JP3491647B2 - 石抜選別機 - Google Patents

石抜選別機

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JP3491647B2
JP3491647B2 JP30323094A JP30323094A JP3491647B2 JP 3491647 B2 JP3491647 B2 JP 3491647B2 JP 30323094 A JP30323094 A JP 30323094A JP 30323094 A JP30323094 A JP 30323094A JP 3491647 B2 JP3491647 B2 JP 3491647B2
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覺 佐竹
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米麦等の穀粒中に含まれ
る小石を除去する石抜選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の石抜選別機として特開昭63−1
51390号公報に開示されているものは(図4参
照)、機枠内に振動自在に支持したファンケース101
の上部に、多数の突起部102及び噴風孔103を形成
した一次選別盤104を緩傾斜して載設し、傾斜各端部
を開口して傾斜下端を精品流出口105に、傾斜上端を
混合粒落下口106に形成した石抜選別機において、前
記一次選別盤104には、この一次選別盤104の一部
を隆起させて傾斜下端を精品戻し口107となし、傾斜
上端を石取出口108となすとともに石取出口108に
は石をある程度滞留させる遮断装置109を備えてなる
二次選別盤110を設け、さらに前記混合粒落下口10
6には受樋111を設け、この受樋111と前記二次選
別盤110とを揚穀機112によって連結したものであ
る。
【0003】次に、この石抜選別機の作用を述べると、
噴風と振動作用とを伴う一次選別盤104に供給する穀
粒のうち、精品の大半は傾斜下端の精品流出口105か
ら機外へ排出され、残りの精品と石との混合粒が傾斜上
端の混合粒落下口106から受樋111内に落下する。
受樋111内の混合粒は揚穀機112によって上送さ
れ、二次選別盤110に供給される。二次選別盤110
においても噴風と振動作用とが付与され、混合粒中、精
品は傾斜下端の精品戻し口107から一次選別盤104
に戻され、石は突起部によって石取出口108側へ揺り
上げられ、遮断装置109にせき止められて濃縮された
石がたまる。そして、石取出口108付近に石が十分た
まった時点で遮断装置109を解除して石を除去する。
【0004】また、石抜選別機の他の例として、特開昭
63−156575号公報に開示されたものは(図5参
照)、前記一次選別盤104の盤面よりも低い位置で、
かつ傾斜方向にほぼ直交する方向に横送樋113を設
け、横送樋113の搬送面には多数の突起部114を形
成し、この突起部114にはファンケース101に連通
するとともに横送樋113の一端を開口した排出口11
5に向く噴風孔を開設し、前記一次選別盤103の一側
方にはこの一次選別盤104とほぼ同じ傾斜でかつ前記
横送樋113の排出口115に連絡する細長形状の二次
選別盤116を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の2つ
の石抜選別機は、穀粒の比重(米粒は1.4)と石のそ
れ(約2.5)との差を利用する比重選別であり、穀粒
中の石はしだいに一次選別盤の傾斜高位側に揺り上げら
れ、これにより石だけを排出しようとするものである
が、石の中でも比重の小さい石(穀粒の比重に近似した
石)は、いったん石排出側に揺り寄せられても穀粒中に
再び混入することがある。そこで、上記の2つの石抜選
別機には、一次選別盤の傾斜高位側から落下する濃縮さ
れた石と穀粒とを更に精選するために、二次選別盤11
0,116が設けられている。
【0006】しかしながら、図4の石抜選別機は、前記
一次選別盤の混合粒落下口106と二次選別盤110と
を連絡する搬送手段として揚穀機112が設けられてお
り、これにより装置を大型化し、構成を複雑化するとい
う欠点があった。
【0007】また、図5の石抜選別機においては、前記
一次選別盤の混合粒落下口106と二次選別盤116と
を連絡する搬送手段として横送樋113が設けられてい
る。そして、この横送樋113により石と穀粒との混合
粒が二次選別盤116に搬送されるのである。しかしな
がら、細長形状の二次選別盤116が一次選別盤104
の一側方に設けられており、一次選別盤の他側方付近の
混合粒は二次選別盤116から離れているため、混合粒
は横送樋113上で停滞しがちになり二次選別盤116
への供給が遅くなっていた。つまり、混合粒の二次選別
盤116への供給が遅くなると、二次選別盤116での
選別処理も遅くなるという欠点が生じていた。
【0008】更に、原料穀粒の選別処理量について言及
する。上記の2つの石抜選別機においては、精米工場等
で大処理量が要求される場合には、一次選別盤の盤面の
面積を大きくしたり、一次選別盤を複数段設けることが
考えられる。しかしながら、どちらの方法においても一
次選別盤から二次選別盤への搬送手段を考慮すると、装
置を大型化し、構成を複雑化するという欠点が生じる。
【0009】本発明は上記問題点にかんがみ、石と穀粒
との混合粒を二次選別盤へ素速く供給し、これにより二
次選別盤での選別処理を速くし、かつ、機構を小型化す
るとともに簡素化して大処理量の石抜選別機を提供する
ことを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、多数の突起部と噴風孔とを形成した石抜選別
盤を振動選別機枠に傾斜状に設け、該石抜選別盤の傾斜
高位側を石類排出部となすとともに該石抜選別盤の傾斜
低位側を精品穀粒排出部となし、前記石抜選別盤の下方
から上方へ通風するためのファンを設けた石抜選別機に
おいて、前記石抜選別盤の下方に、前記石類排出部から
の排出物を受ける二次石抜選別盤を前記振動選別機枠と
一体に配設し、該二次石抜選別盤の傾斜高位側には石排
出樋を設ける一方、該二次石抜選別盤の傾斜低位側には
精品穀粒排出樋を設け、さらに、前記二次石抜選別盤の
下方から上方に通風するファンを設ける、という技術的
手段を講じた。
【0011】また、前記石抜選別盤の上方に、多孔板か
らなる粗石抜選別盤を前記振動選別機枠に傾斜状に設
け、該粗石抜選別盤の傾斜低位側を精品穀粒排出部とな
すとともに該粗石抜選別盤の傾斜高位側は穀粒供給部と
なすと効果的である。
【0012】更に、前記粗石抜選別盤の上方に、底部を
水平方向から下方へ円弧状に湾曲させるとともにその下
端が該粗石抜選別盤の傾斜高位側の穀粒供給部とほぼ同
一幅にされて該穀粒供給部に接続された穀粒供給シュー
を設けると良い。
【0013】そして、前記穀粒供給シュートの流路中に
櫛歯状粗選体を設けるとともに前記穀粒供給部の幅方向
にわたり穀粒均分板を垂設すると良い。
【0014】
【作用】石抜選別盤上に落下した小石と穀粒との混合粒
は、石抜選別盤の振動作用及び噴風作用により小石と穀
粒とに分離される。該石抜選別盤は振動選別機枠と一体
に斜め上下に振動され、ファンによる通風は穀粒を盤面
から浮上させがちにするので、穀粒は傾斜低位側の精品
穀粒排出部に流下して機外へ排出される。一方、小石な
どの比重の大きいものは、盤面から浮くことがなく、石
抜選別盤の突起部によって傾斜高位側の石類排出部へ押
し上げられ、小量の穀粒とともに二次石抜選別盤に素速
く落下する。
【0015】二次石抜選別盤に落下した小石と小量の穀
粒とはさらに精選が行われる。該二次石抜選別盤におい
ても、前記振動選別機枠と一体に形成されているので斜
め上下に振動される。また、該二次石抜選別盤の下方か
ら上方に噴風するファンは穀粒をわずかに盤面から浮上
させがちにするので、小量の穀粒は傾斜低位側に流下し
て精品穀粒排出樋から機外へ排出される。小石など比重
の大きいものは、二次石抜選別盤の突起によって石排出
樋側に押し上げられて機外に排出される。そして、石排
出樋からは、穀粒の混入のない石だけが排出される。
【0016】前記石抜選別盤の上方で前記振動選別機枠
と一体に粗石抜選別盤を配設した場合は、その傾斜高位
側の穀粒供給部から原料穀粒が供給される。粗石抜選別
盤は振動選別機枠と一体に斜め上下に振動され、かつ、
前記ファンにより該粗石抜選別盤が通風されるので、原
料穀粒は該粗石抜選別盤の全長にわたって層化される。
そして、供給された原料穀粒のうち、小石など比重の大
きいもの及び穀粒中の一部の整粒は粗石抜選別盤の各目
幅を通過して下方の石抜選別盤上に落下する。穀粒中の
他の一部の整粒は、盤面を浮上しがちになるため粗石抜
選別盤の各目幅を通過せず、傾斜低位側の精品穀粒排出
部から機外へ排出される。このため、石抜選別盤単独で
処理するよりも負担が軽くなり、原料穀粒の選別処理量
を大きくすることが可能である。
【0017】前記粗石抜選別盤上方の穀粒供給シュート
から原料穀粒を投入すると、シュート底部は水平方向か
ら下方に円弧状に湾曲しているので、原料穀粒が加速し
ながら流下して、前記穀粒供給部と同一幅で均等に供給
される。穀粒供給部に至った穀粒は穀粒均分板により粗
選別盤の全面にわたっていち速く拡散される。
【0018】
【実施例】本発明の石抜選別機を図面に基づき具体的に
説明する。
【0019】図1は、本発明の石抜選別機の一部破断側
面図である。石抜選別機1は基台2に対して精品穀粒排
出側を低位に石排出側を高位に傾斜状に支架した振動選
別機枠3と、該振動選別機枠3の上部に設けた排風室4
と、該排風室4に接続して吸引ファン5に連絡する風路
6と、該風路6の上面側に載設した穀粒供給シュート7
と、前記振動選別機枠3の下部で一体に配設した二次石
抜選別盤8とから構成される。
【0020】前記振動選別機枠3には多孔板からなる粗
石抜選別盤9を上部で傾斜させて配置し、多数の突起部
と噴風孔とからなる石抜選別盤10を下部で傾斜させて
配置し、それぞれを一体的に設ける。前記粗石抜選別盤
9の形状は例えば、図2に示すように、円状の多孔板1
1と楕円状の多孔板12とメッシュ網13とを一定間隔
で連続して接合した複数種の多孔板を用いるのが良い。
また、前記石抜選別盤10の形状は図2に示すように、
盤面全体にわたって多数の噴風孔14…とこの噴風孔1
4の傾斜下方側に接続して形成した突起15を設けるの
が良い。そして、前記振動選別機枠3は側面に前記石抜
選別盤10を監視する窓16が設けられ、傾斜低位側を
ジョイント17を介して支柱18に枢支し、傾斜高位側
をジョイント19を介して支柱20に枢支する。前記ジ
ョイント19には高さ調節が可能なレバー21が設けら
れ、振動選別機枠3の傾斜角度の調節が可能である。振
動選別機枠3の傾斜低位側には、石抜選別機1全体を振
動させるユーラスモータ22が設けられ、振動方向は矢
印Wに従って斜め上下に振動させる。
【0021】前記振動選別機枠3に傾斜状に配設した粗
石抜選別盤9は、その傾斜低位側を精品穀粒排出部23
となして精品穀粒排出樋24と連絡し、傾斜高位側は穀
粒供給部25となして穀粒供給シュート7と連絡する。
該粗石抜選別盤9の下方に設けた石抜選別盤10は、そ
の傾斜低位側を精品穀粒排出部26となして前記精品穀
粒排出樋24と連絡し、傾斜高位側を石類排出部27と
なして石類排出樋28と連絡する。
【0022】前記振動選別機枠3の上部に設けた排風室
4は截頭四角錐(四角錐台)状の風胴29で形成されて
おり、該風胴29の側面には選別状況を監視する窓30
が設けられている。そして、該排風室4の上部一側は風
路6を介して吸引ファン5に連絡する。該風路6の吸引
ファン側には、ラップ部31を介して風量調節バルブ3
2が設けられる。符号33は吸引ファン5と風量調節バ
ルブ32との接続管である。
【0023】前記石抜選別盤10の盤面中央部下方には
前記石類排出樋28からの排出物を受ける二次石抜選別
盤8が設けられ、該二次石抜選別盤8は前記振動選別機
枠3と一体に配設される。そして、該二次石抜選別盤8
の傾斜高位側には石排出樋34を設けるとともに傾斜低
位側は精品穀粒排出樋35を設ける。また、前記二次石
抜選別盤8の下方にはファンケース36を設けるととも
に、該ファンケース36には、パイプ46及び蛇腹管4
7を介して、二次石抜選別盤8に通風する噴風ファン3
7を連絡する。
【0024】前記蛇腹管47は前記噴風ファン37及び
パイプ46を機枠2に固設し、前記ファンケース36及
び二次選別盤8を振動選別機枠3とともに振動させるこ
とを可能にする。
【0025】前記風路6の上方には、穀粒供給部25と
連絡する穀粒供給シュート7が設けられるが、該穀粒供
給シュート7は、図3に示すように底部38を水平方向
から下方へ円弧状に湾曲させ、穀粒供給部25とほぼ同
一の幅で接続されている。該穀粒供給シュート7の傾斜
上方側には流量調節バルブ39を備えた穀粒供給筒40
が蛇腹管48を介して設けられ、穀粒供給シュート7を
振動選別機機枠3とともに振動させることを可能にす
る。そして、該穀粒供給シュート7内の穀粒供給筒40
側には送穀突起43を設け、該穀粒供給シュート7の流
路中には櫛歯状粗選体41を設けるとともに該櫛歯状粗
選体41の異物受箱42を設ける。さらに、穀粒供給部
25の幅方向にわたり、櫛歯状の穀粒均分板44を垂設
する。
【0026】次に、上記構成における作用を説明する。
石抜選別機1上方の穀粒供給筒40から投入された原料
穀粒は、流量調節バルブ39により穀粒供給シュート7
に適宜な流量に調節されて供給される。そして、原料穀
粒はシュート7内を送穀突起43によりシュート7の幅
方向に振動拡散させながらシュート7の円弧状の湾曲部
45に移送させる。該シュート7は円弧状の湾曲部45
から下方では急傾斜となっており、原料穀粒は加速しな
がら流下して穀粒供給部25と同一幅で均等に供給され
る。シュート7内の流路中に設けた櫛歯状粗選体41
は、原料穀粒が通過する際、原料穀粒に混入した紐状の
異物等の除去が行われる。そして、櫛歯状粗選体41で
除去した異物は受箱42に取り込んで機外に排出する。
【0027】穀粒供給部25に至った原料穀粒は、穀粒
均分板44により更に前記粗石抜選別盤9の幅方向に拡
散されながら層状に供給される。粗石抜選別盤9はユー
ラスモータ22によって振動選別機枠3と一体に斜め上
下に振動され、かつ、吸引ファン5によって吸引風が該
粗石抜選別盤9の下方から上方へと吹き抜けるので、傾
斜高位側の原料穀粒は拡散しながら該粗石抜選別盤9の
全長にわたって層化され、原料穀粒に混入する軽きょう
雑物や塵埃は吸引ファン5により機外に排出される。そ
して、供給された原料穀粒のうち、その中に混入した小
石などの比重の大きいもの及び穀粒中の一部の整粒が円
状の多孔盤11、楕円状の多孔盤12及びメッシュ網1
3を通過して石抜選別盤10へ落下する。原料穀粒中の
他の一部の整粒は、盤面を浮上しがちになるため粗石抜
選別盤9の各目幅を通過せず、傾斜低位側の精品穀粒排
出部23に至り、精品穀粒排出樋24を経て機外へ排出
される。つまり、原料穀粒のうち小石などの重量物及び
一部の整粒だけが石抜選別盤10に落下され、粗石抜選
別盤9の精品排出部23から排出される穀粒中には小石
は含まれていない。
【0028】石抜選別盤10に落下した落下物は、小石
などの重量物と穀粒中の一部の整粒との混合粒である。
石抜選別盤9はユーラスモータ22により振動選別機枠
3と一体に斜め上下に振動され、吸引風は穀粒を盤面か
ら浮上させがちにするので、穀粒は石抜選別盤10の精
品穀粒排出部26側に流下し、やがて精品穀粒排出樋2
4を介して機外へ排出される。一方、穀粒中に混入する
石は比重が大きいので石抜選別盤10から浮くことがな
く、突起15によって傾斜高位側の石類排出部27へ押
し上げられ、ついには小量の穀粒とともに石類排出樋2
8を経て素速く二次石抜選別盤8上に落下する。
【0029】二次石抜選別盤8においても前記振動選別
機枠3と一体に配設されているので、図中Wの方向に斜
め上下に振動される。また、噴風ファン37によって発
生する風はファンケース36から二次石抜選別盤8上に
噴き出しているので、穀粒はこの噴風によってわずかに
盤面から浮上しがちになる。これにより、二次石抜選別
盤8上の混合粒は選別作用を受け、小量の穀粒は二次石
抜選別盤8の傾斜低位側に流下し、精品穀粒排出樋35
を経て機外へ排出される。石は二次石抜選別盤8の突起
によって石排出樋34に押し上げられ、石排出樋34か
ら穀粒の混入のない石だけが排出される。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、前記石抜
選別盤の下方に、前記石類排出部からの排出物を受ける
二次石抜選別盤を前記振動選別機枠と一体に配設し、該
二次選別盤の傾斜高位側には石排出樋を設ける一方、該
二次石抜選別盤の傾斜低位側には精品穀粒排出樋を設
け、さらに、前記二次石抜選別盤の下方から上方に通風
するファンを設けたので、前記石抜選別盤の石類排出部
から落下する石と穀粒との混合粒が二次石抜選別盤へ素
速く供給され、二次石抜選別盤での選別処理を速くする
ことが可能となった。また、前記石抜選別盤と二次石抜
選別盤とを連絡する搬送手段を設ける必要がないので、
装置を小型化するとともに簡素化することが可能となっ
た。
【0031】そして、前記石抜選別盤の上方に、多孔板
からなる粗石抜選別盤を前記振動選別機枠に傾斜状に設
け、該粗石抜選別盤の傾斜低位側を精品穀粒排出部とな
すとともに該粗石抜選別盤の傾斜高位側は穀粒供給部と
なしたので、粗石抜選別盤に供給された原料穀粒のう
ち、小石などの比重の大きいもの及び穀粒中の一部の整
粒は下方の石抜選別盤上に落下し、他の一部の整粒は傾
斜低位側の精品穀粒排出部から機外へ排出されるので、
石抜選別盤単独で選別処理するよりも負担が軽くなり、
原料穀粒の選別処理量を大きくすることが可能となっ
た。
【0032】また、前記粗石抜選別盤の上方に、底部を
水平方向から下方へ円弧状に湾曲させるとともにその下
端が該粗石抜選別盤の傾斜高位側の穀粒供給部とほぼ同
一幅にされて該穀粒供給部に接続された穀粒供給シュー
を設けたので、穀粒を粗石抜選別盤の長手方向及び幅
方向の全面に素速く拡散させ、穀粒の選別処理を速くす
ることが可能となった。
【0033】更に、前記穀粒供給シュートの流路中に櫛
歯状粗選体を設けるとともに前記穀粒供給部の幅方向に
わたり穀粒均分板を垂設したので、櫛歯状粗選体により
原料穀粒に混入した紐状の異物の除去が可能となり、穀
粒均分板により穀粒を粗選別盤の全面に亘り拡散させる
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石抜選別機の一部破断側面図である。
【図2】本発明の石抜選別機における粗選別盤及び石抜
選別盤の断面図である。
【図3】本発明の石抜選別機における穀粒供給シュート
を示す斜視図である。
【図4】従来の石抜選別機の要部を示す斜視図である。
【図5】従来の石抜選別機の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 石抜選別機 2 基台 3 振動選別機枠 4 排風室 5 吸引ファン 6 風路 7 穀粒供給シュート 8 二次石抜選別盤 9 粗石抜選別盤 10 石抜選別盤 11 円状多孔板 12 楕円状多孔板 13 メッシュ網 14 噴風孔 15 突起 16 窓 17 ジョイント 18 支柱 19 ジョイント 20 支柱 21 レバー 22 ユーラスモータ 23 精品穀粒排出部 24 精品穀粒排出樋 25 穀粒供給部 26 精品穀粒排出部 27 石類排出部 28 石類排出樋 29 風胴 30 窓 31 ラップ部 32 風量調節バルブ 33 接続管 34 石排出樋 35 精品穀粒排出樋 36 ファンケース 37 噴風ファン 38 底部 39 流量調節バルブ 40 穀粒供給筒 41 櫛歯状粗選体 42 異物受箱 43 送穀突起 44 穀粒均分板 45 湾曲部 46 パイプ 47 蛇腹管 48 蛇腹管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−45580(JP,U) 実開 昭64−32777(JP,U) 実開 昭63−9275(JP,U) 実開 昭55−21063(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B07B 1/00 - 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の突起部と噴風孔とを形成した石抜
    選別盤を振動選別機枠に傾斜状に設け、該石抜選別盤の
    傾斜高位側を石類排出部となすとともに該石抜選別盤の
    傾斜低位側を精品穀粒排出部となし、前記石抜選別盤の
    下方から上方へ通風するためのファンを設けた石抜選別
    機において、前記石抜選別盤の下方に、前記石類排出部
    からの排出物を受ける二次石抜選別盤を前記振動選別機
    枠と一体に配設し、該二次石抜選別盤の傾斜高位側には
    石排出樋を設ける一方、該二次石抜選別盤の傾斜低位側
    には精品穀粒排出樋を設け、更に、前記二次石抜選別盤
    の下方から上方に通風するファンを設けたことを特徴と
    する石抜選別機。
  2. 【請求項2】 前記石抜選別盤の上方に、多孔板からな
    る粗石抜選別盤を前記振動選別機枠に傾斜状に設け、該
    粗石抜選別盤の傾斜低位側を精品穀粒排出部となすとと
    もに該粗石抜選別盤の傾斜高位側は穀粒供給部となした
    請求項1記載の石抜選別機。
  3. 【請求項3】 前記粗石抜選別盤の上方に、底部を水平
    方向から下方へ円弧状に湾曲させるとともにその下端が
    該粗石抜選別盤の傾斜高位側の穀粒供給部とほぼ同一幅
    にされて該穀粒供給部に接続された穀粒供給シュート
    設けてなる請求項2記載の石抜選別機。
  4. 【請求項4】 前記穀粒供給シュートの流路中に櫛歯状
    粗選体を設けるとともに前記穀粒供給部の幅方向にわた
    り穀粒均分板を垂設してなる請求項3記載の石抜選別
    機。
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