JP2000144864A - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器

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JP2000144864A
JP2000144864A JP10341030A JP34103098A JP2000144864A JP 2000144864 A JP2000144864 A JP 2000144864A JP 10341030 A JP10341030 A JP 10341030A JP 34103098 A JP34103098 A JP 34103098A JP 2000144864 A JP2000144864 A JP 2000144864A
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JP
Japan
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spreader
water
flush toilet
flush
closet
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JP10341030A
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English (en)
Inventor
Shuho Miyahara
秀峰 宮原
Shinji Shibata
信次 柴田
Masaki Kitamura
正樹 北村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボール洗浄及び汚物排出のための洗浄水の吐
出形態のばらつきを押さえるために洗浄水の射水孔の寸
法公差の精度を高める射水孔を有する水洗便器を提供す
ること。 【解決手段】 ボール部内に直接面した便器上縁の内側
壁面に沿うように洗浄水を吐出する射水孔を有するスプ
レッダーを備えた水洗便器であって、前記スプレッダー
が前記水洗便器とは別の材質で作られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄水を吐出する
射水孔を有するスプレッダーでボール面を洗浄する水洗
便器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水洗便器の構造を簡単に説明する
ために、図6に従来の水洗便器、図7に図6のボール面
上端部に位置する射水孔の断面拡大図を示す。
【0003】図6ではボール面1内面全周上端部に10
〜30個の射水孔2を有する導水路3が存在する。前記
射水孔2の各位置の間隔や導水路3のどの位置にあるか
により前記射水孔2の径や吐水向きを変更している。ま
た前記導水路3はある横幅aを有している。従って、ボ
ール面1の洗浄については、適度な間隔で開けられた前
記射水孔2からの各吐水により前記ボール面1内面均等
洗浄を可能とし、ボール面1に付着した汚物を洗浄する
ことが可能となる。また、前記射水孔2からのバランス
を崩された吐水により溜水面4に旋回を与え、溜水面4
に浮かぶ低比重汚物の位置を前記溜水面4からサイホン
による吸い込みが強い領域である吸い込み口(図示せ
ず)まで導く。また前記導水路3が幅aを有することに
より、大便排泄時に導水路3上面に設置する便座5の支
持脚6を安定し保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の水洗便器の射水
孔は、焼成時に発生する収縮、ゆがみ等材料自体に起因
する寸法公差を生じる。射水孔は洗浄水の吐水形態をコ
ントロールする箇所であるが、その洗浄水がボール洗
浄、汚物排出のために極めて高い吐水形態を要求された
場合、従来の材料に依存してしまう寸法公差では対応で
きず、そのためボール洗浄、または汚物排出に悪影響を
及ぼす。特に従来に比べ射水孔の数が減る場合、あるい
は射水孔の大きさが従来に比べ大きくなる時など、個々
の孔に対し高い精度が要求される場合に顕著に現れる。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、本発明の目的はボール洗浄及び汚物排出のた
めの洗浄水の吐出形態のばらつきを押さえる水洗便器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1に記載の水洗便器は、ボール部
内に直接面した便器上縁の内側壁面に沿うように洗浄水
を吐出する射水孔を有するスプレッダーを備えた水洗便
器であって、前記スプレッダーが前記水洗便器とは別の
材質で作られていることを特徴とする。この水洗便器に
よれば、スプレッダーは水洗便器とは別の材質で作られ
ているので、焼成時に発生する収縮、ゆがみ等材料自体
に起因する寸法公差を生じず、従来の材料に依存してし
まう寸法公差以下で作成可能となる。また、洗浄水を吐
水する射水孔を水洗便器側に設けないので、従来の水洗
便器に要求される射水孔に焼成時に発生する収縮、ゆが
み等材料自体に起因する寸法公差を所定内に収める等の
技術を必要とせず水洗便器自体の製造も容易となる。
【0007】また、請求項2に記載の水洗便器は、前記
スプレッダーが前記洗浄水供給源から前記射水孔まで洗
浄水を供給する供給通路を備えていることを特徴とす
る。この水洗便器によれば、水洗便器の焼成時の従来の
洗浄水の供給通路の形状に精度を要求されることがなく
水洗便器自体の製造歩留まりが向上する。
【0008】また、請求項3に記載の水洗便器は、前記
水洗便器に前記スプレッダーが嵌合する嵌合部を設け、
前記嵌合部と前記スプレッダーとを弾性体を介して嵌合
することを特徴とする。この水洗便器によれば、スプレ
ッダーを水洗便器に接合するための特別な治具を設ける
必要がない。
【0009】また請求項4に記載の水洗便器は、前記ス
プレッダーが前記水洗便器と接着剤で接着してなること
を特徴とする。この水洗便器によれば、接合のためにス
プレッダー自体に特別な治具を設ける必要もなく、また
形状自在な接着剤によりスプレッダーと水洗便器の隙間
をふさぐことが可能となるため、スプレッダーの形状に
高精度を要求することがなくなる。
【0010】また請求項5に記載の水洗便器は、前記ス
プレッダーが易加工性材料で形成されてなることを特徴
とする。この水洗便器によれば、従来より高精度で射水
孔を作成することが可能となる。 また、射水孔はボー
ル面を洗浄する洗浄水の吐水形態を決定する要因の一つ
であるので、さらなる確実なボール面洗浄にもつなが
る。
【0011】また請求項6に記載の水洗便器は、スプレ
ッダーとは別体で成形された吐水口を有する射水孔形成
具を前記スプレッダーに連結することによって前記射水
孔を形成することを特徴とする。この水洗便器によれ
ば、便器に応じた最適な射水孔の形状を実現できる。さ
らに、請求項7の記載の構成にすることにより、射水孔
形成具をスプレッダーに容易に取り付けることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
一実施例を説明する。図1はスプレッダーを水洗便器の
ボール面上端部に設けた縦断面拡大図で、図2はスプレ
ッダーを水洗便器後方で、ボール面上端部の左右方向の
中心に設けた水洗便器の概略平面図である。図3は図2
におけるスプレッダーの拡大図である。図4は便器の洗
浄水の供給口から射水孔までの洗浄水の供給通路を備え
たスプレッダーを有する水洗便器の平面図である。図5
は図4におけるスプレッダーの拡大概略図である。
【0013】図1において、10は水洗便器、13はス
プレッダー、12はスプレッダー13に設けられたボー
ル面11に吐水するための射水孔、15は水洗便器10
のボール面1上端部に一体的に設けられた嵌合部、14
はゴム、樹脂等の弾性体である。スプレッダー13は水
洗便器とは別の材質で易加工性材料である金属、樹脂な
どで形成されている。前記構成において、スプレッダー
13は嵌合部15に弾性体14を介して取り付けられて
いる。
【0014】したがって、焼成時に発生する収縮、ゆが
み等材料自体に起因する寸法公差を生じず、従来の材料
に依存してしまう寸法公差以下で作成可能となる。ま
た、水洗便器10の焼成時に従来の射水孔12の形状に
高精度を要求されることがなく、水洗便器10の歩留ま
りが向上する。また、スプレッダー13を水洗便器に接
合するための特別な治具を設ける必要がなく嵌合するだ
けでスプレッダー13を水洗便器10に接合することが
できる。また、スプレッダー13を金属、樹脂などの易
加工性材料で形成しているので、高精度な射水孔12を
形成することが可能となる。
【0015】図2において、スプレッダー13は水洗便
器10に接着剤にて固定されており、スプレッダー13
の洗浄水の供給口15が水洗便器10側の洗浄水供給通
路の開口端(図示しない)に開設されている。図3に示
すように、スプレッダー13の先端部分は、金属、樹脂
などの易加工性材料で成形された射水孔12となる開口
部を有する射水孔形成具16が弾性体17によりスプレ
ッダー13に保持されている。
【0016】このような射水孔形成具を用いることによ
り、所望の形状の射水孔が容易に形成でき、水洗便器に
応じて最適な吐水を行う射水孔が形成できる。
【0017】次に、図5におけるスプレッダー13は、
水洗便器10の洗浄水供給口の直下に対応する位置に供
給口20を設け、先端の射水孔12との間に洗浄水の供
給通路19を一体成形している。このような構成にする
ことにより、洗浄水の流路抵抗の少ない供給通路が実現
できる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ボール洗浄及び汚物排
出のための洗浄水の吐出形態のばらつきを押さえ確実な
洗浄効果が得られる水洗便器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のスプレッダーを水洗便
器のボール面上端部に設けた縦断面拡大図である。
【図2】スプレッダーを水洗便器後方でボール面上端部
の左右方向の中心に設けた概略平面図である。
【図3】図2のスプレッダーの拡大図である。
【図4】便器の洗浄水の供給口から射水孔までの洗浄水
の供給通路を備えたスプレッダーを有する水洗便器の平
面図である。
【図5】図4のスプレッダーの拡大概略図である。
【図6】従来の水洗便器の概略図である。
【図7】図6のボール面上端部に位置する射水孔の断面
拡大図である。
【符号の説明】
1、11…ボール面 2、12…射水孔 3…導水路 4…溜水面 5…便座 6…支持脚 10…水洗便器 13…スプレッダー 14、17…弾性体 15…嵌合部 16…射水孔形成具 18、20…供給口 19…供給通路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール部内に直接面した便器上縁の内側
    壁面に沿うように洗浄水を吐出する射水孔を有するスプ
    レッダーを備えた水洗便器であって、前記スプレッダー
    が前記水洗便器とは別の材質で作られていることを特徴
    とする水洗便器。
  2. 【請求項2】 前記スプレッダーが前記洗浄水供給源か
    ら前記射水孔まで洗浄水を供給する供給通路を備えた請
    求項1に記載の水洗便器。
  3. 【請求項3】 前記水洗便器に前記スプレッダーが嵌合
    する嵌合部を設け、前記嵌合部と前記スプレッダーとを
    弾性体を介して嵌合する請求項1または2に記載の水洗
    便器。
  4. 【請求項4】 前記スプレッダーが前記水洗便器と接着
    剤で接着してなる請求項1または2に記載の水洗便器。
  5. 【請求項5】 前記スプレッダーが易加工性材料で形成
    されている請求項1乃至4のいずれか記載の水洗便器。
  6. 【請求項6】 前記スプレッダーとは別体で成形された
    吐水口を有する射水孔形成具を前記スプレッダーに連結
    部を設けそれに連結することによって前記射水孔を形成
    する請求項1乃至5のいずれか記載の水洗便器。
  7. 【請求項7】 前記射水孔形成具を前記連結部に弾性体
    を介して嵌合、連結する請求項6に記載の水洗便器。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149956U (ja) * 1975-05-24 1976-11-30
JPH06299587A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Inax Corp 水洗式便器
JPH08270050A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Matsushita Electric Works Ltd 便 器
WO1998016696A1 (fr) * 1996-10-15 1998-04-23 Toto Ltd. Toilette a chasse d'eau

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