JP2000135474A - 振動篩装置 - Google Patents

振動篩装置

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JP2000135474A
JP2000135474A JP10254769A JP25476998A JP2000135474A JP 2000135474 A JP2000135474 A JP 2000135474A JP 10254769 A JP10254769 A JP 10254769A JP 25476998 A JP25476998 A JP 25476998A JP 2000135474 A JP2000135474 A JP 2000135474A
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air
discharge port
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JP10254769A
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Toshitaka Fukunaga
年隆 福永
Mitsuru Masuda
満 増田
Hiroshi Yoshii
弘 吉井
Kokichi Yamazaki
孝吉 山崎
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SEKISUI PLANT SYSTEM KK
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SEKISUI PLANT SYSTEM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂ペレット造粒時等に発生する微粉およびヒ
ゲ状物などを樹脂ペレットから分離除去する。 【解決手段】振動発生装置3により振動する篩本体6内
に上篩網67および下篩網66が設けられており、篩本
体6の上室6Aに供給された樹脂ペレットやヒゲ状物や
微粉などが上篩網67上において振動により分離され、
ヒゲ状物や微粉などが上篩網67の下方から上室6Aに
導かれた圧縮空気により吹き飛ばされて除去される。そ
の後、樹脂ペレットは連結管69を通って篩本体6の中
室6Bに供給され、微粉などが下篩網66の振動により
中室6Bから下室6Cに落下した後、製品放出口62c
から放出される。また、下室6Cに振るい落とされた微
粉などは下室6Cに導かれた圧縮空気とともに粉体排出
口61aから排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動篩装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリエチレン、ポリスチレン、
PVC(ポリ塩化ビニル)などは、粉末状レジンに可塑
剤、安定剤、滑剤などの添加剤が混合され、混練押出機
により加熱混練されてストリップ(細長い片)状とさ
れ、粒状切断機(ペレタイザー)により切断されて角柱
状や円柱状などのペレットに造粒され、フィルムやシー
トなどの製造工程に供給される。
【0003】また、混練機によって混練作業が終了した
混和物をロール機にかけてシート状に延ばした後、細片
とし、さらに粒状切断機によってペレットに造粒するこ
とも行われている。
【0004】近年では、混練押出機にスクリューセクシ
ョンとナイフカッタを追加したペレタイザ付混練押出機
が普及しつつある。これは、混練押出機に、多数の貫通
孔が形成された金型(蜂巣型あるいは平型の多孔ダイ)
と、回転ナイフを取り付けることにより、金型から押し
出された混和物(ミンチ状の混和物)を直ちに回転ナイ
フによって切断して、均一な形状と長さを持つペレット
とするものである。
【0005】ところで、ペレット状に造粒する時の混和
物の温度が低過ぎる場合には、切断面がささくれ、微粉
が発生する。そして、搬送などの際、多数のペレットが
互いに擦れ合うことによっても微粉が発生する。
【0006】一方、ペレット状に造粒する時の混和物の
温度が高過ぎる場合や、ペレタイザ付混練押出機の回転
ナイフによる切断、所謂「ホットカット」が完全に行わ
れない場合には、ペレットの切断端面などに繊維のよう
なヒゲ状物〔トウモロコシのヒゲ状であり、フロス(F
LOSS)と呼ばれる〕が形成されることが多々ある。
また、複数個のペレットが完全に分断されずにヒゲ状物
によって連なった連珠ペレットとなることもある。こう
した傾向は、ポリエチレンやポリスチレンのような軟質
の混和物をペレットに形成する場合に顕著となる。さら
に、空気輸送中にペレットが空気輸送管壁によって強く
擦られた場合にも、ペレットに長大で極めて細い繊維の
ようなヒゲ状物(フロス)が形成される。
【0007】このように、ペレット状に造粒する時や、
搬送中、あるいは空気輸送中などに微粉やヒゲ状物が生
成されると、フィルムやシートなどの製造工程におい
て、非常に大きな支障が生ずる。
【0008】例えば、ポリスチレンペレットをインフレ
ーション成形機に投入して、フィルムを製造する場合、
ペレット本体部分が溶融温度に達する迄に要する時間に
比べて、微粉やヒゲ状物が溶融温度に達する迄に要する
時間は極めて短い。つまり、微粉やヒゲ状物は、ペレッ
ト本体部分よりも早期に溶融し、しかも高い温度に長時
間晒されることになる。したがって、高温に長時間晒さ
れた微粉やヒゲ状物は炭化してしまい、成形品(フィル
ム)に黒点が形成された不良品を製造する結果となる。
【0009】より詳しく述べると、ポリスチレンペレッ
トを用いてインフレーション成形品を製造する場合、成
形温度は170〜220℃であるが、微粉やヒゲ状物
は、この成形温度において、ペレット本体部分よりも早
期に溶融する。そして、成形時間が経過するに伴ない、
次第に焦げて炭化する。
【0010】したがって、製品の成形に先立って、ペレ
ットから微粉やヒゲ状物を除去する必要がある。このた
め、例えば、特開平9−1075号公報や特公平3−7
0557号公報に記載される振動篩装置が使用されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た振動篩装置を用いた場合、篩網の網目よりも小さな粉
は篩網の網目を通って下方に落下するので、網目よりも
大きなペレットと、網目よりも小さな微粉とを容易に分
離除去することができるものの、ペレットの端面に付着
している長大で極めて細い繊維のようなヒゲ状物を除去
することは困難である。
【0012】例えば、振動篩装置の網目上に投入された
ペレットなどは、篩網上で激しく揺すられ、横方向およ
び縦方向に揺動する。この際、ペレットの端面に付着し
ているヒゲ状物は、篩網によってこすられ、削ぎ落とさ
れる。また、多数のペレットが狭い篩網上で揺すられる
ので、ペレット同士が接触し、その際の摩擦によってヒ
ゲ状物がちぎれ落ちる。さらに、篩網上に球状や多角形
状などの夾雑物を多数混入させておくことによって、ペ
レットと夾雑物とが接触し、ペレットの端面に付着して
いるヒゲ状物がペレットから効率的に分離する。
【0013】このように、ペレットとヒゲ状物を分離す
ることができるものの、ヒゲ状物は、篩網の網目に比較
して長いため、篩網から落下することができず、篩網上
に堆積する。この結果、ペレットと、分離されたヒゲ状
物が混在したままの状態となる。そして、ペレットとヒ
ゲ状物が混在した状態で次の工程(例えば、フィルムや
シートなどの成形機)に供給されると、前述したよう
に、ヒゲ状物がペレットよりも早期に溶融して炭化し、
不良品を発生させ、製品の歩留りを低下させることにな
る。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、微粉を分離除去するだけでなく、ヒゲ
状物と樹脂ペレットとを分離するとともに、分離させた
ヒゲ状物を樹脂ペレットから確実に除去することのでき
る振動篩装置を提供するものである。特に、本発明は、
ヒゲ状物と樹脂ペレットとの分離および分離させたヒゲ
状物の除去を、微粉の分離除去と同時に行うことのでき
る振動篩装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の振動篩装置は、振動発生装置により振動する篩本体
が、その内部に配設された上篩網および下篩網によって
少なくとも上室、中室および下室の3室に区画され、上
室には原料供給口および空気排出口が形成され、中室に
は製品放出口および空気供給口が形成され、また、下室
には粉体排出口が形成され、さらに、上室と中室の周壁
には開口部がそれぞれ形成されてそれらの開口部間が連
結管によって連結されてなり、原料供給口を通って上室
に供給された穀物や錠剤あるいは樹脂ペレットなどの原
料が上篩網の振動により連結管を経て中室に導かれると
ともに、下篩網の振動により製品放出口を通って中室か
ら放出される際、原料に付着している微粉やヒゲ状物な
どが原料から分離され、また、空気供給口を通って中室
に供給され、上篩網および下篩網を経て上室および下室
に導かれた圧縮空気により、上室において原料から分離
されたヒゲ状物および/または微粉などが吹き上げられ
て空気とともに空気排出口を通って排出されるととも
に、中室において原料から分離された微粉などが吹き落
とされて空気とともに下室の粉体排出口から排出される
ことを特徴とするものである。
【0016】この発明によれば、振動発生装置を作動さ
せてこの振動を篩本体に及ぼし、穀物や錠剤(粒状の薬
剤)あるいは樹脂ペレットなどの原料を原料供給口から
篩本体の上室に供給する。すると、振動発生装置を構成
する上部アンバランスウエイトと下部アンバランスウエ
イトのなす角度および回転軸の回転方向によって決定さ
れる三次元運動が篩本体の上篩網および下篩網に働き、
この横方向および縦方向に振動する作用によって、上室
に供給された原料は上篩網上を次第に移動してゆき、上
室の周壁に設けられた開口部に至り、さらに、連結管お
よび中室の周壁に設けられた開口部を経て下篩網上に供
給され、下篩網上を次第に移動してゆき、中室の製品放
出口から放出される。この際、原料は振動している上篩
網および下篩網に接触する。また、原料同士も互いに振
動しながら接触する。さらに、上篩網および下篩網上に
夾雑物を投入することにより、原料と夾雑物とが接触す
る。こうして、原料に付着している微粉やヒゲ状物など
が、原料から分離される。
【0017】一方、圧縮空気を空気供給口から中室に供
給すると、その一部は、上篩網を通過して上室に向か
い、また、他の一部は、下篩網を通過して下室に向か
う。そこで、上室において原料から分離されたヒゲ状物
および/または微粉などは、圧縮空気によって吹き上げ
られ、空気とともに空気排出口から排出され、また、中
室において原料から分離された微粉などは、下篩網を通
過して下室に吹き落とされ、下室に導入された空気とと
もに粉体排出口から排出される。
【0018】したがって、微粉やヒゲ状物などが分離除
去された原料のみが振動篩装置の製品放出口から放出さ
れる。そこで、原料が樹脂ペレットの場合には、微粉や
ヒゲ状物などが分離除去されて次の製造工程に供給され
ることになり、フィルムやシートなどを成形する際に、
ヒゲ状物や微粉などがペレットより早期に溶融して炭化
し、不良品を発生させることがない。また、原料が穀物
や錠剤などの場合、不要な微粉などを上下の篩網によっ
て容易に、かつ確実に分離除去することができる。
【0019】このように、1個の振動発生装置を作動さ
せ、上篩網および下篩網の両方を振動させることによっ
て、微粉やヒゲ状物などの分離除去作業を二段階同時に
効率的に行うことができる。また、振動篩装置の設置面
積が少なくてすみ、装置のコンパクト化が図れるととも
に、消費電力を軽減することができる。
【0020】請求項2記載の振動篩装置は、振動発生装
置により振動する篩本体が、その内部に配設された上篩
網および下篩網によって少なくとも上室、中室および下
室の3室に区画され、上室には原料供給口および空気排
出口が形成され、中室には製品放出口および空気供給口
が形成され、また、下室には粉体排出口が形成され、さ
らに、上室と中室の周壁には開口部がそれぞれ形成され
てそれらの開口部間が連結管によって連結され、また、
上室もしくは原料供給口近傍に静電気除去装置が設けら
れてなり、原料供給口を通って上室に供給された穀物や
錠剤あるいは樹脂ペレットなどの原料が上篩網の振動に
より連結管を経て中室に導かれるとともに、下篩網の振
動により製品放出口を通って中室から放出される際、原
料に付着している微粉やヒゲ状物などが振動および静電
気除去装置により原料から分離され、また、空気供給口
を通って中室に供給され、上篩網および下篩網を経て上
室および下室に導かれた圧縮空気により、上室において
原料から分離されたヒゲ状物および/または微粉などが
吹き上げられて空気とともに空気排出口を通って排出さ
れるとともに、中室において原料から分離された微粉な
どが吹き落とされて空気とともに下室の粉体排出口を通
って排出されることを特徴とするものである。
【0021】この発明によれば、請求項1記載の発明と
同様に、振動発生装置を作動させてこの振動を篩本体に
及ぼし、穀物や錠剤(粒状の薬剤)あるいは樹脂ペレッ
トなどの原料を原料供給口から篩本体の上室に供給す
る。すると、振動発生装置を構成する上部アンバランス
ウエイトと下部アンバランスウエイトのなす角度および
回転軸の回転方向によって決定される三次元運動が篩本
体の上篩網および下篩網に働き、この横方向および縦方
向に振動する作用によって、上室に供給された原料は上
篩網上を次第に移動してゆき、上室の周壁に設けられた
開口部に至り、さらに、連結管および中室の周壁に設け
られた開口部を経て下篩網上に供給され、下篩網上を次
第に移動してゆき、中室の製品放出口から放出される。
この際、原料は振動している上篩網および下篩網に接触
する。また、原料同士も互いに振動しながら接触する。
さらに、上篩網および下篩網上に夾雑物を投入すること
により、原料と夾雑物とが接触する。こうして、原料に
付着している微粉やヒゲ状物などが、原料から分離され
る。
【0022】一方、圧縮空気を空気供給口から中室に供
給すると、その一部は、上篩網を通過して上室に向か
い、また、他の一部は、下篩網を通過して下室に向か
う。そこで、上室において原料から分離されたヒゲ状物
および/または微粉などは、圧縮空気によって吹き上げ
られ、空気とともに空気排出口から排出され、また、中
室において原料から分離された微粉などは、下篩網を通
過して下室に吹き落とされ、下室に導入された空気とと
もに粉体排出口から排出される。
【0023】特に、この発明の場合、原料供給口近傍も
しくは上室、さらに必要に応じて下室に静電気除去装置
を設けている。そこで、穀物や錠剤あるいは樹脂ペレッ
トなどの原料に帯電している静電気、および、原料に付
着している微粉やヒゲ状物などの静電気を取り除くこと
ができる。したがって、振動篩装置の振動および静電気
除去装置によって原料から微粉やヒゲ状物などを容易に
引き離し、この引き離された微粉やヒゲ状物などを圧縮
空気によって吹き飛ばして除去することができる。
【0024】したがって、微粉やヒゲ状物などが分離除
去された原料のみが製品放出口から放出されて次の工程
に供給される。
【0025】請求項1もしくは請求項2記載の発明にお
いて、中室を中仕切り板によって上中室と下中室に区画
し、上中室および下中室それぞれに空気供給口を形成
し、中仕切り板もしくは上中室の周壁下部に粉体取出口
を形成する。こうすることによって、上中室に供給され
た圧縮空気は上篩網を通過して確実に上室に導かれ、ま
た、下中室に供給された圧縮空気は下篩網を通過して確
実に下室に導かれことになる。また、上室および下室そ
れぞれに必要な風量および圧力を個別に調整することが
できる。また、上篩網から振るい落とされて中仕切り板
上に落下した微粉などは、粉体取出口を経て排出され
る。
【0026】請求項4記載の振動篩装置は、振動発生装
置により振動する篩本体が、その内部に配設された上篩
網および下篩網によって少なくとも上室、中室および下
室の3室に区画され、上室には原料供給口および空気排
出口が形成され、中室は略水平方向の中仕切り板によっ
て上中室と下中室に区画され、上中室に空気供給口が形
成され、下中室に製品放出口が形成され、中仕切り板も
しくは上中室の周壁下部に粉体取出口が形成され、上篩
網から振るい落とされて中仕切り板上に落下した微粉な
どが粉体取出口を通って排出されるようになされ、下室
には粉体排出口が形成され、さらに、上室と下中室の周
壁には開口部がそれぞれ形成されてそれらの開口部間が
連結管によって連結されてなり、原料供給口を通って上
室に供給された穀物や錠剤あるいは樹脂ペレットなどの
原料が上篩網の振動により連結管を経て下中室に導かれ
るとともに、下篩網の振動により製品放出口を通って下
中室から放出される際、原料に付着している微粉やヒゲ
状物などが振動および/または静電気除去装置により原
料から分離され、また、空気供給口を通って上中室に供
給され、上篩網を経て上室に導かれた圧縮空気により、
上室において原料から分離されたヒゲ状物および/また
は微粉などが吹き上げられて空気とともに空気排出口を
通って排出されるとともに、下中室において原料から分
離された微粉などが落下して下室の粉体排出口から排出
されることを特徴とするものである。
【0027】請求項1乃至請求項4いずれかに記載の発
明において、上室および中室に形成された開口部間を接
続する連結管に空気遮断部材を配設することにより、空
気供給口から中室に供給された圧縮空気が連結管を通っ
てショートカットすることを防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の振動篩装置の実施
形態について図面に基づいて説明する。図1および図2
には、本発明の振動篩装置1の第1実施形態が示されて
いる。この振動篩装置1は、架台2と、この架台2に配
設された振動発生装置3と、この架台2上に複数個の枠
受けスプリング4によって支持された振動体ベース5
と、振動体ベース5に固定された篩本体6と、から構成
されており、この実施形態においては、原料として穀物
や錠剤あるいは樹脂ペレットなどを供給する場合を例示
している。
【0029】振動発生装置3と架台2に固定された電動
モータ31とは、電動モータ31の出力軸に設けられた
プーリ32およびVベルト33を介して連結されてい
る。また、振動発生装置3は、図示しない軸受に軸支さ
れて回転可能なプーリ34と、このプーリ34のボス3
41とスプリング35を介して連結された回転軸36
と、この回転軸36の両端にそれぞれ設けられた上部ア
ンバランスウエイト37および下部アンバランスウエイ
ト38と、図示しない軸受を介して回転軸36を回転自
在に軸支する振動体ハウジング39とからなり、振動体
ハウジング39は、前述した振動体ベース5の中心部に
固定されている。
【0030】したがって、電動モータ31を駆動させる
と、プーリ32およびVベルト33を介してプーリ34
が回転し、さらに、スプリング35を介して回転軸3
6、すなわち、上部アンバランスウエイト37および下
部アンバランスウエイト38が回転することになり、振
動体ハウジング39に連結された振動体ベース5および
篩本体6を振動させることができる。ここに、上部アン
バランスウエイト37の回転は篩本体6に水平方向の振
動を発生させ、下部アンバランスウエイト38の回転は
篩本体6に垂直方向の振動を発生させる。そこで、篩本
体6には、これらによって合成された三次元運動が生起
される。
【0031】篩本体6に生起される三次元運動は、回転
軸36の回転方向と、上部アンバランスウエイト37お
よび下部アンバランスウエイト38とのなす角度によっ
て変化する。
【0032】具体的には、図7(a)に示すように、下
部アンバランスウエイト38が上部アンバランスウエイ
ト37の左側に角度90度を有して位置し、回転軸36
が矢印X方向に回転する場合は、後述する篩本体6の篩
網66,67上の原料は中心に向かって渦巻くように移
動する。しかし、この角度が小さくなるにつれて中心に
向かって渦巻き移動する傾向が薄れ、やがて、逆に篩網
66,67上の原料は外周に向かって移動する傾向を見
せる。そして、図7(b)に示すように、下部アンバラ
ンスウエイト38が上部アンバランスウエイト37の左
側に略45度乃至60度の角度を有して位置し、回転軸
36が矢印X方向に回転する場合は、篩網66,67上
の原料は弧状に外周方向に向かい、周縁部を矢印X方向
に移動する。さらに、上部アンバランスウエイト37と
下部アンバランスウエイト38の位置が一致するとき
は、回転軸36の回転方向に関係なく、篩網66,67
上の原料は、図7(c)に示すように、外周方向に向か
って直線状に移動する。
【0033】一方、篩本体6は、振動体ベース5に下円
筒枠61、中円筒枠62および上円筒枠63を順に積み
重ねて形成されており、下円筒枠61の円筒内下部に
は、高さの低いやや偏平な円錐形状の底壁64が固定さ
れ、上円筒枠63の上端面には、円錐形状の蓋体65が
被せられている。そして、下円筒枠61と中円筒枠62
との間には、下篩網66が挟み込まれて配設され、ま
た、中円筒枠62と上円筒枠63との間には、上篩網6
7が挟み込まれて配設されている。したがって、篩本体
6は、蓋体65と上円筒枠63と上篩網67からなる上
室6Aと、上篩網67と中円筒枠62と下篩網66から
なる中室6Bと、下篩網66と下円筒枠61と底壁64
からなる下室6Cとの3室に区画されている。
【0034】下篩網66および上篩網67は、ステンレ
スなどの金属製の金網や、パンチングメタル、あるいは
プラスチック製の網や多孔板などが使用される。ただ
し、原料として錠剤が供給される場合は、錠剤が擦られ
ないように、プラスチック製の網や多孔板などが好まし
い。
【0035】なお、下篩網66上には、図1および図2
に詳細に示すように、外周縁側の一部に扇形状の切欠開
口部68aを形成した邪魔板68が配設されており、後
述するように、中室6Bに供給された圧縮空気の一部
は、邪魔板68の切欠開口部68aおよび該切欠開口部
68aによって露出している下篩網66を通って下室6
Cに導かれる。そこで、邪魔板68の切欠開口部68a
および下篩網66を通過する圧縮空気の流速は大きくな
る。
【0036】上室6Aを形成する上円筒枠63の周壁に
は、原料供給口63aが形成されており、この原料供給
口63には、原料供給管11が接続されている。この原
料供給管11には、篩本体6の振動が原料供給管11に
伝わらないように、篩本体6の近傍にフレキシブルチュ
ーブ111が配設されている。また、原料供給管11に
は、静電気除去装置10がフレキシブルチューブ111
の上流側に設置されている。この静電気除去装置10
は、原料同士が互いに接触しながら原料供給管11内を
通過する場合などに発生する静電気を除去し、静電気に
よって原料に付着している微粉などを原料から確実に分
離させることができるものである。この静電気除去装置
10としては、帯電量に応じた反対極性の空気イオンを
供給することのできる株式会社キーエンスの製造販売に
係る「除電ブロアSJ−F020」を好適に使用するこ
とができる。
【0037】なお、上室6Aの原料供給口63aは、例
示しているように上円筒枠63の周壁に付設されていて
もよいが、蓋体65に設けられていてもよい。
【0038】上室6Aを構成する上円筒枠63の周壁お
よび中室6Bを構成する中円筒枠62の周壁には、それ
ぞれ開口部63bおよび開口部62bが設けられてお
り、この開口部63b,62b間には連結管69が接続
されている。そして、この連結管69内には、後述する
中室6Bに供給された圧縮空気が空気抵抗のない連結管
69を通って上室6Aへショートカットすることを防止
するため、ゴム、プラスチック、布などの柔軟性材料、
あるいは、金属、FRPなどの硬質材料によって形成さ
れた空気遮断部材69xが配設されている。
【0039】また、上室6Aの開口部63bは、原料供
給口63aに対して原料の移動方向に約一周した近傍位
置に形成されている(図2参照)。このため、原料供給
口63aから供給された原料は、上篩網67上を矢印X
方向に約一周することになり、原料から微粉などを分離
除去するのに十分な時間を確保することができる。
【0040】中室6Bを構成する中円筒枠62の周壁に
は、空気供給口62aが設けられており、この空気供給
口62aには、フレキシブルチューブ121を有する空
気供給管12の一端が接続されている。そして、空気供
給管12の他端は、ブロアー20に接続されている。ま
た、中室6Bの中円筒枠62の周壁には、製品放出口6
2cが形成されている。この製品放出口62cは、上室
6Aにおける原料供給口63aと開口部63bとの関係
と同様に、中室6Bの開口部62bに対して原料の移動
方向に約一周した近傍位置に形成されている(図2参
照)。このため、開口部62bを通って中室6Bに導入
された原料は、邪魔板68(下篩網66)上を矢印X方
向に約一周することになり、原料から微粉などを分離除
去するのに十分な時間を確保することができる。
【0041】下室6Cを構成する下円筒枠61の周壁に
は、粉体排出口61aが形成されている。そこで、中室
6Bにおいて原料から分離された微粉などは、前述した
邪魔板68の切欠開口部68aおよび下篩網66を通っ
て下室6Cに吹き落とされ、下室6Cに導入された空気
とともに粉体排出口61aから排出される。また、下室
6Cの底壁64上に堆積した微粉などは、振動によって
底壁64上を回動し、漸次、粉体排出口61aから排出
される。この粉体排出口61aには、フレキシブルチュ
ーブ131を有する粉体排出管13の一端が接続されて
いる。そして、粉体排出管13の他端は、ホッパー型ダ
ストボックスなどの粉体一次捕捉器14に接続されてお
り、この粉体一次捕捉器14によって捕捉された微粉な
どは、ダンパー141を開放することにより適宜排出さ
れる。
【0042】粉体一次捕捉器14には、前述したブロア
ー20の吸込側との間に、バグフィルターなどの粉体二
次捕捉器15を配設した空気配管16が接続されてい
る。
【0043】また、蓋体65の頂部には、空気排出口6
5aが形成されており、この空気排出口65aは、フレ
キシブルチューブ161を介して、前述した空気配管1
6の粉体二次捕捉器15の上流側に接続されている。
【0044】したがって、ブロアー20から中室6Bに
供給された圧縮空気は、上篩網67および下篩網66を
通過して上室6Aおよび下室6Cに導かれ、そのうち、
下室6Cに導入された圧縮空気は、粉体排出口61a、
粉体排出管13、粉体一次捕捉器14、空気配管16お
よび粉体二次捕捉器15を経てブロアー20に還流さ
れ、また、上室6Aに導かれた圧縮空気は、空気排出口
65a、空気配管16および粉体二次捕捉器15を経て
ブロアー20に還流される。このため、ブロアー20の
吸込口と吐出口とは、篩本体6を介して閉回路を形成す
るように接続されている。
【0045】次に、このように構成された振動篩装置1
の第1実施形態の作動について説明する。
【0046】まず、振動発生装置3を作動させ、篩本体
6に振動を起こさせる。すなわち、電動モータ31を回
転駆動させると、プーリ32およびVベルト33を介し
てプーリ34が回転し、プーリ34の回転はスプリング
35を介して回転軸36の上下両端に付設された上部ア
ンバランスウエイト37および下部アンバランスウエイ
ト38を回転させ、振動を発生させる。すると、回転軸
36を回転自在に軸支している振動体ハウジング39に
連結された振動体ベース5が振動し、この振動体ベース
5の振動は、振動体ベース5に固定された篩本体6に伝
達され、下篩網66および上篩網67が振動する。
【0047】ここに、図7(b)に示すように、回転軸
36は矢印X方向に回転するように設定されており、ま
た、上部アンバランスウエイト37に対して下部アンバ
ランスウエイト38は左側に配置され、かつ、両者のな
す角度は略45度に設定される。そこで、上篩網67お
よび下篩網66上の原料は、弧状に外周方向に向かい、
周縁部を矢印X方向に移動する。
【0048】この状態において、静電気除去装置10に
よって静電気が除去された穀物や錠剤や樹脂ペレットな
どの原料が原料供給管11および原料供給口63aを経
て上室6Aに供給されると、前述したように、上篩網6
7上の原料は、上篩網67の振動により弧状に外周方向
に向かい、周縁部を矢印X方向に移動する。この際、原
料は振動している上篩網67に接触する。また、原料同
士も互いに接触する。こうして、原料に付着している微
粉やヒゲ状物などが原料から分離される。
【0049】なお、原料供給口63aを通って上室6A
に供給される原料の供給量は、開口部63bを通って中
室6Bへ溢れ出る原料の落下量に見合うように設定され
ている。
【0050】一方、ブロアー20を作動させると、その
吐出口から吹き出された圧縮空気は、空気供給管12お
よび空気供給口62aを通って中室6Bに供給される。
【0051】なお、中室6Bに供給された圧縮空気が連
結管69を通って上室6Aにショートカットすること
は、連結管69内に設けられている空気遮断部材69x
によって防止されている。そこで、中室6Bに供給され
た圧縮空気は、必ず、上篩網67もしくは下篩網66を
通過することになる。
【0052】空気供給口62aを通って中室6Bに供給
された圧縮空気の一部は、上篩網67を通過して上室6
Aに導かれる。このため、上室6Aにおいて原料から分
離された微粉やヒゲ状物などは、上室6Aに導かれた圧
縮空気によって吹き上げられ、空気排出口65aを通
り、ブロアー20の吸込側に接続されて負圧となってい
る空気配管16に吸引され、粉体二次捕捉器15におい
て捕捉される。こうして、空気配管16中の微粉やヒゲ
状物などが粉体二次捕捉器15によって除去された空気
が、ブロアー20の吸込口に導かれる。このような上室
6Aにおける微粉やヒゲ状物などの分離除去は、原料供
給口63aから供給された原料が、上篩網67上を略一
周して開口部63bに達するまでの間、継続して行われ
る。また、粉体二次捕捉器15で捕捉された微粉やヒゲ
状物などは、適宜排出される。
【0053】原料が上篩網67の振動によって原料供給
口63aから約一周して開口部63bに達すると、原料
は、開口部63b、連結管69および開口部62bを経
て中室6Bに供給される。
【0054】なお、上篩網67上のヒゲ状物や微粉など
のうち長大で極めて細い繊維のようなヒゲ状物は、その
自重の割に空気抵抗が大きいので、上篩網67を通過し
た圧縮空気によって容易に吹き上げられ、空気排出口6
5aから空気配管16内へ吸引される。また、一部の微
粉も吹き上げられる。しかし、他の一部の微粉は吹き上
げられずに原料とともに開口部63b、連結管69およ
び開口部62bを通って中室6Bに至る。また、さらに
他の一部の微粉は上篩網67を通過して中室6Bへ落下
し、邪魔板68あるいは下篩網66上の原料の上に降り
かかる。つまり、中室6B内においても、微粉などが原
料とともに混在することになる。
【0055】中室6B内において混在する原料および微
粉などは、振動している邪魔板68および下篩網66上
を、図7(b)に示すように矢印X方向へ移動する。こ
の際、混在する原料および微粉などは、振動している邪
魔板68および下篩網66と接触して擦られる。また、
原料同士も互いに振動しながら接触する。こうして、原
料と微粉などが分離され、下篩網66の網目よりも小さ
な微粉は下室6Cへ落下する。
【0056】また、中室6Bに供給された圧縮空気は、
邪魔板68に形成された切欠開口部68aおよび下篩網
66を経て下室6Cに導かれる。そこで、邪魔板68の
切欠開口部68aに対応して一部露出している下篩網6
6を通過する圧縮空気の流速は大きくなる。そして、流
速が大きくなった圧縮空気により、邪魔板68および下
篩網66の振動により原料から分離された微粉などが、
露出している下篩網66を通って下室6Cに吹き落とさ
れる。
【0057】このようにして、微粉などが分離除去され
た原料のみが、邪魔板68上を約一周した後、製品放出
口62cから放出される。ここに、開口部62bを通っ
て中室6Bに供給される原料の供給量は、製品放出口6
2cを通って放出される原料の放出量に見合うように設
定されている。
【0058】そして、下篩網66を通って下室6Cに吹
き落とされた微粉などは、下篩網66を通って下室6C
に導かれた圧縮空気とともに粉体排出口61aおよび粉
体排出管13を経て粉体一次捕捉器14に導かれる。ま
た、下室6Cの底壁64上に堆積した微粉などは、振動
によって底壁64上を矢印X方向に回動し、漸次、粉体
排出口61aおよび粉体排出管13を経て粉体一次捕捉
器14に導かれる。粉体一次捕捉器14に送られた微粉
などを含む圧縮空気は、粉体一次捕捉器14において微
粉などと分離される。また、粉体一次捕捉器14には、
ブロアー20の吸込口に接続されて負圧となっている空
気配管16が接続されているため、粉体一次捕捉器14
によって微粉などが分離除去された空気は、空気配管1
6を通ってブロアー20に吸引される。
【0059】この結果、上室6Aに供給された原料は、
上室6Aおよび中室6Bをそれぞれ約一周する間に微粉
やヒゲ状物などが分離除去されて製品放出口62cから
放出され、詳細には図示しないが、次の工程に供給され
る。
【0060】なお、図3(a)に示すように、上室6A
において原料供給口63aと開口部63bとの間に、上
円筒枠63の周縁部から中心部に向かう一定長さと高さ
を有するスクレーパ631を設けると、原料供給口63
aから上室6Aに供給されて上篩網67上を約一周した
原料は、確実に、開口部63bを通って中室6Bへ供給
されることになる。また同様に、図3(b)に示すよう
に、中室6Bにおいて開口部62bと製品放出口62c
との間に、中円筒枠62の周縁部から中心部に向かう一
定長さと高さを有するスクレーパ621を設けると、上
室6Aから中室6Bに供給されて邪魔板68および下篩
網66上を約一周した原料は、確実に、製品放出口62
cから放出されることになる。こうして、上室6Aおよ
び中室6Bにおいて、原料から微粉やヒゲ状物などを効
率よく分離除去して、製品のみを製品放出口62cから
放出することができる。図4には、本発明の振動篩装置
1の第2実施形態が示されている。
【0061】この実施形態の振動篩装置1も、架台2
と、この架台2に配設された振動発生装置3と、この架
台2上に複数個の枠受けスプリング4によって支持され
た振動体ベース5と、振動体ベース5に固定された篩本
体6と、から構成されている。そして、この実施形態に
おいても、原料として穀物や錠剤あるいは樹脂ペレット
などを採用できる。しかし、煩雑になることを避けるた
め、これ以降、原料が樹脂ペレット(以下、ペレットと
いう。)である場合を例示する。
【0062】なお、振動発生装置3の構成は、前述した
振動篩装置1の第1実施形態と同様であり、第1実施形
態の場合と同一の符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0063】篩本体6は、第1実施形態の場合と同様
に、振動体ベース5に下円筒枠61、中円筒枠62およ
び上円筒枠63を順に積み重ねて形成されており、下円
筒枠61の円筒内下部には、高さの低いやや偏平な円錐
形状の底壁64が固定され、上円筒枠63の上端面に
は、円錐形状の蓋体65が被せられている。そして、下
円筒枠61と中円筒枠62との間には、下篩網66が挟
み込まれて配設され、また、中円筒枠62と上円筒枠6
3との間には、上篩網67が挟み込まれて配設されてい
る。したがって、篩本体6は、蓋体65と上円筒枠63
と上篩網67からなる上室6Aと、上篩網67と中円筒
枠62と下篩網66からなる中室6Bと、下篩網66と
下円筒枠61と底壁64からなる下室6Cとの3室に区
画されている。
【0064】上篩網67および下篩網66上には、多数
の球状の夾雑物Kが載置されている。したがって、上篩
網67および下篩網66上のペレットは、振動発生装置
3によって生起される上篩網67および下篩網66の振
動により、夾雑物Kとともに激しく揺すられ、横方向お
よび縦方向に振動することになる。
【0065】ここに、ペレットが原料供給口63aを経
て上室6Aに供給されると、ペレットは振動している上
篩網67に接触し、ペレットの端面に付着しているヒゲ
状物が上篩網67によって削ぎ落とされる。また、多数
のペレットおよび夾雑物Kが狭い上篩網67上で揺すら
れるので、ペレット同士が接触し、さらに、ペレットと
夾雑物Kが接触し、その際の摩擦によってもヒゲ状物が
ちぎれ落ちる。こうして、ペレットの端面に付着してい
るヒゲ状物をペレットから効率的に分離させることがで
きる。そしてまた、ペレットに付着している微粉も同時
に容易に分離させることができる。
【0066】夾雑物Kは、球状の他、多角形状、コンペ
イトウ状、歯車状、サイコロ状、ソロバン玉状、H形鋼
状など、どのような形状であってもよい。また、材質と
しては、ゴム、プラスチック、金属、陶器などを任意に
使用することができる。
【0067】上室6Aの上円筒枠63の周壁に形成され
た原料供給口63aには、ジャバラ112を有する原料
供給管11の一端が接続され、この原料供給管11の他
端には、ペレットを定量供給することのできるスクリュ
ーフィーダ17が接続されている。このスクリューフィ
ーダ17によって、開口部63bからの供給量および製
品放出口62cからの放出量に見合うペレットを上室6
Aに供給することができる。
【0068】上室6Aの上円筒枠63の周壁に形成され
た開口部63bと、中室6Bの中円筒枠62の周壁に形
成された開口部62bとを接続する連結管69内には、
圧縮空気のショートカットを防止するため、空気遮断部
材69xが配設されている。この実施形態における空気
遮断部材69xは、ゴムやフィルムあるいは布などの柔
軟性材料によって筒状に形成され、その一端が開口部6
3bに止着されている。
【0069】なお、上室6Aの開口部63bは、前述し
た第1実施形態の場合と同様に、原料供給口63aに対
して原料の移動方向に約一周した近傍位置に形成されて
いる。
【0070】中室6Bの中円筒枠62の周壁に形成され
た空気供給口62aには、空気供給管12の一端が接続
されており、空気供給管12の他端は、詳細には図示し
ないが、篩本体6の振動が伝達しないように支持された
ブロアー20に接続されている。さらに、中室6Bの中
円筒枠62の周壁には、製品放出口62cが形成されて
いる。この製品放出口62cも、上室6Aの原料供給口
63aと開口部63bとの関係と同様に、中室6Bの開
口部62bに対して原料の移動方向に約一周した近傍位
置に形成されている。
【0071】下室6Cの下円筒枠61の周壁に形成され
た粉体排出口61aには、フレキシブル継手132を有
する粉体排出管13の一端が接続されており、粉体排出
管13の他端は、フィルターなどの粉体捕捉器14Aに
接続されている。
【0072】蓋体65の周縁部に形成された空気排出口
65aには、フレキシブルチューブ181を有する空気
配管18の一端が接続されており、空気配管18の他端
は、サイクロンやバグフィルターなどの粉体捕捉器15
Aに接続されている。
【0073】また、蓋体65の頂部には、開口部65b
が形成されており、この開口部65bに臨んで、天井な
どに支持材19を介して固定された静電気除去装置10
Aが配設されている。そして、蓋体65の開口部65b
と、静電気除去装置10Aを支持する支持材19との間
には、篩本体6の振動が静電気除去装置10Aに伝達す
るのを防止するとともに、開口部65bを通って微粉や
ヒゲ状物などが外部に飛散しないように、ジャバラ16
2が配設されている。この静電気除去装置10Aとして
は、内蔵したベリリウムから微弱X線を照射し、帯電体
近傍の分子をイオン化させて除電する浜松ホトニクス株
式会社の製造販売に係る「フオトイオナイザー」を好適
に使用することができる。
【0074】この静電気除去装置10Aは、微弱X線の
照射範囲内においてイオンを生成する。そこで、篩本体
6の大きさやその取付位置に合わせて複数個設けるよう
にしてもよい。
【0075】次に、このように構成された振動篩装置1
の第2実施形態の作動について説明する。
【0076】まず、振動発生装置3を作動させ、篩本体
6の下篩網66および上篩網67を振動させる。
【0077】ここに、図7(b)に示すように、回転軸
36は矢印X方向に回転するように設定されており、ま
た、上部アンバランスウエイト37に対して下部アンバ
ランスウエイト38は左側に配置され、かつ、両者のな
す角度は略45度に設定されている。そこで、上篩網6
7および下篩網66上のペレットは、弧状に外周方向に
向かい、周縁部を矢印X方向に移動する。
【0078】この状態において、ペレットがスクリュー
フィーダ17、原料供給管11および原料供給口63a
を通って上室6Aに定量供給されると、前述したよう
に、上篩網67上のペレットは、上篩網67の振動によ
り弧状に外周方向に向かい、周縁部を矢印X方向に移動
する。この際、ペレットは振動している上篩網67に接
触する。また、ペレット同士も互いに接触し、ペレット
と夾雑物Kとも接触する。こうして、ペレットに付着し
ている微粉やヒゲ状物などがペレットから分離される。
【0079】また、上篩網67上のペレットが弧状に外
周方向に向かい、周縁部を矢印X方向に移動している
間、静電気除去装置10Aから照射される微弱X線によ
って継続的に生成されるイオンにより、ペレットや微粉
やヒゲ状物などに帯電している静電気が除去される。し
たがって、静電気によりペレットに付着している微粉や
ヒゲ状物などは、静電気が除去されることによって、ペ
レットから分離される。そしてまた、ペレットから一旦
分離された微粉やヒゲ状物などが、上篩網67の振動に
より擦られて生じる静電気によって、再びペレットに付
着することが阻止される。
【0080】一方、ブロアー20を作動させると、その
吐出口から吹き出された圧縮空気は、空気供給管12お
よび空気供給口62aを通って中室6Bに供給される。
【0081】なお、中室6Bに供給された圧縮空気が連
結管69を通って上室6Aにショートカットすること
は、連結管69内に設けられている空気遮断部材69x
によって防止されている。そこで、中室6Bに供給され
た圧縮空気は、必ず、上篩網67もしくは下篩網66を
通過することになる。
【0082】空気供給口62aを通って中室6Bに供給
された圧縮空気の一部は、上篩網67を通過して上室6
Aに導かれる。このため、上室6Aにおいてペレットか
ら分離された微粉やヒゲ状物などは、上室6Aに導かれ
た圧縮空気によって吹き上げられ、空気排出口65aお
よび空気配管18を通って粉体捕捉器15Aに送られ
る。そして、この粉体捕捉器15Aにおいて、微粉やヒ
ゲ状物などは捕捉され、粉体捕捉器15Aを通過した圧
縮空気は大気中に放出される。このような上室6Aにお
ける微粉やヒゲ状物などの分離除去は、原料供給口63
aから供給されたペレットが、上篩網67上を略一周し
て開口部63bに達する迄の間、継続して行われる。ま
た、粉体捕捉器15Aで捕捉された微粉やヒゲ状物など
は、適宜排出される。
【0083】ペレットが上篩網67の振動によって原料
供給口63aから約一周して開口部63bに達すると、
ペレットは、開口部63b、連結管69および開口部6
2bを経て中室6Bに供給される。
【0084】なお、上篩網67上のヒゲ状物や微粉など
のうち長大で極めて細い繊維のようなヒゲ状物は、その
自重の割に空気抵抗が大きいので、上篩網67を通過し
た圧縮空気によって容易に吹き上げられ、空気排出口6
5aおよび空気配管18を通って粉体捕捉器15Aに圧
送される。また、一部の微粉も吹き上げられる。しか
し、他の一部の微粉は吹き上げられずにペレットととも
に開口部63b、連結管69および開口部62bを通っ
て中室6Bへ至る。また、さらに他の一部の微粉は上篩
網67を通って中室6Bへ落下し、下篩網66上のペレ
ットの上に降りかかる。つまり、中室6B内において
も、微粉などがペレットとともに混在することになる。
【0085】中室6B内において混在するペレットおよ
び微粉などは、振動している下篩網66上を、図7
(b)に示すように矢印X方向に移動する。この際、混
在するペレットおよび微粉などは、振動している下篩網
66と接触して擦られる。また、ペレット同士が接触
し、ペレットと夾雑物Kも互いに接触する。こうして、
ペレットと微粉などとが分離される。
【0086】また、中室6Bにおいても、下篩網66上
をペレットが移動する間、静電気除去装置10Aから照
射される微弱X線によって生成されるイオンにより、ペ
レットの静電気が除去される。したがって、静電気によ
ってペレットに付着している微粉などが分離される。さ
らに、下篩網66の振動によってペレットから一旦分離
された微粉などが、この振動により擦られて生じる静電
気によって再びペレットに付着することが阻止される。
【0087】一方、中室6Bに供給された圧縮空気の一
部は下篩網66を通り抜けて、下室6Cに向かう。そこ
で、ペレットから分離された下篩網66上の微粉など
は、下篩網66の振動、および中室6Bから下篩網66
を通って下室6Cに向かう圧縮空気の流れにより、下篩
網66を通って下室6Cに落下する。したがって、微粉
などが分離されたペレットのみが、下篩網66上を約一
周した後、製品放出口62cから放出される。
【0088】そして、下篩網66を通って下室6Cに落
下した微粉などは、下篩網66を通って下室6Cに導か
れた圧縮空気とともに粉体排出口61aおよび粉体排出
管13を経て粉体捕捉器14Aに導かれる。また、下室
6Cの底壁64上に堆積した微粉などは、振動によって
底壁64上を矢印X方向に回動し、漸次、粉体排出口6
1aおよび粉体排出管13を経て粉体捕捉器14Aに導
かれる。粉体捕捉器14Aに送られた微粉などを含む圧
縮空気は、粉体捕捉器14Aにおいて微粉などが分離さ
れた後、大気中に放出される。
【0089】この結果、上室6Aに供給されたペレット
は、上室6Aおよび中室6Bをそれぞれ約一周する間に
微粉やヒゲ状物などが分離除去され、製品放出口62c
から放出されて次の工程に供給される。
【0090】図5には、本発明の振動篩装置1の第3実
施形態が一部省略して示されており、この実施形態にお
いても、原料として穀物や錠剤あるいはペレットなどを
採用できる。しかし、以下、原料がペレットである場合
について例示する。
【0091】なお、この実施形態の振動篩装置1を説明
するに際し、前述した振動篩装置1の第1実施形態およ
び第2実施形態の構成と同一の構成については、同一の
符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0092】この実施形態の篩本体6は、蓋体65と上
円筒枠63と上篩網67からなる上室6Aと、上篩網6
7と中円筒枠62と下篩網66からなる中室6Bと、下
篩網66と下円筒枠61と底壁64からなる下室6Cと
の3室に区画されているとともに、中室6Bが中仕切り
板21によってさらに上中室6Dおよび下中室6Eに区
画されている。そして、下中室6Eに対応する中円筒枠
62の周壁に開口部62bおよび製品放出口62cが形
成されている。また、上中室6Dおよび下中室6Eに対
応する中円筒枠62の周壁にそれぞれ空気供給口62
d,62eが形成されている。各空気供給口62d,6
2eには、それぞれ図示しないブロアーに一端が接続さ
れた空気供給管12が接続されている。
【0093】中仕切り板21には、粉体取出口21aが
形成されており、この粉体取出口21aに接続された粉
体取出管22は、中円筒枠62の周壁を貫通して篩本体
6の外部に導出されている。
【0094】なお、この実施形態においては、中仕切り
板21に粉体取出口21aを形成した場合を例示した
が、上中室6Dに対応する中円筒枠62の周壁下部に粉
体取出口21aを形成してもよい。
【0095】また、この実施形態においては、中円筒枠
62を上下に分割して上中室6Dと下中室6Eを形成
し、この両室間に中仕切り板21を挟み込む構成となさ
れている。しかし、中円筒枠62を分割することなく、
中円筒枠62の内側に中仕切り板21を溶接などによっ
て取り付けてもよい(図6参照)。
【0096】上篩網67および下篩網66上には、多数
のコンペイトウ状の夾雑物Kが載置されている。したが
って、上篩網67および下篩網66上のペレットは、振
動発生装置3によって生起される上篩網67および下篩
網66の振動により、夾雑物Kとともに激しく揺すら
れ、横方向および縦方向に振動することになる。
【0097】ここに、ペレットが原料供給口63aを経
て上室6Aに供給されると、ペレットは振動している上
篩網67に接触し、ペレットの端面に付着しているヒゲ
状物が上篩網67によって削ぎ落とされる。また、多数
のペレットおよび夾雑物Kが狭い上篩網67上で揺すら
れるので、ペレット同士が接触し、さらに、ペレットと
夾雑物Kが接触し、その際の摩擦によってもヒゲ状物が
ちぎれ落ちる。こうして、ペレットの端面に付着してい
るヒゲ状物をペレットから効率的に分離させることがで
きる。そしてまた、ペレットに付着している微粉も同時
に容易に分離させることができる。
【0098】上室6Aの開口部63bと、下中室6Eに
対応する中円筒枠62の周壁に形成された開口部62b
とを接続する連結管69には、開口部62bに臨んで圧
縮空気のショートカットを防止するための空気遮断部材
69xが配設されている。空気遮断部材69xは、ゴ
ム、フィルム、布などの柔軟性材料、あるいは、金属、
FRPなどの硬質材料によって筒状に形成されている。
【0099】なお、上室6Aの開口部63bは、前述し
た第1実施形態の場合と同様に、原料供給口63aに対
して原料の移動方向に約一周した近傍位置に形成されて
いる。そして、下中室6Eに対応する中円筒枠62の周
壁に形成された製品放出口62cも、下中室6Eの開口
部62bに対して原料の移動方向に約一周した近傍位置
に形成されている。
【0100】下室6Cを構成する底壁64は、円形状板
体で形成され、該底壁64に粉体排出口64aが形成さ
れている。そして、粉体排出口64aに接続された粉体
排出管13は、下円筒枠61の周壁を貫通して篩本体6
の外部に導出されている。
【0101】なお、この実施形態においては、底壁64
に粉体排出口64aを形成した場合を例示したが、下室
6Cの下円筒枠61の周壁下部に粉体排出口64aを形
成してもよい。
【0102】また、蓋体65には開口部65cが形成さ
れており、この開口部65cに臨んで静電気除去装置1
0が配設されている。この静電気除去装置10として
は、前述した株式会社キーエンスの製造販売に係る「除
電ブロアSJ−F020」が使用されている。
【0103】次に、このように構成された振動篩装置1
の第3実施形態の作動について説明する。
【0104】まず、振動発生装置3を作動させ、篩本体
6の下篩網66および上篩網67を振動させる。
【0105】この状態において、ペレットが原料供給管
11および原料供給口63aを通って上室6Aに供給さ
れると、上篩網67上のペレットは開口部63bに向け
て移動し、開口部63b、連結管69および開口部62
bを経て中室6Bの下中室6Eに供給される。この際、
ペレットは振動している上篩網67に接触する。また、
ペレット同士が互いに接触し、ペレットおよび夾雑物K
が接触する。こうして、ペレットに付着している微粉や
ヒゲ状物などがペレットから分離される。
【0106】また、上篩網67上のペレットが開口部6
3bに向かって移動する間、静電気除去装置10からペ
レットの帯電量に応じた反対極性の空気イオンが供給さ
れることにより、ペレットの静電気が除去され、静電気
によってペレットに付着している微粉やヒゲ状物などが
分離される。
【0107】一方、図示しないブロアーから、上中室6
Dおよび下中室6Eに各別に圧縮空気が供給される。上
中室6Dに供給された圧縮空気は、上篩網67を通って
上室6Aに導かれ、上室6Aにおいてペレットから分離
された微粉やヒゲ状物などを吹き上げ、空気排出口65
aから排出される。また、下中室6Eに供給された圧縮
空気は、下篩網66を通って下室6Cに導かれ、下中室
6Eにおいて下篩網66の振動によってペレットから分
離された微粉などを下篩網66上から下室6C内に吹き
落とし、粉体排出管13から排出される。
【0108】このように、中室6Bを中仕切り板21に
よって上中室6Dと下中室6Eに区画し、上中室6Dと
下中室6Eのそれぞれに圧縮空気を供給すると、上中室
6Dに供給された圧縮空気は確実に上篩網67を通って
上室6Aに導かれ、また、下中室6Eに供給された圧縮
空気は確実に下篩網66を通って下室6Cに導かれる。
したがって、上室6Aおよび下室6Cのそれぞれに、必
要な風量と圧力に調整した圧縮空気を供給することがで
きる。すなわち、前述した第1実施形態や第2実施形態
の場合に比較して、抵抗の少ない一方の室側にのみ圧縮
空気が流れようとするのを防止することができ、ダンパ
ーなどによって調節する必要がない。
【0109】なお、上篩網67の振動によってペレット
から分離されたヒゲ状物や微粉などのうちの一部は圧縮
空気によって吹き上げられて空気排出口65aから排出
され、微粉などのうちの他の一部はペレットとともに開
口部63bおよび連結管69を通って上室6Aから下中
室6Eへ送られるが、微粉などのうちの一部は上篩網6
7の網目を通過して上中室6Dの底部を形成する中仕切
り板21上に落下する。中仕切り板21上に落下した微
粉などは、中仕切り板21が振動することによって、粉
体取出口21aを経て外部に排出される。
【0110】また、下篩網66を通って下室6Cに落下
した微粉などは、下篩網66を通って下室6Cに導かれ
た圧縮空気とともに粉体排出口64aを経て外部に排出
される。
【0111】この結果、上室6Aに供給されたペレット
は、上室6Aおよび中室6Bをそれぞれ移動する間に微
粉やヒゲ状物などが分離除去された後、製品放出口62
cから放出され、次の工程に供給される。
【0112】ところで、図5においては、上中室6Dお
よび下中室6Eに対応する中円筒枠62の周壁にそれぞ
れ空気供給口62d,62eを形成した例が示されてい
る。しかし、下中室6Eに対応する中円筒枠62に空気
供給口62eを形成することは、必ずしも必要でない
(図6参照)。
【0113】連結管69を通って下中室6Eに供給され
た原料は下篩網66上で激しく揺すられ、この振動によ
って原料と微粉などとが分離される。そして、原料から
分離した微粉などは、圧縮空気によって吹き下ろされな
くても、自重によって下篩網66の網目を通り下室6C
に落下するからである。
【0114】なお、図1乃至図5においては、製品放出
口62cより下流の構成が一部省略して描かれている。
また、図5および図6においては、粉体取出管22より
下流の構成が省略して描かれている。
【0115】もしも、製品放出口62cが大気中に開放
されており、製品がこの製品放出口62cからそのまま
大気中に放出される構成とされているならば、空気供給
管12および空気供給口62a(62e)を通って中室
6B(下中室6E)に供給された圧縮空気は、空気抵抗
の大きい上篩網67および/または下篩網66を通過せ
ず、空気抵抗の少ない製品放出口62cを通って大気中
に漏出する。圧縮空気が漏出すると振動篩装置の上篩網
67および/または下篩網66の稼働効率が低下するの
で、圧縮空気の漏出を防止することが好ましい。
【0116】同様に、粉体取出管22が大気中に開放さ
れており、中仕切り板21上に落下した微粉などが粉体
取出口21aを経て粉体取出管22からそのまま大気中
に放出される構成とされているならば、空気供給管12
および空気供給口62dを通って上中室6Dに供給され
た圧縮空気は、空気抵抗の大きい上篩網67を通過せ
ず、空気抵抗の少ない粉体取出管22を通って大気中に
漏出する。圧縮空気が漏出すると振動篩装置の上篩網6
7の稼働効率が低下するので、圧縮空気の漏出を防止す
ることが好ましい。
【0117】例えば、第1実施形態において、図8に示
すように、製品放出口62cに接続された製品放出管の
他端にダンパーを有する製品貯蔵用ホッパーを設け、製
品を製品貯蔵ホッパーに貯蔵することで圧縮空気の漏出
を防止することができる。
【0118】また、第2実施形態において、図9に示す
ように、製品放出口62cに接続された製品放出管に連
結管69に設けた空気遮断部材69xと同様の空気遮断
部材69xを設けて圧縮空気の漏出を防止してもよい。
【0119】さらに、第3実施形態において、図10に
示すように、製品放出口62cに接続された製品放出管
の他端にダンパーを有する製品貯蔵用ホッパーを設ける
とともに、中仕切り板21の粉体取出口21aに接続さ
れた粉体取出管22の他端にダンパーを有するホッパー
型ダストボックスを設け、製品を製品貯蔵ホッパーに貯
蔵し、また、微粉などをホッパー型ダストボックスに貯
蔵することで圧縮空気の漏出を防止することができる。
【0120】そしてまた、第3実施形態の変形例におい
て、図11に示すように、中仕切り板21の粉体取出口
21aに接続された粉体取出管22の他端にダンパーを
有するホッパー型ダストボックスを設け、微粉などをホ
ッパー型ダストボックスに貯蔵することで圧縮空気の漏
出を防止することができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、振動発生装置により振動する篩本体内に上下
2枚の篩網が設けられており、篩本体の上室に供給され
た原料は、上室において、ヒゲ状物および/または微粉
などが分離されるとともに上室に導かれた圧縮空気によ
って吹き飛ばされて除去された後、連結管を通って篩本
体の中室に供給され、中室において、さらに、微粉など
が篩本体の下室に振るい落とされて、製品放出口から放
出される。そして、下室に振るい落とされた微粉など
は、下室に導かれた圧縮空気とともに粉体排出口から排
出される。そこで、原料に付着しているヒゲ状物および
/または微粉などが極めて効率的に除去される。また、
1個の振動発生装置を作動させ、上下2枚の篩網を振動
させることによって、ヒゲ状物および/または微粉など
の除去作業を二段階同時に効率的に行うことができる。
また、振動篩装置の設置面積が少なくてすみ、装置のコ
ンパクト化が図れるとともに、消費電力を軽減すること
ができる。
【0122】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様に、原料に付着しているヒゲ状物
および/または微粉などを極めて効率的に除去すること
ができる。しかも、静電気除去装置を設けたことによ
り、原料やヒゲ状物や微粉などの静電気を除去すること
ができる。したがって、ヒゲ状物および/または微粉を
容易に原料から引き離して圧縮空気により吹き飛ばして
除去することができる。
【0123】さらに、請求項4記載の発明によれば、中
室が略水平方向の中仕切り板によって上中室と下中室に
区画されているので、上篩網の網目を通って落下した微
粉などは、下篩網上の原料に降りかかることなく、中仕
切り板によって受け止められる。つまり、原料に降りか
かった微粉などをさらに原料から分離する必要がないの
で、効率的である。また、ブロアーから空気供給口を経
て上中室に供給された圧縮空気は全て、確実に、上篩網
を通過して上室に向かう。そこで、上篩網上のヒゲ状物
および/または微粉などを効率的に分離除去できる。ま
た、圧縮空気を中室から下篩網を通過させて下室に導く
必要がないので、ブロアーなどが小規模のものとなり、
消費電力も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動篩装置の第1実施形態を模式的に
示す断面図である。
【図2】図1の振動篩装置の篩本体の概略を示す斜視図
である。
【図3】図1の振動篩装置の上室および中室を示す横断
面図である。
【図4】本発明の振動篩装置の第2実施形態を模式的に
示す断面図である。
【図5】本発明の振動篩装置の第3実施形態を模式的に
示す断面図である。
【図6】本発明の振動篩装置の第3実施形態の変形例を
模式的に示す断面図である。
【図7】振動発生装置の上部アンバランスウエイトと下
部アンバランスウエイトのなす角度および回転軸の回転
方向によって異なる原料の移動状況を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の振動篩装置の第1実施形態の変形例を
模式的に示す断面図である。
【図9】本発明の振動篩装置の第2実施形態の変形例を
模式的に示す断面図である。
【図10】本発明の振動篩装置の第3実施形態の変形例
を模式的に示す断面図である。
【図11】本発明の振動篩装置の第3実施形態のもう一
つの変形例を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】 1 振動篩装置 3 振動発生装置 6 篩本体 6A 上室 6B 中室 6C 下室 6D 上中室 6E 下中室 61 下円筒枠 61a 粉体排出口 62 中円筒枠 62a 空気供給口 62b 開口部 62c 製品放出口 63 上円筒枠 63a 原料供給口 63b 開口部 65 蓋体 65a 空気排出口 66 下篩網 67 上篩網 69 連結管 69x 空気遮断部材 10,10A 静電気除去装置 14,14A,15,15A 粉体捕捉器 16,18 空気配管 20 ブロアー 21 中仕切り板 K 夾雑物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 弘 兵庫県西宮市越水町6番17号 有限会社ヨ シコー内 (72)発明者 山崎 孝吉 大阪市中央区北浜三丁目1番22号 積水フ ィルム西日本株式会社内 Fターム(参考) 4D021 AA02 AB01 AB02 AC01 AC02 CA03 CA07 CB12 DA01 DA03 DA13 DA14 DB06 DB20 EA10 FA09 GA02 GA06 GA07 GA08 GA11 GA14 GA18 GA23 GA29 GB01 HA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生装置により振動する篩本体が、
    その内部に配設された上篩網および下篩網によって少な
    くとも上室、中室および下室の3室に区画され、上室に
    は原料供給口および空気排出口が形成され、中室には製
    品放出口および空気供給口が形成され、また、下室には
    粉体排出口が形成され、さらに、上室と中室の周壁には
    開口部がそれぞれ形成されてそれらの開口部間が連結管
    によって連結されてなり、 原料供給口を通って上室に供給された穀物や錠剤あるい
    は樹脂ペレットなどの原料が上篩網の振動により連結管
    を経て中室に導かれるとともに、下篩網の振動により製
    品放出口を通って中室から放出される際、原料に付着し
    ている微粉やヒゲ状物などが原料から分離され、 また、空気供給口を通って中室に供給され、上篩網およ
    び下篩網を経て上室および下室に導かれた圧縮空気によ
    り、上室において原料から分離されたヒゲ状物および/
    または微粉などが吹き上げられて空気とともに空気排出
    口を通って排出されるとともに、中室において原料から
    分離された微粉などが吹き落とされて空気とともに下室
    の粉体排出口から排出されることを特徴とする振動篩装
    置。
  2. 【請求項2】 振動発生装置により振動する篩本体が、
    その内部に配設された上篩網および下篩網によって少な
    くとも上室、中室および下室の3室に区画され、上室に
    は原料供給口および空気排出口が形成され、中室には製
    品放出口および空気供給口が形成され、また、下室には
    粉体排出口が形成され、さらに、上室と中室の周壁には
    開口部がそれぞれ形成されてそれらの開口部間が連結管
    によって連結され、また、上室もしくは原料供給口近傍
    に静電気除去装置が設けられてなり、 原料供給口を通って上室に供給された穀物や錠剤あるい
    は樹脂ペレットなどの原料が上篩網の振動により連結管
    を経て中室に導かれるとともに、下篩網の振動により製
    品放出口を通って中室から放出される際、原料に付着し
    ている微粉やヒゲ状物などが振動および静電気除去装置
    により原料から分離され、 また、空気供給口を通って中室に供給され、上篩網およ
    び下篩網を経て上室および下室に導かれた圧縮空気によ
    り、上室において原料から分離されたヒゲ状物および/
    または微粉などが吹き上げられて空気とともに空気排出
    口を通って排出されるとともに、中室において原料から
    分離された微粉などが吹き落とされて空気とともに下室
    の粉体排出口を通って排出されることを特徴とする振動
    篩装置。
  3. 【請求項3】 前記中室は略水平方向の中仕切り板によ
    って上中室と下中室に区画され、上中室および下中室に
    はそれぞれ空気供給口が形成され、中仕切り板もしくは
    上中室の周壁下部に粉体取出口が形成され、上篩網から
    振るい落とされて中仕切り板上に落下した微粉などが粉
    体取出口を通って排出されることを特徴とする請求項1
    もしくは請求項2記載の振動篩装置。
  4. 【請求項4】 振動発生装置により振動する篩本体が、
    その内部に配設された上篩網および下篩網によって少な
    くとも上室、中室および下室の3室に区画され、 上室には原料供給口および空気排出口が形成され、 中室は略水平方向の中仕切り板によって上中室と下中室
    に区画され、上中室に空気供給口が形成され、下中室に
    製品放出口が形成され、中仕切り板もしくは上中室の周
    壁下部に粉体取出口が形成され、上篩網から振るい落と
    されて中仕切り板上に落下した微粉などが粉体取出口を
    通って排出されるようになされ、 下室には粉体排出口が形成され、 さらに、上室と下中室の周壁には開口部がそれぞれ形成
    されてそれらの開口部間が連結管によって連結されてな
    り、 原料供給口を通って上室に供給された穀物や錠剤あるい
    は樹脂ペレットなどの原料が上篩網の振動により連結管
    を経て下中室に導かれるとともに、下篩網の振動により
    製品放出口を通って下中室から放出される際、原料に付
    着している微粉やヒゲ状物などが振動および/または静
    電気除去装置により原料から分離され、 また、空気供給口を通って上中室に供給され、上篩網を
    経て上室に導かれた圧縮空気により、上室において原料
    から分離されたヒゲ状物および/または微粉などが吹き
    上げられて空気とともに空気排出口を通って排出される
    とともに、下中室において原料から分離された微粉など
    が落下して下室の粉体排出口から排出されることを特徴
    とする振動篩装置。
  5. 【請求項5】 前記連結管には、空気のショートカット
    を防止する空気遮断部材が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の振動篩装
    置。
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