JPH08125754A

JPH08125754A - ピックアップシステム

Info

Publication number: JPH08125754A
Application number: JP6255798A
Authority: JP
Inventors: Yukihisa Tojiyama; 志寿兎耳山; Tomoaki Sagara; 智昭相良; Takahiro Suetsugu; 孝博末次
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1994-10-20
Filing date: 1994-10-20
Publication date: 1996-05-17

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明はコンピュータにより制御されるピック
アップシステムに関し、ピックアップ操作に、コンピュ
ータから情報を提供し、効率的なピックアップを行うこ
とのできるピックアップシステムを実現することをを目
的とする。【構成】サーバには、受信した電話機ごとの状態通知を
内線状態データに書き込む内線状態管理手段と、呼出中
の電話機の電話番号からクライアント情報データを検索
して、その結果をクライアントに通知する着信者情報通
知手段と、クライアントからのピックアップ要求を受信
し、サービス条件データを参照して、ピックアップ特番
を抽出し、電子交換機にピックアップ要求を送出するピ
ックアップ実行手段を設け、クライアントコンピュータ
には、サーバに対して着信者情報を要求し表示を行う着
信者情報表示手段と、呼出中の着信に対してピックアッ
プを行うことをサーバに対して要求するピックアップ要
求手段を設け構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータにより制
御されるピックアップシステムに関する。近年の情報化
社会の進展により、通信ネットワークは大規模化、高速
化してきている。このような中でのそれぞれの企業活動
において、電話による通信も業務遂行上、必要、欠くこ
とのできないものとなってきている。

【０００２】このようなビジネスツールの１つである電
話機を収容する電子交換機のサービスも、多様なサービ
スが提供されるようになってきている。このような電子
交換機のサービスの一つであるピックアップサービス
も、発信者に対してサービスを向上させるために有効な
ものであり、さらにサービス性を良くすることが要求さ
れている。

【０００３】

【従来の技術】図１４は従来例を説明するブロック図を
示す。図中の４００は電子交換機であり、Ｔ１〜Ｔｎは
電子交換機４００に収容される電話機である。

【０００４】ここで、電話機Ｔ２が電話機Ｔｎに発信す
ると、電子交換機４００から電話機Ｔｎにリンガ信号が
送出され、電話機Ｔｎから呼出音が送出される。このと
き、電話機Ｔｎの加入者が不在で、呼出音が鳴り続ける
と、この呼に応答するために他の電話機Ｔ１の加入者が
ピックアップ特番をダイヤルする。このピックアップ特
番を受信した電子交換機４００は、ピックアップ特番を
ダイヤルした電話機Ｔ１と発信側の電話機Ｔ２とを接続
し、通話を行う。

【０００５】図において、Ｔ１をピックアップを行うピ
ックアップ電話機、Ｔ２を発信側の電話機、Ｔｎをピッ
クアップされる被ピックアップ電話機としたが、電話機
Ｔ１〜Ｔｎのいずれも発信側の電話機、ピックアップ電
話機、被ピックアップ電話機となることは可能である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上述の従来例におい
て、例えば、複数の電話機Ｔｉ、Ｔｊ、Ｔｋに同時に着
信があり、ピックアップ操作により応答した場合、どの
電話機への着信に応答したのかが分からない。また、電
子交換機４００で着信順位が決められている場合には、
指定の順位でピックアップされる電話機が決められてし
まい、任意の電話機への着信をピックアップすることが
できない。

【０００７】さらに、複数のピックアップグループがあ
り、ピックアップを「ピックアップ特番＋グループ番
号」で行う場合、グループ番号を知らないとピックアッ
プを行うことができない。

【０００８】本発明は、ピックアップ操作時に、コンピ
ュータから情報を提供することにより、効率的なピック
アップを行うことのできるピックアップシステムを実現
しようとする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理を説
明するブロック図である。図中の１００はサーバコンピ
ュータであり、２００はクライアントコンピュータであ
り、４００は電子交換機である。サーバコンピュータ１
００とクライアントコンピュータ２００はＬＡＮ（Loca
l Area Network) ３００で接続されており、サーバコン
ピュータ１００と電子交換機４００も接続ケーブルで接
続されている。また、クライアントコンピュータ２００
には、それぞれに対応して設置された（以下クライアン
トコンピュータ２００にそれぞれに対応して設置された
をペアと称する）電話機Ｔを備えている。

【００１０】本発明において、サーバコンピュータ１０
０には、電子交換機４００から送られてくる電話機Ｔご
との状態通知を受信し、内線状態を格納する内線状態デ
ータＤ１１と、電話機ごとの電話番号、所属、氏名等の
クライアント情報を格納するクライアント情報データＤ
１２と、ピックアップ特番等のサービス条件を格納する
サービス条件データＤ１３と、内線状態データＤ１１に
受信した電話機Ｔごとの状態通知を書き込む内線状態管
理手段１１０と、呼出中の電話機Ｔの電話番号からクラ
イアント情報データＤ１２を検索して、その結果をクラ
イアントコンピュータ２００に通知する着信者情報通知
手段１２０と、クライアントコンピュータ２００からの
ピックアップ要求を受信し、サービス条件データＤ１３
を参照して、ピックアップ特番を抽出し、電子交換機４
００にピックアップ要求を送出するピックアップ実行手
段１３０を設け、クライアントコンピュータ２００に
は、サーバコンピュータ１００に対して着信クライアン
ト情報を要求し、画面に表示する着信者情報表示手段２
１０と、呼び出し中の着信に対してピックアップを行う
ことをサーバコンピュータ１００に対して要求するピッ
クアップ要求手段２２０を設け、他のクライアントコン
ピュータ２００のペアの電話機Ｔに着信した呼をピック
アップするとき、ピックアップを行うクライアントコン
ピュータ２００の着信者情報表示手段２１０から、着信
クライアント情報を要求し、着信者のクライアント情報
を表示し、その情報を確認した後、ピックアップ要求手
段２２０からピックアップ要求を送出することによりピ
ックアップを実行する。

【００１１】

【作用】

・他のクライアントコンピュータ２００のペアの電話機
Ｔに着信した呼をピックアップするとき、クライアント
コンピュータ２００はサーバコンピュータ１００に対し
て、着信者情報表示手段２１０から着信者のクライアン
ト情報の送出を要求し、サーバコンピュータ１００はク
ライアント情報データＤ１２を検索して、着信者のクラ
イアント情報を抽出しクライアントコンピュータ２００
に送出する。

【００１２】クライアントコンピュータ２００では、着
信者情報表示手段２１０により着信者のクライアント情
報を表示し、クライアント情報を確認した後、ピックア
ップ要求手段２２０からピックアップ要求をサーバコン
ピュータ１００に送出する。

【００１３】そこで、サーバコンピュータ１００では、
ピックアップ要求を受信し、サービス条件データＤ１３
を参照して、ピックアップ特番を抽出し、ピックアップ
実行手段１３０で、電子交換機４００にピックアップ特
番を送出することにより、電子交換機４００はピックア
ップ処理を実行する。（請求項１）・複数の電話機Ｔに着信があった場合は、サーバコンピ
ュータ１００からの着信者のクライアント情報を受信
し、着信した順に画面に表示する。（請求項２）・サーバコンピュータ１００の優先度登録データＤ１２
Ａに電話機Ｔの優先度を登録しておき、複数の電話機Ｔ
に着信があったとき、優先度登録データＤ１２Ａより読
み出した優先度を含む複数の着信者のクライアント情報
をクライアントコンピュータ２００に送出し、クライア
ントコンピュータ２００では着信した電話機のクライア
ント情報を優先度の順に画面に表示する。また、フロア
レイアウトをフロアレイアウトデータＤ２１に登録して
おき、着信があったとき、フロアレイアウト上に着信し
た電話機Ｔの位置を表示する。（請求項３、４）・ピックアップを行った電話機Ｔの情報を、ピックアッ
プ情報送信手段１４０を介して、ピックアップされたペ
ア電話機Ｔのクライアントコンピュータ２００に送信
し、クライアントコンピュータ２００ではこれを画面に
表示する。また、クライアントコンピュータ２００では
これを蓄積するピックアップ履歴データＤ２２を設け、
複数のピックアップ情報を表示する。さらに、発信手段
２４０により、表示された複数のピックアップを行った
電話機Ｔの中の一つを選択して発信する。（請求項５、
６、７）・ピックアップを行うとき、ピックアップ端末指定手段
２５０により、クライアントコンピュータ２００の画面
上に表示された複数の電話機Ｔの中からピックアップを
行う電話機Ｔを指定し、発信側の電話機と指定された電
話機Ｔとを接続しピックアップを行う。（請求項８）・不在状態が長く続く場合は繰り返しピックアップが行
われる。そこで、ピックアップされた回数をカウンタ１
５０でカウントしておき、所定の回数を超えた場合は、
不在転送登録手段１６０から指定の転送先への着信転送
を登録する。このとき、着信転送登録と同時に計時手段
１７０を起動し、指定の時間が経過した場合は、不在転
送解除手段１８０により着信転送の登録を解除する。
（請求項９、１０）

【００１４】

【実施例】図２は本発明の実施例のサーバコンピュータ
の処理フローチャートである。（Ａ）は内線状態管理手
段１１０の処理を示し、ＳＴＥＰ１（以下Ｓと示す）で
電子交換機４００（図中ＰＢＸと示す）より着信した電
話機の状態データを受信し、Ｓ２で受信したデータが着
信か否かを判定する。Ｓ３で着信であれば、内線状態デ
ータＤ１１の状態を「呼出中」とし、Ｓ４では着信でな
ければ「非呼出中」として終了とする。

【００１５】（Ｂ）は着信者情報通知手段１２０の処理
を示す。Ｓ１でクライアントコンピュータ２００から着
信者のクライアント情報の送出要求を受信したとき、内
線状態データＤ１１より「呼出中」の電話番号を抽出
し、Ｓ２で抽出した電話番号のクライアント情報をクラ
イアント情報データＤ１２から読み出し、要求元のクラ
イアントコンピュータ２００に送出する。

【００１６】（Ｃ）はピックアップ実行手段１３０の処
理を示す。Ｓ１でクライアントコンピュータ２００から
のピックアップ要求を受信すると、サービス条件データ
Ｄ１３を参照してピックアップ特番を抽出し、Ｓ２で電
子交換機４００に対してピックアップ電話機Ｔの電話番
号、被ピックアップ電話機Ｔの電話番号、ピックアップ
特番を送出することによりピックアップを要求する。

【００１７】図３は本発明の実施例のデータ構成を説明
する図（１）を示し、サーバコンピュータ１００内に設
けられるデータである。（Ａ）は内線状態データＤ１１
を示し、電話番号ごとに、呼出中状態、着信日時、被ピ
ックアップ回数が書き込まれている。

【００１８】（Ｂ）はクライアント情報データＤ１２を
示し、電話番号ごとに所属、氏名、優先順位、転送先電
話番号が書き込まれている。（Ｃ）サービス条件データ
Ｄ１３を示し、ピックアップ特番、不在転送登録特番、
不在転送解除特番、ピックアップ実行回数、自動解除タ
イミングが書き込まれている。

【００１９】図４は本発明の実施例のデータ構成を説明
する図（２）を示し、クライアントコンピュータ２００
内に設けられるデータである。（Ａ）はフロアレイアウ
トデータＤ２１を示し、フロアごとに設置された電話機
Ｔ、および電話機Ｔごとの電話番号、氏名、レイアウト
Ｘ座標、レイアウトＹ座標が書き込まれている。

【００２０】（Ｂ）はピックアップ履歴データＤ２２を
示し、ピックアップを行ったピックアップ時刻、所属、
氏名、電話番号が書き込まれている。（Ｃ）はグループ
メンバデータＤ２３を示し、グループを構成するメンバ
の所属、氏名、電話番号が書き込まれている。

【００２１】図５は本発明の実施例（１）を説明する図
を示す。図は請求項１に対応する実施例であり、図２、
図３、図４で説明した手段、データを使用してピックア
ップ処理を実行する。

【００２２】（Ａ）はシステム構成を示し、電子交換機
４００に接続されたサーバコンピュータ１００、サーバ
コンピュータ１００にＬＡＮ３００で接続されたクライ
アントコンピュータ２０１、２０２から構成された例で
ある。クライアントコンピュータ２０１、２０２はそれ
ぞれペアで設置された電話機Ｔ１、Ｔ２を備えている。
（図中の破線は、クライアントコンピュータ２０１、２
０２と電話機Ｔ１、Ｔ２がそれぞれペアで設置されてい
ることを示す。）また、サーバコンピュータ１００と電
子交換機４００との間は、例えば、ＲＳ−２３２Ｃのケ
ーブルで接続されている。

【００２３】（Ｂ）はクライアントコンピュータ２００
のディスプレイＤＰＹ上の画面表示およびキーボードＫ
を示す。キーボードＫにはピックアップ釦Ｐ、実行釦Ｅ
が設けられている。

【００２４】で、例えば、クライアントコンピュータ
２０１にペアで設置された電話機Ｔ１に着信があったと
き、クライアントコンピュータ２０２のピックアップ釦
Ｐを押下げると画面上に着信者のウインドウが表示され
る。ここでは、クライアントコンピュータ２０１の登
録者である「設計係木村太郎」ひとりが表示されてお
り、ピックアップを実行する場合は実行釦Ｅを押下げ
る。クライアントコンピュータ２０２のペア電話機Ｔ
２が鳴動し、オフフックすることにより、電話機Ｔ２と
木村太郎への発信電話機Ｔとの接続が行われる。

【００２５】図６、図７は本発明の実施例（１）のシー
ケンス図（１）および（２）を示す。以下シーケンス図
により動作を説明する。（ａ）発信電話機Ｔからクライアントコンピュータ２０
１（図中クライアント１と示す）のペア電話機Ｔ１の電
話番号をダイヤルする。

【００２６】（ｂ）電子交換機４００はサーバコンピュ
ータ１００に着信があったことを、電話機Ｔ１の電話番
号とともに通知し、サーバコンピュータ１００は内線状
態データＤ１１のクライアントコンピュータ２０１のペ
アの電話機Ｔ１を「呼出中」に設定する。

【００２７】（ｃ）サーバコンピュータ１００は電子交
換機４００に、クライアントコンピュータ２０１のペア
の電話機Ｔ１の呼出を要求する。（ｄ）電子交換機４００は、クライアントコンピュータ
２０１のペアの電話機Ｔ１の呼出を行う。

【００２８】（ｅ）ペアの電話機Ｔ１の呼出が行われる
が、応答しないので、クライアントコンピュータ２０２
のピックアップ釦Ｐを押下げることにより、サーバコン
ピュータ１００に対して、着信者のクライアント情報を
要求する。

【００２９】（ｆ）サーバコンピュータ１００は内線状
態データＤ１１、クライアント情報データＤ１２から呼
出中状態の電話機Ｔ１を抽出し、抽出した電話番号に対
応するクライアント情報を読み出し、電話番号、所属、
氏名等のクライアント情報をクライアントコンピュータ
２０２に送出し、クライアントコンピュータ２０２で
は、受信した着信者のクライアント情報を画面に表示す
る。

【００３０】（ｇ）クライアントコンピュータ２０２の
画面表示を確認した後、ピックアップを実行する場合
は、キーボードＫの実行釦Ｅを押下げることによりサー
バコンピュータコンピュータ１００にピックアップ要求
を送出する。

【００３１】（ｈ）サーバコンピュータ１００はサービ
ス条件データＤ１３からピックアップ特番を抽出し、ピ
ックアップを行う電話機Ｔ２の電話番号、ピックアップ
される電話機Ｔ１の電話番号、およびピックアップ特番
を電子交換機４００に送出する。また内線状態データＤ
１１のクライアントコンピュータ２０１のペアの電話機
Ｔ１への呼出は停止されるので「非呼出中」とする。

【００３２】（ｉ）電子交換機４００はクライアントコ
ンピュータ２０２のペアの電話機Ｔ２の呼出を行う。（ｊ）ペアの電話機Ｔ２がオフフックすることにより応
答を行う。

【００３３】（ｋ）電子交換機４００は応答を検出し、
呼出信号の送出を停止する。（ｌ）発信者の電話機Ｔとピックアップを行った電話機
Ｔ２が接続され、通話を行う。

【００３４】以上のシーケンスにより、ピックアップを
行うとき、クライアントコンピュータ２０２の画面上の
着信者のクライアント情報を確認してからピックアップ
を行うことができ、発信者に対して的確な応答を行うこ
とが可能となる。

【００３５】図８は本発明の実施例（２）を説明する図
である。以下の実施例においては、サーバコンピュータ
１００、クライアントコンピュータ２０１、２０２、Ｌ
ＡＮ３００、電子交換機４００の相互接続関係は図５の
実施例（１）の接続と同じであるので、サーバコンピュ
ータ１００、クライアントコンピュータ２００のみで説
明を行う。

【００３６】図８の実施例（２）においては、サーバコ
ンピュータ１００には、優先度登録データＤ１２Ａを、
クライアントコンピュータ２００に複数着信者表示手段
２３０を設けた構成としている。（以下の実施例におい
ては、サーバコンピュータ１００、クライアントコンピ
ュータ２００内の各データの文字「データ」は省略して
ある。）サーバコンピュータ１００から複数の着信者情
報が送られてくると、クライアントコンピュータ２００
の複数着信者表示手段２３０でその着信者のクライアン
ト情報を受信蓄積し、着信した順に画面に表示する。ピ
ックアップを行う場合はマウス、或いはカーソルで複数
の着信者情報の中の１つを選択して（図中の矢印は、例
えば、５人の着信者情報の中の３番目の佐藤隆を選択し
た例である。）実行釦Ｅを押下げることによりピックア
ップを実行する。

【００３７】また、サーバコンピュータ１００のクライ
アント情報データＤ１２の中に優先度登録データＤ１２
Ａを登録しておき、複数の電話機Ｔｉ〜Ｔｋへの着信が
あったとき、サーバコンピュータ１００から送られてく
る、優先度情報を含む複数の着信者のクライアント情報
を、優先度にしたがって、優先度順にならべかえて画面
に表示することにより、優先度の高い電話機への着信に
対してのピックアップを容易に行うことができる。

【００３８】図９は本発明の実施例（３）を説明する図
を示す。図はクライアントコンピュータ２００にフロア
レイアウトデータＤ２１を設けた構成としている。この
構成で、着信の電話機Ｔ１があったので、クライアント
コンピュータ２０２のピックアップ釦を押下げる。そこ
で、サーバコンピュータ１００はクライアントコンピュ
ータ２０２に着信者のクライアント情報を送出する。こ
のとき、クライアントコンピュータ２０２はフロアレイ
アウトデータＤ２１を参照して、着信した電話機Ｔ１の
フロアレイアウト上のＸ座標、Ｙ座標を抽出し、その位
置を点滅表示させる。着信者が複数ある場合は、複数の
位置を点滅表示させる。（着信表示は画面上の色を変化
させることでも可能である。）そして、マウスあるいは
カーソルでその位置を指定して（図は複数の着信者があ
ったときに、「試験係石井」への着信をピックアップす
る例である。）実行釦Ｅを押下げることにより指定の着
信電話機Ｔｉのピックアップを実行することができる。

【００３９】図１０は本発明の実施例（４）を説明する
図を示す。図はサーバコンピュータ１００にピックアッ
プを行った電話機Ｔ２の情報を送信するピックアップ情
報送信手段１４０を設け、クライアントコンピュータ２
００のキーボードＫには表示釦Ｈを設けた構成としてい
る。

【００４０】例えば、図５で説明した構成において、例
えば、クライアントコンピュータ２０１のペア電話機Ｔ
１への着信を、クライアントコンピュータ２０２のペア
電話機Ｔ２でピックアップを行う。このときのピックア
ップを行った電話機Ｔ２の情報を、ピックアップ情報送
信手段１４０を介してピックアップされた電話機Ｔ１の
クライアントコンピュータ２０１に送信する。そして、
クライアントコンピュータ２００のキーボードＫの表示
釦Ｈを押下げることにより、ピックアップを行った電話
機Ｔ２の情報を表示するピックアップ情報が表示され、
実行釦Ｅを押下げることにより、呼出が行われ、被ピッ
クアップ電話機Ｔ１とピックアップ電話機Ｔ２が接続さ
れ通話状態となる。

【００４１】また、クライアントコンピュータ２０１、
２０２にピックアップ履歴データＤ２２を設け、ピック
アップを行った電話機Ｔｉの情報を順次蓄積してゆくこ
とも可能である。ピックアップ履歴データＤ２２の一例
を図４の（Ｂ）に示す。

【００４２】さらに、表示された複数のピックアップを
行ったクライアントコンピュータ２００ｉの中の１つを
指定して発信手段２４０により発信することもできる。
図１１は本発明の実施例（５）を説明する図を示す。図
はグループごとの構成メンバを登録したグループメンバ
データＤ２３をクライアントコンピュータ２００に設け
た構成としている。グループメンバデータＤ２３の一例
を図４の（Ｃ）に示す。

【００４３】いま、クライアントコンピュータ２０１の
ペアの電話機Ｔ１に着信があったとき、自分が自席にい
ても、所用のため応答できない場合がある。このとき、
クライアントコンピュータ２０２のピックアップ釦Ｐを
押下げることにより、着信者情報が画面上に表示され
る。次に実行釦Ｅを押下げると、グループメンバデータ
Ｄ２３を参照して、同じグループのメンバが画面に表示
される。そこで、例えば、マウスにより試験係鈴木を指
定して、再度実行釦Ｅを押下げると、鈴木の電話機Ｔ３
が鳴動し、電話機Ｔ３をオフフックすることにより、発
信者の電話機Ｔと電話機Ｔ３とが接続される。

【００４４】画面上の矢印は表示は最初に着信者の表示
を行い、実行釦の押下げにより、着信者のウインドウを
消去し、ピックアップ者リストの表示を行うことを示し
ているが、着信者の表示の表示を残したままで、ピック
アップ者リストを追加表示することも可能である。

【００４５】図１２は本発明の実施例（６）を説明する
図を示す。図はサーバコンピュータ１００に電話機Ｔｉ
ごとの被ピックアップ回数をカウントするカウンタ１５
０と不在転送登録手段１６０と不在転送を登録してから
の経過時間を計時する計時手段１７０と不在転送解除手
段１８０を設けた構成としている。

【００４６】図１３は本発明の実施例（６）のフローチ
ャートを示す。図は図２のフローチャートにより、サー
バコンピュータ１００から着信者のクライアント情報を
クライアントコンピュータ２００に送信し、クライアン
トコンピュータ２００からのピックアップ要求を受信し
た後の処理を示す。以下フローチャートにより動作を説
明する。

【００４７】Ｓ１；クライアントコンピュータ２００か
らのピックアップ要求を受信したサーバコンピュータ１
００はサービス条件データＤ１３からピックアップ特番
を抽出する。

【００４８】Ｓ２；電子交換機４００に対してピックア
ップを要求する。Ｓ３；ピックアップ電話機Ｔ２のクライアント情報をク
ライアント情報データＤ１２から読み込む。

【００４９】Ｓ４；被ピックアップ電話機Ｔ１のペアの
クライアントコンピュータ２０１に対して、ピックアッ
プ電話機Ｔ２のクライアント情報を送信する。（Ｓ３〜
Ｓ４は実施例（４）においても同じ処理を行う。）Ｓ５；サーバコンピュータ１００はカウンタ１５０で内
線電話機Ｔｉごとの被ピックアップ回数をカウントし、
内線状態データＤ１１の被ピックアップ回数のエリアに
書き込んでゆく。

【００５０】Ｓ６；サービス条件データＤ１３より不在
転送登録を行うピックアップ実行回数を読み出す。Ｓ７；Ｓ５での被ピックアップ回数（図中ＰＵＰ回数と
示す）がピックアップ実行回数（図中指定回数と示す）
より大きいか否かを判定する。

【００５１】Ｓ８；被ピックアップ回数がピックアップ
実行回数より大きい場合には、クライアント情報データ
Ｄ１２より不在転送登録時の転送先電話番号を、サービ
ス条件データＤ１３より不在転送登録特番を抽出する。

【００５２】Ｓ９；電子交換機４００に対して、不在転
送登録手段１６０から被ピックアップ電話機Ｔ１の不在
転送登録を要求する。Ｓ１０；内線状態データＤ１１の被ピックアップ電話機
Ｔｉの被ピックアップ回数を「０」クリアするととも
に、計時手段１７０をセットし、計時開始する。

【００５３】Ｓ１１；サービス条件データＤ１３の自動
解除タイミングを読み込み、計時手段１７０のタイミン
グと比較する。Ｓ１２；計時手段１７０のタイミングが自動解除タイミ
ングを経過した場合は、不在転送解除手段１８０により
サービス条件データＤ１３の不在転送解除特番を抽出
し、電子交換機４００に不在転送解除特番を送出し、不
在転送登録を解除を要求する。

【００５４】以上の処理により、電話機Ｔｉの加入者が
長い時間不在となっている場合には、指定の転送先に不
在転送を登録し、不在転送登録後、指定の時間経過した
場合には不在転送登録を自動的に解除することができ
る。

【００５５】実施例の説明において、クライアントコン
ピュータ２０１を被ピックアップ側、クライアントコン
ピュータ２０２をピックアップ側として説明したが、ク
ライアントコンピュータおよびペア電話機の台数は任意
の数で構成することが可能であり、その何れもが、被ピ
ックアップ側、ピックアップ側となりうることは勿論で
ある。

【００５６】

【発明の効果】本発明によれば、ピックアップを行うと
き、コンピュータの画面上で着信者の情報を確認してか
らピックアップを行うので、的確な応答が可能である。
また、ピックアップ操作はコンピュータのキーボードか
らの簡単な操作で行うことが可能となり、複数の着信者
の中から一人を選択して応答することも容易に行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理を説明するブロック図

【図２】本発明の実施例のサーバコンピュータの処理
フローチャート

【図３】本発明の実施例のデータ構成を説明する図
（１）

【図４】本発明の実施例のデータ構成を説明する図
（２）

【図５】本発明の実施例（１）を説明する図

【図６】本発明の実施例（１）のシーケンス図（１）

【図７】本発明の実施例（１）のシーケンス図（２）

【図８】本発明の実施例（２）を説明する図

【図９】本発明の実施例（３）を説明する図

【図１０】本発明の実施例（４）を説明する図

【図１１】本発明の実施例（５）を説明する図

【図１２】本発明の実施例（６）を説明する図

【図１３】本発明の実施例（６）のフローチャート

【図１４】従来例を説明するブロック図

【符号の説明】

１００サーバコンピュータ１１０内線状態管理手段１２０着信者情報通知手段１３０ピックアップ実行手段１４０ピックアップ情報送信手段１５０カウンタ１６０不在転送登録手段１７０計時手段１８０不在転送解除手段２００、２０１、２０２クライアントコンピュータ２１０着信者情報表示手段２２０ピックアップ要求手段２３０複数着信者情報表示手段２４０発信手段２５０ピックアップ端末指定手段３００ＬＡＮ４００電子交換機Ｄ１１内線状態データＤ１２クライアント情報データＤ１２Ａ優先度登録データＤ１３サービス条件データＤ２１フロアレイアウトデータＤ２２ピックアップ履歴データＤ２３グループメンバデータＴ、Ｔ１〜Ｔｎ電話機ＫキーボードＰピックアップ釦Ｅ実行釦Ｈ表示釦ＤＰＹディスプレイ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子交換機に接続されたサーバコンピュ
ータと、サーバコンピュータとローカルエリアネットワークで接
続された複数のクライアントコンピュータと、複数の前記クライアントコンピュータに対応して設置さ
れ、前記電子交換機に収容された電話機を備えたシステ
ムにおいて、前記サーバコンピュータには、前記電子交換機から送られてくる前記電話機ごとの状態
通知を受信し、内線状態を格納する内線状態データと、前記電話機ごとの電話番号、所属、氏名等のクライアン
ト情報を格納するクライアント情報データと、ピックアップ特番等のサービス条件を格納するサービス
条件データと、前記内線状態データに受信した前記電話機ごとの状態通
知を書き込む内線状態管理手段と、呼出中の前記電話機の電話番号から前記クライアント情
報データを検索して、その結果を前記クライアントコン
ピュータに通知する着信者情報通知手段と、前記クライアントコンピュータからのピックアップ要求
を受信し、前記サービス条件データを参照して、ピック
アップ特番を抽出し、前記電子交換機にピックアップ要
求を送出するピックアップ実行手段を設け、前記クライアントコンピュータには、前記サーバコンピュータに対して着信クライアント情報
を要求し、画面に表示する着信者情報表示手段と、呼出中の着信に対してピックアップを行うことを前記サ
ーバコンピュータに対して要求するピックアップ要求手
段を設けたことを特徴とするピックアップシステム。
【請求項２】前項記載のピックアップシステムにおい
て、前記クライアントコンピュータに、複数の電話機に着信した場合、着信の早い順に送信され
る複数の前記電話機のクライアント情報を前記サーバコ
ンピュータより受信し、受信した順に画面に表示する複
数着信者情報表示手段を設けたことを特徴とする請求項
１記載のピックアップシステム。
【請求項３】前項記載のピックアップシステムにおい
て、前記サーバコンピュータに、前記電話機の優先順位を登録する優先度登録データを設
け、複数の前記電話機に着信があり、前記クライアントコン
ピュータの前記ピックアップ要求手段からのピックアッ
プ要求を受信したとき、前記サーバコンピュータは優先
度を含む着信した前記電話機のクライアント情報を前記
クライアントコンピュータに送出し、前記クライアント
コンピュータは着信した前記電話機のクライアント情報
を前記優先度登録データを参照して、優先度の順に表示
することを特徴とする請求項２記載のピックアップシス
テム。
【請求項４】２項記載のピックアップシステムにおい
て、前記クライアントコンピュータに、前記電話機の設置状態を表示するフロアレイアウトデー
タを設け、複数の前記電話機に着信があったとき、前記フロアレイ
アウトデータを参照して、着信した前記電話機の設置情
報を読み出し、画面のフロアレイアウト上に着信した前
記電話機の位置を表示することを特徴とする請求項２記
載のピックアップシステム。
【請求項５】１項記載のピックアップシステムにおい
て、前記サーバコンピュータに、ピックアップを行った前記電話機の情報を、ピックアッ
プされた前記クライアントコンピュータに送信するピッ
クアップ情報送信手段を設けたことを特徴とする請求項
１記載のピックアップシステム。
【請求項６】５項記載のピックアップシステムにおい
て、前記クライアントコンピュータに、前記サーバコンピュータから送られてくるピックアップ
を行ったクライアントコンピュータの情報を蓄積するピ
ックアップ履歴データを設けたことを特徴とする請求項
５記載のピックアップシステム。
【請求項７】６項記載のピックアップシステムにおい
て、前記クライアントコンピュータに、ピックアップされた前記クライアントコンピュータに表
示された複数のピックアップを行ったクライアントコン
ピュータの情報の中の１つを選択して、発信処理を行う
発信手段を設けたことを特徴とする請求項６記載のピッ
クアップシステム。
【請求項８】１項記載のピックアップシステムにおい
て、前記クライアントコンピュータに、前記電話機への着信があったとき、ピックアップを行う
メンバを登録するグループメンバデータと、電話機への着信があったとき、前記グループメンバデー
タを参照し、メンバを指定してピックアップを行うこと
を要求するピックアップ端末指定手段を設けたことを特
徴とする請求項１記載のピックアップシステム。
【請求項９】１項記載のピックアップシステムにおい
て、前記サーバコンピュータに、前記電話機への着信があり、ピックアップを行ったと
き、ピックアップされた前記電話機ごとに、被ピックア
ップ回数をカウントするカウンタと、前記カウンタでカウントした被ピックアップ回数が所定
の回数を超えたとき、ピックアップされた電話機に対し
て不在転送を登録する不在転送登録手段を設けたことを
特徴とする請求項１記載のピックアップシステム。
【請求項１０】９項記載のピックアップシステムにお
いて、前記サーバコンピュータに、前記不在転送登録手段に不在転送を登録したとき起動さ
れ、時刻の経過を計時する計時手段と、前記計時手段で計時した時刻が所定の時刻をこえたと
き、不在転送の登録を解除する不在転送解除手段を設け
たことを特徴とする請求項９記載のピックアップシステ
ム。