JP2000127340A - 印刷ユニットおよび輪転印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷機の製造時および組み立て時に予め胴の
設定をしておき、現場での再調整を不要とする。 【解決手段】 印刷ユニット２が、側枠４と、側枠４に
取り付けられた上部版胴１２とを有している。上部ブラ
ンケット胴１６は上部版胴１２に選択的に接触する。下
部ブランケット胴１８は上部ブランケット胴１６ととも
にニップを形成すし、このニップをウエブ８が通過す
る。下部版胴１４は下部ブランケット胴１８に接触す
る。移動可能な版胴１２，１４および上部ブランケット
胴１６の移動可能なハウジング４０，４４に設けられた
付勢手段６０，６２および円板状部材８２は、版胴１
２，１４および上部ブランケット胴１６に設けられた枕
２０にかかる力をそれぞれ調整する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は印刷ユニット、特
に、枕を備えた印刷ユニットのための、外部からの影響
を受けず信頼性の高い胴設定および胴逃がし機構に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】欧州特許公開第０１９３０１２号は印刷
機と印刷方法を開示している。印刷機は、印刷胴を、胴
に接していた枕が離れる胴逃がし位置と胴入れ位置、す
なわち印刷位置との間で移動させるための、改良された
方法および装置を含むものである。その発明の一実施形
態では、胴がピボット回転できるように取付けられた支
持ねじに付勢力を加えるばねにより、印刷胴は、胴逃が
し位置に強制的に位置づけられる。この発明の他の実施
形態では、胴は、胴を胴逃がし位置の方に強制的に位置
づける片持ち梁状の板ばねに取付けられている。印刷胴
を胴逃がし位置から印刷位置まで動かすために、印刷胴
のうちの１つに力を直接加えるモータが設けられてい
る。他の印刷胴は、印刷胴に接続された枕の間を伝達さ
れた力の作用により、胴逃がし位置から印刷位置まで移
動される。

【０００３】米国特許第５３０１６０９号に対応する欧
州特許公開第０６２５４２３号は、スキューと胴逃がし
機構を有する印刷ユニットを開示している。印刷ユニッ
トは、枠と、第１および第２のブラケットと、上部およ
び下部版胴を有する。第１のブラケットは、枠に対して
相対的に移動するように、この枠上に支持されている。
上部版胴は第１のブラケットとともに移動するように支
持された端部を有する。第２のブラケットも、枠に対し
て相対的に移動するように、枠に支持されており、下部
版胴は第２のブラケットとともに移動するように支持さ
れた端部を有する。印刷ユニットは、スキュー機構と胴
逃がし機構も有している。スキュー機構は、ブラケット
を、枠に対して互いに独立して横断するように動かす。
胴逃がし機構は、ブラケットを枠に対してピボット回転
させる。胴逃がし機構は、圧胴と、２つのブラケット間
に連結されたピストンロッドとを有する。圧胴とピスト
ンロッドは、ブラケットにピボット式に連結されてお
り、また、スキュー機構によりブラケットが横断するよ
うに動かされた時、ブラケットに対してピボット回転す
る。このように、胴逃がし機構は、胴逃がしのための互
いの連結を維持しつつ、ブラケットを互いに独立に斜め
方向に進めさせることを可能にする。

【０００４】米国特許出願第０９／１０３７１０号は、
枠と、枠に移動可能に取付けられた第１の版胴と、第１
の版胴と選択的に接触する第１のブランケット胴とを有
する、ウェブ印刷用のオフセット印刷機を開示してい
る。第１のブランケット胴とともにニップを形成するた
めの第２のブランケット胴は、第２の版胴に接触してい
る。印刷機は、両面印刷のウェブ上に第１の版胴と第１
のブランケット胴とが直接接触する第１の動作状態と、
ウェブが第２のブランケット胴により印刷がなされてい
る間に第１の版胴の版を交換可能なように第１の版胴と
第１のブランケット胴とが分離される第２の動作状態と
を有する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】輪転印刷機の技術分野
において胴の設定（impression setting）についての種
々の方式にて、枕付きの印刷機のための様々な胴逃がし
アセンブリが様々な生産ラインで多年にわたって印刷機
製造者により開示されてきた。現在の胴の設定方法は、
難しい測定に時間がかかるとともに高価なアセンブリを
必要とする。印刷領域内の各ニップに関して、所望の
胴、特に枕の押し付けを設定するために、現在の構造
は、作業者が手動で回転留め金等の機構を調整すること
により大型偏心支持ハウジングを回転させる必要があ
る。得られた押し付け量は回転留め金の調整に対して非
常に影響されやすい。胴の設定結果を測定する簡単な方
法はない。この方法で用いられている偏心支持ハウジン
グは、時間が経つにつれ許容できないほどに摩滅すると
ともに、調整の間、側枠に固着される傾向にある。部品
の不可避な摩滅により、印刷アセンブリは現場での定期
的な再調整が必要となり、これにより各印刷機械に非稼
動時間を避けられないことになる。

【０００６】分離機構が、胴の設定と印刷胴の胴逃がし
との両方に必要である。この結果、アセンブリにかかる
コストと複雑さとが増すことになる。版が接触したまま
でブランケット胴を分離させる手段はない。この特徴に
より、ウエブが同じ場所にとどまったままで版を交換す
ることができる。

【０００７】機械の通常の動作の際、胴の一端を変位さ
せることにより隣接するブランケット胴に対して各版胴
を引き起こすことが必要な場合がある。既存の構成で
は、この相対角運動は各胴の可動端における変化をもた
らすことになる。

【０００８】過去に、概略を上述したようなこれらの欠
点をなくすために様々な試みが企てられてきた。ほんの
わずかに偏心した支持ハウジングが、調整の感度を下げ
る試みとして、最終的にねじが切られた回転留め金に連
結されている。その結果、得られる機械的な大きな利点
によりアセンブリが自ら固定されることになる。破れた
ウェブが版胴に巻き付いた場合、その調整装置は動かな
いので、結果的には印刷胴に永久的な損傷を与えるかも
しれない。枠とハウジングとの接触面の固着および摩滅
を最小限にするため、孔部の厚さを厚くするとともに合
成潤滑剤が導入された。これは少し効果があっただけ
で、各アセンブリにかかるコストをかなり上げてしまっ
た。

【０００９】概略を上述した従来技術およびその技術分
野において直面した問題に鑑み、本発明の目的は、印刷
機の製造時および組み立て時に予め胴の設定をすること
と、現場での再調整を避けることである。

【００１０】さらに、本発明の目的は、簡単な方法で印
刷の設定を調整することと、従来の構造と比べて外部か
らの影響を受けないようにすることである。

【００１１】また、本発明のさらに他の目的は、支持ハ
ウジングの摩滅をなくすことと、胴の設定に影響を与え
ることなく版胴の引き起こしを可能とすることである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、印刷ユ
ニットは、枠と、枠に取付けられた上部版胴と、上部版
胴と、上部ブランケット胴とともにニップを形成する下
部ブランケット胴と、ニップを通過するウェブとに選択
的に接触する上部ブランケット胴と、下部ブランケット
胴に接触する下部版胴と、可動胴の可動ハウジングに付
属し、それぞれ印刷ユニット胴に付属した枕にかかる力
を調整する胴設定手段（impression setting means）と
を有する。

【００１３】本発明による多くの利点により、工場にお
ける各印刷機の組み立ての間の胴の条件の設定を非常に
簡単にできる。一旦、印刷機が顧客の手に渡り、セット
アップがなされると、現場での再調整は不要である。各
胴の支持部は可動ハウジングに設けられているので、支
持ハウジングによる側枠の支持孔の摩滅はなくなり、こ
れにより、各印刷ユニットの側枠で摩擦による侵食は発
生しない。版胴は、各胴支持ハウジングに設けられた圧
縮ばねにより予め付勢されているので、ブランケット胴
の外周上に破れたウェブが巻き付いた場合、胴は、ウェ
ブの破れに対し影響を及ぼす各ブランケット胴に向けて
相対的に移動可能である。

【００１４】本発明のさらなる詳細によれば、移動可能
に取付けられた胴ハウジングに付属する作動部材が、各
ハウジングを一緒に作動させる。作動部材は、印刷ユニ
ットの各側枠に取付けられた、固定止め部に取付けられ
ている。作動部材には、可動ハウジングの各レバーとそ
れぞれ協働する複数の止め部が設けられている。胴の設
定手段に付属した圧縮手段により、支持ハウジングのレ
バーは付勢されている。圧縮手段は圧縮ばね、すなわ
ち、直列に、または並列に接続された複数の圧縮ばねで
あってもよく、カップ状ばねのような構成が考えられ
る。

【００１５】前述した作動部材は、加圧された流体が詰
められた油圧シリンダあるいは空気圧シリンダとするこ
ともできる。作動部材には、圧縮手段を備えた上部取付
け部および下部取り付け部が付属している。

【００１６】可動上部ブランケット胴の重量を補償する
ために、ばねで付勢されている補償アセンブリがこの胴
に付属している。上部ブランケット胴は、作動のための
油圧あるいは空気圧のシリンダを有する分離作動部材に
より動かすことができる。このことにより、ブランケッ
ト胴の間のウェブをそのままにして版を交換するため
に、上部ブランケット胴を下部ブランケット胴から離す
ことができる。分離作動部材により、ブランケット胴
は、前述した上部および下部ブランケット胴がれぞれ独
立して作動することができる。

【００１７】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。

【００１８】図１（ａ）に印刷ユニットの印刷領域を示
している。

【００１９】印刷ユニット２は上部印刷胴対と下部印刷
胴対とを有している。上部印刷ユニット胴対は、基本的
には、どちらもそれぞれピン２４、２６周りに移動可能
な上部版胴１２および上部ブランケット胴１６から構成
される。下部ブランケット胴対は、基本的に、下部ブラ
ンケット胴１８および下部版胴１４から構成され、以下
により詳細に説明するように下部版胴１４のみがピン２
８周りに移動可能である。下部ブランケット胴１８は各
印刷ユニット２の側枠４に対して固定されている（図１
（ｂ）参照）。ウェブ材８はウェブ搬送方向１０に搬送
され、それぞれ、移動可能に取付けられた上部ブランケ
ット胴１６と固定的に取付けられた下部ブランケット胴
１８との表面の間に形成された各ニップを通過する。移
動可能に取付けられた上部版胴１２は、レバー４２を有
する版胴支持ハウジング４０に取付けられている。上部
ブランケット胴１６は、レバー４６が付属しているブラ
ンケット胴支持ハウジング４４に取付けられている。下
部印刷ユニット胴対に関しては、下部ブランケット胴１
８は固定的に取付けられており、一方、移動可能に取付
けられている下部版胴１４は、レバー４２が付属してい
る版胴支持ハウジング４０に支持されている。各ウェブ
搬送板６に対してわずかに傾けられている作動アセンブ
リはロッド部材６４を有しており、作動アセンブリ４８
は上部取付け部材５０と下部取付け部材５２とを含む。
作動アセンブリ４８は、空気圧シリンダ、油圧シリン
ダ、または電磁装置を含むものであってもよく、さらに
は電気モータもしくは他の好適な駆動手段を含むもので
あってもよい。

【００２０】作動部材は上部固定止め部３４とそれぞれ
の下部固定止め部３６に取付けられており、両止め部３
４，３６は、それぞれ印刷ユニット２の各側枠４に取付
けられている。上部固定止め部３８はロッド部材６４に
取付けられており、上部版胴１２の版胴支持ハウジング
４０のレバー４２に付属している。上部止め部４７は、
上部取付け部材５０の上方で、上部ブランケット胴１６
のブランケット胴支持ハウジング４４に付属したレバー
部材４６に付属している。下部止め部５４が、下部取付
け部材５２に付属しており、下部止め部５４は基本的に
はブランケット胴支持ハウジング４０のレバー部材４２
に付属している。図１（ａ）は、分離作動部材セット７
２により作動させられるブランケット胴支持ハウジング
をさらに示すものである。分離作動部材セット７２は流
体管７８によってオイルが与えられたシリンダーを有し
てもよい。作動部材は、シリンダー７２から延びたロッ
ドに取付けられている分離止め部７４をさらに有しても
よい。分離止め部７４は、レバー４６に下方から接する
ように、前記の延びているロッド上に取付けられてい
る。シリンダーは、印刷ユニット２の各側枠４に取付け
られたシリンダー取付け部７６に軸支されている。さら
に、追加のばねアセンブリ６６がブランケット胴支持ハ
ウジング４４のレバー４６に付属している。追加のばね
アセンブリ６６は、円板状部材８２に支持されたコイル
ばねのような圧縮手段６８を有している。圧縮手段６８
は、ロッド部材７０上にしっかりと固定され、この圧縮
手段６８はレバー４６を下側から支持している。

【００２１】追加のばねアセンブリ６６は、上部可動ブ
ランケット胴１６の付加的な速度を補償するために設け
られている。下部ブランケット胴１８は固定的に取付け
られているので、作動アセンブリ４８は２つの上部印刷
ユニット胴および１つの下部印刷ユニット胴のそれぞれ
を動かそうとする。よって、追加のばねアセンブリ６６
によって、胴アセンブリ４８を作動させる際の上部可動
ブランケット胴１６の付加的な重量が補償される。

【００２２】図１（ｂ）は、側枠にそれぞれ取付けられ
ている版胴支持ハウジング４０およびブランケット胴支
持ハウジング４４の概略図である。

【００２３】印刷ユニット胴１２、１４、１６のそれぞ
れの短軸３２上にそれぞれ枕２０が取付けられている。
作動アセンブリ４８と上部および下部の付勢部材６０、
６２とによって、以下に説明するように、枕２０の接触
は広い調整範囲内で調整可能である。図１（ｂ）は、版
胴支持ハウジング４０あるいはブランケット胴支持ハウ
ジング４４が、いかにして印刷ユニット２の側枠４内に
移動可能に取付けられているかを示している。プレート
またはブランケット胴支持ハウジングには、印刷ユニッ
ト胴のそれぞれの支持部を受け入れる各穴２２が設けら
れている。版胴支持ハウジング４０またはブランケット
胴支持ハウジング４４のそれぞれの移動を可能にするた
めに、各ハウジングは固定ピボットピン２４と、２つの
並進ピボットピン２６、２８の周りをそれぞれ回転す
る。

【００２４】図２は、胴逃がし位置にある各印刷ユニッ
ト胴を示す。

【００２５】この段階で、作動アセンブリ４８は下部取
付け部材５２を下方へ動かし、これによって、下部止め
部５４は、下部版胴支持ハウジング４０を並進ピボット
ピン２８周りに移動させる。上部取付け部材５０は、止
め部４７と上部止め部３８とを動かすために、上方へ移
動させられる。その結果、上部版胴支持ハウジング４０
および上部ブランケット胴支持ハウジング４４は、固定
ピボットピン２４と並進ピボットピン２６との周りを移
動する。この段階で追加のばねアセンブリ６６は、上部
可動ブランケット胴１６の重量を補償する。全ての可動
胴はばね５６、６８によりそれぞれ荷重がかかっている
ので、胴の設定（impression setting）は、各版胴１
２、１４の引き起こし動作の際にさほど変わらない。版
胴支持ハウジング４０は並進ピボットピン２６、２８に
それぞれ軸支されているので、各ブランケット胴１６、
１８に対する各版胴１２、１４の引き起こし動作が達成
できる。図２に示されるこの段階において、第２の作動
ユニット７２は使われず、３つの可動胴が作動ユニット
４８により作動させられ、上部可動ブランケット胴は追
加のばねアセンブリ６６により支持されている。

【００２６】図３には、上部可動ブランケット胴の分離
胴逃がし状態が示されている。

【００２７】この構成において、上部ブランケット胴支
持ハウジング４４は、レバー４６に付属した第２の作動
部材７２により動かされる。作動部材４８は、非動作位
置では、このように分離作動部材７２が上部ブランケッ
ト胴支持ハウジング４４のみに突き当たる。図３からわ
かるように、上部可動ブランケット胴１６の表面と、固
定された各下部ブランケット胴１８の表面との間に、ニ
ップが形成されている。両ブランケット胴１６、１８
は、それぞれ、今や互いに独立して分離可能なので、ウ
ェブ８が印刷ユニット２の所定の位置にありながらも版
の交換を行うことができる。

【００２８】図４には、固定ブランケット胴上のウェブ
材の部分的な巻き付き状態が示されている。

【００２９】この構成においては、破れたウェブが、固
定された下部ブランケット胴１８の外周に部分的に巻き
付いている。巻き付いた部分は参照数字８４で示されて
いる。各ピン２４、２６の周りを上部版胴１２と上部ブ
ランケット胴１６が移動し、一方、下部版胴１４が対応
する並進ピン２８の周りを移動するように、ウェブ８の
巻き付いた部分により、下部ブランケット胴１８の直径
が実質的に大きくなっている。版胴１２、１４はそれぞ
れ圧縮ばね５６により予め付勢されている。ウェブが破
れた後の胴の損傷が発生するのを防止するために、各ピ
ン２４、２６、２８の周りの可動胴の移動により、胴は
容易に別の位置をとることができる。図４からわかるよ
うに、作動部材４８がその非作動位置にあるとき、上部
版胴１２および上部ブランケット胴１６の相対移動と、
下部版胴１４の相対移動とは、固定ブランケット胴１８
の直径の増加のみによるものである。

【００３０】胴に予め付勢する段階による、可動印刷ユ
ニット胴１２、１４、１６の前記した動作を考えると、
ウェブ材８の巻き付きが胴１２、１４、１６をそれぞれ
傷つけることはない。圧縮手段５６の上方に配置された
付勢手段６０、６２は、それぞれの付勢力の正確な測定
の調整を容易に可能にする。このように、各枕２０の表
面間の正確な圧力は工場で設定でき、後に現場で再調整
の必要がなく、また、各ブランケット胴に対する上部お
よび下部版胴の引き起こしを不可能にすることもない。
このように、前もって調整された胴の設定は、並進ピボ
ットピン２６、２８にそれぞれ軸支された版胴１２、１
４の引き起こしの間も維持することができる。上部およ
び下部の付勢手段６０、６２はナットでもよく、このナ
ットの１／４回転で、枕２０の接触線が、全調整範囲の
２％以下である約０．０２５４ｍｍ（約０．００１イン
チ）だけ変わる。本発明の構成によるさらに他の利点
は、胴の設定に要求される力の設定の方法が簡単である
ということである。前もって決められた、予め付与され
る付勢力の設定、すなわち、力の設定を行った後、胴の
設定量は、一例としてナットが挙げられている上部と下
部の付勢手段６０、６２の位置を測定することによって
容易に測定される。

【図面の簡単な説明】

【図１】印刷領域の正面図を示す図である。

【図２】図１により示された印刷領域の胴逃がし状態を
示す図である。

【図３】ブランケット胴のみが離れた印刷領域を示す図
である。

【図４】アセンブリへの被覆の効果を説明する図であ
る。

【符号の説明】

２ 印刷ユニット ４ 側枠 ６ ウェブ搬送板 ８ ウェブ １０ ウェブ搬送方向 １２ 上部版胴 １４ 下部版胴 １６ 上部ブランケット胴 １８ 下部ブランケット胴（固定） ２０ 枕 ２２ 孔 ２４ 固定ピボットピン ２６ 並進ピボットピン ２８ 並進ピボットピン ３０ 支持部 ３２ 短軸 ３４ 上部固定止め部 ３６ 下部固定止め部 ３８ 上部止め部 ４０ 版胴支持ハウジング ４２ レバー ４４ ブランケット胴支持ハウジング ４６ レバー ４７ 止め部 ４８ 作動アセンブリ ５０ 上部取付け部材 ５２ 下部胴取付け部材 ５４ 下部止め部 ５６ 圧縮手段 ５８ 円板状部材 ６０ 上部付勢手段 ６２ 下部付勢手段 ６４ ロッド部材 ６６ 追加のばねアセンブリ ６８ 圧縮手段 ７０ ロッド部材 ７２ 分離可動部材 ７４ 分離止め部 ７６ 胴取付け部 ７８ 流体管 ８０ 流体管 ８２ 円板状部材 ８４ 巻き付いたウェブ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Ｋｕｒｆｕｅｒｓｔｅｎ−Ａｎｌａｇｅ 52−60，Ｈｅｉｄｅｌｂｅｒｇ，Ｆｅｄｅ ｒａｌ Ｒｅｐｕｂｌｉｃ ｏｆ Ｇｅｒ ｍａｎｙ (72)発明者 ジョゼフ ドォリー ダグラス アメリカ合衆国 03042 ニューハンプシ ャー州 エッピング ハービー レイン 26 (72)発明者 デービット ジョン ガグノン アメリカ合衆国 03820 ニューハンプシ ャー州 ドーバー セントラル アヴェニ ュー ２番 166

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 枠（４）と、 前記枠（４）に取付けられた上部版胴（１２）と、 前記上部版胴（１２）と、上部ブランケット胴（１６）
   とともにニップを形成する下部ブランケット胴（１８）
   と、前記ニップを通過するウェブ（８）とに選択的に接
   触する前記上部ブランケット胴（１６）と、 前記下部ブランケット胴（１８）に接触する下部版胴
   （１４）と、 前記可動胴（１２、１４、１６）の可動ハウジング（４
   ０、４４）に付属し、それぞれ印刷ユニット胴（１２、
   １４、１６）に付属した枕（２０）にかかる力を調整す
   る胴設定手段（６０、６２、８２）とを有する印刷ユニ
   ット。
2. 【請求項２】 作動部材（６４）が前記可動ハウジング
   （４０、４４）に付属しており、該可動ハウジング（４
   ０、４４）を一緒に作動させる請求項１に記載の印刷ユ
   ニット。
3. 【請求項３】 前記作動部材（６４）は、枠（４）に取
   付けられた固定止め部（３４、３６）に付属している請
   求項２に記載の印刷ユニット。
4. 【請求項４】 前記作動部材（６４）は、前記可動ハウ
   ジング（４０、４４）の各レバー（４２、４６）に付属
   する止め部（３８、４７、５４）を備えている請求項２
   に記載の印刷ユニット。
5. 【請求項５】 前記版胴支持ハウジング（４０）は、各
   胴設定手段（６０、６２）に付属する圧縮手段（５６）
   によって付勢されている請求項２に記載の印刷ユニッ
   ト。
6. 【請求項６】 前記圧縮手段（５６）は、圧縮ばねであ
   る請求項５に記載の印刷ユニット。
7. 【請求項７】 前記圧縮手段（５６）は、カップ状ばね
   である請求項５に記載の印刷ユニット。
8. 【請求項８】 前記圧縮手段（５６）は、圧縮ばねユニ
   ットである請求項５に記載の印刷ユニット。
9. 【請求項９】 前記圧縮ばねユニットは、直列に接続さ
   れて、または、互いに並列に取付けられている請求項８
   に記載の印刷ユニット。
10. 【請求項１０】 前記作動部材（６４）は、作動アセン
    ブリ（４８）によって作動させられる請求項２に記載の
    印刷ユニット。
11. 【請求項１１】 前記作動アセンブリ（４８）は、油圧
    シリンダを含む請求項１０に記載の印刷ユニット。
12. 【請求項１２】 前記作動アセンブリ（４８）は、空気
    圧シリンダを含む請求項１０に記載の印刷ユニット。
13. 【請求項１３】 前記作動アセンブリ（４８）は、流体
    駆動モータあるいは電気モータである請求項１０に記載
    の印刷ユニット。
14. 【請求項１４】 前記作動アセンブリ（４８）は、前記
    圧縮手段（５６）を備えた作動部材（４６）が付属した
    上部取付け部材（５０）および下部取付け部材（５２）
    をそれぞれ含む請求項１０に記載の印刷ユニット。
15. 【請求項１５】 補償アセンブリ（６６）が、ブランケ
    ット胴支持ハウジング（４４）に付属している請求項１
    に記載の印刷ユニット。
16. 【請求項１６】 前記ブランケット胴支持ハウジング
    （４４）は、前記側枠（４）に固定されたピボットピン
    （２６）の周りにピボット回転可能に取付けられている
    請求項１に記載の印刷ユニット。
17. 【請求項１７】 前記版胴支持ハウジング（４０）は、
    並進ピボットピン（２４、２８）にそれぞれピボット回
    転可能に取付けられており、各ブランケット胴（１６、
    １８）に対して各版胴（１２、１４）の引き起こしを可
    能にするものである請求項１に記載の印刷ユニット。
18. 【請求項１８】 前記上部ブランケット胴（１６）は、
    前記上部ブランケット胴（１６）のみの分離を可能にす
    る分離作動部材（７２）を含む請求項１に記載の印刷ユ
    ニット。
19. 【請求項１９】 前記分離作動部材（７２）は、分離止
    め部（７４）を含み、前記側枠（４）に取付けられてい
    る請求項１８に記載の印刷ユニット。
20. 【請求項２０】 枠（４）と、 前記枠（４）に取付けられた上部版胴（１２）と、 前記上部版胴（１２）と、上部ブランケット胴（１６）
    とともにニップを形成する下部ブランケット胴（１８）
    と、前記ニップを通過するウェブ（８）とに選択的に接
    触する上部ブランケット胴（１６）と、 前記下部ブランケット胴（１８）に接触するための下部
    版胴（１４）と、 前記可動胴（１２、１４、１６）の可動ハウジング（４
    ０、４４）に付属し、それぞれ印刷ユニット胴（１２、
    １４、１６）に付属した枕（２０）にかかる力を調整す
    る胴設定手段（６０、６２、８２）とを有する輪転印刷
    機。