JP3433829B2 - 情報再生装置および高速再生方法 - Google Patents

情報再生装置および高速再生方法

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JP3433829B2
JP3433829B2 JP29018693A JP29018693A JP3433829B2 JP 3433829 B2 JP3433829 B2 JP 3433829B2 JP 29018693 A JP29018693 A JP 29018693A JP 29018693 A JP29018693 A JP 29018693A JP 3433829 B2 JP3433829 B2 JP 3433829B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に記録した情
報を再生する情報再生装置および高速再生方法に関し、
特に、情報が離散的に記録された記録媒体を再生する場
合に用いて好適な情報再生装置および高速再生方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】音楽情報や音声信号、あるいは一般のデ
ータを記録する記録媒体として、磁気テープのようなテ
ープ状の記録媒体以外に、ディスク状の記録媒体があ
る。ディスク状の記録媒体としては、フロッピディスク
のような磁気ディスクや、光学的にデータの記録が可能
な光磁気ディスク等の光ディスクがある。光磁気ディス
クは、ディスクに一旦記録したデータを、繰り返し消去
または書き換えることが可能であり、磁気ディスクに比
べて、大量のデータを記録することができる。以下、記
録媒体として光磁気ディスクを用いて、光磁気ディスク
に音声信号や音楽情報を記録および再生する場合の例を
説明する。
【0003】図12には、ディスク状記録媒体として、
データの記録が可能な光磁気ディスク(magneto
−optical disc)Dのフォーマットの一例
が示されている。同図に示すように、光磁気ディスクD
には、ディスクの内周側にリードイン領域が、ディスク
の外周側にリードアウト領域が、それぞれ設けられてい
る。光磁気ディスクD上のリードイン領域とリードアウ
ト領域とによって囲まれた領域が、実際にデータが記録
されるデータ記録領域となる。
【0004】このデータ記録領域のリードイン領域に近
い部分に、TOC(Table of Content
s)領域が設けられている。このTOC領域には、光磁
気ディスクDのデータ記録領域に記録されたデータ、プ
ログラム(program)の総記録時間、総データ数
または総プログラム数、各データまたはプログラムのス
タートアドレスとエンドアドレス、曲名等のタイトル情
報、および後述する小記録領域としてのパーツの接続関
係を表す情報等が記録されている。
【0005】このTOC領域は、光磁気ディスクの製造
時に記録されているTOC領域内の情報の書き換えが不
可能な第1のTOC領域と、ユーザによるTOC領域内
の情報の書き換えが可能な第2のTOC領域としてのユ
ーザTOC領域とを有する。図12に示されているよう
に、この光磁気ディスクDの第2のTOC領域には、プ
ログラムに対応するスタートアドレスおよびエンドアド
レスが記録されている。例えば、この例の場合、データ
領域に6個のプログラム(曲)が記録されており、その
うちのプログラムナンバ(program numbe
r)1のスタートアドレスはAで、エンドアドレスは
B、プログラムナンバ2のスタートアドレスはCで、エ
ンドアドレスはD,・・・,プログラムナンバ6のスタ
ートアドレスはKで、エンドアドレスはL、というよう
に記録されている。
【0006】光磁気ディスクDには、図13に示すよう
に、光磁気ディスクDのディスク基板Sd上の一方の面
に、予めプリグルーブ(pregroove)Gが形成
されている。このプリグルーブGは、1/(21.05
kHz〜23.05kHz)の周期で、光磁気ディスク
Dの半径方向に蛇行(wobble)している。このプ
リグルーブGの蛇行を、アドレス情報をFM変調した信
号に対応させることによって、光磁気ディスクDの全周
にわたってアドレスデータが記録されている。このプリ
グルーブGに沿って、光ヘッドから照射される光ビーム
のスポットSPが相対的に光磁気ディスクD上を移動す
る。
【0007】図14には、光磁気ディスクDのより詳細
な記録フォーマットが示されている。基本的に、光磁気
ディスクDへのデータの記録、および光磁気ディスクD
に記録されているデータの読み出しは、1クラスタ毎に
行われる。1クラスタは、データが記録されている32
セクタのデータセクタと、データセクタの前側に配され
る4つのリンキングセクタとにより構成されている。4
つのリンキングセクタのうち、先頭の3つのセクタL
は、隣接するクラスタ間でインタリーブが干渉すること
を防止するためのものであり、これらに後続するセクタ
Sは、サブデータ用である。
【0008】セクタはさらに、複数のサウンドグループ
によって構成されており、11サウンドグループで2セ
クタを構成する。この例では、1セクタは2352バイ
トとされ、このうち、データ用のバイトは2332バイ
トとなる。1サウンドグループは、424バイトであ
る。また、1個のサウンドグループは、右チャンネル用
と左チャンネル用のオーディオ信号の512サンプル分
に対応し、再生時間にして11.61msecに相当す
る。
【0009】この光磁気ディスクDは、ディスクに記録
したデータの消去または書き換えが可能なので、既に記
録されているデータを編集して、1つのデータとするこ
とも可能である。いま、図12に示すように、例えば、
光磁気ディスクDにプログラムナンバ1からプログラム
ナンバ6まで、6つのプログラムが記録されており、こ
のうち、プログラムナンバ3のプログラムを消去したと
する。この消去動作は、データ記録領域中のスタートア
ドレスEからエンドアドレスFまでのデータを実際に消
去する以外に、第2のTOC領域中のプログラムナンバ
3に関するデータを消去することによっても可能であ
る。
【0010】例えば図15に示すように、第2のTOC
領域中のプログラムナンバ3に関するデータが、ブラン
クデータに書き換えられることによって、プログラムナ
ンバ3が消去されたとみなされる。それと同時に、それ
までプログラムナンバ4,5,6とされていたプログラ
ムナンバは、図15に示すように、新しく、プログラム
ナンバ3,4,5に順次変更される。
【0011】図16には、2つのデータを1つのデータ
に結合した場合の例を示す。図16では、第2のTOC
領域上で、それまでプログラムナンバ4およびプログラ
ムナンバ5だったプログラムを、新しく、プログラム4
として結合する方法が示されている。この場合、プログ
ラムナンバの変更とともに、スタートアドレスがGに、
エンドアドレスがJに設定される。同時に、それまでプ
ログラムナンバ6だったものが、新しく、プログラムナ
ンバ5に変更される。このように、光磁気ディスクDで
は、任意にプログラムの消去、編集が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、光磁気ディスクDにおいては、必要に応じて、既
に記録されたデータ、プログラムの消去、編集が可能で
あるため、このような消去、編集作業後に、新たにデー
タまたはプログラムを記録すると、その記録は、光磁気
ディスクDのデータ記録領域の連続する領域に行われる
とは限らない。その理由は、図15と図16で説明した
ように、消去動作によってデータの記録に使用すること
のできる領域が不連続となる(離散する)ためである。
【0013】図17を用いて具体的に説明すると、新た
にプログラムナンバ6となるプログラムを記録する場
合、1つのプログラム(データ)が複数の小記録領域に
記録されることになる。以下、この小記録領域をパーツ
Pと称する。
【0014】図17の例では、新たにプログラムナンバ
6がパーツP(6−1)からパーツP(6−4)の4個
のパーツに分割されて記録されている。これらパーツP
(6−1)からパーツP(6−4)の接続関係を示す情
報は、第2のTOC領域に記録される。プログラムナン
バ6を再生する場合には、第2のTOC領域中に記録さ
れている接続情報に基づいて、パーツP(6−1)から
パーツP(6−4)までに記録されたデータが順次読み
出される。
【0015】次に、このようにデータが記録された光磁
気ディスクDを高速再生する場合について、図18を用
いて説明する。以下、高速再生動作は、光磁気ディスク
Dに記録された複数のデータ、プログラムを検索動作中
に、データ記録領域に記録されたデータを部分的に再生
して出力する動作を意味する。高速再生動作は、図18
(A)に示すように、例えば、光ヘッドから出射される
光ビームを光磁気ディスクD上において、10トラック
だけジャンプさせた後に、4セクタ分のデータを再生す
る動作を繰り返すものである。
【0016】1つのプログラム(データ)が1つのパー
ツP内に記録されている場合には、単純に高速再生動作
を繰り返せばよい。ところが、1つのプログラムが複数
のパーツPに離散した状態で記録されている場合には、
先行するパーツPの高速再生が終了した後、この先行す
るパーツPと接続関係にある後続パーツPにアクセスし
て、後続するパーツPの高速再生を行わなければならな
い。この状態が、図18(B)に示されている。
【0017】例えば、パーツP(6−1)の高速再生を
実行している状態で、10トラックジャンプした結果、
再生点がパーツP(6−1)を飛び出したとすると、パ
ーツP(6−1)に続くパーツP(6−2)が検索され
る。パーツP(6−2)へのアクセス動作が繰り返さ
れ、光ヘッドから出射された光ビームがパーツP(6−
2)の範囲内に入った場合、今度は逆方向にトラックジ
ャンプし、トラックジャンプによりパーツP(6−2)
を飛び出してしまったとき、再び順方向にジャンプする
動作を繰返し、最終的にパーツP(6−2)の始点、即
ち、スタートアドレスを検索する。そして、パーツP
(6−2)の始点から4セクタ分を再生し、再び10ト
ラックジャンプする動作がパーツP(6−2)において
も繰り返される。
【0018】このように、図18(B)に示されている
高速再生動作では、所定のパーツPから、光ヘッドから
出射された光ビームによる再生点が飛び出したとき、次
のパーツPのスタートアドレスに対応するポイントを検
索し、スタートアドレスから再び高速再生を再開するよ
うにしているため、始点の検索に時間がかかり、最悪の
場合、装置から出力される再生音が途中で途切れてしま
うことがあった。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、再生音が途中で途切れることを抑制するも
のである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の情報再生装置
は、記録媒体に記録されている連続したデータ列、管理
情報、およびアドレスデータを再生する再生手段と、再
生手段により再生された管理情報を記録する記録手段
と、記録媒体に記録された連続したデータ列の高速再生
時に、再生手段を所定のタイミングで移送制御し、か
つ、再生手段による複数のパーツ内の、所定の第1の範
囲の順次再生を制御する再生制御手段と、再生制御手段
により、再生手段が複数のパーツのうちの第1のパーツ
内の所定の位置から、次に再生されるべき第2のパーツ
内に移送制御された場合、再生手段がアクセスしたアド
レスは、記録手段により記録された管理情報に含まれて
いる第2のパーツの始点アドレスもしくは終点アドレス
を基準にした所定の第2の範囲内であるか否かを判別す
る第1の判別手段とを備え、第1の判別手段より、再生
手段がアクセスしたアドレスは、第2の範囲内であると
判別された場合、再生手段は、アドレスから第1の範囲
を再生することを特徴とする。
【0021】再生制御手段が、順方向への高速再生を制
御している場合、第1の判別手段には、再生手段がアク
セスしたアドレスは、第2のパーツの始点アドレスを基
準にした第2の範囲内であるか否かを判別させることが
できる
【0022】再生制御手段が、逆方向への高速再生を制
御している場合、第1の判別手段には、再生手段がアク
セスしたアドレスは、第2のパーツの終点アドレスを基
準にした第2の範囲内であるか否かを判別させることが
できる。
【0023】第1の判別手段により、再生手段がアクセ
スしたアドレスは、第2のパーツの始点アドレスもしく
は終点アドレスを基準とした第2の範囲内ではないと判
別された場合、再生制御手段には、第1の判別手段によ
り、再生手段がアクセスしたアドレスは、第2の範囲内
であると判別されるまで、再生手段の逆方向の移送を制
御させることができる。
【0024】記録手段により記録された管理情報に基づ
いて、第2のパーツが、第2の範囲より短いか否かを判
別する第2の判別手段を更に備えさせることができ、第
2の判断手段により第2のパーツが第2の範囲より短い
と判別された場合、再生制御手段には、第2のパーツの
次に再生されるべき第3のパーツに再生手段を移送制御
させることができる。
【0025】本発明の高速再生方法は、記録媒体に記録
されている連続したデータ列、管理情報、およびアドレ
スデータを、再生ヘッドを用いて再生する再生ステップ
と、再生ステップの処理により再生された管理情報の記
録を制御する記録制御ステップと、記録媒体に記録され
た連続したデータ列の高速再生時に、再生ヘッドを所定
のタイミングで移送制御し、かつ、再生ステップの処理
による複数のパーツ内の、所定の第1の範囲の順次再生
を制御する再生制御ステップと、再生制御ステップの処
理により、再生ヘッドが複数のパーツのうちの第1のパ
ーツ内の所定の位置から、次に再生されるべき第2のパ
ーツ内に移送制御された場合、再生ヘッドがアクセスし
たアドレスは、記録制御ステップの処理により記録が制
御された管理情報に含まれている第2のパーツの始点ア
ドレスもしくは終点アドレスを基準にした所定の第2の
範囲内であるか否かを判別する第1の判別ステップとを
含み、第1の判別ステップの処理により、再生ヘッドが
アクセスしたアドレスは、第2の範囲内であると判別さ
れた場合、再生ステップの処理では、アドレスから第1
の範囲を再生することを特徴とする。
【0026】再生制御ステップの処理により、順方向へ
の高速再生が制御されている場合、第1の判別ステップ
の処理によって、再生ヘッドがアクセスしたアドレス
は、第2のパーツの始点アドレスを基準にした第2の範
囲内であるか否かを判別させるようにすることができ
る。また、再生制御ステップの処理により、逆方向への
高速再生が制御されている場合、第1の判別ステップの
処理によって、再生ヘッドがアクセスしたアドレスは、
第2のパーツの終点アドレスを基準にした第2の範囲内
であるか否かを判別させるようにすることができる。
【0027】第1の判別ステップの処理により、再生ヘ
ッドがアクセスしたアドレスは、第2のパーツの始点ア
ドレスもしくは終点アドレスを基準とした第2の範囲内
ではないと判別された場合、再生制御ステップの処理に
よって、第1の判別ステップの処理により、再生ヘッド
がアクセスしたアドレスは、第2の範囲内であると判別
されるまで、再生ステップの逆方向の移送を制御させる
ようにすることができる。記録制御ステップの処理によ
り記録が制御された管理情報に基づいて、第2のパーツ
が、第2の範囲より短いか否かを判別する第2の判別ス
テップを更に含ませるようにすることができ、第2の判
断ステップの処理により第2のパーツが第2の範囲より
短いと判別された場合、再生制御ステップの処理によっ
て、第2のパーツの次に再生されるべき第3のパーツに
再生ヘッドを移送制御させるようにすることができる。
【0028】
【作用】 本発明の情報再生装置および高速再生方法にお
いては、記録媒体に記録されている連続したデータ列、
管理情報、およびアドレスデータが再生され、再生され
た管理情報が記録され、記録媒体に記録された連続した
データ列の高速再生時に、再生手段が所定のタイミング
で移送制御され、かつ、再生手段による複数のパーツ内
の、所定の第1の範囲の順次再生が制御され、再生手段
が複数のパーツのうちの第1のパーツ内の所定の位置か
ら、次に再生されるべき第2のパーツ内に移送制御され
た場合、再生手段がアクセスしたアドレスは、記録され
た管理情報に含まれている第2のパーツの始点アドレス
もしくは終点アドレスを基準にした所定の第2の範囲内
であるか否かが判別され、再生手段がアクセスしたアド
レスは、第2の範囲内であると判別された場合、アクセ
スしたアドレスから第1の範囲が再生される。
【0029】
【実施例】以下、本発明に係る情報再生装置と方法につ
いて、図を用いて詳細に説明する。本実施例では、記録
媒体として光磁気ディスクを用いて、そこに音声信号を
記録するものとする。図1にそのブロック図を示す。
【0030】ディスクカートリッジ1は、光磁気ディス
ク2を収納している。ディスクカートリッジ1には、図
示しない一対の開口部が、ディスクカートリッジ本体の
上下面の相対向する位置に形成されているとともに、こ
れら一対の開口部を開閉するシャッタが設けられてい
る。このシャッタは、ディスクカートリッジ1の装置へ
のローディング/アンローディング動作に伴って開閉操
作される。
【0031】光磁気ディスク2は、光透過性を有するデ
ィスク基板と記録膜と保護膜を含んでいる。ディスク基
板には、図13に示したように、アドレス情報に基づい
て光磁気ディスク2の径方向に蛇行したプリグルーブG
が渦巻状に予め形成されている。記録膜は、TbFeC
o等の光磁気記録材料よりなり、ディスク基板のプリグ
ルーブGが形成されている面側に薄膜形成されている。
保護膜は、紫外線硬化型樹脂を用いて、記録膜上に設け
られている。
【0032】光磁気ディスク2は、データ記録領域とT
OC領域を有する。データ記録領域には、図12と図1
4に示したフォーマットに基づいて、プリグルーブGに
沿ってデータが記録される。TOC領域には、データ記
録領域に記録されたデータ、もしくはプログラムに関す
るタイトル情報、各データもしくは各プログラムのスタ
ートアドレスとエンドアドレスのアドレスデータ、およ
び各小記録領域としてのパーツPの接続関係を示す情報
が記録されている。このTOC領域は、光磁気ディスク
を記録再生装置に装填したとき、データ記録領域へのデ
ータの記録またはデータ再生動作に先だって、後述する
光ヘッド5によって読み取られ、TOC領域のデータ
が、後述するシステムコントローラ18内の記憶領域ま
たは後述するバッファメモリ12内に設けられた専用の
記憶領域に記憶される。
【0033】TOC領域のスタートアドレスおよびエン
ドアドレスは、図14に示したような記録フォーマット
に対応して、24ビットのデータで構成され、上位14
ビットでクラスタ番号、中位6ビットでセクタ番号、下
位4ビットでサウンドグループ番号を示している。これ
に対応して、光磁気ディスク2のプリグルーブは、クラ
スタ番号とセクタ番号を含むアドレスデータに基づいて
変調された信号に対応して、ディスクの径方向に蛇行さ
れている。このプリグルーブを読み取った信号を復調す
ることによって、記録または再生動作時に、記録位置お
よび再生位置の確認および管理が、後述するシステムコ
ントローラ18によって行われる。
【0034】図1に戻って、スピンドルモータ3は、光
磁気ディスク2を線速度一定となるように回転駆動す
る。スピンドルモータ3の回転軸の先端側には、図示し
ないターンテーブルが設けられている。このターンテー
ブル上に、記録再生装置に装填された光磁気ディスク2
が載置される。光ヘッド5は、対物レンズ4を有する。
光ヘッド5は、レーザ光源、レーザ光源から出射された
光ビームと光磁気ディスク2からの戻り光とを分離する
ビームスプリッタ等の光学系と、ビームスプリッタによ
って分離された戻り光を受光する光検出器を含む。対物
レンズ4は、光ヘッド5のレーザ光源から出射された光
ビームを、光磁気ディスク2の記録膜上にディスク基板
を介して集束させる。
【0035】光ヘッド5は、さらに、対物レンズ4をフ
ォーカス方向とトラッキング方向に駆動するアクチュエ
ータを含む。このアクチュエータには、後述するサーボ
制御回路17からフォーカスサーボ信号とトラッキング
サーボ信号が供給される。その結果、対物レンズ4が、
フォーカスサーボ信号とトラッキングサーボ信号がそれ
ぞれゼロとなるように、フォーカス方向とトラッキング
方向に駆動されて、フォーカスサーボとトラッキングサ
ーボが行われる。
【0036】磁気ヘッド6は、ディスクカートリッジ1
の一対の開口部のうち、一方の開口部と対峙する。磁気
ヘッド6は、光ヘッド5と光磁気ディスク2を挟んで相
対向する位置に配されている。磁気ヘッド6は、後述す
るヘッド駆動回路14から供給される駆動信号に基づい
て、記録データに対応して変調された垂直磁界を発生
し、発生された垂直磁界は、光磁気ディスク2の保護膜
側より記録膜に印加される。磁気ヘッド6は光ヘッド5
と機械的に連結されており、光ヘッド5が光磁気ディス
ク2の径方向に移動するとき、磁気ヘッド6も光磁気デ
ィスク2の径方向に移動する。送りモータ7は、後述す
るサーボ制御回路17から供給される送り信号に基づい
て、図示しない送り機構に駆動力を供給し、光ヘッド5
を光磁気ディスク2の径方向に移送する。
【0037】A/D(Analog to Digit
al)変換器8は、入力端子tinから入力されたアナ
ログオーディオ信号のようなアナログの入力信号を、サ
ンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16
ビットでデジタル化する。図1では簡単のために、入力
端子tinから入力されるアナログ信号は1チャンネル
としてあるが、実際には、L,Rの2チャンネルのステ
レオ信号である。以下、同様に取り扱うものとする。
【0038】D/A(Digital to Anal
og)変換器9は、後述する圧縮伸長器10から出力さ
れるデジタルオーディオ信号を、アナログのオーディオ
信号に変換する。圧縮伸長器10は、A/D変換器8か
らデジタルオーディオ信号が供給される。圧縮伸長器1
0では、供給されたデジタル信号が約1/5にデータ圧
縮される。圧縮伸長器10の圧縮技術としては、変形D
CT(Modified Discreate Cos
ine Transform)が用いられる。
【0039】圧縮伸長器10から出力されたデジタルデ
ータは、メモリコントローラ11を介してバッファメモ
リ12に一旦蓄えられる。バッファメモリ12として
は、記憶容量が4MbitのD−RAM(Dynami
c Random Access Memory)が用
いられる。メモリコントローラ11は、バッファメモリ
12へのデータの書き込みおよび読み出し制御を行う。
バッファメモリ12には、メモリコントローラ11によ
って圧縮伸長器10から出力されるデジタルデータが、
0.3Mbit/secの転送レートで書き込まれ、バ
ッファメモリ12に蓄えられたデジタルデータは、1.
41Mbit/secの転送レートで読み出される。
【0040】メモリコントローラ11は、記録動作中
に、振動等の外乱に起因して、光磁気ディスク2上の記
録位置が飛んでしまうトラックジャンプが生じなけれ
ば、圧縮されたデジタルデータをバッファメモリ12へ
の書き込み速度の約5倍の転送レートで順次読み出す。
バッファメモリ12から読み出されたデジタルデータ
は、後述するEFMとCIRCのエンコーダ/デコーダ
13に供給される。
【0041】光磁気ディスク2へのデータの記録動作中
に、トラックジャンプが生じたことを検出したとき、メ
モリコントローラ11は、後述するエンコーダ/デコー
ダ13へのデータの転送を一時停止し、圧縮伸長器10
からの圧縮されたデジタルデータをバッファメモリ12
に蓄積させる。その後、光ヘッド5から、光磁気ディス
ク2に照射される光ビームの照射位置、換言すると、記
録位置が、トラックジャンプ前の元の位置に修正された
後、バッファメモリ12からエンコーダ/デコーダ13
にデジタルデータの転送を再開するように、メモリコン
トローラ11はバッファメモリ12へのデータの書き込
みおよび読み出しを制御する。記録位置の修正は、光磁
気ディスク2に記録されているアドレスデータをもとに
行われる。
【0042】トラックジャンプが生じたか否かの検出
は、例えば記録再生装置に振動計を設け、振動計によっ
て検出された振動の大きさが、トラックジャンプが生じ
るようなものであるか否かを、システムコントローラ1
8によって判別することによって行うことができる。ま
た、光磁気ディスク2には、前述したように、プリグル
ーブにアドレスデータが記録されているので、アドレス
データを記録時に読み取り、デコードしたアドレスデー
タの連続性をシステムコントローラ18で監視すること
によってトラックジャンプを検出することもできる。さ
らには、振動計からの出力と、デコードしたアドレスデ
ータの連続性を検出した出力とのOR(論理和)をとっ
て、トラックジャンプを検出するようにしてもよい。
【0043】トラックジャンプが生じたときには、光ヘ
ッド5から光磁気ディスク2に照射されている光ビーム
の出力レベルを記録できないレベルまで下げるように、
あるいは、出力レベルをゼロとするように、光ヘッド5
がシステムコントローラ18によって制御される。
【0044】バッファメモリ12の記憶容量としては、
トラックジャンプが発生してから、記録位置が正しい位
置に修正されまでの期間に相当する圧縮されたデジタル
データを蓄積できる記憶容量が最低限必要である。この
例では、バッファメモリ12としては、前述のように、
4MbitのD−RAMが用いられ、この記憶容量は、
前記の条件を満足する。
【0045】メモリコントローラ11は、記録動作中、
正常な記録動作が行われている間は、できるだけバッフ
ァメモリ12に記憶されているデータが少なくなるよう
に、バッファメモリ12の書き込みおよび読み出し制御
を行う。即ち、バッファメモリ12のデータ量が予め定
められた所定量以上になったら、所定量のデータ、例え
ば1クラスタ分のデータだけバッファメモリ12から読
み出して、常にバッファメモリ12内に所定量以上の記
憶可能エリアが確保される。
【0046】このように、メモリコントローラ11によ
ってバッファメモリ12から読み出されたデジタルデー
タは、EFMとCIRCのエンコーダ/デコーダ13に
供給される。エンコーダ/デコーダ13では、エラー検
出訂正用の符号化処理を行うとともに、記録に適した変
調処理、この例では、EFM(8−14変調)処理を施
す。エラー検出訂正用の符号は、本実施例では、コンパ
クトディスク(CD)のCIRC(Cross Int
erleave Reed−SolomonCode)
に対してインタリーブを変更したものを用いる。
【0047】エンコーダ/デコーダ13から出力された
記録データは、ヘッド駆動回路14に供給される。ヘッ
ド駆動回路14では、記録データに基づいて磁気ヘッド
6の駆動信号を生成して、駆動信号を磁気ヘッド6に供
給する。
【0048】RFアンプ15は、光ヘッド5の光検出器
からの出力信号が供給される。RFアンプ15は、光ヘ
ッド5の光検出器からの出力信号に基づいて、光磁気デ
ィスク2の読み取り信号としてのRF信号を生成する。
本実施例の場合、記録媒体として光磁気ディスクを用い
ているので、光磁気ディスクの記録膜で反射された光ビ
ームのカー回転角の違いに基づいて、RF信号がRFア
ンプ15から出力される。このRF信号は、エンコーダ
/デコーダ13に供給される。
【0049】さらに、RFアンプ15は、所謂、非点収
差法に基づいて、光検出器の出力信号からフォーカスエ
ラー信号を生成する。RFアンプ15はまた、所謂、3
スポット法により、光検出器からの出力信号に基づい
て、トラッキングエラー信号を生成する。さらに、RF
アンプ15は、プッシュプル法によって、蛇行したプリ
グルーブ(ウォブルドプリグルーブ)を検出した信号、
即ち、プッシュプル信号を生成して、後述するアドレス
デコーダ16に供給する。
【0050】非点収差法については、例えば米国特許N
o.4,023,033に、3スポット法については、
米国特許No.3,876,842に、プッシュプル法
については、米国特許No.3,909,608に、そ
れぞれ開示がなされている。
【0051】RFアンプ15によって生成されたフォー
カスエラー信号とトラッキングエラー信号は、サーボ制
御回路17に供給される。また、RFアンプ15は、生
成したRF信号を、スピンドルサーボ信号を生成するた
めに、サーボ制御回路17に供給する。
【0052】アドレスデコーダ16は、RFアンプ15
によって生成されたプッシュプル信号が供給される。ア
ドレスデコーダ16は、供給されたプッシュプル信号を
FM復調することによってアドレスデータを出力する。
復調されたアドレスデータは、エンコーダ/デコーダ1
3に供給されて、デコード処理される。デコード処理さ
れたアドレスデータは、システムコントローラ18に供
給されて、システムコントローラ18によって、記録ま
たは再生時の記録位置、再生位置の認識および位置制御
に用いられる。尚、アドレスデコーダ16でデコードさ
れたアドレスデータ中より抽出された同期信号が、サー
ボ制御回路17に供給される。
【0053】サーボ制御回路17は、RFアンプ15か
ら、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号お
よびRF信号、並びにアドレスデータ中の同期信号が供
給される。サーボ制御回路17は、これらの信号に基づ
いて、フォーカスサーボ信号、トラッキングサーボ信号
およびスピンドルサーボ信号を生成する。
【0054】フォーカスサーボ信号およびトラッキング
サーボ信号は、光ヘッド5のアクチュエータに供給され
る。スピンドルサーボ信号は、RF信号もしくはアドレ
スデータ中の同期信号のいずれか一方の信号に基づいて
生成される。スピンドルサーボ信号は、スピンドルモー
タ3に供給されて、スピンドルモータ3の回転を、光磁
気ディスク2の線速度が一定となるように制御する。
【0055】さらに、サーボ制御回路17は、送り信号
を生成する。送り信号は、トラッキングエラー信号の低
域周波数成分に基づいて、サーボ制御回路17によって
生成される。送り信号は送りモータ7に供給され、送り
モータ7は、供給された送り信号に基づいて、図示しな
い送り機構に駆動力を供給して、光ヘッド5および磁気
ヘッド6を、光磁気ディスク2の記録トラックを光ヘッ
ド5からの光ビームが走査するのに合わせて、光磁気デ
ィスク2の径方向に送る。サーボ制御回路17は、シス
テムコントローラ18から発せられるアクセス指令に基
づいてアクセス信号を生成し、送りモータ7に供給す
る。この場合、送りモータ7は、アクセス信号に対応す
る量だけ、光ヘッド5および磁気ヘッド6を、光磁気デ
ィスク2の径方向に移動させる。
【0056】システムコントローラ18は、マイクロコ
ンピュータから構成されている。このシステムコントロ
ーラ18には、入力部19および表示部20が接続され
ている。システムコントローラ18は、入力部19から
の入力信号に基づいて、再生または記録動作の開始、停
止、アクセス動作等を行わせるための制御信号を生成す
るとともに、サーボ制御回路17、エンコーダ/デコー
ダ13、メモリコントローラ11等の記録再生装置の各
部および動作を制御するものである。
【0057】入力部19は、装置の電源のON/OFF
の制御を行う電源キー、再生動作を開始させる再生キ
ー、記録動作を開始させる記録キー、記録および再生動
作を停止させるストップキー、アクセス動作を行わせる
ためのキー等の複数の操作キーを有している。
【0058】表示部20には、液晶ディスプレイや蛍光
表示管等の表示素子が用いられる。表示部20には、光
磁気ディスク2のTOC領域に記録されたデータ(以
下、TOCデータという)に基づいて、システムコント
ローラ18で生成された表示制御信号が供給される。こ
の表示制御信号に基づいて、表示部20には、光磁気デ
ィスク2の総再生時間、再生中のプログラムの経過時
間、再生中のプログラムの残り時間、記録可能な残り時
間等の時間情報や、再生中のプログラムのトラックナン
バ等が表示される。また、光磁気ディスク2にディスク
自身のタイトルや各プログラム毎のタイトル等のタイト
ル情報や、プログラムの記録日時に関するデータが記録
されている場合には、選択的に表示部20上に表示され
る。
【0059】光ヘッド5から出射される光ビームの出力
レベルは、システムコントローラ18から供給される制
御信号に基づいて制御される。記録動作時の光ヘッド5
からの光ビームの出力レベルは、記録に必要な十分の出
力レベルにされるとともに、前述したように、トラック
ジャンプが発生したことがシステムコントローラ18に
よって認識された場合には、記録が不可能な出力レベル
または出力ゼロのレベルまで、直ちに出力レベルが下げ
られる。
【0060】次に、このように構成された記録再生装置
の記録動作について説明する。入力部19の記録キーが
操作されると、システムコントローラ18は制御信号を
発して各部の動作を立ち上げる。入力端子tinから入
力された入力信号、例えばアナログオーディオ信号は、
A/D変換器8によって16ビットのデジタルオーディ
オ信号に変換される。デジタルオーディオ信号は、圧縮
伸長器10に供給されて、約1/5のデータ量にデータ
圧縮された後に、メモリコントローラ11を介してバッ
ファメモリ12に一旦蓄えられる。
【0061】バッファメモリ12に一旦蓄えられたデジ
タルデータは、メモリコントローラ11によって読み出
されて、エンコーダ/デコーダ13に供給される。エン
コーダ/デコーダ13に供給されたデジタルデータは、
EFM処理、エラー検出訂正符号化処理が施されて、記
録データに変換される。記録データは、ヘッド駆動回路
14を介して磁気ヘッド6に供給される。磁気ヘッド6
は、記録データに基づいて変調された垂直磁界を光磁気
ディスク2に印加する。
【0062】このとき、光磁気ディスク2のディスク基
板側より光ヘッド5から記録に必要な出力レベルの光ビ
ームが照射されている。その結果、光磁気ディスク2の
記録膜は、光ヘッド5から照射されている光ビームによ
ってキュリー温度以上に加熱されれると同時に、磁気ヘ
ッド6から垂直磁界が印加された状態となる。その後、
光ビームと光磁気ディスク2の相対的な移動により、記
録膜の温度がキュリー温度より低下する。そのとき、磁
気ヘッド6によって光磁気ディスク2に印加されている
垂直磁界の方向に従って記録膜の磁化方向が変化、決定
され、データが記録される。このようにして、元のアナ
ログオーディオ信号の約2秒分(1クラスタ分)のデー
タが、約0.4秒で光磁気ディスク2に記録される。
【0063】この記録動作中に、外乱等に起因してトラ
ックジャンプが発生したことをシステムコントローラ1
8によって判別された場合には、光ヘッド5から出射さ
れている光ビームの出力レベルが直ちに下げられる同時
に、磁気ヘッド6への記録データの供給が停止される。
入力端子tinから入力される入力信号は、光ヘッド5
から出射されている光ビームのトラックジャンプ発生前
の位置へのアクセスが完了するまでの間、バッファメモ
リ12に蓄えられる。光ビームの元の位置へのアクセス
が完了すると、光ヘッド5から出射される光ビームの出
力レベルを記録レベルまで上げるとともに、磁気ヘッド
6への記録データの供給を再開して、記録動作を再開す
る。
【0064】尚、光磁気ディスク2のデータ記録領域の
どの部分から記録を開始するのかは、システムコントロ
ーラ18内の記憶エリア、またはバッファメモリ12内
に蓄えられているTOCデータに基づいて、システムコ
ントローラ18によって制御される。すべての記録デー
タの光磁気ディスク2に対する記録が終了したとき、ま
たは入力部19のストップキーが操作された後、ディス
クカートリッジ1が記録再生装置より排出される前に、
光磁気ディスク2のTOC領域に記録されているTOC
データを更新し、更新が終了した後、ディスクカートリ
ッジ1が排出される。
【0065】次に、記録再生装置の再生動作について説
明する。ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填
されると、スピンドルモータ3の立ち上げ動作、フォー
カスサーボおよびトラッキングサーボの引き込み動作に
続いて、光磁気ディスク2のTOC領域が光ヘッド5に
よって読み取られる。このとき、光ヘッド5から出射さ
れる光ビームの出力レベルは、光磁気ディスク2に記録
データの記録が行えないレベルに設定されている。光ヘ
ッド5によって読み出されたTOCデータは、システム
コントローラ18内の記憶領域またはバッファメモリ1
2内の記憶領域に蓄えられる。
【0066】次に光ヘッド5を光磁気ディスク2のデー
タ記録領域に送って、データ記録領域に記録されたデー
タを読み出す。光ヘッド5の光検出器からの出力信号
は、RFアンプ15に供給される。RFアンプ15で
は、前述したエラー信号が生成されるとともに、RF信
号が生成される。各エラー信号はサーボ制御回路17に
供給されて、サーボ制御回路17で各サーボ信号が生成
され、フォーカスサーボ、トラッキングサーボおよびス
ピンドルサーボが行われる。
【0067】RF信号は、EFMとCIRCエンコーダ
/デコーダ13に供給されて、EFM復調およびエラー
訂正処理が施される。アドレスデコーダ16によってデ
コードされたアドレスデータが、エンコーダ/デコーダ
13を介してシステムコントローラ18に供給される。
供給されたアドレスデータに基づいて、システムコント
ローラ18は、光ヘッド5の光磁気ディスク2の径方向
の再生位置の制御を行う。システムコントローラ18
は、再生されたデジタルデータ中より抽出されたアドレ
ス情報を用いて、光ヘッド5が走査している光磁気ディ
スク2の記録トラック上の再生位置を管理する。
【0068】エンコーダ/デコーダ13から出力された
デジタルデータは、メモリコントローラ11を介してバ
ッファメモリ12に一旦書き込まれる。メモリコントロ
ーラ11は、再生動作中に、振動等によって再生位置が
移動してしまうトラックジャンプが生じなければ、1.
41Mbit/secの転送レートで、デジタルデータ
をバッファメモリ12に書き込み、バッファメモリ12
に蓄えられたデジタルデータを、0.3Mbit/se
cの転送レートで読み出す。メモリコントローラ11
は、バッファメモリ12に蓄えられているデータ量が所
定量以下にならないように、バッファメモリ12へのデ
ジタルデータの書き込み制御を行う。
【0069】再生中にトラックジャンプが発生したこと
を、システムコントローラ18によって検出された場合
には、メモリコントローラ11は、エンコーダ/デコー
ダ13から出力されるデジタルデータのバッファメモリ
12への書き込みを停止し、バッファメモリ12から圧
縮伸長器10へのテジタルデータの転送のみを行うよう
に、バッファメモリ12を制御する。その後、光ヘッド
5から出射される光ビームのディスク上の照射位置、即
ち、再生位置のトラックジャンプ前の位置への修正が終
了した後、エンコーダ/デコーダ13からのデジタルデ
ータのバッファメモリ12への書き込み動作を再開する
ように、メモリコントローラ11はバッファメモリ12
の書き込み制御を行う。再生位置の修正が終了するまで
の期間は、バッファメモリ12への書き込みは行われ
ず、バッファメモリ12内に蓄えられているデジタルデ
ータの読み出しのみが行われる。
【0070】バッファメモリ12から読み出されたデジ
タルデータは、圧縮伸長器10に供給されて、デジタル
データの伸長処理が施される。圧縮伸長器10から出力
されるデジタルオーディオ信号は、D/A変換器9に供
給されてアナログオーディオ信号に変換されて、出力端
子toutより、外部の増幅回路等に供給される。
【0071】この再生動作において、メモリコントロー
ラ11は、正常な再生動作中は、バッファメモリ12内
に光ヘッド5から出射される光ビームの再生位置の修正
に必要な最も長い時間に対応するデータ量以上のデータ
が蓄積されるように、バッファメモリ12の書き込み制
御を行う。メモリコントローラ11は、バッファメモリ
12内のデータ量が所定のデータ量以下になった場合に
は、システムコントローラ18から制御信号を発生させ
て、光ヘッド5により光磁気ディスク2から間欠的なデ
ータの読み取りを行って、エンコーダ/デコーダ13か
らのデジタルデータをバッファメモリ12に書き込む。
【0072】仮に、1Mbitの記憶容量を有するD−
RAMをバッファメモリ12として用いた場合、バッフ
ァメモリ12に一杯にデジタルデータを書き込むのに要
する時間は約0.9秒で、このデジタルデータは約3秒
のアナログ信号に相当する。つまり、バッファメモリ1
2に一杯にデジタルデータが蓄えられているときに、外
乱、振動等によって、光磁気ディスク2を読み取った光
ヘッド5からの出力信号が供給されなくても、約3秒間
は再生信号を出力し続けることができる。本実施例で
は、4Mbitの記憶容量を有するD−RAMをバッフ
ァメモリ12として用いているので、約12秒間、再生
信号を出力し続けることができる。その間に、光ヘッド
5によるディスク上の照射位置、即ち、再生位置を、ト
ラックジャンプ発生前の位置に再び戻し、そこから光磁
気ディスク2のデータの読み取りを再開することによっ
て、出力端子toutからの再生信号が途切れることを
防止することができる。
【0073】次に、図2のフローチャートを参照して、
例えば図3に示すように、プログラムが光磁気ディスク
2上に記録されている場合の記録再生装置の高速再生時
の動作について説明する。この図2に示す処理を実行す
るプログラムは、システムコントローラ18に内蔵され
ているROM(図示せず)に予め記憶されている。
【0074】最初にステップS1において、光ヘッド5
が、現在再生している光磁気ディスク2上の光ビームの
照射位置、即ち、再生点の位置するパーツPの値を変数
CPにセットする。次にステップS2に進み、そのパー
ツの4セクタ分の信号が読み取られる。この4セクタ分
の信号は、上述したようにして、バッファメモリ12に
供給され、一旦記憶される。そして所定のタイミングで
読み出され、D/A変換器9より出力される。
【0075】この4セクタ分の信号の読み取り動作の詳
細については、図9および図10を参照して後述する。
【0076】ステップS2の次にステップS3に進み、
再生点のMトラックジャンプ、例えば10トラックジャ
ンプが実行される。即ち、このときシステムコントロー
ラ18は、サーボ制御回路17を介して光ヘッド5を制
御し、再生点を、例えば10トラックだけ光磁気ディス
ク2の外周側にアクセスさせる。次にステップS4にお
いて、アクセス後の再生点の位置するパーツPが、ステ
ップS1でCPに記憶した値と等しいか否かが判定され
る。即ち、アクセス後の再生位置が、現在高速再生中の
パーツと同一のパーツであるか否かが判定される。
【0077】現在高速再生中のパーツと同一のパーツで
ある場合には、ステップS2に戻り、図4に示すよう
に、4セクタ分の読み取り動作が実行される。このよう
に、アクセス後の位置が、同一のパーツCP内に位置す
る場合は、ステップS2乃至S4の動作が繰り返され
る。換言すると、10トラックジャンプして、アクセス
後の位置から4セクタ分の信号を読み取って再生する動
作が繰り返される。
【0078】ステップS4において、再生点が現在のパ
ーツCPから飛び出したと判定されたとき、ステップS
5に進み、それまで再生していたパーツCPに記録して
あるオーディオ信号に続くオーディオ信号が記録されて
いるパーツPがあるか否かが、システムコントローラ1
8内またはバッファメモリ12内に保持されているTO
C情報に基づいて判定される。次に続くパーツPが存在
しない場合においては、その曲の高速再生動作が終了し
たので、高速再生処理が終了される。
【0079】次のパーツPが存在する場合においては、
ステップS5からステップS6に進み、次のパーツPの
長さが、予め設定した基準値T0、例えば10トラック
分の長さより小さいか否かが判定される。そのパーツP
の長さが基準値T0より小さいとき、ステップS5に戻
り、さらに次のパーツPの有無が、TOC情報に基づい
て判定される。即ち、パーツPの長さが基準値T0より
短いとき、そのパーツPの高速再生は省略され、さらに
その次に続くパーツPに再生点が移動されることにな
る。
【0080】その理由は、基準値T0を10トラック分
の長さとした場合、10トラック分のデータ量は、出力
端子より出力されるアナログ信号にして約2秒分なの
で、10トラックより短いパーツPのデータ量はそれ以
下となる。よって、このようなパーツPは、再生する、
しないの如何に拘らず、高速再生動作には大きな影響を
与えないためである。
【0081】ステップS6において、パーツPの長さが
基準値T0と等しいか、それより大きいと判定された場
合においては、ステップS7に進み、変数CPに次のパ
ーツPの値、例えば番号Pや、パーツPのスタートアド
レスおよびエンドアドレス等のアドレスデータがセット
される。ステップS7の次にステップS8に進み、Nト
ラックジャンプ、例えば100トラックジャンプが行わ
れる。この値Nは、次のパーツPを検索するものである
ため、ステップS3におけるジャンプトラック数Mより
大きい値に設定される。
【0082】ステップS8において、Nトラックジャン
プが行われた後、ステップS9に進み、そのジャンプ後
の再生点のパーツPが、ステップS7で変数CPに設定
した値と等しいか否かが、前述と同様に、TOC情報に
基づいて判定される。アクセス後のパーツPがCPに設
定した値と異なる場合においては、ステップS8に戻
り、再びNトラックジャンプが行われる。このようにし
て、ステップS7で設定した検索すべきパーツPに再生
点が位置するまで、ステップS8とステップS9の処理
が繰り返される。
【0083】Nトラックジャンプを行った結果、再生点
が検索すべきパーツPに位置するようになったとき、ス
テップS9からステップS10に進み、そのアクセス後
の再生点の位置(そのパーツPの始点からのトラック数
Tで表される位置)が、基準値T0より内側であるか否
かが判定される。アクセス後の位置が基準値T0の範囲
内にあるとき、ステップS10からステップS2に戻
り、4セクタの読み取り動作が実行される。即ち、アク
セス後の位置が、基準値T0の範囲内にあるとき、その
パーツPの始点をさらに検索することなく、アクセスに
より到達した位置から、そのパーツPの高速再生動作が
再開される。
【0084】ステップS10において、アクセス後の位
置が、基準値T0の範囲外であると判定された場合にお
いては、ステップS11に進み、アクセス後の到達位置
Tが、第2の基準値T1、例えば50トラック分の長さ
より小さいか否かが判定される。次のパーツPの先頭位
置から到達した位置までのトラック数(距離)Tが基準
値T1以上のとき、ステップS12に進み、Lトラック
ジャンプ、例えば50トラックジャンプが行われた後、
ステップS10に戻る。
【0085】ステップS10において、そのアクセス後
の到達位置が、そのパーツPの基準値T0の範囲内にあ
るか否かが再び判定される。アクセス後の到達位置が、
基準値T0の範囲内にないとき、再びステップS11に
進む。そして、始点からのトラック数Tが基準値T1
範囲内になるまで、Lトラックジャンプが繰り返され
る。ステップS11で、トラック数Tが基準値T1の範
囲内になったことが判定されると、ステップS13に進
み、Kトラックジャンプ、例えば10トラックジャンプ
が行われる。即ち、アクセスするトラックの数が減少さ
れる。その後、ステップS10に戻る。
【0086】このようにして、アクセス後の到達位置
(トラック数T)が、基準値T0の範囲内になるまでK
トラックジャンプが繰り返され、到達位置が基準値T0
の範囲内に位置するようになったとき、ステップS2に
戻り、その位置から高速再生動作が再開される。即ち、
この場合においても、そのパーツPの始点を検索するこ
となく、基準値T0の範囲内のアクセス後の到達位置か
ら高速再生動作が開始される。このため、高速再生時、
音が途切れるようなことが抑制される。
【0087】以上の高速再生動作を、図3乃至図5を参
照してさらに説明する。いま図3に示すように、プログ
ラムナンバ6のアナログオーディオ信号に対応したデジ
タルデータが、パーツP(6−1)乃至パーツP(6−
4)の4つのパーツに離散して記録されているものとす
る。
【0088】再生点が同一のパーツ、例えばパーツP
(6−1)内にあるとき、図4に示すように、Mトラッ
クジャンプ(10トラックジャンプ)した後、4セクタ
分の信号を再生する動作が繰り返される。
【0089】これに対して、図5(A)に示すように、
パーツP(6−1)の4セクタ分のデジタルデータを再
生した後、10トラックジャンプした場合、パーツP
(6−1)の終点のアドレスA1Eより外側の位置に再
生点が飛び出したとき、パーツP(6−1)に続くパー
ツP(6−2)の検索が行われる。何回かアクセスを繰
り返して、アクセス後の到達した位置のアドレスが、次
のパーツP(6−2)の範囲に入った場合、パーツP
(6−2)の始点のアドレスA2Sからアクセス後に到
達した位置aまでの長さ(トラック数)Tが基準値T0
より短いとき、その到達位置aから、直ちに4セクタ分
のデータを再生する高速再生動作が開始される。
【0090】一方、図5(B)に示すように、パーツP
(6−2)のアクセス後の到達位置bと、パーツP(6
−2)の始点のアドレスA2Sとの距離Tが、基準値T
0より大きいとき、アクセス後の到達位置bが基準値T0
の範囲内になるまで戻し方向にアクセスされる。アクセ
ス位置が基準値T0の範囲内になったとき、その位置か
ら4セクタ分のデータを再生する高速再生が再開され
る。
【0091】図4および図5においては、正方向、即
ち、ディスクの内周側から外周側に向かう方向に高速再
生が行われている場合を示したが、逆方向、即ち、ディ
スクの外周側から内周側に向かう方向に高速再生が行わ
れる場合においても同様の処理となる。即ち、図6
(A)に示すように、パーツP(6−2)を高速再生し
た後、10トラックジャンプした結果、そのアクセス後
のアドレスがパーツP(6−2)を飛び出したとき、パ
ーツP(6−2)の前に続くパーツP(6−1)の終点
のアドレスA1Eが検索される。何回かアクセスを繰り
返した後、アクセス後に到達した位置のアドレスがパー
ツP(6−1)の範囲内に入ったとき、そのアクセス後
に到達した位置cのアドレスと、パーツP(6−1)の
終点のアドレスA1Eとの差をとった距離Tが、基準値
0の範囲内にあるとき、そのアクセス後の位置cか
ら、直ちに逆方向の高速再生が再開される。
【0092】図6(B)に示すように、アクセス後に到
達した位置dのアドレスと、パーツP(6−1)の終点
のアドレスA1Eとの差をとった距離Tが、基準値T0
より大きいとき、基準値T0の範囲内になるまでアクセ
スが行われる。アクセス後に到達した位置が基準値T0
の範囲内になったとき、その位置から逆方向の高速再生
が再開される。
【0093】図14を参照して説明したように、光磁気
ディスク2においては、連続する2セクタに対して11
個のサウンドグループSGが割りふられている。このた
め、図7に示すように、SG0からSGAまでの11個
のサウンドグループのうち、6番目のサウンドグループ
SG5は、偶数アドレスのセクタと奇数アドレスのセク
タにまたがった位置となる。その結果、サウンドグルー
プSG5の一部には、偶数アドレスのセクタに記録され
ているデータの一部が記録されており、他の部分には、
奇数アドレスのセクタに記録されているデータの一部が
記録されている。各セクタには、3桁のクラスタアドレ
スと、2桁のセクタアドレスからなるヘッダアドレスが
記録されており、このヘッダアドレスを読み取ることに
よって、偶数アドレスのセクタであるのか、奇数アドレ
スのセクタであるのかが判別される。
【0094】即ち、偶数アドレスのセクタと奇数アドレ
スのセクタにより対が構成されており、これら一対のセ
クタに一処理単位としての11個のサウンドグループS
G0乃至SGAが記録されている。
【0095】高速再生時に、4セクタを再生する場合、
図7で示すように、偶数アドレスのセクタ、即ち、サウ
ンドグループSG0で始まるセクタαから、セクタβ,
γおよびδと、4つのセクタを再生するのであれば、そ
の後のデータ処理に何ら問題を生じない。それは、セク
タαからセクタδまで順次データを読み取って再生すれ
ばよいからである。
【0096】しかしながら、アクセスにより到達した位
置が、必ずしも図7に示すように、偶数アドレスのセク
タから始まるとは限らない。図8に示すように、奇数ア
ドレスのセクタ、即ち、サウンドグループSG5で始ま
るようなセクタβから、セクタγ,δおよびαと、4つ
のセクタを再生する場合には問題を生じる。図8に示す
ように、セクタβで始まり、セクタαで終わる4セクタ
の高速再生を行う場合に、セクタγのサウンドグループ
SG5のデータは、後続するセクタδのサウンドグルー
プSG5を読み取ることによって再生可能であるが、セ
クタβのサウンドグループSG5、およびセクタαのサ
ウンドグループSG5については、残りのサウンドグル
ープSG5のデータを読み取ることができず、再生でき
ない。
【0097】バッファメモリ12とエンコーダ/デコー
ダ13との間のデジタルデータの転送は、偶数アドレス
のセクタのサウンドグループSG0から始まる11個の
サウンドグループSG0乃至SGAを基本単位として行
われる。このため、高速再生時、図8に示すように、奇
数アドレスのセクタのサウンドグループSG5から始ま
る4つのセクタのデータが入力されると、その先頭のセ
クタと最後のセクタ(図8のセクタβとセクタα)のそ
れぞれのサウンドグループSG5のデータが欠落するこ
とになる。このサウンドグループSG5が欠落したまま
データ処理を行うと、欠落した部分が原因となって、異
常音が発生することになる。
【0098】そこで、図2のステップS2における高速
再生時の4セクタ読み取りの処理は、例えば図9に示す
ように、ステップS21で4セクタ分のデータを読み取
った後、ステップS22で、サウンドグループSG5の
データは、再生信号生成のためには用いないようにし、
残りのサウンドグループSG0〜SG4,SG6〜SG
Aの信号のみを用いて再生信号が生成される。このよう
にすれば、図7に示すように、偶数アドレスのセクタか
ら始まる4つのセクタを読み取る場合は勿論のこと、図
8に示すように、奇数アドレスのセクタから始まる4つ
のセクタを読み取った場合においても、異常音の発生を
抑制することができる。
【0099】前述したように、偶数アドレスのセクタで
あるのか、奇数アドレスのセクタであるのかは、セクタ
のアドレスによって判別される。従って、偶数アドレス
のセクタの場合は、6番目のサウンドグループのデータ
を捨て、奇数アドレスのセクタの場合には、1番目のサ
ウンドグループのデータを捨てるようにする。つまり、
エンコーダ/デコーダ13から出力されるデジタルデー
タ中のサウンドグループSG5に対応するデータをバッ
ファメモリ12に転送しないように、システムコントロ
ーラ18によって制御される。
【0100】図9の実施例においては、サウンドグルー
プSG5の信号は、高速再生時においては常に用いない
ようにしたが、必要に応じて用いるようにすることも可
能である。この場合、図2のステップS2における4セ
クタ読み取りの処理は、例えば図10に示すようなフロ
ーチャートに従って実行される。
【0101】最初にステップS31において、最初のセ
クタの読み取りが行われる。そしてステップS32にお
いて、その読み取ったセクタを信号再生のために使用す
ることができるか否かを判定する。各セクタには、前述
したように、セクタアドレスが記録されているので、例
えば、このセクタアドレスを読み取ることができなかっ
たセクタは、使用不能と判別される。あるいは、エラー
検出訂正復号化処理時に発生するエラー数の検出を行
い、所定数以上の誤り訂正不能のデータが存在する場合
には、そのセタクを使用不能と判別するようにしてもよ
い。
【0102】ステップS32において、読み取ったセク
タが使用可能と判定された場合においては、ステップS
33に進み、最初のセクタに対して対となるセクタが、
使用不能か否かが判定される。対となるセクタも使用不
能と判別されていない場合においては、さらにステップ
S34に進み、最初のセクタが奇数アドレスのセクタで
あるか否かが、セクタアドレスに基づいて判別される。
【0103】最初のセクタが奇数アドレスのセクタでな
いと判別された場合、例えば、図7で示すような場合に
は、セクタから読み出されたデジタルデータがバッファ
メモリ12に記憶される。続いて、ステップS34から
ステップS36に進み、4つのセクタの読み取りが完了
したか否かが、例えばセクタのヘッダアドレス等に基づ
いて判定され、まだ4つのセクタを読み取っていない場
合においては、ステップS43に進み、読み取るセクタ
が変更される。そしてステップS31に戻り、次のセタ
クの読み取りが行われる。
【0104】アクセス後に到達した位置の最初のセクタ
が奇数アドレスでないセクタ、即ち、偶数アドレスのセ
クタで始まる4つのセクタの読み取り再生動作は、上述
したように、ステップS31,S32,S33,S3
4,S36,S43の経路の処理で行われる。
【0105】これに対して、アクセス後に到達した位置
から始まる4つのセクタのうち、最初のセクタが奇数ア
ドレスのセクタである場合、例えば図8に示すような場
合には、ステップS34において、セクタのヘッダアド
レスに基づいて、奇数アドレスのセクタであることが判
別されると、ステップS34からステップS35に進
み、最初のセクタの先頭のサウンドグループSG5の使
用が禁止される。バッファメモリ12には、セクタを読
み取ったデータは記憶されるものの、バッファメモリ1
2からは読み出されない。バッファメモリ12より圧縮
伸長器10にデータを転送する際に、通常のバイト数よ
りも少なくなるように、つまり、サウンドグループSG
5の部分が除かれるように、スタートアドレスおよびエ
ンドアドレスがメモリコントローラ11によって設定さ
れる。その後のデータ処理は、サウンドグループSG6
からSGAまでを用いて行われる。
【0106】次にステップS35からステップS36,
S43に進み、次の2番目のセクタ、即ち、偶数アドレ
スのセクタの読み取りが行われる。この2番目のセク
タ、さらにそれに続く3番目のセクタの読み取りは、上
述した場合と同様にして、ステップS31,S32,S
33,S34,S36,S43の経路で処理される。
【0107】そして、4番目のセクタ、即ち、偶数アド
レスのセクタの読み取りは、ステップS31乃至S34
を経て、ステップS36に進んだ後、ステップS36か
らステップS37に進む。ステップS37で、ヘッダア
ドレスに基づいて、最後の偶数アドレスのセクタである
と判別されると、ステップS38に進み、サウンドグル
ープSG5の使用が禁止される。
【0108】ステップS32において、読み取ったセク
タが使用不能であると判定された場合には、ステップS
39に進み、対となるセクタが既に読み取り済みである
か否かが、セクタのヘッダアドレス等に基づいて判定さ
れる。対となるセクタが既に読み取り済みである場合
は、これと対応をなす、いま読み取ったセクタが使用不
能であると判定されたため、ステップS40に進み、そ
の読み取り済みのセクタのサウンドグループSG5の使
用が禁止される。
【0109】ステップS40で、読み取り済みのサウン
ドグループSG5の使用禁止の処理が行われた後、また
はステップS39において、対となるセクタの読み取り
がまだ行われていないと判定された場合には、次にステ
ップS41に進み、使用不能のセクタの数を表すカウン
タUUSが1だけインクリメントされる。次にステップ
S42に進み、このカウント値UUSが4以上になった
か否かが判定され、4以上になっていない場合において
は、ステップS43,S31に進み、次のセクタの読み
取りが行われる。例えば図7でセクタδが使用不能であ
ると判別された場合には、セクタδに続くセクタの読み
取りが行われる。
【0110】ステップS42において、読み取りができ
ないセクタの数が4以上に達したと判定された場合にお
いては、処理が終了される。即ち、図2のステップS3
に戻り、10トラックジャンプが行われ、次の4セクタ
の読み取りに移行する。
【0111】奇数アドレスのセクタの読み取りが行われ
た場合、そのセクタが使用可能であると判定されたとし
ても、ステップS33において、このセクタと対をなす
偶数アドレスのセクタが使用不能と判定されている場合
においては、ステップS33からステップS35に進
む。ステップS35で、その奇数アドレスのセクタのサ
ウンドグループSG5の使用が禁止される。
【0112】尚、以上においては、4つのセクタを読み
取るにあたって、読み取ったセクタが使用不能であると
判別されたときは、次のセクタを読み取るようにした
が、使用不能のセクタも含め、4つのセクタを読み取
り、そのうちで使用できるセクタからのデータを再生し
て出力し、その後、直ちにアクセスを行うようにしても
よい。また、ヘッダアドレスが読み取れない場合、セク
タの使用が不可能と判別していたが、ヘッダアドレスは
読めて使用可能と判別されてた場合でも、データに誤り
があって再生不可能となる場合もあり得る。この場合に
は、データがエラーであっても、そのままセクタのデー
タを再生して出力する。再生されたアナログ信号は正し
い再生音とはならないが、高速再生中であるため、実質
的に殆ど問題となることはない。
【0113】また、以上においては、高速再生時に使用
不能となるセクタが存在する場合には、それと対をなす
セクタのサウンドグループSG5も、それが使用可能な
セクタのものであっても、その使用を禁止するようにし
ている。これと同様の動作を通常の再生動作においても
行うことができる。
【0114】図11は、この通常再生時の処理を示して
いる。最初にステップS51において、セクタの読み取
りが行われ、ステップS52において、そのセクタが、
ヘッダアドレスが再生可能であるか否かに基づいて、使
用可能であるか否かが判別される。そのセクタが使用可
能であると判別された場合には、ステップS53に進
み、対となるセクタが使用不能と判別されているか否か
が同様に判別される。
【0115】ステップS53において、対となるセクタ
が使用不能と判定されていないと判別された場合には、
ステップS58に進み、再生の終了が指令されていなけ
れば、ステップS56に進む。ステップS56で、再生
するセクタを次のセクタに変更し、ステップS51に戻
って、そのセクタの読み取り動作を実行する。このよう
に、セクタが使用不能と判定されない限り、ステップS
51,S52,S53,S58,S56の経路で処理が
繰り返される。
【0116】ステップS52において、セクタが使用不
能と判定された場合には、ステップS55に進み、その
使用不能と判定されたセクタと対となるセクタが既に読
み取られているか否かを判別し、その結果、対となるセ
クタが読み取られていなければ、ステップS56に進
み、次のセクタに再生対象が移行される。
【0117】ステップS55において、使用不能と判別
されたセクタと対となるセクタが既に読み取られている
と判別された場合には、ステップS57に進み、その既
に読み取られたセクタのサウンドグループSG5の使用
が禁止される。そしてステップS58において、再生の
終了が、入力部19によって入力、もしくはシステムコ
ントローラ18から指令されていないと判定された場合
においては、ステップS56を介してステップS51に
戻り、次のセクタの読み取りが行われる。
【0118】また、ステップS52において、読み取ら
れたセクタが使用可能であると判定され、ステップS5
3において、そのセクタと対となるセクタが使用不能と
判別されている場合においては、ステップS54に進
み、いま読み取られたセクタのサウンドグループSG5
の使用が禁止される。使用可能と判別されたセクタのデ
ータのみが再生されて出力される。
【0119】以上のようにすれば、通常再生時において
も、2つのセクタにまたがるサウンドグループSG5の
信号が、一方のセクタが使用不能と判定されてノイズと
なって現れることが抑制される。
【0120】
【発明の効果】本発明の情報再生装置および高速再生方
法によれば、記録媒体に記録されている連続したデータ
列、管理情報、およびアドレスデータを再生し、再生さ
れた管理情報を記録し、記録媒体に記録された連続した
データ列の高速再生時に、再生手段を所定のタイミング
で移送制御し、かつ、再生手段による複数のパーツ内
の、所定の第1の範囲の順次再生を制御し、再生手段が
複数のパーツのうちの第1のパーツ内の所定の位置か
ら、次に再生されるべき第2のパーツ内に移送制御され
た場合、再生手段がアクセスしたアドレスは、記録され
た管理情報に含まれている第2のパーツの始点アドレス
もしくは終点アドレスを基準にした所定の第2の範囲内
であるか否かを判別し、再生手段がアクセスしたアドレ
スは、第2の範囲内であると判別された場合、アクセス
したアドレスから第1の範囲を再生するようにしたの
で、高速再生が迅速化され、高速再生時において出力さ
れる情報が一部欠落するようなことが抑制される。
【0121】
【0122】
【0123】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置を応用した光磁気ディス
ク装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の高速再生時の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図3】図1の実施例の光磁気ディスク2における情報
がパーツに別れて分散して記録されている様子を説明す
る図である。
【図4】図1の実施例における同一パーツ内の高速再生
時における動作を説明する図である。
【図5】図1の実施例における高速再生時の異なるパー
ツに移行する場合における動作を説明する図である。
【図6】図1の実施例における逆方向への高速再生時の
異なるパーツに移行する場合における動作を説明する図
である。
【図7】高速再生時に4つのセクタを偶数番目のセクタ
から再生する場合の動作を説明する図である。
【図8】高速再生時に4つのセクタを奇数番目のセクタ
から再生する場合の動作を説明する図である。
【図9】図2のステップS2の処理を説明するフローチ
ャートである。
【図10】図2のステップS2の他の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図11】図1の実施例の再生時における動作を説明す
るフローチャートである。
【図12】ミニディスクの記録フォーマットを説明する
図である。
【図13】ミニディスクのアドレスを記録する様子を説
明する図である。
【図14】ミニディスクのさらに細かいフォーマットを
説明する図である。
【図15】ミニディスクに記録されている所定の曲を消
去した場合におけるユーザTOCの変化を説明する図で
ある。
【図16】ミニディスクに記録されている2つの曲を1
つの曲として結合した場合のユーザTOCの変化を説明
する図である。
【図17】従来のミニディスクに所定の曲が複数のパー
ツに別れて離散的に記録されている状態を説明する図で
ある。
【図18】従来のミニディスクにおける高速再生の動作
を説明する図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 光磁気ディスク 5 光ヘッド 6 磁気ヘッド 8 A/D変換器 9 D/A変換器 10 圧縮伸長器 11 メモリコントローラ 12 バッファメモリ 13 エンコーダ/デコーダ 17 サーボ制御回路 18 システムコントローラ 19 入力部 20 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−201740(JP,A) 特開 平4−301264(JP,A) 特開 昭60−80178(JP,A) 実開 平3−94689(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続したデータ列が複数のパーツに分割
    され離散的に記録されるとともに、離散的に記録された
    前記複数のパーツのそれぞれの始点アドレスおよび終点
    アドレスからなる管理情報、並びにアドレスデータが記
    録された記録媒体を再生する情報再生装置において、 前記記録媒体に記録されている前記連続したデータ列、
    前記管理情報、および前記アドレスデータを再生する再
    生手段と、前記再生手段により再生された前記管理情報を記録する
    記録手段と、 前記記録媒体に記録された前記連続したデータ列の高速
    再生時に、前記再生手段を所定のタイミングで移送制御
    し、かつ、前記再生手段による前記複数のパーツ内の、
    所定の第1の範囲の順次再生を制御する再生制御手段
    と、 前記再生制御手段により、前記再生手段が前記複数のパ
    ーツのうちの第1のパーツ内の所定の位置から、次に再
    生されるべき第2のパーツ内に移送制御された場合、前
    記再生手段がアクセスしたアドレスは、前記記録手段に
    より記録された前記管理情報に含まれている前記第2の
    パーツの前記始点アドレスもしくは前記終点アドレスを
    基準にした所定の第2の範囲内であるか否かを判別する
    第1の判別手段とを備え、 前記第1の判別手段より、前記再生手段がアクセスした
    前記アドレスは、前記第2の範囲内であると判別された
    場合、前記再生手段は、前記アドレスから前記第1の範
    囲を再生することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記再生制御手段が、順方向への高速再
    生を制御している場合、前記第1の判別手段は、前記再
    生手段がアクセスした前記アドレスは、前記第2のパー
    ツの前記始点アドレスを基準にした前記第2の範囲内で
    あるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載
    の情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生制御手段が、逆方向への高速再
    生を制御している場合、前記第1の判別手段は、前記再
    生手段がアクセスした前記アドレスは、前記 第2のパー
    ツの前記終点アドレスを基準にした前記第2の範囲内で
    あるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載
    の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の判別手段により、前記再生手
    段がアクセスした前記アドレスは、前記第2のパーツの
    前記始点アドレスもしくは前記終点アドレスを基準とし
    た前記第2の範囲内ではないと判別された場合、前記再
    生制御手段は、前記第1の判別手段により、前記再生手
    段がアクセスした前記アドレスは、前記第2の範囲内で
    あると判別されるまで、前記再生手段の逆方向の移送を
    制御することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段により記録された前記管理
    情報に基づいて、前記第2のパーツが、前記第2の範囲
    より短いか否かを判別する第2の判別手段を更に備え、 前記第2の判断手段により前記第2のパーツが前記第2
    の範囲より短いと判別された場合、前記再生制御手段
    は、前記第2のパーツの次に再生されるべき第3のパー
    ツに前記再生手段を移送制御することを特徴とする請求
    項1に記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 連続したデータ列が複数のパーツに分割
    され離散的に記録されるとともに、離散的に記録された
    前記複数のパーツのそれぞれの始点アドレスおよび終点
    アドレスからなる管理情報、並びにアドレスデータが記
    録された記録媒体を高速再生する情報再生装置の高速再
    生方法において、 前記記録媒体に記録されている前記連続したデータ列、
    前記管理情報、および前記アドレスデータを、再生ヘッ
    ドを用いて再生する再生ステップと、 前記再生ステップの処理により再生された前記管理情報
    の記録を制御する記録制御ステップと、 前記記録媒体に記録された前記連続したデータ列の高速
    再生時に、前記再生ヘッドを所定のタイミングで移送制
    御し、かつ、前記再生ステップの処理による前記複数の
    パーツ内の、所定の第1の範囲の順次再生を制御する再
    生制御ステップと、 前記再生制御ステップの処理により、前記再生ヘッドが
    前記複数のパーツのうちの第1のパーツ内の所定の位置
    から、次に再生されるべき第2のパーツ内に移送制御さ
    れた場合、前記再生ヘッドがアクセスしたアドレスは、
    前記記録制御ステップの処理により記録が制御された前
    記管理情報に含まれている前記第2のパーツの前記始点
    アドレスもしくは前記終点アドレスを基準にした所定の
    第2の範囲内であるか否かを判別する第1の判別ステッ
    プとを含み、 前記第1の判別ステップの処理により、前記再生ヘッド
    がアクセスした前記アドレスは、前記第2の範囲内であ
    ると判別された場合、前記再生ステップの処理では、前
    記アドレスから前記第1の範囲を再生することを特徴と
    する高速再生方法。
  7. 【請求項7】 前記再生制御ステップの処理により、順
    方向への高速再生が制御されている場合、前記第1の判
    別ステップの処理では、前記再生ヘッドがアクセスした
    前記アドレスは、前記第2のパーツの前記始点アドレス
    を基準にした前記第2の範囲内であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項6に記載の高速再生方法。
  8. 【請求項8】 前記再生制御ステップの処理により、逆
    方向への高速再生が制御されている場合、前記第1の判
    別ステップの処理では、前記再生ヘッドがアクセスした
    前記アドレスは、前記第2のパーツの前記終点アドレス
    を基準にした前記第2の範囲内であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項6に記載の高速再生方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の判別ステップの処理により、
    前記再生ヘッドがアクセスした前記アドレスは、前記第
    2のパーツの前記始点アドレスもしくは前記終点アドレ
    スを基準とした前記第2の範囲内ではないと判別された
    場合、前記再生制御ステップの処理では、前記第1の判
    別ステップの処理により、前記再生ヘッドがアクセスし
    た前記アドレスは、前記第2の範囲内であると判別され
    るまで、前記再生ステップの逆方向の移送を制御するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の高速再生方法。
  10. 【請求項10】 前記記録制御ステップの処理により記
    録が制御された前記 管理情報に基づいて、前記第2のパ
    ーツが、前記第2の範囲より短いか否かを判別する第2
    の判別ステップを更に含み、 前記第2の判断ステップの処理により前記第2のパーツ
    が前記第2の範囲より短いと判別された場合、前記再生
    制御ステップの処理では、前記第2のパーツの次に再生
    されるべき第3のパーツに前記再生ヘッドを移送制御す
    ることを特徴とする請求項6に記載の高速再生方法。
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