JPH10257478A - 撮像装置および監視システム - Google Patents

撮像装置および監視システム

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JPH10257478A
JPH10257478A JP9061344A JP6134497A JPH10257478A JP H10257478 A JPH10257478 A JP H10257478A JP 9061344 A JP9061344 A JP 9061344A JP 6134497 A JP6134497 A JP 6134497A JP H10257478 A JPH10257478 A JP H10257478A
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signal
video
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JP9061344A
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Inventor
Kenji Hisama
賢治 久間
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置の設置台数が多い場合でも配線量が
多くならないようにするとともに、複数のアラーム信号
が同時に発生した場合でもそれぞれの場所で撮影された
映像を全て表示および記録できるようにする。 【解決手段】 侵入物を検出した旨のセンサ出力に応じ
てビデオ信号を記録する記録再生装置38をビデオカメ
ラ内に設け、その記録したビデオ信号を外部からの再生
要求に応じて再生して外部の表示装置や記録装置に供給
できるようにすることにより、複数箇所で侵入物を同時
に検出した場合でも、それぞれの場所で撮影されたビデ
オ信号を全て各ビデオカメラ内の記録再生装置38から
順次取り出して表示および記録することができるように
する。その際、ビデオカメラと遠隔監視所との間の信号
のやり取りを時分割で行うようにすることにより、複数
の撮像装置と遠隔監視所とを結ぶ信号ラインが一系統で
済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮像装置およびこれを用いた監視システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来用いられているビデオカメ
ラを適用した監視システムの一例を示す図である。図7
において、1,3,5はそれぞれビデオカメラであり、
例えば建物内の複数箇所を撮影できる位置に設置され
る。2,4,6はそれぞれ侵入検知センサであり、上記
ビデオカメラ1,3,5の近傍に設置され、第三者の建
物内への侵入を検知することができるようになってい
る。7はビデオバッファ、8は表示切替装置、9は表示
装置、10は記録切替装置、11は記録装置、12は制
御装置である。
【0003】以下、順を追って動作を説明する。上記ビ
デオカメラ1,3,5はそれぞれ、図中には示していな
いレンズ、CCD等の撮像素子および信号処理回路等を
備えており、撮影した被写体像を光電変換してビデオ信
号を生成し、それをビデオバッファ7に出力する。
【0004】また、上記侵入検知センサ2,4,6はそ
れぞれ、例えば図中には示していない赤外線発光素子お
よび赤外線受光素子を備えており、赤外線発光素子の発
光出力と赤外線受光素子の受光出力との関係をモニター
することにより、ビデオカメラ1,3,5の撮影してい
る場所の近傍への侵入物の有無を検出する。そして、侵
入物を検出したときに、アラーム信号を制御装置12に
出力する。
【0005】図8は、上記ビデオバッファ7の構成およ
び動作を説明するための図である。図8において、7−
1はアナログ−デジタル変換器(A/D変換器)、7−
2はフィールドメモリ、7−3はデジタル−アナログ変
換器(D/A変換器)であり、3つのビデオカメラ1,
3,5に対応して上記7−1〜7−3の各部が3セット
設けられている。
【0006】ビデオバッファ7に入力された各ビデオカ
メラ1,3,5からのアナログのビデオ信号は、それぞ
れ対応のA/D変換器7−1に入力され、デジタルのビ
デオ信号に変換されてフィールドメモリ7−2に出力さ
れる。上記フィールドメモリ7−2は縦列に多段接続さ
れており、新しいビデオ信号が入力される度に次の段へ
と古いデジタルビデオ信号が順次送られる。そして、フ
ィールドメモリ7−2の最終段から出力されるデジタル
ビデオ信号は、D/A変換器7−3によりアナログ信号
に変換され、表示切替装置8および記録切替装置10に
出力される。
【0007】表示切替装置8は、制御装置12からの制
御信号に応じて、上記ビデオバッファ7から出力される
3つのビデオ信号のうち1つを選択し、表示装置9に出
力する。また、記録切替装置10は、制御装置12から
の制御信号に応じて、上記ビデオバッファ7から出力さ
れる3つのビデオ信号のうち1つを選択し、記録装置1
1出力する。
【0008】ここで、上記制御装置12が表示切替装置
8および記録切替装置10に出力する制御信号は、以下
のような内容のものである。すなわち、侵入検知センサ
2,4,6の何れからもアラーム信号の入力がない場合
は、ビデオバッファ7からの複数のビデオ信号をあらか
じめ決められた間隔で順次切り替えるようにする。ま
た、侵入検知センサ2,4,6からアラーム信号の入力
がある場合は、そのアラーム信号を出力した侵入検知セ
ンサに対応するビデオカメラからのビデオ信号を優先し
て選択し、それをあらかじめ決められた期間保持するよ
うにする。
【0009】このとき、アラーム信号が発生した時点の
ビデオ信号は、ビデオバッファ7を通ることにより、表
示切替装置8および記録切替装置10に達するまでにフ
ィールドメモリ7−2の段数分だけ遅れが出る。よっ
て、上述のようにあらかじめ決められた期間だけ表示切
替装置8および記録切替装置10の状態を保持すること
により、アラーム信号に対応するビデオ信号を、該アラ
ーム信号が発生する以前のビデオ信号を含めて優先的に
選択し、表示装置9に表示し、記録装置11に記録する
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例では、様々な場所に設置されるビデオカメ
ラ1,3,5および侵入検知センサ2,4,6と、撮影
映像を遠隔監視するための監視所にあるビデオバッファ
7および制御装置12とを結ぶ信号ラインがセット毎に
必要である。そのため、特にビデオカメラおよび侵入検
知センサの設置台数が多い場合には配線量が膨大となっ
て、工事の困難さおよびコストアップの要因となってい
た。
【0011】また、上記従来例では、表示切替装置8お
よび記録切替装置10は、ビデオバッファ7よりリアル
タイムに出力されている各ビデオカメラ1,3,5から
のビデオ信号の中から1つのみを選択して出力するよう
になっていた。特に、アラーム信号が発生した場合に
は、そのアラーム信号に対応するビデオ信号を優先して
一定期間選択するようになっていた。
【0012】そのため、複数のアラーム信号が発生した
場合には、より先に侵入物を検知した場所で撮影された
ビデオ信号が一定期間優先して表示および記録され、そ
の期間中に他に侵入物を検知している場所があっても、
そこで撮影された映像は表示および記録されなくなって
しまっていた。すなわち、上記従来例では、複数のアラ
ーム信号が同時に発生した場合に、それらのアラーム信
号に対応する全てのビデオ信号を表示および記録するこ
とができず、監視上不都合を生じる場合があるという問
題があった。
【0013】本発明は、このような実情に鑑みて成され
たものであり、ビデオカメラおよび侵入検知センサの設
置台数が多い場合でも配線量が多くならないようにする
とともに、複数のアラーム信号が同時に発生した場合で
もそれぞれの場所で撮影された映像を全て表示および記
録できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、撮
像素子の出力からビデオ信号を作る信号処理手段と、上
記ビデオ信号の記録再生を行う記録再生手段と、上記信
号処理手段により生成されたビデオ信号を所定の検出結
果に応じて上記記録再生手段に記録するように制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】本発明の他の特徴とするところは、撮像素
子と、上記撮像素子の出力からビデオ信号を作る信号処
理手段と、上記信号処理手段により生成されたビデオ信
号を少なくとも1フィールド分遅延させることのできる
遅延手段と、上記遅延手段より出力されるビデオ信号を
圧縮する圧縮手段と、上記圧縮されたビデオ信号の記録
再生を行う記録再生手段と、上記ビデオ信号および所定
の制御信号を外部との間で入出力する外部入出力手段と
を備え、上記記録再生手段は、侵入物検出手段による侵
入物の検出に応じて上記圧縮手段により圧縮されたビデ
オ信号を記録するとともに、上記外部入出力手段を通じ
て入力される外部からの再生要求信号に応じて上記記録
されたビデオ信号を再生するように構成し、上記侵入物
検出手段での検出結果および上記外部からの再生要求に
応じてビデオ信号を外部に出力するようにしたことを特
徴とする。
【0016】本発明のその他の特徴とするところは、上
記外部入出力手段は、外部との信号のやり取りを時分割
で行うことを特徴とする。
【0017】また、本発明の監視システムは、映像を撮
影する撮像装置と、侵入物の有無を検出する侵入物検出
手段と、ビデオ信号の記録再生手段と、上記撮像装置に
より撮影された映像を表示する表示装置と、上記撮像装
置により撮影された映像を記録する記録装置とを備えて
構成された監視システムであって、上記撮像装置は、撮
像素子と、上記撮像素子の出力からビデオ信号を作る信
号処理手段とを備え、上記記録再生手段は、上記侵入物
検出手段による侵入物の検出に応じて上記信号処理手段
により生成されたビデオ信号を記録するとともに、外部
から入力される再生要求信号に応じて上記記録されたビ
デオ信号を再生するように構成し、上記侵入物検出手段
での検出結果および上記再生要求に応じて、侵入物があ
ったときのビデオ信号を上記表示装置および上記記録装
置に出力するようにしたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
よる監視システムを説明するための図である。図1にお
いて、図7と同一の番号を付したものは同一の機能を有
するものであり、重複する説明は省略する。21,2
2,23はビデオカメラ、24はインターフェイス回
路、25は制御装置、26は共通通信ラインである。
【0019】ビデオカメラ21,22,23はそれぞ
れ、内部構成は後で詳述するが、各々で撮影したビデオ
信号および侵入検知センサ2,4,6からのアラーム信
号をデジタル化し、そのデジタル信号に各ビデオカメラ
21,22,23のIDを付加する。そして、このID
の付加された信号を共通通信ライン26に出力する。ま
た、インターフェイス回路24からのカメラ制御信号
(後述する再生実行信号を含む)を共通通信ライン26
を介して受け取る処理も行う。
【0020】また、上記ビデオカメラ21,22,23
は各々、図1上には図示していないビデオバッファおよ
び記録再生装置を備えており、侵入検知センサ2,4,
6からのアラーム出力に連動してビデオ信号を一定期間
記録するとともに、制御装置25からの再生実行信号に
連動して上記記録したビデオ信号を一定期間再生するこ
とができるようになっている。ここで、侵入検知センサ
2,4,6は、一度侵入物を検出すると、あらかじめ決
められた時間だけアラーム信号を出力し続けるものとす
る。
【0021】なお、上記侵入検知センサ2,4,6は、
赤外線センサ、マイクロ波センサ、超音波センサ、圧力
センサ、張力センサ、マグネットセンサ、音響センサ、
振動センサおよび画像センサのうちの少なくとも1つか
ら構成される。
【0022】インターフェイス回路24は、デジタル化
されたビデオ信号、アラーム信号およびID信号をビデ
オカメラ21,22,23から共通通信ライン26を介
して受け取るとともに、ビデオカメラ21,22,23
に上記カメラ制御信号を出力する。この通信の際のプロ
トコルについての詳細は省くが、公知の時分割多重方式
の通信プロトコルを使えば容易に適用できる。
【0023】上記インターフェイス回路24は、共通通
信ライン26を介して受け取った信号中よりビデオカメ
ラ21,22,23からの信号を取り出す。そして、ビ
デオ信号を表示装置9および記録装置11に出力すると
ともに、各ビデオカメラ21,22,23からアラーム
信号を受け取ったかどうかを表すアラーム有無情報を制
御装置25に送る。
【0024】制御装置25は、アラーム有無情報の内容
が「アラーム信号なし」の場合は、各ビデオカメラ2
1,22,23からのビデオ信号をあらかじめ決められ
た切替え間隔で切り替えて表示装置9および記録装置1
1に出力するように、インターフェイス回路24を制御
する。また、アラーム有無情報の内容が「アラーム信号
あり」の場合は、各ビデオカメラ21,22,23のう
ち対応するビデオカメラにインターフェイス回路24を
介して再生実行信号を送り、これに応じて再生されたビ
デオ信号を優先的に表示装置9および記録装置11に出
力するように、インターフェイス回路24を制御する。
【0025】ここで、制御装置25が複数のビデオカメ
ラからアラーム信号を受け取った場合は、制御装置25
は、それらのアラーム信号を発生した全てのビデオカメ
ラに対して順次再生実行信号を送る。このとき、ビデオ
カメラ21,22,23は、アラーム信号の入力に応じ
て内部の記録再生装置にその侵入物検出時近辺のビデオ
信号を保存しているので、複数のアラーム信号が同時に
発生した場合でも、それら複数のアラーム信号に対応す
る全てのビデオ信号を外部から順次取り出して表示装置
9および記録装置11に供給することができる。
【0026】なお、上記複数のビデオカメラに対する各
再生実行信号は共通通信ライン26を介して時分割で送
られ、それに対応して再生されるビデオ信号も時分割で
返送され、表示装置9および記録装置11に出力され
る。
【0027】図2は、上記ビデオカメラ21,22,2
3の内部構成を説明するための図である。図2におい
て、31はレンズ、32はアイリス(絞り)、33はC
CD等の撮像素子、34は二重相関サンプリング及びオ
ートゲインコントロール回路(以下、CDS/AGC回
路と記す)、35はアナログ−デジタル変換器(以下、
A/D変換器と記す)、36は信号処理回路、37はビ
デオバッファ、38は記録再生装置、39はI/F回
路、40はマイクロコンピュータである。
【0028】図示しない被写体からの光は、レンズ31
およびアイリス32を通して撮像素子33に入射する。
撮像素子33では、上記入射した光を光電変換して映像
信号を生成し、それをCDS/AGC回路34に出力す
る。CDS/AGC回路34では、公知の二重相関サン
プリングを行い、撮像素子33からの出力より信号成分
を取り出すとともに、その取り出した信号成分を所定の
増幅率で増幅し、A/D変換器35に出力する。
【0029】A/D変換器35では、入力されたアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して信号処理回路36に出
力する。信号処理回路36は、色信号生成や輝度信号生
成等の処理を行うことによりビデオ信号を生成し、その
生成したビデオ信号をビデオバッファ37に出力する。
ビデオバッファ37は、複数のフィールドメモリを縦列
に多段接続して構成されており、新しいデジタルビデオ
信号が入力される度に次の段へと古いデジタルビデオ信
号が順次送られる。そして、最終段のフィールドメモリ
から出力されるデジタルビデオ信号が、記録再生装置3
8およびI/F回路39に供給される。
【0030】なお、アラーム信号が発生した時点のビデ
オ信号は、ビデオバッファ37を通ることにより、記録
再生装置38に達するまでにフィールドメモリの段数分
だけ遅れが出るので、上述のようにあらかじめ決められ
た期間だけアラーム出力を維持することにより、アラー
ム信号に対応するビデオ信号を、該アラーム信号が発生
する以前のビデオ信号を含めて記録再生装置38に記録
することができる。
【0031】マイクロコンピュータ40は、上記侵入検
知センサ2,4,6からのアラーム信号およびI/F回
路39を通じて外部からのカメラ制御信号を受け、後述
するフローチャートに則って記録再生装置38およびI
/F回路39を制御する。記録再生装置38は、マイク
ロコンピュータ40からの制御信号に応じて、ビデオバ
ッファ37から供給されるビデオ信号を記録したり、記
録されたビデオ信号を再生してI/F回路39に出力し
たりする。
【0032】I/F回路39は、マイクロコンピュータ
40からの制御信号に応じて、ビデオバッファ37から
出力されたビデオ信号または記録再生装置38から再生
されたビデオ信号のうち一方を選択する。すなわち、マ
イクロコンピュータ40に再生実行信号が入力されてい
ない場合はビデオバッファ37からのビデオ信号を選択
し、入力されている場合は記録再生装置38からのビデ
オ信号を選択する。そして、その選択したビデオ信号を
アラーム信号およびID信号と共に上記プロトコルに従
って共通通信ライン26に出力する。
【0033】図3は、上記マイクロコンピュータ40が
行う処理の概略フローを示したものであり、以下順を追
って動作を説明する。まずステップS31で処理が始ま
り、ステップS32へ進む。ステップS32では所定の
前処理をする。次に、ステップS33で侵入検知センサ
2,4,6からアラーム信号が入力されているかどうか
を判断し、入力されていなければステップS34に進
み、入力されていればステップS35に進む。
【0034】ステップS34では、記録再生装置38へ
のビデオ信号の記録を停止し、ステップS36に進む。
一方、ステップS35では、ビデオバッファ37から出
力されるビデオ信号を記録再生装置38に記録し、ステ
ップS36に進む。ステップS36では、I/F回路3
9を通じて制御装置25から再生実行信号が入力されて
いるかどうかを判断し、入力されていればステップS3
7に進み、入力されていなければステップS38に進
む。
【0035】ステップS37では、記録再生装置38か
らビデオ信号を再生するとともに、この再生したビデオ
信号をI/F回路39で選択して出力するように制御し
て、ステップS33に戻る。一方、ステップS38で
は、ビデオバッファ37から出力されるビデオ信号をI
/F回路39で選択して出力するように制御して、ステ
ップS33に戻る。
【0036】以上のようなステップS33〜S38のル
ープ処理により、侵入検知センサ2,4,6が一度侵入
物を検出してあらかじめ決められた時間だけアラーム信
号を出力し続けている間は、記録再生装置38にビデオ
信号が記録されるとともに、その記録されたビデオ信号
が、アラーム信号に応じて制御装置25で発生される再
生実行信号により再生されて共通通信ライン26に出力
されることとなる。一方、アラーム信号の発生がない場
合は、記録再生装置38でのビデオ信号の記録は行われ
ず、ビデオバッファ37より出力されるビデオ信号が共
通通信ライン26に出力されることとなる。
【0037】ここで、複数の侵入検知センサからアラー
ム信号が発生している場合は、それらに対応した複数の
ビデオカメラ内の記録再生装置38より再生された複数
のビデオ信号が、制御装置25の制御によりインターフ
ェイス回路24で順次取り出され、表示装置9および記
録装置11に供給される。また、侵入検知センサ2,
4,6の何れにおいてもアラーム信号が発生されていな
い場合は、各ビデオカメラ1,3,5から出力された複
数のビデオ信号が、制御装置25の制御によりインター
フェイス回路24で所定間隔ごとに順次取り出され、表
示装置9および記録装置11に供給される。
【0038】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、様々な場所に設置される複数のビデオカメラ21,
22,23からのビデオ信号と、複数の侵入検知センサ
2,4,6からのアラーム信号とを時分割多重して送信
するようにしているので、ビデオカメラ21,22,2
3および侵入検知センサ2,4,6と遠隔監視所とを結
ぶ信号ラインは一系統あればよく(共通通信ライン2
6)、ビデオカメラおよび侵入検知センサの設置台数が
多い場合でも配線量を少なくでき、工事が容易になると
ともに、従来に比べて大幅なコストダウンを図ることが
できる。
【0039】また、複数のアラーム信号が同時に発生し
た場合でも、それらのアラーム信号に対応して各ビデオ
カメラ内の記録再生装置38にアラーム信号発生時近辺
のビデオ信号が記録されるので、そこから各ビデオ信号
を順次取り出して利用することができ、複数のアラーム
信号に対応する各ビデオカメラからのビデオ信号を全て
表示および記録することもできる。
【0040】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態による監視システムを示すものである。図4
において、図1と同じ番号を付したものは同等のもので
あり、重複する説明は省略する。第2の実施形態を示す
図4において第1の実施形態を示す図1と異なるのは、
侵入物検出機能を内蔵したビデオカメラ41,42,4
3の内部構成と、侵入検知センサ2,4,6を設けてい
ないことである。
【0041】図5は、上記侵入物検出機能を内蔵したビ
デオカメラ41,42,43の内部構成を説明するため
の図である。図5において、図2と同じ番号を付したも
のは同等のものであり、重複する説明は省略する。
【0042】44は侵入物検出回路であり、信号処理回
路36から得られるビデオ信号を観測して撮影範囲内へ
の侵入物の有無を検出する。そして、侵入物があると判
断したら、マイクロコンピュータ40にアラーム信号を
あらかじめ決められた期間だけ出力する。なお、侵入物
検出回路44における侵入物の検出方式は、公知のフィ
ールド間あるいはフレーム間のビデオ信号の差分から判
断する方式など様々な方式が適用可能である。
【0043】マイクロコンピュータ40は、上記第1の
実施形態における侵入検知センサ2,4,6が出力する
アラーム信号の代わりに、侵入物検出回路44が出力す
るアラーム信号を使って第1の実施形態と同様の処理を
実行する。
【0044】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態を示すものであり、図1中のビデオカメラ2
1,22,23の他の内部構成例を説明するための図で
ある。図6において、図2と同じ番号を付したものは同
等のものであり、重複する説明は省略する。
【0045】45は画像圧縮回路であり、ビデオバッフ
ァ37から出力されるビデオ信号を圧縮して記録再生装
置38およびI/F回路39に供給する。この画像圧縮
回路45の画像圧縮方式は、公知のJPEG、MPEG
1、MPEG2、H.261等の方式から必要に応じて
選択すれば良いし、これらとは別の方式でも良い。マイ
クロコンピュータ40は、上記第1の実施形態と同様
に、侵入検知センサ2,4,6から供給されるアラーム
信号およびI/F回路39を通じて外部の制御装置25
から供給される再生実行信号を受けて、記録再生装置3
8およびI/F回路39を制御する。
【0046】この第3の実施形態によれば、記録再生装
置38に記録するビデオ信号のデータ量および共通通信
ライン26に出力するビデオ信号のデータ量を少なくす
ることができる。ところで、上述したように、複数箇所
でアラーム信号が同時に発生した場合には、その複数箇
所のビデオ信号が共通通信ライン26に順次取り出され
て表示および記録される。
【0047】この場合、第1、第2の実施形態のように
圧縮処理を施していなくても、複数のアラーム信号に対
応する複数のビデオ信号をほぼリアルタイムに取り出す
ことができるが、第3の実施形態のように圧縮処理を施
していれば、共通通信ライン26の通信負荷を軽減する
ことができるので、複数のアラーム発生に対応する映像
表示および記録のリアルタイム性をより向上させること
ができる。
【0048】なお、この第3の実施形態では、第1の実
施形態の変形例として画像圧縮回路45を更に設けた
が、第2の実施形態の変形例として、図5のビデオバッ
ファ37と記録再生装置38との間に画像圧縮回路45
を設けても良い。また、以上に述べた第1〜第3の実施
形態では、記録再生装置38はビデオカメラ1,3,5
の内部に設けたが、必ずしもビデオカメラ内部に設けな
くても良い。例えば、インターフェイス回路24の中に
設けても良い。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述したように、侵入物の検出
結果に応じてビデオ信号を記録する記録手段を撮像装置
内に設け、その記録したビデオ信号を外部からの再生要
求により再生して外部の表示装置や記録装置に供給でき
るようにしたので、複数箇所で侵入物を同時に検出した
場合でも、それぞれの場所で撮影されたビデオ信号を全
て各撮像装置内から順次取り出して表示および記録する
ことができる。
【0050】また、本発明の他の特徴によれば、様々な
場所に設置される複数の撮像装置と表示装置や記録装置
がある遠隔監視所との間の信号のやり取りを時分割で行
うようにしたので、複数の撮像装置と遠隔監視所とを結
ぶ信号ラインは一系統あればよく、撮像装置の設置台数
が多い場合でも配線量を少なくでき、工事が容易になる
とともに、従来に比べて大幅なコストダウンを図ること
ができる。
【0051】また、本発明のその他の特徴によれば、撮
像装置内で生成されるビデオ信号を圧縮するようにした
ので、撮像装置と遠隔監視所とを結ぶ信号ラインのトラ
フィック量を減らすことができ、複数箇所で侵入物を同
時に検出した場合でも、侵入物の検出に対応して映像を
表示および記録する際のリアルタイム性をより向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、監視システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示し、監視システム
に用いられる撮像装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態を示し、撮像装置内の
マイクロコンピュータによって行われる処理の概略を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態を示し、監視システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示し、監視システム
に用いられる撮像装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施形態を示し、監視システム
に用いられる撮像装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】従来の監視システムの全体構成を示すブロック
図である。
【図8】従来の監視システムに用いられるビデオバッフ
ァの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2,4,6 侵入検知センサ 9 表示装置 11 記録装置 21,22,23 ビデオカメラ 24 インターフェイス回路 25 制御装置 26 共通通信ライン 37 ビデオバッファ 38 記録再生装置 39 I/F回路 40 マイクロコンピュータ 41,42,43 ビデオカメラ 44 侵入物検出回路 45 画像圧縮回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/225 H04N 5/225 F

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の出力からビデオ信号を作る信
    号処理手段と、 上記ビデオ信号の記録再生を行う記録再生手段と、 上記信号処理手段により生成されたビデオ信号を所定の
    検出結果に応じて上記記録再生手段に記録するように制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記信号処理手段により生成されたビデ
    オ信号を少なくとも1フィールド分遅延させることので
    きる遅延手段を更に備え、 上記記録再生手段は、上記制御手段の制御により、上記
    遅延手段より出力されたビデオ信号を一定期間記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記所定の検出結果は、撮像装置の外部
    に設けたセンサ手段より得られる侵入物を検出した旨の
    信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記信号処理手段により生成された時間
    的に前後するビデオ信号の差分を検出する差分検出手段
    を更に備え、 上記所定の検出結果は、上記差分検出手段より得られる
    上記撮像素子による撮像映像が変化した旨の信号である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、外部から送られてくる
    再生実行信号の受信に応じて、上記記録再生手段に記録
    されているビデオ信号を再生するように制御することを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 撮像素子と、 上記撮像素子の出力からビデオ信号を作る信号処理手段
    と、 上記信号処理手段により生成されたビデオ信号を少なく
    とも1フィールド分遅延させることのできる遅延手段
    と、 上記ビデオ信号の記録再生を行う記録再生手段とを備
    え、 上記記録再生手段は、侵入物検出手段による侵入物の検
    出に応じて上記遅延手段により遅延されたビデオ信号を
    一定期間記録することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 撮像素子と、 上記撮像素子の出力からビデオ信号を作る信号処理手段
    と、 上記信号処理手段により生成されたビデオ信号を少なく
    とも1フィールド分遅延させることのできる遅延手段
    と、 上記ビデオ信号の記録再生を行う記録再生手段と、 上記ビデオ信号および所定の制御信号を外部との間で入
    出力する外部入出力手段とを備え、 上記記録再生手段は、侵入物検出手段による侵入物の検
    出に応じて上記遅延手段により遅延されたビデオ信号を
    記録するとともに、上記外部入出力手段を通じて入力さ
    れる外部からの再生要求信号に応じて上記記録されたビ
    デオ信号を再生するように構成し、 上記侵入物検出手段での検出結果および上記外部からの
    再生要求に応じてビデオ信号を外部に出力するようにし
    たことを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 撮像素子と、 上記撮像素子の出力からビデオ信号を作る信号処理手段
    と、 上記信号処理手段により生成されたビデオ信号を少なく
    とも1フィールド分遅延させることのできる遅延手段
    と、 上記遅延手段より出力されるビデオ信号を圧縮する圧縮
    手段と、 上記圧縮されたビデオ信号の記録再生を行う記録再生手
    段と、 上記ビデオ信号および所定の制御信号を外部との間で入
    出力する外部入出力手段とを備え、 上記記録再生手段は、侵入物検出手段による侵入物の検
    出に応じて上記圧縮手段により圧縮されたビデオ信号を
    記録するとともに、上記外部入出力手段を通じて入力さ
    れる外部からの再生要求信号に応じて上記記録されたビ
    デオ信号を再生するように構成し、 上記侵入物検出手段での検出結果および上記外部からの
    再生要求に応じてビデオ信号を外部に出力するようにし
    たことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 上記侵入物検出手段は、撮像装置の外部
    に設けたセンサ手段により構成されることを特徴とする
    請求項6〜8の何れか1項に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記侵入物検出手段は、上記信号処理
    手段により生成された時間的に前後するビデオ信号の差
    分を検出する回路により構成されることを特徴とする請
    求項6〜8の何れか1項に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記外部入出力手段は、外部との信号
    のやり取りを時分割で行うことを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 映像を撮影する撮像装置と、侵入物の
    有無を検出する侵入物検出手段と、ビデオ信号の記録再
    生手段と、上記撮像装置により撮影された映像を表示す
    る表示装置と、上記撮像装置により撮影された映像を記
    録する記録装置とを備えて構成された監視システムであ
    って、 上記撮像装置は、撮像素子と、上記撮像素子の出力から
    ビデオ信号を作る信号処理手段とを備え、 上記記録再生手段は、上記侵入物検出手段による侵入物
    の検出に応じて上記信号処理手段により生成されたビデ
    オ信号を記録するとともに、外部から入力される再生要
    求信号に応じて上記記録されたビデオ信号を再生するよ
    うに構成し、 上記侵入物検出手段での検出結果および上記再生要求に
    応じて、侵入物があったときのビデオ信号を上記表示装
    置および上記記録装置に出力するようにしたことを特徴
    とする監視システム。
  13. 【請求項13】 上記撮像装置は、上記信号処理手段に
    より生成されたビデオ信号を少なくとも1フィールド分
    遅延させることのできる遅延手段を更に備え、 上記記録再生手段は、上記侵入物検出手段による侵入物
    の検出に応じて、上記遅延手段より出力されたビデオ信
    号を一定期間記録することを特徴とする請求項12に記
    載の監視システム。
  14. 【請求項14】 上記撮像装置は、上記信号処理手段に
    より生成されたビデオ信号を圧縮する圧縮手段を更に備
    え、 上記記録再生手段は、上記侵入物検出手段による侵入物
    の検出に応じて、上記圧縮手段により圧縮されたビデオ
    信号を一定期間記録することを特徴とする請求項12に
    記載の監視システム。
  15. 【請求項15】 上記侵入物検出手段は、赤外線セン
    サ、マイクロ波センサ、超音波センサ、圧力センサ、張
    力センサ、マグネットセンサ、音響センサ、振動センサ
    および画像センサのうちの少なくとも1つから構成され
    ることを特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記
    載の監視システム。
  16. 【請求項16】 上記侵入物検出手段は、上記信号処理
    手段により生成された時間的に前後するビデオ信号の差
    分を検出する回路により構成されることを特徴とする請
    求項12〜14の何れか1項に記載の監視システム。
  17. 【請求項17】 上記記録再生手段は、上記撮像装置の
    内部に備えられることを特徴とする請求項12〜14の
    何れか1項に記載の監視システム。
  18. 【請求項18】 上記撮像装置と上記表示装置および上
    記記録装置との間の信号のやり取りを時分割で行うこと
    を特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載の監
    視システム。
  19. 【請求項19】 上記撮像装置および上記侵入物検出手
    段を複数組備え、上記複数の撮像装置を共通の信号ライ
    ンで接続したことを特徴とする請求項18に記載の監視
    システム。
  20. 【請求項20】 上記表示装置および上記記録装置は、
    インターフェイス回路を介して上記共通の信号ラインに
    接続されることを特徴とする請求項19に記載の監視シ
    ステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100444618C (zh) * 1999-04-30 2008-12-17 松下电器产业株式会社 帧转换器和转换方法以及数字摄像机与监视系统
JP2009118332A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> トリガ信号発生装置

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