JP7278794B2 - 通信手段管理装置、通信手段管理方法及び通信手段管理プログラム - Google Patents
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Description
プレゼンス情報は、会社の外にいるとしても、電話を使用可能であれば、使用可能であることを示す。そのため、プレゼンス情報を参照するだけでは、発信元となるユーザは、適切な通信手段を選択することが困難であった。
この発明は、適切な通信手段を選択し易くすることを目的とする。
発信元となるユーザ端末である発信元端末が発信先となるユーザ端末である発信先端末に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得する種別取得部と、
前記種別取得部によって取得された前記発信種別と、前記発信元端末の位置及び前記発信先端末の位置とから、前記発信元端末と前記発信先端末との間で前記発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定する候補手段特定部と、
前記候補手段特定部によって特定された前記候補手段を前記発信元端末に通知する手段通知部と
を備える。
前記手段通知部によって通知された前記候補手段以外の通信手段が希望手段として前記発信元端末によって選択された場合に、前記希望手段による通信が前記発信元端末から希望されていることを前記発信先端末に通知する希望通知部
を備える。
前記希望通知部は、前記発信先端末で前記希望手段による通信が可能となった場合に、前記希望手段による通信が可能であることを前記発信元端末と前記発信先端末との少なくともいずれかに通知する。
前記発信先端末の位置と、前記発信先端末に導入されているスケジュール管理システムで管理されているスケジュール情報とから、前記発信先端末で前記希望手段による通信が可能となる予想時刻を特定する予想時間特定部
を備え、
前記希望通知部は、前記予想時間特定部によって特定された前記予想時刻を前記発信元端末に通知する。
種別取得部が、発信元となるユーザ端末である発信元端末が発信先となるユーザ端末である発信先端末に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得し、
候補手段特定部が、前記発信種別と、前記発信元端末の位置及び前記発信先端末の位置とから、前記発信元端末と前記発信先端末との間で前記発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定し、
手段通知部が、前記候補手段を前記発信元端末に通知する。
発信元となるユーザ端末である発信元端末が発信先となるユーザ端末である発信先端末に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得する種別取得処理と、
前記種別取得処理によって取得された前記発信種別と、前記発信元端末の位置及び前記発信先端末の位置とから、前記発信元端末と前記発信先端末との間で前記発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定する候補手段特定処理と、
前記候補手段特定処理によって特定された前記候補手段を前記発信元端末に通知する手段通知処理と
を行う通信手段管理装置としてコンピュータを機能させる。
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る通信システム100の構成を説明する。
通信システム100は、通信手段管理装置10と、複数のユーザ端末20とを備える。通信手段管理装置10は、サーバといったコンピュータである。各ユーザ端末20は、スマートフォン及びPC(Personal Computer)といったコンピュータである。
通信手段管理装置10と各ユーザ端末20との間と、各ユーザ端末20の間とは、携帯電話回線といった通信路30を介して接続されている。なお、通信手段管理装置10と各ユーザ端末20との間を接続する通信路30と、各ユーザ端末20の間を接続する通信路30とは、異なる通信路であってもよい。
通信手段管理装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
ストレージ13には、通信手段管理装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、通信手段管理装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
図3から図11を参照して、実施の形態1に係る通信手段管理装置10の全体的な動作を説明する。
実施の形態1に係る通信手段管理装置10の動作は、実施の形態1に係る通信手段管理方法に相当する。また、実施の形態1に係る通信手段管理装置10の動作は、実施の形態1に係る通信手段管理プログラムの処理に相当する。
ツール情報テーブル51は、各ユーザ端末20に導入された通信手段に関する情報と、スケジュール管理システムのアカウント情報とを記憶するテーブルである。
実施の形態1では、通信手段として、電話と、電子メールと、SNSと、ウェブ会議とを想定する。通信手段に関する情報は、電話に関する情報であれば電話番号であり、電子メールに関する情報であればメールアドレスであり、チャットに関する情報であればSNSアカウントであり、ウェブ会議に関する情報であればウェブ会議アカウントである。また、スケジュール管理システムは、ユーザ端末20に導入されているスケジュールを管理するためのアプリケーションである。
そのため、ツール情報テーブル51には、ユーザID毎に、電話番号と、電話の有効/無効と、メールアドレスと、メールの有効/無効と、SNSアカウントと、SNSの有効/無効と、ウェブ会議アカウントと、ウェブ会議の有効/無効と、スケジュールアカウントとの項目を有する。
ユーザ情報テーブル52は、ユーザ端末20を使用するユーザの状態に関する情報を記憶するテーブルである。
実施の形態1では、ユーザ情報テーブル52は、ユーザID毎に、所在地と、SNSプレゼンスと、スケジュールと、文字連絡可否と、リアルタイム連絡可否と、セキュリティレベルとの項目を有する。実施の形態1では、文字連絡は、電子メールと、SNSによる連絡と、2択に対する回答とである。また、リアルタイム連絡は、電話による連絡と、テレビ会議とである。
ユーザ位置履歴テーブル53は、ユーザ端末20の位置の履歴を記憶するテーブルである。ユーザ位置履歴テーブル53は、ユーザID毎に、過去基準時間について、一定時間毎の位置を記憶する。
位置テーブル54は、指定場所についての情報を記憶するテーブルである。指定場所とは、具体例としては、自社と、取引先と、サテライトオフィスといった場所である。
位置テーブル54は、指定場所毎に、位置情報の範囲と、住所と、セキュリティエリアの有無と、セキュリティレベルと、設備との項目を有する。
以下では、図1におけるユーザ端末20Aがユーザ端末20Bに対して発信を行おうとしている場合を説明する。そこで、以下の説明では、発信元のユーザ端末20Aを発信元端末61と呼び、発信先のユーザ端末20Bを発信先端末62と呼ぶ。
ツール情報取得部41は、対象のユーザ端末20に導入された通信手段に関する情報と、対象のユーザ端末20に導入されたスケジュール管理システムのアカウント情報とを、対象のユーザ端末20から取得する。
ツール情報取得部41は、取得された通信手段に関する情報と、スケジュール管理システムのアカウント情報とを、ツール情報テーブル51に書き込む。この際、ツール情報取得部41は、情報を取得できた通信手段については、対象のユーザ端末20で利用可能であるとして有効と書き込み、情報を取得できなかった通信手段については、対象のユーザ端末20で利用不可能であるとして無効と書き込む。ユーザ端末20によっては、一部の通信手段についてのアプリケーションが導入されておらず、利用できない場合もある。例えば、SNS及びウェブ会議を行うためのアプリケーションが導入されてないといったことがある。
ユーザ情報取得部42は、対象のユーザ端末20の位置を示す位置情報を、対象のユーザ端末20から取得する。ユーザ情報取得部42は、位置テーブル54を参照して、位置情報が示す位置がいずれかの指定場所であるか否かを判定する。
ユーザ情報取得部42は、位置情報が示す位置がいずれかの指定場所である場合には、該当する指定場所をユーザ情報テーブル52の所在地欄に書き込む。
一方、ユーザ情報取得部42は、位置情報が示す位置がいずれの指定場所にもない場合には、ユーザ位置履歴テーブル53を参照して、対象のユーザ端末20の所在地を限定する。例えば、ユーザ情報取得部42は、対象のユーザ端末20の位置の履歴から移動速度を特定し、移動速度及び位置の履歴から、電車で移動中であるか否かといったことを特定する。ユーザ情報取得部42は、特定された情報をユーザ情報テーブル52の所在地欄に書き込む。
ユーザ情報取得部42は、SNSのアプリケーションのプレゼンス情報を、対象のユーザ端末20から取得する。ユーザ情報取得部42は、プレゼンス情報が連絡可能であることを示す場合には、ユーザ情報テーブル52のSNSプレゼンス欄に連絡可と書き込み、そうでない場合には、ユーザ情報テーブル52のSNSプレゼンス欄に連絡不可と書き込む。
なお、SNSが無効の場合には、ユーザ情報取得部42は、ユーザ情報テーブル52のSNSプレゼンス欄に無効と書き込む。
ユーザ情報取得部42は、スケジュール管理システムのアカウント情報に基づき、スケジュール管理システムで管理されているスケジュール情報を、対象のユーザ端末20から取得する。ユーザ情報取得部42は、基準時間内に予定がある場合には、ユーザ情報テーブル52のスケジュール欄に、基準時間内の予定を書き込む。一方、ユーザ情報取得部42は、予定がない場合には、ユーザ情報テーブル52のスケジュール欄に予定なしと書き込む。
種別取得部43は、発信元端末61が発信先端末62に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得する。実施の形態1では、発信種別は、社外秘であるか否かを示す。
具体的には、発信元端末61のユーザによって発信種別が入力され、種別取得部43は入力された発信種別を取得する。
候補手段特定部44は、ステップS12で特定された発信元端末61の所在地(位置)及び発信先端末62の所在地(位置)と、ステップS13で特定された発信元端末61のプレゼンス情報及び発信先端末62のプレゼンス情報と、ステップS14で特定された発信元端末61のスケジュール情報及び発信先端末62のスケジュール情報とに加え、ステップS15で取得された発信種別を参照して、発信元端末61と発信先端末62との間で発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定する。
なお、候補手段特定部44は、発信元端末61のプレゼンス情報及び発信先端末62のプレゼンス情報と、発信元端末61のスケジュール情報及び発信先端末62のスケジュール情報とは、参照しなくてもよい。つまり、候補手段特定部44は、発信種別と、発信元端末61の位置情報が示す位置及び発信先端末62の位置情報が示す位置とだけを参照して、候補手段を特定してもよい。
手段通知部45は、ステップS16で特定された候補手段を、発信元端末61に通知する。
すると、発信元端末61のユーザによって、候補手段からいずれかの通信手段が選択される。そして、選択された通信手段により、発信元端末61から発信先端末62に対して通信が開始される。
(ステップS161:文字連絡判定処理)
候補手段特定部44は、発信元端末61と発信先端末62とのそれぞれを対象のユーザ端末20として、文字連絡の可否を判定する。
具体的には、候補手段特定部44は、ユーザ情報テーブル52における対象のユーザ端末20のSNSプレゼンスが連絡可である場合には、文字連絡が可能であると判定し、そうでない場合には、文字連絡が不可能であると判定する。候補手段特定部44は、文字連絡が可能である場合には、ユーザ情報テーブル52の文字連絡可否欄に可と書き込み、不可能である場合には、ユーザ情報テーブル52の文字連絡可否欄に不可と書き込む。
候補手段特定部44は、発信元端末61と発信先端末62とのそれぞれを対象のユーザ端末20として、リアルタイム連絡の可否を判定する。
具体的には、候補手段特定部44は、ユーザ情報取得部42は、所在地が電車移動中以外であり、かつ、スケジュールが予定なしの場合には、リアルタイム連絡が可能であると判定し、そうでない場合には、リアルタイム連絡が不可能であると判定する。候補手段特定部44は、リアルタイム連絡が可能である場合には、ユーザ情報テーブル52のリアルタイム連絡可否欄に可と書き込み、不可能である場合には、ユーザ情報テーブル52のリアルタイム連絡可否欄に不可と書き込む。
候補手段特定部44は、発信元端末61と発信先端末62とのそれぞれを対象のユーザ端末20として、セキュリティレベルを判定する。
具体的には、候補手段特定部44は、所在地がいずれかの指定場所の場合には、セキュリティレベルが高いと判定し、所在地が指定場所外の場合には、セキュリティレベルが低いと判定する。候補手段特定部44は、セキュリティレベルが高い場合には、ユーザ情報テーブル52のセキュリティレベル欄に高と書き込み、低い場合には、ユーザ情報テーブル52のセキュリティレベル欄に低と書き込む。
候補手段特定部44は、ステップS161で発信元端末61及び発信先端末62の両方について文字連絡が可能であると判定されたか否かを特定する。候補手段特定部44は、可能であると判定された場合には、文字連絡を通信手段の候補とする。
同様に、候補手段特定部44は、ステップS161で発信元端末61及び発信先端末62の両方についてリアルタイム連絡が可能であると判定されたか否かを特定する。候補手段特定部44は、可能であると判定された場合には、リアルタイム連絡を通信手段の候補とする。
候補手段特定部44は、ステップS163で発信元端末61及び発信先端末62の少なくともいずれかのセキュリティレベルが低いと判定された場合には、リアルタイム連絡を通信手段の候補から除外する。
なお、ステップS164でリアルタイム連絡が通信手段の候補とならなかった場合には、ステップS165はスキップしてもよい。
候補手段特定部44は、ステップS164及びステップS165で通信手段の候補となった手段を候補手段とする。
具体的には、文字連絡が通信手段の候補になっている場合には、電子メールとSNSと2択回答とを候補手段とし、リアルタイム連絡が通信手段の候補になっている場合には、電話連絡及びウェブ会議を候補手段とする。
ここでは、発信元端末61であるユーザ端末20Aは、指定場所の1つである自社におり、ユーザ端末20Aのユーザは予定が入っていない状態であるとする。また、発信先端末62であるユーザ端末20Bは、電車で移動中であり、ユーザ端末20Bのユーザは客先での打合せの予定が入っている状態であるとする。この状況において、発信元端末61であるユーザ端末20Aのユーザは、社外秘の情報に関して発信先端末62であるユーザ端末20Bのユーザと通信したいと考えているとする。
ステップS15で種別取得部43は、発信種別として社外秘を取得する。
以上のように、実施の形態1に係る通信手段管理装置10は、通信しようとする内容を示す発信種別と、発信元端末61及び発信先端末62の所在地(位置)に基づき、候補となる通信手段を特定し、発信元端末61に通知する。これにより、発信元端末61のユーザは、適切な通信手段を選択し易くなる。
例えば、発信先端末62のユーザが第三者が周囲にいる状況において、発信元端末61のユーザが社外秘の情報についての通信をしたい場合に、電話をかけてしまい、社外秘の漏えいにつながるといったことを防止可能である。
<変形例1>
実施の形態1における候補手段特定部44による候補手段の特定方法は一例である。
例えば、スケジュールが予定ありの場合であっても、所在地が電車移動中以外であれば、ウェブ会議は不可能でも、電話連絡は可能としてもよい。また、セキュリティレベルを2段階ではなく高と中と低との3段階とし、セキュリティレベルが中の場合には、リアルタイム連絡を通信手段の候補から除外し、セキュリティレベルが低の場合には、リアルタイム連絡とSNSとを通信手段の候補から除外してもよい。
このように、候補手段特定部44による候補手段の特定方法は、実現したいシステムに応じて種々の変更が可能である。
<変形例2>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例2として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例2について、実施の形態1と異なる点を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、通信手段管理装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路15を備える。電子回路15は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
各機能構成要素を1つの電子回路15で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路15に分散させて実現してもよい。
変形例3として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
実施の形態2は、候補手段以外の通信手段が選択可能である点が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、この異なる点を説明し、同一の点については説明を省略する。
図13を参照して、実施の形態2に係る通信手段管理装置10の構成を説明する。
通信手段管理装置10は、機能構成要素として、希望通知部46と、予想時間特定部47とを備える点が図2に示す通信手段管理装置10と異なる。
図14を参照して、実施の形態2に係る通信手段管理装置10の動作を説明する。
実施の形態2に係る通信手段管理装置10の動作は、実施の形態2に係る通信手段管理方法に相当する。また、実施の形態2に係る通信手段管理装置10の動作は、実施の形態2に係る通信手段管理プログラムの処理に相当する。
(ステップS21:手段判定処理)
発信元端末61のユーザによって通信手段が選択される。この際、ユーザは、ステップS16で特定された候補手段以外の他の通信手段を選択可能である。ここでは、発信元端末61は使用可能であるが、発信先端末62は使用不可能な通信手段を選択可能であるとする。例えば、候補手段が電子メールとSNSと2択回答とである場合に、発信元端末61が使用可能な電話連絡等を選択することが可能である。
通信手段が選択されると、手段通知部45は、選択された通信手段が候補手段であるか否かを判定する。手段通知部45は、選択された通信手段が候補手段でない場合には、処理をステップS22に進める。一方、手段通知部45は、選択された通信手段が候補手段である場合には、その手段による通信が開始されるため、処理を終了する。
以下の説明では、選択された、候補手段でない通信手段を希望手段と呼ぶ。
予想時間特定部47は、発信先端末62の位置と、発信先端末62に導入されているスケジュール管理システムで管理されているスケジュール情報とから、発信先端末62で希望手段による通信が可能となる予想時刻を特定する。
具体的には、予想時間特定部47は、発信先端末62の位置から、希望手段による通信が可能な位置へ移動するまでにかかる時間を計算する。
例えば、予想時間特定部47は、電車移動中には電話連絡が不可能であるため、発信先端末62のユーザが電車から降りるまでにかかる時間を計算する。この際、予想時間特定部47は、スケジュール情報から発信先端末62のユーザが降りる駅を特定することにより、発信先端末62のユーザが電車から降りるまでにかかる時間を計算する。
なお、予想時間特定部47は、希望手段による通信を行うために必要な設備がある場合には、発信先端末62のユーザがその設備がある場所へ移動するまでにかかる時間を計算する。例えば、予想時間特定部47は、位置テーブル54を参照して、希望手段による通信を行うために必要な設備がある指定場所を特定する。そして、予想時間特定部47は、発信先端末62の位置から特定された指定場所までの移動にかかる時間を計算する。この際、発信先端末62のユーザがすぐに特定された指定場所へ向かうことができない予定が入っている場合には、予想時間特定部47は、その予定を考慮して特定された指定場所までの移動にかかる時間を計算する。
希望通知部46は、希望手段による通信が発信元端末61から希望されていることを発信先端末62に通知する。例えば、候補手段が電子メールとSNSと2択回答とである場合に、電話連絡が選択されると、発信先端末62に対して、発信元端末61から電話連絡が希望されていることを通知する。
また、希望通知部46は、ステップS22で計算された時間を発信元端末61に通知する。
通信手段管理装置10は、定期的に、あるいは、何らかのイベントをトリガとして、図7のステップS11からステップS16の処理を実行して、発信先端末62が可能な通信手段を再特定する。
何らかのイベントとは、発信先端末62の位置が一定以上に変化したといったことである。
希望通知部46は、ステップS24で発信先端末62で希望手段による通信が可能になったことが特定されたか否かを判定する。
希望通知部46は、発信先端末62で希望手段による通信が可能になった場合には、処理をステップS26に進める。一方、希望通知部46は、発信先端末62で希望手段による通信が可能になっていない場合には、処理をステップS24に戻す。
希望通知部46は、希望手段による通信が可能であることを発信元端末61及び発信先端末62の少なくともいずれかに通知する。これにより、発信元端末61又は発信先端末62から希望手段による通信が開始される。
以上のように、実施の形態2に係る通信手段管理装置10は、候補手段以外の通信手段が選択された場合に、発信先端末62に対して通知を行う。これにより、早期に候補手段以外の通信手段による通信を適切な環境において行うことが可能である。
希望通知部46は、ステップS23で希望手段による通信が発信元端末61から希望されていることを発信先端末62に通知した際、発信先端末62から希望手段による通信を承諾するか否かの回答を受け付けるようにしてもよい。そして、希望通知部46は、希望手段による通信を承諾するか否かの回答を発信元端末61に通知してもよい。
そして、希望通知部46は、希望手段による通信を承諾する場合にのみステップS24以降の処理を実行し、希望手段による通信を承諾しない場合には処理を終了してもよい。
Claims (7)
- 発信元となるユーザ端末である発信元端末が発信先となるユーザ端末である発信先端末に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得する種別取得部と、
前記種別取得部によって取得された前記発信種別と、前記発信元端末の位置及び前記発信先端末の位置とから、前記発信元端末と前記発信先端末との間で前記発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定する候補手段特定部と、
前記候補手段特定部によって特定された前記候補手段を前記発信元端末に通知する手段通知部と、
前記手段通知部によって通知された前記候補手段以外の通信手段が希望手段として前記発信元端末によって選択された場合に、前記希望手段による通信が前記発信元端末から希望されていることを前記発信先端末に通知する希望通知部と
を備える通信手段管理装置。 - 前記候補手段特定部は、前記発信元端末及び前記発信先端末に導入されている前記通信手段に関するユーザの状態を表すプレゼンス情報から、前記候補手段を特定する
請求項1に記載の通信手段管理装置。 - 前記候補手段特定部は、前記発信元端末及び前記発信先端末に導入されているスケジュール管理システムで管理されているスケジュール情報から、前記候補手段を特定する
請求項1に記載の通信手段管理装置。 - 前記候補手段特定部は、定期的に、あるいは、何らかのイベントをトリガとして、前記発信種別と、前記発信先端末の位置とから、前記発信先端末で前記希望手段による通信が可能となったか否かを判定し、
前記希望通知部は、前記発信先端末で前記希望手段による通信が可能となった場合に、前記希望手段による通信が可能であることを前記発信元端末と前記発信先端末との少なくともいずれかに通知する
請求項1から3までのいずれか1項に記載の通信手段管理装置。 - 前記通信手段管理装置は、さらに、
前記発信先端末の位置と、前記発信先端末に導入されているスケジュール管理システムで管理されているスケジュール情報とから、前記発信先端末で前記希望手段による通信が可能となる予想時刻を特定する予想時間特定部
を備え、
前記希望通知部は、前記予想時間特定部によって特定された前記予想時刻を前記発信元端末に通知する
請求項1から4までのいずれか1項に記載の通信手段管理装置。 - 種別取得部が、発信元となるユーザ端末である発信元端末が発信先となるユーザ端末である発信先端末に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得し、
候補手段特定部が、前記発信種別と、前記発信元端末の位置及び前記発信先端末の位置とから、前記発信元端末と前記発信先端末との間で前記発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定し、
手段通知部が、前記候補手段を前記発信元端末に通知し、
希望通知部が、通知された前記候補手段以外の通信手段が希望手段として前記発信元端末によって選択された場合に、前記希望手段による通信が前記発信元端末から希望されていることを前記発信先端末に通知する通信手段管理方法。 - 発信元となるユーザ端末である発信元端末が発信先となるユーザ端末である発信先端末に対して通信しようとする情報の種別である発信種別を取得する種別取得処理と、
前記種別取得処理によって取得された前記発信種別と、前記発信元端末の位置及び前記発信先端末の位置とから、前記発信元端末と前記発信先端末との間で前記発信種別の内容の通信が可能な通信手段を、候補手段として特定する候補手段特定処理と、
前記候補手段特定処理によって特定された前記候補手段を前記発信元端末に通知する手段通知処理と、
前記手段通知処理によって通知された前記候補手段以外の通信手段が希望手段として前記発信元端末によって選択された場合に、前記希望手段による通信が前記発信元端末から希望されていることを前記発信先端末に通知する希望通知処理と
を行う通信手段管理装置としてコンピュータを機能させる通信手段管理プログラム。
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