JP2000149400A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP2000149400A
JP2000149400A JP10315761A JP31576198A JP2000149400A JP 2000149400 A JP2000149400 A JP 2000149400A JP 10315761 A JP10315761 A JP 10315761A JP 31576198 A JP31576198 A JP 31576198A JP 2000149400 A JP2000149400 A JP 2000149400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リトライ時のディスク回転速度を読み取り制
限時間に対する残り時間に対応させて減速し、読み取り
制限時間内での確実な読み取りを可能にする。 【解決手段】 再生コントローラ5がホストコンピュー
タ6から再生コマンドを受けてからの経過時間Tを計時
し、予め設定された読み取り制限時間Tsから経過時間
Tを差し引いた残り時間Tnが少なくなるほど、リトラ
イ指令を受けた再生コントローラ12の設定回転速度を
低速設定する。データの読み取りを規定時間内で終了さ
せ、ホストコンピュータ6側での高速データ処理に応え
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リトライ時のディ
スク回転速度を読み取り限度時間に対する残り時間に対
応させて減速するようにした光ディスク再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に示す光ディスク再生装置1は、従
来装置のごく一般的な構成を示すものであり、CD−R
OM等の光ディスク2をディスクモータ3により回転駆
動し、光ディスク2の信号記録面を走査する光ピックア
ップ4の読み取り信号を再生コントローラ5にて信号処
理する。再生コントローラ5は、光ピックアップ4から
供給される読み取り信号に含まれるディジタルデータを
エラー訂正処理し、音声や映像といった再生信号をホス
トコンピュータ6に出力するとともに、読み取り信号に
含まれる同期信号が基準クロック発振器7から供給され
る基準クロックに同期するよう、すなわち基準クロック
に対する同期信号の位相比較誤差が零に収束するよう、
ディスクモータ3に対しモータ駆動信号を供給し、ディ
スクモータ3を設定回転速度でもって回転駆動する。か
くして、光ディスク2からは、同期信号とデジタルデー
タが基準クロック3に同期して読み出される。
【0003】ところで、光ディスク2への記録は、記録
時間を稼ぐためCLV(等線速度)記録が多く、こうし
たCLV記録光ディスクをCLV再生した場合、ディス
ク回転速度は内周に対し外周で約1/2.5に低下し、
ディスクモータの性能を十分に活用することができな
い。そこで最近では、光ディスク2の回転速度を標準回
転速度の2倍ないし10程度の速度に設定し、高速再生
により再生速度を上げた分だけデータ転送レートを向上
させる高速再生技術が一般的になってきている。しかし
ながら、光ディスクの急速な普及に伴い、ディスク品質
の粗悪な光ディスクも市場に出回り始めており、こうし
た粗悪な光ディスクを標準回転速度の数倍の速度で再生
した場合、標準回転速度では読み出せたディジタルデー
タが、訂正限界を越える訂正エラー量の増大等が原因で
正確に読み出せなくなることがあった。
【0004】そこで、こうした読み取り不良を避けるた
め、品質の粗悪な光ディスクであっても音楽再生時の回
転数に近い回転速度であればデータを読み出せることに
着目し、一度のアクセスでデータが読み出せない場合は
リトライ(再読み取り)を行い、その際に基準クロック
の周波数を低くし、回転速度を1/2或いは1/3程度
に落とし、新たに設定された回転速度て読み出すことで
対処する工夫が取り入れられるようになっている。
【0005】光ディスク再生装置1の場合、再生情報を
内容指定しかつ再生を命ずるコマンドの種類により、光
ディスク2の設定回転速度を決定しているが、再生コン
トーラ5に接続したリトライ指令回路8によりディジタ
ルデータに含まれる読み取りエラーの有無を監視させ、
光ディスク2からの情報読み取りを試みたものの正常な
情報が得られなかった場合は、リトライ指令回路8から
リトライ指令を発し、再生コントーラ5が再度読み取り
を試みるいわゆるリトライを実行する構成としてある。
また、1度リトライを実行しても、そのときのディスク
回転速度では正常な情報の読み取りが困難であると判断
した場合は、リトライ指令回路8から再度リトライ指令
を発し、このリトライ指令を受けた再生コントーラ5が
ディスク回転速度を一段落とし、再度読み取りを試みる
よう構成してある。
【0006】具体的には、例えば図4に示すステップ1
01において、ホストコンピュータ6が発行するコマン
ドの解析が行われ、読み取るべき情報のトラック位置
(アドレス)、データ量、データ種別、再生手段が解析
される。さらに、続くステップ102では、ステップ1
01における解析結果に基づき、データの読み取りを命
ずる再生コマンドであるかどうかを判断し、そうでない
場合は、ステップ120において当該コマンドに対応し
た処理を行うが、再生コマンドである場合は、続くステ
ップ103において、実際に読み取るべき情報が格納さ
れているアドレスを解析する。さらに、ステップ104
において、ステップ103における解析結果をもとに、
読み取るべき情報が格納されているアドレスヘの光ピッ
クアップの移動(サーチ)を行う。
【0007】ステップ105においてデータの読み取り
が開始され、続くステップ106において、目的とする
データが正常に読み取れたかどうかが判断される。正確
な読み取りが行われた場合は、ステップ160に示す再
生処理に移行するが、正確な読み取りが行われなかった
ことが判ると、ステップ107以下に示す再読み取りを
行うリトライ処理に分岐する。このリトライ処理では、
まずステップ107においてリトライ実行回数が確認さ
れ、リトライ実行回数が規定回数に達していない場合
は、判断ステップ108の判断否定結果を受けて、次の
リトライのための準備に分岐する。そこでは、まずステ
ップ109において、現在のディスク回転速度でデータ
の読み取りが可能であるか否かが判断され、減速が必要
であると判断された場合は、ステップ110に示すデー
タ回転速度の減速処理が行われる。なお、判断ステップ
108においてリトライ回数が規定回数を越えたことが
判ると、ステップ180において再生不能の不良ディス
クである旨報知される。
【0008】こうして設定回転速度Vsが決定される
と、続く判断ステップ111において、データの読み取
りが完了したかどうかが判断される。データの読み取り
が完了していない場合は、ステップ112において再サ
ーチ処理が行われ、ステップ105以降のステップが繰
り返される。一方また、データ読み取りが完了したこと
が判った場合は、ステップ113において、コマンド完
了処理を行い、一連のデータ読み取り動作を完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ディスク
再生装置1は、リトライ処理により光ディスク2の回転
速度を決定するときに、それまでのリトライ回数に応じ
てディスクモータ3の設定回転速度Vsを決定している
ため、光ディスク2の回転速度を減速させるのに要する
時間やアドレスサーチに要する時間によっては、ホスト
コンピュータ6が要求する規定時間(コマンドタイムア
ウト判定時間)内にコマンド処理を完了できない場合が
あり、処理速度が日進月歩で高速化されているパーソナ
ルコンピュータ等の周辺機器として使用する場合に、リ
トライ方式自体がコンピュータシステムが目指す高速処
理の足を引っ張る致命的な欠陥にも成りかねない等の課
題を抱えるものであった。
【0010】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、リトライ時のディスク回転速度を読み取り制限時間
に対する残り時間に対応させて減速し、読み取り制限時
間内での確実な読み取りを可能にすることを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光ディスクを回転駆動する可変速ディス
クモータと、該ディスクモータにより回転駆動される光
ディスクの信号記録面を走査し、読み取り指定されたト
ラックからディジタルデータを読み取る光ピックアップ
と、前記ディスクモータに対しモータ駆動信号を供給
し、設定回転速度を保って回転駆動するとともに、前記
光ピックアップによる前記信号記録面の走査を制御し、
前記所定トラックからディジタルデータを再生する再生
コントローラと、該再生コントローラに対し読み取りト
ラックを指定して再生コマンドを発し、前記再生コント
ローラから前記再生信号の供給を受けるホストコンピュ
ータと、前記再生コントローラが再生するディジタルデ
ータに含まれる読み取りエラーの有無を監視し、読み取
りエラーがある場合は、前記再生コントーラに対し再読
み取りを命ずるリトライ指令を供給するリトライ指令手
段と、前記再生コントローラが前記ホストコンピュータ
から再生コマンドを受けてからの経過時間を計時し、予
め設定された読み取り制限時間から経過時間を差し引い
た残り時間が少なくなるほど、前記リトライ指令を受け
た再生コントローラの設定回転速度を低速設定するリト
ライ制御手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、前記リトライ制御手段が、前記再生
コントローラが前記ホストコンピュータから再生コマン
ドを受けてからの経過時間を計時するタイマと、該タイ
マが計時した前記経過時間を予め設定された読み取り制
限時間から減算して残り時間を算出する減算回路と、該
減算回路が算出した残り時間にほぼ比例する設定回転速
度を前記再生コントローラに設定する演算回路とを具備
することを特徴とするものである。
【0013】さらに、前記演算回路が、前記残り時間に
ほぼ比例し、かつ前記リトライ指令供給時点のディスク
回転速度又は該リトライ指令供給時点までのリトライ実
行回数の少なくとも一方にほぼ反比例する設定回転速度
を前記再生コントローラに設定することを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1,
2を参照して説明する。図1は、本発明の光ディスク再
生装置の一実施形態を示す概略構成図、図2は、図1に
示したリトライ制御回路と再生コントローラによるリト
ライ制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0015】図1に示す光ディスク再生装置11は、再
生コントローラ12にリトライ制御回路13が接続して
あり、再生コントローラ12がホストコンピュータ6か
ら再生コマンドを受けてからの経過時間Tを計時し、予
め設定された読み取り制限時間(コマンドタイムアウト
判定時間)Tsから経過時間Tを差し引いた残り時間T
n(=Ts−T)が少なくなるほど、リトライ指令を受
けた再生コントローラ12の設定回転速度Vsを低速設
定する構成としてある。
【0016】本実施形態に示したリトライ制御回路13
は、再生コントローラ12がホストコンピュータ6から
再生コマンドを受けてからの経過時間を計時するタイマ
14と、タイマ14が計時した経過時間Tを読み取り制
限時間Tsから減算して残り時間Tnを算出する減算回
路15と、減算回路15が算出した残り時間Tnにほぼ
比例する設定回転速度Vsを再生コントローラに設定す
る演算回路16とを備えるものである。ただし、演算回
路16には、再生コントーラ12からリトライ指令供給
時点でのディスク回転速度Vと、リトライ指令供給時点
までのリトライ実行回数Nを供給するようにしてあり、
実際の設定回転速度Vsは、残り時間Tnとリトライ指
令供給時点でのディスク回転速度Vとリトライ指令供給
時点までのリトライ実行回数Nに基づいて演算するよう
にしてある。以下、リトライ制御回路13と再生コント
ローラ12の動作を、図2に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0017】まず、図2のステップ201において、ホ
ストコンピュータ6からコマンドを受信すると、コマン
ド受信ステップ201に続くステップ202において、
リトライ制御回路12内のタイマ14が起動される。タ
イマ14の起動とほぼ時を同じくして、ステップ203
に示すコマンド解析が行われ、続くステップ204にお
いて、データ読み取りに関連する再生コマンドであるか
否かが判断される。再生コマンドでない場合は、ステッ
プ240へ移行するが、再生コマンドであることが判る
と、続くステップ205においてアドレス解析が行わ
れ、解析されたアドレスに基づいてステップ206に示
すアドレスサーチが行われる。すなわち、解析されたア
ドレスに対応するトラックを目標トラックとし、光ピッ
クアップ4の送り制御が行われる。
【0018】アドレスサーチを開始すると、ステップ2
07,208において、残り時間Tnがチェックされ
る。具体的には、リトライ制御回路13内の減算回路1
5がタイマ14が計時した経過時間Tを読み取り、制限
時間Tsから減算して残り時間Tnを算出する(ステッ
プ207)。さらに、リトライ制御回路13内の演算回
路16が、減算回路15が算出した残り時間Tnを複数
のしきい値時間Ta,Tb,Tc,Td,Teを基準に
しきい値判別する(ステップ208)。前述のごとく、
演算回路13には、減算回路15からの残り時間Tnの
外に、リトライ指令供給時点でのディスク回転速度Vと
リトライ指令供給時点までのリトライ実行回数Nが再生
コントーラ12から供給されており、これらのディスク
回転速度Vやリトライ実行回数Nについてもしきい値判
別を行い、その結果に基づいて設定回転速度Vsを決定
するようになっている。なお、図2には、Tn≦Tb,
V≦Vb,N≦Nbの場合を例示したが、他の場合分け
についても個別にステップ208,209,210と同
様のフローが実行される。
【0019】具体的には、ステップ208におけるしき
い値判別に続き、ステップ209において、リトライ指
令供給時点でのディスク回転速度Vを、複数のしきい値
速度Va,Vb,Vc,Vd,Veを基準にしきい値判
別する(209)。さらに、ステップ209に続くステ
ップ210において、リトライ指令供給時点までのリト
ライ実行回数Nを複数のしきい値回数Na,Nb,N
c,Nd,Neを基準にしきい値判別する。こうして、
残り時間Tnとリトライ指令供給時点でのディスク回転
速度Vとリトライ指令供給時点までのリトライ実行回数
Nについてのしきい値判別を終えた演算回路16は、係
数kを用いた演算式 Vs=kTn/VN に従って演算を行い、残り時間Tnに比例し、そのとき
のディスク回転速度Vとそれまでのリトライ実行回数N
に反比例する値として、ディスクモータ3の設定回転速
度Vsを決定する(ステップ211)。
【0020】こうして設定回転速度Vsが決定される
と、続く判断ステップ212において、データの読み取
りが完了したかどうかが判断される。データの読み取り
が完了していない場合は、ステップ213において再サ
ーチ処理が行われ、ステップ207以降のステップが繰
り返される。一方また、データ読み取りが完了したこと
が判った場合は、ステップ214において、コマンド完
了処理を行い、続くステップ215においてタイマ14
を動作停止し、一連のデータ読み取り動作を完了する。
【0021】このように、上記光データ再生装置11
は、リトライ時の減速処理を再生コマンド処理に使用で
きる残り時間に適応して行うことができ、最悪の減速処
理すなわち最も遅いディスク回転速度に至るまでの過程
をより小刻みに調整することができ、リトライ時の減速
処理をディスク回転速度Vとリトライ実行回数Nだけで
なく、読み取り制限時間Tsを考慮した時間管理のもと
で行うことにより、データの読み取りを規定時間内で終
了させ、ホストコンピュータ6側での高速データ処理に
応えることができる。
【0022】また、ホストコンピュータ6がコマンドタ
イムアウト判定時間として要求する読み取り制限時間を
減算回路16に設定しておくことで、タイマ14が計時
する経過時間Tに対応した残り時間Tnを正確に算定
し、設定回転速度Vsを的確かつ確実に決定でき、これ
により読み取り制限時間Tsを考慮した時間管理のもと
でホストコンピュータ6による高速データ処理に貢献す
ることができる。さらにまた、与えられた読み取り制限
時間Tsのなかで、リトライ指令供給時点のディスク回
転速度Vとリトライ指令供給時点までのリトライ実行回
数Nに応じたきめ細かな回転速度の設定が可能であり、
光ディスク2の再生トラック位置或いは再生対象である
光ディスクの品質等に応じた最適なリトライ制御を行う
ことで、制限時間を考慮した時間管理のもとでの高速デ
ータ処理が可能である。
【0023】なお、上記実施形態では、リトライ制御回
路13が、残り時間Tnに比例し、リトライ指令供給時
点のディスク回転速度Vとリトライ指令供給時点までの
リトライ実行回数Nに反比例する値として、ディスクモ
ータ3の設定回転速度Vsを決定する構成としたが、リ
トライ指令供給時点のディスク回転速度Vとリトライ指
令供給時点までのリトライ実行回数Nのいずれか一方
を、設定回転速度Vsの決定要因から排除するようにし
てもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生コントローラがホストコンピュータから再生コマン
ドを受けてからの経過時間を計時し、予め設定された読
み取り制限時間から経過時間を差し引いた残り時間が少
なくなるほど、リトライ指令を受けた再生コントローラ
の設定回転速度を低速設定する構成としたから、リトラ
イ時の減速処理を再生コマンド処理に使用できる残り時
間に適応して行うことができ、最悪の減速処理すなわち
最も遅いディスク回転速度に至るまでの過程をより小刻
みに調整することができ、リトライ時の減速処理をディ
スク回転速度とリトライ実行回数だけでなく、制限時間
を考慮した時間管理のもとで行うことにより、データの
読み取りを規定時間内で終了させ、ホストコンピュータ
側での高速データ処理に応えることができ、特に標準再
生速度の数倍の倍速再生に耐えない品質劣化した光ディ
スクについても、訂正エラーが発生しない範囲内での適
切なディスク回転速度でもって再生できるので、再生能
率を最大限まで高め、ホストコンピュータによる高速デ
ータ処理に貢献することができる等の優れた効果を奏す
る。
【0025】また、リトライ制御手段が、再生コントロ
ーラがホストコンピュータから再生コマンドを受けてか
らの経過時間を計時するタイマと、タイマが計時した経
過時間を予め設定された読み取り制限時間から減算して
残り時間を算出する減算回路と、減算回路が算出した残
り時間にほぼ比例する設定回転速度を再生コントローラ
に設定する演算回路とを具備するので、ホストコンピュ
ータがコマンドタイムアウト判定時間として要求する読
み取り制限時間を減算回路に設定しておくことで、タイ
マが計時する経過時間に対応した残り時間を正確に算定
し、設定回転速度を的確かつ確実に決定でき、これによ
り読み取り制限時間を考慮した時間管理のもとでホスト
コンピュータによる高速データ処理に貢献することがで
きる等の効果を奏する。
【0026】また、演算回路が、残り時間にほぼ比例
し、かつリトライ指令供給時点のディスク回転速度又は
リトライ指令供給時点までのリトライ実行回数の少なく
とも一方に反比例する設定回転速度を再生コントローラ
に設定する構成としたから、与えられた読み取り制限時
間のなかで、リトライ指令供給時点のディスク回転速度
或いはリトライ指令供給時点までのリトライ実行回数に
応じたきめ細かな回転速度の設定が可能であり、光ディ
スクの再生トラック位置或いは再生対象である光ディス
クの品質等に応じた最適なリトライ制御を行うことで、
制限時間を考慮した時間管理のもとでの高速データ処理
が可能である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の一実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】図1に示したリトライ制御回路と再生コントロ
ーラによるリトライ制御動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】従来の光ディスク再生装置の一例を示す概略構
成図である。
【図4】図3に示した再生コントローラのリトライ制御
動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 ディスクモータ 4 光ピックアップ 6 ホストコンピュータ 7 基準クロック発振器 8 リトライ指令回路 11 光ディスク再生装置 12 再生コントーラ 13 リトライ制御回路 14 タイマ 15 減算回路 16 演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F 572C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを回転駆動する可変速ディス
    クモータと、該ディスクモータにより回転駆動される光
    ディスクの信号記録面を走査し、読み取り指定されたト
    ラックからディジタルデータを読み取る光ピックアップ
    と、前記ディスクモータに対しモータ駆動信号を供給
    し、設定回転速度を保って回転駆動するとともに、前記
    光ピックアップによる前記信号記録面の走査を制御し、
    前記所定トラックからディジタルデータを再生する再生
    コントローラと、該再生コントローラに対し読み取りト
    ラックを指定して再生コマンドを発し、前記再生コント
    ローラから前記再生信号の供給を受けるホストコンピュ
    ータと、前記再生コントローラが再生するディジタルデ
    ータに含まれる読み取りエラーの有無を監視し、読み取
    りエラーがある場合は、前記再生コントーラに対し再読
    み取りを命ずるリトライ指令を供給するリトライ指令手
    段と、前記再生コントローラが前記ホストコンピュータ
    から再生コマンドを受けてからの経過時間を計時し、予
    め設定された読み取り制限時間から経過時間を差し引い
    た残り時間が少なくなるほど、前記リトライ指令を受け
    た再生コントローラの設定回転速度を低速設定するリト
    ライ制御手段とを具備することを特徴とする光ディスク
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記リトライ制御手段は、前記再生コン
    トローラが前記ホストコンピュータから再生コマンドを
    受けてからの経過時間を計時するタイマと、該タイマが
    計時した前記経過時間を予め設定された読み取り制限時
    間から減算して残り時間を算出する減算回路と、該減算
    回路が算出した残り時間にほぼ比例する設定回転速度を
    前記再生コントローラに設定する演算回路とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記演算回路は、前記残り時間にほぼ比
    例し、かつ前記リトライ指令供給時点のディスク回転速
    度又は該リトライ指令供給時点までのリトライ実行回数
    の少なくとも一方にほぼ反比例する設定回転速度を前記
    再生コントローラに設定することを特徴とする請求項2
    記載の光ディスク再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1056827C (zh) * 1995-11-24 2000-09-27 清华大学 鱼油多烯脂肪酸乙酯生产新工艺
KR100524932B1 (ko) * 2002-10-28 2005-10-31 삼성전자주식회사 디스크 드라이브의 배속 제어 방법 및 이에 적합한 장치,그리고 이에 적합한 프로그램을 수록한 기록 매체
KR100746774B1 (ko) 2006-01-13 2007-08-06 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 광디스크장치의 구동배속 설정방법

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KR100746774B1 (ko) 2006-01-13 2007-08-06 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 광디스크장치의 구동배속 설정방법

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