JP2935826B2 - 揺動選別機 - Google Patents

揺動選別機

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JP2935826B2
JP2935826B2 JP19052296A JP19052296A JP2935826B2 JP 2935826 B2 JP2935826 B2 JP 2935826B2 JP 19052296 A JP19052296 A JP 19052296A JP 19052296 A JP19052296 A JP 19052296A JP 2935826 B2 JP2935826 B2 JP 2935826B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀類等の農作物
や、家庭や事業所や家屋解体現場から排出される各種混
合廃棄物等の大きさ及び重量の異なる被選別物をスクリ
ーン通過物と、スクリーン上に残留して分けられる重量
物と軽量物とに揺動によって選別する揺動選別機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物を取り巻く環境も変わり、
「再生資源の利用の促進に関する法律」に引き続いて、
1995年6月には「容器包装に係わる分別収集及び再
商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル
法)」が制定、公布され、また従来安定型とされていた
廃棄物も管理型に変更されて安易に埋立ができなくなっ
て来ている。このような生活環境の変化に伴い廃棄プラ
スチック容器やロール紙、本や雑誌、木屑、布屑、繊維
屑、紙屑等を再生資源として利用することが重要な課題
となっている。その課題解決のために効率的な廃棄物の
選別技術の開発に関心が注がれている。
【0003】従来から広く使用されている選別機には、
回転駆動される水平な円筒状スクリーン内に被選別物を
供給して篩がけし、スクリーン通過物と残留物とに選別
するものがある。構造が簡単で選別作業速度が早く評判
が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の選別機は、動力を使用している割りには塊や束を
解す作用が小さく、更に大きさにおいてのみ選別でき、
非効率的である。また、湿ったり、濡れたりした残飯等
の粘着性のある被選別物が供給されると、スクリーンの
孔が塞がれて選別能力が大幅にダウンしてしまう問題が
ある。
【0005】本発明は、上記に鑑み案出されたものであ
って、断続的、連続的を問わず供給されてきた被選別物
を良く解ぐして分散し、大きさ及び重量で各々2種類に
選別して、スクリーン通過物と、スクリーン上残留物で
重量物と軽量物との3種類に選別でき、また湿ったり、
濡れたりした残飯等の粘着性のある被選別物に対しても
スクリーン孔の詰まりを起こすことが無い選別作業性の
高いまた選別容量の大きい揺動選別機を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の揺動選別機は、長手方
向中間部上方から大きさや重量や性質の異なる被選別物
の供給を受ける傾斜選別手段をその幅方向で複数に分割
された短冊状スクリーンと該スクリーンの少なくても一
つの上面に長手方向に取り付けられた鋸歯部材とで構成
し、上記各スクリーンを偏心駆動手段のクランク軸のク
ランクピンによって支持し、該偏心駆動手段を被選別物
に傾斜上方へ送りをかけるように上下方向及び傾斜方向
において往復駆動し、スクリーン通過物を上記スクリー
ンから通過落下させると共に、スクリーン上残留物で重
量物と転がりやすい物を傾斜と偏心による往復運動とに
よって上記傾斜選別手段の下方端から落下させ、スクリ
ーン上残留物で軽量物を上記鋸歯部材の補助の下での上
記傾斜上方への偏心による往復運動による送りによって
上記傾斜選別手段の上方端から落下させるように構成し
たことを特徴としている。
【0007】上記構成の揺動選別機では、傾斜選別手段
の複数の短冊状のスクリーンを偏心駆動手段のクランク
軸によって上下方向及び傾斜方向において往復駆動し、
被選別物を斜め上方に揺すりをかけて塊や束を解ぐして
分散し、粘着性のある被選別物に対しても揺すってスク
リーン孔を通過させて孔詰まりを起こすこと無く効率的
に土砂や残飯、茶がら等のスクリーン通過物をスクリー
ン孔から落下させて選別する。また同時に、スクリーン
上の残留物中から傾斜選別手段の傾斜によって、陶器
片、金属片、金物、空き缶、PETボトル、ブロック、
石、靴等の重量物や転がりやすい物を解ぐして分散しな
がら下方向に転落させ、また斜め上方への揺すり送りに
よって鋸歯部材で受け継ぎしながら残った繊維屑、紙、
トレイ、木片、プラスチックシート等の軽量物を搬送し
て選別する。
【0008】請求項2記載のように、傾斜選別手段が、
両側壁及び頂壁から成り且つ頂壁中間部に被選別物の供
給口を備えたケーシングで被われていると、防音効果を
高め且つ埃が舞い上がるのを防ぐことが出来る。
【0009】請求項3記載のように、偏心駆動手段が、
傾斜選別手段の傾斜上方部又は下方部を支えて駆動する
クランク軸を含んだクランク機構と、傾斜選別手段の傾
斜下方部又は上方部を揺動可能に支える支柱とから構成
されると、複数の短冊状のスクリーンを駆動する偏心駆
動手段の構成を簡略化出来且つ十分な斜め上方への揺す
り駆動を行うことが出来る。
【0010】請求項4記載のように、偏心駆動手段が、
傾斜選別手段の傾斜上方部と下方部とを各々支えて駆動
する2組のクランク機構手段から構成されると、同期駆
動で強力な斜め上方への揺すり駆動を行うことが出来、
また隣接スクリーン同士を位相をずらして駆動すること
で強力な塊、束の解ぐし作用を行うことが出来る。
【0011】請求項5記載のように、傾斜選別手段が、
偏心駆動手段の支えフレームを介して伸縮ジャッキ手段
によって傾斜調節されると、被選別物の混合物の種類に
応じてスクリーン上の残留物の重量物と軽量物とへの選
別分岐点を変えたり、更に乾燥や湿り等の被選別物の状
態に応じて選別分岐点を変えたり出来る。
【0012】請求項6記載のように、ケーシングが、傾
斜下方部より上方部に向かって空気流を発生する空気噴
射手段を備えると、中間部から投入されてくる被選別物
を空気流で解ぐし、テープやシートを傾斜上方向に吹き
飛ばして選別を促進する。
【0013】請求項7記載のように、傾斜選別手段が、
パンチングボード又は格子盤から成る取り替え可能なス
クリーンとその幅方向に隔設された鋸歯部材とから構成
されると、スクリーン孔をスクリーンの交換で変えるこ
とが出来、スクリーン通過物の粒度を選択出来る。ま
た、重量物は、鋸歯部材に邪魔されずにスムーズに落下
して、選別が促進される。
【0014】請求項8記載のように、傾斜選別手段が、
パンチングボード又は格子盤から成る取り替え可能なス
クリーンを鋸歯状に屈曲させて構成されると、重量物の
スクリーン上での滞留時間が長くなって選別分岐点が軽
量物への選別が多くなるように変わり、スクリーン通過
物を十分に振るい落として選別精度が高くなり、また構
造が簡単になる。
【0015】請求項9記載のように、クランク機構が、
クランク軸のストロークに対応してクランクピン位置が
変えられるように外側から内側に複数のクランクピン取
り付け孔をクランクウエブに有していると、クランクピ
ン取り付け孔を選択してクランクピンを取り付けること
で、揺する度合いを選択することが出来る。
【0016】請求項10記載のように、鋸歯部材が、被
選別物の材質等に応じて配置数が増減されると、配置数
を増やすと軽量物側への選別量が多くなり、配置数を減
らすと重量物側への選別量が多くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の揺動選別機を混合
廃棄物の選別に使用したものについて添付図を参照にし
て以下に詳細に説明する。図1は本発明に係る代表実施
形態の揺動選別機の縦断側面図、図2は図1におけるI
I−II線に沿った断面図、図3は同揺動選別機の傾斜
選別ブロックの平面図、図4は同偏心駆動装置のクラン
ク機構の側面図、図5は別の偏心駆動装置の構成を説明
する説明側面図、図6は別の傾斜選別ブロックの構成を
説明する説明平面図、図7は更に別の傾斜選別ブロック
の構成を説明する説明平面図、図8は更に別の偏心駆動
装置のクランク機構とその傾斜選別ブロックの図2相当
図である。
【0018】図1から図3において、本発明に係る代表
実施形態の揺動選別機1は、長手方向中間部上方から事
前に粗砕された大きさ及び重量の異なる被選別物の混合
廃棄物Wの供給を受ける傾斜選別ブロック10をその幅
方向で複数に、例えば5つに分割された短冊状スクリー
ン11と、各スクリーン11の上面に2列に長手方向に
取り付けられた鋸歯部材15とで構成し、各スクリーン
11を偏心駆動装置20のクランク軸22のクランクピ
ン24によって支持し、揺動運動が傾斜上端で一番大き
く傾斜下端で一番小さくなるように上下方向及び傾斜方
向において往復駆動(図1の側面視において矢印A1で
示すクランクピン半径の円駆動)して廃棄物Wに傾斜上
方へ送り(図1の矢印A2で示す)をかけ、スクリーン
通過物Sを各スクリーン11から通過落下させ、スクリ
ーン上残留物の中から重量物(転がりやすい物を含む)
Hを解ぐして分散しながら傾斜によって傾斜選別ブロッ
ク10の下方端から落下させると共に残った軽量物Lを
上記送りA1によって傾斜選別ブロック10の上方端か
ら落下させるように構成されている。
【0019】傾斜選別ブロック10は、基礎台2上に連
接蝶番4によって一端で連接され且つ左右一対のジャッ
キ3によって他方端で傾斜度合が設定される傾斜フレー
ム5上に偏心駆動装置20を介して支持されている。ま
た、傾斜選別ブロック10は、上方が、傾斜フレーム5
上に搭載されたケーシング30で被われている。ケーシ
ング30は、両側壁31及び頂壁32から成り且つ頂壁
中間部に廃棄物供給口33を備え且つ傾斜上端部に軽量
物排出部34を、傾斜下端部に重量物排出部35を各々
備えると共に、傾斜下方部より上方部に向かって空気流
を発生する空気噴射装置41を備えている。空気噴射装
置41は、ケーシング30の中間部から投入されてくる
廃棄物Wを空気流で解ぐし、軽いテープやシートを傾め
上に吹き飛ばして選別を促進するようになっている。空
気噴射装置41からの空気流の強さは変更できるように
なっている。
【0020】傾斜選別ブロック10の各短冊状スクリー
ン11は、パンチングボードや格子盤から構成され、2
5mm以下の直径や四角の多くの篩孔を有しており、篩
孔直径ごとに数種類の取り替え可能なスクリーンとして
用意されており、選択されたものが各ブロックフレーム
10A上にネジで固定されている。また、隣接スクリー
ン11同士が上下方向にずれた場合に、廃棄物Wが隙間
から落下しないように垂下したスカート12がスクリー
ン11の両端に取り付けられているが、クランクピンP
と干渉する箇所は切欠き12Aが形成されている。切欠
き12Aに対しては、シール板12Bが立設されてい
る。偏心駆動装置20によって揺すられると、混合廃棄
物Wを良く解ぐしてその内から土砂や残飯、茶がら等の
スクリーン通過物Sを孔詰まりを起こすこと無く効率的
に篩孔から落下させる。
【0021】スクリーン11上には、幅方向に一対の長
手方向の鋸歯部材15が隔設されており、それら鋸歯部
材15は、斜め下方向に緩やかな傾斜で斜め上方向に急
角度の鋸歯を有しており、繊維屑、紙、トレイ、木片、
プラスチックシート等の軽量物Lを円運動で傾斜上方向
に送りをかけて、鋸歯で受け継ぎながら搬送し、軽量物
排出部34から落下させる。鋸歯部材15の配置数を増
やすと軽量物側への選別量が多くなり、配置数を減らす
と重量物側への選別量が多くなる。他方、鋸歯部材15
の間のスクリーン11上では、陶器片、金属片、金物、
空き缶、PETボトル、ブロック、石、靴等の重量物H
を傾斜によって転がしたり、滑らせて重量物排出部35
から落下させる。
【0022】偏心駆動装置20は、傾斜選別ブロック1
0を成す各スクリーン11の傾斜上方部を軸受19を介
してクランクピン24で支持して円駆動するクランク機
構21と、各スクリーン11の傾斜下方部をまとめて矢
印A3で示すように揺動可能に支える枢支支柱29とか
ら構成されている。クランク機構21は、隣接クランク
ピン24を180度ずつ位相を変えて連設してなるクラ
ンク軸22を有しており、左右一対のクランクピン24
において、傾斜フレーム5上の支台6に据付けられた軸
受Bによって軸承されたクランクウエブ23に偏心状態
に連結されている。軸受19は、傾斜上方のブロックフ
レーム10Aの下面に固定されており、クランクピン2
4を抱くように上下2部分から構成されている。
【0023】従って、クランク機構21は、傾斜フレー
ム5上の可変速のインバータモータ25によってチェー
ン26及びクランク軸22付きスプロケットホイール2
7を介して、例えば40〜50rpmで回転駆動される
と、上述のような傾め上への送り作用を行うように各ス
クリーン11を隣接したもの同士で180度位相をずら
して上下方向及び傾斜方向における往復駆動、即ち円運
動駆動を行う。また、図4に示すように、スクリーン1
1に対する揺すり度合いが変えられるように、クランク
ウエブ23には、クランク軸22のストロークに対応し
て偏心度合いを変えて両端のクランクピン24の取り付
け孔23Aを複数設けている。その変更に伴ってバラン
スウエイト23Bも位置変更出来るようになっている。
【0024】図5に示す別の態様の偏心駆動装置20’
は、傾斜選別ブロック10の各スクリーン11の傾斜上
方部及び傾斜下方部を同じ位相の2組のクランク機構2
1で支えており、図示のように同期して円駆動したり、
一方のクランクピン24を緩く軸受19で支持して非同
期で荒々しく揺すったり、前後でストロークを変えて揺
する円駆動を行うようにも構成される。この場合、上記
枢支支柱29は省かれている。傾斜上方部側から傾斜下
方部側への駆動力伝達は、各クランク軸22にスプロケ
ットホイール27Aを追加し、チェーン26Aをそれら
に掛け渡して行われる。
【0025】傾斜選別ブロック10’についても、図6
に示すように、各スクリーン11上に鋸歯部材15’の
歯を個々に千鳥状に取り付けても構成され、廃棄物に対
する解ぐし作用を強めると共にスクリーン上での滞留時
間を長して選別分岐点を軽量物への選別が多くなるよう
に変えたり、スクリーン通過物を十分に振るい落として
選別精度を高めることが出来る。更に、図7に示すよう
に、鋸歯部材を各スクリーン11’を鋸歯状に屈曲させ
て一体に形成することも出来、この場合も重量物のスク
リーン上での滞留時間を長くして選別分岐点を軽量物へ
の選別が多くなるように変え、スクリーン通過物を十分
に振るい落として選別精度を高め、また構造を簡略化で
きる。重量物の滑落を容易に行わせることに重点を置く
場合は、これに更に縦長の平坦部分を複数形成すること
も出来る。
【0026】上記代表実施形態において、クランクピン
24とスカート12との干渉を避け且つクランク軸22
の回転を安定化するために図8のような偏心駆動装置2
0”が採用される。偏心駆動装置20”は、傾斜選別ブ
ロック10”を成す各スクリーン11の傾斜上方部を軸
受19を介してクランクピン24で支持して円駆動する
クランク機構21”と、上記同様に各スクリーン11の
傾斜下方部をまとめて揺動可能に支える枢支支柱とから
構成されている。クランク機構21”は、隣接クランク
ピン24を180度ずつ位相を変えて連設してなるクラ
ンク軸22を有しており、左右一対のクランクピン24
において、傾斜フレーム上の支台6に据付けられた軸受
Bによって軸承された両端のクランクウエブ23に偏心
状態に連結されている。クランク軸22”は、クランク
ピン24間にクランクジャーナル25を有しており、こ
れらクランクジャーナル25において両支台6間の梁7
の上面に搭載された軸受B”によって軸承されている。
【0027】上記代表実施形態の選別機1は、廃棄物の
選別用であるが、本発明の選別機は穀類等の農産物の選
別にも使用されることは言うまでもない。また隣接クラ
ンクピン24の位相差も180度に限定されるものでは
なく、90度や120度等とスクリーン11の数に応じ
て適宜選定される。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
の請求項1記載の揺動選別機によれば、傾斜選別手段の
複数の短冊状のスクリーンを偏心駆動手段のクランク軸
によって上下方向及び傾斜方向において往復駆動し、被
選別物を斜め上方に揺すりをかけて塊や束を解ぐして分
散し、粘着性のある被選別物に対しても揺すってスクリ
ーン孔を通過させて孔詰まりを起こすこと無く効率的に
土砂や残飯、茶がら等のスクリーン通過物をスクリーン
孔から落下させて選別することが出来る。また同時に、
スクリーン上の残留物中から傾斜選別手段の傾斜によっ
て、陶器片、金属片、金物、空き缶、PETボトル、ブ
ロック、石、靴等の重量物や転がりやすい物を解ぐして
分散しながら下方向に転落させ、また斜め上方への揺す
り送りによって鋸歯部材で受け継ぎしながら残った繊維
屑、紙、トレイ、木片、プラスチックシート等の軽量物
を搬送して選別することが出来る。
【0029】請求項2記載の揺動選別機によれば、傾斜
選別手段が、両側壁及び頂壁から成り且つ頂壁中間部に
被選別物の供給口を備えたケーシングで被われているた
めに、防音効果を高め且つ埃が舞い上がるのを防ぐこと
が出来る。
【0030】請求項3記載の揺動選別機によれば、偏心
駆動手段が、傾斜選別手段の傾斜上方部又は下方部を支
えて駆動するクランク軸を含んだクランク機構と、傾斜
選別手段の傾斜下方部又は上方部を揺動可能に支える支
柱とから構成されているために、偏心駆動手段の構成を
簡略化出来且つ十分な斜め上方への揺すり駆動を行うこ
とが出来る。
【0031】請求項4記載の揺動選別機によれば、偏心
駆動手段が、傾斜選別手段の傾斜上方部と下方部を支え
て駆動する2組のクランク機構手段から構成されている
ために、同期駆動で強力な斜め上方への揺すり駆動を行
うことが出来、またタイミングをずらした駆動で強力な
塊、束の解ぐし作用を行うことが出来る。
【0032】請求項5記載の揺動選別機によれば、傾斜
選別手段が、偏心駆動手段の支えフレームを介して伸縮
ジャッキ手段によって傾斜調節されるために、被選別物
の混合物の種類に応じてスクリーン上の残留物の重量物
と軽量物とへの選別分岐点を変えたり、更に乾燥や湿り
等の被選別物の状態に応じて選別分岐点を変えたり出来
る。
【0033】請求項6記載の揺動選別機によれば、ケー
シングが、傾斜下方部より上方部に向かって空気流を発
生する空気噴射手段を備えているために、中間部から投
入されてくる被選別物を空気流で解ぐし、テープやシー
トを傾斜上方向に吹き飛ばして選別を促進することが出
来る。
【0034】請求項7記載の揺動選別機によれば、傾斜
選別手段が、パンチングボード又は格子盤から成る取り
替え可能なスクリーンとその幅方向に隔設された鋸歯部
材とから構成されているために、スクリーン孔をスクリ
ーンの交換で変えることが出来、スクリーン通過物の粒
度を選択出来る。また、重量物を、鋸歯部材に邪魔され
ずにスムーズに落下させ、選別を促進することが出来
る。
【0035】請求項8記載の揺動選別機によれば、傾斜
選別手段が、パンチングボード又は格子盤から成る取り
替え可能なスクリーンを鋸歯状に屈曲させて構成されて
いるために、重量物のスクリーン上での滞留時間が長く
なって選別分岐点が軽量物への選別が多くなるように変
わり、スクリーン通過物を十分に振るい落として選別精
度が高くなり、また構造が簡単になる。
【0036】請求項9記載の揺動選別機によれば、クラ
ンク機構が、クランク軸に対してクランクピン位置が変
えられるように外側から内側に複数のクランクピン取り
付け孔をクランクウエブに有しているために、クランク
ピン取り付け孔を選択してクランクピンを取り付けるこ
とで、揺する度合いを選択することが出来る。
【0037】請求項10記載の揺動選別機によれば、歯
部材が、被選別物の材質等に応じて配置数が増減される
ため、配置数を増やすと軽量物側への選別量を多くで
き、配置数を減らすと重量物側への選別量を多く出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る代表実施形態の揺動選別機の縦断
側面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図であ
る。
【図3】同揺動選別機の傾斜選別ブロックの平面図であ
る。
【図4】同偏心駆動装置のクランク機構の側面図であ
る。
【図5】別の偏心駆動装置の構成を説明する説明側面図
である。
【図6】別の傾斜選別ブロックの構成を説明する説明平
面図である。
【図7】更に別の傾斜選別ブロックの構成を説明する説
明平面図である。
【図8】更に別の偏心駆動装置のクランク機構とその傾
斜選別ブロックの図2相当図である。
【符号の説明】
1 揺動選別機 3 伸縮ジャッキ手段 5 支えフレーム 10、10’、10”傾斜選別手段(傾斜選別ブロッ
ク) 11、11’スクリーン 15、15’鋸歯部材 20、20”偏心駆動手段(偏心駆動装置) 21、21”クランク機構 22、22”クランク軸 23 クランクウエブ 23Aクランクピン取り付け孔 24 クランクピン 29 (枢支)支軸 30 ケーシング 31 側壁 32 頂壁 33 供給口 41 空気噴射手段(空気噴射装置) H 重量物 L 軽量物 S スクリーン通過物 W 被選別物(廃棄物)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向中間部上方から大きさや重量や
    性質の異なる被選別物の供給を受ける傾斜選別手段をそ
    の幅方向で複数に分割された短冊状スクリーンと該スク
    リーンの少なくても一つの上面に長手方向に取り付けら
    れた鋸歯部材とで構成し、上記各スクリーンを偏心駆動
    手段のクランク軸のクランクピンによって支持し、該偏
    心駆動手段を被選別物に傾斜上方へ送りをかけるように
    上下方向及び傾斜方向において往復駆動し、スクリーン
    通過物を上記スクリーンから通過落下させると共に、ス
    クリーン上残留物で重量物と転がりやすい物を傾斜と偏
    心による往復運動とによって上記傾斜選別手段の下方端
    から落下させ、スクリーン上残留物で軽量物を上記鋸歯
    部材の補助の下での上記傾斜上方への偏心による往復運
    動による送りによって上記傾斜選別手段の上方端から落
    下させるように構成したことを特徴とする揺動選別機。
  2. 【請求項2】 上記傾斜選別手段は、両側壁及び頂壁か
    ら成り且つ頂壁中間部に被選別物の供給口を備えたケー
    シングで被われている請求項1記載の揺動選別機。
  3. 【請求項3】 上記偏心駆動手段は、上記傾斜選別手段
    の傾斜上方部又は下方部を支えて駆動するクランク軸を
    含んだクランク機構と、上記傾斜選別手段の傾斜下方部
    又は上方部を揺動可能に支える支柱とから構成されてい
    る請求項1記載の揺動選別機。
  4. 【請求項4】 上記偏心駆動手段は、上記傾斜選別手段
    の傾斜上方部と下方部とを各々支えて駆動する2組のク
    ランク機構手段から構成されている請求項1記載の揺動
    選別機。
  5. 【請求項5】 上記傾斜選別手段は、上記偏心駆動手段
    の支持フレームを介して伸縮ジャッキ手段によって傾斜
    調節される上記請求項1から4のいずれかに記載の揺動
    選別機。
  6. 【請求項6】 上記ケーシングは、傾斜下方部より上方
    部に向かって空気流を発生する空気噴射手段を備えてい
    る請求項1記載の揺動選別機。
  7. 【請求項7】 上記傾斜選別手段は、パンチングボード
    又は格子盤から成る取り替え可能なスクリーンとその幅
    方向に隔設された鋸歯部材とから構成されている上記請
    求項1から5のいずれかに記載の揺動選別機。
  8. 【請求項8】 上記傾斜選別手段は、パンチングボード
    又は格子盤から成る取り替え可能なスクリーンを鋸歯状
    に屈曲させて構成されている請求項1又は2又は5記載
    の揺動選別機。
  9. 【請求項9】 上記クランク機構は、クランク軸のスト
    ロークに対応してクランクピン位置が変えられるように
    外側から内側に複数のクランクピン取り付け孔をクラン
    クウエブに有している上記請求項1から5のいずれかに
    記載の揺動選別機。
  10. 【請求項10】 上記鋸歯部材は、被選別物の材質に応
    じて配置数が増減される請求項1又は7記載の揺動選別
    機。
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