JPH06103576A - 記録装置及び記録媒体 - Google Patents

記録装置及び記録媒体

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JPH06103576A
JPH06103576A JP5050357A JP5035793A JPH06103576A JP H06103576 A JPH06103576 A JP H06103576A JP 5050357 A JP5050357 A JP 5050357A JP 5035793 A JP5035793 A JP 5035793A JP H06103576 A JPH06103576 A JP H06103576A
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JP
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recording medium
light
signal
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JP5050357A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
孝 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録信号の品質が高い記録装置を提供する。 【構成】 ピックアップ2からディスク1に照射された
反射光を光検知器3で受光してその反射光の強度を検出
し、ディスク1上に形成されるピットタイミングに応じ
て記録のための照射光の強度を制御する。情報源10から
のデータを書き込むメモリ11の充満度に応じて、記録動
作を制御することにより、所定の記録密度でディスク1
に情報を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置、及びこの記
録装置で用いる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】CD
(コンパクトディスク)は音声をはじめとして、各種デ
ータを記録する記録媒体として利用されているが、これ
は再生専用の媒体である。近年、再生時にはCDと同様
に取り扱える記録可能媒体としてCD−Rディスクが提
案されている。CD−Rディスクは記録媒体に強弱2種
の光を照射して情報を記録する、いわゆる光変調方式を
用いるものである。記録される情報の、再生時の品質
は、記録媒体に変化を起こさせる強い光の強度に大きく
依存している。この光強度を適切化する方法として、以
下に述べる方法が採用されている。
【0003】図8は従来の記録装置を示すブロック回路
図である。図8において、1は記録媒体であるCD−R
ディスク(以下、「ディスク」という)で、収束光の照
射目標に供される案内溝がほぼ一定波長で蛇行(ウォブ
リング)し、その波長の変化として、分,秒,フレーム
番号(フレーム番号は秒の単位を75に等分した0から74
の整数)が順次更新される時間情報と、記録光強度の目
安値(OPC:Optimum Power Control)とがATIP信
号として予め記録されている。
【0004】2はディスク1に収束光を照射し情報の記
録/再生を行うピックアップ、3はディスク1からの反
射光を電気信号(電流)に変換する光検知器、4は光検
知器3からの電流を電圧に変換するIV変換器、5はI
V変換器4からの信号を2値判別する比較器、6は比較
器5の出力信号のデューティを検出する判別器、7は記
録時のピックアップ2からの強い出射光強度を制御する
パワー制御器、8はマイクロコンピュータ、9は案内溝
の蛇行から時間情報を分離するデコーダ、10は記録すべ
きディジタル情報を出力する情報源、11は情報源10から
のディジタル信号を一時蓄えておくメモリ、12はメモリ
11に蓄えられる情報にCIRCと称する誤り制御符号を
付加し記録情報とする誤り制御回路、13はメモリ11から
記録情報を読み出して記録/再生に適したEFMと称す
る信号形態に変換した記録信号をピックアップ2に出力
する変調器、14はディスク1を回転させるモータ、15は
ATIP信号をもとにディスク1が一定線速度で回転す
るようにモータ14の回転速度を制御する速度制御器であ
る。16は収束光がディスク1の案内溝を追跡するように
ピックアップ2を制御するサーボ回路である。
【0005】次に、動作について説明する。記録の第1
段階として記録光強度を設定する。設定は以下のステッ
プにより行われる。 (1)マイクロコンピュータ8の指令によりピックアッ
プ2をディスク1の記録可能領域の内周部に移動し、デ
ィスク1を再生してデコーダ3にてATIP信号からO
PCを分離し、マイクロコンピュータ8が記憶する。 (2)マイクロコンピュータ8に記憶されたOPCを第
1の記録信号強度としてパワー制御器7を制御して記録
光強度を設定する。 (3)第1の記録信号強度でディスク1に短時間記録す
る。 (4)上記短時間記録された信号を再生し、信号の記録
強度が適正であるか否かを判別器6からの再生信号の非
対称性信号により確認する。 (5)記録光強度が適正である場合には第2段階(実際
の記録動作)に進み、記録光強度の変更が必要な場合に
は記録強度を変更し、再度信号を短時間記録し、再生す
る。 第1段階にて記録光強度が決まると、ピックアップ2を
所定の記録開始位置に移動させ、この記録光強度により
ディスク1への情報の記録を開始する。
【0006】上述の如く、CD−Rディスクにおいて
は、一度光記録強度が設定され、記録が開始されると、
記録終了まで一定の光強度を維持したままである。この
ため、記録媒体の光強度に対する応答(感度)が不均一
である場合、時間とともにピックアップ2からの光の波
長が変化し、これにより感度が実質的に変化してしまう
場合等においては、再生時の信号品質を維持することは
困難である。
【0007】ところで、所定速度と異なる速度で記録媒
体に記録しながら記録媒体上の所定の記録密度で情報を
形成できる記録装置は、従来、まれであったが、関連す
るものを以下に述べる。
【0008】第1の例は、コンパクトカセットに記録さ
れたアナログ音声信号を、他のカセットに複写(ダビン
グ)するものである。即ち、カセットの再生機と記録機
を単一のケース内に設置し、容易にダビングを行えるよ
うにした装置である。この種の装置においては、所定の
速度よりも高速にダビングが行え、使用者の便に供して
いる。しかし、取り扱えるのはアナログ信号のみであっ
て、ディジタル信号は扱えない。
【0009】第2の例は、ディジタル音声信号、または
計算機のデータを取り扱うディジタルオーディオテープ
(DAT)デッキにおけるディジタル信号の記録であ
る。DATは一般には信号の記録/再生速度がほぼ固定
されており、一定の速度でのみ記録が行なわれる。この
例では、信号の記録速度がほぼ固定されているので、ア
ナログ音声信号をディジタル信号に変換して記録するD
AT本来の使用方法においては問題がないものの、計算
機のデータまたはディジタル信号形態の静止画情報を記
録する場合には、音声信号と同一の速度ではなく、最大
限高速で記録を行って、短時間で記録を完了することが
できないという欠点を有している。
【0010】第3の例は、CDに代表される線速度一定
(Constant Linear Velocity)でアナログまたはディジ
タルの情報がピット等の形態で記録される光ディスクで
ある。この場合、記録媒体であるディスクは情報を記録
するヘッドのディスク上の位置に応じてディスクの回転
数を制御され、ヘッドとディスク上に記録される情報の
トラックとの相対速度が予め定められた一定値(1.2 〜
1.4 m/秒)としている。この例では、ヘッドをディス
ク上の記録開始位置に移送する等の場合には、慣性が大
きいディスクの回転数をヘッドのディスク上の位置に応
じて制御せねばならず、ディスクの慣性によりディスク
の回転数が所定値となるまでに時間を要する。このた
め、記録開始に長い待ち時間が必要であるという欠点を
有している。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の1つの目的は、CD−Rディスク等の
記録媒体に対する記録において高品位の記録信号を得る
ことができる記録装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、情報を高速に記録で
きる記録装置、及びこれに適した記録媒体を提供するこ
とにある。本発明の更に他の目的は、記録速度によらず
に線記録密度一定で情報を記録媒体に記録できる記録装
置、及びこれに適した記録媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の記録装置
(請求項1)は、強弱2種の照射光に対する記録媒体か
らの反射光を受ける受光手段と、2種の照射光強度と記
録媒体上の状態とにより分離される受光手段からの信号
値を保持する保持手段と、保持手段と受光手段からの信
号より記録媒体上の状態の遷移タイミングを検出する検
出手段と、検出手段からの信号に応じて所定のデューテ
ィとなるように照射光の強度を制御する制御手段とを備
えている。
【0014】本発明の第2の記録装置(請求項2)は、
第1の記録装置と同等の受光手段,保持手段,検出手段
と、遷移タイミングから記録媒体上の2種の状態の生起
確立のかたよりを検出し、かたよりがなくなるように照
射光の強度を制御する制御手段とを備えている。
【0015】本発明の第3の記録装置(請求項3)は、
第1の記録装置と同等の受光手段,保持手段,検出手段
と、照射光の変化タイミングを制御する情報源と、この
情報源からの信号に対する遷移タイミングの遅延時間が
所定値となるように照射光の強度を制御する制御手段と
を備えている。
【0016】本発明の第4の記録装置(請求項4,5)
は、記録媒体に情報トラックとして情報を記録するヘッ
ドと、記録媒体を所定回転数で回転駆動する駆動手段
と、情報トラックに情報が所定記録密度で記録されるよ
うに記録情報を処理する処理手段とを備えている。
【0017】本発明の第5の記録装置(請求項6)は、
記録媒体との相対的運動により順次記録媒体に情報を記
録するヘッドと、相対的運動を記録媒体またはヘッドに
与える駆動手段と、相対的運動を検出する検出手段と、
検出手段にて検出された相対速度に応じて情報の記録速
度を制御する制御手段とを備えている。
【0018】本発明の第6の記録装置(請求項7)は、
記録媒体との相対的運動により情報源からの情報を記録
媒体に記録するヘッドと、情報源,ヘッド間に配設され
情報源からの情報送出速度及びヘッドから記録媒体への
記録速度間のバッファリングを行うバッファーメモリ
と、バッファーメモリの充満度に応じて相対的運動を制
御する制御手段とを備えている。
【0019】本発明の第7の記録装置(請求項8,9)
は、記録媒体との相対的運動を伴って磁気的,光学的変
化を記録媒体に起こさせる原動力を記録媒体に与えるこ
とにより記録媒体に情報を記録するヘッドと、相対的運
動を記録媒体またはヘッドに与える駆動手段と、相対的
運動を検出する検出手段と、原動力の強さを相対的運動
の速度に応じて制御する制御手段とを備えている。
【0020】本発明の記録媒体(請求項10,11)では、
少なくとも螺旋状記録トラックに、所定トラック長毎に
更新される位置情報が記録されているとともに、記録さ
れる情報が無効である無効区間がこの位置情報に同期し
て設定されている。
【0021】
【作用】第1の記録装置は、記録媒体に情報を記録する
強弱2種の光を照射して記録媒体上に2種の状態を生起
せしめることにより記録媒体に情報を記録する記録装置
であって、受光手段は照射光に対する記録媒体からの反
射光を受け、保持手段は2種の照射光強度と記録媒体上
の2種の状態により分離される受光手段からの信号値を
保持し、検出手段は保持手段と受光手段からの信号より
記録媒体上の状態の遷移タイミングを検出し、制御手段
は検出手段からの信号に応じて所定のデューティとなる
ように照射光の強度を制御する。
【0022】第2の記録装置においては、制御手段は遷
移タイミングから記録媒体上の2種の状態の生起確立の
かたよりを検出し、かたよりがなくなるように照射光の
強度を制御する。
【0023】第3の記録装置においては、情報源は照射
光の変化タイミングを制御し、また制御手段は情報源か
らの信号に対する遷移タイミングの遅延時間が所定値と
なるように照射光の強度を制御する。
【0024】第4の記録装置においては、ヘッドは記録
媒体に情報を情報トラックとして記録し、駆動手段は記
録媒体を所定回転数で回転駆動し、信号処理手段はトラ
ックに情報が所定記録密度で記録されるように記録情報
を処理する。
【0025】第5の記録装置においては、ヘッドは記録
媒体との相対的運動により順次記録媒体に情報を記録
し、駆動手段は相対的運動を媒体またはヘッドに与え、
検出手段は相対的運動を検出し、制御手段は検出手段に
て検出された相対速度に応じて情報の記録速度を制御す
る。
【0026】第6の記録装置においては、ヘッドは記録
媒体との相対的運動により記録媒体に情報を記録し、バ
ッファーメモリは情報源からの情報送出速度とヘッドか
ら記録媒体への記録速度間のバッファリングを行い、制
御手段はバッファーメモリの充満度に応じて相対的運動
を制御する。
【0027】第7の記録装置においては、ヘッドは記録
媒体との相対的運動を伴って磁気的、光学的等の変化を
記録媒体に起こさせる原動力を記録媒体与えることによ
り記録媒体に情報を記録し、駆動手段は相対的運動を記
録媒体またはヘッドに与え、検出手段は相対的運動を検
出し、制御手段は原動力の強さを相対的運動の速度に応
じて変化させる。
【0028】本発明の記録媒体においては、所定トラッ
ク長毎に無効区間が設定されているので、一定の線記録
密度による媒体の有効利用を行いながら、記録の中断が
容易となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。 実施例1.図1は本発明の実施例1のブロック回路図で
ある。図1において、従来例で説明した記録装置を示す
図8と同番号を付した部分は同一部分を示すので、その
説明は省略する。
【0030】図1において、20はパルス発生回路であ
り、変調器13からのEFM信号から図2(d)〜図3
(i)に示すタイミングでサンプリングパルスSP1,
SP2,SP3,SP4と、強い出射光及び弱い出射光
に各々対応するウィンドウパルスWPS及びWPWとを
出力する。21はピックアップ2からの出射光が弱い場合
に適切な信号振幅に増幅する増幅器である。
【0031】22,23,24,25はサンプルホールド回路
(以下、「S/H」という)であり、SP1,SP2,
SP3,SP4に同期してIV変換器4と増幅器21とか
らの信号をサンプリングし、パルス消失時には電圧を保
持する。26,27は比較器であり、比較器26はS/H22,
23の平均電圧と増幅器21の電圧とを比較して図3(k)
の比較結果を出力し、比較器27はS/H24, 25の平均電
圧とIV変換器4の電圧とを比較して図3(j)に示す
比較結果を出力する。
【0032】28はフリップフロップであり、WPS,W
PWが存在している期間において比較器26, 27の比較結
果に応じて反転する図3(l)に示すピット信号を出力
する。29はピット信号の平滑値(デューティ)を検出す
る検出器である。
【0033】次に動作について説明する。情報の記録開
始直後までは前述の従来方式と同一である。記録中のデ
ィスク1からの反射光は図2(a)〜(c)に示す波形
の強度となる。図において、期間Aはピックアップ2か
らディスク1への出射光が強くなってしばらくの間ピッ
トが形成されていない期間、期間Bは強い出射光により
ディスク1にピットが形成され反射光強度が低下してい
る期間、期間Cは出射光の強度が低下してもしばらくの
期間ピットが形成されつづけている期間、期間Dは出射
光の強度が低下したためピットが形成されずディスク1
からの反射光強度が上昇している期間である。
【0034】即ち、期間AとBとの遷移点E、及び期間
CとDとの遷移点Fは、上記により記録されたディスク
1を再生した場合の2値判別された再生信号そのもので
あり、そのデューティは50%であることがCDの信号品
質の重要な尺度である。
【0035】設定された記録光強度で記録を開始する
と、S/H22,23,24,25は各々SP1,SP2,SP
3,SP4に応じて期間A,B,C,Dの反射光強度に
相当する電圧をサンプルホールドする。S/H22, 23か
らの電圧の平均値と、IV変換器4からの電圧との比較
器26における比較結果は遷移点Eを示す。また、S/H
24, 25からの電圧の平均値と、増幅器21からの電圧との
比較器27における比較結果は遷移点Fを示す。比較器2
6, 27からの比較結果は、ピックアップ2からの出射光
の遷移点近辺ではノイズとなる。
【0036】このためフリップフロップ28は、WPSの
存在期間においては比較器26からの遷移信号に応じて
“L”から“H”に変化し、WPWの存在期間において
は比較器27からの遷移信号に応じて“H”から“L”に
変化する。上述の如く、フリップフロップ28の出力信号
は、記録されたディスク1を再生した場合の再生信号に
相当し、そのデューティは50%であることが望ましい。
【0037】記録を開始した後、マイクロコンピュータ
8はフリップフロップ28からの信号のデューティを検出
器29からの信号で検出する。このデューティが50%を越
えている場合は、ピックアップ2からの強い出射光の強
度が強すぎるため、ピットが理想よりも長めに形成され
ているので、マイクロコンピュータ8はパワー制御器7
に対し少し低めのパワーを設定する。
【0038】逆に、デューティが50%を下回っている場
合は、ピックアップ2からの強い出射光の強度が弱すぎ
るため、ピットが理想よりも短めに形成されているの
で、マイクロコンピュータ8はパワー制御器7に対し少
し高めのパワーを設定する。記録中は以上の動作を繰り
返すことにより、情報が以上により記録されたディスク
1を再生した時の再生信号のデューティを常にほぼ50%
とすることができる。
【0039】実施例2.図4は本発明の実施例2のブロ
ック回路図である。図4において、図1と同一符号はそ
れぞれ同一部分を示しており、30は変調器13からの記録
信号の立ち下がりから図2に示す遷移点Fまでの遅延時
間を計測する時間計測器である。
【0040】次に、動作を説明する。前述の従来方式の
記録光強度を設定する第1段階において、適切な強度が
設定できた時の、上記遅延時間を計測し、マイクロコン
ピュータ8がその値を記憶する。記録を開始して後、マ
イクロコンピュータ8は時間計測器30からの計測された
遅延時間と記憶された理想遅延時間とを比較する。
【0041】計測された遅延時間が記憶されている遅延
時間より長い場合は、強い出射光が強すぎるためディス
ク1上にピットが長めに記録されているので、マイクロ
コンピュータ8はピットの長さを適正化するため、パワ
ー制御器7に対し、少し低めのパワーを設定する。逆
に、計測された遅延時間が記憶されている遅延時間より
短い場合は、強い出射光が弱すぎるためディスク1上に
ピットが短めに記録されているので、マイクロコンピュ
ータ8はピットの長さを適正化するため、パワー制御器
7に対し、少し高めのパワーを設定する。記録中は以上
の動作を繰り返すことにより、情報が以上により記録さ
れたディスク1を再生した時の再生信号のデューティを
常にほぼ50%とすることができる。
【0042】実施例3.実施例2において、記録信号の
立ち上がりから遷移点Eまでの遅延時間を計測すること
によりパワーを設定しても同様の効果を得ることができ
る。
【0043】実施例4.実施例2または3において、W
PWまたはWPSから遷移点FまたはEまでの遅延時間
を計測することによりパワーを設定しても同様の効果を
得ることができる。
【0044】実施例5.実施例1〜4においては、CD
−Rディスクを例に示したが、記録媒体上に磁気的変化
をもたらす光磁気記録においても、本発明は実施可能で
ある。即ち、記録媒体上の磁気的変化は、上記実施例に
おける反射光強度に相当するものとして実施しえるもの
であり、記録媒体の再生時における磁気的変化を良好な
ものに維持できる。
【0045】実施例6.図5は、本発明の実施例6を示
すブロック回路図である。図5において、31は記録媒体
であるディスクであり、収束光の照射目標に供される案
内溝がほぼ一定波長で蛇行(ウォブリング)し、その波
長の変化として、分,秒,フレーム番号(フレーム番号
は秒の単位を75に等分した0から74の整数)が順次更新
される時間情報と、記録光強度の目安値(OPC)とが
予め記録されているとともに、上記時間情報のフレーム
番号が0,25,50のいずれかであるフレームが無効区間
とし、この区間にピットとして記録された情報は無意味
である区間が設定されている。
【0046】また、32はディスク31に収束光を照射し情
報の記録/再生を行うピックアップ、33は案内溝の蛇行
から時間情報を分離するデコーダ、34は分離された時間
情報の更新に位相同期したディスク31に書き込むビット
クロックを出力するPLL回路、35は記録すべきディジ
タル情報を出力する情報源、36は情報源35からのディジ
タル信号を一時蓄えておくメモリ、37はメモリ36に蓄え
られる情報に誤り制御符号を付加し記録情報とする誤り
制御回路である。
【0047】38は変調器であり、メモリ36から記録情報
を読み出して記録/再生に適した信号形態に変換し、P
LL回路34からのビットクロックに同期した記録信号を
ピックアップ32に出力する。また変調器38は、デコーダ
33からの時間情報を参照してフレーム番号が0,25,50
のいずれかである無効区間をフレーム番号74,24,49の
いずれかから推定した場合、メモリ36から記録情報を読
み出し、記録/再生に適した信号形態に変換し、ビット
クロックに同期した記録信号をピックアップ32に出力す
る一連の動作を中断する。
【0048】39はディスク31を回転させるモータ、40は
ディスク31が一定回転数で回転するようにモータ39の回
転速度を制御する速度制御器、41は時間情報の更新速度
からピックアップ32とディスク31との相対線速度を検出
する速度検出器、42は検出された相対線速度に応じて記
録に使用する収束光の強度を調節する可変増幅器、43は
検出器である。検出器43は、メモリ36に蓄積されている
記録情報量が上限値を越えた場合には情報源35に対し情
報の出力を中断させるオーバー信号を出力し、下限値を
下まわった場合にはディスク31への記録を中断させるア
ンダー信号を変調器38及びサーボ回路44へ出力する。
【0049】サーボ回路44は、収束光がディスク31の案
内溝を追跡するようにピックアップ32を制御するととも
に、アンダー信号が入力されると、記録の中断に同期し
て、収束光の照射する位置を時間情報をもとに記録中断
位置に固定する。45はピックアップ32からの再生信号か
らディスク31に記録された情報を分離する情報分離回路
である。
【0050】次に、動作について説明する。記録の第1
段階として記録光強度を設定する。設定は以下のステッ
プにより行われる。 (1)ピックアップ32をディスク31の記録可能領域の内
周部に移動し、ディスク31を再生してデコーダ33にてO
PCを分離する。 (2)分離されたOPCを第1の記録信号強度として可
変増幅器42は記録光強度を設定する。 (3)第1の記録信号強度でディスク31に短時間記録す
る。 (4)上記短時間記録された信号を再生し、信号の記録
強度が適正であるか否かを再生信号の非対称性等により
確認する。 (5)記録光強度が適正である場合には第2段階に進
み、記録光強度の変更が必要な場合には可変増幅器42は
設定した記録光強度を変更し、再度信号を短時間記録
し、再生する。 第1段階にて標準の記録光強度が決まると、以下のごと
く第2段階として実際の記録動作が行われる。
【0051】サーボ回路44は、情報分離回路45からの再
生情報を参照して、記録開始位置となるディスク31に記
録された情報の最終位置にピックアップ32を移動させ
る。この移動によりディスク31とピックアップ32との相
対速度は、上記第1段階における標準記録光強度の設定
動作を行った位置における相対速度とは異なったものと
なる。
【0052】ディスク31に予め記録されている時間情報
がデコーダ33にて分離され、ディスク31上のピックアッ
プ32の各位置における相対速度は速度検出器41にて検出
される。可変増幅器42は、上記相対速度の変化に応じ
て、情報の記録時にピックアップ32がディスク31に照射
する光強度を標準記録光強度をもとに設定する。
【0053】情報源35からの情報がメモリ36に書き込ま
れ、誤り制御回路37にて情報に誤り制御符号が付加され
た形態で記録情報がメモリ36に蓄積される。メモリ36に
おける記録情報の充満度が下限値を越えるとディスク31
への情報の記録が開始される。
【0054】PLL回路34は、デコーダ33にて分離され
た時間情報をもとに情報の記録速度となるビットクロッ
クを変調器38へ出力する。変調器38では、ビットクロッ
クに同期してメモリ36から記録情報が読み出され、記録
情報の信号形態が変換されて、記録信号がピックアップ
32へ出力される。
【0055】また、変調器38では、デコーダ33からの時
間情報を参照してフレーム番号が0,25,50のいずれか
である無効区間がディスク31から読み取られたフレーム
番号74,24,49のいずれかから推定された場合には、メ
モリ36からの記録情報の読み出し、記録/再生に適した
信号形態への変換、記録信号のピックアップ32への出力
の一連の動作が中断されて、記録動作が周期的に中断さ
れる。
【0056】以上のようにして情報がディスク31に記録
開始されるのである。ここで、情報がディスク31に記録
される速度と、情報源35が情報を送出する速度の間には
何の関係もないという点に注目すべきである。即ち、こ
のまま記録を継続すると、メモリ36への情報の書き込み
速度と、変調器38によりメモリ36から記録情報として情
報が読み出される速度との不一致により、メモリ36にて
情報のあふれ、または欠損が発生する。本実施例におい
てはこの不具合を防止する処置がなされており、以下に
説明する。
【0057】情報源35からメモリ36への情報の書き込み
速度が、変調器38によりメモリ36から記録情報として情
報が読み出される速度より高速の場合には、記録が開始
されると、その速度差に応じてメモリ36に蓄積される情
報量が増加する。メモリ36に蓄積される情報量が上限値
を越えたことが検出器43にて検出されると、検出器43は
オーバー信号を情報源35に送出する。情報源35はオーバ
ー信号を受けると情報の送出を停止する。
【0058】すると、メモリ36における情報の蓄積量
は、メモリ36への情報の書き込みが行われないので、変
調器38によりメモリ36から記録情報として情報が読み出
される速度に応じて減少する。メモリ36における情報の
蓄積量が減少して上限値を下回ると、検出器43はオーバ
ー信号の送出を停止し、情報源35は情報の送出を再開す
る。以上の動作を繰り返すことにより、メモリ36におけ
る情報のオーバーフローが防止され、ディスク31上には
無効区間を所定長毎に挟んだ形態で正常に情報が記録さ
れる。
【0059】次に、情報源35からメモリ36への情報の書
き込み速度が、変調器38によりメモリ36から記録情報と
して情報が読み出される速度より低速の場合には、その
速度差に応じてメモリ36に蓄積される情報量が減少す
る。メモリ36に蓄積される情報量が下限値を下回ったこ
とが検出器43にて検出されると、検出器43はアンダー信
号を変調器38及びサーボ回路44に送出する。
【0060】変調器38はアンダー信号を受けると、デコ
ーダ33にて分離された時間情報からディスク31上の無効
区間位置を予測し、予測された無効区間位置に同期して
メモリ36からの記録情報の読み出しと記録信号の送出と
を停止し、ディスク31への記録を中断する。すると、メ
モリ36における情報の蓄積量は、メモリ36からの記録情
報の読み出しが行われないので、情報源35からメモリ36
への情報の書き込み速度に応じて増加する。
【0061】一方、可変増幅器42は、上記記録の中断に
同期して、ピックアップ32からの収束光の強度を、ディ
スク31にピット形成等の物理的影響を及ぼさない強度に
制御する。同時に、サーボ回路44は、ピックアップ32か
らの収束光がディスク31に予め記録されている案内溝を
追尾する制御動作を中断し、収束光のディスク31上の半
径位置を記録中断時の位置に固定する制御を行う。
【0062】メモリ36における情報の蓄積量が増加し下
限値を越えると、検出器43はアンダー信号の送出を停止
する。するとサーボ回路44は情報分離回路45からの信号
をもとに、ピックアップ32からの収束光がディスク31上
の情報記録済み部分を照射すべく、照射位置を上記固定
されたディスク31上の位置から1トラック分内周に移動
させ、案内溝の追尾を再開する制御を行う。
【0063】次に、変調器38はデコーダ33からの時間情
報から上記記録中断位置の到来を待ち、メモリ36から記
録情報の読み出しを再開する。以上の動作を繰り返すこ
とにより、メモリ36における情報のオーバーフローが防
止され、ディスク31上には無効区間を所定長毎に挟んだ
形態で正常に情報が記録される。
【0064】実施例7.図6は本発明の実施例7を示す
ブロック回路図である。図6において、図5と同番号を
付した部分は同一部分を示す。50は速度制御器であり、
メモリ36の充満度を検出し、充満度が所定の値(例えば
1/2)より高いか低いかの充満度信号を出力するとと
もに、充満度が所定の値になるようにメモリ36からの読
み出し速度を制御すべく、ディスク31の回転速度を制御
する。
【0065】次に、動作について説明する。記録の第1
段階として標準記録光強度を設定する。設定は以下のス
テップにより行われる。 (1)速度制御器50はディスク31が所定の回転数(600
rpm)で回転するようにモータ39を制御し、サーボ回
路44はピックアップ32をディスク31の記録可能領域の内
周部に移動し、ディスク31を再生してデコーダ33にてO
PCを分離する。 (2)分離されたOPCから速度検出器41にて検出され
た速度を参照して第1の記録信号強度として可変増幅器
42は記録強度を設定する。 (3)第1の記録信号強度でディスク31に短時間記録す
る。 (4)上記短時間記録された信号を再生し、信号の記録
光強度が適正であるか否かを再生信号の非対称性等によ
り確認する。 (5)記録光強度が適正である場合には第2段階に進
み、記録光強度の変更が必要な場合には可変増幅器42は
設定記録光強度を変更し、再度信号を短時間記録し、再
生する。 第1段階にて標準記録光強度が決まると、以下のごとく
第2段階として実際の記録動作が行われる。
【0066】ディスク31の回転数は上記第1段階と同一
とし、サーボ回路44は情報分離回路45からの再生情報を
参照して、記録開始位置となるディスク31に記録された
情報の最終位置にピックアップ32を移動させる。この移
動によりディスク31とピックアップ32との相対速度は、
上記第1段階における標準記録光強度の設定動作を行っ
た位置における相対速度とは異なったものとなる。
【0067】ディスク31に予め記録されている時間情報
がデコーダ33にて分離され、ディスク31上のピックアッ
プ32の各位置における相対速度は速度検出器41にて検出
される。可変増幅器42は上記相対速度の変化に応じて、
情報の記録時にピックアップ32がディスク31に照射する
光強度を標準記録光強度をもとに設定する。
【0068】情報源35からの情報がメモリ36に書き込ま
れ、誤り制御回路37にて情報に誤り制御符号が付加され
た形態で記録情報がメモリ36に蓄積される。メモリ36に
おける記録情報の充満度が所定値を越えると速度制御器
50からの充満度信号によりディスク31への情報の記録が
開始される。
【0069】尚、この時のディスク31の回転数は、メモ
リ36の充満度が丁度所定値であるので、第1段階で設定
された回転数を維持している。ディスク31の回転数は以
下に示すように、記録を継続するに従って、速度制御器
50によりメモリ36の充満度に応じて制御される。
【0070】PLL回路34はデコーダ33にて分離された
時間情報をもとに情報の記録速度となるビットクロック
を変調器38へ出力する。変調器38では、このビットクロ
ックに同期してメモリ36から記録情報が読み出され、記
録情報の信号形態が変換され、記録信号がピックアップ
32へ出力される。
【0071】また変調器38では、デコーダ33からの時間
情報を参照してフレーム番号が0,25,50のいずれかで
ある無効区間がフレーム番号74,24,49のいずれかから
推定された場合には、メモリ36からの記録情報の読み出
し、記録/再生に適した信号形態への変換、記録信号の
ピックアップ32への出力の一連の動作が中断されて、記
録動作が周期的に中断される。
【0072】以上のようにして情報がディスク31に記録
開始されるのである。ここで、記録開始の瞬時において
は情報がディスク31に記録される速度と、情報源35が情
報を送出する速度との間には何の関係もないという点に
注目すべきである。即ち、このまま記録を継続すると、
メモリ36への情報の書き込み速度と、変調器38によりメ
モリ36から記録情報として情報が読み出される速度との
不一致により、メモリ36にて情報のあふれ、または欠損
が発生する。本実施例においてはこの不具合を防止する
処置がなされており、以下に説明する。
【0073】記録開始の瞬時において、情報源35からメ
モリ36への情報の書き込み速度が、変調器38によりメモ
リ36から記録情報として情報が読み出される速度より高
速の場合には、記録が開始されると、その速度差に応じ
て情報が過度にメモリ36に蓄積されて、充満度が所定値
を越える。速度制御器50はメモリ36に蓄積される情報量
の増加を受けて、メモリ36からの読み出し速度を高速化
し、充満度を所定値とすべくディスク31の回転数を上昇
させる。
【0074】すると、時間情報の更新速度が上昇し、こ
れに同期したPLL回路34からのビットクロックの周波
数も上昇する。これにより変調器38がメモリ36から記録
情報を読み出す速度も上昇し、メモリ36における充満度
の上昇速度も低下する。以上の動作は、メモリ36の充満
度を誤差信号とする負帰還制御である。従って、ある期
間が経過した後には、充満度が所定値に安定する。以上
のように、メモリ36における情報のオーバーフロー/欠
損が防止され、ディスク31上には無効区間を所定長毎に
挟んだ形態で正常に情報が記録される。
【0075】実施例8.図7は本発明の実施例8を示す
ブロック回路図である。図7において、図5と同番号を
付した部分は同一部分を示す。また、51は記録媒体であ
るディスクであり、収束光の照射目標に供される案内溝
がほぼ一定波長で蛇行(ウォブリング)し、その波長の
変化として、分,秒,フレーム番号(フレーム番号は秒
の単位を75に等分した0から74の整数)が順次更新され
る時間情報と記録光強度の目安値(OPC)が予め記録
されている。52は変調器であり、メモリ36から記録情報
を読み出し、記録/再生に適した信号形態に変換し、P
LL回路34からのビットクロックに同期した記録信号を
ピックアップ32に出力する。
【0076】本実施例8における動作は、実施例7と比
較して以下の点でのみ異なる。ディスク51は、実施例7
では、無効区間が設定されていたのに対し、実施例8で
は無効区間が設定されておらず、情報を連続した形態で
記録する場合に適している。変調器52については、実施
例7ではディスク31の無効区間に対応して記録を中断す
る機能があったのに対し、実施例8ではこの機能が除去
されている。
【0077】従って、実施例8における動作としては、
無効区間に対応した記録の中断がない点でのみ実施例7
と異なり、メモリ36の充満度が所定値に安定制御されて
記録が継続される。また、結果として、ディスク51には
連続した形態で情報が記録される。
【0078】なお、以上の実施例6〜8では、理解を容
易ならしめるため、円板状記録媒体に強弱2種の収束光
を照射し、強い光を照射した場合に媒体上にピットと称
する物理的変化を起こさせ、この変化を順次螺旋状に起
こさせることにより、螺旋状の情報トラックを媒体上に
形成するいわゆる追記型光ディスクレコーダを例にとり
説明したが、本発明の精神がこれに限定されるものでは
ない。
【0079】
【発明の効果】以上のように、第1の記録装置によれ
ば、受光手段は照射光に対する記録媒体からの反射光を
受け、保持手段は2種の照射光強度と記録媒体上の2種
の状態により分離される受光手段からの信号値を保持
し、検出手段は保持手段と受光手段からの信号より記録
媒体上の状態の遷移タイミングを検出し、制御手段は検
出手段からの信号に応じて照射光の強度を制御するの
で、記録信号の品質を維持できる記録装置が得られる効
果がある。
【0080】第2の記録装置によれば、制御手段は上記
遷移タイミングから記録媒体上の2種の状態の生起確立
のかたよりを検出し、かたよりがなくなるように照射光
の強度を制御するので、記録信号の品質を維持できる記
録装置が得られる効果がある。
【0081】第3の記録装置によれば、情報源は照射光
の変化タイミングを制御し、制御手段は情報源からの信
号に対する上記遷移タイミングの遅延時間が所定値とな
るように照射光の強度を制御するので、記録信号の品質
を維持できる記録装置が得られる効果がある。
【0082】第4の記録装置によれば、記録媒体に情報
を記録するヘッドと、上記記録媒体を所定回転数で回転
駆動する駆動手段と、トラックに情報が所定記録密度で
記録されるように記録情報を処理する信号処理手段とを
備えることにより、任意の所定の速度で線記録密度が一
定で記録できる効果がある。
【0083】第5の記録装置によれば、記録媒体との相
対的運動により順次記録媒体に情報を記録するヘッド
と、相対的運動を記録媒体またはヘッドに与える駆動手
段と、相対的運動を検出する検出手段と、検出手段にて
検出された相対速度に応じて情報の記録速度が制御され
る信号処理手段とを備えることにより、相対的運動に変
動を与える必要なく、線記録密度が一定で記録できる効
果がある。
【0084】第6の記録装置によれば、記録媒体との相
対的運動により記録媒体に情報を記録するヘッドと、情
報源とヘッドとの間に配設され情報源からの情報送出速
度とヘッドから記録媒体への記録速度間のバッファリン
グを行うバッファーメモリと、このバッファーメモリの
充満度に応じて上記相対的運動を制御する制御手段とを
備えることにより、任意の情報速度で線記録密度が一定
で記録できる効果が得られる。
【0085】第7の記録装置によれば、記録媒体との相
対的運動を伴って磁気的、光学的等の変化を記録媒体に
起こさせる原動力を記録媒体に与えることにより記録媒
体に情報を記録するヘッドと、相対的運動を記録媒体ま
たはヘッドに与える駆動手段と、相対的運動を検出する
検出手段と、原動力の強さを相対的運動速度に応じて変
化させる制御手段を備えることにより、記録媒体とヘッ
ドとの相対速度が変化しても線記録密度が一定で記録で
きる効果が得られる。
【0086】本発明の記録媒体によれば、少なくとも螺
旋状記録トラックに、所定トラック長毎に更新される位
置情報が記録されているとともに、記録される情報が無
効である無効区間が位置情報に同期して設定されている
ことにより、任意の所定の速度で線記録密度が一定で記
録が可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の構成を示すブロック回路図
である。
【図2】図1のパルス発生回路におけるパルス発生タイ
ミングと反射光強度波形とを示す図である。
【図3】図1のパルス発生回路におけるパルス発生タイ
ミングと反射光強度波形とを示す図である。
【図4】本発明の他の記録装置の構成を示すブロック回
路図である。
【図5】本発明の他の記録装置の構成を示すブロック回
路図である。
【図6】本発明の他の記録装置の構成を示すブロック回
路図である。
【図7】本発明の他の記録装置の構成を示すブロック回
路図である。
【図8】従来の記録装置の構成を示すブロック回路図で
ある。
【符号の説明】
1, 31 ディスク 2, 32 ピックアップ 3 光検知器 4 IV変換器 5 比較器 6 判別器 7 パワー制御器 8 マイクロコンピュータ 9, 33 デコーダ 10, 35 情報源 11, 36 メモリ 12, 37 誤り制御回路 13, 38, 52 変調器 15, 40, 50 速度制御器 16, 44 サーボ回路 20 パルス発生回路 22, 23, 24, 25 サンプルホールド回路 26, 27 比較器 28 フリップフロップ 29 検出器 30 時間計測器 34 PLL回路 41 速度検出器 42 可変増幅器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】次に、動作を説明する。前述の図8をもと
に説明した従来方式の記録光強度を設定する第1段階に
おいて、適切な強度が設定できた時の、上記遅延時間を
計測し、マイクロコンピュータ8がその値を記憶する。
記録を開始して後、マイクロコンピュータ8は時間計測
器30からの計測された遅延時間と記憶された理想遅延時
間とを比較する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に情報を記録する強弱2種の光
    を照射して2種の状態を生起せしめることにより情報を
    記録する記録装置において、前記照射光に対する記録媒
    体からの反射光を受ける受光手段と、2種の照射光強度
    と記録媒体上の状態とにより分離される前記受光手段か
    らの信号値を保持する保持手段と、該保持手段と前記受
    光手段とからの信号より記録媒体上の状態の遷移タイミ
    ングを検出する検出手段と、該検出手段からの信号に応
    じて照射光の強度を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に情報を記録する強弱2種の光
    を照射して2種の状態を生起せしめることにより情報を
    記録する記録装置において、前記照射光に対する記録媒
    体からの反射光を受ける受光手段と、2種の照射光強度
    と記録媒体上の状態とにより分離される前記受光手段か
    らの信号値を保持する保持手段と、該保持手段と前記受
    光手段とからの信号より記録媒体上の状態の遷移タイミ
    ングを検出する検出手段と、前記遷移タイミングから記
    録媒体上の2種の状態の生起確立のかたよりを検出し、
    かたよりがなくなるように照射光の強度を制御する制御
    手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に情報を記録する強弱2種の光
    を照射して2種の状態を生起せしめることにより情報を
    記録する記録装置において、前記照射光の強弱の変化タ
    イミングを制御する情報源と、前記照射光に対する記録
    媒体からの反射光を受ける受光手段と、2種の照射光強
    度と記録媒体上の状態とにより分離される前記受光手段
    からの信号値を保持する保持手段と、該保持手段と前記
    受光手段とからの信号より記録媒体上の状態の遷移タイ
    ミングを検出する検出手段と、前記情報源からの信号に
    対する前記遷移タイミングの遅延時間が所定値となるよ
    うに照射光の強度を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に情報トラックとして情報を記
    録する記録装置において、前記記録媒体に情報を記録す
    るヘッドと、前記記録媒体を所定回転数で回転駆動する
    駆動手段と、前記情報トラックに情報が所定記録密度で
    記録されるように記録情報を処理する情報処理手段とを
    備えることを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は円板状であり、前記情報
    トラックは螺旋状または同心円状であることを特徴とす
    る請求項4記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 情報を記録媒体に記録する記録装置にお
    いて、前記記録媒体との相対的運動により前記記録媒体
    に情報を順次記録するヘッドと、この相対的運動を前記
    記録媒体または前記ヘッドに与える駆動手段と、この相
    対的運動を検出する検出手段と、該検出手段にて検出さ
    れた相対速度に応じて情報の記録速度を制御する制御手
    段とを備えることを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 情報源からの情報を記録媒体に記録する
    記録装置において、前記記録媒体との相対的運動により
    前記記録媒体に情報を記録するヘッドと、前記情報源と
    前記ヘッドとの間に配設され、前記情報源からの情報送
    出速度と前記ヘッドから前記記録媒体への記録速度との
    間のバッファリングを行うバッファーメモリと、該バッ
    ファーメモリの充満度に応じて前記相対的運動を制御す
    る制御手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 情報を記録媒体に記録する記録装置にお
    いて、前記記録媒体との相対的運動を伴って磁気的,光
    学的な変化を前記記録媒体に起こさせる原動力を前記記
    録媒体に与えることにより前記記録媒体に情報を記録す
    るヘッドと、この相対的運動を前記記録媒体または前記
    ヘッドに与える駆動手段と、この相対的運動を検出する
    検出手段と、前記原動力の強さをこの相対的運動の速度
    に応じて制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    記録装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、前記記録媒体から前記
    相対的運動を検出することを特徴とする請求項8記載の
    記録装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも螺旋状記録トラックに、所
    定トラック長毎に更新される位置情報が記録されている
    とともに、記録される情報が無効である無効区間がこの
    位置情報に同期して設定されていることを特徴とする記
    録媒体。
  11. 【請求項11】 その形状が円板状であることを特徴と
    する請求項10記載の記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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