JP3708362B2 - 光ディスク装置のピックアップ制御装置 - Google Patents

光ディスク装置のピックアップ制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動される光ディスクに焦点を合わせるフォーカス制御装置と前記光ディスクの記録トラックを追跡するトラッキング制御装置とを有するピックアップにより前記光ディスクに情報を記録または再生する光ディスク装置における、前記ピックアップの制御装置に関するもので、特に、その消費電力の削減手段に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置における光ディスクの高速回転化に伴いピックアップの駆動速度も高速化が要求され、それに伴ってフォーカス制御系やトラッキング制御系によるピックアップの駆動電流が増大し、また、前記制御系がディジタル処理回路を有している場合は、そのディジタル処理回路の動作クロックが高速化され、より消費電力が増加する傾向にある。
【0003】
図3は、従来の光ディスク装置のフォーカス制御装置の構成を示すものであり、100はスピンドルモータ102により回転駆動される光ディスク、101は光ディスク100に情報を記録および/または再生するピックアップである。
【0004】
103は前記ピックアップ101からの再生出力から公知の手段によりフォーカス誤差信号を作成する誤差信号検出器、104は前記フォーカス誤差信号を増幅する信号増幅器、105は補償演算器、106は補償演算器104の出力に応じてピックアップ101を駆動する駆動回路である。
【0005】
107はピックアップ101の光ディスク上の位置を検出する検出器、108は前記検出器107の検出出力に応じて前記信号増幅器104を制御してフォーカス制御系のゲインを変化せしめるゲイン選択器である。
【0006】
一般に、光ディスクの面振れ量は、ディスクの内周ほど小さくなるため、ピックアップが内周に位置している場合は、外周に位置している場合に比較してフォーカス制御ループのループゲインを小さくすることができる。そこで、前記検出器107を、例えば、ピックアップ101に反射面を設け、発光器からの光線を前記反射面に当て、その反射光を光センサにより受光することによりピックアップ101の光ディスク100上の位置を検出する構成、あるいは光ディスク100上に予めプリフォーマットされたトラック番号を読み出すことによりピックアップ101の光ディスク100上の位置を検出する構成にすることにより、ピックアップ101の位置を検出し、その位置に応じて、ゲイン選択器108を介して信号増幅器104を制御してループゲインを最適化せしめ、消費電力を押さえていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前述の制御装置においては、ピックアップの位置を検出するための発光器や光センサなどの専用の部品を必要とし、その専用部品での消費電力の増加および専用部品を新たに使用することによるコストの増加を招く問題がある。また、プリフォーマットされたトラック番号を読み出してピックアップの位置を検出する構成では、トラッキングサーボが安定し、トラック番号が正しく読めるようになるまで制御が行えないため、効率の良い省電力化が行えない。その結果、光ディスク装置全体としての消費電力を十分下げることが出来ないものであった。
【0008】
【発明が解決するための手段】
この課題を解決する本発明の光ディスク装置のピックアップ制御装置は、回転角速度検出手段により予め線速度一定方式で記録された光ディスクの回転角速度を検出し、その回転角速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する角速度一定方式の制御系と、前記光ディスクの再生データから前記光ディスクの線速度を検出する線速度検出手段により前記ピックアップの位置する位置の光ディスクの線速度を検出し、その線速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する線速度一定方式の制御系とを有し、前記角速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記線速度検出手段より検出した線速度が予め設定した基準の値より遅い場合は、フォーカス制御系のループゲインを小にし、前記線速度が前記基準の値よりも速い場合は前記ループゲインを大に変化せしめること、あるいは前記線速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記回転角速度検出手段により検出した回転角速度を予め設定した基準の値と比較して、前記回転角速度が前記基準値よりも速いときは、ディジタル処理回路で構成される前記フォーカス制御系のサンプリング周期を短くし、前記回転角速度が前記基準値よりも遅いときは前記サンプリング周期を長くせしめることを特徴とするものである。この構成によれば、ループゲインの調整、あるいはサンプリング周波数を変化せしめるために、特に、新たな検出手段を設けることなく、ピックアップの光ディスク上の位置に応じて、最適なループゲインあるいはサンプリング周波数を得ることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、予め線速度一定方式で記録された回転駆動される光ディスクに焦点を合わせるフォーカス制御系と前記光ディスクの記録トラックを追跡するトラッキング制御系とを有するピックアップにより前記光ディスクの情報を再生する光ディスク装置のピックアップ制御装置において、回転角速度検出手段により前記光ディスクの回転角速度を検出し、その回転角速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する角速度一定方式の制御系と、前記光ディスクの再生データから前記光ディスクの線速度を検出する線速度検出手段により前記ピックアップの位置する位置の光ディスクの線速度を検出し、その線速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する線速度一定方式の制御系とを有し、前記角速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記線速度検出手段より検出した線速度が予め設定した第一の基準の値より遅い場合は、フォーカス制御系のループゲインを小にし、前記線速度が前記基準の値よりも速い場合は前記ループゲインを大に変化せしめ、前記線速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記回転角速度検出手段により検出した回転角速度が予め設定した第二の基準の値よりも速い場合は、フォーカス制御系のループゲインを小にし、前記回転角速度が前記第ニの基準の値よりも遅い場合は、前記ループゲインを大に変化せしめることを特徴とする光ディスク装置のピックアップ制御装置であり、光ディスクの回転駆動に必要な回転角速度検出手段と線速度検出手段の出力を使用することにより、特に新たな構成部品を追加することなく、ピックアップの位置に応じた最適なループゲインの制御が望めるものである。
【0013】
次に本発明の請求項に記載の発明は、前記第一の基準の値及び前記第二の基準の値をそれぞれ複数個もつことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置のピックアップ制御装置であり、ディスクの回転角速度と予め設定された複数の基準の値とを比較することにより、ピックアップの位置を正確に検出することができ、特に新たな構成部品を追加することなく、ピックアップの位置に応じた最適なループゲインの制御が望めるものである。
【0014】
次に本発明の請求項に記載の発明は、予め線速度一定方式で記録された回転駆動される光ディスクに焦点を合わせるディジタル処理回路から成るフォーカス制御系と前記光ディスクの記録トラックを追跡するトラッキング制御系とを有するピックアップにより前記光ディスクの情報を再生する光ディスク装置のピックアップ制御装置において、回転角速度検出手段により前記光ディスクの回転角速度を検出し、その回転角速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する角速度一定方式の制御系と、前記光ディスクの再生データから前記光ディスクの線速度を検出する線速度検出手段により前記ピックアップの位置する位置の光ディスクの線速度を検出し、その線速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する線速度一定方式の制御系とを有し、前記線速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記回転角速度検出手段により検出した回転角速度を予め設定した基準の値と比較して、前記回転角速度が前記基準値よりも速いときは、前記フォーカス制御系のサンプリング周期を短くし、前記回転角速度が前記基準値よりも遅いときは前記サンプリング周期を長くせしめることを特徴とする光ディスク装置のピックアップ制御装置であり、光ディスクの回転駆動に必要な回転角速度検出手段と線速度検出手段の出力を使用することにより、特に新たな構成部品を追加することなく、ピックアップの位置に応じた最適なサンプリング周期でディジタル処理回路を駆動することが出来、省電力化が望めるものである。
【0016】
次に本発明の請求項に記載の発明は、前記基準の値を複数個もつことを特徴とする請求項記載の光ディスク装置のピックアップ制御装置であり、ディスクの線速度と予め設定された複数の基準の値とを比較することにより、ピックアップの位置を正確に検出することができ、特に新たな構成部品を追加することなく、ピックアップの位置に応じた最適なサンプリング周期でデイジタル処理回路を駆動することが出来、省電力化が望めるものである。
【0017】
(実施の形態1)
以下、本発明の請求項1、請求項2、請求項3、請求項4および請求項5に記載された発明の実施の形態に付いて、図1を参照して説明する。図1は本発明による光ディスク装置のフォーカス制御装置の概略を示すブロック図であり、1はスピンドルモータ3により回転駆動される光ディスク、2は光ディスク1に情報を記録および/または再生するピックアップである。
【0018】
8は前記ピックアップ2からの再生出力から公知の手段によりフォーカス制御のためのフォーカス誤差信号を作成する誤差信号検出器、11は信号増幅器、12は補償演算器、13は補償演算器12の出力に応じてピックアップ2を駆動する駆動回路である。
【0019】
4は前記スピンドルモータ3を駆動するモータ駆動回路であり、5はスピンドルモータ3の回転角速度を検出する角速度検出回路である。この角速度検出回路5の検出出力を使用してその回転角速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する、いわゆるCAV制御を行う角速度一定方式の制御系(図示せず)が構成されている。
【0020】
また、6はピックアップ2が読み出したデータを再生するデータ再生回路であり、7はその再生データから、前記ピックアップ2の位置する位置の光ディスク1の線速度を検出する線速度検出回路であり、その線速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスク1の回転を制御する、いわゆるCLV制御を行う線速度一定方式の制御系(図示せず)が構成されている。この前記角速度一定方式の制御系と線速度一定方式の制御系とはどちらか一方のみを使用するように構成されている。
【0021】
10は前記角速度検出回路5と線速度検出回路7の出力を選択的に取り出し、基準速度格納部9に予め格納されている段階的にランクされた複数の基準速度(例えば、内周側から順に基準速度0、基準速度1、基準速度2とする)と比較し、フォーカスサーボループのループゲインが合致するランクの基準速度に対して予め設定された値になるように前記信号増幅器11のゲインを調整するゲイン選択器である。
【0022】
次に、この動作について説明する。まず、光ディスク1を前記角速度一定方式の制御系を使用してCAV制御にて駆動する場合について説明する。
【0023】
ディスクの回転をCAV制御で駆動する際は、ディスクの回転制御に前記角速度検出回路5の出力を用いて角速度が一定になるように制御し、一方、この時、線速度検出回路7で検出されるディスクの線速度は、光ディスク1上のデータの線速度が一定になるように記録されているため、線速度検出回路7の出力は、ピックアップ2が内周に位置する場合には外周に位置する場合に比べて遅くなる。
【0024】
従って、ゲイン選択器10は、光ディスク1の回転をCAV制御している場合には、線速度検出回路7の出力を選択し、基準速度格納部9に格納されている複数の基準速度との比較を行う。
【0025】
例として基準速度格納部9に格納されている基準速度の内の一個を(例えば基準速度1)使用する場合について説明する。線速度検出回路7の出力が基準速度1よりも遅い場合には、ピックアップ2が面振れ量の少ない内周に位置していると判断しフォーカスサーボ系のゲインを下げ、基準速度1よりも線速度検出回路7からの出力が速い場合には、ピックアップ2が面振れ量の大きい外周に位置していると判断してフォーカスサーボ系のゲインを大に変化せしめる。
【0026】
さらに例として基準速度格納部9に格納されている複数の基準速度(例えば、基準速度0、基準速度1、基準速度2)を使用する場合について説明する。線速度検出回路7の出力が基準速度0よりも遅い場合はピックアップ2がディスク1の最内周に位置していると判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度0よりも早く基準速度1よりも遅い場合はピックアップ2がディスク1の最内周と最外周の中間のA点に位置していると判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度1よりも早く基準速度2よりも遅い場合はピックアップ2が前記A点よりも外側のB点に位置していると判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度2よりも早い場合は最外周に位置していると判断して、それぞれのピックアップの位置に応じて予め設定されたフォーカスサーボ系のゲインの値を与える。
【0027】
また、ディスクの回転をCLV制御で駆動する際は、ディスクの回転制御に前記線速度検出回路7の出力を用いてピックアップ2のアクセス位置の線速度が一定になるように制御される。このため、角速度検出回路5で検出されるディスクの角速度は、光ディスク上のピックアップ2の位置に対応して変化する。すなわち、角速度検出回路5の出力は、ピックアップ2が内周に位置する場合は、外周に位置する場合に比べて速くなる。
【0028】
例として基準速度格納部9に格納されている基準速度の一つを(例えば基準速度1)使用する場合を説明する。ゲイン選択器10は、光ディスク1の回転をCLV制御している場合には、角速度検出回路5の出力を選択し、基準速度格納部9に格納されている基準速度1との比較を行い、角速度検出回路5からの出力が速い場合には、ピックアップ2が面振れ量の少ない内周部に位置していると判断しフォーカスサーボ系のゲインを小にし、遅い場合にはピックアップ2が面振れ量の大きい外周部に位置していると判断してフォーカスサーボ系のゲインを大に変化せしめる。
【0029】
さらに例として基準速度格納部9に格納されている複数の基準速度(例えば、基準速度0、基準速度1、基準速度2)を使用する場合を説明する。角速度検出回路5の出力が基準速度0よりも早い場合はピックアップ2がディスク1の最内周に位置していると判断し、角速度検出回路5の出力が基準速度0よりも遅く基準速度1よりも早い場合はピックアップ2がディスク1の最内周と最外周の中間のA点に位置していると判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度1よりも遅く基準速度2よりも早い場合はピックアップ2が前記A点より外側のB点に位置していると判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度2よりも遅い場合は最外周に位置していると判断して、それぞれのピックアップの位置に応じて予め設定されたフォーカスサーボ系のゲインの値を与える。
【0030】
これにより、ピックアップ2の位置を直接求めることなく、光ディスクの回転駆動のための検出回路からの速度情報により、より適したゲインでフォーカス制御系を駆動できる。
【0032】
(実施の形態2)
以下、本発明の請求項6、請求項7及び請求項8に記載された発明の実施の形態について、図2を参照して説明する。なお、図2において、前述した図1と同一の構成ブロックには同一符号を付している。
【0033】
図1の構成と異なる点は、その一つはフォーカス制御ループにおいて、誤差信号生成回路8の出力をA/D変換器26によりディジタル信号に変換し、ディジタル制御される信号増幅器21および補償演算回路22を介してD/A変換器27にてアナログ信号に変換して駆動回路13に入力するように構成した点である。
【0034】
また、他の異なる点は、CLV制御時に、選択器20において、角速度検出回路5の出力と基準速度格納部23の基準速度(図では、基準速度0、基準速度1および基準速度2としている。)と比較し、それより速いか遅いかにより、前記フォーカス制御ループにおいて、ディジタル回路化されたA/D変換器26、信号増幅器21、補償演算回路22およびD/A変換器27のデジィタル回路のサンプリング周期を決定するように構成した点である。
【0035】
例えば、光ディスクがCDの場合、CLV制御で標準速度での読み出し時のディスク回転速度は、最内周の535rpmから最外周の200rpmまで変化する。また、光ディスクのサーボループに要求されるサンプリング周期はディスクの回転速度に比例する。従って、選択器20が選択するサンプリング周期は、例えば、CDの場合、最内周と最外周とで2倍以上回転速度が異なるため、外周でのサンプリング周期を内周時のにすることが可能であり、サンプリング周期を抑えることにより、サンプリング周期で動作する信号増幅器21および補償演算器22の動作クロックを低く抑えるか、あるいは、信号増幅器21および補償演算器22のディジタル制御部分の処理が終了した時点でクロックを停止することが可能になる。この結果、前記ディジタル制御部分の低消費電力化が可能になる。
【0036】
次に、基準速度格納部23に格納されている基準速度の内の一個を使用する場合(例えば基準速度1)の動作について説明する。ディスクをCLV制御する場合は前述のように、角速度検出回路5の出力は、ピックアップがディスクの内周に位置する場合は、外周に位置する場合に比べて速くなる。従って、選択器20で角速度検出回路5の出力を選択し、角速度検出回路5の出力が基準速度1よりも早ければ、ピックアップ2がディスク1の内周に位置していると判断し、前記ディジタル回路のサンプリング周期を短くし、角速度検出回路5の出力が基準速度1よりも遅ければ、ピックアップ2がディスク1の外周に位置していると判断し、前記ディジタル回路のサンプリング周期を長くする。
【0037】
さらに例として基準速度格納部23に格納されている複数の基準速度(例えば、基準速度0、基準速度1、基準速度2)を使用する場合について説明する。角速度検出回路5の出力が基準速度0よりも早い場合はピックアップ2がディスク1の最内周に位置していると判断し、また、角速度検出回路5の出力が基準速度0よりも遅く基準速度1よりも早い場合はピックアップ2がディスク1の最内周と最外周の中間のA点に位置していると判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度1よりも遅く基準速度2よりも早い場合はピックアップ2が前記A点よりも外側のB点に位置していと判断し、線速度検出回路7の出力が基準速度2よりも遅い場合は最外周に位置していると判断して、それぞれのピックアップの位置に応じて予め設定された前記ディジタル回路のサンプリング周期を与える。
【0038】
以上の実施例により、ピックアップの位置を直接求めることなく、ディスク上のピックアップの位置に対応した最適なサンプリング周期での制御が行われ、動作クロックの低速化あるいは停止が可能となり、サーボ回路の低消費電力化が可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ディスク上のピックアップの位置を新たに設けた専用の検出手段により検出することなく、フォーカス制御系やトラッキング制御系のループゲインを最適化でき、あるいはフォーカス制御系やトラッキング制御系を構成するディジタル処理回路のサンプリング周期を最適化でき、消費電力を抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光ディスク装置のピックアップ制御装置を示すブロック図
【図2】本発明の第二の実施の形態による光ディスク装置のピックアップ制御装置を示すブロック図
【図3】光ディスク装置のピックアップ制御装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 光ディスク
2 ピックアップ
3 スピンドルモータ
4 モータ駆動回路
5 角速度検出回路
6 データ再生回路
7 線速度検出回路
8 誤差信号生成回路
9 基準速度格納部
10 選択器
11 信号増幅器
12 補償演算器
13 駆動回路
20 選択器
21 信号増幅器
22 補償演算器
23 基準速度格納部
26 A/D変換器
27 D/A変換器

Claims (4)

  1. 予め線速度一定方式で記録された回転駆動される光ディスクに焦点を合わせるフォーカス制御系と前記光ディスクの記録トラックを追跡するトラッキング制御系とを有するピックアップにより前記光ディスクの情報を再生する光ディスク装置のピックアップ制御装置において、回転角速度検出手段により前記光ディスクの回転角速度を検出し、その回転角速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する角速度一定方式の制御系と、前記光ディスクの再生データから前記光ディスクの線速度を検出する線速度検出手段により前記ピックアップの位置する位置の光ディスクの線速度を検出し、その線速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する線速度一定方式の制御系とを有し、前記角速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記線速度検出手段より検出した線速度が予め設定した第一の基準の値より遅い場合は、フォーカス制御系のループゲインを小にし、前記線速度が前記第一の基準の値よりも速い場合は前記ループゲインを大に変化せしめ、前記線速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記回転角速度検出手段により検出した回転角速度が予め設定した第二の基準の値よりも速い場合は、フォーカス制御系のループゲインを小にし、前記回転角速度が前記第ニの基準の値よりも遅い場合は、前記ループゲインを大に変化せしめることを特徴とする光ディスク装置のピックアップ制御装置。
  2. 前記第一の基準の値及び前記第二の基準の値をそれぞれ複数個もつことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置のピックアップ制御装置。
  3. 予め線速度一定方式で記録された回転駆動される光ディスクに焦点を合わせるディジタル処理回路から成るフォーカス制御系と前記光ディスクの記録トラックを追跡するトラッキング制御系とを有するピックアップにより前記光ディスクの情報を再生する光ディスク装置のピックアップ制御装置において、回転角速度検出手段により前記光ディスクの回転角速度を検出し、その回転角速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する角速度一定方式の制御系と、前記光ディスクの再生データから前記光ディスクの線速度を検出する線速度検出手段により前記ピックアップの位置する位置の光ディスクの線速度を検出し、その線速度が予め定められた一定値になるように前記光ディスクの回転を制御する線速度一定方式の制御系とを有し、前記線速度一定方式の制御系により光ディスクの回転が制御されている際には、前記回転角速度検出手段により検出した回転角速度を予め設定した基準の値と比較して、前記回転角速度が前記基準値よりも速いときは、前記フォーカス制御系のサンプリング周期を短くし、前記回転角速度が前記基準値よりも遅いときは前記サンプリング周期を長くせしめることを特徴とする光ディスク装置のピックアップ制御装置。
  4. 前記基準の値を複数個もつことを特徴とする請求項記載の光ディスク装置のピックアップ制御装置。
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