JP5697526B2 - 映像監視レコーダおよび映像監視システム - Google Patents
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Description
また、特許文献2では、RAID装置を用いずに複数のHDDを切り替えることによって、1つのHDDが故障した場合でも記録を継続できるように構成している。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る映像監視システムの構成を示すブロック図である。
映像監視システムは、図1に示すように、監視カメラ10(10a,10b)、第一の映像監視レコーダ20(20a,20b)および第二の映像監視レコーダ30から構成されている。
記録制御部202は、受信部201により受信された映像データの記録を制御するものである。
記録媒体203は、記録制御部202によって映像データが記録されるものであり、例えばHDDなどから構成される。
一時記録制御部302は、受信部301により受信された映像データの一時記録を制御するものである。
一時記録媒体303は、一時記録制御部302によって映像データが一時記録されるものであり、例えば半導体メモリなどから構成される。
カメラ管理部305は、各第一の映像監視レコーダ20が記録を行う映像データを撮像した監視カメラ10を識別するものである。ここで、カメラ管理部305は、状態監視部304により記録障害状態となったと認識された第一の映像監視レコーダ20の識別情報と、予め保持しているカメラ管理情報とを照合することで、この記録障害状態となった第一の映像監視レコーダ20が記録を行う映像データを撮像した監視カメラ10を識別する。なおカメラ管理情報には、例えば図2に示すように、各監視カメラ10の識別情報と、各監視カメラ10により撮像された映像データの記録を行う第一の映像監視レコーダ20の識別情報とが対応付けられている。
記録媒体307は、記録制御部306によって映像データが記録されるものである。
まず、第一の映像監視レコーダ20による映像記録動作について説明する。なお以下では、第一の映像監視レコーダ20aを用いて説明を行うが、第一の映像監視レコーダ20bの場合も、処理対象が監視カメラ10bにより撮像された映像データである点以外は同様である。
次いで、記録制御部202は、受信部201から取得した映像データを記録媒体203に記録する。この際、映像データを記録に適したデータ形式に変換してもよいし、送信元である監視カメラ10の識別情報や映像データを受信した時刻情報などを付与してもよく、これは以下においても同様である。
これにより、第一の映像監視レコーダ20が正常状態の場合には、対応する監視カメラ10により撮像された映像データを継続して記録することができる。
第二の映像監視レコーダ30による映像一時記録動作では、まず、受信部301は、各監視カメラ10により撮像された映像データを受信して、一時記録制御部302に送信する。すなわち、図1の場合では、監視カメラ10aにより撮像された映像データおよび監視カメラ10bにより撮像された映像データをそれぞれ受信して、一時記録制御部302に送信する。
次いで、一時記録制御部302は、受信部301からの映像データに、送信元である監視カメラ10の識別情報と、この映像データを受信した時刻情報とを付与して一時記録媒体303に記録する。
これにより、第二の映像監視レコーダ30に、各監視カメラ10により撮像された映像データが一時的に記録される。
第二の映像監視レコーダ30による各第一の映像監視レコーダ20の状態監視動作では、図3に示すように、まず、状態監視部304は、各第一の映像監視レコーダ20が正常状態であるかを監視する(ステップST31)。ここで、状態監視部304は、例えば、各第一の映像監視レコーダ20に定期的に自機の状態を示す情報または信号を送信させ、この情報または信号が記録障害状態を示している場合、あるいは、一定期間以内に情報または信号が受信されなかった場合に記録障害が発生したと見なす。あるいは、状態監視部304が各第一の映像監視レコーダ20に対して定期的に状態を問い合わせるようにしてもよいし、他の方法を用いてもよい。
一方、ステップST31において、状態監視部304は、ある第一の映像監視レコーダ20が記録障害状態となったと認識した場合、この第一の映像監視レコーダ20の識別情報をカメラ管理部305に送信する(ステップST32)。
そして、カメラ管理部305は、記録制御部306に対して、識別した監視カメラ10が撮像した映像データの記録を要求する。またこの際、記録障害状態となった第一の映像監視レコーダ20が記録障害状態ではなかったことを確認した最後の日時情報も記録制御部306に送信する。
このように動作することで、各第一の映像監視レコーダ20のいずれかが記録障害状態となった場合に、記録障害状態となった以降の映像データを第二の映像監視レコーダ30で代わりに記録することができる。
図4はこの発明の実施の形態2に係る映像監視システムの構成を示すブロック図である。
映像監視システムは、図4に示すように、監視カメラ10(10a〜10d)、第一の映像監視レコーダ20(20a〜20d)および第二の映像監視レコーダ30(30a,30b)から構成され、各機器の基本的な構成・動作は、実施の形態1における各機器の構成・動作と同様である。ただし、第一の映像監視レコーダ20および第二の映像監視レコーダ30は、コンピュータ40(40a,40b)のソフトウェア上で実現される。
例えば図4の場合では、仮想化ソフトウェア50a上で、第一の映像監視レコーダ20a,20bおよび第二の映像監視レコーダ30bが動作し、仮想化ソフトウェア50b上で、第一の映像監視レコーダ20c,20dおよび第二の映像監視レコーダ30aが動作するように構成されている。
実施の形態1,2では、第一の映像監視レコーダ20および第二の映像監視レコーダ30による映像記録方法について説明したが、実施の形態3では、第一の映像監視レコーダ20および第二の映像監視レコーダ30により記録された映像データを再生する方法について示す。
図6はこの発明の実施の形態3に係る映像監視システムの構成を示すブロック図である。図6に示す実施の形態3に係る映像監視システムは、図1に示す実施の形態1に係る映像監視システムの各第一の映像監視レコーダ20(20a,20b)にそれぞれ、読出制御部204、映像参照部205および映像再生部206を追加したものである。また、第二の映像監視レコーダ30に読出制御部308および映像送信部309を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
映像参照部205は、読出制御部204により再生対象映像データが読み出せない場合に、第二の映像監視レコーダ30に対してこの再生対象映像データの取得を要求し、第二の映像監視レコーダ30からこの再生対象映像データを受信するものである。
映像再生部206は、操作部(不図示)を介してユーザにより所望の映像データの再生が要求された場合に、この再生対象映像データを読出制御部204および映像参照部205から取得して、再生を行うものである。
映像送信部309は、読出制御部308により読み出された再生対象映像データを要求元の第一の映像監視レコーダ20に送信するものである。
操作部(不図示)を介してユーザにより映像データの再生が要求されると、映像再生部206は、再生対象映像データとして、ユーザにより指定された監視カメラ10により撮像され、ユーザにより指定された再生を開始する撮像日時の映像データ(映像フレーム)を指定する(ステップST71)。この再生対象映像データを示す情報は読出制御部204に送信される。
次いで、読出制御部204は、再生対象映像データの読み出しに成功したかを判断する(ステップST73)。このステップST73において、記録媒体203に再生対象映像データが記録されており、読出制御部204が再生対象映像データの読み出しに成功した場合には、この再生対象映像データを映像再生部206に送信し、シーケンスはステップST78に進む。
次いで、読出制御部308は、映像送信部309を介して取得した映像データ取得要求に従い、記録媒体307に記録されている映像データの中から、該当する再生対象映像データの読み出しを行う(ステップST75)。ここで、要求元の第一の映像監視レコーダ20に再生対象映像データが記録されていない場合には、第二の映像監視レコーダ30の記録媒体307に同一の再生対象映像データが記録されるため、読出制御部308は、このデータの読み出しを行う。
Claims (12)
- 他の映像監視レコーダとの間で冗長構成をとる映像監視レコーダにおいて、
前記他の映像監視レコーダが記録を行う映像データと同一の映像データを受信する受信部と、
前記受信部により受信された映像データを一時的に記録する一時記録媒体と、
前記他の映像監視レコーダの状態を監視する状態監視部と、
前記状態監視部により前記他の映像監視レコーダが記録障害状態となったと認識された場合に、前記一時記録媒体から映像データを読み出し、記録媒体に記録する記録制御部と
を備え、
異なる系統の前記他の映像監視レコーダが動作するハードウェア上と同一のハードウェア上で動作して、ソフトウェアにより実現される
ことを特徴とする映像監視レコーダ。 - 前記他の映像監視レコーダは複数設けられ、
前記記録制御部は、前記状態監視部により前記他の映像監視レコーダのうちのいずれか1台以上が記録障害状態となったと認識された場合に、前記一時記録媒体から映像データを読み出し、前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項1記載の映像監視レコーダ。 - 前記他の映像監視レコーダが記録を行う映像データを撮像した監視カメラを識別するカメラ管理部を備え、
前記一時記録媒体は、前記受信部により受信された映像データを、送信元の監視カメラの識別情報とともに一時的に記録し、
前記記録制御部は、前記カメラ管理部による識別結果を基に、前記記録障害状態となった映像監視レコーダに対応した監視カメラが撮像した映像データを前記一時記録媒体から読み出し、前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項2記載の映像監視レコーダ。 - ハードウェア上で動作する仮想化ソフトウェア上で動作する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の映像監視レコーダ。 - 前記他の映像監視レコーダからの映像データ取得要求に従い、前記記録媒体から該当する映像データを読み出す読出制御部と、
前記読出制御部により読み出された映像データを当該他の映像監視レコーダに送信する映像送信部とを備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の映像監視レコーダ。 - 前記記録媒体から所定の映像データを読み出す読出制御部と、
前記読出制御部により映像データが読み出せない場合に、前記他の映像監視レコーダに当該映像データの取得要求を行い、当該他の映像監視レコーダから映像データを受信する映像参照部と、
前記読出制御部および前記映像参照部から映像データを取得し、再生する映像再生部とを備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の映像監視レコーダ。 - 第一の映像監視レコーダと、前記第一の映像監視レコーダとの間で冗長構成をとる第二の映像監視レコーダとを複数系統備えた映像監視システムにおいて、
前記第二の映像監視レコーダは、
前記第一の映像監視レコーダが記録を行う映像データと同一の映像データを受信する受信部と、
前記受信部により受信された映像データを一時的に記録する一時記録媒体と、
前記他の映像監視レコーダの状態を監視する状態監視部と、
前記状態監視部により前記他の映像監視レコーダが記録障害状態となったと認識された場合に、前記一時記録媒体から映像データを読み出し、記録媒体に記録する記録制御部とを備え、
互いに異なる系統の前記第一の映像監視レコーダ及び前記第二の映像監視レコーダが、同一のハードウェア上で動作して、ソフトウェアにより実現される
ことを特徴とする映像監視システム。 - 前記第一の映像監視レコーダは複数設けられ、
前記第二の映像監視レコーダの記録制御部は、前記状態監視部により前記第一の映像監視レコーダのうちのいずれか1台以上が記録障害状態となったと認識された場合に、前記一時記録媒体から映像データを読み出し、前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項7記載の映像監視システム。 - 前記第二の映像監視レコーダは、
前記第一の映像監視レコーダが記録を行う映像データを撮像した監視カメラを識別するカメラ管理部を備え、
前記一時記録媒体は、前記受信部により受信された映像データを、送信元の監視カメラの識別情報とともに一時的に記録し、
前記記録制御部は、前記カメラ管理部による識別結果を基に、前記記録障害状態となった映像監視レコーダに対応した監視カメラが撮像した映像データを前記一時記録媒体から読み出し、前記記録媒体に記録する
ことを特徴とする請求項8記載の映像監視システム。 - 前記第一の映像監視レコーダおよび前記第二の映像監視レコーダは、ハードウェア上で動作する仮想化ソフトウェア上で動作する
ことを特徴とする請求項7から請求項9のうちのいずれか1項記載の映像監視システム。 - 前記第一の映像監視レコーダは、
前記記録媒体から所定の映像データを読み出す読出制御部と、
前記読出制御部により映像データが読み出せない場合に、前記第二の映像監視レコーダに当該映像データの取得要求を行い、当該第二の映像監視レコーダから映像データを受信する映像参照部と、
前記読出制御部および前記映像参照部から映像データを取得し、再生する映像再生部とを備え、
前記第二の映像監視レコーダは、
前記第一の映像監視レコーダからの映像データ取得要求に従い、前記記録媒体から該当する映像データを読み出す読出制御部と、
前記読出制御部により読み出された映像データを当該第一の映像監視レコーダに送信する映像送信部とを備えた
ことを特徴とする請求項7から請求項10のうちのいずれか1項記載の映像監視システム。 - 前記第二の映像監視レコーダは、
前記記録媒体から所定の映像データを読み出す読出制御部と、
前記読出制御部により映像データが読み出せない場合に、前記第一の映像監視レコーダに当該映像データの取得要求を行い、当該第一の映像監視レコーダから映像データを受信する映像参照部と、
前記読出制御部および前記映像参照部から映像データを取得し、再生する映像再生部とを備え、
前記第一の映像監視レコーダは、
前記第二の映像監視レコーダからの映像データ取得要求に従い、前記記録媒体から該当する映像データを読み出す読出制御部と、
前記読出制御部により読み出された映像データを当該第二の映像監視レコーダに送信する映像送信部とを備えた
ことを特徴とする請求項7から請求項11のうちのいずれか1項記載の映像監視システム。
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