JP2001210009A - 再生装置、記録装置およびダビング装置 - Google Patents

再生装置、記録装置およびダビング装置

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JP2001210009A
JP2001210009A JP2000017842A JP2000017842A JP2001210009A JP 2001210009 A JP2001210009 A JP 2001210009A JP 2000017842 A JP2000017842 A JP 2000017842A JP 2000017842 A JP2000017842 A JP 2000017842A JP 2001210009 A JP2001210009 A JP 2001210009A
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dubbing
signal
speed
recording
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JP2000017842A
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English (en)
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Haruyuki Miura
玄之 三浦
Hiroshi Fujisawa
寛 藤沢
Hajime Sugano
元 菅野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速ダビング中にエラーが発生した時は、エ
ラーが発生したトラックの先頭から1倍速ダビングに切
り替えることで、エラーによる音質劣化を防止する。 【解決手段】CD再生装置が4倍速再生を行い、再生信
号をMDに記録する。4倍速ダビングを開始し、第1ト
ラック、第2トラックについては、適正にダビングが行
われる。第3トラックのダビングを行っている途中で、
エラーが発生したものと判断されると、その判断に応答
して、CD再生装置は、エラーが発生した第3トラック
の先頭に再生位置を戻し、ポーズ状態で待機する。MD
記録再生装置では、エラーが発生したデータを記録した
第3トラックを消去すると共に、第3トラックに対して
記録を準備しているレックポーズ状態で待機する。次
に、4倍速から1倍速ダビングへ切り替え、第3トラッ
クの先頭から1倍速ダビングによるダビングを行う。第
4トラックのオーディオデータも1倍速ダビングでなさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばCD(Co
mpact Disc、登録商標)プレーヤに適用される再生装
置、例えばMD(Mini Disc、登録商標)レコーダに適用
される記録装置、並びに例えばCDプレーヤの再生信号
をMDレコーダによって記録するダビング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近MD等のように、オーディオデータ
を記録再生可能なディスク媒体、並びにディスク媒体に
対応した記録再生装置が広く普及している。例えばMD
レコーダ/プレーヤをシステムの構成要素とするオーデ
ィオシステム、共通のケースにCDプレーヤ、MDレコ
ーダ/プレーヤを収納した一体型オーディオ機器等が普
及している。このようなオーディオシステム、一体型オ
ーディオ機器等では、CDプレーヤによって再生したオ
ーディオデータをMDレコーダ/プレーヤによってMD
に記録するという、いわゆるダビング記録を行う機能を
備えることが一般的である。
【0003】ダビングを短時間で行うために、高速ダビ
ングが望ましい。例えばCDを4倍速(通常の再生速度
の4倍)で再生し、4倍速再生による出力をMDに記録
するようになされる。4倍速再生は、CDを通常再生の
4倍の速度で回転させ、光学ヘッドの送り速度を通常再
生の4倍とすることによってなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような高速ダビン
グ時には、再生動作が不安定となるので、CDに付着し
たゴミ、CDの傷、振動等によって、ノイズや音飛びが
発生しやすくなり、ダビングされるデータの品質(音
質)が保証されない可能性があった。例えばスピンドル
モータによってCDをCLV(Constant Linear Velocit
y)によって回転する場合に、4倍速で回転している場合
には、スピンドルサーボのロックが外れやすくなる。ま
た、ディスクの偏芯によるディスク半径方向の揺れの周
波数が高くなり、トラッキングサーボ系のループゲイン
を高いものに変えたとしても、1倍速再生時よりも、ト
ラッキングエラーが発生しやすくなる。
【0005】したがって、この発明の目的は、再生時に
エラーを検出することが可能で、エラーが検出された場
合には、高速ダビングから1倍速ダビングに切り替えて
ダビングをリトライすることで、ダビングされるデータ
の品質の劣化を防止することができる再生装置、記録装
置およびダビング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、ディスク状記録媒体に記録
されている信号を再生する再生装置において、ディスク
状記録媒体を回転駆動する駆動手段と、ディスク状記録
媒体から信号を読み取る読み取り手段と、読み取り手段
の出力信号を処理する再生信号処理手段と、再生ヘッド
の読み取り位置を変位させる変位手段と、ディスク状記
録媒体の回転動作と読み取り手段の読み取り動作を制御
するサーボ手段と、再生信号の品質の劣化を生じさせる
エラーを検出するエラー検出手段とを備え、ディスク状
記録媒体を通常の回転速度より高速で回転させた状態
で、ディスク状記録媒体上の記録部分を再生している間
に、エラー検出手段がエラーを検出する時に、エラー検
出信号を発生し、その後にディスク状記録媒体を通常の
回転速度に戻した状態で、エラーが検出された記録部分
の先頭位置から再生を行うことを特徴とする再生装置で
ある。
【0007】請求項7の発明は、記録媒体に再生装置か
らの再生信号を記録する記録装置において、再生装置に
よって高速再生された再生信号を高速記録するようにな
され、記録中の再生信号の品質の劣化を生じさせるエラ
ーの発生の有無を示すエラー検出信号を再生装置から受
け取り、エラー検出信号がエラーの発生を示す時には、
記録動作を停止し、エラーが発生した再生信号の記録部
分を消去した後、通常速度でもって再生された再生信号
の記録を再開するように、制御されることを特徴とする
記録装置である。
【0008】請求項8の発明は、ディスク状記録媒体に
記録されている信号を再生し、再生信号を記録媒体に記
録するダビング装置において、ディスク状記録媒体から
の再生信号の品質の劣化を生じさせるエラーを検出する
エラー検出手段を有し、ディスク状記録媒体を通常の回
転速度より高速で回転させた状態で、ディスク状記録媒
体上の記録部分を再生している間に、エラー検出手段が
エラーを検出する時に、エラー検出信号を発生し、その
後にディスク状記録媒体を通常の回転速度に戻した状態
で、エラーが検出された記録部分の先頭位置から再生を
行い、記録媒体に対して高速再生された再生信号を高速
記録するようになされ、エラー検出信号を受け取り、エ
ラー検出信号がエラーの発生を示す時には、記録動作を
停止し、再生信号が記録されている部分を消去してから
通常速度でもって、通常の回転速度に戻した状態で再生
された再生信号の記録を行うことを特徴とするダビング
装置である。
【0009】請求項1の発明によれば、CD等の媒体を
再生している時に、ノイズ、音飛びの原因となるエラー
が発生したことを示す信号を出力できるので、ダビング
時にリトライを行う指示を発生することができ、また、
高速再生から通常速度再生に切り替わることによって、
エラーを発生するのそれが少ない再生状態に切り替わる
ことができる。請求項7の記録装置は、エラーが発生し
たことを示す信号を受けて、高速記録から通常速度記録
に切り替わることによって、全体としては、短時間で、
エラーの少ない記録ができる。請求項8のダビング装置
は、高速ダビング時にノイズや音飛びの原因となるエラ
ーを検出した時には、エラーが発生したトラックから1
倍速のダビングに切り替えてダビングをやり直すので、
記録された音を確認することなく、高品質でダビングを
行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、一実施形態のシ
ステム構成を示す。101がCD再生装置を示し、10
2がMD記録再生装置を示し、103がオーディオ信号
の入力および出力がなされるオーディオ入出力部を示
し、104がCD再生装置101、MD記録再生装置1
02およびオーディオ入出力部103を制御するシステ
ムコントローラを示す。
【0011】オーディオ入出力部103には、CD再生
装置101の再生信号、MD記録再生装置102の再生
信号、入力端子105からのライン入力、入力端子10
6からのマイクロホン入力が供給される。オーディオ入
出力部103からは、MD記録再生装置102に対して
オーディオ信号が出力されると共に、アナログオーディ
オ信号がアンプ107に対して出力される。アンプ10
7には、スピーカ108が接続されている。
【0012】図2は、CD再生装置101の一例を示
す。CD1がスピンドルモータ2によって一定線速度
(CLV)で回転駆動される。光学ヘッド3によって、
CD上にピットとして記録されているデータが読み取ら
れる。光学ヘッド3は、スレッド4によって、CD1の
径方向に送られ、読み取り位置が変位される。光学ヘッ
ド3の再生信号がRFアンプ6に供給される。RFアン
プ6は、光学ヘッド3の4分割ディテクタの出力信号を
演算することによって、再生RF信号と、トラッキング
エラー信号、フォーカスエラー信号を出力する。
【0013】トラッキングエラー信号、フォーカスエラ
ー信号がサーボ回路5に供給され、サーボ回路5によっ
て、スピンドルモータ2の回転、光学ヘッド3のフォー
カスおよびトラッキング、スレッド4のそれぞれに対す
る駆動信号が生成される。それによって、CD1がCL
Vで回転駆動され、光学ヘッド3からの読み取りビーム
がCD1上で焦点が合い、トラック上に形成されたピッ
トが読み取られる。
【0014】再生RF信号がEFMおよびCIRCデコ
ーダ7に入力される。EFMおよびCIRCデコーダ7
では、先ず入力された再生RF信号を2値化し、EFM
(eight to fourteen modulation) 信号を得る。次に、
EFM信号をEFM復調する。CIRC(Cross Interle
aved Reed Solomon Code) は、CD規格におけるエラー
訂正符号であり、リード・ソロモン符号とインターリー
ブとを組み合わせた畳み込み符号である。EFM復調さ
れたデータがCIRCによって、エラー検出およびエラ
ー訂正処理される。EFMおよびCIRCデコーダ7か
ら再生オーディオデータが得られる。再生オーディオデ
ータがオーディオ入出力部103に対して出力される。
【0015】また、CD再生装置101を制御するため
に、CDコントローラ8が設けられている。EFMおよ
びCIRCデコーダ7において、TOC(Table Of Cont
ents) 、サブコード等の制御データが抽出され、抽出さ
れた制御データがCDコントローラ8に供給され、CD
再生装置101の動作の制御に用いられる。CDコント
ローラ8は、マイクロコンピュータにより構成されてお
り、図1中のシステムコントローラ104と通信を行う
ことが可能とされ、システムコントローラ104によっ
てCDコントローラ8が管理される。
【0016】さらに、CD再生装置101には、ショッ
クセンサ9が設けられている。ショックセンサ9は、C
D再生装置101に外部から加わったショックを検知
し、ショックの大きさを含むショック検出信号がCDコ
ントローラ8に対して供給される。
【0017】図3は、EFMおよびCIRCデコーダ7
によって生成されるデータの1フレームを示す。CDで
は、2チャンネルのディジタルオーディオデータ合計1
2サンプル(24シンボル)から各4シンボルのパリテ
ィQおよびパリティPが形成される。この合計32シン
ボルのデータおよびパリティ11に対してサブコード
(1シンボル)12を加えた33シンボル(264デー
タビット)をひとかたまりとして扱う。1フレームの先
頭に同期パターン13が付加される。
【0018】EFM変調では、各シンボル(8データビ
ット)が14チャンネルビットへ変換される。また、各
14チャンネルビットの間には、3ビットの接続ビット
が配される。さらに、フレームの先頭にフレームシンク
パターンが付加される。フレームシンクパターンは、チ
ャンネルビットの周期をTとする時に、11T、11T
および2Tが連続するパターンとされている。このよう
なパターンは、EFM変調規則では、生じることがない
もので、特異なパターンによってフレームシンクを検出
可能としている。1フレームは、総ビット数が588チ
ャンネルビットからなるものである。
【0019】このようなフレームを98個集めたもの
は、サブコードフレームと称される。98個のフレーム
を縦方向に連続するように並べ換えて表したサブコード
フレームは、サブコードフレームの先頭を識別するため
のフレーム同期部と、サブコード部と、データおよびパ
リティ部とからなる。なお、このサブコードフレーム
は、通常のCDの再生時間の1/75秒に相当する。
【0020】サブコード部は、98個のフレームから形
成され、サブコード部における先頭の2フレームは、そ
れぞれ、サブコードフレームの同期パターンであるとと
もに、EFMのアウトオブルール(out of rule)のパタ
ーンである。また、サブコード部における各ビットは、
それぞれ、P,Q,R,S,T,U,V,Wチャンネル
を構成する。RチャンネルないしWチャンネルは、例え
ば静止画やいわゆるカラオケの文字表示等の特殊な用途
に用いられるものである。また、PチャンネルおよびQ
チャンネルは、ディスクに記録されているディジタルデ
ータの再生時における光学ヘッドのトラック位置制御動
作に用いられるものである。
【0021】Pチャンネルは、ディスク内周部に位置す
るいわゆるリードインエリアでは、”0”の信号を、デ
ィスクの外周部に位置するいわゆるリードアウトエリア
では、所定の周期で”0”と”1”を繰り返す信号を記
録するのみに用いられる。また、Pチャンネルは、ディ
スクのリードイン領域とリードアウト領域との間に位置
するプログラム領域では、各曲の間を”1”、それ以外
を”0”という信号を記録するのみに用いられる。この
ようなPチャンネルは、CDに記録されているディジタ
ルオーディオデータの再生時における各曲の頭出しのた
めに設けられるものである。
【0022】Qチャンネルは、Pチャンネルと比較し
て、CDに記録されているディジタルオーディオデータ
の再生時におけるより精細な制御を可能とするために設
けられる。Qチャンネルの1サブコードフレームの構造
は、図4に示すように、同期ビット部(図示しない)
と、コントロールビット部14と、アドレスビット部1
5と、データビット部16と、CRCビット部17とに
より構成される。
【0023】コントロールビット部14は、4ビットの
データからなり、オーディオのチャンネル数、エンファ
シスやディジタルデータ等の識別を行うためのデータが
記録されている。アドレスビット部15は、4ビットの
データからなり、データビット部16内のデータのフォ
ーマットや種類を示す制御信号が記録されている。CR
Cビット部17は、16ビットのデータからなり、巡回
符号(Cyclic Redundancy Code;CRC)のエラー検出
を行うためのデータが記録されている。
【0024】データビット部16は、72ビットのデー
タからなる。データビット部16には、絶対時間部18
が含まれている。絶対時間部18は、分成分部(AMI
N)と、秒成分部(ASEC)と、フレーム番号部(A
FRAME)とにより構成される。これらの各部は、そ
れぞれ、8ビットのデータからなるものである。これら
は、2ディジットの2進化10進法(Binary Coded Dec
imal;BCD)で表現される。合計6ディジットで第1
曲目からの経過時間(ATIME)を表す。
【0025】図5は、MD記録再生装置102の一例の
構成を示す。ミニディスク(MD)21は、カートリッ
ジ22内に直径64mmのディスク23を収納してなるも
のである。MDとしては、再生専用ディスク、記録可能
な光磁気ディスク、再生専用領域と記録可能領域が混在
するハイブリッドディスクの3種類のものがある。一実
施形態におけるMD21は、記録可能なMDである。ま
た、MD21の記録可能領域には、予めトラッキング制
御と、スピンドル制御のためのウォブリンググルーブが
形成されている。さらに、ウォブリンググルーブは、ト
ラッキング用のウォブリング信号に対して、絶対アドレ
スデータの情報が重畳されており、ウォブリンググルー
ブの再生信号から絶対アドレスを得ることが可能とされ
ている。
【0026】MD21は、スピンドルモータ24により
回転駆動される。スピンドルモータ24の回転は、サー
ボ回路27によって制御され、ディスク23がCLVで
回転するように制御される。MD21のカートリッジ2
2には、シャッターが設けられており、MD21が装着
されると、シャッターが開かれる。記録可能なMD21
の場合には、ディスク23の上部に記録用の磁気ヘッド
25が対向して配置され、その下部に光学ヘッド26が
対向して配置される。再生専用ディスクの場合には、光
学ヘッド26のみが配置される。磁気ヘッド25および
光学ヘッド26とは、同期してディスク23の半径方向
に移動できるように構成されている。
【0027】光学ヘッド26は、スレッド28によって
ディスク径方向に移動される。スレッド28の動作は、
サーボ回路27によって制御される。サーボ回路27
は、光学ヘッド26のフォーカス動作およびトラッキン
グ動作を制御する。
【0028】MDコントローラ29は、マイクロコンピ
ュータにより構成されており、MD記録再生装置102
の全体の動作を管理している。また、MDコントローラ
29は、図1中のシステムコントローラ104と通信を
行うことが可能とされ、システムコントローラ104に
よってMDコントローラ29が管理される。
【0029】図1中のオーディオ入出力部103からの
ディジタルオーディオデータ(ディジタルインターフェ
イスまたはA/D変換器の出力)がオーディオ圧縮エン
コーダ/デコーダ30に供給される。また、ディジタル
オーディオデータとして入出力されるデータには、オー
ディオデータ以外の情報として、CビットとUビットと
がある。MDコントローラ29がCビットからカテゴリ
を読み取り、Uビットから曲番や、時間情報等を読み取
る。
【0030】オーディオ圧縮エンコーダ/デコーダ30
は、ATRAC(Adaptive TransferAcoustic Coding)
と呼ばれる変形DCT(Modified Discreat Cosine Tran
sform)によって、ディジタルオーディオ信号を約1/5
に圧縮する。オーディオ圧縮エンコーダ/デコーダ30
によって圧縮されたオーディオ信号は、メモリコントロ
ーラ31に供給され、メモリコントローラ31の制御に
よって一旦RAM32に蓄えられる。
【0031】RAM32は、1クラスタ以上のデータ容
量(例えば1Mビット)を有している。MDにおいて
は、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラス
タは、4セクタのサブデータ領域と、32セクタのメイ
ンデータ領域(圧縮オーディオデータ)とからなる。1
セクタは、2352バイトで形成される。アドレスは、
1セクタ毎に記録されている。さらに、セクタがサウン
ドグループの単位に分割される。2セクタが11サウン
ドグループに分けられている。実際の1クラスタ中の3
2セクタが有効なデータとなる。残りの4セクタは、記
録開始時の磁気ヘッドの次回の立ち上がりや、レーザパ
ワーの制御に対してタイミングを合わせるために、リン
キングエリアとして使用される。
【0032】メモリコントローラ31の制御によって、
RAM32から読み出された圧縮オーディオデータがE
FMおよびCIRCエンコーダ/デコーダ33に供給さ
れる。メモリコントローラ31は、記録中に振動等によ
ってディスク23上の記録位置が飛んでしまうトラック
ジャンプが生じなければ、RAM32から圧縮データを
書き込み速度の約5倍の転送速度で順次読み出し、読み
出したデータをEFMおよびCIRCエンコーダ/デコ
ーダ33に転送する。
【0033】また、記録中にトラックジャンプが生じた
ことを検出したときは、メモリコントローラ31は、E
FMおよびCIRCエンコーダ/デコーダ33に対する
データの転送を停止し、オーディオ圧縮エンコーダ/デ
コーダ30からの圧縮データをRAM32に蓄積する。
そして、記録位置が修正された時に、RAM32からE
FMおよびCIRCエンコーダ/デコーダ33へのデー
タ転送を再開するように制御される。
【0034】例えば振動計をMD記録再生装置102に
設け、振動計で検出された振動の大きさがトラックジャ
ンプを生じさせる程度大きいか否かを検出する。それに
よってトラックジャンプが生じたか否かを検出すること
ができる。また、ディスク23には、ウォブリンググル
ーブとして絶対アドレスデータが記録されているので、
記録時に読み取られる絶対アドレスの連続性に基づいて
トラックジャンプを検出するようにしても良い。さら
に、振動計の検出出力と絶対アドレスデータの論理和
(OR)出力からトラックジャンプを検出するようにし
ても良い。なお、トラックジャンプが検出された時に
は、記録のためのレーザパワーを低下させるか、0とす
るようになされる。
【0035】トラックジャンプが生じた時の記録位置の
修正は、絶対アドレスデータを用いて行うことができ
る。また、トラックジャンプが生じてから 記録位置が
正しく修正されるまでの時間に相当する圧縮データを蓄
積できる容量をRAM32が有している。この例では、
RAM32の容量が例えば1Mビットとされている。こ
の容量は、前記の条件を十分に満足するように、余裕を
もって設定されたものである。
【0036】また、メモリコントローラ31は、記録時
に、正常動作がされている時には、RAM32に蓄積さ
れる容量ができるだけ少なくなるように,RAM32を
制御する。すなわち、RAM32内のデータ量が予め定
められた量以上になったならば、所定量のデータ例えば
32セクタ分(1セクタは、約2Kバイトである)のデ
ータをRAM32から読み出すようになされる。それに
よって、常に所定量データ以上の書き込み空間をRAM
32に確保するようになされる。
【0037】EFMおよびCIRCエンコーダ/デコー
ダ33によってEFM変調およびCIRCによるエラー
訂正符号化がされた記録データが磁気ヘッド駆動部34
を介して記録用磁気ヘッド25に供給される。記録デー
タによって変調された磁界が磁気ヘッド25からディス
ク23に印加される。一方、ディスク23に対して光学
ヘッド26からレーザビームが照射され、MD21のデ
ィスク23にデータが光磁気記録される。
【0038】記録時において、光学ヘッド26の読み取
り出力がRFアンプ36を介してアドレスデコーダ35
に供給される。アドレスデコーダ35は、光学ヘッド2
6の読み取り出力から予めウォブリンググルーブとして
ディスク23上に記録されているウォブリング信号成分
を抽出し、抽出したウォブリング信号成分を復調するこ
とによって絶対アドレスデータを復号する。絶対アドレ
スデータがEFMおよびCIRCエンコーダ/デコーダ
33に供給され、記録データ中に絶対アドレスデータが
挿入され、また、絶対アドレスデータがMDコントロー
ラ29に供給される。MDコントローラ29は、絶対ア
ドレスデータに基づいてサーボ回路27を制御すること
によって記録位置の認識と位置制御を行う。また、RF
アンプ36からの信号がサーボ回路27に供給され、デ
ィスク23のプリグルーブの再生信号から形成された制
御信号によってスピンドルモータ24の回転速度が制御
される。
【0039】次にMD記録再生装置102の再生時の動
作について説明する。記録時と同様にサーボ回路27に
よってプリグルーブの再生信号を使用してスピンドルモ
ータ24の回転が制御され、ディスク23が線速度一定
で回転される。
【0040】光学ヘッド26が目的としたトラックに照
射したレーザビームの反射ビームを検出することによっ
て、例えば非点収差法によってフォーカスエラーを検出
し、また、例えばプッシュプル法によってトラッキング
エラーを検出し、さらに、反射ビームの偏光角(カー回
転角)の違いを検出して、再生RF信号を得るようにな
される。光学ヘッド26の出力がRFアンプ36に供給
される。RFアンプ36は、光学ヘッド26の出力から
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を抽出
し、これらの信号をサーボ回路27に供給すると共に、
再生信号を2値化し、EFMおよびCIRCエンコーダ
/デコーダ33に供給する。
【0041】サーボ回路27は、フォーカスエラーが0
となるように、光学ヘッド26の光学系のフォーカスを
制御し、また、トラッキングエラーが0となるように、
光学系のトラッキングを制御する。また、RFアンプ3
6の出力がアドレスデコーダ35に供給される。アドレ
スデコーダ35からの絶対アドレスデータがMDコント
ローラ29に供給される。MDコントローラ29は、絶
対アドレスデータに基づいてサーボ回路27を制御する
ことによって再生位置の制御を行う。また、再生データ
中から抽出されるセクタ単位のアドレス情報も、光学ヘ
ッド26が走査しているディスク上の位置を管理するた
めに用いることができる。
【0042】EFMおよびCIRCエンコーダ/デコー
ダ33では、RFアンプ36からのRF信号をEFM復
調し、エラー訂正等の処理がなされる。EFMおよびC
IRCエンコーダ/デコーダ33の出力がメモリコント
ローラ31を介して一旦RAM32に記憶される。RA
M32の読み出しデータがメモリコントローラ31を介
してオーディオ圧縮エンコーダ/デコーダ30に供給さ
れ、伸張される。オーディオ圧縮エンコーダ/デコーダ
30の出力(再生オーディオデータ)がオーディオ入出
力部103(図1参照)に供給される。
【0043】メモリコントローラ31によって、EFM
およびCIRCエンコーダ/デコーダ33からの圧縮デ
ータをRAM32に書き込む動作と、圧縮データをRA
M32から読み出す動作が制御される。再生中に振動等
によって再生位置が飛んでしまうトラックジャンプがな
い場合であれば、圧縮データの書き込み速度の約1/5
の読み出し速度でもって、圧縮データが順次読み出され
る。このようにRAM32に対する書き込みデータのレ
ートと、RAM32からの読み出しデータのレートが相
違するので、RAM32に蓄えられるデータが所定量以
下とならないように、RAM32の読み出し動作が間欠
的になされる。
【0044】また、再生中にトラックジャンプが生じた
ことが検出される時には、EFMおよびCIRCエンコ
ーダ/デコーダ33からRAM32へのデータの書き込
みを停止し、オーディオ圧縮エンコーダ/デコーダ30
へのデータの転送のみを行う。そして、再生位置が修正
されたときは、EFMおよびCIRCエンコーダ/デコ
ーダ33からRAM32へのデータの書き込みを再開す
る。このようにして再生時に音飛びが発生することを防
止することができる。
【0045】メモリコントローラ31は、正常動作時で
は、できるだけRAM32に必要最小限以上の量のデー
タが蓄積されるように、RAM32を制御する。例えば
RAM32のデータ量が所定量以下となったならば、光
学ヘッド26によってディスク23からのデータの間欠
的な取り込みを行い、EFMおよびCIRCエンコーダ
/デコーダ33からRAM32に対してデータを書き込
み、常に所定量以上の読み出し空間を確保する。
【0046】一例として、RAM32に対してデータを
一杯に読み込むのにかかる時間が約0.9秒であり、こ
のデータは、約3秒間のオーディオデータに相当する。
すなわち、RAM32にデータが一杯に蓄えられている
時に、ディスク23の信号が読み取れなくなっても、約
3秒間、再生信号を出力し続けることが可能である。こ
の時間内に光学ヘッド26を元の位置に戻し、信号読み
取りを再開することによって音飛びが防止される。
【0047】また、MD21のディスク23の最内周エ
リア(リードインエリア)には、ピット列としてTOC
が設けられている。記録可能なMD21では、TOCの
外周側にUTOC(User Table Contents) が配置され
る。TOCには、そのディスクの各曲のスタートアドレ
ス、曲の名前であるトラックネームや、ディスクの名前
であるディスクネーム等が記録されている。
【0048】UTOCは、データの記録や消去に応じて
書き換えられるものである。UTOCのセクタ0は、記
録された各曲のスタートアドレスおよびエンドアドレス
等が記録される。UTOCのセクタ1およびセクタ4に
は、トラックネーム、アーチスト名の文字情報が記録さ
れる。UTOCのセクタ2には、各曲の録音日時が記録
される。
【0049】次に、図6を参照してオーディオ入出力部
103の構成の一例について説明する。CD再生装置1
01(図2参照)のEFMおよびCIRCデコーダ7か
ら出力されるディジタルオーディオデータがD/A変換
器44およびディジタルインターフェイス43に供給さ
れる。D/A変換器44からのアナログオーディオ信号
がスイッチ回路45を介してアナログ出力端子49に取
り出される。アナログ出力端子49には、アンプ107
を介してスピーカ108が接続される(図1参照)。ス
イッチ回路45は、システムコントローラ104によっ
て、CD再生装置101が再生動作を行う時に、D/A
変換器44の出力信号を選択するように制御される。
【0050】ディジタルインターフェイス43がシステ
ムコントローラ104によって制御される。ディジタル
インターフェイス43に対して、ディジタル入力端子4
7、ディジタル出力端子48、MD記録再生装置102
のディジタル出力端子およびそのディジタル入力端子が
接続される。ダビング時には、CD再生装置101のデ
ィジタルオーディオデータがディジタルインターフェイ
ス43を介してMD記録再生装置102のディジタル入
力端子に供給される。また、CD再生装置101のディ
ジタルオーディオデータがディジタルインターフェイス
43を介してディジタル出力端子48から外部に取り出
されることが可能とされている。
【0051】ディジタル入力端子47からのディジタル
オーディオ信号は、ディジタルインターフェイス43を
介してMD記録再生装置102のオーディオ圧縮エンコ
ーダ/デコーダ30に供給され、MD21に記録され
る。アナログ入力端子46からのアナログオーディオ信
号がA/D変換器42によってディジタルオーディオ信
号(サンプリング周波数:44.1kHz、量子化ビット
数:16ビット)へ変換され、MD記録再生装置102
のオーディオ圧縮エンコーダ/デコーダ30に供給さ
れ、MD21に記録される。
【0052】MD記録再生装置102のオーディオ圧縮
エンコーダ/デコーダ30からディジタルインターフェ
イス43を介して、ディジタル出力端子48にMDのデ
ィジタル再生出力を取り出すことができる。また、MD
21から再生されたディジタルオーディオ信号をD/A
変換器41によってアナログ信号へ変換し、再生アナロ
グオーディオ信号をスイッチ回路45を介してアナログ
出力端子49に取り出すことも可能とされている。
【0053】図7は、システムコントローラ104の構
成の一例を示す。システムコントロール部51は、マイ
クロコンピュータを搭載して構成され、システム全体の
動作を管理する。システムコントロール部51は、操作
装置54からユーザの操作に応じた入力が与えられる。
操作装置54には、電源キー、イジェクトキー、再生キ
ー、一時停止キー、停止キー、選曲キー、録音キー等が
含まれる。
【0054】システムコントロール部51に対して表示
装置53が接続される。表示装置53には、装着された
CD、MDの総演奏時間、演奏中の曲の経過時間、再生
中の曲の残り演奏時間、全体の残りの演奏時間等の時間
情報、演奏中の曲のトラックナンバー等が表示される。
さらに、ディスクネーム、トラックネームが記録されて
いるディスク(CDあるいはMD)では、これらのネー
ムが表示装置53に表示される。さらに、録音日時が記
録されているディスクの場合では、録音日時が表示装置
53に表示される。後述するように、表示装置53に
は、ダビング中の動作状態等の表示がなされる。
【0055】システムコントロール部51は、情報管理
処理装置52を備えている。情報管理処理装置52は、
CDからMDに高速ダビングを行う際に、CDがトラッ
ク毎に固有に持っている情報を検知し、検知された情報
を管理することによって、CDのトラック毎に不正なコ
ピーを防止する処理を行う。MD記録再生装置102の
場合には、SCMS(Serial Copy Management System)
を採用している。また、SCMSにおいては、高速ダビ
ング時に適用されるコピー世代管理システムが含まれて
いる。
【0056】上述したこの発明の一実施形態において、
CD再生装置101において、高速でCD1を再生し、
再生ディジタルオーディオ信号をMD記録再生装置10
2によってMD21に記録する、高速ダビングの処理に
ついて説明する。
【0057】まず、図8のタイミングチャートを参照し
てダビング処理を概略的に説明する。図8では、「C」
がCD1から再生されるデータを示し、その面積がデー
タ量を表し、「M」がMD21から再生されるデータを
示し、その面積がデータ量を表す。図8Aは、CD1の
回転が1倍速(通常速度)であり、MD21の回転が1
倍速であり、MDの記録処理速度が1倍速でなされる場
合を示す。これは、通常速度のダビング方法である。
【0058】図8Bは、CD1の回転が2倍速の場合の
ダビング方法を示す。MD21の回転が1倍速とされ、
記録処理速度が2倍速でなされる結果、CD1からMD
21への記録が2倍速でなされる。通常速度のダビング
方法と比較すると、MD21が記録を行う回数が2倍と
なる。また、MD21の回転が2倍速とされ、記録処理
速度が2倍速でなされる場合でも、CD1からMD21
への記録が2倍速でなされる。MD21を1倍速で回転
させる処理と比較すると、同じデータ量に対する記録を
行う時間が半分となる。
【0059】図8Cは、CD1の回転が4倍速であり、
MD21の回転が2倍速であり、MDの記録処理速度が
2倍速でなされる場合を示す。この場合には、CD1か
らMD21への記録が4倍速でなされる。図8Cに示す
CD1が2倍速で再生され、MD21が2倍速で回転さ
れる場合と比較すると、MD21に記録を行う回数が2
倍になる。
【0060】CD1またはMD21を2倍速で回転させ
る2倍速再生時には、スピンドルサーボ、スレッドサー
ボ、フォーカスサーボ、トラッキングサーボが1倍速再
生時に比してサーボゲインがより高くされ、サーボの周
波数特性がより広帯域とされる。4倍速再生時には、サ
ーボゲインかより高くされ、周波数特性がより広くされ
る。
【0061】この発明は、2倍速ダビング方法と4倍速
ダビング方法の何れに対しても適用可能なものである。
以下の説明では、4倍速ダビング方法の例について説明
する。図9は、例えば4曲が記録されているCD1の全
ての曲をMD21へ高速でダビングする処理を示す。ま
た、簡単のため、CD1の第1〜第4トラックのそれぞ
れの再生オーディオデータがMD21の第1〜第4トラ
ックのそれぞれに記録されるものと仮定する。
【0062】4倍速ダビングを開始し、第1トラック、
第2トラックについては、適正にダビングが行われ、第
3トラックについてもダビングが続けられている。第3
トラックについてダビングを行っている途中で、後述す
るエラー判断方法に基づいてエラー(ダビングエラー)
が発生したものと判断されたものと想定する。
【0063】その判断に応答して、CD再生装置101
は、エラーが発生した第3トラックの先頭に再生位置を
戻し、ポーズ状態で待機する。一方、MD記録再生装置
102では、エラーが発生したデータを記録した第3ト
ラックを消去すると共に、第3トラック(または他の空
きトラック)に対して記録を準備しているレック(REC)
ポーズ状態で待機する。
【0064】次にダビング方法の設定を4倍速ダビング
(図8C参照)から1倍速ダビング(図8A参照)へ切
り替える。そして、第3トラックの先頭から1倍速ダビ
ングによってダビングをやり直す(リトライする)。次
の第4トラックのオーディオデータのダビングも1倍速
ダビング方法でなされる。
【0065】図10は、高速ダビング中にエラーが発生
したために、記録をリトライする処理の流れを示す。こ
の処理は、CD再生装置101のCDコントローラ8お
よびMD記録再生装置102のMDコントローラ29
と、システムコントローラ104のシステムコントロー
ル部51とが通信を行い、全体的には、システムコント
ロール部51の制御によってなされる。
【0066】リトライ動作の最初のステップS1では、
CD再生装置101がエラーが発生したトラックの先頭
の位置で再生を待機する、プレイポーズ状態とされ、一
方、MD記録再生装置102がレックポーズ状態とされ
る。ステップS2では、MD記録再生装置102がエラ
ーが発生したトラックを記録したトラックを消去する。
【0067】次のステップS3では、CD再生装置10
1が現トラックの開始位置をアクセスし、MD記録再生
装置102が現トラック開始位置をアクセスする。そし
て、ステップS4において、CD再生装置101が1倍
速再生を行い、MD記録再生装置102が1倍速記録を
行う、1倍速(通常速度)ダビングが実行される。
【0068】上述したように、この発明の一実施形態に
おいては、高速ダビング中にエラーを検出し、エラーが
発生したトラックの記録を消去し、エラーが発生したト
ラックのダビングからは、安定した動作が期待できる1
倍速のダビングに切り替えるようにしている。したがっ
て、エラーが発生したCD1に付着したゴミ、傷等によ
ってノイズ、音飛びが発生するおそれを少なくすること
ができる。また、エラーが発生するまでの高速ダビング
は、有効なものとされるので、最初からダビングを行う
必要がない。
【0069】以下、CD再生装置101のCDコントロ
ーラ8においてなされる高速ダビング中のダビングエラ
ーの発生を検出する幾つかの方法について説明する。エ
ラーを検出すると、CDコントローラ8からシステムコ
ントローラ104のシステムコントロール部51に対し
てエラーが発生したことが報告され、システムコントロ
ール部51がリトライに必要な制御を行う。
【0070】図11は、SUB−Q(サブコードのQチ
ャンネル)に記録されている時間情報からエラーを検出
する処理を示すフローチャートである。ステップS11
においてダビング中と決定されると、ステップS12に
おいて、SUB−Qが取得される。SUB−Qは、EF
MおよびCIRCデコーダ7(図1参照)から得られ
る。
【0071】SUB−Qに含まれる図4に示す時間情報
18(AMIN,ASEC,AFRAME)は、CD1
のランニングタイムをBCD6桁で表したものである。
通常、得られる時間情報は、略連続しているので、ステ
ップS13では、時間情報がある一定値以上飛んだかど
うかが決定される。
【0072】図12に示すように、順次変化する時間情
報において、破線で囲んで示す時間情報のように、時間
情報が飛んだ場合には、CD1の高速再生動作におい
て、ノイズや音飛びが発生した可能性があるので、エラ
ーが発生したものと判断する。そして、ステップS14
において、リトライ処理がなされる。リトライ処理は、
図10を参照して上述した処理である。
【0073】図13は、サーボ回路5で得られる信号F
OKからエラーを判断する処理の流れを示すフローチャ
ートである。ステップS21においてダビング中と決定
されると、信号FOKが図14に示すように、ある一定
時間T1以上、ローレベルとなったかどうかが決定され
る。
【0074】図15Aは、信号FOKを示すものであ
る。図15は、光学ヘッド3の対物レンズの位置を横軸
としている。最もフォーカスが合った位置を破線で示す
と、図15Cに示すように、レンズ位置を変化させた時
に、再生RF信号のレベルが図15Bに示すように変化
する。再生RF信号をFOKスライスレベルでスライス
することによって、信号FOK(図15A)が得られ
る。再生RF信号は、CD1に記録された信号を読み取
るビームの反射光の強度を示しており、フォーカスが合
っているほど反射光量が増し、そのレベルが大きくな
る。つまり、信号FOKは、フォーカスが合っていると
ハイレベルとなり、フォーカスが外れるとローレベルと
なるフォーカス判定信号である。
【0075】CD1を高速再生中に、信号FOKが所定
時間T1以上、ローレベルとなることは、フォーカスが
合っていない状態が比較的長い時間続いたことを意味す
る。この場合には、正常な再生がなされていないと判断
し、ステップS23のリトライ処理(図10)がなされ
る。
【0076】図16は、RFアンプ6から得られるトラ
ッキングエラー信号TEからエラーを判断する処理の流
れを示すフローチャートである。ステップS31におい
てダビング中と決定されると、ステップS32におい
て、トラッキングエラー信号TEが図17に示すよう
に、ある一定範囲L1を越えたかどうかが決定される。
【0077】図18は、光学ヘッド3が有している4分
割ディテクタ3aを示している。例えばDPD法(Diffe
rential Phase Detection)(ヘテロダイン法とも呼ばれ
る)によってトラッキングエラー信号TEが生成され
る。再生RF信号は、4個のディテクタの出力信号の加
算信号(A+B+C+D)によって生成される。トラッ
キングエラー信号TEは、対角線方向のディテクタの和
信号同士を減算することで得た信号を再生RF信号の立
ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジのそれぞれによ
ってサンプルホールドし、サンプルホールド出力を減算
することによって得られる。すなわち、(A+C)−
(B+D)によって得られた信号が再生RF信号の立ち
上がりエッジおよび立ち下がりエッジのそれぞれによっ
てサンプルホールドされる。
【0078】図19は、CD1上のピットが形成された
トラックと、トラッキングエラー信号TEの関係を示し
ている。CD1のトラックピッチは、1.6μm±0.
1μmと規格で定められている。再生ビットスポットの
位置がトラックの中心からずれるのに応じて極性および
レベルが変化するトラッキングエラー信号TEが発生す
る。トラッキングサーボによって、オントラック状態を
保つためには、トラッキングエラーが許容範囲内である
ことが必要である。
【0079】したがって、トラッキングエラー信号TE
が許容範囲以上の一定範囲を越えている場合には、再生
すべきトラックから外れたものと判断する。その場合に
は、ステップS33においてリトライ処理(図10)が
なされる。
【0080】図20は、RFアンプ6から得られる再生
RF信号をしきい値処理することで形成した信号DFC
Tに基づいてエラーの発生を判断する処理を示すフロー
チャートである。ステップS41においてダビング中と
決定されると、信号DFCTが図21に示すように、あ
る一定時間T2以上、ハイレベルとなったかどうかが決
定される。ある一定時間T2以上、信号DFCTがハイ
レベルとなった場合には、再生RF信号のレベルがある
一定時間T2以上、しきい値より低いレベルであり、そ
の場合には、エラーが発生したものと判断し、ステップ
S43においてリトライ処理(図10)がなされる。
【0081】図22は、CD再生装置101(図2)に
設けられたショックセンサ9の出力信号に基づいてエラ
ーの発生を判断する処理を示すフローチャートである。
ステップS41においてダビング中と決定されると、ス
テップS52において、ショックセンサ9の出力信号か
らある一定値L2以上のショックを受けたか否かが決定
される。ある一定以上のショックを受けた時には、フォ
ーカスサーボ、トラッキングサーボが追従できなくな
り、サーボが外れ音の途切れが発生してしまう。ある一
定値L2以上のショックを受けたと決定されると、エラ
ーが発生したものと判断し、ステップS53においてリ
トライ処理(図10)がなされる。
【0082】図23は、ショックセンサ9の出力信号の
レベル変化の一例を示す。この出力信号がある一定値L
2以上の場合をエラーとして決定する。ショックセンサ
9の出力信号自身をL2と比較しても良いが、図24に
示すように、ショックセンサ9の出力信号S1をローパ
スフィルタによって検波し、検波出力S2をレベルL2
と比較するようになされる。
【0083】上述したように、高速ダビング中に1倍速
でリトライする動作に移行するためのエラー検出処理の
態様としては、5種類ある。第1の態様は、サブコード
のQチャンネルSUB−Qに含まれる時間情報の連続性
に基づくエラー検出である。第2の態様は、フォーカス
の状態を反映する信号FOKに基づくエラー検出であ
る。第3の態様は、トラッキング状態を反映するトラッ
キングエラー信号TEに基づくエラー検出である。第4
の態様は、再生RF信号をしきい値処理した信号DFC
Tに基づくエラー検出である。第5の態様は、ショック
センサ9の検出信号に基づくエラー検出である。
【0084】これらの5種類のエラー検出を全て使用す
る必要はなく、一つのエラー検出方法のみを使用してダ
ビングエラーが発生したものと判断することができる。
但し、ダビングエラー検出の精度を高めるために、2以
上のエラー検出方法によってエラーが検出された場合の
み、ダビングエラーが発生したものと判断するようにし
ても良い。
【0085】一実施形態では、ダビング動作を行ってい
る時に、ダビングエラーの内容、ダビング動作の状態を
示す表示がシステムコントローラ102の表示装置53
上になされる。表示装置53に1曲表示を行う場合につ
いて説明する。図25は、システムコントローラ102
のシステムコントロール部51によってなされる表示処
理の流れを示すフローチャートである。
【0086】最初のステップS61では、ダビング中か
どうかが決定される。ダビング中と決定されると、ステ
ップS62では、ダビングエラーチェックがなされる。
上述したダビングエラーの有無がステップS63で調べ
られる。ダビングエラーがあるときは、ステップS64
においてダビングエラーの内容が表示される。ダビング
エラーが無ければ、ステップS65において、ダビング
状態が表示される。
【0087】そして、ステップS64およびS65の処
理の後で、ステップS66において、トラック毎にダビ
ング状態、ダビングエラー内容の履歴を保存する。シス
テムコントロール部51内の不揮発性メモリに履歴情報
が保存される。そして、処理が終了する。
【0088】ステップS64のダビングエラー内容の表
示、並びにステップS65のダビング状態の表示の具体
例について、図26を参照して説明する。図26は、D
1→D2→D3→D4と変化する表示装置53の表示を
示している。各表示は、上段と下段に分かれている。表
示D1では、上段にダビング中のトラック(Tr4)と
そのトラックの再生位置に対応する時間(2m13s)
が表示され、下段にダビング状態が表示される。(RE
C x4)は、4倍速でダビング中であることを表す。
上段の表示(トラックおよび時間)は、表示D2、D3
およびD4においても、同様になされる。
【0089】ここで、ダビングエラー例えば時間情報の
不連続によって決定されたエラーが発生すると、表示D
1から表示D2に移る。表示D2では、下段の表示とし
てエラー内容(この例では、ERROR SUB−Q)
が点滅表示される。エラーが発生したので、エラーが発
生したトラックを1倍速でダビングするリトライがなさ
れる。
【0090】1倍速のリトライ動作中では、表示D3が
なされる。図26の例では、トラックTr4がリトライ
の対象トラックであり、トラックTr4の先頭位置から
リトライがなされる。したがって、上段の表示が例えば
(Tr4 0m 06s)となる。下段の表示は、(R
ETRY x1)とされ、1倍速でダビング中であるこ
とが表示される。トラックTr4のダビングが終了する
と、次のトラックTr5が1倍速ダビングによってダビ
ングされる。その場合には、表示D4がなされる。
【0091】図27は、複数の曲例えば4曲に関する情
報を表示装置53上に同時に表示する場合の表示例を示
す。ダビング動作中に表示は、D11→D12→D13
→D14と変化する。最初の表示D11は、トラックT
r1からTr3までのダビングが4倍速で正常になさ
れ、トラックTr4を4倍速でダビングしている時の表
示である。
【0092】ここで、ダビングエラーが発生すると、表
示D12として示すように、トラックTr4のダビング
中にエラーが発生したこと(Tr4 ERROR SU
B−Q)が点滅表示される。そして、トラックTr4を
1倍速でダビングしている時には、表示D13(Tr4
RETRY x1)が点滅される。トラックTr4の
1倍速ダビングが正常に終了し、次のトラックTr5を
1倍速でダビングする時には、表示D14がなされる。
ここでは、(Tr5 REC x1)が点滅表示され
る。
【0093】図26または図27に示すような表示を行
うことによって、ユーザは、ダビングがどのようになさ
れているかが容易に分かる。また、表示のみならず、ト
ラック毎にダビング状態、ダビングエラー内容の履歴が
保存されているので、ユーザが履歴を表示させることに
よって、ダビング終了後でもダビング状態を確認するこ
とができる。
【0094】上述した説明は、4倍速の高速ダビングを
例にしたものであるが、2倍速等の他の倍速比の高速ダ
ビングに対してこの発明を適用できる。また、高速ダビ
ングから1倍速ダビングに切り替わった後では、一般的
に再生動作が安定するので、エラーが発生する可能性が
低い。したがって、ダビングエラーを高速ダビング中で
のみ検出し、1倍速のリトライ動作中には、ダビングエ
ラーを検出しなくても良い。しかしながら、1倍速ダビ
ング中にダビングエラーの検出を続行し、若し、ダビン
グエラーを検出したならば、ダビングが正常に終了しな
かったことを示す表示、警告音等を発生するようにして
も良い。
【0095】なお、CD再生装置およびMD記録再生装
置が共通のケース内に構成される一体型の構成、両方が
分離されている分離型の構成の何れに対してもこの発明
を適用することができる。分離型構成においては、記録
再生装置のコントローラにダビング動作を制御する機能
を持たせるようになされる。また、この発明は、CD再
生装置、MD記録再生装置に限らず、他の記録媒体(追
記型CD(CD−R)、書き換え可能なCD(CD−R
W)、CD−ROM、DVD(Digital Versatile Disc
またはDigital Video Disc) 、半導体メモリ、メモリカ
ード等)を使用した再生装置および記録再生装置に対し
ても適用することができる。さらに、オーディオデータ
に限らずビデオデータを処理する場合にもこの発明を適
用できる。
【0096】
【発明の効果】この発明による再生装置は、CD等の媒
体を再生している時に、ノイズ、音飛びの原因となるエ
ラーが発生したことを示す信号を出力できるので、ダビ
ング時にリトライを行う指示を発生することができ、ま
た、高速再生から通常速度再生に切り替わることによっ
て、エラーを発生するのそれが少ない再生状態に切り替
わることができる。また、この発明による記録装置は、
エラーが発生したことを示す信号を受けて、高速記録か
ら通常速度記録に切り替わることによって、全体として
は、短時間で、エラーの少ない記録ができる。さらに、
この発明によるダビング装置は、高速ダビング時にノイ
ズや音飛びの原因となるエラーを検出した時には、エラ
ーが発生したトラックから1倍速のダビングに切り替え
てダビングをやり直すので、記録された音を確認するこ
となく、高品質でダビングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるダビング装置の一実施形態のシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態におけるCD再生装置の
部分の構成の一例のブロック図である。
【図3】CD再生装置により再生されるデータの1フレ
ームを示す略線図である。
【図4】CD再生装置により再生されるデータのサブコ
ードのQチャンネルのデータを示す略線図である。
【図5】この発明の一実施形態におけるMD記録再生装
置の部分の構成の一例のブロック図である。
【図6】この発明の一実施形態におけるオーディオ入出
力部の構成の一例のブロック図である。
【図7】この発明の一実施形態におけるシステムコント
ローラの構成の一例のブロック図である。
【図8】この発明の一実施形態のダビング動作を概略的
に説明するための略線図である。
【図9】この発明の一実施形態のダビング動作の一例を
説明するためのタイミングチャートである。
【図10】この発明の一実施形態のダビング動作におけ
るリトライを説明するためのフローチャートである。
【図11】この発明の一実施形態におけるサブコードの
Qチャンネルに含まれる時間情報の連続性に基づくダビ
ングエラー検出処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】サブコードのQチャンネルに含まれる時間情
報の連続性を説明するための略線図である。
【図13】この発明の一実施形態における信号FOKに
基づくダビングエラー検出処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】信号FOKに基づくダビングエラー検出処理
を説明するための波形図である。
【図15】信号FOKに基づくダビングエラー検出処理
を説明するための波形図である。
【図16】トラッキングエラー信号TEに基づくダビン
グエラー検出処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図17】トラッキングエラー信号TEに基づくダビン
グエラー検出処理を説明するための波形図である。
【図18】CD再生装置の光学ヘッドに設けられたディ
テクタの一例の略線図である。
【図19】トラッキングエラー信号TEを説明するため
の略線図である。
【図20】信号DFCTに基づくダビングエラー検出処
理を説明するためのフローチャートである。
【図21】信号DFCTをに基づくダビングエラー検出
処理説明するための波形図である。
【図22】ショックセンサの出力信号に基づくダビング
エラー検出処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図23】ショックセンサの出力信号に基づくダビング
エラー検出処理を説明するための波形図である。
【図24】ショックセンサの出力信号を説明するための
波形図である。
【図25】ダビング動作時の表示動作を説明するための
フローチャートである。
【図26】ダビング動作時の表示動作の一例を説明する
ための略線図である。
【図27】ダビング動作時の表示動作の他の例を説明す
るための略線図である。
【符号の説明】
101・・・CD再生装置、102・・・MD記録再生
装置、104・・・システムコントローラ、1・・・C
D、2・・・スピンドルモータ、3・・・光学ヘッド、
6・・・RFアンプ、8・・・CDコントローラ、9・
・・ショックセンサ、21・・・MD、22・・・ディ
スク、24・・・スピンドルモータ、26・・・光学ヘ
ッド、29・・・MDコントローラ、36・・・RFア
ンプ、51・・・システムコントロール部、53・・・
表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 19/02 501 G11B 19/02 501Q 501E 20/18 550 20/18 550Z 552 552F 570 570N 570K 572 572F (72)発明者 菅野 元 茨城県下妻市下妻丙423番 ソニー北関東 株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC03 BC06 CC04 DE46 DE68 FG24 GK11 GK19 HL07 5D066 DA03 EA02 GA08 5D090 AA01 BB02 BB04 CC01 CC04 FF02 FF05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に記録されている信
    号を再生する再生装置において、 上記ディスク状記録媒体を回転駆動する駆動手段と、 上記ディスク状記録媒体から信号を読み取る読み取り手
    段と、 上記読み取り手段の出力信号を処理する再生信号処理手
    段と、 上記再生ヘッドの読み取り位置を変位させる変位手段
    と、 上記ディスク状記録媒体の回転動作と上記読み取り手段
    の読み取り動作を制御するサーボ手段と、 再生信号の品質の劣化を生じさせるエラーを検出するエ
    ラー検出手段とを備え、 上記ディスク状記録媒体を通常の回転速度より高速で回
    転させた状態で、上記ディスク状記録媒体上の記録部分
    を再生している間に、上記エラー検出手段が上記エラー
    を検出する時に、エラー検出信号を発生し、その後に上
    記ディスク状記録媒体を上記通常の回転速度に戻した状
    態で、上記エラーが検出された上記記録部分の先頭位置
    から再生を行うことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記ディスク状記録媒体から連続性を有する時間情報を
    再生し、 上記エラー検出手段が上記時間情報に基づいて上記エラ
    ーを検出することを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記読み取り手段が光学ヘッドであって、 上記エラー検出手段が上記読み取り手段のフォーカス状
    態に基づいて上記エラーを検出することを特徴とする再
    生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記エラー検出手段は、上記読み取り手段のトラッキン
    グ状態に基づいて上記エラーを検出することを特徴とす
    る再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記エラー検出手段は、上記読み取り手段の再生信号の
    レベルに基づいて上記エラーを検出することを特徴とす
    る再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記エラー検出手段は、ショックセンサを有し、上記シ
    ョックセンサにより検出されるショックの大きさに基づ
    いて上記エラーを検出することを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に再生装置からの再生信号を記
    録する記録装置において、 再生装置によって高速再生された再生信号を高速記録す
    るようになされ、 記録中の再生信号の品質の劣化を生じさせるエラーの発
    生の有無を示すエラー検出信号を上記再生装置から受け
    取り、上記エラー検出信号がエラーの発生を示す時に
    は、記録動作を停止し、上記エラーが発生した再生信号
    の記録部分を消去した後、通常速度でもって再生された
    再生信号の記録を再開するように、制御されることを特
    徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 ディスク状記録媒体に記録されている信
    号を再生し、再生信号を記録媒体に記録するダビング装
    置において、 ディスク状記録媒体からの再生信号の品質の劣化を生じ
    させるエラーを検出するエラー検出手段を有し、 上記ディスク状記録媒体を通常の回転速度より高速で回
    転させた状態で、上記ディスク状記録媒体上の記録部分
    を再生している間に、上記エラー検出手段が上記エラー
    を検出する時に、エラー検出信号を発生し、その後に上
    記ディスク状記録媒体を上記通常の回転速度に戻した状
    態で、上記エラーが検出された上記記録部分の先頭位置
    から再生を行い、 記録媒体に対して高速再生された再生信号を高速記録す
    るようになされ、 上記エラー検出信号を受け取り、上記エラー検出信号が
    エラーの発生を示す時には、記録動作を停止し、上記再
    生信号が記録されている部分を消去してから通常速度で
    もって、上記通常の回転速度に戻した状態で再生された
    再生信号の記録を行うことを特徴とするダビング装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記ディスク状記録媒体から連続性を有する時間情報を
    再生し、 上記エラー検出手段が上記時間情報に基づいて上記エラ
    ーを検出することを特徴とするダビング装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 上記読み取り手段が光学ヘッドであって、 上記エラー検出手段が上記読み取り手段のフォーカス状
    態に基づいて上記エラーを検出することを特徴とするダ
    ビング装置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 上記エラー検出手段は、上記読み取り手段のトラッキン
    グ状態に基づいて上記エラーを検出することを特徴とす
    るダビング装置。
  12. 【請求項12】 請求項8において、 上記エラー検出手段は、上記読み取り手段の再生信号の
    レベルに基づいて上記エラーを検出することを特徴とす
    るダビング装置。
  13. 【請求項13】 請求項8において、 上記エラー検出手段は、ショックセンサを有し、上記シ
    ョックセンサにより検出されるショックの大きさに基づ
    いて上記エラーを検出することを特徴とするダビング装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7894314B2 (en) 2005-11-24 2011-02-22 Denso Corporation Recording system and program for recording data

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