JPH097293A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH097293A
JPH097293A JP17800795A JP17800795A JPH097293A JP H097293 A JPH097293 A JP H097293A JP 17800795 A JP17800795 A JP 17800795A JP 17800795 A JP17800795 A JP 17800795A JP H097293 A JPH097293 A JP H097293A
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servo
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JP17800795A
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English (en)
Inventor
Tomotoshi Ishikawa
智敏 石川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing
    • G11B2020/183Testing wherein at least one additional attempt is made to read or write the data when a first attempt is unsuccessful

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より迅速にディスク読取りエラー発生から適
正な再生動作への復帰が果たせるようにする。 【構成】 通常再生速度を標準の4倍速として、ディス
ク読取りエラー発生があった場合に、原則的には単位時
間あたりに繰り返し可能なリトライ回数を増加させる
(F101→F102→F103→F105→F106) 。また、読取りエラ
ー発生状況としてサーボ不良が想定されるような場合に
は、通常再生速度よりもディスク回転駆動速度を2倍速
又は1倍速倍速までにダウンさせて、リトライ時に容易
にサーボが掛かるようにする(F103→F104→F105→F10
6) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスク状記録
媒体から楽曲などのデータを再生することのできる再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユーザーが音楽データ等を記録すること
のできるデータ書き換え可能な光磁気ディスクが知られ
ており、このようなディスクメディアでは、特にバッフ
ァメモリを用いて耐振機能を向上させたものが実現され
ている。
【0003】例えば光磁気ディスクにより記録再生可能
ないわゆるミニディスクシステムでは、再生時には、光
磁気ディスクから読み出された音声データを高速レート
でバッファメモリに間欠的に書き込んでいき、一方バッ
ファメモリから低速レートで継続的に読出を行なって音
声再生信号として復調処理していく。このとき、バッフ
ァメモリには常時ある程度のデータ蓄積がなされてお
り、従って外部からの振動等でトラックジャンプが発生
して一時的に光磁気ディスクからのデータ読出が不能と
なってて中断されたり、例えばノイズの混入などにより
読み出しデータに著しい誤りが生じたような場合も、バ
ッファメモリからは継続して音声データを読み出すこと
ができる。そして、この間にピックアップ側により適切
なトラックへのアクセスを行って、光磁気ディスクから
のデータの読み出しを再開させる(以降このような復帰
動作に関してリトライということにする)ようにすれ
ば、再生音声は途切れることなく出力させることができ
る。
【0004】また、上述したようなミニディスクシステ
ムでは、再生データの信号処理速度等に応じてディスク
の回転駆動速度が設定されており、例えば実際には所定
の回転速度範囲内で一定線速度(CLV)が得られるよ
うにされている。そして、設定された一定線速度とする
ために、ディスクの回転駆動系についてサーボ制御を行
うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば再生
時において上述したようなリトライ動作を実行するにあ
たり、1回目のリトライ動作で再生動作の復帰が果たせ
ない場合には、再生動作が復帰されるまで再度リトライ
動作を実行するようにされている。そこで、例えばリト
ライ動作を繰り返しているうちにバッファメモリに蓄積
されているデータが空となり、再生音声が途切れるとい
うような不都合を避けるためには、単位時間あたりに繰
り返し実行可能なリトライ回数を出来るだけ多くして、
より迅速に再生動作が復帰される可能性を高くすること
が好ましい。ところが、現状として設定されているディ
スクの回転駆動速度によれば、1回のリトライ動作には
相応の時間を要することがわかっており、実際には単位
時間あたりに繰り返し実行可能なリトライ回数には制限
がある。
【0006】また、例えばリトライ動作時には、所定の
回転速度で駆動されるディスクに対してトラッキングサ
ーボ及びフォーカスサーボ等のサーボ制御を実行しなが
ら、トラックサーチを実行して再生動作の復帰を図るよ
うにされるが、サーボ制御に関してはディスクの回転速
度は低いほうがサーボをかけやすいことが知られてい
る。したがって、サーボの掛かり具合が弱いような状態
となっているディスクシステムの場合には、例えばリト
ライを行ってもなかなかサーボが適正にロックせず、リ
トライ動作が繰り返し実行されてしまうというような不
都合を招くことになる。
【0007】このように、現状のディスク回転駆動速度
は、例えばリトライ動作に関わる装置の状態と照らし合
わせると、必ずしも適当な速度には設定されておらず、
より迅速な再生動作への復帰の妨げとなっているという
問題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
問題点を解決するため、ディスク状記録媒体に対する再
生時に、読取りエラーの発生状況に応じて、ディスク状
記録媒体の回転駆動速度を変化させるようにされた回転
駆動速度可変部を備えて再生装置を構成することとし
た。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ディクス状記録媒体に対す
る読取りエラー発生の状態から復帰するリトライ動作時
において、その読取りエラー発生の状況、原因などに応
じて再生動作の復帰が容易となるようにディスクの回転
駆動速度を変化させることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図4を用いて本発明の再生装置
の実施例を説明する。この実施例は光磁気ディスク(ミ
ニディスク)を記録媒体として用いた再生装置とする。
図1は再生装置の要部のブロック図を示している。図1
においてディスク1は例えば音声データが記録されてお
り、スピンドルモータ2により回転駆動される。ミニデ
ィスク再生装置に対応するディスクとしては記録可能な
光磁気ディスク、再生専用ディスク、及び記録可能エリ
アと再生専用エリアの両方を持つハイブリッドディスク
がある。
【0011】光学ヘッド3はディスク1に対して再生時
にレーザ光を照射する。この光学ヘッド3にはレーザ出
力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッ
タや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出す
るためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3a
は2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに
接離する方向に変位可能に保持されている。光学ヘッド
3全体は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移
動可能とされている。
【0012】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給され
る。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、
再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエ
ラー信号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信
号はデコーダ部8に供給される。また、トラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給
される。
【0013】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、マイクロコンピュ
ータによって構成されるシステムコントローラ11から
のトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモ
ータ2の回転速度検出情報を用いてデコーダ部8で生成
されるスピンドルエラー信号SPE等により各種サーボ
駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を
制御してフォーカス及びトラッキング制御を行なう。ま
たスピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0014】再生RF信号はデコーダ部8でEFM復
調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコント
ローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込ま
れる。なお、光学ヘッド3によるディスク1からのデー
タの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13
までの系における再生データの転送は、標準速度では1.
41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0015】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、デコーダ部14に供給される。そして、
音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を
施され、D/A変換器15によってアナログ信号とされ
る。D/A変換器15の出力はローパスフィルタ16、
アンプ17を介して出力端子18から再生出力される。
例えばL,Rアナログオーディオ信号として出力され
る。
【0016】ここで、バッファメモリ13へのデータの
書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポ
インタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて
行なわれるが、書込ポインタ(書込アドレス)は上記し
たように1.41Mbit/secのタイミングでインクリメントさ
れ、一方、読出ポインタ(読出アドレス)は0.3Mbit/se
c のタイミングでインクリメントされていく。この書込
と読出のビットレートの差異により、バッファメモリ1
3内には或る程度データが蓄積された状態となる。バッ
ファメモリ13内にフル容量のデータが蓄積された時点
で書込ポインタのインクリメントは停止され、光学ヘッ
ド3によるディスク1からのデータ読出動作も停止され
る。ただし読出ポインタのインクリメントは継続して実
行されているため、再生音声出力はとぎれないことにな
る。
【0017】その後、バッファメモリ13から読出動作
のみが継続されていき、或る時点でバッファメモリ13
内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び
光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタの
インクリメントが再開され、再びバッファメモリ13の
データ蓄積がなされていく。
【0018】このようにバッファメモリ13を介して再
生音声信号を出力することにより、例えば外乱等でトラ
ッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断し
てしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例
えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ
読出を再開する(リトライする)ことで、再生出力に影
響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐振機能を著し
く向上させることができる。
【0019】操作入力部19はユーザー操作に供される
キーが設けられ、表示部20は例えば液晶ディスプレイ
によって構成されて、各種表示がなされる。操作入力部
19には再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー
等がユーザー操作に供されるように設けられている。表
示部20においては、動作状態、再生中のトラックナン
バ、再生進行時間、モード情報、さらにトラック名など
の文字情報を表示することができるように構成されてい
る。発振回路11aは例えばシステムコントローラ11
に対して設けられ、水晶発振子を備えてなる。発振回路
11aで生成されたクロック信号は、実際にはシステム
コントローラ11を介して各機能回路部に対して動作ク
ロックや基準クロックとして供給される。
【0020】また、本実施例ではデコーダ部8に対して
クロック可変部21が設けられ、システムコントローラ
11からデコーダ部8に供給する動作クロックの周波数
を可変させ、後述するようにデコーダ部8における信号
処理速度及びディスク1の回転駆動速度を可変するよう
にされる。また、本実施例ではクロック可変部22が設
けられてデコーダ部14における信号処理速度を変化さ
せることができるようにされている。
【0021】次に、上記ようにして構成される本実施例
の再生装置の動作について説明する。本実施例の再生装
置では、通常再生時のディスク1の回転駆動速度として
はミニディスクシステムにおける標準速度よりも高速に
設定される。例えば、標準速度として390〜750r
pmの回転速度範囲内でCLVとなるように設定されて
いるとすれば、本実施例ではその4倍速の1560〜3
000rpmの範囲内でCLVとなるように設定され
る。
【0022】このため、本実施例ではシステムコントロ
ーラ11によりクロック可変部21を制御して、デコー
ダ8に供給する動作クロックの周波数を標準の4倍とす
るようにしている。これによって、デコーダ8において
は4倍の速度によって信号処理されることになり、ま
た、これに伴ってデコーダ8で生成され、スピンドルモ
ータ2の回転制御に用いられるスピンドルエラー信号S
PEも標準時の4倍速の回転速度を得るための値とされ
る。つまりスピンドルエラー信号SPEはRF信号をP
LL回路に入力して得られる回転速度情報とマスターク
ロックから生成される基準回転速度クロックの比較によ
って得られるものであるが、この基準回転速度クロック
の周波数が4倍とされることにより得られるスピンドル
エラー信号SPEも4倍速回転に対応するものとなる。
そして、この4倍速対応とされたスピンドルエラー信号
SPEに基づいてサーボ回路9がスピンドルモータ2を
駆動することにより、スピンドルモータ2は標準の4倍
速でCLV制御されることになる。これにより、ディス
ク1自体も標準の4倍速で回転される。
【0023】ところで、このようにして4倍速で回転駆
動されるディスク1に対して光学ヘッド3によりデータ
の読取りを行うと、RFアンプ7を介して再生RF信号
としてデコーダ8に供給される読取データも当然のこと
として4倍速の周期で得られることになるが、先に説明
したようにこの場合にはデコーダ8が4倍速で信号処理
を実行する状態にあることから、RFアンプ7からデコ
ーダ8に供給されるデータの転送レートとデコーダ8の
信号処理速度はマッチングしており、適正に再生RF信
号のデコード処理を実行することができる。
【0024】また、本実施例では4倍速とされたディス
クの回転駆動速度に適合するように、標準の回転駆動速
度時とは異なるサーボゲイン及びRFアンプ7における
RFイコライジング特性が設定される。この可変設定は
システムコントローラ11の制御により行われ、サーボ
ゲインについてはサーボ回路9におけるフォーカスサー
ボ、トラッキングサーボ、スピンドルサーボ等の各サー
ボゲインについて可変設定し、RFアンプ7におけるイ
コライザ特性については、RFアンプ7のイコライザ部
の特性を変更するように制御することになる。なお、サ
ーボゲイン及びRFイコライジング特性の設定の具体例
については後述する。
【0025】そして、このように標準の4倍速でディス
クが回転駆動される本実施例の再生装置の再生動作時に
おいて、例えば外乱によりサーボが外れたり、ノイズの
混入などによって読出しデータに著しい誤りが生じたり
して、適正な再生動作が不能となったような場合には、
前述したようなリトライ動作が実行されることになる。
そして、本実施例ではこのようなリトライ時において、
4倍速でディスクが回転駆動されていることで、1回の
リトライ動作に時間を要する時間が短縮される。つま
り、単位時間あたりに繰り返し実行可能なリトライ動作
の回数を増加させることができることになる。これによ
って、例えば同程度のエラー発生の条件下であれば、従
来のように通常再生時に標準回転速度でディスクを駆動
する場合よりも、迅速に再生動作が復帰される可能性が
高くなり、例えば、リトライ動作を数回繰り返しても再
生動作の復帰を果たせずにいるうちに、バッファメモリ
13のデータ蓄積量が空になって再生音声が途切れてし
まうというような不都合が生じる可能性を著しく低くす
ることができる。
【0026】ところで、例えば経時間変化や、使用環境
などによってサーボ系が比較的掛かりにくい、若しくは
サーボがロックしていても外れがちであるような状態に
再生装置があるような場合には、サーボエラーの原因に
よって再生エラーが比較的頻発したり、またリトライに
際してもサーボが掛かりにくく、なかなか再生動作が復
帰されないような状況が考えられる。このような場合に
は、ディスク回転駆動速度は低速としたほうがサーボが
掛かりやすくなり、したがってリトライ動作による再生
復帰も容易となる。
【0027】このため本実施例では、再生エラーの発生
から通常再生動作に復帰するリトライ動作として、シス
テムコントローラ11により、装置の状態として平常的
にサーボの掛かりが良好でないような状態であると判別
される、例えば、現在時点から所定時間過去まで遡った
一定期間内におけるサーボエラーの頻度が所定回数以上
であると認識された場合には、4倍速よりも低速のディ
スク回転駆動速度に切換えた状態として、リトライを実
行するようにされる。本実施例の場合には、例えば標準
の2倍速もしくは1倍速の何れかをもって低速の回転駆
動速度とされ、2倍速と1倍速の何れを採用するかは、
実際の使用条件等に応じて任意とされる。また、例えば
システムコントローラ11により判別されるサーボエラ
ーの頻度に応じてサーボ不良状態の程度を区別し、サー
ボ不良が比較的重度であれば1倍速とし、比較的軽度で
あれば2倍速とするようなことも考えられる。
【0028】このようなリトライ時には、本実施例では
システムコントローラ11によりクロック可変部21を
制御して、デコーダ部8が標準の2倍速又は1倍速によ
り信号処理が実行されるようにする。これによって、前
述のようにしてデコーダ部8の処理動作を4倍速とした
場合にスピンドルモータ2が4倍速で駆動されるのと同
様にして、ディスク回転駆動速度は2倍速又は1倍速に
低速化される。この後、システムコントローラ11の制
御によって光学ピックアップ2によるリトライのための
アクセス動作を実行させるようにされる。
【0029】また、上記のように2倍速又は1倍速にデ
ィスク回転駆動速度を変化させた場合には、本実施例で
はこれに伴って、2倍速又は1倍速のディスク回転駆動
速度に適合した動作が得られるように、サーボ回路9に
おいて設定されるトラッキングサーボ、フォーカスサー
ボ、スピンドルサーボなどの各種サーボゲインとRFア
ンプ7のRFイコライジング特性がシステムコントロー
ラ11により可変制御される。
【0030】図3は本実施例において設定されるサーボ
ゲインのスペクトラムを示す図とされる。この図から分
かるように、例えば、本実施例では通常再生時の4倍速
のディスク回転速度とされている場合には、標準である
1倍速時よりも12dB高いゲインを各サーボ回路系の
サーボゲインとして与えるようにされており、また、2
倍速とされれば標準よりも6dB高いゲインを与えるよ
うに設定されている。
【0031】また、図4は本実施例において設定される
RFイコライジング特性を示す図とされ、標準の1倍速
時には実線の曲線に示すように周波数fF にピークが得
られる特性とされるのに対して、例えば2倍速時には破
線による曲線に示すように周波数2fF にピークが得ら
れる特性カーブが与えられ、4倍速時には一点鎖線に示
すように周波数4fF がピークとなる特性カーブが与え
られるようにされる。
【0032】次に、図2のフローチャートを参照して、
これまで説明してきた本実施例の再生装置のリトライ動
作時に関わるシステムコントローラ11の処理動作につ
いて説明する。このルーチンにおいては、先ずシステム
コントローラ11はステップF101に示すように、平常時
の再生動作として標準の4倍速のディスク回転駆動速度
により再生動作を実行する。具体的には、前述のように
してデコーダ8における処理速度が標準の4倍となるよ
うにすると共に、これに応じて図3、図4で説明したよ
うなスピンドルサーボゲイン及びRFイコライジング特
性となるように、サーボ回路9及びRFアンプ7を制御
することになる。
【0033】そして、次のステップF102においては、例
えばデコーダ8に供給されてくるディスク1から読み出
されたデータの状態から、ディスク再生エラーが発生し
たかどうかについて判別を行い、ディスク再生エラーが
発生していないと判別されれば、ステップF101に戻るよ
うにされる。つまり、特に再生動作に異常がみられない
平常時には、ステップF101→F102の処理が繰り返し実行
されて4倍速再生が通常的に実行されることになる。
【0034】そして、ステップF102において、例えば外
乱やノイズの混入などによりディスク再生エラーが発生
したと判別された場合には、システムコントローラ11
は再生動作を復帰させるリトライのための処理を実行す
ることになるが、この場合には、先ず、ステップF103に
進んでサーボが不良であるかどうかについて判別する。
即ち、装置の状態としてサーボが比較的外れがちである
ような状態とされているか否かが判別される。このた
め、システムコントローラ11では例えば前述のよう
に、現在から所定時間遡った期間内におけるサーボエラ
ーの程度や頻度をデータとして保持し、このデータに基
づいて判別を行うようにされる。
【0035】そして、ステップF103でサーボ不良である
と判別されなければ、ステップF105に進んで、ディスク
回転速度は4倍速のままの状態でリトライ動作の実行に
移ることとなる。そして、ステップF106でリトライ動作
の成功、つまり再生動作が復帰されたと判別されなけれ
ば、再びステップF105に戻ってリトライ動作を再実行す
るようにされるが、リトライ動作が成功すればステップ
F101に戻って4倍速による通常再生に戻るようにされ
る。
【0036】一方、ステップF103でサーボ不良であると
判別された場合には、ステップF104に進んでディスク回
転駆動速度を前述した2倍速若しくは1倍速に切換える
処理が実行される、この際、ディスク回転駆動速度を切
換えるのに伴って、サーボゲイン及びRFイコライジン
グ特性も2倍速若しくは1倍速に適合するように切換え
制御が行われる。こののち、上述のようにしてステップ
F105→F106によりリトライ動作が実行され、再生動作が
復帰されるとステップF101に戻って4倍速の通常再生に
戻ることになる。
【0037】なお、本実施例の図1に示す再生装置にお
いては、デコーダ14に対してもクロック可変部22が
設けられて、デコーダ14の処理速度を変更することが
可能とされている。これにより、最終的に出力端子18
から出力される再生音声を元の速度/ピッチに対して可
変して出力することが可能とされる。
【0038】また、本発明は上述してきた実施例の構成
に限定されるものではなく各種変更が可能とされる。例
えば、本実施例としては楽曲などの音声データに対応す
るミニディスクシステムの再生装置に適用した場合が示
されているが、コンピュータなどのためのデータが記録
されたディスクを再生するための再生装置などにも適用
が可能とされ、また、バッファメモリを備えて耐振性を
向上させたようなCDプレーヤなどに対しても適用が可
能とされる。また、本実施例では通常時には4倍速と
し、リトライ時には2倍速又は1倍速によりディスクを
回転駆動するようにされているが、これは一例であり、
何倍速とするかの設定は実際の使用条件等に応じて変更
可能とされる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の再生装置
は、ディクスに対する読取りエラー発生状況に応じてデ
ィクスの回転駆動速度を変化させる、具体的には、通常
再生速度を標準の所定倍速として、原則的には単位時間
あたりに繰り返し可能なリトライ回数を増加させなが
ら、例えば読取りエラー発生状況としてサーボ不良が想
定されるような場合には、通常再生速度よりもディスク
回転駆動速度を所定倍速までにダウンさせて、より容易
にサーボが掛かるようにすることで、結果的に従来より
も迅速に読取りエラー発生から適正な再生動作への復帰
が果たせることになるという効果を有することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の再生装置の要部の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例の再生装置の再生動作時の処理を示す
フローチャートである。
【図3】本実施例のディスク回転駆動速度に応じたスピ
ンドルサーボゲイン特性を示す説明図である。
【図4】本実施例のディスク回転駆動速度に応じたRF
イコライジング特性を示す説明図である。
【符号の説明】 1 ディスク 2 スピンドルモータ 7 RFアンプ 8 デコーダ部 9 サーボ回路 11 システムコントローラ 11a 発振回路 12 メモリコントローラ 13 バッファメモリ 14 デコーダ部 21、22 クロック可変部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 550 9558−5D G11B 20/18 550Z 552 9558−5D 552F 572 9558−5D 572F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に対する再生時に、
    読取りエラーの発生状況に応じて、ディスク状記録媒体
    の回転駆動速度を変化させるようにされた回転駆動速度
    可変手段を備えて構成されていることを特徴とする再生
    装置。
JP17800795A 1995-06-22 1995-06-22 再生装置 Pending JPH097293A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17800795A JPH097293A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 再生装置

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JP17800795A JPH097293A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 再生装置

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JPH097293A true JPH097293A (ja) 1997-01-10

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ID=16040934

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100306399B1 (ko) * 1998-04-24 2001-11-30 윤종용 디스크드라이브의독출재시도방법
WO2003046909A1 (fr) * 2001-11-26 2003-06-05 Sony Corporation Dispositif d'enregistrement optique, dispositif de reproduction optique, procede d'enregistrement sur support d'enregistrement, et procede de reproduction sur support d'enregistrement
CN100399465C (zh) * 2003-10-09 2008-07-02 其乐达科技股份有限公司 光盘系统中提供误差校正的系统及方法

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