JP2004319092A - ディスク記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスク上の記録データ中の所望のマーカ点と実質的にずれがない検索用の位置情報を生成する。
【解決手段】 ディスクに記録中に位置をマークし、後の検索のために、上記ディスクの予め設定された所定領域に、上記マークされた位置を書き込むようにするディスク記録装置である。記録中に所定のキーが操作された時点の、上記ディスク上の情報位置に対応するアドレスを識別し、この識別されたアドレスを上記ディスクの予め設定された所定領域に書き込む。所定のキーが所定時間継続して操作されるまで、上記ディスクの上記所定領域に書き込まれたアドレスを、当該所定領域に保持しておく。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ディスク記録装置に関する。
従来、テープレコーダで、例えば、講演の録音をしながら、途中のここぞと思うポイントで、所定のキーを操作することにより、可聴帯域外の、あるいは音声の聞き取りに支障とならない低周波数のマーカ(キュー信号)をテープに記録するようにしたものが知られている。
この低周波数のマーカが記録されたテープを高速再生すると、再生されたマーカの周波数が可聴帯域内になり、これを手がかりとして、録音内容のポイントを検索することができて、テープの編集などに便利である。
ところが、記録媒体として、テープを使用するときは、上記マーカを記録したポイントをサーチするために、テープ早送りや巻き戻しを行わなければならず、マーカポイントを見付け出すのに時間がかかるという基本的な問題があった。
また、前述のような従来のテープレコーダでは、使用者が、例えば講演を聴きながら、そのポイントであると判断してから、マーカキーを操作するので、内容判断のための時間だけキー操作が遅くなり、必然的に、テープ上のマーカ位置が希望するポイントの録音始点よりも下流側にずれてしまう。
また、誤ってマーカキーに触れた場合でも、マーカがテープに記録されてしまい、ポイント検索の妨げになるという問題があった。
この発明は、以上の点にかんがみ、記録媒体としてディスクを使用し、マーカポイントのサーチが容易に行え、しかも、希望するマーカポイントと実質的にずれがない、検索用の位置情報を生成することができるディスク記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明によるディスク記録装置は、
ディスクに記録中に位置をマークし、後の検索のために、上記ディスクの予め設定された所定領域に、上記位置を書き込むようにするディスク記録装置であって、
記録中に所定のキーが操作された時点の、上記ディスク上の情報位置に対応するアドレスを識別し、この識別されたアドレスを上記ディスクの予め設定された所定領域に書き込む手段と、
上記所定のキーが所定時間継続して操作されるまで、上記ディスクの上記所定領域に書き込まれた上記アドレスを、当該所定領域に保持しておく手段と
を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、記録動作中に所定のキーが操作された時点で、このキー操作に対応するディスク上の位置情報が生成されて、その位置情報であるアドレスがディスク上の所定領域に書き込まれる。再生時には、この位置情報に基づいて、ディスク上の所望のマーカポイントが速やかに検出される。
この発明によれば、アドレスデータが予め記録されており、所定領域にTOC(記録データに関する情報)を書き込むようにしたディスクを用いるディスク記録装置において、記録動作中に、所定のキーが操作されたとき、このキー操作時点に対応するディスク上のアドレスをTOCとして所定領域に書き込むようにしたので、ディスク上のマーカ点と実質的にずれがない、検索用の位置情報を生成することができる。
以下、図1、図2及び図3を参照しながら、この発明によるディスク記録装置の実施の形態を、音声データ圧縮伸長型の光磁気ディスク記録再生装置に適用した場合について説明する。
この発明の一実施例の構成を図3に示す。
図3において、1は光ディスクであって、この例の場合、光磁気記録膜を持った記録再生、消去が可能な書換形の光磁気ディスクが用いられる。
ディスク1の外径は64mmで、このディスク1には、例えば1.6μmのピッチでスパイラル状に記録トラックが形成される。ディスク1は、一定の線速度、例えば1.2〜1.4m/sで回転される。そして、ディスク1には、オーディオ情報がデジタル信号とされ、かつ、圧縮されて記録されることにより、対象となる情報が130Mバイト以上記録再生可能である。
また、ディスク1には、予め、光スポット制御用(トラッキング制御用)のプリグルーブが形成されているが、特に、この例の場合には、このプリグルーブにトラッキング用のウォブリング信号に重畳して絶対番地コードが記録されている。なお、ディスク1は防塵及び傷付着防止のため、ディスクカートリッジ2内に収納されている。
また、ディスク1には、その最内周のトラック位置に、記録されているオーディオデータに関する情報が記録されている。これは、一般にTOC(Table of content)と呼ばれ、記録されている曲数、各曲の記録位置に関する情報、各曲の演奏時間などが含まれている。
[記録再生装置の記録系]
図3の記録再生装置は、IC化によりできるだけ構成を簡略化できるように工夫されている。先ず、光磁気ディスクへの記録時について説明する。なお、記録時と再生時とでは、システム制御回路(マイクロコンピュータ)20からのモード切換信号R/Pにより、各回路部がモード切り換えされるように構成されている。
システム制御回路20には、録音キーKr,再生キーKp,停止キーKs,マーカキーKm‥‥など、複数の操作キーを備えるキー操作部41が接続されており、これらのキーの操作により動作モードが指定される。
また、この実施例では、システム制御回路20に、TOCメモリ20mが接続されて、後述のように、記録データに関する位置情報や、時間情報などを含むTOCデータが一時的に蓄えられる。
なお、このメモリ20mは、マイクロコンピュータ内のRAM上に設定することもできるし、後述のバッファメモリ25上に設定しても良い。
1対の入力端子21LT,21RTを通じた2チャンネルのアナログオーディオ信号は、A−D変換器22において、サンプリング周波数44.1kHzでサンプリングされ、各サンプリング値が16ビットのデジタル信号に変換される。この16ビットのデジタル信号は、データ圧縮回路23Rに供給され、この例の場合には、入力デジタルデータが例えば1/5にデータ圧縮される。このデータ圧縮の方法としては種々用いることができるが、例えば量子化数4ビットのADPCM(Adaptive Delta Pulse Code Modulation) が使用される。
また、例えば、入力デジタルデータを高域ほど帯域幅が広くなるように複数の帯域に分割し、分割された各帯域毎に複数のサンプル(サンプル数は各帯域で同数とする方が良い)からなるブロックを形成し、各帯域のブロックごとに直交変換を行ない、係数データを得、この係数データに基づいて各ブロックごとのビット割り当てを行なうようにする方法を用いることもできる。この場合のデータ圧縮方法は、音に対する人間の聴感特性を考慮しており、高能率でデータ圧縮ができる(特願平1−278207号参照)。
こうしてA−D変換器22からのデジタルデータDAは、圧縮回路23Rにおける処理により1/5にデータ圧縮され、このデータ圧縮されたデータdaは、メモリ制御回路24により制御されるバッファメモリ25に転送される。この例の場合には、バッファメモリ25は、1Mビットの容量を有するD−RAMが用いられている。
メモリ制御回路24は、記録中に振動等によりディスク1上の記録位置が飛んでしまうトラックジャンプが生じなければ、バッファメモリ25から圧縮データdaを書き込み速度の約5倍の転送速度で順次読み出し、読み出したデータを、データエンコード回路26Rに転送する。
また、記録中にトラックジャンプが生じたことを検出したときは、エンコード回路26Rへのデータ転送を停止し、処理回路23Rからの圧縮データdaをバッファメモリ25に蓄積する。そして、記録位置が修正されたとき、バッファメモリ25からエンコード回路26Rへのデータ転送を再開するようにする制御を行う。
トラックジャンプが生じたか否かの検出は、例えば振動計を装置に設け、振動の大きさがトラックジャンプが生じるようなものであるか否かを検出することにより行うことができる。また、この例のディスク1には、前述したように、プリグルーブを形成する際に、トラッキング制御用のウォブリング信号に重畳して絶対番地コードが記録されている。そこで、このプリグルーブからの絶対番地コードを記録時に読取り、そのデコード出力からトラックジャンプを検出するようにすることもできる。また、振動計と絶対番地コードのオアを取ってトラックジャンプを検出するようにしても良い。なお、トラックジャンプが生じたときには、光磁気記録のためのレーザ光のパワーを下げる、あるいはパワーを零とするようにしておくものである。
そして、トラックジャンプが生じたときの記録位置の修正は、前記の絶対番地コードを用いて行うことができる。また、この場合のバッファメモリ25のデータ容量としては、上述から理解されるように、トラックジャンプが生じてから記録位置が正しく修正されるまでの間の時間分に相当する圧縮データdaを蓄積できる容量が最低必要である。この例では、バッファメモリ25の容量としては、前記のように1Mビット有し、この容量は前記の条件を十分に満足するように余裕を持ったものとして選定されているものである。
また、この場合、メモリ制御回路24は、この記録時において、正常動作時は、できるだけバッファメモリ25に蓄積されるデータが少なくなるようにメモリ制御を行う。例えば、バッファメモリ25のデータ量が予め定められた所定量以上になったら、所定量のデータ、例えば32セクタ分(1セクタは1CD−ROMセクタ(約2Kバイト))のデータだけバッファメモリ25から読み出して、常に所定データ量以上の書込み空間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
データエンコード回路26Rは、バッファメモリ25から転送されてきた圧縮データdaをCD−ROMのセクタ構造のデータにエンコードする。なお、32セクタ分のオーディオデータを含むデータを以下クラスタと称する。
このデータエンコード回路26Rの出力データ(クラスタ単位のデータ)は、記録エンコード回路27に供給される。この記録エンコード回路27では、データにエラー検出訂正用の符号化処理を行うと共に、記録に適した変調処理、この例ではEFM符号化処理などを施す。エラー検出訂正用の符号は、この例ではCDのCIRC(クロスインターリーブ・リード・ソロモン符号)に対してインターリーブを変更したものを用いる。記録データがクラスタ単位の間欠的なデータであるので、32セクタのクラスタデータの前後に、クラスタ接続用の複数個のリンキングセクタが付加される。
この記録エンコード回路27からの符号化処理の施されたデータは、磁気ヘッド駆動回路28を介して磁気ヘッド29に供給される。磁気ヘッド駆動回路28は、記録データに応じた変調磁界をディスク1(光磁気ディスク)に印加するように磁気ヘッド29を駆動する。このヘッド29に供給される記録データは、クラスタ単位であり、記録は間欠的に行われる。
ディスク1はカートリッジ2に収納されているが、装置に装填されることにより、シャッタ板が開けられて、シャッタ開口からディスク1が露呈する。そして、スピンドル挿入用開口にディスク駆動モータ30Mの回転軸が挿入連結されて、ディスク1が回転駆動される。この場合、ディスク駆動モータ30Mは、後述するサーボ制御回路32により、線速度1.2〜1.4m/sでディスク1を回転駆動するように回転速度制御がなされる。
磁気ヘッド29は、前記カートリッジ2のシャッタ開口から露呈するディスク1に対向している。また、ディスク1の磁気ヘッドに対向する面とは反対側の面と対向する位置には、光学ヘッド30が設けられている。この光学ヘッド30は、例えばレーザダイオード等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光ビームスプリッタ、円筒レンズなどの光学部品及び光検出器などから構成されており、この記録時は、記録トラックには、再生時より大きな一定のパワーのレーザ光が照射されている。この光照射と、磁気ヘッド29による変調磁界とにより、ディスク1には熱磁気記録によってデータが記録される。そして、磁気ヘッド29と光学ヘッド30とは、共にディスク1の半径方向に沿って移動できるように構成されている。
なお、この記録時において、光学ヘッド30の出力がRF信号処理回路31を介して絶対番地デコード回路34に供給されて、ディスク1のプリグルーブからの絶対番地コードが抽出されると共に、デコードされる。そして、そのデコードされた絶対番地情報が記録エンコード回路27に供給されて、記録データ中に絶対番地情報として挿入されて、ディスクに記録される。絶対番地デコード回路34からの絶対番地情報は、また、システム制御回路20に供給され、前述したように、記録位置の認識及び位置制御に用いられる。
また、RF信号処理回路31からの信号がサーボ制御回路32に供給され、ディスク1のプリグルーブからの信号からモータ30Mの線速度一定サーボのための制御信号が形成され、モータ30Mが速度制御される。
[記録再生装置の再生系]
装置に装填されたディスクは、ディスク駆動モータ30Mにより回転駆動される。そして、記録時と同様にして、このディスク駆動モータ30Mは、サーボ制御回路32により、プリグルーブからの信号により、ディスク1が記録時と同じ速度、すなわち線速度1.2〜1.4m/sで、一定となるように回転速度制御される。
再生時、光学ヘッド30は、目的トラックに照射したレーザ光の反射光を検出することにより、例えば非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、また、例えばプッシュプル法によりトラッキングエラーを検出すると共に、目的トラックからの反射光の偏光角(カー回転角)の違いを検出して、再生RF信号を出力する。
光学ヘッド30の出力は、RF信号処理回路31に供給される。RF信号処理回路31は、光学ヘッド30の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を抽出してサーボ制御回路32に供給すると共に、再生信号を2値化して再生デコード回路33に供給する。
サーボ制御回路32は、前記フォーカスエラー信号が零になるように、光学ヘッド30の光学系のフォーカス制御を行うと共に、トラッキングエラー信号が零になるように、光学ヘッド30の光学系のトラッキング制御を行う。
また、RF信号処理回路31はプリプルーブからの絶対番地コードを抽出して絶対番地デコード回路34に供給する。そして、システム制御回路20に、このデコード回路34からの絶対番地情報が供給され、サーボ制御回路32による光学ヘッド30のディスク半径方向の再生位置制御のために使用される。また、システム制御回路20は、再生データ中から抽出されるセクタ単位のアドレス情報も、光学ヘッド30が走査している記録トラック上の位置を管理するために用いることができる。
この再生時、後述するように、ディスク1から読み出された圧縮データはバッファメモリ25に書き込まれ、読み出されて伸長されるが、両データの伝送レートの違いから、ディスク1からの光学ヘッド30によるデータ読み出しは、例えばバッファメモリに蓄えられるデータが所定量以下にならないように間欠的に行われる。
ディスク1から読み出されたデータは、RF信号処理回路31を介して再生デコード回路33に供給される。再生デコード回路33は、RF信号処理回路31からの2値化再生信号を受けて、記録エンコード回路27に対応した処理、すなわち、EFM復号化処理、エラー検出訂正のための復号化処理や補間処理などを行う。この再生デコード回路33の出力データは、データデコード回路26Pに供給される。
このデータデコード回路26Pは、CD−ROMのセクタ構造のデータを圧縮された状態の元データにデコードする。
このデータデコード回路26Pの出力データは、トラックジャンプメモリ制御回路24により制御されるバッファメモリ25に転送され、所定の書き込み速度で書き込まれる。
そして、この再生時においては、メモリ制御回路24は、再生中に振動等により再生位置が飛んでしまうトラックジャンプが生じなければ、データデコード回路26Pからの圧縮された状態のデータを書き込み速度の約1/5倍の転送速度で順次読み出し、読み出したデータを、データ伸長処理回路23Pに転送する。この場合、メモリ制御回路24は、バッファメモリ25に蓄えられているデータ量が、所定以下にならないようにバッファメモリ25の書き込み/読み出しを制御する。
また、再生中にトラックジャンプが生じたことを検出したときは、データデコード回路26Pからバッファメモリ25へのデータの書き込みを停止し、データ伸長処理回路23Pへのデータの転送のみを行う。そして、再生位置が修正されたとき、データデコード回路26Pからバッファメモリ25へのデータ書き込みを再開するようにする制御を行う。
トラックジャンプが生じたか否かの検出は、記録時と同様に、例えば振動計を用いる方法及び光ディスクのプリグルーブにトラッキング制御用のウォブリング信号に重畳して記録されている絶対番地コードを用いる方法(つまり、絶対番地デコード回路34のデコード出力を用いる方法)、あるいは、振動計と絶対番地コードのオアを取ってトラックジャンプを検出する方法を用いることができる。さらには、この再生時には、前述したように再生データ中から絶対番地情報及びセクタ単位のアドレス情報が抽出されるのでこれを用いることもできる。
この再生時の場合のバッファメモリ25のデータ容量としては、上述から理解されるように、トラックジャンプが生じてから再生位置が正しく修正されるまでの間の時間分に相当するデータを常に蓄積できる容量が最低必要である。何故なら、それだけの容量があれば、トラックジャンプが生じても、バッファメモリ25からデータ伸長回路23Pにデータを転送し続けることができるからである。この例のバッファメモリ25の容量としての1Mビットは、前記の条件を十分に満足するように余裕を持った容量として選定されている。
また、前述もしたように、メモリ制御回路24は、正常動作時は、できるだけバッファメモリ25に前記必要最小限以上の所定データが蓄積されるようにメモリ制御を行う。この場合、例えば、バッファメモリ25のデータ量が予め定められた所定量以下になったら、光学ヘッド30によりディスク1からのデータの間欠的な取り込みを行って、データデコード回路26Pからのデータの書き込みを行い、常に所定データ量以上の読み出し空間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
データ伸長処理回路23Pでは、ADPCMデータを、記録時のデータ圧縮処理とは逆に、約5倍に伸長する。このデータ伸長回路23Pからのデジタルオーディオデータは、D−A変換器35に供給され、2チャンネルのアナログオーディオ信号に戻され、1対の出力端子36LT,36RTから出力される。
[記録系のマーカ記録動作]
通常、例えば複数の曲を記録する場合に、曲ごとに記録を行うときには、各曲の記録開始時に、トラックナンバーが設定されると共に、その記録開始位置のディスク上の前記絶対番地がTOCデータとして、それぞれ記録される。この場合には、トラックナンバーは、順次、更新される。また、複数の曲を1回の記録で、記録する場合には、曲と曲との間の無音区間などを検出して、自動的にトラックナンバーを曲の頭で更新し、その位置のディスク上の絶対番地がTOCデータとして記録される。
上記のように、通常は、記録開始時や、曲間の無音区間を検出して、曲の頭の位置で、トラックナンバーが更新され、このトラックナンバーがTOCに記録されているので、再生時、このTOCのトラックナンバーを指標として、いわゆる頭出しなどを行うようにする。しかし、曲の途中や、希望する位置を頭出しのポイントとして設定することは、従来、行われていない。
この例においては、上記のTOCデータに加えて、記録動作中にマーカキーKmを操作すると、その操作時点の記録位置(ディスク1上の絶対アドレス、以下同じ)、あるいはそれより以前の記録位置を、マーカ打ち込みポイントとしてディスク1のTOCエリアに記録するようにする。そして、その操作時点位置で、トラックナンバーを更新するようにする。
次に、図1及びその続きである図2のフローチャートを参照しながら、この発明の一実施例のマーカ記録動作について説明する。
先ず、録音に先立って、TOCメモリ20mには、マーカキーKmの任意の操作時点to のディスク1上のアドレスを記憶するか、あるいは、操作時点to からΔT時間だけ前の遡及時点tb (=to −ΔT)のアドレスを記憶するかが、録音対象に応じて設定される(ステップS1)。
この遡及時間ΔTは、この例では任意に設定することができる。前述のように、例えば、講演の録音をする場合は、この遡及時間ΔTは、例えば1〜2秒程度とされる。また、例えば音楽などのように、その内容が予め判っているものを録音する場合は、例えば曲の間にマーカキーを操作すればよいので、遡及時間ΔT=0として、マーカキーKmの操作時点t0 を記憶することができる。
次に、ステップS2において、キー操作部41でのキー操作入力を待つ。キー操作入力があればステップS2からステップS3に進み、操作されたキーが記録キーKrであるか否か判別され、操作されたキーが記録キーKrでなければ、操作キーに応じた処理ルーチンに進む。操作されたキーが記録キーKrであれば、装置は録音待機状態となる(ステップS4)。
次に、ステップS5において、キー操作部41でのキー操作入力を待ち、キー操作入力があればステップS5からステップS6に進み、操作されたキーがスタート(再生)キーKpであるか否か判別される。そして、操作されたキーが再生キーKpでなければ、操作キーに応じた処理ルーチンに進み、操作されたキーが再生キーKpであれば、録音が開始され、通常のように、対象とする音声の録音始点のアドレスがメモリ20mに記憶される(ステップS7)。
この実施の形態では、録音動作中は、装置がキー操作部41のキー操作待ちの状態となり(ステップS8)、キー操作があれば、そのキー操作がマーカキーKmの操作か否か判別される(ステップS9)。キー操作がマーカキーKmの操作であれば、ステップS9からステップS10に進み、操作時点t0 のアドレスがTOC用メモリ20mに記憶される。
ステップS10の後はステップS11に進む。このステップS11においては、例えば1〜2秒の所定時間Tcにわたり、マーカキーKmが継続して操作されたか否かが判断される。
継続操作時間がTcに満たない場合は、マーカキーKmの誤操作とみなされて、ステップS11からステップS12に進み、上述のステップS10でTOC用メモリ20mに記憶されたキー操作時点t0 のアドレスが消去される。ステップS12の後は、ステップS8に戻る。
一方、マーカキーKmの継続操作時間がTc以上の場合には、ステップS11からステップS13に進み、マーカポイントのアドレスが演算される。すなわち、上述のステップS1で録音対象に応じて設定された条件がΔT≠0のときには、マイクロコンピュータ20により、マーカキーKmの操作時点t0 よりΔT時間だけ前の遡及時点tb が計算されて、その時点tb に相当するアドレスが演算される。ΔT=0のときには、マーカキー操作時点t0 のアドレスがそのまま時点tb のアドレスとされる。
ステップS13の後はステップS14に進み、TOCメモリ20mの内容として、トラックナンバーが+1されて更新され、前記時点tb のマーカポイントのアドレスがそのスタートアドレスとして記憶される。すなわち、曲の頭や、記録開始点以外のマーカキーKmの操作点においても、トラックナンバーが更新され、そのスタートアドレスが記憶される。
ステップS14の後は、ステップS8に戻り、上述のようなマーカキーKmの操作による、ステップS9〜S14の一連の動作は、後のステップS16において、停止キーKsが操作されるまで、循環的に繰り返される。
そして、ステップS9において、マーカキーKmの操作ではないと判別されたときには、ステップS9からステップ15に進み、ポーズ(一時停止)キーの操作か否か判別され、ポーズキーの操作であると判別されたときには、ステップS4に戻り、録音待機状態になる。
ステップS15でポーズキーの操作でないと判別されたときには、ステップS15からステップS16に進み、操作キーが停止キーKsか否か判別される。停止キーKsが操作されなかったと判別されたときには、そのキー操作は誤操作として無視され、ステップS16からステップS8に戻る。また、停止キーKsが操作されたときには、ステップS16からステップS17に進み、録音動作が終了すると共に、メモリ20mに記憶されたマーカポイントの時点tb のアドレスを含むTOCデータが、ディスク上のTOC領域に書き込まれて、装置の記録動作が終了する。
したがって、ディスクの再生時には、上述のようにしてTOC領域に書き込まれた各アドレスに基づいて、所望のマーカポイントを速やかに検出することができる。
なお、上述の実施例では、マーカキーKmを独立に設けたが、これを独立に設けずに、他の操作キー、例えば、録音キーKrをマーカキーKmに兼用することもできる。
以上は、この発明を、オーディオデータを圧縮して間欠的に記録再生するディスク装置に適用した場合であるが、この発明は、ディスク上にアドレスデータが予め記録され、また、特定のエリアにTOCやディレクトリなど、記録データに関するデータを記録する仕様のディスク装置であれば、どのようなものでも適用可能である。
なお、ディスク上の絶対アドレスデータとしては、タイムコードを用いることもできる。
この発明によるディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。 この発明によるディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。 この発明の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
20…システム制御回路(マイクロコンピュータ)、20m…TOC用メモリ、Km…マーカキー、Kr…録音キー

Claims (1)

  1. ディスクに記録中に位置をマークし、後の検索のために、上記ディスクの予め設定された所定領域に、上記位置を書き込むようにするディスク記録装置であって、
    記録中に所定のキーが操作された時点の、上記ディスク上の情報位置に対応するアドレスを識別し、この識別されたアドレスを上記ディスクの予め設定された所定領域に書き込む手段と、
    上記所定のキーが所定時間継続して操作されるまで、上記ディスクの上記所定領域に書き込まれた上記アドレスを、当該所定領域に保持しておく手段と
    を備えることを特徴とするディスク記録装置。
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