 Philips Electronics Nv Transmitter
GB2349756B (en) * 1999-05-06 2003-05-14 Sony Uk Ltd Signal processors
EP1161044B1 (en) * 2000-05-30 2006-11-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Quadrature modulator
JP4521959B2 (ja) * 2000-10-06 2010-08-11 パナソニック株式会社 ミキサ回路
US7248628B2 (en) * 2001-03-02 2007-07-24 Shaeffer Derek K Method and apparatus for a programmable filter
US6754287B2 (en) * 2001-03-21 2004-06-22 Skyworks Solutions, Inc. Method and apparatus for producing a modulated signal
US6993087B2 (en) * 2001-06-29 2006-01-31 Nokia Mobile Phones Ltd. Switching mode power amplifier using PWM and PPM for bandpass signals
US6429797B1 (en) 2001-07-05 2002-08-06 International Business Machines Corporation Decimation filter for a bandpass delta-sigma ADC
WO2003067840A1 (fr) * 2002-02-05 2003-08-14 I.Den Videotronics Inc. Dispositif et procede de communication d'informations radio
US20040047429A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-11 Weichan Hsu RF digital transmitter
JP4533759B2 (ja) * 2004-01-22 2010-09-01 パナソニック株式会社 データ変換器、およびデータ変換方法、ならびにそれらを用いた送信回路、通信機器、および電子機器
DE602004032304D1 (de) * 2004-02-10 2011-06-01 St Microelectronics Nv Verfahren und Vorrichtung zur Frequenzumsetzung, inbesondere zum Einstellen der Sendeleistung in einem zellularen Mobiltelefon
JP4050241B2 (ja) * 2004-03-02 2008-02-20 シャープ株式会社 送信装置及び受信装置
EP1743429A1 (en) * 2004-04-09 2007-01-17 Audioasics A/S Sigma delta modulator
WO2006055585A1 (en) * 2004-11-22 2006-05-26 Masterwave, Inc. System and method for narrow bandwidth amplitude modulation
US20060115005A1 (en) * 2004-11-26 2006-06-01 Technoconcepts, Inc. Direct conversion delta-sigma transmitter
US7236112B2 (en) * 2005-01-21 2007-06-26 Technoconcepts, Inc. Self-tuning output digital filter for direct conversion delta-sigma transmitter
US8411788B2 (en) * 2005-11-18 2013-04-02 Qualcomm, Incorporated Digital transmitters for wireless communication
EP1994705A2 (en) * 2006-03-13 2008-11-26 Interdigital Technology Corporation Digital transmitter
JP5006403B2 (ja) * 2006-10-27 2012-08-22 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線周波数増幅器のスイッチ変調
US7696826B2 (en) * 2006-12-04 2010-04-13 Skyworks Solutions, Inc. Temperature compensation of collector-voltage control RF amplifiers
US8724733B2 (en) * 2007-11-02 2014-05-13 Fadhel M. Ghannouchi All-digital multi-standard transmitters architecture using delta-sigma modulators
US9071496B2 (en) 2007-11-02 2015-06-30 Fadhel M. Ghannouchi All-digital multi-standard transmitter architecture using delta-sigma modulators
JP2009232425A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Toshiba Corp 送信機
JP2010109918A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Toshiba Corp 周波数変換回路及び受信機
JP5215273B2 (ja) * 2009-09-30 2013-06-19 Kddi株式会社 Δς変換器の制御値に基づいて電力増幅器を制御する送信機、プログラム及び方法
JP5347885B2 (ja) * 2009-10-01 2013-11-20 日本電気株式会社 無線通信装置および無線通信方法
JP5271233B2 (ja) * 2009-10-22 2013-08-21 Kddi株式会社 電力増幅器に対応付けてδς変換器の制御値を制御する送信機、プログラム及び方法
JP5271251B2 (ja) * 2009-12-24 2013-08-21 Kddi株式会社 Δς変換器を用いて複数の帯域のrf信号を同時に送信する送信機及びプログラム
US8847139B2 (en) 2010-08-24 2014-09-30 Intersil Americas LLC Methods, sub-systems and systems that reduce a mismatch error associated with an analog circuit
US8242430B2 (en) * 2010-08-24 2012-08-14 Intersil Americas Inc. Apparatuses and methods that reduce mismatch errors associated with analog subtractions used for light sensing
US9157940B2 (en) 2011-02-09 2015-10-13 Smart Energy Instruments, Inc. Power measurement device
US9014625B2 (en) * 2012-05-29 2015-04-21 Tag-Comm Inc. Method and apparatus for generating dedicated data channels in inductive coupled RFID systems using band-pass modulation
US9014624B2 (en) * 2012-05-29 2015-04-21 Tag-Comm Inc. Method and apparatus for generating dedicated data channels in inductive coupled RFID systems
WO2015114702A1 (ja) * 2014-01-30 2015-08-06 日本電気株式会社 送信装置及びその制御方法
CN103986417B (zh) * 2014-05-15 2017-02-15 中国电子科技集团公司第四十一研究所 一种可实现自动检测和控制的零频幅度抑制电路及方法
KR20170060089A (ko) 2014-09-22 2017-05-31 디알엔씨 홀딩스, 인크. 델타-시그마 변조를 사용하는 무선 디바이스용 송신 장치
EP3076625B1 (de) * 2015-03-31 2017-09-27 Airbus Defence And Space Gmbh Verfahren und system zur erhöhung der datenrate und/oder robustheit bei der übertragung von ternär vorkodierten signalen
EP4203402A4 (en) * 2020-10-21 2023-11-08 Mitsubishi Electric Corporation TRANSMISSION CODE PROCESSING DEVICE AND METHOD AND OPTICAL TRANSMITTER
CN113364447B (zh) * 2021-07-01 2022-07-26 浙江大学 一种模拟隔离器

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3466460A (en) * 1967-01-20 1969-09-09 Weston Instruments Inc Time division multiplier
US3896395A (en) * 1974-07-18 1975-07-22 Bell Telephone Labor Inc Linear amplification using quantized envelope components to phase reverse modulate quadrature reference signals
US4320361A (en) * 1979-07-20 1982-03-16 Marconi Instruments Limited Amplitude and frequency modulators using a switchable component controlled by data signals
US4319359A (en) * 1980-04-10 1982-03-09 Rca Corporation Radio transmitter energy recovery system
US4467291A (en) * 1981-11-23 1984-08-21 U.S. Philips Corporation Delta modulator having optimized loop filter
JPH02138609A (ja) * 1988-06-09 1990-05-28 Asahi Kasei Micro Syst Kk アナログ演算回路
US5249201A (en) * 1991-02-01 1993-09-28 Mst, Inc. Transmission of multiple carrier signals in a nonlinear system
US5530722A (en) * 1992-10-27 1996-06-25 Ericsson Ge Mobile Communications Inc. Quadrature modulator with integrated distributed RC filters

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9590663B2 (en) 2015-05-13 2017-03-07 Hitachi, Ltd. Radio apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US5534827A (en) 1996-07-09
JPH0621991A (ja) 1994-01-28
US5714916A (en) 1998-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3419484B2 (ja) 変調器、送信器
US5767750A (en) Modulator
JP2926615B2 (ja) Ssb信号発生器
EP0461721B1 (en) Transmitter comprising an electronic arrangement for generating a modulated carrier signal
JPS60112344A (ja) 無線受信機及び復調方法
KR20060059155A (ko) 직접 변환 델타-시그마 송신기
JPS6177452A (ja) 多値直交振幅変調方法および装置
JP2728114B2 (ja) Fm変調回路
US20070247239A1 (en) Phase modulator
US7280003B2 (en) Modulation device and transmitter comprising such a device
US7830217B1 (en) Method and system of vector signal generator with direct RF signal synthesis and parallel signal processing
EP1156635A1 (en) Multiplier arrangement, signal modulator and transmitter
US5942955A (en) Quasi-GMSK modulator
WO1996015585A1 (en) Rf transmitter
US7212585B2 (en) Quadrature modulation transmitter
US11601319B2 (en) Digital modulator, communication device, and digital modulator control method
US9979404B1 (en) Multi-phase amplitude and phase modulation
KR0153011B1 (ko) 변조기
US10044383B2 (en) Sinewave generation from multi-phase signals
US5751198A (en) Angular modulator with a phase variation divided and integrated
JPH04275746A (ja) 直交変調器
EP0559499A1 (en) A multiplier circuit and method of operation therefor
AU642373B2 (en) A digital quadrature phase detector for angle modulated signals
JPS61263302A (ja) デイジタルアナログ共用直交変調器
JP2835218B2 (ja) ディジタル直交形変調器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030325

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees