JP2006157111A - 優先順位付通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 発信側ユーザの通信端末に、着信側ユーザの利用可能な複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示して、最適な通信手段を選択可能にする。
【解決手段】 着信側ユーザの第2の電話番号に対応する着信側通信端末4において、在席、離席、話中を含む着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行うことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する発信側通信端末3に、第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することにより、発信側ユーザが最適な通信手段を選択し得るようにした。
【選択図】図1
【解決手段】 着信側ユーザの第2の電話番号に対応する着信側通信端末4において、在席、離席、話中を含む着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行うことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する発信側通信端末3に、第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することにより、発信側ユーザが最適な通信手段を選択し得るようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、着信側ユーザの通信端末に関連して複数の通信手段が設定されており、かつ、前記複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が発信側ユーザの通信端末に表示されたときに前記複数の通信手段の中から利用可能な通信手段の何れか1つを選択して発信側ユーザが着信側ユーザとの通信を行う際に、前記複数の通信手段に設定した優先順位を表示することにより最適な通信手段を選択可能にした、優先順位付通信システムに関するものである。
プレゼンス情報を利用するようにした通信システムの従来例としては、発信側ユーザと着信側ユーザとの間で通話を行う際に、着信側ユーザの通信端末に関連して設定された複数の通信手段を利用可能な通信システム(例えば特許文献1参照)がある。この従来例の通信システムは、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、第2の電話番号に関連して複数の通信手段が設定されており、かつ、前記複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が発信側ユーザの第1の電話番号に対応する通信端末に表示されるようになっているため、第1の電話番号に対応する通信端末に表示されたプレゼンス情報を見た発信側ユーザが、着信側ユーザの状況を配慮して、前記複数の通信手段の利用可能な通信手段の何れか1つを選択することにより、着信側ユーザとの通信を行うことができる。
上記従来例の通信システムでは、発信側ユーザと着信側ユーザとの間で通話を行う際に利用可能な通信手段が複数存在する場合であっても、それら複数の通信手段に優先順位が設定されていないため、発信側ユーザは前記複数の通信手段のどれが最適な通信手段であるかを把握することができないので、着信側ユーザにとって都合の悪い通信手段が選択されてしまうことがあり、その場合、着信側ユーザの業務等を妨げることになる。
本発明は、着信側ユーザとの通信を行う際に、発信側ユーザの通信端末に、利用可能な複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することにより、最適な通信手段を選択可能にした、優先順位付通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、前記第2の電話番号に関連して複数の通信手段が設定されており、かつ、前記複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に表示されたときに前記複数の通信手段の中から利用可能な通信手段の何れか1つを選択して前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う通信システムであって、前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において、在席、離席、話中を含む前記着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、前記第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行っておくことにより、前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することを特徴とする。
請求項2に記載の第2発明は、前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において前記第1の電話番号で特定される発信側ユーザに複数の属性の何れか1つを設定するとともに、前記複数の属性のそれぞれに対して公開可能な複数の通信手段を設定する操作を事前に行っておくことにより、前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に関連して設定された前記発信側ユーザに公開可能な複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することを特徴とする。
請求項3に記載の第3発明は、前記第1の電話番号と前記第2の電話番号との組み合わせにおける前記各通信手段の使用頻度に関する統計情報をシステム内に記録しておくことにより、前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に対して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報を前記統計情報における使用頻度の高い順に表示することを特徴とする。
請求項4に記載の第4発明は、前記着信側ユーザに関する前記複数の状態の何れか1つと日時情報との組み合わせから成るスケジュール情報をシステム内に事前登録しておくことにより、前記スケジュール情報に基づいて当該日時情報の時刻に達したときに前記プレゼンス情報を自動更新することを特徴とする。
請求項5に記載の第5発明は、前記着信側ユーザに関する状態が他の状態に変更されるとき、前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において、前記着信側ユーザの変更後の状態を設定する操作を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の第6発明は、前記プレゼンス情報、前記統計情報および前記スケジュール情報は、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末および前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末が属するネットワークに設けられたプレゼンスサーバに記録することを特徴とする。
請求項7に記載の第7発明は、前記第1の電話番号に対応する通信端末および前記第2の電話番号に対応する通信端末は、パーソナルコンピュータ連携通信端末であることを特徴とする。
第1発明によれば、着信側ユーザの第2の電話番号に対応する通信端末において、在席、離席、話中を含む前記着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、前記第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行っておくことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が優先順位付きで表示されるので、当該表示を見た発信側ユーザは、着信側ユーザの状況を配慮して、最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになる。
第2発明によれば、着信側ユーザの第2の電話番号に対応する通信端末において第1の電話番号で特定される発信側ユーザに複数の属性の何れか1つを設定するとともに、前記複数の属性のそれぞれに対して公開可能な複数の通信手段を設定する操作を事前に行っておくことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段の中の前記発信側ユーザに公開可能な複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が優先順位付きで表示されるので、当該表示を見た発信側ユーザは、着信側ユーザの状況およびプライバシーを配慮して、最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになる。
第3発明によれば、第1の電話番号と第2の電話番号との組み合わせにおける前記各通信手段の使用頻度に関する統計情報をシステム内に記録しておくことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に対して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報が前記統計情報における使用頻度の高い順に表示されるので、当該表示を見た発信側ユーザは、着信側ユーザの状況および前記各通信手段の使用頻度を配慮して、最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになる。
第4発明によれば、着信側ユーザに関する前記複数の状態の何れか1つと日時情報との組み合わせから成るスケジュール情報をシステム内に事前登録しておくことにより、前記スケジュール情報に基づいて当該日時情報の時刻に達したときに前記プレゼンス情報が自動更新されるので、着信側ユーザの手間が軽減されることになる。
第5発明によれば、着信側ユーザに関する状態が他の状態に変更されるときに、前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において、前記着信側ユーザの変更後の状態を設定する操作を行うことにより、前記プレゼンス情報をリアルタイムで変更することができるようになる。
第6発明によれば、前記プレゼンス情報、前記統計情報および前記スケジュール情報は、発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末および着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末が属するネットワークに設けられたプレゼンスサーバに記録されるので、当該ネットワークに属する通信端末同士の通信時には、前記プレゼンス情報、前記統計情報および前記スケジュール情報に基づいて、発信側ユーザは最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになる。
第7発明によれば、前記第1の電話番号に対応する通信端末および前記第2の電話番号に対応する通信端末は、パーソナルコンピュータ連携通信端末(例えばIPソフトフォン)であるので、上述した設定等のための種々の操作を行ったり、第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きや発信者の属性の応じた制限付きでで表示したりするのに適した通信端末となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態の優先順位付通信システムの概略構成を示す図である。本実施形態の優先順位付通信システムは、図1に示すように、IP構内交換機(以下、IP−PBXという)1と、IP−PBX1にLAN2を介して接続される発信側通信端末3、着信側通信端末4およびプレゼンスサーバ5等を具備して成る。なお、本実施形態の優先順位付通信システムは、例えば、ある会社組織の所定の事業所内に構築されているものとする。
図1は本発明の第1実施形態の優先順位付通信システムの概略構成を示す図である。本実施形態の優先順位付通信システムは、図1に示すように、IP構内交換機(以下、IP−PBXという)1と、IP−PBX1にLAN2を介して接続される発信側通信端末3、着信側通信端末4およびプレゼンスサーバ5等を具備して成る。なお、本実施形態の優先順位付通信システムは、例えば、ある会社組織の所定の事業所内に構築されているものとする。
上記IP−PBX1は、音声通話制御機能と電子メール(以下、Eメールという)等のデータ通信制御機能とを具備するものであり、本実施形態では、通信手段として、「内線電話番号」、「外線電話番号」、「携帯電話番号」による音声通話と、Eメールによるデータ通信と、インスタントメッセージ(以下、IMという)によるデータ通信とが選択可能に構成されている。なお、本実施形態ではIP−PBXを用いているが、代わりに、「音声通話制御機能のみを備える通常のPBXと、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)等のデータ通信制御機能を備える端末との組み合わせ」や、呼制御サーバを用いることもできる。
上記発信側通信端末3は、例えば発信者側ユーザの席に設置されており、第1の電話番号(例えば内線電話番号1001)が割り当てられているものとし、同様に、上記着信側通信端末4は、例えば着信者側ユーザの席に設置されており、第2の電話番号(例えば内線電話番号1101)が割り当てられているものとする。上記発信側通信端末3、着信側通信端末4としては、通常の音声通話機能の他、「文字情報の表示機能(その表示機能を実現するための、所定情報量の文字情報を表示可能な表示部)」と、「各種設定のための情報入力機能(その情報入力機能を実現するための、キーやマウス等の情報入力部)」と、「Eメール送受信機能」と、「IM送受信機能」とを具備する通信端末を用いる必要があり、本実施形態では、IPソフトフォンを用いるものとする。なお、IPソフトフォンとは、PC(または携帯情報端末;PDA=Personal Digital Assistance)と、ハンドセットまたはヘッドセットと、通信制御アプリケーションとから成る、PC(またはPDA)連携通信端末である。
図2は、第1実施形態の優先順位付通信システムに使用するIPソフトフォンの表示部に表示されるアプリケーション画面を例示する図である。この図2は、IPソフトフォンとして「富士通アイ・ネットワークシステムズ(株)製の、i-station30SP 」を用いて、「Call Manager」という通信制御アプリケーションを起動したときにPCのディスプレイ画面に表示される仮想電話機11を示している。この仮想電話機11は、一般的なIP多機能電話機と同様な各種キー(テンキー12、「電話帳」等の専用キー群13、「発信」等の専用キー群14、ファンクションキー群15、電話帳展開キー16)と、通話に関する情報を表示するための第1表示部17と、電話帳に関連する情報を表示するための第2表示部18等を具備して成る。
上記第2表示部18は、電話帳展開キー16の操作時に図示の位置に展開表示されるようになっており、電話帳展開キー16の操作直後には、電話帳に登録済みの全ユーザに関する情報が一覧表示される一覧表示画面(図示せず)が表示され、その画面の中から所望のユーザを選択する操作(例えばマウスによるクリック操作)を行うことにより、選択されたユーザに関する情報が表示される個人表示画面(図示せず)に切り換わるように構成されている。個人表示画面では、選択されたユーザの名前および状態等が表示されるように構成されている。ユーザの状態としては、例えば図3に示すように、「在席」、「不在」、「離席」、「多忙」、「話中」が設定されており、「在席」にはアクティブ人物画像のアイコン、「不在」には非アクティブ人物画像のアイコン、「離席」には非アクティブ人物画像に所定のシンボル(椅子の絵)を加えたアイコン、「多忙」にはアクティブ人物画像に所定のシンボル(開いた手の絵)を加えたアイコン、「話中」にはアクティブ人物画像に所定のシンボル(電話機の絵)を加えたアイコンが割り当てられているので、図2に示すように選択されたユーザが在席の場合は、第2表示部18には、当該ユーザの名前とともに、図3の「在席」に対応するアイコンが表示されることになる。なお、第2表示部18の下部には、図示のように、ユーザの状態(この場合、「在席」)を文字で表示する領域と、IPソフトフォンの状態(この場合、「オンライン」)を文字で表示する領域とが設けられている。
本実施形態では、上記第2表示部18にさらに、図4に例示するようなプレゼンス情報を優先順位付きで表示するようにしている。上記プレゼンス情報は、着信側通信端末4のユーザである着信側ユーザが、自己の希望に応じて自己の各状態に対して設定するものであり、図4に示した例では、「在席」の場合は優先順位1が内線、優先順位2がEメール、優先順位3がIM、優先順位4が携帯電話に設定されており、「不在」の場合は優先順位1がEメール、優先順位2が携帯電話に設定されており、「離席」の場合は優先順位1がEメール、優先順位2が携帯電話に設定されており、「多忙」の場合は優先順位1がEメール、優先順位2がIM、優先順位3が内線、優先順位4が携帯電話に設定されており、「話中」の場合は優先順位1がEメール、優先順位2がIM、優先順位3が携帯電話に設定されている。したがって、図2に示すように着信側ユーザが「在席」の場合は、図4のプレゼンス情報の中の「在席」に対応する情報が第2表示部18に表示されることになる。なお、その際、「内線」の近傍には対応する内線電話番号(図示せず)が表示され、「Eメール」の近傍には対応するメールアドレス(図示せず)が表示され、IMの近傍には、予め「後でかけ直します。」等の定型メッセージが用意されたIM入力画面を呼び出すボタン(図示せず)が表示され、「携帯」の近傍には対応する携帯電話番号(図示せず)が表示されるようになっている。
上記プレゼンスサーバ5は、発信側通信端末3、着信側通信端末4が属するネットワークの、例えばIP−PBX1の近傍に設置されており、上記プレゼンス情報を記録するとともに、後述する統計情報およびスケジュール情報等を記録するように構成されている。
次に、本実施形態の優先順位付通信システムにおける設定、表示、通信手段選択等の動作を説明する。
[プレゼンス情報の設定]
着信側ユーザが、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の設定キーを押下することによりプレゼンス情報設定画面(図示せず)を表示した後、そのプレゼンス情報設定画面で、着信側ユーザの状態である「在席」、「不在」、「離席」、「多忙」、「話中」の各々について、着信側通信端末4の第2の電話番号(例えば内線電話番号1101)に関連して複数の通信手段(図4の場合、内線電話機、Eメール、IM、携帯電話の中の2つ以上)を設定するとともに、前記複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボード等によって事前に行っておくと、プレゼンス情報設定情報がプレゼンスサーバ5に送信されるので、図4に示すプレゼンス情報がプレゼンスサーバ5に記録されることになる。
着信側ユーザが、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の設定キーを押下することによりプレゼンス情報設定画面(図示せず)を表示した後、そのプレゼンス情報設定画面で、着信側ユーザの状態である「在席」、「不在」、「離席」、「多忙」、「話中」の各々について、着信側通信端末4の第2の電話番号(例えば内線電話番号1101)に関連して複数の通信手段(図4の場合、内線電話機、Eメール、IM、携帯電話の中の2つ以上)を設定するとともに、前記複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボード等によって事前に行っておくと、プレゼンス情報設定情報がプレゼンスサーバ5に送信されるので、図4に示すプレゼンス情報がプレゼンスサーバ5に記録されることになる。
[状態情報の設定入力]
以下の(1)〜(3)の方法の何れかを用いて、着信側ユーザの現在の状態を示す状態情報をプレゼンスサーバ5に設定(更新)入力すると、図4に示すプレゼンス情報中の該当する状態の部分が選択された状態になる。このときの表示方式としては、「図4に示すプレゼンス情報中の該当する状態の部分のみを表示する」ものとするが、「図4に示すプレゼンス情報全体を表示して、該当する状態の部分をアクティブ表示する」ようにしてもよい。なお、本実施形態では、(1)および(3)の方法を用いるものとするが、必要に応じて、(2)の方法を併用してもよい。
以下の(1)〜(3)の方法の何れかを用いて、着信側ユーザの現在の状態を示す状態情報をプレゼンスサーバ5に設定(更新)入力すると、図4に示すプレゼンス情報中の該当する状態の部分が選択された状態になる。このときの表示方式としては、「図4に示すプレゼンス情報中の該当する状態の部分のみを表示する」ものとするが、「図4に示すプレゼンス情報全体を表示して、該当する状態の部分をアクティブ表示する」ようにしてもよい。なお、本実施形態では、(1)および(3)の方法を用いるものとするが、必要に応じて、(2)の方法を併用してもよい。
(1)着信側通信端末4(IPソフトフォン)において起動した通信制御アプリケーションによって、着信側ユーザの現在の状態が上記各状態の何れに該当するかを自動的に判定し、判定結果を当該着信側ユーザの状態情報としてプレゼンスサーバ5に自動送信して、設定(更新)入力する。その際の判定ロジックとしては、例えば、「IPソフトフォンが起動され、IP−PBX1にログインしているときは、在席である」、「IPソフトフォンの起動が終了した場合は、不在である」、「IPソフトフォンが起動され、IP−PBX1にログインした後、一定時間キーボード入力が無い場合は、離席である」、「IPソフトフォンが起動され、IP−PBX1にログインしているときに、通話を行っている場合は、話中である」を用いる。なお、「多忙」の場合は、後述する(3)の手動操作によるものとする。
(2)着信側ユーザが、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の所定キーを押下することによりスケジュール情報設定画面(図示せず)を表示した後、そのスケジュール情報設定画面で、着信側ユーザに関する複数の状態の何れか1つと日時情報との組み合わせから成るスケジュール情報を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボード等によって事前に行っておくと、前記スケジュール情報に基づいて、当該日時情報の時刻に達したときに、プレゼンスサーバ5に記録されているプレゼンス情報における現在の状態が自動更新される。この(2)の方法は、予め自分のスケジュールが分かっている場合に実施することにより、(3)の方法のような操作を状態の変更が生じる度に行わなくて済むので、着信側ユーザの手間が軽減される利点がある。
(3)着信側ユーザが多忙になったとき(または多忙になることが予想されるとき)、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の所定キーを押下することによりプレゼンス情報設定画面(図示せず)を表示した後、そのプレゼンス情報設定画面で、着信側ユーザの状態である「多忙」を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボード等によって行うと、プレゼンスサーバ5に記録されているプレゼンス情報における現在の状態が、リアルタイムで「多忙」に手動更新される。なお、上記(1)を行わないシステムである場合は、着信側ユーザに関する状態が他の状態に変更されるときに、着信側ユーザが全ての変更後の状態を手動設定するものとする。
(2)着信側ユーザが、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の所定キーを押下することによりスケジュール情報設定画面(図示せず)を表示した後、そのスケジュール情報設定画面で、着信側ユーザに関する複数の状態の何れか1つと日時情報との組み合わせから成るスケジュール情報を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボード等によって事前に行っておくと、前記スケジュール情報に基づいて、当該日時情報の時刻に達したときに、プレゼンスサーバ5に記録されているプレゼンス情報における現在の状態が自動更新される。この(2)の方法は、予め自分のスケジュールが分かっている場合に実施することにより、(3)の方法のような操作を状態の変更が生じる度に行わなくて済むので、着信側ユーザの手間が軽減される利点がある。
(3)着信側ユーザが多忙になったとき(または多忙になることが予想されるとき)、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の所定キーを押下することによりプレゼンス情報設定画面(図示せず)を表示した後、そのプレゼンス情報設定画面で、着信側ユーザの状態である「多忙」を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボード等によって行うと、プレゼンスサーバ5に記録されているプレゼンス情報における現在の状態が、リアルタイムで「多忙」に手動更新される。なお、上記(1)を行わないシステムである場合は、着信側ユーザに関する状態が他の状態に変更されるときに、着信側ユーザが全ての変更後の状態を手動設定するものとする。
[発信側通信端末へのプレゼンス情報の表示]
プレゼンスサーバ5は、システム内の全ての通信端末(IPソフトフォン)に、上記状態情報を盛り込んだプレゼンス情報を送信するので、例えば自席に設置された発信側通信端末3(IPソフトフォン)が起動状態になっている場合には、発信側ユーザが、発信側通信端末3(IPソフトフォン)の仮想電話機11の電話帳展開キー16を操作して第2表示部18を展開表示することにより、第2表示部18には、着信側ユーザの現在の状態(図5に示した例では話中)に対応するプレゼンス情報が優先順位付きで表示されることになる。その際、優先順位が付けられた選択可能な通信手段には選択可能マーク(白丸印)が付けられ、その中から選択した通信手段には、選択したことを示すマーク(黒丸印)が付けられるようになっている。なお、着信側ユーザの状態が変更された場合、変更後の状態がプレゼンス情報に反映されるので、発信側ユーザは、着信側ユーザの状態をリアルタイムで把握することができるようになっている。
プレゼンスサーバ5は、システム内の全ての通信端末(IPソフトフォン)に、上記状態情報を盛り込んだプレゼンス情報を送信するので、例えば自席に設置された発信側通信端末3(IPソフトフォン)が起動状態になっている場合には、発信側ユーザが、発信側通信端末3(IPソフトフォン)の仮想電話機11の電話帳展開キー16を操作して第2表示部18を展開表示することにより、第2表示部18には、着信側ユーザの現在の状態(図5に示した例では話中)に対応するプレゼンス情報が優先順位付きで表示されることになる。その際、優先順位が付けられた選択可能な通信手段には選択可能マーク(白丸印)が付けられ、その中から選択した通信手段には、選択したことを示すマーク(黒丸印)が付けられるようになっている。なお、着信側ユーザの状態が変更された場合、変更後の状態がプレゼンス情報に反映されるので、発信側ユーザは、着信側ユーザの状態をリアルタイムで把握することができるようになっている。
[発信側通信端末での通信手段の選択]
発信側ユーザは、着信側通信端末4との通信を希望する場合に上記操作を行うことにより、第2表示部18に表示される着信側ユーザの状態(図5に示す例の場合、話中)に対応するプレゼンス情報を見て、着信側ユーザの状態に配慮して、例えば優先順位1が付与されている「Eメール」を通信手段として選択するための選択情報を入力する操作を、発信側通信端末3のマウス等によって行う。これにより、発信側通信端末3からIP−PBX1に選択情報が送信される。
発信側ユーザは、着信側通信端末4との通信を希望する場合に上記操作を行うことにより、第2表示部18に表示される着信側ユーザの状態(図5に示す例の場合、話中)に対応するプレゼンス情報を見て、着信側ユーザの状態に配慮して、例えば優先順位1が付与されている「Eメール」を通信手段として選択するための選択情報を入力する操作を、発信側通信端末3のマウス等によって行う。これにより、発信側通信端末3からIP−PBX1に選択情報が送信される。
[選択された通信手段による通信]
選択情報を受信したIP−PBX1は、当該選択情報に対応する通信手段を選択して、選択された通信手段による通信指令を発する。この通話指令に応じて、選択された通信手段(着信側通信端末4の内線、外線、Eメール、IMまたは着信側通信端末4に関連して設定された携帯電話機)に着信がなされ、以後、発信側通信端末3と選択された通信手段(図5に示した例の場合、Eメール)を用いて通信が行われる。
選択情報を受信したIP−PBX1は、当該選択情報に対応する通信手段を選択して、選択された通信手段による通信指令を発する。この通話指令に応じて、選択された通信手段(着信側通信端末4の内線、外線、Eメール、IMまたは着信側通信端末4に関連して設定された携帯電話機)に着信がなされ、以後、発信側通信端末3と選択された通信手段(図5に示した例の場合、Eメール)を用いて通信が行われる。
本実施形態の優先順位付通信システムによれば、着信側ユーザの第2の電話番号に対応する着信側通信端末4において、在席、不在、離席、多忙、話中を含む着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段(内線、Eメール、IM、携帯電話)のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行っておくことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、発信側ユーザの第1の電話番号に対応する発信側通信端末3に、前記複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が優先順位付きで表示されるので、その優先順位付きのプレゼンス情報を見た発信側ユーザは、着信側ユーザの状況を配慮して、最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになり、業務効率が向上する。
図6は本発明の第2実施形態の優先順位付通信システムの概略構成を示す図であり、図7は第2実施形態の優先順位付通信システムで用いる、公開制限を付与したプレゼンス情報を例示する図である。本実施形態の優先順位付通信システムは、上記第1実施形態の優先順位付通信システムにおいて選択可能な通信手段として設定されていた複数の通信手段に、発信者の属性に応じた公開制限を加えるようにしたものであり、それ以外の部分は上記第1実施形態と同様に構成する。
本実施形態の優先順位付通信システムでは、着信側ユーザが、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)によってプレゼンスサーバ5にプレゼンス情報設定情報を入力する際に、図6に示すように属性設定情報をさらに入力するようにしている。
本実施形態の優先順位付通信システムでは、着信側ユーザが、自席に設置された着信側通信端末4(IPソフトフォン)によってプレゼンスサーバ5にプレゼンス情報設定情報を入力する際に、図6に示すように属性設定情報をさらに入力するようにしている。
次に、本実施形態の優先順位付通信システムにおける各種動作の内、上記第1実施形態と異なる動作を説明する。
[プレゼンス情報および属性情報の設定]
着信側ユーザが、上記第1実施形態と同様にしてプレゼンスサーバ5にプレゼンス情報設定情報を入力した後、着信側ユーザが、着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の所定キーを押下することにより属性情報設定画面(図示せず)を表示して、その属性情報設定画面で、発信側ユーザに、例えば図7に示すように「上司」、「部下」、「友人」、「関連部門外」という複数の属性の何れか1つを設定するとともに、それぞれの属性に対して、例えば図7に示すように公開可能な通信手段を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボードやマウス等によって事前に行っておくと、発信側通信端末3の発信側ユーザの属性および各属性に対して公開可能な通信手段を示す属性設定情報がプレゼンスサーバ5に送信される。この属性設定情報は、プレゼンスサーバ5に記録されたプレゼンス情報に関連付けられるので、第1の電話番号で特定される発信側ユーザには、着信側ユーザが設定した属性が付与されることになる。
着信側ユーザが、上記第1実施形態と同様にしてプレゼンスサーバ5にプレゼンス情報設定情報を入力した後、着信側ユーザが、着信側通信端末4(IPソフトフォン)の仮想電話機11の所定キーを押下することにより属性情報設定画面(図示せず)を表示して、その属性情報設定画面で、発信側ユーザに、例えば図7に示すように「上司」、「部下」、「友人」、「関連部門外」という複数の属性の何れか1つを設定するとともに、それぞれの属性に対して、例えば図7に示すように公開可能な通信手段を設定する操作を、着信側通信端末4のキーボードやマウス等によって事前に行っておくと、発信側通信端末3の発信側ユーザの属性および各属性に対して公開可能な通信手段を示す属性設定情報がプレゼンスサーバ5に送信される。この属性設定情報は、プレゼンスサーバ5に記録されたプレゼンス情報に関連付けられるので、第1の電話番号で特定される発信側ユーザには、着信側ユーザが設定した属性が付与されることになる。
なお、図7に示す例では、「上司」および「友人」に対しては、選択可能な通信手段である、「内線」、「Eメール」、「IM」、「携帯電話」の全てが公開可能に設定されているが、「部下」に対しては、「携帯電話」が非公開に設定され、「関連部門外」に対しては、「IM」および「携帯電話」が非公開に設定されているため、公開制限が加えられている。
[発信側通信端末への公開制限付きプレゼンス情報の表示]
プレゼンスサーバ5は、システム内の全ての通信端末(IPソフトフォン)に、上記状態情報および属性情報を盛り込んだプレゼンス情報を送信するので、例えば自席に設置された発信側通信端末3(IPソフトフォン)が起動状態になっている場合には、発信側ユーザが、発信側通信端末3(IPソフトフォン)の仮想電話機11の電話帳展開キー16を操作して第2表示部18を展開表示することにより、第2表示部18には、着信側ユーザの現在の状態に対応する公開制限付きプレゼンス情報が優先順位付きで表示されることになる(例えば発信側ユーザが「上司」である場合の「話中」の場合には図5に示すようになる)。その際、優先順位が付けられた選択可能な通信手段には選択可能マーク(白丸印)が付けられ、その中から選択した通信手段には、選択したことを示すマーク(黒丸印)が付けられるようになっている。なお、着信側ユーザの状態が変更された場合、変更後の状態がプレゼンス情報に反映されるので、発信側ユーザは、着信側ユーザの状態をリアルタイムで把握することができるようになっている。
プレゼンスサーバ5は、システム内の全ての通信端末(IPソフトフォン)に、上記状態情報および属性情報を盛り込んだプレゼンス情報を送信するので、例えば自席に設置された発信側通信端末3(IPソフトフォン)が起動状態になっている場合には、発信側ユーザが、発信側通信端末3(IPソフトフォン)の仮想電話機11の電話帳展開キー16を操作して第2表示部18を展開表示することにより、第2表示部18には、着信側ユーザの現在の状態に対応する公開制限付きプレゼンス情報が優先順位付きで表示されることになる(例えば発信側ユーザが「上司」である場合の「話中」の場合には図5に示すようになる)。その際、優先順位が付けられた選択可能な通信手段には選択可能マーク(白丸印)が付けられ、その中から選択した通信手段には、選択したことを示すマーク(黒丸印)が付けられるようになっている。なお、着信側ユーザの状態が変更された場合、変更後の状態がプレゼンス情報に反映されるので、発信側ユーザは、着信側ユーザの状態をリアルタイムで把握することができるようになっている。
本実施形態の優先順位付通信システムによれば、着信側ユーザの第2の電話番号に対応する着信側通信端末4において、在席、不在、離席、多忙、話中を含む着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、第2の電話番号に関連して設定された複数の通信手段(内線、Eメール、IM、携帯電話)のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行った後に、着信側ユーザの第2の電話番号に対応する着信側通信端末4において第1の電話番号で特定される発信側ユーザに「上司」、「部下」、「友人」、「関連部門外」という複数の属性の何れか1つを設定するとともに、前記複数の属性のそれぞれに対して公開可能な複数の通信手段を設定する操作を事前に行っておくことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、発信側ユーザの第1の電話番号に対応する発信側通信端末3に、前記複数の通信手段の中の発信側ユーザに公開可能な複数の通信手段の現在の状況を示す公開制限付きプレゼンス情報が優先順位付きで表示されるので、その優先順位付きの公開制限付きプレゼンス情報を見た発信側ユーザは、着信側ユーザの状況およびプライバシーを配慮して、最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになり、業務効率が向上するとともに着信側ユーザのプライバシーが保護されることになる。
図8は本発明の第3実施形態の優先順位付通信システムにおいて発信側通信端末のアプリケーション画面中に表示される並び替えたプレゼンス情報を例示する図である。本実施形態は、上記第1実施形態に対して、「発信側通信端末に表示されるプレゼンス情報における通信手段を後述する統計情報に基づいて並び替える変更」を加えたものであり、それ以外の部分は上記第1実施形態と同様に構成する。
本実施形態の優先順位付通信システムは、発信側通信端末3および着信側通信端末4の組み合わせ(第1の電話番号と第2の電話番号との組み合わせ)の通信における前記各通信手段の使用頻度に関する統計情報を、プレゼンスサーバ5に記録するように構成されており、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際には、プレゼンスサーバ5に記録された統計情報を参照することにより、発信側ユーザの第1の電話番号に対応する通信端末3に、着信側通信端末4の第2の電話番号に対して設定された複数の通信手段のプレゼンス情報を前記統計情報における使用頻度の高い順に表示するようになっている。
図8に示す例は、第1の電話番号に対応する発信側通信端末3と第2の電話番号に対応する着信側通信端末4との組み合わせの通信(通話)において、例えば「多忙」のときに利用可能な複数の通信手段の使用頻度が、高い順に、「Eメール」、「内線」、「IM」、「携帯電話」となっていた場合には、図示左欄の優先順位高い順とは異なる並び順で、前記複数の通信手段のプレゼンス情報が優先順位付きで表示されることを示している。
図8に示す例は、第1の電話番号に対応する発信側通信端末3と第2の電話番号に対応する着信側通信端末4との組み合わせの通信(通話)において、例えば「多忙」のときに利用可能な複数の通信手段の使用頻度が、高い順に、「Eメール」、「内線」、「IM」、「携帯電話」となっていた場合には、図示左欄の優先順位高い順とは異なる並び順で、前記複数の通信手段のプレゼンス情報が優先順位付きで表示されることを示している。
本実施形態の優先順位付通信システムによれば、第1の電話番号と第2の電話番号との組み合わせにおける前記各通信手段の使用頻度に関する統計情報をプレゼンスサーバ5に記録しておくことにより、第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、発信側ユーザの第1の電話番号に対応する発信側通信端末3に、第2の電話番号に対して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報が前記統計情報における使用頻度の高い順に表示されるので、当該表示を見た発信側ユーザは、着信側ユーザの状況および前記各通信手段の使用頻度を配慮して、最適な通信手段を選択して着信側ユーザとの通信を行うことができるようになり、業務効率が向上するとともに通信効率が向上する。
なお、上記各実施形態では、発信側ユーザの第1の電話番号に対応する発信側通信端末に、第2の電話番号に対して設定された複数の通信手段のプレゼンス情報を表示するようにしているが、代わりに、上記プレゼンス情報を音声ガイダンスとして音声表示することも原理的には可能である。
また、上記各実施形態では、上述した(1)〜(3)の方法の何れかを用いて、着信側ユーザの現在の状態を示す状態情報をプレゼンスサーバ5に設定(更新)入力するようにしているが、例えば着信側ユーザが所持するGPS付き携帯電話機から位置情報をプレゼンスサーバ5に入力して、上記状態情報を自動的に更新するようにすることも原理的には可能である。
また、上記各実施形態では、上述した(1)〜(3)の方法の何れかを用いて、着信側ユーザの現在の状態を示す状態情報をプレゼンスサーバ5に設定(更新)入力するようにしているが、例えば着信側ユーザが所持するGPS付き携帯電話機から位置情報をプレゼンスサーバ5に入力して、上記状態情報を自動的に更新するようにすることも原理的には可能である。
1 IP構内交換機(IP−PBX)
2 LAN
3 発信側通信端末
4 着信側通信端末
5 プレゼンスサーバ
11 仮想電話機
12 各種キー
13,14 専用キー群
15 ファンクションキー群
16 電話帳展開キー
17 第1表示部
18 第2表示部
2 LAN
3 発信側通信端末
4 着信側通信端末
5 プレゼンスサーバ
11 仮想電話機
12 各種キー
13,14 専用キー群
15 ファンクションキー群
16 電話帳展開キー
17 第1表示部
18 第2表示部
Claims (7)
- 第1の電話番号で特定される発信側ユーザと第2の電話番号で特定される着信側ユーザとの間で通信を行う際に、前記第2の電話番号に関連して複数の通信手段が設定されており、かつ、前記複数の通信手段の現在の状況を示すプレゼンス情報が前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に表示されたときに前記複数の通信手段の中から利用可能な通信手段の何れか1つを選択して前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う通信システムであって、
前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において、在席、離席、話中を含む前記着信側ユーザの複数の状態のそれぞれに対応させて、前記第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段のそれぞれに優先順位を設定する操作を事前に行っておくことにより、前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に関連して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することを特徴とする優先順位付通信システム。 - 前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において前記第1の電話番号で特定される発信側ユーザに複数の属性の何れか1つを設定するとともに、前記複数の属性のそれぞれに対して公開可能な複数の通信手段を設定する操作を事前に行っておくことにより、前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に関連して設定された前記発信側ユーザに公開可能な複数の通信手段のプレゼンス情報を優先順位付きで表示することを特徴とする請求項1記載の優先順位付通信システム。
- 前記第1の電話番号と前記第2の電話番号との組み合わせにおける前記各通信手段の使用頻度に関する統計情報をシステム内に記録しておくことにより、前記発信側ユーザが前記着信側ユーザとの通信を行う際に、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末に、前記第2の電話番号に対して設定された前記複数の通信手段のプレゼンス情報を前記統計情報における使用頻度の高い順に表示することを特徴とする請求項1または2記載の優先順位付通信システム。
- 前記着信側ユーザに関する前記複数の状態の何れか1つと日時情報との組み合わせから成るスケジュール情報をシステム内に事前登録しておくことにより、前記スケジュール情報に基づいて当該日時情報の時刻に達したときに前記プレゼンス情報を自動更新することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の優先順位付通信システム。
- 前記着信側ユーザに関する状態が他の状態に変更されるとき、前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末において、前記着信側ユーザの変更後の状態を設定する操作を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の優先順位付通信システム。
- 前記プレゼンス情報、前記統計情報および前記スケジュール情報は、前記発信側ユーザの前記第1の電話番号に対応する通信端末および前記着信側ユーザの前記第2の電話番号に対応する通信端末が属するネットワークに設けられたプレゼンスサーバに記録することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の優先順位付通信システム。
- 前記第1の電話番号に対応する通信端末および前記第2の電話番号に対応する通信端末は、パーソナルコンピュータ連携通信端末であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の優先順位付通信システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004340175A JP2006157111A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 優先順位付通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006157111A true JP2006157111A (ja) | 2006-06-15 |
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ID=36634917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004340175A Withdrawn JP2006157111A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 優先順位付通信システム |
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