JP2009060544A - 管理サーバ、管理システム及び管理方法 - Google Patents

管理サーバ、管理システム及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
ユーザの利便性を向上させることを可能とする管理サーバ、管理システム及び管理方法を提供する。
【解決手段】
管理サーバ30は、各端末10が通信を行うことが可能であるか否かを示すプレゼンス情報を記憶するプレゼンス情報DB34と、発信端末から着信端末への発信が行われた場合に、プレゼンス情報DB34を参照して、着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定する通信可否判定部36と、着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、発信端末から着信端末への再発信の予約を受付ける発信予約処理部37とを備え、通信可否判定部36は、再発信の予約が受付けられた場合に、プレゼンス情報DB34を参照して、発信端末及び着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定し、発信予約処理部37は、発信端末及び着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、再発信を指示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、発信端末から着信端末への発信を管理する管理サーバ、管理システム及び管理方法に関する。
従来、ユーザの状態を示すプレゼンス情報を管理しており、発信端末から着信端末への着信を制御する管理システムが知られている。
この管理システムでは、発信端末及び着信端末に対応するプレゼンス情報が管理されており、着信端末への発信(着信端末の呼び出し)を行うか否かを判定するための優先度(閾値)がプレゼンス情報毎に管理されている。
また、管理システムでは、発信端末に対応するプレゼンス情報の優先度が着信端末に対応するプレゼンス情報の優先度を超える場合に、発信端末から着信端末への発信の処理動作(以下、第1処理動作)が定められている。一方で、発信端末に対応するプレゼンス情報の優先度が着信端末に対応するプレゼンス情報の優先度を下回る場合に、発信端末から着信端末への発信の処理動作(以下、第2処理動作)が定められている(例えば、特許文献1)。
第1処理動作は、基本的に、着信端末への発信(着信端末の呼び出し)を行う動作である。一方で、第2処理動作は、着信端末への発信(着信端末の呼び出し)を行わずに、着信端末に対応するプレゼンス情報(「離席」、「会議」など)を発信端末に通知する動作などである。
なお、着信端末に対応するプレゼンス情報が変更された場合に、着信端末に対応するプレゼンス情報を発信端末に通知する技術も提案されている。
特開2007−81759号公報
しかしながら、上述した管理システムでは、単に、着信端末に対応するプレゼンス情報が発信端末に通知されるに過ぎない。
ここで、通信可能である旨を示すプレゼンス情報が発信端末に通知された際に、発信端末のユーザが通信不可であるケースが考えられる。このようなケースでは、発信端末と着信端末との間で通信を行うことができない。
このように、着信端末に対応するプレゼンス情報を発信端末に通知したとしても、相手端末に対応するプレゼンス情報を再確認する必要が生じてしまい、ユーザの利便性が低下してしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ユーザの利便性を向上させることを可能とする管理サーバ、管理システム及び管理方法を提供することを目的とする。
一の特徴では、発信端末から着信端末への発信を管理する管理サーバは、前記発信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す発信側プレゼンス情報と、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す着信側プレゼンス情報とを記憶する記憶部(プレゼンス情報DB34)と、前記発信端末から前記着信端末への発信が行われた場合に、前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定する判定部(通信可否判定部36)と、前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信の予約を受付ける発信予約処理部(発信予約処理部37)とを備え、前記判定部は、前記再発信の予約が受付けられた場合に、前記発信側プレゼンス情報及び前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定し、前記発信予約処理部は、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、前記再発信を指示する。
かかる特徴によれば、判定部は、再発信の予約が受付けられた場合に、発信側プレゼンス情報及び着信側プレゼンス情報を参照して、発信端末及び着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定する。また、発信予約処理部は、発信端末及び着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、発信端末から着信端末への再発信を指示する。
すなわち、発信端末のユーザ及び着信端末のユーザの双方にとって都合がよいタイミングで再発信が指示されるため、相手端末に対応するプレゼンス情報を改めて確認する必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
上述した特徴において、前記発信予約処理部は、前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信を行うことができないことを前記発信端末に通知し、前記再発信の予約を要求する予約要求情報を前記発信端末から受信した場合に、前記再発信の予約を受付けることが好ましい。
上述した特徴において、前記予約要求情報は、前記再発信を行う期限である予約期限を含むことが好ましい。
上述した特徴において、前記予約要求情報は、前記再発信を行う時刻である予約時刻を含むことが好ましい。
上述した特徴において、管理サーバは、前記着信端末のユーザの予定を示す着信側スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部(受信部11)をさらに備え、前記発信予約処理部は、前記着信側スケジュール情報を前記発信端末に通知することが好ましい。
上述した特徴において、管理サーバは、前記発信端末のユーザの予定を示す発信側スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部(受信部11)をさらに備え、前記発信予約処理部は、前記発信側スケジュール情報を前記発信端末に通知することが好ましい。
上述した特徴において、管理サーバは、前記発信端末又は前記着信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記発信端末又は前記着信端末が行うことが可能な通信種別をエリア毎に記憶する通信種別記憶部と、前記位置情報取得部によって取得された前記位置情報に応じて、前記発信端末又は前記着信端末が行うことが可能な通信種別を特定する特定部とをさらに備え、前記発信予約処理部は、前記特定部によって特定された前記通信種別に従って通信を行うことを前記発信端末又は前記着信端末に指示することが好ましい。
一の特徴では、発信端末から着信端末への発信を管理する管理システムは、前記発信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す発信側プレゼンス情報と、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す着信側プレゼンス情報とを記憶する記憶部と、前記発信端末から前記着信端末への発信が行われた場合に、前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定する判定部と、前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信の予約を受付ける発信予約処理部とを備え、前記判定部は、前記再発信の予約が受付けられた場合に、前記発信側プレゼンス情報及び前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定し、前記発信予約処理部は、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、前記再発信を指示する。
上述した特徴において、管理システムは、前記着信端末のユーザの予定を示す着信側スケジュール情報を取得するとともに、前記発信端末のユーザの予定を示す発信側スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部をさらに備え、前記発信端末は、前記着信側スケジュール情報及び前記発信側スケジュール情報に基づいて、前記再発信を行うことが可能な時刻である予約時刻候補を絞り込んだ上で、前記予約時刻候補を出力することが好ましい。
一の特徴では、発信端末から着信端末への発信を管理する管理方法は、前記発信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す発信側プレゼンス情報と、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す着信側プレゼンス情報とを記憶するステップと、前記発信端末から前記着信端末への発信が行われた場合に、前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定するステップと、前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信の予約を受付けるステップと、前記再発信の予約が受付けられた場合に、前記発信側プレゼンス情報及び前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定するステップと、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信を指示するステップとを含む。
これまでの発明の説明は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させることを可能とする管理サーバ、管理システム及び管理方法を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る管理システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(管理システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る管理システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る管理システムの構成を示す図である。
図1に示すように、管理システムは、複数の端末10(端末10A及び端末10B)と、交換機20と、管理サーバ30と、ネットワーク40とを有する。
端末10は、携帯電話や固定電話などの端末である。なお、第1実施形態では、端末10は携帯電話であるものとして説明する。端末10は、回線交換やパケット交換などによって音声通信を行う。なお、端末10の詳細については後述する(図7を参照)。
以下において、端末10Aから端末10Bへの発信が行われるケースについて主として説明する。すなわち、端末10Aが発信端末であり、端末10Bが着信端末である。
交換機20は、回線交換やパケット交換などによって、各端末10を接続する機能を有する。交換機20は、例えば、MSC(Mobile Switching Center)、SGSN(Serving GPRS Support Node)、SIP(Session Initiation Protocol)サーバなどである。
管理サーバ30は、端末10Aのプレゼンス情報(発信側プレゼンス情報)及び端末10Bのプレゼンス情報(着信側プレゼンス情報)を管理するサーバである。管理サーバ30は、プレゼンス情報を用いて端末10Aから端末10Bへの発信を管理する。なお、管理サーバ30の詳細については後述する(図2を参照)。
ここで、プレゼンス情報は、端末10のユーザの状態(“在席”、“離席”、“会議”、“帰宅”など)を示す情報である。すなわち、プレゼンス情報は、端末10が通信を行うことが可能であるか否かを示す情報を含む。なお、プレゼンス情報の詳細については後述する(図5を参照)。
ネットワーク40は、音声通信を中継するネットワークであり、回線交換網やパケット交換網である。
(管理サーバの構成)
以下において、第1実施形態に係る管理サーバの構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る管理サーバ30の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、管理サーバ30は、エリア情報DB31と、位置情報DB32と、位置推定部33と、プレゼンス情報DB34と、受信部35と、通信可否判定部36と、発信予約処理部37と、送信部38とを有する。
エリア情報DB31は、各端末10(ユーザ)のプレゼンス情報を把握するために必要なエリア情報を管理するデータベースである。ここで、エリア情報は、管理システムの管理者などによって予めエリア情報DB31に入力されている。
具体的には、エリア情報DB31は、図3に示すように、“エリア名”と“エリア情報(座標)”と“ユーザ状態”とを対応付ける情報を記憶する。“エリア名”は、エリア情報(座標)によって示されるエリアの名称である。“エリア情報(座標)”は、緯度及び経度などの座標によって表される情報である。“ユーザ状態”は、エリア情報(座標)によって示されるエリアにおけるユーザの状態である。
位置情報DB32は、各端末10の位置情報を管理するデータベースである。ここで、端末10は、GPS(Global Positioning System)などを用いて位置情報を取得する。端末10は、位置情報を定期的に管理サーバ30に送信する。なお、位置情報は、緯度及び経度などの座標によって表される。
なお、図2では簡略化されているが、位置情報DB32は、受信部35と接続されており、受信部35から各端末10の位置情報を取得する。
具体的には、位置情報DB32は、図3に示すように、“端末識別子”と“時刻”と“位置情報(座標)”とを対応付ける情報を記憶する。“端末識別子”は、端末10を識別する情報である。“時刻”は、位置情報(座標)が取得された時刻である。“位置情報(座標)”は、上述したエリア情報(座標)と同様に、緯度及び経度などの座標によって表される各端末10の位置情報である。
位置推定部33は、エリア情報DB31に記憶された情報と位置情報DB32に記憶された情報とを比較して、各端末10の位置を推定する。具体的には、位置推定部33は、エリア情報DB31に記憶されたエリア情報(座標)の中から、位置情報DB32に記憶された位置情報(座標)に対応するエリア情報(座標)を取得する。続いて、位置推定部33は、エリア情報(座標)に対応付けられたエリア名及びユーザ状態を取得(推定)する。
例えば、位置推定部33は、端末10A(発信端末)の位置情報(座標)が(8,8)である場合には、エリア情報DB31を参照して、“自席(ユーザA)”をエリア名として取得(推定)するとともに、“在席”をユーザ状態として取得(推定)する。
同様に、位置推定部33は、端末10B(着信端末)の位置情報(座標)が(1,1)である場合には、エリア情報DB31を参照して、“会議室A”をエリア名として取得(推定)するとともに、“会議”をユーザ状態として取得(推定)する。
また、位置推定部33は、各端末10の通信開始及び通信終了を監視しており、各端末10が通信を行っているか否かを把握している。図2では簡略化されているが、位置推定部33は、受信部35と接続されており、各端末10の通信開始及び通信終了を示す情報を受信部35から取得する。
プレゼンス情報DB34は、各端末10(ユーザ)のプレゼンス情報を管理するデータベースである。ここで、端末10Aから端末10Bへの発信が行われたケースについて考えると、プレゼンス情報DB34は、端末10Aのプレゼンス情報(発信側プレゼンス情報)及び端末10Bのプレゼンス情報(着信側プレゼンス情報)を管理している。プレゼンス情報は、位置推定部33による推定結果によって更新される。
具体的には、プレゼンス情報DB34は、図5に示すように、“ユーザ名”と“位置”と“ユーザ状態”と“通信可否”とを対応付ける情報(プレゼンス情報)を記憶する。“ユーザ名”は、端末10のユーザの名称である。“位置”は、位置推定部33によって推定された端末10(ユーザ)の位置(エリア名)である。“ユーザ状態”は、位置推定部33によって推定されたユーザの状態である。“通信状態”は、端末10が通信中状態であるか否かを示す情報である。“通信可否”は、端末10が通信可能であるか否かを示す情報である。
ここで、“通信状態”は、端末10が通信を行っていることを示す“通信中”、端末10が通信を行っていないことを示す“待受中”などである。“通信中”は、端末10がパケット通信を行っていることを示す“パケット通信中”、端末10が回線通信を行っていることを示す“回線通信中”などのように細分化されていてもよい。なお、“通信状態”は、上述したように、位置推定部33によって把握されている。
“通信可否”は、ユーザ状態及び通信状態によって特定される。例えば、端末10が通信を行っている場合やユーザが会議に入っている場合には、通信可否は、端末10が通信を行うことができないことを示す“通信不可”である。一方で、端末10が通信を行っていない場合やユーザが自席に在席している場合には、通信可否は、端末10が通信を行うことができることを示す“通信可能”である。
受信部35は、ネットワーク40を介して各種情報を端末10から受信する。例えば、受信部35は、以下に示す情報を端末10から受信する。
(1) 通信開始を示す情報(端末10Aから端末10Bへの発信要求など)
(2) 通信終了を示す情報
(3) 各端末10の位置情報
(4) 再発信の予約指示
(5) 再発信の予約情報
なお、再発信の予約指示とは、発信端末から着信端末への発信が行われたケースにおいて、着信端末が通信を行うことができなかった場合に、発信端末から着信端末への再発信の予約を行うことを指示する情報である。
再発信の予約情報とは、再発信の予約について発信端末が指定する条件を含む情報である。発信端末が指定する条件は、発信端末から着信端末への再発信を行う期限である予約期限、発信端末から着信端末への再発信を行う時刻である予約時刻などである。
通信可否判定部36は、プレゼンス情報DB34に記憶されたプレゼンス情報を参照して、端末10が通信を行うことが可能であるか否かを判定する。
具体的には、通信可否判定部36は、発信端末から着信端末への発信が行われた場合に、着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定する。通信可否判定部36は、再発信の予約が行われた場合に、発信端末及び着信端末の双方が通信可能であるか否かを定期的に判定する。
発信予約処理部37は、発信端末から着信端末への再発信の予約が行われた場合に、発信端末から着信端末への再発信を制御する。具体的には、発信予約処理部37は、以下に示す処理を行う。
(1) 発信予約処理部37は、発信端末から着信端末への発信が行われたケースにおいて、着信端末が通信を行うことができないと通信可否判定部36によって判定された場合に、発信端末から着信端末への発信ができないことを示す通信不可通知の送信を送信部38に指示する。
(2) 発信予約処理部37は、受信部35によって再発信の予約指示が受信された場合に、発信端末から着信端末への再発信の予約を受付ける。
(3) 発信予約処理部37は、再発信の予約に対する条件を入力するための入力フォームを生成して、入力フォームの送信を送信部38に指示する。
(4) 発信予約処理部37は、受信部35によって再発信の予約情報が受信された場合に、発信端末から着信端末への再発信の予約内容を受付ける。なお、再発信の予約情報は、入力フォームに従って発信端末のユーザが入力した条件(すなわち、発信端末が指定する条件)を含む。
(5) 発信予約処理部37は、発信端末から着信端末への再発信の予約内容を受付けた旨を示す予約完了通知の送信を送信部38に指示する。
(6) 発信予約処理部37は、再発信の予約情報に含まれる条件に従って、発信端末から着信端末への再発信を制御する。具体的には、発信予約処理部37は、予約期限前において、発信端末及び着信端末の双方が通信可能であると通信可否判定部36によって判定された場合に、再発信を行うことを指示する再発信指示の送信を送信部38に指示する。
送信部38は、ネットワーク40を介して各種情報を端末10に送信する。例えば、送信部38は、以下に示す情報を端末10に送信する。
(1) 通信不可通知
(2) 再発信の予約に係る入力フォーム
(3) 予約完了通知
(4) 再発信指示
(端末の構成)
以下において、第1実施形態に係る端末の構成について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る端末10の構成を示すブロック図である。なお、図6では、発信端末として機能する端末10の構成について説明することに留意すべきである。
図6に示すように、端末10は、受信部11と、GPS機能部12と、制御部13と、出力部14と、入力部15と、送信部16とを有する。
受信部11は、ネットワーク40を介して各種情報を管理サーバ30から受信する。例えば、受信部11は、以下に示す情報を管理サーバ30から受信する。
(1) 通信不可通知
(2) 再発信の予約に係る入力フォーム
(3) 予約完了通知
(4) 再発信指示
GPS機能部12は、GPS(Global Positioning System)を用いて、端末10の位置情報を取得する。具体的には、GPS機能部12は、端末10の位置情報を定期的に取得して、端末10の位置情報を制御部13に出力する。
制御部13は、端末10の動作を統括的に制御する。具体的には、制御部13は、通信不可通知、入力フォーム、予約完了通知及び再発信指示が受信された場合に、これらの情報の出力を出力部14に指示する。
制御部13は、入力部15を用いて通信開始指示が入力された場合に、通信開始を示す情報(発信要求など)の送信を送信部16に指示する。制御部13は、入力部15を用いて通信終了指示が入力された場合に、通信終了を示す情報の送信を送信部16に指示する。制御部13は、GPS機能部12によって取得された位置情報の送信を送信部16に指示する。
制御部13は、入力部15を用いて再発信の予約指示が入力された場合に、再発信の予約指示の送信を送信部16に指示する。制御部13は、入力部15を用いて再発信の予約情報が入力された場合に、再発信の予約情報の送信を送信部16に指示する。
出力部14は、制御部13の指示に応じて、通信不可通知、入力フォーム、予約完了通知及び再発信指示を出力する。出力部14は、これらの情報を画像として表示するディスプレイであってもよく、これらの情報を音声として出力するスピーカであってもよい。
例えば、出力部14は、図7に示す入力フォームを表示する。図7に示すように、入力フォームは、再発信を行う時刻である予約時刻の選択肢(予約時刻候補)を含む。入力フォームは、再発信を行う期限である予約期限の選択肢を含む。なお、予約時刻は、図7に示すように、時間帯であってもよい。
入力部15は、各種キーなどによって構成されたヒューマンインタフェースである。ユーザは、通信開始指示、通信終了指示、再発信の予約指示及び再発信の予約情報などを、入力部15を用いて入力する。
例えば、ユーザは、出力部14によって表示された入力フォームを参照しながら、入力部15を用いて再発信の予約情報を入力する。再発信の予約情報は、予約時刻及び予約期限を含む。
送信部16は、ネットワーク40を介して各種情報を管理サーバ30に送信する。例えば、送信部16は、以下に示す情報を管理サーバ30に送信する。
(1) 通信開始を示す情報(他の端末10への発信要求など)
(2) 通信終了を示す情報
(3) 端末10の位置情報
(4) 再発信の予約指示
(5) 再発信の予約情報
(管理システムの動作)
以下において、第1実施形態に係る管理システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図8〜図10は、第1実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。
最初に、端末10Aから端末10Bへの発信が成功するケースについて、図8を参照しながら説明する。
図8に示すように、ステップ11において、端末10Aは、端末10Bへの発信要求を管理サーバ30に送信する。
ステップ12において、管理サーバ30は、プレゼンス情報DB34に格納された端末10Bを参照して、端末10Bが通信可能であるか否かを判定する。なお、図8では、管理サーバ30は、端末10Bが通信可能であると判定する。
ステップ13において、管理サーバ30は、端末10Bの呼び出しを交換機20に指示する。
ステップ14において、交換機20は、端末10Bの呼び出し処理を行う。
ステップ15において、端末10A及び端末10Bは、回線交換又はパケット交換によって音声通信を行う。
次に、端末10Aから端末10Bへの発信が失敗するケースについて、図9及び図10を参照しながら説明する。
図9に示すように、ステップ21において、端末10Aは、端末10Bへの発信要求を管理サーバ30に送信する。
ステップ22において、管理サーバ30は、プレゼンス情報DB34に格納されたプレゼンス情報(着信側プレゼンス情報)を参照して、端末10Bが通信可能であるか否かを判定する。なお、図9では、管理サーバ30は、端末10Bが通信不可であると判定する。
ステップ23において、管理サーバ30は、端末10Bが通信不可であることを示す通信不可通知を端末10Aに送信する。
ステップ24において、端末10Aは、通信不可通知を表示する。また、端末10Aは、端末10Bへの再発信の予約を行うか否かについて選択を促す情報を表示する。なお、図9では、ユーザは、再発信の予約を行うことを選択する。
ステップ25において、端末10Aは、再発信の予約を行うことを指示する再発信の予約指示を管理サーバ30に送信する。
ステップ26において、管理サーバ30は、再発信の予約に対する条件を入力するための入力フォームを端末10Aに送信する。なお、ここでは、ユーザの再発信の予約に応じて、ステップ25において端末10Aが予約指示を管理サーバ30に送信し、これに応じて、管理サーバ30が入力フォームを端末10Aに送信する構成であったが、予め端末10Aに入力フォームが記録されている場合には管理サーバ30から入力フォームを受信することなく、ユーザの再発信の予約に応じて記録している入力フォームを用いることもできる。
ステップ27において、端末10Aは、再発信の予約に係る入力フォーム(図7を参照)を表示する。なお、入力フォームは、上述したように、再発信を行う時刻である予約時刻の選択肢、再発信を行う期限である予約期限の選択肢を含む。
ステップ28において、端末10Aは、予約時刻及び予約期限を含む再発信の予約情報を管理サーバ30に送信する。なお、ユーザは、入力フォームを参照して、予約時刻及び予約期限を入力する。
ステップ29において、管理サーバ30は、再発信の予約情報を受付けたことを示す予約完了通知を端末10Aに送信する。
続いて、図10に示すように、ステップ30において、管理サーバ30は、プレゼンス情報DB34に格納されたプレゼンス情報を監視する。具体的には、管理サーバ30は、各端末10の位置情報や各端末10の通信状態を監視する。
ステップ31において、管理サーバ30は、プレゼンス情報DB34に格納されたプレゼンス情報を参照して、端末10A及び端末10Bの双方が通信可能であるか否かを判定する。図10では、管理サーバ30は、端末10A及び端末10Bの双方が通信可能であると判定する。
なお、ステップ30及びステップ31の処理は、予約期限前において端末10A及び端末10Bの双方が通信可能となるまで続けられる。また、ステップ31の処理は、プレゼンス情報DB34に格納されたプレゼンス情報が更新される毎に行われてもよい。
ステップ32において、管理サーバ30は、端末10Bへの再発信を指示する情報(祭発信を行うか否かを問い合せる情報でもよい)を端末10Aに送信する。
ステップ33において、端末10Aは、端末10Bへの再発信を行うか否かについて確認を促す実行確認情報を表示する。なお、図10では、ユーザは、端末10Bへの再発信を行う指示を入力する。
ステップ34において、端末10Aは、端末10Bへの再発信要求を管理サーバ30に送信する。
ステップ35において、管理サーバ30は、端末10Aから端末10Bへの再発信の予約を削除する。
ステップ36において、管理サーバ30は、端末10Bの呼び出しを交換機20に指示する。
ステップ37において、交換機20は、端末10Bの呼び出し処理を行う。
ステップ38において、端末10A及び端末10Bは、回線交換又はパケット交換によって音声通信を行う。
なお、ステップ35の処理は、ステップ38の処理(端末10Aと端末10Bとの間で行われる通信)が開始した場合に行われてもよい。また、ステップ35の処理は、ステップ38の処理(端末10Aと端末10Bとの間で行われる通信)が終了した後に行われてもよい。
(作用及び効果)
第1実施形態によれば、通信可否判定部36は、再発信の予約が受付けられた場合に、プレゼンス情報DB34を参照して、発信端末及び着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定する。また、発信予約処理部37は、発信端末及び着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、発信端末から着信端末への再発信を指示する。
すなわち、発信端末のユーザ及び着信端末のユーザの双方にとって都合がよいタイミングで再発信が指示されるため、相手端末に対応するプレゼンス情報を改めて確認する必要がなく、ユーザの利便性が向上する。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、端末10Aから端末10Bへの発信要求は、管理サーバ30によって受付けられる。これに対して、第2実施形態では、端末10Aから端末10Bへの発信要求は、交換機20によって受付けられる。
(管理システムの動作)
以下において、第2実施形態に係る管理システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図11及び図12は、第2実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。
最初に、端末10Aから端末10Bへの発信が成功するケースについて、図11を参照しながら説明する。
図11に示すように、ステップ51において、端末10Aは、端末10Bへの発信要求を交換機20に送信する。
ステップ52において、交換機20は、端末10Bが通信可能であるか否かを管理サーバ30に問い合せる。
ステップ53において、管理サーバ30は、プレゼンス情報DB34に格納された端末10Bを参照して、端末10Bが通信可能であるか否かを判定する。なお、図11では、管理サーバ30は、端末10Bが通信可能であると判定する。
ステップ54において、管理サーバ30は、端末10Bが通信可能である旨を交換機20に通知する。
ステップ55において、交換機20は、端末10Bの呼び出し処理を行う。
ステップ56において、端末10A及び端末10Bは、通信(ここでは、音声通信)を行う。
次に、端末10Aから端末10Bへの発信が失敗するケースについて、図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、ステップ61において、端末10Aは、端末10Bへの発信要求を管理サーバ30に送信する。
ステップ62において、交換機20は、端末10Bが通信可能であるか否かを管理サーバ30に問い合せる。
ステップ63において、管理サーバ30は、プレゼンス情報DB34に格納されたプレゼンス情報(着信側プレゼンス情報)を参照して、端末10Bが通信可能であるか否かを判定する。なお、図12では、管理サーバ30は、端末10Bが通信不可であると判定する。
ステップ64において、管理サーバ30は、端末10Bが通信不可である旨を交換機20に通知する。
ステップ65において、交換機20は、端末10Bが通信不可であることを示す通信不可通知を音声ガイダンスとして端末10Aに送信する。
ステップ66において、端末10Aは、通信不可通知を音声ガイダンスとして出力する。また、端末10Aは、端末10Bへの再発信の予約を行うか否かについて選択を促す情報を音声ガイダンスとして出力する。なお、図12では、ユーザは、再発信の予約を行うことを選択する。
ステップ67aにおいて、端末10Aは、再発信の予約を行うことを指示する再発信の予約指示を交換機20に送信する。ステップ67bにおいて、交換機20は、再発信の予約指示を管理サーバ30に送信する。
ステップ68において、管理サーバ30は、再発信の予約に対する条件を入力するための入力フォームを端末10Aに送信する。
ステップ69において、端末10Aは、再発信の予約に係る入力フォーム(図7を参照)を表示する。なお、入力フォームは、上述したように、再発信を行う時刻である予約時刻の選択肢、再発信を行う期限である予約期限の選択肢を含む。
ステップ70において、端末10Aは、予約時刻及び予約期限を含む再発信の予約情報を管理サーバ30に送信する。なお、ユーザは、入力フォームを参照して、予約時刻及び予約期限を入力する。
ステップ71において、管理サーバ30は、再発信の予約情報を受付けたことを示す予約完了通知を端末10Aに送信する。
なお、ステップ71以降の処理は、上述した第1実施形態(図10を参照)と同様であるため、その説明については省略する。
[第3実施形態]
以下において、第3実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第3実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、入力フォームは、予約時刻の選択肢及び予約期限の選択肢を含む。これに対して、第3実施形態では、入力フォームは、予約時刻の選択肢及び予約期限の選択肢に加えて、各端末10のユーザの予定を示すスケジュール情報を含む。
(管理サーバの構成)
以下において、第3実施形態に係る管理サーバの構成について、図面を参照しながら説明する。図13は、第3実施形態に係る管理サーバ30の構成を示すブロック図である。
図13に示すように、管理サーバ30は、図2に示した構成に加えて、スケジュール情報DB39を有する。
スケジュール情報DB39は、各端末10のユーザの予定を示すスケジュール情報を管理するデータベースである。スケジュール情報は、各端末10のユーザの予定を示す情報であり、ユーザによって設定される。例えば、ユーザによってスケジュール(予定)が端末10に入力された場合に、上述した受信部35は、端末10からスケジュール情報を受信する。なお、図13では簡略化されているが、スケジュール情報DB39は、受信部35と接続されており、受信部35からスケジュール情報を取得する。
上述した発信予約処理部37は、再発信の予約に対する条件を入力するための入力フォームとともに、発信端末及び着信端末のユーザのスケジュール情報の送信を指示する。
すなわち、管理サーバ30は、再発信の予約指示が受信された場合に、入力フォームとともに、発信端末及び着信端末のユーザのスケジュール情報を発信端末に送信する。
(端末の構成)
以下において、第3実施形態に係る端末の構成について説明する。第3実施形態では、端末10は、上述した図6と同様の構成を有する。図14(a)及び図14(b)は、第3実施形態に係る入力フォームの一例を示す図である。
図14(a)に示すように、入力フォームは、第1実施形態と同様に、再発信を行う時刻である予約時刻の選択肢、再発信を行う期限である予約期限の選択肢を含む。
ここで、第3実施形態では、入力フォームは、発信端末のユーザのスケジュール情報を呼び出すためのリンク(図14(a)では、“発信者スケジュール”)、着信端末のユーザのスケジュール情報を呼び出すためのリンク(図14(a)では、“発信先スケジュール”)を含む。
これらのリンクがユーザによって選択された場合には、端末10は、発信端末のユーザのスケジュール情報や着信端末のユーザのスケジュール情報を表示する。
また、図14(b)に示すように、入力フォームは、再発信を行う時刻である予約時刻の選択肢(予約時刻候補)を絞り込む条件を指定するためのチェックボックスを含んでもよい。具体的には、入力フォームは、以下に示すチェックボックスを含む。
(1) 着信端末のユーザのスケジュール情報を考慮して予約時刻の選択肢を絞り込むためのチェックボックス(図14(b)では、“相手の予定を考慮”)
(2) 発信端末のユーザのスケジュール情報を考慮して予約時刻の選択肢を絞り込むためのチェックボックス(図14(b)では、“自分の予定を考慮”)
(3) 発信端末及び着信端末のユーザのスケジュール情報を考慮して予約時刻の選択肢を絞り込むためのチェックボックス(図14(b)では、“相手と自分の予定を考慮”)
ここで、予約時刻を表示する枠内(図14(b)では、“時間帯”欄)には、チェックが入れられたチェックボックスの種類に応じて絞り込まれた予約時刻の選択肢が表示される。
(作用及び効果)
第3実施形態によれば、管理サーバ30は、再発信の予約指示が受信された場合に、入力フォームとともに、発信端末及び着信端末のユーザのスケジュール情報を発信端末に送信する。
従って、発信端末のユーザは、発信端末及び着信端末のユーザのスケジュール情報を参照して、再発信を行う時刻である予約時刻を指定することができる。
また、端末10は、チェックが入れられたチェックボックスの種類に応じて、予約時刻の選択肢を絞り込んだ上で、予約時刻の選択肢を表示する。
従って、ユーザは、発信端末のユーザ及び着信端末のユーザの双方にとって都合がよい時刻を予約時刻として容易に選択することができる。
[第4実施形態]
以下において、第4実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第4実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では特に触れていないが、第4実施形態では、管理サーバ30は、端末10が行うことが可能な通信種別をエリア毎に管理している。管理サーバ30は、再発信を指示する場合に、各端末10の位置情報に応じて、各端末10の通信種別を指定する。
(管理サーバの構成)
以下において、第4実施形態に係る管理サーバの構成について、図面を参照しながら説明する。図15は、第4実施形態に係る管理サーバ30の構成を示すブロック図である。
図15に示すように、管理サーバ30は、図2に示した構成に加えて、通信種別DB51を有する。
通信種別DB51は、端末10が行うことが可能な通信種別をエリア毎に管理している。具体的には、通信種別DB51は、図16に示すように、“ユーザ名”と“エリア名”と“通信種別”とを対応付ける情報を記憶する。“ユーザ名”は、端末10のユーザの名称である。“エリア名”は、ユーザ毎に予め設定されたエリアの名称である。“通信種別”は、“エリア名”によって示されるエリアにユーザが位置する場合に、そのユーザに許容される通信の種別である。
ここで、“通信種別”は、例えば、“内線”、“外線”、“音声電話”、“IP電話”、“TV電話”などの種別である。
例えば、移動体通信網及び無線LANに端末10が接続可能である場合には、“内線”は、無線LANを用いた通信である。一方で、“外線”は移動体通信網を用いた通信である。
“音声電話”は、回線交換網を用いた通信である。“IP電話”は、パケット交換網を用いた通信である。“TV電話”は、音声だけではなくて、映像の送受信が可能な通信である。
上述した発信予約処理部37は、プレゼンス情報DB34及び通信種別DB51を参照して、端末10の位置情報に応じて、その端末10のユーザに許容される通信種別を特定する。続いて、発信予約処理部37は、発信端末から着信端末への再発信の指示において、特定された通信種別に従って通信を行うことを指示する。
すなわち、管理サーバ30は、発信端末に対して再発信の指示を行う場合に、発信端末のユーザに許容される通信種別に従って再発信を行うことを指示する。また、管理サーバ30は、発信端末に対して再発信の指示を行う場合に、着信端末のユーザに許容される通信種別に従って再発信を行うことを指示する。
(作用及び効果)
第4実施形態によれば、発信予約処理部37は、発信端末から着信端末への再発信の指示において、発信端末及び着信端末の位置情報に応じて特定された通信種別に従って通信を行うことを指示する。
従って、各ユーザは、自身のプレゼンス情報に適した通信種別で通信を開始することができ、ユーザの利便性が向上する。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
(分散配置構成)
例えば、管理サーバ30に設けられた各構成は、ネットワーク40上に分散して配置されていてもよい。特に、各種データベース(エリア情報DB31、位置情報DB32、プレゼンス情報DB34など)は、ネットワーク40上に分散して配置されていてもよい。
(位置測位)
上述した実施形態では、端末10の位置情報は、GPSを用いて取得されるが、これに限定されるものではない。端末10の位置情報は、端末10が接続する基地局やアクセスポイントの位置を用いて取得されてもよい。端末10の位置情報は、位置情報が格納された無線タグから端末10が位置情報を読み出すことによって取得されてもよい。
(管理サーバの実装構成)
管理サーバ30が設けられるネットワークは、移動体通信網であってもよく、他のIP網であってもよい。管理サーバ30の機能は交換機20に実装されていてもよい。管理サーバ30は、HLR(Home Location Register)などのように、交換機20と連携して動作する構成を有していてもよい。
(通信種別)
上述した実施形態では特に触れていないが、発信端末から着信端末への再発信では、発信端末から着信端末への発信が行われた際に指定された通信種別と同じ通信種別が用いられてもよい。また、発信端末から着信端末への再発信では、発信端末から着信端末への発信が行われた際に指定された通信種別と異なる通信種別が用いられてもよい。このようなケースとしては、発信端末から着信端末への発信が行われた際に指定された通信種別を再発信で用いることができないケースなどが考えられる。また、端末10は、再発信で用いることを禁止する通信種別を設定可能に構成されていてもよい。
(管理サーバと端末の通信形態)
上述した実施形態では特に触れていないが、管理サーバ30と端末10との間における通信は、パケット交換網を用いて行われてもよく、回線交換網を用いて行われてもよい。
(再発信予約の自動キャンセルと重複予約防止)
上述した実施形態では特に触れていないが、発信端末から着信端末への再発信の予約が行われているときに、発信端末が自発的に着信端末への発信を行った場合に、管理サーバ30は、再発信の予約をキャンセルしてもよい。
このようなケースにおいて、発信端末が自発的に行った着信端末への発信が失敗しても、管理サーバ30は、この発信の失敗について再発信の予約処理を行わないことが好ましい。これによって、発信端末から着信端末への再発信の予約が重複することを防止することができる。
発信端末が自発的に行った着信端末への発信が失敗した場合に、管理サーバ30は、この発信が失敗したことを発信端末に通知することが好ましい。このときに、管理サーバ30は、再発信の予約内容を変更するか否かを発信端末に問い合せてもよい。
ここで、再発信の重複予約の防止を実現する構成として、例えば、以下のような構成が考えられることに留意すべきである。
(1) 第1実施形態と同様に、発信端末から着信端末への発信を管理サーバ30が管理する構成
(2) 第2実施形態と同様に、発信端末から着信端末への発信を交換機20が管理しており、管理サーバ30が必要な情報を交換機20から取得する構成
(3) 再発信の予約内容を端末10が管理しており、再発信の予約のキャンセルを端末10が管理サーバ30に要求する構成
(プレゼンス情報の更新)
上述した実施形態では、プレゼンス情報は、端末10の位置情報によって更新されるが、これに限定されるものではない。具体的には、ユーザ状態がユーザによって端末10に入力されることを前提として、端末10から管理サーバ30に送信されたユーザ状態によって、プレゼンス情報が更新されてもよい。
(再発信の予約に係る入力フォーム)
上述した実施形態では、再発信の予約に係る入力フォームは、通信不可通知とは別に管理サーバ30から発信端末に送信されるが、これに限定されるものではない。具体的には、管理サーバ30は、通信不可通知とともに入力フォームを発信端末に送信してもよい。
(スケジュール情報)
上述した第3実施形態では、発信端末及び着信端末のユーザの予定を示すスケジュール情報が入力フォームとともに管理サーバ30から発信端末に送信されるが、これに限定されるものではない。具体的には、管理サーバ30は、着信端末のユーザのみの予定を示すスケジュール情報を発信端末に送信してもよい。
(多者通話)
上述した実施形態では、発信端末が一つ、着信端末が一つの構成において本発明を説示したが、発信端末が一つ、着信端末が複数の構成であっても本発明を適用することができる。
具体的には、前説したステップ12又はステップ22などの発信端末と着信端末との通信可否を判定する通信可否判定において、次の(1)又は(2)の判定及び処理を行う。
(1)一つの発信端末と複数の着信端末全てが通信可能であるか否かを判断し、全ての着信端末と通信可能でない場合には再発信の予約の処理に移行し、一方、全ての着信端末と通信可能である場合には通信開始の処理に移行する。
(2)一つの発信端末と複数の着信端末の各着信端末とが通信可能であるか否かを判断し、いずれかの着信端末と通信可能である場合には通信開始の処理に移行し、一方、いずれの着信端末とも通信可能でない場合には全ての着信端末又はその全ての着信端末の中からユーザが選択した着信端末を対象として再発信の予約の処理に移行する。ここで、いずれかの着信端末と通信可能である場合で、且つ、全ての着信端末と通信可能でない場合において、発信端末と通信可能な着信端末とで通信開始の処理に移行しつつ、通信前又は通信後に、少なくとも通信不可能な着信端末、又は、全ての通信端末の中からユーザが選択した着信端末若しくはその通信不可能な着信端末の中からユーザが選択した着信端末を対象として再発信の予約を行う構成にすることもできる。
なお、多者通話、プッシュトーク(登録商標)、PoC(Push to talk over Cellular)、3者通話、多地点接続などの一つの発信端末と複数の着信端末での通話を実現する技術は、公知技術又は慣用技術であり、所謂当業者であれば適宜実装することが可能であるため、説明は省略する。
第1実施形態に係る管理システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバ30の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るエリア情報DB31に記憶された情報を示す図である。 第1実施形態に係る位置情報DB32に記憶された情報を示す図である。 第1実施形態に係るプレゼンス情報DB34に記憶された情報を示す図である。 第1実施形態に係る端末10の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る入力フォームの一例を示す図である。 第1実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る管理システムの動作を示すシーケンス図である。 第3実施形態に係る管理サーバ30の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る入力フォームの一例を示す図である。 第4実施形態に係る管理サーバ30の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る通信種別DB51に記憶された情報を示す図である。
符号の説明
10・・・端末、11・・・受信部、12・・・GPS機能部、13・・・制御部、14・・・出力部、15・・・入力部、16・・・送信部、20・・・交換機、30・・・管理サーバ、31・・・エリア情報DB、32・・・位置情報DB、33・・・位置推定部、34・・・プレゼンス情報DB、35・・・受信部、36・・・通信可否判定部、37・・・発信予約処理部、38・・・送信部、40・・・ネットワーク

Claims (10)

  1. 発信端末から着信端末への発信を管理する管理サーバであって、
    前記発信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す発信側プレゼンス情報と、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す着信側プレゼンス情報とを記憶する記憶部と、
    前記発信端末から前記着信端末への発信が行われた場合に、前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定する判定部と、
    前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信の予約を受付ける発信予約処理部とを備え、
    前記判定部は、前記再発信の予約が受付けられた場合に、前記発信側プレゼンス情報及び前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定し、
    前記発信予約処理部は、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、前記再発信を指示することを特徴とする管理サーバ。
  2. 前記発信予約処理部は、
    前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信を行うことができないことを前記発信端末に通知し、
    前記再発信の予約を要求する予約要求情報を前記発信端末から受信した場合に、前記再発信の予約を受付けることを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記予約要求情報は、前記再発信を行う期限である予約期限を含むことを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  4. 前記予約要求情報は、前記再発信を行う時刻である予約時刻を含むことを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  5. 前記着信端末のユーザの予定を示す着信側スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部をさらに備え、
    前記発信予約処理部は、前記着信側スケジュール情報を前記発信端末に通知することを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  6. 前記発信端末のユーザの予定を示す発信側スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部をさらに備え、
    前記発信予約処理部は、前記発信側スケジュール情報を前記発信端末に通知することを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  7. 前記発信端末又は前記着信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記発信端末又は前記着信端末が行うことが可能な通信種別をエリア毎に記憶する通信種別記憶部と、
    前記位置情報取得部によって取得された前記位置情報に応じて、前記発信端末又は前記着信端末が行うことが可能な通信種別を特定する特定部とをさらに備え、
    前記発信予約処理部は、前記特定部によって特定された前記通信種別に従って通信を行うことを前記発信端末又は前記着信端末に指示することを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  8. 発信端末から着信端末への発信を管理する管理システムであって、
    前記発信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す発信側プレゼンス情報と、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す着信側プレゼンス情報とを記憶する記憶部と、
    前記発信端末から前記着信端末への発信が行われた場合に、前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定する判定部と、
    前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信の予約を受付ける発信予約処理部とを備え、
    前記判定部は、前記再発信の予約が受付けられた場合に、前記発信側プレゼンス情報及び前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定し、
    前記発信予約処理部は、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、前記再発信を指示することを特徴とする管理システム。
  9. 前記着信端末のユーザの予定を示す着信側スケジュール情報を取得するとともに、前記発信端末のユーザの予定を示す発信側スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得部をさらに備え、
    前記発信端末は、前記着信側スケジュール情報及び前記発信側スケジュール情報に基づいて、前記再発信を行うことが可能な時刻である予約時刻候補を絞り込んだ上で、前記予約時刻候補を出力することを特徴とする請求項8に記載の管理システム。
  10. 発信端末から着信端末への発信を管理する管理方法であって、
    前記発信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す発信側プレゼンス情報と、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを示す着信側プレゼンス情報とを記憶するステップと、
    前記発信端末から前記着信端末への発信が行われた場合に、前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記着信端末が通信を行うことが可能であるか否かを判定するステップと、
    前記着信端末が通信を行うことができないと判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信の予約を受付けるステップと、
    前記再発信の予約が受付けられた場合に、前記発信側プレゼンス情報及び前記着信側プレゼンス情報を参照して、前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であるか否かを判定するステップと、
    前記発信端末及び前記着信端末の双方が通信を行うことが可能であると判定された場合に、前記発信端末から前記着信端末への再発信を指示するステップとを含むことを特徴とする管理方法。
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