JPH06325396A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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Publication number
JPH06325396A
JPH06325396A JP13507593A JP13507593A JPH06325396A JP H06325396 A JPH06325396 A JP H06325396A JP 13507593 A JP13507593 A JP 13507593A JP 13507593 A JP13507593 A JP 13507593A JP H06325396 A JPH06325396 A JP H06325396A
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JP
Japan
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signal
servo
lock
data
servo control
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JP13507593A
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English (en)
Inventor
Satoru Shinada
哲 品田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱等によりサーボ外れが発生した際に、い
ち早くスレッドミュートを行なうことができるように
し、スレッド機構の暴走を解消する。 【構成】 記録媒体からデータを読み出すデータ読出手
段3と、再生処理手段7,8と、データ読出動作を制御
するサーボ制御手段9,11を備えた再生装置におい
て、スレッドロック信号として、GFS信号に基づいて
発生される第1のロック信号と、サーボ制御信号として
発生されるフォーカス引込制御信号(FOK信号)によ
る第2のロック信号がサーボ制御手段9に供給されるよ
うに構成し、サーボ制御手段9は、第1,第2のロック
信号のうち、いづれかが供給された時点でデータ読出手
段におけるスレッド機構の動作をロック制御できるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばディスク状記録媒
体から楽曲等のデータを再生することができる再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスクを記録媒体
として用い、ユーザーが音楽データ等を再生、又は記録
/再生することのできるシステムが知られており、例え
ばCD(コンパクトディスク)プレーヤやMD(ミニデ
ィスク)プレーヤ/レコーダとして普及している。
【0003】ところで、これらの再生装置においてディ
スクからデータを再生する際には、光学ヘッドにより、
ディスク盤面にレーザ光を照射し、その反射光を検出し
てデータ(再生RF信号)を読み取っているが、このレ
ーザ照射を適切に行なうために光学ヘッド部に対しては
その対物レンズ位置を駆動させてトラッキングサーボ、
フォーカスサーボを行ない、また光学ヘッドをディスク
半径方向に駆動するスレッドサーボが実行されている。
【0004】これらのサーボは、再生装置に加わった外
乱(衝撃や振動)により外れてしまうことがあるが、サ
ーボが外れた場合、光学ヘッドによる反射光検出信号か
ら適正な再生RF信号は得られず、また同様に反射光検
出信号に基づいて生成されるサーボエラー信号も不適切
なものとなりサーボ動作が暴走してしまうことがある。
特に、スレッドサーボ動作が暴走すると、光学ヘッドが
ディスク半径方向に不定状態に移動してしまい、適正サ
ーボ状態の回復に非常に時間がかかることとなってしま
う。このため従来より、サーボ外れ(データ読み取りの
中断)が発生した場合は、スレッドサーボロック(スレ
ッドミュート)をかけるようにしている。
【0005】即ち、サーボ回路においては供給されたロ
ック信号に基づいてスレッド機構の動作をロック制御で
きるようにスレッド暴走防止回路が設けられている。な
お、スレッドサーボのためのサーボエラー信号はトラッ
キングエラー信号の低域成分により生成される。
【0006】図6はスレッド暴走防止回路の動作波形を
示し、図6(a)はロック信号、図6(b)はスレッド
サーボミュート制御波形、図6(c)はトラッキングエ
ラー信号の電流源の動作制御波形、図6(d)はトラッ
キングゲイン制御波形示す。つまり、ロック信号がLレ
ベルとなることにより、スレッドサーボがミュート制御
され、またトラッキングエラー信号の電流源もオフとさ
れる。
【0007】ここで、ロック信号は読出データ信号(再
生RF信号)の中断検出信号としてのGFS信号(ガー
ドフレームシンク)に基づいて生成される。GFS信号
は、再生RF信号から抽出されるフレーム同期信号と、
例えば水晶発振器出力から生成された基準同期信号が同
期ロックしている際にはHレベルとなり、同期が外れる
とLレベルとなる信号である。
【0008】通常、再生装置におけるシステムコントロ
ーラはこのGFS信号を常にモニタしているが、ディス
ク上の傷やサーボ外れが原因となって再生RF信号の欠
落があると、このGFS信号がLレベルとなるため、シ
ステムコントローラはGFS信号がLレベルとなること
を検知すると、例えばオーディオ出力のミュートを行な
うなど適切な処理を実行できるようになされている。
【0009】ここで、上述のようにスレッドサーボをミ
ュートさせるロック信号については、ディスク上の傷等
により不要にスレッドミュートが行なわれないように、
GFS信号のLレベルが或る程度継続した場合に限り発
生されるようになされている。
【0010】図7にGFS信号とロック信号の関係を示
す。図7(a)はGFS信号、図7(b)は再生RF信
号、図7(c)はトラッキングエラー信号、図7(d)
はスレッドエラー信号、図7(e)はロック信号であ
る。この図においてT1 時点における再生RF信号の欠
落はディスク上の傷に起因するものとすると、この場合
もGFS信号はLレベルに落ちる。もちろんこのような
場合にもスレッドミュートが実行されてしまうことは適
切ではない。
【0011】そこで、ロック信号についてはGFS信号
のLレベル期間をカウントし、例えば66msecの間Lレベ
ルが継続したような場合に、ロック信号(Lレベル)を
発生させている。つまり、時点T2 でGFS信号のLレ
ベルに落ちたとすると、時点T3 においてはじめてロッ
ク信号がLレベルに落ちることになる。この66msecと
は、13.3msecのフレーム同期信号が5回検出されなかっ
た場合に相当し、このようにフレーム同期信号が5回以
上欠落している場合に、このときのRF信号の欠落はサ
ーボ外れに起因するものと判断しているわけである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
GFS信号がLレベルに落ちてから例えば66msecの間は
スレッドミュートがかけられないことから、この間にス
レッドが不要に移動してしまうことが発生する。
【0013】つまり、実際にサーボ外れが原因となって
GFS信号がLレベル落ちた場合、図7のT2 〜T3
期間は、トラッキングエラー信号が暴走状態となること
がある。スレッドエラー信号はトラッキングエラー信号
の低域成分により生成されるものであるため、トラッキ
ングエラー信号の暴走によりスレッド機構も不定の電圧
で駆動されてしまう。この結果、再びサーボをかけなお
してから元のトラック位置まで復帰することに時間がか
かることになるという問題がある。
【0014】特に、近年、ミニディスクプレーヤやCD
プレーヤにおいては、いわゆる音飛びガードメモリとし
て、再生データをディスクから高速ビットレートで読み
出して一旦バッファRAMに蓄え、バッファRAMから
は低速ビットレートで読み出して、これを再生出力する
ようにし、バッファRAMには常時ある程度のデータ蓄
積がなされているようにすることで、外乱等でトラッキ
ング外れが生じても音声出力がとぎれないようにするこ
とがなされているが、上記理由などによりサーボ復帰に
時間がかかると、この音飛びガード機能によっても再生
音声出力のとぎれが防止できなくなるように事態も発生
してしまう。
【0015】さらに、ミニディスクシステムとしては、
記録媒体として全てのデータがピット形態で記録される
再生専用の光ディスクと、ユーザーが記録を行なうこと
ができる光磁気ディスクが用意されており、光磁気ディ
スクの場合、ディスク最内周側はピットエリアとされて
管理情報(TOC)が記録され、その外周が光磁気エリ
アとされて書換用の管理情報(U−TOC)や音楽デー
タが記録されるようになされている。また、ハイブリッ
ドタイプの光磁気ディスクとして、音楽等のデータがピ
ット記録される再生専用領域と光磁気記録される記録/
再生領域が用意されるものもある。
【0016】このようにピットエリアと光磁気エリアが
併存するディスクにおいては、各エリアでサーボ方式が
異なる(例えばトラッキングサーボを生成するための減
算処理の極性が逆になる)ため、通常動作時は各エリア
においてサーボ制御方式も切り換えられるようになされ
ている。
【0017】ところが、上記理由によるスレッド機構の
暴走により光学ヘッドが例えば光磁気エリアからピット
エリアに移動してしまうと、この移動は不定な動作によ
る移動であるためシステムコントローラはエリアにわた
って移動してしまったことを検出できず、従ってサーボ
制御を適正に実行することができない。このためサーボ
復帰までに非常に時間がかかるか、もしくは復帰不能と
なってしまうことも発生する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、外乱等によりサーボ外
れが発生した際に、いち早くスレッドミュートを行なう
ことができるようにし、スレッド機構の暴走による上記
問題を解消することを目的とする。
【0019】このために、光学ヘッド部により記録媒体
からデータを読み出すデータ読出手段と、データ読出手
段からの信号に基づいて読出データ信号を得、この読出
データ信号に対してデコード処理を行なって再生出力信
号を生成するとともに読出データ信号の中断検出信号
(GFS信号)を生成することができ、また、データ読
出手段からの信号に基づいてサーボエラー信号、サーボ
制御信号を生成することができる再生処理手段と、再生
処理手段からのサーボエラー信号、サーボ制御信号に基
づいてサーボ制御信号を生成し、データ読出手段の光学
ヘッド部に対してサーボ信号を供給して記録媒体からの
データ読出動作を制御するサーボ制御手段と、を備えた
再生装置において、スレッドロック信号として、再生処
理手段において中断検出信号(GFS信号)に基づいて
発生される第1のロック信号と、サーボ制御信号として
発生されるフォーカス引込制御信号(FOK信号)によ
る第2のロック信号がサーボ制御手段に供給されるよう
に構成され、サーボ制御手段は、第1,第2のロック信
号のうち、いづれかが供給された時点でデータ読出手段
におけるスレッド機構の動作をロック制御できるように
構成する。
【0020】また、光学ヘッド部により記録媒体からデ
ータを読み出すデータ読出手段と、データ読出手段から
の信号に基づいて読出データ信号を得、この読出データ
信号に対してデコード処理を行なって再生出力信号を生
成するとともに読出データ信号の中断検出に基づいて音
声出力ミュート信号を生成することができ、また、デー
タ読出手段からの信号に基づいてサーボエラー信号、サ
ーボ制御信号を生成することができる再生処理手段と、
再生処理手段からのサーボエラー信号、サーボ制御信号
に基づいてサーボ制御信号を生成し、光学ヘッド部に対
してサーボ信号を供給して光学ヘッド部による記録媒体
からのデータ読出動作を制御するサーボ制御手段と、を
備えた再生装置において、スレッドロック信号として、
音声出力ミュート信号による第1のロック信号と、サー
ボ制御信号としてのフォーカス引込制御信号(FOK信
号)による第2のロック信号がサーボ制御手段に供給さ
れるように構成され、サーボ制御手段は、第1,第2の
ロック信号のうち、いづれかが供給された時点でデータ
読出手段におけるスレッド機構の動作をロック制御でき
るように構成する。
【0021】
【作用】フォーカス引込制御信号(FOK信号)は、フ
ォーカスサーボが引込可能範囲から外れたことを検出で
きる信号であるため、このFOK信号はサーボ外れの際
の迅速な検出手段として用いることができる。従って、
GFS信号に基づいて生成される第1のロック信号(上
記図7のロック信号)や、同様にGFS信号に基づいた
ロック信号から生成される音声ミュート信号と、FOK
信号のオアをとり、これをサーボ制御手段に対するスレ
ッドロック信号とすれば、迅速で正確なスレッドミュー
ト処理を行なうことが可能になる。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図4を用いて本発明の第1の実
施例を説明する。この実施例は光磁気ディスクを記録媒
体として用いた記録再生装置とする。
【0023】図1は記録再生装置の要部のブロック図を
示している。図1において、1は例えば音声データが記
録されている光磁気ディスクを示し、スピンドルモータ
2により回転駆動される。3は光磁気ディスク1に対し
て記録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであ
り、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱す
るための高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には
磁気カー効果により反射光からデータを検出するための
比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0024】このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段
としてのレーザダイオード、偏向ビームスプリッタや対
物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するため
のディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸
機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離す
る方向に変位可能に保持されている。
【0025】また、6は供給されたデータによって変調
された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示
し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する
位置に配置されている。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッ
ド6は、スレッド機構5によりディスク半径方向に移動
可能とされている。
【0026】再生動作によって、光学ヘッド3により光
磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供
給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理に
より、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フ
ォーカスエラー信号FE、絶対位置情報(光磁気ディス
ク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)、アドレス情報、FOK信
号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエ
ンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキ
ングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサー
ボ回路9に供給され、アドレス情報はアドレスデコーダ
10に供給される。さらに絶対位置情報、FOK信号は
例えばマイクロコンピュータによって構成されるシステ
ムコントローラ11に供給される。
【0027】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、システム
コントローラ11からのトラックジャンプ指令、シーク
指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により
各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッ
ド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御を
なし、またスピンドルモータ2を一定角速度(CAV)
又は一定線速度(CLV)に制御する。またフォーカス
エラー信号FEを基準電圧と比較することによりFZC
信号(フォーカスゼロクロス)を生成し、システムコン
トローラ11に供給している。
【0028】ところで、フォーカスサーボが可能な範囲
(フォーカス引込可能範囲)は比較的狭いため、記録/
再生動作の開始時やトラックアクセス後においては、ま
ずフォーカスサーチ動作を実行してフォーカス引込可能
範囲にまで対物レンズ位置を制御し、その後フォーカス
サーボループをオンとしてフォーカスサーボが実行され
るようにしている。
【0029】フォーカスサーチ動作としては、例えば対
物レンズをディスク盤面から最も離れた位置と最も近接
した位置の間において強制的に移動させる。この際に、
光学ヘッドにおいて反射光を検出する4分割ディテクタ
の出力の演算処理によって得られるフォーカスエラー信
号EF としては、ある地点で図2(b)のようにS字カ
ーブが得られる。また、このとき再生RF信号としては
図2(a)のようになる。ここで、RF信号を所定のス
レッショルド値Thと比較することによって図2(c)
のようにFOK信号が得られるが、このFOK信号はフ
ォーカス引込可能範囲を示すものとなる。
【0030】フォーカスサーチ動作により、対物レンズ
位置をこのFOK信号のH期間であるフォーカス引込可
能範囲に制御した段階で、フォーカスサーボをオンとす
ると適正なフォーカス制御が実行される。つまり、フォ
ーカス引込可能範囲において図2(d)のFZC信号、
即ちフォーカスオン検出信号の立下り地点に対して対物
レンズを制御するフォーカスサーボ制御が実行される。
【0031】図1において、RFアンプ7から出力され
た再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復
調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコント
ローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込ま
れる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク1から
のデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファRA
M13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/s
ecで、しかも間欠的に行なわれる。
【0032】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナロ
グ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給さ
れて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号とし
て出力される。
【0033】ここで、バッファRAM13へのデータの
書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポ
インタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて
行なわれるが、書込ポインタ(書込アドレス)は上記し
たように1.41Mbit/secのタイミングでインクリメントさ
れ、一方、読出ポインタ(読出アドレス)は0.3Mbit/se
c のタイミングでインクリメントされていくため、この
書込と読出のビットレートの差異により、バッファRA
M13内には或る程度データが蓄積された状態となる。
バッファRAM13内にフル容量のデータが蓄積された
時点で書込ポインタのインクリメントは停止され、光学
ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータ読出動作
も停止される。ただし読出ポインタRのインクリメント
は継続して実行されているため、再生音声出力はとぎれ
ないことになる。
【0034】その後、バッファRAM13から読出動作
のみが継続されていき、或る時点でバッファRAM13
内のデータ蓄積量が所定量以下となったとすると、再び
光学ヘッド3によるデータ読出動作及び書込ポインタW
のインクリメントが再開され、再びバッファRAM13
のデータ蓄積がなされていく。
【0035】このようにバッファRAM13を介して再
生音響信号を出力することにより、例えば外乱等でトラ
ッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断し
てしまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例
えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ
読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作
を続行できる。即ち、耐震機能を著しく向上させること
ができる。
【0036】図1において、アドレスデコーダ10から
出力されるアドレス情報や制御動作に供されるサブコー
ドデータはエンコーダ/デコーダ部8を介してシステム
コントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いら
れる。さらに、記録/再生動作のビットクロックを発生
させるPLL回路のロック検出信号、及び再生データ
(L,Rチャンネル)のフレーム同期信号の欠落状態の
モニタ信号(GFS信号)もシステムコントローラ11
に供給される。GFS信号は前述したように、再生RF
信号から抽出されるフレーム同期信号と、例えば水晶発
振器出力から生成された基準同期信号が同期ロックして
いる際にはHレベルとなり、同期が外れるとLレベルと
なる信号である。
【0037】また、システムコントローラ11は光学ヘ
ッド3におけるレーザダイオードの動作を制御するレー
ザ制御信号を出力しており、レーザダイオードの出力を
オン/オフ制御するとともに、オン制御時としては、レ
ーザパワーが比較的低レベルである再生時の出力と、比
較的高レベルである記録時の出力とを切り換えることが
できるようになされている。
【0038】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、端子17に供給された記録信号(アナロ
グオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジ
タルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に
供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコ
ーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データは
メモリコントローラ12によって一旦バッファRAM1
3に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエ
ンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ
/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等の
エンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路15に供
給される。
【0039】磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理
された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように
制御信号を供給する。
【0040】19はユーザー操作に供されるキーが設け
られた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによ
って構成される表示部を示す。操作入力部19には録音
キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー等
がユーザー操作に供されるように設けられている。
【0041】また、ディスク1に対して記録/再生動作
を行なう際には、ディスク1に記録されている管理情
報、即ちP−TOC、U−TOCを読み出して、システ
ムコントローラ11はこれらの管理情報に応じてディス
ク1上の記録すべきセグメントのアドレスや、再生すべ
きセグメントのアドレスを判別することとなるが、この
管理情報はバッファRAM13に保持される。このため
バッファRAM13は、上記した記録データ/再生デー
タのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリ
アが分割設定されている。
【0042】そして、システムコントローラ11はこれ
らの管理情報を、ディスク1が装填された際に管理情報
の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させ
ることによって読み出し、バッファRAM13に記憶し
ておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作の
際に参照できるようにしている。
【0043】また、U−TOCはデータの記録や消去に
応じて編集され、書き換えられるものであるが、システ
ムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集
処理をバッファRAM13に記憶されたU−TOC情報
に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミン
グでディスク1のU−TOCエリアについても書き換え
るようにしている。
【0044】ここで、サーボ回路9は、ロック端子9a
に供給されるスレッドロック信号に応じてスレッドミュ
ートをかけ、スレッド機構5の暴走を停止させることが
できるように構成されているが、この、ロック端子9a
には、エンコーダ/デコーダ部8からのロック信号と、
RFアンプ7からのFOK信号が、それぞれダイオード
1 ,D2 を介して供給されるようになっている。サー
ボ回路9はロック端子9aがLレベルに落ちることによ
ってスレッドミュートを実行するようになされている
が、このような構成により、エンコーダ/デコーダ部8
からのロック信号、即ちGFS信号に基づいて上記図7
のように生成されたロック信号がLレベルとなった場合
と、図2に示すようなFOK信号がLレベルになった場
合の、いづれの場合にもスレッドミュートが実行される
ことになる。
【0045】エンコーダ/デコーダ部8からのロック信
号は、前述したようにGFS信号が66msec継続してLレ
ベルにあるときにLレベルとなる信号であり、このロッ
ク信号は正確に、光学ヘッド3におけるサーボ外れを検
出できる信号となる。
【0046】一方、FOK信号はフォーカス状態がフォ
ーカス引込範囲から外れた時にLレベルに落ちる信号で
あり、例えば外乱等によりフォーカスサーボ外れが生じ
た場合は、即座にこの状態を検出できる信号である。た
だし、サーボ外れがトラッキング方向のみに生じた場合
はFOK信号はLレベルに落ちないことがあるため、外
乱等によるサーボ外れを常に正確に検出できるとは限ら
ない。ところが、通常、外乱等によるサーボ外れではト
ラッキングのみが外れるということは少ないため、殆ど
の場合はサーボ外れの際にFOK信号はLレベルに落ち
ることとなる。
【0047】このように、エンコーダ/デコーダ部8か
らのロック信号と、FOK信号の両方がサーボ回路9に
対するスレッドロック信号として供給されることによ
り、サーボ外れの際の動作は例えば図3,図4に示すよ
うになる。これらの図において(a)はGFS信号、
(b)はGFS信号により生成されたロック信号、
(c)はFOK信号、(d)はスレッドサーボのミュー
ト制御信号、(e)はトラッキングサーボ電流源のオン
/オフ制御信号を示す。
【0048】例えば各図の場合とも、T10時点で外乱に
よるサーボ外れが発生したとする。ただし、図3は、こ
の外乱によってフォーカスサーボのみ又はフォーカス、
トラッキング両サーボが外れた場合を想定し、一方、図
4はトラッキングサーボのみが外れた場合を想定してい
る。
【0049】図3の場合は、サーボ外れ発生とともに即
座にFOK信号はLレベルに落ちる。このFOK信号が
Lレベルとなることにより、サーボ回路9はロック端子
9aがLレベルに落ち、従って、図3(d)(e)のよ
うに迅速にスレッドミュートが実行される。
【0050】ところが、上述のとおり、場合によっては
図4のように外乱が生じてサーボ外れが発生してもFO
K信号がLレベルに落ちないことがあるが、この場合、
GFS信号がLレベルとなるT10時点から66msec経過し
たT11時点では必ずロック信号がLにおちるため、少な
くともT11時点にはサーボ回路9のロック端子9aがL
レベルに落ち、図4(d)(e)のようにスレッドミュ
ートが実行される。
【0051】つまり本実施例の場合、殆どの場合はFO
K信号に基づいて迅速にスレッドミュートが実行され、
スレッド機構5の暴走は解消される。そして、これによ
りサーボ復帰の迅速化が実現される。もちろん光磁気デ
ィスク上における光磁気エリアとピットエリアにまたが
るようなスレッド機構5の暴走移動も解消される。な
お、CDプレーヤシステムの場合、光学ヘッドがリード
アウトエリアを越えてディスク最外周のミラー面まで移
動してしまうような暴走もありうるが、これも解消され
ることになる。一方、稀にはサーボ外れによってもFO
K信号がLレベルに落ちないことがあるが、この場合は
GFS信号に基づいて生成されたロック信号によりスレ
ッドミュートが実行されることによって暴走は最小限に
くいとめられる。
【0052】さらに、このようなスレッドミュート実行
の迅速化のための手段を講じるにあたって、サーボ回路
9とされるICチップにおいて、入力ポートが余分に必
要になることもないという利点もある。
【0053】次に図5により本発明の第2の実施例を説
明する。なお、第1の実施例と同一の構成部分について
は同一符合を付し、説明を省略する。
【0054】記録再生装置におけるエンコーダ/デコー
ダ部8においては、上述のようにGFS信号に基づいて
ロック信号を生成するほか、このGFS信号又はロック
信号を用いたり、或は再生データのエラー訂正不能が発
生した場合の検出信号を用いて、音声ミュート信号を生
成して出力している。また、システムコントローラ11
はGFS信号を常時モニタしているが、このシステムコ
ントローラ11もGFS信号に基づいて再生RF信号が
欠落した場合に音声ミュート信号を出力している。
【0055】これらの音声ミュート信号は、ダイオード
4 ,D5 を介して端子16の前段に接続されているミ
ュート回路(トランジスタQ)のベースに印加され、即
ち、音声ミュート信号がHレベルとなることで端子16
からのオーディオ信号出力がミュートされる。これは、
再生RF信号の欠落時に再生音声としてノイズを発生さ
せないために具備される構成である。
【0056】ここで、この実施例では、FOK信号とと
もに、音声ミュート信号をスレッドロック信号として用
いている。つまり、ダイオードD4 ,D5 を介して出力
される音声ミュート信号を論理反転してサーボ回路9の
ロック端子9aに印加している。この場合、FOK信号
もダイオードD3 を介してロック端子9aに供給され
る。従って、この実施例では、FOK信号がLレベルと
なる場合と、再生RF信号が欠落した場合などで出力音
声ミュート制御が実行される時点のいづれの場合でもス
レッドミュートが実行されることになる。
【0057】つまり、上記第1の実施例と同様に、殆ど
の場合はFOK信号に基づいて迅速にスレッドミュート
が実行され、スレッド機構5の暴走は解消される。そし
て、これによりサーボ復帰の迅速化が実現される。もち
ろん光磁気ディスク上における光磁気エリアとピットエ
リアにまたがるようなスレッド機構5の暴走移動も解消
される。一方、稀にはサーボ外れによってもFOK信号
がLレベルに落ちないことがあるが、この場合は音声ミ
ユート信号に基づいてスレッドミュートが実行されるこ
とによって暴走は最小限にくいとめられる。
【0058】なお、以上第1、第2の実施例について説
明したが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。もちろん実施例のように記録再生装置に関わら
ず、再生専用装置であってもよく、また、ミニディスク
システムやCDシステム、あるいは他のディスク再生装
置において広く適用できることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、GFS信
号に基づいて生成されるロック信号とFOK信号をスレ
ッドロック信号として用い、或は音声ミュート信号とF
OK信号をスレッドロック信号として用いるようにし、
サーボ制御手段は、いづれかのスレッドロック信号が供
給された時点でデータ読出手段におけるスレッド機構の
動作をロック(ミュート)制御できるように構成したた
め、迅速なスレッドミュート処理が可能となり、スレッ
ド暴走を有効に解消できる。これによりサーボ外れ発生
時の復帰動作の迅速化が実現されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の記録再生装置の要部の
ブロック図である。
【図2】FOK信号の説明図である。
【図3】実施例のスレッドミュート動作の説明図であ
る。
【図4】実施例のスレッドミュート動作の説明図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例の記録再生装置の要部の
ブロック図である。
【図6】スレッド暴走防止動作の説明図である。
【図7】スレッドミュートを実行されるロック信号の説
明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光学ヘッド 5 スレッド機構 7 RFアンプ 8 エンコーダ/エコーダ部 9 サーボ回路 9a ロック端子 11 システムコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッド部により記録媒体からデータ
    を読み出すデータ読出手段と、 前記データ読出手段からの信号に基づいて読出データ信
    号を得、この読出データ信号に対してデコード処理を行
    なって再生出力信号を生成するとともに読出データ信号
    の中断検出信号を生成することができ、また、前記デー
    タ読出手段からの信号に基づいてサーボエラー信号、サ
    ーボ制御信号を生成することができる再生処理手段と、 前記再生処理手段からのサーボエラー信号、サーボ制御
    信号に基づいてサーボ制御信号を生成し、前記データ読
    出手段の光学ヘッド部に対してサーボ信号を供給して前
    記光学ヘッド部による記録媒体からのデータ読出動作を
    制御するサーボ制御手段と、を備えた再生装置におい
    て、 スレッドロック信号として、前記再生処理手段において
    読出データ信号の中断検出信号に基づいて発生される第
    1のロック信号と、前記サーボ制御信号として発生され
    るフォーカス引込制御信号による第2のロック信号が前
    記サーボ制御手段に供給されるように構成され、 前記サーボ制御手段は、前記第1,第2のロック信号の
    うち、いづれかが供給された時点で前記データ読出手段
    におけるスレッド機構の動作をロック制御できるように
    構成されていることを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 光学ヘッド部により記録媒体からデータ
    を読み出すデータ読出手段と、 前記データ読出手段からの信号に基づいて読出データ信
    号を得、この読出データ信号に対してデコード処理を行
    なって再生出力信号を生成するとともに読出データ信号
    の中断検出に基づいて音声出力ミュート信号を生成する
    ことができ、また、前記データ読出手段からの信号に基
    づいてサーボエラー信号、サーボ制御信号を生成するこ
    とができる再生処理手段と、 前記再生処理手段からのサーボエラー信号、サーボ制御
    信号に基づいてサーボ制御信号を生成し、前記データ読
    出手段の光学ヘッド部に対してサーボ信号を供給して前
    記光学ヘッド部による記録媒体からのデータ読出動作を
    制御するサーボ制御手段と、を備えた再生装置におい
    て、 スレッドロック信号として、前記再生処理手段によって
    発生される音声出力ミュート信号による第1のロック信
    号と、前記サーボ制御信号として発生されるフォーカス
    引込制御信号による第2のロック信号が前記サーボ制御
    手段に供給されるように構成され、 前記サーボ制御手段は、前記第1,第2のロック信号の
    うち、いづれかが供給された時点で前記データ読出手段
    におけるスレッド機構の動作をロック制御できるように
    構成されていることを特徴とする再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6535466B1 (en) * 1999-06-29 2003-03-18 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for accessing data tracks on an optical disk
JP2004005971A (ja) * 2002-05-17 2004-01-08 Samsung Electronics Co Ltd チルト補正装置および方法
US7773467B2 (en) 2005-09-27 2010-08-10 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk device

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