JP2540721B2 - 廃棄物の選別装置 - Google Patents

廃棄物の選別装置

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JP2540721B2
JP2540721B2 JP5312540A JP31254093A JP2540721B2 JP 2540721 B2 JP2540721 B2 JP 2540721B2 JP 5312540 A JP5312540 A JP 5312540A JP 31254093 A JP31254093 A JP 31254093A JP 2540721 B2 JP2540721 B2 JP 2540721B2
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由和 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙屑やプラスチック
シート、布切れ、段ボール、木片、ペットボトル、樹脂
固形物、石、土砂、耐火物、金属屑或いはガラス屑等々
雑多な各種廃棄物を、埋立や焼却の前に、また破砕の前
後に比重を利用して選別する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の廃棄物の選別装置として
は、本願出願人が先に出願した図5に示すようなもの
(実願平2−73252号の明細書及び図面参照)があ
る。この選別装置100は、上方の廃棄物供給手段11
0の供給端110aの下方において傾斜し、伸縮スタン
ド126によって傾斜角度調節可能な傾斜部分120a
において上方に(矢印Xで示す)移動する上側コンベア
ベルト121の下に吸引手段130を有し、上記コンベ
アベルト121に多数の透孔を設けた周動ベルトコンベ
ア120から成り、混合廃棄物Aの内比重が大きくベル
ト121上に吸引されない廃棄物Bを傾斜部分120a
から転落収集すると共に比重の小さな廃棄物Cを傾斜部
分120aにおいてベルト121上で吸着搬送して収集
位置へ移動するようにしている。また傾斜部分120a
は、偏心ローラ129の回転によって加振されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の廃棄物の選別装
置100は、運転が静粛で、大量の廃棄物を効率的に分
別するため好評を博しているが、廃棄物中に紙やフィル
ム等の各種シート、プレートが多く混在していると、そ
れらがベルト121の吸引用透孔121a・・・によっ
て一度吸着されると分別領域での吸着力を失わせること
になり、ポリ容器や手袋、断熱材、パッキング等の比重
の小さい軽量物が吸着されずに重量物と共に転落して混
入してしまう。また、廃棄物の供給も塊りとなって、よ
く分散されていない。本発明は、上記従来技術の問題点
に鑑み案出されたもので、軽量物の内極く軽いシートや
プレートを空気流で吹き上げて軽量物の選別能力を高め
ると共に、供給される廃棄物のベルト上への分散を促進
して選別精度を高めることができるものでありながら
更に重量物と軽量物の分離の他に容易に微細物の分離も
って防塵能力を高め、クローズドサイクルで空気汚染
を防止することができる構造を有した廃棄物の選別装置
を提供することを目的としている。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成する本
発明の廃棄物の選別装置は、上側コンベアベルトが下か
ら上に周動する傾斜ベルトコンベア搬送手段と、該ベル
トコンベア搬送手段の少なくとも上半分を取囲み上側コ
ンベアベルトの上方に通路を形成し、下方端に重い物の
落下開口を有し、中間部に廃棄物の供給ホッパーを有
し、上方端に軽い物の受取り開口を有した筺体と、該筺
体の廃棄物の供給ホッパーの下方に設けられ上記通路を
通して上方に吹き上げる空気吹き出しノズルとから
り、コンベアベルトに多数の透孔を設け、上記上側コン
ベアベルトの下に吸引手段を設けた廃棄物の選別装置に
おいて、上記空気吹出しノズルは、上記吸引手段からダ
ストセパレータを経てブロワーによって吸引されて吐出
された空気流の供給を受けることを特徴としている。
【0005】
【作用】上記構成の廃棄物の選別装置では、軽いものと
重いものが混在している廃棄物が供給される上側コンベ
アベルトは下から上に周動する間にその傾斜角度に応じ
て重いものは滑り落ちたり、ころがり落ちるが、軽いも
のはベルトによって上方に搬送されることになる。しか
し、紙やフィルム等の極く軽いシートやプレートは、重
いものの間にからんで滑落や転落を邪魔する傾向がある
が、吹き上げ空気流でよく塊状の廃棄物を解いて分散す
ると軽い物をその空気流で上側コンベアベルトと協働し
てその周動方向の上方に搬送する。コンベアベルトに多
数の吸着透孔が形成されており、シートやプレートによ
って透孔が塞がれるのが防止される。
【0006】空気流は、上側コンベアベルトを被う筺体
内の通路を流れて搬送力が維持され廃棄物の供給ホッ
パーの下側の空気の吹出しノズルから吹き出た空気は、
ホッパーから供給される塊状の廃棄物を解いて分散する
働きと、分散中にシートやプレートを上方に吹き上げ選
別する働きとを行う。ベルトの透孔と吸引手段とからダ
ストセパレータを経てブロワーによって吸引された空気
は、そのブロワーによって吐出され、空気の吹出しノズ
ルに供給されるクローズドサイクルで、防塵効果を高め
て空気の汚染を最大限防止することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の廃棄物の選別装置の一実施
例を添付図面を参照にして詳細に説明する。図1は本発
明の廃棄物の選別装置の側面図、図2は同装置の平面
図、図3は別のコンベアベルトの透孔を示す説明図、図
4は別の空気吹き出しノズルの斜視図である。図1及び
図2において、ある程度の大きさに粗砕された比重差の
ある各種廃棄物が混合したものAを土砂やダスト、微少
金属物等の微細廃棄物Dと石や金属片、ガラス片等の重
い廃棄物Bと紙、フィルム、シート、布、ダンボール、
ペットボトル等の軽い廃棄物Cとに選別する装置1は、
傾斜部分10aと水平部分10bとから成るベルトコン
ベア手段10と、傾斜部分10aを傾斜角度調節可能に
(例えば水平に対して25°〜65°の範囲で)伸縮手
段25を介して支持し且つ水平部分10bを頂端部に搭
載した機台20と、ベルトコンベア搬送手段10の上半
分を取囲み上側多孔コンベアベルト12aの上方に通路
31を形成した筺体30と、該筺体30の傾斜部分30
aの中間部上方に設けられた廃棄物供給ホッパー38
と、該ホッパー38の下方において筐体30に設けられ
た第1の吹き上げ空気吹き出しノズル40とホッパー3
8の上方において筺体30に設けられた第2空気吹き出
しノズル45と、傾斜した上側多孔コンベアベルト12
aに吸着力を与えると共に細い粒子の吸引分離及び防塵
作用を行う吸引手段51を含む空気管系50とから構成
されている。
【0008】ベルトコンベア搬送手段10は、筺体30
の傾斜部分30aの下端部のホイール11aと、水平部
分30bの後端部の駆動ホイール11bと、屈曲部の中
間ホイール11c,11dとの周りに多孔コンベアベル
ト12を張っており、下端ホイール11aをスプリング
の張設手段13aで下方に付勢し且つ駆動ホイール11
bを機台20上のインバータモータM1で矢印X方向に
回転駆動している。上側コンベアベルト12aは、モー
タM2で回動される偏心ロール14で加振されている。
ベルト12の周動速度もモータM1で変更可能となって
おり、速度が上ると選別比重分岐点が軽い物を多く選別
する方にシフトする。ベルトの透孔hは、図3に示すス
リット状(角長穴、長円穴)とすることもできる。
【0009】筺体30の傾斜部分30aは、水平部分3
0bと屈曲部でオーバラップしており、ラバー34でシ
ールすると共に機台20のブラケット21に枢止された
上中間ホイール11cの支軸周りで旋回可能に支持され
ており、伸縮手段の電気シリンダ25によって傾斜角度
αが調節されるようになっている。角度αが大きいと、
重量物と軽量物の選別分岐点が重い方へ移り、小さいと
軽い方へ移り、広範囲の分離物に対応できる。筺体30
は、傾斜部分30aの下方端に重い物Bの落下開口31
を有し、軽い物Cを傾斜部分30aの上方端で水平部分
30bに受け渡し、その後端部に軽い物Cの落下開口3
2を有している。また、傾斜部分30aの上方に定量フ
ィードコンベア9から混合廃棄物Aの供給を受けるホッ
パー38を有し、下方に紙やフィルム等の極く軽い物C
を吹き上げてベルト12の透孔hを塞ぐのを防ぎ、廃棄
物Aを分散させる第1吹き上げ空気吹出しノズル40を
有し、軽い物Cを水平部分30bに送る中継用の第2空
気吹出しノズル45をホッパー38の上方に有してい
る。第1ノズル40からの吹き出し空気は、上記の働き
の他に重い物Bによって軽い物Cが連れ落下するのを防
ぎ、分離して吹き上げる働きもする。ホッパー38の下
側には、第1ノズル40からの吹き出し空気がホッパー
38から吹き出すのを防ぐ偏向板37が設けられてい
る。
【0010】空気管系50としては、クローズドサイク
ルを成すように、上側コンベアベルト12aの裏側に密
接してベルト12aの透孔hに吸着力を発生させる吸引
手段の吸引ボックス51と、該ボックス51と筺体水平
部分30bの後端部とからダスト分離用サイクロンセパ
レータ52を介して、ブロワー53の吸引側に連結する
吸引管54と、ブロワー53の吐出側から第1及び第2
ノズル40、45に連結する吐出管55とが設けられて
いる。上側コンベアベルト12aの水平部分の裏側に
は、吸着して搬送して来た軽い物Cを強制的に離す分離
ボックス56が設けられており、吐出管55の枝管55
aが連結されている。ブロワー53は、インバータモー
タM3によって回動されて風量、風圧が変えられるよう
になっている。空気吹出しノズル40、45は、図4に
示すような別の構造とすることもできる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の廃棄物の選
別装置に依れば、連続的に大量の混合廃棄物をコンベア
ベルトの傾斜と吹き上げ空気流とによって重い物と軽い
物とに分離選別することができ、特に軽量物が重量物に
連れ落下するのを最小限に抑制して軽量物に対する選別
能力を高めることができる。吹き上げ空気でシートを吹
き上げるので、吸着用の透孔を多数形成したコンベアベ
トではシートによって透孔を広範囲に塞がれるのを防
ぐことができまた同時に、供給されてくる混合廃棄物の
ベルト上への分散を促進して選別精度を高めることがで
きる。また、ベルト透孔から吸引手段によって吸引した
ダストをダストセパレータで分離して、ダスト分離後の
空気を再度ブロワーによって空気吹出しノズルに供給
し、クローズドサイクルによって空気汚染を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物の選別装置の側面図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】別のコンベアベルトの透孔を示す説明図であ
る。
【図4】別の空気吹出しノズルの斜視図である。
【図5】従来技術の廃棄物の選別装置の側面図である。
【符号の説明】
1 廃棄物の選別装置 10 ベルトコンベア搬送手段 12 コンベアベルト 30 筺体 38 廃棄物供給ホッパー 40 第1空気吹出しノズル 50 空気管系 51 吸引手段 A 混合廃棄物 B 重い廃棄物 C 軽い廃棄物 h ベルトの透孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側コンベアベルトが下から上に周動す
    る傾斜ベルトコンベア搬送手段と、該ベルトコンベア搬
    送手段の少なくても上半分を取囲み上側コンベアベルト
    の上方に通路を形成し、下方端に重い物の落下開口を有
    し、中間部に廃棄物の供給ホッパーを有し、上方端に軽
    い物の受取り開口を有した筺体と、該筺体の廃棄物の供
    給ホッパーの下方に設けられ上記通路を通して上方に空
    気を吹き上げる空気吹出しノズルとから成り、コンベア
    ベルトに多数の透孔を設け、上記上側コンベアベルトの
    下に吸引手段を設けた廃棄物の選別装置において、上記
    空気吹出しノズルは、上記吸引手段からダストセパレー
    タを経てブロワーによって吸引されて吐出された空気流
    の供給を受けることを特徴とする廃棄物の選別装置。
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