JP2000134336A - 電話サーバシステムおよび電話サーバシステムのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
電話サーバシステムおよび電話サーバシステムのプログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2000134336A JP2000134336A JP10306518A JP30651898A JP2000134336A JP 2000134336 A JP2000134336 A JP 2000134336A JP 10306518 A JP10306518 A JP 10306518A JP 30651898 A JP30651898 A JP 30651898A JP 2000134336 A JP2000134336 A JP 2000134336A
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Abstract
または通話中などの場合でも、相手との通話を確実にす
ることを目的とする。 【解決手段】 電話網1とLANなどの常時接続網6と
が並設された通信環境にて、電話回線状況をが分かり自
動発呼が可能な電話回線接続装置3と、端末4に備えら
れた電話エージェント5と、常時接続網6上に設置され
た電話サーバ7と、ユーザの在席状態を検出する在席セ
ンサ8とから構成される。電話エージェント5は電話回
線およびユーザの状況データ、ユーザからの表示および
サービス要求(伝言、割り込み、予約、転送、予定表、
Web参照)を電話サーバ7に通知する。この要求など
に対して、電話サーバ7が必要な情報を電話エージェン
ト5に通知することにより、通話相手の状況を端末4の
側で事前に把握でき、業務効率を向上させることができ
る。
Description
に関し、特に電話網と常時接続網とが並設されている通
信網を利用し、電話サーバを常時接続網と連携させるこ
とにより電話サービスの機能向上を図る電話サーバシス
テムに関する。
ピュータをそれぞれ個人で利用することができる環境に
あり、しかも、コンピュータは単独でではなく、むしろ
LAN(local area network)やWAN(wide area ne
twork )などに常時接続されていて、データベース、電
子メール、ファイル転送などの各種サービスを受けるこ
とができるようになってきている。
のPOTS(plain old telephone service )と基本的
に変わっておらず、その操作も行き渡っている。利用形
態も、たとえば電話帳から通話相手の電話番号を探し、
その電話番号をダイヤルすることによって電話をかけ
る。電話をかけて、相手が通話中の場合には、通話が終
わるまで待つか、あるいは後でかけ直すことになる。ま
た、相手が不在の場合には、着信転送または留守番電話
の機能が利用されており、さもなければ電話に出た人に
伝言をしておくことが一般的に行われている。
X(private branch exchange )または電話交換機とを
接続して高度なサービスを提供するCTI(computer t
elephony integration)が知られている。このコンピュ
ータ(CTIサーバ)は、交換機と直接データリンクイ
ンタフェースを持つサーバの形式をとっており、交換機
と連携することにより、転送サービス、通話中着信サー
ビス、三者通話などの各種付加サービスが提供されてい
る。ただし、電話機を操作してこれらの付加サービスを
受ける場合、操作が複雑であり、必ずしも誰でも手軽に
利用することができるというものではない。
線などを介して接続することにより、通信サービスを提
供するIN(intelligent networks)においては、その
代表的な機能に転送機能がある。この転送機能は、通常
の転送電話のように着信交換機が転送するのではなく、
サーバにあらかじめ指定された交換機に対して直接転送
することができる機能である。
したインターネット電話と呼ばれる電話方式も実用化さ
れつつある。インターネット電話は、インターネット電
話ソフトが同じでないと通話できないとか、通常の電話
に比べて通話品質がかなり悪いなどの問題はあるもの
の、既存の長距離通話または国際電話の代わりとして利
用され始めている。
では、電話交換機とのインタフェースが複雑であり、電
話交換機には十分なAPI(application programming
interface )が用意されていないため、サービスの種類
が限定され、また、ソフトの更新にもコストと時間がか
なりかかる。
通常、電話交換機で行われるが、これはPOTS時代の
最小限の監視項目でしかないので、通話相手が電話中か
どうかは電話をかけてみるまで分からない。
号)が必要であるが、この番号は桁数も多く、覚えにく
いので、電話帳などを調べることになるが、通常はこの
番号を検索すること自体に時間がかかり、また、桁数の
多い番号は誤ダイヤルの原因にもなっている。
としても、通話相手の状況が分からないので、通話相手
が不在であったり電話中であったりする可能性があり、
通話接続が確実にできる確率は低いという問題点があ
る。
分宛にかかってきた電話をあらかじめ指定したたとえば
携帯電話に自動転送して欲しいという要求がある。さら
に、図形・イメージを用いて情報交換をする場合には、
通常はあらかじめファクシミリで必要な図形・イメージ
を相手に送った後に、電話により打ち合わせを行うこと
になるが、これに対して、双方で図形・イメージを参照
することが可能なサービス機能の要求もある。
のであり、通話相手の状況が事前に分かるような電話サ
ーバシステムを提供することを目的とする。また、本発
明は、通話相手が不在または通話中などの場合には、相
手との通話を確実にすることが可能な電話サーバシステ
ムを提供することを目的とする。
しながら電話をすることができる電話サーバシステムを
提供することを目的とする。
る本発明の電話サーバシステムの原理的な構成を示す図
である。本発明による電話サーバシステムは、電話網1
および電話機2に接続された電話回線接続装置3と、端
末4に設けられて電話回線接続装置3からの電話回線状
態を受けるとともに電話回線接続装置3に対して自動発
呼を指示する電話エージェント5と、電話エージェント
5との間で常時接続網6を介してサービス要求および要
求されたサービスの提供を行う電話サーバ7と、ユーザ
の在席状態を検出する在席センサ8とから構成される。
は、電話機2が使用中かどうかの電話回線状態を監視し
て、その電話回線状態を端末4のインタフェース回路を
通して電話エージェント5に送る。電話回線接続装置3
はまた、電話回線が使用されている場合、音声通話かデ
ータ通信かの通信種別と発番号通知サービスが有効な場
合に着信時の発番号通知とを同様にして端末4の電話エ
ージェント5へ送る。さらに、在席センサ8は、ユーザ
が在席しているかどうかの状況を検出し、その在席状況
を端末4のインタフェース回路を通して電話エージェン
ト5に送る。
3からの電話回線状態の監視情報および在席状況の情報
を基に、ユーザ番号/IPアドレスなどの情報およびユ
ーザ認証結果を付加して常時接続網6経由で電話サーバ
7に送る。
受けた電話回線状態および在席状況の情報をデータベー
ス管理する。また、この電話サーバ7は、電話帳を兼ね
たWWW(world wide web)形式の電話発信ページを提
供している。
は、電話サーバ7が提供する電話発信ページにアクセス
するようにし、これにより、ユーザの端末4において、
自分および通話相手の状態を表示することができる。
を確認後、電話をかける場合には、電話エージェント5
が電話サーバ7に対して通話相手の名前に対応する電話
番号を検索し、検索した電話番号を基に電話回線接続装
置3に対し自動発呼を要求し、電話回線接続装置3は自
動ダイヤルを実行する。また、通話相手が電話中または
不在の場合には、電話エージェント5が電話サーバ7に
対して予約サービスを要求し、電話サーバ7は相手の電
話エージェント5にその旨を通知する。これにより、通
話相手との接続を確実に行うことが可能になる。もし、
通話相手が転送サービスを設定していた場合には、電話
エージェント5は電話サーバ7からあらかじめ設定され
た転送先の情報を取得し、その転送先へ電話回線接続装
置3を通じて直接電話をかける。さらに、電話をかける
際に、図形・イメージのファイルを格納した場所を指定
しておくことにより、電話エージェント5は電話呼び出
しと同時に図形・イメージの情報を着信者にプッシュす
る。これにより、通話相手は電話サーバ7を通じて図形
・イメージの情報を共用参照することが可能になる。
ムのプログラムを記録した記録媒体において、電話エー
ジェントの全体の動作を管理するサービス管理手段と、
ユーザ端末の電源のオン・オフ状態を認識する前記電話
エージェントの端末状態監視手段と、電話回線接続装置
における電話回線の回線状態の監視および前記電話回線
接続装置に対する自動発呼要求を行う前記電話エージェ
ントの電話回線監視制御手段と、在席センサからの情報
を基にユーザの在席状況の監視を行う前記電話エージェ
ントの在席監視手段と、常時接続網を通じて電話サーバ
との通信を行う前記電話エージェントの電話サーバ通信
手段と、ユーザに対してサービスの内容を提供したり前
記ユーザからサービス要求を受け付ける前記電話エージ
ェントのユーザインタフェース手段と、前記電話サーバ
が扱うデータを保存管理する前記電話サーバのデータベ
ース手段と、前記電話エージェントから通知された状態
変更イベントを受けてそれを前記データベース手段に登
録するとともに前記電話エージェントにエコーバックす
る前記電話サーバの状態管理手段と、前記電話エージェ
ントからの表示要求を処理して必要な表示情報を送り返
したり前記状態管理部が受けた状態変更イベントを他の
ユーザの電話エージェントへプッシュ配信する前記電話
サーバの表示管理部と、前記電話エージェントからのサ
ービス要求を処理してサービス状況表示のデータを前記
電話エージェントに通知する前記電話サーバのサービス
管理部と、ユーザの情報を管理する前記電話サーバのユ
ーザ管理部とを有する電話サーバシステムのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供
される。
のプログラムをユーザ端末のコンピュータに実行させる
ことにより、サービス管理手段と、端末状態監視手段
と、電話回線監視制御手段と、在席監視手段と、電話サ
ーバ通信手段と、ユーザインタフェース手段と、の各機
能がコンピュータによって実現でき、また、電話サーバ
のコンピュータに実行させることにより、データベース
手段と、状態管理手段と、表示管理部と、サービス管理
部と、ユーザ管理部と、の各機能がコンピュータによっ
て実現できる。
を参照して説明する。図1は本発明による電話サーバシ
ステムの原理的な構成を示す図である。本発明による電
話サーバシステムは、電話網1および電話機2に接続さ
れた電話回線接続装置3と、端末4に設けられて電話回
線接続装置3からの電話回線状態を受けるとともに電話
回線接続装置3に対して自動発呼を指示する電話エージ
ェント5と、電話エージェント5との間で常時接続網6
を介してサービス要求および要求されたサービスの提供
を行う電話サーバ7と、ユーザの在席状態を検出する在
席センサ8とから構成されている。なお、図1には、説
明を簡単にするため、電話網1、電話サーバ7を除き、
二人のユーザ分の構成のみを示している。
ソナルコンピュータとし、その通信ポートを介して電話
回線接続装置3に接続されている。なお、この電話回線
接続装置3は、電話回線がアナログ回線の場合はモデム
が使用され、ディジタル回線の場合はターミナルアダプ
タとなる。端末4はまた、LANカードが実装されてお
り、そのLANカードを介してLANまたはWANとす
る常時接続網6に接続されている。在席センサ8は、電
話機2を利用することができる場所でユーザの存在を検
出することができるもので、その出力は端末4にその通
信ポートを介して接続されている。
かどうかの電話回線状態を監視して、その電話回線状態
を端末4のインタフェース回路を通して電話エージェン
ト5に送る。電話回線接続装置3はまた、電話回線が使
用されている場合、音声通話かデータ通信かの通信種別
と発番号通知サービスが有効な場合には着信時の発番号
通知とを同様にして端末4の電話エージェント5へ送
る。さらに、在席センサ8は、ユーザが在席しているか
どうかの状況を検出し、その在席状況を端末4のインタ
フェース回路を通して電話エージェント5に送る。
3からの電話回線状態の監視情報および在席状況の情報
を基に、ユーザ番号/IP(internet protocol )アド
レスなどの情報およびユーザ認証結果を付加して常時接
続網6経由で電話サーバ7に送る。
受けた電話回線状態および在席状況の情報をデータベー
ス管理する。また、この電話サーバ7は、電話帳を兼ね
たたとえばWWW(world wide web)形式の電話発信ペ
ージを提供している。
は、電話サーバ7が提供する電話発信ページにアクセス
するようにし、これにより、ユーザの端末4において、
WWWブラウザを使って自分および通話相手の状態を表
示することができる。
回線状態および在席状況を確認した後、電話をかける場
合には、電話エージェント5が電話サーバ7に対して通
話相手の名前に対応する電話番号の検索を要求し、検索
により取得した電話番号を基に電話回線接続装置3に対
し自動発呼を要求し、電話回線接続装置3は自動ダイヤ
ルを実行する。
には、ユーザの指示により電話エージェント5が電話サ
ーバ7に対して予約サービスを要求し、電話サーバ7は
相手の電話エージェント5にその旨を通知する。これに
より、通話相手との接続を確実に行うことが可能にな
る。もし、通話相手が転送サービスを設定していた場合
には、電話エージェント5は電話サーバ7からあらかじ
め設定された転送先の情報を取得し、直接その転送先へ
電話回線接続装置3を通じて電話をかける。
ジのファイルを格納した場所を指定しておくことによ
り、電話エージェント5は電話呼び出しと同時に図形・
イメージの情報を着信者にプッシュする。これにより、
通話相手は電話サーバ7を通じて図形・イメージの情報
を共用参照することが可能になる。
て私設電話網、常時接続網としてLANに適用した場合
を例にして説明する。図2はユーザ端末の構成例を示す
図である。ユーザ端末はパーソナルコンピュータ11で
あり、電話エージェント12は、パーソナルコンピュー
タ11に属するソフトウェアモジュールである。電話エ
ージェント12は、サービス管理部13と、端末状態監
視部14と、電話回線監視制御部15と、在席監視部1
6と、電話サーバ通信部17と、ユーザインタフェース
部(UI)18とから構成されている。サービス管理部
13は、この電話エージェント12の中核をなす部分
で、電話エージェント12の全体の動作を管理する。端
末状態監視部14は、パーソナルコンピュータ11のオ
ペレーティングシステム(OS)19と連携して、この
パーソナルコンピュータの電源のオン・オフ状態、電源
オフ時の処理ユーザ認証状況の把握などを行う。電話回
線監視制御部15は、モデム20と接続されて、モデム
20を介して接続された電話機21と私設電話網の電話
回線22との接続状況の監視やモデム20に対する自動
発呼要求を行う。在席監視部16は、たとえば専用のイ
ンタフェース回路または通常パーソナルコンピュータに
備えられているシリアル通信ポート、またはUSB(un
iversal serial bus)インタフェースを介して在席監視
センサ23に接続され、ユーザの在席状況の監視を行
う。在席監視センサ23は、たとえば赤外線センサ、超
音波センサなどを利用して所定範囲内に人が居るかどう
かを検出し、その結果を在席監視部16を通知する。電
話サーバ通信部17は、LANカード24およびLAN
回線25を通じてLAN上に設置された電話サーバ30
との通信を行う。ユーザインタフェース部18は、入力
装置であるキーボード(KB)/マウス26と画面表示
を行う表示装置(CRT)27とに接続されている。
ついて説明する。まず、電話回線監視制御部15がモデ
ム20から電話回線状態のイベント、すなわち、空き・
通話中・着信などの電話回線状態、通話種別(電話・パ
ソコン通信)、発信番号を受けると、サービス管理部1
3はその電話回線状態を受け、状態情報を電話サーバ通
信部17を通じて電話サーバ30に通知する。端末状態
監視部14がオペレーティングシステム19から入力イ
ベントとしてパーソナルコンピュータ11の電源のオン
・オフ状態およびユーザ認証情報を受けると、サービス
管理部13は、パーソナルコンピュータ11の状態情報
を電話サーバ通信部17を通じて電話サーバ30に通知
する。なお、パーソナルコンピュータ11の状態情報が
オフになる場合、サービス管理部13は電話サーバ30
に通知後、電源のオフ処理を行うようオペレーティング
システム19に通知する。また、ユーザ認証が得られて
いない場合は、不正使用とみなし、電話エージェント1
2のサービスを提供しないようにする。在席監視部16
が入力イベントとしてユーザの在席状態の通知を受ける
と、サービス管理部13はその在席状態を電話サーバ通
信部17を通じて電話サーバ30に通知する。
らユーザからの各種情報参照要求に対する回答情報を受
けると、サービス管理部13はその情報をユーザインタ
フェース部18を通じて表示装置27に表示させる。回
答情報としては、電話帳情報、通話相手一覧、通話相手
情報を含む。また、相手ユーザの電話サービスオーダを
受けた場合は、サービス管理部13は相手ユーザ要求を
表示装置27に表示させるとともに、要求内容に応じて
電話回線監視制御部15に発信などの電話回線制御を行
う。
キーボード/マウス26を通じて通話相手検索および通
話相手状態表示の情報参照要求を受けると、サービス管
理部13はその情報参照要求を電話サーバ通信部17を
通じて電話サーバ30に通知する。また、ユーザからユ
ーザインタフェース部18を通じて接続・予約・転送先
指定または参照Webポインタ(URL:uniform reso
urce locator)のサービス要求があると、サービス管理
部13は電話回線監視制御部15に自分の電話回線への
制御オーダを出したり、電話サーバ通信部17に相手側
への電話サービス制御情報を渡す。これと共に、サービ
ス管理部13は必要に応じて端末状態監視部14にオペ
レーティングシステム19に対する依頼を渡す。
する。図3は電話サーバの構成例を示す図である。図3
において、中央に電話サーバ30がありその両側に二人
のユーザが用いる電話エージェント12a,12bが示
されており、各電話エージェント12a,12bにはそ
れらのユーザインタフェース部18a,18bが示され
ている。電話サーバ30は、サーバ機に属するソフトウ
ェアモジュールであり、状態管理部31、表示管理部3
2、サービス管理部33、ユーザ管理部34、およびデ
ータベース(DB)35から構成されている。なお、図
3では、これらのモジュールはそれぞれ2組ずつ示して
いるが、電話エージェント12aの処理を行っている部
分と電話エージェント12bの処理を行っている部分と
に分けたに過ぎず、実際には一つずつである。
線が空き・通話・着信があるなど電話回線状態に変更が
発生した場合、端末におけるそのオン・オフ状態および
ユーザ認証状況が変更された場合、さらに、在席状況に
変更があった場合には、その状態変更イベントが電話サ
ーバ30に通知される。電話サーバ30では、状態管理
部31が通知された状態変更イベントを受けると、それ
をデータベース35に登録するとともに、電話エージェ
ント12aにエコーバックする。これにより、電話エー
ジェント12aでは、その表示装置に状態の変更が表示
される。また、その状態変更イベントは、その状態デー
タを参照している端末の電話エージェント12bに表示
管理部32を通じてプッシュ配信される。
たいという表示要求があると、電話サーバ30では、そ
の表示管理部32がその表示要求を受け、必要な表示情
報を収集して電話エージェント12aに通知する。たと
えば、電話エージェント12aが電話帳の表示要求を出
した場合には、電話サーバ30の表示管理部32がデー
タベース35から電話帳の情報を読み出して、電話エー
ジェント12aに通知する。
ラウザの電話帳画面に電話サービス情報を表示している
ときに、その画面を通じて電話接続・予約・転送先指定
・共有参照URL指定などの各種ユーザ要求イベントの
サービス要求があると、電話サーバ30では、そのサー
ビス管理部33がそのサービス要求を受け、要求に対応
する電話サービスを処理し、電話エージェント12aに
対しサービス状況表示を行うようにする。また、サービ
ス内容が他のユーザに対するものであれば、サービス管
理部33は相手の電話エージェント12bにサービス要
求の表示を行うようにし、このとき、相手の電話エージ
ェント12bではそのサービス内容を表示することがで
きる。たとえば伝言サービスを利用するような場合、電
話エージェント12aからのサービス要求に従って、サ
ービス管理部33は相手の電話帳の伝言板に書き込みを
行う処理をし、その内容を相手の電話エージェント12
bに通知する。
4は、電話エージェント12aが電話サーバ30と接続
する際に、たとえば端末を起動したときに使用したユー
ザ識別番号およびパスワードからなるログイン情報を受
けて、認証処理を行い、その認証結果を電話エージェン
ト12aに返し、電話エージェント12aとの接続処理
を行う。
ス管理部33へ与えられるサービス状況表示としては、
たとえば電話エージェント12aから電話エージェント
12bに対して割り込みのサービス要求があった場合
に、そのサービス要求に対して電話エージェント12b
がたとえば少し待ってもらう旨の回答の表示がある。
について説明する。電話サーバ30がデータベース35
において管理している情報としては、ユーザデータとシ
ステムデータとがある。ユーザデータは、半固定属性デ
ータおよび頻繁に変更される呼・状態データからなり、
システムデータは、半固定データおよび状態データから
なる。
えばユーザ識別子/パスワード、氏名、役職、所属、住
所、共用参照する図形・イメージのリンク情報である参
照WebURL、電子メールアドレス、IPアドレス、
転送先の指定がなかったときの既定値である転送先既定
設定、その他の設定情報である基本設定のデータを有し
ている。好ましくは、電話番号は、会社の内線番号、会
社の電話番号、会社のファクシミリ番号、会社用の携帯
電話番号、会社用のページャの電話番号、自宅の電話番
号などのデータからなり、住所は、会社の住所および自
宅の住所のデータからなる。
ばログイン/ログアウト、在席・離席・不在を表わす在
席状態、空き・中和中・呼を表わす電話状態、呼データ
/通話記録、予約表、伝言板、予定表などのデータを含
んでいる。ここで、呼データ/通話記録は、サービス種
別、発信時刻/発信者(電話番号/種別)、着信時刻/
発信者(電話番号/種別)、電話・パソコン通信・ファ
クシミリを表す呼種別、通話開始時刻、通話終了時刻、
参照Webなどのデータからなる。
ば電話サーバ30のサーバIPアドレス、連携関係にあ
るサーバがある場合にはその連携サーバのIPアドレス
などのデータからなり、システムデータの状態データ
は、たとえばトラヒックデータ、グループ管理データな
どからなっている。グループ管理データは、たとえば複
数の回線を持つグループに対して、それらの回線の通話
状態を統計処理することにより推定される待ち時間情報
とすることができる。
供されるユーザ画面を参照しながら電話サービスの内容
について説明する。なお、説明を簡単にするために、以
下の説明においては、発呼者をユーザA、被呼者をユー
ザB、このユーザBと通話中の相手をユーザCとして説
明する。
5は電話帳の画面を示す図である。図4に示す基本画面
40によれば、サービス通知を表示する欄41と、サー
ビス状態を表示する欄42と、電話番号を検索する際に
検索キーとしてたとえばユーザ名を入力するような入力
欄43と、サービス通知・サービス状態に対して了解ま
たは許可するか否かの返事を相手に通知する場合、また
は入力した検索キーを確認する場合に使用される「O
K」ボタン44,「NG」ボタン45と、この電話サー
ビスの使い方を調べるときに使用される「HELP」ボ
タン46と、図5の電話帳の画面50を呼び出すときに
使用される「電話帳」ボタン47と、「電話帳編集」ボ
タン48とを有している。
Aの画面であって、ユーザBから電話予約が入っている
ことをサービス通知の欄41に表示し、ユーザBに対し
て呼び返しの予約を入れていることをサービス状態の欄
42に表示している。
47がマウスによりクリックされることによって押下さ
れると、図5に示す電話帳の画面50が表示される。電
話帳の画面50は、その主画面51の左側にユーザの氏
名を表示する領域を、中央にサービスの状況を表示する
領域を、そして右側にサービスメニューを表示する領域
を有している。さらに、その下には、サービスメニュー
の補助画面を表示するサービスメニュー補助枠52が設
けられている。
在席、「△」を一時離席中(端末の電源はオン)、
「×」は不在(端末の電源はオフ)を示している。通話
の項目では、「○」は回線空き、「△」は呼び出し中、
「×」は通話中を示している。サービスメニューの各項
目は、サービス起動を兼ねたボタンになっている。ま
た、各項目は、在席状態・通話状態などを判定して、利
用可能なサービスを判定し、利用可能なサービスのみ表
示する。利用不可能なサービスはグレイアウトして、利
用不可の旨を表示する。なお、図示の例では、状況およ
びサービスメニューの項目の表示を記号および文字で示
したが、アイコン表示や、進行中のサービスに関しては
アニメーション表示を行うようにしてもよい。
下することにより、サービス起動ができ、サービスメニ
ュー補助枠52に起動されたサービスの補助画面が表示
される。次に、サービスメニューの各サービスについて
順次説明する。
図である。この電話サービス補助画面60は、電話帳の
画面50の「電話」ボタンを押下することによって起動
される。電話サービス補助画面60は、「発信接続」ボ
タン61と、「呼返接続」ボタン62と、「取り消し/
戻る」ボタン63とを有している。
中でないときに有効になる。電話のかけ方としては、通
常の呼び出しと予約呼び返しとがあり、通常の呼び出し
の場合には、「発信接続」ボタン61が使用され、予約
呼び返しの場合には、「呼返接続」ボタン62が使用さ
れる。まず、ユーザAが電話帳の画面50に表示されて
いるユーザBの「電話」を押下することにより、電話サ
ービス補助画面60が表示され、通常の呼び出しにする
か予約呼び返しにするかを選択することができる。
ると、そのサービス要求イベントが電話サーバ30を経
由してユーザB側に表示されるとともに、ユーザA側の
モデムに対し、ユーザBに対する発信命令が出される。
返接続」ボタン62が押下された場合には、そのサービ
ス要求イベントが電話サーバ30を経由してユーザB側
に表示され、ユーザB側のモデムに対して発信命令が出
され、ユーザBからユーザBに電話をかけてもらうよう
にする。このサービスは、ユーザB側の呼率が高い場
合、通話を確実にするために有効である。公衆網の場合
は、ユーザAは電話料金を負担する必要がないので、フ
リーダイヤルサービスの代わりになる。また、発番号表
示が可能な場合、ユーザA側において、ユーザB以外の
呼を拒絶するようスクリーニングをかけるよう設定して
おくことにより、ユーザBとの通話をより確実にするこ
とができる。
図である。この伝言サービス補助画面70は、電話帳の
画面50の「伝言」ボタンを押下することによって起動
される。伝言サービス補助画面70は、定義された既定
メッセージを表示する欄71と、最近の伝言のリストを
表示する欄72と、新規伝言の入力を行う欄73と、サ
ービス要求を指示するボタン74,75,76と、「取
り消し/戻る」ボタン77とを有している。
な状態でも有効であるが、特に、ユーザBが電話中の場
合に最も有効である。この伝言サービス補助画面70か
ら伝言しようとするメッセージを選択または新規入力し
て、ボタン74,75または76を押下することによ
り、そのサービス要求イベントが電話サーバ30を経由
してユーザB側にリアルタイムで表示される。この場
合、ユーザB側の電話帳において、ユーザAの「予約」
項目をたとえばブリンクさせるようにし、ユーザBがそ
れを押下することにより、ユーザAに呼び返しを指示す
ることができる。
図である。この割込サービス補助画面80は、電話帳の
画面50の「割込」ボタンを押下することによって起動
される。割込サービス補助画面80は、緊急割り込みま
たは通常割り込みを行うときのメッセージを表示する欄
81,82と、サービス要求を指示するボタン83,8
4と、「取り消し/戻る」ボタン85とを有している。
ユーザCと通話中のユーザBに対し、その電話エージェ
ントの基本画面に割り込み表示を行い、ユーザBの同意
が得られれば、ユーザBと接続を行うもので、基本的に
は従来の通話中着信サービスと同等の機能である。しか
しながら、誰からの割り込み要求なのか、また、その割
り込みの緊急性はどの程度なのかなどのメッセージをあ
らかじめ相手に通知することができ、従来の通話中着信
サービスよりも機能向上が図られている。
「割込」を押下し、割込サービス補助画面80から緊急
割込のボタン83または通常割込のボタン84を押下す
ることにより、そのサービス要求イベントが電話サーバ
30を経由してユーザB(および必要に応じてユーザ
C)に通知され、ユーザB(およびユーザC)にユーザ
Aからの割り込み要求のメッセージが表示される。
ェントの「OK」ボタンを押下することによりその旨を
受諾すると、電話サーバ30は、ユーザBおよびユーザ
C側の電話エージェントに切断命令を出し、B−C間通
話を切断する。
命令を出せば十分であるが、安全のために両側に切断命
令を出す。この場合、基本設定のオプションで、ユーザ
Cにも切断の旨のメッセージを出すことができる。
よりユーザAへの発信接続を行う。これは、電話サービ
スの予約呼び返しの場合と同様な手順で行われる。これ
により、A−B間通話が可能になる。
図である。この予約サービス補助画面90は、電話帳の
画面50の「予約」ボタンを押下することによって起動
される。予約サービス補助画面90は、予約状況を表示
する欄91と、通話予約(折り返し)および通話予約
(発信)を指示するボタン92,93と、「取り消し/
戻る」ボタン94とを有している。
場合、最も有効である。また、割り込みほどの緊急でな
い場合に利用され、通話予約を行っておくことにより、
ユーザBが通話終了後、ユーザBの判断で、または電話
エージェントが自動的にコールバックを行う。これは、
従来の呼び返し(camp-on )サービスと同様である。し
かしながら、この予約サービスではユーザBの予約状況
を知ることができ、予約キュー表示によりより高度の機
能が実現される。
帳の「予約」を押下すると、予約サービス補助画面90
が表示される。この予約サービス補助画面90には、ユ
ーザBにすでに予約が入っていれば、その予約状況(予
約数、予約者、予約時刻など)が表示される。ユーザA
は、その予約状況を見て、通話予約(折り返し)のボタ
ン92を押下する。これにより、電話エージェントは、
電話サーバ30を経由してユーザBにサービス要求を通
知する。これにより、ユーザB側では、ユーザAの予約
が加わったことが表示される。ここで、ユーザBの通話
が終了すると、ユーザBの電話エージェントが予約キュ
ーに従って順番に電話発信を行うことになる。
通話予約が入ったときに、その予約を受け入れる場合に
利用され、予約を入れたユーザに呼び返しアクセプトを
返信する。
示す図である。この予定表サービス補助画面100は、
電話帳の画面50の「予定表」ボタンを押下することに
よって起動される。予定表サービス補助画面100は、
今日の予定を表示する欄101と、一週間の予定を表示
する欄102と、「取り消し/戻る」ボタン103とを
有している。
話帳のユーザBの「予定表」を押下すると、電話エージ
ェントが電話サーバ30に対しサービス要求を出し、電
話サーバ30からそのサービス要求に対する回答の情報
を基にユーザAの電話エージェントがユーザBの予定を
予定表サービス補助画面100に表示する。予定表は、
今日の予定と一週間の予定とがそれぞれリスト表示され
る。
例を示す図である。このWeb参照サービス補助画面1
10は、電話帳の画面50の「WWW」ボタンを押下す
ることによって起動される。このWeb参照サービス補
助画面110は、参照用WebのURLを指定するラジ
オボタン111と、AのWebページにアップロードを
指定するラジオボタン112と、参照用WebのURL
を入力する欄113と、「OK/戻る」ボタン114
と、「取り消し/戻る」ボタン115とを有している。
する際に、添付資料を参照しながら説明するようなとき
に使われる。まず、ユーザAがユーザBに通話をすると
きに、電話帳のユーザBの「WWW」を押下すると、電
話エージェントが電話サーバ30に対しサービス要求を
出し、それに対し電話サーバ30はユーザAの電話エー
ジェントにWeb参照サービス補助画面110を表示さ
せる。ここで、ユーザAは、ユーザBが参照する参照用
WebのURLを指定するか、ユーザAのWebページ
にアップロードして自分が参照するかを指定する。両者
を指定することも可能である。欄113には参照用We
bのURLを入力する。
よる指定の情報は、電話エージェントにより電話サーバ
30に通知される。電話サーバ30は入力された参照用
WebのURLをユーザBに通知し、ユーザBの電話エ
ージェントは、その参照用WebのURLを表示する。
にて表示された参照WebのURLをユーザBがクリッ
クすると、ユーザBのWebページにURLによって指
定されたファイルの情報が表示され、ユーザBは、その
Webページを参照しながら通話することができる。
ントは、ユーザAのマウスカーソルの座標情報をユーザ
B側にエコーすることにより、両者のWebページに同
期して動くマウスカーソルを表示させることができ、W
ebページを参照しながらの説明をより分かりやすく相
手に伝えることができる。
サーバ30上にあるWebを指定した場合は、電話サー
バ30は、ユーザ設定により当事者(通話者)しか参照
できないようにアクセスコントロールすることができ
る。
マンドについて説明する。図12は電話帳編集のメニュ
ー画面を示す図である。このメニュー画面120は、電
話エージェントの基本画面40の「電話帳編集」ボタン
48が押下されたときに表示される。このメニュー画面
120は、予定表を編集するためのボタン121と、転
送設定を行うためのボタン122と、サービス記録を見
るためのボタン123と、基本設定を行うためのボタン
124と、基本画面40に戻るためのボタン125とを
有している。また、このメニュー画面120の下には、
ボタン121〜124によって起動される各補助画面を
表示するためのサービスコマンド補助枠126を有して
いる。
る補助画面について説明する。図13は自身の予定表の
補助画面の一例を示す図である。この予定表の補助画面
130は、電話帳編集のメニュー画面120の「予定
表」ボタン121を押下することによって起動され、サ
ービスコマンド補助枠126内に表示される。この予定
表の補助画面130は、予定表をリスト表示する欄13
1と、「取り消し/戻る」ボタン132とを有してい
る。
公開用かの属性を設定することができ、他のユーザから
の予定表参照のサービス要求があった場合には、公開用
のイベントのみを抽出して参照させるようにしている。
これにより、個人的な情報については、表示を制限する
ことができる。
図である。この転送設定の補助画面140は、電話帳編
集のメニュー画面120の「転送設定」ボタン122を
押下することによって起動され、サービスコマンド補助
枠126内に表示される。この転送設定の補助画面14
0は、現状設定を表示する欄141と、既定設定を表示
する欄142と、新規設定を表示する欄143と、「取
り消し/戻る」ボタン144とを有している。
在時/離席時に有効であり、また、転送先をページャに
設定しておくことにより通話中時にも有効である。本サ
ービスの転送機能は、従来の転送サービスと同等であ
る。しかし、従来の転送サービスでは、着信交換機か
ら、物理的に転送されるので、着信交換機を経由する
分、経路ロス・発信側の不測のコスト負担もあったが、
本サービスでは、発信時にあらかじめ転送先が分かるの
で、このような経路ロスおよび料金の無駄な追加負担を
防ぐことができる。
帳のユーザBの「転送」ボタンを押下する。ここで、転
送先が本システムに加入していれば、転送先の状況があ
らかじめ表示されているので、その状況に応じて、呼び
返し接続または発信接続が可能である。また、転送先が
本システムに加入していなければ、ユーザAの電話エー
ジェントが転送先に発信する処理を行う。この際、転送
先電話番号は、電話サーバより取得するか、電話サーバ
がユーザAの電話エージェントに送信するようにし、ユ
ーザAの電話エージェントはこのようにして取得した電
話番号を基に発信接続を行う。
示す図である。このサービス記録の補助画面150は、
電話帳編集のメニュー画面120の「サービス記録」ボ
タン123を押下することによって起動され、サービス
コマンド補助枠126内に表示される。このサービス記
録の補助画面150は、サービス記録をリスト表示する
欄151と、「取り消し/戻る」ボタン152とを有し
ている。
システムのサービス利用イベントが発生するたびに行わ
れ、このサービス記録の補助画面150を利用すること
により、ユーザの利用履歴を参照することができる。
「基本設定」ボタン124については、ユーザデータの
その他の設定、たとえば電話帳へのユーザ登録などの編
集に使用される。
ステムのサービスを利用する場合のグループ管理サービ
スについて記す。ユーザはたとえば職場の所属などでグ
ループ分けされている。中でも、サポート窓口では、複
数のユーザが担当している場合、電話回線も複数あり、
代表番号にかけられた電話はそれらのユーザが分担して
応対することになる。サポート窓口は一般に呼率が高
く、電話をかけても通話中の場合が多い。
に、混雑状況・待ち時間を表示するグループ管理サービ
ス機能を備えている。このグループ管理サービス機能
は、グループごとに回線の混雑状況のデータを収集し、
そのデータに統計処理を施すことで待ち時間を算出し、
その結果を電話帳の主画面51に表示する。このグルー
プ管理サービスの場合、個々の電話回線状態は、必ずし
も表示する必要はなく、回線の混雑状況がグループ全体
でどうであるかを表示すればよい。図5に示した例で
は、状況表示の欄に、営業中の情報および待ち時間のデ
ータのみを表示するようにしている。この待ち時間は、
図5では、統計演算処理結果を数字で表示しているが、
アイコンまたはアニメーションで表示するようにしても
よい。
タを利用した構成を示したが、パーソナルコンピュータ
は消費電力が大きいので、できれば使用しないときなど
は電源を落としておきたいという要求がある。このよう
な要求に対して、パーソナルコンピュータの電源がオフ
の状態でも、電話サーバシステムの他のユーザに対する
サービスについては、これを提供することができる端末
用通信装置について以下に説明する。
である。この端末用通信装置160は、モデム161
と、ネットワーク・インタフェース・カード(NIC)
162と、中央処理装置(CPU)163と、メモリ1
64と、表示制御部165と、インタフェース回路16
6,167と、回線切替装置168と、電源部169と
から構成されている。モデム161は、電話回線17
0、電話機171および中央処理装置163に接続さ
れ、ネットワーク・インタフェース・カード162は回
線切替装置168を介してLAN回線172に接続さ
れ、また、中央処理装置163にも接続されている。表
示制御部165は、FAX着信表示用発光ダイオード1
73、電話着信有表示用発光ダイオード174およびメ
ール着信表示用発光ダイオード175と中央処理装置1
63とに接続されている。インタフェース回路166
は、在席センサ176と中央処理装置163とに接続さ
れている。インタフェース回路167は、USBケーブ
ル177を介してパーソナルコンピュータ(PC)17
8に接続され、また、中央処理装置163にも接続され
ており、LAN−USB変換機能およびMODEM−U
SB変換機能を有している。回線切替装置168は、L
AN回線172をネットワーク・インタフェース・カー
ド162またはパーソナルコンピュータ178のネット
ワーク・インタフェース・カード162のいずれかに切
り替える機能を有している。そして、電源部169は、
常時電源がオンになっている。
は、常時電源オンの状態で使用される。中央処理装置1
63は、モデム161およびネットワーク・インタフェ
ース・カード162を監視し、FAX、電話、およびメ
ールの着信があればそれらの情報をメモリ164に記憶
しておくとともに、表示制御部165によりFAX着信
表示用発光ダイオード173、電話着信有表示用発光ダ
イオード174およびメール着信表示用発光ダイオード
175を点灯制御する。また、中央処理装置163は、
インタフェース回路167およびUSBケーブル177
を介してパーソナルコンピュータ178を監視し、パー
ソナルコンピュータ178の電源がオフになる場合に
は、LAN回線172をネットワーク・インタフェース
・カード162に接続し、パーソナルコンピュータ17
8の電源がオンの場合には、LAN回線172をパーソ
ナルコンピュータ178のネットワーク・インタフェー
ス・カード179に接続するよう回線切替装置168を
制御する。
ルコンピュータ178との間でUSBケーブル177を
介して通信される情報について説明する。まず、パーソ
ナルコンピュータ178から通知される情報には、端末
用通信装置の基本設定、パーソナルコンピュータの電源
状態、データダウンロード、各種要求がある。端末用通
信装置の基本設定は、パーソナルコンピュータ178の
GUI(graphical user interface)画面により端末用
通信装置160に対する各種基本設定のデータである。
パーソナルコンピュータの電源状態は、USBインタフ
ェースの状態からパーソナルコンピュータ178の電源
のオン・オフ状態が確認される。データダウンロード
は、パーソナルコンピュータ178の電話エージェント
の情報のほか、関連情報のダウンロードである。各種要
求は、転送設定など、ユーザがパーソナルコンピュータ
178の電源を落として留守にするときの各種設定の際
のデータを含む。
知される情報には、端末用通信装置の状態、データアッ
プロード、要求に対する応答がある。端末用通信装置の
状態は、基本設定要求などを受けてパーソナルコンピュ
ータ178に返すときの端末用通信装置の各種設定状態
のデータである。データアップロードは、着信FAXな
どの各種蓄積情報のパーソナルコンピュータ178への
アップロードである。要求に対する応答は、各種要求に
対してパーソナルコンピュータ178に送られる応答情
報を意味する。
の機能を持つ。すなわち、端末用通信装置160は、常
時電源オンの状態で使用され、パーソナルコンピュータ
178の電源オフのときでも、電話エージェントの一部
代理サービス(留守番機能)、状態表示(不在の表示/
転送先表示)、電話着信イベントの記録/表示、メール
着信イベントの記録/表示/蓄積、ユーザのリモートロ
グインによる状況確認/LAN接続、およびFAX着信
イベントの記録/表示/蓄積の各機能を有している。ま
た、パーソナルコンピュータ178の電源オンの状態の
ときは、LAN−USB変換機能、MODEM−USB
変換機能などを行う。
ーザBに電話をする場合を例に電話サーバシステムの動
作シーケンスを説明する。図17は電話サーバシステム
の動作シーケンスを説明するための図である。図17に
おいて、ユーザA側では、パーソナルコンピュータ11
aは、LAN回線により電話サーバ30に接続され、モ
デム20aを経由して電話網22aに接続されている。
モデム20aは電話機21aに接続されている。ユーザ
B側においても、パーソナルコンピュータ11bは、L
AN回線により電話サーバ30に接続され、モデム20
bを経由して電話網22aに接続されている。モデム2
0bは電話機21bに接続されている。なお、ユーザB
と通話中のユーザCは特に図示はしていない。
て、ユーザBが通話をしている場合を考える。このと
き、ユーザBのパーソナルコンピュータ11aの電話エ
ージェントは、ユーザCよりの着信を受けた後に、電話
サーバ30にその旨を通知している。
ようとする場合、ユーザAはユーザBに電話をするため
に、ユーザBの状況を確認すべく電話帳を開く。このと
き、ユーザAの電話エージェントは電話サーバ30にア
クセスする。これに対し、電話サーバ30はユーザBの
状況、すなわちユーザCと通話中の情報をユーザA側の
パーソナルコンピュータ11aに送り、ユーザAの電話
帳にその旨を表示する。これにより、ユーザAは、ユー
ザBがユーザCと通話中であることを知る。
すると、その情報は電話サーバ30を経由してユーザB
に通知され、ユーザBの電話帳にユーザAによる予約が
表示される。ユーザBは、ユーザAによる予約の表示を
見て、その予約を受け入れる場合は、ユーザAに対して
呼び返しアクセプトを出す。これは、ユーザAの電話帳
の予約サービス補助画面から通話予約(発信)のボタン
を押下することによってなされる。この呼び返しアクセ
プトは電話サーバ30を介してユーザAに通知される。
Bの電話エージェントは、自動的に自動発呼の処理を行
う。モデム20bは電話網22aを介してモデム20a
を呼び出し、ユーザAの電話エージェントはモデム20
aから着信の情報を受けて着信表示を行う。これによ
り、ユーザAとユーザBとが通話接続される。
び電話サーバが有すべき機能の処理内容は、コンピュー
タで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに
記述させておくことができる。このプログラムをコンピ
ュータで実行することにより、上記処理がコンピュータ
で実現できる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体
としては、磁気記録装置や半導体メモリなどがある。市
場に流通させる場合には、CD−ROM(Compac
t Disk Read Only Memory)や
フロッピーディスクなどの可搬型記録媒体にプログラム
を格納して流通させたり、ネットワークを介して接続さ
れたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワ
ークを通じて他のコンピュータに転送することもでき
る。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内の
ハードディスク装置などにプログラムを格納しておき、
メインメモリにロードして実行する。
ーバと連携した電話サービスを提供する構成とした。こ
のため、電話に関するさまざまな無駄、たとえば不在先
への電話、電話番号検索のための時間、誤ダイヤルなど
を排除することができ、さらに、携帯電話への転送サー
ビスと併用することにより接続確実性が向上する。
かつ記憶が不要であり、通話相手の在席状況、通話状況
が事前に分かるので、無駄な電話がなくなり、通話相手
が不在または通話中でも割り込み、予約、伝言サービス
を使うことで業務効率が向上する。さらに、打ち合わせ
に必要な図面などをあらかじめFAX送信しておく必要
がなく、両者で共有参照できることにより、十分な情報
交換が可能である。
用いることにより、要員の業務監視が可能であり、サー
ビス記録機能により通話記録装置としても利用すること
ができる。
信・受信は、特定のサーバまでユーザ側から情報を取り
に行くポーリング型が主体であるが、この電話サーバシ
ステムでは、電話に限らず、ユーザ端末の状態も送信側
で把握することができるので、送信側から直接ユーザ端
末に送信することが可能であり、送達性が大幅に向上す
る。
成を示す図である。
る。
である。
る。
る。
するための図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 電話サービスの機能を向上させる電話サ
ーバシステムにおいて、 各ユーザに割り当てられた電話機を電話網に接続する電
話回線接続装置と、 ユーザ端末に設けられて前記電話回線接続装置の電話回
線状態を受けたり前記電話回線接続装置の回線制御を行
う電話エージェントと、 前記電話エージェントと常時接続網を介して接続され前
記電話エージェントからのサービス要求を処理して前記
電話エージェントに要求されたサービスの提供を行う電
話サーバと、 ユーザの在席状態を検出する在席センサと、 を備えていることを特徴とする電話サーバシステム。 - 【請求項2】 前記電話エージェントは、該電話エージ
ェントの全体の動作を管理するサービス管理部と、前記
ユーザ端末の電源のオン・オフ状態を認識する端末状態
監視部と、前記電話回線接続装置に接続されて電話回線
の回線状態の監視および前記電話回線接続装置に対する
自動発呼要求を行う電話回線監視制御部と、前記在席セ
ンサに接続されてユーザの在席状況の監視を行う在席監
視部と、前記常時接続網を通じて前記電話サーバとの通
信を行う電話サーバ通信部と、前記ユーザに対して前記
電話サーバが提供するサービスの内容を提供したり前記
ユーザからのサービス要求を受け付けるユーザインタフ
ェース部とを備えていることを特徴とする請求項1記載
の電話サーバシステム。 - 【請求項3】 前記サービス管理部は、前記電話回線監
視制御部が前記電話回線接続装置から電話回線の状態情
報を受けると該状態情報を前記電話サーバ通信部を通じ
て前記電話サーバに通知する機能を有していることを特
徴とする請求項2記載の電話サーバシステム。 - 【請求項4】 前記サービス管理部は、前記端末状態監
視部が前記ユーザ端末からその電源のオン・オフの状態
情報を受けると該状態情報を前記電話サーバ通信部を通
じて前記電話サーバに通知する機能を有していることを
特徴とする請求項2記載の電話サーバシステム。 - 【請求項5】 前記サービス管理部は、前記端末状態監
視部が前記ユーザ端末からその電源をオフにする情報を
受けると該情報を前記電話サーバ通信部を通じて前記電
話サーバに通知してから前記ユーザ端末に対して電源の
オフ処理開始を通知する機能を有していることを特徴と
する請求項2記載の電話サーバシステム。 - 【請求項6】 前記サービス管理部は、前記端末状態監
視部が前記ユーザ端末からユーザ認証情報を受けると該
ユーザ認証情報を前記電話サーバ通信部を通じて前記電
話サーバに該電話サーバのユーザ認証情報として通知す
る機能を有していることを特徴とする請求項2記載の電
話サーバシステム。 - 【請求項7】 前記サービス管理部は、前記在席監視部
から前記ユーザの在席状態の変更通知を受けると前記在
席状態の変更情報を前記電話サーバ通信部を通じて前記
電話サーバに通知する機能を有していることを特徴とす
る請求項2記載の電話サーバシステム。 - 【請求項8】 前記サービス管理部は、前記ユーザイン
タフェース部を通じてユーザから発信要求を受けたと
き、または前記電話サーバ通信部通じて前記電話サーバ
から予約サービスを受けていて前記電話回線監視制御部
からの状態情報が回線の空きを示す情報になったときに
前記電話回線監視制御部を通じて前記電話回線接続装置
に自動発呼を要求する機能を有していることを特徴とす
る請求項2記載の電話サーバシステム。 - 【請求項9】 前記電話サーバは、該電話サーバが扱う
データを保存管理するデータベースと、前記電話エージ
ェントから通知された状態変更イベントを受けてそれを
前記データベースに登録するとともに前記電話エージェ
ントにエコーバックする状態管理部と、前記電話エージ
ェントからの表示要求を処理して必要な表示情報を送り
返したり前記状態管理部が受けた状態変更イベントを他
のユーザの電話エージェントへプッシュ配信する表示管
理部と、前記電話エージェントからのサービス要求を処
理してサービス状況表示のデータを前記電話エージェン
トに通知するサービス管理部と、ユーザの情報を管理す
るユーザ管理部とを備えていることを特徴とする請求項
1記載の電話サーバシステム。 - 【請求項10】 前記状態変更イベントは、電話回線が
空き・通話・着信があるなどの電話回線状態の変更、前
記ユーザ端末の電源オン・オフ状態およびユーザ認証状
況の変更、および在席状況の変更を含むことを特徴とす
る請求項9記載の電話サーバシステム。 - 【請求項11】 前記サービス要求は、電話接続、伝
言、割り込み、予約、転送先指定、予定表、および共有
参照データの保存先指定を含むことを特徴とする請求項
9記載の電話サーバシステム。 - 【請求項12】 前記サービス管理部は、予約サービス
に対して呼び返し接続を確実にするために予約相手以外
のユーザからの着信を規制する機能を有していることを
特徴とする請求項9記載の電話サーバシステム。 - 【請求項13】 前記サービス管理部は、グループ内ユ
ーザの電話回線状況を統計処理し、回線が空くまでの時
間を推定してサービス状況表示のデータとする機能を有
していることを特徴とする請求項9記載の電話サーバシ
ステム。 - 【請求項14】 前記電話回線接続装置は、電話回線接
続部と、前記電話回線接続部が受けたファクシミリ着信
・電話着信・メール着信を表示する着信情報表示部と、
前記在席センサを接続する在席センサ接続部と、前記制
御部を汎用のインタフェースを通じて前記ユーザ端末に
接続する端末接続部と、前記常時接続網に接続する常時
接続網接続部と、前記常時接続網を前記常時接続網接続
部または前記ユーザ端末の常時接続網装置に切り替え接
続する回線切替部と、前記ユーザ端末の電源状態に応じ
て前記回線切替部を前記常時接続網接続部へ切り替えて
前記電話サーバとの通信制御を行う制御部と、常時電源
オンの電源部とを備えていることを特徴とする請求項1
記載の電話サーバシステム。 - 【請求項15】 電話サーバシステムのプログラムを記
録した記録媒体において、電話エージェントの全体の動
作を管理するサービス管理手段と、ユーザ端末の電源の
オン・オフ状態を認識する前記電話エージェントの端末
状態監視手段と、電話回線接続装置における電話回線の
回線状態の監視および前記電話回線接続装置に対する自
動発呼要求を行う前記電話エージェントの電話回線監視
制御手段と、在席センサからの情報を基にユーザの在席
状況の監視を行う前記電話エージェントの在席監視手段
と、常時接続網を通じて電話サーバとの通信を行う前記
電話エージェントの電話サーバ通信手段と、ユーザに対
してサービスの内容を提供したり前記ユーザからサービ
ス要求を受け付ける前記電話エージェントのユーザイン
タフェース手段と、前記電話サーバが扱うデータを保存
管理する前記電話サーバのデータベース手段と、前記電
話エージェントから通知された状態変更イベントを受け
てそれを前記データベース手段に登録するとともに前記
電話エージェントにエコーバックする前記電話サーバの
状態管理手段と、前記電話エージェントからの表示要求
を処理して必要な表示情報を送り返したり前記状態管理
部が受けた状態変更イベントを他のユーザの電話エージ
ェントへプッシュ配信する前記電話サーバの表示管理部
と、前記電話エージェントからのサービス要求を処理し
てサービス状況表示のデータを前記電話エージェントに
通知する前記電話サーバのサービス管理部と、ユーザの
情報を管理する前記電話サーバのユーザ管理部とを有す
る電話サーバシステムのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30651898A JP3558897B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 電話サーバシステムおよび電話サーバ |
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JP3558897B2 JP3558897B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=17957999
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JP30651898A Expired - Lifetime JP3558897B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 電話サーバシステムおよび電話サーバ |
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