JP2000144179A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2000144179A
JP2000144179A JP10319308A JP31930898A JP2000144179A JP 2000144179 A JP2000144179 A JP 2000144179A JP 10319308 A JP10319308 A JP 10319308A JP 31930898 A JP31930898 A JP 31930898A JP 2000144179 A JP2000144179 A JP 2000144179A
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fatty acid
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ethylene oxide
alkyl
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Meiko Sakaki
銘子 榊
Hisashi Sasamoto
久 笹本
Itsuo Hama
逸夫 浜
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりもエチレンオキサイドの付加モル分
布が狭い脂肪酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル
と、アニオン界面活性剤とを配合することにより、洗浄
力及び起泡力に優れる洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 ナロー度70重量%のC1123CO(O
CH2CH27OCH330重量%、ポリオキシエチレン
ラウリル硫酸ナトリウム(エチレンオキサイドの平均付
加モル数=3)20重量%及び水50重量%を配合して
洗浄剤組成物を調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料用洗剤、台所
用洗剤、住居用洗剤、人体用洗浄剤等として好適な洗浄
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄剤組成物に配合されるノニオン界面
活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテル、ア
ルキルグリコシド等が一般的であるが、近年になってエ
ステル型ノニオン界面活性剤である脂肪酸ポリオキシア
ルキレンアルキルエーテルの開発が進められてきた。
【0003】脂肪酸ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルは、アルコール系のアルキレンオキサイド付加体に
比べて皮膚刺激性が弱いと言われており、また、環境へ
の影響が大きいとされているポリオキシアルキレンアル
キルアリルエーテルに比べて生分解性が非常に優れる、
という利点も有する。
【0004】脂肪酸ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルの合成方法としては、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルまたは脂肪酸ポリオキシアルキレンエーテル
を合成した後エステル化を行う二段反応法と、脂肪酸ア
ルキルエステルにアルキレンオキサイドを直接付加する
一段反応法がある。前者の反応は、アルキレンオキサイ
ドの付加とエステル交換の二段階を必要とする上、ジエ
ステルやポリアルキレングリコール等の副生物が多量に
生成するといった短所がある。これを解決するために開
発されたのが後者の一段反応であり、特徴的な触媒とし
ては例えば金属イオン添加酸化マグネシウム(特開平4
−279552号公報)、焼成ハイドロタルサイト(特
表平4−505449号公報)等が挙げられる。また、
これらの方法で合成した脂肪酸ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテルを配合した組成物としては、粒状洗浄剤
組成物(特開平5−202382号公報)、液体洗浄剤
組成物(特開平5−209191号公報、米国特許57
53606号公報)等が開示されている。
【0005】しかし、上記のような触媒で合成した脂肪
酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルはアルキレン
オキサイドの付加モル分布が著しく広いため、未反応の
原料エステルの臭気が強く残存したり、必要以上にアル
キレンオキサイドの付加モル数が高い(又は低い)成分
が洗浄及び泡性能を阻害する等の問題が生じ、洗浄成分
としての性能は不充分なものであった。
【0006】これらの短所を克服し得る、アルキレンオ
キサイドの付加モル分布が狭い脂肪酸ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテルを合成する方法が、特開平8−1
69860号公報、特開平8−169861号公報にお
いて開示された。このような方法で合成した脂肪酸ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルは、従来型の脂肪酸
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルに比べて洗浄
力、起泡力及び臭気が明らかに改善されているが、他種
の界面活性剤と併用した場合に、洗浄力及び起泡力が更
に向上するという知見を示した例はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来よりも
アルキレンオキサイドの付加モル分布が狭い脂肪酸ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルと、アニオン界面活
性剤とを配合した、洗浄力及び起泡力に優れる洗浄剤組
成物を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の洗浄剤組成物は、(A)下記の一般式
(I)で表される構造式を有し、かつ下記の数式(1)
で表されるナロー度の条件を満たす脂肪酸ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル及び、(B)アニオン界面活性
剤を含有することを特徴とする。
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 :炭素数1〜40のアルキル
基又はアルケニル基 R2 :炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基 EO:エチレンオキサイド n :エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、3
〜40の数 を示す)
【0011】
【数2】
【0012】(式中、i :正の整数 Yi :付加モル数がiのエチレンオキサイド付加体の
重量% nmax:含有量が最も多いエチレンオキサイド付加体成
分の付加モル数であり、正の整数 を示す)
【0013】本発明の洗浄剤組成物は、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルなどと同等の洗浄力を示し、且つ
従来の脂肪酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルより
も優れた起泡力を示す、改良型の脂肪酸ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルを配合したものであり、各種洗浄
剤への応用が可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明における(A)成分として
は、エチレンオキサイド付加モル分布の狭い脂肪酸ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルが用いられる。これを
合成する方法は特に限定されないが、次に示す方法で、
触媒を用いて、脂肪酸アルキルエステルにエチレンオキ
サイドを付加重合することが好ましい。
【0015】用いる触媒としては、表面改質された複合
金属酸化物触媒が挙げられ、複合金属酸化物触媒として
は、例えば、まず、下記の一般式(II)で表される化合
物を焼成したMg−Al複合金属酸化物が挙げられる。
【0016】 aMgO・Al23・bH2O (II)
【0017】上記一般式(II)で表される化合物は、水
酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム共沈物などの水
酸化アルミナ・マグネシウムである。一般式(II)にお
いて、aとbは正数であり、特に限定されないが、aは
1〜5、好ましくは2〜4、特に好ましくは2.2〜
3.5とするのが適当であり、bは0〜20、好ましく
は0〜15、特に好ましくは0〜12である。また、一
般式(II)で表される化合物の焼成は200〜1000
℃、好ましくは300〜950℃、特に好ましくは40
0〜800℃で行い、焼成時間は通常30〜400分
間、好ましくは30〜300分間、特に好ましくは60
〜250分間である。尚、焼成温度をこのように限定す
る理由は、200℃よりも低いと、触媒の活性が不充分
になるからであり、1000℃よりも高いと、結晶構造
が変化して、触媒活性が急激に低下するからである。
【0018】特に、複合金属酸化物として水酸化アルミ
ナ・マグネシウムを用いた場合には、大きな触媒表面積
が得られ、脂肪酸アルキルエステルにエチレンオキサイ
ドを付加重合する際の反応活性が、他の複合金属酸化物
に比べ、非常に高くなる。すなわち、複合金属酸化物と
して、水酸化アルミナ・マグネシウムを用いることは、
所定の付加重合反応を効率的に達成することを可能と
し、かつ反応後の触媒分離も容易であることから、工業
的に優位である。
【0019】複合金属酸化物触媒としては、次に、金属
イオン添加酸化マグネシウムが挙げられる。金属イオン
添加酸化マグネシウムとしては、Al3+、Ga3+、Zr
4+、Ti4+、In3+、Tl3+、Co3+、Ni3+、S
3+、La3+、Fe3+、Cu2+及びMn2+からなる群よ
り選ばれる1種以上の金属イオンが添加されたものが好
ましい。酸化マグネシウム中に添加する金属イオンの量
は、複合金属酸化物中0.1〜40重量%、好ましくは
0.5〜20重量%の範囲とする。
【0020】金属イオン添加酸化マグネシウムの製造方
法は、特開平1−164437号公報に記載されている
が、以下の方法のように、添加金属イオンを含む水溶液
から、添加金属イオンを析出させて金属イオン添加酸化
マグネシウム粒子を製造することが望ましい。
【0021】1)含浸法:硝酸アルミニウム水溶液のよ
うな添加金属イオンを含む水溶液に、MgO粒子を加
え、混合した後、蒸発乾固→粉砕→焼成の工程を経て、
触媒粒子を得る。
【0022】2)共沈法:硝酸マグネシウム水溶液のよ
うなマグネシウム塩水溶液と、硝酸アルミニウム水溶液
のような添加金属イオンを含む水溶液とを混合し、これ
にアンモニアなどの沈殿剤を加え、水溶液からマグネシ
ウムと添加金属を同時に水酸化物として析出させ、濾過
→乾燥→粉砕→焼成により触媒粒子を製造する。
【0023】3)沈着法:酸化マグネシウム粒子を分散
した分散液に、添加金属イオンを含む水溶液を添加し、
酸化マグネシウム粒子表面に添加金属の水酸化物を析
出、沈着させ、濾過→乾燥→焼成する。
【0024】また、上記共沈法、沈着法等の沈殿法によ
り触媒を製造する場合は、沈殿処理後に触媒スラリー中
に存在する不要陰イオンをイオン交換樹脂で除去するこ
ともでき、これにより濾過後の洗浄工程を省略ないしは
簡略化できる。尚、焼成処理は上記のMg−Al複合金
属酸化物と同様に行うことができる。
【0025】複合金属酸化物触媒としては、さらに、下
記の一般式(III) で表されるハイドロタルサイトの焼成
物が挙げられる。
【0026】 [Mg2+ 1-xAl3+ x(OH)2]x+[(Ap-)x/p・qH2O]x- (III)
【0027】上記の一般式(III) において、Ap-は、C
3 2-、SO4 2-、OH-、NO3 -、Fe(CN)6 3-又はC
3COO-である。xは正数であって、特に限定されな
いが、通常、0<x≦0.33、好ましくは0.25≦
x≦0.3とする。また、特に限定されないが、pは1
〜5、好ましくは2〜4、特に好ましくは2.2〜3.
5とするのが適当であり、qは0〜10、好ましくは0
〜8、特に好ましくは0〜5である。ハイドロタルサイ
トは天然品であっても、共沈などで調製した合成品であ
っても良い。尚、焼成処理は上記のMg−Al複合金属
酸化物と同様に行うことができる。
【0028】上記の複合金属酸化物触媒は、金属水酸化
物で表面改質して、改質複合金属酸化物触媒とする。こ
のように表面改質を行うことにより、脂肪酸ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルの製造において、エチレンオ
キサイド付加モル分布を狭くして品質の向上を図り、ま
た残存未反応脂肪酸アルキルエステル量を減らすことが
できる。
【0029】複合金属酸化物の改質方法は、特開平8−
169861号公報に記載されている。具体的に説明す
ると、前記複合金属酸化物を、アルカリ金属又はアルカ
リ土類金属の金属水酸化物及び/又は金属アルコキシド
で改質した後、反応用触媒として使用する方法と、エト
キシル化用反応器の中で、原料の脂肪酸アルキルエステ
ルに、前記複合金属酸化物と、金属水酸化物及び/又は
金属アルコキシドとを混合し、反応系の中で複合金属酸
化物を表面改質した後、エチレンオキサイドを加えて反
応を行う方法とがある。前者の方法は、特に限定されな
いが、複合金属酸化物に金属水酸化物及び/又は金属ア
ルコキシドの水溶液又はアルコール溶液を噴霧した後、
乾燥又は焼成するのが好ましい。また、後者の方法で
は、原料である脂肪酸アルキルエステルへの複合金属酸
化物と金属水酸化物及び/又は金属アルコキシドの添加
順序は特に限定する必要はない。この際、金属水酸化物
及び/又は金属アルコキシドを低級アルコール溶液とし
て添加することも、触媒表面酸点をより均質に、かつよ
り選択的に部分被毒する意味で好ましい。
【0030】金属水酸化物は、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸
化物が好ましい。また、金属アルコキシドとしては、ナ
トリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド等のアル
カリ金属のアルコキシド、マグネシウムアルコキシドな
どのアルカリ土類金属のアルコキシドが好ましい。尚、
前記複合金属酸化物の改質に使用する金属水酸化物及び
/又は金属アルコキシドの量は、複合金属酸化物に対し
て0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲
とするのが適当である。このように金属水酸化物及び/
又は金属アルコキシドの量を限定するのは、0.5重量
%よりも少ないと、充分な改質効果が得られないからで
あり、10重量%よりも多いと、触媒活性を阻害して、
やはり充分な活性が得られないからである。
【0031】一段反応で(A)成分を製造するために用
いる出発原料は、脂肪酸アルキルエステル及びエチレン
オキサイドである。
【0032】脂肪酸アルキルエステルR1COOR2は1
種でも2種以上の混合物でも良い。アルキル基又はアル
ケニル基であるR1 の炭素数は1〜40、好ましくは3
〜30、特に好ましくは6〜22である。同じくアルキ
ル基又はアルケニル基であるR2 の炭素数は1〜20、
好ましくは1〜10、特に好ましくは1〜4である。
【0033】(A)成分の製造方法におけるエトキシル
化反応は、通常の操作手段及び反応条件の下で容易に行
うことができる。
【0034】該エトキシル化反応における反応温度は8
0〜230℃、好ましくは120〜200℃、特に好ま
しくは120〜180℃の範囲である。このように温度
を規定するのは、80℃よりも低いと、触媒がほとんど
活性を示さないからであり、230℃よりも高いと高価
な装置を必要とする上、着色や反応したエチレンオキサ
イド鎖の分解が起こるからである。また、反応圧力は、
通常0〜20気圧、好ましくは2〜8気圧、特に好まし
くは2〜6気圧とするのが適当である。このように気圧
を規定するのは、20気圧よりも高いと安全性の確保が
難しくなるからである。
【0035】また、触媒の使用量は、脂肪酸アルキルエ
ステル量に対して0.01〜20重量%、好ましくは
0.05〜10重量%、特に好ましくは0.1〜5重量
%の範囲とするのが適当である。このように使用量を限
定するのは、0.01重量%よりも少ないと、反応が完
結するまで長時間かかるからであり、20重量%よりも
多いと、装置の除熱能力が限界を越え、反応温度を維持
するのが困難になったり、反応後、触媒を除去する際の
製品ロスが増加するからである。
【0036】(A)成分の製造方法の例を挙げると、オ
ートクレーブ中に脂肪酸アルキルエステルと改質複合金
属酸化物触媒を仕込み、脱ガス、脱水処理した後、窒素
雰囲気にして、所定の温度、圧力条件下で、エチレンオ
キサイドを導入して反応させる。また、触媒を分離する
方法は特に限定されないが、反応終了後、反応生成物を
冷却した後、例えば水を加えて低粘度化し、珪藻土、セ
ルロース系樹脂、活性白土等の濾過助剤を添加し、触媒
を濾別する方法などがある。
【0037】(A)成分の脂肪酸ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルにおいて、エチレンオキサイドの平均付
加モル数は3〜40であり、好ましくは5〜30であ
る。平均付加モル数が3未満ではエチレンオキサイドの
付加していない原料が多く残存し、洗浄力、起泡力及び
臭気に悪影響をおよぼす。また、平均付加モル数が40
を超えるとハンドリング性が低下し、生分解性も悪化す
る。
【0038】合成された脂肪酸ポリオキシエチレンアル
キルエーテルは、上記数式(1)で表されるナロー度が
50重量%以上、好ましくは60重量%以上、特に好ま
しくは70重量%以上であるという条件を満たさなけれ
ばならない。上記ナロー度を表す数式(1)は、例えば
含有量の最も多い成分が付加モル数9のエチレンオキサ
イド付加体であったとすると(nmax =9)、付加モル
数7〜11の成分が全体の50重量%以上を占める(Y
7+Y8+Y9+Y10+Y11≧50重量%)ということを
意味する。この計算にはエチレンオキサイドの付加して
いない成分の重量は含まない。即ち、nmax が1又は2
である場合、ナロー度の式は各々(Y1+Y2+Y3)及
び(Y1+Y2+Y3+Y4)になるものとする。
【0039】上記ナロー度の条件を満たすことにより、
洗浄力及び起泡力が格段に向上するのみならず、一段反
応を行った場合には残存する未反応脂肪酸アルキルエス
テル由来の臭気が低減する。例えば、ナロー度が40重
量%であるラウリン酸ポリオキシエチレンメチルエーテ
ル(平均エチレンオキサイド付加モル数=6)の未反応
原料含有量は7.8重量%であり、原料エステルの臭気
がかなり強い。これに対し、ナロー度が73重量%のラ
ウリン酸ポリオキシエチレンメチルエーテル(平均エチ
レンオキサイド付加モル数=6)の未反応原料含有量は
1.0重量%であり、原料エステルの臭気は殆ど感じら
れない。本発明において、(A)成分中の未反応脂肪酸
アルキルエステル含有量は2重量%以下が好ましい。
【0040】上記のような触媒を用いて一段反応を行う
と、生成物に0.3〜3重量%程度のポリエチレングリ
コール(重量平均分子量数万〜数十万)が含まれる。ポ
リエチレングリコールは、組成物の性状に影響を及ぼさ
ない範囲(好ましくは(A)成分中に3重量%以下、よ
り好ましくは2重量%以下、特に好ましくは0.1〜2
重量%)であれば含まれていても良いが、除去する必要
がある場合には、例えば、特開平9−262456号公
報記載の方法や特開平10−7620号公報記載の方法
等により濾過を行えば、触媒と同時に除去することがで
きる。
【0041】上記(A)成分である脂肪酸ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルは、目的に応じて洗浄剤組成物
中に好ましくは2〜50重量%、より好ましくは3〜3
0重量%配合することができる。(A)成分の含有量が
2重量%未満の場合は、洗浄剤としての効果が不足し、
一方、50重量%を超えると、組成物が液体の場合には
ゲル化を起こしやすく、粉体の場合には粘着性が増大し
てしまう。
【0042】尚、(A)成分は単独で使用しても良い
し、2種以上を混合して使用しても良い。
【0043】本発明における(B)成分としては、アニ
オン界面活性剤が用いられる。
【0044】アニオン界面活性剤の例としては、(1)
高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオ
キシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキ
ル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、ア
シルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型、(2)高級
アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレン高級
アルコール硫酸エステル塩、アルキルフェニルエーテル
硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステル
モノ硫酸エステル塩等の硫酸エステル型、(3)アルキ
ルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステ
ル塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等のスルホン酸型、
(4)アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルリン酸エステル塩、アルキルフェニルリン酸
エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリ
ン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸
エステル塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤等
が挙げられる。これらの中では、アルキル基の炭素数が
14〜24の脂肪酸アルカリ金属塩、アルキル基の平均
炭素数が10〜20の直鎖アルキル硫酸塩、アルキル基
の平均炭素数が10〜20のα−スルホ脂肪酸エステル
アルカリ金属塩等が好ましい。
【0045】これらの(B)アニオン界面活性剤は単独
で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよ
い。
【0046】(B)成分は、目的に応じて洗浄剤組成物
中に好ましくは5〜40重量%、より好ましくは10〜
30重量%配合することができる。(B)成分の含有量
が5重量%未満の場合は、洗浄剤としての効果が不足
し、一方、40重量%を超えると、濯ぎ性が低下する。
【0047】(A)成分と(B)成分の組成物中におけ
る比率は重量比で、好ましくは10:1〜1:20、よ
り好ましくは3:1〜1:10である。(A)成分の比
率が多すぎると、起泡力が不足し、一方、低すぎると、
濯ぎ性が低下する懸念がある。
【0048】本発明の洗浄剤組成物には、更に(A)成
分を除くノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両
性界面活性剤等の界面活性剤を用途に応じて配合するこ
とができる。
【0049】(A)成分を除くノニオン界面活性剤の例
としては、高級アルコール、アルキルフェノール、高級
脂肪酸又は高級アミン等のアルキレンオキサイド付加
体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
コポリマー、脂肪酸アルカノールアミン、脂肪酸アルカ
ノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はその
アルキレンオキサイド付加体、多価アルコール脂肪酸エ
ーテル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキサイ
ド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキサイド付加体、糖脂
肪酸エステル、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド、アルキルグリコシド等が挙げられる。
【0050】カチオン界面活性剤の例としては、高級ア
ミン塩、高級アルキル(又はアルケニル)第4級アンモ
ニウム塩、高級アルキル(又はアルケニル)ピリジニウ
ム第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0051】両性界面活性剤の例としては、アルキルベ
タイン型、アルキルアミドベタイン型、イミダゾリン
型、アルキルアミノスルホン型、アルキルアミノカルボ
ン酸型、アルキルアミドカルボン酸型、アミドアミノ酸
型、リン酸型両性界面活性剤等が挙げられる。
【0052】本発明の洗浄剤組成物には、更に必要に応
じて炭酸塩、珪酸塩、アルカノールアミン等のアルカリ
ビルダー、ニトリロトリ酢酸塩、エチレンジアミン四酢
酸塩、クエン酸塩等の多価カルボン酸塩、ポリアクリル
酸塩、ポリイタコン酸塩、オレフィンと無水マレイン酸
との共重合体、アクリル酸と無水マレイン酸との共重合
体等の高分子ビルダー、ゼオライト、リン酸塩、更には
プロテアーゼ、アミラーゼ、リポラーゼ等の酵素、カル
ボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール等の
再汚染防止剤、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム
等の漂白剤、硫酸塩、亜硫酸塩、蛍光剤、香料、色素、
溶剤、ヘアコンディショニング剤、紫外線吸収剤、殺菌
剤、防腐剤、ふけ止め剤、ハイドロトロープ剤、乳濁
剤、増粘剤等を配合することができる。
【0053】
【実施例】以下に実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されない。尚、以下の例に
おいて「%」は「重量%」である。
【0054】本実施例に使用した脂肪酸ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルの製造例を以下に示す。
【0055】製造例1 化学組成が2.5MgO・Al23・nH2O である水
酸化アルミナ・マグネシウム(協和化学工業(株)製、
キョーワード300)を窒素気流下、500℃で1時間
焼成して得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム
1.2gに5%の水酸化カリウムメタノール溶液1.3
gを噴霧しながら乾燥し、さらに100℃で10時間乾
燥することにより、改質触媒を得た。このようにして得
られた改質触媒及びラウリン酸メチル350gを4リッ
トルオートクレーブに仕込み、次いでオートクレーブ内
を窒素で置換した後、昇温を行い、温度を180℃、圧
力を3atmに維持しつつ、エチレンオキサイド504
gを導入し、攪拌しながら反応させた。得られたラウリ
ン酸ポリオキシエチレンメチルエーテルの平均エチレン
オキサイド付加モル数は7.0、ポリエチレングリコー
ルの含有量は0.3%であった。これをサンプルAと
し、結果を表1及び表2に示す。ナロー度は得られたラ
ウリン酸ポリオキシエチレンメチルエーテルのエチレン
オキサイド付加モル分布を測定して算出した。尚、エチ
レンオキサイド付加モル分布及び未反応脂肪酸エステル
含有量、ポリエチレングリコール(PEG)の含有量及
び重量平均分子量は以下の方法により測定した。
【0056】(エチレンオキサイド付加モル分布及び未
反応脂肪酸エステル量の測定方法)以下の条件で高速液
体クロマトグラフィ測定を行い、エチレンオキサイド付
加モル分布及び未反応脂肪酸エステル含有量を求めた。 装置 :LC−6A((株)島津製作所製) 検出器 :SPD−10A((株)島津製作所製) 測定波長:220nm カラム :Zorbax C8(直径4.6mm×長さ
0.25m;Du Pont(株)製) 移動相 :アセトニトリル/水=60/40(体積比) 流速 :1mL/min 温度 :20℃
【0057】(PEG量の測定方法)以下の条件でゲル
濾過クロマトグラフィ測定を行い、PEG含有量を求め
た。 装置 :LC−6A((株)島津製作所製) 検出器 :RID−6A((株)島津製作所製) カラム :アサヒパックGS−310(直径7.6mm
×長さ0.5m;昭和電工(株)製) 移動相 :アセトニトリル/水=45/55(体積比) 流速 :1mL/min 温度 :30℃
【0058】(PEGの重量平均分子量測定方法)以下
の条件でゲル濾過クロマトグラフィ測定を行い、PEG
の重量平均分子量を求めた。 装置 :LC−6A((株)島津製作所製) 検出器 :RID−10A((株)島津製作所製) カラム :アサヒパックGF−510HQ(直径7.6
mm×長さ0.3m;昭和電工(株)製) 移動相 :水 流速 :1mL/min 温度 :30℃
【0059】製造例2 前記の水酸化アルミナ・マグネシウム(キョーワード3
00)25gを、700℃で3時間、窒素雰囲気下で焼
成し、14gの焼成水酸化アルミナ・マグネシウムを得
た。焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒
1.2g、5%の水酸化カリウムメタノール溶液1.3
g、及びラウリン酸メチル350gを4リットルオート
クレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の改質を行
った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換した後、
昇温を行い、温度を180℃、圧力を3atmに維持し
つつ、エチレンオキサイド648gを導入し、撹拌しな
がら反応させた。得られたラウリン酸ポリオキシエチレ
ンメチルエーテルの平均エチレンオキサイド付加モル数
は9.0、ポリエチレングリコールの含有量は0.5%
であった。これをサンプルBとし、結果を表1及び表2
に示す。
【0060】製造例3 撹拌機付きの1リットル四つ口フラスコにサンプルBを
200g入れ、80℃に加温した。活性白土(試薬一
級)2.4gとイオン交換水41gを加え、1時間混合
した後、セルロースとポリエステルの二層フィルターを
取り付けた内径4cmの加圧濾過器で濾過を行った(温
度80℃、窒素圧2atm)。得られた濾過品のポリエ
チレングリコール含有量は0.2%以下であった。これ
をサンプルB´とし、結果を表1及び表2に示す。
【0061】製造例4 前記の水酸化アルミナ・マグネシウム(キョーワード3
00)を窒素気流下、600℃で1時間焼成して得られ
た焼成水酸化アルミナ・マグネシウム(未改質)触媒
2.2g、0.5規定の水酸化カリウムエタノール溶液
2.9mL、及びラウリン酸メチル350gを4リット
ルオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内で触媒の
改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒素で置換
した後、昇温を行い、温度を180℃、圧力を3atm
に維持しつつ、エチレンオキサイド864gを導入し、
攪拌しながら反応させた。得られたラウリン酸ポリオキ
シエチレンメチルエーテルの平均エチレンオキサイド付
加モル数は12.0、ポリエチレングリコールの含有量
は1.1%であった。これをサンプルCとし、結果を表
1及び表2に示す。
【0062】製造例5 製造例4で得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム
(未改質)触媒2.2g、0.5規定の水酸化カリウム
エタノール溶液2.9mL、及びラウリン酸メチル35
0gを4リットルオートクレーブに仕込み、オートクレ
ーブ内で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ
内を窒素で置換した後、昇温を行い、温度を180℃、
圧力を3atmに維持しつつ、エチレンオキサイド10
80gを導入し、撹拌しながら反応させた。得られたラ
ウリン酸ポリオキシエチレンメチルエーテルの平均エチ
レンオキサイド付加モル数は15.0、ポリエチレング
リコールの含有量は1.6%であった。これをサンプル
Dとし、結果を表1及び表2に示す。
【0063】製造例6 製造例2で得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム
(未改質)触媒1.2g、10%の水酸化カリウムメタ
ノール溶液0.5g、及びオレイン酸メチル350gを
4リットルオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内
で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒
素で置換した後、昇温を行い、温度を180℃、圧力を
3atmに維持しつつ、エチレンオキサイド625gを
導入し、撹拌しながら反応させた。得られたオレイン酸
ポリオキシエチレンメチルエーテルの平均エチレンオキ
サイド付加モル数は12.0、ポリエチレングリコール
の含有量は1.0%であった。これをサンプルEとし、
結果を表1及び表2に示す。
【0064】製造例7 製造例2で得られた焼成水酸化アルミナ・マグネシウム
(未改質)触媒1.2g、10%の水酸化カリウムメタ
ノール溶液0.5g、及びオレイン酸メチル350gを
4リットルオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内
で触媒の改質を行った。次いで、オートクレーブ内を窒
素で置換した後、昇温を行い、温度を180℃、圧力を
3atmに維持しつつ、エチレンオキサイド781gを
導入し、撹拌しながら反応させた。得られたオレイン酸
ポリオキシエチレンメチルエーテルの平均エチレンオキ
サイド付加モル数は15.0、ポリエチレングリコール
の含有量は1.4%であった。これをサンプルFとし、
結果を表1及び表2に示す。
【0065】製造例8 特開平4−279552号公報記載の方法に準じて調製
したAlイオン添加MgO触媒11gと、ラウリン酸メ
チル350gを4リットルオートクレーブに仕込み、オ
ートクレーブ内を窒素で置換した後、昇温を行い、温度
を180℃、圧力を3atmに維持しつつ、エチレンオ
キサイド648gを導入し、攪拌しながら反応させた。
得られたラウリン酸ポリオキシエチレンメチルエーテル
の平均エチレンオキサイド付加モル数は9.0、ポリエ
チレングリコールの含有量は0.4%であった。これを
サンプルGとし、結果を表1及び表2に示す。
【0066】
【表1】 EOはエチレンオキサイドの略である
【0067】
【表2】 脂肪酸エステル量 PEG量 PEG分子量 サンプルA 1% 0.3% 50000〜 60000 サンプルB 0% 0.5% 70000〜 80000 サンプルB´ 0% 0.2%以下 − サンプルC 0% 1.1% 80000〜100000 サンプルD 0% 1.6% 100000〜200000 サンプルE 0% 1.0% 80000〜100000 サンプルF 0% 1.4% 100000〜200000 サンプルG 3% 0.4% 60000〜 80000 PEG分子量は重量平均分子量を指す
【0068】実施例1〜14及び比較例1〜6 表3及び表4に示した洗浄剤組成物を調製し、以下の方
法で起泡力及び洗浄力を評価した。結果を表3及び表4
に示す。尚、(B)成分としては、下記の界面活性剤a
及びbを使用した。
【0069】(使用した(B)成分の種類) a:ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム(エチ
レンオキサイドの平均付加モル数=3) b:α−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム(脂肪
酸の炭素数14の化合物/炭素数16の化合物=2/8
(重量比))
【0070】(1)泡性能(起泡力)評価法 Ross−Miles試験装置を用い、JIS K33
62の測定法に準拠して各組成物について、0.1%水
溶液の起泡力(滴下終了直後の泡高)を測定した(25
℃)。評価基準は以下の通りである。
【0071】起泡力評価基準 ◎:泡高150mm以上 ○:泡高125mm以上150mm未満 △:泡高100mm以上125mm未満 ×:泡高100mm未満
【0072】(2)洗浄力評価法 (2−1)人工汚垢布に対する洗浄力:洗浄力1 米国US Testing社のTerg−O−Tome
terを洗浄試験装置として用い、(財)洗濯科学協会
より入手した湿式人工汚垢布(5cm×5cm)10枚
とセバム布、清浄メリヤス布と洗浄剤組成物の0.83
%水溶液900mLを入れて浴比を30倍とし、120
rpm、25℃で10分間洗浄した。洗浄後900mL
の3゜硬水で3分間濯いだ。下記の数式(2)に基づい
て洗浄力を算出し、以下の評価基準に従って評価した。
尚、評価は供試人工汚垢布10枚の平均値で行った。
【0073】 洗浄力(%)= (汚垢布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚垢布のK/S−未汚染布のK/S)×100 (2)
【0074】ここで、K/S={1−(R/100)}2
(2R/100) である(RはCarl Zeiss社
のELREPHO反射率計で測定した反射率(%))。
【0075】洗浄力評価基準 ◎:70%以上 ○:60%以上70%未満 △:50%以上60%未満 ×:50%未満
【0076】(2−2)硬質表面に対する洗浄力:洗浄
力2 大豆油及び牛脂各10gを60mLのクロロホルムに溶
解した後、オイルレッド0.1gを加えて良く混合し、
汚垢溶液を調製した。この溶液にガラスプレートを浸し
て汚染し、25℃で30分以上風乾させてクロロホルム
を除去し、汚垢片を作成した(汚垢量20〜30mg/
枚)。この汚垢片6枚を25℃、700mLの洗浄液
(洗浄剤組成物の0.15%水溶液)中で3分間撹拌し
て(250rpm)洗浄した後、風乾して重量を測定
し、洗浄後の油除去率を下記の数式(3)に基づいて算
出し、以下の評価基準に従って評価した。尚、評価は供
試ガラスプレート6枚の平均値で行った。
【0077】 洗浄力(%)={1−(W2−W0)/(W1−W0)}×100 (3)
【0078】ここで、W0はガラスプレートの重量、W1
は汚染後のガラスプレートの重量、W2 は洗浄風乾後の
ガラスプレートの重量である。
【0079】洗浄力評価基準 ◎:60%以上 ○:45%以上60%未満 △:30%以上45%未満 ×:30%未満
【0080】
【表3】 実施例 比較例 1 2 3 4 5 6 7 1 2 3 4 〔種類〕 (A)成分 A B B´ C D E F G E G − (B)成分 a a a a a a a a − − a 〔組成〕 (A)(%) 30 30 30 30 30 30 30 30 50 50 0 (B)(%) 20 20 20 20 20 20 20 20 0 0 50 水 (%) 50 50 50 50 50 50 50 50 50 50 50 〔評価〕 起泡力 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ △ × ◎ 洗浄力1 ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ △ △ △ 洗浄力2 ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ △ ○
【0081】
【表4】 実施例 比較例 8 9 10 11 12 13 14 5 6 〔種類〕 (A)成分 A B B´ C D E F G −(B)成分 b b b b b b b b b 〔組成〕 (A)(%) 30 30 30 30 30 30 30 30 0 (B)(%) 20 20 20 20 20 20 20 20 50 水 (%) 50 50 50 50 50 50 50 50 50 〔評価〕 起泡力 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ 洗浄力1 ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ ○ △ ○ 洗浄力2 ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △
【0082】表3及び表4から明らかなように、本発明
の洗浄剤組成物(実施例1〜14)は起泡力及び洗浄力
において優れた性能を有する。これに対し、(A)成分
と(B)成分を併用しない、あるいは(A)成分がナロ
ー度の条件を満たさない比較例の洗浄剤組成物は性能が
劣る。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、上記(A)成分と
(B)成分とを併用することで、従来の脂肪酸ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤と
他の界面活性剤とを配合した洗浄剤組成物に比べ洗浄力
及び起泡力が著しく改善された洗浄剤組成物を得ること
ができる。また、上記(A)成分はナロー度が50重量
%以上であるという条件を満たすため、脂肪酸アルキル
エステルが残存し易い従来の脂肪酸ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテルに比べ臭気が弱いという特徴も有
し、特に衣料用洗剤、台所用洗剤、住居用洗剤、人体用
洗浄剤等の家庭用洗浄剤の洗浄成分として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜 逸夫 東京都墨田区本所一丁目3番7号ライオン 株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB21 AB31 AC12 BA12 DA01 DA02 DA05 DA17 ED02 FA23 FA25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記の一般式(I)で表される構
    造式を有し、かつ下記の数式(1)で表されるナロー度
    の条件を満たす脂肪酸ポリオキシエチレンアルキルエー
    テル及び、(B)アニオン界面活性剤を含有することを
    特徴とする洗浄剤組成物。 【化1】 (式中、R1 :炭素数1〜40のアルキル基又はアルケ
    ニル基 R2 :炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基 EO:エチレンオキサイド n :エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、3
    〜40の数 を示す) 【数1】 (式中、i :正の整数 Yi :付加モル数がiのエチレンオキサイド付加体の
    重量% nmax:含有量が最も多いエチレンオキサイド付加体成
    分の付加モル数であり、正の整数 を示す)
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