JP5480931B2 - 通信サーバ、通信システムおよび通信方法 - Google Patents
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そのため、例えば、仕事関連の人物からの着信と友人からの着信とが重なった場合、仕事関連の人物からの着信に対して応答することによって、スムーズに仕事を進めることができる。その一方で、着信側では、友人からの着信に対しては応答することができない。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、複数の発信側端末からの発信要求に対する処理を共に行っている状態、すなわち同時に複数の着信がある状態で、着信側端末のユーザの意志に沿った相手と通話を行うことができるとともに、通話を行うことができなかった相手先に対し、この相手先に対する着信側端末のユーザの意志を通知することの可能な、通信サーバ、通信システムおよび通信方法を提供することを目的としている。
また、受話対象として選択されなかった発信側端末に対して、着信側端末のユーザが選択したガイダンス情報を通知することができる。そのため、受話対象として選択されなかった発信側端末に対して、着信側端末のユーザの意志を通知することができる。
なお、本明細書でいう、既存呼び出しおよび新規呼び出しは、1に限られるものではなく、2以上であってもよい。
また、受話対象として選択されなかった発信側端末に対しては、着信側端末のユーザが選択したガイダンス情報を通知するため、直接会話することができなくとも、受話対象として選択されなかった発信側端末に対し、着信側端末のユーザの意志を伝えることができる。
なお、一般的な電話接続処理およびその構成については説明を省略する。
<全体構成>
図1は、本発明を適用した移動通信システム1の一例の構成を示すブロック図である。
この移動通信システム1は、図1に示すように、端末(MS:Mobile Station)2A、2Bおよび2Cと、端末2Aおよび端末2Cと接続されるMME(Mobility Management Entity)3と、端末2Bと接続されるMME4と、音源サーバ(MRF:Media Recourse Function)5と、お客様情報管理データベース(DB)装置6と、を含んで構成され、LTE(Long Term Evolution)による通信サービスを提供する、LTEネットワークシステムを構成している。なお、LTEとは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)にて標準化された第3世代の移動体通信システムの通信規格である。
なお、ここでいう、「同時に複数の着信があった場合」とは、複数の発信側端末から発信要求が行われた場合であり、この場合であっても、発信要求に伴う、MMEなどのサーバ側の装置からの複数の呼び出しに対する処理をそれぞれ共に行うことができる。すなわち、端末2A〜2Cは、一の発信側端末からの発信要求に伴うサーバ側の装置からの一の呼び出しに対する処理中に他の発信側端末から発信要求が行われたときに、この発信要求に伴ってサーバ側の装置から行われる新たな呼び出しに対する処理を行うことができる。
また、端末2A〜2Cは、着信時に発信者に関連する発信者情報を表示する機能および受話対象として選択した端末との間での回線接続を行う機能を有する。
また、音源サーバ5は、MME3、4からの要求に応じて、発信側端末に対して、呼び出し音(RBT:Ring Back Tone)情報を送信する。
お客様情報管理データベース装置6は、LTEネットワークにおける端末2A〜2Cの在圏場所などを管理し、端末2A〜2Cの移動管理を行うとともに、MME3およびMME4を介して端末2A,2Cと、端末2Bとの間での接続処理を行う。
次に、端末2A〜2Cの機能構成を説明する。
図2は、端末2A〜2Cの機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、端末2A〜2Cは、発信者情報表示部11と、呼び出し処理部12と、ガイダンス項目表示部13と、ガイダンス情報通知部14と、を含んで構成される。なお、端末2A〜2Cは、発信時および着信時の相手先端末との接続処理など移動通信端末としての一般的な機能も有する。
発信者情報表示部11は、発信側端末での発信操作に伴い、MMEから送信される「呼び出し」を着信側端末が1以上受信しこれに対する処理を行っている状況にあるとき、これら発信要求を行った発信側端末に関する発信者情報を表示する。
ガイダンス情報通知部14は、自端末の表示部に表示されたガイダンス項目のうち、着信側端末においてユーザが選択操作を行うことにより選択したガイダンス項目を特定するガイダンス選択情報を、接続不可パラメータとして発信側のMMEに送信する。
図3は、MME3、MME4の機能構成を示すブロック図である。
MME3、MME4は同一機能構成を有し、図3に示すように、呼び出し実行部21と接続処理部22と呼び出しタイマ監視部23と、を含んで構成される。
呼び出し実行部21は、一の着信側端末に対して呼び出しを行っている状態で、さらに、別の端末から、同一の着信側端末宛に「接続要求」を受信したときには、別の端末からの「接続要求」に対応する「呼び出し」を同一の着信側端末宛に送信する。
呼び出しタイマ監視部23は、発信側MMEからの「接続要求」をうけて相手先端末に「接続要求」を行うための「呼び出し」を送信するときに、呼び出しタイマを起動する。この呼び出しタイマは、着信側端末のユーザが応答しないと判断するためのタイマであって、タイマ値が、予め設定された呼び出し時間相当の規定値に達したとき、着信側端末のユーザは応答しないと判断する。
なお、MME3、MME4は、前述のように、当該MMEで管理する端末と通信相手先の端末との間の接続処理を、お客様情報管理データベース装置6を介して行う処理、また、呼び出しタイマ監視部23において計測している呼び出しタイマに基づき、所定の呼び出し時間が経過しても相手先端末のユーザが応答しないと判定されるときには、接続不可であることを通知する処理なども行う。
図4は、音源サーバ5の機能構成を示すブロック図である。
音源サーバ5は、図4に示すように、発着信端末認識部31と、ガイダンス発生部32と、音源33と、処理部(CPU)34と、を含んで構成される。
発着信端末認識部31は、発信側MMEからの「接続要求」とともに通知される発信者番号(つまり電話番号)および接続要求の相手先電話番号を管理し、送信中の「接続要求」について、発信側端末の発信者番号は異なるが、接続要求先の相手側端末の電話番号が一致する「接続要求」が存在するとき、接続要求先の端末に対する呼び出しが複数行われている状況であることを認識する。
音源33は、ガイダンス項目に対応するガイダンス情報を接続不可パラメータと対応付けて保持する。また、発信側端末で呼び出し音を発生させるための、呼び出し音情報を保持する。そして、ガイダンス発生部32から接続不可パラメータで特定されるガイダンス情報の送信が指示されたとき、対応するガイダンス情報を、指定された発信側端末に送信する。
処理部34は、発着信端末認識部31、ガイダンス発生部32および音源33の制御などを行う。
次に、発信側および着信側の端末における、発信時および着信時の表示画面の一例を説明する。
図5は、発信側および着信側の端末の表示画面の一例を示したものであり、(a)は発信者が1人の場合、(b)は発信者が2人の場合を示したものである。
図5(a)に示すように、発信者が1人の場合、発信側の端末例えば2Aでは発信操作を行うと、端末2Aでは呼び出し音が発生され、「呼び出し中です」など呼び出し中であることが画面表示される。
図5(b)に示すように、2人の発信者(端末2A、端末2C)から、同一の着信側端末に対して発信操作が行われた場合、発信側の端末2Aでは呼び出し音が発生され、「呼び出し中です」など呼び出し中であることが表示される。同様に、発信側の端末2Cでは呼び出し音が発生され、「呼び出し中です」など呼び出し中であることが表示される。
ガイダンスの選択項目m2は、例えば「留守番電話ガイダンス」、「折り返しガイダンス」および「かけ直しガイダンス」という、項目からなる。
そして、これら選択項目m1、m2のそれぞれにおいて、いずれかの項目をキー操作によりカーソルを移動させて選択すること、或いは、表示画面において該当する項目をタッチすることで選択することなどにより、選択できるようになっている。
つまり、図5(b)は、端末2Aが受話対象の端末として選択され、端末2Cは受話対象の端末として選択されなかったことを表し、受話対象の端末として選択されなかった端末2Cに対するガイダンスの選択項目m2として、「留守番電話ガイダンス」、「折り返しガイダンス」、「かけ直しガイダンス」の3つのガイダンスがあり、チェックマークが付加されている、「留守番電話ガイダンス」が選択されたことを表す。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図6は、端末2B宛に、端末2Aに続いて端末2Cからも発信要求が行われた場合の各部の動作を表したシーケンス図である。
端末2Aの発信者が、端末2B宛の発信操作を行うと、端末2B宛の「発信要求」(P1)が、端末2AからMME3に送信される。MME3は、端末2B宛の「発信要求」(P1)を受信すると、お客様情報管理データベース装置6に「着側在圏問い合わせ」(P2)を送信し、端末2Bの在圏情報を問い合わせる。
MME3は、「着側在圏問い合わせ応答」(P3)により通知された、端末2Bの最終在圏であるMME4宛に、端末2Aと端末2Bとの「接続要求」(P4)を送信する。
一方、MME3は、MME4に対して「接続要求」(P4)を送信した後、音源サーバ5に対して「RBT起動要求」(P7)を送信し、端末2A宛の呼び出し音情報の送信を要求する。
これにより、発信側の端末2Aでは、端末2Bの呼び出しを行っていることを意味する呼び出し音が流れる。また、図5(a)に示すように、発信側の端末2Aには呼び出し中である旨のメッセージが画面表示される。
このように、着信側の端末2Bのユーザが端末2Aからの呼び出しに対して応答していない状態で、さらに端末2Cの発信者が端末2B宛への発信操作を行うと、端末2B宛の「発信要求」(P11)が、端末2CからMME3に送信される。
端末2Bが圏外であるという旨の情報を保持していなければ、お客様情報管理データベース装置6は、「着側在圏問い合わせ応答」(P13)をMME3に送信し、端末2Bの最終在圏がMME4であることを通知する。
端末2Cと端末2Bとの「接続要求」(P14)を受信したMME4は、この時点で、呼び出しタイマをリセットし(P15)、この時点から再度、呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始する。そして、端末2Bに対して、「呼び出し」(P16)を行い、端末2Cから接続要求がなされていることを通知する。
前述のように、端末2Cからの「接続要求」を受信した時点で、呼び出しタイマをリセットすることによって、端末2Cからの「接続要求」に対しても十分呼び出し時間を確保することができ、端末2Cのユーザに違和感を与えることを回避することができる。
音源サーバ5は、MME3からの「RBT起動要求」(P17)を受信すると、端末2Bに対する2つ目の呼処理に伴う端末2C宛の呼び出し音情報の送信要求であることを認識し(P18)、「RBT起動応答」(P19)をMME3に送信し、呼び出し音情報を発信側の端末2C宛に送信する(P20)。
一方、発信側の端末2Aでは、引き続き、呼び出し音が流れるなどの処理が行われるとともに、呼び出し中である旨のメッセージが画面表示される。
これにより、端末2Bのユーザは、端末2Aと端末2Cとから同時に着信が入っていることを認識することができる。
端末2Bのユーザがガイダンスの選択項目m2において、いずれかを選択し、例えば、「留守番電話ガイダンス」を選択すると、端末2Bでは、「留守番電話ガイダンス」にチェックマークを付けるなどしてこれが選択されたことを明示する(P23)。
MME3では、「接続応答(接続不可)+接続不可パラメータ」(P25)を受信すると、端末2Cから端末2Bへの接続要求に対し、端末2Bは接続不可であることを認識し、音源サーバ5に対して、「RBT切断要求(接続不可)+接続不可パラメータ」(P26)を送信する。
MME3は、「接続応答(接続不可)+接続不可パラメータ」(P25)により、接続不可が通知されたことから、「発信応答(切断)」(P30)を端末2C宛に送信し、端末2Cに対して、端末2Bとの接続が不可であり切断することを通知する。そして、接続不可パラメータとして「F1」が設定されているため、留守番電話サービスへの接続処理を行う(P31)。
なお、例えば、接続不可パラメータとして、「F2」が設定され、折り返しガイダンスが選択されている場合には、MME3から音源サーバ5に対して、「RBT切断要求(接続不可)+接続不可パラメータ(「F2」)」(P26)が送信される。
そのため、音源サーバ5では、接続不可パラメータ「F2」で特定される折り返しガイダンスに対応するガイダンス情報を選択し、これを端末2Cに送信する。
これにより、端末2Cでは、端末2Bのユーザ側が折り返し電話をかける旨のメッセージが流れる。
そのため、音源サーバ5では、接続不可パラメータ「F3」で特定されるかけ直しガイダンスに対応するガイダンス情報を選択し、これを端末2Cに送信する。
これにより、端末2Cでは、電話を再度かけ直してくれるよう依頼するメッセージが流れる。
一方、端末2Bでは、「呼び出し応答(接続不可)+接続不可パラメータ」(P24)をMME4に対して送信すると、続いて、端末2A宛の「呼び出し応答(接続処理)」(P32)をMME4に送信する。MME4は、「呼び出し応答(接続処理)」(P32)を受信すると、これを「接続応答(接続処理)」(P33)としてMME3に送信し、MME3は、「発信応答(接続)」(P34)を発信側の端末2Aに送信する。これにより、端末2Aと端末2Bとの間での音声に通話が可能となる。
なお、発信側端末2Aと端末2Cを同じMME3在圏下にいる例で説明したが発信側端末が2つ以上あるとき、全ての発信側端末が同じMME在圏下にいる必要はない。
図7は、端末2Aおよび2Cから端末2Bに対して発信要求が行われたときの全体動作の一例を示すフローチャートである。
端末2A(発信側端末)において、端末2B(着信側端末)宛の発信操作が行われ、MME3が発信要求を受信すると(ステップS1)、発信側MME3から、お客様情報管理データベース装置6に在圏情報の問い合わせが行われる(ステップS2)。
在圏情報の問い合わせの結果、圏外と判断された場合には、着信側の端末2Bが圏外であるときの通常の処理が行われる(ステップS3)。例えば、MME3から音源サーバ5に対し圏外であることを通知する圏外ガイダンスの要求が行われ、圏外ガイダンスが発信側の端末2Aに送信されることにより、発信側の端末2Aのユーザは着信側の端末2Bのユーザが圏外であることを認識することができる。
これにより端末2Bでは、「呼び出し」に対する処理を行う。例えば、着信音を発生させ、ユーザに着信があることを通知する(ステップS5)。
一方、発信側の端末2Aには、音源サーバ5から呼び出し音情報が送信され、端末2Aでは呼び出し音が鳴り、ユーザに呼び出しを行っていることを通知する。
そして、端末2Bのユーザが着信に対して応答すれば、ステップS6を経てステップS7に移行し、端末2Aと端末2Bとを接続するための接続時の処理が行われ、端末2Aと端末2Bとの間での通話が可能となる。
なお、同一端末宛の発信要求でない場合には、既存処理が行われ、発信側端末と発信要求により通知される相手先端末との間での接続処理が行われる。すなわち、端末2Bを管理するMME4から端末2Bに対して「呼び出し」が送信される。
続いて、図5(b)に示すように、端末2Aおよび端末2Cの発信者情報が自端末の表示部に表示される(ステップS13)。すなわち、発信者端末の選択項目m1が表示される。
このガイダンスの選択項目m2のいずれかを、着信側端末2Bのユーザが選択すると(ステップS16)、選択されたガイダンス項目を表すガイダンス選択情報が、接続不可パラメータとして設定される。
そして、接続不可パラメータに対応したガイダンス情報が、音源サーバ5から端末2Cに送信される(ステップS18)。この通知されたガイダンス情報を聴くことにより、端末2Cのユーザは、着信側端末2Bのユーザの意志を認識することができる。
一方、発信者端末の選択項目m1で、受話対象端末として選択された端末(例えば端末2A)と着信側端末2Bとの間では端末2Aと端末2Bとを接続する、接続時の処理が行われ(ステップS19)、端末2Aと端末2Bとの間での音声通話が可能となる。
以上説明したように、着信側端末が、発信側端末からの発信要求に伴う着信側端末宛の呼び出しに対する処理中に、他の発信側端末からの発信要求に伴う着信側端末宛の呼び出しがある状態、すなわち、着信側端末において、ある発信側端末からの発信要求に伴い呼び出し音が鳴っている状態あるいは呼び出し音が鳴る状況で、さらに、着信側端末から着信があった場合、つまり同時に複数の着信があった場合には、発信者情報を着信側の端末に表示し、着信側のユーザが受話対象の端末を選択できる構成とした。
一方、受話対象として選択されなかった端末からの呼び出しに対しては応答することができないが、応答することのできなかった相手先にはガイダンスを通知する構成とし、図5(b)に示すように、そのガイダンス内容を着信側端末のユーザが任意に選択できる構成とした。
すなわち、例えば、着信側が仕事中などで応答中の相手との通話が終了しても、電話をかける余裕がない場合などには、留守番電話サービスに接続する旨を通知するガイダンスを選択し、すぐに電話ができる状態にあれば、折り返し電話をかけ直す旨のガイダンスを選択する。これにより、発信側は、着信側のユーザと直接話をすることはできないものの、ガイダンスを聴くことによって、留守番電話サービスに接続されるため伝言を残せばよいこと、あるいは着信側端末のユーザが電話をかけ直してくれるということ、などを容易に認識することができる。
上記実施形態においては、端末2A〜2Cとして、LTE対応の端末を用いた場合について説明したがこれに限るものではない。少なくとも着信側の端末が、LTE対応の端末など同時に受信した複数の着信に対してマルチベアラ対応機能を有する端末であればよい。
また、上記実施形態においては、2つの端末2Aおよび2Cから、端末2B宛に同時に着信があった場合について説明したがこれに限るものではなく、3以上の端末から1つの端末宛に、同時に着信がある場合であっても適用することができる。
また、上記実施の形態においては、端末2Bに対し、端末2Aからの「接続要求」に対する呼び出しを行っている最中に、端末2Cから「接続要求」が行われたとき、MME4では、端末2Cから「接続要求」を受信したタイミングで、呼び出しタイマをリセットし、端末2Bに対して端末2Cからの「接続要求」に対する呼び出しを行う場合について説明したがこれに限るものではない。
つまり、着信側のユーザは、第1の発信者のみから着信があった場合には、呼び出し時間が通常の規定値(第1の規定値 例えば10秒程度)であれば、十分対応することができる。
これによって、着信側のユーザは、複数の発信者の中から受話対象を選択する場合であっても、十分余裕をもって検討することができる。
また、上記実施形態においては、端末間の接続処理およびガイダンス情報の通知処理などを、MME3およびMME4と音源サーバ5とお客様情報管理データベース装置6とにより行う場合について説明したが、これらは1つの装置で行うようにしてもよく、また、さらに処理装置を設け、端末間の接続処理およびガイダンス情報の通知処理などの処理を、これら複数の処理装置において分担して行うようにしてもよい。
例えば、さらに、固定電話に電話をかけてくれるよう依頼するための通知、あるいは、ガイダンスを流さずに着信側端末との接続を中止する通知を行うようにしてもよく、任意に設定すればよい。
例えば、図1に示す移動通信システム1において、図8に示すように、一般的なSMSや電子メールによるメール作成機能を有するSMS/メール作成サーバ(SMSC:Short Message Service Center)7を、さらに設ける。このSMS/メール作成サーバ7は、MME3またはMME4からの要求に応じて、発信側端末宛の応答可能時間通知メッセージを生成し、生成した応答可能時間メッセージを、発信側のMME3またはMME4を介して、受話対象として選択されなかった発信側端末宛に送信する。
このような構成において、図7のステップS18の処理で、応答先端末の選択項目m1において、受話対象の端末として選択されなかった端末に対して、ガイダンスの選択項目m2において選択されたガイダンス情報が通知されたとき、図9に示す手順で処理を行う。
登録されていなければ、ステップS24に移行し、対応可能時間を通知せずに、単にかけ直しを依頼するガイダンス情報を選択し、これを端末2Cに通知する。
SMS/メール作成サーバ7では、応答可能時間と電話をかけ直してほしい旨とを通知するメッセージ文を生成し、生成したメッセージを、メッセージの送信先として指定された通知先アドレス宛に送信する。
2A〜2C 端末
3、4 MME
5 音源サーバ
6 お客様情報管理データベース装置
11 発信者情報表示部
12 呼び出し処理部
13 ガイダンス項目表示部
14 ガイダンス情報通知部
21 呼び出し実行部
22 接続処理部
31 発着信端末認識部
32 ガイダンス発生部
Claims (3)
- 発信側端末からの発信要求に伴い着信側端末に対して既存呼び出しを行っている最中に他の発信側端末から前記着信側端末に対する発信要求があった場合に、前記他の発信側端末からの発信要求にしたがって前記着信側端末に対して新規呼び出しを行う呼び出し実行部と、
前記呼び出し実行部による前記既存呼び出しまたは前記新規呼び出しの開始から経過した時間を計測する呼び出しタイマと、
前記着信側端末に対して発信要求を行った複数の前記発信側端末のうち前記着信側端末において受話対象として選択された受話対象端末と前記着信側端末との間については接続時の処理を行い、前記受話対象として選択されなかった非受話対象端末と前記着信側端末との間については非接続時の処理を行う接続処理部と、
前記着信側端末から通知されるガイダンス項目および当該ガイダンス項目に対応付けられた非受話対象端末に基づき、前記通知されたガイダンス項目に対応するガイダンス情報を、当該ガイダンス項目に対応付けられた非受話対象端末宛に送信するガイダンス発生部と、を備え、
前記呼び出し実行部は、前記既存呼び出しの開始と共に前記呼び出しタイマを起動して呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始し、前記既存呼び出しを行っている最中に他の発信側端末から前記着信側端末に対する発信要求があった場合に、前記呼び出しタイマをリセットして新規呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始することを特徴とする通信サーバ。 - 複数の発信側端末と、一の着信側端末と、前記複数の発信側端末と前記着信側端末とを接続する通信サーバと、を備え、
前記着信側端末は、発信側端末からの発信要求に伴う前記通信サーバからの既存呼び出しに対する処理中に、他の発信側端末からの発信要求に伴う前記通信サーバからの新規呼び出しに対する処理を実行可能な通信端末からなる通信システムにおいて、
前記着信側端末は、
前記既存呼び出しおよび前記新規呼び出しに対応する発信要求を行った発信側端末に関する情報を発信者情報として自端末に表示する発信者情報表示部と、
前記通信サーバとの間で、前記発信者情報表示部で表示された発信者情報に対応する発信側端末のうち受話対象として選択された受話対象端末と前記着信側端末との間については接続時の処理を行い、前記受話対象として選択されない非受話対象端末と前記着信側端末との間については非接続時の処理を行う呼び出し処理部と、
前記非受話対象端末に通知するガイダンス情報を特定するガイダンス項目を表示するガイダンス項目表示部と、
前記ガイダンス情報表示部で表示されたガイダンス項目のうち非受話対象端末に通知するガイダンス情報を特定する項目として選択されたガイダンス項目を、前記非受話対象端末と対応付けて前記通信サーバに通知するガイダンス情報通知部と、を備え、
前記通信サーバは、
前記発信側端末からの発信要求に伴い前記着信側端末に対して前記既存呼び出しを行っている最中に他の発信側端末から前記着信側端末に対して発信要求があった場合に、前記他の発信側端末からの発信要求にしたがって前記着信側端末に対して新規呼び出しを行う呼び出し実行部と、
前記呼び出し実行部による前記既存呼び出しまたは前記新規呼び出しの開始から経過した時間を計測する呼び出しタイマと、
前記着信側端末に対して発信要求を行った複数の前記発信側端末のうち前記着信側端末において受話対象として選択された受話対象端末と前記着信側端末との間については接続時の処理を行い、前記受話対象として選択されなかった非受話対象端末と前記着信側端末との間については非接続時の処理を行う接続処理部と、
前記着信側端末から通知されるガイダンス項目および当該ガイダンス項目に対応付けられた非受話対象端末に基づき、前記通知されたガイダンス項目に対応するガイダンス情報を、当該ガイダンス項目に対応付けられた非受話対象端末宛に送信するガイダンス発生部と、を備え、
前記呼び出し実行部は、前記既存呼び出しの開始と共に前記呼び出しタイマを起動して呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始し、前記既存呼び出しを行っている最中に他の発信側端末から前記着信側端末に対する発信要求があった場合に、前記呼び出しタイマをリセットして新規呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始することを特徴とする通信システム。 - 複数の発信側端末と、一の着信側端末と、前記複数の発信側端末と前記着信側端末とを接続する通信サーバと、を備えた通信システムにおける通信方法であって、
前記通信サーバにおいて、既存呼び出しの開始と共に呼び出しタイマを起動して呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始し、前記既存呼び出しを行っている最中に他の発信側端末から前記着信側端末に対する発信要求があった場合に、前記呼び出しタイマをリセットして新規呼び出しを開始してからの経過時間の計測を開始するステップと、
前記着信側端末が前記既存呼び出しに対する処理中に前記通信サーバから前記新規呼び出しが行われたとき、前記着信側端末が前記新規呼び出しに対する処理を行うステップと、
前記着信側端末が前記既存呼び出しおよび前記新規呼び出しに対応する複数の発信側端末に関する情報を発信者情報として表示するステップと、
前記着信側端末に表示された前記発信者情報に対応する発信側端末のうち、受話対象として選択された発信側端末を受話対象端末とし、前記受話対象として選択されなかった発信側端末を非受話対象端末とし、前記受話対象端末が選択されたとき、前記通信サーバが前記受話対象端末と前記着信側端末との間では接続時の処理を行い、前記非受話対象端末と前記着信側端末との間では非接続時の処理を行うステップと、
前記受話対象端末が選択されたとき、前記着信側端末が前記非受話対象端末に通知するガイダンス情報を特定するガイダンス項目を表示するステップと、
前記着信側端末に表示された前記ガイダンス項目のうち非受話対象端末に通知するガイダンス情報を特定する項目としてガイダンス項目が選択されたとき、選択されたガイダンス項目に対応するガイダンス情報を前記通信サーバが前記非受話対象端末に送信するステップと、を備えることを特徴とする通信方法。
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