JPH08323289A - 振動選別装置 - Google Patents
振動選別装置Info
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- JPH08323289A JPH08323289A JP15855695A JP15855695A JPH08323289A JP H08323289 A JPH08323289 A JP H08323289A JP 15855695 A JP15855695 A JP 15855695A JP 15855695 A JP15855695 A JP 15855695A JP H08323289 A JPH08323289 A JP H08323289A
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Abstract
物からプラスチックのフイルム・シートや紙の破袋片等
の軽量物を選別する装置を提供すること。 [構成] 振動トラフ1内に、6本の丸棒111 を移送
方向に平行に並べてガラス瓶・金属缶Vを篩下としフイ
ルム・シート類Fを篩上とする目開きSの篩面を形成さ
せ、目開きSの直下方に上流側へ向かって下向きの篩下
移送トラック121 を付した篩ユニット101 を設け
る。同様な篩ユニット201 、・・・、601 を下方へ
の段差D3 と共に下流側へカスケード状に設置し、篩下
ユニット101 の丸棒111 の下流端は篩下ユニット2
01 の上流端部の直上方に位置し、篩下移送トラック1
21 の下流端と下段の篩下移送トラック221 との間に
ガラス瓶・金属缶Vの落下する間隙G1 を設ける。
Description
のであり、更に詳しくはフイルム・シート類等の軽量物
とガラス瓶・金属缶等の重量物との混在物からフイルム
・シート類等の軽量物を選別除去するための振動選別装
置に関するものである。
されるガラス瓶・金属缶はリサイクル可能な資源ごみと
して主としてプラスチックのフイルム・シート等の袋に
入れた状態で分別収集されている。ガラス瓶・金属缶を
リサイクルに回すには、先ずこれらの入ったプラスチッ
クのフイルム・シート等の袋を破袋機にかけて袋を破
り、次いでガラス瓶・金属缶の選別回収プロセスで支障
になる破袋片としてのフイルム・シート類が除去され
る。しかし、フイルム・シート類とガラス瓶・金属缶と
の選別に好適な装置は未だ開発されておらず、最新式の
選別処理工場でさえ手作業に頼っているのが現状であ
る。
パーク、交通機関等から排出される一般ごみはガラス瓶
・金属缶のほか弁当箱、紙袋、新聞紙等を含むが、やは
りプラスチックフイルムの袋に入れた状態で収集され、
これらも破袋後にプラスチックのフイルム・シート類や
紙類を可燃物として除去することが行われる。
ては、既に提案されているものとして、実開昭61−1
87276号公報に係る「トロンメルスクリーン」があ
る。これは周側面に篩目を設けたドラム内に塵芥を投入
し、ガラス屑とビニール・シートなどとの選別を行うも
のである。また、特開平4−267977号公報に係る
「破棄物選別装置」においては、上向きに移動する多数
の孔をあけた傾斜ベルト上に破棄物を供給し、供給位置
のベルト下面に吸引室を設けると共にベルトに超音波を
かけるベルトコンベヤが開示されている。すなわち、ビ
ニールシートの如き軽量物はベルトに吸引されて上方へ
移動し、重量物は自重でベルトを下方へ移動して選別さ
れるベルトコンベヤ選別装置である。このほかフイルム
・シート類を櫛歯で掬い上げる方法も考えられるが、真
空吸引する方法も含め装置が複雑化するので必ずしも好
ましい方法ではない。
に鑑みてなされ、フイルム・シート類等の軽量物をガラ
ス瓶・金属缶等の重量物から選別分離するための簡易な
振動選別装置を提供することを目的とする。
ラフ内において、複数本の篩棒を下流側へ向かって平行
に並べてガラス瓶・金属缶等の重量物を篩下としフイル
ム・シート類等の軽量物を篩上とする一定の目開きの篩
面を形成させ、前記目開きの直下方に樋状の篩下移送ト
ラックが所定の長さに設けられた篩ユニットが下方への
段差を介して下流側へカスケード状に多段に配置され
て、上段となる前記篩ユニットの篩棒の下流端が下段と
なる前記篩ユニットの上流端部の直上方まで延在し、か
つ上段の前記篩下移送トラックの下流端と下段の前記篩
下移送トラックの上流端との間にガラス瓶・金属缶等の
重量物を落下させる間隙が設けられていることを特徴と
するフイルム・シート類の振動選別装置、によって達成
される。
の篩ユニットの複数本の篩棒で形成される篩面の上を移
送され、篩の目開き内へ垂れ下がる部分はあっても篩下
移送トラックで受け止められるので全体はずり落ちるこ
となく下流端まで移送される。一方、ガラス瓶・金属缶
等の重量物は篩面から落下して篩下移送トラックを移送
され、上段の篩ユニットにおける篩下移送トラックの下
流端と下段の篩ユニットにおける篩下移送トラックの上
流端との間の間隙から更に落下する。このようにしてガ
ラス瓶・金属缶等の重量物からフイルム・シート類等の
軽量物が選別除去される。
ついて、図面を参照して説明する。
別装置100の側面図であり、図2は同平面図、図3は
同正面図である。特に図1を参照して、振動選別装置1
00は振動コンベヤをベースにして作製されており、フ
イルム・シート類Fとガラス瓶・金属缶Vとの未選別物
を選別する振動トラフ1と、これに直線振動を与える駆
動部71とから成っている。そして、フイルム・シート
類Fの移送速度を高めるべく振動トラフ1は下流側へ向
かって下向き傾斜(水平面との角度10度)に設置され
ている。
方のカウンタウエイト72とがレンカー73、およびレ
ンカー73と直角な方向のコイルばね83によって連結
されている。すなわち、レンカー73は上端部と下端部
とにそれぞれ溶接したゴムブッシュ74を介して振動ト
ラフの底面3のフレームに溶接固定されている取付板7
5、およびカウンタウエイト72に溶接固定されている
取付板75に取り付けられている。ゴムブッシュ74は
内筒74aが取付板75に固定され、外筒74bは取付
板75とは独立しており、内筒74aと外筒74bとは
環状のゴム74cで加硫接着されている。
ブッシュ74と同様なゴムブッシュ76が取り付けられ
ている。ゴムブッシュ76の内筒76aはレンカー73
に固定され、外筒76bは逆U字形状のアンカーボルト
77によりベース部材78に締め付けて固定されてい
る。そして、ベース部材78は傾斜調節部材79と防振
コイルばね81を介して床面上の架台82aまたは82
b上に設置されている。
ータ84が固定され、偏心軸85をベルト駆動する。偏
心軸85にはロッド86が取り付けられており、ロッド
86はその先端部をゴム板スプリング87で挟持する連
結部88を介して振動トラフ1の底面3のフレームと一
体的な取付板89に連結されている。そして、モータ8
4が起動されて偏心軸85が回転運動すると、これはロ
ッド86の往復運動に転換されて、振動トラフ1に矢印
aで示す方向の直線振動を与え、振動トラフ1内の選別
対象物は図1、図2において矢印bで示す方向の移送力
を受ける。
て、上流側から順にフイルム・シート類Fとガラス瓶・
金属缶Vとの未選別物の受入台4と分散台5、および篩
ユニット部61 が設けられている。
干下向き傾斜とされ、図示しない破袋機からの未選別物
が投入される。また受入台49の下流端から下方への段
差D1 を介して投入された未選別物を拡げ、かつガラス
瓶・金属缶Vの軸心を移送方向に配向させる分散台5が
同じく下流側へ向かって若干下向き傾斜に設けられてい
る。
3、および篩ユニット部61 の部分斜視図である図4、
図2における[5]−[5]線方向の断面を示す図5を
参照して、篩ユニット101 、201 、301 、40
1 、501 、601 がそれぞれ下方への段差D3 を介し
て移送方向へ6段のカスケード状に配設されている。そ
して、最上段の篩ユニット101 の上流側端部は上流側
の分散台5の直下方に挿入され、分散台5との間に段差
D2 が形成されている。
01 は同様に構成されているので、篩ユニット101 に
ついて説明するに、篩ユニット101 は6本の丸棒11
1 が、軸心を移送方向に向けたガラス瓶・金属缶Vを落
下させる目開きSを設け、移送方向に若干下向き傾斜と
して平行に並べて篩面とされている。そして、丸棒11
1 の下流端は下段の篩ユニット201 の上流端部の直上
方まで延在している。図2〜図4に示すように、6本の
丸棒111 の目開きSの下方を受けるように、丸棒11
1 の上流端から下流側への所定の範囲において、上流端
の断面をU字形状とし、下流端の断面を上開きの半円弧
状として、上流側へ向かって下向き傾斜で幅方向に連接
された5連の篩下移送トラック121 が設けられ、それ
ぞれの両側縁は丸棒111 に溶接固定されている。そし
て、図2、図4に示すように、両端の丸棒111 は振動
トラフ1の両側壁2a、2bに対し、取付プレート13
a、13bを介して溶接固定されている。
されているので、例えば篩ユニット201 には丸棒21
1 、篩下ユニット221 のように、下一桁を篩ユニット
101 と同一にした符号を付している。そして、篩下移
送トラック121 の下流端と下段の篩別ユニット201
における篩下移送トラック221 の上流端との間にはガ
ラス瓶・金属缶Vを落下させるための間隙G1 が設けら
れている。
ト類を排出する篩上排出口7とされ、振動トラフ1の底
面3の下流端部にはガラス瓶・金属缶Vを排出する篩下
排出口8が設けられている。
振動選別装置100は以上のように構成されるが、次に
その作用を説明する。
てくるフイルム・シート類Fとガラス瓶・金属缶Vとの
混在する未選別物は振動トラフ1内の受入台4へ投入さ
れ山状になる。振動トラフ1は下流側へ向かって下向き
傾斜とされ直線振動されているので未選別物は崩されつ
つ下流側、矢印bの方向へ移送され、段差D1 を落下し
ほぐされ乍ら分散台5へ移行する。
げられると共に、ガラス瓶・金属缶Vは軸心を移送方向
に向けるように配向されつつ、下流端における段差D2
を落下して篩ユニット部61 における篩ユニット101
へ移行される。この時、段差D2 を落下することによ
り、未選別物は重量の大きいガラス瓶・金属缶Vがフイ
ルム・シート類Fより下になる割合を増やして篩ユニッ
ト101 の丸棒111 による篩面に至る。
の大きいフイルム・シート類Fは丸棒111 間に跨がる
ようにして篩面上を下流側へ移送される。フイルム・シ
ート類Fの上にあるガラス瓶・金属缶Vに伴われて目開
きS内へ垂れ下がる部分があっても、篩下移送トラック
121 に受け止められるのでフイルム・シート類Fが下
方へずり落ちることはない。
はそのまま丸棒111 間の目開きSを落下し、配向が不
十分なガラス瓶・金属缶Vも底部または首部から目開き
S内へ落下して、篩下移送トラック121 内に受け止め
られる。そして篩下移送トラック121 の上流側へ向か
って下向きの傾斜に沿いガラス瓶・金属缶Vは振動トラ
フ1内の全体の移送方向とは逆行して篩下移送トラック
121 の上流端から底面3上へ落下する。
ート類Fはそのまま篩ユニット201 へ移行され丸棒2
11 で形成される篩面上を移送される。また、篩ユニッ
ト101 において例えばフイルム・シート類Fの上にあ
り、かつ軸心方向への配向も十分でなかったガラス瓶・
金属缶Vは篩ユニット101 をフイルム・シート類Fと
共に通過し篩ユニット201 へ至るが、篩ユニット10
1 と篩ユニット201との段差D3 を落下する時にフイ
ルム・シート類Fと分離されるものを生じて篩ユニット
101 におけると同様な選別が行われる。
301 、・・・、601 において繰り返されて、フイル
ム・シート類Fは下流端部における篩上排出口7から排
出され、ガラス瓶・金属缶Vは底面3を下流側へ移送さ
れて下流端部における篩下排出口8から排出される。以
上のようにしてフイルム・シート類Fが選別除去され、
有価物としてのガラス瓶・金属缶Vは更に選別された後
にリサイクル工程へ送られる。
0においては、上述したように、篩下移送トラック12
1 は上流側へ向かって下向き傾斜とされているので、フ
イルム・シート類Fに比して重量が大きく、直線振動に
よって矢印b方向への大きい移送力を受けて運動量の大
きいガラス瓶・金属缶Vも篩下移送トラック121 を上
流側へ逆行して確実に底面3へ落下するので、篩下移送
トラック121 から間隙G1 を飛び越えて下段の篩ユニ
ット201 における篩下移送トラック221 へ移送さ
れ、このような移送が下流端部まで続いて、下流端部で
フイルム・シート類Fに混入し選別精度を低下させると
いうトラブルを避けることができる。
100は上述のような長所を有しているが、例えば篩下
移送トラック121 は上流側へ向かって下向き傾斜とさ
れ、その上流端部分において丸棒111 から篩下移送ト
ラック121 の底面までの深さが大となっているのでフ
イルム・シート類Fの垂れ下がりが大となり、特に未選
別物中のフイルム・シート類Fの含有率が大きい場合
に、垂れ下がりに引きずられて篩下移送トラック12内
へずり落ちるフイルム・シート類Fの発生することがあ
る。
おける篩ユニット部62 の部分縦断面図であり第1実施
例の図5に対応する図である。すなわち、第2実施例の
振動選別装置200はその篩ユニット102 、202 、
302 、402 、502 、602 が第1実施例100の
篩ユニット101 、201 、・・・、601 と異なる
が、図6に示す部分以外は第1実施例の振動選別装置1
00と全く同様に構成されているので、それらの説明は
省略する。
・、502 を代表させて篩ユニット202 を説明する
に、丸棒212 間の目開きSの直下に設けられている篩
下移送トラック222 は上流端と下流端を断面が上開き
の半円弧状として、底面を丸棒212 と平行に取り付け
られており、丸棒212 から篩下移送トラック222 の
底までの深さは目開きSの1/2程度に浅く設定されて
いる。
のフイルム・シート類Fの含有率が大で、丸棒212 間
の目開きSから垂れ下がるものを生じても、篩下移送ト
ラック222 の深さが浅いのでフイルム・シート類Fが
篩下移送トラック222 内へずり落ちることはない。ま
たこの場合、篩下移送トラック222 内へのフイルム・
シート類Fの垂れ下がりの密度が高いので、運動量が大
きく高速で移送されてくるガラス瓶・金属缶Vもこれら
に衝突して移送速度が減殺され、篩下移送トラック22
2 から間隙G1 を飛び越えて下段の篩下移送トラック3
22 へ移行し、更には下流端まで移送されてしまうよう
なトラブルは発生しない。
ト類Fの含有率が低い場合には、ガラス瓶・金属缶Vは
篩下移送トラック222 、322 、・・・を飛ぶように
移送され移送速度が減殺されないので、フイルム・シー
ト類Fにガラス瓶・金属缶Vが混入する場合を生じる。
別装置300における篩ユニット部63 の部分破断側面
図であり、第1実施例の図5に対応する図である。図7
に図示する部分以外は第1実施例の振動選別装置100
と同様に構成されているので、それらの説明は省略す
る。
303 、403 、503 が示されているが、これらは同
様に構成されているので、篩ユニット203 について説
明する。篩ユニット203 における6本の丸棒213 は
篩下移送トラック223 の外面に接してこれを支持する
5連の支持板93と一体的に振動トラフ1の両側壁2
a、2bに溶接固定されている。一方、丸棒213 とは
独立し支持板93に内接して5連の篩下移送トラック2
23 が設けられ、側壁2aに接する部分において、篩下
移送トラック223 の側面22aの下流端部に固定した
ピン91が側壁2aに軸支され、上流端部に立てたピン
92が側壁2aに形成した円弧状の長孔2c内へ挿通さ
れている。このことは振動トラフ1の側壁2b側につい
ても同様である。
固定してレバー23が設けられており、その他端部にお
ける長孔23hに角度調整棒35のピン36が挿通され
ている。この角度調整棒35の駆動源としてモータ37
が設けられており、その回転、反回転がギヤボック38
において角度調整棒35の矢印cの方向の往復運動に変
換される。そしてこの往復運動によって篩下移送トラッ
ク223 がピン91の回りに矢印dの方向に回動され、
篩下移送トラック223 を丸棒213 と平行で傾斜のな
い位置から図7に示すような、上流側へ向かって下向き
傾斜の位置までの範囲内で傾斜させる。このことは勿
論、他の篩ユニット103 、303 、・・・、603 に
おいても同様であり角度調整ロッド35によって同時に
傾斜角度が変更される。そして、未選別物中のフイルム
・シート類Fの含有率に応じて篩下移送トラック12
3 、223 、・・・、623 の傾斜角度を最適に設定す
ることができる。
別装置400における篩ユニット部64 の部分縦断面図
であり、第1実施例の図5に対応する図である。この部
分以外は第1実施例の振動選別装置100と同様に構成
されている。図8において、各篩ユニット204 、30
4 、404 、504 、604 は上流側の篩ユニット20
4 において篩下移送トラック224 の上流側へ向かって
の下向き傾斜の角度が最も大きく、篩ユニット604 に
おいて傾斜角度は最も小さくされている。
9のA、Bに示した。図9のAは篩ユニット部64 の部
分平面図であり、図9のBは図9のAにおける[B]−
[B]線方向の断面図である。代表例としての篩ユニッ
ト304 について説明すれば、丸棒314 と、篩下移送
トラック324 の外面に接してこれを支持する5連の支
持板344 とが一体的に固定されており、取付プレート
334 を介して振動トラフ1の側壁2bに溶接固定され
ている。そして5連の篩下移送トラック324はそれぞ
れの支持板344 内に位置し、その下流側端部には回動
軸35があたかも挿通するように設けられ、側壁2bの
外側において回動軸35は座板36、後述のレバー37
を介しナット38で固定されている。
され、篩下移送トラック324 とは直角に下方へレバー
37が設けられており、他端部に設けたピン39が座板
36上の長孔2eに挿入されてナット94で締付け固定
し得るようになっている。更には、篩下移送トラック3
24 の上流側端部において軸95が5連の篩下移送トラ
ック342 をあたかも挿通するように設けられ、側壁2
bに設けた長孔2dを挿通しており、側壁2bの外側に
おいてナット96による締付け固定が可能となってい
る。このことは側壁2a側においても全く同様である。
すなわち、篩下移送トラック324 は支持板344 内に
おいて回動軸35の回りに任意の傾斜角度に設定され
る。
別物中のフイルム・シート類Fの含有率は相対的に低
く、篩ユニット104 、204 、304 と進むにつれて
ガラス瓶・金属缶Vが選別されてゆくのでフイルム・シ
ート類Fの含有率が相対的に高まってくる。この各篩ユ
ニット204 、304 、・・・、604 の傾斜角度はそ
のフイルム・シートFの含有率に応じて最も好ましい値
に設定され得るので選別精度を高めることができる。
選別装置500における篩ユニット部65 の部分縦断面
図であり、第1実施例の図5に対応する図である。この
部分以外は第1実施例の振動選別装置100と同様に構
成されている。図10において篩ユニット205 の篩下
移送トラック225 の下流端と下段の篩ユニット305
の篩下移送トラック325 の上流端との間の間隙G2 は
背の低い小型のガラス瓶・金属缶Vsが落下し背の高い
大型のガラス瓶・金属缶Vbは落下しない幅とされてい
る。
5 、・・・、625 において小型のガラス瓶・金属缶V
sは底面3へ落下するに対し、大型のガラス瓶・金属缶
Vbは篩下移送トラック225 から下段の篩下移送トラ
ック325 、425 、・・・へと順次移行し最下段の篩
下移送トラック625 の下流端から排出される。従っ
て、大型のガラス瓶・金属缶Vbの収集手段を別途設け
ることにより、フイルム・シート類Fと大型のガラス瓶
・金属缶Vbと小型のガラス瓶・金属缶Vsとが同時に
選別される。
が、勿論、本発明はこれらに限られることなく、本発明
の技術的精神に基づいて種々の変形が可能である。
下流側へ向かって下向き傾斜に設置したが、必ずしも下
向き傾斜を必要とせず、水平に設置してもよい。
直線振動を与える駆動部71としてモータ84の回転に
よってロッド86を往復させるクランク方式の加振機を
採用したが、振動周波数の大きい振動電動機によって直
線振動を与えるようにしてもよい。
としたが、移送方向と平行に樋状の浅い窪みを設けても
よい。これによってガラス瓶・金属缶Vの配向が促進さ
れ、篩ユニット部6への移行する時点でガラス瓶・金属
缶Vの殆どが軸心を下流側へ向けるようになる。
は、例えば第1実施例の図4に示すように、篩下移送ト
ラック121 は丸棒111 と共に一体として振動トラフ
1の両側壁2a、2bに溶接固定したが、振動トラフ1
の底面3上に移送方向と平行に立てた支持板で篩下移送
トラック121 の底面を支持するようにしてもよい。
棒を使用したが、必ずしも丸棒である必要はなく角棒を
使用してもよい。
ック123 、223 、・・・、623 の傾斜角度の調整
に角度調整ロッド35で同時に行うようにしたが、図7
においてレバー23、角度調整ロッド35を含む調整機
構を省略して、例えば篩下移送トラック223 の側面2
2bを下流側端部のピン91の回りに回動可能とし、上
流側端部のピン92を長孔9内の所定位置において例え
ばナットで固定するようにし、各篩下移送トラック12
3 、223 、・・・、623 を独立して各個に角度調整
するようにしてもよい。
属缶Vの如き資源ごみとフイルム・シート類Fとの選別
を例示したが、本発明の選別装置は一般ごみに含まれる
ガラス瓶・金属缶等の重量物とフイルム・シート類等の
軽量物との選別にも使用され得る。
請求項2による振動選別装置によれば、多段に設けられ
た各篩ユニットにおいて、フイルム・シート類の篩面か
らの垂れ下がりは篩下移送トラックに受け止められ、フ
イルム・シート類はずれ落ちることなく篩面を移送され
ガラス瓶・金属缶等の重量物は篩面から落下するので、
複雑な機構を用いることなくフイルム・シート類が選別
される。
ば、篩下移送トラックが上流側へ向かって下向き傾斜に
設けられているので、篩下移送トラック上においてガラ
ス瓶・金属缶等の重量物は下流側への移行が阻止されて
確実に振動トラフの底面へ落下し、特に未選別物中のフ
イルム・シート類の含有率が低い場合においてガラス瓶
・金属缶等の重量物がフイルム・シート類へ混入するこ
とを避け得る。
ば、篩下移送トラックの底面の深さが浅いので篩面から
のフイルム・シート類の垂れ下がり、ずり落ちが阻止さ
れ、特に未選別物中のフイルム・シート類の含有率が高
い場合において、ガラス瓶・金属缶等の重量物中へのフ
イルム・シート類が混入することを避け得る。
ば、未選別物中のフイルム・シート類の含有率の大小に
応じて篩下移送トラックの傾斜角度を最適の値に調整し
得る。
ば、各段の篩ユニットを通過する毎にガラス瓶・金属缶
等の重量物が選別除去され、フイルム・シート類の含有
率が高まるので、それに応じて篩下移送トラックの傾斜
角度を緩くしており、選別精度が高められる。
ば、フイルム・シート類の選別と同時に、大型のガラス
瓶・金属缶と小型のガラス瓶・金属缶との選別も行い得
る。
である。
ある。
図であり、図5に対応する。
面図である。
図であり、図5に対応する。
調整機構を示し、図9のAは部分平面図、図9のBは図
9のAにおける[B]−[B]線方向の断面図である。
面図であり、図5に対応する。
Claims (7)
- 【請求項1】 振動トラフ内において、複数本の篩棒を
下流側へ向かって平行に並べてガラス瓶・金属缶等の重
量物を篩下としフイルム・シート類等の軽量物を篩上と
する一定の目開きの篩面を形成させ、前記目開きの直下
方に樋状の篩下移送トラックが所定の長さに設けられた
篩ユニットが下方への段差を介して下流側へカスケード
状に多段に配置されて、上段となる前記篩ユニットの篩
棒の下流端が下段となる前記篩ユニットの上流端部の直
上方まで延在し、かつ上段の前記篩下移送トラックの下
流端と下段の前記篩下移送トラックの上流端との間にガ
ラス瓶・金属缶等の重量物を落下させる間隙が設けられ
ていることを特徴とするフイルム・シート類の振動選別
装置。 - 【請求項2】 前記振動トラフが下流側へ向かって下向
き傾斜に設置されている請求項1に記載の振動選別装
置。 - 【請求項3】 前記篩下移送トラックが下流端部におけ
る底面の深さを前記目開きの大きさと同程度以下として
上流側へ向かって下向き傾斜に設けられている請求項1
または請求項2に記載の振動選別装置。 - 【請求項4】 前記篩下移送トラックが下流端部におけ
る底面の深さを前記目開きの大きさと同程度以下として
前記篩棒と平行に無傾斜に設けられている請求項1また
は請求項2に記載の振動選別装置。 - 【請求項5】 前記篩下移送トラックが、下流端部にお
ける底面の深さを前記目開きの大きさと同程度以下とし
て前記上流側へ向かっての下向き傾斜から前記無傾斜の
範囲内で傾斜角度を調整可能に設けられている請求項1
または請求項2に記載の振動選別装置。 - 【請求項6】 下段の前記篩下移送トラックの傾斜角度
が上段の前記篩下移送トラックの傾斜角度より緩くなる
ように設定されている請求項1または請求項2に記載の
振動選別装置。 - 【請求項7】 ガラス瓶・金属缶等の重量物を落下させ
る前記間隙が背の低い小型のガラス瓶・金属缶は落下さ
せるが、背の高い大型のガラス瓶・金属缶は落下させな
い幅とされており、大型のガラス瓶・金属缶が各段の前
記篩下移送トラックを最下段まで移送されて単独に収集
され、フイルム・シート類等の軽量物の選別と同時に大
型のガラス瓶・金属缶と小型のガラス瓶・金属缶との選
別を行ない得る請求項1または請求項2に記載の振動選
別装置。
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---|---|---|---|
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JP15855695A Expired - Fee Related JP3624469B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 振動選別装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-05-31 JP JP15855695A patent/JP3624469B2/ja not_active Expired - Fee Related
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