JP2000134606A - 遠隔監視システム、遠隔画像再生方法及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介して接続された監視装置か
ら所望の画像を取得することのできる遠隔監視システム
を提供する。 【解決手段】 処理制御部２９は、撮像装置２１が撮像
したフレーム画像の動きを判定し、動きのあるフレーム
画像をデータ記録部２８に記録する。処理制御部２９
は、通信制御部３２を介して遠隔管理装置から送られた
送信依頼情報を受信するとデータ記録部２８に記録され
た対象のフレーム画像を読み出しバッファ３０に読み出
す。処理制御部２９は、通信制御部３２を制御して、読
み出しバッファ３０に読み出したフレーム画像を通信装
置３１を介して遠隔管理装置に順次送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された監視装置から所望の画像を取得すること
のできる遠隔監視システム、遠隔画像再生方法及び記録
媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、銀行等の金融機関やコンビニ
エンスストア等の商店において防犯等の目的のため、監
視カメラにより撮像された画像を記録する監視システム
が知られている。監視システムは、店舗内の所定位置に
設置された監視カメラにより撮像された画像を、監視モ
ニタ等にて表示しながら同時に記録することにより、防
犯のための監視や犯罪等が発生した際の捜査等に役立て
たりする。

【０００３】近年では、複数の店舗の監視を集中して行
う遠隔監視システムも知られている。このような遠隔監
視システムは、各店舗に備えられた監視カメラにより撮
像された画像データをＩＳＤＮ（Integrated Services
Digital Network）等を介して専門の監視センタに時分
割に送信し、監視センタにて各店舗の画像を監視しなが
ら同時にタイムラプスビデオ等にて記録する。

【０００４】最近では、監視カメラにより撮像された全
ての画像データを監視センタに送信するのではなく、撮
像された画像の動き（画像の変化）から異常等を検出す
ると、画像の送信を開始する遠隔監視システムが知られ
ている。このような遠隔監視システムは、例えば、撮像
された時系列の画像を比較して、画像の動き（被写体の
動き）の有無を判定する。そして、画像に動きがあると
判別した場合に、撮像された画像をＩＳＤＮ等を介して
監視センタに送信する。この場合、通信データ量や通信
時間が低減されるため、少ない回線で多数の店舗を監視
することができ、また、通信コストも軽減することがで
きる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような画
像の動きを判定する遠隔監視システムにおいても、各店
舗において利用客の多く集まる時間帯が重なり、画像デ
ータが集中して送信されることから、全ての店舗から送
られる画像データを受け取ることのできる回線を確保す
る必要があった。また、各店舗から送られた画像データ
を監視センタにてタイムラプスビデオ等にてビデオテー
プに記録しても、記録したビデオテープが長期間保存さ
れる訳でなく、事件、事故及び災害等が発生した場合を
除き、一般に、１週間程度保管された後、再利用され
る。そのため、事件等が発生していない場合に、全ての
画像データを回線を介してセンタに送信すること自体
が、無駄であった。

【０００６】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、ネットワークを介して接続された監視装置から所望
の画像を取得することのできる遠隔監視システム、遠隔
画像再生方法及び記録媒体を提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第１の観点に係る遠隔監視システムは、
監視画像を取得する複数の監視装置と、該監視装置から
監視画像を取得する遠隔管理装置とがネットワークを介
して接続された遠隔監視システムであって、監視装置に
おいて、所定の位置に設置された撮像装置により撮像さ
れた監視画像を記録する記録手段と、監視装置におい
て、前記記録手段に記録された監視画像を順次読み出す
読出手段と、監視装置において、前記読出手段が順次読
み出した監視画像をネットワークを介して遠隔管理装置
に送信する画像情報送信手段と、遠隔管理装置におい
て、前記画像情報送信手段から送られた監視画像をネッ
トワークを介して受信する画像情報受信手段と、遠隔管
理装置において、前記画像情報受信手段が受信した監視
画像を再生する再生手段と、を備えることを特徴とす
る。

【０００８】この発明によれば、記録手段は、監視装置
において、所定の位置に設置された例えば複数の撮像装
置により撮像された監視画像を記録する。その際、記録
手段は、画像の動きを判定して、動きのある画像のみを
記録してもよい。読出手段は、監視装置において、記録
手段に記録された監視画像を順次読み出す。画像情報送
信手段は、監視装置において、読出手段が順次読み出し
た監視画像を例えば電話網等のネットワークを介して遠
隔管理装置に送信する。画像情報受信手段は、遠隔管理
装置において、画像情報送信手段から送られた監視画像
をネットワークを介して受信する。再生手段は、遠隔管
理装置において、画像情報受信手段が受信した監視画像
を表示装置等に再生する。この結果、ネットワークを介
して接続された監視装置から所望の画像を取得すること
ができる。

【０００９】上記目的を達成するため、この発明の第２
の観点に係る遠隔監視システムは、監視画像を取得する
複数の監視装置と、該監視装置から監視画像を取得する
遠隔管理装置とがネットワークを介して接続された遠隔
監視システムであって、監視装置において、所定の位置
に設置された撮像装置により撮像された監視画像を記録
する記録手段と、遠隔管理装置において、前記記録手段
に記録された監視画像の送信を依頼する依頼情報を送信
する依頼情報送信手段と、監視装置において、前記依頼
情報送信手段から送られた監視画像を受信する依頼情報
受信手段と、監視装置において、前記依頼情報受信手段
が受信した依頼情報に従って、前記記録手段に記録され
た監視画像を順次読み出す読出手段と、監視装置におい
て、前記読出手段が順次読み出した監視画像を遠隔管理
装置に送信する画像情報送信手段と、遠隔管理装置にお
いて、前記画像情報送信手段から送られた監視画像を受
信する画像情報受信手段と、遠隔管理装置において、前
記画像情報受信手段が受信した監視画像を再生する再生
手段と、を備えることを特徴とする。

【００１０】この発明によれば、記録手段は、監視装置
において、所定の位置に設置された例えば複数の撮像装
置により撮像された監視画像を記録する。その際、記録
手段は、画像の動きを判定して、動きのある画像のみを
記録してもよい。依頼情報送信手段は、遠隔管理装置に
おいて、記録手段に記録された監視画像の送信を依頼す
る依頼情報をネットワークを介して監視装置に送信す
る。依頼情報受信手段は、監視装置において、依頼情報
送信手段から送られた依頼情報をネットワークを介して
受信する。読出手段は、監視装置において、依頼情報受
信手段が受信した依頼情報に従って、記録手段に記録さ
れた監視画像を順次読み出す。画像情報送信手段は、監
視装置において、読出手段が順次読み出した監視画像を
ネットワークを介して遠隔管理装置に送信する。画像情
報受信手段は、遠隔管理装置において、画像情報送信手
段から送られた監視画像をネットワークを介して受信す
る。再生手段は、遠隔管理装置において、画像情報受信
手段が受信した監視画像を表示装置等に再生する。この
結果、ネットワークを介して接続された監視装置から所
望の画像を取得することができる。

【００１１】前記記録手段は、所定の位置に設置された
撮像装置により撮像された監視画像を予め定められた圧
縮方式にて圧縮した圧縮画像情報を記録し、前記読出手
段は、前記記録手段に記録された圧縮画像情報を順次読
み出し、前記画像情報送信手段は、前記読出手段が順次
読み出した圧縮画像情報を遠隔管理装置に送信し、前記
画像情報受信手段は、前記画像情報送信手段から送られ
た圧縮画像情報を受信し、前記再生手段は、前記画像情
報受信手段が受信した圧縮画像情報を予め定められた圧
縮方式にて伸張し、伸張した監視画像を再生してもよ
い。この場合、圧縮された圧縮画像情報が送信されるた
め、送信量が軽減され、ネットワークを介して接続され
た監視装置から所望の画像を高速に取得することができ
る。

【００１２】上記目的を達成するため、この発明の第３
の観点に係る遠隔画像再生方法は、複数の監視装置が取
得した監視画像をネットワークを介して接続された遠隔
管理装置にて再生する遠隔画像再生方法であって、監視
装置において、所定の位置に設置された撮像装置により
撮像された監視画像を記録する記録ステップと、監視装
置において、前記記録ステップにより記録された監視画
像を順次読み出す読出ステップと、監視装置において、
前記読出ステップにより順次読み出された監視画像をネ
ットワークを介して遠隔管理装置に送信する画像情報送
信ステップと、遠隔管理装置において、前記画像情報送
信ステップにより送られた監視画像をネットワークを介
して受信する画像情報受信ステップと、遠隔管理装置に
おいて、前記画像情報受信ステップにより受信した監視
画像を再生する再生ステップと、を備えることを特徴と
する。

【００１３】この発明によれば、記録ステップは、監視
装置において、所定の位置に設置された例えば複数の撮
像装置により撮像された監視画像を記録する。その際、
記録ステップは、画像の動きを判定して、動きのある画
像のみを記録してもよい。読出ステップは、監視装置に
おいて、記録ステップにより記録された監視画像を順次
読み出す。画像情報送信ステップは、監視装置におい
て、読出ステップにより順次読み出された監視画像をネ
ットワークを介して遠隔管理装置に送信する。画像情報
受信ステップは、遠隔管理装置において、画像情報送信
ステップにより送られた監視画像をネットワークを介し
て受信する。再生ステップは、遠隔管理装置において、
画像情報受信ステップにより受信した監視画像を表示装
置等に再生する。この結果、ネットワークを介して接続
された監視装置から所望の画像を取得することができ
る。

【００１４】上記目的を達成するため、この発明の第４
の観点に係る遠隔画像再生方法は、複数の監視装置が取
得した監視画像をネットワークを介して接続された遠隔
管理装置にて再生する遠隔画像再生方法であって、監視
装置において、所定の位置に設置された撮像装置により
撮像された監視画像を記録する記録ステップと、遠隔管
理装置において、前記記録ステップにより記録された監
視画像の送信を依頼する依頼情報を送信する依頼情報送
信ステップと、監視装置において、前記依頼情報送信ス
テップにより送られた監視画像を受信する依頼情報受信
ステップと、監視装置において、前記依頼情報受信ステ
ップにより受信した依頼情報に従って、前記記録ステッ
プにて記録された監視画像を順次読み出す読出ステップ
と、監視装置において、前記読出ステップにより順次読
み出された監視画像を遠隔管理装置に送信する画像情報
送信ステップと、遠隔管理装置において、前記画像情報
送信ステップにより送られた監視画像を受信する画像情
報受信ステップと、遠隔管理装置において、前記画像情
報受信ステップにより受信した監視画像を再生する再生
ステップと、を備えることを特徴とする。

【００１５】この発明によれば、記録ステップは、監視
装置において、所定の位置に設置された例えば複数の撮
像装置により撮像された監視画像を記録する。その際、
記録ステップは、画像の動きを判定して、動きのある画
像のみを記録してもよい。依頼情報送信ステップは、遠
隔管理装置において、記録ステップにより記録された監
視画像の送信を依頼する依頼情報をネットワークを介し
て監視装置に送信する。依頼情報受信ステップは、監視
装置において、依頼情報送信ステップにより送られた監
視画像をネットワークを介して受信する。読出ステップ
は、監視装置において、依頼情報受信ステップにより受
信した依頼情報に従って、記録ステップにて記録された
監視画像を順次読み出す。画像情報送信ステップは、監
視装置において、読出ステップにより順次読み出された
監視画像をネットワークを介して遠隔管理装置に送信す
る。画像情報受信ステップは、遠隔管理装置において、
画像情報送信ステップにより送られた監視画像をネット
ワークを介して受信する。再生ステップは、遠隔管理装
置において、画像情報受信ステップにより受信した監視
画像を表示装置等に再生する。この結果、ネットワーク
を介して接続された監視装置から所望の画像を取得する
ことができる。

【００１６】上記目的を達成するため、この発明の第５
の観点に係る記録媒体は、コンピュータを複数の監視装
置が取得した監視画像をネットワークを介して接続され
た遠隔管理装置にて再生する遠隔監視システムとして機
能させるプログラムを記録するコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、監視装置において、所定の位置
に設置された撮像装置により撮像された監視画像を記録
する記録ステップと、監視装置において、前記記録ステ
ップにより記録された監視画像を順次読み出す読出ステ
ップと、監視装置において、前記読出ステップにより順
次読み出された監視画像をネットワークを介して遠隔管
理装置に送信する画像情報送信ステップと、遠隔管理装
置において、前記画像情報送信ステップにより送られた
監視画像をネットワークを介して受信する画像情報受信
ステップと、遠隔管理装置において、前記画像情報受信
ステップにより受信した監視画像を再生する再生ステッ
プとを実現するプログラムを記憶することを特徴とす
る。

【００１７】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる遠隔
監視システムについて以下図面を参照して説明する。

【００１８】図１は、この発明の実施の形態にかかる遠
隔監視システムの構成を示す模式図である。この遠隔監
視システムは、図１に示すように、遠隔管理装置１と、
複数の監視装置３とが電話網等のネットワーク２を介し
て接続されて構成される。なお、ネットワーク２の種類
は、任意であり、無線網やインターネット等であっても
よい。

【００１９】遠隔管理装置１は、図２に示すように、通
信装置１１と、通信バッファ１２と、データ伸張部１３
と、表示用メモリ１４と、通信制御部１５と、処理制御
部１６と、Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）変換部１７
と、表示装置１８と、操作部１９と、から構成される。

【００２０】通信装置１１は、モデム等からなり、ネッ
トワーク２を介して監視装置３とデータの送受信を行
う。すなわち、通信装置１１は、監視装置３に対してデ
ータの送信要求を送信し、また、監視装置３から送られ
た画像データ等の圧縮データを受信する。通信装置１１
は、受信した圧縮データを取得し、通信バッファ１２に
供給する。

【００２１】通信バッファ１２は、通信装置１１から供
給された圧縮データを一時的に記録する。

【００２２】データ伸張部１３は、通信バッファ１２に
記憶された圧縮データを伸張し、伸張したフレーム画像
を表示用メモリ１４に供給する。

【００２３】表示用メモリ１４は、表示装置１８に表示
させるフレーム画像を記憶する。すなわち、表示用メモ
リ１４は、Ｄ／Ａ変換部１７を介して表示装置１８に表
示させるための画像データを記憶する。

【００２４】通信制御部１５は、通信装置１１にて行わ
れるネットワーク２を介した監視装置３とのデータの送
受信を制御する。

【００２５】処理制御部１６は、ＲＯＭ（Read Only Me
mory）及びＲＡＭ（Random AccessMemory）を備えたＣ
ＰＵ（Central Processing Unit）等からなり、遠隔管
理装置１全体を制御する。処理制御部１６は、操作部１
９を介してユーザから入力された指示情報に従って、通
信制御部１５を制御し、指示された監視装置３に対して
記録している画像データ等の圧縮データの送信を依頼す
る。処理制御部１６は、監視装置３から送られた圧縮デ
ータを通信装置１１を介して受信し、通信バッファ１２
に記憶する。処理制御部１６は、データ伸張部１３を制
御して、通信バッファ１２に記憶された圧縮データを伸
張し、伸張したフレーム画像を表示用メモリ１４に順次
記憶する。処理制御部１６は、表示用メモリ１４に記憶
したフレーム画像をＤ／Ａ変換部１７を介して表示装置
１８に供給し、監視画像を表示させる。すなわち、処理
制御部１６は、監視装置３に記憶された画像を自己の表
示装置１８に再生表示する。

【００２６】Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）変換部１７
は、表示用メモリ１４に記憶されたフレーム画像を映像
信号等のアナログ信号に変換し、表示装置１８に順次供
給する。

【００２７】表示装置１８は、表示用メモリ１４からＤ
／Ａ変換部１７を介して供給されたフレーム画像を表示
する。

【００２８】操作部１９は、キーボード及びマウス等の
入力デバイスからなり、ユーザが入力した指示情報を処
理制御部１６に供給する。

【００２９】監視装置３は、図３に示すように、撮像装
置２１と、集音装置２２と、センサ２３と、Ａ／Ｄ（ア
ナログ／デジタル）変換部２４と、フレームメモリ２５
と、データ圧縮部２６と、書き込みバッファ２７と、デ
ータ記録部２８と、処理制御部２９と、読み出しバッフ
ァ３０と、通信装置３１と、通信制御部３２と、表示用
メモリ３３と、Ｄ／Ａ変換部３４と、表示装置３５と、
から構成される。

【００３０】撮像装置２１は、複数の撮像カメラ例え
ば、４つのＣＣＤカメラ等からなり、店舗内外の予め定
められた場所にそれぞれ配置される。各撮像装置２１
は、配置位置から所定範囲の画像を撮像し、映像信号を
生成してＡ／Ｄ変換部２４を介してフレームメモリ２５
に順次供給する。なお、各撮像装置２１には、予め０１
〜０４のカメラコードが採番され、カメラコード毎に撮
像したフレーム画像がフレームメモリ２５の所定の領域
に記憶される。

【００３１】集音装置２２は、いずれか１つの撮像装置
２１の近傍に配置され、またいずれか１つの撮像装置２
１と一体に配置され、配置位置から集音した音声を取得
する。集音装置２２は、取得した音声信号をＡ／Ｄ変換
部２４を介してフレームメモリ２５の所定の領域に記憶
させる。なお、集音装置２２を複数配置して、複数箇所
の音声信号を取得してもよい。

【００３２】センサ２３は、衝撃センサ、赤外線センサ
及び温度センサ等からなり、予め設定された設定値を超
える異常値等を検出すると、アラーム信号を生成し、Ａ
／Ｄ変換部２４を介して処理制御部２９に供給する。

【００３３】Ａ／Ｄ（アナログ／デジタル）変換部２４
は、各撮像装置２１、集音装置２２及び、センサ２３か
ら入力した映像信号及び音声信号等の各種アナログ信号
をデジタル信号に変換し、フレームメモリ２５及び処理
制御部２９に順次供給する。

【００３４】フレームメモリ２５は、Ａ／Ｄ変換部２４
を介して各撮像装置２１から入力した入力フレーム画像
と、後述する動き判定に使用する参照フレーム画像とを
一時的に記憶する。フレームメモリ２５は、図４に示す
ように、撮像装置２１の数と等しい例えば、４つの入力
用フレーム画像領域と４つの参照用フレーム画像領域と
を備える。各領域には、それぞれ、予め定められたカメ
ラコードの採番された各撮像装置２１により撮像された
入力フレーム画像が格納される。また、フレームメモリ
２５は、Ａ／Ｄ変換部２４を介して集音装置２２から入
力した音声データを記憶する。なお、音声データは、Ａ
／Ｄ変換部２４を介して撮像装置２１から入力フレーム
画像を取得するタイミングに合わせて所定の時間分まと
めて記憶する。例えば、入力フレーム画像を１秒間に４
フレーム毎のタイミングでＡ／Ｄ変換部２４を介して取
得する場合、フレームメモリ２５は、１フレームに対し
て０．２５秒分の音声を所定の間隔でサンプリングした
音声データを記憶する。

【００３５】データ圧縮部２６は、フレームメモリ２５
に記憶された入力フレーム画像のうち、動き判定により
画像に動きがあると判別された入力フレーム画像を予め
定められた圧縮方式、例えばＪＰＥＧ（Joint Photogra
phic Expert Group）方式により圧縮し、圧縮した圧縮
データを書き込みバッファ２７に供給する。また、デー
タ圧縮部２６は、動き判定により画像に動きがあると判
別されたフレーム画像が、所定の撮像装置２１例えば、
カメラコード０１により撮像されたものである場合に、
入力フレーム画像と共に集音装置２２から取得した音声
データをも圧縮し、圧縮した圧縮データ等を書き込みバ
ッファ２７に供給する。

【００３６】書き込みバッファ２７は、データ圧縮部２
６から供給されたデータ記録部２８に記憶するための圧
縮データ等を一時的に記憶する。

【００３７】データ記録部２８は、予め定められた記憶
容量の磁気ディスク（ハードディスク）等からなり、書
き込みバッファ２７を介してデータ圧縮部２６から供給
された圧縮データ等を記録する。また、データ記録部２
８は、記録している圧縮データ等を読み出しバッファ３
０を介して通信装置３１に供給する。なお、データ記録
部２８は、書き込みバッファ２７及び読み出しバッファ
３０を介して圧縮データ等の入出力を行うため、同時期
にデータの書き込み及び読み出しが可能となる。以下、
データ記録部２８に記録される情報を図５を参照して具
体的に説明する。データ記録部２８は、図５（ａ）に示
すような索引テーブルと、図５（ｂ）に示すような実デ
ータとを記録する。

【００３８】図５（ａ）に示す索引テーブルは、撮像装
置２１毎に連続して記録されたフレーム画像等の圧縮デ
ータを管理するテーブルである。索引テーブルは、テー
ブル番号と、撮像した撮像装置２１に採番されたカメラ
コードと、連続して記録された圧縮データの先頭タイム
コードと、連続して記録された時間である記録時間と、
記録中にセンサ２３から入力したアラーム信号の有無
と、記録された圧縮データのエントリアドレスとからな
る。例えば、テーブル番号が００３の情報は、カメラコ
ード０１の撮像装置２１により、１９９８年１０月１１
日の午前１時５３分２２秒から開始した１５分４１秒分
の画像が記録されており、その間にセンサ２３からアラ
ーム信号の入力があったことを示す。そして、圧縮デー
タのエントリアドレスが、１２８３であることを示す。

【００３９】図５（ｂ）に示す実データは、ヘッダ及び
圧縮データからなる。ヘッダは、データＩＤ及びデータ
長等からなる。圧縮データは、圧縮されたフレーム画像
及び音声データからなる。なお、実データのヘッダは、
連続する次の圧縮データのアドレスを指し示すポインタ
等を備えている。また、逆方向再生等を可能とするため
に、連続する前の圧縮データのアドレスを指し示すポイ
ンタ等を備えてもよい。

【００４０】図３に戻って、処理制御部２９は、ＲＯＭ
（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memor
y）、及び日付・時刻生成部等の周辺装置を備えたＣＰ
Ｕ（Central Processing Unit）等からなり、監視装置
３全体を制御する。処理制御部２９は、Ａ／Ｄ変換部２
４を介して各撮像装置２１から送られ、フレームメモリ
２５に記憶された各入力フレーム画像を、表示用メモリ
３３に順次転送し、Ｄ／Ａ変換部３４を介して表示装置
３５に供給し、監視画像を表示させる。すなわち、処理
制御部２９は、各撮像装置２１にて撮像した画像をリア
ルタイムに表示する。また、処理制御部２９は、Ａ／Ｄ
変換部２４を介して各撮像装置２１から入力した各入力
フレーム画像を、フレームメモリ２５に記憶された対応
する各参照フレーム画像と比較して動き判定を行う。す
なわち処理制御部２９は、参照フレーム画像と入力フレ
ーム画像との差分を求め、求めた差分が予め定められた
値より大きい場合に画像に動きがあると判別する。画像
に動きがあると判別した場合に、処理制御部２９は、デ
ータ圧縮部２６を制御して画像データ等を圧縮し、圧縮
した圧縮データを書き込みバッファ２７を介してデータ
記録部２８に記録する。圧縮データをデータ記録部２８
に記録する際に、処理制御部２９は、周辺装置である図
示せぬＲＡＭに記憶した図６に示すような管理テーブル
を使用して、前述の図５（ａ）に示した索引テーブルを
作成する。

【００４１】図６に示す管理テーブルは、各撮像装置２
１に対応するカメラコードと、記録中又は待機中を示す
状態区分と、記録中の場合に記録の開始時間を示す開始
時刻と、記録中の場合にアラーム信号の入力の有無を示
すアラーム区分と、連続した圧縮データの先頭のアドレ
スを示すエントリアドレスとから構成される。例えば、
処理制御部２９は、図６に示す現在記録中のカメラコー
ド０１の入力フレーム画像が、画像の動きがなくなった
と判別した場合、カメラコード０１の情報に従って、デ
ータ記録部２８に記憶された図５（ａ）に示す索引テー
ブルを更新する。また、処理制御部２９は、通信制御部
３２を介して遠隔管理装置１からデータ記録部２８に記
録されたフレーム画像等の圧縮データの送信が指示され
た場合に、データ記録部２８から対象の圧縮データを読
み出しバッファ３０を介して順次読み出す。処理制御部
２９は、通信制御部３２を制御して読み出した圧縮デー
タを通信装置３１を介して、遠隔管理装置１に供給す
る。すなわち、処理制御部２９は、データ記録部２８に
記録された対象の圧縮データをネットワーク２を介して
遠隔管理装置１に順次供給する。

【００４２】読み出しバッファ３０は、データ記録部２
８から読み出したフレーム画像等の圧縮データを一時的
に記憶する。

【００４３】通信装置３１は、モデム等からなり、ネッ
トワーク２を介して遠隔管理装置１データの送受信を行
う。すなわち、通信装置３１は、通信制御部３２に制御
され、読み出しバッファ３０に記憶された画像データ等
の圧縮データをネットワーク２を介して遠隔管理装置１
に送信する。

【００４４】通信制御部３２は、通信装置３１により行
われるネットワーク２を介した遠隔管理装置１とのデー
タの送受信を制御する。

【００４５】表示用メモリ３３は、撮像装置２１が撮像
した画像をリアルタイムに表示する際に、処理制御部２
９によりフレームメモリ２５から転送された４つの入力
フレーム画像を図７に示すように順次記憶する。

【００４６】Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）変換部３４
は、表示用メモリ３３に記憶されたフレーム画像を映像
信号等のアナログ信号に変換し、表示装置３５に順次供
給する。

【００４７】表示装置３５は、表示用メモリ３３からＤ
／Ａ変換部３４を介して供給されたフレーム画像等を表
示する。すなわち、表示装置３５は、撮像装置２１が撮
像した画像をリアルタイムに表示する際に、例えば、表
示用メモリ３３の表示領域に記憶された図７に示す４つ
のフレーム画像を画面分割して図８に示すような４画面
分割画像を順次表示する。

【００４８】次に、この発明の実施の形態にかかる遠隔
監視システムの画像データ記録処理について、図９を参
照して説明する。図９は、この遠隔監視システムの監視
装置３における画像データ記録処理を説明するフローチ
ャートである。なお、画像データ記録処理は、監視装置
３の処理制御部２９が遠隔管理装置１から送られた所定
の記録開始指示を通信制御部３２を介して取得すること
により開始する。

【００４９】まず、処理制御部２９は、Ａ／Ｄ変換部２
４を介して各撮像装置２１から供給される入力フレーム
画像をフレームメモリ２５に記憶する（ステップＳ
１）。処理制御部２９は、フレームメモリ２５に記憶し
た入力フレーム画像を表示用メモリ３３に転送する（ス
テップＳ２）。処理制御部２９は、表示用メモリ３３に
記憶したフレーム画像を表示装置３５に表示させる（ス
テップＳ３）。すなわち、処理制御部２９は、撮像装置
２１が撮像した監視画像を表示装置３５にリアルタイム
に表示させる。

【００５０】処理制御部２９は、フレームメモリ２５に
記憶した入力フレーム画像の動き判定を行う（ステップ
Ｓ４）。すなわち処理制御部２９は、参照フレーム画像
と入力フレーム画像との差分を求め、求めた差分が予め
定められた値以下の場合に画像に動きがないものとし、
また、求めた差分が予め定められた値より大きい場合に
画像に動きがあるものとする。処理制御部２９は、入力
フレーム画像の動きの有無を判別する（ステップＳ
５）。

【００５１】入力フレーム画像の動きがないと判別した
場合、処理制御部２９は、後述するステップＳ９に処理
を進める。一方、入力フレーム画像の動きがあったと判
別した場合、処理制御部２９は、データ圧縮部２６を制
御して、入力フレーム画像を圧縮する（ステップＳ
６）。処理制御部２９は、圧縮した圧縮データにヘッダ
を付加する。処理制御部２９は、ヘッダが付加された圧
縮データを書き込みバッファ２７を介してデータ記録部
２８に記憶させる（ステップＳ７）。

【００５２】処理制御部２９は、入力フレーム画像を対
応する参照用フレーム領域に転送する（ステップＳ
８）。すなわち、処理制御部２９は、動き判定に使用さ
れる参照フレーム画像をステップＳ７にて記録した入力
フレーム画像に変更する。

【００５３】処理制御部２９は、周辺装置であるＲＡＭ
に記憶された管理テーブルを更新する（ステップＳ
９）。以下、処理制御部２９が行う管理テーブルの更新
について、ステップＳ５にて画像の動きがあると判別さ
れた場合と、画像の動きがないと判別された場合とに分
け、図１０を参照して説明する。なお、更新前の管理テ
ーブルは、図１０（ａ）に示す内容であるものとして説
明する。現在記録中のカメラコード０１のフレーム画像
に動きがあるとステップＳ５にて判別された場合に、処
理制御部２９は、図１０（ｂ）に示すように管理テーブ
ルの内容をそのまま維持する。また、現在待機中のカメ
ラコード０２のフレーム画像に動きがあると判別された
場合に、処理制御部２９は、図１０（ｃ）に示すように
管理テーブルの内容を更新する。すなわち、処理制御部
２９は、状態区分を待機中から記録中に変更し、開始時
刻を処理制御部２９に備えた日付・時刻生成部から取得
してセットする等により、管理テーブルの内容を更新す
る。

【００５４】一方、現在待機中のカメラコード０３のフ
レーム画像に動きがないとステップＳ５にて判別された
場合に、処理制御部２９は、図１０（ｄ）に示すように
管理テーブルの内容をそのまま維持する。また、現在記
録中のカメラコード０４のフレーム画像に動きがないと
判別された場合に、処理制御部２９は、図１０（ｅ）に
示すように管理テーブルの内容を更新する。すなわち、
処理制御部２９は、状態区分を記録中から待機中に変更
し、開始時刻、アラーム区分及びエントリアドレスに所
定の初期値をセットして、管理テーブルの内容を更新す
る。なお、その際、データ記録部２８に記憶された索引
テーブルに図１０（ｆ）に示すような新規のテーブルを
追加して更新する。

【００５５】図９に戻って、処理制御部２９は、遠隔管
理装置１から送られた所定の停止指示を通信制御部３２
を介して入力しているか否かを判別する（ステップＳ１
０）。処理制御部２９は、停止指示が入力されていない
と判別した場合、ステップＳ１に処理を戻し、上述の処
理を繰り返す。一方、処理制御部２９は、停止指示が入
力されていると判別した場合、画像データ記録処理を終
了する。

【００５６】以上説明したように、画像データ記録処理
では、フレーム画像の動きがあった場合に、フレーム画
像等を圧縮した圧縮データをデータ記録部２８に記録す
る。その際、管理テーブルにより記録状態を管理し、連
続した記録が途絶えた場合に、管理テーブルから索引テ
ーブルを作成し、データ記録部２８に記録する。この結
果、画像データ等の連続した記録が途絶えた際に、索引
テーブルを作成するため、記録済みの圧縮データを即座
に使用することができる。

【００５７】次に、この発明の実施の形態にかかる遠隔
監視システムの画像データ再生処理について、図１１を
参照して説明する。図１１（ａ）は、この遠隔監視シス
テムにおける遠隔管理装置１が行う遠隔再生処理を説明
するフローチャートである。また、図１１（ｂ）は、こ
の遠隔監視システムにおける監視装置３が行う画像デー
タ送信処理を説明するフローチャートである。なお、監
視装置３は、図１１（ｂ）に示す画像データ送信処理を
行いながら、並行して上述の図９に示す画像データ記録
処理を行うことにより、圧縮データ等の同時記録再生を
するものとする。

【００５８】遠隔管理装置１の処理制御部１６は、操作
部１９を介してユーザから入力された遠隔再生指示を取
得すると、図１１（ａ）に示す遠隔再生処理を開始す
る。一方、監視装置３の処理制御部２９は、上述した図
９に示す画像データ記録処理の実行中に、通信制御部３
２を介して遠隔管理装置１から送信された再生指示を取
得すると、図１１（ｂ）に示す圧縮データ送信処理を画
像データ記録処理と並行して開始する。

【００５９】まず、遠隔管理装置１の処理制御部１６
は、操作部１９を介してユーザから入力された指示情報
に従って、記録済みの圧縮データの索引情報を要求する
索引要求情報をいずれかの監視装置３に対して送信する
（ステップＳ１１）。すなわち、処理制御部１６は、通
信制御部１５を制御して、索引要求情報を通信装置１１
を介してユーザから指定された監視装置３に対して送信
する。

【００６０】監視装置３の処理制御部２９は、遠隔管理
装置１から送られた索引要求情報を受信する（ステップ
Ｓ２１）。すなわち、処理制御部２９は、通信制御部３
２を制御して、通信装置３１を介して遠隔管理装置１か
ら送られた索引要求情報を受信する。処理制御部２９
は、データ記録部２８に記憶された索引テーブルから図
１２に示すような索引画面を構成する索引画面情報を生
成する（ステップＳ２２）。処理制御部２９は、生成し
た索引画面情報を遠隔管理装置１に送信する（ステップ
Ｓ２３）。

【００６１】処理制御部１６は、監視装置３から送られ
た索引画面情報を受信し（ステップＳ１２）、図１２に
示すような索引画面を表示装置１８に表示する（ステッ
プＳ１３）。処理制御部１６は、操作部１９を介してユ
ーザから入力された再生対象となる選択番号を取得し、
取得した選択番号を再度、監視装置３に対して送信する
（ステップＳ１４）。

【００６２】処理制御部２９は、遠隔管理装置１から送
られた選択番号を受信し、受信した選択番号に対応する
索引テーブルをデータ記録部２８から読み出し、テーブ
ルに設定されている圧縮データのエントリアドレスを取
得する（ステップＳ２４）。処理制御部２９は、取得し
たエントリアドレスに記憶されている圧縮データを読み
出しバッファ３０を介して読み出す（ステップＳ２
５）。なお、その際、図１３に示すように、データ記録
部２８が圧縮データの記録中であっても、並行して対象
の圧縮データを読み出すことができる。図１１（ｂ）に
戻って、処理制御部２９は、通信制御部３２を制御し
て、読み出しバッファ３０に読み出した圧縮データを遠
隔管理装置１に送信する（ステップＳ２６）。

【００６３】処理制御部１６は、監視装置３から送られ
た圧縮データを受信し、通信バッファ１２に記憶する
（ステップＳ１５）。すなわち、処理制御部１６は、通
信制御部１５を制御して、通信装置１１を介して受信し
た圧縮データを通信バッファ１２に順次記憶する。処理
制御部１６は、データ伸張部１３を制御して、通信バッ
ファ１２に記憶した圧縮データを伸張し、伸張したフレ
ーム画像を表示用メモリ１４に供給する（ステップＳ１
６）。処理制御部１６は、表示用メモリ１４に記憶した
フレーム画像をＤ／Ａ変換部１７を介して表示装置１８
に供給し、監視画像を表示させる（ステップＳ１７）。

【００６４】処理制御部２９は、データ記録部２８に記
録されている再生対象である圧縮データが終了したか否
かを判別する（ステップＳ２７）。データが終了してい
ないと判別した場合、処理制御部２９は、ステップＳ２
５に処理を戻し、上述の処理を繰り返す。また、データ
が終了したと判別した場合、処理制御部２９は、圧縮デ
ータ送信処理を終了する。

【００６５】一方、処理制御部１６は、監視装置３から
送られる圧縮データが終了したか否かを判別する（ステ
ップＳ１８）。データが終了していないと判別した場
合、処理制御部１６は、ステップＳ１５に処理を戻し、
上述の処理を繰り返す。また、データが終了したと判別
した場合、処理制御部１６は、遠隔再生処理を終了す
る。

【００６６】以上説明したように、画像データ再生処理
では、遠隔管理装置１が監視装置３から取得した索引画
面情報に従って、対象となるフレーム画像等が圧縮され
た圧縮データを指定する。遠隔管理装置１は、監視装置
３から圧縮データを受信し、伸張しながら順次再生す
る。その際、監視装置３の撮像装置２１の撮像したフレ
ーム画像の表示及び記録も並行して行われる。この結
果、監視装置３の画像データ等の記録を停止することな
く、ネットワークを介して接続された監視装置から所望
の画像を取得することができる。

【００６７】上記の実施の形態では、遠隔管理装置１に
おいて監視装置３から送られた圧縮データを伸張して画
像の再生表示のみを行ったが、圧縮データを記録するデ
ータ記録部を更に備えて、監視装置３から送られた圧縮
データを、遠隔管理装置１において記録できるようにし
てもよい。また、その際、データ記録部にて同時再生記
録を行ってもよい。

【００６８】上記の実施の形態では、遠隔管理装置１に
おいて遠隔再生時に、監視装置３から索引画面情報を受
信し、その中から対象のデータを指定したが、遠隔管理
装置１が、監視装置３のデータ記録部２８において索引
テーブルが更新される度に、監視装置３から索引画面情
報を受信し、処理制御部１６の周辺装置であるＲＡＭに
記録してもよい。この場合、監視装置３における最新の
記録済みデータを把握することができ、監視装置３に記
憶された所望の画像を指定することができる。

【００６９】なお、この発明のシステムは、専用のシス
テムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実
現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれか
の処理を実行するためのプログラムを格納した媒体（フ
ロッピーディスク、ＣＤ−ＲＯＭ等）から該プログラム
をインストールすることにより、上述の処理を実行する
遠隔監視システムを構成することができる。

【００７０】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体（通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的かつ流動的にプログ
ラムを保持する媒体）でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板（ＢＢＳ）に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、ＯＳの制御下で、他のアプリケー
ションプログラムと同様に実行することにより、上述の
処理を実行することができる。

【００７１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークを介して接続された監視装置から所望の画
像を取得することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る遠隔監視システムの
構成を示す模式図である。

【図２】本発明の実施の形態に係る遠隔監視システムに
おける遠隔管理装置の構成の一例を示す模式図である。

【図３】本発明の実施の形態に係る遠隔監視システムに
おける監視装置の構成の一例を示す模式図である。

【図４】フレームメモリに記憶される複数の入力フレー
ム画像及び参照フレーム画像の模式図である。

【図５】（ａ）がデータ記録部に記録される索引テーブ
ルの模式図である。（ｂ）がデータ記録部に記録される
ヘッダが付加された圧縮データを示す模式図である。

【図６】処理制御部の周辺装置であるＲＡＭに記憶され
る管理テーブルを示す模式図である。

【図７】表示用メモリの表示領域に記憶されるフレーム
画像を示す模式図である。

【図８】表示装置に表示される４画面分割のフレーム画
像の一例を示す模式図である。

【図９】本発明の実施の形態に係る遠隔監視システムの
監視装置が行う画像データ記録処理を説明するフローチ
ャートである。

【図１０】処理制御部の周辺装置であるＲＡＭに記憶さ
れる管理テーブルの更新内容を示す模式図である。

【図１１】（ａ）が本発明の実施の形態に係る遠隔監視
システムにおける遠隔管理装置が行う遠隔再生処理を説
明するフローチャートであり、（ｂ）が本発明の実施の
形態に係る遠隔監視システムにおける監視装置が行う画
像データ送信処理を説明するフローチャートである。

【図１２】表示装置に表示される索引画面の一例を示す
模式図である。

【図１３】データ記録部の同時記録再生の際の書き込み
バッファ及び読み出しバッファ等のデータタイミングを
説明する模式図である。

【符号の説明】

１ 遠隔管理装置 ２ ネットワーク ３ 監視装置 １１ 通信装置 １２ 通信バッファ １３ データ伸張部 １４ 表示用メモリ １５ 通信制御部 １６ 処理制御部 １７ Ｄ／Ａ変換部 １８ 表示装置 １９ 操作部 ２１ 撮像装置 ２２ 集音装置 ２３ センサ ２４ Ａ／Ｄ変換部 ２５ フレームメモリ ２６ データ圧縮部 ２７ 書き込みバッファ ２８ データ記録部 ２９ 処理制御部 ３０ 読み出しバッファ ３１ 通信装置 ３２ 通信制御部 ３３ 表示用メモリ ３４ Ｄ／Ａ変換部 ３５ 表示装置

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｌ 12/28 Ｈ０４Ｌ 11/00 ３１０Ｚ Ｆターム(参考） 5C054 CH08 DA09 EA03 EG04 EG06 GB01 GD09 HA18 5C084 AA01 AA06 BB01 BB21 BB31 DD02 DD12 DD41 DD80 DD84 EE10 GG42 GG43 GG65 GG78 5C087 AA02 AA09 AA19 BB11 BB32 BB46 BB62 DD05 DD20 EE05 EE06 EE07 EE14 FF01 FF02 FF04 GG02 GG03 GG04 GG67 5K033 AA03 BA08 BA12 BA15 CC04 DA01 DB10 DB13 DB16 DB20 EA06 EA07

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】監視画像を取得する複数の監視装置と、該
   監視装置から監視画像を取得する遠隔管理装置とがネッ
   トワークを介して接続された遠隔監視システムであっ
   て、 監視装置において、所定の位置に設置された撮像装置に
   より撮像された監視画像を記録する記録手段と、 監視装置において、前記記録手段に記録された監視画像
   を順次読み出す読出手段と、 監視装置において、前記読出手段が順次読み出した監視
   画像をネットワークを介して遠隔管理装置に送信する画
   像情報送信手段と、 遠隔管理装置において、前記画像情報送信手段から送ら
   れた監視画像をネットワークを介して受信する画像情報
   受信手段と、 遠隔管理装置において、前記画像情報受信手段が受信し
   た監視画像を再生する再生手段と、 を備えることを特徴とする遠隔監視システム。
2. 【請求項２】監視画像を取得する複数の監視装置と、該
   監視装置から監視画像を取得する遠隔管理装置とがネッ
   トワークを介して接続された遠隔監視システムであっ
   て、 監視装置において、所定の位置に設置された撮像装置に
   より撮像された監視画像を記録する記録手段と、 遠隔管理装置において、前記記録手段に記録された監視
   画像の送信を依頼する依頼情報を監視装置に送信する依
   頼情報送信手段と、 監視装置において、前記依頼情報送信手段から送られた
   依頼情報を受信する依頼情報受信手段と、 監視装置において、前記依頼情報受信手段が受信した依
   頼情報に従って、前記記録手段に記録された監視画像を
   順次読み出す読出手段と、 監視装置において、前記読出手段が順次読み出した監視
   画像を遠隔管理装置に送信する画像情報送信手段と、 遠隔管理装置において、前記画像情報送信手段から送ら
   れた監視画像を受信する画像情報受信手段と、 遠隔管理装置において、前記画像情報受信手段が受信し
   た監視画像を再生する再生手段と、 を備えることを特徴とする遠隔監視システム。
3. 【請求項３】前記記録手段は、所定の位置に設置された
   撮像装置により撮像された監視画像を予め定められた圧
   縮方式にて圧縮した圧縮画像情報を記録し、 前記読出手段は、前記記録手段に記録された圧縮画像情
   報を順次読み出し、 前記画像情報送信手段は、前記読出手段が順次読み出し
   た圧縮画像情報を遠隔管理装置に送信し、 前記画像情報受信手段は、前記画像情報送信手段から送
   られた圧縮画像情報を受信し、 前記再生手段は、前記画像情報受信手段が受信した圧縮
   画像情報を予め定められた圧縮方式にて伸張し、伸張し
   た監視画像を再生する、 ことを特徴とする請求項１又は２に記載の遠隔監視シス
   テム。
4. 【請求項４】複数の監視装置が取得した監視画像をネッ
   トワークを介して接続された遠隔管理装置にて再生する
   遠隔画像再生方法であって、 監視装置において、所定の位置に設置された撮像装置に
   より撮像された監視画像を記録する記録ステップと、 監視装置において、前記記録ステップにより記録された
   監視画像を順次読み出す読出ステップと、 監視装置において、前記読出ステップにより順次読み出
   された監視画像をネットワークを介して遠隔管理装置に
   送信する画像情報送信ステップと、 遠隔管理装置において、前記画像情報送信ステップによ
   り送られた監視画像をネットワークを介して受信する画
   像情報受信ステップと、 遠隔管理装置において、前記画像情報受信ステップによ
   り受信した監視画像を再生する再生ステップと、 を備えることを特徴とする遠隔画像再生方法。
5. 【請求項５】複数の監視装置が取得した監視画像をネッ
   トワークを介して接続された遠隔管理装置にて再生する
   遠隔画像再生方法であって、 監視装置において、所定の位置に設置された撮像装置に
   より撮像された監視画像を記録する記録ステップと、 遠隔管理装置において、前記記録ステップにより記録さ
   れた監視画像の送信を依頼する依頼情報を監視装置に送
   信する依頼情報送信ステップと、 監視装置において、前記依頼情報送信ステップにより送
   られた監視画像を受信する依頼情報受信ステップと、 監視装置において、前記依頼情報受信ステップにより受
   信した依頼情報に従って、前記記録ステップにて記録さ
   れた監視画像を順次読み出す読出ステップと、 監視装置において、前記読出ステップにより順次読み出
   された監視画像を遠隔管理装置に送信する画像情報送信
   ステップと、 遠隔管理装置において、前記画像情報送信ステップによ
   り送られた監視画像を受信する画像情報受信ステップ
   と、 遠隔管理装置において、前記画像情報受信ステップによ
   り受信した監視画像を再生する再生ステップと、 を備えることを特徴とする遠隔画像再生方法。
6. 【請求項６】コンピュータを複数の監視装置が取得した
   監視画像をネットワークを介して接続された遠隔管理装
   置にて再生する遠隔監視システムとして機能させるプロ
   グラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体
   であって、 監視装置において、所定の位置に設置された撮像装置に
   より撮像された監視画像を記録する記録ステップと、監
   視装置において、前記記録ステップにより記録された監
   視画像を順次読み出す読出ステップと、監視装置におい
   て、前記読出ステップにより順次読み出された監視画像
   をネットワークを介して遠隔管理装置に送信する画像情
   報送信ステップと、遠隔管理装置において、前記画像情
   報送信ステップにより送られた監視画像をネットワーク
   を介して受信する画像情報受信ステップと、遠隔管理装
   置において、前記画像情報受信ステップにより受信した
   監視画像を再生する再生ステップとを実現するプログラ
   ムを記憶することを特徴とする記録媒体。