JP3478690B2 - 情報伝送方法及び情報記録方法と該方法を実施する装置 - Google Patents

情報伝送方法及び情報記録方法と該方法を実施する装置

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JP3478690B2
JP3478690B2 JP32136796A JP32136796A JP3478690B2 JP 3478690 B2 JP3478690 B2 JP 3478690B2 JP 32136796 A JP32136796 A JP 32136796A JP 32136796 A JP32136796 A JP 32136796A JP 3478690 B2 JP3478690 B2 JP 3478690B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の送信手段か
ら複数の受信手段に対して別々の映像データを含む情報
データを伝送し、必要に応じてこの情報データを表示ま
たは記録するための情報伝送方法及び情報記録方法と該
方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の位置に設置された複数の情報生成
装置おいて個別に生成した情報データを複数の情報表示
装置に伝送して表示し、また、情報記録再生装置に伝送
して記録することにより保存し、再生する情報処理装置
は、各種のシステムに活用されている。
【0003】例えば、監視システムにおいて、特開平5
−308616号公報開示されている記録再生装置は、
圧縮データをリング状に記録再生する半導体メモリを設
け、現時点から所望の時間遡った時点に記録した映像デ
ータを瞬時に再生する方法を提案しており、特開平7−
322186号公報は、デジタル伝送回線により伝送さ
れてくる動画データの記録において、該動画データを記
録するVTRの記録可能時間が不足した場合には、この
動画データを静止画像(データ)の連続画(データ)と
しHDDに記録する方法を開示している。
【0004】しかしながら、これらの方法及び装置は、
複数の情報生成装置で生成した個別の情報データを複数
の情報表示装置及び情報記録再生装置に伝送するために
は複数の独立した専用の伝送回線が必要であり、また、
これらの各情報データを表示または記録再生するために
は各情報生成装置に対応させた専用の表示装置及び記録
再生装置が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
方法及び装置を活用して複数個所の撮影カメラ部で生成
した映像情報データを1つの中央監視所で観察及び記録
する監視システムを構成しようとすると、各撮影カメラ
部で生成した映像情報データを中央監視所まで伝送する
ために各撮影カメラ部毎に専用のデータ伝送回線が必要
になり、また、中央監視所には各撮影カメラ部毎に対応
する表示装置及び記録再生装置を設置することが必要に
なることから、設備が大型化する欠点がある。
【0006】従って、本発明の1つの目的は、複数の情
報生成装置で生成した情報データを複数の情報受信装置
に効率良く伝送することができる情報伝送方法及びその
ための装置を提供することにある。具体的には、複数の
情報生成装置と情報受信装置を共通のデータ伝送回線を
使用して効率的な情報の伝送を実現することにあり、更
には、数多い情報生成装置で生成される情報データを数
少ない情報受信装置に効率良く伝送できるようにするこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、複数の情報生成装置
で生成した情報データを情報受信装置に効率良く伝送し
て表示(モニタ)することができる情報伝送方法及びそ
のための装置を提供することにある。具体的には、複数
の情報生成装置と情報受信装置を共通のデータ伝送回線
を使用して効率的な情報データの伝送を実現することに
あり、更には、数多い情報生成装置で生成される情報デ
ータを数少ない情報受信装置に効率良く伝送して表示
(モニタ)できるようにすることにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、複数の情報生成
装置で生成した情報データを情報受信装置に効率良く伝
送して記録することができる情報記録再生方法及びその
ための装置を提供することにある。具体的には、複数の
情報生成装置で生成した情報データを共通のデータ伝送
回線を使用して効率良く情報受信装置に伝送して記録す
ることができるようにすることにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、限られたデータ
伝送容量の共通のデジタル回線を使用して、複数の情報
生成装置から複数の情報受信装置に対して別々の情報デ
ータを伝送して表示及び記録再生することができる情報
記録再生方法及びそのための装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴は、
共通の伝送回線を使用して、複数の送信手段から複数の
受信手段に対して別々の映像情報データを含む情報デー
タを伝送する情報伝送方法において、前記伝送回線に接
続されて前記各送信手段と各受信手段の情報伝送機能を
管理するコントロール手段を設け、該コントロール手段
により、どの送信手段の情報データをどの受信手段に伝
送するかを設定することにある。
【0011】本発明の他の特徴は、共通の伝送回線を使
用して、N個の送信手段からM個の受信手段に対して別
々の映像情報データを含む情報データを伝送する情報伝
送方法において、前記伝送回線に接続されて前記各送信
手段と各受信手段の情報伝送機能を管理するコントロー
ル手段を設け、前記N個がM個より多い(N>M)とき
は、前記コントロール手段により幾つかの前記送信手段
の伝送情報データ中の少なくとも映像情報データの出力
を停止させることにある。
【0012】本発明の他の特徴は、共通の伝送回線を使
用して、複数の送信手段から複数の受信手段に対して別
々の映像情報データを含む情報データを伝送する情報伝
送装置において、前記伝送回線に接続されて前記各送信
手段と各受信手段の情報伝送機能を管理するコントロー
ル手段を設け、該コントロール手段により、どの送信手
段の情報データをどの受信手段に伝送するかを設定する
ことにある。
【0013】本発明の他の特徴は、監視対象領域を撮影
する撮影カメラを含む複数の送信手段から映像モニタを
含む複数の受信手段に対して別々の映像情報データを含
む情報データを伝送回線を介して伝送して表示させる監
視装置において、共通の伝送回線に前記各送信手段と各
受信手段とこれらの情報伝送機能を管理するコントロー
ル手段を接続し、前記コントロール手段により、どの送
信手段の情報データをどの受信手段に伝送するかを設定
することにある。
【0014】本発明の他の特徴は、対話対象者を撮影す
る撮影カメラと音声情報を取得する音声情報取得手段と
を含む複数の送信手段から映像音声モニタを含む複数の
受信手段に対して別々の映像音声情報データを含む情報
データを伝送回線を介して伝送して表示させるテレビ電
話/会議装置において、共通の伝送回線に前記各送信手
段と各受信手段とその情報伝送機能を管理するコントロ
ール手段を接続し、前記コントロール手段により、どの
送信手段の情報データをどの受信手段に伝送するかを設
定することにある。
【0015】本発明の他の特徴は、複数の送信手段でそ
れぞれ生成した情報データを共通の伝送回線を介して1
つの記録手段に伝送して記録する情報記録方法におい
て、前記共通の伝送回線に接続されて前記各送信手段の
情報伝送機能と記録手段の情報記録機能を管理するコン
トロール手段を設け、前記コントロール手段により、ど
の送信手段からの情報データを記録手段で記録するかを
設定することにある。
【0016】本発明の他の特徴は、複数の送信手段でそ
れぞれ生成して共通の伝送回線を介して伝送される情報
データを1つの記録手段で記録する情報記録装置におい
て、前記記録手段は、該記録手段と共通の伝送回線に接
続されて該記録手段の情報記録機能を管理するコントロ
ール手段からの制御データに基づいて、前記複数の送信
手段から伝送される情報データから該記録手段で記録す
る情報データを分離する分離手段を備えたことにある。
【0017】本発明の他の特徴は、対象領域を撮影する
カメラと、このカメラから出力される映像情報信号を処
理して伝送する情報データを生成する信号処理手段を備
えた伝送情報生成装置において、前記信号処理手段は、
前記映像情報信号を圧縮したデジタル形式の映像情報デ
ータに変換する映像データ圧縮手段と、この映像データ
圧縮手段から出力される映像情報データを時分割にて共
通の伝送回線に送出するインタフェイス手段を備えたこ
とにある。
【0018】本発明の他の特徴は、対象領域を撮影して
映像情報信号を出力するカメラと、音声を入力して音声
情報信号を出力する音声情報入力手段と、前記映像情報
信号及び音声情報信号を処理して伝送する情報データを
生成する信号処理手段を備えた伝送情報生成装置におい
て、前記信号処理手段は、前記映像情報信号を圧縮した
デジタル形式の映像情報データに変換する映像データ圧
縮手段と、前記音声情報信号を圧縮したデジタル形式の
音声情報データに変換する音声データ圧縮手段と、前記
映像情報データ及び音声情報データを時分割にて共通の
伝送回線に送出するインタフェイス手段を備えたことに
ある。
【0019】更に具体的には、前記コントロール手段
は、各送信手段が伝送する情報データ量の合計と前記共
通の伝送回線の伝送可能容量とを比較して正常な情報デ
ータの伝送が可能かどうかを判断し、正常に伝送できな
いと判断したときには、予め設定した送信手段の伝送情
報データ中の少なくとも映像情報データから出力を停止
させる。
【0020】または、前記コントロール手段は、各送信
手段の伝送情報データ量の合計と前記共通の伝送回線の
伝送可能容量とを比較して情報データを正常に伝送可能
かどうかを判断し、正常に伝送できないと判断したとき
には、優先度の制御データを参照して優先度の低い送信
手段の伝送情報データ中の少なくとも映像情報データの
出力を停止させる。
【0021】前記複数の送信手段には、それぞれ、カメ
ラ部と、該カメラ部の撮影領域内における非常状態を検
出する非常検知手段と、この非常検知手段が発生する非
常データに基づいて前記優先度を変えるための制御デー
タを生成する制御部とを設け、前記制御部は前記優先度
の制御データを伝送情報データ中に時分割重畳して前記
コントロール手段に送る。
【0022】送信手段の数をN個,受信手段の数をM個
として、N個がM個より多い(N>M)ときは、前記コ
ントロール手段により前記送信手段のいくつかの伝送情
報データ中の少なくとも映像情報データの出力を停止さ
せる。
【0023】前記送信手段がN個,前記受信手段がM個
で、NがMより多い(N>M)ときは、前記コントロー
ル手段は、優先度の制御データにより、優先度の高い送
信手段の情報データを受信手段に伝送させると共に、優
先度の低い送信手段の情報データ中の少なくとも映像情
報データの出力を停止させる。
【0024】前記記録手段は、前記複数の情報データ中
から前記コントロール手段によって設定された特定の送
信手段で生成した情報データを分離し、分離した特定の
送信手段毎に所定の情報データ量を単位として順次特定
送信元情報を付加して記録する。
【0025】また、前記記録手段は、N個の送信手段か
ら伝送されてくるN種類の情報データからM種類(但
し、Mは2以上でかつM<N)の情報データを取得して
記録する。
【0026】また、前記各送信手段の伝送情報データ量
の合計と前記記録手段の記録データ伝送容量とを前記コ
ントロール手段により比較して正常な情報データ記録の
可否を判断し、記録できないと判断したときには、幾つ
かの送信手段からの情報データの記録を停止する。
【0027】更に、前記各送信手段の伝送情報データ量
の合計と前記記録手段の記録データ伝送容量とを前記コ
ントロール手段により比較して正常な情報データ記録の
可否を判断し、記録できないと判断したときには、優先
度の低い送信手段からの情報データの記録を停止する。
【0028】前記各送信手段に設けた非常検知手段によ
り検出した非常データを前記共通の伝送回線に時分割送
出して前記コントロール手段に伝送し、記録する情報デ
ータの優先度を設定する参照情報とする。
【0029】前記カメラによる撮影領域内に設置した検
知手段と、前記インタフェイス手段より入力される制御
信号を検出する検出手段を備え、前記検出手段と前記検
知手段の出力信号に基づいて前記映像データ圧縮手段の
出力信号の要否を設定する。前記検出手段の出力信号よ
りも前記検知手段の出力信号を優先する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0031】本発明になる映像音声情報データの伝送/
表示/記録再生方法とそのための装置を図1〜図3を用
いて説明する。この方法及び装置は、双方向高速シリア
ル伝送方法を採用した構成であって、図1は装置全体の
ブロック図、図2は撮影カメラ部群からのデータ出力方
法を示すタイムチャート、図3は記録再生装置の動作を
示すタイムチャートである。
【0032】図1において、11〜15は撮影カメラ
部、21は共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回
線、31〜33は映像音声モニタ部、41は映像音声記
録再生部、51はコントロール部である。
【0033】撮影カメラ部11(〜15)は、それぞ
れ、映像情報データを生成するためのビデオカメラ11
1と、音声生成データを生成するためのマイク112
と、非常事態を検出して非常データを生成する非常検知
手段113と、各監視カメラ部内を制御するシステムコ
ントローラ114と、前記各データをデジタル処理して
伝送し易いデータ列に変換するエンコーダ115と、受
信したデータを変換(解読)するデコーダ116と、前
記双方向高速シリアルデジタル伝送回線21に接続され
る双方向高速シリアル伝送インターフェイス回路117
を備える。
【0034】映像音声モニタ部31(〜33)は、それ
ぞれ、前記共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線
21に接続される双方向高速シリアル伝送インターフェ
イス回路311と、この双方向高速シリアル伝送インタ
ーフェイス回路311を介して前記双方向高速シリアル
デジタル伝送回線21から前記各データを受け取ってデ
ジタル処理するデコーダ312と、映像情報データを表
示するモニタ313を備える。
【0035】映像音声記録再生部41は、前記共通の双
方向高速シリアルデジタル伝送回線21に伝送されてい
る情報データを入力して一時記憶するための処理を行う
データ記録処理回路411と、例えば磁気記録テープ等
で構成される第二次記録再生装置412を備える。そし
て、前記データ記録処理回路411は、前記共通の双方
向高速シリアルデジタル伝送回線21に接続される双方
向高速シリアル伝送インターフェイス回路4111と、
データ処理回路4112と、例えばHDD等で構成され
る第一次記録再生装置4113を備える。
【0036】コントロール部51は、内部構成は後述す
るが、前記共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線
21に接続され、この双方向高速シリアルデジタル伝送
回線21で伝送されているデータを参照しながら前記撮
影カメラ部11〜15,映像音声モニタ部31〜33及
び映像音声記録再生部41を制御する。
【0037】次に、この装置の動作を、図2及び図3に
示すタイムチャートを参照して説明する。
【0038】各撮影カメラ部11〜15では、図2に示
すように、ビデオカメラ111から入力される、通常、
毎秒25〜30枚の映像情報データをエンコーダ115
により例えばMPEG(moving picture experts grou
p)方式の映像信号符号化(圧縮)方法にてそれぞれ
I,P,Bピクチャー符号化信号に変換する。エンコー
ダ115は、このような映像情報データの他に、マイク
112から入力した音声情報データを例えばADPCM
(Adaptive Differential PCM =適応予測差分符号化)
方式で圧縮したデジタルオーディオ信号に変換すること
や非常検出手段113で検出した非常データを含む該撮
影カメラ部11(〜15)におけるシステムコントロー
ラ114からのシステムコントロール信号などのデータ
を含めて、これらの総てのデータ信号を時分割にてデジ
タル伝送回線に高速シリアルデータとして転送可能な信
号形態に変換する。双方向の高速シリアル伝送インター
フェイス回路117は、このように加工された情報デー
タをエンコーダ5から共通の双方向高速シリアルデジタ
ル伝送回線21に供給する。
【0039】共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回
線21は、例えば、IEEE1394等で規格化されて
いる方式のものを使用する。この双方向高速シリアルデ
ジタル伝送回線21には、一定周期のイソクロナス(Is
ochronous)転送信号とシステムコントロールデータ等
を送る必要に応じて生じるアシンクロナス(Asynchroun
ous)転送信号がある。映像情報データや音声情報デー
タ等のように途切れなく送り続ける必要がある情報デー
タはIsochronous転送信号として、図2(4)に示した
回線上の信号のように、サイクルスタート間隔(125
μS)でそれぞれ必要なヘッダを付加して時分割で転送
する。そして、各撮影カメラ部11〜15は、情報デー
タを、それぞれ適当な長さのパケット(188byteのSo
urce Packet data)に区切って伝送する。なお、情報デ
ータ伝送パターンは、コントロール部51からの制御デ
ータによる設定に従って、各サイクル毎に、イソクロナ
スパケットヘッダ(Isochronous Packet header),バ
スパケットヘッダ(Bus Packet header),ソースパケ
ットヘッダ(Source Packet header),ソースパケット
データ(Source Packet data),パケットサイクリック
リダンダンシーチェック(Packet CRC)とこれに後
続する他のSource Packet header,Source Packet dat
a,Packet CRCの繰り返しとなる。
【0040】これらの情報データは、共通の双方向高速
シリアルデジタル伝送回線21を介して映像音声モニタ
部31〜33に伝送される。各映像音声モニタ部31〜
33は、予め指定された撮影カメラ部11(〜15)か
ら伝送されてくる情報データを選択的に取得して表示す
る。この選択は、情報パケットデータの先頭部に設けら
れた判別信号(Source Packet header)を解読して該当
するデータを分離して行なう。
【0041】次に、映像音声記録再生部41におけるデ
ータ記録処理回路411及び第二次記録装置412の動
作を、図3を参照して説明する。データ処理回路411
2は、共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線21
上の信号(1)を高速シリアル伝送インターフェイス回
路4111を介して入力して分離して得た所望の情報デ
ータを、例えば、1Gbyte程度の容量を有するディスク
(HD,MO,PC,DVD−RAM等)を備えた第一
次記録再生装置4113に一時記憶させる。そして、こ
の第一次記録再生装置4113に所定量の情報データが
蓄積されたならば、これらの情報データを再生して第一
次記録装置4113に対して記録容量が充分に大きい、
例えば40Gbyte程度の記録容量を有する磁気記録テー
プ等で構成した第二次記録再生装置412に転送して記
録させる。
【0042】ここで、本発明になる監視システムを図4
〜図7を参照して説明する。この図4〜図7に示す監視
システムにおいて、図1〜図3に示したシステムと同一
の構成手段には同一参照符号を付して重複する具体的な
内部構成の図示説明等を省略する。
【0043】この監視システムは、監視対象領域の情報
データを取得するために6台の撮影カメラ部11〜16
を設置し、3台の映像音声モニタ部31〜33を設置し
た例である。なお、撮影カメラ部16は前述した撮影カ
メラ部11と同様のものである。
【0044】各撮影カメラ部11〜16は、監視対象領
域を撮影して映像データを生成するようにビデオカメラ
を設置し、監視対象領域で発生する音声を集音して音声
データを生成するようにマイクを設置し、監視対象領域
の侵入者や火災発生等の非常事態を検出して非常データ
を生成するように非常検知手段を設置する。そして、シ
ステムコントローラは、双方向高速シリアルデジタル伝
送回線21から取得した制御データに基づいて、伝送情
報データの生成を制御する。
【0045】コントロール部51は、具体的な内部構成
の図示説明は後述するが、システムコントローラと双方
向高速シリアル伝送インターフェイス回路を内蔵し、こ
の高速シリアル伝送インターフェイス回路を介して前記
Asynchrounous転送信号により各撮影カメラ部11〜1
6と映像音声モニタ部31〜33の機能を設定する前記
制御データを共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回
線21に送出する。この制御データは、共通の双方向高
速シリアルデジタル伝送回線21に映像及び音声情報デ
ータや非常データを送出する撮影カメラ部11〜16を
指定(設定)するためのデータ及びこの映像及び音声情
報データを取り込んで表示する映像音声モニタ部31〜
33を指定(設定)するデータを含む。
【0046】そして、各撮影カメラ部11〜16は、双
方向高速シリアルデジタル伝送回線21から前記制御デ
ータを取り込んで、映像及び音声情報データの伝送の要
否と送出タイミングを設定する機能設定を行う。また、
映像音声モニタ部31〜33は、双方向高速シリアルデ
ジタル伝送回線21から前記制御データを取り込んで、
前記撮影カメラ部11〜16から双方向高速シリアルデ
ジタル伝送回線21に送出された映像及び音声情報デー
タのなかから所定の撮影カメラ部で生成して伝送した情
報データを選択的に取得して表示するように設定する機
能設定を行う。
【0047】すなわち、コントロール部51は、図5に
詳細に示すように、共通の双方向高速シリアルデジタル
伝送回線21に接続されている撮影カメラ部11〜16
の台数Nを確認する(ステップS501)。次に、共通
の双方向高速シリアルデジタル伝送回線21に接続され
ている映像音声モニタ部31〜33の台数Mを確認する
(ステップS502)。次に、各撮影カメラ部11〜1
6及び映像音声モニタ部31〜33に初期設定された機
能状態を変更する必要性を確認し(ステップS50
3)、設定変更を行う場合には、各撮影カメラ部11〜
16について情報データをモニタするかどうかを確認し
(ステップS504)、モニタする場合には何れの映像
音声モニタ部31〜33で表示するかを設定し(ステッ
プS505)する。このような設定変更処理は、ステッ
プS506,S507を経て総ての撮影カメラ部11〜
16について実行するようにする。
【0048】この設定(変更)方法は、例えば図6に示
すように、コントロール部51のモニタ511に接続メ
ニューを表示し、この接続メニュー上で両者の対応関係
を設定(変更)するようにすればよい。図6では、撮影
カメラ部11であるカメラ(1)の情報データを映像音
声モニタ部31であるモニタ(1)に表示し、撮影カメ
ラ部13であるカメラ(3)の情報データを映像音声モ
ニタ部33であるモニタ(3)に表示し、撮影カメラ部
16であるカメラ(6)の情報データを映像音声モニタ
部32であるモニタ(2)に表示するように設定した状
態を示している。これらの設定制御は、共通の双方向高
速シリアルデジタル回線21上にコントロール部51か
らAsynchrounous転送信号により各映像音声モニタ部3
1〜33において受信して表示する情報データの受信ソ
ースパケットの指定を設定(変更)することで実現でき
る。
【0049】また、モニタする撮影カメラ部11〜16
を所定時間毎に変更する指示もコントロール部51から
前記共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線21を
介して送信する制御データで行うことが可能であり、複
数台の撮影カメラ部11(〜16)の情報データを時分
割で1台の映像音声モニタ部31(〜33)に表示させ
て監視することも可能にすることができる。
【0050】次に、図7を参照して、コントロール部5
1の詳細な動作を説明する。コントロール部51には、
共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線21を介し
て総ての情報データが入力されている。ここで、例え
ば、各撮影カメラ部(1〜6)11〜16から共通の双
方向高速シリアルデジタル伝送回線21に送出すべき情
報データの総量が増加すると、この伝送回線21の伝送
可能容量と各撮影カメラ部(1〜6)11〜16からの
送信データ量の関係が、Isochronous転送信号のサイク
ル内に総ての情報データを伝送できない状態になること
が考えられる。コントロール部51は、このような状態
になることを検出し、このような場合には、撮影カメラ
部(1〜6)11〜16のうちの幾つかの情報データの
一部の伝送を停止するようにする。そこで、予め、各撮
影カメラ部(1〜6)11〜16の情報に対して優先度
を付けてこの優先度データをコントロール部51内に記
憶しておき、優先度の高い情報データを指定された映像
音声モニタ部31〜33に確実に伝送できるようにする
ために、このコントロール部51は、前記共通の双方向
高速シリアルデジタル伝送回線21の伝送可能容量と各
撮影カメラ部11〜16で生成する情報データの総量に
応じて、例えば、図7に示すように、3台の撮影カメラ
部(1),(3),(6)11,13,16の情報デー
タのみを前記優先度データに応じて選択して伝送するよ
うに制御する。このとき、残りの3台の撮影カメラ部
(2),(4),(5)12,14,16は、少なくと
も映像情報データの送出を停止するように、コントロー
ル部51から前記共通の双方向高速シリアルデジタル伝
送回線21を介してこれらの撮影カメラ部(2),
(4),(5)12,14,15のシステムコントロー
ラに設定する制御データをAsynchrounous転送信号にて
伝送する。これにより、この3台の撮影カメラ部
(2),(4),(5)12,14,15からの伝送情
報データは大幅に減少させることができる。図7には図
示していないが、これらの残りの3台の撮影カメラ部
(2),(4),(5)12,14,15についても、
例えばその他の各種データや制御データ信号等は伝送を
継続している。この例は、撮影カメラ部(1),
(3),(6)11,13,16が優先度の高い情報デ
ータを生成するものとしたが、これらの設定は自由に変
更可能であることは言うまでもないことである。また、
この優先度(データ)は、コントロール部51における
入力操作による設定だけでなく、各撮影カメラ部(1〜
6)11〜16に内蔵されている非常検知手段により得
た非常データを該撮影カメラ部内のシステムコントロー
ラ部,映像/音声/データ・エンコーダ,双方向の高速
シリアル伝送インターフェイス回路及び前記共通の双方
向高速シリアルデジタル伝送回線21を介して、Isochr
onous転送信号あるいはAsynchrounous転送信号としてコ
ントロール部51に伝送される情報データに従って自動
的に変更するようにしても良い。特に監視システムで
は、ある監視対象領域に非常事態が発生した場合には、
この領域を撮影する撮影カメラ部11(〜16)で生成
した総ての情報データを優先的に前記共通の双方向高速
シリアルデジタル伝送回線21を介して中央監視所(映
像音声モニタ部31〜33)に伝送することが必要であ
る。このように、予め設定した優先度データに対して、
各撮影カメラ部(1〜6)11〜16の非常検知手段が
非常事態を検出したときには、その撮影カメラ部11
(〜16)で生成する情報データの優先度を高めるよう
にコントロール部51を設定することも可能である。こ
の非常検知手段は、各撮影カメラ部(1〜6)11〜1
6が撮影している領域内に取り付けられた非常検出用の
光センサーが好適である。何故ならば、この光センサー
により検出できる非常事態は、ビデオカメラで撮影して
生成する映像情報データによりその非常状態を映像とし
て伝送して映像音声モニタ部(1〜3)31〜33で表
示して確認することができるからである。
【0051】次に、このような共通の双方向高速シリア
ルデジタル伝送回線21を介して接続された映像音声記
録再生部41におけるデータ記録処理回路411及び第
二次記録再生装置412の機能について、図8〜図11
を参照して詳細に説明する。
【0052】図8は、データ記録処理回路411の一部
を具体的に示しており、双方向高速シリアル伝送インタ
ーフェイス回路4111は、Isochronous転送(送受
信)手段4111aと、Asynchrounous転送(送受信)
手段4111bと、入力端子4111cを備える。そし
て、データ処理回路4112は、ヘッダ分離手段411
2aと、データ分離手段4112bと、データのシリア
ル−パラレルデータ変換手段4112cと、AV/Cコ
マンド処理手段4112dと、システムコントローラ4
112eを備える。
【0053】ここで、前記共通の双方向高速シリアルデ
ジタル伝送回線21とデータ処理回路4112の間で各
種データの授受を仲介する双方向の高速シリアル伝送イ
ンターフェイス回路4111は、入力端子4111cに
入力された信号を、Isochronous転送(送受信)手段4
111aとAsynchrounous転送(送受信)手段4111
bによりそれぞれIsochronous転送信号とAsynchrounous
転送信号とに分離する。ヘッダ分離手段4112aは、
Isochronous転送信号で伝送されてきた撮影カメラ部
(1〜6)11〜16からの情報データから該情報デー
タを生成して送出した撮影カメラ部(1〜6)11〜1
6を識別するためのソースパケットヘッダ信号を分離す
る。データ分離手段4112bは、前記ヘッダ分離手段
4112aで分離したソースパケットヘッダを参照して
各撮影カメラ部(1〜6)11〜16で生成した情報デ
ータをそれぞれ分離する。シリアル−パラレルデータ変
換手段4112cは、データ分離手段4112bの出力
データを適当な長さのパラレル信号に変換して第一,第
二次記録再生装置4113,412へ送出し、それぞれ
ヘッダ分離手段4112aからのソースパケットヘッダ
信号に応じた所定のエリアに記録させる。また、AV/
Cコマンド処理手段4112dは、Asynchrounous転送
(送受信)手段4111bにより分離したAsynchronous
転送信号から各種の制御データ(コマンド)を取り出し
てシステムコントローラ4112eに出力する。これら
のコマンドとしては、色々なものがあるが、少なくと
も、コントロール部51により設定された記録したい情
報データを生成する撮影カメラ部を指定する情報データ
等が含まれる。システムコントローラ4112eは、こ
の情報データにより指定された撮影カメラ部で生成して
伝送されてきた情報データのみを第一,第二次記録装置
4113,412で記録するような制御を行なう。
【0054】図9は、このような情報データ記録動作の
詳細を示している。共通の双方向高速シリアルデジタル
伝送回線21上には、撮影カメラ部(1,3,6)1
1,13,16で生成した映像データを含む情報データ
が時分割にて伝送されている。これらのうちで撮影カメ
ラ部(1)11で生成した情報データのみを記録してお
きたい場合には、コントロール部51にそのための制御
条件(制御データ)を設定しておくことにより、このコ
ントロール部51は、この制御データを共通の双方向高
速シリアルデジタル伝送回線21上のAsynchrounous転
送信号として伝送して映像音声記録再生装置41の双方
向高速シリアル伝送インターフェイス回路4111に入
力する。双方向高速シリアル伝送インターフェイス回路
4111は、入力端子4111cに入力したAsynchroun
ous転送信号をAsynchrounous転送(送受信)手段411
1bで分離してデータ処理回路4112に入力する。デ
ータ処理回路4112は、入力したAsynchrounous転送
信号をAV/Cコマンド処理手段4112dにより各種
の制御データを取り出してシステムコントロール手段4
112eに入力する。そして、システムコントロール手
段4112eは、この制御データに従って、所定の撮影
カメラ部(1)11で生成した情報データがヘッダ分離
手段4112aで分離されたときに情報データのみを第
一,第二次記録装置4113,412で記録するように
これらを制御する。特に、第二次記録装置412の記録
媒体として使用する磁気記録媒体等はデータ転送速度を
あまり速く取ることができないことが多いために、図9
に示したように、分離された信号(5)のみをシリアル
−パラレルデータ変換手段4112cにより転送速度を
充分に低下させることが可能なように、バッファメモリ
を内蔵しておくことも有効である。このようにすること
により、記録装置のために低転送速度のパラレル信号に
変換した記録信号(6)を作成することができる。
【0055】次に、複数の撮影カメラ部(1,6)1
1,16で生成した情報データの記録方法について図1
0を参照して詳細に説明する。基本的には、図9を参照
して説明した記録方法と同様であるが、記録装置のデー
タ転送能力が大きいときには複数の撮影カメラ部で同時
に生成した情報データを記録することが可能である。特
に、第一次記録装置4113の記憶媒体として考えられ
る各種のディスク(HD,MO,PD,DVD−RAM
等)や半導体メモリには充分な高速性を有するものもあ
る。また、図8では図示説明を省略したが、当然に、入
力手段だけではなく第一,第二次記録装置4113,4
12に記録した情報データを再生する(読み出す)必要
があり、そのための出力手段も必要である。詳細につい
ては後述することとするが、映像音声記録再生部41
は、装備している記録再生装置の能力を示す情報を含ん
だ制御データを前記Asynchrounous転送(送受信)手段
4111bから共通の双方向高速シリアルデジタル伝送
回線21を介してコントロール部51へ伝送することが
できるようにする。コントロール部51は、この制御デ
ータを参照することにより、何台の撮影カメラ部の映像
情報データまで記録することができるかを認識すること
ができ、これにより複数台の撮影カメラ部で生成した情
報データに適した記録モードを設定することが可能にな
る。
【0056】2台の撮影カメラ部(1,6)11,16
で生成した映像データを含む情報データを記録するため
に、コントロール部51は、映像音声記録再生部41に
対して撮影カメラ部(1,6)11,16で生成した情
報データを記録するように指令する制御データを生成し
て双方向高速シリアルデジタル伝送回線21に送出す
る。映像音声記録再生部41は、データ記録処理回路4
11におけるデータ処理回路4112のAV/Cコマン
ド処理手段4112dによって前記指令を分離し、シス
テムコントローラ4112eによって該指令に従って、
双方向高速シリアルデジタル伝送回線21上の信号
(4)から所望の信号を分離した信号(5)を取り出
し、これを第一,第二次記録再生装置4113,412
の所定の形式のデータ列に変換した信号(6)を作成し
て第一,第二次記録再生装置4113,412に記録さ
せる制御を実行する。
【0057】次に、第一,第二次記録再生装置411,
412を活用して情報データを記録する方法の詳細例を
図11を参照して説明する。前述したように複数の撮影
カメラ部11〜16で生成した情報データを記録するシ
ステムにおいて、撮影カメラ部(1)で生成した情報デ
ータ(カメラ1)と撮影カメラ部16で生成した情報デ
ータ(カメラ2)を記録する場合を例示する。第一次記
録再生装置4113は、撮影カメラ部毎の情報データを
所定のフレーム単位やより長時間の数分単位にそれぞれ
纏める役割を分担し、第二次記録再生装置412は、こ
れらの情報データが所定量纏まったときにこれを転送し
て記録させる役割を分担する。このような機能分担は、
特に第二次記録再生装置412における記録媒体のアク
セスが遅い磁気記録媒体等を用いたときに有効となる。
すなわち、情報データの記録を撮影カメラ毎に纏めるこ
とにより、第二次記録再生装置4113の読み出しアク
セスが遅い場合に、所望の撮影カメラ情報データを記録
した部分のみを走査して読み出すときに、アクセス場所
を頻繁に変更する必要が無いと言うメリットがある。
【0058】図11においては、記録時に、分離された
信号(5)から撮影カメラ(1)の情報データと撮影カ
メラ(6)の情報データを分離してそれぞれ撮影カメラ
(1)の情報データ群と撮影カメラ(6)の情報データ
群を第一次記録再生装置4113にひとかたまりの信号
(7)として作成し、磁気記録テープを使用する第二次
記録再生装置412への信号(8)は前記第一次記録再
生装置4113の信号群(7)を単位として記録するよ
うにしている。これにより、再生時に、磁気記録テープ
から一方の信号群のみを再生することが容易になる。
【0059】また、このように複数の撮影カメラ部から
伝送される情報データを記録する場合には、前記映像音
声モニタ部への情報伝送管理と同様に、前記共通の双方
向高速シリアルデジタル伝送回線21を使用して複数の
撮影カメラ部が別々の映像情報データを含む情報データ
を1つの映像音声記録再生部41に伝送して記録すると
きに、この共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線
21に接続されて該双方向高速シリアルデジタル回線2
1を管理するコントロール部51により、各撮影カメラ
部11〜16からの伝送情報データ量の合計と映像音声
記録再生装置41の記録伝送レートとを比較して、映像
情報データを正常に記録することができるかどうかを判
断する。そして、正常に記録することができないと判断
したときには、どの撮影カメラ部で生成した情報データ
の映像情報データから記録を停止をするかを前記コント
ロール部23に予め設定することができるようにする。
このことにより、モニタの場合と同様に、第一,第二次
記録再生装置4113,412に記録させる各撮影カメ
ラ部11〜16の優先度を設定することができる。ま
た、情報データの優先度を撮影カメラ部側から送られて
くる非常データにより変更することができるようにす
る。これらの処理は、モニタ時の処理と同様にして行な
うことができる。これらの詳細については更に後述する
こととする。
【0060】次に、以上に述べてきたように、共通の双
方向高速シリアルデジタル伝送回線21に接続される撮
影カメラ部11(〜16),映像音声モニタ部31(〜
33),映像音声記録再生部41及びコントロール部5
1の更に具体的な回路構成及び情報処理方法を説明す
る。図12は全体の回路図、図13〜図15はコントロ
ール部51の各情報処理方法である。図1〜図11を参
照して説明したものと同一回路及び同等機能には同一の
参照符号を付し、重複する説明の一部を省略する。な
お、音声情報データは映像情報データと同様に扱うこと
ができるので、ここでは音声情報データを映像情報デー
タに含めて扱い、音声情報データを含めてデータ映像情
報データという。
【0061】図12において、各撮影カメラ部11(〜
16)におけるエンコーダ115は、映像圧縮データ供
給源115a,スイッチ回路115b,パラレル−シリ
アルデータ変換回路115c,タイムスタンプ付加回路
115d,ブロック分割/ヘッダ付加回路115e,制
御データ発生器115f,AV/Cコマンド発行処理回
路115g,フレーム生成回路115hを備える。デコ
ーダ116は、AV/Cコマンド処理回路116a,フ
レーム解析処理回路116bを備える。そして、双方向
高速シリアル伝送インターフェイス回路117は、Isoc
hronous転送(送信)手段117a,Asynchrounous転送
(受信)手段117b1,Asynchrounous転送(受信)
手段117b2,デジタルデータの時分割加算処理回路
117cを備える。
【0062】各映像音声モニタ部31(〜33)におけ
る双方向高速シリアル伝送インターフェイス回路311
は、Isochronous転送(受信)手段311a,Asynchrou
nous転送(受信)手段311b1,Asynchrounous転送
(受信)手段311b2,デジタルデータの時分割加算
処理回路311cを備える。デコーダ312は、ヘッダ
分離/ブロック統合回路312a,タイムスタンプ分離
回路312b,シリアル−パラレルデータ変換回路31
2c,映像圧縮データ受信回路312d,フレーム解析
処理回路312e,AV/Cコマンド処理回路312
f,AV/Cコマンド発行処理回路312g,フレーム
生成回路312hを備える。そして、システムコントロ
ーラ314を備える。
【0063】コントロール部51における制御データ処
理回路512は、ヘッダ分離回路512a,データ量判
別処理回路512b,フレーム解析処理回路512c,
AV/Cコマンド処理回路512d,AV/Cコマンド
発行処理回路512e,フレーム生成回路512fを備
える。双方向高速シリアル伝送インターフェイス回路5
13は、Isochronous転送(受信)手段513a,Async
hrounous転送(受信)手段513b1,Asynchrounous
転送(送信)手段513b2,デジタルデータの時分割
加算処理回路513cを備える。そして、システムコン
トローラ514及び入力手段514を備える。
【0064】映像音声記録再生部41における双方向高
速シリアル伝送インターフェイス回路4111は、Isoc
hronous転送(受信)手段4111a1,Isochronous転
送(送信)手段4111a2,Asynchrounous転送(受
信)手段4111b1,Asynchrounous転送(送信)手
段4111b2,デジタルデータの時分割加算処理回路
4111cを備える。データ処理回路4112は、ヘッ
ダ分離/ブロック統合回路4112a1,タイムスタン
プ分離回路4112f,シリアル−パラレルデータ変換
回路4112c,映像圧縮データ受信回路4112g,
映像圧縮データ送信回路4112h,パラレル−シリア
ルデータ変換回路4112i,タイムスタンプ付加回路
4112j,ブロック分割/ヘッダ付加回路4112
k,フレーム解析処理回路4112m,AV/Cコマン
ド処理回路4112d,システムコントローラ4112
e,AV/Cコマンド発行処理回路4112n,フレー
ム生成回路4112oを備える。なお、第一,第二次記
録再生装置は、総合して参照符号4113,412で示
す。
【0065】情報データ送信側である各撮影カメラ部1
1(〜16)は、それぞれ、映像圧縮データ供給源11
5aにより、ビデオカメラ111及びマイク112から
入力した情報を処理して圧縮映像データとして出力し、
スイッチ回路115bを介してパラレル−シリアルデー
タ変換回路115cに供給する。パラレル−シリアルデ
ータ変換回路115cは、この圧縮映像データをシリア
ルデータ列に変換する。また、このとき、制御データ発
生器115fからのデータも時分割的にシリアルデータ
列に変換して重畳する。タイムスタンプ付加回路115
dは、パラレル−シリアルデータ変換回路115cから
出力されるシリアルデータ列に伝送タイミング時間情報
を付加する。ブロック分割/ヘッダ付加回路115e
は、タイムスタンプ付加回路115dから出力されるシ
リアルデータ列に、更に、ブロック分割情報及びヘッダ
情報を付加する。双方向高速シリアル伝送インターフェ
イス回路117におけるIsochronous転送(送信)手段
117aと時分割加算処理回路117cは、このように
処理された情報データを共通の双方向高速シリアルデジ
タル伝送回線21に送出する。
【0066】更に、システムコントローラ114は、こ
の撮影カメラ部11(〜16)の状態を示す情報をAV
/CコマンドとしてAV/Cコマンド発行処理回路11
5gに供給してAV/Cコマンド信号を発行させる。フ
レーム生成回路115hは、このAV/Cコマンド信号
をAsynchrounous転送(送信)手段117b2及び時分
割加算処理回路117cを介して前記共通の双方向高速
シリアルデジタル伝送回線21へ伝送する。
【0067】一方、前記共通の双方向高速シリアルデジ
タル伝送回線21からの信号受信では、該双方向高速シ
リアルデジタル伝送回線21上の信号を双方向高速シリ
アル伝送インターフェイス回路117における時分割加
算処理回路117cとAsynchrounous転送(受信)手段
117b1を介して取り込み、デコーダ116のフレー
ム解析処理回路116bにて復元してAV/Cコマンド
処理回路116aに供給し、AV/Cコマンド(制御デ
ータ)信号を得る。スイッチ回路115bは、前記AV
/Cコマンド信号により、例えば、前記映像圧縮データ
供給源115aから出力される映像圧縮データ信号を遮
断することにより、映像圧縮データが前記共通の双方向
高速シリアルデジタル伝送回線21へ送出されるのを停
止する。
【0068】また、システムコントローラ114は、前
記AV/Cコマンド信号により該撮影カメラ部11(〜
16)の各種モードの設定,変更を行う。また、このシ
ステムコントローラ114は、制御データ発生器115
fに対して、先に述べた非常用の検知手段113で検出
した非常情報データや撮影カメラ部11(〜16)を識
別(各撮影カメラ(1〜6)に対してそれぞれ異なる情
報を提供する。)するための情報等も供給する。
【0069】情報データ受信側である各映像音声モニタ
部31(〜33)は、それぞれ、前記共通の双方向高速
シリアルデジタル伝送回線21で伝送されてくる各種デ
ータ信号を双方向高速シリアル伝送インターフェイス回
路311における時分割加算処理回路311cとIsocht
ronous転送(受信)手段311aを介して入力する。そ
して、デコーダ312におけるヘッダ分離/ブロック統
合回路312aにおいてヘッダ情報を分離して所定の情
報データ(所定の撮影カメラ部で生成した映像情報デー
タ)のみを取得し、更に、これらのデータ列を送信側で
のブロック分割に合わせて復元するブロック統合処理を
行う。その後、タイムスタンプ分離回路312bにより
タイムスタンプ信号を分離した後に、シリアル−パラレ
ルデータ変換回路312cによりパラレルデータ信号に
変換して映像圧縮データ受信回路312dに供給する。
映像圧縮データ受信回路312dは、この圧縮されたパ
ラレルデータを元の映像情報データに復元してモニタ3
13に表示させる。
【0070】システムコントローラ314は、この映像
音声モニタ部31(〜33)の内部をコントロールする
だけでなく、該映像音声モニタ部31(〜33)の識別
と現在の状態を示す各種の情報(AV/Cコマンド=制
御データ)を、撮影カメラ部11(〜16)と同様に、
AV/Cコマンド発行処理回路312gとフレーム生成
回路312hからAsynchrounous転送(送信)手段31
1b2及び時分割加算処理回路311cを介して前記共
通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線21に伝送さ
せる。一方、前記共通の双方向高速シリアルデジタル伝
送回線21からの制御データ(AV/Cコマンド)信号
の受信では、双方向高速シリアル伝送インターフェイス
回路311におけるAsynchrounous転送(受信)手段3
11b1は、前記時分割加算処理回路311b1を介し
て入力した信号をフレーム解析処理回路312eに供給
して復元させ、復元した信号をAV/Cコマンド処理回
路312fに供給してAV/Cコマンド(制御データ)
信号を得る。このAV/Cコマンド信号には、コントロ
ール部51から伝送されてくる、何れの撮影カメラ部1
1(〜16)で生成した情報データをモニタ表示するか
を指定するための情報等が含まれる。システムコントロ
ーラ314は、このAV/Cコマンド信号に従ってヘッ
ダ分離/ブロック統合回路312aを制御して、分離す
べき撮影カメラ部11(〜16)の情報データのヘッダ
情報を特定する。これにより、所望の撮影カメラ部11
(〜16)で撮影した映像がモニタ313に表示され
る。
【0071】コントロール部51は、各撮影カメラ部1
1(〜16)から前記共通の双方向高速シリアルデジタ
ル伝送回線21で伝送されてくる情報データ(場合によ
っては、映像音声記録再生装置41からの再生情報デー
タも含まれる)を双方向高速シリアル伝送インターフェ
イス回路513の時分割加算処理回路513cとIsochr
onous転送(受信)手段513aを介して入力し、制御
データ処理回路512のヘッダ分離回路512aにより
ヘッダ情報を分離してデータ量判別処理回路512bに
供給する。このデータ量判別処理回路512bは、この
各ヘッダ情報から現在何種類の情報データが撮影カメラ
部11(〜16)及び映像音声記録再生部41から伝送
されているかを把握する。
【0072】前記伝送情報データ量と前記共通の双方向
高速シリアルデジタル伝送回線21の伝送可能容量とを
比較することにより、何台の撮影カメラ部11(〜1
6)及び映像音声記録再生部41の映像情報データを伝
送することが可能かを判断することができる。そして、
この判断結果に基づいて、予め決められた優先度の高い
順に、撮影カメラ部11(〜16)で生成した映像情報
データ及び映像音声記録再生部41で再生した映像情報
データの伝送可否制御(伝送データ量管理)を行うこと
により、前記共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回
線21のデータ伝送許容量の範囲内で正常な情報データ
の伝送を実現することができる。そのために、システム
コントローラ514は、前記データ量判別処理回路51
2bから伝送情報データ量情報を入手し、各撮影カメラ
部11(〜16)及び映像音声記録再生部41に情報デ
ータ伝送可否を設定する制御データを生成する。システ
ムコントローラ514は、この制御データをAV/Cコ
マンドとしてAV/Cコマンド発行処理回路5512e
へ供給してAV/Cコマンド信号を発行する。このAV
/Cコマンド信号はフレーム生成回路512fを介して
Asynchrounous転送(送信)手段513b2及び時分割
加算処理回路513cを経由して前記共通の双方向高速
シリアルデジタル伝送回線21へ伝送し、各撮影カメラ
部11(〜16)及び映像音声記録再生部41に伝送す
る。
【0073】また、このシステムコントローラ514
は、例えば、先に述べたように、各撮影カメラ部11
(〜16)に設けられた非常用の検知手段113からの
制御データ信号等も受信する。この信号は、前記共通の
双方向高速シリアルデジタル伝送回線21から、前記時
分割加算処理回路513cとAsynchrounous転送(受
信)手段513b1を介して入力し、フレーム解析処理
回路512cにて復元してAV/Cコマンド処理回路5
12dに供給し、AV/Cコマンド(制御情報データ)
信号としてシステムコントローラ514に入力される。
システムコントローラ514は、この非常用の検知手段
3からの非常データ信号に応じて、前記共通の双方向高
速シリアルデジタル伝送回線21上に伝送する各撮影カ
メラ部11(〜16)及び映像音声記録再生部41から
の情報データの優先度を変更するなどの処理を行う。ま
た、各映像音声モニタ部31〜33からからの接続状況
等の情報も同様に、この回路手段から入手する。
【0074】次に、送受信側となる映像音声記録再生部
41は、記録時には、システムコントローラ4112e
により指定された情報データ信号をヘッダ分離回路41
12a1で見付けることにより、この指定された情報デ
ータ(映像信号)のみを分離して映像圧縮データ受信回
路4112gに供給し、これを第一次及び/又は第二次
記再生装置4113,412に記録する。この記録すべ
き映像信号を生成する撮影カメラ部11(〜16)は、
前記コントロール部51のシステムコントローラ514
によって決定され、前記Asynchrounous転送信号として
システムコントローラ4112eに伝送して設定され
る。また、再生時には、前記第一次及び/又は第二次記
録再生装置4113,412で生成した映像データを、
映像圧縮データ送信回路4112h,パラレル−シリア
ルデータ変換回路4112i,タイムスタンプ付加回路
4112j,ブロック分割/ヘッダ付加回路4112k
を経由してIsochronous転送(送信)手段4111a2
に供給し、時分割加算処理回路4111cにより前記Is
ochronous転送信号として前記共通の双方向高速シリア
ルデジタル伝送回線21に伝送する。この再生指令も、
前記コントロール部51により、AV/Cコマンドを用
いて行う。
【0075】次に、コントロール部51の詳細な動作に
ついて説明する。図13〜図15は、コントロール部5
1におけるシステムコントローラ514の動作例を示し
ている。図13は、データ量判別処理回路512bから
取得した伝送情報データ情報により前記共通の双方向高
速シリアルデジタル伝送回線21上の伝送情報データの
総量Nを予測し(ステップS1301)、この予測値N
が第一次及び/又は第二次記録再生装置4113,41
2に記録可能なデータ量より多いか少ないかを判断し
(ステップS1302)、多ければ、優先度の低い撮影
カメラ部11(〜16)の映像情報データの取り込みを
停止(映像音声記録再生部41におけるヘッダ分離/ブ
ロック統合回路4112a1を制御して取得する記録映
像情報データを調整する)して(ステップS130
3)、記録すべき映像情報データの総量が記録装置に記
録可能なデータ量内に入るように設定する。
【0076】また、このときに、各撮影カメラ部11〜
16の優先度は、図14に示すような優先度設定メニュ
ー等により、予め、ユーザーが設定しておくようにす
る。
【0077】更に、図15に示すように、各撮影カメラ
部11〜16に設けた非常用の検知手段113からの非
常データ(制御データ信号)等を受信したときには、こ
れをアラーム入力として検知し(ステップS150
1)、この非常用の検知手段113からの非常データ信
号がどの撮影カメラ部11〜16からの信号(この信号
は、Asynchrounous転送信号かIsochtronous転送信号の
何れかにより伝送されてくる)であるかを検出する(ス
テップS1502)。図15の例では、撮影カメラ部
(5)15であることを検出すると、予め設定されてい
る優先度情報(ステップS1503)を、この撮影カメ
ラ部15の優先度を一番高く設定するように変更し(ス
テップS1504)、非常事態が発生した撮影対象領域
を撮影する撮影カメラ部15からの映像情報データを優
先的に記録再生装置4113,412に記録することが
できるようにする。このような優先度制御処理は、先に
述べた映像音声モニタ部31〜33の制御についてもほ
ぼ同様な処理により優先度の高い映像を確実にモニタに
表示するように適用することができる。
【0078】次に、本発明になるテレビ電話/会議シス
テムの一実施形態を図16を参照して説明する。同図に
おいて、図1〜図15を参照して説明した構成手段と同
一機能手段には同一参照符号を付した。このようなシス
テムにおいても、前述したと同様のことが考えられるこ
とは、容易に理解されるであろう。
【0079】この実施形態は、対話対象者と対向する3
台の撮影カメラ部11〜13及び映像音声モニタ部31
〜33の組み合わせと映像音声記録再生部41とコント
ロール部51によって構成されている。撮影カメラ部1
1〜13は、対話対象者を撮影及び集音して映像及び音
声情報データを生成して伝送し、映像音声モニタ部31
〜33は、受信した映像及び音声情報データを表示及び
放音して対話対象者に提示する。各映像音声モニタ部3
1〜33は、それぞれ、他の2つの撮影カメラ部から伝
送されてくる映像情報データを画面分割で同時に表示す
るようにする。
【0080】このようなテレビ電話/会議システムにお
いても、共通の双方向高速シリアルデジタル伝送回線2
1のデータ伝送容量が少ない場合や接続される撮影カメ
ラ部及び映像音声モニタ部の台数が増加すると、当然、
総ての情報データをこの共通の双方向高速シリアルデジ
タル伝送回線21で伝送することができなくなることが
考えられる。このようなときには、コントロール部51
にて、優先度の高い情報データから伝送することや、発
言者が検知手段3を操作することにより非常データを発
生させて伝送の優先度を確保するようにすること等の応
用が考えられる。更には、これらの優先度に応じて映像
音声モニタ部31〜33での表示位置や表示を行うか否
か等の制御も可能である。また、これらのテレビ電話/
会議の情報データを記録して保存する必要が生じる。こ
のようなときにも、映像音声記録再生装置41の記録デ
ータ転送容量によって、記録すべき情報データを制限す
る必要が発生する。そして、このときにも、先に述べた
ように、それぞれの優先度処理を採用することによって
問題を解決することができる。
【0081】本発明は、双方向高速シリアルデジタル伝
送回線を使用した情報データ伝送に好適であるが、アナ
ログ伝送回線を使用して実施することもできる。また、
伝送回線は、ビルや構内監視システムでは専用の伝送回
線を敷設して使用するが、複数のビル内監視やテレビ電
話/会議システムは公衆通信回線を利用する。
【0082】
【発明の効果】本発明になる情報伝送/記録方法とその
ための装置によれば、複数の送信手段(撮影カメラ部群
及び情報記録再生装置における再生モード機能)からの
異なる複数種類の映像情報(音声情報を含んでも良い)
を含む情報データ列を時分割にて送受信する共通の伝送
回線を使用して、複数の受信手段(モニタ及び記録再生
装置の記録機能)に同時に伝送することが可能になる。
また、このような共通の伝送回線に接続したコントロー
ル手段により、該伝送回線に接続された各種送信手段及
び各種受信手段の機器をコントロールする信号も該伝送
回線を使用して伝送することにより送信側と受信側の組
み合わせを自由に設定または変更することを可能にする
ことや、伝送回線のデータ量を監視して送信側のデータ
量をコントロールすることや優先度に応じて、該伝送回
線に情報を伝送する送信側の機器をコントロールして少
なくとも映像情報の伝送を停止(遮断)させ、伝送回線
のデータ伝送能力に応じたデータ伝送を実現することが
できる。更に、伝送情報の優先度は、各撮影カメラ部が
有する制御データにより非常事態のような優先度が高い
情報については、この制御データを各撮影カメラ部から
コントロール手段に伝送して、優先度を変更するように
することにより、特に監視システム等に用いられるとき
に必要な情報を確実に伝送/表示/記録することがで
き、極めて有効な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる映像音声情報データの伝送/表示
/記録再生装置のシステムブロック図である。
【図2】複数の撮影カメラ部からのデジタル圧縮情報デ
ータを時分割多重して同一伝送回線にて伝送する動作を
示す図である。
【図3】伝送回線上のデータを記録再生装置に記録する
動作を示す図である。
【図4】本発明になる監視システムの一実施形態を示す
システムブロック図である。
【図5】デジタル伝送回線上のデータを制御するコント
ロール手段の一制御動作を示すフローチャートである。
【図6】デジタル伝送回線上のデータを制御するコント
ロール手段の一設定動作を示すメニュー表示画面であ
る。
【図7】コントロール手段によるデジタル伝送回線上の
データの制御の一実施形態を示す動作説明図である。
【図8】データ記録処理回路の一部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】データ記録再生装置の一実施形態を示す動作説
明図である。
【図10】データ記録再生装置の他の実施形態を示す動
作説明図である。
【図11】データ記録再生装置における第一次,第二次
記録再生装置の一実施形態を示す動作説明図である。
【図12】本発明になる映像情報伝送/記録再生方法を
実現するために共通の双方向デジタル伝送回線に接続さ
れた機器の具体的な回路構成の一実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図13】本発明になる映像情報伝送/記録再生方法を
実現する共通の双方向デジタル伝送回線に接続されたコ
ントロール手段における優先度制御動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】本発明になる映像情報伝送/記録再生方法を
実現する共通の双方向デジタル伝送回線に接続されたコ
ントロール手段における優先度設定動作を説明するメニ
ュー表示画面である。
【図15】本発明になる映像情報伝送/記録再生方法を
実現する共通の双方向デジタル伝送回線に接続されたコ
ントロール手段の優先度変更制御動作を説明するフロー
チャートである。
【図16】本発明になるテレビ電話/テレビ会議システ
ムの一実施形態を示すシステムブロック図である。
【符号の説明】
11〜15…撮影カメラ部、111…ビデオカメラ、1
12…マイク、113…検知手段、114…システムコ
ントローラ、115…エンコーダ、116…デコーダ、
117…双方向高速シリアル伝送インターフェイス回
路、21…双方向高速シリアルデジタル伝送回線、31
〜33…映像音声モニタ部、311…双方向高速シリア
ル伝送インターフェイス回路、312…デコーダ、31
3…モニタ、41…映像音声記録再生部、411…デー
タ記録処理回路、412…第二次記録再生装置、411
1…双方向高速シリアル伝送インターフェイス回路、4
112…データ処理回路、4113…第二次記録再生装
置、51…コントロール部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 公一 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式 会社 日立製作所 マルチメディアシス テム開発本部内 (56)参考文献 特開 平5−161184(JP,A) 特開 平6−165186(JP,A) 特開 平8−307844(JP,A) 特開 平9−200709(JP,A) 特開 昭62−281584(JP,A) 特開 平8−111858(JP,A) 実開 平2−143885(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 H04N 5/765 H04N 7/14

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の伝送回線を使用して、複数の送信手
    段から複数の受信手段に対して別々の映像情報データを
    含む情報データを伝送する情報伝送方法において、 前記伝送回線に接続されて前記各送信手段と各受信手段
    の情報伝送機能を管理するコントロール手段を設け、該
    コントロール手段により、どの送信手段の情報データを
    どの受信手段に伝送するかを設定し、各送信手段の伝送
    情報データ量の合計と前記共通の伝送回線の伝送可能容
    量とを比較して正常な映像情報データを伝送が可能かど
    うかを判断し、正常に伝送できないと判断したときに
    は、優先度の制御データを参照して優先度の低い送信手
    段の伝送情報データ中の少なくとも映像情報データの出
    力を停止させることを特徴とする情報伝送方法。
  2. 【請求項2】請求項において、前記複数の送信手段に
    は、それぞれ、カメラ部と、該カメラ部の撮影領域内に
    おける非常状態を検出する非常検知手段と、この非常検
    知手段が発生する非常データに基づいて前記優先度を変
    えるための制御データを生成する制御部とを設け、前記
    制御部は前記優先度の制御データを伝送情報データ中に
    時分割重畳して前記コントロール手段に送ることを特徴
    とする情報伝送方法。
  3. 【請求項3】請求項において、前記送信手段がN個,
    前記受信手段がM個で、NがMより多い(N>M)とき
    は、前記コントロール手段は、優先度の制御データによ
    り、優先度の高い送信手段の情報データを受信手段に伝
    送させると共に、優先度の低い送信手段の情報データ中
    の少なくとも映像情報データの出力を停止させることを
    特徴とする情報伝送方法。
  4. 【請求項4】共通の伝送回線を使用して、複数の送信手
    段から複数の受信手段に対して別々の映像情報データを
    含む情報データを伝送する情報伝送装置において、 前記伝送回線に接続されて前記各送信手段と各受信手段
    の情報伝送機能を管理するコントロール手段を設け、該
    コントロール手段により、どの送信手段の情報データを
    どの受信手段に伝送するかを設定し、 各送信手段の伝送
    情報データ量の合計と前記共通の伝送回線の伝送可能容
    量とを比較して正常な映像情報データを伝送が可能かど
    うかを判断し、正常に伝送できないと判断したときに
    は、優先度の制御データを参照して優先度の低い送信手
    段の伝送情報データ中の少なくとも映像情報データの出
    力を停止させることを特徴とする情報伝送装置。
  5. 【請求項5】請求項において、前記複数の送信手段
    は、それぞれ、カメラ部と、該カメラ部の撮影領域内に
    おける非常状態を検出する非常検知手段と、この非常検
    知手段が発生する非常データに基づいて前記優先度を変
    えるための制御データを生成する制御部とを備え、前記
    制御部は前記優先度の制御データを伝送情報データ中に
    時分割重畳して前記コントロール手段に送ることを特徴
    とする情報伝送装置。
  6. 【請求項6】請求項において、前記送信手段がN個,
    前記受信手段がM個で、NがMより多い(N>M)とき
    は、前記コントロール手段は、優先度の制御データによ
    り、優先度の高い送信手段の情報データを受信手段に伝
    送させると共に、優先度の低い送信手段の情報データ中
    の少なくとも映像情報データの出力を停止させることを
    特徴とする情報伝送装置。
  7. 【請求項7】監視対象領域を撮影する撮影カメラを含む
    複数の送信手段から映像モニタを含む複数の受信手段に
    対して別々の映像情報データを含む情報データを伝送回
    線を介して伝送して表示させる監視装置において、 共通の伝送回線に前記各送信手段と各受信手段とこれら
    の情報伝送機能を管理するコントロール手段を接続し、
    前記コントロール手段により、どの送信手段の情報デー
    タをどの受信手段に伝送するかを設定し、 各送信手段が
    伝送する情報データ量の合計と前記共通の伝送回線の伝
    送可能容量とを比較して正常な情報データの伝送が可能
    かどうかを判断し、正常に伝送できないと判断したとき
    には、優先度の制御データを参照して優先度の低い送信
    手段の伝送情報データ中の少なくとも映像情報データか
    ら出力を停止させることを特徴とする監視装置。
  8. 【請求項8】請求項において、前記送信手段は、前記
    撮影カメラの撮影領域内における非常状態を検出する非
    常検知手段と、この非常検知手段の非常データに基づい
    て前記優先度を変えるための制御データを生成する制御
    部とを備え、この制御部は前記優先度の制御データを伝
    送情報データ中に時分割重畳して前記コントロール手段
    に伝送することを特徴とする監視装置。
  9. 【請求項9】請求項において、送信手段の数をN個,
    受信手段の数をM個として、N個がM個より多い(N>
    M)ときは、前記コントロール手段により前記送信手段
    のいくつかの伝送情報データ中の少なくとも映像情報デ
    ータの出力を停止させることを特徴とする監視装置。
  10. 【請求項10】対話対象者を撮影する撮影カメラと音声
    情報を取得する音声情報取得手段とを含む複数の送信手
    段から映像音声モニタを含む複数の受信手段に対して別
    々の映像音声情報データを含む情報データを伝送回線を
    介して伝送して表示させるテレビ電話/会議装置におい
    て、 共通の伝送回線に前記各送信手段と各受信手段とその情
    報伝送機能を管理するコントロール手段を接続し、前記
    コントロール手段により、どの送信手段の情報データを
    どの受信手段に伝送するかを設定し、 各送信手段が伝送
    する情報データ量の合計と前記共通の伝送回線の伝送可
    能容量とを比較して正常な情報データの伝送が可能かど
    うかを判断し、正常に伝送できないと判断したときに
    は、優先度の制御データを参照して優先度の低い送信手
    段の伝送情報データ中の少なくとも映像情報データから
    出力を停止させることを特徴とするテレビ電話/会議装
  11. 【請求項11】 請求項10において、送信手段の数をN
    個,受信手段の数をM個として、N個がM個より多い
    (N>M)ときは、前記コントロール手段により前記送
    信手段のいくつかの伝送情報データ中の少なくとも映像
    情報データの出力を停止させることを特徴とするテレビ
    電話/会議装置。
  12. 【請求項12】対話対象者を撮影する撮影カメラと音声
    情報を取得する音声情報取得手段とを含む複数の送信手
    段から映像音声モニタを含む複数の受信手段に対して別
    々の映 像音声情報データを含む情報データを伝送回線を
    介して伝送して表示させるテレビ電話/会議装置におい
    て、 共通の伝送回線に前記各送信手段と各受信手段とその情
    報伝送機能を管理するコントロール手段を接続し、前記
    コントロール手段により、どの送信手段の情報データを
    どの受信手段に伝送するかを設定し、 送信手段の数をN
    個,受信手段の数をM個として、N個がM個より多い
    (N>M)ときは、前記コントロール手段により前記送
    信手段のいくつかの伝送情報データ中の少なくとも映像
    情報データの出力を停止させることを特徴とするテレビ
    電話/会議装置。
  13. 【請求項13】複数の送信手段でそれぞれ生成した情報
    データを共通の伝送回線を介して1つの記録手段に伝送
    して記録する情報記録方法において、 前記共通の伝送回線に接続されて前記各送信手段の情報
    伝送機能と記録手段の情報記録機能を管理するコントロ
    ール手段を設け、前記コントロール手段により、どの送
    信手段からの情報データを前記記録手段で記録するかを
    設定し、 前記各送信手段の伝送情報データ量の合計と前
    記記録手段の記録データ伝送容量とを前記コントロール
    手段により比較して正常な情報データ記録の可否を判断
    し、記録できないと判断したときには、幾つかの送信手
    段からの情報データの記録を停止することを特徴とする
    情報記録方法。
  14. 【請求項14】複数の送信手段でそれぞれ生成した情報
    データを共通の伝送回線を介して1つの記録手段に伝送
    して記録する情報記録方法において、 前記共通の伝送回線に接続されて前記各送信手段の情報
    伝送機能と記録手段の情報記録機能を管理するコントロ
    ール手段を設け、前記コントロール手段により 、どの送信手段からの情報データを前記記録手段で記録
    するかを設定し、 前記各送信手段の伝送情報データ量の
    合計と前記記録手段の記録データ伝送容量とを前記コン
    トロール手段により比較して正常な情報データ記録の可
    否を判断し、記録できないと判断したときには、優先度
    の低い送信手段からの情報データの記録を停止すること
    を特徴とする情報記録方法。
  15. 【請求項15】請求項14において、前記各送信手段に
    設けた非常検知手段により検出した非常データを前記共
    通の伝送回線に時分割送出して前記コントロール手段に
    伝送し、記録する情報データの優先度を設定する参照情
    報とすることを特徴とする情報記録方法。
  16. 【請求項16】請求項13または14において、前記記
    録手段は、N個の送信手段から伝送されてくるN種類の
    情報データからM種類(但し、Mは2以上でかつM<
    N)の情報データを取得して記録することを特徴とする
    情報記録方法。
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