JP2000121385A - モ―タ回転位置検出装置 - Google Patents
モ―タ回転位置検出装置Info
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Abstract
このような磁気センサの位置精度を向上できるモータ回
転位置検出を提供する。 【解決手段】 ケース100内にガイド106が設けら
れており、基板108をケース100に収容しつつガイ
ド106に基板108を係合させれば基板108の位置
決め、すなわち、基板108に取り付けられたホールI
C40、42の位置決めが終了する。このように、ガイ
ド106に基板108を係合させるだけでホールIC4
0、42の位置決めを含めた組み付けができるため、組
付工程における作業性が向上する。
Description
パワーウインドウに用いられる駆動モータの回転位置を
検出するモータ回転位置検出装置に関する。
を防止する、いわゆるジャムプロテクションパワーウイ
ンドウがある。
アーマチャの正転、逆転により、窓ガラスが上昇(閉方
向移動)、下降(開方向移動)する。窓ガラスの上昇
中、窓ガラスの窓枠上縁部との間に異物が挟み込まれる
と、駆動モータにはロック電流が生ずる。ロック電流の
発生によって窓ガラスは上昇を止めそして直ちに下降
し、異物の挟み込みが防止される。
動モータにはロック電流が生ずる。
は、ロック電流が発生しても挟み込み防止動作をさせな
いで、そのまま締め切りを完了させる必要がある。
出力軸には、回転方向に異極が並ぶ複数極のマグネット
が設けられると共に、マグネットに対応して駆動モータ
の固定側にはホールICが装着され、アーマチャの回転
に伴い、ホールICからパルスがECU(乃至CPU)
に発せられる。
ャの窓ガラス上昇方向回転に伴いアップカウントされ、
逆に、アーマチャの窓ガラス下降方向回転に伴いダウン
カウントされ、窓ガラスの位置はパルスカウント数によ
って検出される。
生した場合、パルスカウント数が、予め設定されたパル
スカウント数nに達しない間は、ロック電流の発生によ
って挟み込み防止動作が行われ、パルスカウント数が、
パルスカウント数nに達した以降は、ロック電流の発生
によっても挟み込み防止動作が行われない。すなわち、
パルスカウント数n以降は、挟み込み防止動作を行わず
窓ガラスの閉め切り動作を正常に行える不感帯とされ
る。
ホールICは、通常、駆動モータのハウジング内に設け
られるが、ハウジング内のような狭く限られた空間内で
のホールICの組付作業は煩雑であり、この組付工程で
の作業性の煩雑さ故にホールICの位置精度を向上させ
ることが難しかった。
ような磁気センサの組み付け性を向上でき、更に、この
ような磁気センサの位置精度を向上できるモータ回転位
置検出装置を提供することが目的である。
転位置検出装置は、モータのアーマチャの回転方向に沿
って交互に異極が並ぶ複数極とされて前記アーマチャの
長手方向略中央に設けられ、前記アーマチャと共に回転
するマグネットと、基板に組み付けられた状態で前記マ
グネットに対向し、前記アーマチャの回転に伴いパルス
を発する磁気センサと、前記アーマチャを収容するハウ
ジングの外側に組み付けられ、内部に前記基板の少なく
とも一部を収容するケースと、前記ケースの内側面に設
けられ前記ケース内への前記基板の収容時に前記基板の
外周部に係合して前記基板を支持する係合部と、を備え
ている。
ハウジングの外側にケースが組み付けられており、この
ケースの内部に基板の全部あるいは一部(すなわち、少
なくとも一部)が収容され、基板に組み付けられた磁気
センサで、アーマチャの回転に伴いパルスが発せられ、
パルスの発生に基づき、モータの回転位置等が検出され
る。
ースの内側面に係合部が設けられており、基板の少なく
とも一部をケースに収容しつつ係合部に基板の外周部を
係合させれば基板の位置決め、すなわち、基板に取り付
けられた磁気センサの位置決めが終了する。このよう
に、係合部に基板を係合させるだけで磁気センサの位置
決めを含めた組み付けができるため、組付工程における
作業性が向上する。
ガタつきが防止され、より確実な磁気センサによるセン
シングが得られ、信頼性が増す。
は、モータのアーマチャの回転方向に沿って交互に異極
が並ぶ複数極とされて前記アーマチャに設けられ、前記
アーマチャと共に回転するマグネットと、基板に組み付
けられた状態で前記マグネットと対向し、前記アーマチ
ャの回転に伴いパルスを発する磁気センサと、前記アー
マチャを収容するハウジングを構成するハウジング壁に
一体形成されたケース壁を有し、前記ハウジングの外側
へ向けて開口して、内部に前記基板の少なくとも一部を
収容するケースと、前記ケースの内側面に設けられ前記
ケース内への前記基板の収容時に前記基板の外周部に係
合して前記基板を支持する係合部と、を備えている。
内部にアーマチャを収容したハウジングを構成するハウ
ジング壁にはケースを構成するケース壁が一体形成され
ており、このケース壁を含んで構成されるケースの内部
に基板の全部あるいは一部(すなわち、少なくとも一
部)が収容され、基板に組み付けられた磁気センサで、
アーマチャの回転(すなわち、マグネットの回転)に伴
いパルスが発せられ、パルスの発生に基づき、モータの
回転位置等が検出される。
ケースがハウジングの外側へ向けて開口していると共
に、ケースの内側面に係合部が設けられているため、ケ
ースの開口側、すなわち、ハウジングの外側から基板の
少なくとも一部をケースに収容しつつ係合部に基板の外
周部を係合させれば基板の位置決め、すなわち、基板に
取り付けられた磁気センサの位置決めが終了する。この
ように、係合部に基板を係合させるだけで磁気センサの
位置決めを含めた組み付けができるため、組付工程にお
ける作業性が向上する。
ケースを構成するケース壁がハウジング壁と一体化され
て、ケース内のスペースが広く確保され、基板の取り付
け自由度が増す。すなわち、磁気センサを保持収容する
ためのケースをハウジング壁にビス止めやかしめ等で固
定する必要がなく、ビス止め部やかしめ部等を要しない
分、ケース内スペースを広く取れ、基板を大きくでき、
容易に磁気センサを装着することが可能となる。
れることにより、ケースががた付いたり、外れたりする
恐れもない。そして、組み付け精度が向上し、より確実
な磁気センサのセンシングが得られ、信頼性が増す。
化によって、ケースを固定するためのビス等が不要とな
り、部品点数を削減することができる。
は、請求項1又は請求項2記載の本発明において、前記
ケース内に前記基板の少なくとも一部が埋設されるポッ
ティングを施したことを特徴としている。
ケース内にポッティングが施され、このポッティングに
基板が埋設されることにより、基板に対するシール性が
得られ、防水性が向上する。
明の第1の実施の形態について説明する。
クションパワーウインドウでは、車両ドア12内に、駆
動モータ(例えば、直流電動機)14が設けられる。駆
動モータ14には、これによって回転駆動されるドラム
16が連結され、ドラム16には、ワイヤ18の両端部
が螺旋状に巻き取られる。ワイヤ18の中間部には、キ
ャリアプレート20が固定され、ドラム16の正転、逆
転によって、キャリアプレート20がガイドレール22
を上下して、キャリアプレート20に取り付けられた窓
ガラス24が上昇(扉閉方向移動)、下降(扉開方向移
動)する。
回転子(アーマチャ)26のモータ出力軸28の中間部
に、ウオーム30が形成され、ウオーム30にはヘリカ
ルギヤ32が噛合し、これらは、ハウジング34(図3
に示す)内に収容される。ヘリカルギヤ32には、出力
歯車36が同軸に設けられてハウジング34外に突出
し、出力歯車36には、上記ドラム16が噛合して連結
される。アーマチャ26の正転(矢印A方向の回転)、
逆転(矢印B方向の回転)によって、ドラム16が正転
(矢印A方向の回転)、逆転(矢印B方向の回転)す
る。
環状にマグネット38が設けられる。マグネット38
は、アーマチャ26の回転方向に異極が並ぶ複数極とさ
れる。本実施の形態では、極数は2極であるマグネット
38に対応して、モータ出力軸28の半径方向でハウジ
ング34外に、磁気センサを構成するホールICが、2
個設けられる(第1ホールIC40、第2ホールIC4
2)。図3に示されるように各ホールIC40、42は
基板50に組み込まれ、更に、基板50はケース44に
内蔵される。ケース44は、図4、図7及び図8に示す
ように、軸方向に対して直交する方向に沿って切った断
面形状が略偏平形状(詳細には、円形の一部を平行にカ
ットした略小判形状)のハウジング34外面に固定さ
れ、ケース44の一端がハウジング34壁の雌ねじ部4
7にビス48で螺合締め付けられると共に、この一端側
及び他端側のかしめ孔46に、ハウジング34壁の突起
(図7に示す)が挿通されて熱かしめられる。
に、第2ホールIC42に対して、アーマチャ26の逆
転方向に角度間隔θをおいて位置される。本実施の形態
では、角度間隔θは90°とされる。図5に示すよう
に、アーマチャ26の正転に伴い、第1ホールIC40
がパルスを発すると、このパルスの1/4周期遅れて、
第2ホールIC42がパルスを発して、ホールIC4
0、42毎に、パルスが次々と発せられ、発せられたパ
ルスは、基板50上のターミナル52から図示しないE
CU(乃至CPU;制御装置)に送られる。ECUへ
は、図3に示すように、一端がケース44に固定された
ホールIC40、42のリード線としてのパルス信号線
54に加えて、駆動モータ動力線58が、中継用コネク
タ56を介して接続される。
ス発生順序が逆となり、第2ホールIC42がパルスを
発した後、このパルスの1/4周期遅れて、第1ホール
IC40がパルスを発する。
第1ホールIC40のパルスが先に立ち上がり、次に、
第2ホールIC42のパルスが立ち上がる。また、第1
ホールIC40のパルスが先に立ち上がり、次に、第2
ホールIC42のパルスが立ち下がる。
IC42のパルスが先に立ち上がり、次に、第1ホール
IC40のパルスが立ち下がる。
と第2ホールIC42のパルスとが一緒に加算されて、
アーマチャ26の窓ガラス閉方向回転、乃至窓ガラス上
昇方向回転(正転)に伴いアップカウントされ、アーマ
チャ26の窓ガラス開方向回転、乃至窓ガラス下降方向
回転(逆転)に伴いダウンカウントされる。すなわち、
第1ホールIC40で発せられるパルスのパルスカウン
ト数は、2、4、6、・・・となる。
窓ガラス24の昇降位置に対応する。
御について説明する。なお、窓ガラス24の下降限度位
置でのパルスカウント数を0とし、窓ガラスの上昇限度
位置でのパルスカウント数をn+1とする。
4にロック電流(過電流)が発生した場合、パルスカウ
ント数がパルスカウント数nに達しないときは、ロック
電流の発生によって、窓ガラス24は上昇を止め直ちに
下降する、挟み込み防止動作を行う。指等の異物が窓ガ
ラス24と窓枠上縁25との間に挟み込まれると、駆動
モータ14にロック電流が発生するが、上記挟み込む防
止動作は、窓ガラス24の上昇を止めるだけもよい等、
種々の動作が可能である。
4にロック電流が発生した場合、パルスカウント数がパ
ルスカウント数nに達していれば、ロック電流が発生し
ても、窓ガラス24は挟み込み防止動作を行わない。窓
ガラス24の閉め切りのときには、窓ガラス24が窓枠
上縁25との間で抵抗を受けてロック電流が発生する
が、窓ガラス24の閉め切り動作は正常に行われる。す
なわち、パルスカウント数n以降は、ロック電流が流れ
ても挟み込み防止動作を行わず閉め切り動作を正常に行
える、不感帯60とされる。
れであるかを検出して、アーマチャ26の正転、逆転が
判断される。窓ガラス24の下降にあっては、挟み込み
防止動作を行う必要がないので、逆転と判断したときは
挟み込み防止動作の回路を省略することができ、便利で
ある。さらに、アーマチャ26の正転、逆転を判断する
ことによって、窓ガラス24が上昇限度端に達したか、
下降限度端に達したかを判別でき、その上昇限度位置や
下降限度位置で、パルスカウント数をリセットすること
ができる。例えば、窓ガラス24を閉め切ったときのパ
ルスカウント数がn+1に達しないで、あるいは、パル
スカウント数がn+1を越えても、窓ガラス24の上昇
限度位置で、パルスカウント数をn+1にリセットする
ことにより、パルスカウント数と、窓枠に対する窓ガラ
ス24の昇降位置との対応関係が、精度よく得られる。
る。
伴い、ホールIC40、42毎に、パルスが発せられ
る。ホールIC40、42間でパルスに位相差があり、
アーマチャ26の回転量に対するパルス数は、単一のホ
ールICに比して、2倍となり、パルス分解能が高くな
る。
2個の場合、1個の場合に比して、1/2となり、小さ
くなる。不感帯60が小さくなることにより、その分、
窓ガラスの正常な閉め切りを保証して、より小さな異物
についても挟み込み防止動作を確実になすことが可能と
なる。
て、ホールIC40、42のパルスの発生順序が異なる
ので、この異なるのを検出することによって、アーマチ
ャの正転、逆転の判断が可能となる。
マグネット38の極数を増すことなく達成され、また、
アーマチャ26の正転、逆転の判断は、そのための別途
手段を設けることなく達成されて、簡単な構造で済む。
内に露出すると、導電性のあるブラシ粉や飛び半田等の
異物がリード間に付着して誤作動または故障が起きる恐
れがあり、これを防止しようとすれば、耐用期間が短く
ならざるを得ない。上記構成によれば、ホールIC4
0、42がハウジング34外に装着され、ホールIC4
0、42の素子は、ケース44壁、ハウジング34壁に
よって、ハウジング34内と遮断され、ハウジング34
内に露出せず、そのような問題は起きない。
40、42が組み付けられた基板50はケース44と共
にハウジング34の外側に組み付けられているため、ハ
ウジング34内での煩雑なホールIC40、42の組付
作業等に比べると、基板50若しくはホールIC40、
42自体の組み付けが極めて容易となる。
0、42は基板50に組み付けられており、基板50を
ケース44へ組み付けることでホールIC40、42が
組み付けられる。すなわち、使用するホールIC40、
42の数に関係なく基板50の組み付けだけでホールI
C40、42の組み付けが終了する。
ース44に組み付けることを考えた場合、ケース44内
でホールIC40、42へ接続されるパルス信号線54
等の取り回しが煩雑であるのに対し、本実施の形態では
基板50を介してパルス信号線54等とホールIC4
0、42を接続することが可能となるため、上記の不具
合が解消される。
に装着するのに、ケース44がビス48、熱かしめでハ
ウジング34外面に固定されているが、接着剤等で固着
する等、他の固定手段も可能である。
ように、ホールIC40、42間のパルスの位相差は、
パルス幅に対してはこの50%に相当し、これが特に好
ましいが、ホールIC40、42のパルスが同期しない
限り、限定されない。なお、角度間隔θを変更すること
により、位相差の変更が可能である。ただ、各部品の組
み付け誤差等を考慮すれば、パルス幅に対して5%〜9
5%の範囲内の位相差が好ましい。
38の極数が2極であるが、2極に限らず、4極、6極
等の偶数の複数極も可能である。ホールIC間のパルス
の位相差を1/4周期とする角度間隔θは、4極の場
合、45°であり、6極の場合、30°となる。すなわ
ち、角度間隔θ=180/極数(偶数)となる。
Cの個数は2個であるが、これに限定されず、だだ、角
度間隔θをおいてホールICをそれぞれ配置するのであ
れば、2個以上の複数が可能である。この場合、パルス
カウント数は、ホールICの個数倍となり、パルス分解
能が一層高まる。
に基づき説明する。
42を2個内蔵したケース70が、止め具72によって
ハウジング34外面に固定される。止め具72は、板状
とされ、一端がハウジング34外面に固着され、他端部
がケース70をハウジング74壁との間で挟み込むよう
にされる。
る。止め具72を磁性体で形成することにより、マグネ
ット38の磁力線がマグネット38の半径方向外方へ止
め具72に向けて作用し、止め具72とマグネット38
との間に介在するホールIC40、42は、ケース70
壁、ハウジング74壁によってハウジング74内のマグ
ネット38と遮断されても、マグネット38の磁界の検
出を確実になす。
と同様である。
6に基づき説明する。
ハウジング102壁と一体的に形成されている。すなわ
ち、図11乃至図13に示すように、ケース100は、
底壁104と側壁105の一部とがハウジング102壁
と共通とされ、側壁105の残部がハウジング102壁
から立ち上げられ、底壁104と反対側が開放されてお
り、モータ出力軸28の半径方向から見て略矩形形状と
される。
タ出力軸28及びマグネット38の周部を覆うようにそ
れら外形形状に対応して段付き半円弧形状とされる。モ
ータ出力軸28の軸方向と直交する方向で対向する側壁
には、対向内面にそれぞれ、係合部としての凹状のガイ
ド106が突出形成される。
ら底壁104に向けて延設される。基板108の両側縁
が、ガイド106の凹内に係合案内されて、基板108
が、図14に示すように、矢印Pの向きへ、ケース10
0内に挿入される。基板108には、半円弧状の切り欠
き部110が形成され、切り欠き部110は、基板10
8のケース100内への挿入によって、底壁104の半
円弧形状部に対応位置する。図15に示すように、基板
108が底壁104に当接した状態で、ガイド106の
開放端部が圧着(熱かしめ)されて、基板108が所定
位置に保持される。かしめ部位を114で示す。基板1
08の片側面には、マグネット38に対応すべく、ホー
ルIC40、42が突出状態に組み付けられる。ホール
IC40、42は、第1の実施の形態と同様に、所定間
隔θをおいて配置される。
0内は、ポッティング112が施され、基板108はポ
ッティング112中に埋設状態となる。
体化されて、ケース100内スペース(図13に鎖線で
示す領域)が広く確保され、基板108の取り付け自由
度が増す。すなわち、ハウジング外にホールICを装着
するのに、ホールICを保持収容するためのケースをハ
ウジング壁にビス止めやかしめ等で固定する必要がな
く、ビス止め部やかしめ部等を要しない分、ケース10
0内スペースを広く取れ、基板108を大きくでき、容
易にホールIC40、42を装着することが可能とな
る。
2壁と一体化されることにより、ケース100ががた付
いたり、外れたりする恐れもない。そして、組み付け精
度が向上し(磁気センサのセンサ位置ずれがなく)、よ
り確実なホールIC40、42の作動が得られ、信頼性
が増す。
102壁との一体化によって、ビス、ティースワッシャ
等も不要となり部品点数を削減することができる。
2の外側へ向けて開口するケース100の開口側からホ
ールIC40、42を挿入できることになる。したがっ
て、ハウジング102の内部でのホールIC40、42
の組み付けという煩雑な作業を行わずとも、ホールIC
40、42の組み付けが可能であるため、組付工程にお
ける作業性が向上する。
内にガイド106が設けられており、基板108をケー
ス100に収容しつつガイド106に基板108を係合
させれば基板108の位置決め、すなわち、基板108
に取り付けられたホールIC40、42の位置決めが終
了する。このように、ガイド106に基板108を係合
させるだけでホールIC40、42の位置決めを含めた
組み付けができるため、組付工程における作業性が向上
する。
板108のガタつきが防止され、より確実なホールIC
40、42によるセンシングが得られ、信頼性が増す。
形成された切り欠き部110の周囲に沿って所定の間隔
をおいてホールIC40、42が組み付けられ、基板1
08はこの切り欠き部110の側からアーマチャ26の
軸方向に対して直交する方向に沿ってハウジング102
へ組み付けられる。このため、切り欠き部110の内側
にアーマチャ26軸が位置するように基板108を組み
付けることにより、アーマチャ26軸の軸心から各ホー
ルIC40、42までの距離が同じにすることができ
る。このため、組み付け性の向上とホールIC40、4
2の位置精度の向上が図れる。
12で埋めることにより、シール性が得られ、防水性に
優れ、また、基板の保持がより確実となる。
ング102壁と共通とされるので、別途、底壁を有する
ケースを用意するのに比して、図12示すように、ホー
ルIC40、42とマグネット38との距離が短くて済
み、マグネット38の磁力が弱くても、磁気の検出が十
分可能となる。
と同様である。
ず、種々の変更が可能である。例えば、上記各実施例で
は、ジャムプロテクションパワーウインドウに適用した
駆動モータについて説明しているが、駆動モータは、そ
のようなパワーウインドウに限定されるものではなく、
また、パワーウインドウだけでなく、その他の種々の装
置に適用可能であり、更に、直流電動機に限定されず、
他のものでもよい。
サをホールICで構成しているが、これに限定されず、
種々のものが可能である。
個設けられているが、これに限定されず、単一のホール
ICであっても、本発明の作用効果を減ずるものではな
い。
一部を示す斜視図である。
パワーウインドウを示す斜視図である。
図である。
置を示す図である。
IC未装着状態で示す平面図である。
IC装着状態で示す平面図である。
IC未装着状態で示す斜視図である。
ルIC装着状態で示す斜視図である。
ルIC未装着状態で示す斜視図である。
ルIC装着状態で示す平面図である。
ルIC装着過程を示す斜視図である。
相当する図である。
図14に相当する図である。
転位置検出装置は、ウオームが形成された回転軸の軸方
向に対して直交し、前記ウオームに噛み合うヘリカルギ
ヤに同軸的に設けられた出力軸を有するモータの回転位
置を検出するモータ回転位置検出装置であって、前記回
転軸に設けられると共に、前記回転軸の回転方向に沿っ
て異極が交互に並ぶ複数極とされ、前記回転軸と共に回
転するマグネットと、基板に組み付けられた状態で前記
マグネットに対向し、前記アーマチャの回転に伴いパル
スを発する磁気センサと、前記回転軸並びに前記ヘリカ
ルギヤを収容するハウジングの外側で且つ前記出力軸の
軸方向に向いた側に組み付けられ、内部に前記基板の少
なくとも一部を収容するケースと、前記ケースに設けら
れ、前記ケース内への前記基板の収容時に前記出力軸の
軸方向に沿った方向から前記基板が係合可能で、係合状
態で前記基板を支持する係合部と、を備えることを特徴
としている。
回転軸及びヘリカルギヤを収容するハウジングの外側に
ケースが組み付けられており、このケースの内部に基板
の全部あるいは一部(すなわち、少なくとも一部)が収
容され、基板に組み付けられた磁気センサで、回転軸の
回転に伴いパルスが発せられ、パルスの発生に基づき、
モータの回転位置等が検出される。
ースに係合部が設けられており、基板の少なくとも一部
をケースに収容しつつ係合部に基板を係合させれば基板
の位置決め、すなわち、基板に取り付けられた磁気セン
サの位置決めが終了する。このように、係合部に基板を
係合させるだけで磁気センサの位置決めを含めた組み付
けができるため、組付工程における作業性が向上する。
ここで、ケースはハウジングの外側のうち、出力軸の軸
方向に向いた側に組み付けられており、しかも、このケ
ースに形成された係合部は出力軸の軸方向に沿った方向
から基板へ係合可能である。すなわち、本モータ回転位
置検出装置では、ケースの組み付け及び基板の組み付け
が出力軸の軸方向に沿うことになる。このように、モー
タ回転位置検出装置の構成部材の組付方向を統一するこ
とで、組付性を向上できるうえ、例えば、本モータ回転
位置検出装置を組付装置等の機械で自動的に組み付ける
ようにしたとしても、組付方向を統一することで組付装
置の構成を簡素化できる。さらには、出力軸はその軸方
向端部が支持されることになるので、当然のことなが
ら、出力軸は自らの軸方向に沿った方向からハウジング
に組み付けられることになり、したがって、出力軸、ケ
ース、基板が基本的に同じ方向から組み付けられる。こ
のため、より一層組付性が向上することになる。
は、ウオームが形成された回転軸の軸方向に対して直交
し、前記ウオームに噛み合うヘリカルギヤに同軸的に設
けられた出力軸を有するモータの回転位置を検出するモ
ータ回転位置検出装置であって、前記回転軸に設けられ
ると共に、前記回転軸の回転方向に沿って異極が交互に
並ぶ複数極とされ、前記回転軸と共に回転するマグネッ
トと、基板に組み付けられた状態で前記マグネットに対
向し、前記アーマチャの回転に伴いパルスを発する磁気
センサと、前記回転軸並びに前記ヘリカルギヤを収容す
るハウジングを構成するハウジング壁のうち前記出力軸
の軸方向に向いた側のハウジング壁に一体形成されたケ
ース壁を有し、前記ハウジングの外側で且つ前記出力軸
の軸方向へ向いて開口して、内部に前記基板の少なくと
も一部を収容するケースと、前記ケースに設けられ、前
記ケース内への前記基板の収容時に前記出力軸の軸方向
に沿った方向から前記基板が係合可能で、係合状態で前
記基板を支持する係合部と、を備えることを特徴として
いる。
内部に回転軸及びヘリカルギヤを収容したハウジングを
構成するハウジング壁にはケースを構成するケース壁が
一体形成されており、このケース壁を含んで構成される
ケースの内部に基板の全部あるいは一部(すなわち、少
なくとも一部)が収容され、基板に組み付けられた磁気
センサで、回転軸の回転(すなわち、マグネットの回
転)に伴いパルスが発せられ、パルスの発生に基づき、
モータの回転位置等が検出される。
ケースがハウジングの外側へ向けて開口していると共
に、ケースに係合部が設けられているため、ケースの開
口側、すなわち、ハウジングの外側から基板の少なくと
も一部をケースに収容しつつ係合部に基板を係合させれ
ば基板の位置決め、すなわち、基板に取り付けられた磁
気センサの位置決めが終了する。このように、係合部に
基板を係合させるだけで磁気センサの位置決めを含めた
組み付けができるため、組付工程における作業性が向上
する。また、ケースはハウジングの外側のうち、出力軸
の軸方向に向いた側に組み付けられており、しかも、こ
のケースに形成された係合部は出力軸の軸方向に沿った
方向から基板へ係合可能である。すなわち、本モータ回
転位置検出装置では、ケースの組み付け及び基板の組み
付けが出力軸の軸方向に沿うことになる。このように、
モータ回転位置検出装置の構成部材の組付方向を統一す
ることで、組付性を向上できるうえ、例えば、本モータ
回転位置検出装置を組付装置等の機械で自動的に組み付
けるようにしたとしても、組付方向を統一することで組
付装置の構成を簡素化できる。さらには、出力軸はその
軸方向端部が支持されることになるので、当然のことな
がら、出力軸は自らの軸方向に沿った方向からハウジン
グに組み付けられることになり、したがって、出力軸、
ケース、基板が基本的に同じ方向から組み付けられる。
このため、より一層組付性が向上することになる。
40、42が組み付けられた基板50はケース44と共
にハウジング34の外側に組み付けられているため、ハ
ウジング34内での煩雑なホールIC40、42の組付
作業等に比べると、基板50若しくはホールIC40、
42自体の組み付けが極めて容易となる。また、上述し
た本実施例の構成では、ハウジング34へのケース44
の組付方向(すなわち、各ホールIC40、42が組み
込まれた基板50のハウジング34に対する組付方向)
が、ヘリカルギヤ32の軸方向と同方向で、しかも、ヘ
リカルギヤ32がハウジング34へ組み付けられる方向
と同じである。したがって、例えば、これらの部材の組
み立てを自動化する際には、自動化に用いる機械の移動
体(ロボットハンド等)の移動方向が同じになるため、
機械に二次元的、三次元的な複雑な動きをさせる必要が
なくなるため、このような機械の構成を簡素化できると
共に、自動化自体が容易となる。
内にガイド106が設けられており、基板108をケー
ス100に収容しつつガイド106に基板108を係合
させれば基板108の位置決め、すなわち、基板108
に取り付けられたホールIC40、42の位置決めが終
了する。このように、ガイド106に基板108を係合
させるだけでホールIC40、42の位置決めを含めた
組み付けができるため、組付工程における作業性が向上
する。しかも、ハウジング34へのケース100はヘリ
カルギヤ32の軸方向に向けて開口しており、ヘリカル
ギヤ32の組付方向とケース100への基板108の挿
入方向が同一方向となる。更には、ガイド106はヘリ
カルギヤ32の軸方向に沿ってケース100内に収容さ
れた基板108の外周部に係合することになる。すなわ
ち、本実施の形態では、基板108のケース100への
挿入方向、ガイド106に対する基板108の係合方
向、並びにヘリカルギヤ32のハウジング34への組付
方向が同じになる。したがって、例えば、これらの部材
の組み立てを自動化する際には、自動化に用いる機械の
移動体(ロボットハンド等)の移動方向が同じになるた
め、機械に二次元的、三次元的な複雑な動きをさせる必
要がなくなるため、このような機械の構成を簡素化でき
ると共に、自動化自体が容易となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 モータのアーマチャの回転方向に沿って
交互に異極が並ぶ複数極とされて前記アーマチャの長手
方向略中央に設けられ、前記アーマチャと共に回転する
マグネットと、 基板に組み付けられた状態で前記マグネットに対向し、
前記アーマチャの回転に伴いパルスを発する磁気センサ
と、 前記アーマチャを収容するハウジングの外側に組み付け
られ、内部に前記基板の少なくとも一部を収容するケー
スと、 前記ケースの内側面に設けられ前記ケース内への前記基
板の収容時に前記基板の外周部に係合して前記基板を支
持する係合部と、 を備えるモータ回転位置検出装置。 - 【請求項2】 モータのアーマチャの回転方向に沿って
交互に異極が並ぶ複数極とされて前記アーマチャに設け
られ、前記アーマチャと共に回転するマグネットと、 基板に組み付けられた状態で前記マグネットと対向し、
前記アーマチャの回転に伴いパルスを発する磁気センサ
と、 前記アーマチャを収容するハウジングを構成するハウジ
ング壁に一体形成されたケース壁を有し、前記ハウジン
グの外側へ向けて開口して、内部に前記基板の少なくと
も一部を収容するケースと、 前記ケースの内側面に設けられ前記ケース内への前記基
板の収容時に前記基板の外周部に係合して前記基板を支
持する係合部と、 を備えるモータ回転位置検出装置。 - 【請求項3】 前記ケース内に前記基板の少なくとも一
部が埋設されるポッティングを施したことを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載のモータ回転位置検出装
置。
Priority Applications (1)
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1999
- 1999-10-07 JP JP11287372A patent/JP3090449B2/ja not_active Expired - Fee Related
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