JPH11205781A - 画像撮像録画装置 - Google Patents

画像撮像録画装置

Info

Publication number
JPH11205781A
JPH11205781A JP10023747A JP2374798A JPH11205781A JP H11205781 A JPH11205781 A JP H11205781A JP 10023747 A JP10023747 A JP 10023747A JP 2374798 A JP2374798 A JP 2374798A JP H11205781 A JPH11205781 A JP H11205781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording
unit
centralized monitoring
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10023747A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3809629B2 (ja
Inventor
Satoru Bonshihara
哲 盆子原
Daisuke Chiyanohara
大輔 茶之原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumahira Safe Co Inc
Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumahira Safe Co Inc filed Critical Kumahira Safe Co Inc
Priority to JP02374798A priority Critical patent/JP3809629B2/ja
Publication of JPH11205781A publication Critical patent/JPH11205781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3809629B2 publication Critical patent/JP3809629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮影した画像を伝送劣化なく遠隔に置かれた集
中監視装置へ伝送し、送信先で実時間監視を可能にし、
また同時に撮影した画像を効率的に記録できる小型の画
像撮像録画装置を提供する。 【解決手段】CCD素子102で撮像した画像信号を画像
信号処理部104で補正し圧縮符号化してフレームメモリ1
05に記憶させ、システム制御部106がフレーム単位でこ
れを読み込み、撮像データを構成してメモリ106aに記憶
する。前記撮像データはHDD108が駆動するHDへ記
録するとともに、周期的に間引かれ、コンピュータネッ
トワーク1で遠隔に接続された集中監視装置10へフレー
ム単位で送信する。以上のように画像撮像録画装置100
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防犯、防災を目的
として撮影される動画像を効率的に記録するための画像
撮像録画装置に関し、詳しくは、内蔵のCCD固体撮像
素子により撮像される画像をデジタル符号化して効率的
に記録し、同時にコンピュータネットワーク(例えばL
AN)を介して接続された集中監視装置へリアルタイム
に中継し監視するための画像送信機能を有する画像撮像
録画装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の監視用撮影録画装置にあっ
ては、CCDカメラ等により撮影した画像をアナログ信
号(例えばNTSC動画像信号)で取り出し、専用のケ
ーブル線を介して伝送し、監視場所から離れた所定の位
置でモニタテレビ等に表示して監視できるようにしてい
る。さらに、これらアナログ画像信号にコマ落とし処理
を施し、間欠的にVTRへ長時間録画することにより、
離れた場所で発生する異常事態を監視しながら、かつ異
常発生時の様子が記録された映像信号を後に再生するこ
とで貴重な情報を得ることができるものである。
【0003】また、より実用的な監視システムの構成と
して、図4に示すような監視方法がとられている。すな
わち複数の監視用カメラ41,・・・を映像選択・多重
化手段42に接続し、この映像選択・多重化手段42に
より各カメラ41を所定の周期で切り替えながら一定時
間ずつの映像を逐次的に多重化した画像信号を取り出
し、1台の間欠録画装置43(いわゆるタイムラップス
ビデオ装置)でこの多重化画像信号を録画しながら、同
時に映像再生表示手段44で前記多重化画像信号を元の
各カメラ41,・・・ごとの映像に分解して再構成し、
分割画面表示可能なモニタ装置45へ表示させて各監視
対象の実時間監視を行う。また後に前記間欠録画装置4
3で録画した映像を再生する際も、前記映像再生表示手
段44を介して各カメラ41,・・・ごとの映像に分解
・再構成し前記モニタ装置45へ表示させるものであ
る。尚、所定の1台のカメラ41のみに注目して監視し
たいときには、前記映像選択・多重化手段42でこのカ
メラ41のみを固定的に選択して単一カメラからの映像
信号を取り出し、映像再生表示手段44を介して該単一
カメラ映像のみをモニタ装置45へ表示させて実時間監
視を行うこともできるよう構成されている。
【0004】一方近年においては、撮影したアナログ画
像信号をデジタル形式に変換した後、種々の圧縮手法を
駆使して、ビデオテープに記録する際の情報量を削減す
る方法や、録画媒体としてビデオテープに替わってコン
ピュータを介し、HDD(固定磁気ディスク装置)や書
き込み可能なコンパクトディスク等の不揮発性メモリに
記録する撮影・記録方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、監視カメラ装置によって目的とする場所を終日撮影
し、その画像をビデオテープに連続記録するのが通例で
あったが、それに要するビデオテープの本数は膨大な量
にのぼり、管理方法に手間かかる上、監視対象によって
は変化のない単調な映像が延々と録画され続けるケース
も少なくない。
【0006】またこれら前記従来技術においては、CC
Dカメラ等の撮像手段から撮像信号をNTSC動画像信
号、すなわちアナログ形式の信号として一旦取り出して
いる。そしてこれをアナログ形式のまま専用のケーブル
線で各種処理装置やモニタ監視装置まで伝送しているた
め、伝送路中でノイズの混入や信号の劣化が生じ、記録
される画像品質が低下する原因となっていた。これを防
ぐためには、ケーブル補償器や各種ビデオ信号補正装置
等が必要となるが、装置の価格が高価であるため、監視
システムを構築する際にはコストが高くつくという問題
があった。
【0007】また図4に示すような、より実用的な監視
システムの従来例においては、映像選択・多重化手段4
2から出力される段階で既に各1台ずつのカメラ映像に
ついてコマ落ちが発生しており、また間欠録画装置43
で間欠録画を行った場合には、この間欠録画装置43の
原理的要因によりさらにコマ落ちが発生することとな
り、モニター装置45に実時間表示される映像のみなら
ず、後に再生する録画映像においては一層連続度の低い
動画像しか得られないという欠点があった。
【0008】また、特開平8−317376号公報に開
示されているように、記録媒体としてビデオテープに替
わり、撮影した画像信号をコンピュータを介し圧縮した
デジタル画像信号に変換してCD−ROMに記録する方
法においては、記録容量が十分でない上、記録手段と撮
像手段を一体化した装置を構成しようとする場合、装置
全体が大型化してしまうという不都合がある。
【0009】さらにまた、監視カメラとともに、監視対
象の異常事態を察知するための各種センサーを併設する
場合においては、センサーから出力される監視信号を伝
送するための伝送ケーブルを、映像信号用のものとは別
に監視装置まで配線する必要があり、施工上手間を要し
ていた。
【0010】従来技術における上記のような問題点を解
決するために、本発明では複数の撮像装置を接続し、そ
れらから伝送される各映像を同時に監視する監視システ
ムで利用することを前提とした撮像装置であって、撮影
した画像を伝送劣化なく遠隔に置かれた集中監視装置へ
伝送可能にし、この集中監視装置に接続されたモニタ装
置で各撮像装置から送信された画像を準動画として同時
に監視でき、また同時に撮影した画像を実時間で効率的
に記録できる小型の画像撮像録画装置を提供することを
目的としている。
【0011】また第2の目的は、センサー検出信号の入
力手段をもたせることにより、画像信号と同一の伝送路
でセンサー検出信号を集中監視装置へ伝送でき、併せて
設置工事や保守点検が容易となり経済的に監視システム
が構築可能となるような画像撮像録画装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明に係る画像撮像録画装置は、所定の時
間周期で継続的に監視対象を撮像する撮像手段から出力
されたアナログ画像信号を画像データ処理手段によりデ
ジタル形式に圧縮符号化して記録媒体へ記録する画像撮
像録画装置であって、前記画像データ処理手段で圧縮符
号化した前記画像信号を少なくとも1フレーム分記憶す
る第1の一時記憶手段と、この第1の一時記憶手段から
1フレーム分の前記画像信号を読み出し、ヘッダ情報を
付加して撮像データを構成し第2の一時記憶手段へ記憶
させる撮像データ構成手段と、前記第2の一時記憶手段
に記憶された前記撮像データを読み込み、前記記録媒体
へ順次記録する画像蓄積手段と、前記第2の一時記憶手
段に記憶された前記撮像データを前記撮像の時間周期よ
りも長い周期で読み込むサンプリング手段と、コンピュ
ータネットワークへ接続するための通信接続手段と、前
記サンプリング手段が取得した前記撮像データを、前記
コンピュータネットワーク上に接続される所定の集中監
視装置へ前記通信接続手段を介して1フレーム単位で間
欠的に送信可能な制御手段とを備えた構成とした。また
前記制御手段はシステム時刻を管理する時刻管理手段を
有し、前記撮像データ構成手段はこの時刻管理手段から
システム時刻を受け取り、前記ヘッダ情報へ印加するよ
うにしてもよい。さらに前記制御手段は、前記集中監視
装置が発信した撮像データ読み出し指令を前記通信接続
手段を介して受信した場合、前記記録媒体に記録された
撮像データを読み出すように前記画像蓄積手段を制御
し、前記画像蓄積手段が読み出した前記撮像データを前
記通信接続手段を介して前記集中監視装置へ送信する構
成としてもよい。
【0013】また、前記第2の目的を達成するために、
本発明は所定の時間周期で継続的に監視対象を撮像する
撮像手段から出力されたアナログ画像信号を画像データ
処理手段によりデジタル形式に圧縮符号化して記録媒体
へ記録する画像撮像録画装置において、圧縮符号化され
た前記画像信号を前記記録媒体へ記録する画像蓄積手段
と、コンピュータネットワークへ接続するための通信接
続手段と、外部から入力されるセンサー信号を受信する
センサー信号受信部と、圧縮符号化された前記画像信号
を前記コンピュータネットワーク上に接続される所定の
集中監視装置へ前記通信接続手段を介して間欠的に送信
するとともに、前記センサー信号の異常を検出したと
き、前記集中監視装置へ前記通信接続手段を介してセン
サー異常情報を送信する制御手段とを備えた構成とし
た。ここで、前記制御手段は、システム時刻を管理する
時刻管理手段を有し、前記センサー異常情報送信前に、
該センサー異常情報にシステム時刻を印加する構成とす
ることもできる。さらに前記センサー信号を本動画像撮
像装置の動作に直接反映させ、前記画像蓄積手段は前記
センサー信号による異常通知に応じて圧縮符号化された
前記画像信号の前記記録媒体への記録を開始するように
してもよいし、あるいは記録を停止するようにしてもよ
い。
【0014】また前記の両目的を達成するための各手段
において、前記時刻管理手段は、前記コンピュータネッ
トワーク上に接続される集中監視装置から前記通信接続
手段を介して送信されるシステム時刻更新指令を受信し
たときに限り、前記システム時刻を指定された新規時刻
に更新するようにする。また、前記記録媒体は、固定磁
気ディスク装置を用いることもできる。さらに前記通信
接続手段は、通信規約としてTCP/IPに従い、前記
集中監視装置との通信を行う構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を実施の形態に基づいて図
面を参照しながら説明する。図1は、実施の形態として
の画像撮像録画装置の構成を示すブロック図である。こ
の図において、CCD(charge coupled device)固体
撮像素子(以下、CCD素子と言う)102は光学レン
ズ101を通して入射された光を被写体に係る画像とし
て撮像面上に結像し、CCDドライバ103に駆動され
てアナログ撮像信号を出力する。CCDドライバ103
は、CCD素子102における撮像面上の電荷分布を周
期的に走査し、所定の周期毎にCCD素子102が撮像
信号を出力するよう、これを駆動する。通常、前記撮像
信号出力の周期は1/30秒、すなわち1秒あたり30
フレームの撮像信号が得られるように設定される。
【0016】画像信号処理部104は撮像信号補正部
(図示せず)を有し、CCD素子102が周期的に出力
するアナログ撮像信号に対して、増幅処理、ホワイトバ
ランス調整等の補正処理をあらかじめ設定された設定値
に基づき行う。ここで、これらの補正処理を行うための
各種項目に関する設定値は、本画像撮像録画装置100
の本体に内蔵され前記撮像信号補正部から参照可能な回
路基板上に設けられる設定スイッチ(図示せず)等によ
り設定を行うように構成してもよいし、また後述のシス
テム制御部106に小容量の記憶素子を内蔵させ、コン
ピュータネットワーク上で遠隔に接続される後述の集中
監視装置10からネットワーク通信によってこの記憶素
子上に設定データを書き込むことで与えるよう構成する
こともできる。
【0017】また、画像信号処理部104はA/D変換
部(図示せず)を有し、前記撮像信号補正部により補正
処理されたアナログ撮像信号を逐次量子化しデジタル信
号に変換する。また、画像信号処理部104は圧縮処理
部(図示せず)を有し、前記A/D変換部によりデジタ
ル信号に変換された撮像信号に対して、圧縮アルゴリズ
ムによる圧縮処理を施す。上記の各処理を経て、画像信
号処理部104は圧縮符号化されたデジタル撮像信号を
出力し、第1の一時記憶手段としてのフレームメモリ1
05へ記憶させる。尚、画像信号処理部104における
処理動作はシステム制御部106によって制御されるよ
うに構成されている。
【0018】システム制御部106はマイクロコンピュ
ータを有し、画像信号処理部104、HD制御部10
7、通信制御部109の動作を統括的に制御する。ま
た、このマイクロコンピュータ上で動作するシステムプ
ログラムではシステム時刻を管理するシステム時計、お
よびタイミング発生機能を有し、システム制御部106
は所定の時間周期により前記フレームメモリ105に記
憶された前記デジタル撮像信号を読み込み、第2の一時
記憶手段としてのメモリ106aに記憶させる。さら
に、システム制御部106は撮像データ構成手段として
の機能を有し、所定長さのヘッダ情報を生成し、前記メ
モリ106aに記憶されている前記1フレーム分のデジ
タル撮像信号の先頭へ付加するように記憶させる。この
ヘッダ情報は、撮像された時刻情報や、その他前記各種
撮像条件に関する設定値などにより構成され、撮像時刻
についてはこのヘッダ情報が生成された時点でシステム
時計が与えるシステム時刻を印加するよう構成されてい
る。このようにしてこのメモリ106aに記憶された1
フレーム分のデジタル撮像信号及びそれに付随するヘッ
ダ情報を、以下では、合わせて1フレーム分の「撮像デ
ータ」と呼ぶ。
【0019】またシステム制御部106は、前記メモリ
106a上に1フレーム分の前記撮像データが完備され
た段階で、ハードディスクドライブ(HDD)108に
より駆動される記録媒体としての固定磁気ディスク(ハ
ードディスク;以下、「HD」という)へ記録するため
に、この撮像データをHD制御部107へ送る。
【0020】またシステム制御部106はサンプリング
手段としての機能を有し、前記フレームメモリ105か
らの読み込み周期よりも長い時間周期で、前記メモリ1
06a上に記憶された前記撮像データを読み出し通信制
御部109へ送る。
【0021】またシステム制御部106は、外部に接続
される外部センサー130から入出力インターフェイス
であるI/Oユニット111を介して入力されるセンサ
ー信号を監視し、このセンサー信号で異常を検出した場
合にはセンサー異常情報を生成し、前記システム時計が
与える現在のシステム時刻をこのセンサー異常情報へ印
加し、通信制御部109へ出力する機能を有する。
【0022】またシステム制御部106は、後述する集
中監視装置10が発信する「撮像データダウンロード要
求」(撮像データ読み出し指令)を受理し、HDに記録
されている撮像データを読み出すようHD制御部107
へ命令を出力する。その後、HDから読み出された撮像
データを集中監視装置10へ送信するために通信制御部
109へ送る。
【0023】またシステム制御部106は、後述する集
中監視装置10が発信するシステム時刻更新指令を受理
し、前記システム時計が管理する現在のシステム時刻
を、前記システム時刻更新指令において指定される新規
時刻に更新設定する機能を有する。
【0024】HD制御部107は、記録媒体としてのH
D(図示せず)が装着されるHDD108を制御し、撮
像データ記録時には前記システム制御部106の有する
前記メモリ106aに一時的に記憶されている1フレー
ム分の撮像データをHDに書き込み、また読み出し時に
は前記システム制御部106の要求に従ってHDに記録
されている所望の内容の撮像データを読み出すようにH
DD108を制御する。HDから読み出した撮像データ
はシステム制御部106へ供給される。また、HD制御
部107の制御動作はシステム制御部106により制御
されるよう構成されている。
【0025】通信制御部109は、システム制御部10
6から供給される撮像データ、およびセンサー異常情報
からなる送信データに対して、各画像撮像録画装置10
0に固有のコンピュータネットワーク1上での識別情報
や送信先アドレス等を付加して通信電文に加工し、内蔵
の送信バッファ109aに記憶し、所定の通信規約(通
信プロトコル)に従い通信インターフェイス部110を
通じて前記通信電文を送出する。また通信制御部109
は、通信インターフェイス部110を通じて受信する通
信電文を内蔵の受信バッファ109bに受け取り、前記
通信電文から必要な情報を抽出し、システム制御部10
6へ供給する。この通信制御部109の制御動作はシス
テム制御部106により制御されるよう構成されてい
る。
【0026】通信インターフェイス部110は、NIC
(network interface card)に代表されるコンピュータ
ネットワーク1へ接続するためのインターフェイスであ
り、回線接続装置120を介して本画像撮像録画装置1
00はコンピュータネットワーク1に接続される。回線
接続装置120は、例えばコンピュータネットワーク1
の伝送路仕様が10BASE5の場合はトランシーバに
相当し、また10BASE―Tの場合にはHUBに相当
する装置である。
【0027】集中監視装置10は通信機能を有し、回線
接続装置20を介してコンピュータネットワーク1に接
続され、またこのコンピュータネットワーク1を通じて
前記画像撮像録画装置100と結ばれている。この集中
監視装置10は画像撮像録画装置100から送信されて
きた撮像データに対して伸張処理等を施し動画像に再生
して図示せぬモニター装置に表示させる機能を有する。
また、画像撮像録画装置100からセンサー異常情報を
受信したときは、モニター画面への表示や警報音を発す
る等の手段により監視者にこれを知らせる機能を有す
る。また集中監視装置10は、画像撮像録画装置100
へ各種の命令を送信し、コンピュータネットワーク1を
介して遠隔でこれを制御する機能を有する。集中監視装
置10は主としてネットワーク通信機能を有するパーソ
ナルコンピュータやワークステーションにより実現され
る。
【0028】次に、HDD108により駆動されるHD
への撮像データの記録形式について説明する。図2に示
すように、HDには撮像データ保存用のランダムアクセ
スファイルが1つ設けられ、このファイルの先頭アドレ
スから順に1フレーム単位で前記撮像データ30,3
1,・・・が追記的に記録される。この撮像データは、
前述の通りヘッダ情報とデジタル撮像信号とからなり、
それぞれ一定長さの情報量で構成され、ヘッダ情報領域
30a,31a,・・・には撮像時刻、前記画像信号処
理部104で補正処理を行った際の補正項目設定値、本
画像撮像録画装置100のコンピュータネットワーク1
上における固有の識別情報等が記録され、またデジタル
撮像信号領域30b,31b,・・・には所定の圧縮ア
ルゴリズムにより圧縮符号化された1フレーム分のデジ
タル撮像信号が記録される。これにより1フレームずつ
の撮像データそれぞれが、いつの時刻に、どの画像撮像
録画装置100により、どういう撮像条件で撮像された
等の情報を持つことになり、録画再生時に有益な作用を
もたらすことになる。HD制御部107における撮像デ
ータの記録手順は、この撮像データ保存用ファイルにお
いて最後に記録されたフレームに関する撮像データの末
尾アドレスから1フレーム分の記録領域を追加的に確保
し、次の新しい1フレーム分の撮像データが記録され
る。次の新しい記録領域を確保する際に、このファイル
の決められた最大容量を超過するか、もしくはHDに空
き容量が確保できない状態に達した場合には、このファ
イルの先頭アドレスに遡り、既に記録されている撮像デ
ータに上書きするように新しい撮像データを記録するし
くみになっている。
【0029】このほか前記HD上には、システム制御部
106における動作条件を規定する各種設定値を登録し
ておくための環境設定ファイルが保存されている。ま
た、本画像撮像録画装置100の動作履歴、例えば録画
または撮像を開始/停止したという事象や、外部センサ
ー130から異常信号を受信したという事象、集中監視
装置10による各種要求命令を受理し、あるいは実行し
たという事象に関する情報等を逐次記録するためのイベ
ント履歴ファイルを持たせておくこともできる。
【0030】次に、図1に示す画像撮像録画装置100
の動作について説明する。
【0031】光学レンズ101を通して入射した監視対
象からの光はCCD素子102の撮像面上で結像され
る。ここで撮像された光はCCD素子102から周期的
にアナログ撮像信号として取り出され、画像信号処理部
104へ導かれる。画像信号処理部104では、前記ア
ナログ撮像信号に対して、まず撮像信号補正部(図示せ
ず)で所定の設定値に基づき増幅処理、ホワイトバラン
ス調整処理等が施される。次にこの補正された撮像信号
はA/D変換部で量子化されデジタル信号に変換後、圧
縮処理部(図示せず)で所定の圧縮アルゴリズムによる
圧縮処理が施されてフレームメモリ105へ書き込まれ
る。ここで圧縮処理に用いる圧縮アルゴリズムは、JP
EG、MPEG等の標準化された手法を用いてもよい
し、また画像再生手段における伸張手法との整合さえ取
ることができれば、独自の圧縮化手法を用いることもで
きる。
【0032】こうして撮像の周期毎に繰り返し更新しな
がらフレームメモリ105へは常に1フレーム分の撮像
信号が記憶されており、記憶された前記撮像信号はシス
テム制御部106によって一定の周期でメモリ106a
に取り込まれる。このメモリ106aに取り込む際の周
期は、前記撮像周期と同一であってもよいし、またこれ
よりも長い周期であってもよい。続いてシステム制御部
106では、前記システム時計によるその時点でのシス
テム時刻と、前記各種撮像条件に関する設定値とを含む
所定長さのヘッダ情報が生成されてメモリ106aに取
り込まれた1フレーム分の撮像信号に付加され、メモリ
106a上で1フレーム分の撮像データが構成される。
【0033】前記撮像データがメモリ106a上に構成
されると、システム制御部106によりHD制御部10
7が制御されてHDD108に前記撮像データが供給さ
れ、このHDD108によって駆動されるHD上の撮像
データ保存用ファイルに追加的に順次書き込まれる。こ
の1フレーム分の撮像データの記録が完了すると、メモ
リ106aに記憶された撮像データは消去されて次の1
フレーム分の撮像信号がフレームメモリ105から取り
込まれ、撮像データのHDへの記録が繰り返し実行され
る。
【0034】また、前記メモリ106aにおける撮像デ
ータの更新の周期とは別に、これよりも長い時間周期間
隔で、コンピュータネットワーク1を介して遠隔に接続
される集中監視装置10への撮像データ送信が行われ
る。この時間周期を、前記メモリ106a上に構成され
る撮像データがHDへ記録される周期の、例えば10倍
の周期とした場合、撮像データがHDへ10フレーム記
録される間に1フレームだけ集中監視装置10へ送信さ
れることとなる。これは、もしHDへの記録の周期が3
0分の1秒(=30フレーム/秒)である場合、1秒間
に3フレームの割合で集中監視装置10へ送信されるこ
ととなるが、集中監視装置10で受信した後に同一のス
ピードで再生した場合に準動画像として監視可能な範囲
であれば、この周期の値はいくらでもよい。尚、この集
中監視装置10へ送信するための周期の値は、集中監視
装置10自身によりコンピュータネットワーク1を介し
てあらかじめ与えられ、HD上に保存されている所定の
前記環境設定ファイルに記録されている。
【0035】さて、前述のように設定されている送信周
期に基づき、前記メモリ106aに記憶された前記撮像
データが消去される前の段階で、システム制御部106
はこの撮像データを通信制御部109へ供給する。通信
制御部109へ渡された前記撮像データは、送信先(=
集中監視装置10)のアドレス情報や送信元である画像
撮像録画装置100自身のネットワーク上での識別値等
が付加されて通信電文に加工され、送信バッファ109
aに記憶される。送信バッファに記憶された送信電文
は、通信制御部109の制御により、この電文中に記載
されている送信先へコンピュータネットワーク1を介し
て送信されることとなる。尚、この実施例において前記
コンピュータネットワーク1上での電文の送受信は、イ
ンターネットやLAN等で広く用いられている通信規約
のTCP/IPで提供されるソケット(socket)を利用
して実現されている。
【0036】また、本画像撮像録画装置100は集中監
視装置10により指定される録画スケジュールにより録
画開始/停止のタイミングが決定される。この録画スケ
ジュールの設定は、集中監視装置10上での設定操作で
コンピュータネットワーク1を介して実行され、録画開
始/停止のタイミング設定情報が画像撮像録画装置10
0のHD上に保存されている前記環境設定ファイルに記
録される。本画像撮像録画装置100の電源投入後にシ
ステム制御部106はこの録画スケジュール、すなわち
前記環境設定ファイルに記録されている録画開始/停止
のタイミング設定情報を参照し、これに従って録画を開
始/停止させる。また、前記録画スケジュールは本画像
撮像録画装置100の稼働中に集中監視装置10により
設定変更を行うことが可能であり、設定変更が行われた
際には、前記環境設定ファイルに記録されるとともに、
システム制御部106による録画開始/停止の動作へ即
時反映されるように構成される。
【0037】また、本画像撮像録画装置100は外部セ
ンサー130を接続し、この外部センサー130からの
監視信号を受信する機能を有している。外部センサー1
30としては、例えば出入口扉こじ開け検出センサー
や、機械異常検出センサー、人体検知センサーなど、監
視対象に適した様々なセンサーを接続可能であり、必要
がなければ接続しなくてもよい。このようにI/Oユニ
ット111を介して接続された外部センサー130から
異常信号が発せられると、システム制御部106ではセ
ンサー異常情報が生成され、前記システム時計が与える
現在のシステム時刻がこのセンサー異常情報へ印加さ
れ、通信制御部109へ供給される。通信制御部109
へ渡された前記センサー異常情報は、前記撮像データと
同様に送信先(=集中監視装置10)のアドレス情報や
送信元である画像撮像録画装置100自身のネットワー
ク上での識別値等が付加されて通信電文に加工され、送
信バッファ109aに記憶される。送信バッファ109
aに記憶された送信電文は、通信制御部109の制御に
より、この電文中に記載されている送信先へコンピュー
タネットワーク1を介して送信されることとなる。
【0038】集中監視装置10でこのセンサー異常情報
が受信されると、受信電文の内容から発信元が分かるた
め、集中監視装置10は例えば監視中の撮像を表示して
いるモニター画面に警告メッセージを表示させたり、警
告音を発したりして、どこの監視対象において異常が検
出されたのかを監視者に知らせることが可能となる。ま
た、集中監視装置10内の所定の記録媒体に異常情報受
信履歴ファイルをもたせ、画像撮像録画装置100から
前記センサー異常情報を受信した時点で、発信元、異常
発生時刻等をこの異常情報受信履歴ファイルに記録する
ようにすれば、いつの時点でどこの監視対象のセンサー
が異常を検出したとの履歴情報が蓄積され、多数の監視
対象におけるセンサー異常履歴を集中的かつ容易に管理
することが可能となる。監視者は、異常事態の詳細映像
を見る必要があれば、異常が検出された監視対象を撮影
している画像撮像録画装置100を指定し、例えば現在
から過去数十分前まで遡り、前記画像撮像録画装置10
0のHDに記録されている撮像データをコンピュータネ
ットワーク1を介して読み出して、集中監視装置10に
接続されるモニター装置(図示せず)に動画像として再
生表示させて確認することができる。これは集中監視装
置10を操作し、集中監視装置10から所定の画像撮像
録画装置100に対して「撮像データダウンロード要
求」の電文を送信することで実現される。撮像データの
要求方法は、前記画像撮像録画装置100のHDに記録
されているデータのうち、時間範囲を指定することもで
きるし、また前記HDに記録されているデータすべてを
指定することも可能である。
【0039】集中監視装置10から送信された「撮像デ
ータダウンロード要求」電文は、画像撮像録画装置10
0の通信制御部109の受信バッファ109bに一時的
に記憶され、前記通信制御部109によって前記電文が
解析され、いつの時点からの記録画像データが必要なの
か等の要求内容がシステム制御部106へ通知される。
これを受けてシステム制御部106では、前記フレーム
メモリ105からの撮像信号取得が一時的に中断され、
要求された撮像データの検索が開始される。HD制御部
107によりHDD108が駆動され、HDに記録され
ている撮像データ保存用ファイル上で、各フレームごと
のヘッダ情報領域に記録された各種データ、例えば撮像
時刻をキーとして要求対象の撮像データが検索され、要
求された時間範囲に属する撮像データが発見されれば、
撮像時刻の古い順にフレーム単位でシステム制御部10
6上のメモリ106aへ(メモリ106aの記憶容量の
許す限り)順次読み出される。そして、メモリ106a
上に一時的に記憶された撮像データは、通常の撮像デー
タの送信と同じ手順で、適当なフレーム数単位でまとめ
て通信制御部109へ渡され、通信電文に加工されて要
求元である集中監視装置10へ送信されるしくみになっ
ている。
【0040】また、前記外部センサー130からの異常
信号をシステム制御部106で受信した場合には、前記
HD上に保存されるイベント履歴ファイルに、前記異常
信号を受信した旨の情報を、前記システム時計が与える
その時点でのシステム時刻とともに記録するように構成
されている。このイベント履歴ファイルにはこのほか、
本画像撮像録画装置100による録画または撮像を開始
/停止したという事象や、集中監視装置10による各種
要求命令を受理し、あるいは実行したという事象に関す
る情報(その事象が発生したシステム時刻、撮像条件、
環境設定ファイル内の設定条件変更内容等)も記録する
ように構成してもよい。このイベント履歴ファイルは前
記集中監視装置10からコンピュータネットワーク1を
介して参照可能に構成され、いつの時刻に前記外部セン
サー130から前記異常信号を受信したのかを遠隔に置
かれた監視室から把握できるようになっている。
【0041】また、前記外部センサー130による異常
信号は、本画像撮像録画装置100における録画開始/
停止等の制御動作に反映させることもできる。前記環境
設定ファイルに記録される録画開始/停止のタイミング
に関する前記録画スケジュールで、例えば録画開始の条
件として外部センサー130からの異常信号を受信した
場合に録画を開始するよう設定しておけば、この外部セ
ンサー130から異常信号を受信した時点から録画が開
始され、異常事態が発生している監視対象の状況が本画
像撮像録画装置100によって記録されることとなる。
また逆に、連続して録画している際に外部センサー13
0による異常信号を受信したタイミングで録画を停止す
るように設定することも可能であり、この場合には外部
センサー130が異常信号を発するに至るまでの監視対
象の状況が記録されることとなる。
【0042】次に、図3は本発明のより実用的な実施の
形態を示している。10BASE5の伝送路仕様で構成
されるコンピュータネットワーク1上に、HUB121
とトランシーバ122とからなる回線接続装置120を
介して5台の画像撮像録画装置100,200,・・
・,500が、また回線接続装置(トランシーバ)20
を介して集中監視装置10がそれぞれ接続されている。
また、前記画像撮像録画装置100,200,500の
3台については、それぞれ外部センサー130,23
0,530が接続されている。
【0043】各画像撮像録画装置100,200,・・
・,500はそれぞれの監視対象を撮影し、フレーム単
位で得られた撮像データをそれぞれが内蔵するHDへ記
録する。また同時に、所定の周期毎に前記撮像データを
コンピュータネットワーク1を介して1フレーム単位で
前記集中監視装置10へ送信する。前記各画像撮像録画
装置100,200,・・・,500から送信される撮
像データは、コンピュータネットワーク1上での障害が
発生しない限りは全て前記集中監視装置10へ送達され
る。このため該集中監視装置10は、図4に示す従来例
にあるように、複数のカメラ41,・・・からの撮像を
得る為に、映像を取得するカメラ41,・・・を順次積
極的に切り替えるように構成した映像選択・多重化手段
42を特には必要とせず、撮像データを受信した順に送
信元別に分類し、この集中監視装置10に接続されたモ
ニター装置(図示せず)に順次表示させ、準動画像とし
て再生すればよい。したがって、本発明による画像撮像
録画装置100,・・・を図3に示すような形態で実施
した場合、特定の撮像手段からの撮像データ取得中に、
他の撮像手段による撮像データを受け取ることができな
いような不都合は生じることがなく、初期の目的を良好
に達成することができる。
【0044】また、前記画像撮像録画装置100,20
0,500の3台にそれぞれ接続された外部センサー1
30,230,530において、例えば外部センサー1
30が異常事態を検出した際には、これを接続した前記
画像撮像録画装置100はその時点での時刻情報を印加
したセンサー異常情報を集中監視装置10に対して送信
することとなる。これを受けて前記集中監視装置10で
は、送信元である画像撮像録画装置100を特定し、セ
ンサー異常信号検出時刻を読み取り、前記異常情報受信
履歴ファイルに何時の時点でのセンサー異常情報を画像
撮像録画装置100から受信したとの旨の履歴情報を書
き込むとともに、この画像撮像録画装置100による撮
像データを再生表示しているモニター装置(図示せず)
に、何時における前記センサー異常情報を受信したとの
旨の情報を表示させる等の手段により監視者にこれを伝
える。また監視者はこれを視認し、例えばセンサー異常
発生の過去数十分前からの撮像データを取得して再生表
示させて異常事態の確認を行うような必要があれば、監
視者は集中監視装置10を操作し、前記センサー異常情
報の送信元である画像撮像録画装置100に対して撮像
データダウンロード要求の電文を送信することが可能で
ある。これを受けて前記画像撮像録画装置100は内蔵
するHDに記録された所望の時刻範囲に該当する撮像デ
ータを集中監視装置10に対して送信し、該集中監視装
置10では前記モニター装置にこれを再生表示させるこ
とによって過去数十分前からの監視対象の状況を鮮明且
つ連続度のより高い動画像で確認することができる。
【0045】また、前記各画像撮像録画装置100,2
00,・・・,500では、それぞれが有するシステム
時計において、相互にシステム時刻の誤差が生じる恐れ
がある。このとき、個々に撮像を行って得られた撮像デ
ータを比較検証する必要が生じた場合に、実際には複数
の各画像撮像録画装置100,・・・によって同一時刻
に撮影されていたはずの撮像データの間に時刻情報の誤
差が存在し、正確な比較検証が行えない不都合が生じ
る。この問題を解消するために前記集中監視装置10は
システム時刻更新指令の電文を送信する機能を有する。
監視者により更新設定すべき時刻が集中監視装置10へ
入力されると、集中監視装置10は前記時刻を指定した
該システム時刻更新指令電文を全画像撮像録画装置10
0,200,・・・,500に対して一斉に送信する。
すると各画像撮像録画装置100,200,・・・,5
00はほぼ同時にこの電文を受信し、内蔵のシステム時
計の時刻を該電文で指定された時刻に自動更新する。こ
れにより、すべての画像撮像録画装置100,200,
・・・,500においてシステム時刻の誤差がほぼなく
なり、複数の画像撮像録画装置100,・・・で同時に
記録される撮像データにはほぼ同一のシステム時刻の情
報が付加されることとなる。
【0046】尚、本実施例では集中監視装置10が1台
の場合に限って説明したが、実際にはこの限りではな
く、コンピュータネットワーク1上に複数台接続されて
いてもよい。例えば画像撮像録画装置100,200,
・・・による監視画像をそれぞれ複数台の集中監視装置
で分担して監視したい場合などには、前記画像撮像録画
装置100,200,・・・で撮像した監視画像をそれ
ぞれどの集中監視装置で監視するかの対応づけを行って
おくことで実現できる。より具体的には、前記各画像撮
像録画装置100,200,・・・毎にそれらが内蔵し
ているHD上に保存されている前記環境設定ファイルに
撮像データの送信先に関する情報を記録しておき、撮像
データ送信時において通信制御部109で通信電文に加
工する際にこの電文の送信先として前記環境設定ファイ
ルに記録されている送信先情報を参照して前記通信電文
を作成するようにすればよい。また撮像データだけでな
く、前記センサー異常情報の送信に関しても送信先を同
様に指定可能に構成できることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像した画像をデジタル形式に圧縮符号化して撮像デー
タを構成するので、記録媒体へ効率的かつ高品位に記録
することができる。また、集中監視装置10への画像伝
送においても、NTSC動画像信号等によるアナログ信
号への変換過程を介さず、撮像データをデジタル信号形
式のままで伝送するので、CCD素子で高解像度に撮像
した撮像データも解像度を維持したまま伝送が可能であ
る上、伝送路上でのノイズの混入等による画像の劣化が
生じることがなく、経済的に動画像監視システムを構築
できるという効果を奏する。
【0048】また、本発明における画像撮像録画装置1
00は通信機能を有し、LAN等で用いられるコンピュ
ータネットワーク技術を利用して、複数の該画像撮像録
画装置100,200,・・・と集中監視装置10を接
続し、監視システムを構築可能な構成であるため、該集
中監視装置10は画像データの取得先を積極的に切り替
える手段を必要とせず、これら複数の画像撮像録画装置
100,200,・・・で同時に撮像された監視画像を
もれなく受信可能であり、複数監視対象の同時リアルタ
イム監視を実現できる。また、コンピュータネットワー
クを経由し、集中監視装置10からの手続き的な命令を
実行することによって、前記集中監視装置10から前記
画像撮像録画装置100の動作を遠隔的に制御すること
が可能である。
【0049】また、本発明における画像撮像録画装置1
00はセンサー信号の入力手段を有し、異常発生時には
センサー異常情報を生成して前記コンピュータネットワ
ーク経由で集中監視装置10へ送信可能であるため、セ
ンサー信号を集中監視装置10へ伝送するための特別な
ケーブル配線を必要とせず、設置工事やメンテナンスの
手間が不要である。また、集中監視装置10で全てのセ
ンサー信号を常時監視しておく必要がなく、この負荷が
各画像撮像録画装置100,200,・・・へ分散され
るため、該集中監視装置10における処理の実行負荷が
軽減される効果を奏する。
【0050】また、本発明における画像撮像録画装置1
00は前記外部センサー130から異常信号を受信した
際に、これを録画開始/停止等の制御動作に反映させる
ことができるため、異常事態の把握に有効な撮像データ
のみを記録して、記録媒体の記録容量を節約し、また再
生時における特定シーンの検索性の向上にも寄与する効
果を奏する。
【0051】さらにまた、本発明における画像撮像録画
装置100は撮像データの記録媒体としてHDを用いた
ので、記録媒体の大容量化をはかることができ、小型で
高密度な記録が可能なHDDを用いることで、撮像手段
と記録手段を一体化した装置を構成する際に装置全体を
小型化できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像撮像録画装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】固定磁気ディスク(HD)への撮像データの記
録形式を示す図である。
【図3】本発明のより実用的な実施例を示す図である。
【図4】映像選択・多重化手段を有する従来例を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 …コンピュータネットワーク 10 …集中監視装置 20,120 …回線接続装置 41 …カメラ 42 …映像選択・多重化手段 43 …間欠録画装置 44 …映像再生表示手段 45 …モニタ装置 100,200,300,400,500 …画像撮像
録画装置 101 …光学レンズ 102 …CCD固体撮像素子 103 …CCDドライバ 104 …画像信号処理部 105 …フレームメモリ 106 …システム制御部 107 …HD制御部 108 …HDD 109 …通信制御部 110 …通信インターフェイス部 111 …I/Oユニット 130,230,530 …外部センサー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の時間周期で継続的に監視対象を撮
    像する撮像手段から出力されたアナログ画像信号を画像
    データ処理手段によりデジタル形式に圧縮符号化して記
    録媒体へ記録する画像撮像録画装置であって、前記画像
    データ処理手段で圧縮符号化した前記画像信号を少なく
    とも1フレーム分記憶する第1の一時記憶手段と、この
    第1の一時記憶手段から1フレーム分の前記画像信号を
    読み出し、ヘッダ情報を付加して撮像データを構成し第
    2の一時記憶手段へ記憶させる撮像データ構成手段と、
    前記第2の一時記憶手段に記憶された前記撮像データを
    読み込み、前記記録媒体へ順次記録する画像蓄積手段
    と、前記第2の一時記憶手段に記憶された前記撮像デー
    タを前記撮像の時間周期よりも長い周期で読み込むサン
    プリング手段と、コンピュータネットワークへ接続する
    ための通信接続手段と、前記サンプリング手段が取得し
    た前記撮像データを、前記コンピュータネットワーク上
    に接続される所定の集中監視装置へ前記通信接続手段を
    介して1フレーム単位で間欠的に送信可能な制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像撮像録画装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、システム時刻を管理す
    る時刻管理手段を有し、前記撮像データ構成手段はこの
    時刻管理手段からシステム時刻を受け取り、前記ヘッダ
    情報へ印加することを特徴とする請求項1に記載の画像
    撮像録画装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記集中監視装置が発
    信した撮像データ読み出し指令を前記通信接続手段を介
    して受信した場合、前記記録媒体に記録された撮像デー
    タを読み出すように前記画像蓄積手段を制御し、前記画
    像蓄積手段が読み出した前記撮像データを前記通信接続
    手段を介し前記集中監視装置へ送信することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像撮像録画装置。
  4. 【請求項4】 所定の時間周期で継続的に監視対象を撮
    像する撮像手段から出力されたアナログ画像信号を画像
    データ処理手段によりデジタル形式に圧縮符号化して記
    録媒体へ記録する画像撮像録画装置において、圧縮符号
    化された前記画像信号を前記記録媒体へ記録する画像蓄
    積手段と、コンピュータネットワークへ接続するための
    通信接続手段と、外部から入力されるセンサー信号を受
    信するセンサー信号受信部と、圧縮符号化された前記画
    像信号を前記コンピュータネットワーク上に接続される
    所定の集中監視装置へ前記通信接続手段を介して間欠的
    に送信するとともに、前記センサー信号の異常を検出し
    たとき、前記集中監視装置へ前記通信接続手段を介して
    センサー異常情報を送信する制御手段とを備えたことを
    特徴とする画像撮像録画装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、システム時刻を管理す
    る時刻管理手段を有し、前記センサー異常情報送信前
    に、該センサー異常情報にシステム時刻を印加すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像撮像録画装置。
  6. 【請求項6】 前記画像蓄積手段は、前記センサー信号
    による異常通知に応じて圧縮符号化された前記画像信号
    の前記記録媒体への記録を開始することを特徴とする請
    求項4に記載の画像撮像録画装置。
  7. 【請求項7】 前記画像蓄積手段は、前記センサー信号
    による異常通知に応じて圧縮符号化された前記画像信号
    の前記記録媒体への記録を停止することを特徴とする請
    求項4に記載の画像撮像録画装置。
  8. 【請求項8】 前記時刻管理手段は、前記コンピュータ
    ネットワーク上に接続される集中監視装置から前記通信
    接続手段を介して送信されるシステム時刻更新指令を受
    信したときに限り、前記システム時刻を指定された新規
    時刻に更新することを特徴とする請求項2または5に記
    載の画像撮像録画装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体は、固定磁気ディスク装置
    であることを特徴とする請求項1又は4に記載の画像撮
    像録画装置。
  10. 【請求項10】 前記通信接続手段は、通信規約として
    TCP/IPに従い、前記集中監視装置との通信を行う
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載の画像撮像録画
    装置。
JP02374798A 1998-01-20 1998-01-20 画像撮像録画装置 Expired - Fee Related JP3809629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02374798A JP3809629B2 (ja) 1998-01-20 1998-01-20 画像撮像録画装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02374798A JP3809629B2 (ja) 1998-01-20 1998-01-20 画像撮像録画装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11205781A true JPH11205781A (ja) 1999-07-30
JP3809629B2 JP3809629B2 (ja) 2006-08-16

Family

ID=12118918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02374798A Expired - Fee Related JP3809629B2 (ja) 1998-01-20 1998-01-20 画像撮像録画装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3809629B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175874A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像内の移動物体検出方法および装置
JP2003069987A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd イベント映像記録・再生システム、イベント管理装置、およびローカル記録装置
JP2006072708A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 監視システム、監視方法
JP2009147745A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Samsung Techwin Co Ltd 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及びプログラム
JP2009147746A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Samsung Techwin Co Ltd 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及びプログラム
JP2010171633A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Secom Co Ltd 監視カメラ装置及び遠隔画像監視システム
JP2010233145A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Secom Co Ltd 画像監視装置
US7877777B2 (en) 2006-06-23 2011-01-25 Canon Kabushiki Kaisha Network camera apparatus and distributing method of video frames
JP2012244504A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 映像表示装置及び人感センサ部の故障判定方法
CN111639235A (zh) * 2020-06-01 2020-09-08 重庆紫光华山智安科技有限公司 一种视频录像质量检测方法、装置、存储介质及电子设备

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175874A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像内の移動物体検出方法および装置
JP2003069987A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd イベント映像記録・再生システム、イベント管理装置、およびローカル記録装置
JP2006072708A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 監視システム、監視方法
US7877777B2 (en) 2006-06-23 2011-01-25 Canon Kabushiki Kaisha Network camera apparatus and distributing method of video frames
US8302142B2 (en) 2006-06-23 2012-10-30 Canon Kabushiki Kaisha Network camera apparatus and distributing method of video frames
JP2009147745A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Samsung Techwin Co Ltd 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及びプログラム
JP2009147746A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Samsung Techwin Co Ltd 記録装置、再生装置、記録方法、再生方法及びプログラム
JP2010171633A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Secom Co Ltd 監視カメラ装置及び遠隔画像監視システム
JP2010233145A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Secom Co Ltd 画像監視装置
JP2012244504A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 映像表示装置及び人感センサ部の故障判定方法
CN111639235A (zh) * 2020-06-01 2020-09-08 重庆紫光华山智安科技有限公司 一种视频录像质量检测方法、装置、存储介质及电子设备
CN111639235B (zh) * 2020-06-01 2023-08-25 重庆紫光华山智安科技有限公司 一种视频录像质量检测方法、装置、存储介质及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3809629B2 (ja) 2006-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6647200B1 (en) Digital recorder, monitoring system, remote monitoring system, monitor image retrieval method, remote image reproduction method, recording medium and computer data signal
JPH11284987A (ja) 画像監視システム
US20080036863A1 (en) Method and apparatus for surveillance using an image server
JP2008042695A (ja) 監視カメラ装置、監視カメラシステム、監視カメラ画像記録方法
JP3809629B2 (ja) 画像撮像録画装置
JP2000134606A (ja) 遠隔監視システム、遠隔画像再生方法及び記録媒体
JP2003153177A (ja) 映像録画装置および映像録画方法
US10440310B1 (en) Systems and methods for increasing the persistence of forensically relevant video information on space limited storage media
WO2011024361A1 (ja) ネットワークカメラ及び映像配信システム
CN106101281A (zh) 云端录像系统、云端录像服务器及云端录像方法
JP2002262272A (ja) ディジタル監視カメラシステムおよび制御装置
JP3620867B2 (ja) 映像信号送受信システム
JP4438945B2 (ja) 監視システム
JPH0630369A (ja) 遅延画像データ出力ビデオカメラ
KR200385302Y1 (ko) 화상메모리장치를 이용한 간이형 보안 시스템
KR100479802B1 (ko) 분산처리형 디지털 비디오 레코더
KR200262644Y1 (ko) 감시카메라를 통한 영상 및 음성데이터의 동시재생장치
KR100711867B1 (ko) 통신기능을 제공하는 감시영상 녹화재생장치
KR200162186Y1 (ko) 자기 디스크 저장장치를 이용한 감시용 폐쇄회로 텔레비젼 장치
JP4461649B2 (ja) 監視用カメラ及び監視カメラを用いたセキュリュティシステム
JPH10276359A (ja) 追尾装置および追尾方法
KR200340385Y1 (ko) 엠팩포 코덱 알고리즘을 이용한 웹트랜스미터형 감시시스템
JPH10257478A (ja) 撮像装置および監視システム
KR100501276B1 (ko) 디지털 비디오 저장 시스템
KR100544672B1 (ko) 엠팩포 코덱 알고리즘을 이용한 웹트랜스미터형 감시시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090602

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees